JP2023127251A - 真空バルブ - Google Patents

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智博 竪山
Tomohiro Tateyama
直紀 浅利
Naoki Asari
滉太 濱田
Kota Hamada
淳一 近藤
Junichi Kondo
康寿 宮内
Yasuhisa Miyauchi
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Abstract

【課題】既存の真空バルブを設計変更すること無くそのまま利用しつつ、絶縁性能(遮断性能)を一定に維持すると同時に、開極時におけるアークシールドの浮遊電位を最適な状態に維持することが可能な低コストの真空バルブを提供する。【解決手段】電極E1,E2を離接可能に収容した筒状の絶縁容器1と、電極を囲むように延在した筒状のアークシールド5とを具備し、絶縁容器は、アークシールドの両端T1,T2に筒状の絶縁碍管1a,1bを接続させて構成されている真空バルブPであって、開極時におけるアークシールドの電位を上昇させるアークシールド電位上昇手段14を有し、アークシールド電位上昇手段は、絶縁容器を構成する絶縁碍管並びにアークシールドを含めた全体領域のうち、少なくとも一部領域に接触させて設けられ、一部領域における静電容量を増減変化させる。【選択図】図1

Description

この発明の実施形態は、真空バルブに関する。
ビルや大型施設に設けられる受配電用の開閉装置として、例えば、遮断器や断路器などの開閉器を具備したスイッチギヤが知られている。スイッチギヤには、開閉器の構成要素として真空バルブが適用されている。真空バルブの内部は、絶縁容器によって一定の絶縁状態に維持され、この絶縁容器の内部に一対の電極が離接可能に収容されている。この場合、一対の電極を離接操作することで、事故電流の遮断や負荷電流の開閉が行われ、スイッチギヤから電力が安定して供給される。
特開2021-150260号公報 特許第6519167号公報 特開2006-80036号公報 特許第5175516号公報
ところで、通電状態から開極状態に移行する際に、真空バルブを開放(即ち、一対の電極を離間)させたとき、電極相互間に発生したアーク放電(以下、アークと言う)によって、例えば、電極相互の対向面(以下、電極対向面という)が局所的に加熱されて表面温度が上昇する。そして、表面温度の上昇の程度によっては、例えば、電極対向面から金属蒸気が噴出したり、電極対向面が溶融(溶解)したりして、その一部が絶縁容器内に拡散する場合がある。
このとき、電極対向面から拡散した金属蒸気や溶融物(溶解物)が絶縁容器の内面に付着すると、これにより、絶縁容器の内面が汚損され、その結果、真空バルブの絶縁性能(遮断性能)を一定に維持することが困難になってしまう。これを防ぐために、真空バルブには、浮遊電位(即ち、電流が0(ゼロ)となる電圧)を有する円筒形状の金属製アークシールドが適用されている。
アークシールドを真空バルブに適用する方法としては、例えば、円筒形状のアークシールドの外周を周方向に沿って一部フランジ状に突出させた突出部を絶縁碍管の相互間で挟持する突出部挟持法や、円筒形状のアークシールドの両端を絶縁碍管の相互間で挟持する両端挟持法などが知られている。なお、いずれの挟持法においても、2つの絶縁碍管と、これら絶縁碍管の相互に挟持されたアークシールド(或いは、突出部)によって、単体の筒状絶縁容器が構成される。
この場合、両端挟持法において、アークシールドは、その全長に亘って絶縁容器の一部として併用される。これにより、両端挟持法では、絶縁容器を構成するための絶縁碍管の全長を短くすることができる。この結果、両端挟持法は、突出部挟持法よりも真空バルブの低コスト化を図ることが可能となる。
一方、両端挟持法は、突出部挟持法に比べて、アークシールドの外部に露出する領域が増大する。即ち、両端挟持法では、アークシールドの全長に亘る部分が外部に露出する。このため、通電状態から開極状態への移行時(換言すると、真空バルブの開放時(即ち、電極相互を離間させた時))において、アークシールドの浮遊電位を最適な状態に維持することが困難になってしまう。なお、最適な浮遊電位(単に、最適な電位と言ってもよい)とは、例えば、電極の離接方向で見て、真空バルブの一方(可動)側と他方(固定)側との間の電位差を100%と規定した場合、その中間値となる50%及びその近傍の電位を指す。
従来、このような事態を回避するために、アークシールドの電位分担を改善する各種の電位分担改善法が提案されている。例えば、アークシールドに加えて複数のサブシールドを増設する方法、アークシールドを二重化する方法、絶縁樹脂でモールドされた真空バルブの外側を金属製の円筒部材で覆う方法、絶縁樹脂でモールドされた真空バルブの外部シールド(電界緩和シールドとも言う)を設計変更する方法などである。
しかし、上記した電位分担改善法では、いずれも、既存の真空バルブをそのまま利用することができず、例えば、真空バルブの基本構造に対する変形ないし改造などの各種の設計変更が伴われる。このため、設計変更の程度によっては、開極時におけるアークシールドの浮遊電位を最適な状態に維持することはできるものの、既存の真空バルブが元来有している絶縁性能(遮断性能)を一定に維持することができなくなってしまう。
本発明の目的は、既存の真空バルブの基本構造に対する設計変更を伴うこと無くそのまま利用しつつ、当該真空バルブが元来有している絶縁性能(遮断性能)を一定に維持すると同時に、開極時におけるアークシールドの浮遊電位を最適な状態に維持することが可能な低コストの真空バルブを提供することにある。
実施形態によれば、電極を離接可能に収容した筒状の絶縁容器と、電極を囲むように延在した筒状のアークシールドとを具備し、絶縁容器は、アークシールドの両端に筒状の絶縁碍管を接続させて構成されている真空バルブであって、開極時におけるアークシールドの電位を上昇させるアークシールド電位上昇手段を有し、アークシールド電位上昇手段は、絶縁容器を構成する絶縁碍管並びにアークシールドを含めた全体領域のうち、少なくとも一部領域に接触させて設けられ、一部領域における静電容量を増減変化させる。
一実施形態に係る真空バルブの内部構造を示す図。 図1に示す浮遊静電容量を回路モデル化した図。 アークシールド電位上昇手段の厚さと比誘電率との関係を示す図。 第1変形例に係る真空バルブの内部構造を示す図。 第2変形例に係る真空バルブの内部構造を示す図。 第3変形例に係る真空バルブの内部構造を示す図。 第4変形例に係る真空バルブの内部構造を示す図。 第5変形例に係る真空バルブの内部構造を示す図。 誘電率材料の塗布長さとアークシールド電位の変化との関係を示す図。
「一実施形態」
図1は、本実施形態に係る真空バルブPの基本構造を示す図である。真空バルブPは、固定電極E1と、可動電極E2と、絶縁容器1(真空容器とも言う)と、固定側封着金具2と、可動側封着金具3と、気密維持機構4と、アークシールド5と、固定側外部シールド6と、可動側外部シールド7とを具備している。
図1の例において、固定電極E1、可動電極E2、気密維持機構4は、絶縁容器1に収容されている。この場合、可動電極E2や可動側封着金具3が配置された側ないし領域を絶縁容器1の一方と規定し、それとは反対側において、固定電極E1や固定側封着金具2が配置された側ないし領域を絶縁容器1の他方と規定する。
図1に示すように、絶縁容器1は、真空バルブPの中心を規定する仮想軸線Pxを中心とした中空円筒形状を成している。絶縁容器1は、仮想軸線Px方向(換言すると、後述する電極E1,E2の離接方向とも言う)で見て、その両端が開口されている。双方の開口(固定側開口K1、可動側開口K2)は、固定側封着金具2、及び、可動側封着金具3によって覆われている。即ち、絶縁容器1の一方の可動側開口K2は、可動側封着金具3によって閉塞されている。絶縁容器1の他方の固定側開口K1は、固定側封着部材2によって閉塞されている。
絶縁容器1は、仮想軸線Px方向(電極E1,E2の離接方向)において、アークシールド5の両端(一端T1、他端T2)に絶縁碍管(固定側絶縁碍管1a、可動側絶縁碍管1b)を接続させて構成されている。即ち、アークシールド5の一端T1に可動側絶縁碍管1bが接続され、アークシールド5の他端T2に固定側絶縁碍管1aが接続されている。
絶縁碍管1a,1bは、互いに同一の厚さを有している。これら絶縁碍管1a,1b並びにアークシールド5は、仮想軸線Pxを中心とした中空円筒形状を成し、それぞれの径寸法(半径、直径)は、互いに略同一に設定されている。これにより、双方の絶縁碍管1a,1bと、絶縁碍管1a,1bの相互間に介在させたアークシールド5とは、仮想軸線Pxに沿って延在しつつ互いに真っ直ぐに並んで配置されている。
この状態において、アークシールド5は、一対の電極E1,E2を囲むように、具体的には、その内部(内側)に、後述する固定電極E1の固定接点8、並びに、可動電極E2の可動接点10を収容するように配置されている。
アークシールド5の両端T1,T2の相互間には、一定の厚さを有して仮想軸線Px方向(電極E1,E2の離接方向)に沿って延在した筒状の本体部5mが備えられている。アークシールド5の両端T1,T2は、互いに同一の構成を有している。アークシールド5の両端T1,T2は、それぞれ、接続部5aと移行部5bとから構成されている。
接続部5aは、一定の厚さを有して仮想軸線Px方向(電極E1,E2の離接方向)に沿って延在している。仮想軸線Pxを中心に半径方向で見て、接続部5aの厚さは、本体部5mの厚さよりも薄く設定されている。接続部5aは、例えば、銀ロウを用いたロウ付けによって、絶縁碍管1a,1bに接続させることが可能になっている。これにより、アークシールド5の一端T1(接続部5a)が可動側絶縁碍管1bに接続され、アークシールド5の他端T2(接続部5a)が固定側絶縁碍管1aに接続される。
移行部5bは、上記した接続部5aを本体部5mに連続的に繋げるように、当該接続部5aと本体部5mとの間に設けられている。図1の例において、移行部5bは、本体部5mから接続部5aに向かって先細り形状(換言すると、接続部5aから本体部5mに向かって末広がり形状)を成している。
上記した図1の例において、固定側封着金具2及び可動側封着金具3は、例えば、ステンレス鋼を主成分とする金属材料で構成されている。絶縁碍管1a,1bは、例えば、アルミナセラミックなどの絶縁材料で中空円筒形状に成形されている。アークシールド5は、例えば、銅やステンレス鋼などを主成分とする金属材料で構成されている。
また、固定電極E1及び可動電極E2は、仮想軸線Pxを中心に同心状に構成されていると共に、仮想軸線Pxに沿って整列して延在されている。この状態において、固定電極E1と可動電極E2とは、それぞれの電極対向面E1s,E2sが平行に対向するように位置付けられている。
固定電極E1は、固定接点8と、固定通電軸9とを備えている。可動電極E2は、可動接点10と、可動通電軸11とを備えている。上記した一方の電極対向面E1sは、固定接点8に設けられ、他方の電極対向面E2sは、可動接点10に設けられている。固定通電軸9及び可動通電軸11は、互いに同一の直径を有する円柱形状を成し、導電率の高い材料(例えば、銅(Cu)、銅合金、銀(Ag))で構成されている。
固定接点8及び可動接点10は、双方の電極対向面E1s,E2sが平行に対向するように、互いに対向して配置されている。固定接点8は、固定通電軸9の一端に接続され、固定通電軸9の他端は、固定側封着金具2を介して、仮想軸線Pxに沿って移動不能に真空バルブPに固定されている。可動接点10は、可動通電軸11の一端に接続され、可動通電軸11の他端は、可動側封着金具3を介して、図示しない操作機構に連結されている。
ここで、図1に示すように、操作機構によって可動通電軸11を仮想軸線Pxに沿って移動させる。これにより、可動接点10を固定接点8に対して離接、具体的には、双方の電極対向面E1s,E2sを離接させることができる。この結果、真空バルブPを開閉操作(即ち、一対の電極E1,E2を離接操作)することができる。
また、可動通電軸11と可動側封着金具3との間には、気密維持機構4が配置されている。気密維持機構4は、伸縮性を有するベローズで構成され、ベローズ(気密維持機構)4は、例えば、ステンレスなどの薄い金属で構成されている。ベローズ4は、仮想軸線Px方向に伸縮可能な蛇腹状を成し、可動通電軸11の外側を隙間無く覆っている。
ベローズ4は、その一端が可動側封着金具3に隙間無く接合され、その他端が可動通電軸11に隙間無く接合されている。これにより、絶縁容器1の内部は、常に気密状態(即ち、真空状態)に維持される。この結果、真空バルブPの開閉操作に際し、可動通電軸11を仮想軸線Pxに沿って移動させている間も、絶縁容器1の内部に大気(空気)が浸入することはない。
加えて、上記した基本構造を有する真空バルブPは、後述するアークシールド電位上昇手段14と共に、絶縁樹脂12で覆われ、これにより、予め設定された輪郭形状に成型されている。図1の例において、真空バルブPは、絶縁樹脂12によって円筒形状の輪郭に成型されている。この場合、絶縁樹脂12としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂などが適用される。
更に、絶縁樹脂12により円筒形状の輪郭に成型された真空バルブPは、絶縁樹脂12の外側を覆うように設けられた導電性の接地層13を具備している。接地層13は、円筒形状の絶縁樹脂12の外周に、例えば、導電性塗料を塗布して成形され、アースが施されている。
このようなモールド真空バルブPには、通電時ないし開極時において、上記した封着金具2,3への電界集中を緩和する外部シールド(固定側外部シールド6、可動側外部シールド7)が設けられている。これにより、これらの封着金具2,3に対する電界緩和が図られている。外部シールド6,7は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼(SUS)などの金属(導電)材料で成形することができる。
固定側外部シールド6は、接触シールド部6aと、非接触シールド部6bとを有している。接触シールド部6aは、固定側封着金具2に接触しつつ当該固定側封着金具2の全面を被覆している。非接触シールド部6bは、絶縁容器1の外周領域に接触すること無く、当該外周領域を一部囲むように接触シールド部6aから連続して仮想軸線Px方向(電極E1,E2の離接方向)に延出している。
可動側外部シールド7は、接触シールド部7aと、非接触シールド部7bとを有している。接触シールド部7aは、可動側封着金具3に接触しつつ当該可動側封着金具3の全面を被覆している。非接触シールド部7bは、絶縁容器1の外周領域に接触すること無く、当該外周領域を一部囲むように接触シールド部7aから連続して仮想軸線Px方向(電極E1,E2の離接方向)に延出している。
この場合、外部シールド6,7の接触シールド部6a,7aと、絶縁容器1の外周領域との隙間Wは、絶縁碍管1a,1bの厚さの1/2以上に設定されている。これにより、後述するアークシールド電位上昇手段14及び絶縁樹脂12の充填性の向上を図ることができる。
ここで、絶縁容器1の外周領域には、上記した双方の絶縁碍管1a,1bの外周を規定する碍管外周領域1s、及び、アークシールド5の外周を規定するアークシールド外周領域5sが含まれる。なお、アークシールド外周領域5sは、上記した本体部5m並びに両端T1,T2(接続部5a、移行部5b)の全てを含めた範囲で規定される。
ところで、上記した基本構造を有するモールド真空バルブPにおいて、例えば、対向する導体(電極E1,E2、アークシールド5、外部シールド6,7、接地層13)に電圧が印加されると、その間には、目に見えないコンデンサ(電気溜まり)が発生する。これを「浮遊静電容量(単に、静電容量)」と言う。図1には、モールド真空バルブPに発生する浮遊静電容量が示されており、図2には、この浮遊静電容量を見やすいように整理した回路モデルが示されている。
図1及び図2において、C1は固定電極E1とアークシールド5との間の浮遊静電容量、C2は可動電極E2とアークシールド5との間の浮遊静電容量、C3は固定側外部シールド6とアークシールド5との間の浮遊静電容量、C4は可動側外部シールド7とアークシールド5との間の浮遊静電容量、C5はアークシールド5と接地層13との間の浮遊静電容量を模式的に示している。
図1及び図2では一例として、真空バルブPの固定側(電極E1、外部シールド6)に高電圧が印加され、可動側(電極E2、外部シールド7、アークシールド5)を接地(アース)した場合を想定する。この場合、固定側の電位をVi、アークシールド5の電位をVsとする。そうすると、アークシールド5の電位Vsは、下記の如く表される。
即ち、Vs=Vi×(C1+C3)/(C1+C2+C3+C4+C5)
ここで、固定側の電位Viを100%と規定した場合、通電時にアークシールド5の電位Vsが、その中間値となる50%及びその近傍の電位となる条件は、下記の如く表される。即ち、C1+C3=C2+C4+C5 … 等式1
通常、絶縁容器1内(即ち、真空中)の浮遊静電容量C1,C2は小さく、絶縁樹脂12中の浮遊静電容量C3,C4,C5は大きくなる。このため、下記の如き関係となる。
即ち、C1+C3<C2+C4+C5 … 不等式1
そうすると、開極時(真空バルブPの開放時(即ち、電極E1,E2相互を離間させた時))において、アークシールド5の電位Vsが低下し、その結果、絶縁容器1の片側に極端な電圧が印加される場合がある。このとき、絶縁容器1の沿面絶縁距離が充分ではない場合、絶縁破壊に至る虞がある。
このような不具合の発生を防ぐためには、不等式1を等式1に近付けるように、浮遊静電容量C3,C4,C5を制御すればよい。制御方法の一例としては、高電位側の浮遊静電容量C3を増加させる方法、或いは、接地側の浮遊静電容量C4,C5を低減させる方法が想定される。
そこで、本実施形態の真空バルブPは、浮遊静電容量C3,C4,C5を制御することが可能なアークシールド電位上昇手段14を有している。アークシールド電位上昇手段14によれば、上記した基本構造を設計変更すること無くそのまま利用しつつ、開極時におけるアークシールド5の電位Vsを上昇させることができる。
アークシールド電位上昇手段14は、絶縁容器1を構成する双方の絶縁碍管1a,1b並びにアークシールド5を含めた全体領域のうち、少なくとも一部領域に接触させて設けられ、一部領域における浮遊静電容量C3,C4,C5を増減変化させる。
ここで、絶縁容器1の内部(真空中)において、浮遊静電容量C1,C2は小さな値を有している。このため、アークシールド電位上昇手段14を絶縁容器1の内部に設けても、開極時におけるアークシールド5の電位Vsを上昇させる効果を期待できない。
この場合、アークシールド電位上昇手段14は、上記した絶縁容器1の外周領域1s,5sのうち、少なくとも一部領域に接触させて設けることが好ましい。図1の例において、アークシールド電位上昇手段14は、上記した接地層13に接触させること無く、上記した双方の絶縁碍管1a,1bの碍管外周領域1s、及び、アークシールド5のアークシールド外周領域5sの双方に接触させて設けられている。
更に、アークシールド電位上昇手段14には、絶縁樹脂12よりも誘電率の小さい低誘電率材料が適用されている。低誘電率材料としては、例えば、シリコーンやポリテトラフルオロエチレンなどの樹脂材料が想定される。このようなアークシールド電位上昇手段14は、双方の絶縁碍管1a,1b並びにアークシールド5を含めた絶縁容器1の外周領域1s,5sの全体に亘って隙間無く積層されている。
アークシールド電位上昇手段14を積層する方法としては、例えば、低誘電率材料を絶縁容器1の外周領域1s,5sの全体に亘って塗布することで、所望の膜厚に設定することができる。このとき、低誘電率材料による塗布層の外周輪郭は、凹凸の無い滑らかな円筒形を成して構成される。
図3には、低誘電率材料による塗布層の厚さと、比誘電率とをパラメータとして、アークシールド5の電位(即ち、浮遊電位)がどの程度変化するかを電界解析により求めた結果が示されている。これによれば、比誘電率が低く、かつ、塗布層を厚膜化することで、開極時におけるアークシールド5の電位を上昇させることができる。
以上、本実施形態によれば、既存の真空バルブPの基本構造に対する設計変更を伴うこと無くそのまま利用しつつ、アークシールド電位上昇手段14として低誘電率材料から成る塗布層を設けることができる。これにより、真空バルブPの低コスト化と共に、当該真空バルブPが元来有している絶縁性能(遮断性能)を一定に維持しつつ同時に、低電位側に属するアークシールド5と接地層13との間の浮遊静電容量C5、並びに、低電位側に属する一方の外部シールド7とアークシールド5との間の浮遊静電容量C4を低減させることができる。この結果、仮想軸線Px方向(電極E1,E2の離接方向)で見て、真空バルブPの一方側と他方側との間の電位差を100%と規定した場合において、開極時におけるアークシールド5の浮遊電位を、その中間値となる50%及びその近傍の電位となるように上昇制御することができる。かくして、開極時におけるアークシールド5の浮遊電位を最適な状態に維持することが可能となる。
本実施形態によれば、外部シールド6,7の接触シールド部6a,7aと、絶縁容器1の外周領域との隙間Wは、絶縁碍管1a,1bの厚さの1/2以上に設定されている。これにより、例えば注型に際し、上記の隙間Wを介して、アークシールド電位上昇手段14及び絶縁樹脂12の流れ込みを向上させることができる。この結果、注型時の歩留まりの低下を防ぐことができる。
「第1変形例」
図4は、第1変形例に係るアークシールド電位上昇手段14の配置構成図である。図4の例において、アークシールド電位上昇手段14は、アークシールド5(アークシールド外周領域5s)及び接地層13の双方に接触しつつ、アークシールド5(アークシールド外周領域5s)と接地層13との相互間に亘って設けられている。
この場合、アークシールド電位上昇手段14には、上記した低誘電率材料を適用しても良いし、これに代えて、例えば、温度可変型誘電材料や膨張材を適用してもよい。温度可変型誘電材料は、温度が上昇している状態でのみ比誘電率が低くなる特性を有している。膨張材は、熱により膨張する特性を有している。
なお、温度可変型誘電材料としては、例えば、使用温度範囲で強誘電相を形成、又は、使用温度範囲内にキュリー温度を有するチタン酸バリウムなどの強誘電体以外の常誘電体材料であれば、一般に温度上昇に対して誘電率は低下する。膨張材としては、負の熱膨張を有さない材料である必要がある。一般に絶縁樹脂は正の熱膨張率を有するが、充填剤を添加した絶縁樹脂については、充填剤であるフィラーや繊維などの材料や配向状態などによって材料全体の熱膨張率が負になる場合がある。また、相転移により熱膨張率が低下することが考えられるため、絶縁樹脂はガラス転移温度以下で使用されることが望ましい。
ここで、開極時において、電極E1,E2相互間に発生したアークが拡散してアークシールド5に接触することで、アークシールド5自体の温度が一時的に上昇する場合がある。このとき、温度可変型誘電材料を適用したアークシールド電位上昇手段14では、加熱されたアークシールド5によって、当該アークシールド電位上昇手段14の比誘電率が低くなる。一方、膨張材を適用したアークシールド電位上昇手段14では、加熱されたアークシールド5によって、当該アークシールド電位上昇手段14が膨張してアークシールド5と接地層13との間の距離が長くなる。
これにより、温度可変型誘電材料及び膨張材のいずれをアークシールド電位上昇手段14として適用しても、アークシールド5と接地層13との間の浮遊静電容量C5を低減させることができる。この結果、開極時におけるアークシールド5の浮遊電位を最適な状態に維持することが可能となる。なお、その他の構成並びに効果は、上記した一実施形態と同様であるため、その説明は省略する。また、電流遮断の責務を負わない断路器については、電流遮断に伴うアークが発生しないため、アークシールドの温度は上昇しない。このため、温度可変型誘電材料及び膨張材のいずれも適用することができない。
「第2変形例」
図5は、第2変形例に係るアークシールド電位上昇手段14の配置構成図である。図5の例において、アークシールド電位上昇手段14は、接地層13に接触させること無く、アークシールド5(アークシールド外周領域5s)に接触させて設けられている。
このような配置構成によれば、上記した第1変形例の配置構成と同様の効果を実現することができる。なお、その他の構成並びに効果は、上記した一実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
「第3変形例」
図6は、第3変形例に係るアークシールド電位上昇手段14の配置構成図である。図6の例において、アークシールド電位上昇手段14は、双方の外部シールド6,7に接触させて設けられている。具体的には、アークシールド電位上昇手段14は、外部シールド6,7の非接触シールド部6b,7bと、当該非接触シールド部6b,7bによって囲まれた絶縁容器1の外周領域(即ち、碍管外周領域1s)との間に充填されている。
この場合、アークシールド電位上昇手段14には、絶縁樹脂12よりも誘電率の大きい高誘電率材料が適用されている。高誘電率材料としては、例えば、チタン酸バリウムやチタン酸ストロンチウムなどの樹脂材料が想定される。
このような配置構成によれば、アークシールド5と外部シールド6,7との間の浮遊静電容量C3,C4を増加させることができる。ただし、低電位側(例えば、外部シールド7側)に高誘電率材料を適用すると、当該低電位側の浮遊静電容量C4が大きくなり、電位改善効果が低減する場合がある。この場合、高電位側(例えば、外部シールド6側)にのみ高誘電率材料を適用することが好ましい。
ここで、上記したような浮遊静電容量C3,C4を増加させる効果は、高誘電率材料に代えて、例えば、非線形誘電材料をアークシールド電位上昇手段14として適用しても実現することができる。非線形誘電材料は、磁界強度に応じて材料の誘電率が非線形に変化する特性、換言すると、電界が掛かっていない状態(即ち、低電界となる領域)では、比誘電率が低くなり、高電界となる領域では、比誘電率が高くなる特性を有している。
そこで、図6に示すように、非線形誘電材料を双方の外部シールド6,7に接触させて設けることで、開極時に外部シールド6,7付近が局所的に高誘電率となるため、上記した高誘電率材料と同様の効果を実現するこができる。このとき、低電位側(例えば、外部シールド7側)において、磁界強度はそれほど大きくならず、比誘電率も高くならない。これにより、上記した高誘電率材料を適用した場合に生じる弊害を解消させることができる。
更に、非線形誘電材料を適用した場合には、例えば図1に示すように、アークシールド電位上昇手段14を、双方の絶縁碍管1a,1b並びにアークシールド5を含めた絶縁容器1の外周領域1s,5sの全体に亘って隙間無く積層させてもよい。この場合、非線形誘電材料としては、例えば、チタン酸バリウムやチタン酸ストロンチウムに代表される強誘電体がフィラーとしてエポキシ樹脂などの絶縁樹脂に添加されたものが想定される。
「第4変形例」
図7は、第4変形例に係るアークシールド電位上昇手段14の配置構成図である。図7の例において、アークシールド電位上昇手段14は、外部シールド6,7の非接触シールド部6b,7bの外周を規定する外周領域6s,7sに接触させて設けられている。具体的には、アークシールド電位上昇手段14は、外部シールド6,7(非接触シールド部6b,7b)及び接地層13の双方に接触しつつ、外部シールド6,7(非接触シールド部6b,7b)と接地層13との相互間に亘って設けられている。
このような配置構成によれば、上記した第3変形例の配置構成と同様の効果を実現することができる。なお、その他の構成並びに効果は、上記した一実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
「第5変形例」
図8は、第5変形例に係るアークシールド電位上昇手段14の配置構成図である。図8の例において、アークシールド電位上昇手段14は、高電位側から低電位側に亘る領域に亘って配置されている。具体的には、アークシールド電位上昇手段14は、固定側絶縁碍管1aとアークシールド5の双方に部分的に接触しつつ、接地層13との相互間に亘って設けられている。
この場合、アークシールド電位上昇手段14には、例えば、上記した低誘電率材料、高誘電率材料、非線形誘電材料、温度可変型誘電材料、膨張材を適宜選択的に適用することが可能である。ただし、図9に示すように、高誘電率材料の塗布長さを長くし過ぎると、アークシールド5の浮遊電位が過剰に上昇してしまうことに留意する必要がある。これに対して、低誘電率材料を上記した一実施形態(図1参照)のように延在させた場合、当該低誘電率材料がアークシールド5の周囲に存在し、これにより、当該一実施形態と同様の効果を実現することができる。
「その他の変形例」
上記した一実施形態並びに各変形例では、双方の絶縁碍管1a,1bの碍管外周領域1sと、アークシールド5のアークシールド外周領域5sとの仮想軸線Px方向における位置関係について特に言及しなかったが、これらの碍管外周領域1sとアークシールド外周領域5sとは、同一円筒面上に沿って互いに面一となるように位置付けてもよいし、そうでなくてもよい。
例えば、仮想軸線Pxを中心に半径方向で見て、碍管外周領域1sをアークシールド外周領域5sよりも突出させて位置付けてもよいし、或いは、碍管外周領域1sよりもアークシールド外周領域5sを突出させて位置付けてもよい。なお、いずれのレイアウトであっても、上記した一実施形態(図1参照)のようにアークシールド電位上昇手段14を絶縁容器1の外周領域1s,5sの全体に亘って積層した状態において、当該アークシールド電位上昇手段14による外周輪郭は、凹凸の無い滑らかな円筒形を成して構成される。
以上、本発明の一実施形態及びいくつかの変形例を説明したが、これらの実施形態及び変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及び変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…絶縁容器、1a…固定側絶縁碍管、1b…可動側絶縁碍管、1s…碍管外周領域、2…固定側封着金具、3…可動側封着金具、4…気密維持機構、5…アークシールド、5m…本体部、5a…接続部、5b…移行部、5s…アークシールド外周領域、6…固定側外部シールド、7…可動側外部シールド、6a,7a…接触シールド部、6b,7b…非接触シールド部、8…固定接点、9…固定通電軸、10…可動接点、11…可動通電軸、12…絶縁樹脂、13…接地層、14…アークシールド電位上昇手段、P…真空バルブ、E1…固定電極、E2…可動電極、K1…固定側開口、K2…可動側開口、T1…一端、T2…他端。

Claims (10)

  1. 一対の電極を離接可能に収容し、かつ、前記電極の離接方向において両端が開口した筒状の絶縁容器と、
    一対の前記電極を囲むように前記離接方向に沿って延在した筒状のアークシールドと、を具備し、
    前記絶縁容器は、前記離接方向において、前記アークシールドの両端に筒状の絶縁碍管を接続させて構成されている真空バルブであって、
    開極時における前記アークシールドの電位を上昇させるアークシールド電位上昇手段を有し、
    前記アークシールド電位上昇手段は、前記絶縁容器を構成する双方の前記絶縁碍管並びに前記アークシールドを含めた全体領域のうち、少なくとも一部領域に接触させて設けられ、前記一部領域における静電容量を増減変化させる真空バルブ。
  2. 前記真空バルブは、前記アークシールド電位上昇手段と共に、絶縁樹脂で覆われ、これにより、予め設定された輪郭形状に成型されている請求項1に記載の真空バルブ。
  3. 前記アークシールドの前記両端の相互間には、一定の厚さを有して前記離接方向に沿って延在した筒状の本体部が備えられ、
    前記アークシールドの前記両端は、それぞれ、
    一定の厚さを有して前記離接方向に沿って延在し、前記絶縁碍管に接続させることが可能な接続部と、
    前記接続部を前記本体部に連続的に繋げるように、前記接続部と前記本体部との間に設けられた移行部と、から構成され、
    前記接続部の厚さは、前記本体部の厚さよりも薄く設定されている請求項1に記載の真空バルブ。
  4. 筒状の前記絶縁容器の外周を規定する外周領域において、前記アークシールド電位上昇手段は、前記外周領域のうち、少なくとも前記一部領域に接触させて設けられている請求項2に記載の真空バルブ。
  5. 前記絶縁容器の前記外周領域には、それぞれの前記絶縁碍管の外周を規定する碍管外周領域、及び、前記アークシールドの外周を規定するアークシールド外周領域が含まれ、
    前記アークシールド電位上昇手段は、前記碍管外周領域の少なくとも一方、或いは、前記アークシールド外周領域のみ、又は、前記碍管外周領域及び前記アークシールド外周領域の双方に接触させて設けられている請求項4に記載の真空バルブ。
  6. 前記真空バルブは、
    前記絶縁容器の前記両端の開口を閉塞する封着金具と、
    前記封着金属への電界集中を緩和する外部シールドと、を具備し、
    前記外部シールドは、
    前記封着金具に接触しつつ前記封着金具を被覆する接触シールド部と、
    前記絶縁容器の前記外周領域に接触すること無く、前記外周領域を一部囲むように前記接触シールド部から連続して前記離接方向に延出した非接触シールド部と、を有し、
    前記アークシールド電位上昇手段は、前記非接触シールド部の外周を規定する外周領域に接触させて設けられている請求項4に記載の真空バルブ。
  7. 前記外部シールドの前記接触シールド部と、前記絶縁容器の前記外周領域との隙間は、前記絶縁碍管の厚さの1/2以上に設定されている請求項6に記載の真空バルブ。
  8. 前記絶縁樹脂により予め設定された輪郭形状に成型された前記真空バルブは、
    前記絶縁樹脂の外側を覆うように設けられた導電性の接地層を具備し、
    前記離接方向で見て、前記真空バルブの一方側と他方側との間の電位差を100%と規定した場合において、開極時における前記アークシールドの電位が、その中間値となる50%及びその近傍の電位となるように、前記アークシールド電位上昇手段は、低電位側に属する前記アークシールドと前記接地層との間の前記静電容量を低減させる機能を有している請求項6に記載の真空バルブ。
  9. 前記絶縁樹脂により予め設定された輪郭形状に成型された前記真空バルブは、
    前記絶縁樹脂の外側を覆うように設けられた導電性の接地層を具備し、
    前記離接方向で見て、前記真空バルブの一方側と他方側との間の電位差を100%と規定した場合において、開極時における前記アークシールドの電位が、その中間値となる50%及びその近傍の電位となるように、前記アークシールド電位上昇手段は、低電位側に属する一方の前記外部シールドと前記アークシールドとの間の前記静電容量を低減させる機能を有している請求項6に記載の真空バルブ。
  10. 前記絶縁樹脂により予め設定された輪郭形状に成型された前記真空バルブは、
    前記絶縁樹脂の外側を覆うように設けられた導電性の接地層を具備し、
    前記離接方向で見て、前記真空バルブの一方側と他方側との間の電位差を100%と規定した場合において、開極時における前記アークシールドの電位が、その中間値となる50%及びその近傍の電位となるように、前記アークシールド電位上昇手段は、高電位側に属する他方の前記外部シールドと前記アークシールドとの間の前記静電容量を増加させる機能を有している請求項6に記載の真空バルブ。
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