JP2023127396A - エレベーターシステム及びエレベーター制御方法 - Google Patents

エレベーターシステム及びエレベーター制御方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023127396000001
【課題】表示パネルで行先階の登録が可能な操作盤を備えたエレベーターとして、登録階の解除操作が適切に行えるようにする。
【解決手段】操作盤として、表示パネルの非接触操作又はタッチ操作を検出する入力判定部と、入力された情報をエレベーター制御装置に送信する入力情報送信部と、受信したセキュリティ解除情報に基づいて、表示パネルにセキュリティ解除階を表示させる行先階表示処理部と、受信した登録階を、表示パネルに表示させる登録階表示処理部とを備える。行先階表示処理部は、乗りかごがいずれかの階床に到着した際に、セキュリティ解除階の個数に応じて、表示パネルの行先階の表示形態を変更するようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は、エレベーターシステム及びエレベーター制御方法に関する。
従来、エレベーターの乗りかご内には、操作盤として、停止できる階に対応した停止階登録ボタンが配置され、乗りかごに乗り込んだ利用者は、目的階の停止階登録ボタンを押す操作を行っている。例えば、10階が目的階のとき、利用者は、停止できる階床に対応して多数配置された停止階登録ボタンの中から、10階の停止階登録ボタンを押す操作を行っている。
10階の停止階登録ボタンが押されることで、押された10階の停止階登録ボタンの表示色が目立つ色に変化し、10階が停止階として登録されたことが判るようにしている。
このような従来の停止階登録ボタンを高度化したものとして、表示機能付きのタッチパネルを乗りかご内に操作盤として配置することが提案されている。また、近年の感染症対策として、タッチパネルを非接触型のパネルとすることが提案されている。非接触型のパネルは、表示パネルに表示されたボタンに、利用者が指を近づけることで、操作されるものである。
ところで、ビル内でのセキュリティを確保するために、特定の階床については、予め許可された利用者だけが行先階として登録できるようにする場合がある。例えば、オフィスビルの場合、各階のオフィスに勤務する利用者が所持した認証用のカードなどを使って認証処理を行って乗りかごに乗車する。これにより、乗りかご内では各自が勤務するオフィスが入居した階のみ、停止階登録ボタンによる操作を受け付ける処理を行うようにする。そして、エントランス階などの共用階以外の階は、各自に許可されていない階が停止階として登録されるのを禁止している。なお、以下の説明では、セキュリティが設定されて、登録された利用者だけが乗車又は降車できる階をセキュリティ階と称し、エレベーター利用時に各利用者が乗車又は降車するセキュリティ階をセキュリティ解除階と称する。
このようなセキュリティ階が設定されたエレベーターの場合にも、表示機能付きのタッチパネルを乗りかご内に操作盤として配置することが提案されている。
例えば、特許文献1には、エレベーターの操作盤が表示パネルを備えて、利用者を乗場などで認証して乗りかごに乗り込んだ際に、表示パネルが行先階候補を表示すると共に、表示した行先階候補が1つの階だけのとき、該当する行先階候補を目的階として自動登録する技術が記載されている。
国際公開2018/037534号公報
特許文献1に記載されたように、利用者を認証して、認証した利用者の行先階を自動登録する処理は、乗りかごの乗客が一人であれば、表示パネルでの行先階候補の表示から目的階の自動登録まで順に実行され、目的階の自動登録が迅速に実行される。これに対して、エレベーターの利用者が複数人の場合には、認証されたそれぞれの利用者ごとの行先階候補の表示を表示パネルが順に行う必要があり、全ての乗客の目的階が自動登録されるまでに時間がかかってしまう。
したがって、特許文献1に記載された技術の場合、混雑時にはエレベーターの利用に時間を要するという問題があった。
本発明は、セキュリティ階が設定された場合に、乗り場やかご内での利用者認証後の乗りかご内の操作盤に行先階を表示する際の操作性や視認性を向上させることができるエレベーターシステム及びエレベーター制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、表示パネルで行先階の登録が可能な乗りかご内の操作盤を備えたエレベーターシステムにおいて、
乗りかご内の操作盤は、
入力されたをエレベーター制御装置に送信する入力情報送信部と、
エレベーター制御装置がセキュリティ管理装置から受信したセキュリティ解除情報に基づいて、表示パネルにセキュリティ解除階を表示させる行先階表示処理部と、
エレベーター制御装置から受信した登録階を、表示パネルに表示させる登録階表示処理部と、を備え、
行先階表示処理部は、乗りかごがいずれかの階床に到着した際に、セキュリティ解除階の個数に応じて、表示パネルの行先階の表示形態を変更するようにした。ここで、セキュリティ解除階の個数に応じた、行先階登録エリアの表示形態の変更指示は、エレベーター制御装置から送信される表示情報に基づいて実施される。
本発明によれば、乗りかごがいずれかの階床に到着した際に、セキュリティ解除階の個数に応じて、行先階を登録する画面の表示形態が変更される。これにより、乗りかご到着時に、セキュリティ解除階の個数に応じて、行先階を登録するための操作性や視認性を向上させた表示が可能になる。例えば、複数人が乗車して複数のセキュリティ解除階を登録階に設定する操作を簡単かつ迅速に行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態例によるエレベーターシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例によるエレベーターシステムの行先階登録装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例による乗りかご内の表示パネル配置例を示す図である。 本発明の一実施の形態例によるテンキー入力モードでの表示例を示す図である。 本発明の一実施の形態例による階床ボタン入力モードでの表示例を示す図である。 本発明の一実施の形態例によるセキュリティ端末の例を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示変化例(乗場認証で自動登録する例)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示変化例(乗場認証+乗りかご内認証で自動登録する例)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示変化例(乗場認証+乗りかご内認証で手動登録する例)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示変化例(同一乗場での乗場認証で複数人利用がある例1)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示変化例(同一乗場での乗場認証で複数人利用がある例2)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示変化例(同一乗場での乗場認証で複数人利用がある例3)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示変化例(異なる乗場での乗場認証で複数人利用がある例1)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示変化例(異なる乗場での乗場認証で複数人利用がある例2)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示変化例(異なる乗場での乗場認証で複数人利用がある例3)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による入力処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による行先階の登録処理の例(前半)を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による行先階の登録処理の例(後半)を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による登録階表示処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例によるセキュリティ連動処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例によるセキュリティ連動の乗場認証処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例によるセキュリティ連動の乗場認証及び乗りかご内認証の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態例(以下、「本例」と称する)によるエレベーターシステムを、添付図面を参照して説明する。
[エレベーターシステムの構成]
図1は、本例のエレベーターシステムの構成を示す。
本例のエレベーターシステムは、図1に示すように、エレベーター制御装置10と、行先階登録装置20とを有する。行先階登録装置20は乗りかごに設置される。また、図1に示すエレベーター制御装置10の構成は、行先階と登録階の設定に関する構成のみを示し、乗りかごの走行制御などのその他の構成は省略している。
エレベーター制御装置10は、各階の乗場におけるかご呼ボタンの操作や、乗りかご内での停止階の登録操作に基づいて、巻き上げ機による乗りかごの走行(昇降)を制御する。ここで、本例のエレベーターの停止階の内の少なくとも一部の階は、セキュリティ管理がなされた階床である。このため、エレベーター制御装置10は、ビルなどに設置されたセキュリティ管理装置30からセキュリティ解除階の情報が伝送された場合に、該当する階床を、乗りかごが停止する目的階として登録することができる。逆に、セキュリティ解除階の情報が伝送されない場合には、該当する階床を目的階として登録することは禁止される。なお、セキュリティ管理装置30は、ビルの外部に設置されたサーバなどで構成される場合もある。
行先階登録装置20は、乗りかご内に配置され、乗りかごに設置された操作盤に配置された非接触入力機能付き表示パネル41(図3)における表示を制御する。また、行先階登録装置20は、表示パネル41に接近した指などでの非接触入力を検出してエレベーター制御装置10に指示を送る。
非接触入力の検出は、非接触センサ42により行われる。表示パネル41は、行先階登録エリア41aと、登録階表示エリア41bとを有する。以下の説明で入力操作という場合には、基本的に非接触での入力操作を示すが、表示パネル41の表面を指で直接タッチした操作を含むこともある。
なお、行先階は、エレベーターの乗りかごに乗車した利用者が降りる目的階を示し、登録階は、その行先階としてエレベーター制御装置10に登録された階を示す。つまり、利用者は、乗りかご内の操作盤で目的階を入力して、目的階を設定する操作を行うことで、目的階が登録され、乗りかごは登録階に停止する。但し、乗りかごは、乗場でのかご呼びなどで登録階以外に停止する場合もある。
また、行先階がセキュリティ階である場合には、セキュリティ管理装置30からセキュリティ解除階の情報が伝送されない限り、該当する階を登録階として登録することができない。
図1の構成の説明に戻ると、行先階登録装置20は、入力処理部21、入力判定部22、入力情報送信部23、行先階表示処理部24、行先階登録エリア更新部25、登録階表示処理部26、及び登録階表示エリア更新部27を備える。
入力処理部21は、非接触センサ42による表示パネル41への非接触での指などの検出状態の情報を入力処理する。
入力判定部22は、入力処理部21で入力処理した検出状態の情報を取得し、表示パネル41のどの表示箇所に指などが接近して非接触操作が行われたかを判定する。
入力情報送信部23は、入力判定部22で判定した非接触操作についての情報をエレベーター制御装置10に送信する入力情報送信処理を行う。
行先階表示処理部24は、エレベーター制御装置10で設定した行先階についての情報を受信し、行先階を登録するためのボタンなどの行先階操作表示処理を行う。
行先階登録エリア更新部25は、表示パネル41の行先階登録エリア41aの表示を、行先階表示処理部24における処理に基づいて更新する。
登録階表示処理部26は、エレベーター制御装置10で設定した登録階についての情報を受信し、登録階を階床順に表示させる登録階表示処理を行う。
登録階表示エリア更新部27は、表示パネル41の登録階表示エリア41bの表示を、登録階表示処理部26における処理に基づいて更新する。
エレベーター制御装置10は、解除階判定部11、解除階処理部12、初期設定表示情報保持部13、表示情報処理部14、表示情報送信部15、及び行先階登録/取消処理部16を備える。
解除階判定部11は、セキュリティ管理装置30の解除階送信部31が送信するセキュリティ解除階の情報を受信し、受信した情報からセキュリティ解除階を判定する。解除階判定部11が判定した解除階は、解除階処理部12と行先階登録/取消処理部16に供給される。
解除階処理部12は、解除階判定部11が判定した解除階を、一時的に該当する乗りかごの解除階に加える処理を行い、現在の解除階の情報を表示情報処理部14に供給する。
表示情報処理部14は、初期設定表示情報保持部13が保持した行先階についての初期情報に、解除階処理部12からの解除階の情報を加えて、行先階や登録階として表示させる表示情報処理を行う。ここで、行先階についての初期情報には、行先階の階床名や、常時セキュリティ解除階、解除階の個数に応じて表示を切り替える個数の閾値などを含む。
表示情報処理部14で得られた表示情報は、表示情報送信部15から行先階登録装置20の行先階表示処理部24と登録階表示処理部26に送信される。ここで、表示情報送信部15には、行先階登録/取消処理部16からの行先階の登録と取消の情報が供給され、行先階の登録又は取消があったとき、表示情報送信部15が送信する表示情報に該当する登録又は取消を反映させる。
行先階登録/取消処理部16は、行先階登録装置20の入力情報送信部23からの情報を受信して、乗りかごでの行先階の登録や取消の操作を判定する。また、行先階登録/取消処理部16は、解除階判定部11から解除階に関する情報も取得する。
[行先階登録装置のハードウェア構成例]
図2は、行先階登録装置20をコンピュータで構成した場合のハードウェア構成例を示す。
コンピュータ装置で構成された行先階登録装置20は、バスにそれぞれ接続された、CPU(Central Processing Unit)20a、主記憶部20b、不揮発性ストレージ20c、ネットワークインタフェース20d、入力部20e、及び出力部20fを備える。
CPU20aは、行先階登録装置20が行う機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを主記憶部20b又は不揮発性ストレージ20cから読み出して実行する演算処理部である。
CPU20aが主記憶部20b又は不揮発性ストレージ20cからプログラムコードを読み出して、主記憶部20bのワークエリアで演算処理を実行することで、主記憶部20bに様々な処理機能部が構成される。すなわち、主記憶部20bには、図1に示す行先階表示処理部24や登録階表示処理部26などの各処理部が構成される。
不揮発性ストレージ20cには、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカードなどの大容量情報記憶媒体が用いられる。不揮発性ストレージ20cには、行先階登録装置20が持つ機能を実現するソフトウェアと、そのプログラムの実行で得られたデータ、並びに表示画面設定に必要なデータが記憶される。
ネットワークインタフェース20dには、例えば、NIC(Network Interface Card)などが用いられ、エレベーター制御装置10などの他の装置とのデータの送受信が行われる。
入力部20eは、非接触センサ42の検出状態に関する情報の入力処理を行う。
出力部20fは、表示パネル41の行先階登録エリア41a及び登録階表示エリア41bに表示データを供給する。
なお、行先階登録装置20を図2に示すコンピュータで構成するのは一例であり、コンピュータ以外のその他の演算処理装置で構成してもよい。例えば、行先階登録装置20が行う機能の一部または全部を、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアによって実現してもよい。
[乗りかご内の表示パネルの配置例]
図3は、本例のエレベーターシステムが備える乗りかご50内に、表示パネル41を設置した例を示す。
図3は、乗りかご50のドア51の近傍を、乗りかご50の内部から見た図である。ドア51の左側及び右側には、ドア脇側板52及び53が配置される。ここで、ドア51の右側のドア脇側板53には、操作盤40が配置されている。
操作盤40には、表示パネル41と非接触センサ42とが配置されている。非接触センサ42は、表示パネル41の表面近傍に接近した指、又はタッチした指などを検出する。また、操作盤40の表示パネル41の下側には、非接触カードリーダ32が配置されている。この非接触カードリーダ32は、例えば乗客が所持したカードを認証して、セキュリティが設定された階床を行先階として登録する場合に利用される。なお、カードリーダ32を認証装置として使用するのは一例であり、例えばカメラを乗りかご50に配置して、カメラが撮影した画像から顔認証してもよい。
表示パネル41は、液晶表示パネルや有機EL(organic electro-luminescence)パネルで構成され、ドア脇側板53の横幅に収まるサイズで縦長に配置されている。表示パネル41は、後述する表示例で説明するように文字や数字、各種図形を表示可能である。そして、非接触センサ42は、例えば赤外線センサで構成され、表示パネル41の左端に配置されて、表示パネル41の表面に指などが接近したことを検出する。
図3の例では、非接触センサ42は、表示パネル41の表面から若干突出した状態で配置され、赤外線などで表示パネル41の表面をスキャンすることが可能になっている。
非接触センサ42は、例えば表示パネル41の表面から数センチ程度まで手指が接近したことを検出する。このとき、非接触センサ42は、表示パネル41のどの箇所に指などが接近した座標位置も検出する。
なお、非接触センサ42として赤外線センサを使用するのは一例であり、その他のセンサで表示パネル41の表面に接近した指などの物体を検出してもよい。例えば、非接触センサ42は、静電容量値から手指の接近を検出するようにしてもよい。静電容量値を検出する非接触センサは、表示パネル41に一体に組み込まれる。
また、図3の例では、操作盤40として表示パネル41と非接触センサ42とを設置した状態を示しているが、例えばドア開やドア閉を指示するボタンや非常通報ボタンなどを表示パネル41の近傍に配置してもよい。あるいは、ドア開やドア閉を指示するボタンや非常通報ボタンを、表示パネル41に表示するようにしてもよい。
なお、ドア51の右側のドア脇側板53に操作盤40や表示パネル41を配置するのは一例であり、ドア51の左側のドア脇側板52に操作盤40や表示パネル41を配置してもよい。この場合、左右のいずれか一方のドア脇側板52又は53に、操作盤40や表示パネル41を配置してもよいし、左右の双方のドア脇側板52、53に、操作盤40や表示パネル41を配置するようにしてもよい。また、左右の双方のドア脇側板52、53に、操作盤40や表示パネル41を配置する場合、いずれか一方の操作盤40については、乗客のタッチ操作を検出するタッチパネルや押しボタンを備えるようにしてもよい。
また、操作盤40には、操作音や案内音声などを出力するスピーカ(不図示)が配置されている。
[表示パネルの表示形態]
次に、表示パネル41の表示形態について、図4及び図5を参照して説明する。
表示パネル41は、既に説明したように、行先階登録エリア41aと登録階表示エリア41bとを有する。図4に示すように、行先階登録エリア41aは表示パネル41の右側の領域に配置され、登録階表示エリア41bは表示パネル41の左側の領域に配置される。登録階表示エリア41bは、縦1列(又は2列)で登録階の数値を表示可能な比較的幅が狭い領域になっており、残りの領域が全て行先階登録エリア41aになる。
なお、それぞれのエリア41a,41bのサイズは可変としてもよい。
本例の場合、行先階の入力モードには、階床選択モードと、テンキー入力モードとが用意されている。
図4に示す表示は、テンキー入力モードでの表示例である。
テンキー入力モードは、行先階登録エリア41aをテンキー表示として、利用者が数値で階床を入力するモードである。
すなわち、行先階登録エリア41aには、0,1,2,3,・・・,9の10個の数字ボタンと、地下を示す「B」のボタンからなる階床入力ボタン101と、登録ボタン102と、入力済階床103と、取消ボタン104と、入力案内105と、画面切替ボタン106とが表示される。
図4の例では、階床入力ボタン101で「6」に指が接近して、入力済階床103の欄に、「6」が表示された状態を示す。
入力案内105では、「行き先階を入力してください」と日本語で操作を促す表示が行われると共に、「please select a destination floor.」と英語でも同様の表示が行われる。
入力済階床103には、階床入力ボタン101で入力された数値や「B」が表示される。「B」のボタンに続いて数値のボタンが押された際には、「B1」のように地下階を示す表示が行われる。
なお、2桁の数値の入力操作や、「B」に続いた数値の入力操作が行われた場合であっても、エレベーターが停止しない階(ビルに存在しない階)が入力されたときには、該当する操作が無効となって、入力された階床は、入力済階床103に表示されない。
登録ボタン102は、入力済階床103に表示された階床を、登録階として確定させるボタンである。
取消ボタン104は、入力済階床103に表示された階床を取り消す操作を行うためのボタンである。この取消ボタン104は、常時表示してもよいが、階床入力ボタン101の操作で入力済階床103に階床の入力がある場合にだけ表示してもよい。
画面切替ボタン106は、「主要階のご利用/To main floors」と日本語及び英語で表示し、このボタンの入力操作で主要階のボタンを表示した階床選択モードにおける表示に切り替わる。
登録階表示エリア41bには、図4に示すように、登録階列111が縦に一列で表示される。登録階表示エリア41bに何も表示されていない場合には、登録階の登録がないことを示す。
登録階列111には、実際のビルでの階床の配列に基づいて、数値が小さい階床の登録階が下から順に昇順で表示される。登録階列111の表示は、実際のビルでの階床の配列に基づいているので、地下階については、下に行くほど階床の数値が大きくなる。
図4の例は、10個の登録階が登録された状況を示し、登録階表示エリア41bのほぼ全体を使って、10個の階床を表示した登録階列111を示す。
なお、登録階の数が少ない場合には、例えば登録階表示エリア41bの下側から詰めて登録階が表示される。例えば登録階が「6階」と「10階」であるとき、登録階表示エリア41bには、下から詰めて「6」、「10」と表示される。
また、エレベーターが各階に停止することで、登録階が少なくなったときにも、登録階表示エリア41bには、残りの登録階が下から詰めて表示される。
但し、下側から詰めて表示を行うのは一例であり、例えばほぼ中央にまとめて登録階を表示したり、あるいは、上から詰めて登録階を表示してもよい。
この登録階表示エリア41bの表示は、階床選択モードの場合とテンキー入力モードの場合とで同じである。
図5は、階床選択モードでの表示例である。この階床選択モードでは、行先階登録エリア41aに階床を示す行先階の候補のボタンを直接表示して、そのボタンの操作で直接、登録階を設定する。
すなわち、行先階登録エリア41aには、ビルの主要階を示す行先階ボタン107と、画面切替ボタン106と、入力案内105とが表示される。
図5の例では、行先階ボタン107として、停止する頻度が高い主要階である、1階(エントランス階)、2階(ロビー階)、地下1階(第4駐車場)、地下2階(第3駐車場)、地下3階(第2駐車場)、及び地下4階(第1駐車場)のボタンのみが表示される。これらの行先階ボタン107に指などが近接して入力操作された場合には、確定操作などを行うことなく直接、操作されたボタンに表示された階床が登録階として確定される。
画面切替ボタン106には、「一般階のご利用/To all floors」と日本語及び英語で表示され、この画面切替ボタン106の入力操作でテンキーなどのボタンを表示した階床入力モードの表示(図4)に切り替わる。
入力案内105には、「行き先階を入力してください」と日本語で操作を促す表示が行われると共に、「please select a destination floor.」と英語でも同様の表示が行われる。
登録階表示エリア41bの表示は、テンキー入力モードと同じである。
なお、階床選択モードで主要階の行先階ボタン107を表示するのは一例であり、例えば全ての階床の行先階ボタン107を表示してもよい。
[セキュリティ端末の例]
図1に示すセキュリティ管理装置30は、エレベーターが設置されたビル内のセキュリティ管理が行われる階床への入場及び退場を管理する装置である。
セキュリティ管理装置30は、ビルに設置されたセキュリティ端末で、予め登録されたユーザ(勤務者など)を検出し、該当するユーザがエレベーターを利用する際に、そのユーザに許可された階をセキュリティ解除階とする。このセキュリティ解除階の情報は、図1に示すセキュリティ管理装置30の解除階送信部31からエレベーター制御装置10に送信される。そして、エレベーター制御装置10は、該当するユーザが乗った乗りかごの行先階の候補に、セキュリティ解除階を含める処理を行う。
図6は、セキュリティ管理装置30に設置されたセキュリティ端末の3つの例を示す。
例えば、図6の左側に示すように、セキュリティ端末は、エレベーターホール30aなどに設置されたカメラ33で撮影した画像の顔認証からユーザUを特定する処理を行う。
あるいは、図6の中央に示すように、セキュリティ端末は、エレベーターホール30bなどに設置されたカードリーダ34で認証したカードU-1からユーザUを特定する処理を行う。
さらに、図6の右側に示すように、セキュリティ端末は、乗りかご50内のドア脇側板53の操作盤40に設置されたカードリーダ32で認証したカード等によりユーザUを特定する処理を行う。
図6に示すいずれの例のセキュリティ端末を使用してもよいが、複数の例を組み合わせて、ユーザUを特定してもよい。例えば、エレベーターのかご呼びを行う際に、図4の中央に示すように、エレベーターホール30bなどの乗場に設置されたカードリーダ34で認証することでかご呼びを行い、さらに、乗りかごに乗車した後、図6の右側に示す乗りかご50内のカードリーダ32で認証することで、行先階の登録を行うようにしてもよい。あるいは、ユーザ自身が所持するスマートフォンなどでの自動/手動ログイン操作で、認証を行うようにしてもよい。本例のシステムに接続されたセキュリティ管理装置30が行うセキュリティ管理は、上述したいずれの方式としてもよい。
次に、図7~図15を参照して、認証処理した乗客が乗りかごに乗り込む際の、表示パネル41の表示変化と登録階の設定例を、順に説明する。図7~図15では、各図の上側に、乗客が乗りかごに乗り込んでから、登録階に到着するまでの流れが左から右に模式的に示されている。図10~図15に示すように、乗りかごの高さ方向の位置を変えたのは、乗りかごが上下に走行して、乗りかごの階床が変化していることを示す。そして、図7~図15の下側に示した図は、それぞれの乗りかごの状態における表示パネル41の表示例を示している。
図7は、乗場で認証処理を行った一人の乗客(ユーザUa)が乗り込んだ際に、その認証した乗客に登録されたセキュリティ解除階を行先の登録階として、行先階登録装置20が自動登録する場合の例を示す。
図7の例は、一人のユーザUaが、乗場(エレベーターホール30a又は30b)で、認証処理とかご呼びを行った場合を示している。なお、かご呼びを行った時点では、乗りかご50aは、別の階床で待機中又は走行中である。
ユーザUaが待っている階床の乗場に乗りかご50aが到着するまでは、表示パネル41の表示M101は、初期画面として設定された表示を行う。ここでは、表示M101は、図5に示すような階床選択モードでの主要階の行先階ボタン107を表示する。
そして、ユーザUaが待っている階床に乗りかご50bが到着する。到着した乗りかご50cは、戸開きを開始し、その戸開きが完了した状態で待機する。
戸開きを開始又は完了した状態の乗りかご50cの表示パネル41の表示M102は、ユーザUaにセキュリティ解除階として登録された階の行先階ボタン107aを表示する。この表示M102は、戸開きを開始した時点、あるいは、戸開きが完了した時点で表示される。ここで、戸開きを開始した時点とすることで、乗客が乗車開始する前に表示させることができ乗車時のスムーズな登録階確認や登録操作が実現できる。あるいは、戸開きが完了した時点とすることで、利用者が乗車できる状況で表示させることができ、戸が開ききらずに乗車できなかった場合に無駄停止となることを防止できる。また、乗りかごの次にサービスする方向性と同一となるセキュリティ解除階のみを表示、又は同一となるセキュリティ解除階を強調表示、又は逆方向のセキュリティ解除階を薄く表示するなどの目立たない表示、とすることで、より操作者の利便性を高めることができる。例えば、ユーザUaのセキュリティ解除階が2,3,4階で、乗りかごが3階にUP方向性で到着した場合は、乗りかごは3階より上の階にこれからサービスするので、表示するセキュリティ解除階は4階のみとなる。そして、セキュリティ解除階は1個となるので自動登録される。
表示M102には、ユーザUaのセキュリティ解除階が4階であり、「4」と表示された行先階ボタン107が表示される。
この表示M102では、「4」の行先階ボタン107を点灯している表示形態とされる。そして、行先階登録装置20は、セキュリティ解除階である4階を行先の登録階として自動登録する。この自動登録により、登録階表示エリア41bに「4」と表示された登録階列111が表示される。なお、行先階ボタン107の点灯時には、なんらかの音を出力するようにしてもよい。また、自動登録された4階をキャンセルしたい場合は、点灯している行先階ボタン107aを所定時間以上選択、又は所定時間以内に2回選択、或いは登録階列111の「4」を所定時間以上選択、又は所定時間以内に2回選択する。
そして、ユーザUaが乗車して戸閉した乗りかご50dが、セキュリティ解除階である4階に到着して戸開きを開始又は完了した状態になる。この状態では、乗りかご50eの表示パネル41の表示M103は、初期画面として設定された表示になる。つまり、表示M101と表示M103の行先階登録エリア41aが同じ表示形態になる。
図8は、乗場で認証処理を行った一人の乗客(ユーザUa)が乗り込んだ際に、乗りかご内でも認証処理を行うことにより、認証した乗客に登録されたセキュリティ解除階を行先の登録階として、行先階登録装置20が自動登録する例を示す。
すなわち、ユーザUaが、乗場(エレベーターホール30a又は30b)で、認証処理とかご呼びを行ったとする。ユーザUaがかご呼びを行った時点では、乗りかご50aは別の階床で待機中又は走行中である。
ユーザUaが待っている階床の乗場に乗りかご50aが到着するまでは、表示パネル41の表示M101は、初期画面として設定された表示を行う。
そして、ユーザUaが待っている階床に乗りかご50bが到着すると、到着した乗りかご50cは、戸開きを開始し、その戸開きが完了した状態で待機する。図8の例の場合、到着した乗りかご50bの表示パネル41は、初期画面として設定された表示M101のままである。
ここで、ユーザUaは、乗車した乗りかご50d内で、非接触カードリーダ32などによる認証処理を行う。この認証処理が行われたとき、乗りかご50dの表示パネル41は、表示M102に変化する。表示M102では、ユーザUaにセキュリティ解除階として登録された階(4階)の行先階ボタン107aが表示される。
この表示M102では、「4」の行先階ボタン107aを点灯している表示形態とされ、行先階登録装置20は、セキュリティ解除階である4階を行先の登録階として自動登録する。この自動登録により、表示M102には、登録階表示エリア41bに「4」と表示された登録階列111が表示される。
そして、ユーザUaが乗車して戸閉した乗りかご50dが、セキュリティ解除階である4階に到着して戸開きを開始又は完了した状態になる。すると、乗りかご50eの表示パネル41の表示M103は、初期画面として設定された表示M101と同じ表示になる。
図9は、乗場で認証処理を行った一人の乗客(ユーザUc)が乗り込んだ際に、乗りかご内でも認証処理を行い、その後、行先の登録階をユーザ操作で手動登録する場合の例を示す。図9の例は、ユーザUcに対して設定されたセキュリティ解除階が複数階存在し、自動登録できないケースを示している。ここで、ユーザUcに設定されたセキュリティ解除階は、10階と11階と12階とする。
図9の例でも、ユーザUcは、乗場(エレベーターホール30a又は30b)で、認証処理とかご呼びを行ったとする。かご呼びを行った時点では、乗りかご50aは別の階床で待機中又は走行中である。
ユーザUcが待っている階床の乗場に乗りかご50aが到着するまでは、表示パネル41の表示M111は、初期画面として設定された表示を行う。
そして、ユーザUaが待っている階床に乗りかご50bが到着すると、到着した乗りかご50cは、戸開きを開始し、その戸開きが完了した状態で待機する。図9の例の場合にも、到着した乗りかご50bの表示パネル41は、初期画面として設定された表示M111のままである。
ここで、ユーザUcは、乗車した乗りかご50d内で、カードリーダ32などによる認証処理を行う。この認証処理が行われたとき、乗りかご50dの表示パネル41の表示M111は、表示M112に変化する。表示M112では、ユーザUcにセキュリティ解除階として登録された複数の階(10階、11階、12階)の行先階ボタン107bが表示される。なお、ここでの行先階ボタン107bの表示は、点灯状態にはなっていない。
表示M112を確認したユーザUcは、いずれかの階の行先階ボタン107bを押す手動操作により、登録階の設定を行う。例えばユーザUcは、表示M113に示すように、「10」の行先階ボタン107bに指を近接させて、その「10」の行先階ボタン107bを点灯させる。これにより、行先階登録装置20は、セキュリティ解除階である10階を行先の登録階として登録する。この登録により、登録階表示エリア41bに「10」と表示された登録階列111が表示される。このとき、乗りかごの次にサービスする方向性と同一となるセキュリティ解除階のみを表示、又は同一となるセキュリティ解除階を強調表示、又は逆方向のセキュリティ解除階を薄く表示するなどの目立たない表示、とすることで、より操作者の利便性を高めることができる。例えば、ユーザUcのセキュリティ解除階が10,11,12階で、乗りかごが11階にDOWN方向性で到着した場合は、乗りかごは11階より下の階にこれからサービスするので、表示するセキュリティ解除階は10階のみとなる。そして、セキュリティ解除階は1個となるので自動登録される。
そして、ユーザUcが乗車して戸閉した乗りかご50dが、登録階である10階に到着する。
10階に到着して戸開きを開始又は完了した状態の乗りかご50eの表示パネル41の表示M114は、初期画面として設定された表示になる。
図10は、乗場で認証処理を行った二人の乗客(ユーザUa,Ub)が同じ階から乗り込んだ際に、ユーザUaのセキュリティ解除階が自動登録され、もう一人のユーザUbのセキュリティ解除階は手動登録される場合の例を示している。ここでは、図10に示すように、ユーザUaのセキュリティ解除階は4階であり、ユーザUbのセキュリティ解除階は10階、11階及び12階である。
図10の例でも、各ユーザUa,Ubは、乗場(エレベーターホール30a又は30b)で、認証処理とかご呼びを行ったとする。そして、かご呼びを行った時点では、乗りかご50aは別の階床で待機中又は走行中であるとする。
ユーザUa,Ubが待っている階床の乗場に乗りかご50aが到着するまでは、表示パネル41の表示M121は、初期画面として設定された表示を行う。
そして、ユーザUa,Ubが待っている階床に乗りかご50bが到着すると、乗りかご50cは、戸開きを開始し、その戸開きが完了した状態で待機する。
図10の例の場合、戸開きを開始又は完了した状態の乗りかご50cの表示パネル41の表示M122には、二人のユーザUa,Ubにセキュリティ解除階として登録された全ての階の行先階ボタン107a,107bが表示される。この表示M122は、戸開きを開始した時点、あるいは、戸開きが完了した時点で表示される。
表示M122では、ユーザUaのセキュリティ解除階が4階であり、ユーザUbのセキュリティ解除階が10階と11階と12階なので、「4,10,11,12」と合計で4個の行先階ボタン107a,107bが表示される。
ここで、ユーザUaのセキュリティ解除階は1つであるため、表示M122では、ユーザUaに対して、4階の行先階ボタン107aを点灯させて、4階を行先の登録階とする自動登録を行う。これにより、行先階登録装置20は、登録階表示エリア41bに「4」の登録階列111を表示させる。
また、ユーザUbのセキュリティ解除階は複数存在するため、ユーザUbは手動操作を必要とする。すなわち、表示M123に示すように、ユーザUbは、自身のセキュリティ解除階の中の一つ(ここでは10階の行先階ボタン107b)に指を近接させて、10階を行先の登録階とする手動操作を行う。
これにより、10階の行先階ボタン107bが点灯し、行先階登録装置20は、登録階表示エリア41bに「4,10」の登録階列111を表示させる。登録が行われた4階と10階の行先階ボタン107a,107bは、点灯状態を継続する。また、登録された4階や10階をキャンセルしたい場合は、点灯している行先階ボタン107a又は107bを所定時間以上選択、又は所定時間以内に2回選択、或いは登録階列111の「4」又は「10」を所定時間以上選択、又は所定時間以内に2回選択する。
ユーザUa,Ubが乗車して戸閉した乗りかご50dは、走行を開始する。このとき、乗りかご50dの表示M124は、表示M121と同じ初期画面に戻る。
そして、4階に到着した乗りかご50eからユーザUaが降車し、10階に到着した乗りかご50fからユーザUbが降車する。
ここで、走行開始時にセキュリティ解除階の表示を削除することで、セキュリティ性を高めることができる。例えば、ユーザUbが何らかの事情で乗車できなかった、あるいは乗車しなかった場合においても、ユーザUaがユーザUbのセキュリティ解除階を登録できる機会を低減できる。更に、昼食時間の前半の時間帯など各階からの利用者が多い状況では、各階サービス時により多くのセキュリティ解除階を表示でき、利便性を高めることができる。但し、例えば表示できるセキュリティ解除階が6個以下で、乗りかごがサービスした階で表示させたいセキュリティ解除階が7個以上であっても、自動登録階の行先階ボタンは表示しない、更に手動登録階が7個以上の場合はテンキー入力画面を表示する、ことで混雑時間帯においても操作性の低下を抑制することができる。そして、スマートデバイスと連携している場合は、自動登録された際に、当該利用者のスマートデバイスに通知、例えばバイブレーション機能で登録されたことを通知、あるいはスマートウォッチに通知、することで、混雑時の利便性をより高めることができる。
図11の例は、図10の例と同様の条件で、二人のユーザUa,Ubが乗り込んだ場合の、別の表示形態を示す。
図11の例では、表示M131,M132,M133は、それぞれ図10の例の表示M121,M122,M123と同じである。そして、二人のユーザUa,Ubが乗車した乗りかご50dが走行を開始したとき、表示M133として、セキュリティ解除階(4階、10階、11階、12階)の行先階ボタン107a,107bと登録階列111(4階、10階)が表示された状態で維持される。登録が行われた4階と10階の行先階ボタン107a,107bは、点灯状態を継続する。
そして、4階に到着したとき、乗りかご50eは、表示M133が表示M134に変化する。この表示M134では、10階、11階、12階の行先階ボタン107bと登録階列111(10階)が表示され、登録階である10階の行先階ボタン107bが点灯される。
そして、10階に到着したとき、乗りかご50fは、表示M131と同じ初期画面の表示M135に変化する。ここで、登録階に到着するまでセキュリティ解除階の表示を維持することで、登録階の視認性を向上させつつ、登録階の追加や変更も簡単に短時間で行える。
図12の例は、図10及び図11の例と同様の条件で、二人のユーザUa,Ubが乗り込んだ場合の、さらに別の表示形態を示す。
図12の例では、表示M141,M142,M143は、それぞれ図10の例の表示M121,M122,M123と同じである。
二人のユーザUa,Ubが乗車した乗りかご50dが走行を開始したとき、表示M143は、登録されたセキュリティ解除階(4階、10階、)の行先階ボタン107a,107bと登録階列111(4階、10階)を表示した表示M144に変化する。表示M144では、登録操作が行われなかったセキュリティ解除階(11階、12階)の行先階ボタン107bは表示されない。また、表示M144では、登録が行われた4階と10階の行先階ボタン107a,107bは、点灯状態を継続する。
そして、4階に到着したとき、乗りかご50eの表示M144は、表示M145に変化する。この表示M145では、10階の行先階ボタン107bと登録階列111(10階)が表示され、登録階である10階の行先階ボタン107bが点灯表示される。
そして、10階に到着したとき、乗りかご50fの表示M145は、表示M141と同じ初期画面の表示M146に変化する。ここで、乗車した階から乗りかごが出発した時点、又は乗車後の次の停止階である4階に到着した時点で、登録されたセキュリティ解除階のみの表示とすることで、新たな乗客が発生しても新たにセキュリティ解除階を表示する画面表示スペースを確保することができ、より多くの乗客に対して視認性及び使い勝手の良いサービスを提供できる。
図13は、乗場で認証処理を行った二人の乗客(ユーザUa,Ub)が、それぞれ別の階から乗り込んだ場合の例を示す。ここでは、ユーザUaは1階から乗り込み、ユーザUbは2階から乗り込む。ユーザUaのセキュリティ解除階は4階であり、ユーザUbのセキュリティ解除階は10階、11階、12階である。
各ユーザUa,Ubは、それぞれの階の乗場(エレベーターホール30a又は30b)で、認証処理とかご呼びを行ったとする。そして、かご呼びを行った時点では、乗りかご50aは別の階床で待機中又は走行中であるとする。この状態の乗りかご50aの表示M151は、初期画面として設定された表示になる。
図13の例では、乗りかご50cが、最初にユーザUaが待っている1階の乗場に到着して戸開きを開始し、その戸開きが完了した状態で待機する。
ユーザUaはセキュリティ解除階が4階であり、乗りかご50cの表示M152には、「4」と表示された行先階ボタン107aが表示される。
ここで、ユーザUaのセキュリティ解除階は1つであるため、このときの表示M152では、4階の行先階ボタン107aを点灯させて、4階を行先の登録階とする自動登録を行う。これにより、行先階登録装置20は、登録階表示エリア41bに「4」の登録階列111を表示させる。そして、ユーザUaが乗車した乗りかご50d-1が走行を開始する。
その後、2階に到着した乗りかご50d-2の表示M154には、2階で認証を行ったユーザUbのセキュリティ解除階(10階、11階、12階)の行先階ボタン107bが表示される。この表示M154では、既に自動登録したユーザUaのセキュリティ解除階の行先階ボタン107aは表示されない。
ユーザUbが乗り込んだ乗りかご50d-3では、ユーザUbがいずれかのセキュリティ解除階の行先階ボタン107bに指を近接させて、登録階を選択する。これにより、表示M154に示すように、選択された階(10階)の行先階ボタン107bが点灯する。
そして、2階から乗りかご50d-3が走行を開始することで、表示M155に示すように、表示M151と同じ初期画面に変化する。なお、乗りかごは、4階、10階と順に停止するが、それぞれの階に停止するまで、登録階表示エリア41bには、登録階が表示された状態が維持される。
図14は、図13の例と同様の条件で、二人のユーザUa,Ubが1階及び2階から乗り込んだ場合の、別の表示形態を示す。
図14の例では、表示M161,M162,M163は、それぞれ図13の例の表示M151,M152,M153と同じであり、1階でユーザUaが乗り込む際には4階が登録階として自動登録される。そして、2階に到着した乗りかご50d-2は、二人のユーザUa,Ubのセキュリティ解除階(4階、10階、11階、12階)の行先階ボタン107a,107bを表示する。このとき、自動登録された4階の行先階ボタン107aだけ点灯している。
その後、2階で乗り込んだユーザUbが、自身のセキュリティ解除階である行先階ボタン107bの中から登録階を選択することで、乗りかご50d-3の表示M163は、表示M164に変化する。ここでは、ユーザUbにより10階を登録階とする手動操作が行われ、既に点灯中の4階の行先階ボタン107aに加えて、10階の行先階ボタン107bが点灯され、登録階列111として、「4,10」と表示される。
4階に到着した乗りかご50eの表示M165は、ユーザUbのセキュリティ解除階(10階、11階、12階)の行先階ボタン107bを表示するように変化する。表示M165では、登録階列111も「10」と表示される。
そして、10階に到着した乗りかご50fの表示M166は、表示M161と同じ初期画面に変化する。
図15は、図13の例と同様の条件で、二人のユーザUa,Ubが1階及び2階から乗り込んだ場合の、さらに別の表示形態を示す。
図15の例では、表示M171,M172,M173は、それぞれ図13の例の表示M151,M152,M153と同じであり、1階でユーザUaが乗り込む際には4階が登録階として自動登録される。そして、2階に到着した乗りかご50d-2の表示M173は、二人のユーザUa,Ubのセキュリティ解除階(4階、10階、11階、12階)の行先階ボタン107a,107bを表示する。このとき、自動登録された4階の行先階ボタン107aだけが点灯している。
その後、2階で乗り込んだユーザUbが、行先階ボタン107bの中から登録階を選択することで、乗りかご50d-3の表示M173は、表示M174に変化する。ここでは、10階を登録階とする手動操作が行われ、既に点灯中の4階の行先階ボタン107aに加えて、10階の行先階ボタン107bが点灯し、11階と12階の行先階ボタン107bは非点灯で表示される。また、表示M174は、登録階列111として、「4,10」と表示される。
この状態で、乗りかご50d-3が走行を開始すると、表示M175に変化する。表示M175では、登録階である4階の行先階ボタン107aと10階の行先階ボタン107bを表示する。ユーザUbは、乗りかごの一運転の間、すなわち次の停止階に到着するまでは、別のセキュリティ解除階を選択可能であるが、その後登録された階のみが行先階ボタンとして表示されるため、他の利用者が乗車した時に表示できる画面スペースを確保し易くなり、各階からの乗込みが多い時間帯で、より多くの利用者の操作性を向上させることができるとともに、乗車中の利用者の視認性と利便性も高めることができる。
そして、4階に到着した乗りかご50eの表示M176は、ユーザUbが操作した10階の行先階ボタン107bのみを表示するように変化する。表示M176では、登録階列111も「10」と表示される。
そして、10階に到着した乗りかご50fの表示M177は、表示M171と同じ初期画面に変化する。
[行先階登録装置で行われる処理]
次に、表示パネル41がここまで説明した表示を行うために行先階登録装置20で行われる処理について説明する。
図16は、行先階登録装置20の入力判定部22で行われる入力判定処理の流れを示すフローチャートである。
入力判定部22は、入力処理部21で、非接触センサ42が表示パネル41の行先階登録エリア41aへの物体(指)の接近を検出したか否かを判断する(ステップS101)。ステップS101で、行先階登録エリア41aへの物体の接近を検出しないとき(ステップS101のNo)、入力判定部22は、判定処理を終了する。
そして、ステップS101で、行先階登録エリア41aへの物体の接近を検出したとき(ステップS101のYes)、入力判定部22は、近接を検出した領域が、行先階登録エリア内の操作ボタンか否か判断する(ステップS102)。ステップS102で、検出した領域が操作ボタンでない場合には(ステップS102のNo)、入力判定部22は、操作ボタンへの接近を検出するまで待機する。
そして、ステップS102で、検出した領域が操作ボタンである場合(ステップS102のYes)には、操作盤は操作音を鳴動し(ステップS103)、入力判定部22は、所定時間以上に亘って物体が接近しているか否か判断する(ステップS104)。ステップS103での操作音の鳴動は、操作が受け付けられたことをユーザに告知するための短時間の音の出力である。ステップS104で、所定時間以上に亘って物体が接近していないとき(ステップS104のNo)、入力判定部22は、ステップS104の判断を繰り返す。ここでの所定時間は、例えば0.3秒などの指などでの操作時に最低限継続すると想定される時間として、誤って指などの物体が表示パネル41に接近した場合を排除するために設定される。
ステップS104で、所定時間以上に亘って物体が接近していると検出したとき(ステップS104のYes)、行先階登録装置20は、該当するボタンを点灯状態となるように、ボタンの発光輝度又は発光色を変える(ステップS105)。
その後、入力判定部22は、物体(指)の離脱を検出したか否かを判断する(ステップS106)。ステップS106で、物体の離脱を検出しないとき(ステップS106のNo)、物体の離脱の検出を繰り返す。
そして、ステップS106で、物体の離脱を検出したとき(ステップS106のYes)、行先階登録装置20は、該当するボタンを消灯状態となるように、ボタンの発光輝度又は発光色を元に戻す(ステップS107)。但し、階床選択ボタンでは登録された場合にボタンを点灯させるため、所定時間経過後に消灯状態となるようにすることで、上述した所定時間内に登録されると階床選択ボタンは連続して点灯させることができる。
その後、入力判定部22は、ステップS105で点灯させた選択中のボタンが画面切替ボタン以外か否かを判断する(ステップS108)。ステップS108で、点灯させた選択中のボタンが画面切替ボタン以外であるとき(ステップS108のYes)、入力情報送信部23は、選択されたボタンの情報をエレベーター制御装置10に送信する(ステップS109)。
また、ステップS108で、点灯させた選択中のボタンが画面切替ボタンであるとき(ステップS108のNo)、行先階登録装置20は、行先階登録エリア41aの表示モードを切り替える(ステップS110)。
図17及び図18は、行先階表示処理部24で行われる行先階登録処理の流れを示すフローチャートである。図17の「A」が、図18の「A」につながる。
まず、行先階登録エリア更新部25は、入力された行先階が表示されているか否かを判断する(ステップS111)。つまり、行先階登録エリア更新部25は、図4に示すような入力済階床103の表示があるかどうかを判断する。
ステップS111で、入力された行先階が表示されているとき(ステップS111のYes)、行先階登録エリア更新部25は、取消ボタン104(図4)を表示させる(ステップS112)。
そして、ステップS111で、入力された行先階が表示されていない場合(ステップS111のNo)と、ステップS112で取消ボタン104を表示させた後、入力判定部22は、物体(指など)の行先階登録エリア41a内の検出領域への接近を検出したか否かを判断する(ステップS113)。
ステップS113で物体の検出領域への接近を検出しない場合(ステップS113のNo)、行先階登録装置20は、行先階登録処理を終了する。
そして、ステップS113で物体の検出領域への接近を検出した場合(ステップS113のYes)、入力判定部22は、物体の接近を検出した領域が行先階登録エリアの操作ボタンか否かを判断する(ステップS114)。ステップS114で、行先階登録エリアの操作ボタンでない場合(ステップS114のNo)、行先階登録エリア更新部25は、行先階登録エリアの操作ボタンを検出するまで待機する。
そして、ステップS114で、物体の検出領域が行先階登録エリアの操作ボタンの場合(ステップS114のYes)、操作盤は操作音を鳴動させ(ステップS115)、入力判定部22は、所定時間以上に亘って物体が接近しているか否か判断する(ステップS116)。ステップS116で、所定時間以上に亘って物体が接近していないとき(ステップS116のNo)、入力判定部22は、ステップS116の判断を繰り返す。
ステップS116で、所定時間以上に亘って物体が接近していると判断したとき(ステップS116のYes)、行先階登録装置20は、該当するボタンを点灯状態となるように、ボタンの発光輝度又は発光色を変える(ステップS117)。
その後、図18に進み、入力判定部22は、物体(指)の離脱を検出したか否かを判断する(ステップS118)。ステップS118で、物体の離脱を検出しないとき(ステップS118のNo)、入力判定部22は、物体の離脱の検出を繰り返す。
そして、ステップS118で、物体の離脱を検出したとき(ステップS118のYes)、行先階登録装置20は、該当するボタンを消灯状態となるように、ボタンの発光輝度又は発光色を元に戻す(ステップS119)。
その後、入力判定部22は、ステップS117で点灯させた選択中のボタンが画面切替ボタン以外か否かを判断する(ステップS120)。ステップS120で、選択中のボタンが画面切替ボタン以外であるとき(ステップS120のYes)、行先階登録装置20は、入力済階床103(図4)に選択されたボタンの階を表示させる(ステップS121)。
また、ステップS120で、選択中のボタンが画面切替ボタンであるとき(ステップS120のNo)、行先階登録装置20は、行先階登録エリア41aの表示モードを切り替える(ステップS126)。
さらに、ステップS121で選択されたボタンの階を表示させた後、入力判定部22は、登録ボタン102(図4)の操作を検出したか否かを判断する(ステップS122)。
ステップS122で登録ボタン102の操作を検出した場合(ステップS122のYes)、入力情報送信部23は、選択されたボタンの情報をエレベーター制御装置10に送信する(ステップS123)。
その後、行先階登録装置20は、入力済階床103の表示を消去する(ステップS124)。
また、ステップS122で登録ボタン102の操作を検出しない場合(ステップS122のNo)、入力判定部22は、取消ボタン104(図4)の操作を検出したか否かを判断する(ステップS125)。
ステップS125で取消ボタン104の操作を検出した場合(ステップS125のYes)、ステップS124に移行して、行先階登録装置20は、入力済階床103の表示を消去する。
さらに、ステップS125で取消ボタン104の操作を検出しない場合(ステップS125のNo)、行先階登録装置20は、処理を終了する。
図19は、登録階の表示の更新処理の流れを示すフローチャートである。
まず、登録階表示処理部26は、エレベーター制御装置10から登録階の情報を受信する(ステップS131)。このとき、登録階表示エリア更新部27は、ステップS131で受信した登録階に、現在表示中の登録階から変化があるか否かを判断する(ステップS132)。
ステップS132で、受信した登録階の情報に変化がないと判断したとき(ステップS132のNo)、登録階表示エリア更新部27は、登録階表示処理部26での登録階のデータの受信処理に戻る。
そして、ステップS132で、受信した登録階の情報に変化があると判断したとき(ステップS132のYes)登録階表示エリア更新部27は、登録階表示処理部26が受信した登録階を、表示順に並び替えた上で、登録階表示エリア41bの表示を更新する(ステップS133)。
図20は、行先階登録装置20がセキュリティ解除階の信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、行先階登録装置20は、かご内のカードリーダ32などでの認証に基づいて、セキュリティ解除階の信号を受信する(ステップS141)。そして、行先階登録装置20は、受信した階床が主要階以外か否かを判断する(ステップS142)。ステップS142で、受信した階床がセキュリティ階ではなく、主要階のとき(ステップS142のNo)、処理を終了する。
そして、ステップS142で主要階以外の階、つまりセキュリティ階が含まれる場合(ステップS142のYes)、行先階登録装置20は、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第1の所定個数以下か否かを判断する(ステップS143)。ここで、第1の所定個は、例えば1個とする。
ステップS143で、認証したユーザのセキュリティ解除階の数が、第1の所定個数(1個)以下であるとき(ステップS143のYes)、行先階登録装置20は、受信したセキュリティ解除階を自動的に登録階に設定する(ステップS144)。
また、ステップS143で、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第1の所定個数(1個)以下でないとき(ステップS143のNo)、さらに行先階登録装置20は、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第2の所定個数以下か否かを判断する(ステップS145)。ここで、第2の所定個数は、例えば6個とする。
ステップS145で、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第2の所定個数(6個)以下であるとき(ステップS145のYes)、行先階登録装置20は、受信したセキュリティ解除階のボタンを、行先階登録エリア41aに表示させる(ステップS146)。
そして、ステップS144で自動登録した場合と、ステップS146でセキュリティ解除階のボタンを行先階登録エリア41aに表示させた場合、行先階登録装置20は、所定時間(例えば10秒)経過後に、主要階の行先階ボタンを表示したデフォルト表示に自動復帰させる(ステップS150)。
また、ステップS145で、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第2の所定個数(6個)以下でないとき(ステップS145のNo)、行先階登録装置20は、現在の設定がテンキー入力画面自動切換えになっているか否かを判断する(ステップS147)。
ステップS147でテンキー入力画面自動切換えである場合(ステップS147のYes)、行先階表示処理部24は、行先階登録エリア41aをテンキー入力画面に移行させた後(ステップS148)、ステップS150に移る。
さらに、ステップS147でテンキー入力画面自動切換えでない場合(ステップS147のNo)、行先階表示処理部24は、行先階登録エリア41aの画面切替ボタン106(図5)を点滅表示させた後(ステップS149)、ステップS150に移る。なお、ここで画面切替ボタン106の操作があった場合には、テンキー入力画面に移行する。
図21は、セキュリティ連動の乗場認証を行うモードを設定する場合の処理例を示すフローチャートである。
まず、行先階登録装置20は、セキュリティ解除階の信号を受信する(ステップS151)。そして、行先階登録装置20は、現在のセキュリティモードが、乗場認証優先モードか否かを判断する(ステップS152)。ここでの乗場認証優先モードとは、乗場認証が行われることでセキュリティ解除階の自動登録又は手動登録が行われるモードである。
ステップS152で、乗場認証優先モードでない場合(ステップS152のNo)、ここでの自動登録や手動登録の処理を実行しないで処理を終了する。
そして、ステップS152で、乗場認証優先モードである場合(ステップS152のYes)、行先階登録装置20は、認証したユーザのセキュリティ解除階の数が、第1の所定個数以下か否かを判断する(ステップS153)。ここで、第1の所定個は、例えば1個とする。
ステップS153で、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第1の所定個数(1個)以下であるとき(ステップS153のYes)、行先階登録装置20は、乗りかご50が乗場認証した階に到着し、戸開開始又は戸開終了まで待機する(ステップS154)。
ステップS154で戸開開始又は戸開終了すると、行先階登録装置20は、その階の乗場で認証したユーザについて受信したセキュリティ解除階を自動的に登録階に設定する(ステップS155)。
また、ステップS153で、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第1の所定個数(1個)以下でないとき(ステップS153のNo)、さらに行先階登録装置20は、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第2の所定個数以下か否かを判断する(ステップS156)。ここで、第2の所定個数は、例えば6個とする。
ステップS156で、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第2の所定個数(6個)以下であるとき(ステップS156のYes)、行先階登録装置20は、乗りかご50が乗場認証した階に到着し、戸開開始又は戸開終了まで待機する(ステップS157)。
ステップS157で戸開開始又は戸開終了すると、行先階登録装置20は、到着した階で認証したユーザについて受信したセキュリティ解除階の行先階ボタンを、行先階登録エリア41aに表示させる(ステップS158)。
これにより、ユーザは、このステップS158で表示されたセキュリティ解除階の行先階ボタンからいずれかの階を登録階に設定する操作を行うことができる。
図22は、セキュリティ連動の乗場認証と乗りかご内の認証の双方を行うモードを設定する場合の処理例を示すフローチャートである。
まず、行先階登録装置20は、セキュリティ解除階の信号を受信する(ステップS161)。そして、行先階登録装置20は、現在のセキュリティモードが、乗場認証とかご内認証の双方を行うモードか否かを判断する(ステップS162)。
ステップS162で、乗場認証とかご内認証の双方を行うモードでない場合(ステップS162のNo)、ここでの自動登録や手動登録の処理を実行しないで終了する。
そして、ステップS162で、乗場認証と乗りかご内の認証の双方を行うモードである場合(ステップS162のYes)、行先階登録装置20は、認証したユーザのセキュリティ解除階の数が、第1の所定個数以下か否かを判断する(ステップS163)。ここで、第1の所定個は、例えば1個とする。
ステップS163で、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第1の所定個数(1個)以下であるとき(ステップS163のYes)、行先階登録装置20は、乗りかご50が乗場認証した階に到着し、戸開開始又は戸開終了まで待機する(ステップS164)。
ステップS164で戸開開始又は戸開終了すると、行先階登録装置20は、その階の乗場で認証したユーザについて、乗りかご50内のカードリーダ32で認証が完了するまで待機する(ステップS165)。そして、かご内認証が完了すると、行先階登録装置20は、受信したセキュリティ解除階を自動的に登録階に設定する(ステップS166)。
また、ステップS163で、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第1の所定個数(1個)以下でないとき(ステップS163のNo)、さらに行先階登録装置20は、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第2の所定個数以下か否かを判断する(ステップS167)。ここで、第2の所定個数は、例えば6個とする。
ステップS167で、主要階以外のセキュリティ解除階の数が、第2の所定個数(6個)以下であるとき(ステップS167のYes)、行先階登録装置20は、乗りかご50が乗場認証した階に到着し、戸開開始又は戸開終了まで待機する(ステップS168)。
ステップS168で戸開開始又は戸開終了すると、行先階登録装置20は、その階の乗場で認証したユーザについて、乗りかご50内のカードリーダ32で認証が完了するまで待機する(ステップS169)。そして、かご内認証が完了すると、行先階登録装置20は、到着した階で認証したユーザについて受信したセキュリティ解除階の行先階ボタンを、行先階登録エリア41aに表示させる(ステップS170)。
これにより、ユーザは、このステップS170で表示されたセキュリティ解除階の行先階ボタンからいずれかの階を登録階に設定する操作を行うことができる。
[本例のエレベーターシステムによる効果]
以上説明した本例のエレベーターシステムによると、操作盤40の表示パネル41は、非接触で操作することが可能な、適切な表示を行うことができる。特に本例のエレベーターシステムの場合には、特定の階床がセキュリティ階であり、予め認証されたユーザだけが入場できるセキュリティ管理を行った際の表示と登録を適切に行うことができる。
例えば、セキュリティ解除階が1つだけのユーザが乗りかごに乗車した際には、その1つのセキュリティ解除階が自動的に登録階になる自動登録が行われる。このとき、行先階登録エリア41aでの表示と登録階表示エリア41bでの表示から、自動登録が行われることが良好に告知され、操作性や視認性が向上する。
なお、上述した例では、セキュリティ解除階が1つだけのユーザを認証した際に、その1つのセキュリティ解除階を登録階に自動登録したが、セキュリティ解除階が2個などの所定個以下の複数個であるとき、そのセキュリティ解除階を全て自動登録してもよい。これにより、例えばセキュリティ解除階を順番に回って、警備するような用途の際に利便性が向上する。
また、セキュリティ解除階が複数階のユーザが乗りかごに乗車した際には、登録されたセキュリティ解除階の行先階ボタンが表示され、ユーザは、行先階ボタンの選択で、所望の目的階を登録できるようになる。したがって、ユーザには表示から目的階の候補がわかり、操作性や視認性が向上する。
そして、それぞれが認証処理を行った複数人のユーザが1つの乗りかごに乗車した際には、それぞれのユーザのセキュリティ解除階が同時に行先階登録エリア41aに表示され、複数人が乗車する場合に適切な表示が行われ、迅速な登録操作ができるようになる。さらに、複数人が同時、あるいは別々の階から乗車したとき、セキュリティ解除階が1つなどの限られた階だけのユーザを認証した際に自動登録を行い、セキュリティ解除階が複数回のユーザ認証時には候補を表示して手動登録させることで、適切かつ迅速な登録階の設定をすることができる。
したがって、本例によると、多数のユーザが乗車するような混雑時でも、時間をかけずに適切にセキュリティ解除階を登録階として運用することが可能になる。
また、本例の場合には、乗りかご内の操作盤の表示パネルは、乗りかごがいずれかの階床に到着した際(戸開の開始時又は完了時)に、セキュリティ解除階を自動登録又は手動登録する画面を表示することで、適切なタイミングでセキュリティ解除階を自動登録又は手動登録する画面が表示されるようになる。
[変形例]
なお、ここまで説明した実施の形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、各図に示した表示例についても、好適な例を示したものであり、これらの例に限定されるものではない。
例えば、上述した実施の形態例では、デフォルト画面(初期画面)では主要階のボタンを表示するようにしたが、テンキー表示が行われる画面をデフォルト画面にしてもよい。このいずれをデフォルト画面にするいかは、乗りかごの停止階や時間帯などで変化させてもよい。
また、乗りかごが到着時にセキュリティ解除階について表示するタイミングについて、上述した例では、戸開開始のタイミング又は戸開完了のタイミングとしたが、これより若干ずれたタイミングとしてもよい。例えば、戸開完了から若干遅れたタイミングや、ドアセンサーや荷重センサ、カメラなどを用いて利用者のかご内への移動が検出されたタイミングで、セキュリティ解除階を表示してもよい。
さらに、セキュリティ解除階を表示する期間も、セキュリティ解除階の受信信号がOFFするまでとしてもよいし、次の階に乗りかごが到着したときまでとしてもよい。
そして、認証方法は、乗り場・かご内ともに、顔認証などの生体認証や、Bluetoothなどの無線認証を用いることで、利用者のエレベーター利用はハンズフリーとなり、セキュリティを確保しつつも無意識な縦移動の実現が行える。無意識な移動を実現するためには、スマートフォンなどの携帯デバイスの操作を利用者に求めず、例えばスマートフォンのバイブレーション機能や、スマートウォッチ・スマートグラスの通知機能を用い、利用者の確認手順を最小限とすることが必要である。
また、上述した実施の形態例では、非接触センサ42を備えた非接触操作が可能な操作盤40に適用したが、表示パネル41の表面に触れて操作を行う、いわゆるタッチパネルを備えたものに、各図で説明した表示を行う場合に適用してもよい。
また、上述した実施の形態例では、乗りかご内の操作盤の表示パネルに適用した例を説明したが、例えば乗り場に配置された表示パネルについても、同様の表示を行うようにしてもよい。
また、図1や図2に示す構成図では、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものだけを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、図16~図22に示すフローチャートに示す処理の流れについても一例であり、処理結果が同じであれば、一部の処理順序を変えたり、複数の処理を同時に実行するようにしてもよい。
また、本実施の形態例で説明したシステムをコンピュータなどの情報処理装置で構成した場合に、各処理機能を実現するプログラムについては、コンピュータ装置内の不揮発性ストレージやメモリに用意する他に、外部のメモリ、ICカード、SDカード、光ディスク等の記録媒体に置いて、転送してもよい。
10…エレベーター制御装置、11…解除階判定部、12…解除階処理部、13…初期設定表示情報保持部、14…表示情報処理部、15…表示情報送信部、16…行先階登録/取消処理部、20…行先階登録装置、20a…CPU、20b…主記憶部、20c…不揮発性ストレージ、20d…ネットワークインタフェース、20e…入力部、20f…出力部、21…入力処理部、22…入力判定部、23…入力情報送信部、24…行先階表示処理部、25…行先階登録エリア更新部、26…登録階表示処理部、27…登録階表示エリア更新部、30…セキュリティ管理装置、30a,30b…エレベーターホール、31…解除階送信部、32…カードリーダ、33…カメラ、34…カードリーダ、40…操作盤、41…表示パネル、41a…行先階表示エリア、41b…登録階表示エリア、42…非接触センサ、51…ドア、52,53…ドア脇側板、101…階床入力ボタン、102…登録ボタン、103…入力済階床、104…取消ボタン、105…入力案内、106…画面切替ボタン、107…行先階ボタン、111…登録階列

Claims (7)

  1. 表示パネルで行先階の登録が可能な乗りかご内の操作盤を備えたエレベーターシステムにおいて、
    前記乗りかご内の操作盤は、
    入力された情報をエレベーター制御装置に送信する入力情報送信部と、
    前記エレベーター制御装置がセキュリティ管理装置から受信したセキュリティ解除情報に基づいて、前記表示パネルにセキュリティ解除階を表示させる行先階表示処理部と、
    前記エレベーター制御装置から受信した登録階を、前記表示パネルに表示させる登録階表示処理部と、を備え、
    前記行先階表示処理部は、乗りかごがいずれかの階床に到着したときに、セキュリティ解除階の個数に応じて、前記表示パネルの行先階の表示形態を変更する
    エレベーターシステム。
  2. 前記乗りかご内の操作盤の前記表示パネルは、乗りかごがいずれかの階床に到着したときに、セキュリティ解除階を自動登録又は手動登録する画面を表示する
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 前記いずれかの階床に到着したとき、前記画面の表示開始は到着した乗りかごがドアの開き開始からドアの開きが完了までの間である
    請求項2に記載のエレベーターシステム。
  4. 受信した前記セキュリティ解除情報による前記セキュリティ解除階の個数が所定個以下の場合は、前記乗りかご内の操作盤の前記表示パネルは、セキュリティ解除階を自動登録する画面を表示し、
    受信した前記セキュリティ解除情報による前記セキュリティ解除階の個数が所定個を超える場合は、前記乗りかご内の操作盤の前記表示パネルは、セキュリティ解除階を手動登録する画面を表示する
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  5. 前記セキュリティ解除階を自動登録又は手動登録する画面は、乗りかごが次の停止階へ到着したとき表示を終了する
    請求項3に記載のエレベーターシステム。
  6. 前記表示するセキュリティ解除階は、乗りかごが到着した階床から乗りかごの進行方向にあるセキュリティ解除階、又は前記進行方向のセキュリティ解除階を強調表示したセキュリティ解除階、又は前記進行方向と逆方向のセキュリティ解除階を進行方向のセキュリティ解除階に比べて薄く見えづらいように表示したセキュリティ解除階、である
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  7. 非接触操作又はタッチ操作が可能な表示パネルを備えた操作盤で行先階を登録するエレベーター制御方法において、
    入力された情報をエレベーター制御装置に送信する入力情報送信処理と、
    前記エレベーター制御装置がセキュリティ管理装置から受信したセキュリティ解除情報に基づいて、前記表示パネルにセキュリティ解除階を表示させる行先階表示処理と、
    前記エレベーター制御装置から受信した登録階を、前記表示パネルに表示させる登録階表示処理と、を含み、
    前記行先階表示処理は、乗りかごがいずれかの階床に到着した際に、セキュリティ解除階の個数に応じて、前記表示パネルの行先階の表示形態を変更する
    エレベーター制御方法。
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