JP2017068719A - 情報処理装置、プログラム及び情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】誰でも簡単な操作を行うだけでシステムを利用することが可能であり、かつ、各ユーザを認証することが可能な情報処理装置等を提供する。【解決手段】予め、ユーザを特定するためのユーザ特定情報等をデータベースに登録し、商品に関する商品情報をデータベースに登録しておく。情報読取装置から送信された記録媒体を特定するための情報、ユーザ特定情報、ユーザによって特定された記録媒体上の位置を特定するための位置情報を検出し、これらの情報からデータベースを参照して商品を特定する。また、情報読取装置から送信された前記認証コードを検出し、検出された認証コードと、ユーザ情報データベースに登録された認証コードとが一致するか否かを判定する判定手段する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報読取装置から送信された購入情報に基づいて情報を処理する情報処理装置、プログラム及び情報処理システムに関する。
近年、パーソナルコンピュータ、タブレット型情報端末装置及びスマートフォンなどに代表される通信端末装置の技術進歩、及びWWW(World Wide Web)などのネットワーク技術の発展に伴い、システムのユーザが所持する通信端末装置を利用し、自宅から商品の注文を行い、自宅へ商品を配送してもらう商品注文システムに関する技術が実施されるようになってきた。
ところが、高年齢の人々は、一般的に電子機器の操作に不慣れな人が多い。そのため、上記の商品注文システムを十分に利用することができないことが考えられる。
他方、農村部等の過疎地には、居住地の近くに小売店が存在しないため、こうした過疎地で生活する人々の買い物が困難であるという、いわゆる買い物難民と呼ばれる人々の存在が社会的な問題となっている。
そのため、電子機器の操作に不慣れな人々やいわゆる買い物難民と呼ばれる人々が手軽に買い物を行うことができるように、簡単な操作を行うだけで買い物を行うことができる商品注文システムが提案されるようになってきた(例えば、特許文献1)。
特許文献1により提案されている商品注文システムは、注文者端末、販売業者端末、及び注文者端末のモデムと販売業者端末のモデム間との間で通信を行うネットワークとを備えている。注文者端末は、末予め記憶された注文者の注文者IDおよび注文品の識別情報を読み取る注文情報入力手段から注文データを取得し、注文者IDおよび注文データを送信するとともに、相手から信号を受信するモデムを備えている。一方、販売業者端末は、予め登録された注文者IDの照合および注文データを抽出して注文者に注文品を配送するとともに、送受信を行うモデムを備えている。
特開2013−218608号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された商品注文システムは、システムを利用する各ユーザが個人で商品注文用の端末を保有することを前提としている。そのため、各ユーザの負担が大きくなる。また、個人で商品注文用の端末を保有することを前提としているため、複数のユーザで端末を共用する場合に各ユーザを認証することができない。そのため、セキュリティ上の問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、誰でも簡単な操作を行うだけでシステムを利用することが可能であり、かつ、各ユーザを認証することが可能な情報処理装置、プログラム及び情報処理システムを提供することにある。
(1)上述した課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、ネットワークを介して接続された情報読取装置からの購入情報に基づいて商品の売買に関する情報を処理する情報処理装置であって、各ユーザに関する情報を特定するためのユーザ特定情報毎に、各ユーザを認証するための認証コードと、各ユーザの住所情報と、が登録されたユーザ情報データベースを管理するユーザ情報データベース管理手段と、商品に関する商品情報が記録された記録媒体を特定するための記録媒体特定情報であって、当該記録媒体の所定の位置に記録された記録媒体特定情報毎に、前記商品情報が記録された当該情報記録媒体上の範囲に関する範囲情報と、前記商品情報に関する商品を特定するための商品特定情報と、が関連付けて登録された記録媒体情報データベースを管理する記録媒体情報データベース管理手段と、前記情報読取装置から送信された前記記録媒体特定情報、前記ユーザ特定情報及びユーザによって特定された前記記録媒体上の位置を特定するための位置情報を取得するための取得手段と、取得された前記位置情報に基づいて、前記記録媒体情報データベースに記憶された範囲情報を参照して商品を特定するための商品特定手段と、前記情報読取装置から送信された認証コードに基づいてユーザ情報データベースを参照し、前記特定されたユーザ特定情報に対応する住所情報を特定する住所情報特定手段と、前記特定された住所情報に基づいて前記特定された商品を配送するための商品配送情報を提供する提供手段と、を備える構成を有している。
この構成によれば、情報記録媒体に記録された商品に関する情報の位置を指し、これを情報読取装置に読み取らせるだけで、ユーザが購入したい商品の特定をすることができる。そのため、一般的に普及しているインターネットを利用した商品販売用のシステムよりも、感覚的に買い物を行うことができる。
したがって、コンピュータ等の取扱に不慣れな人でも、簡単に買い物を行うことができる。
また、この構成によれば、認証コードによって各ユーザを認証するので、セキュリティを確保することができる。
(2)本発明に係る情報処理装置において、前記商品を販売することが可能な有効期限が当該商品毎に登録された商品情報データベースを管理する商品情報データベース管理手段と、前記位置情報を受信した日時を検出する検出手段と、検出された日時が前記有効期限内か否かを判定する判定手段と、前記日時が前記有効期限を過ぎているときに、当該日時が前記有効期限を過ぎていることを前記ユーザに報知し、該当する特定された商品を前記ユーザに配送するための前記商品配送情報の提供を中止する報知手段と、を更に備える構成を有している。
この構成により、ユーザが、例えば、正味期限を経過した食品を購入してしまうことや、新型のモデルが発売されているにもかかわらず、旧型のモデルを購入してしまうことを防止することが可能になる。
(3)前記記録媒体特定情報と前記ユーザ特定情報とが単一の情報コードによって構成される構成を有している。
この構成によって、1つの情報コードを情報読取装置に読み取らせるだけ、当該情報記録媒体に使用を許されたユーザであるか否かを判断することが可能になる。
したがって、情報記録媒体の情報コードに形成されたユーザ特定情報により特定されるユーザと異なるユーザが当該情報記録媒体を悪用することを防止することが可能なる。
(4)上述した課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータによって、ネットワークを介して接続された情報読取装置からの購入情報に基づいて商品の売買に関する情報を処理するためプログラムであって、前記コンピュータを、各ユーザに関する情報を特定するためのユーザ特定情報毎に、各ユーザを認証するための認証コードと、各ユーザの住所情報と、が登録されたユーザ情報データベースを管理するユーザ情報データベース管理手段、商品に関する商品情報が記録された記録媒体を特定するための記録媒体特定情報であって、当該記録媒体の所定の位置に記録された記録媒体特定情報毎に、前記商品情報が記録された当該情報記録媒体上の範囲に関する範囲情報と、前記商品情報に関する商品を特定するための商品特定情報と、が関連付けて登録された記録媒体情報データベースを管理する記録媒体情報データベース管理手段、前記情報読取装置から送信された前記記録媒体特定情報、前記ユーザ特定情報及びユーザによって特定された前記記録媒体上の位置を特定するための位置情報を取得するための取得手段、取得された前記位置情報に基づいて、前記記録媒体情報データベースに記憶された範囲情報を参照して商品を特定するための商品特定手段、前記情報読取装置から送信された認証コードに基づいてユーザ情報データベースを参照し、前記特定されたユーザ特定情報に対応する住所情報を特定する住所情報特定手段、及び前記特定された住所情報に基づいて前記特定された商品を配送するための商品配送情報を提供する提供手段、として機能させる構成を有している。
この構成によれば、情報記録媒体に記録された商品に関する情報の位置を指し、これを情報読取装置に読み取らせるだけで、ユーザが購入したい商品の特定をすることができる。そのため、一般的に普及しているインターネットを利用した商品販売用のシステムよりも、感覚的に買い物を行うことができる。
したがって、コンピュータ等の取扱に不慣れな人でも、簡単に買い物を行うことができる。
また、この構成によれば、認証コードによって各ユーザを認証するので、セキュリティを確保することができる。
(5)上述した課題を解決するため、本発明に係る情報処理システムは、所定の情報を読みとる情報読取装置と、当該情報読取装置とネットワークを介して接続され、前記情報読取装置から送信された購入情報に基づいて所定の情報を処理する情報処理システムであって、各ユーザに関する情報を特定するためのユーザ特定情報毎に、各ユーザを認証するための認証コードと、各ユーザの住所情報と、が登録されたユーザ情報データベースを管理するユーザ情報データベース管理手段と、商品に関する商品情報が記録された記録媒体を特定するための記録媒体特定情報であって、当該記録媒体の所定の位置に記録された記録媒体特定情報毎に、前記商品情報が記録された当該情報記録媒体上の範囲に関する範囲情報と、前記商品情報に関する商品を特定するための商品特定情報と、が関連付けて登録された記録媒体情報データベースを管理する記録媒体情報データベース管理手段と、前記情報読取装置から送信された前記記録媒体特定情報、前記ユーザ特定情報及びユーザによって特定された前記記録媒体上の位置を特定するための位置情報を取得するための取得手段と、取得された前記位置情報に基づいて、前記記録媒体情報データベースに記憶された範囲情報を参照して商品を特定するための商品特定手段と、前記情報読取装置から送信された認証コードに基づいてユーザ情報データベースを参照し、前記特定されたユーザ特定情報に対応する住所情報を特定する住所情報特定手段と、前記特定された住所情報に基づいて前記特定された商品を配送するための商品配送情報を提供する提供手段と、を備える構成を有している。
この構成によれば、情報記録媒体に記録された商品に関する情報の位置を指し、これを情報読取装置に読み取らせるだけで、ユーザが購入したい商品の特定をすることができる。そのため、一般的に普及しているインターネットを利用した商品販売用のシステムよりも、感覚的に買い物を行うことができる。
したがって、コンピュータ等の取扱に不慣れな人でも、簡単に買い物を行うことができる。
また、この構成によれば、認証コードによって各ユーザを認証するので、セキュリティを確保することができる。
(6)本発明に係る情報処理システムにおいて、前記情報読取装置は、前記記録媒体を載置させる載置手段と、前記記録媒体が載置された状態で前記記録媒体特定情報及び前記ユーザ特定情報を読み取るための第1情報読取手段と、前記記録媒体が載置された状態でユーザによって特定された前記記録媒体上の位置を特定するための位置情報を読み取るための第2位置情報読取手段と、を更に備える構成を有している。
この構成により、カメラが記録媒体特定情報及びユーザ特定情報を読み取る一方で、感圧式タッチパネルがユーザによって特定された前記記録媒体上の位置を特定するための位置情報を読み取るので、ユーザは、複雑な操作を行うことなく、容易、かつ、感覚的に情報記録媒体の情報を情報読取装置に読み取らせることができる。
本発明の情報処理装置、プログラム及び情報処理システムは、誰でも簡単な操作を行うだけでシステムを利用することが可能であり、かつ、各ユーザを認証することが可能となる。
本発明に係る情報処理システムの一実施形態における構成を示すシステム構成図である。 一実施形態の情報読取装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態の情報読取装置の作用を説明するための説明図である。 一実施形態の情報処理サーバ装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態の情報処理サーバ装置内に設けられたユーザ情報データベースに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態の情報処理サーバ装置内に設けられた記録媒体情報データベースに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態の情報処理サーバ装置内に設けられた商品情報データベースに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態の配送センターに設けられた配送管理情報データベースに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態における情報処理システムの情報読取装置において実行される処理を示すフローチャートである。 一実施形態における情報処理システムの情報処理サーバ装置において実行される処理を示すフローチャートである。 本発明に係る情報処理システムの変形例における構成を示すシステム構成図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、情報読取装置10と、当該情報読取装置10とネットワーク20を介して接続される情報処理サーバ装置30と、を有する情報処理システムに対し、本発明に係る情報処理サーバ装置30、プログラム及び情報処理システム1を適用した場合の実施形態である。また、「取得」のことを「検出」、「取得手段」のことを「検出手段」、「取得部」のことを「検出部」と言い換えて説明することがある。
[1]情報処理システムの概要
まず、図1を用いて本実施形態における情報処理システム1の構成及び概要について説明する。なお、図1は、本実施形態における情報処理システム1の構成を示すシステム構成図である。また、図が煩雑になることを防止するために、図1においては1台の情報読取装置10のみを示している。すなわち、実際の情報処理システム1においては、表示するよりも多数の情報読取装置10が存在している。
本実施形態の情報処理システム1は、情報読取装置10と、当該情報読取装置10にネットワーク20を介して接続された情報処理サーバ装置30と、情報読取装置10に読み取らせるための情報記録媒体40と、を備えている。この情報処理システム1では、情報読取装置10が読み込んだ購入情報がネットワーク20を介して情報処理サーバ装置30に送信され、送信された購入情報に基づいて情報処理サーバ装置30が所定の処理を実行することによって、ユーザによって購入された商品の決済処理、及び商品の発送を行うための処理を実行している。
とりわけ、本実施形態の情報処理システム1は、例えば、いわゆる買い物難民と呼ばれる人々が手軽に、しかも安心して買い物を行うことができるようにしたシステムである。具体的に、本実施形態の情報処理システム1では、その前提として、ユーザに対して商品情報が記録された情報記録媒体(具体的には、チラシ)40を配布し、ユーザは、情報記録媒体40を用いることによって情報読取装置10を利用して買い物が行われる。特に、ユーザは、情報記録媒体40に記録された情報の中から購入しようとする商品に関する情報を情報読取装置10に読み込ませ、読み込ませた商品に関する情報を情報処理サーバ装置30に送信することにより、買い物が行われる。
情報読取装置10は、一定の人数のユーザが当該情報読取装置10を1台使用することができるように設置する。具体的には、情報読取装置10は、少人数からなる自治体や1世帯に1台設置される。例えば、自治体に設けられた公民館に1台ずつ設置される。
情報記録媒体40としては、紙媒体が用いられる。この情報記録媒体40には、商品の種類や価格等の商品情報が印刷されると共に、当該情報記録媒体40自体を特定するための記録媒体情報と、各ユーザを特定するためのユーザ特定情報とが含まれた特定用コード41が印刷される。このような情報が印刷された紙媒体としての情報記録媒体40を用いることによって、当該情報記録媒体40に記録された情報を情報読取装置10に読み取らせるだけで、商品を購入したユーザと購入した商品とを特定することが可能になる。
本実施形態の情報読取装置10は、具体的に、
(1)情報記録媒体40に記録された、当該情報記録媒体40を特定するための特定用コード41の情報読取装置10上における位置情報を読み取るための機能、
(2)ユーザによって特定された記録媒体上の特定位置に関する情報読取装置10上における位置情報を読み取るための機能、及び
(3)読み取られた特定用コード41の位置情報とユーザによって特定された記録媒体上の特定位置に関する情報読取装置10上における位置情報に基づいて、ユーザによって特定された特定位置の情報記録媒体40上における位置情報に変換する機能、
を実行するための構成を備えている。
情報記録媒体40には、
(1)当該情報記録媒体40を特定するための特定用コード41、及び
(2)商品に関する情報
が記録されている。
この情報記録媒体40は、上記のように、例えば、紙媒体が用いられる。特定用コード41及び商品に関する情報は、当該紙媒体である情報記録媒体40の片面又は両面に印刷される。
本実施形態の情報処理サーバ装置30は、各種のデータベース(以下、「DB」と略す。)を有し、適宜に各種のDBを参照しつつ情報処理を実行する。具体的に、情報処理サーバ装置30は、
(1)各ユーザに関する情報を特定するためのユーザ特定情報と、各ユーザを認証するための認証コードと、各ユーザの住所情報と、がユーザ特定情報毎に登録されたユーザ情報データベースを管理する機能、
(2)商品に関する商品情報が記録された記録媒体を特定するための記録媒体情報であって、当該記録媒体の所定の位置に記録された記録媒体情報と、商品情報が記録された当該情報記録媒体40上の範囲に関する範囲情報と、商品情報に関する商品を特定するための商品特定情報と、が記録媒体情報毎に関連付けて登録された記録媒体情報データベース342を管理する機能、
(3)情報読取装置10から送信された記録媒体特定情報を取得(検出)する機能、
(4)情報読取装置10から送信された、ユーザによって特定された記録媒体上の位置を特定するための位置情報を取得(検出)する機能、
(5)検出された位置情報に基づいて、記録媒体情報データベース342を参照して商品を特定する機能、
(6)情報読取装置10から送信された、特定された商品を購入決済するための処理に進むための情報を取得(検出)する機能、
(7)情報読取装置10から送信された認証コードを取得(検出)する機能、
(8)検出された認証コードと、ユーザ情報データベース341に登録された認証コードとが一致するか否かを判定する機能、
(9)上記の判定結果に基づいて、特定された商品について購入決済を許可する機能、
(10)情報読取装置10から送信されたユーザ特定情報を取得(検出)する機能、
(11)ユーザ情報データベース341を参照し、検出されたユーザ特定情報に対応する住所情報を特定する機能、及び
(12)特定された住所情報の住所に許可された商品を配送する指令を送信する機能、
を実行するための構成を有している。
上述した構成より、本実施形態の情報処理システム1は、情報記録媒体40を情報読取装置10に読み込ませ、必要な認証処理を実行するだけで、ユーザが購入を希望する商品を確実に特定するだけでなく、商品を購入したユーザを正確に特定することができる。
したがって、近所にスーパーマーケットなどの小売店が存在しない地域のユーザや、インターネットを利用した一般的な商品販売サービスを利用することに不慣れなユーザが、簡単かつ安心して買い物を行うことが可能になる。
[2]情報記録媒体及び情報読取装置
まず、情報読取装置10及び情報記録媒体40について、図1から図3を参照して説明する。なお、図2は、情報読取装置10の構成を示すブロック図であり、図3は、情報読取装置10の作用を説明するための説明図である。
[2.1]情報記録媒体
情報記録媒体40は、各ユーザ一人一人に配布される。この情報記録媒体40は、例えば、紙媒体が用いられ、その両面又は片面には、商品に関する情報、各ユーザのユーザ情報を特定するためのユーザ特定情報、及び情報記録媒体40を特定するための記録媒体情報を含む特定用コード41が記録されている。具体的には、これらの情報が情報記録媒体40に印刷されている。
なお、以下では、商品に関する情報、各ユーザのユーザ情報を特定するためのユーザ特定情報、及び情報記録媒体40を特定するための記録媒体情報が記録されている紙媒体を「チラシ40」ということがある。
チラシ40には、ユーザが当該情報処理システム1を利用して購入することが可能な複数の商品に関する情報が印刷されている。例えば、商品の画像、商品の値段等が印刷されている。
また、チラシ40の4隅には、図1に示すように、特定用コード41が印刷されている。特定用コード41は、二次元のバーコードであるQR(Quick Response)コード(登録商標)が利用されている。なお、以下では、特定用コード41がQRコード(登録商標)である場合を代表例として説明する。また、QRコード(登録商標)の符号を41として説明する。
QRコード(登録商標)41には、各チラシ40を特定するための記録媒体情報と当該チラシ40が配布されるユーザに関するユーザ情報を特定するためのユーザ特定情報とが単一のコードとして形成されている。具体的に、QRコード(登録商標)41には、チラシIDとユーザIDとが形成されている。また、チラシ40の両面に各情報が印刷されている場合には、QRコード(登録商標)41には、チラシ40の表面か裏面かを特定するための情報が形成されている。
なお、図1に示したチラシ40の例では、QRコード(登録商標)41がチラシ40の4隅に印刷されているが、QRコード(登録商標)41は、チラシ40の4隅のうち少なくとも1箇所に印刷されていればよい。
[2.2]情報読取装置
情報読取装置10は、当該情報処理システム1を利用する複数のユーザに対して1台の割合で設置される。例えば、一世帯に1台設置されたり、一定範囲に存在する複数の世帯に1台設置されたりする。一定範囲に存在する複数の世帯に1台設置する場合、例えば、情報読取装置10は、公民館等に設置される。
情報読取装置10は、図1及び図2に示すように、情報読取装置管理制御部110、通信制御部120、ROM/RAM130、カメラ11、感圧式タッチパネル12、認証コード入力部13及び操作部14を備えている。また、情報読取装置10は、各種のデータ処理を実行する処理部15を備えている。なお、情報読取装置10には、必要に応じてペン型の指し棒が設けられる。
情報読取装置管理制御部110は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成されている。とりわけ、情報読取装置管理制御部110は、プログラムを実行することによって、情報読取装置管理制御部110の各部を統合制御する。
通信制御部120は、所定のネットワークインターフェースであり、ネットワーク20を介して情報処理サーバ装置30とデータの授受を行う。
ROM/RAM130には、情報読取装置管理制御部110の駆動に必要な各種のプログラムが記録されている。また、ROM/RAM130は、情報読取装置管理制御部110や処理部15が各種の処理を実行する際のワークエリアとして用いられる。
操作部14は、各種の確認ボタン、各操作指令を入力する操作ボタンその他のキーを有するとともに、タッチセンサを有するタッチパネル12と連動して操作を受け付ける構成を有している。特に、操作部14は、物理的な又はタッチパネル12上における利用開始ボタン、買い物続行ボタン及び決済ボタンを有している。
感圧式タッチパネル12は、本発明の第2位置情報読取手段を構成する。感圧式タッチパネル12は、当該感圧式タッチパネル12上にチラシ40が置かれ、ユーザによってユーザの指、又は指し棒によって、ユーザが購入しようとする商品の位置がチラシ40の上から押されたときに、押された感圧式タッチパネル12位置を特定する。
一方、カメラ11は、本発明の第1位置情報読取手段を構成する。カメラ11は、感圧式タッチパネル12に向けられており、感圧式タッチパネル12に置かれたチラシ40を撮像している。カメラ11により撮像された画像データは、情報読取装置10が備える処理部15によって画像処理が行われる。そして、処理部15は、チラシ40に印刷されたQRコード(登録商標)41に含まれているチラシIDとユーザIDとを特定する。また、処理部15は、画像データに基づいて、QRコード(登録商標)41の感圧式タッチパネル12上の位置を特定する。
この情報読取装置10は、購入しようとする商品が印刷されている位置を感圧式タッチパネル12によって特定し、QRコード(登録商標)41の位置をカメラ11が撮像した画像データに基づいて特定している。
ユーザが購入しようとする商品を特定する処理について、図3を参照して説明する。
この情報読取装置10において、感圧式タッチパネル12内の点は、図3に示すように、X軸及びY軸における座標として表わされる。また、チラシ40内の点は、P軸及びQ軸における座標として表される。X軸の方向とP軸の方向とが対応し、Y軸の方向とQ軸の方向とが対応している。
上述したように、感圧式タッチパネル12の上には、チラシ40が置かれる。ユーザは、感圧式タッチパネル12に置かれたチラシ40に印刷された商品を指や指し棒で指し示すことによって、購入しようとする商品を特定する。なお、図3は、ユーザが商品「醤油」を購入使用とする場合に、商品「醤油」に関する情報が印刷された領域を指し示している場合を例として示している。
購入しようとする商品「醤油」が印刷された一定領域内の任意の点がユーザにより指し示し、その点をチラシ40の上から押し付けると、ユーザにより押し付けられた位置のドットが反応し、感圧式タッチパネル12の座標が特定される。図3に示された例では、(Xn、Yn)が特定される。
一方、カメラ11が撮像した画像データを処理することによって、QRコード(登録商標)41の感圧式タッチパネル12の座標が特定される。図3に示した例では、QRコード(登録商標)41の感圧式タッチパネル12の座標が(Xo,Yo)と特定される。
処理部15は、ユーザにより指し示された感圧式タッチパネル12の座標(Xn、Yn)と、QRコード(登録商標)41の感圧式タッチパネル12の座標(Xo,Yo)とに基づいて、ユーザにより指し示された、チラシ40上の座標を特定する。
QRコード(登録商標)41が印刷されたチラシ40上の座標を(Po,Qo)とする。この位置は、予め定められた、固定点である。
ユーザが示した感圧式タッチパネル12の座標(Xn、Yn)は、チラシ40上の座標を(Po,Qo)からXnとXoとの差分だけX軸方向にずれた位置に存在し、YnとYoとの差分だけY軸方向にずれた位置に存在する。
したがって、ユーザが示したチラシ40上の座標を(Pn,Qn)とした場合、(Pn,Qn)は、次の(式1)により表すことができる。
(Pn,Qn)=(Po+(Xn−Xo),Qo+(Yn−Yo))・・・(式1)
上記の(式1)によって特定された座標(Pn,Qn)は、チラシ40を特定するためのチラシIDと共に当該情報読取装置10から後述する情報処理サーバ装置30に送信されることによって、ユーザが購入しようとしている商品が情報処理サーバ装置30によって特定される。
[3]情報処理サーバ装置
[3.1]構成
次に、図4から図7の各図を用いて本実施形態の情報処理サーバ装置30の構成について説明する。なお、図4は、本実施形態の情報処理サーバ装置30の構成を示すブロック図であり、図5から図7は、それぞれ、情報処理サーバ装置30内に設けられたユーザ情報DB341、記録媒体情報DB342、商品情報DB343に記録されるデータの一例をそれぞれ示す図である。
本実施形態の情報処理サーバ装置30は、図4に示すように、サーバ装置全体を制御するサーバ管理制御部310と、ネットワーク20に通信接続される通信制御部320と、各種のメモリとして機能するROM/RAM330と、各種のDBを有する記録装置340と、情報読取装置10と連動しつつ、情報の処理を実行するデータ処理部350と、を有する。なお、上記の各部は、バスBによって相互に接続され、各構成要素間におけるデータの転送が実行される。
サーバ管理制御部310は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成されている。とりわけ、サーバ管理制御部310は、プログラムを実行することによって、情報処理サーバ装置30の各部を統合制御するとともに、記録装置340の管理及び制御を含め、商品を販売するためのサービス提供の管理を行っている。
通信制御部320は、所定のネットワーク20インターフェースであり、ネットワーク20を介して情報読取装置10とデータの授受を行う。
ROM/RAM330には、情報処理サーバ装置30の駆動に必要な各種のプログラムが記録されている。また、ROM/RAM330は、サーバ管理制御部310やデータ処理部350が各種の処理を実行する際のワークエリアとして用いられる。
記録装置340は、HDD(Hard Disc Drive)、又は、SSD(Solid State Drive)により構成されている。そして、記録装置340の記録領域内に少なくとも、ユーザ情報DB341と、記録媒体情報DB342と、商品情報DB343と、を有している。なお、本実施形態の記録装置340は、例えば、本発明のデータベースを構成する。なお、記録装置340が備える各DBの詳細については、後述する。
データ処理部350は、所定のアプリケーションを実行することによって、サーバ管理制御部310の制御の下、記録装置340の管理及び制御、ログイン管理を含む、商品販売のための各種のサービスを提供するための処理を実行する。なお、本実施形態のデータ処理部350の詳細については、後述する。
[3.2]記録装置
記録装置340が備えるユーザ情報DB341、記録媒体情報DB342、及び商品情報DB343の詳細について説明する。
(ユーザ情報DB)
ユーザ情報DB341は、当該情報システムを利用するための登録をした各ユーザを管理するための各種情報がデータとして格納されるデータベースである。例えば、ユーザ情報DB341は、図5に示すように、ユーザ毎に
(1)ユーザIDと、
(2)ユーザを特定するための認証コートと、
(3)ユーザの氏名と、
(4)ユーザの住所と、
が対応付けて登録(記録)される。
認証コードは、各ユーザを特定するためのコードである。例えば、各ユーザの指紋、静脈(例えば、声紋や網膜等)等の生体認証を数値列として表したコードや、パスワードが用いられる。
図5に例示したユーザ情報DB341には、例えば、ユーザID「101」のユーザに対応するユーザ情報として、認証コード「123456789123456709」と、氏名「甲野一郎」と、住所「東京都新宿区市谷加賀屋町・・・」とが対応付けて登録記録されている。なお、このユーザ情報DB341には、これらの情報の他に、例えば、ユーザの年齢、職業等の項目が、必要に応じて登録される。
(記録媒体情報DB)
記録媒体情報DB342は、各情報記録媒体40である紙媒体(例えば、チラシ)40に記録された情報を情報記録媒体40毎に管理するための情報がデータとして記録されたデータベースである。
当該記録媒体情報DB342は、図6に示すように、例えば、
(1)情報記録媒体40としてのチラシ40を特定するためのチラシID、
(2)当該チラシ40に記録された商品を特定するための商品ID、
(3)各所品に関する情報が記録された当該チラシ40上のP座標方向における領域を表す始点の座標と終点の座標
(4)各所品に関する情報が記録された当該チラシ40上のQ座標方向における領域を表す始点の座標と終点の座標、及び
(5)当該チラシ40の表面か裏面かを表す符号
が対応付けて登録されている。
図6に例示した記録媒体情報DB342には、例えば、チラシID「1001」、当該チラシ40に記録された商品を特定する商品ID「10001」、当該商品が記録された当該チラシ40上のP座標方向における領域を表す始点の座標と終点の座標「(400,700)」、当該商品が記録された当該チラシ40上のQ座標方向における領域を表す始点の座標と終点の座標「(400,700)」、及び当該チラシ40の表面を表す符号「0」が関連付けて登録されている。
(商品情報DB)
商品情報DB343は、各ユーザに対し販売することが可能な商品に関する情報を登録したデータベースである。この商品情報DB343には、例えば、図7に示すように、
(1)商品を特定するための商品D、
(2)当該商品IDにより特定された商品名、
(3)当該商品の値段、
(4)当該商品を情報記録媒体40(チラシ40)に掲載した掲載日、及び
(5)当該商品を購入することが可能な有効期限
が相互に対応付けて登録されている。
図7に例示した商品情報DB343には、例えば、商品を特定するための商品ID「1001」と、当該商品により特定された商品の商品名「醤油」と、当該商品の値段「189(円)」と、チラシ40に掲載された掲載日が2015年8月27日であることを表す「2015/8/27」と、当該商品を購入することが可能な有効期限が2015年9月27日であることを表す「2015/9/27」とが対応付けて登録されている。
なお、図7に示した商品情報DB343には、商品として、「醤油」、「砂糖」及び「小麦粉」等の食料品が掲載されている例を示したが、当該商品情報DB343に登録される商品は、このような食料品であることには限定されない。商品情報DB343には、例えば、「歯ブラシ」、「石鹸」といった日用品、「冷蔵庫」、「洗濯機」、「テレビ」といった家電製品等を掲載することも可能である。
[3.3]データ処理部
データ処理部350は、ユーザ操作による情報読取装置10からのログイン要求に基づいて各ユーザのシステムへのログイン処理を行うとともに、各ユーザにおけるログイン状態の維持、ログイン状態の解除、並びに、商品を販売するための各種サービスを提供するため管理及びデータの送受信を制御する。
また、データ処理部350は、サーバ管理制御部310の制御の下、
(1)ユーザ特定情報毎に登録されたユーザ情報DB341を管理する処理、
(2)記録媒体情報DB342を管理する処理、
(3)情報読取装置10から送信された記録媒体特定情報を取得(検出)する処理、
(4)情報読取装置10から送信された、ユーザによって特定された記録媒体上の位置を特定するための位置情報を取得(検出)する処理、
(5)検出された位置情報に基づいて、記録媒体情報DB342を参照して商品を特定する処理、
(6)情報読取装置10から送信された、特定された商品を購入決済するための処理に進むための情報を取得(検出)する処理、
(7)情報読取装置10から送信された認証コードを取得(検出)する処理、
(8)検出された認証コードと、ユーザ情報DB341に登録された認証コードとが一致するか否かを判定する処理、
(9)上記の判定結果に基づいて、特定された商品について購入決済を許可する処理、
(10)情報読取装置10から送信されたユーザ特定情報を取得(検出)する処理、
(11)ユーザ情報DB341を参照し、検出されたユーザ特定情報に対応する住所情報を特定する処理、及び
(12)特定された住所情報の住所に許可された商品を配送する指令を送信する処理、
を実行する。
そして、データ処理部350は、上記の各処理を実行するために、アプリケーションを実行し、図4に示すように、DB管理部351、記録媒体情報検出部352、位置情報検出部353、ユーザ情報検出部354、商品特定部355、進行処理情報検出部356、認証コード検出部357、判定部358、決済許可部359、住所情報特定部360及び発送指令情報送信部361を実現する。
[3.3.1]DB管理部
DB管理部351は、例えば、本発明のユーザ情報DB管理手段及び記録媒体情報DB管理手段を構成し、各DBに対する情報の登録、削除及び変更を管理する。
例えば、DB管理部351は、図5を参照して説明したユーザ情報DB341に登録される各情報をユーザ毎に登録したり、登録されている情報の変更等を行ったりする。また、DB管理部351は、図7を参照して説明した商品情報DB343に新たな商品に関する情報を登録したり、登録されている商品情報を削除したりする処理を実行する。
[3.3.2]記録媒体情報検出部
記録媒体情報検出部352は、本発明の取得手段を構成している。この記録媒体情報検出部352は、情報読取装置10から送信された記録媒体を特定するための特定情報を検出する処理を実行している。具体的に、情報読取装置10は、カメラ11が撮像した画像データに基づき、チラシ40に印刷されたQRコード(登録商標)41のチラシIDを読み取っている。記録媒体情報検出部352は、情報読取装置10から送信された情報の中からチラシIDを検出している。
[3.3.3]位置情報検出部
位置情報検出部353は、本発明の取得手段を構成しており、情報読取装置10から送信された、ユーザによって特定された記録媒体上の位置を特定するための位置情報を検出する。
例えば、図3を参照して説明した例では、ユーザが特定したチラシ40上の座標は(Pn,Qn)である。位置情報検出部353は、情報読取装置10から送信された情報の中から、ユーザが特定したチラシ40上の座標は(Pn,Qn)を検出している。
なお、情報読取装置10が、ユーザにより指し示された感圧式タッチパネル12の座標(Xn、Yn)と、QRコード(登録商標)41の感圧式タッチパネル12の座標(Xo,Yo)とを情報処理サーバ装置30に送信した場合、位置情報検出部353は、座標(Xn、Yn)と座標(Xo,Yo)とを検出する。そして、当該位置情報検出部353は、座標(Xn、Yn)と座標(Xo,Yo)とに基づき、(式1)の演算を実行することによって、(Pn,Qn)を算出する。
[3.3.4]ユーザ情報検出部
ユーザ情報検出部354は、情報読取装置10から送信されたユーザ特定情報を検出する処理を実行している。具体的に、当該ユーザ情報検出部354は、情報読取装置10が読み取って、情報処理サーバ装置30に送信された、チラシ40に印刷されたQRコード(登録商標)41に含まれるユーザIDを検出している。
[3.3.5]商品特定部
商品特定部355は、本発明の商品特定手段を構成し、検出された位置情報に基づいて、記録媒体情報DB342を参照し、ユーザが購入した商品を特定する処理を実行する。具体的に、商品特定部355は、記録媒体情報DB342を参照しつつ、ユーザによって特定されたチラシ40上の座標と、各商品に関する情報が印刷されたチラシ40のP座標の上限値と下限値、及びQ座標の下限値と上限値と、を比較し、ユーザによって特定されたチラシ40上の座標がどの商品に関する情報が印刷された領域に含まれるかを認定し、認定された領域の商品を、ユーザが購入しようとしている商品として特定する。
商品を特定する処理の内容を、図3及び図6を再び参照し具体的に説明する。
ユーザによって特定されたチラシ40上の座標が、図3に示すように、(Pn,Qn)であったとする。一方、ユーザが購入しようとしている商品「醤油」は、チラシ40において、(P座標の下限値P1,Q座標の下限値Q1)から(P座標の上限値P2,Q座標の上限値Q2)の領域に印刷されているとする。
商品特定部355は、(Pn,Qn)と、(P座標の下限値P1,Q座標の下限値Q1)及び(P座標の上限値P2,Q座標の上限値Q2)とを比較する。この場合、(Pn,Qn)が、(P座標の下限値P1,Q座標の下限値Q1)と(P座標の上限値P2,Q座標の上限値Q2)との間に存在するので、商品特定部355は、ユーザが購入しようとしている商品を、例えば、商品IDが「1001」である「醤油」であると特定する。
[3.3.6]進行処理情報検出部
進行処理情報検出部356は、情報読取装置10から送信された、特定された商品を購入決済するための処理に進むための情報を検出する処理を実行する。
例えば、ユーザが、一度に複数の商品を購入する場合、商品特定部355により、ユーザが購入しようとしている複数の商品が特定された後、購入決済するための処理に進むための情報が情報読取装置10から送信される。進行処理情報検出部356は、この信号を検出している。
例えば、ユーザによって操作部14に設けられた決済ボタンが押されることによって、情報読取装置10が送信し、進行処理情報検出部356は、この信号を検出している。
[3.3.7]認証コード検出部
認証コード検出部357は、取得手段を構成しており、情報読取装置10から送信された認証コードを検出する処理を実行する。
本実施形態の情報処理システム1では、上述したように、認証コードとして、例えば、各ユーザの指紋、静脈(例えば、声紋や網膜等)等の生体認証を数値列として表したコードや、パスワードが用いられる。認証コード検出部357は、情報読取装置10から送信された当該認証コードを検出している。
[3.3.8]判定部
判定部358は、本発明の判定手段を構成しており、検出された認証コードと、検出したQRコード(登録商標)41に含まれるユーザIDとに基づき、買い物をしようとしているユーザが、本人のチラシ40を用いて買い物をしようとしているかどうか、ひいては、ユーザ本人によって買い物が行われようとしているか否かを判定する処理を実行している。
例えば、ユーザID「101」により特定される、氏名「甲野一郎」が当該情報処理システム1を利用して買い物をする場合を想定する。この場合、チラシ40のQRコード(登録商標)41に含まれるユーザIDは、氏名「甲野一郎」と対応付けられている「101」であり、認証コードは、「123456789123456709」である。
情報読取装置10により読み取られたユーザIDが「101」であり、かつ、認証コードが「123456789123456709」であるとき、氏名「甲野一郎」自身が、自己のチラシ40を用いて買い物をしようとしている場合なので、判定部358は、本人により買い物が行われようとしていると判定する。一方、情報読取装置10により読み取られたユーザIDが「101」であるにも関わらず、認証コードが「123456789123456710」であるとき、氏名「乙野二郎」が「甲野一郎」のチラシ40を用いて買い物をしようとしているので、判定部358は、本人以外のユーザにより買い物が行われようとしていると判定する。
この情報処理システム1では、複数のユーザが1台の情報読取装置10を利用するため、本人認証を行うための構成を備えることによって、セキュリティを確実に確保している。
[3.3.9]決済許可部
決済許可部359は、上記の判定部358が実行した判定結果に基づいて、特定された商品について購入決済を許可する処理を実行している。
具体的に、決済許可部359は、上記判定部358が本人により買い物が行われようとしていると判定した場合、決済を行う処理に進むことを許可する。これに対し、上記判定部358が本人以外のユーザにより買い物が行われようとしていると判定した場合、決済許可部359は、決済を行う処理に進むことを許可しない。その場合、例えば、情報読取装置10に本人以外のユーザにより買い物が行われようとしていることを、決済許可部359は、操作するユーザに知らせるための信号等を情報読取装置10に送信する。
[3.3.10]住所情報特定部
住所情報特定部360は、本発明の住所情報特定手段を構成しており、ユーザ情報DB341を参照し、検出されたユーザ特定情報に対応する住所情報を特定する処理を実行する。
例えば、ユーザ情報検出部354によって検出されたユーザIDが「101」であるとき、住所情報特定部360は、ユーザ情報DB341を参照し、ユーザID「101」に対応する住所「東京都新宿区市谷加賀屋町・・・」を特定する。
[3.3.11]発送指令情報送信部
発送指令情報送信部361は、本発明の提供手段を構成しており、特定された住所情報の住所に許可された商品を配送する指令を送信する処理を実行する。
以上の各構成部の他に、当該データ処理部350は、記商品を販売することが可能な有効期限が当該商品毎に登録された商品情報DB343を管理する商品情報DB管理手段と、位置情報を受信した日時を検出する検出手段と、検出された日時が有効期限内か否かを判定する判定手段と、日時が有効期限を過ぎているときに、日時が有効期限を過ぎていることをユーザに報知し、該当する特定された商品を当該ユーザに配送するための商品配送情報の提供を中止する報知手段と、を更に備えている。
例えば、商品情報DB343に登録されている商品が食料品である場合、食料品には正味期限などの有効期限が存在する。この管理手段及び報知手段は、ユーザが賞味期限を経過した商品を購入してしまうことを防止する機能を果たしている。
[4]配送センター
配送センターは、商品を貯蔵しておくための倉庫等が設置された施設である。この配送センターには、在庫商品等管理するための在庫管理DBやユーザにより購入された商品の購入日や購入された商品が発送されたかどうかを管理するための発送管理情報DB345を備えている。この配送センターにおいては、本実施形態の情報処理システム1にとって特に関連を有する発送管理情報DB345について、図8を参照して説明する。なお、図8は、発送管理情報DB345に記録されるデータの一例をそれぞれ示す図である。
発送管理情報DB345は、ユーザにより購入された商品の発送状況をユーザ毎に管理するためのデータベースである。この発送管理情報DB345には、図8に示すように、例えば、
(1)ユーザを特定するためのユーザID、
(2)当該ユーザにより購入された商品を特定するための商品ID、
(3)ユーザが当該商品を購入した期日を表す購入日、及び
(4)当該商品が購入したユーザに発送されたかどうかを符号として表す発送完了フラグ、
が関連付けて登録されている。
なお、例えば、ユーザにより購入された商品が未発送である場合、発送完了フラグは、「0」、ユーザにより購入された商品が発送済みである場合、発送完了フラグは、「1」、として表すことができる。
図8に例示した発送管理情報DB345には、例えば、ユーザを特定するためのユーザID「101」と、商品を特定するための商品ID「1001」と、購入された期日が2015年8月27日であることを表す購入日「2015/8/27」と、未発送であるあることを表す発送完了フラグ「0」とが関連付けて登録されている。
[5]通信システムの動作
[5.1]情報読取装置の処理
まず、図9を参照して、本実施形態の情報処理システム1における情報読取装置10により実行される各種の処理について説明する。なお、図9は、本実施形態の情報処理システム1における情報読取装置10によって実行される処理を示すフローチャートである。
本動作においては、ユーザが本実施形態の情報処理システム1の利用登録済みの状態、すなわち、ユーザ情報DB341には、図3に例示する各種の情報が記録済みの状態になっているものとする。また、記録媒体情報DB342には、本動作の各処理に必要な各種のデータが記録済みの状態になっているものとする。
まず、処理部15は、操作部14を介してユーザからの当該情報処理システム1を利用する指示を検出すると(ステップS101)、カメラ11を制御し、当該感圧式タッチパネル12に置かれたチラシ40のQRコード(登録商標)41を取得する(ステップS102)。例えば、処理部15は、操作部14に設けられた利用開始ボタン等が押されることによって、利用開始ボタンから送られた利用開始の指令を検出する。
次いで、処理部15は、カメラ11によって読み取られた画像データに基づいて、QRコード(登録商標)41に含まれているチラシID及びユーザIDを特定すると共に、QRコード(登録商標)41の感圧式タッチパネル12上の位置を特定する(ステップS103)。
例えば、処理部15は、カメラ11によって読み込まれた画像データに基づき、当該チラシ40のチラシIDが「1001」であり、ユーザIDが「101」であることを特定する。また、処理部15は、図3に示した例のように、QRコード(登録商標)41の感圧式タッチパネル12の座標を(Xo,Yo)のように特定する。
次いで、処理部15は、感圧式タッチパネル12によって検出された、ユーザの操作指示(押圧)に基づいて、当該感圧式タッチパネル12に置かれたチラシ40の上からユーザによって押された、チラシ40上の位置の特定を行う(ステップS104)。
具体的に、処理部15は、ユーザによって押された感圧式タッチパネル12上の座標(Xn,Yn)と、QRコード(登録商標)41の感圧式タッチパネル12の座標(Xo,Yo)に基づいて、ユーザによって押された位置のチラシ40上の位置をチラシ40上の座標として特定する。なお、チラシ40上の座標は、上述した(式1)に基づいて、例えば、(Pn,Qn)のように算出される。
次いで、処理部15は、読み取ったチラシID、ユーザID及びチラシ40上の座標として特定された位置情報を情報処理サーバ装置30に送信する(ステップS105)。情報読取装置10から送信されたチラシID、ユーザID及びチラシ40上の座標に関する情報は、情報処理サーバ装置30によって、所定の処理がなされる。
次いで、処理部15は、情報処理サーバ装置30から送信された情報を受信すると(ステップS106)、当該受信した情報に基づいて、ユーザによって指定された商品が期限内の商品であるか否かを判定する(ステップS107)。
なお、情報処理サーバ装置30においては、ユーザにより選択された商品が当該情報処理システム1を利用して購入することができる期限を過ぎている場合には、期限切れであることをユーザに放置するための情報が送信され、当該商品が当該情報処理システム1を利用して購入することができる期限内の場合には、購入予定商品に関する情報が送信される。
このとき、処理部15は、ユーザによって指定された商品が期限内の商品でないと判定した場合には、ユーザにより選択された商品は取り扱いの期限が過ぎていることをユーザに知らせるための処理を実行し(ステップS108)、ステップS104の処理に移行する。例えば、情報読取装置10に設けられた表示画面に、期限切れであることを表示させる。
一方、処理部15は、ユーザによって指定された商品が期限内の商品であると判定した場合には、受信した購入商品に関する情報をユーザに報知する(ステップS109)。購入しようとしている商品に関する情報を情報処理サーバ装置30から送信されることによって、ユーザは、自己が購入しようとしている商品を確認することができるようになっている。
次いで、処理部15は、決済処理を行うか否かをユーザに選択させる処理を実行する(ステップS110)。例えば、処理部15は、操作部14に設けられた「買い物続行」ボタンと「決済」ボタンのタッチ操作又は押し下げを検出する。
このとき、処理部15は、決済処理を行わないと判定した場合には、再度商品の選択を行わせるために、ステップS104の処理に移行する。
一方、処理部15は、決済処理を行うと判定した場合には、認証コード入力部13と連動して認証コードを読み取る処理を実行する(ステップS111)。認証コートを読み取る処理は、例えば、ユーザの指紋、静脈(例えば、声紋や網膜等)等の生体認証を読み込ませる。読み取られた指紋等は、処理部15によって、数値列として表したコードに変換される。なお、認証コートを読み取る処理は、パスワードを認証コード入力部13に入力するようにしてもよい。
次いで、処理部15は、通信制御部120を介して読み取られた認証コードに関する情報を情報処理サーバ装置30に送信する(ステップS112)。送信された認証コードに関する情報は、情報処理サーバ装置30によって所定の処理が実行される。
次いで、処理部15は、決済処理を選択するための処理を実行して(ステップS113)本動作を終了させる。例えば、処理部15は、購入した商品が自己の元に届いたときに現金により決済する現金決済、クレジットカードを利用して決済を行う信用決済等が選択されると、当該選択された決済方法に関する情報を情報処理サーバ装置30に送信する。なお、このとき、処理部15は、情報処理サーバ装置30から決済が正常に終了した旨を受信したことを確認した後に動作を終了する。
[5.2]情報処理サーバ装置の処理
次に、図10を参照して、本実施形態の情報処理システム1において、情報処理サーバ装置30により実行される各種の処理について説明する。なお、図10は、本実施形態の情報処理システム1における情報処理サーバ装置30によって実行される処理を示すフローチャートである。
まず、情報処理サーバ装置30は、情報読取装置10からチラシID、ユーザID及び位置情報を受信する(ステップS201)と、それぞれチラシID、ユーザID及び位置情報を検出する(ステップS202)。
チラシID及びユーザIDは、チラシ40に印刷されているQRコード(登録商標)41に含まれている記録媒体特定情報及びユーザ特定情報である。チラシIDの検出は、記録媒体情報検出部352により行われ、ユーザIDの検出は、ユーザ情報検出部354により行われる。
また、位置情報は、情報読取装置10の処理部15により特定された、ユーザによって示されたチラシ40上の座標(Pn,Qn)である。この位置情報は、位置情報検出部353により検出される。
次いで、商品特定部355が、検出された位置情報に基づいて、ユーザが購入しようとしている商品を特定する(ステップS203)。
具体的に、チラシ40上の座標(Pn,Qn)と、商品が印刷されているチラシ40上の領域(P座標の下限値P1,Q座標の下限値Q1)及び(P座標の上限値P2,Q座標の上限値Q2)とを比較する。(Pn,Qn)が、(P座標の下限値P1,Q座標の下限値Q1)と(P座標の上限値P2,Q座標の上限値Q2)との間に存在する場合、商品特定部355は、ユーザが購入しようとしている商品を、例えば、商品IDが「1001」である「醤油」であると特定する。
次いで、データ処理部350は、チラシID及び得された商品に基づいて、ユーザが特定された商品を購入することができる期限内であるか否かを判定する(ステップS204)。
このとき、データ処理部350は、特定された商品が、期限切れであると判定した場合には、期限切れであることをユーザに知らせるための情報(以下、「期限切れ通知」ともいう。)を情報読取装置10に送信し(ステップS205)(A)ステップS208の処理に移行する。ユーザは、情報読取装置10において当該情報が表示されることによって、他の商品を選択することが促される。
一方、データ処理部350は、期限内であると判定した場合には、特定された商品は購入予定商品として、購入用の記録領域に登録し(ステップS206)、購入される商品に関する情報を情報読取装置10に送信する(ステップS207)。ユーザは、情報読取装置10において当該情報が表示されることによって、自己が購入しようとしている商品を確認することができる。
次いで、進行処理情報検出部356は、情報読取装置10から送信された情報に基づいて、異なる商品に関する情報(具体的には、チラシID、ユーザID及び位置情報)を受信したか、又は、決済処理の指示を受信した判定する(ステップS209)。
このとき、進行処理情報検出部356は、異なる商品に関する情報を受信した場合にはステップS201の処理に移行し、決済処理の指示を受信した場合には、ステップS209の処理に移行する。なお、異なる商品に関する情報としては、少なくとも商品を特定するための位置情報が含まれていればよいが、この場合には、既に受信したチラシID及びユーザIDを保持しておく。
次いで、認証コード検出部357は、情報読取装置10から送信された認証コードを検出する処理を実行する(ステップS208)。上述したように、認証コードとして、例えば、各ユーザの指紋、静脈(例えば、声紋や網膜等)等の生体認証を数値列として表したコードや、パスワードが用いられる。認証コード検出部357は、情報読取装置10から送信された当該認証コードを検出する。
次いで、判定部358は、検出された認証コードと、検出したQRコード(登録商標)41に含まれるユーザIDとに基づき、買い物をしようとしているユーザが、ユーザ本人によって買い物が行われようとしているか否かを判定する処理(本人認証)を実行する(ステップS209)。
情報読取装置10により読み取られたユーザIDが、例えば、「101」であり、かつ、認証コードが「123456789123456709」であるとき、判定部358は、本人により買い物が行われようとしていると判定する。一方、情報読取装置10により読み取られたユーザIDが「101」であるにも関わらず、認証コードが「123456789123456710」であるとき判定部358は、本人以外のユーザにより買い物が行われようとしていると判定する。
なお、判定部358は、買い物をしようとしているユーザが、ユーザ本人以外であると判定した場合には、ステップS209の処理に移行する。また、このとき、決済許可部359は、例えば、情報読取装置10に本人以外のユーザにより買い物が行われようとしていることを、操作するユーザに知らせるための信号等を情報読取装置10に送信する。
次いで、判定部358によって本人認証が成功すると、決済許可部359は、判定部358の判定結果に基づいて、特定された商品について購入決済を許可する処理を実行する(ステップS211)。
すなわち、本人により買い物が行われようとしていると判定した場合、決済許可部359は、決済を行う処理に進むことを許可する。
次いで、決済許可部359は、情報読取装置10と連動し、当該情報読取装置10から送信された決済方法に関する情報を受信する(ステップS212)。
次いで、住所情報特定部360は、ユーザ情報DB341を参照し、検出されたユーザ特定情報に対応する住所情報を特定する処理を実行する(ステップS213)。
例えば、検出されたユーザIDが「101」である場合、住所情報特定部360は、ユーザ情報DB341を参照し、ユーザID「101」に対応する住所「東京都新宿区市谷加賀屋町・・・」を特定する。
そして、発送指令情報送信部361は、特定された住所情報の住所に許可された商品を配送する指令を送信する処理を実行し(ステップS214)、本動作を終了させる。
なお、配送センターでは、発送指令情報送信部361から送信された情報に基づき、ユーザによって購入された商品が発送されたか、未発送であるかの管理が行われる。管理は、図7に示した発送管理情報DB345に基づいて行われる。図7に示した発送管理情報DB345のように、例えば、ユーザにより購入された商品が未発送である場合、発送完了フラグは、「0」、ユーザにより購入された商品が発送済みである場合、発送完了フラグは、「1」、として管理される。
[6]変形例
[6.1]変形例1
上記実施形態においては、QRコード(登録商標)41にユーザIDが含まれており、情報読取装置10に設けられたカメラ11が撮像した画像データに基づいて、購入しようとしているユーザを特定している。
しかしながら、QRコード(登録商標)41には、チラシIDだけを形成し、ユーザの特定は、別の方法で行うようにシステムを構成することもできる。例えば、商品を購入する段階において、ユーザが自己を特定するためのユーザIDを入力したり、住所を入力したりして行ってもよい。また、クレジットカードを用いて決済する場合、クレジットカードの情報を利用してユーザを特定してもよい。
[6.2]変形例2
上述した実施形態においては、情報読取装置10の処理部15が、ユーザにより指示された感圧式タッチパネル12の座標(Xn、Yn)と、QRコード(登録商標)41の感圧式タッチパネル12の座標(Xo,Yo)とに基づいて、ユーザにより指し示されたチラシ40上の座標(Pn,Qn)を特定する処理まで実行している。ただし、情報読取装置10は、ユーザにより指し示された感圧式タッチパネル12の座標(Xn、Yn)と、QRコード(登録商標)41の感圧式タッチパネル12の座標(Xo,Yo)とを情報処理サーバ装置30に送信し、情報処理サーバ装置30がユーザにより指し示されたチラシ40上の座標(Pn,Qn)を特定する処理を実行するようにシステムを構成することもできる。
[6.3]変形例3
上記実施形態においては、情報記録媒体40として、例えば、紙媒体であるチラシ40が用いられ、このチラシ40には、商品に関する情報が印刷されると共に、チラシ40には、当該チラシ40を特定するためのチラシID及び当該チラシ40を用いることができるユーザを特定するためのユーザIDが形成されたQRコートが印刷されている。そして、情報読取装置10は、感圧式タッチパネル12とカメラ11とを備えており、感圧式タッチパネル12の押された位置と、カメラ11が撮像したチラシ40の画像データとに基づいて、購入しようとする商品及び購入しようとしているユーザを特定している。
しかし、情報記録媒体45としてのチラシ45には、商品に関する情報を表すドット46を印刷しておき、このドット46を例えばカメラが内蔵されたペン50で読み取ることによって商品、及びユーザを特定するようにシステムを構成することもできる。
変形例3における情報処理システム1Aの構成について図11を参照して説明する。なお、図11は、変形例3における情報処理システム1Aの構成を示すシステム構成図である。
変形例3の情報処理システム1Aは、情報読取装置10Aと、当該情報読取装置10Aにネットワーク20を介して接続された情報処理サーバ装置30と、情報読取装置10Aに読み取らせるための情報記録媒体45と、を備えている。
(情報記録媒体)
情報記録媒体45としては、紙媒体が用いられる。この情報記録媒体45には、商品の種類や価格等の商品情報が印刷される。また、情報記録媒体45には、商品に関する情報及び当該情報記録媒体45が用いられるユーザを特定するための情報がドット46として印刷される。
(情報読取装置)
情報読取装置10Aは、図11に示すように、カメラが内蔵されたペン50を備えている。このペン50は、内蔵されたカメラによって情報記録媒体45に印刷されたドット46を読み取る。情報読取装置10Aは、ペン50により読み取られた、ドット46により表された商品に関する情報及び当該情報記録媒体45が用いられるユーザを特定するための情報を情報処理サーバ装置30に送信する。この変形例3の情報処理システム1Aでは、ペン50によって読み取られたドット46により表された情報に基づいて、図1に示した情報処理システム1と同様の処理を実行している。
なお、図11に示した情報読取装置10Aは、ペン50の他に、感圧式タッチパネル12を備えている。この感圧式タッチパネル12は、ペン50が読み取ったドット46の情報を確定する機能を有している。すなわち、ペン50がドット46の情報を読み取った後、ペン50で当該感圧式タッチパネルを押し付けることによって、読み取ったことを処理部15に知らせている。
ただし、ペン50だけで読み取ったドット46の情報を確定することができるように構成し、感圧式タッチパネルを設けないで、カメラを内蔵したペン50だけで情報読取装置10Aを構成することもできる。
[6.4]変形例4
情報処理サーバ装置30内に各DBを設け、これらのDBを情報処理サーバ装置30のみにおいて管理及び制御する構成とした。ただし、各DBの管理、制御主体は、各々、別個なコンピュータシステムを用いるようにしてもよい。
1,1A … 情報処理システム
10,10A … 情報読取装置
11 … カメラ
12 … 感圧式タッチパネル
15 … 処理部
20 … ネットワーク
30 … 情報処理サーバ装置
40,45 … 情報記録媒体(チラシ)
41 … 特定用コード(QRコード)(登録商標)
46 … ドット
50 … カメラ内蔵型ペン
310 … サーバ管理制御部
320 … 通信制御部
330 … ROM/RAM
340 … 記録装置
341 … ユーザ情報データベース
342 … 記録媒体情報データベース
343 … 商品情報データベース
350 … データ処理部
351 … データベース管理部
352 … 記録媒体情報検出部
353 … 位置情報検出部
354 … ユーザ情報検出部
355 … 商品特定部
356 … 進行処理情報検出部
357 … 認証コード検出部
358 … 判定部
359 … 決済許可部
360 … 住所情報特定部
361 … 発送指令情報送信部

Claims (6)

  1. ネットワークを介して接続された情報読取装置からの購入情報に基づいて商品の売買に関する情報を処理する情報処理装置であって、
    各ユーザに関する情報を特定するためのユーザ特定情報毎に、各ユーザを認証するための認証コードと、各ユーザの住所情報と、が登録されたユーザ情報データベースを管理するユーザ情報データベース管理手段と、
    商品に関する商品情報が記録された記録媒体を特定するための記録媒体特定情報であって、当該記録媒体の所定の位置に記録された記録媒体特定情報毎に、前記商品情報が記録された当該情報記録媒体上の範囲に関する範囲情報と、前記商品情報に関する商品を特定するための商品特定情報と、が関連付けて登録された記録媒体情報データベースを管理する記録媒体情報データベース管理手段と、
    前記情報読取装置から送信された前記記録媒体特定情報、前記ユーザ特定情報、及びユーザによって特定された前記記録媒体上の位置を特定するための位置情報を取得するための取得手段と、
    取得された前記位置情報に基づいて、前記記録媒体情報データベースに記憶された範囲情報を参照して商品を特定するための商品特定手段と、
    前記情報読取装置から送信された認証コードに基づいてユーザ情報データベースを参照し、前記特定されたユーザ特定情報に対応する住所情報を特定する住所情報特定手段と、
    前記特定された住所情報に基づいて前記特定された商品を配送するための商品配送情報を提供する提供手段と、を備えている情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記商品を販売することが可能な有効期限が当該商品毎に登録された商品情報データベースを管理する商品情報データベース管理手段と、
    前記位置情報を受信した日時を検出する検出手段と、
    検出された日時が前記有効期限内か否かを判定する判定手段と、
    前記日時が前記有効期限を過ぎているときに、当該日時が前記有効期限を過ぎていることを前記ユーザに報知し、該当する特定された商品を前記ユーザに配送するための前記商品配送情報の提供を中止する報知手段と、
    を更に備えている、情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
    前記記録媒体特定情報と前記ユーザ特定情報とが単一の情報コードによって構成されている、情報処理装置。
  4. コンピュータによって、ネットワークを介して接続された情報読取装置からの購入情報に基づいて商品の売買に関する情報を処理するためプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    各ユーザに関する情報を特定するためのユーザ特定情報毎に、各ユーザを認証するための認証コードと、各ユーザの住所情報と、が登録されたユーザ情報データベースを管理するユーザ情報データベース管理手段、
    商品に関する商品情報が記録された記録媒体を特定するための記録媒体特定情報であって、当該記録媒体の所定の位置に記録された記録媒体特定情報毎に、前記商品情報が記録された当該情報記録媒体上の範囲に関する範囲情報と、前記商品情報に関する商品を特定するための商品特定情報と、が関連付けて登録された記録媒体情報データベースを管理する記録媒体情報データベース管理手段、
    前記情報読取装置から送信された前記記録媒体特定情報、前記ユーザ特定情報及びユーザによって特定された前記記録媒体上の位置を特定するための位置情報を取得するための取得手段、
    取得された前記位置情報に基づいて、前記記録媒体情報データベースに記憶された範囲情報を参照して商品を特定するための商品特定手段、
    前記情報読取装置から送信された認証コードに基づいてユーザ情報データベースを参照し、前記特定されたユーザ特定情報に対応する住所情報を特定する住所情報特定手段、及び
    前記特定された住所情報に基づいて前記特定された商品を配送するための商品配送情報を提供する提供手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  5. 所定の情報を読みとる情報読取装置と、当該情報読取装置とネットワークを介して接続され、前記情報読取装置から送信された購入情報に基づいて所定の情報を処理する情報処理システムであって、
    各ユーザに関する情報を特定するためのユーザ特定情報毎に、各ユーザを認証するための認証コードと、各ユーザの住所情報と、が登録されたユーザ情報データベースを管理するユーザ情報データベース管理手段と、
    商品に関する商品情報が記録された記録媒体を特定するための記録媒体特定情報であって、当該記録媒体の所定の位置に記録された記録媒体特定情報毎に、前記商品情報が記録された当該情報記録媒体上の範囲に関する範囲情報と、前記商品情報に関する商品を特定するための商品特定情報と、が関連付けて登録された記録媒体情報データベースを管理する記録媒体情報データベース管理手段と、
    前記情報読取装置から送信された前記記録媒体特定情報、前記ユーザ特定情報及びユーザによって特定された前記記録媒体上の位置を特定するための位置情報を取得するための取得手段と、
    取得された前記位置情報に基づいて、前記記録媒体情報データベースに記憶された範囲情報を参照して商品を特定するための商品特定手段と、
    前記情報読取装置から送信された認証コードに基づいてユーザ情報データベースを参照し、前記特定されたユーザ特定情報に対応する住所情報を特定する住所情報特定手段と、
    前記特定された住所情報に基づいて前記特定された商品を配送するための商品配送情報を提供する提供手段と、を備えていることを特徴とする情報処理システム。
  6. 請求項5に記載の情報処理システムにおいて、
    前記情報読取装置は、
    前記記録媒体を載置させる載置手段と、
    前記記録媒体が載置された状態で前記記録媒体特定情報及び前記ユーザ特定情報を読み取るための第1情報読取手段と、
    前記記録媒体が載置された状態でユーザによって特定された前記記録媒体上の位置を特定するための位置情報を読み取るための第2位置情報読取手段と、
    を更に備えている、情報処理システム。
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