JP2023113859A - 情報処理装置、ユーザ端末、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
情報処理装置、ユーザ端末、情報処理方法及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】飲食店等のサービス施設を訪れたユーザの数が上限数を超えていない場合にユーザの端末IDを記憶する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】チェックイン特典付与システムにおいて、情報処理装置100は、サービス施設の各テーブルに設置された媒体300からコード情報を読み取る回数の上限数を記憶する記憶手段と、複数のユーザ端末200A、200B、200C、・・・と通信可能な通信手段と、媒体300からコード情報を読み取ったユーザ端末から、コード情報及び当該ユーザ端末を識別する端末IDを含む来店情報を受信した場合に、当該コード情報を受信した回数が上限数を超えているか否かを判断し、当該上限数を超えていないと判断した場合に当該端末IDをコード情報と対応付けて記憶する制御手段とを具備する。前記上限数は、各テーブルの着座可能人数によって異なる。【選択図】図1
Description
本発明は、飲食店等のサービス施設へのユーザのチェックイン処理及びそれに応じた特典情報の付与処理を制御可能な情報処理装置、ユーザ端末、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来から、ユーザが飲食店等のサービス施設に来店した場合に、ユーザへの特典として、従来の紙媒体によるスタンプカードへの押印に代えて、ユーザ端末を介して電子スタンプを付与することが行われている。
例えば、下記特許文献1には、近距離無線通信機能を有し利用者又はサービス施設側のサービス提供者が手で持てる大きさのチェックイン特典付与手段により、利用者の携帯端末に表示された電子スタンプカードに電子スタンプを付与することで、当該電子スタンプカードに電子スタンプを表示させることで、電子スタンプが付与されたことを利用者に容易に認識させることを意図したチェックイン特典付与方法が開示されている。
しかしながら、上記技術においては、上記電子スタンプカードを有する携帯端末を携帯したユーザが他のユーザを含むグループで来店した場合には、当該他のユーザには電子スタンプは付与されないため、他のユーザは自身の携帯端末に別途電子スタンプカードを用意する必要があり、他のユーザにとって利便性が悪いばかりでなく、サービス施設側にとっても、上記グループを含むユーザ情報の収集が促進されないという課題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、サービス施設を訪れたユーザに付与された特典を、共に訪れた他のユーザに容易に共有させるとともに、より多くのユーザの来訪情報をグループ毎にサービス施設側に取得させることが可能な情報処理装置、ユーザ端末、情報処理方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、通信手段と制御手段とを有する。上記通信手段は、第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末と通信可能である。上記制御手段は、サービス施設への所定のチェックイン操作をユーザから受け付けた上記第1ユーザ端末から、上記サービス施設を識別する施設ID及び当該第1ユーザ端末を識別する第1端末IDを含むチェックイン情報を受信した場合に、当該第1端末IDを所定の特典情報と対応付けて記憶する。また制御手段は、上記チェックイン情報の受信時から所定の第1時間だけ読み取り可能なチェックイン識別情報を上記第1ユーザ端末へ送信する。さらに制御手段は、上記チェックイン識別情報を読み取った第2ユーザ端末から、当該第2ユーザ端末を識別する第2端末IDと、上記第1端末IDとを含むチェックイン共有情報を受信した場合に、上記第2端末IDを上記特典情報と対応付けて記憶し、かつ、上記第1端末IDと上記第2端末IDとを1つのグループIDに対応付けて記憶する。
これにより情報処理装置は、ユーザ端末のサービス施設へのチェックイン時に、それに応じた特典を付与するのみならず、チェックイン識別情報を送信して他のユーザ端末に読み取らせることで、来訪したユーザに付与された特典を、共に来訪した他のユーザに容易に共有させるとともに、より多くのユーザの来訪情報をグループ毎に店舗側に取得させることができる。ここで第1時間は例えば3分、5分、10分等であるが、これらに限られない。また上記チェックイン操作は、施設に設置されたチェックイン装置との接触または通信のための操作であってもよいし、施設に設置されたチェックイン用のコードをユーザ端末が読み取る操作であってもよい。この場合チェックイン装置は、例えばサービス施設毎に異なる所定のスタンプパターンを有し、ユーザ端末のタッチパネルに接触することで当該スタンプパターンをユーザ端末に認識させることが可能な静電容量方式の電子スタンプ装置であってもよく、上記チェックイン識別情報は例えば上記スタンプパターンに対応する電子スタンプの画像であってもよいが、これに限られない。
上記制御手段は、上記第2ユーザ端末から上記施設ID及び上記第2端末IDを含むチェックイン情報を受信した場合であって、当該第2ユーザ端末から上記チェックイン共有情報を受信していない場合には、当該第2端末IDを上記特典情報と対応付けて記憶してもよい。
これにより情報処理装置は、第2ユーザ端末のユーザが自らもチェックイン操作によりチェックインした場合には、第1ユーザ端末のユーザからチェックイン情報の共有を受けていないことを条件に特典を付与することで、一人のユーザに特典が重複して付与されるのを防ぐことができる。
また制御手段は、さらに、上記第2ユーザ端末から上記チェックイン情報を受信した後、上記第1時間よりも長い第2時間以内に当該第2ユーザ端末から上記チェックイン共有情報を受信した場合に、上記第2端末IDを上記特典情報と対応付けて記憶することなく、上記第1端末IDと上記第2端末IDとを上記グループIDに対応付けて記憶してもよい。
これにより情報処理装置は、第2ユーザ端末が自らチェックインした後、第1ユーザ端末を介したチェックイン共有情報を第2ユーザ端末から受信した場合には、第2ユーザ端末に重複した特典の付与は行わないものの、第1ユーザ端末のユーザと第2ユーザ端末のユーザを同じグループのユーザとして関連付けることができる。ここで第2時間は、サービス施設へのユーザの平均滞在時間に対応してもよく、例えば30分、1時間、2時間等であるが、これらに限られない。
本発明の他の形態に係るユーザ端末は、サーバと通信可能な通信手段と、表示手段と、制御手段とを有する。上記制御手段は、サービス施設への所定のチェックイン操作をユーザから受け付けた場合に、上記サービス施設を識別する施設ID及び当該ユーザ端末を識別する端末IDを含むチェックイン情報を上記サーバへ送信する。さらに制御手段は、上記サーバから、当該サーバによる上記チェックイン情報の受信から所定時間だけ読み取り可能なチェックイン識別情報を受信し、上記チェックイン識別情報を上記表示手段に表示する。上記サーバは、上記ユーザ端末から受信したチェックイン情報と、上記チェックイン識別情報を読み取った他のユーザ端末から受信したチェックイン共有情報とを基に、上記ユーザ端末と上記他のユーザ端末の各端末IDを所定の特典情報及び1つのグループIDに対応付けて記憶する。
これによりユーザ端末は、サービス施設へのチェックイン時に、ユーザにそれに応じた特典を付与させるのみならず、チェックイン識別情報を受信することができるため、ユーザがそれを他のユーザ端末に読み取らせることで、来訪したユーザに付与された特典を、共に来訪した他のユーザに容易に共有させるとともに、より多くのユーザの来訪情報をグループ毎に店舗側に取得させることができる。
本発明の他の形態に係る情報処理方法は、
サービス施設への所定のチェックイン操作をユーザから受け付けた第1ユーザ端末から、サービス施設を識別する施設ID及び当該第1ユーザ端末を識別する第1端末IDを含むチェックイン情報を受信した場合に、当該第1端末IDを所定の特典情報と対応付けて記憶し、
上記チェックイン情報の受信時から所定の第1時間だけ読み取り可能なチェックイン識別情報を上記第1ユーザ端末へ送信し、
上記チェックイン識別情報を読み取った第2ユーザ端末から、当該第2ユーザ端末を識別する第2端末IDと、上記第1端末IDとを含むチェックイン共有情報を受信した場合に、上記第2端末IDを上記特典情報と対応付けて記憶し、かつ、上記第1端末IDと上記第2端末IDとを1つのグループIDに対応付けて記憶することを含む。
サービス施設への所定のチェックイン操作をユーザから受け付けた第1ユーザ端末から、サービス施設を識別する施設ID及び当該第1ユーザ端末を識別する第1端末IDを含むチェックイン情報を受信した場合に、当該第1端末IDを所定の特典情報と対応付けて記憶し、
上記チェックイン情報の受信時から所定の第1時間だけ読み取り可能なチェックイン識別情報を上記第1ユーザ端末へ送信し、
上記チェックイン識別情報を読み取った第2ユーザ端末から、当該第2ユーザ端末を識別する第2端末IDと、上記第1端末IDとを含むチェックイン共有情報を受信した場合に、上記第2端末IDを上記特典情報と対応付けて記憶し、かつ、上記第1端末IDと上記第2端末IDとを1つのグループIDに対応付けて記憶することを含む。
本発明の他の形態に係るプログラムは、情報処理装置に、
サービス施設への所定のチェックイン操作をユーザから受け付けた第1ユーザ端末から、サービス施設を識別する施設ID及び当該第1ユーザ端末を識別する第1端末IDを含むチェックイン情報を受信した場合に、当該第1端末IDを所定の特典情報と対応付けて記憶するステップと、
上記チェックイン情報の受信時から所定の第1時間だけ読み取り可能なチェックイン識別情報を上記第1ユーザ端末へ送信するステップと、
上記チェックイン識別情報を読み取った第2ユーザ端末から、当該第2ユーザ端末を識別する第2端末IDと、上記第1端末IDとを含むチェックイン共有情報を受信した場合に、上記第2端末IDを上記特典情報と対応付けて記憶し、かつ、上記第1端末IDと上記第2端末IDとを1つのグループIDに対応付けて記憶するステップとを実行させる。
サービス施設への所定のチェックイン操作をユーザから受け付けた第1ユーザ端末から、サービス施設を識別する施設ID及び当該第1ユーザ端末を識別する第1端末IDを含むチェックイン情報を受信した場合に、当該第1端末IDを所定の特典情報と対応付けて記憶するステップと、
上記チェックイン情報の受信時から所定の第1時間だけ読み取り可能なチェックイン識別情報を上記第1ユーザ端末へ送信するステップと、
上記チェックイン識別情報を読み取った第2ユーザ端末から、当該第2ユーザ端末を識別する第2端末IDと、上記第1端末IDとを含むチェックイン共有情報を受信した場合に、上記第2端末IDを上記特典情報と対応付けて記憶し、かつ、上記第1端末IDと上記第2端末IDとを1つのグループIDに対応付けて記憶するステップとを実行させる。
以上説明したように、本発明によれば、サービス施設を訪れたユーザに付与された特典を、共に訪れた他のユーザに容易に共有させるとともに、より多くのユーザの来訪情報をグループ毎にサービス施設側に取得させることができる。しかし、当該効果は本発明を限定するものではない。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[システムの構成]
図1は、本実施形態に係るチェックイン特典付与システムの構成を示した図である。
図1は、本実施形態に係るチェックイン特典付与システムの構成を示した図である。
同図に示すように、このシステムは、インターネット50上の飲食店情報提供サーバ100と、複数のユーザ端末200と、チェックイン装置300とを含む。
飲食店情報提供サーバ100は、飲食店に関する情報を掲載したポータルサイトを運営するウェブサーバである。飲食店情報提供サーバ100は、複数のユーザ端末200とインターネット50を介して接続されている。
飲食店情報提供サーバ100は、上記ポータルサイトにおいて、ユーザ端末200のユーザ向けに飲食店情報の検索システムを提供する。具体的には、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200からの検索要求に基づいて検索条件に合致する飲食店情報を検索し、検索結果を掲載したWebページを生成してユーザ端末200へ送信する。また飲食店情報提供サーバ100は、各ユーザの飲食店への来店(チェックイン)履歴及び当該来店に応じてユーザへ付与される特典に関する情報を管理する。
ユーザ端末200(200A,200B,200C...)は、ユーザにより使用される端末であり、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレットPC(Personal Computer)、ノートブックPC、デスクトップPC等である。ユーザ端末200は、飲食店情報提供サーバ100へアクセスし、上記Webページを受信してブラウザ等により画面に表示する。
ユーザ端末200は、ユーザの操作に基づいて飲食店の検索条件を決定し、当該検索条件に基づく飲食店検索要求を飲食店情報提供サーバ100へ送信する。本実施形態では、飲食店の所在エリア(最寄駅)やジャンル、価格帯等、予め設定された検索条件をユーザ端末200のユーザが選択することで検索要求の送信が可能である。そしてユーザ端末200は、ユーザの操作に基づいて、上記検索結果として表示されたいずれかの飲食店に対する予約要求を飲食店情報提供サーバ100へ送信可能である。
チェックイン装置300は、各飲食店(例えば各飲食店のレジカウンター等)に設置されており、来店したユーザによるユーザ端末200を用いたチェックイン操作を受け付ける装置である。
チェックイン装置300は、例えばユーザが手に取ってユーザ端末200のディスプレイに押印操作をすることが可能な、可搬性の電子スタンプ装置である。当該電子スタンプ装置は、その底面に、飲食店毎に異なる所定のスタンプパターン(複数の凸部)を有し、当該スタンプパターンがユーザ端末200のディスプレイ(タッチパネル)に接触した場合に、当該スタンプパターンをユーザ端末200に認識させ、ユーザ端末200のディスプレイに、チェックイン識別画像として、上記スタンプパターンに対応する電子スタンプ画像Sを表示させることが可能である。当該電子スタンプ画像は、ユーザのチェックインを識別するものである。
特典とは、例えば割引券や特定の商品の引き渡し券として機能する電子クーポン、または、所定数が集まることで当該電子クーポンとして機能する個々のチェックイン回数識別情報である。当該特典は、ユーザの1回のチェックインによって即座に付与されるものであってもよいし、2回以上の所定回数のチェックインを条件に付与されるものであってもよい。前者の場合、上記電子スタンプ画像は、ユーザに付与された特典を識別する画像としても機能する。
本実施形態では、飲食店情報提供サーバ100は、飲食店に来店したユーザのユーザ端末200との通信により、当該ユーザの当該飲食店へのチェックインに応じた特典をユーザに付与し、さらに当該特典を、当該ユーザと共に来店した他のユーザに共有させることが可能である。
[飲食店情報提供サーバのハードウェア構成]
図2は、上記飲食店情報提供サーバ100のハードウェア構成を示した図である。同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、入出力インタフェース15、及び、これらを互いに接続するバス14を備える。
図2は、上記飲食店情報提供サーバ100のハードウェア構成を示した図である。同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、入出力インタフェース15、及び、これらを互いに接続するバス14を備える。
CPU11は、必要に応じてRAM13等に適宜アクセスし、各種演算処理を行いながら飲食店情報提供サーバ100の各ブロック全体を統括的に制御する。ROM12は、CPU11に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。RAM13は、CPU11の作業用領域等として用いられ、OS、実行中の各種アプリケーション、処理中の各種データを一時的に保持する。
入出力インタフェース15には、表示部16、操作受付部17、記憶部18、通信部19等が接続される。
表示部16は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic ElectroLuminescence Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。
操作受付部17は、例えばマウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の入力装置である。操作受付部17がタッチパネルである場合、そのタッチパネルは表示部16と一体となり得る。
記憶部18は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリ(SSD;Solid State Drive)、その他の固体メモリ等の不揮発性メモリである。当該記憶部18には、上記OSや各種アプリケーション、各種データが記憶される。
特に本実施形態では、記憶部18は、各飲食店の飲食店情報、各ユーザ端末200のユーザに関するユーザ情報、当該ユーザ端末200からの予約情報等を記憶するとともに、これらのデータを用いて飲食店情報提供サーバ100がチェックイン特典付与処理を実行するためのアプリケーションその他のプログラムを記憶している。後述するが、記憶部18は、そのようなデータを含むデータベースとして、飲食店情報データベース、ユーザ情報データベース、特典情報データベース、及び電子スタンプ情報データベースを有している。
通信部19は、例えばEthernet用のNIC(Network Interface Card)や無線LAN等の無線通信用の各種モジュールであり、上記ユーザ端末200との間の通信処理を担う。
[ユーザ端末のハードウェア構成]
図3は、上記ユーザ端末200のハードウェア構成を示した図である。同図に示すように、ユーザ端末200の基本的なハードウェア構成は上記飲食店情報提供サーバ100のハードウェア構成と同様である。
図3は、上記ユーザ端末200のハードウェア構成を示した図である。同図に示すように、ユーザ端末200の基本的なハードウェア構成は上記飲食店情報提供サーバ100のハードウェア構成と同様である。
すなわち、ユーザ端末200は、CPU21、ROM22、RAM23、入出力インタフェース25、これらを互いに接続するバス24、当該バス24に接続された表示部26、操作受付部27、記憶部28、通信部29を有する。表示部26は、上記電子スタンプ装置によるマルチタッチに対応したタッチパネル装置と一体的に構成されている。タッチパネル装置には、静電容量方式、抵抗膜方式等の様々な方式が用いられ得る。
CPU21の制御下で、通信部29が飲食店情報提供サーバ100と通信し、表示部26(タッチパネル)が上記チェックイン装置300との接触を検出して上記電子スタンプ画像Sを表示する。
また、ユーザ端末200には、飲食店情報提供サーバ100によるチェックイン特典付与処理と協働して動作するアプリケーション(以下、チェックインアプリケーション)がインストールされており、記憶部28には、当該チェックインアプリケーションの実行に必要なプログラム及びデータが記憶されている。
[飲食店情報提供サーバのデータベース構成]
図4は、上記飲食店情報提供サーバ100が有するデータベースの構成を示した図である。
図4は、上記飲食店情報提供サーバ100が有するデータベースの構成を示した図である。
同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、記憶部18に、飲食店情報データベース41、ユーザ情報データベース42、特典情報データベース43及び電子スタンプ情報データベース44を有している。
飲食店情報データベース41は、飲食店毎に、その飲食店の店名や所在位置情報、その飲食店を識別するID(施設ID)の他、その飲食店の業態・サービスのカテゴリ情報、その飲食店を紹介する内容、すなわち、サービス施設のPR文等のサービス施設の特徴を示す情報、飲食店が行うイベント情報、飲食店が立地しているエリア情報、飲食店の住所(位置情報)、電話番号、飲食店に関する(飲食店を紹介する)画像データ、飲食店が提供するメニューに関するメニュー情報、営業時間、ウェブサイトURL等の情報を記憶している。
上記メニュー情報は、上記ポータルサイト上の各飲食店のサイトに掲載されるメニューに対応する情報であり、各飲食店が提供可能な複数のメニューのメニュー名を、飲食店毎に記憶している。当該メニュー情報は、例えば前菜/メイン、ランチ/ディナー/コース等のメニューカテゴリ毎に記憶されてもよい。また上記画像データがメニューに対応するものである場合には、当該画像データはメニュー情報と対応付けられて記憶される。
上記エリア情報は、例えば都道府県単位のものであるが、市区町村等のより狭い範囲の単位でも情報が記憶されてもよい。上記カテゴリ情報は、例えば和食、中華、イタリアン、フレンチ、焼肉等のメインカテゴリの他、和食における焼き鳥・天ぷら等、イタリアンにおけるパスタ・ピザ等のより詳細なサブカテゴリを含んでいてもよい。
ユーザ情報データベース42は、ユーザ端末200を所有する、上記飲食店情報提供サーバ100が提供する上記ポータルサイトを介した飲食店情報サービスの利用者(会員)であるユーザに関する情報を記憶する。具体的には、ユーザ情報データベース42は、ユーザID、パスワード、氏名、メールアドレス、電話番号、住所、年齢(層)、性別、誕生日等の情報をユーザ毎に記憶している。
特典情報データベース43は、各飲食店に来店しチェックインしたユーザに付与される特典(例えばクーポン等)に関する情報を、飲食店毎に記憶している。具体的には、特典情報データベース43は、今後ユーザに付与される特典について、どの飲食店において同じユーザが何回チェックインした場合にどのような特典を付与するか、といった情報を記憶したり、ユーザに既に付与された特典に関する情報をユーザIDと対応付けて記憶したりする。また各特典には、各特典を識別する特典IDが付与され、上記ユーザIDには、少なくとも当該特典IDが対応付けられる。特典IDは、ユーザに特典が付与された日時(ユーザが上記チェックイン装置300によってチェックインした日時、または、チェックイン情報が他のユーザに共有された日時)を示すタイムスタンプを含んでいてもよい。
電子スタンプ情報データベース44は、飲食店毎に設定された電子スタンプ装置用のスタンプパターン及びそれに対応する電子スタンプ画像Sに関する情報を、店舗IDと対応付けて記憶している。
これら各データベースは、後述する飲食店情報提供サーバ100による、チェックイン特典付与処理において、必要に応じて相互に参照されて用いられる。
[飲食店情報提供サーバの動作]
次に、以上のように構成された飲食店情報提供サーバ100の動作について説明する。当該動作は、飲食店情報提供サーバ100のCPU11及び通信部19等のハードウェアと、記憶部18に記憶されたソフトウェアとの協働により実行される。以下の説明では、便宜上、CPU11を動作主体とする。
次に、以上のように構成された飲食店情報提供サーバ100の動作について説明する。当該動作は、飲食店情報提供サーバ100のCPU11及び通信部19等のハードウェアと、記憶部18に記憶されたソフトウェアとの協働により実行される。以下の説明では、便宜上、CPU11を動作主体とする。
図5は、飲食店情報提供サーバ100による、飲食店におけるチェックイン特典付与処理の流れを示したフローチャートである。
同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100のCPU11はまず、飲食店にチェックインしたユーザ端末200(第1ユーザ端末)から、チェックイン情報を受信したか否かを判断する(ステップ51)。
チェックイン情報は、飲食店を識別する店舗ID及びチェックインした第1ユーザ端末を識別する第1端末IDを含む。本実施形態におけるチェックインは、飲食店に来店したユーザが、ユーザ端末200上で上記チェックインアプリケーションを起動させ、飲食店に設置されたチェックイン装置300(電子スタンプ装置)を手に取って、その底面を表示部26(チェックインアプリケーションによって表示された電子スタンプ押印領域)に接触させる(押印する)ことで実行される。
当該電子スタンプ装置の接触により、ユーザ端末200のチェックインアプリケーションは、電子スタンプ装置のスタンプパターンを認識し、当該スタンプパターンから上記店舗IDを認識して、それをユーザ端末200の第1端末IDと共にチェックイン情報として飲食店情報提供サーバ100へ送信する。しかし、チェックインアプリケーションがスタンプパターンから店舗IDを認識するのに代えて、チェックインアプリケーションがスタンプパターン情報をそのまま飲食店情報提供サーバ100へ送信し、飲食店情報提供サーバ100が当該スタンプパターンからそれに対応する店舗IDを認識してもよい。
ユーザ端末200(第1ユーザ端末)からチェックイン情報を受信したと判断した場合(Yes)、CPU11は、当該チェックイン情報から、店舗ID及び第1端末IDを特定する(ステップ52)。
続いてCPU11は、上記第1端末IDを、上記チェックインに応じた特典情報と対応付けて、上記特典情報データベース43に記憶する(ステップ53)。当該特典情報は、電子クーポンである場合もあるし、所定数が集まることで電子クーポンとなる個々のチェックイン回数識別情報である場合もある。当該特典情報には、上述したようなタイムスタンプ情報を含む特典IDが付与される。
続いてCPU11は、上記ユーザ端末(第1ユーザ端末)へ、上記チェックイン情報の受信時から時間T1だけ読み取り可能なチェックイン識別画像(電子スタンプ画像S)を送信する(ステップ54)。時間T1は例えば5分、10分等であるが、これらに限られない。
当該電子スタンプ画像Sを受信したユーザ端末200(第1ユーザ端末)のユーザは、当該電子スタンプ画像Sが表示部26に表示された状態で、当該電子スタンプ画像Sを、一緒に来店した他のユーザのユーザ端末200(第2ユーザ端末)のリーダ(カメラ)等で読み取らせることで、チェックイン情報を他のユーザと共有することができる。
具体的には、他のユーザ端末200(第2ユーザ端末)が電子スタンプ画像Sを読み取ると、第2ユーザ端末は、チェックイン共有情報を飲食店情報提供サーバ100へ送信する。当該チェックイン共有情報は、第2ユーザ端末を識別する第2端末IDと上記第1端末IDとを含む。
続いてCPU11は、上記第2ユーザ端末から、上記チェックイン共有情報を受信したか否かを判断する(ステップ55)。
第2ユーザ端末からチェックイン共有情報を受信したと判断した場合(Yes)、CPU11は、当該チェックイン共有情報から、当該第2ユーザ端末を識別する第2端末ID及び共有元の第1ユーザ端末を識別する第1端末IDを特定する(ステップ56)。
続いてCPU11は、上記第2端末IDを、上記特典情報(特典ID)と対応付けて、上記特典情報データベース43に記憶する(ステップ57)。
そしてCPU11は、上記第1端末IDと第2端末IDとを、同じグループに属するユーザ端末として、同一のグループIDと対応付けて上記ユーザ情報データベース42または特典情報データベース43に記憶する(ステップ58)。
これにより飲食店情報提供サーバ100は、第1ユーザ端末のユーザと第2ユーザ端末のユーザを同一のグループに属するユーザ、すなわち、一緒に行動することが多かったり、似たような好みを有したりするユーザ群として管理できる。したがって飲食店情報提供サーバ100は、例えば、同一のグループに属するユーザのユーザ端末200へ、特定の種類(ジャンル、サービス時間等)に特化した飲食店情報やクーポン等の情報を一斉に送信することで、グループでの来店を促進することができる。
また、本実施形態では、上記第1ユーザ端末のユーザのみならず、共に来店した第2ユーザ端末のユーザも、上記チェックイン装置300により自らチェックイン操作を行うことが考えられる。
図6は、当該第2ユーザ端末のユーザからチェックイン情報を受信した場合の、飲食店情報提供サーバ100によるチェックイン特典付与処理の流れを示したフローチャートである。
同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100のCPU11は、まず、第2ユーザ端末200からチェックイン情報を受信したか否かを判断する(ステップ61)。当該チェックイン情報は、飲食店を識別する店舗ID及びチェックインした第2ユーザ端末を識別する第2端末IDを含む。
第2ユーザ端末200からチェックイン情報を受信したと判断した場合(Yes)、CPU11は、その受信時から時間T2前までの間に、上記第2端末IDに特典情報が対応付けられているか否かを判断する(ステップ62)。すなわち、CPU11は、上記第1ユーザ端末200のチェックインに基づくチェックイン識別画像を介して、第2ユーザ端末200からチェックイン共有情報が上記時間T2前までの間に受信されることで、第1ユーザ端末200のユーザに付与された特典情報が第2ユーザ端末200のユーザにも既に付与されているか否かを判断する。
ここで時間T2は、上記時間T1よりも長い時間であり、飲食店へのユーザの平均滞在時間に対応してもよく、例えば30分、1時間、2時間等であるが、これらに限られない。またCPU11は、時間T2前までの間に特典情報が対応付けられたか否かを、例えば、上記対応付けられた特典情報の特典IDに含まれるタイムスタンプ等を基に判断する。
ここで、時間T2という時間を判定条件としたのは、第2ユーザ端末のユーザが、1回の来店時に、複数回のチェックイン操作を重複して行ったり、チェックイン操作と併せてチェックイン共有操作を行ったりすることで、1回の来店に対して複数の特典が重複して第2ユーザ端末のユーザに付与されるのを防止するためである。すなわち、上記チェックイン情報の受信時から時間T2前までに第2端末IDに特典情報が対応付けられていれば(ステップ62のYes)、第2ユーザ端末のユーザは、飲食店への1回の滞在中に、複数のチェックイン操作か、チェックイン操作及びチェックイン共有操作の両方を行ったものとみなし、CPU11は、それ以上の第2ユーザ端末のユーザへの特典付与処理は行わず、処理を終了する。
一方、第2端末IDに時間T2前までに特典情報が対応付けられていないと判断した場合(ステップ62のNo)、上記第2ユーザ端末のユーザによるチェックイン操作は、来店してから最初のチェックイン操作であると想定されるため、CPU11は、第2端末IDと特典情報とを対応付けて上記特典情報データベース43に記憶する(ステップ63)。
続いてCPU11は、第2ユーザ端末200から、上記チェックイン情報の受信時から時間T2以内に、チェックイン共有情報を受信したか否かを判断する(ステップ64)。
第2ユーザ端末200から時間T2以内にチェックイン共有情報を受信したと判断した場合(Yes)、CPU11は、上記図5のステップ56と同様に、当該チェックイン共有情報から共有元のユーザ端末のID(本例では第1端末ID)を特定し、当該第1端末IDと第2端末IDとを、同一のグループIDと対応付けて上記ユーザ情報データベース42または特典情報データベース43に記憶する(ステップ65)。
ただし、ここでは、上記ステップ63において第2端末IDには既に特典情報が対応付けられているため、CPU11は、改めて第2端末IDを特典情報と対応付ける処理は実行しない。
以上の処理により、飲食店情報提供サーバ100は、第2ユーザ端末200が自らチェックインした後、第1ユーザ端末200を介したチェックイン共有情報を第2ユーザ端末20から受信した場合には、第2ユーザ端末200に重複した特典の付与は行わないものの、第1ユーザ端末200のユーザと第2ユーザ端末200のユーザを同じグループのユーザとして関連付けることができる。
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザ端末200の飲食店へのチェックイン時に、それに応じた特典を付与するのみならず、チェックイン識別画像を送信して他のユーザ端末200に読み取らせることで、来訪したユーザに付与された特典を、共に来訪した他のユーザに容易に共有させるとともに、より多くのユーザの来訪情報をグループ毎に店舗側に取得させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザ端末200の飲食店へのチェックイン時に、それに応じた特典を付与するのみならず、チェックイン識別画像を送信して他のユーザ端末200に読み取らせることで、来訪したユーザに付与された特典を、共に来訪した他のユーザに容易に共有させるとともに、より多くのユーザの来訪情報をグループ毎に店舗側に取得させることができる。
また、チェックイン情報の共有は、チェックイン識別画像を他のユーザ端末に読み取らせるだけで完結するため、飲食店側が新たな設備を用意する必要なくチェックイン情報の共有が実現される。
[変形例]
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
上述の実施形態において、飲食店情報提供サーバ100は、第1ユーザ端末200または第2ユーザ端末200のユーザが、飲食店に滞在中にチェックイン操作を行うことで、各ユーザ端末200からチェックイン情報を受信した後、上記時間T1経過後にいずれかのユーザ端末200から再度チェックイン情報を受信した場合には、その時点から新たに時間T1だけ有効なチェックイン識別画像を各ユーザ端末200へ送信してもよい。またこれに代えて、飲食店情報提供サーバ100は、既に送信済みのチェックイン識別画像の有効期限を、時間T1だけ延長するようにチェックイン識別画像を更新する更新信号を送信してもよい。これらにより、チェックインから時間T1が経過した後も、再びユーザがチェックイン操作を行うことで、当該ユーザに、他のユーザへのチェックイン情報の共有の機会が与えられる。ただし、この場合は、既に各ユーザに特典情報が付与されている状態であるから、飲食店情報提供サーバ100は、各ユーザ端末200の端末IDと特典情報との対応付けは行わない。
上述の実施形態では、チェックイン装置としてユーザ端末200に接触する電子スタンプ装置が挙げられたが、チェックイン装置は電子スタンプ装置に限られない。例えばチェックイン装置は、ユーザ端末200へ近距離無線通信によりチェックイン識別情報を送信可能な装置であってもよい。また、チェックイン装置によらず、例えば各飲食店に設置されたチェックイン用ステッカー上の二次元コードをユーザ端末200が読み取った場合に、ユーザ端末200がチェックイン情報を飲食店情報提供サーバ100へ送信してもよい。
上述の実施形態では、飲食店情報提供サーバ100が第1ユーザ端末200からチェックイン情報を受信した場合に第2ユーザ端末200による読み取り用に送信されるチェックイン識別情報として、チェックイン識別画像が挙げられた。しかし、チェックイン識別情報は、画像に限られず、例えば文字や記号であっても構わない。
上述の実施形態では、ユーザ端末200の飲食店へのチェックイン時に、それに応じた特典を付与する場合に本発明が適用された。しかし、ユーザ端末200のユーザが飲食店へ来店した場合に、チェックイン処理及びそれに応じた特典の付与処理は必須ではない。また、上述の実施形態では電子スタンプ画像Sは時間T1だけ読み取り可能な時限的なものであったが、このような時限的な処理も必須ではない。
例えば、本発明が飲食店においてモバイルオーダーを実現するための処理として実施されてもよい。すなわち、ユーザ端末200のユーザが飲食店に来店した場合に、各テーブルに設置された2次元バーコードを第1ユーザ端末が読み取ることで、モバイルオーダーが可能(モバイルオーダー用のページへのアクセスが許可)となってもよい。そしてこの場合、各テーブルの2次元コードは、いずれかのユーザ端末に一度読み取られると、そのテーブルの会計が終了するまで(その2次元バーコードと第1ユーザ端末の端末IDとが紐づいている間)は他のユーザ端末からは読み取られないようになっていてもよい。すなわち、第1ユーザ端末が2次元バーコードを読み取り、当該第1ユーザ端末から飲食店情報提供サーバ100が当該2次元バーコード情報と第1ユーザ端末の端末IDとを含む来店情報を受信した場合、飲食店情報提供サーバ100は、他のいずれかのユーザ端末がその後に2次元バーコードを読み取ってもそれを無効化し、モバイルオーダー用のページへのアクセスを拒否する。
また第1ユーザ端末のユーザと同じテーブルの他のユーザの第2ユーザ端末が、第1ユーザ端末が読み取った2次元コードを読み取って共有することで、第2ユーザ端末の端末IDが上記2次元バーコード及び第1ユーザ端末の端末IDと紐づけられ、第2ユーザ端末からもモバイルオーダーが可能となってもよい。
その際、飲食店情報提供サーバ100は、第1ユーザ端末の端末IDと第2ユーザ端末の端末IDとを同一のグループIDと対応付けて記憶することでグループ化し、各テーブルの顧客を把握・管理してもよい。またこの場合、2次元バーコードの共有情報を飲食店情報提供サーバ100へ送信するのは、上述の実施形態と同様に、2次元バーコードを読み取った第2ユーザ端末であってもよいし、読み取られた側の第1ユーザ端末であってもよい。後者の場合、第1ユーザ端末は、2次元バーコードを読み取られた際に、例えば近距離無線通信等により第2ユーザ端末からその端末IDを取得し、自身の端末ID及び2次元バーコード情報と共に飲食店情報提供サーバ100へ送信してもよい。
すなわち、この場合飲食店情報提供サーバ100は、以下のような情報処理装置として機能してもよい。
第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末と通信可能な通信手段と、
サービス施設に設置された媒体からコード情報を読み取った前記第1ユーザ端末から、前記コード情報及び当該第1ユーザ端末を識別する第1端末IDを含む来店情報を受信した場合に、当該第1端末IDを前記コード情報と対応付けて記憶し、
他のユーザ端末から読み取り可能な来店識別情報を前記第1ユーザ端末へ送信し、
前記来店識別情報を読み取られた第1ユーザ端末または前記来店識別情報を読み取った第2ユーザ端末から、当該第2ユーザ端末を識別する第2端末IDと、前記第1端末IDとを含む来店共有情報を受信した場合に、前記第1端末IDと前記第2端末IDとを1つのグループIDに対応付けて記憶する制御手段と
を具備する情報処理装置。
第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末と通信可能な通信手段と、
サービス施設に設置された媒体からコード情報を読み取った前記第1ユーザ端末から、前記コード情報及び当該第1ユーザ端末を識別する第1端末IDを含む来店情報を受信した場合に、当該第1端末IDを前記コード情報と対応付けて記憶し、
他のユーザ端末から読み取り可能な来店識別情報を前記第1ユーザ端末へ送信し、
前記来店識別情報を読み取られた第1ユーザ端末または前記来店識別情報を読み取った第2ユーザ端末から、当該第2ユーザ端末を識別する第2端末IDと、前記第1端末IDとを含む来店共有情報を受信した場合に、前記第1端末IDと前記第2端末IDとを1つのグループIDに対応付けて記憶する制御手段と
を具備する情報処理装置。
このような構成により、飲食店情報提供サーバ100は、飲食店内のテーブルが異なるグループの顧客が同一のコード情報(2次元バーコード)を読むことを防ぐことができる。また、第1ユーザ端末のユーザのみならず、同じテーブルの第2ユーザ端末のユーザにもモバイルオーダーが可能となると共に、各テーブルの顧客情報を取得しそれぞれグループとして管理し記録することができる。
また、上記モバイルオーダーを実現するシステムにおいて、各テーブルに設置された2次元バーコードを読み取り可能な回数の上限が、当該テーブルの最大着座可能人数に設定されていてもよい(例えば4人掛けテーブルであれ4回、6人掛けテーブルであれば6回)。
すなわち、飲食店情報提供サーバ100は、各テーブルの2次元コードの読み取り可能回数を各テーブルの最大着座可能人数に設定して記憶しておき、各テーブルの2次元バーコードがユーザ端末200に読み取られるたびに当該ユーザ端末200からその読み取られた2次元バーコードの情報を端末IDと共に来店情報として受信する。そして飲食店情報提供サーバ100は、当該2次元バーコードがこれまで読み取られた回数(2次元バーコード情報を受信した回数)をカウントし、上記設定した上限数を超えていないと判断した場合には当該端末IDを2次元バーコード情報と対応付けて記憶し、上限数を超えていると判断した場合には2次元バーコードの読み取りを無効化し、モバイルオーダー用のページへのアクセスを拒否し、読み取り回数が上記上限を超えている旨の通知情報をユーザ端末200へ送信する。
またこの場合、上記読み取り可能回数の上限を超えない限りは、2次元バーコード情報と複数の異なるユーザ端末200の端末IDとの紐付けが許容される。すなわち、同じテーブルに着座している各ユーザがそれぞれのユーザ端末200で(1回ずつ)2次元バーコードを読み取り、それぞれのユーザ端末200でモバイルオーダーを行うことができる。この場合飲食店情報提供サーバ100は、同じテーブルで2次元バーコードを読み取った(同一の2次元バーコード情報を送信してきた)それぞれのユーザ端末200の端末IDをグループ化して1つのグループIDに対応付けて記憶する。
これにより、同じテーブルに着座している各ユーザがモバイルオーダーシステムを利用可能になるとともともに、当該テーブルに着座していないユーザが誤ってまたは故意に当該テーブルの2次元バーコードを読み取ってモバイルオーダーシステムを利用してしまうのを防ぐことができる。
なお上記読み取り可能回数の上限は、各テーブルの最大着座可能人数と同一である必要は無く、各テーブルの着座可能人数に応じて異なっていればよい。例えば読み取り可能回数の上限が、最大着座可能人数の2分の1や最大着座可能人数から1を引いた数に設定されてもよい。
上述の実施形態では、サービス施設として飲食店が例に挙げられたが、サービス施設は飲食店に限られず、例えば、ホテル・旅館等の宿泊施設、テニス、ゴルフ等の各種スポーツ施設、カラオケ・ボーリング等の娯楽施設等の様々なサービス施設についても、本発明は同様に適用可能である。
本願の特許請求の範囲に記載された発明のうち、「情報処理方法」と記載された発明は、その各ステップを、ソフトウェアによる情報処理によりコンピュータ等の少なくとも1つの装置が自動的に行うものであり、人間がコンピュータ等の装置を用いて行うものではない。すなわち、当該「情報処理方法」は、コンピュータ・ソフトウェアによる情報処理方法であって、コンピュータという計算道具を人間が操作する方法ではない。
11、21…CPU
18、28…記憶部
19、29…通信部
26…表示部
41…飲食店情報データベース
42…ユーザ情報データベース
43…特典情報データベース
44…電子スタンプ情報データベース
100…飲食店情報提供サーバ
200…ユーザ端末
300…チェックイン装置
18、28…記憶部
19、29…通信部
26…表示部
41…飲食店情報データベース
42…ユーザ情報データベース
43…特典情報データベース
44…電子スタンプ情報データベース
100…飲食店情報提供サーバ
200…ユーザ端末
300…チェックイン装置
Claims (6)
- サービス施設の各テーブルに設置された媒体からコード情報を読み取る回数の上限数を記憶する記憶手段と、
複数のユーザ端末と通信可能な通信手段と、
前記媒体からコード情報を読み取った前記ユーザ端末から、前記コード情報及び当該ユーザ端末を識別する端末IDを含む来店情報を受信した場合に、当該コード情報を受信した回数が前記上限数を超えているか否かを判断し、当該上限数を超えていないと判断した場合に当該端末IDを前記コード情報と対応付けて記憶する制御手段と
を具備し、
前記上限数は、前記各テーブルの着座可能人数によって異なる
情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記上限数は、前記最大着座可能人数である
情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記来店情報として同一の前記コード情報と共に受信した異なる複数の端末IDを1つのグループIDに対応付けて記憶する
情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記コード情報を受信した回数が前記上限数を超えていると判断した場合、当該コード情報の送信元の前記ユーザ端末へ、コード情報の読み取り回数が前記上限数を超えている旨を示す情報を送信する
情報処理装置。 - サービス施設の各テーブルに設置された媒体からコード情報を読み取る回数の上限数を記憶し、
前記媒体からコード情報を読み取ったユーザ端末から、前記コード情報及び当該ユーザ端末を識別する端末IDを含む来店情報を受信した場合に、当該コード情報を受信した回数が前記上限数を超えているか否かを判断し、
前記上限数を超えていないと判断した場合に当該端末IDを前記コード情報と対応付けて記憶する
情報処理方法であって、
前記上限数は、前記各テーブルの着座可能人数によって異なる
情報処理方法。 - 情報処理装置に、
サービス施設の各テーブルに設置された媒体からコード情報を読み取る回数の上限数を記憶するステップと、
前記媒体からコード情報を読み取ったユーザ端末から、前記コード情報及び当該ユーザ端末を識別する端末IDを含む来店情報を受信した場合に、当該コード情報を受信した回数が前記上限数を超えているか否かを判断するステップと、
前記上限数を超えていないと判断した場合に当該端末IDを前記コード情報と対応付けて記憶するステップと
を実行させるプログラムであって、
前記上限数は、前記各テーブルの着座可能人数によって異なる
プログラム。
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-
2021
- 2021-02-10 JP JP2021020224A patent/JP7295442B2/ja active Active
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