JP2023125500A - 梱包材、および、これを備えた梱包ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】梱包作業の作業性を向上することができる梱包材を提供する。【解決手段】梱包材10Aは、梱包箱50の開口部51から底部52に向かって挿入された被梱包物Mを底部52で保持する。被梱包物Mが底部52側に押し込まれると、当該梱包材10Aは、梱包箱50の底部52において、被梱包物Mを保持する前の第1の姿勢P1から、被梱包物Mを保持する第2の姿勢P2へと、姿勢を変更しながら移動されることを特徴としている。【選択図】図4

Description

本発明は、被梱包物を梱包する梱包材、および、これを備えた梱包ユニットに関する。
従来から、被梱包物を搬送する際には、被梱包物を梱包材で梱包し、これを梱包箱に収容して搬送される(例えば、特許文献1参照)。このような梱包材は、被梱包物の底部を梱包する底部梱包材と、被梱包物の上部を梱包する一対の上部梱包材と、を備えている。
特許文献1に記載の梱包材では、被梱包物の底部の輪郭を形成する周縁の位置決めを行うため、底部梱包材に、一対の凹溝や一対の凸条が設けられている。一対の凹溝や一対の凸条の間隔は、被梱包物の幅と同じに設定されている。これにより、被梱包物の底部の周縁を一対の凹溝や一対の凸条の内側縁に沿って配置することで、被梱包物が底部梱包材に対して容易に位置決めされる。
実用新案登録第3187439号公報
しかしながら、特許文献1に記載の梱包材では、一対の凹溝や一対の凸条が作業者によって目視しづらい位置に設けられていることがあり、梱包箱内の適正な位置に、被梱包物と梱包材を配置することが難しく、梱包作業の作業性が良いとは言い難い。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、梱包作業の作業性を向上することができる梱包材、および、これを備えた梱包ユニットを提供することである。
前記課題を鑑みて、本発明に係る梱包材は、梱包箱の開口部から底部に向かって挿入された被梱包物を前記底部で保持する梱包材であって、前記被梱包物が前記底部側に押し込まれると、前記梱包材は、前記梱包箱の底部において、前記被梱包物を保持する前の第1の姿勢から、前記被梱包物を保持する第2の姿勢へと、姿勢を変更しながら移動される、ことを特徴とする。
本発明に係る梱包材によれば、被梱包物を梱包箱の底部に向かって押し込むと、梱包材は、梱包箱の底部において、第1の姿勢から第2の姿勢へと姿勢を変更しながら移動する。すなわち、被梱包物を底部に向かって押し込むと、梱包材は、被梱包物を保持可能な位置まで移動し、その位置で第2の姿勢となった梱包材により被梱包物を保持することができる。このように、本発明では、梱包材による被梱包物の梱包は、被梱包物を梱包箱の底部に向かって押し込むことによる、梱包材の姿勢変更及び移動が前提となる。このため、たとえば、第1の姿勢の梱包材が、梱包箱の底部に対して、適正な位置から僅かにずれていたとしても、被梱包物の押し込みにより、そのずれを修正しながら、被梱包物を保持可能な適正な姿勢及び位置まで、梱包材の姿勢を第2の姿勢に変更しながら移動させることができる。このようにして、被梱包物の梱包作業の作業性を向上することができる。
好ましい態様としては、前記第1の姿勢のときに、前記底部に当接し、前記底部に対して前記第1の姿勢を保持する姿勢保持部、および、前記被梱包物から、前記底部に向かって負荷を受ける受け部が形成され、前記第2の姿勢のときに、前記被梱包物を保持する保持部が形成され、前記受け部に負荷を加えた前記被梱包物が前記底部側に押し込まれると、前記底部に対して回動しながら前記底部に沿って移動されて、前記保持部によって前記被梱包物が保持される。
この態様によれば、梱包材は、底部に対し第1の姿勢を保持する姿勢保持部を有するため、梱包材を、第1の姿勢に定めやすく、その姿勢が安定しやすい。その後、受け部に負荷を加えた被梱包物が梱包箱の底部側に押し込まれることにより、梱包材が底部に対して回動することでその姿勢が第2の姿勢に変更され、且つ、被梱包物を保持可能な位置まで梱包材が底部に沿って移動される。この位置で第2の姿勢となった梱包材により被梱包物を保持することができる。このように、梱包材の姿勢変更及び移動を完了させるために、被梱包物を底部側へ押し込むだけでよく、梱包作業が簡単になる。よって、被梱包物の梱包作業の作業性を向上することができる。
好ましい態様としては、前記第2の姿勢のときに、前記底部に当接する底当接部が形成され、前記底当接部は、前記第1の姿勢のとき、前記底当接部と前記底部の間に、前記梱包材を前記第2の姿勢まで回動させる回動空間が形成されるように、前記姿勢保持部よりも、前記梱包箱の前記底部に沿った方向の前記梱包箱の内側に形成され、前記第1の姿勢から前記第2の姿勢へと姿勢を変更するとき、前記梱包材は、前記底当接部が前記回動空間を潰すように回動しながら前記底部に沿って移動される。
この態様によれば、第1の姿勢から第2の姿勢へと姿勢を変更するとき、梱包材は、底当接部が回動空間を潰すように回動する。このため、梱包材の姿勢変更及び移動が完了した状態で、底当接部を梱包箱の底部に当接させることができる。このため、梱包材を梱包箱の底部に安定して位置付けることができ、ひいては、被梱包物を梱包材に安定して保持することができる。
好ましい態様としては、前記姿勢保持部は、前記第1の姿勢において、前記底部と対向する対向面から前記底部に向かって突出し、前記底部に対して線状または点状に接触する突出部位を有し、前記受け部に負荷を加えた前記被梱包物が前記底部側に押し込まれると、前記突出部位が前記梱包箱の底部に沿って移動しながら、前記梱包材が前記底部に対して回動される。
この態様によれば、受け部に負荷を加えた被梱包物が梱包箱の底部側に押し込まれることにより、突出部位が梱包箱の底部に沿って移動し、これにより被梱包物を保持可能な位置まで梱包材が移動される。梱包材は、このように移動しつつも底部に対して回動し、結果として、梱包材は、被梱包物が保持可能な位置において、姿勢が第2の姿勢に変更される。突出部位は底部に対し線接触又は点接触しているため、突出部位の移動における底部での摩擦抵抗を小さくすることができる。よって、受け部に加えられる負荷がより小さい場合であっても、被梱包物を保持可能な位置まで梱包材を移動させつつ、第2の姿勢に変更することができるので、梱包作業における作業性を向上することができる。
好ましい態様としては、前記受け部は、前記第1の姿勢から、挿入時の前記被梱包物から前記底部に向かって負荷を受ける第1の受け部と、前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間の姿勢から、挿入時の前記被梱包物から前記底部に向かって負荷を受ける第2の受け部と、を備えており、前記第2の受け部は、前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間の姿勢において、前記梱包箱の前記底部に沿った方向で前記第1の受け部と前記姿勢保持部との間に形成されている。
この態様によれば、第1の受け部に負荷を加えた被梱包物が、梱包箱の底部側に押し込まれることにより、梱包材は、第1の姿勢を変更しながら底部に沿って移動される。つまり、第1の受け部に加えられた負荷によって、第1の姿勢が変更される(即ち梱包材が回動する)。ここで、第1の姿勢と第2の姿勢との間の姿勢において、第2の受け部は、第1の受け部と姿勢保持部との間に形成されているため、被梱包物を梱包箱の底部側に押し込み続けることにより、被梱包物から梱包材に作用する負荷は、第1の受け部から第2の受け部に移行する。このようにして、梱包材は、第1の受け部を介して負荷を受け、その後継続して、第2の受け部を介して被梱包物から負荷を受けることができる。よって、被梱包物の押し込みにより、梱包材は自身の位置の修正を継続しながら、被梱包物を保持可能な姿勢及び位置まで、梱包材の姿勢を第2の姿勢に変更しながら移動させることができる。このため、梱包作業における作業性を向上しつつ、被梱包物を梱包材により安定して保持することができる。
本願では、梱包ユニットをさらに開示する。本発明に係る梱包ユニットは、上述した梱包材と、前記梱包箱と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る梱包ユニットによれば、例えば被梱包物を梱包箱に挿入する際に作業者の手が梱包材や梱包箱等に接触し、梱包箱に収容された梱包材が適正な位置から動いた場合であっても、被梱包物の押し込みにより、そのずれを修正しながら、被梱包物を保持可能な適正な姿勢及び位置まで、梱包材の姿勢を第2の姿勢に変更しながら移動させることができる。このようにして、被梱包物の梱包作業の作業性を向上することができる。
本発明の梱包材、および、これを備えた梱包ユニットによれば、梱包作業の作業性を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る梱包材を説明するための模式的分解斜視図である。 図1に示す梱包材を用いて被梱包物を梱包し、これを梱包箱に収容した状態の梱包ユニットを模式的に示す斜視図である。 図1に示す梱包材を模式的に示す斜視図であり、(a)は、一の方向から見た斜視図であり、(b)は、別の方向から見た斜視図である。 図1に示す梱包材の姿勢及び位置が変更される様子を説明する模式的な断面図であり、(a)は、梱包材の第1の姿勢及びその位置を示し、(b)は、梱包材の第2の姿勢及びその位置を示す。 図1に示す梱包材を用いた被梱包物の梱包手順を説明する模式的な図であり、(a)は、梱包材が梱包箱に設置された状態を示し、(b)は、被梱包物が梱包箱に挿入された状態を示し、(c)は、梱包材により被梱包物が梱包された状態を示す。 本発明の第2実施形態に係る梱包材を模式的に示す図であり、(a)は、一の方向から見た斜視図であり、(b)は、梱包箱に設置された梱包材の第1の姿勢を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る梱包材を模式的に示す図であり、(a)は、一の方向から見た斜視図であり、(b)は、梱包箱に設置された梱包材の第1の姿勢及びその位置を示す側面図であり、(c)は、梱包箱に設置された梱包材の第2の姿勢及びその位置を示す側面図であり、(d)は、(c)に示すD方向から見た矢視図であり、(e)は、(c)に示すE方向から見た矢視図である。 図7に示す梱包材の姿勢が変更される様子を説明する模式的な断面図であり、(a)は、梱包材の第1の姿勢及びその位置を示し、(b)は、梱包材の、第1の姿勢と第2の姿勢の間の姿勢及びその位置を示し、(c)は、梱包材の第2の姿勢及びその位置を示す。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る梱包材、および、これを用いた梱包ユニットについて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る梱包材を説明するための模式的分解斜視図である。図2は、図1に示す梱包材を用いて被梱包物を梱包し、これを梱包箱に収容した状態の梱包ユニットを模式的に示す斜視図である。図3は、図1に示す梱包材を模式的に示す斜視図であり、(a)は、一の方向から見た斜視図であり、(b)は、別の方向から見た斜視図である。図4は、図1に示す梱包材の姿勢及び位置が変更される様子を説明する模式的な断面図であり、(a)は、梱包材の第1の姿勢及びその位置を示し、(b)は、梱包材の第2の姿勢及びその位置を示す。図4に示す底部側梱包材10Aは、図3のA-A断面で見たものである。図5は、図1に示す梱包材を用いた被梱包物の梱包手順を説明する模式的な図であり、(a)は、梱包材が梱包箱に設置された状態を示し、(b)は、被梱包物が梱包箱に挿入された状態を示し、(c)は、梱包材により被梱包物が梱包された状態を示す。
図1及び図2に示すように、梱包ユニット100は、梱包箱50と、梱包箱50に収容された被梱包物Mを梱包する複数の梱包材10、10、…とを備えている。梱包材10は、梱包箱50の底部52で保持する2つの底部側梱包材10Aと、被梱包物Mを、梱包箱50の開口部51側で保持する2つの開口部側梱包材10Bと、を備える。本発明でいう「梱包材」は、底部側梱包材10Aに相当する。
梱包箱50は、平面視矩形状の底部52と、底部52の周縁から立設した側部53と、により形成されている。梱包箱50は、側部53における、底部52とは反対側の端面の内周縁に開口部51を有する。被梱包物Mは、梱包箱50の開口部51から底部52に向かって挿入される。底部側梱包材10A及び開口部側梱包材10Bによって被梱包物Mを梱包した状態で、底部側梱包材10A及び開口部側梱包材10Bは、梱包箱50の側部53に当接して拘束される。本実施形態では、開口部51が上向きとなるように梱包箱50が配置された状態が図示されているが、梱包箱50の開口部51の向きは、これに限定されるものではなく、たとえば、梱包箱50は、開口部51が横向きとなるように配置されてもよい。
底部側梱包材10A及び開口部側梱包材10Bは、発泡樹脂からなる成形体であり、たとえば、発泡ビーズにより成形された型内発泡成形体であってもよい。底部側梱包材10A及び開口部側梱包材10Bの材質としては、熱可塑性樹脂を挙げることができる。熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(たとえばポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂)、ポリエステル系樹脂(たとえば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、またはポリ乳酸)、またはポリカーボネート系樹脂などが挙げられる。底部側梱包材10A及び開口部側梱包材10Bは、ビーズ法発泡スチロール(EPS)、ビーズ法発泡ポリプロピレン(EPP)、発泡ポリエチレン(EPE)からなってもよい。図1及び図3に示すように、底部側梱包材10Aは、矩形状の底部52の一辺に沿って配置される、長手方向Lに延びる長尺状の梱包材である。
図3及び図4(a)に示すように、底部側梱包材10Aには、第1の姿勢P1のときに、底部52に当接し、底部52に対して第1の姿勢P1を保持する姿勢保持部11が形成されている。なお、第1の姿勢P1とは、被梱包物Mを保持する前の底部側梱包材10Aの姿勢である。姿勢保持部11は、開口部51が上向きになるように梱包箱50を配置した状態で、底部52に当接し、第1の姿勢P1を保持する。具体的には、姿勢保持部11は、第1の姿勢P1において底部52と対向し、長手方向Lに延びる対向面11aを有する。つまり、姿勢保持部11は、第1の姿勢P1において、対向面11aで底部52と面接触し、これにより第1の姿勢P1が保持される。
底部側梱包材10Aが梱包箱50に収容された状態で、姿勢保持部11は、第1の姿勢P1において、底部52に沿う方向で梱包箱50の内側に位置する内側端縁RCと、底部52に沿う方向で梱包箱50の外側に位置する外側端縁RDと、を有する。内側端縁RC及び外側端縁RDは、姿勢保持部11の対向面11aの端縁である。底部側梱包材10Aは、対向面11aで底部52と面接触するため、底部側梱包材10Aを、第1の姿勢P1に定めやすく、その姿勢が安定しやすい。
図3及び図4(a)に示すように、底部側梱包材10Aには、第1の姿勢P1のときに、被梱包物Mから底部52に向かって負荷を受ける受け部16が形成されている。受け部16は、後述する保持部15のうち、第1の姿勢P1において、底部52に沿う方向で梱包箱50の内側に位置する保持部15の端縁である。受け部16は、第1の姿勢P1において、梱包箱50の底部52に沿った方向で、姿勢保持部11よりも内側に位置する。具体的には、受け部16は、第1の姿勢P1において、姿勢保持部11の内側端縁RCよりも、内側に位置する。本実施形態では、受け部16が底部側梱包材10Aの長手方向Lに延在する場合を図示するが、受け部16は、底部側梱包材10Aの長手方向Lにおける両端にだけ形成されてもよし、長手方向Lにおける中央にだけ形成されてもよい。
図3及び図4(b)に示すように、底部側梱包材10Aには、第2の姿勢P2のときに、被梱包物Mを保持する保持部15が形成されている。なお、第2の姿勢P2とは、被梱包物Mを保持する底部側梱包材10Aの姿勢である。本実施形態において、保持部15は、底部側梱包材10Aの第2の姿勢P2で、梱包箱50の底部52と平行な面と、梱包箱50の側部53と平行な面とを有する。底部側梱包材10Aの第2の姿勢P2において、保持部15は、梱包箱50の底部52側及び側部53側から、被梱包物Mに面接触する。このため、被梱包物Mを底部側梱包材10Aで安定して保持することができる。なお、保持部15は、被梱包物Mと面接触し得るものであればよく、被梱包物Mの外形形状に応じて、たとえば、底部52及び側部53と平行な面でなくてもよい。
図3及び図4(b)に示すように、底部側梱包材10Aには、第2の姿勢P2のときに、底部52に当接する底当接部13が形成されている。底当接部13は、第1の姿勢P1のとき、底当接部13と底部52の間に、底部側梱包材10Aを第2の姿勢P2まで回動させる回動空間RSが形成されるように、姿勢保持部11よりも、梱包箱50の底部52に沿った方向の梱包箱50の内側に形成されている(特に図4(a))。具体的には、底当接部13は、第1の姿勢P1のとき、姿勢保持部11の内側端縁RCから梱包箱50の内側に向かうに従い、底部52から大きく離間する。本実施形態では、底当接部13は、第1の姿勢P1のとき、姿勢保持部11の内側端縁RCから梱包箱50の内側に向かって斜めに(図では、斜め上方に)延在する面であって、第2の姿勢P2のとき、梱包箱50の底部52と面接触する面である。
図3及び図4(b)に示すように、底部側梱包材10Aには、第2の姿勢P2のときに、梱包箱50の側部53に当接する側当接部14が形成されている。側当接部14は、第1の姿勢P1のとき、側当接部14と側部53との間に、底部側梱包材10Aを側部53まで移動させる移動空間RTが形成されるように、姿勢保持部11よりも、梱包箱50の底部52に沿った方向の梱包箱50の外側に形成されている(特に図4(a))。具体的には、側当接部14は、第1の姿勢P1のとき、姿勢保持部11の外側端縁RDから梱包箱50の外側に向かうに従い、底部52から大きく離間する。本実施形態では、側当接部14は、第1の姿勢P1のとき、姿勢保持部11の外側端縁RDから梱包箱50の外側に向かって斜めに(図では、斜め上方に)延在する面であって、第2の姿勢P2のとき、梱包箱50の側部53と面接触する面である。
図3に示すように、底部側梱包材10Aの長手方向Lの両端には、長手側当接部19が形成されている。長手側当接部19のうち、互いに対向する内側の面19bが、被梱包物Mに当接し、互いに背向する外側の面19aが、梱包箱50の側部53に当接する。被梱包物Mは、長手側当接部19の内側の面19bと当接され、長手方向Lで保持されるので、底部側梱包材10Aの第2の姿勢P2において、被梱包物Mを長手方向Lで安定して保持することができる。また、底部側梱包材10Aは、長手側当接部19の外側の面19aで梱包箱50の側部53と当接され、長手方向Lで保持されるので、底部側梱包材10Aを梱包箱50の側部53に安定して位置付けることができる。ここまで、本実施形態に係る底部側梱包材10Aの構成を説明してきたが、開口部側梱包材10Bは、底部側梱包材10Aと同じ構成を有するため、その説明を省略する。
底部側梱包材10Aを用いた梱包手順を説明する。図5(a)に示すように、梱包箱50の内部空間に、開口部51から底部52に向かって、2つの底部側梱包材10Aを挿入し、これらを、梱包箱50の底部52において互いに平行に延在する一辺に沿って配置する。具体的には、姿勢保持部11の対向面11aが底部52に接触するまで、底部側梱包材10Aの外側の面19aを、梱包箱50の側部53に沿って移動させる。これにより、底部側梱包材10Aは、第1の姿勢P1で、梱包箱50の底部52に配置される。この際、姿勢保持部11の対向面11aが底部52に面接触するので、底部側梱包材10Aを第1の姿勢P1に定めやすい。
次いで、図4(a)及び図5(b)に示すように、被梱包物Mを、梱包箱50の開口部51から底部52に向かって、挿入する。具体的には、被梱包物Mが底部側梱包材10Aの受け部16に接触するまで、被梱包物Mを梱包箱50に挿入する。その後、被梱包物Mを底部52側に押し込む。図4(a)及び図4(b)に示すように、被梱包物Mが底部52側に押し込まれると、底部側梱包材10Aは、梱包箱50の底部52において、第1の姿勢P1から第2の姿勢P2へと、姿勢を変更しながら移動される。ここで、図5(a)の状態で、底部側梱包材10Aが、梱包箱50の底部52に対して、適正な位置から僅かにずれて配置される場合もある。このような場合であっても、底部側梱包材10Aは、被梱包物Mの押し込みにより、そのずれを修正しながら、被梱包物Mを保持可能な適正な姿勢及び位置まで、底部側梱包材10Aの姿勢を第2の姿勢P2に変更しながら移動される(図4(b)、図5(c))。このようにして、被梱包物Mの梱包作業の作業性を向上することができる。
被梱包物Mの押し込みによる、底部側梱包材10Aの姿勢変更及び移動について、詳細に説明する。図4(a)及び図4(b)に示すように、受け部16に負荷を加えた被梱包物Mが底部52側に押し込まれると、底部側梱包材10Aは、底部52に対して回動しながら底部52に沿って移動されて、保持部15によって被梱包物Mが保持される。図4(b)に示すように、被梱包物Mが底部52側に押し込まれることにより、底部側梱包材10Aが底部52に対して回動することでその姿勢が第2の姿勢P2に変更され、且つ、被梱包物Mを保持可能な位置まで、底部側梱包材10Aが底部52に沿って側部53へ向かって移動される。このように、底部側梱包材10Aの姿勢変更及び移動を完了させるために、被梱包物Mを底部52側へ押し込むだけでよく、梱包作業が簡単になる。したがって、被梱包物Mの梱包作業の作業性を向上することができる。
被梱包物Mの押し込みによる、底部側梱包材10Aの姿勢変更及び移動について、さらに詳細に説明する。図4(a)及び図4(b)に示すように、第1の姿勢P1から第2の姿勢P2へと姿勢を変更するとき、底部側梱包材10Aは、底当接部13が回動空間RSを潰すように回動しながら底部52に沿って移動される。被梱包物Mが底部52側へ押し込まれると、底部側梱包材10Aは、矢印RRの方向に回動することにより回動空間RSを潰しながら、梱包箱50の側部53に向かって移動する。図5(b)及び図5(c)に示すように、被梱包物Mが底部52側へ押し込まれると、2つの底部側梱包材10Aは、同時に、回動空間RSを潰しながら、梱包箱50の側部53に向かって移動される。
この結果、底部側梱包材10Aは、底当接部13において底部52と当接し、且つ、側当接部14において側部53と当接し、この状態で、底部側梱包材10Aの姿勢変更及び移動が完了する。このとき、被梱包物Mは、梱包箱50の底部52側及び側部53側から、保持部15によって保持される。このように、底部側梱包材10Aの姿勢変更及び移動が完了した状態で、底当接部13を底部52に当接させるとともに側当接部14を側部53に当接させることができ、さらに、保持部15により、被梱包物Mを、底部52側及び側部53側の2方向から保持することができる。このため、底部側梱包材10Aを、梱包箱50の底部52に、テープ等を用いることなく安定して位置付けることができ、さらに、被梱包物Mを底部側梱包材10Aに安定して保持することができる。
なお、本実施形態では、第1の姿勢P1において、底当接部13と底部52の間に回動空間RSが形成され、底当接部13が回動空間RSを潰すように、底部側梱包材10Aが回動しながら底部52に沿って移動される場合を説明した。しかし、底部側梱包材は、回動中心と自身の軸心が一致する円柱状に形成され、その周面の一部が切り欠かれて受け部として機能するものであってもよい。この場合、底部側梱包材は、受け部において被梱包物Mから負荷を受けることにより、回動空間を潰すことなく、底部52に対して回動中心周りに回動(即ち軸心周りに自転)しながら、円柱の周面で底部52に沿って移動する。この結果、底部側梱包材の姿勢変更及び移動を完了させることができる。
底部側梱包材10Aによる被梱包物Mの梱包が完了した後、開口部51側から、開口部側梱包材10Bにより被梱包物Mを梱包する。開口部側梱包材10Bは、保持部(底部側梱包材10Aの保持部15に対応)により、被梱包物Mを開口部51側から保持する。
<第2実施形態>
次いで、本発明の第2実施形態に係る梱包材としての底部側梱包材10Cを説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係る梱包材を模式的に示す図であり、(a)は、一の方向から見た斜視図であり、(b)は、梱包箱に設置された梱包材の第1の姿勢を示す側面図である。本実施形態に係る底部側梱包材10Cは、第1実施形態に係る底部側梱包材10Aに対して、姿勢保持部11の構成が異なる。以下、第1実施形態に係る底部側梱包材10Aと同じ又は類似する機能を有する構成については、同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
図6(a)及び図6(b)に示すように、姿勢保持部11は、第1の姿勢P1において、底部52と対向する対向面11aから底部52に向かって突出し、底部52に対して線状または点状に接触する突出部位11bを有する。図6(b)に示すように、突出部位11bは、底部側梱包材10Cの第1の姿勢P1において、底部側梱包材10Aの長手方向Lに沿う対向面11aの端縁に設けられている。突出部位11bは、底部側梱包材10Cの長手方向Lに沿って、複数(図6(a)では3個ずつ)設けられている。突出部位11bは、対向面11a側から先端に向かって先細りに形成されており、これにより、突出部位11bは底部52と線接触又は点接触する。本実施形態において、突出部位11bは、円柱の端部を円柱の軸心と交差する面で切り取った形状であり、突出部位11bには、円柱の端面の周縁(円弧)の一部に相当する円弧状の稜線が形成されており、この稜線が、底部52と線接触する。なお、突出部位11bは、底部52と接触する先端が針状であってもよく、この場合、突出部位11bは底部52と点接触する。
本実施形態に係る底部側梱包材10Cにおいて、受け部16に負荷を加えた被梱包物Mが底部52側に押し込まれると、突出部位11bが梱包箱50の底部52に沿って移動し、これにより被梱包物Mを保持可能な位置まで底部側梱包材10Cが移動される。底部側梱包材10Cは、このように移動しつつも底部52に対して回動し、結果として、底部側梱包材10Cは、被梱包物Mが保持可能な位置において、姿勢が第2の姿勢P2に変更される。突出部位11bは底部52に対し線接触又は線接触しているため、突出部位11bの移動における底部52での摩擦抵抗を小さくすることができる。よって、受け部16に加えられる負荷がより小さい場合であっても、被梱包物Mを保持可能な位置まで底部側梱包材10Cを移動させることができるので、梱包作業における作業性を向上することができる。
<第3実施形態>
次いで、本発明の第3実施形態に係る梱包材としての底部側梱包材10Dを説明する。図7は、本発明の第3実施形態に係る梱包材を模式的に示す図であり、(a)は、一の方向から見た斜視図であり、(b)は、梱包箱に設置された梱包材の第1の姿勢及びその位置を示す側面図であり、(c)は、梱包箱に設置された梱包材の第2の姿勢及びその位置を示す側面図であり、(d)は、(c)に示すD方向から見た矢視図であり、(e)は、(c)に示すE方向から見た矢視図である。図8は、図7に示す梱包材の姿勢が変更される様子を説明する模式的な断面図であり、(a)は、梱包材の第1の姿勢及びその位置を示し、(b)は、梱包材の、第1の姿勢と第2の姿勢の間の姿勢及びその位置を示し、(c)は、梱包材の第2の姿勢及びその位置を示す。図8に示す底部側梱包材10Dは、図7(a)のB-B断面で見たものである。
本実施形態に係る底部側梱包材10Dは、第1実施形態に係る底部側梱包材10Aに対して、受け部16の構成の点、さらに第1の傾斜面21及び第2の傾斜面23が設けられる点が異なる。以下、第1実施形態に係る底部側梱包材10Aと同じ又は類似する機能を有する構成については、同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
図7及び図8に示すように、受け部16は、第1の姿勢P1から、挿入時の被梱包物Mから底部52に向かって負荷を受ける第1の受け部16a(特に図8(a))と、第1の姿勢P1と第2の姿勢P2との間の姿勢から、挿入時の被梱包物Mから底部52に向かって負荷を受ける第2の受け部16b(特に図8(b))と、を備える。本実施形態では、受け部16(即ち、第1の受け部16a及び第2の受け部16b)が底部側梱包材10Dの長手方向Lに延在する場合を図示するが、受け部16は、底部側梱包材10Dの長手方向Lにおける両端において、長手方向Lに沿って形成されてもよいし、底部側梱包材10Dの長手方向Lにおける中央にだけ形成されてもよい。
図8(a)に示すように、第1の受け部16aは、第1の姿勢P1において、姿勢保持部11の内側端縁RCよりも内側に位置し、且つ、底部側梱包材10Dの最も開口部51側に位置する。これにより、被梱包物Mが梱包箱50に挿入されると、第1の受け部16aが最初に、被梱包物Mから負荷を受ける。第2の受け部16bは、第1の受け部16aよりも底部側梱包材10Dの内側に形成されている。第2の受け部16bは、後述する保持部15のうち、第1の姿勢P1において、底部52に沿う方向で梱包箱50の内側に位置する保持部15の端縁である。図8(b)に示すように、第2の受け部16bは、第1の姿勢P1と第2の姿勢P2との間の姿勢において、梱包箱50の底部52に沿った方向で、第1の受け部16aと姿勢保持部11の内側端縁RCとの間に形成されている。これにより、被梱包物Mを梱包箱50の底部52側に押し込み続けることにより、被梱包物Mから底部側梱包材10Dに作用する負荷は、第1の受け部16aから第2の受け部16bに移行する。
このため、底部側梱包材10Dは、第1の受け部16aを介して負荷を受け、その後継続して、第2の受け部16bを介して被梱包物Mから負荷を受けることができる。よって、被梱包物Mの押し込みにより、底部側梱包材10Dは自身の位置の修正を継続しながら、被梱包物Mを保持可能な姿勢及び位置まで、その姿勢を第2の姿勢P2に変更しながら移動させることができる。このため、梱包作業における作業性を向上しつつ、被梱包物Mを底部側梱包材10Dにより安定して保持することができる。
図7(a)に示すように、底部側梱包材10Dには、第2の姿勢P2のときに、被梱包物Mを保持する保持部15が形成されている。保持部15は、長手方向Lに延在している。このため、被梱包物Mを、保持部15によって、底部側梱包材10Dの長手方向に沿って、安定して保持することができる。
図7に示すように、底部側梱包材10Dの長手方向Lの両端部は、第2の姿勢P2において、底部側梱包材10Dの長手方向Lに沿って、外側の面19aに進むに従って、底部52との隙間D2(図7(e))および側部53との隙間D1(図7(d))が大きくなる形状となっている。具体的には、図7に示すように、底部側梱包材10Dは、第2の姿勢P2において、底部52に当接する底当接部13の面と長手側当接部19の外側の面19aとを接続する第1の傾斜面21を有する。図7(e)に示すように、第1の傾斜面21は、第2の姿勢P2において、長手方向Lに沿って、底当接部13の面から長手側当接部19の外側の面19aに進むに従って、底部52から離間する。これにより、隙間D2が形成される。
また、図7に示すように、底部側梱包材10Dは、第2の姿勢P2において、一の側部53に当接する側当接部14の面と長手側当接部19の外側の面19aとを接続する第2の傾斜面23を有する。図7(d)に示すように、第2の傾斜面23は、第2の姿勢P2において、長手方向Lに沿って、側当接部14の面から長手側当接部19の外側の面19aに進むに従って、側部53から離間する。これにより、隙間D1が形成される。
第1の傾斜面21及び第2の傾斜面23を有することにより、長手側当接部19の外側の面19aの面積を、第1実施形態に係る底部側梱包材10Aのそれより、小さくすることができる。このため、底部側梱包材10Dを梱包箱50に挿入する際の、底部側梱包材10Dの外側の面19aと梱包箱50の側部53との摩擦抵抗を低減することができる。また、被梱包物Mの押し込みにより、底部側梱包材10Dの姿勢変更及び移動を行う際の、底部側梱包材10Dの外側の面19aと梱包箱50の側部53との摩擦抵抗を低減することができる。よって、梱包作業をスムーズに進めることができ、梱包作業の作業性を向上することができる。
底部側梱包材10Dを用いた梱包手順を説明する。図8(a)に示すように、梱包箱50の底部52に配置された底部側梱包材10Dの第1の受け部16aに接触するまで、被梱包物Mを、梱包箱50の開口部51から挿入する。その後、被梱包物Mを底部52側に押し込む。図8(b)に示すように、被梱包物Mが底部52側に押し込まれると、底部側梱包材10Dの第1の姿勢P1が変更され(即ち梱包材10Dが回転し)、これにより第1の受け部16aが被梱包物Mから離間する。被梱包物Mを底部52側へ押し込み続けると、被梱包物Mは、底部側梱包材10Dの第2の受け部16bに負荷を加える。つまり、底部側梱包材10Dは、第2の受け部16bを介して被梱包物Mから負荷を受ける。底部側梱包材10Dは、第1の受け部16a及び第2の受け部16bを介して、被梱包物Mから継続的に負荷を受けながら、梱包箱50の底部52において、第1の姿勢P1から第2の姿勢P2へと姿勢を変更しながら移動される。この結果、保持部15によって被梱包物Mが保持される。このように、被梱包物Mの押し込みにより、底部側梱包材10Dは自身の位置の修正を継続しながら、被梱包物Mを保持可能な姿勢及び位置まで、底部側梱包材10Dの姿勢を第2の姿勢P2に変更しながら移動させることができる。このため、梱包作業における作業性を向上しつつ、被梱包物Mを底部側梱包材10Dにより安定して保持することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に係る底部側梱包材10A、10C、10D、及びこれを備える梱包ユニット100に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせても良い。例えば、上記実施形態における各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的態様によって適宜変更され得る。
例えば、上記実施形態では、矩形状の底部52の一辺に沿って配置される長尺状の底部側梱包材10A、10C、10Dを説明した。しかし、底部側梱包材10A、10C、10Dとして、梱包箱50の底部52の四角に配置される短尺状のものを四つ準備してもよい。また、上記実施形態では、矩形状の底部52の一辺に沿って配置された一対の底部側梱包材10A、10C、10Dが、被梱包物Mの押し込みより同時に姿勢変更及び移動する例を説明した。しかし、一対の底部側梱包材10A、10C、10Dのうち、片方の底部側梱包材10Aのみが、被梱包物Mの押し込みより姿勢変更及び移動するものであってもよい。
10A,10C,10D:底部側梱包材(梱包材)、11:姿勢保持部、11a:対向面、11b:突出部位、13:底当接部、15:保持部、16:受け部、16a:第1の受け部、16b:第2の受け部、50:梱包箱、51:開口部、52:底部、100:梱包ユニット、M:被梱包物、P1:第1の姿勢、P2:第2の姿勢、RS:回動空間

Claims (6)

  1. 梱包箱の開口部から底部に向かって挿入された被梱包物を前記底部で保持する梱包材であって、
    前記被梱包物が前記底部側に押し込まれると、前記梱包材は、前記梱包箱の底部において、前記被梱包物を保持する前の第1の姿勢から、前記被梱包物を保持する第2の姿勢へと、姿勢を変更しながら移動される、ことを特徴とする梱包材。
  2. 前記第1の姿勢のときに、前記底部に当接し、前記底部に対して前記第1の姿勢を保持する姿勢保持部、および、前記被梱包物から、前記底部に向かって負荷を受ける受け部が形成され、
    前記第2の姿勢のときに、前記被梱包物を保持する保持部が形成され、
    前記受け部に負荷を加えた前記被梱包物が前記底部側に押し込まれると、前記底部に対して回動しながら前記底部に沿って移動されて、前記保持部によって前記被梱包物が保持される、ことを特徴とする請求項1に記載の梱包材。
  3. 前記第2の姿勢のときに、前記底部に当接する底当接部が形成され、
    前記底当接部は、前記第1の姿勢のとき、前記底当接部と前記底部の間に、前記梱包材を前記第2の姿勢まで回動させる回動空間が形成されるように、前記姿勢保持部よりも、前記梱包箱の前記底部に沿った方向の前記梱包箱の内側に形成され、
    前記第1の姿勢から前記第2の姿勢へと姿勢を変更するとき、前記梱包材は、前記底当接部が前記回動空間を潰すように回動しながら前記底部に沿って移動される、ことを特徴とする請求項2に記載の梱包材。
  4. 前記姿勢保持部は、前記第1の姿勢において、前記底部と対向する対向面から前記底部に向かって突出し、前記底部に対して線状または点状に接触する突出部位を有し、
    前記受け部に負荷を加えた前記被梱包物が前記底部側に押し込まれると、前記突出部位が前記梱包箱の底部に沿って移動しながら、前記梱包材が前記底部に対して回動される、ことを特徴とする請求項2または3に記載の梱包材。
  5. 前記受け部は、前記第1の姿勢から、挿入時の前記被梱包物から前記底部に向かって負荷を受ける第1の受け部と、
    前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間の姿勢から、挿入時の前記被梱包物から前記底部に向かって負荷を受ける第2の受け部と、を備えており、
    前記第2の受け部は、前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間の姿勢において、前記梱包箱の前記底部に沿った方向で前記第1の受け部と前記姿勢保持部との間に形成されている、ことを特徴とする請求項2~4のいずれか一項に記載の梱包材。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の梱包材と、
    前記梱包箱と、を備えることを特徴とする梱包ユニット。

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