JP2023126032A - 二次電池用負極、二次電池、および二次電池用負極の製造方法 - Google Patents

二次電池用負極、二次電池、および二次電池用負極の製造方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023126032000001
【課題】質量容量密度および体積容量密度が高く、充放電サイクル特性に優れた二次電池用負極、二次電池、および二次電池用負極の製造方法を提供する。
【解決手段】二次電池用負極13は、カーボンナノチューブ(第2のカーボンナノチューブ)17の自立したスポンジ状構造体からなる三次元集電体(第2の三次元集電体)18と、三次元集電体18の内部に包含された複数のSiO粒子19とを備え、SiOの含有量が50質量%以上93質量%以下である。二次電池10は、二次電池用負極13と、二次電池用正極12とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池用負極、二次電池、および二次電池用負極の製造方法に関する。
高エネルギー密度の二次電池を実現するための負極として、黒鉛(C)の約10倍の高理論容量を有するシリコン(Si)または金属リチウム(Li)を負極活物質として用いた負極の研究が進められている。
本願発明者等は、カーボンナノチューブ(CNT)の自立したスポンジ状構造体からなる三次元集電体の内部に正極活物質としての硫黄(S)が包含された正極と、CNTの自立したスポンジ状構造体からなる三次元集電体の内部に負極活物質としてのSiが包含された負極とを備えた二次電池を提案した(特許文献1)。
また、本願発明者等は、二次電池の負極として、CNTの自立したスポンジ状構造体からなる三次元集電体の内部に、負極活物質としての金属Liと、Liの析出核となる複数のシード粒子とが包含された負極を提案した(特許文献2)。
しかしながら、負極活物質としてSiやLiを用いた負極では、多量のLi吸放出時の体積変化に伴う劣化の問題がある。一方、一酸化ケイ素(SiO)は、黒鉛の約5倍の高理論容量を有し、理論容量はSiやLiより小さいものの充放電サイクル特性に優れており、負極材料として注目されている。そこで、負極活物質としてSiOを用いた負極が提案されている(非特許文献1)。
非特許文献1には、負極活物質としてのSiO粒子とCNTとポリフッ化ビニリデン(PVDF)とが複合化された負極が記載されている。
特開2018-113108号公報 国際公開第2020/175488号
T. Kang, et al., Energy Technology 7, 1800635 (2018).
非特許文献1の負極では、PVDFが用いられているため、SiOの添加量を高められず、高容量密度化が困難である。
そこで本発明は、質量容量密度および体積容量密度が高く、充放電サイクル特性に優れた二次電池用負極、二次電池、および二次電池用負極の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る二次電池用負極は、カーボンナノチューブの自立したスポンジ状構造体からなる三次元集電体と、前記三次元集電体の内部に包含された複数のSiO粒子とを備え、SiOの含有量が50質量%以上93質量%以下である。
本発明に係る二次電池は、上記の二次電池用負極と、二次電池用正極とを備える。
本発明に係る二次電池用負極の製造方法は、カーボンナノチューブの自立したスポンジ状構造体からなる三次元集電体の内部に複数のSiO粒子を包含させ、SiOの含有量を50質量%以上93質量%以下とする。
本発明によれば、カーボンナノチューブの自立したスポンジ状構造体に複数のSiO粒子が包含され、SiOの含有量が50質量%以上93質量%以下であることにより、質量容量密度および体積容量密度が高く、充放電サイクル特性に優れた二次電池用負極、二次電池、および二次電池用負極の製造方法を提供することができる。
本実施形態に係る二次電池の充電時と放電時の構成を表す模式図である。 SiO質量%に対するSiO質量基準容量を示すグラフである。 SiO質量%に対する電極質量基準容量を示すグラフである。 SiO質量%に対する電極体積基準容量を示すグラフである。 SiO質量%に対する初回クーロン効率を示すグラフである。 カーボンコート層を有する場合とカーボンコート層を有さない場合のSiO質量%に対するSiO質量基準容量を示すグラフである。 カーボンコート層を有する場合とカーボンコート層を有さない場合のSiO質量%に対する電極質量基準容量を示すグラフである。 カーボンコート層を有する場合とカーボンコート層を有さない場合のSiO質量%に対する電極体積基準容量を示すグラフである。 カーボンコート層を有する場合とカーボンコート層を有さない場合のSiO質量%に対する初回クーロン効率を示すグラフである。 サイクル試験の結果を示すグラフである。 サイクル試験における負極の断面SEM像である。
以下、図面を参照して本実施形態について詳細に説明する。
1.全体構成
図1において、本実施形態に係る二次電池10(10A,10B)は、セパレータ11と、二次電池用正極(以下、正極と称する)12(12A,12B)と、二次電池用負極(以下、負極と称する)13(13A,13B)と、電解液(図示なし)と、容器(図示なし)とを備える。
充電時の二次電池10Aは、セパレータ11を介して設けられた収縮した正極12Aと膨張した負極13Aとを含む。放電時の二次電池10Bは、セパレータ11を介して設けられた膨張した正極12Bと収縮した負極13Bとを含む。本実施形態の二次電池10は、充放電によりリチウム(Li)イオンがセパレータ11を介して正極12と負極13との間を移動するリチウムイオン二次電池である。
二次電池10は、セパレータ11の一表面に正極12が設けられ、セパレータ11の他表面に負極13が設けられている。二次電池10は、セパレータ11、正極12、負極13、および電解液を容器に収容して構成される。
電解液は、特に限定されず、非水電解液、イオン液体、およびゲル電解液等の一般的に用いられている電解液を用いることができる。非水電解液は、例えば、エチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)とを体積比1:2で混合した混合液に、1.0モル/リットルのLiPF6を溶解して調製することができる。また、例えば、DOL(1,3-ジオキソラン)とDMEとを体積比1:1で混合した混合液に、1.0mol/LのLiTFSI(リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド)および0.6mol/LのLiNO(硝酸リチウム)を溶解して調製することができる。
容器は、特に限定されず、電池缶として一般的に用いられている鉄、ステンレススチール、アルミニウム等の金属缶を用いることができる。質量当たりのエネルギー密度の観点から、金属箔と樹脂フィルムとを積層した金属樹脂複合材が好ましい。
セパレータ11は、微多孔性高分子フィルムで構成することができる。微多孔性高分子フィルムとしては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリフェニレンサルファイド系、ポリイミド系またはフッ素樹脂系の微孔膜や不織布が挙げられる。セパレータ11は、絶縁性繊維の自立したスポンジ状構造体から構成されるものでもよい。スポンジ状構造体は、内部に複数の隙間を有する膜である。スポンジ状構造体としては、例えば不織布が挙げられる。絶縁性繊維は、窒化ホウ素ナノチューブ(BNNT)または有機系ナノファイバーである。有機系ナノファイバーとしては、セルロースナノファイバー(CNF)、キチンナノファイバー等が挙げられる。
正極12には、一般的な二次電池に用いられる各種正極を用いることができる。特に、充放電により厚みが可逆的に変化し、充電時(12A)に厚みが減少し放電時(12B)に厚みが増加する正極を用いると、二次電池内の空間を有効活用できて好適である。正極12は、充放電により体積変化する際は、セパレータ11に接する面の面積が実質的に変化せず、厚みが変化することで収縮または膨張する。すなわち、正極12の体積は、厚みに応じて変化する。
正極活物質16(16A,16B)は、コバルト酸リチウム(LiCoO)、マンガン酸リチウム(LiMn)、リン酸鉄リチウム(LiFePO)、二種以上の遷移金属を複合化したNMC(LiNiMnCo)やNCA(LiNiCoAl)等のリチウム遷移金属複合酸化物、または硫黄等のリチウムと反応して化合物を形成して体積が変化する活物質が用いられる。正極活物質16として、硫黄等のリチウムと反応して体積が変化する活物質を用いた場合には、充放電時の正極12の厚みの変化が大きくなり、充放電時の正極12と後述する負極活物質としてのSiO粒子19を用いた負極13とで膨張収縮が相殺され、二次電池10としての厚みの変化が抑制される。したがって、充放電に伴う正極12の厚みの変化率は、10%以上300%以下であることが好ましい。充放電に伴う正極12の厚みの変化率は、放電時の厚みから充電時の厚みを減じた値を、充電時の厚みで除して算出することができる。正極活物質16としては、硫黄等のリチウムと反応して体積が変化する活物質を用いることが望ましい。体積変化が大きい活物質ほど体積容量密度を高くすることができる。体積変化を可逆的にするために、第1のカーボンナノチューブ(CNT)14の自立したスポンジ状構造体からなる第1の三次元集電体15の内部に正極活物質16を包含することが好ましい。
以下、本実施形態に係る負極(二次電池用負極)13について説明する。負極13は、充放電により厚みが可逆的に変化し、充電時(13A)に厚みが増大し、放電時(13B)に厚みが減少し、充放電に伴う当該負極13の厚みの変化率が10%以上300%以下である。充放電に伴う負極13の厚みの変化率は、充電時の厚みから放電時の厚みを減じた値を、放電時の厚みで除して算出することができる。負極13は、充放電により体積変化する際は、セパレータ11に接する面の面積が実質的に変化せず、厚みが変化することで膨張または収縮する。すなわち、負極13の体積は、厚みに応じて変化する。
負極13は、第2のカーボンナノチューブ(CNT)17の自立したスポンジ状構造体からなる第2の三次元集電体18と、第2の三次元集電体18の内部に包含された複数のSiO粒子19(19A,19B)とを備える。SiO粒子19は、負極13の負極活物質として機能する。SiO粒子19は、モル比でSi:O=1:x(0.5≦x≦1.5)の平均組成を有する。特に、SiO粒子19は、Si:O=1:1の平均組成を有することが好ましい。
第2の三次元集電体18のスポンジ状構造体は、複数の第2のCNT17が互いに絡まり合うことにより形成される。第2のCNT17の平均長さは、1μm以上が好ましく、10μm以上がより好ましく、100μm以上が更に好ましい。第2のCNT17の平均長さが1μm以上であることにより、複数の第2のCNT17が互いに絡まり合って、スポンジ状構造体としての自立性が確保される。第2のCNT17が長いほど、複数の第2のCNT17が互いに絡まり合ったスポンジ状構造体にSiO粒子19を保持し易い。
第2のCNT17の直径は、SiO粒子19の直径より小さい。第2のCNT17の平均直径は、20nm以下が好ましく、15nm以下がより好ましく、10nm以下が更に好ましい。第2のCNT17の平均直径が小さいほど、スポンジ状構造体としての柔軟性が向上する。
第2のCNT17の比表面積は、200m/g以上が好ましく、300m/g以上がより好ましい。また、第2のCNT17の比表面積が大きすぎると電解液の分解反応等の副反応を生じるおそれがあるため、第2のCNT17の比表面積は1200m/g以下が好ましく、800m/g以下がより好ましい。
第2のCNT17の平均層数は、1層以上10層以下が好ましく、1層以上5層以下がより好ましく、2層以上5層以下が更に好ましい。第2のCNT17の平均層数が少ないほど、第2のCNT17の平均直径が小さくなり、複数の第2のCNT17が互いに絡まり合いやすくなるので、スポンジ状構造体としての自立性がより確実に確保される。第2のCNT17の平均層数が小さすぎると第2のCNT17の比表面積が大きくなりすぎる。
負極13におけるSiOの含有量は、50質量%以上93質量%以下が好ましく、65質量%以上90質量%以下がより好ましく、75質量%以上90質量%以下が更に好ましい。以下の説明では、負極13におけるSiOの含有量を、SiO質量%と言う場合もある。
SiO粒子19の平均粒径は、0.2μm以上10μm以下が好ましく、0.4μm以上5μm以下がより好ましく、0.6μm以上3μm以下が更に好ましい。SiO粒子19は、負極活物質として一般的に使用されるSi粒子よりも粒径が大きい。負極活物質として一般的に使用されるSi粒子の平均粒径は、0.05μm~0.1μm程度であり、SiO粒子19は、このSi粒子よりも約10倍平均粒径が大きい。SiO粒子19の平均粒径が大きいので、負極13における第2のCNT17の量が少なくても、個々のSiO粒子19と接する第2のCNT17の本数が多くなり、良好な電気的コンタクトが可能となる。負極13における第2のCNT17の量を少なくすることで、負極13におけるSiOの含有量を大きくできる。また、負極13に含まれるSiO粒子19の平均粒径が大きいと、電解液と接触するSiO粒子19の表面の面積が低減するので、負極活物質と電解液との副反応による電池特性の劣化が抑制される。
第2のCNT17の直径が小さいほど、第2のCNT17の比表面積が大きくなり、第2のCNT17とSiO粒子19との接触面積が大きくなり、良好な電気的コンタクトが可能となる。したがって、第2のCNT17の平均直径が小さく、かつ、SiO粒子19の平均粒径が大きいほど、すなわち、SiO粒子19の平均粒径を第2のCNT17の平均直径で除した値が大きいほど、第2のCNT17とSiO粒子19との電気的コンタクトが良好となる。一方で第2のCNT17の平均直径が小さすぎると当該第2のCNT17の表面積が大きくなりすぎ、第2のCNT17の表面で副反応により電解液が分解してしまう。よって、SiO粒子19の平均粒径を第2のCNT17の平均直径で除した値は、10以上2000以下が好ましく、30以上1000以下がより好ましく、50以上500以下が更に好ましい。
第2のCNT17の長さが、SiO粒子19の平均粒径よりも大きいと、個々の第2のCNT17は複数のSiO粒子19を跨って繋げることができ、また、粒径の大きいSiO粒子19を複数の第2のCNT17が互いに絡まり合ったスポンジ状構造体に確実に保持できる。第2のCNT17の長さが長いほど、第2のCNT17とSiO粒子19との電気的コンタクトが良好となり、第2のCNT17のスポンジ状構造体にSiO粒子19を保持し易くでき、また、第2のCNT17が少ない場合でもCNT同士の接触を確保できる。したがって、第2のCNT17の平均長さをSiO粒子19の平均粒径で除した値が大きいほど、導電率が向上し、膜強度に優れた負極13を得ることができる。第2のCNT17の平均長さをSiO粒子19の平均粒径で除した値は、3以上1000以下が好ましく、10以上500以下がより好ましく、50以上300以下が更に好ましい。
SiO粒子19は、表面にカーボンコート層(図示なし)が設けられていることが好ましい。すなわち、SiO粒子19は、カーボンコート層にSiOが内包された構造が好ましい。カーボンコート層によりSiO粒子19の導電性が向上し、SiO粒子19と第2のCNT17との間の接触抵抗が低減できる。SiO粒子19の表面にカーボンコート層が設けられることで、第2のCNT17がより少なくても、第2のCNT17とSiO粒子19との電気的コンタクトが良好となる。第2のCNT17をより少なくすることで、負極13におけるSiOの含有量をより大きくできる。また、カーボンコート層によりSiOが内包されていることにより、負極活物質と電解液との副反応による電池特性の劣化が抑制される。カーボンコート層を有するSiO粒子19は、例えば、特許第5996802号などに記載されているCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて、SiOの表面に炭素を蒸着することにより製造できる。
負極13は、電気伝導率の高い第2の三次元集電体18を備えるので、金属箔を含まないことが好ましい。金属箔を含むと負極の質量および体積が大きくなり、質量容量密度および体積容量密度の低下につながる。また、負極と全面で接する金属箔を含むと、箔が負極の体積変化を阻害し、また箔と負極との間で応力が発生し電池特性劣化の原因となる。また、正極12も金属箔を含まないことが好ましい。
負極13は、第2のCNT17の自立したスポンジ状構造体からなる第2の三次元集電体18の内部に複数のSiO粒子19が包含されるので、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等の有機高分子バインダーを含まないことが好ましい。有機高分子バインダーを含むと負極の質量および体積が大きくなり、質量容量密度および体積容量密度の低下につながる。
2.製造方法
本実施形態に係る負極(二次電池用負極)13の製造方法について説明する。負極13は、第2のCNT17の自立したスポンジ状構造体からなる第2の三次元集電体18の内部に複数のSiO粒子19を包含させ、SiOの含有量を50質量%以上93質量%以下とすることにより得られる。以下、負極13の製造方法の一例を説明する。
負極13は、スポンジ状構造体の原料となるCNTと負極活物質としてのSiO粒子とを、共分散、ろ過することによって、形成することができる。具体的には、CNTとSiO粒子とがイソプロパノール等の分散媒に分散された分散液を用いて、ろ過により自立膜を形成する。製造する負極のSiOの含有量に合わせ、CNTとSiO粒子との質量割合を調整する。負極13の空隙率は、CNTとSiO粒子の比率やCNTとSiO粒子の分散状態を変更して調節することができる。また、膜作製後にプレスなどの処理を施すことによって、負極13の空隙率を調節してもよい。SiO粒子は、種々の方法により得ることができる。例えば、二酸化珪素と珪素との混合物を加熱して生成した一酸化珪素ガスを冷却し、析出させる方法などが挙げられる。
用いるCNTは、長尺(平均直径1nm~15nm程度、平均長さ10μm~1000μm程度)であることが好ましい。そのようなCNTは、CVD法により合成することができる。例えば、特許第5447367号公報、特許第5862559号公報、D.Y. Kim, H. Sugime, K. Hasegawa, T. Osawa, and S. Noda, Carbon 49(6), 1972-1979 (2011).、Z. Chen, D.Y. Kim, K. Hasegawa, T. Osawa, and S. Noda, Carbon 80, 339-350 (2014).などに記載されている流動層CVD法が挙げられる。CNTは、浮遊触媒CVD法、基板担持触媒CVD法により合成してもよい。
CNTは、SiO粒子を取り込みながら、ファンデルワールス力によりネットワークを構成する。こうして、負極活物質としての複数のSiO粒子が、CNTのスポンジ状構造体からなる三次元集電体中の隙間に取り込まれて負極が形成される。
次に、正極活物質として硫黄を用いる正極12の製造方法の一例を説明する。正極12は、スポンジ状構造体の原料となるCNTと正極活物質としてのLi2Sとを、共分散、ろ過することにより形成することができる。具体的には、CNTとナノ粒子状のLi2Sとがエタノールやイソプロパノール等の分散媒に分散された分散液を用いて、ろ過により自立膜を形成する。ナノ粒子状のLi2Sは、ボールミル法によりLi2S粉末を粉砕するなどの一般的な手法により得ることができる。
CNTは、ナノ粒子状のLi2Sを取り込みながら、ファンデルワールス力によりネットワークを構成する。こうして、正極活物質としてのLi2Sが、CNTのスポンジ状構造体からなる三次元集電体中の隙間に取り込まれて正極が形成される。
以上の工程により得られた正極12および負極13を、セパレータ11の一表面および他表面に積層して電極構造体を作製する。作製された電極構造体においては、正極と負極との合計体積の充放電時の比は、正極および負極の厚さおよび/または空隙率の大きさを調整して制御することができる。上述したように、空隙率は、三次元集電体の空隙率や活物質の量を変化させることで調整することができる。電極構造体は、その表面に送電用の金属ワイヤを配置して、電解液とともに容器に収容することにより、二次電池10を製造することができる。
3.作用および効果
本実施形態に係る負極13は、第2の三次元集電体18の内部に負極活物質としての複数のSiO粒子19が包含され、SiOの含有量が50質量%以上93質量%以下である。負極13におけるSiOの含有量が多いため、相対的に第2のCNT17の量が少なくなり、質量容量密度および体積容量密度が高く、優れた充放電サイクル特性を有する負極が得られる。
負極13は、SiO粒子19の表面に導電性のカーボンコート層が設けられているので、第2のCNT17とSiO粒子19との電気的コンタクトが良好である。第2のCNT17をより少なくすることができるので、負極13におけるSiOの含有量をより大きくでき、質量容量密度および体積容量密度を更に高めることができる。
負極13は、有機高分子バインダーを含まないので、質量および体積を小さくでき、質量容量密度および体積容量密度を高めることができる。
負極13は、第2の三次元集電体18の内部に負極活物質としての複数のSiO粒子19が包含され、金属箔を含まないことにより、質量容量密度および体積容量密度を高めることができる。
負極13は、第2の三次元集電体18がスポンジ状構造体からなることにより、充放電により厚みが可逆的に変化し、充放電に伴う当該負極13の厚みの変化率が10%以上300%以下であるので、二次電池10内の空間を有効に活用して体積容量密度を高めることができる。
4.実施例
4-1.容量密度向上のためのSiO質量%の最適化
表1に、条件を変えて作製した負極の構成をまとめる。
Figure 2023126032000002
条件1~14の負極は、上述した負極13の製造方法を用いて自立膜を形成し、自立膜を所定の圧力でプレスして作製した、直径12mmの円形状の負極である。条件5~7,9については複数のサンプルを作製した。条件1~14に用いたSiO粒子は、モル比でSi:O=1:1の平均組成を有する。条件1~14では、電極面積当たりの負極設計容量が3mAh/cmとなるように活物質としてのSiO粒子の質量を設定した。SiO粒子の質量を一定とし、スポンジ状構造体の原料となるCNTの質量を変えて、表1に示すSiO粒子質量%となるように分散液を調整した。SiO粒子質量%は、負極におけるSiO粒子の質量割合である。
条件1~11では、表面にカーボンコート層を有するSiO粒子を用いた。表1において、「カーボンコート層」の欄に「有り」と記載している。カーボンコート層を有するSiO粒子は、平均粒径1μm、比表面積9.7m/gのものを用いた。カーボンコート層を有するSiO粒子における、SiOの質量割合は97質量%であり、Cの質量割合は3質量%である。表1に示すSiO質量%は、負極におけるSiO粒子質量%に、SiO粒子におけるSiOの質量割合を乗じて計算した値である。
条件12~14では、表面にカーボンコート層を有さないSiO粒子を用いた。表1において、「カーボンコート層」の欄に「無し」と記載している。カーボンコート層を有さないSiO粒子は、平均粒径1μm、比表面積9.7m/gのものを用いた。表1に示すSiO質量%は、負極におけるSiO粒子質量%と同じ値である。
スポンジ状構造体の原料となるCNTは、比表面積307m/g、平均直径10nm、平均長さ300μm、平均層数が1層以上5層以下のものを用いた。
条件1~10、12~14の負極、ポリプロピレン製のセパレータ、厚さ500μmの金属リチウム箔、および電解液を容器に収容し、試験セルを作製した。電解液は、DOLとDMEとを体積比1:1で混合した混合液に、1.0mol/LのLiTFSIおよび0.6mol/LのLiNOを溶解して調製した。なお、SiO質量%が96.0質量%である条件11の負極は、膜強度が低かったため、試験セルを作製できなかった。CNTの質量%が小さすぎ、複数のCNTが互いに絡まり合ったスポンジ状構造体が十分に形成されず、SiO粒子を保持できなかったためと考えられる。
作製した試験セルについて、負極へのLiの挿入(リチオ化(lithiation))とLiの脱離(脱リチオ化(delithiation))のサイクルを行い、負極の容量および初回クーロン効率を測定した。リチオ化・脱リチオ化のサイクルは、0.1CのCレート(Capacity rate)で5mV-1.2Vの条件で行った。
図2~5に、カーボンコート層を有する条件1~10の負極を用いた試験セルについて、SiO質量%に対する負極の容量および初回クーロン効率の測定を行った結果を示す。条件5~7,9については複数のサンプルごとに複数の試験セルを作製し、各々の試験セルについて測定を行った。図2は、SiO質量%に対するSiO質量基準容量を示すグラフである。横軸にSiO質量%を示し、縦軸に、測定された負極の容量をSiOの質量に対する容量として計算した数値を示した。図3は、SiO質量%に対する電極質量基準容量を示すグラフである。横軸にSiO質量%を示し、縦軸に、測定された負極の容量を負極の質量に対する容量として計算した数値を示した。図4は、SiO質量%に対する電極体積基準容量を示すグラフである。横軸にSiO質量%を示し、縦軸に、測定された負極の容量を負極の体積に対する容量として計算した数値を示した。負極の体積は、作製後の負極の面積と負極の厚さから計算した。負極の厚さは、膜厚計を用いて測定した。図5は、SiO質量%に対する初回クーロン効率を示すグラフである。
図2より、SiO質量基準容量は、SiO質量%が約80%まではほぼ一定であるが、SiO質量%が約80%より大きい領域では、SiO質量%が大きくなるとともに低下する傾向が確認された。SiO質量%が大きい領域では、SiO質量%を増やすと、相対的にCNTの量が減少し、SiO粒子とCNTとの接触面積が減少し、電極の導電性が低下したためと考えられる。
図3より、電極質量基準容量は、SiO質量%が約75%までの領域において、SiO質量%が大きくなるとともに増加し、SiO質量%が約80%を超えると、SiO質量%が大きくなるとともに低下する傾向が確認された。SiO質量%が小さい条件では、CNTの量が多くなるので負極の質量が大きくなり、電極質量当たりの容量は小さくなる。このため、SiO質量%が約75%までの領域において、SiO質量%が大きくなるとともに電極質量基準容量が増加する傾向となったと考えられる。
図4より、電極体積基準容量についても、電極質量基準容量と同じような傾向が確認された。電極体積基準容量は、SiO質量%が約75%までの領域において、SiO質量%が大きくなるとともに増加し、SiO質量%が82.5%で最大となり、それを超えると低下する傾向である。SiO質量%が小さい条件では、CNTの量が多くなるので負極の体積が大きくなり、電極体積当たりの容量は小さくなる。このため、SiO質量%が約75%までの領域において、SiO質量%が大きくなるとともに電極体積基準容量が増加する傾向となったと考えられる。
図5より、初回クーロン効率についても、電極質量基準容量と同じような傾向が確認された。初回クーロン効率は、SiO質量%が約75%までの領域において、SiO質量%が大きくなるとともに増加し、SiO質量%が87.3%で最大となり、それを超えると、SiO質量%が大きくなるとともに低下する傾向が確認された。SiO質量%が87.3%と大きいところで最大値となるのは、CNTの量が少ないことによりCNTの表面積が減少し、電解液の還元分解などの副反応が減少したためと考えられる。
上述の図2~5の結果から、SiO質量%(負極におけるSiOの含有量)が50質量%以上93質量%以下の領域で、高い質量容量密度、体積容量密度、初回クーロン効率を示す負極が得られることが確認できた。特にSiO質量%が75質量%以上90質量%以下の領域で、特に高い質量容量密度、体積容量密度、初回クーロン効率が得られ、SiO質量%(負極におけるSiOの含有量)としては75質量%以上90質量%以下が特に好ましい。
次に、カーボンコート層を有するSiO粒子を用いた条件5~7の負極とカーボンコート層を有さないSiO粒子を用いた条件12~14の負極とを用いた試験セルの、SiO質量%に対する負極の容量および初回クーロン効率の測定結果を比較した。図6~9に、カーボンコート層を有するSiO粒子を用いた条件5~7の負極と、カーボンコート層を有さないSiO粒子を用いた条件12~14の負極との測定結果をプロットしたグラフを示す。図6は、SiO質量%に対するSiO質量基準容量を示すグラフであって、図2に対応する。図7は、SiO質量%に対する電極質量基準容量を示すグラフであって、図3に対応する。図8は、SiO質量%に対する電極体積基準容量を示すグラフであって、図4に対応する。図9は、SiO質量%に対する初回クーロン効率を示すグラフであって、図5に対応する。図6~9において、「SiO/C-CNT」は、カーボンコート層を有するSiO粒子を用いた条件の負極についての測定結果を示し、「SiO-CNT」は、カーボンコート層を有さないSiO粒子を用いた条件の負極についての測定結果を示している。
図6~9より、カーボンコート層を有するSiO粒子を用いた試験セルで高い負極の容量および初回クーロン効率が確認された、SiO質量%が75質量%以上90質量%の領域において、カーボンコート層を有さないSiO粒子を用いた試験セルでも、高い負極の容量および初回クーロン効率が確認された。カーボンコート層を有するSiO粒子を用いた場合とカーボンコート層を有さないSiO粒子を用いた場合とを比較すると、カーボンコート層を有さない場合よりも、カーボンコート層を有する場合の方が、SiO質量基準容量、電極質量基準容量、電極体積基準容量、初回クーロン効率のいずれも高い値を示すことが確認された。
SiO質量基準容量および電極質量基準容量は、カーボンコート層を有するSiO粒子の場合が、カーボンコート層を有さないSiO粒子の場合よりも、約10%容量が大きい。電極体積基準容量は、カーボンコート層を有するSiO粒子の場合が、カーボンコート層を有さないSiO粒子の場合よりも、約25%容量が大きく、カーボンコート層の効果が顕著である。また、初回クーロン効率も、カーボンコート層を有するSiO粒子の場合が、カーボンコート層を有さないSiO粒子の場合よりも、約15%容量が大きく、カーボンコート層の効果が大きい。
上述したように、SiO質量%に対する負極の各種容量および初回クーロン効率は、カーボンコート層を有さないSiO粒子を用いた試験セルの場合よりも、カーボンコート層を有するSiO粒子を用いた試験セルの場合の方が高い。SiO粒子の表面にカーボンコート層が設けられていることにより、SiO粒子とCNTとの電気的コンタクトが良好であり、負極の導電性が向上した結果と考えられる。
4-2.サイクル特性
SiO質量%が82.5質量%の条件6の負極と87.3質量%の条件7の負極を用いた試験セルを用いて、リチオ化・脱リチオ化サイクル試験を行った。リチオ化・脱リチオ化サイクル試験は、1サイクル目は0.1CのCレートで5mV-1.2VのSiO利用率100%の条件で行い、2サイクル目以降は、条件6の負極を用いた試験セルではSiO利用率42%の条件で、条件7の負極を用いた試験セルではSiO利用率50%の条件で行った。SiO負極活物質の理論容量1710mAh/gに基づきSiO利用率が上記の数値となるように、サイクル試験の条件を設定した。
図10に、リチオ化・脱リチオ化サイクル試験(以下、サイクル試験と言う。)の結果を示す。横軸にサイクル回数を示し、縦軸に電極質量基準容量を示す。グラフ中に、市販の二次電池において一般的に用いられているグラファイトスラリー負極の電極質量基準容量の数値(294mAh/g)を示している。数値は、負極における負極活物質である黒鉛の質量%(79質量%)と、黒鉛の理論容量(372mAh/g)から計算したものである。条件6では、従来のグラファイトスラリー負極の電極質量基準容量の2.0倍である584mAh/gの電極質量基準容量で140サイクル目まで安定して動作することが確認できた。条件7では、従来のグラファイトスラリー負極の電極質量基準容量の2.5倍である746mAh/gの電極質量基準容量で87サイクル目まで安定して動作することが確認できた。
次に、サイクル試験における負極の断面をSEM(Scanning Electron Microscope)により観察した。サイクル試験は、1サイクル目は0.1CのCレートで5mV-1.2VのSiO利用率100%の条件で行い、2サイクル目以降は、条件6の負極を用いた試験セルではSiO利用率48%の条件で、条件7の負極を用いた試験セルではSiO利用率50%の条件で行った。図11は、サイクル試験における負極の断面SEM像である。図11では、サイクル試験前、0.5サイクル後(第1回リチオ化後)、1サイクル後(第1回脱リチオ化後)、50.5サイクル後(第51回リチオ化後)の負極の断面SEM像が示されている。条件6と条件7の負極は、いずれも0.5サイクル後でLiが挿入されて厚くなり、1サイクル後でLiが脱離して薄くなることが確認できた。50.5サイクル後もLiの挿入により厚くなっており、0.5サイクル後と50.5サイクル後とを比較すると、厚みと外観はほぼ変化しておらず、Liの挿入および脱離による構造の崩壊は発生していないことが確認できた。構造の崩壊による容量の劣化が抑制され、良好なサイクル特性が得られたことがわかる。
条件6の負極の厚みは、サイクル試験前の20μmに対し、0.5サイクル後に3.75倍の75μm、50.5サイクル後に4.00倍の80μmとなった。サイクル試験前の厚みに対する変化率は、0.5サイクル後は275%、50.5サイクル後は300%であった。リチオ化状態の厚みは、脱リチオ化状態の厚みに対し1.42倍~1.51倍程度となり、脱リチオ化状態の厚みに対する変化率は42%~51%程度であった。
条件7の負極の厚みは、サイクル試験前の25μmに対し、0.5サイクル後に2.72倍の68μm、50.5サイクル後に3.04倍の76μmとなった。サイクル試験前の厚みに対する変化率は、0.5サイクル後は172%、50.5サイクル後は204%であった。リチオ化状態の厚みは、脱リチオ化状態の厚みに対し1.24倍~1.38倍程度となり、脱リチオ化状態の厚みに対する変化率は24%~38%程度であった。
10,10A,10B 二次電池
11 セパレータ
12,12A,12B 二次電池用正極
13,13A,13B 二次電池用負極
14 第1のカーボンナノチューブ
15 第1の三次元集電体
16,16A,16B 正極活物質
17 第2のカーボンナノチューブ
18 第2の三次元集電体
19,19A,19B SiO粒子(負極活物質)

Claims (7)

  1. カーボンナノチューブの自立したスポンジ状構造体からなる三次元集電体と、
    前記三次元集電体の内部に包含された複数のSiO粒子と
    を備え、
    SiOの含有量が50質量%以上93質量%以下である二次電池用負極。
  2. 前記SiO粒子の表面にカーボンコート層が設けられている請求項1に記載の二次電池用負極。
  3. 金属箔を含まない請求項1または2に記載の二次電池用負極。
  4. 有機高分子バインダーを含まない請求項1~3のいずれか1項に記載の二次電池用負極。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の二次電池用負極と、
    二次電池用正極と
    を備える二次電池。
  6. 前記二次電池用負極は、充放電により厚みが可逆的に変化し、充填時に厚みが増大し、放電時に厚みが減少し、前記充放電に伴う前記二次電池用負極の厚みの変化率が10%以上300%以下である請求項5に記載の二次電池。
  7. カーボンナノチューブの自立したスポンジ状構造体からなる三次元集電体の内部に複数のSiO粒子を包含させ、SiOの含有量を50質量%以上93質量%以下とする二次電池用負極の製造方法。
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