JP2017103137A - リチウムイオン二次電池用負極活物質、リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用負極活物質、リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】充放電サイクル特性が良好なリチウムイオン二次電池を提供する。【解決手段】本発明において、負極活物質としてFeとOから構成される化合物の棒状粒子であって、短軸方向の長さが20nm以上200nm以下であり、長軸方向の長さが300nm以上2μm以下であり、前記棒状粒子が中空構造をとることを特徴とする負極活物質。【選択図】 図3

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用負極活物質、リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池に関するものである。
リチウムイオン二次電池は、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池等と比べ、軽量、高容量であるため、携帯電子機器用電源として広く応用されている。また、ハイブリッド自動車や、電気自動車用に搭載される電源として有力な候補ともなっている。そして、近年の携帯電子機器の小型化、高機能化に伴い、これらの電源となるリチウムイオン二次電池への更なる高容量化が期待されている。
リチウムイオン二次電池の容量は主に電極の活物質に依存する。負極活物質には、一般に黒鉛が利用されている。しかし、黒鉛の理論容量は372mAh/gであり、実用化されている電池では、既に約350mAh/gの容量が利用されている。よって、将来の高機能携帯機器のエネルギー源として十分な容量を有する非水電解質二次電池を得るためには、さらなる高容量化を実現する必要があり、そのためには、黒鉛以上の理論容量を有する負極材料が必要である。
かかる負極活物質の一例として、Fe等の鉄酸化物(鉄を構成元素として含む酸化物)を含む組成のものが挙げられる。これらの鉄酸化物は、リチウムイオンを電気化学的に吸蔵および放出可能であり、黒鉛に比べて非常に大きな容量の充放電が可能である。特にFeの理論放電容量は1005mAh/gであり、黒鉛の2.7倍もの高容量を示すことが知られている。(非特許文献1)
JOURNAL OF SOLID STSTE CHRMISTY 55,280−286(1984)
しかしながら、上述した非特許文献1に記載された負極活物質においても、充放電サイクル特性は十分ではない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、充放電サイクル特性が良好なリチウムイオン二次電池用負極活物質、リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るリチウムイオン二次電池用負極活物質は、FeとOから構成される化合物の棒状粒子であって、短軸方向の長さが20nm以上200nm以下であり、長軸方向の長さが300nm以上2μm以下であり、前記棒状粒子が中空構造をとることを特徴とする。
本発明の負極活物質を用いることにより、良好な充放電サイクル特性を得ることができる。長軸方向および短軸方向の長さがが上記範囲にある場合、電極作製時の混練工程において棒状粒子の折れを抑制し微粉粒子の生成が抑制される。さらに中空構造を取ることによって質量が軽くなり棒状粒子の衝突エネルギーが小さくなり、更に微粉粒子の生成が抑制されるため、優れた充放電サイクル特性が得られたものと考えられる。
前記棒状粒子が凝集し、1以上15μm以下の粒径の二次粒子を形成していることが好ましい。
前記棒状粒子の比表面積が、3以上40m/g以下であることが好ましい。
本発明によれば、充放電サイクル特性が良好なリチウムイオン二次電池用負極活物質、リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池を提供することができる。
本実施形態に係るリチウムイオン二次電池の模式断面図である。 本実施形態に係るFeとOから構成される化合物の棒状粒子の透過型電子顕微鏡(TEM)像である。 本実施形態に係るFeとOから構成される化合物の棒状粒子の走査型電子顕微鏡(SEM)像である。 本実施形態に係るFeとOから構成される化合物の棒状粒子の二次粒子のSEM像である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに以下に記載した構成要素は、適宜組み合わせることができる。
(リチウムイオン二次電池)
リチウムイオン二次電池は、図1に、リチウムイオン二次電池100の構成断面図を示す。図1のリチウムイオン二次電池100は、外装体50と外装体の内部に設けられた正極10および負極20と、これらの間に配置されたセパレータ18を介して積層されることで形成される電極体30と電解質を含む非水電解液から構成され、上記セパレータ18は充放電時における正負極間でのリチウムイオンの移動媒体である上記非水電解液を保持する。さらに、負極20に一方の端部が電気的に接続されると共に他方の端部が外装体の外部に突出される負極リード62と、正極10に一方の端部が電気的に接続されると共に他方の端部が外装体の外部に突出される正極リード60とを備える。
リチウムイオン二次電池の形状としては、特に制限はなく、例えば、円筒型、角型、コイン型、偏平型、ラミネートフィルム型など、いずれであってもよい。本発明では、ラミネートフィルムを外装体50として用い、下記実施例では、アルミラミネートフィルム型電池を作製し評価する。
上記正極10は、リチウムイオンを吸蔵・放出する正極活物質と、導電助剤と、バインダーとを含む正極活物質層14を正極集電体12の少なくとも一方の主面に備えて構成されており、上記負極20は、リチウムイオンを吸蔵・放出する負極活物質と、導電助剤と、バインダーとを含む負極活物質層24を負極集電体22の少なくとも一方の主面に備えて構成されている。
(負極)
本実施形態の負極20に形成される負極活物質層24は、負極活物質、バインダー、導電助剤を含有している。
この負極活物質層24は、負極活物質、バインダー、導電助剤及び溶媒を含む塗料を負極集電体22上に塗布し、負極集電体22上に塗布された塗料中の溶媒を除去することにより製造することができる。
上記の負極活物質は、FeとOから構成される化合物の棒状粒子であって、短軸方向の長さが20nm以上200nm以下であり、長軸方向の長さが300nm以上2μm以下であり、前記棒状粒子が中空構造をとることを特徴とする。図2にFeとOから構成される化合物の中空構造を取る棒状粒子のTEM像、図3に同じ粒子のSEM像、図4に同じ粒子の倍率を変えたSEM像を示す。
FeとOから構成される化合物としてはFeO、Fe、Fe、LiFeO、LiFe、LiFeO等を用いることができる。また、負極活物質はFeとOから構成される化合物を単独で使用しても良いし、他の負極活物質を併用しても良い。その他、例えば、シリコン、スズ等のリチウムと化合物を形成することのできる金属とその酸化物を主体とする非晶質の化合物、チタン酸リチウム(LiTi12)、黒鉛などの負極活物質材料と混合させて使用してもよい。
長軸方向および短軸方向の長さが上記範囲にある場合、電極作製時の混練工程において棒状粒子の折れを抑制し微粉粒子の生成が抑制される。さらに中空構造を取ることによって質量が軽くなり棒状粒子の衝突エネルギーが小さくなり、更に微粉粒子の生成が抑制されるため、優れた充放電サイクル特性が得られたものと考えられる。
さらに、FeとOからなる化合物の棒状粒子が凝集し、1以上15μm以下の粒径の二次粒子を形成していることがより好ましい。
二次粒子を形成することによって、電極化時に電極密度の向上が容易であり、FeとOからなる化合物の棒状粒子と導電助剤間、棒状粒子とバインダー間の密着性が向上する。よって、良好な導電性と充放電に伴う膨張に耐える強固な負極活物質層が形成されるため、サイクル特性が向上すると推察される。
棒状粒子の比表面積が、3以上40m/g以下であることがさらに好ましい。
比表面積が上記範囲に含まれることによって、FeとOからなる化合物の棒状粒子と電解液との十分な接触界面が形成され、棒状粒子とLiとの反応がスムーズに行われるため、サイクル特性が向上すると推察される。
負極活物質層24中の負極活物質の含有量は、負極活物質、導電助剤及びバインダーの質量の和を基準にして、50〜95質量%であることが好ましく、75〜93質量%であることがより好ましい。上記の範囲であれば、大きな容量をもつ負極を得られる。
(負極活物質の作製方法)
本発明に係るFeとOから構成される化合物の棒状粒子は、鉄塩水溶液と水酸化アルカリ水溶液とを反応させて得られた水酸化鉄コロイドを含む鉄塩反応水溶液とカーボンナノチューブ分散液を、加熱しながら酸素含有ガスを通気して前駆体種晶粒子を生成させる第一の工程と、水酸化アルカリ水溶液を添加して、加熱しながら酸素含有ガスを通気して前記前駆体種晶粒子を成長反応させる第二の工程と、得られた前駆体粒子を焼成する第三の工程とを経て合成される。また、得られたFeとOから構成される化合物の棒状粒子を造粒しても良い。
本発明の第一の工程における鉄塩としては、塩化鉄、硫酸鉄、硝酸鉄、クエン酸鉄、リン酸鉄などを用いることができ、水への溶解性から塩化鉄、硫酸鉄、硝酸鉄がより好ましく、これらの水和物であっても良い。さらに、これらの1種または2種以上を混合して用いることができる。なお、鉄塩濃度としては、0.5〜3.0Mが好ましい。鉄塩濃度が0.5Mを下回る場合には前駆体が十分に粒成長をせず、また3.0Mを上回る場合には、異常粒成長が発生し、棒状粒子が不ぞろいとなる可能性が高く好ましくない。
本発明の第一の反応における水酸化アルカリ水溶液としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属の水酸化物の水溶液、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物の水溶液、また、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム等の炭酸アルカリ水溶液及びアンモニア水等を使用することができる。
目的とするFeとOから構成される化合物の棒状粒子が、LiFe、LiFeO等のリチウム鉄酸化物の場合、水酸化リチウムを用いる必要がある。また、目的とするリチウム鉄化合物組成のLi/Fe比に対して、5当量以上の水酸化リチウムを加えることが好ましい。
前記第一の工程においてpH調整前に使用する水酸化アルカリ水溶液の量は、鉄塩水溶液中のFeイオン濃度に対して0.80〜0.99当量が好ましい。0.85〜0.99当量の範囲がより好ましい。上記範囲にある場合、ゲータイト等の混入を抑制し、また粒度分布がそろった均一な棒状粒子を得ることができる。
目的とするFeとOからなる棒状粒子を中空構造とするため、前記第一の工程の鉄塩水溶液にカーボンナノチューブ分散液を添加する。
市販のカーボンナノチューブ(以下、CNT)を硫酸:硝酸=3:1の混酸に浸漬し、40℃の状態にて24時間撹拌し親水化処理を行う。その後、濾過水のpHが6以上になるまで、水洗及び濾過を行い、得られた親水化CNTを純水中に分散させることで、CNT分散液を得ることができる。
CNTとしては、多層CNT、2層CNT、単相CNT等を用いることができる。CNTの形状は、目的とする中空構造に合わせて適宜選択することができる。
第一の工程における反応温度は80〜100℃である。80℃未満である場合には、十分な前駆体種晶粒子が生成されず、100℃を越える場合はオートクレーブ等の装置を必要とするため工業的に容易ではない。
第一の工程における酸化手段は酸素含有ガス(例えば、空気)を液中に通気することにより行うことができる。
第二の工程において、反応開始前に第一の工程の鉄塩に対し2.5〜25%の鉄塩水溶液を添加する。このときの鉄塩水溶液の添加量が上記範囲の場合、棒状粒子を得ることができる。
第二の工程において使用する水酸化アルカリ水溶液の量は、第二の工程開始前に添加したFeイオンに対して1.00当量以上である。1.00当量未満では、鉄水溶液中に存在するFeイオンを全量沈殿させることができず収率が低下するため好ましくない。
第二の工程における反応温度は80〜100℃が好ましい。80℃未満である場合には、十分に前駆体粒子が成長せず、100℃を越える場合はオートクレーブ等の装置を必要とするため工業的に容易ではない。
第二の工程における酸化手段は酸素含有ガス(例えば、空気)を液中に通気することにより行うことができる。
第二の工程を経て得られた鉄塩水溶液から、濾過、水洗及び乾燥を行い、前駆体粒子を得る。
濾過の方法は特に限定されず、生成されたFeとOからなる棒状粒子を捕集できる口径の公知の濾紙を用いることができ、例えばフィルターペーパー、ガラスフィルター、メンブレンフィルターなどを用いることができる。
乾燥の方法は、乾燥凝集を抑制するため、150℃以下で乾燥させることが好ましく、より好ましくは60〜90℃において6〜12時間の減圧乾燥を行うことが好ましい。
第三の工程において、焼成の方法は粒成長を抑制するため、350℃以下で行うことが好ましく、空気中で280〜350℃で1〜6時間の焼成を行えば良い。
(造粒体の製造方法)
造粒する場合、造粒に用いられる第一のバインダーは、FeとOから構成される化合物の棒状粒子の造粒体と集電体22とを結合する第二のバインダーに応じて使い分けることが、プロセス上作製が容易になるため好ましい。
第一のバインダーが有機溶剤で溶解するまたは分散するバインダーを使用した場合は、第二のバインダーでは純水及び第一のバインダーが溶解しない有機溶剤に溶解または分散するものを使用することが好ましい。第一の樹脂が有機溶剤で溶解するものを使用すると、第二のバインダー中でFeとOから構成される化合物の棒状粒子の造粒体を分散したときに、第一のバインダーも有機溶剤に溶け造粒体が崩れる可能性があるため注意が必要である。
同様に第一のバインダーが純水で溶解するまたは分散するバインダーを使用した場合は、第二のバインダーでは有機溶剤に溶解または分散するものを使用することが好ましい。第二のバインダーも純水で溶解するものを使用すると、第二のバインダー中でFeとOから構成される化合物の棒状粒子の造粒体を分散したときに、第一のバインダーが純水に溶解し造粒体が崩れる可能性があるため注意が必要である。
したがって、具体的には前記第一のバインダーが、ポリフッ化ビニリデン、ポリアミド、ポリアミドイミド、の群より選ばれる1種以上の樹脂を用いたとき、前記第二のバインダーとしてはポリテトラフルオロエチレン、ポリアクリル酸、スチレンブタジエンゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸塩、カルボキシメチルセルロース塩からなる1種以上の樹脂を用いることが好ましい。
また、前記第一のバインダーがアルギン酸、ポリビニルアルコール、ポリテトラフルオロエチレン、スチレンブタジエンゴム、アルギン酸塩、の群より選ばれる1種以上のバインダーを用いたとき、第二のバインダーとしてはポリフッ化ビニリデン、ポリアミド、ポリアミドイミドからなる1種以上の樹脂を用いることが好ましい。
第一のバインダーは、FeとOから構成される化合物の棒状粒子と第一のバインダーの合計の重量に対して、0.001〜3質量%であることが好ましい。
この様な構成によれば、0.001質量%未満であるとき、第一のバインダーの結着性が弱くなる恐れがある。一方、3質量%より多い場合は、第一のバインダーがFeとOからなる棒状粒子を厚く覆ってしまい、高出力特性が低下する恐れがある。
第三の工程で得られた、FeとOから構成される化合物の棒状粒子と第一のバインダーを純水または有機溶剤で溶解または分散した溶剤内に投入しスラリーを作製する得られたスラリーを、乾燥することによってFeとOから構成される化合物の棒状粒子の造粒体が得られる。乾燥方式としてはスプレードライヤー法が好ましい。
また、造粒体は、FeとOから構成される化合物の棒状粒子に対して、第一のバインダーを純水または溶剤で溶解または分散した有機溶剤をスプレーする方法によっても得られる。このようなスプレーによる造粒方式としては流動層法や転動造粒法が好ましい。なお、上記に示した以外の一般的な造粒方法で作製してもよい。さらに、この造粒体に対し、純水または有機溶剤を乾燥する工程を加えてもよい。
第二のバインダーは、負極活物質同士を結合すると共に、負極活物質と集電体22とを結合している。
負極活物質層24中の第二のバインダーの含有量は特に限定されないが、負極活物質、導電助剤及びバインダーの質量の和を基準にして、1〜30質量%であることが好ましく、5〜15質量%であることがより好ましい。
(導電助剤)
導電助剤としては負極活物質層24の導電性を良好にするものであれば特に限定されず、公知の導電助剤を使用できる。例えば、アセチレンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック、サーマルブラック、ケッチェンブラック等のカーボンブラック、気相成長炭素繊維(VGCF)、CNT等の炭素繊維、およびグラファイトなどの炭素材料が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
導電性の観点からケッチェンブラックを用いることがより好ましい。ケッチェンブラックを用いることによって負極活物質との良好な導電パスが形成され、優れた充放電サイクル特性が得られる。
負極活物質層24中の導電助剤の含有量も特に限定されないが、添加する場合には通常、負極活物質、導電助剤及びバインダーの質量の和を基準にして、1〜10質量%であることが好ましい。
(溶媒)
溶媒としては、前述の負極活物質、導電助剤、バインダーを塗料化できる物であれば特に限定されないが、例えば、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド等を用いることができる。
(負極集電体)
負極集電体22は、導電性の板材で厚みの薄いものであることが好ましく、厚みが6〜30μmの金属箔であることが好ましい。負極集電体22は、リチウムと合金化しない材料から形成されていることが好ましく、特に好ましい材料としては、銅が挙げられる。このような銅箔としては電解銅箔が挙げられる。電解銅箔は、例えば、銅イオンが溶解された電解液中に金属製のドラムを浸漬し、これを回転させながら電流を流すことにより、ドラムの表面に銅を析出させ、これを剥離して得られる銅箔である。
また、鋳造した銅塊を所望の厚さに圧延することによって製造される圧延銅箔であってもよく、圧延銅箔の表面に電解法により銅を析出させ表面を粗面化した銅箔であっても良い。
上述した負極集電体上に負極活物質を塗布する塗布方法としては、特に制限はなく、通常、電極を作製する場合に採用される方法を用いることができる。例えば、スリットダイコート法、ドクターブレード法が挙げられる。
負極集電体22上に塗布された塗料中の溶媒を除去する方法は特に限定されず、塗料が塗布された負極集電体22を、例えば80℃〜150℃で乾燥させればよい。
そして、このようにして負極活物質層24が形成された負極20を、その後、必要に応じて例えば、ロールプレス装置等によりプレス処理すればよい。ロールプレスの線圧は例えば、100〜5000kgf/cmとすることができる。
(非水電解液)
非水電解液は、非水溶媒に電解質が溶解されており、非水溶媒として環状カーボネートと、鎖状カーボネートと、を含有してもよい。
環状カーボネートとしては、電解質を溶媒和することができるものであれば特に限定されず、公知の環状カーボネートを使用できる。例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート及びブチレンカーボネートなどを用いることができる。
鎖状カーボネートとしては、環状カーボネートの粘性を低下させることができるものであれば特に限定されず、公知の鎖状カーボネートを使用できる。例えば、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートが挙げられる。その他、酢酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンなどを混合して使用してもよい。
非水溶媒中の環状カーボネートと鎖状カーボネートの割合は体積にして1:9〜1:1にすることが好ましい。
電解質としては、例えば、LiPF、LiClO、LiBF、LiCFSO、LiCF、CFSO、LiC(CFSO、LiN(CFSO、LiN(CFCFSO、LiN(CFSO)(CSO)、LiN(CFCFCO)、LiBOB等のリチウム塩が使用できる。なお、これらのリチウム塩は1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。特に、導電性の観点から、LiPFを含むことが好ましい。
LiPFを非水溶媒に溶解する際は、非水電解液中の電解質の濃度を、0.5〜2.0mol/Lに調整することが好ましい。電解質の濃度が0.5mol/L以上であると、非水電解液の導電性を充分に確保することができ、充放電時に十分な容量が得られやすい。また、電解質の濃度が2.0mol/L以内に抑えることで、非水電解液の粘度上昇を抑え、リチウムイオンの移動度を充分に確保することができ、充放電時に十分な容量が得られやすくなる。
LiPFをその他の電解質と混合する場合にも、非水電解液中のリチウムイオン濃度が0.5〜2.0mol/Lに調整することが好ましく、LiPFからのリチウムイオン濃度がその50mol%以上含まれることがさらに好ましい。
(正極)
本実施形態の正極10は、正極集電体12の片面または両面に、正極活物質を含む正極活物質層14が形成された構造を有している。正極活物質層14は、負極製造方法と同様の工程にて、正極活物質、バインダー、導電助剤及び溶媒を含む塗料を正極集電体12上に塗布し、正極集電体12上に塗布された塗料中の溶媒を除去することにより製造することができる。
正極活物質としては、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入(インターカレーション)、又は、リチウムイオンと該リチウムイオンのカウンターアニオン(例えば、ClO )とのドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることが可能であれば特に限定されず、公知の電極活物質材料を使用できる。例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、リチウムマンガンスピネル(LiMn)、及び、一般式:LiNiCoMn(x+y+z=1)で表される複合金属酸化物、リチウムバナジウム化合物(LiV)、LiMPO(ただし、Mは、Co、Ni、Mn、FeまたはVOを示す)が挙げられる。
また、リチウムイオンを吸蔵及び放出することが可能な酸化物、硫化物も正極活物質として使用できる。
更に、正極活物質材料以外の各構成要素(導電助剤、バインダー)は、負極20で使用されるものと同様の物質を使用することができる。
正極集電体12は、リチウムイオン二次電池用の集電体に使用されている各種公知の金属箔を用いることができる。例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、チタンまたはこれらの合金などの金属箔を用いることができ、特にアルミニウム箔が好ましい。
(セパレータ)
セパレータ18は絶縁性の多孔体から形成されていれば、材料、製法等は特に限定されず、リチウムイオン二次電池に用いられている公知のセパレータを使用することができる。例えば、絶縁性の多孔体としては、公知のポリオレフィン樹脂、具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセンなどを重合した結晶性の単独重合体または共重合体が挙げられる。これらの単独重合体または共重合体は、1種を単独で使用することができるが、2種以上のものを混合して用いてもよい。また、単層であっても複層であってもよい。
外装体50は、電解液の外部への漏出や、外部からのリチウムイオン二次電池100内部への水分等の侵入等を抑止できる物であれば特に限定されず、金属缶、アルミラミネートフィルムなどが使用できる。アルミラミネートフィルムは、例えば、ポリプロピレン、アルミニウム、ナイロンがこの順に積層されてなる3層構造として構成されている。
負極リード60、正極リード62はアルミニウムやニッケルなどの導電材料から形成されていればよい。
以上、実施の形態により本発明を詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態においては、ラミネートフィルム構造を有するリチウムイオン二次電池について説明したが、本発明は、正極および負極を折り畳んだり、あるいは積み重ねた構造を有するリチウムイオン二次電池についても同様に適用することができる。さらにコイン型、角型あるいは扁平型などのリチウムイオン二次電池についても好適に応用することができる。
作製したリチウムイオン二次電池について、以下の方法によって、評価した。
(充放電サイクル特性の測定)
二次電池充放電試験装置を用いて、電圧範囲を4.0Vから1.0Vまでとし、負極活物質重量当たり1C=800mAh/gとしたときの0.5Cでの電流値で充電、1.0Cでの電流値で放電を行い、充放電サイクル特性の評価を行った。なお、容量維持率(%)は、1サイクル目の放電容量を初期放電容量とし、初期放電容量に対する各サイクル数における放電容量の割合であり以下の式(1)で表される。なお1Cとは公称容量値の容量を有する電池セルを定電流充電、または定電流放電して、ちょうど1時間で充放電が終了となる電流値のことである。
Figure 2017103137
この容量維持率が高いほど、充放電サイクル特性が良好であることを意味する。実施例および比較例で作製したリチウムイオン二次電池は、上記の条件によって充放電を繰り返し、100サイクル後の容量維持率によって充放電サイクル特性を評価した。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明について更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されない。
以下に示す手順により実施例1〜14、比較例1〜2のリチウムイオン二次電池を作製した。
[実施例1]
(負極活物質の作製)
硫酸鉄水和物(78% as Fe(SO)が1.45Mとなるように鉄塩水溶液を調製し、水酸化ナトリウム(NaOH)が3Mとなるように水酸化アルカリ水溶液を調製した。市販の長さ1〜2μm、直径20〜40nmの多層CNT(東京化成製)を硫酸:硝酸=3:1の混酸に浸漬し、40℃の状態にて24時間撹拌し親水化処理を行い、濾過水のpHが6以上になるまで、水洗及び濾過を行った。得られた親水化CNTを0.05質量%となるように純水中に分散させることで、CNT分散液を調製した。
次に鉄塩水溶液を50ml、水酸化アルカリ水溶液を50ml、CNT分散液を5mlを秤量し、温度90℃にて水酸化アルカリ水溶液を撹拌しながら徐々に滴下しながら混合し、水酸化鉄塩コロイドを含む鉄塩反応水溶液を得た。その後、毎分100Lの空気を30min通気して、実施例1の前駆体種晶粒子を含む鉄塩反応水溶液を得た。更に、前駆体種晶粒子を含む鉄塩反応水溶液に、鉄塩水溶液を5mlを加え、水酸化アルカリ水溶液15mlを撹拌しながら徐々に滴下した後、毎分100Lの空気を30min通気し、濾過、洗浄を行い、実施例1の前駆体粒子を得た。
得られた実施例1の前駆体粒子を空気中で300℃で2時間の焼成を行い、実施例1のFeとOから構成される化合物の棒状粒子を得た。図2にTEM像および図3、図4にSEM像を示す。図2によるTEM像から、実施例1のFeとOから構成される化合物は中空構造を取る棒状粒子であることがわかった。
実施例1のFeとOから構成される化合物の棒状粒子を、流動層を用いて第一のバインダーとスプレーすることで、造粒体を作製し実施例1の負極活物質を得た。実施例1の負極活物質のSEM像を図3及び図4に示す。そのSEM像から作製した棒状粒子は1〜15μm程度の粒状の二次粒子を構成していることがわかった。なお実施例1の二次粒子は平均5.8μmであった。第一のバインダーはポリビニルアルコール(PVA)を純水に溶解したものを用いた。流動層の気流には圧縮空気を用いて、気流の温度は80℃とした。バインダーは実施例1のFeとOから構成される化合物の棒状粒子に対して0.3質量%加えた。
(負極の作製)
負極活物質として上記で作製した実施例1の負極活物質を85質量%、導電助剤としてケッチェンブラックを5質量%、第二のバインダーとしてポリアミドイミドを10質量%とを混合して負極合剤とした。続いて、負極合剤をN−メチル−2−ピロリドンに分散させてペースト状の負極合剤塗料とした。この塗料を、厚さ10μmの電解銅箔の一面に、負極活物質の塗布量が2.5mg/cmとなるように塗布し、100℃で乾燥することで負極活物質層を形成した。その後、線圧1000kgf/cmでローラープレスにより加圧成形し、真空中、300℃で3時間熱処理し、厚みが70μmの負極を作製した。
(正極の作製)
正極活物質としてLiCoOを90質量部と、導電助剤としてアセチレンブラックを5質量部、バインダーとしてポリフッ化ビニリデンを5質量部とを混合して正極合剤とした。続いて、正極合剤をN−メチル−2−ピロリドンに分散させてペースト状の正極合剤塗料とした。この塗料を、厚さ20μmのアルミニウム箔の一面に、正極活物質の塗布量が18.4mg/cmとなるように塗布し、100℃で乾燥することで正極活物質層を形成した。その後、ロールプレスにより加圧成形し厚みが132μmの正極を作製した。
(評価用リチウムイオン二次電池の作製)
上記作製した負極と正極とを、厚さ16μmのポリプロピレン製のセパレータを介して積層し、積層体を作製した。負極3枚と正極2枚とを負極と正極が交互に積層されるようセパレータ4枚を介して積層した。さらに、上記電極体の負極において、負極活物質層を設けていない銅箔の突起端部にニッケル製の負極リードを取り付け、一方、積層体の正極においては、正極活物質層を設けていないアルミニウム箔の突起端部にアルミニウム製の正極リードを超音波溶接機によって取り付けた。そしてこの積層体を、アルミラミネートフィルムの外装体内に挿入して周囲の1箇所を除いてヒートシールすることにより閉口部を形成し、上記外装体内にEC/DECが3:7の割合で配合された溶媒中に、リチウム塩として1M(mol/L)のLiPFが添加された非水電解液を注入した後に、残りの1箇所を真空シール機によって減圧しながらヒートシールで密封し、実施例1に係るリチウムイオン二次電池を作製した。
[実施例2〜13]
負極活物質の作製方法において第一の工程におけるCNTの形状およびCNT分散液の添加量、第一および第二の工程における空気通気条件、第三の工程における焼成条件、造粒工程におけるバインダー種および量をそれぞれ表1に示す条件に変更し、表1に示す実施例2〜12の負極活物質を得た。実施例2〜13の負極活物質を用いて、実施例1と同様にして実施例2〜13のリチウムイオン二次電池を作製した。
[実施例14]
負極活物質の作製方法において造粒を行わなかったこと以外は実施例1と同様にして、実施例14の負極活物質を得た。実施例14の負極活物質を用いて、実施例1と同様にして、実施例14のリチウムイオン二次電池を作製した。
[比較例1]
負極活物質の作製方法において第一の工程にてCNT分散液を添加せず、造粒を行わなかったこと以外は実施例1と同様にして、FeとOから構成される化合物を作製し、遊星ボールミルを用いて粉砕したこと以外は実施例1と同様にして比較例1の負極活物質を得た。なお、粉砕は実施例1の負極活物質を20g、3mmφのジルコニアビーズを150gを粉砕用ポットに充填し、回転数550rpm、粉砕時間10minを3セット行った。比較例1の負極活物質を用いて、実施例1と同様にして、比較例1のリチウムイオン二次電池を作製した。
[比較例2]
市販の球状酸化鉄(粒径300μm、高純度化学製)を比較例2の負極活物質として用いた。比較例2の負極活物質を用いて、実施例1と同様にして、比較例2のリチウムイオン二次電池を作製した。
このように作製した実施例1〜14、比較例1〜2のリチウムイオン二次電池を上述した充放電サイクル特性の測定方法により測定を行い、100サイクル後の容量維持率の評価を行った。結果を表1に示す。また、実施例として得られた粒子の短軸方向の長さ及び長軸方向の長さは、SEM像より任意に抽出した50個の粒子の平均値とした。また、二次粒子も同様にSEM像より任意に抽出した50個の粒子の平均値とした。
表1より明らかなように、FeとOから構成される化合物の棒状粒子であって、短軸方向の長さが20nm以上200nm以下であり、長軸方向の長さが300nm以上2μm以下であり、前記棒状粒子が中空構造をとることによって、電極作製時の混練工程において棒状粒子の折れを抑制し微粉粒子の生成が抑制されるため、優れた充放電サイクル特性が得られたものと考えられる。
また、実施例1〜8と実施例9〜12を比較すると、棒状粒子の比表面積が、3以上40m/g以下であることによって、電解液との十分な接触界面が形成され、棒状粒子とLiとの反応がスムーズに行われるため、より充放電サイクル特性が向上するためであると考えられる。
また、実施例1〜8と実施例13〜14を比較すると、棒状粒子が凝集し、1以上15μm以下の粒径の二次粒子を形成していることによって、電極化時に電極密度の向上が容易であり、棒状粒子と導電助剤間、棒状粒子とバインダー間の密着性が向上する。よって、良好な導電性と充放電に伴う膨張に耐える強固な負極活物質層が形成されるため、よりサイクル特性が向上したものと推察される。
Figure 2017103137
本発明によって充放電サイクル特性に優れたリチウムイオン二次電池を提供することができる。
10…正極、12…正極集電体、14…正極活物質層、18…セパレータ、20…負極、22…負極集電体、24…負極活物質層、30…積層体、50…外装体、62…正極リード、60…負極リード、100…リチウムイオン二次電池

Claims (5)

  1. FeとOから構成される化合物の棒状粒子であって、短軸方向の長さが20nm以上200nm以下であり、長軸方向の長さが300nm以上2μm以下であり、前記棒状粒子が中空構造をとることを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極活物質。
  2. 前記棒状粒子が凝集し、1μm以上15μm以下の粒径の二次粒子を形成していることを特徴とする請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池用負極活物質。
  3. 前記棒状粒子の比表面積が、3m/g以上40m/g以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極活物質。
  4. 請求項1から4のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用負極活物質を含むことを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極。
  5. 請求項5に記載のリチウムイオン二次電池用負極と正極を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
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