JP2023113524A - 分散安定化剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】タマリンドガムとアクリル酸系ポリマーを調整することで、分散安定性に優れ、かつ、使用中のコク感、使用後のべたつきのなさを良好とする分散安定化剤および皮膚外用剤を提供する。【解決手段】次の成分(A)および成分(B)、(A)タマリンドガム0.02~0.5質量%(B)アクリル酸系ポリマー0.1~0.5質量%を含有する分散安定化剤。【選択図】なし

Description

本発明は、分散安定化剤に関する。
従来より、クリーム状、ゲル状、乳液状、液体状などの剤型を有する化粧料において、乳化物の分散安定性や、粉体等を配合する場合にはその分散安定性が求められている。製剤の、乳化安定性の向上や、粉体等を配合する場合の分散安定性を向上させるには、高分子増粘剤を使用し粘度を調整している。上記高分子としては、例えば、カルボキシビニルポリマーやアルキル変性カルボキシビニルポリマー又はそれらの塩が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000-256161号公報
しかしながら、上記のカルボキシビニルポリマー等は、優れた増粘性を与えるために、化粧料などに使われる汎用的な増粘剤であるが、分散体の分散安定性を高めるために高分子の添加濃度を上げていくと、化粧料の使用後にべたつき感が生じ、使用感が悪くなる場合があった。加えて、上記高分子では、使用中のコク感の付与が乏しく、使用中の充実感においても不十分であるという問題がある。
よって本発明では、分散体の分散安定性を長期で維持できる粘度を付与しながらも、使用中のコク感といった充実感や、使用後のべたつきのない、使用感に優れる分散安定化剤を提供することを目的とする。
かかる事情を鑑み、本発明者は鋭意研究の結果、タマリンドガムとアクリル酸系ポリマーを含有する分散安定化剤が、分散体の分散安定性に優れ、かつ、化粧料等の皮膚外用剤に配合した場合の使用中のコク感、使用後のべたつきのなさが良好であることを見出した。
すなわち本発明は、以下に関するものである。
[1]次の成分(A)および成分(B)、
(A)タマリンドガム0.02%~0.5質量%
(B)アクリル酸系ポリマー0.1%~0.5質量%
を含有する分散安定化剤である。
[2]
前記成分(A)と前記成分(B)の質量割合比(A/B)が0.04~5.0である分散安定化剤である。
[3]
前記成分(A)と前記成分(B)を含有する分散安定化剤を含む化粧料である。
[4]
前記成分(A)と前記成分(B)を含有する分散安定化剤を含む皮膚外用剤である。
本発明により、分散安定性に優れ、かつ、使用中のコク感、使用後のべたつきのなさを良好とする分散安定化剤、化粧料および皮膚外用剤を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態のみには限定されない。本明細書において、範囲を示す「X~Y」は、XおよびYを含み、「X以上Y以下」を意味する。
(成分(A):タマリンドガム)
本発明で用いられる(A)タマリンドガムは、タマリンド種子を分離精製して得られる多糖で、主鎖はグルコース、側鎖はキシロースとガラクトースで構成されたキシログルカンと呼ばれる水溶性高分子多糖類である。平均分子量は約47万が好ましい。
本発明における成分(A)の含有量は、分散体の分散安定性や使用中のコク感、使用後のべたつきのなさの観点から、分散安定化剤中0.02~0.5質量%(以下、単に「%」と表記する)の範囲であり、0.04~0.3%の範囲であることがより好ましい。
(成分(B):アクリル酸系ポリマー)
本発明に用いられる成分(B)アクリル酸系ポリマーは、特に限定されず、アルカリ剤を併用(好適には中和)することによってゲルを形成するものが好ましく、原料として配合するとき塩の形態でもよい。前記アクリル酸系ポリマーは、一般に水溶性のアルカリ増粘型ポリマーと称せられるものを用いる。
前期アクリル酸系ポリマーは、モノマー成分としてC=C-COOH骨格を含む原料モノマーを重合又は共重合させて得られるポリマーであることがさらに好ましい。
前記アクリル酸系ポリマーを得るための前記原料モノマーとしては、特に限定されないが、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ビニル酢酸、チグリン酸、2-トリフルオロメチルアクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、メサコン酸、グルコン酸等のカルボン酸類;2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、アクリロイルジメチルタウリン等のスルホン酸類及びこれらのアンモニウム塩、アルカリ金属塩、アルキルアミン塩等の塩、アクリル酸アルキル、アクリル酸ポリエチレングリコール、アクリル酸ジメチコン等のエステルが挙げられる。
前記原料モノマーのうち、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、アクリロイルジメチルタウリンから選択される1種又は2種以上の組み合わせが好適である。
本発明のアクリル酸系ポリマーは、前記原料モノマーのなかから1種又は2種以上を選択して使用することができる。
前記アクリル酸系ポリマーの原料モノマーとして、アクリル酸モノマーを使用することが好適であり、主たる成分とすることがより好適であり、具体的にはポリマー中のアクリル酸モノマーの構成単位の量は、好ましくは40モル%以上、より好ましくは50モル%以上である。
メタクリル酸系ポリマーが、メタクリル酸及び当該メタクリル酸と共重合可能なモノマーのコポリマーである場合、モノマー全量に対するメタクリル酸の割合は、好ましくは40モル%以上100モル%未満、より好ましくは70モル%以上100モル%未満である。
このようなアクリル酸系ポリマーとしては、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、アクリルアミドと2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸の架橋コポリマー、アクリル酸と2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸の架橋コポリマー、アクリル酸とアクリル酸アルキルエステルの共重合体、アクリル酸・アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルの共重合体、アクリル酸・メタクリル酸及びアクリル酸アルキルエステルの共重合体、アクリル酸・アクリル酸アルキルエステル及びアクリル酸ポリエチレングリコールエステルの共重合体、アクリル酸・メタクリル酸アルキルエステル及びアクリル酸(ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル)エステルの共重合体、アクリル酸・メタクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸(ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル)エステルの共重合体、イタコン酸・アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸(ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル)エステルの共重合体、アクリル酸・アクリル酸アルキルエステル及びイタコン酸(ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル)エステルの共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体、アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン共重合体、アクリルアミド・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体等が挙げられるが、これに限定されない。また、これらアクリル酸系ポリマーから1種又は2種以上を選択して使用することができる。
前記成分(B)アクリル酸系ポリマーの市販品として、以下のものが挙げられるが、これに限定されず、また市販品から1種又は2種以上を選択して使用することができる。
前記成分(B)の一例であるカルボキシビニルポリマーの市販品としては、例えばカーボポール940、カーボポール941、カーボポール980、カーボポール981(以上、LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)、アキュペックHV-501、アキュペックHV-504(以上、住友精化社製)等が挙げられる。
前記成分(B)の一例であるアルキル変性カルボキシビニルポリマーの市販品として、例えば、カーボポール1342、カーボポール1382(以上、LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)、ペミュレンTR-1、ペミュレンTR-2(以上、LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)等が挙げられる。なお、アルキル変性カルボキシビニルポリマーは、アクリル酸とメタクリル酸アルキル(好ましくはアルキル基の炭素数8~30(より好適には炭素数10~30))との共重合体である。
前記成分(B)の一例であるアクリルアミドと2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸の架橋コポリマーの分散物の市販品としては、例えば、セピゲル305、セピゲル501(以上、SEPPIC社製)等が挙げられる。
前記成分(B)の一例であるアクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン共重合体の分散物の市販品としては、SIMULGEL EG QD(SEPPIC社製)等が挙げられる。
前記成分(B)の一例であるアクリル酸ヒドロキシエチル・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体の分散物の市販品としては、SIMULGEL NS、SIMULGEL FL(以上、SEPPIC社製)等が挙げられる。
前記成分(B)アクリル酸系ポリマーのうち、カルボキシビニルポリマー(カルボマーともいう)、アルキル変性カルボキシビニルポリマーから選択される1種又は2種以上のものが、分散体の分散安定性の観点からより好ましい。
また、本発明で用いられる成分(B)のアクリル酸系ポリマーは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属塩;アンモニア、トリエタノールアミン等のアミン塩;L-アルギニン、L-リジン等のアミノ酸塩等の中和剤で分散安定化剤を得る際に反応や中和し増粘させて用いてもよいし、中和剤で反応や中和させたものを原料として用いても良い。
本発明における成分(B)の含有量は、分散体の分散安定性、使用後のべたつきのなさの観点から、分散安定化剤中0.1~0.5質量%の範囲でとする。0.15~0.3%の範囲であることがより好ましい。
また本発明において、成分(A)と成分(B)の含有質量割合(A)/(B)は、分散体の分散安定性や使用中のコク感、使用後のべたつきのなさの観点から、分散安定化剤中0.04~5.0の範囲であることが好ましく、0.1~3.5の範囲であることがより好ましく、0.2~2.0の範囲であることがさらに好ましい。
本発明の分散安定化剤に、油や粉体などの分散体を配合することで分散体による使用性や肌効果を発揮することができる。
本発明で用いられる分散体は、特に限定はされないが、例えば、平均粒子径が1~20mm程度の視認可能なカプセル(以下、可視化カプセルと表記)や、ベシクルのような分子構造体、O/W型エマルション、あるいは粉体等が挙げられる。可視化カプセルの例としては、特願2018-537406、特願2018-236280に記載されているカプセル等が挙げられる。
また本発明の分散安定化剤は、本発明の効果を妨げない範囲で、通常の皮膚外用剤として化粧料や医薬部外剤に配合される成分を用いることができる。このような成分として、具体的には、アルコール類、皮膜形成剤、界面活性剤、油溶性ゲル化剤、有機変性粘土鉱物、樹脂、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤、香料、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、皮膚有効成分等が挙げられる。
以上のようにして得られた本発明の分散安定化剤は、化粧料、医薬部外品などの皮膚外用剤とすることができ、例えば、乳液、クリーム、アイクリーム、美容液、マッサージ料、パック料、ハンドクリーム、ボディローション、ボディクリーム、化粧用下地化粧料、日焼け止め料等の化粧料、外用ゲル剤、クリーム剤、軟膏剤、リニメント剤、ハップ剤、硬膏剤等の皮膚外用剤等を例示することができる。またその使用法は、手や指で使用する方法、コットンや不織布等に含浸させて使用する方法等が挙げられる。
以下、本発明を実施例等により更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例等に何ら限定されるものではない。
実施例1~7及び比較例1~7:分散安定化剤
下記製造方法に従って、表1に示す組成の分散安定化剤を調製した。得られた各試料について、下記の評価方法及び判定基準により「分散剤の分散安定性」、「使用中のコク感」、「使用後のべたつきのなさ」について評価した。結果を合わせて表1に示す。
注1 カーボポール1382(LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)
注2 カーボポール980(以上、LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)
注3 SIMULGEL EG QD(SEPPIC社製)
注4 グリロイド6C(大日本住友製薬株式会社製)
注5 GRINSTED XANTHAN CLEAR 80(DANISCC社製)
(製造方法)
A:成分(1)~(7)を80℃に加熱し、均一に混合する。
B:成分(8)を成分(9)の一部に均一溶解させる。
C:成分(9)を80℃に加熱する。
D:AにCを徐々に添加し、デスパミキサーにて混合攪拌する。
E:Dを室温まで冷却後、Bを添加し、デスパミキサーにて混合攪拌する。
F:Eに成分(10)を添加し、パドルミキサーにて混合攪拌し、分散安定化剤を得た。
成分10の可視化カプセルは寒天、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、BG、エタノール、フェノキシエタノール、水を配合し、公知の製造工程(例えば特願2018-537406)を利用して製造した。
(評価方法1:分散体の分散安定性)
各試料について、5号規格ビンに充填し、50℃恒温下で1カ月保管後、各試料中の分散体が沈降や浮遊、凝集等がなく均一分散されているか、目視にて評価を行い、下記の判断基準を用いて判定した。
[判定基準]
(評価) :(判定)
分散体の沈降や浮遊、凝集等がほとんど確認されなかない :◎
分散体の沈降や浮遊、凝集等が少し確認される :〇
分散体の沈降や浮遊、凝集等が多く確認される :×
(評価方法2:使用中のコク感)
20~50歳の化粧品評価専門パネル25名により、1日2回、朝晩の洗顔後に、各試料を1g程度、手にとり、1つの試料を半顔に塗布してもらい、残りの半顔には別試料を塗布してもらい、同時に2つの試料の使用試験を行った。使用中のコク感(試料を塗布したときに感じる化粧料の層の感触)を、下記の評価基準にて5段階で評価し、更にパネルによる各試料の評点の平均値を、下記の判定基準を用いて判定した。
[評価基準]
(評価結果):(評 点)
非常に良好 : 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
[判定基準]
(判 定):(評点の平均点)
◎:4.5以上
○:3.5以上~4.5未満
△:1.5以上~3.5未満
×:1.5未満
(評価方法3:使用後のべたつきのなさ)
使用後のべたつきのなさについては、摩擦抵抗力を用いて評価した。摩擦抵抗力の低い程、滑らかでべたつきのない塗布膜を形成することを示す。摩擦抵抗力の測定は、例えば、静・動摩擦測定器TL201Tt(トリニティーラボ社製)を使用する事ができる。人工皮膚模型(商品名バイオスキンプレート、ビューラックス社製)に、各試料を5mg/cm2となるように均一に塗布し、30℃の恒温槽にて30分乾燥させてできた塗布膜について、触覚接触子(接触面積:1cm×1.5cm;トリニティラボ社製)を用いて垂直方向に荷重50gをかけた状態で、人工皮膚模型上を水平方向に動かす時(速度:50mm/秒)の摩擦抵抗力(gf)を測定した。判定は、下記の判定基準により行った。
[判定基準]
(判 定)
◎:65gf未満
○:65gf以上~70gf未満
△:70gf以上~75gf未満
×:75gf以上
(結果)
表1から明らかなように、実施例1~7の分散安定化剤はいずれも、分散体の分散安定性に優れ、使用中のコク感、使用後のべたつきのなさにも優れることが分かった。
これに対して、成分(A)を含有しない比較例1は、使用中のコク感、使用後のべたつきのなさが優れなかった。
成分(B)を含有しない比較例2は、分散体の分散安定性、使用中のコク感、使用後のべたつきのなさが優れなかった。
成分(A)の含有量が0.02%未満である比較例3は、使用中のコク感、使用後のべたつきのなさが優れなかった。
成分(A)の含有量が0.5%を超える比較例4は、粘性が高すぎるために製造時の均一分散が不可能であったという観点において、分散体の分散安定性が優れなかった。
成分(B)の含有量が0.1%未満である比較例5は、分散体の分散安定性、使用中のコク感が優れなかった。
成分(B)の含有量が0.5%を超える比較例6は、粘性が高すぎるために製造時の均一分散が不可能であったという観点において、分散体の分散安定性が優れず、使用後のべたつきのなさも優れなかった。
成分(A)を含有せずに、代わりにキサンタンガムを含有した比較例7は、使用中のコク感、使用後のべたつきのなさ、使用中のコク感が優れなかった。
<実施例9 可視化カプセル配合ジェル状美容液>
(処方) [質量%]
(1)1,3-ブチレングリコール 10
(2)グリセリン 5
(3)ジプロピレングリコール 5
(4)ジグリセリン 0.5
(5)精製水 残量
(6)エデト酸二ナトリウム 0.05
(7)香料 0.2
(8)エタノール 10
(9)フェノキシエタノール 0.2
(10)イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油 注6 0.1
(11)PPG-6デシルテトラデセス-20 注7 0.1
(12)カルボキシビニルポリマー 注2 0.2
(13)タマリンドガム 注4 0.1
(14)カラギーナン 0.1
(15)トコフェロール 0.01
(16)クエン酸 0.02
(17)クエン酸Na 0.04
(18)水酸化Na 0.03
(19)精製水 10
(20)可視化カプセル 30
注6 EMALEX RWIS-150(日本エマルジョン社製)
注7 NILLOL PEN-4620(日本サーファクタント工業社製)
(製法)
A:成分(1)~(6)を室温で均一に溶解混合する。
B:成分(7)~(11)を室温で均一に溶解混合する。
C:成分(12)~(19)を室温で均一に溶解混合する。
D:AにBを添加混合する。
E:DにCを添加し均一に混合する。
F:Eに成分(20)を添加し、均一に混合することで美容液を得た。
成分(20)の可視化カプセルは 寒天、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、BG、エタノール、フェノキシエタノール、水を配合し、公知の製造方法(例えば特願2018-537406)を利用して製造した。
得られた美容液は、可視化カプセルの分散安定性に優れ、使用中のコク感、使用後のべたつきのなさにも優れるものであった。
なお、成分(B)に対する成分(A)の合比は、(A)/(B)=0.5であった。
<実施例10 ベシクル配合ジェル状美容液>
(処方) [質量%]
(1)リン脂質 3.0
(2)フィトステロール 0.5
(3)グリセリン 5
(4)1,3-ブチレングリコール 7.5
(5)水 40
(6)アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30)クロスポリマー 注10.1
(7)タマリンドガム 注4 0.4
(8)トコフェロール 0.02
(9)コハク酸 0.01
(10)コハク酸2Na 0.05
(11)水酸化Na 0.03
(12)エタノール 4.0
(13)水 残量
(製法)
A:成分(1)~(4)を80℃に加熱し、均一に混合する。
B:成分(5)を80℃に加熱する。
C:AにBを徐々に添加し、デスパミキサーにて分散する。
D:Cを室温まで冷却し、マイクロフルイダイザーにて高圧処理しベシクルを得た。
E:成分(6)~(13)を均一に混合する。
F:EにDを添加し、均一に混合することで美容液を得た。
得られた美容液は、ベシクルの分散安定性に優れ、使用中のコク感、使用後のべたつきのなさにも優れるものであった。
なお、成分(B)に対する成分(A)の合比は、(A)/(B)=4.0であった。
<実施例11 水中油型乳液>
(処方) [質量%]
(1)1,3-ブチレングリコール 5.0
(2)グリセリン 5.0
(3)精製水 残量
(4)モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.) 0.5
(5)セスキオレイン酸ソルビタン 0.1
(6)トリ(カプリル酸/カプリル酸)グリセリル 1.0
(7)α-オレフィンオリゴマー 1.0
(8)ホホバ種子油 0.5
(9)ワセリン 0.5
(10)ジメチルポリシロキサン(10CS) 0.5
(11)オクチルドデカノール 0.2
(12)セトステアリルアルコール 1.0
(13)ベヘニルアルコール 0.5
(14)カルボキシビニルポリマー 注2 0.1
(15)タマリンドガム 注4 0.15
(16)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)
コポリマー 注3 0.05
(17)水酸化ナトリウム 0.02
(18)リン酸一水素ナトリウム 0.02
(19)リン酸二水素ナトリウム 0.02
(20)精製水 10
(21)エタノール 5
(22)香料 0.1
(23)フェノキシエタノール 0.2
(製法)
A:成分(1)~(3)を75℃で均一に溶解混合する。
B:成分(4)~(13)を75℃で均一に溶解混合する。
C:AにBを70℃で添加しデスパミキサーにて撹拌し乳化する。
D:40℃まで冷却した後、Cに成分(14)~(23)を添加混合することで水中油型乳液を得た。
得られた美容液は、エマルションの分散安定性に優れ、使用中のコク感、使用後のべたつきのなさにも優れるものであった。
なお、成分(B)に対する成分(A)の質量配合比は、(A)/(B)=0.7であった。
<実施例 粉体配合日焼け止め料(水中油型)>
(処方) [質量%]
(1)1,3-ブチレングリコール 5
(2)グリセリン 5
(3)精製水 残量
(4)ベヘントリモニウムクロリド 0.1
(5)水添レシチン 0.5
(6)コレステロール 0.6
(7)フィトステロール 0.1
(8)ジメチコジエチルベンザルマロネート 1.2
(9)4-tert-ブチル-4´-メトキシ-ジベンゾイルメタン 2
(10)パラメトキシケイ皮酸2-エチルへキシル 7
(11)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2.5
(12)ステアリン酸硬化ヒマシ油 1
(13)ジカプリン酸プロピレングリコール 5
(14)オレイン酸エチル 0.3
(15)(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー 注8
0.4
(16)タマリンドガム 0.1
(17)トリエタノールアミン 0.4
(18)リン酸一水素ナトリウム 0.02
(19)リン酸二水素ナトリウム 0.02
(20)精製水 10
(21)エタノール 5
(22)酸化亜鉛 2
(23)香料 0.1
(24)フェノキシエタノール 0.2
注8 ペミュレンTR-2(LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)
(製法)
A:成分(1)~(3)を75℃で均一に溶解混合する。
B:成分(4)~(14)を75℃で均一に溶解混合する。
C:AにBを70℃で添加しデスパミキサーにて撹拌し乳化する。
D:40℃まで冷却後、前記Cに成分(15)~(24)を添加混合することで日焼け止め料(水中油型)を得た。
得られた日焼け止め料は、エマルション及び粉体の分散安定性に優れ、使用中のコク感、使用後のべたつきのなさにも優れるものであった。
なお、成分(B)に対する成分(A)の合比は、(A)/(B)=0.25であった。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)および成分(B)、
    (A)タマリンドガム0.02~0.5質量%
    (B)アクリル酸系ポリマー0.1~0.5質量%
    を含有する分散安定化剤。
  2. 前記成分(A)と前記成分(B)の質量割合比(A/B)が0.04~5.0である請求項1に記載の分散安定化剤。
  3. 請求項1~2のいずれかの項に記載の分散安定化剤を含む化粧料。
  4. 請求項1~2のいずれかの項に記載の分散安定化剤を含む皮膚外用剤。


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