JP2023124635A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】車載装置の通信契約を適切に管理する。【解決手段】情報処理装置が、外部装置から取得した第一のデータに基づいて、所有者が第一のユーザから変更され、かつ、搭載された無線通信装置について通信契約が存在する第一の車両を特定し、前記第一の車両に関連付いた前記第一のユーザに対して、前記通信契約の解除に関する通知を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、通信機能を有する車両に関する。
通信装置を搭載し、ネットワークを介して各種のサービスを提供する車両が普及している。これに関連して、例えば、特許文献1には、サーバ装置との間で通信契約に関する情報を送受信し、SIMカードに書き込まれた情報を更新する無線通信装置が開示されている。
本開示は、車載装置の通信契約を適切に管理することを目的とする。
本開示の実施形態の一態様は、外部装置から取得した第一のデータに基づいて、所有者が第一のユーザから変更され、かつ、搭載された無線通信装置について通信契約が存在する第一の車両を特定することと、前記第一の車両に関連付いた前記第一のユーザに対して、前記通信契約の解除に関する通知を行うことと、を実行する制御部を有する、情報処理装置である。
本開示の実施形態の一態様は、外部装置から取得した第一のデータに基づいて、所有者が第一のユーザから変更され、かつ、搭載された無線通信装置について通信契約が存在する第一の車両を特定する第一ステップと、前記第一の車両に関連付いた前記第一のユーザに対して、前記通信契約の解除に関する通知を行う第二ステップと、を含む、情報処理方法である。
また、他の態様として、上記の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、または、該プログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体が挙げられる。
本開示によれば、車載装置の通信契約を適切に管理することができる。
近年、ネットワーク接続が可能な自動車が普及している。車載された装置がネットワーク接続を提供することで、緊急時にサポートを行うサービスや、セキュリティに関するサービスを提供することができる。斯様な装置は、データコミュニケーションモジュール(DCM)とも呼ばれる。DCMは、通信契約を締結することで利用可能になる。
一方で、車両の譲渡や廃車等が発生した場合、通信契約が残存してしまうという問題がある。通信契約は、例えば、年単位で締結されるため、契約期間中において車両が譲渡されたような場合、譲渡後においても通信が行えてしまうことがある。ここで、DCMが、セキュリティ機能の一部として、車両の位置を追跡する機能などを提供していた場合、譲渡後における車両オーナーのプライバシーを侵害してしまうおそれがある。また、前のオーナーが、遠隔地にある車両を操作(例えば、エンジン始動,エアコン始動など)できてしまうといった問題が発生する。しかし、当該車両が販売店以外で売却された場合、販売店や車両メーカーはこれを知ることができない。
本開示に係る情報処理装置は、かかる問題を解決する。
本開示に係る情報処理装置は、かかる問題を解決する。
本開示の一態様は、情報処理装置である。
具体的には、外部装置から取得した第一のデータに基づいて、所有者が第一のユーザから変更され、かつ、搭載された無線通信装置について通信契約が存在する第一の車両を特定することと、前記第一の車両に関連付いた前記第一のユーザに対して、前記通信契約の解除に関する通知を行うことと、を実行する制御部を有する。
具体的には、外部装置から取得した第一のデータに基づいて、所有者が第一のユーザから変更され、かつ、搭載された無線通信装置について通信契約が存在する第一の車両を特定することと、前記第一の車両に関連付いた前記第一のユーザに対して、前記通信契約の解除に関する通知を行うことと、を実行する制御部を有する。
外部装置は、例えば、公的機関に登録された車両の情報にアクセス可能な装置とすることができる。公的機関に登録された車両の情報は、例えば、日本国の場合、自動車検査登録情報とも呼ばれる。本開示に係る情報処理装置は、外部装置から情報の提供を受けることで、対象車両の登録状態や、所有者の情報(氏名、住所)に変化があったことを検知することができる。
制御部は、外部装置から取得した第一のデータに基づいて、(1)搭載された無線通信装置について通信契約が未だ存在し、(2)所有者に変更があった車両があることを判定する。そして、当該車両の元の所有者(第一のユーザ)に対して、通信契約の解除に関する通知(案内)を行う。
なお、「所有者が第一のユーザから変更された」とは、所有権が放棄された(車両が廃車され、車両登録が抹消された)場合も含む。
なお、「所有者が第一のユーザから変更された」とは、所有権が放棄された(車両が廃車され、車両登録が抹消された)場合も含む。
通知は、例えば、通信契約が残存していることに起因して問題が起こりうる旨を案内するものであってもよい。当該通知は、第一のユーザに関連付いた端末に送信してもよいし、第一のユーザが利用している販売店が有する端末に送信してもよい。なお、通知は、電子データ以外の方法(例えば、書面等)によって行ってもよい。
また、補助的な手段として、対象車両に搭載されたコンピュータ(例えば、ナビゲーション装置、ヘッドユニット等)に対して通知を送信してもよい。当該通知には、例えば、通信契約が残存しており、位置情報等が送信されるおそれがある旨、車両が遠隔で制御されるおそれがある旨などを案内するものであってもよい。これにより、車両を譲渡されたユーザ(第二のユーザ)は、自己が保有する車両について状況を認識できるようになる。
以下、図面に基づいて、本開示の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。
なお、以下の説明において、車両を譲り渡したユーザを第一のユーザと称し、車両を譲り受けたユーザを第二のユーザと称する。
なお、以下の説明において、車両を譲り渡したユーザを第一のユーザと称し、車両を譲り受けたユーザを第二のユーザと称する。
(第一の実施形態)
第一の実施形態に係る車両システムの概要について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に係る車両システムは、車両100と、サーバ装置200と、情報提供装置300と、を含んで構成される。
第一の実施形態に係る車両システムの概要について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に係る車両システムは、車両100と、サーバ装置200と、情報提供装置300と、を含んで構成される。
車両100は、外部装置との通信機能を有するコネクティッドカーである。車両100は、DCM(Data Communication Module)10と、車載端末20と、を含んで構成され
る。
る。
DCM10は、ネットワーク経由で他の装置(または外部ネットワーク)と無線通信を行う装置である。DCM10は、車両100が有するコンポーネント(以下、車両コンポーネント)を、車両外部のネットワークに接続するためのゲートウェイとして機能する。例えば、DCM10は、車両100が有する車載端末20に対して、外部ネットワークへのアクセスを提供する。これにより、車載端末20は、DCM10を介して、外部装置と通信を行うことができる。
また、DCM10は、車両100のリモート制御やセキュリティ等に関する各種の機能を単独で提供する。
また、DCM10は、車両100のリモート制御やセキュリティ等に関する各種の機能を単独で提供する。
車載端末20は、車両100に搭載された情報端末である。車載端末20は、インフォテイメント端末とも呼ばれ、車両の乗員に対して情報(例えば、交通情報や経路案内)や娯楽(例えば、音楽や動画)を提供する機能を有する。車載端末20は、例えば、カーナビゲーション装置のように、単独で機能するものであってもよいし、スマートフォン等と連携する機能を有したものであってもよい。
車載端末20は、DCM10経由で、ネットワークと通信することができる。
また、車載端末200は、DCM100のフロントエンドとしても機能する。例えば、車載端末200は、DCM100が所定の処理(例えば、緊急通報)を実行する際に、当該処理に関連した情報の入出力(例えば、オペレータの呼び出し状況の表示など)を行う。
また、車載端末200は、DCM100のフロントエンドとしても機能する。例えば、車載端末200は、DCM100が所定の処理(例えば、緊急通報)を実行する際に、当該処理に関連した情報の入出力(例えば、オペレータの呼び出し状況の表示など)を行う。
サーバ装置200は、複数の車両100について、DCM10の通信契約を管理する装置である。サーバ装置200は、通信契約の締結や解約を管理し、契約状況に応じて、DCM10の認証を行う装置であってもよい。
また、サーバ装置200は、自装置が管理している情報に基づいて、「通信契約が残っており、かつ、所有者が変更された車両」があることを検出する。また、検出の結果に基づいて、通信契約を締結したユーザに対して、通信契約が残存している旨を通知し、サービスの解約を促す。
サーバ装置200は、情報提供装置300から取得したデータを利用して、前述した検出処理を実行する。
また、サーバ装置200は、自装置が管理している情報に基づいて、「通信契約が残っており、かつ、所有者が変更された車両」があることを検出する。また、検出の結果に基づいて、通信契約を締結したユーザに対して、通信契約が残存している旨を通知し、サービスの解約を促す。
サーバ装置200は、情報提供装置300から取得したデータを利用して、前述した検出処理を実行する。
情報提供装置300は、公的機関に登録された車両に関する情報を提供するサーバ装置である。登録とは、自動車の所有権を公証するために行うものである。情報提供装置300は、国が行う自動車検査登録行政を遂行するための団体によって運営されるものであってもよい。
情報提供装置300は、サーバ装置200からの問い合わせに応じて、車両の登録状況に関する情報を提供する。具体的には、「対象車両が、現在登録されているか、抹消されているか」、「所定の期間内において、名義や住所に変更があったか」といった情報を提供する。これにより、サーバ装置200は、(1)搭載された無線通信装置について通信契約が未だ存在し、(2)所有者が変更された車両があることを判定することができる。
情報提供装置300は、サーバ装置200からの問い合わせに応じて、車両の登録状況に関する情報を提供する。具体的には、「対象車両が、現在登録されているか、抹消されているか」、「所定の期間内において、名義や住所に変更があったか」といった情報を提供する。これにより、サーバ装置200は、(1)搭載された無線通信装置について通信契約が未だ存在し、(2)所有者が変更された車両があることを判定することができる。
システムの構成要素について、詳しく説明する。
図2は、図1に示した車両100の構成の一例を概略的に示したブロック図である。車両100は、DCM10、および、車載端末20を有して構成される。これらの構成要素は、車載ネットワークのバスであるCANバス30によって相互に接続される。なお、本例では、車載ネットワークに接続された装置として、DCM10、および、車載端末20を例示しているが、車両100には、エンジンECU、ボディECUなど、車両の制御を司る複数の電子制御ユニットが搭載されていてもよい。
図2は、図1に示した車両100の構成の一例を概略的に示したブロック図である。車両100は、DCM10、および、車載端末20を有して構成される。これらの構成要素は、車載ネットワークのバスであるCANバス30によって相互に接続される。なお、本例では、車載ネットワークに接続された装置として、DCM10、および、車載端末20を例示しているが、車両100には、エンジンECU、ボディECUなど、車両の制御を司る複数の電子制御ユニットが搭載されていてもよい。
DCM10は、車載ネットワークと、車両100の外部の通信ネットワークとを接続するインタフェースユニットである。以下、車両100の外部の通信ネットワークを、単にネットワーク、または、外部ネットワークと称する。外部ネットワークとして、例えば、インターネット等の広域ネットワークが挙げられる。
DCM10は、制御部11、記憶部12、通信インタフェース13、アンテナ14、および、通信モジュール15を有して構成される。
制御部11は、所定のプログラムを実行することで、DCM10の各種機能を実現する演算ユニットである。制御部11は、例えば、CPU等によって実現することができる。
制御部11は、外部ネットワークと、車両100が有するコンポーネント(車両コンポーネント)との間でなされる通信を仲介する機能を実行する。例えば、ある車両コンポーネントが、外部ネットワークとの通信を必要とする場合、制御部11は、当該車両コンポーネントから送信されたデータを外部ネットワークに中継する機能を実行する。また、外部ネットワークから送信されたデータを受信し、当該データを適切な車両コンポーネントに転送する機能を実行する。
制御部11は、外部ネットワークと、車両100が有するコンポーネント(車両コンポーネント)との間でなされる通信を仲介する機能を実行する。例えば、ある車両コンポーネントが、外部ネットワークとの通信を必要とする場合、制御部11は、当該車両コンポーネントから送信されたデータを外部ネットワークに中継する機能を実行する。また、外部ネットワークから送信されたデータを受信し、当該データを適切な車両コンポーネントに転送する機能を実行する。
さらに、制御部11は、自装置に固有な機能を実行することができる。例えば、制御部11は、セキュリティシステムの監視機能や通話機能を実行可能に構成されており、車内で発生したトリガに基づいて、セキュリティ通報や緊急通報等を行うことができる。
記憶部12は、主記憶装置および補助記憶装置を含むメモリ装置である。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。
通信インタフェース13は、DCM10を車載ネットワークに接続するためのインタフェースユニットである。本実施形態では、車載端末20を含む複数の車両コンポーネントが、CANバス30を介して相互に接続される。車載ネットワークの規格として、例えば、CAN(Controller Area Network)を例示することができる。なお、車載ネットワー
クが、複数の規格を利用するものである場合、通信インタフェース13は、通信先の規格に合わせた複数のインタフェース装置を有していてもよい。CAN以外の通信規格として、例えば、イーサネット(登録商標)などを例示することができる。
クが、複数の規格を利用するものである場合、通信インタフェース13は、通信先の規格に合わせた複数のインタフェース装置を有していてもよい。CAN以外の通信規格として、例えば、イーサネット(登録商標)などを例示することができる。
アンテナ14は、無線信号の入出力を行うアンテナ素子である。本実施形態では、アンテナ14は、セルラ通信(例えば、3G、LTE、5G等の移動体通信)に適合したもの
である。なお、アンテナ14は、複数の物理的なアンテナを含んで構成されてもよい。例えば、マイクロ波やミリ波などの高周波帯の電波を利用した移動体通信を行う場合、通信の安定化を図るため、複数のアンテナを分散して配置してもよい。
通信モジュール15は、移動体通信を行うための通信モジュールである。
である。なお、アンテナ14は、複数の物理的なアンテナを含んで構成されてもよい。例えば、マイクロ波やミリ波などの高周波帯の電波を利用した移動体通信を行う場合、通信の安定化を図るため、複数のアンテナを分散して配置してもよい。
通信モジュール15は、移動体通信を行うための通信モジュールである。
次に、制御部11によって実行される機能について説明する。図3は、制御部11が有する機能モジュールを説明する図である。図示した機能モジュールは、ROM等の記憶手段に記憶されたプログラムをCPU等によって実行することで実現することができる。
データ中継部111は、車両コンポーネント間で送受信されるデータの中継を行う。例えば、車載ネットワークに接続された第一の装置によって送出されたデータを受信し、必要に応じて、当該データを、車載ネットワークに接続された第二の装置に転送する処理を実行する。第一および第二の装置は、車載端末20であってもよいし、他の車両コンポーネントであってもよい。また、データ中継部111は、車両コンポーネントから、外部ネットワークを宛先とするデータを受信した場合に、当該データを外部ネットワークに中継する。また、外部ネットワークから送信されたデータを受信し、当該データを適切な車両コンポーネントに転送する。
緊急通報部112は、車両100に異常事態が発生した場合に、車外のオペレータに対して緊急通報を行う。異常事態の一例として、交通事故や車両故障の発生が挙げられる。緊急通報部112は、例えば、車内に設けられたコールボタンの押下、エアバッグの展開といった所定のトリガが発生した場合に、オペレータとの接続を開始し、車両の乗員とオペレータとの間での通話を可能にする。なお、緊急通報時に、緊急通報部112は、車両の位置情報をオペレータに送信してもよい。この場合、緊急通報部112は、車載されたGPSモジュールから位置情報を取得してもよい。
セキュリティ管理部113は、セキュリティ監視処理を行う。セキュリティ管理部113は、例えば、車両の電子ロックを管轄するECUから受信したデータに基づいて、正規の手順によらずに車両が解錠されたことを検知し、所定の装置に対してセキュリティ通報を送信する。なお、セキュリティ通報には、車両の位置情報が含まれていてもよい。この場合、セキュリティ管理部113は、車載されたGPSモジュールから位置情報を取得してもよい。セキュリティ管理部113は、自車両のセキュリティに問題が生じたと判定した場合に、位置情報を取得し、取得した位置情報を、予め指定された外部装置に周期的に送信するようにしてもよい。また、セキュリティ管理部113は、登録された端末からの要求に応じて、自車両の位置情報をリアルタイムで送信するようにしてもよい。
リモート制御部114は、車両100の外部から送信されたリクエストに基づいて、車両100が有する車両コンポーネントの動作を制御する。リモートコントロールの対象となる車両コンポーネントは、典型的には、エアコンをはじめとする空調機器であるが、これ以外であってもよい。例えば、シートヒーター、ステアリングヒーター、デフロスタなどをリモートコントロールの対象としてもよい。リモート制御部114は、例えば、外部ネットワークから、車両100の空調を動作させるための指令を受信し、当該指令に基づいて、複数の車両コンポーネントのうちのいずれかを動作させる。
次に、車載端末20について説明する。
車載端末20は、車両100の乗員に情報を提供する装置であって、カーナビゲーションシステム、インフォテインメントシステム、ヘッドユニットとも呼ばれる。車載端末20は、車両の乗員に対して、ナビゲーションや娯楽の提供を行うことができる。また、車載端末20は、車両100の外部ネットワークと通信することで、交通情報、道路地図データ、音楽や動画像などをダウンロードする機能を有している。
車載端末20は、車両100の乗員に情報を提供する装置であって、カーナビゲーションシステム、インフォテインメントシステム、ヘッドユニットとも呼ばれる。車載端末20は、車両の乗員に対して、ナビゲーションや娯楽の提供を行うことができる。また、車載端末20は、車両100の外部ネットワークと通信することで、交通情報、道路地図データ、音楽や動画像などをダウンロードする機能を有している。
車載端末20は、汎用のコンピュータにより構成することができる。すなわち、車載端末20は、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することができる。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを実行することによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。ただし、一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
車載端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、および入出力部24を有して構成される。
制御部21は、車載端末20の制御を司る手段である。制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の情報処理ユニ
ットによって構成される。
制御部21は、車両の乗員に対して情報の提供を行う。提供される情報として、例えば、交通情報、ナビゲーション情報、音楽や映像、ラジオ放送、デジタルテレビ放送などがある。制御部21は、入出力部24を介して情報の出力を行う。
さらに、制御部21は、サーバ装置200からメッセージを受信した場合に、入出力部24を介してこれを出力する。これについては後述する。
ットによって構成される。
制御部21は、車両の乗員に対して情報の提供を行う。提供される情報として、例えば、交通情報、ナビゲーション情報、音楽や映像、ラジオ放送、デジタルテレビ放送などがある。制御部21は、入出力部24を介して情報の出力を行う。
さらに、制御部21は、サーバ装置200からメッセージを受信した場合に、入出力部24を介してこれを出力する。これについては後述する。
記憶部22は、情報を記憶する手段であり、RAM、磁気ディスクやフラッシュメモリなどの記憶媒体により構成される。記憶部22には、制御部21にて実行される各種プログラム、当該プログラムが利用するデータ等が記憶される。
通信部23は、車載端末20を車載ネットワーク(CANバス30)に接続する通信インタフェースである。
入出力部24は、ユーザが行った入力操作を受け付け、ユーザに対して情報を提示する手段である。具体的には、タッチパネルとその制御手段、液晶ディスプレイとその制御手段から構成される。タッチパネルおよび液晶ディスプレイは、本実施形態では一つのタッチパネルディスプレイからなる。
また、入出力部24は、音声を出力するためのスピーカ等を有していてもよい。例えば、車載端末20がメッセージを受信した場合、入出力部24は、音声を出力するとともに、その内容を液晶ディスプレイに表示する。
また、入出力部24は、音声を出力するためのスピーカ等を有していてもよい。例えば、車載端末20がメッセージを受信した場合、入出力部24は、音声を出力するとともに、その内容を液晶ディスプレイに表示する。
CANバス30は、CAN(Controller Area Network)プロトコルに基づく車載ネッ
トワークを構成する通信バスである。なお、本例では、一つのCANバス30が例示されているが、車載ネットワークは、複数の通信バスを有していてもよい。また、これらの複数の通信バスを相互に接続するゲートウェイを有していてもよい。
トワークを構成する通信バスである。なお、本例では、一つのCANバス30が例示されているが、車載ネットワークは、複数の通信バスを有していてもよい。また、これらの複数の通信バスを相互に接続するゲートウェイを有していてもよい。
次に、サーバ装置200について説明する。図4は、第一の実施形態におけるサーバ装置200のシステム構成図である。
サーバ装置200は、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することができる。
サーバ装置200は、制御部201、記憶部202、および、通信部203を有して構
成される。
制御部201は、サーバ装置200が行う制御を司る演算装置である。制御部201は、CPUなどの演算処理装置によって実現することができる。
制御部201は、機能モジュールとして通知処理部2011および解約処理部2012を有して構成される。各機能モジュールは、記憶されたプログラムをCPUによって実行することで実現してもよい。
成される。
制御部201は、サーバ装置200が行う制御を司る演算装置である。制御部201は、CPUなどの演算処理装置によって実現することができる。
制御部201は、機能モジュールとして通知処理部2011および解約処理部2012を有して構成される。各機能モジュールは、記憶されたプログラムをCPUによって実行することで実現してもよい。
通知処理部2011は、車両の登録抹消、名義変更等が行われているにもかかわらず、通信契約(DCM10が無線通信を行うための契約)が残存している車両を特定し、その旨を、登録されたユーザ(すなわち、対象車両の元の所有者)に対して通知する処理を実行する。
解約処理部2012は、通知を受け取ったユーザからの応答が無い場合に、残存している通信契約を強制的に解除するための処理を実行する。
記憶部202は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部201によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部201において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。
また、記憶部202には、契約データ202Aが記憶される。契約データ202Aは、サーバ装置200が管理する複数の車両のうち、通信契約が締結されている(通信契約が未だ有効である)車両を管理するデータである。
図5は、契約データ202Aの一例である。契約データ202Aには、車両を一意に識別する識別子、ユーザ(通信契約を行った者、すなわち、車両の所有者)を一意に識別する識別子、契約日、契約期間、契約内容などが含まれる。車両を一意に識別する識別子とは、例えば、VIN(Vehicle Identification Number)や車台番号等(以降、車両番号
と称する)である。
図5は、契約データ202Aの一例である。契約データ202Aには、車両を一意に識別する識別子、ユーザ(通信契約を行った者、すなわち、車両の所有者)を一意に識別する識別子、契約日、契約期間、契約内容などが含まれる。車両を一意に識別する識別子とは、例えば、VIN(Vehicle Identification Number)や車台番号等(以降、車両番号
と称する)である。
通信部203は、サーバ装置200をネットワークに接続するための通信インタフェースである。通信部203は、例えば、ネットワークインタフェースボードや、無線通信のための無線通信インタフェースを含んで構成される。
次に、情報提供装置300について説明する。図6は、第一の実施形態における情報提供装置300のシステム構成図である。
情報提供装置300は、公的機関に登録された車両に関する情報を保持しており、サーバ装置200の求めに応じてデータの提供を行う装置である。
公的機関とは、国内における自動車の登録を管理する機関であり、例えば、日本国においては国土交通省が該当する。情報提供装置300は、登録された車両のうち、過去の所定の期間内において登録情報に変更があった車両に関する情報をサーバ装置200に提供する。
情報提供装置300は、公的機関に登録された車両に関する情報を保持しており、サーバ装置200の求めに応じてデータの提供を行う装置である。
公的機関とは、国内における自動車の登録を管理する機関であり、例えば、日本国においては国土交通省が該当する。情報提供装置300は、登録された車両のうち、過去の所定の期間内において登録情報に変更があった車両に関する情報をサーバ装置200に提供する。
登録の種類には、例えば、新規登録、移転登録、変更登録、抹消登録などがある。
抹消登録とは、自動車の登録を抹消する手続きである。抹消登録には、永久抹消、一時抹消、輸出抹消などがある。永久抹消は、車両が廃車・解体される場合に行われる手続きである。一時抹消は、一時的に車両の登録を抹消する手続きである。輸出抹消は、車両が国外に輸出される場合に行われる手続きである。
抹消登録された車両に無線通信装置が搭載されている場合、当該装置に付随している通信契約も解除することが好ましい。
抹消登録とは、自動車の登録を抹消する手続きである。抹消登録には、永久抹消、一時抹消、輸出抹消などがある。永久抹消は、車両が廃車・解体される場合に行われる手続きである。一時抹消は、一時的に車両の登録を抹消する手続きである。輸出抹消は、車両が国外に輸出される場合に行われる手続きである。
抹消登録された車両に無線通信装置が搭載されている場合、当該装置に付随している通信契約も解除することが好ましい。
移転登録とは、車両の所有者の氏名や住所が変更された場合に行われる手続きである。変更登録とは、車両の使用者の氏名や住所等が変更された場合に行われる手続きである。所有者が変更された車両に無線通信装置が搭載されている場合、当該装置に付随している通信契約も解除することが好ましい。
本実施形態では、情報提供装置300は、抹消登録がなされた車両、または、所有者の氏名または住所が変更された車両についての情報を提供する。
情報提供装置300は、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することができる。
情報提供装置300は、制御部301、記憶部302、および、通信部303を有して構成される。
制御部301は、情報提供装置300が行う制御を司る演算装置である。制御部301は、CPUなどの演算処理装置によって実現することができる。
制御部301は、サーバ装置200からの要求に応じて、抹消登録がなされた車両、または、所有者の氏名または住所が変更された車両についての情報を、後述する車両データベース302Aから取得し、サーバ装置200に送信する。
制御部301は、情報提供装置300が行う制御を司る演算装置である。制御部301は、CPUなどの演算処理装置によって実現することができる。
制御部301は、サーバ装置200からの要求に応じて、抹消登録がなされた車両、または、所有者の氏名または住所が変更された車両についての情報を、後述する車両データベース302Aから取得し、サーバ装置200に送信する。
記憶部302は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部301によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部301において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。
記憶部302は、車両データベース302Aを有して構成される。車両データベース302Aは、公的機関に登録されている車両に関するデータを記憶するデータベースである。図7は、車両データベース302Aに記憶されるデータの一例である。
車両データベース302Aには、車両を一意に特定する識別子(車両番号)、登録状態、車両データ、所有者に関する情報、使用者に関する情報、登録内容の変更に係る情報などが含まれる。
車両データベース302Aには、車両を一意に特定する識別子(車両番号)、登録状態、車両データ、所有者に関する情報、使用者に関する情報、登録内容の変更に係る情報などが含まれる。
車両番号は、前述したように、VINや車台番号等である。登録状態とは、該当する車両がどのような状態にあるか(登録されている状態、抹消されている状態等)を表す。車両データは、該当する車両についてのデータ(形式、原動機、排気量、車体サイズ、重量等)である。
所有者に関する情報は、所有者の氏名および住所を含む。また、使用者に関する情報は、使用者の氏名および住所を含む。所有者とは、車両を所有している者であり、使用者とは、車両を使用する者である。車両が割賦で購入されている場合、所有者と使用者が異なる場合もある。
また、車両データベース302Aには、変更日および変更内容が含まれる。変更日は、登録内容に変更があった日である。変更内容は、どのような変更が行われたか(例えば、所有者の変更、使用者の変更等)を表す。
所有者に関する情報は、所有者の氏名および住所を含む。また、使用者に関する情報は、使用者の氏名および住所を含む。所有者とは、車両を所有している者であり、使用者とは、車両を使用する者である。車両が割賦で購入されている場合、所有者と使用者が異なる場合もある。
また、車両データベース302Aには、変更日および変更内容が含まれる。変更日は、登録内容に変更があった日である。変更内容は、どのような変更が行われたか(例えば、所有者の変更、使用者の変更等)を表す。
車両データベース302Aは、例えば、公的機関から提供されたデータに基づいて定期的に更新されてもよい。
制御部301は、車両データベース302Aを参照することで、所定の車両について、過去に登録情報にどのような変更があったかを把握することができる。
制御部301は、車両データベース302Aを参照することで、所定の車両について、過去に登録情報にどのような変更があったかを把握することができる。
通信部303は、情報提供装置300をネットワークに接続するための通信インタフェ
ースである。通信部303は、例えば、ネットワークインタフェースボードや、無線通信のための無線通信インタフェースを含んで構成される。
ースである。通信部303は、例えば、ネットワークインタフェースボードや、無線通信のための無線通信インタフェースを含んで構成される。
次に、サーバ装置200と、情報提供装置300との間で送受信されるデータについて説明する。図8は、双方の装置が行う処理のシーケンス図である。
まず、ステップS11で、サーバ装置200(通知処理部2011)が、管理下にある複数の車両のうち、通信契約が締結されている車両のリスト(以下、依頼リスト)を生成する。通信契約が締結されている車両は、契約データ202Aに基づいて判定することができる。図9(A)は、通知処理部2011によって生成される依頼リストの例である。依頼リストには、情報提供装置300に対して情報提供の依頼を行う日付(依頼日)、および、対象車両の車両番号が含まれる。
なお、情報提供の依頼に際して追加の指示が必要な場合、当該指示を表すフラグ等(指示フラグ)を依頼リストに追加してもよい。指示フラグは、例えば、
「登録が抹消されている車両を通知する」
「所有者の氏名が変更されている車両を通知する」
「所有者の住所が変更されている車両を通知する」
といったように、情報提供の対象となる車両を指示するものであってもよい。本実施形態では、サーバ装置200は、「登録が抹消されているか、または、所有者の氏名と住所のいずれかが変更されている車両」を対象として、情報提供装置300に対して情報提供を依頼とするものとする。
生成された依頼リストは、情報提供装置300へ送信される。
「登録が抹消されている車両を通知する」
「所有者の氏名が変更されている車両を通知する」
「所有者の住所が変更されている車両を通知する」
といったように、情報提供の対象となる車両を指示するものであってもよい。本実施形態では、サーバ装置200は、「登録が抹消されているか、または、所有者の氏名と住所のいずれかが変更されている車両」を対象として、情報提供装置300に対して情報提供を依頼とするものとする。
生成された依頼リストは、情報提供装置300へ送信される。
依頼リストを受信した情報提供装置300は、車両データベース302Aに基づいて、(1)受信したリストに含まれる車両であって、(2)所定の期間内に、抹消登録、または、所有者の氏名または住所の変更登録がなされている車両を検索する(ステップS12)。所定の期間とは、例えば、1ヶ月,3ヶ月等とすることができる。
情報提供装置300は、検索の結果得られた情報を用いて、依頼リストを更新する。図9(B)は、更新後の依頼リストの例である。本例では、更新によって、点線で図示したフィールドが付加される。
照会日は、情報の照会を実行した日付である。
抹消フラグが1である場合、過去の所定期間において、該当する車両の登録が抹消されていることを意味する。
氏名変更フラグが1である場合、該当する車両の所有者について、過去の所定期間において氏名が変更されていることを意味する。
住所変更フラグが1である場合、該当する車両の所有者について、過去の所定期間において住所が変更されていることを意味する。
照会日は、情報の照会を実行した日付である。
抹消フラグが1である場合、過去の所定期間において、該当する車両の登録が抹消されていることを意味する。
氏名変更フラグが1である場合、該当する車両の所有者について、過去の所定期間において氏名が変更されていることを意味する。
住所変更フラグが1である場合、該当する車両の所有者について、過去の所定期間において住所が変更されていることを意味する。
情報提供装置300は、受信した依頼リストを更新し(ステップS13)、サーバ装置200へ送信する。
ステップS14では、サーバ装置200が、通知を実行する。本ステップでは、通知処理部2011が、更新後の依頼リストに含まれるいずれかのフラグが「1」である車両のそれぞれについて、通知処理を実行する。
ステップS14では、サーバ装置200が、通知を実行する。本ステップでは、通知処理部2011が、更新後の依頼リストに含まれるいずれかのフラグが「1」である車両のそれぞれについて、通知処理を実行する。
図10は、ステップS14で実行される処理を詳細に示したフローチャートである。
まず、ステップS141で、情報提供装置300から送信された更新後の依頼リストから、対象車両のレコードを抽出する。
次に、ステップS142で、抽出されたレコードの抹消フラグに「1」が設定されてい
るか否かを判定する。ここで、抹消フラグに「1」が設定されていた場合、処理はステップS146へ進む。抹消フラグが「0」であった場合、処理はステップS143へ進む。
まず、ステップS141で、情報提供装置300から送信された更新後の依頼リストから、対象車両のレコードを抽出する。
次に、ステップS142で、抽出されたレコードの抹消フラグに「1」が設定されてい
るか否かを判定する。ここで、抹消フラグに「1」が設定されていた場合、処理はステップS146へ進む。抹消フラグが「0」であった場合、処理はステップS143へ進む。
ステップS143では、抽出されたレコードの氏名変更フラグに「1」が設定されているか否かを判定する。ここで、氏名変更フラグに「1」が設定されていた場合、処理はステップS144へ進む。氏名変更フラグが「0」であった場合、処理は終了する。
ステップS144では、抽出されたレコードの住所変更フラグに「1」が設定されているか否かを判定する。ここで、住所変更フラグに「1」が設定されていた場合、処理はステップS145へ進む。住所変更フラグが「0」であった場合、処理は終了する。
ステップS144では、抽出されたレコードの住所変更フラグに「1」が設定されているか否かを判定する。ここで、住所変更フラグに「1」が設定されていた場合、処理はステップS145へ進む。住所変更フラグが「0」であった場合、処理は終了する。
ステップS145の処理が実行されるケースは、所有者の氏名と住所の双方が変更されていたケースである。かかるケースでは、車両100が他人に譲渡され、その名義が変更されたことが想定される。斯様な場合、車両100は元の所有者の手を離れているため、車両100(車載端末20)を介して元の所有者と連絡を取ることはできない。一方、通信契約が残っている場合、意図しない情報の漏洩やプライバシーの侵害が発生するおそれがある。そこで、本実施形態では、本ステップにおいて、車両100の新たな所有者に対して通知を行う。
具体的には、サーバ装置200(通知処理部2011)が、対象の車両100に対してメッセージを送信し、搭載された車載端末20を介してこれを出力させる。
メッセージの送信は、車載端末20が有する通信機能を利用して行うことができる。斯様な機能として、電子メールやショートメッセージを送受信する機能が挙げられる。例えば、車載端末20が、車両メーカーや販売店等からのメッセージを受信する機能を有している場合、これを利用することができる。
例えば、車載端末20は、所定のタイミングで、サーバ装置200に対してメッセージの有無を問い合わせ、自車両に宛てたメッセージが存在する場合に、これを受信する。所定のタイミングとは、例えば、車両100のイグニッションを投入したタイミングとすることができる。車載端末20は、メッセージを受信した場合に、入出力部24を介してこれを出力する。
メッセージの送信は、車載端末20が有する通信機能を利用して行うことができる。斯様な機能として、電子メールやショートメッセージを送受信する機能が挙げられる。例えば、車載端末20が、車両メーカーや販売店等からのメッセージを受信する機能を有している場合、これを利用することができる。
例えば、車載端末20は、所定のタイミングで、サーバ装置200に対してメッセージの有無を問い合わせ、自車両に宛てたメッセージが存在する場合に、これを受信する。所定のタイミングとは、例えば、車両100のイグニッションを投入したタイミングとすることができる。車載端末20は、メッセージを受信した場合に、入出力部24を介してこれを出力する。
図11は、車載端末20を介して出力されるメッセージの一例である。メッセージには、登録情報の変更が行われた日付、契約終了日、契約に関する関する連絡先などが含まれる。
メッセージを確認したユーザ(第二のユーザ)は、例えば、以前の所有者(第一のユーザ)に連絡を取り、通信契約の解除を依頼することができる。
なお、本例では、車両100に搭載された車載端末20に対してメッセージを送信した。すなわち、新しい所有者に対してメッセージを送信したが、以前の所有者に紐付いた端末を特定可能な場合、当該端末に対してメッセージを送信してもよい。
メッセージを確認したユーザ(第二のユーザ)は、例えば、以前の所有者(第一のユーザ)に連絡を取り、通信契約の解除を依頼することができる。
なお、本例では、車両100に搭載された車載端末20に対してメッセージを送信した。すなわち、新しい所有者に対してメッセージを送信したが、以前の所有者に紐付いた端末を特定可能な場合、当該端末に対してメッセージを送信してもよい。
なお、車両所有者の住所と氏名の双方が変更されている場合、当該車両が譲渡された可能性が高いが、必ずしもそうでない場合もある。婚姻等によって所有者の姓が変わっており、同時に転居しているような場合である。このような場合、誤った通知であることをユーザが申告できるようにしてもよい。
ステップS146では、第一のユーザに関連付いた連絡先(例えば、電子メールアドレス)を取得し、通知のための電子メールを送信する。第一のユーザに関連付いた連絡先は、例えば、記憶部202に記憶されていてもよいし、外部装置から取得してもよい。
電子メールに含まれるメッセージは、図11を参照して説明したものと同様のものであってもよい。当該メッセージを確認した第一のユーザは、案内に従って、通信契約の解除手続きを行うことができる。
電子メールに含まれるメッセージは、図11を参照して説明したものと同様のものであってもよい。当該メッセージを確認した第一のユーザは、案内に従って、通信契約の解除手続きを行うことができる。
通信契約の解除が行われた場合、当該車両に関するデータは、契約データ202Aから削除される。
なお、サーバ装置200は、通知を行ったユーザと、当該ユーザに関連付いた車両の組み合わせを記憶してもよい。例えば、通知に係る車両の識別子、通知対象であるユーザの識別子、通知を行った日時、通知方法などを、送信履歴として記憶部202に記憶させてもよい。
なお、サーバ装置200は、通知を行ったユーザと、当該ユーザに関連付いた車両の組み合わせを記憶してもよい。例えば、通知に係る車両の識別子、通知対象であるユーザの識別子、通知を行った日時、通知方法などを、送信履歴として記憶部202に記憶させてもよい。
サーバ装置200はまた、通知を行ったにもかかわらず第一のユーザからの応答がない場合に、係る通信契約を強制的に解除する処理を実行する。
図12は、解約処理部2012が実行する処理のフローチャートである。当該処理は、ユーザに対して通知が送信された後、所定のタイミングで実行される。
図12は、解約処理部2012が実行する処理のフローチャートである。当該処理は、ユーザに対して通知が送信された後、所定のタイミングで実行される。
まず、ステップS31で、対象のユーザと車両の組み合わせを特定する。対象のユーザとは、過去の所定の時点(例えば、一ヶ月)よりも前に、通知処理部2011によって通知が送信されたユーザである。対象のユーザは、例えば、通知の送信履歴に基づいて特定することができる。本ステップでは、ユーザと、当該ユーザに関連付いた車両の組み合わせが特定される。
次に、ステップS32で、対象のユーザに関連付いた車両100について、通信契約が解除されているか否かを判定する。例えば、契約データ202Aに、当該ユーザについての契約情報が存在しない場合、本ステップでは肯定判定となる。
次に、ステップS32で、対象のユーザに関連付いた車両100について、通信契約が解除されているか否かを判定する。例えば、契約データ202Aに、当該ユーザについての契約情報が存在しない場合、本ステップでは肯定判定となる。
ステップS32で肯定判定となった場合、処理はステップS33へ遷移し、通信契約の解除手続きが行われる。サーバ装置200が、DCM10の認証を行う装置を兼ねている場合、本ステップで、対象の車両100に搭載されたDCM10の認証を無効化する処理を行ってもよい。また、本ステップでは、契約を管理する別の装置に対して、該当する通信契約を強制的に解除する旨のデータを送信してもよい。
ステップS32で否定判定となった場合、処理は終了する。
ステップS32で否定判定となった場合、処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るサーバ装置200は、公的機関における車両の登録状況に基づいて、当該車両が譲渡ないし廃車されたことを判定し、第一のユーザに対して、通信契約の解除に関するメッセージを送信する。これにより、車両の譲渡に伴って発生しうるプライバシーの侵害等を防止することが可能になる。
(第二の実施形態)
第一の実施形態では、第一のユーザに対して、電子メールによって通知を送信したが、第一のユーザに連絡を取るために、これ以外の手段を併用してもよい。
第二の実施形態は、電子的な通知に加え、書面を用いて、第一のユーザに対して連絡を取る実施形態である。書面による通知とは、例えば、葉書や封書によって通知文を発送することを指す。また、第二の実施形態では、複数の手段による通知の全てに対して応答が無い場合に、通信契約の解除手続きを実行する。
第一の実施形態では、第一のユーザに対して、電子メールによって通知を送信したが、第一のユーザに連絡を取るために、これ以外の手段を併用してもよい。
第二の実施形態は、電子的な通知に加え、書面を用いて、第一のユーザに対して連絡を取る実施形態である。書面による通知とは、例えば、葉書や封書によって通知文を発送することを指す。また、第二の実施形態では、複数の手段による通知の全てに対して応答が無い場合に、通信契約の解除手続きを実行する。
図13は、第二の実施形態においてサーバ装置200が実行する処理のフローチャートである。図示した処理は、図10に示した処理が行われた後で、所定のタイミングで実行される。なお、第一の実施形態と同様の処理については、点線で図示し、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、ステップS31で対象のユーザが特定された後、ステップS31Aで、書面による通知が行われているか否かを判定する。本ステップで肯定判定となった場合、処理はステップS32へ遷移し、第一の実施形態と同様の処理によって契約の解除が行
われる。
ステップS31Aで否定判定となった場合、処理はステップS31Bへ遷移し、書面による通知を実行する。
われる。
ステップS31Aで否定判定となった場合、処理はステップS31Bへ遷移し、書面による通知を実行する。
ステップS31Bでは、書面による通知を行うための処理を実行する。具体的には、第一のユーザの住所を取得し、当該住所に書面を発送するための指示を生成して、郵便物の発送を管理する外部装置へ送信する。第一のユーザの住所は、記憶部202に記憶されていてもよいし、情報提供装置300から取得してもよい。
第二の実施形態によると、書面による通知を併用するため、第一のユーザに確実に連絡を取ることができる。
なお、本実施形態では、第一のユーザの住所を取得し、葉書等によって通知を行っているが、車両100の販売店を介して、第一のユーザへの連絡を試みてもよい。例えば、サーバ装置200が、対象の車両100を販売した販売店に関する情報を取得し、当該販売店に関連付いた装置等に対して、所有者の情報とともに通知を送信してもよい。
なお、本実施形態では、第一のユーザの住所を取得し、葉書等によって通知を行っているが、車両100の販売店を介して、第一のユーザへの連絡を試みてもよい。例えば、サーバ装置200が、対象の車両100を販売した販売店に関する情報を取得し、当該販売店に関連付いた装置等に対して、所有者の情報とともに通知を送信してもよい。
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
100・・・車両
10・・・DCM
20・・・車載端末
200・・・サーバ装置
300・・・情報提供装置
201,301・・・制御部
202,302・・・記憶部
203,303・・・通信部
10・・・DCM
20・・・車載端末
200・・・サーバ装置
300・・・情報提供装置
201,301・・・制御部
202,302・・・記憶部
203,303・・・通信部
Claims (20)
- 外部装置から取得した第一のデータに基づいて、所有者が第一のユーザから変更され、かつ、搭載された無線通信装置について通信契約が存在する第一の車両を特定することと、
前記第一の車両に関連付いた前記第一のユーザに対して、前記通信契約の解除に関する通知を行うことと、
を実行する制御部を有する、情報処理装置。 - 前記外部装置は、公的機関に登録された車両の情報を提供する装置である、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第一のデータは、所定の期間内に登録情報に変更があった車両のリストを含む、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記第一のデータは、所定の期間内に、抹消登録、名義変更登録、住所変更登録のいずれかがなされた車両のリストを含む、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、前記所定の期間内に抹消登録がなされた車両を、前記第一の車両として特定する、
請求項3または4に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、前記所定の期間内に、所有者の名義および住所の双方を変更する登録がなされた車両を、前記第一の車両として特定する、
請求項3または4に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、前記外部装置に、前記通信契約が締結されている車両のリストを送信し、前記外部装置から、前記リストに対応する前記第一のデータを受信する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、前記第一のユーザに関連付いたユーザ装置に、前記通信契約の解除に関する通知を送信する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記ユーザ装置は、前記第一の車両に搭載された前記無線通信装置である、
請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記ユーザ装置は、前記第一の車両の販売店に関連付いた装置である、
請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、前記第一のユーザに関連付いた住所をさらに取得する、
請求項1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、前記通知を行ってから所定の期間内に前記第一のユーザからの応答が無い場合に、前記通信契約の解除に関する所定の処理を実行する、
請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 外部装置から取得した第一のデータに基づいて、所有者が第一のユーザから変更され、かつ、搭載された無線通信装置について通信契約が存在する第一の車両を特定する第一ス
テップと、
前記第一の車両に関連付いた前記第一のユーザに対して、前記通信契約の解除に関する通知を行う第二ステップと、
を含む、情報処理方法。 - 前記外部装置は、公的機関に登録された車両の情報を提供する装置である、
請求項13記載の情報処理方法。 - 前記第一のデータは、所定の期間内に、抹消登録、名義変更登録、住所変更登録のいずれかがなされた車両のリストを含む、
請求項14に記載の情報処理方法。 - 前記第一ステップでは、前記所定の期間内に抹消登録がなされた車両を、前記第一の車両として特定する、
請求項15に記載の情報処理方法。 - 前記第一ステップでは、前記所定の期間内に、所有者の名義および住所の双方を変更する登録がなされた車両を、前記第一の車両として特定する、
請求項15に記載の情報処理方法。 - 前記第一ステップでは、前記外部装置に、前記通信契約が締結されている車両のリストを送信し、前記外部装置から、前記リストに対応する前記第一のデータを受信する、
請求項13から17のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 前記第二ステップでは、前記第一のユーザに関連付いたユーザ装置に、前記通信契約の解除に関する通知を送信する、
請求項13から18のいずれか1項に記載の情報処理方法。 - 前記ユーザ装置は、前記第一の車両に搭載された前記無線通信装置である、
請求項19に記載の情報処理方法。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231219 |