JP2014051387A - エレベータの呼び登録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネルの一部が故障したときに交換部品の手配等を必要とせず、直ぐに操作可能な状態にしてエレベータの運転を継続する。
【解決手段】かご呼び登録装置5は、タッチパネルを備えた操作部12の表示面を第1の表示面と第2の表示面に2分割し、上記第1または第2の表示面に操作ボタンを表示する表示制御部13と、上記第1または第2の表示面に表示された上記操作ボタンの入力検出領域に利用者が触れたことを検出する操作検出部14と、操作検出部14によって検出された上記操作ボタンに対応した入力処理を行う入力処理手段15とを有する。表示制御部13は、特定の操作があったときに、上記第1または第2の表示面に表示されていた上記操作ボタンを他方の表示面に表示すると共に、その他方の表示面に上記操作ボタンの入力検出領域を再設定する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、乗りかご内や乗場に設置されるエレベータの呼び登録装置に関する。
エレベータの乗りかご内には、利用者が自分の行先階を登録するための「行先階登録装置」と呼ばれる操作パネルが設置されている。この「行先階登録装置」は、利用者が登録した行先階をかご呼びとして制御装置に送ることから「かご呼び登録装置」とも言う。一方、乗場には、行先方向(上方向または下方向)を登録するための「行先方向登録装置」と呼ばれる操作パネルが設置されている。この「行先方向登録装置」は、利用者が登録した行先方向を乗場呼びとして制御装置に送ることから「乗場呼び登録装置」とも言う。
これらの呼び登録装置は、複数のボタンが設けられた押しボタン式が一般的であったが、近年ではタッチパネル式を採用したものが実用化されている。タッチパネル式の呼び登録装置は、タッチパネルの表示面上にサービス可能な階床ボタンの画像や、行先方向を示す△や▽などのボタンの画像を表示し、これらのボタン画像に利用者が触れたことを検出して、該当する信号をエレベータの制御装置に伝送する。タッチパネル式の呼び登録装置は、建物毎に異なるサービス階数に合わせてボタンを表示でき、さらに、ボタンのデザインや配置などの変更が容易などの利点がある。
現在、タッチパネルの方式として、抵抗膜方式が多く採用されている。この抵抗膜方式は廉価であるが、耐久性や打鍵寿命が低い欠点がある。操作面のフィルムが変形したり、割れたりなどの物理的な傷を受けた場合にその部分の操作機能が失われ、部品交換を必要とする。その間、エレベータが利用できない状況が続くため、利用者に多大な不便を強いることになる。
このような故障時の対応を迅速に行えるようにする提案として、例えば高機能タイプと通常機能タイプといった2種類の操作パネルを用意しておき、高機能タイプの操作パネルが故障としたときに、通常機能タイプの操作パネルで代用することなどが考えられている。
特開2008−150171号公報
しかしながら、上述した方法では、通常機能タイプの操作パネルを使用している間は本来高機能タイプの操作パネルで利用できた機能が使えなくなるので、利用者の不便を回避することはできない。また、2種類の操作パネルを設置しておくためのスペースも必要となる。
本発明が解決しようとする課題は、タッチパネルの一部が故障したときに交換部品の手配等を必要とせず、直ぐに操作可能な状態にしてエレベータの運転を継続することのできるエレベータの呼び登録装置を提供することである。
本実施形態に係るエレベータの呼び登録装置は、エレベータの所定の場所に設置され、操作手段としてタッチパネルを備えたエレベータの呼び登録装置において、上記操作手段の表示面を第1の表示面と第2の表示面に2分割し、上記第1または第2の表示面に操作ボタンを表示する表示制御手段と、この表示制御手段によって上記第1または第2の表示面に表示された上記操作ボタンの入力検出領域に利用者が触れたことを検出する操作検出手段と、この操作検出手段によって検出された上記操作ボタンに対応した入力処理を行う入力処理手段とを具備する。
上記表示制御手段は、特定の操作があったときに、上記第1または第2の表示面に表示されていた上記操作ボタンを他方の表示面に表示すると共に、その他方の表示面に上記操作ボタンの入力検出領域を再設定する。
図1は一実施形態に係るエレベータの構成を示す図である。 図2は同実施形態におけるかご呼び登録装置の操作部の表示例を示す図である。 図3は同実施形態におけるかご呼び登録装置の構造を示す図であり、図3(a)はかご呼び登録装置を正面から見た図、同図(b)はかご呼び登録装置を側面から見た図である。 図4は同実施形態におけるかご呼び登録装置に搭載された制御装置の処理を示すフローチャートである。 図5は同実施形態におけるかご呼び登録装置の操作部の表示面に設定される保守用検出領域の別の例を示す図である。 図6は同実施形態におけるかご呼び登録装置の操作部の表示面に表示されるガイダンスの一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は一実施形態に係るエレベータの構成を示す図である。
建物の各階の乗場に設置された乗場ドア1の近傍に乗場呼び登録装置2が設置されている。なお、図1では、1階に設置された乗場ドアと乗場呼び登録装置を乗場ドア1−1、乗場呼び登録装置2−1で示し、2階に設置された乗場ドアと乗場呼び登録装置を乗場ドア1−2、乗場呼び登録装置2−2で示している。
各階の乗場呼び登録装置2は、エレベータ制御装置7と伝送ケーブル3を介して接続されている。この乗場呼び登録装置2は、利用者が所定の操作により登録した乗場呼びをエレベータ制御装置7に送信する機能を備える。また、この乗場呼び登録装置2は、エレベータ制御装置7からかご位置や走行方向などのエレベータの運行情報を受信して表示する機能を備える。
一方、利用者が乗車する乗りかご4には、かご呼び登録装置5が設置されている。かご呼び登録装置5は、テールコード6と呼ばれる可動式ケーブル内の伝送線を介してエレベータ制御装置7と接続されている。このかご呼び登録装置5は、利用者が所定の操作により登録したかご呼びをエレベータ制御装置7に送信する機能を備える。また、この乗場呼び登録装置5は、エレベータ制御装置7からかご位置や走行方向などのエレベータの運行情報を受信して表示する機能を備える。
なお、「乗場呼び」とは、各階の乗場に設置された乗場呼び登録装置2の操作により登録される呼びの信号のことであり、登録階と行先方向の情報を含む。「かご呼び」とは、乗りかご4内に設けられたかご呼び登録装置5の操作により登録される呼びの信号のことであり、行先階の情報を含む。
エレベータ制御装置7は、図示せぬ機械室あるいは昇降路内に設置されており、エレベータ全体の運転制御を行う。このエレベータ制御装置7は、乗場呼び登録装置2から乗場呼びを受信すると、その乗場呼びが登録された階に乗りかご4を応答させる制御を行う。また、このエレベータ制御装置7は、かご呼び登録装置5からかご呼びを受信すると、そのかご呼びに含まれる利用者の行先階に乗りかご4を移動させる制御を行う。
ここで、本実施形態において、乗場呼び登録装置2とかご呼び登録装置5の操作パネルとしてタッチパネルが用いられており、利用者がそのタッチパネルの表示面上に表示された操作ボタンに触れることで呼びを登録可能な構成になっている。
以下では、かご呼び登録装置5を例に説明するが、乗場呼び登録装置2でも同様の構成である。
かご呼び登録装置5は、インジケータ11と、操作部12と、表示制御部13と、操作検出部14と、入力処理部15とで構成される。
インジケータ11は、液晶ディスプレイや7セグLEDなどからなる表示装置からなり、乗りかご4の現在位置(階床数)や走行方向などのエレベータの運行情報などを表示する。
操作部12は、表示機能付きのタッチパネルからなる。すなわち、この操作部12は、LCD12aとタッチパネル12bとで構成され、LCD12aの画面上に透明のタッチパネル12bを配置して表示と入力の両方の機能を併せ持つ。なお、タッチパネル12bの方式として、例えば抵抗膜方式や静電容量方式などが用いられる。これらの方式については周知であるため、ここではその詳しい説明は省略する。
操作部12の表示面には、利用者が行先階を入力するための階床ボタンの他、戸開ボタンや戸閉ボタンなどの操作ボタンが表示される。これらの操作ボタンに利用者が触れることによって行先階の登録やドアを開閉できる。
表示制御部13は、インジケータ11に対して運行情報の表示を行う。また、表示制御部13は、操作部12の表示面に対して操作ボタンの表示を行う。詳しくは、表示制御部13は、操作部12の表示面を第1の表示面と第2の表示面に2分割し、第1または第2の表示面に操作ボタンを表示する。
操作検出部14は、操作部12の表示面に表示された操作ボタンの入力検出領域に利用者が触れたことを検出する。入力処理部15は、操作検出部14によって検出された操作ボタンに対応した入力処理を行う。例えば、利用者が触れた操作ボタンが階床ボタンであった場合には、その階床ボタンに対応した階を行先階としたかご呼びをエレベータ制御装置7に送信する。
エレベータ制御装置7は、そのかご呼びを行先階として登録し、乗りかご4を当該行先階に向かって走行させると共に、呼びが登録処理されたことを入力処理部15に返信する。入力処理部15は、かご呼びが登録処理されたことを表示制御部13に通知し、表示制御部13では、かご呼びが登録処理されたことを利用者が認識できるように、当該行先階の階床ボタンの色を変化させるなどの表示変更を行う。
なお、表示制御部13、操作検出部14、入力処理部15は、マイクロコンピュータによって実現され、1つの制御装置16としてユニット化されている。また、ボタン表示や入力検出領域などの操作画面に関する設定情報は制御装置16内の図示せぬ不揮発性メモリに記憶され、電源を切り入りしても直前のボタン表示や入力検出領域の状態を継続できる。
図2はかご呼び登録装置5の操作部12の表示例を示す図である。
操作部12の表示面は、第1の表示面21と第2の表示面22とに上下に2分割されている。第1の表示面21と第2の表示面22に表示される操作ボタンの種類は同じであり、第1の表示面21と第2の表示面22との分割線の中点を対称点として点対称に配置される。このように配置すると、操作部12の上下を逆にして2つの表示面21,22の位置が入れ替わっても、操作ボタンの配置は入れ替え前と同じで変わらないため、利用者が戸惑うことがない。
図2の例では、第1の表示面21の所定の位置に階床ボタン23、戸開ボタン24、戸閉ボタン25の画像が表示されており、これらのボタン23,24,25の表示位置に合わせてタッチパネル12bの入力検出領域が設定されている。
利用者が指で階床ボタン23に接触すると、その接触した階床ボタン23に対応した階が行先階として登録され、その行先階の情報を含んだかご呼びがエレベータ制御装置7に送られる。また、戸開ボタン24と戸閉ボタン25は図示せぬかごドアの開閉動作を制御するための操作ボタンであり、階床ボタン23と同様に利用者が指で接触することで動作する。
ここで、エレベータの運転中は、操作部12の第1の表示面21と第2の表示面22のうちの一方の表示面のみを露出させ、他方の表示面は利用者から見えない状態にある。なお、かご呼び登録装置5の構造については、後に図3を用いて詳しく説明する。
今、第1の表示面21が操作画面として露出されており、第2の表示面22は隠されているものとして説明する。このとき、第2の表示面22にはボタン表示はなされておらず、利用不可の状態である。
第1の表示面21が操作画面として利用可能な場合に、その第1の表示面21に表示されたボタン23,24,25の表示領域がタッチパネル12bの入力検出領域となる。これらのボタン23,24,25に触れると、その触れたボタンに対応した信号がエレベータ制御装置7に送信される。すなわち、階床ボタン23に触れると先階呼び登録信号、戸開ボタン24に触れると戸開操作信号、戸閉ボタン25に触れると戸閉操作信号が送信される。これらの信号を受信したエレベータ制御装置7は各信号に対応した処理動作を実施する。
また、この第1の表示面21には、これらの可視表示されるボタン23,24,25に関連付けられていない入力検出領域が設定されている。これを「保守用検出領域」と呼ぶ。この保守用検出領域は非表示であり、利用可能な表示面(ここでは第1の表示面21)の所定の部分に設定される。保守用検出領域を非表示とする理由は、一般の利用者が不用意に操作しないようにするためである。本実施形態では、第1の表示面21の上部左右の角部に2つの保守用検出領域26a,26bが設定されている。
エレベータの保守員が第1の表示面21の保守用検出領域26a,26bに対して特定の操作を行うと、利用可能な表示面が入れ替わり、第2の表示面22が操作画面として利用可能な状態となる。すなわち、第2の表示面22にボタン27,28,29が表示され、これらの表示領域がタッチパネル12bの入力検出領域となる。
第2の表示面22において、ボタン27は階床ボタンであり、第1の表示面21の階床ボタン23と対応している。ボタン28は戸開ボタンであり、第1の表示面21の戸開ボタン24と対応している。ボタン29は戸閉ボタンであり、第1の表示面21の戸閉ボタン25と対応している。
なお、上記特定の操作は予め定められた手順に従った操作であれば、どのような操作でも良い。本実施形態では、「点検モードを設定したときに、表示面の右側の保守検出領域に触れてから2秒以内に左側の保守検出領域に触れる操作」を特定の操作とする。
図3はかご呼び登録装置5の構造を示す図であり、図3(a)はかご呼び登録装置5を正面から見た図、同図(b)はかご呼び登録装置5を側面から見た図である。
かご呼び登録装置5は、樹脂成形や鋼板で作られたフェースプレート17に各構成部品を取り付ける構造となっている。フェースプレート17には、図1に示したインジケータ11、操作部12、制御装置16が裏面からアングルなどの取り付け金具を用いて取り付けられている。
また、インジケータ11および操作部12の表示面を露出させるためにフェースプレート17の一部がくりぬかれている。操作部12を露出させるための穴は、第1の表示面21および第2の表示面22のいずれか一方が表示されるだけの大きさ、すなわち操作部12の表示面全体の半分だけが露出される大きさとなっている。
次に、かご呼び登録装置5に搭載された制御装置16の処理について説明する。
図4はかご呼び登録装置5に搭載された制御装置16の処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理はコンピュータである制御装置16が所定のプログラムを読み込むことにより実行される。
エレベータ制御装置7の運転モードが点検モードに切り替えられたとき(ステップS11のYes)、その旨の信号がテールコード6を介してかご呼び登録装置5に送られる。これにより、かご呼び登録装置5に搭載された制御装置16は、操作部12で現在露出されている表示面(ここでは第1の表示面21が露出しているものとする)の右側の保守用検出領域26aに対する接触があったか否かを判断する(ステップS12)。保守用検出領域26aに対する接触がない状態であれば(ステップS12のNo)、制御装置16は接触を検出するまで待つ。
保守用検出領域26aに対する接触があったことを検出した場合(ステップS12でYes)、制御装置16は内部タイマをスタートさせる(ステップS13)。そして、制御装置16は、内部タイマが予め設定された時間(ここでは2秒とする)をカウントするまでの間に左側の保守検出領域26bに対する接触があったか否かを判断する(ステップSS14,S15)。
2秒経過するまでの間に保守検出領域26bに対する接触が検出された場合(ステップS15のYes)、制御装置16は、操作画面の入れ替え指示があったものと判断し、第1の表示面21のボタン23,24,25の表示領域に設定されていたタッチパネル12bの入力検出領域を第2の表示面22のボタン27,28,29の表示領域に入れ替える(ステップS16)。そして、制御装置16は、この入れ替え後のボタン表示と入力検出領域の情報(位置座標)を内部の不揮発性メモリに記憶して、ここでの処理を終了する(ステップS17)。
一方、2秒経過しても保守検出領域26bに対する接触が検出された場合には(ステップS14のYes)、制御装置16は、例えば「操作をやり直し下さい」といったエラーメッセージを操作部12の所定の場所に表示するなどして、ここでの処理を終了する(ステップS18)。
以上のような構成において、操作部12のタッチパネル12bの一部が損傷などの物理的な傷を受けて故障した場合などに保守員が行う復旧作業の手順について説明する。
今、操作部12の現在利用可能な表示面すなわちフェースプレート17から露出している表示面が第1の表示面21であり、その第1の表示面21の一部が使用できない状態(例えば、頻繁に押される戸閉ボタン25が打鍵寿命により入力検出されない状態)になったとする。
エレベータの保守員は、所定の操作によりエレベータ制御装置7の運転モードを点検モードに切り替えた後、乗りかご4に乗り込み、以下のような操作を行う。
すなわち、まず、操作部12の第1の表示面21にある右側の保守検出領域26aに触れてから2秒以内に左側の保守検出領域26bに触れる。このような操作を行うと、第1の表示面21に設定されていた入力検出領域が第2の表示面22のボタン表示に合わせて再設定され、そのボタン表示と入力検出領域の設定情報が制御装置16の不揮発性メモリに記憶される。
続いて、保守員は制御装置16および操作部12の電源をOFFし、フェースプレート17から操作部12を取り外し、上下を逆にして取り付ける。つまり、操作部12の第1の表示面21が露出していた状態だったので、上下を逆にして第2の表示面22が露出するように取り付けることになる。
なお、操作部12のコネクタは、例えば操作部12の上下端の両方にあり、上下を逆に取り付けても、フェースプレート17側に設けられたコネクタと接続できる構成になっている。
操作部12の上下を逆に取り付けた後、電源を再投入すると、制御装置16が不揮発性メモリに記憶されていた設定情報が読み込まれ、第2の表示面22にボタン27,28,29が表示されると共に、これらの表示領域にタッチパネル12bの入力検出領域が設定されて利用可能な状態となる。
以後、エレベータの運転サービスが再開されたとき、この第2の表示面22において、ボタン23,24,25のいずれかに利用者が触れたときに、その触れたボタンに対応した処理が実行されることになる。
このようにして、操作部12を構成するタッチパネル12bの一部が故障した場合に、操作部12を上下逆にして設置し直すだけの簡単な作業で、通常通りに使える状態にできる。したがって、部品交換などで、エレベータの運転を長く休止させなくて済む。さらに、2種類の操作パネルを個別に設置しておく方法に比べて、設置スペースも少なくて済む。
また、操作画面を入れ替えても、操作ボタンの配置が同じになるように工夫されているため、利用者は戸惑うことなく、同じ操作環境で呼び登録などを行うことができる。
なお、上記実施形態では、利用可能な表示面(ここでは第1の表示面21)に設定された保守用検出領域26a,26bの2カ所を触れることで、操作画面を入れ替えるようにしたが、保守用検出領域26a,26bのどちらか1カ所を触れることで、操作画面を入れ替えるようにしても良い。
また、保守用検出領域26a,26bに対応したタッチパネル12bの部分が故障した場合には、操作画面の入れ替えを指示できないといった不具合が生じる。そこで、図5に示すように、保守用検出領域26a,26bとは別に他方の表示面つまり第2の表示面22にも同様の保守用検出領域30a,30bを設定しておき、この保守用検出領域30a,30bを操作いることで入れ替えを行う構成にしても良い。
この場合、第2の表示面22の保守用検出領域30a,30bは、同画面上の他の操作ボタン27,28,29とは違って、常に操作可能な状態にある。そして、操作部12の上下を逆にして第2の表示面22を露出させたときに、保守員が保守用検出領域30a,30bに対して上記同様の操作を行うと、操作画面の入れ替えが実行される。
また、別の方法として、操作部12の所定の位置にスイッチ(ハードウェアスイッチ)を設置しておき、そのスイッチ操作によって操作画面の入れ替えを実行するようにしても良いし、保守員が携帯する保守点検用の端末装置を用い、その端末装置の操作によりエレベータ制御装置7に対して操作画面の入れ替え指示を送ることでも良い。
また、図6に示すように、特定の操作に関するガイダンス31を操作部12の利用可能な表示面に表示しても良い。このガイダンス31は、操作部12の所定の位置に設置された図示せぬスイッチを操作してときに表示される。このようなガイダンス61を表示することで、保守員は円滑に作業を進めることができる。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、タッチパネルの一部が故障したときに交換部品の手配等を必要とせず、直ぐに操作可能な状態にしてエレベータの運転を継続することのできるエレベータの呼び登録装置を提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…乗場ドア、2…乗場呼び登録装置、3…伝送ケーブル、4…乗りかご、5…かご呼び登録装置、6…テールコード、7…エレベータ制御装置、11…インジケータ、12…操作部、12a…LCD、12b…タッチパネル、13…表示制御部、14…操作検出部、15…入力処理部、16…制御装置、17…フェースプレート、21…第1の表示面、22…第2の表示面、23…階床ボタン、24…戸開ボタン、25…戸閉ボタン、26a,26b…保守検出領域、27…階床ボタン、28…戸開ボタン、29…戸閉ボタン、30a,30b…保守検出領域、31…ガイダンス。

Claims (5)

  1. エレベータの所定の場所に設置され、操作手段としてタッチパネルを備えたエレベータの呼び登録装置において、
    上記操作手段の表示面を第1の表示面と第2の表示面に2分割し、上記第1または第2の表示面に操作ボタンを表示する表示制御手段と、
    この表示制御手段によって上記第1または第2の表示面に表示された上記操作ボタンの入力検出領域に利用者が触れたことを検出する操作検出手段と、
    この操作検出手段によって検出された上記操作ボタンに対応した入力処理を行う入力処理手段とを具備し、
    上記表示制御手段は、
    特定の操作があったときに、上記第1または第2の表示面に表示されていた上記操作ボタンを他方の表示面に表示すると共に、その他方の表示面に上記操作ボタンの入力検出領域を再設定することを特徴とするエレベータの呼び登録装置。
  2. 上記操作手段は、
    上記所定の場所に設置されたフェースプレートに上記第1または第2の表示面だけを露出させて上下入れ替え可能に支持され、
    上記操作手段の上下の入れ替えにより、上記第1の表示面と上記第2の表示面との分割線の中点を対称点として点対称の関係になるように上記操作ボタンが表示されることを特徴とする請求項1記載のエレベータの呼び登録装置。
  3. 上記操作手段の上記第1または第2の表示面に保守用検出領域が非表示で設定されており、
    上記表示制御手段は、
    上記保守用検出領域に対する接触操作を検出したときに、上記操作ボタンおよび上記入力検出領域の入れ替えを行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータの呼び登録装置。
  4. 上記操作手段の上記第1または第2の表示面に第1および第2の保守用検出領域が非表示で設定されており、
    上記表示制御手段は、
    上記第1の保守用検出領域に対する接触操作を検出した後、所定の時間内で上記第2の保守用検出領域に対する接触操作を検出したときに上記操作ボタンおよび上記入力検出領域の入れ替えを行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータの呼び登録装置。
  5. 上記所定の場所は、エレベータの乗りかご内または各階の乗場を含むことを特徴とする請求項1記載のエレベータの呼び登録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016003109A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 東芝エレベータ株式会社 かご内操作表示装置、乗場操作表示装置およびエレベータ装置

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