JP2023114095A - 角処理用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対象物のコーナー部に沿って被せ材を美しく被せた角処理部を、誰でも容易にできるようにする角処理用具を提供すること。【解決手段】 プレート本体1の外周に形成された凹部2と、上記凹部2の内周に設けられた、対象物10のコーナー部11の曲率よりも大きな曲率を有する円弧部2aと、円弧部2aの両外側に連続して設けられた一対の押さえ部4,5とを備え、プレート本体1の凹部2側を上記対象物10のコーナー部11から対象物10の表面12上に侵入させていくと、一対の押さえ部4,5、円弧部2aの順に、対象物10の表面12上に侵入し、被せ材13が、コーナー部11の両外側、コーナー部11の順に、対象物10の表面12に押し付けられる構成にした。【選択図】 図3

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 1. 掲載年月日 令和3年12月20日等 掲載アドレス https://www.instagram.com/p/CXtDqrlPNkg/ 等 2. 掲載年月日 令和3年12月30日等 掲載アドレス https://www.instagram.com/p/CYGsyLxPl6U 等 3. 販売日 令和3年12月30日~令和4年2月3日 4. 販売日 令和4年1月1日~令和4年2月3日
この発明は、レザークラフトなどで、コーナー部を処理するための角処理用具に関する。
例えば、布や皮革などの被せ材を、例えば対象物の円弧状のコーナー部に沿って被せる際には、コーナー部に沿って被せ材を寄せながら押さえ、当該被せ材の角処理部を仕上げなければならなかった。
角処理部に、不均一な皺などが発生してしまうと、対象物と被せ材との一体性も不十分になるので、外観が損なわれるだけでなく、対象物の機能にも悪影響を与えてしまうこともある。
そのため、被せ材において、対象物のコーナー部に相当する部分である角処理部を美しく仕上げることが重要である。
ここでいう角処理部は、対象物のコーナー部を覆った被せ材の部分のことである。例えば、菊の花びらのように細かい襞が形成された、所謂菊寄せだけでなく、被せ材が対象物の表面から浮き上がることなく均等な襞が形成された部分や、皺がない状態に押し付けられた部分も、角処理部に含むものとする。
なお、角処理用具に関する文献は見つからなかった。
特に、被せ材の弛みを解消するためには、目打ちなどを使用して徐々に均等な襞を折り畳み、最終的にハンマーでたたいたたり、各人が、被せ材を押さえて角処理部を形成する技や用具に様々な工夫を凝らしたりていた。
しかし、目打ちを使用した角処理では、処理に時間がかかるだけでなく、被せ材に目打ちによる損傷が発生することもあった。つまり、美しい角処理部を形成するためには、熟練の技が必要であった。
この発明の目的は、特別な技術を必要とせず、誰でも簡単に美しい角処理部を形成することができる、角処理用具を提供することである。
第1の発明は、輪郭にコーナー部を有する対象物の外周に沿って起立したシート状の被せ材を、上記対象物の表面に押し付けて上記コーナー部に対応する角処理部を形成する角処理用具であって、板状のプレート本体には、当該プレート本体の外周に形成された凹部と、上記凹部の内周に設けられた、上記対象物のコーナー部の曲率よりも大きな曲率を有する円弧部と、上記円弧部の両外側に連続して設けられた一対の押さえ部とを備え、上記プレート本体の上記凹部側を上記対象物のコーナー部から上記対象物の表面上に侵入させていくと、上記一対の押さえ部、上記円弧部の順に、上記対象物の表面上に侵入し、上記被せ材が、上記コーナー部の両外側、上記コーナー部の順に、上記対象物の表面に押し付けられる構成にしている。
第2の発明は、上記円弧部には、上記凹部の開口に向かって突出した中央凸部を備え、上記プレート本体の上記凹部側を上記対象物のコーナー部から上記対象物の表面上に侵入させていくと、上記一対の押さえ部、上記中央凸部、上記円弧部の順に、上記対象物の表面上に侵入し、上記被せ材が、上記コーナー部の両外側、上記コーナー部の中央、上記コーナー部の中央の両外の順に、上記対象物の表面に押し付けられる構成にしている。
第3の発明は、上記円弧部には、上記中央凸部と上記押さえ部との間に、上記開口に向かって突出したサブ凸部を備え、上記プレート本体の上記凹部側を上記対象物のコーナー部から上記対象物の表面上に侵入させていくと、上記一対の押さえ部、上記中央凸部、上記サブ凸部の順に、上記対象物の表面上に侵入し、上記被せ材が、上記コーナー部の両外側、上記コーナー部の中央、上記コーナー部の中央の両外の順に、上記対象物の表面に押し付けられる構成にしている。
第4の発明は、上記一対の押さえ部が、上記円弧部の両端より、上記凹部側を上記コーナー部から上記対象物の表面上に侵入させていくときの当該対象物側に突出して設けられている。
この発明によれば、プレート本体を対象物の表面に沿って移動させるだけで、角処理部を、だれでも簡単かつきれいに形成することができる。
第2の発明によれば、押さえ部でコーナー部の両外側を押さえてから、中央凸部で中央が押さえられ、円弧部でコーナー部の中央の両外が、順に押さえられ、被せ材に不規則な皺が発生することを防止できる。
第3の発明によれば、被せ材を、押さえ部、中央凸部及びサブ凸部で順次押さえながら、不規則な皺の発生がない角処理部を形成できる。
第4の発明によれば、対象物側に突出している押さえ部で、コーナー部の両外側をより早く押さえ、しっかり固定した状態でコーナー部に対応する被せ材を押さえることができるため、より簡単に美しい角処理部を形成することができる。
図1は本発明の第1実施形態のプレート本体の平面図である。 図2は第1実施形態において角処理部が形成される過程を説明するための斜視図で、角処理部を形成する作業の開始直前の状態を示している。 図3は第1実施形態において角処理部が形成される過程を説明するための平面図で、図2の次の状態を示している。 図4は第1実施形態において角処理部が形成される過程を説明するための平面図で、図3の後の状態を示している。 図5は第1実施形態において角処理部が形成される過程を説明するための平面図で、図4の後の状態を示している。 図6は第1実施形態において角処理部が形成される過程を説明するための平面図で、図5の後の状態で角処理部が完成した状態を示している。 図7は第2実施形態のプレート本体の平面図である。
[第1実施形態]
以下に、図を用いてこの発明の実施形態を説明する。
図1は、第1実施形態のプレート本体の平面図である。図2~図6は、第1実施形態において角処理部が形成される過程を説明する図で、図2は斜視図、図3~図6は平面図であり、角処理部の形成過程は図2,3,4,5,6の順である。
第1実施形態の角処理用具は、図1に示すように、プレート本体1からなる。
このプレート本体1は、透明樹脂製の板部材で、当該プレート本体1の外周には3つの凹部2,3,4が形成されている。これらの凹部2,3,4は、矩形のプレート本体の3つの角、それぞれを切り欠いた位置に形成され、それぞれが異なる曲率の円弧部を備えているが、その他は全て他の凹部と同様の構成と機能とを備えている。プレート本体1は、ステンレス等の金属製であっても良い。また、プレート本体1は、3つの凹部2,3,4を有することは必須ではなく、いずれか一つの凹部を有するだけでも良い。ここでは1つの凹部2についてのみ説明する。
なお、後で説明するが、この第1実施形態のプレート本体1の上記凹部2の部分は、対象物10のコーナー部11の表面12に、シート状の被せ材であるファスナーのテープ13を被せて角処理部14を形成するものである(図6参照)。
凹部2は、円弧部2aとその両脇で対向する側部2b,2cとで内周を構成する略C字状又は略コ字の凹部である。円弧部2aは、図1に一点鎖線で示す円弧Aの一部に沿う形状をなしている。
また、プレート本体1には、円弧部2aと同心円の円弧Sがその内側に当該円弧部2aが位置するように当該円弧部2aに沿って表示されている。上記円弧Sは、図2~図6に示した対象物10のコーナー部11の円弧とほぼ同じ曲率である。したがって、上記円弧部2aの曲率は円弧S、すなわちコーナー部11よりも大きくなる。さらに、円弧Sの近くには、この円弧Sの曲率半径をm1として表示している。
上記プレート本体1において、上記凹部2内の円弧部2aの両外側には、円弧部2aから立ち上がった台形状の一対の押さえ部5,6が形成されている。押さえ部5,6の側面に上記側部2b,2cが形成されている。
また、上記凹部2内には、円弧部2aの中央から凹部2の開口2dに向かって突出した中央凸部7が形成されている。
さらに、上記中央凸部7と上記押さえ部5,6又は上記側部2b,2cとの間には、円弧部2aから上記開口に向かって突出したサブ凸部8,9が形成されている。
なお、上記サブ凸部8,9は円弧部2aからの突出高さが、上記中央凸部7よりも小さく形成されている。
また、第1実施形態のプレート本体1では、一対の押さえ部5,6の先端面5a,6aが作る挟角θが90°になるように形成されている。
以上のような各部の形状によって、凹部2及び押さえ部5,6によって形成される形状は、中央凸部7を境界に、一方の押さえ部5側と他方の押さえ部6側とで対称形状をなしている。
[作用・効果等]
以下に、上記プレート本体1からなる角処理用具を用いて角処理部を形成する手順を説明する。
図2に示す対象物10は、この第1実施形態で角処理部が形成される対象で、四角形の直角を面取りした形状で、輪郭に円弧状のコーナー部11を備えた、例えば小銭入れの側面などである。
対象物10にファスナーを設ける際には、表面12にファスナーのテープ13が接着され、コーナー部11に角処理部14(図6参照)を形成する。第1実施形態では、上記テープ13がコーナー部11を覆う被せ材である。
また、図中、対象物10において、上記コーナー部11の中央をp1,その両外をp2,p3、コーナー部11の外側すなわち円弧部の外側をp4,p5としている。
テープ13をコーナー部11に被せる際には、図2に示すようにテープ13を対象物10の外周に沿って起立状態にする。この起立状態のテープ13を表面12に押し付けて接着するため、テープ13又は表面12の必要個所には、予め接着剤などを塗布しておく。
テープ13を起立状態に保ったら、上記凹部2の開口をコーナー部11に対向させ、プレート本体1を矢印x方向に移動させて開口側から対象物10の表面12の上に侵入させる。
図3に示すように、プレート本体1の凹部2が対象物10のコーナー部11に近づくと、この移動方向に沿って対象物10側に突出した一対の押さえ部5,6が、先だって起立したテープ13を表面12に押し倒し、表面12上に侵入する。押さえ部5,6によって押さえられるのは、コーナー部11の両外側p4,p5に対応する、テープ13の部分である。なお、対象物10のコーナー部11が直角の角を面取りしたような形状なので、挟角が90°になる押さえ部5,6の先端面5a,6aが、両外側p4,p5に対応する部分のテープ13を、対象物10の外周に沿ってしっかり押さえることができる。
プレート本体1を、矢印x方向に移動させ、表面12上にさらに侵入させると、図4に示すように凹部2の円弧部2aに形成された中央凸部7がコーナー部11の中央p1部分に当接し、当接部分でテープ13を表面12に押し倒す。
この状態からさらにプレート本体1を移動させれば、図5に示すように、サブ凸部8,9がコーナー部11の中央p1の両外p2,p3に対応する部分でテープ13を表面12に押し倒し、外側p4,p5及び中央p1に対応する部分はプレート本体1の表面によってより強く表面12に押し付けられる。
さらにプレート本体1を移動させで、凹部2の円弧部2aがテープ13を乗り越えると、図6に示すようにコーナー部11に沿ってテープ13が被せられ、皺の無い角処理部14が形成される。
上記のように、上記プレート本体1の移動に伴って、コーナー部11の両外側p4,p5、中央p1、中央の両外p2,p3の順にテープ13が押さえられる。
特に、一対の押さえ部5,6が対象物10側へ突出しているので、コーナー部11の両外側を、他の部分に比べてより早く確実に押さえることができる。
また、上記中央凸部7及びサブ凸部8,9の両側の隙間に対応した円弧部2aの曲率を、コーナー部11の曲率よりも大きくしているので、円弧部2aは、コーナー部11の外側から順にテープ13を押しつぶすことになる。つまり、テープ13においてコーナー部11に対応する部分が、一機に押しつぶされるようなことがない。
被せ材であるテープ13が多少伸縮性のある素材なら、テープ13は、皺ができずにぴったりと表面12に接着された角処理部14となる。
テープ13が伸縮性の乏しい材質であっても、上記各部分が押さえられる過程で、テープ13の弛んだ部分が上記凸部7,8,9の両側に形成された隙間の中で浮き上がり、その部分も徐々に押しつぶされるので、上記凸部の間隔に対応した襞が形成されて外観の良い角処理部14となる。
また、第1実施形態のプレート本体1は透明なので、プレート本体1を対象物10の表面12に押し付けて角処理部14を形成する過程や、角処理部の完成時に、プレート本体1,20の上からテープ13など被せ材の状況を目視で確認できる。
さらに、透明なプレート本体1に表示された円弧Sを対象物10のコーナー部11に重ねて、コーナー部11の曲率を確認したり、凹部2の円弧部2aが対象物10に適した円弧部であるのかを確認したりすることもできる。
ただし、プレート本体1が不透明でも、対象物のコーナー部11をプレート本体1上に重ねて円弧部の曲率と対象物とを対比することはできる。
上記対象物10に適した円弧部2aとは、その曲率がコーナー部11の曲率よりも大きくて、一対の押さえ部5,6に近い部分から中央に向かって対象物10の表面12に侵入するような円弧部である。
なお、上記円弧部2aには中央凸部7及び一対のサブ凸部8,9が形成されているが、サブ凸部は一対に限らず、中央凸部7の両側に複数個ずつ形成してもよい。また、サブ凸部8,9を設けず、中央凸部7のみを備えても良い。
さらに、中央凸部7も設けずに、押さえ部5,6と円弧部2aだけで、テープ13を押さえるようにしても良い。
上記では一つの凹部2について説明したが、他の凹部3,4も、円弧部の曲率が異なる以外、凹部2と同様の構成を有する。これら凹部3,4の円弧部の曲率半径m2,m3を表示するようにしても良い(図1参照)。
この実施形態のように、ひとつのプレート本体1に曲率の異なる円弧部を備えた凹部を複数備えていれば、対象物10のコーナー部11の曲率に応じて最適な凹部を選択することができる。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態のプレート本体20の平面図である。
この第2実施形態のプレート本体20は透明な板部材で、円弧部21aからなる凹部21と、その両側に連続する一対の押さえ部22,23とを備えている。円弧部21a内に凸部が形成されず、一対の押さえ部22,23が、円弧部21aから突出していない点が、上記第1実施形態と異なる。
凹部21内の円弧部21aの曲率は、対象物10のコーナー部11の曲率よりも大きく、コーナー部11に被せ材であるファスナーのテープ13を被せて角処理部を形成する点は、第1実施形態と同じである。
[作用・効果等]
この第2実施形態のプレート本体20を用いて、対象物10のコーナー部11に沿って上記テープ13を被せ、角処理部を形成する手順は以下のとおりである。
まず、対象物10の外周に沿ってテープ13を起立させて保持する。次に、プレート本体20を凹部21の開口側から対象物10のコーナー部11に向かい、矢印x方向に移動させて表面12上に侵入させる。
プレート本体20が表面12上に侵入する過程で、一点鎖線で示した位置に達したプレート本体20の一対の押さえ部22,23の先端が、上記コーナー部11の両外側に対応する位置でテープ13に当接する。このとき、コーナー部11よりも曲率が大きい、プレート本体20側の円弧部21aは、対象物10側には接触しない。つまり、プレート本体20を移動すれば、押さえ部22,23によって、コーナー部11の両外側のみでテープ13が押えられる。
なお、図7では、プレート本体20によって対象物10の表面12に押し付けられた状態のテープ13は省略している。
さらに、プレート本体20が矢印x方向に進んでいけば、コーナー部11の両外側で、テープ13が表面12に押し付けられた状態で、コーナー部11に沿ったテープ13が、円弧部21aによって表面12に押し付けられる。円弧部21aが、コーナー部11より曲率が大きいので、テープ13はコーナー部11の両外側から中央に向かって順に表面12に押し付けられる。その後、プレート本体20が点線の位置まで達すれば、テープ13が全体的に表面12に押し付けられてコーナー部11に沿って、図6に示した第1実施形態の角処理部14と同様に、テープ13による美しい角処理部が形成される。
このように、第2実施形態では、凹部21内の円弧部21aの曲率を対象物10のコーナー部11の曲率よりも大きくしているので、プレート本体20を対象物10の表面12上に侵入させていく過程で、円弧部21aが押さえ部22,23より遅れて表面12上に侵入することになる。そのため、コーナー部11の両外側をしっかり固定してから、カーブしたコーナー部11の被せ材を徐々に押し付けることができ、美しい角処理部を簡単に形成することができる。
なお、この第2実施形態でも、プレート本体20を透明にしているので、プレート本体20を対象物10の表面12に押し付けて角処理部14を形成する過程や、角処理部の完成時に、プレート本体20の上からテープ13など被せ材の状況を目視で確認できる。
ただし、プレート本体20が不透明でも、対象物のコーナー部11をプレート本体20上に重ねて円弧部の曲率と対象物とを対比することはできる。
また、第2実施形態のプレート本体20は、円弧部20aに凸部を形成せず、一対の押さえ部22,23が円弧部20aに沿って形成されているので、第1実施形態と比べて形状がシンプルである。そのため、成型が容易であるとともに、突出部分が破損しやすいという問題も発生しない。
さらに、上記実施形態のプレート本体1,20は、四角形の外形を基にしたものであるが、プレート本体の外形は、上記実施形態に限らず、凹部以外の形状は、どのようであってもかまわない。
様々な、製品コーナーを美しく仕上げることができる。
1,20 プレート本体
2,3,4,21 凹部
2d (凹部の)開口
2a,21a 円弧部
5,6 押さえ部
7 中央凸部
8,9 サブ凸部
10 対象物
11 コーナー部
12 表面
13 (被せ材)テープ
14 角処理部
22,23 押さえ部
p1 コーナー部の中央
p2,p3 中央の外
p4,p5 コーナー部の外側

Claims (4)

  1. 輪郭にコーナー部を有する対象物の外周に沿って起立したシート状の被せ材を、上記対象物の表面に押し付けて上記コーナー部に対応する角処理部を形成する角処理用具であって、
    板状のプレート本体には、
    当該プレート本体の外周に形成された凹部と、
    上記凹部の内周に設けられた、上記対象物のコーナー部の曲率よりも大きな曲率を有する円弧部と、
    上記円弧部の両外側に連続して設けられた一対の押さえ部と
    を備え、
    上記プレート本体の上記凹部側を上記対象物のコーナー部から上記対象物の表面上に侵入させていくと、上記一対の押さえ部、上記円弧部の順に、上記対象物の表面上に侵入し、上記被せ材が、上記コーナー部の両外側、上記コーナー部の順に、上記対象物の表面に押し付けられる構成にした角処理用具。
  2. 上記円弧部には、
    上記凹部の開口に向かって突出した中央凸部を備え、
    上記プレート本体の上記凹部側を上記対象物のコーナー部から上記対象物の表面上に侵入させていくと、上記一対の押さえ部、上記中央凸部、上記円弧部の順に、上記対象物の表面上に侵入し、上記被せ材が、上記コーナー部の両外側、上記コーナー部の中央、上記コーナー部の中央の両外の順に、上記対象物の表面に押し付けられる構成にした請求項1に記載の角処理用具。
  3. 上記円弧部には、
    上記中央凸部と上記押さえ部との間に、上記開口に向かって突出したサブ凸部を備え、
    上記プレート本体の上記凹部側を上記対象物のコーナー部から上記対象物の表面上に侵入させていくと、上記一対の押さえ部、上記中央凸部、上記サブ凸部の順に、上記対象物の表面上に侵入し、上記被せ材が、上記コーナー部の両外側、上記コーナー部の中央、上記コーナー部の中央の両外の順に、上記対象物の表面に押し付けられる構成にした請求項2に記載の角処理用具。
  4. 上記一対の押さえ部は、
    上記円弧部の両端より、上記凹部側を上記コーナー部から上記対象物の表面上に侵入させていくときの当該対象物側に突出して設けられた請求項1~3のいずれか1項に記載の角処理用具。
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