JP2023113096A - 巻線フィルタ - Google Patents

巻線フィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2023113096A
JP2023113096A JP2022015268A JP2022015268A JP2023113096A JP 2023113096 A JP2023113096 A JP 2023113096A JP 2022015268 A JP2022015268 A JP 2022015268A JP 2022015268 A JP2022015268 A JP 2022015268A JP 2023113096 A JP2023113096 A JP 2023113096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
metal wire
layer
cup
outermost layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022015268A
Other languages
English (en)
Inventor
健司 鹿浦
Kenji Shikaura
航玖 南
Koki Minami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP2022015268A priority Critical patent/JP2023113096A/ja
Priority to PCT/JP2023/001067 priority patent/WO2023149178A1/ja
Publication of JP2023113096A publication Critical patent/JP2023113096A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D39/14Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/264Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

【課題】熱処理されていなくても、従来と同様の形状保持性を備えつつ、さらに容易に製造できる巻線フィルタを提供する。【解決手段】径方向へ複数層をなす金属線材91同士が重なり合って編目を有する筒状体に形成された巻線フィルタであって、複数層のうち最外層の金属線材91の終端部(接着部93)が、最外層に対して少なくとも径方向内側で隣接する層の一部に接着されること、いずれか一方の軸方向端部を介して内面側に引き込まれ、少なくとも最内層の一部に接着されること、または、いずれか一方の軸方向端部の一部に接着されること、によって接合しており、最外層の金属線材91の終端部(接着部93)の接合強度が5N以上であることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、車両等衝突時に乗員を保護する乗員保護装置に組み込まれるガス発生器用の巻線フィルタに関する。
従来、自動車等の乗員の保護の観点から、乗員保護装置であるエアバッグ装置が普及している。エアバッグ装置は、車両等衝突時に生じる衝撃から乗員を保護する目的で装備されるものであり、車両等衝突時に瞬時にエアバッグを膨張および展開させることにより、エアバッグがクッションとなって乗員の体を受け止めるものである。
ガス発生器は、このエアバッグ装置に組み込まれ、車両等衝突時にコントロールユニットからの通電によって点火器を発火し、点火器において生じる火炎によりガス発生剤を燃焼させて多量のガスを瞬時に発生させ、これによりエアバッグを膨張および展開させる機器である。
ガス発生器には、種々の構造のものが存在するが、運転席側エアバッグ装置や助手席側エアバッグ装置等に、特に好適に利用できるガス発生器として、外径が比較的大きい短尺略円柱状のディスク型ガス発生器がある。
ディスク型ガス発生器は、軸方向の両端が閉塞された短尺略円筒状のハウジングを有し、ハウジングの周壁部に複数のガス噴出口が設けられるとともに、ハウジングに組付けられた点火器に面するようにハウジングの内部に伝火薬が収容され、さらに当該伝火薬を囲うようにハウジングの内部にガス発生剤が充填され、当該ガス発生剤の周囲をさらに囲うようにフィルタがハウジングの内部に収容されてなるものである。
例えば特許文献1には、少なくとも一本の素線が筒状かつ網状に巻回されてなり、該素線の隣接部分同士が重なり合って形成されている複数の重なり部を備えてなる巻線型濾過部材であって、複数の前記重なり部は、前記隣接部分同士が固定されている二つ以上の固定部と、該隣接部分同士が固定されていない非固定部と、からなり、最外層と、該最外層と縮径方向において隣接する隣接層と、を構成する該素線の隣接部分同士から形成される該重なり部は、該非固定部を有することを特徴とする巻線型濾過部材(巻線フィルタ)が開示されている。
特許第5094047号公報
上記特許文献1の巻線フィルタは、熱処理されていない非焼結のものであるが、ガス発生器の組立時および作動時でも形状を保持するために、上述したように、重なり部に溶接による二つ以上の固定部が必要である。しかしながら、近年では、ガス発生器の組立時および作動時でも形状を保持できるとともに、さらに容易に製造できる非焼結の巻線フィルタが望まれている。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、熱処理されていなくても、従来と同様の形状保持性を備えつつ、さらに容易に製造できる巻線フィルタを提供することを目的とする。
(1) 本発明は、径方向へ複数層をなす少なくとも一本の素線同士が重なり合って編目を有する筒状体に形成された非焼結の巻線フィルタであって、前記複数層のうち最外層の前記素線の終端部が、前記最外層に対して少なくとも径方向内側で隣接する層の一部に接着されること、いずれか一方の軸方向端部を介して内面側に引き込まれ、少なくとも最内層の一部に接着されること、または、いずれか一方の軸方向端部の一部に接着されること、によって接合しており、前記終端部の接合強度が5N以上であることを特徴とする。
(2) 上記(1)のガス発生器においては、前記接着が溶接による接着であり、前記終端部の接合強度は溶接強度であることが好ましい。
(3) 別の観点として、本発明は、径方向へ複数層をなす少なくとも一本の素線同士が重なり合って編目を有する筒状体に形成された非焼結の巻線フィルタであって、前記複数層のうち最外層の前記素線の終端部が、前記最外層に対して径方向内側で隣接する層(以下、隣接層)の一部に接着されることによって接合しており、前記終端部は、前記筒状体の軸方向の中間位置から前記筒状体の軸方向の一方の端部までの半分以内の長さの領域内、および、前記筒状体の軸方向の中間位置から前記筒状体の軸方向の他方の端部までの半分以内の長さの領域内のうち、いずれかの位置において前記隣接層に接合されていることを特徴とするものであってもよい。
(4) 上記(1)~(3)のガス発生器において、前記筒状体の軸方向の両端部のうち少なくとも一方の端部の角部が、側視で丸みを帯びた形状に形成されていることが好ましい。
(5) 上記(4)のガス発生器において、前記丸みを帯びた形状は、少なくとも前記素線が2線並列することによって形成されていることが好ましい。
(6) 上記(4)または(5)のガス発生器において、前記丸みを帯びた形状に形成されている前記端部の端面における前記素線は、前記筒状体の軸方向に対して略直角方向の面に沿って配設されていることが好ましい。
本発明によれば、熱処理されていなくても、従来と同様の形状保持性を備えつつ、さらに容易に製造できる巻線フィルタを提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るディスク型ガス発生器の概略断面図である。 図1のディスク型ガス発生器の巻線フィルタの模式図であって、(a)が上視図、(b)が側視図である。 図2の巻線フィルタの終端部の拡大図である。 図2の巻線フィルタの変形例の模式図であって、素線の終端を接合する位置を示す斜視図である。 図2の巻線フィルタの溶接部が受ける荷重計算の説明をするための図であって、(a)が接着部が受ける荷重を計算するための円筒モデルを示す斜視図、(b)が(a)の一部切り取り拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る巻線フィルタの一端部から他端部にわたって2回巻きした場合の模式図であって、組立時に発生する事象を説明するための図である。 (a)が本発明の第2実施形態に係るガス発生器の間隙部を説明するための断面図、(b)が(a)における巻線フィルタの一部拡大図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る巻線フィルタの一端部から他端部にわたって3回巻きした場合の模式図であって、組立時に発生する事象を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係るディスク型ガス発生器の概略断面図である。 図8のディスク型ガス発生器の巻線フィルタの側面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態は、自動車のステアリングホイール等に搭載されるエアバッグ装置に好適に組み込まれるディスク型ガス発生器に本発明の巻線フィルタを適用したものである。
図1は、本発明の実施形態におけるディスク型ガス発生器100の概略図である。まず、この図1を参照して、本実施の形態におけるディスク型ガス発生器100の構成について説明する。
図1に示すように、ディスク型ガス発生器100は、軸方向の一端および他端が閉塞された短尺略円筒状のハウジングを有しており、このハウジングの内部に設けられた収容空間に、内部構成部品としての保持部30、点火器40、カップ状部材50、伝火薬59、ガス発生剤61、下側支持部材70、上側支持部材80、クッション材85およびフィルタ90(巻線フィルタ)等が収容されてなるものである。また、ハウジングの内部に設けられた収容空間には、上述した内部構成部品のうちのガス発生剤61が主として収容された燃焼室60が位置している。
ハウジングは、下部側シェル10および上部側シェル20を含んでいる。下部側シェル10および上部側シェル20の各々は、たとえば圧延された金属製の板状部材をプレス加工することによって形成されたプレス成形品からなる。下部側シェル10および上部側シェル20を構成する金属製の板状部材としては、たとえばステンレス鋼や鉄鋼、アルミニウム合金、ステンレス合金等からなる金属板が利用され、好適には440[MPa]以上780[MPa]以下の引張応力が印加された場合にも破断等の破損が生じないいわゆる高張力鋼板が利用される。
下部側シェル10および上部側シェル20は、それぞれが有底略円筒状に形成されており、これらの開口面同士が向き合うように組み合わされて接合されることによってハウジングが構成されている。下部側シェル10は、底板部11と周壁部12とを有しており、上部側シェル20は、天板部21と周壁部22とを有している。
下部側シェル10の周壁部12の上端は、上部側シェル20の周壁部22の下端に挿入されることで圧入されている。さらに、下部側シェル10の周壁部12と上部側シェル20の周壁部22とが、それらの当接部またはその近傍において接合されることにより、下部側シェル10と上部側シェル20とが固定されている。ここで、下部側シェル10と上部側シェル20との接合には、電子ビーム溶接やレーザ溶接、摩擦圧接等が好適に利用できる。
これにより、ハウジングの周壁部のうちの底板部11寄りの部分は、下部側シェル10の周壁部12によって構成されており、ハウジングの周壁部のうちの天板部21寄りの部分は、上部側シェル20の周壁部22によって構成されている。また、ハウジングの軸方向の一端および他端は、それぞれ下部側シェル10の底板部11および上部側シェル20の天板部21によって閉塞されている。
下部側シェル10の底板部11の中央部には、天板部21側に向かって突出する突状筒部13が設けられており、これにより下部側シェル10の底板部11の中央部には、窪み部14が形成されている。突状筒部13は、保持部30を介して点火器40が固定される部位であり、窪み部14は、保持部30に雌型コネクタ部34を設けるためのスペースとなる部位である。
突状筒部13は、有底略円筒状に形成されており、その天板部21側に位置する軸方向端部には、平面視した状態において非点対称形状(たとえばD字状、樽型形状、長円形状等)の開口部15が設けられている。当該開口部15は、点火器40の一対の端子ピン42が挿通される部位である。
点火器40は、火炎を発生させるためのものであり、点火部41と、上述した一対の端子ピン42とを備えている。点火部41は、その内部に、作動時において着火して燃焼することで火炎を発生する点火薬と、この点火薬を着火させるための抵抗体とを含んでいる。一対の端子ピン42は、点火薬を着火させるために点火部41に接続されている。
より詳細には、点火部41は、カップ状に形成されたスクイブカップと、当該スクイブカップの開口端を閉塞し、一対の端子ピン42が挿通されてこれを保持する塞栓とを備えており、スクイブカップ内に挿入された一対の端子ピン42の先端を連結するように抵抗体(ブリッジワイヤ)が取付けられ、この抵抗体を取り囲むようにまたはこの抵抗体に近接するようにスクイブカップ内に点火薬が装填された構成を有している。
ここで、抵抗体としては一般にニクロム線等が利用され、点火薬としては一般にZPP(ジルコニウム・過塩素酸カリウム)、ZWPP(ジルコニウム・タングステン・過塩素酸カリウム)、鉛トリシネート等が利用される。なお、上述したスクイブカップおよび塞栓は、一般に金属製またはプラスチック製である。
衝突を検知した際には、端子ピン42を介して抵抗体に所定量の電流が流れる。抵抗体に所定量の電流が流れることにより、抵抗体においてジュール熱が発生し、点火薬が燃焼を開始する。燃焼により生じた高温の火炎は、点火薬を収納しているスクイブカップを破裂させる。抵抗体に電流が流れてから点火器40が作動するまでの時間は、抵抗体にニクロム線を利用した場合に一般に2[ms]以下である。
点火器40は、突状筒部13に設けられた開口部15に端子ピン42が挿通するように下部側シェル10の内側から挿入された状態で底板部11に取付けられている。具体的には、底板部11に設けられた突状筒部13の周囲には、樹脂成形部からなる保持部30が設けられており、点火器40は、当該保持部30によって保持されることにより、底板部11に固定されている。
保持部30は、型を用いた射出成形(より特定的にはインサート成形)によって形成されるものであり、下部側シェル10の底板部11に設けられた開口部15を経由して底板部11の内表面の一部から外表面の一部にまで達するように絶縁性の流動性樹脂材料を底板部11に付着させてこれを固化させることによって形成されている。
射出成形によって形成される保持部30の原料としては、硬化後において耐熱性や耐久性、耐腐食性等に優れた樹脂材料が好適に選択されて利用される。その場合、エポキシ樹脂等に代表される熱硬化性樹脂に限られず、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂(たとえばナイロン6やナイロン66等)、ポリプロピレンスルフィド樹脂、ポリプロピレンオキシド樹脂等に代表される熱可塑性樹脂を利用することも可能である。これら熱可塑性樹脂を原材料として選択する場合には、成形後において保持部30の機械的強度を確保するためにこれら樹脂材料にガラス繊維等をフィラーとして含有させることが好ましい。しかしながら、熱可塑性樹脂のみで十分な機械的強度が確保できる場合には、上述の如くのフィラーを添加する必要はない。
保持部30は、下部側シェル10の底板部11の内表面の一部を覆う内側被覆部31と、下部側シェル10の底板部11の外表面の一部を覆う外側被覆部32と、下部側シェル10の底板部11に設けられた開口部15内に位置し、上記内側被覆部31および外側被覆部32にそれぞれ連続する連結部33とを有している。
保持部30は、内側被覆部31、外側被覆部32および連結部33のそれぞれの底板部11側の表面において底板部11に固着している。また、保持部30は、点火器40の点火部41の下方端寄りの部分の側面および下面と、点火器40の端子ピン42の上方端寄りの部分の表面とにそれぞれ固着している。
これにより、開口部15は、端子ピン42と保持部30とによって完全に埋め込まれた状態となり、当該部分におけるシール性が確保されることでハウジングの内部の空間の気密性が確保されている。なお、開口部15は、上述したように平面視非点対称形状に形成されているため、当該開口部15を連結部33で埋め込むことにより、これら開口部15および連結部33は、保持部30が底板部11に対して回転してしまうことを防止する回り止め機構としても機能する。
保持部30の外側被覆部32の外部に面する部分には、雌型コネクタ部34が形成されている。この雌型コネクタ部34は、点火器40とコントロールユニット(不図示)とを結線するためのハーネスの雄型コネクタ(図示せず)を受け入れるための部位であり、下部側シェル10の底板部11に設けられた窪み部14内に位置している。
この雌型コネクタ部34内には、点火器40の端子ピン42の下方端寄りの部分が露出して配置されている。雌型コネクタ部34には、雄型コネクタが挿し込まれ、これによりハーネスの芯線と端子ピン42との電気的導通が実現される。
また、保持部30によって覆われることとなる部分の底板部11の表面の所定位置に予め接着剤層が設けられてなる下部側シェル10を用いて上述した射出成形を行なうこととしてもよい。当該接着剤層は、上記底板部11の所定位置に予め接着剤を塗布してこれを硬化させること等により、その形成が可能である。
このようにすれば、底板部11と保持部30との間に硬化した接着剤層が位置することになるため、樹脂成形部からなる保持部30をより強固に底板部11に固着させることが可能になる。したがって、底板部11に設けられた開口部15を囲うように上記接着剤層を周方向に沿って環状に設けることとすれば、当該部分においてより高いシール性を確保することが可能になる。
ここで、底板部11に予め塗布しておく接着剤としては、硬化後において耐熱性や耐久性、耐腐食性等に優れた樹脂材料を原料として含むものが好適に利用され、たとえばシアノアクリレート系樹脂やシリコーン系樹脂を原料として含むものが特に好適に利用される。なお、上述の樹脂材料以外にも、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、ポリエステル系樹脂、アルキド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂、アクリロニトリルスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネイト系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、ポリブチレンテレフタラート系樹脂、ポリエチレンテレフタラート系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリフェニレンスルファイド系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエーテルサルフォン系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリエーテルエーテルケトン系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、液晶ポリマー、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム等を原料として含むものが、上述した接着剤として利用可能である。
なお、ここでは、樹脂成形部からなる保持部30を射出成形することで下部側シェル10に対する点火器40の固定を可能にした場合の構成例を例示したが、下部側シェル10に対する点火器40の固定に他の代替手段を用いることも可能である。
底板部11には、突状筒部13、保持部30および点火器40を覆うようにカップ状部材50が組付けられている。カップ状部材50は、底板部11側の端部が開口した有底略円筒状の形状を有しており、伝火薬59が収容される空間をその内部に含んでいる。カップ状部材50は、その内部に設けられた空間が点火器40の点火部41に面することとなるように、ガス発生剤61が収容された燃焼室60内に向けて突出して位置するように配置されている。
カップ状部材50は、頂壁部51と、当該頂壁部51の周縁から底板部11側に向けて延設された筒状の側壁部52と、当該側壁部52の底板部11側の端部である開口端から径方向外側に向けて延設された延設部53とを有している。
延設部53は、下部側シェル10の底板部11の内表面に沿って延びるように形成されている。具体的には、延設部53は、突状筒部13が設けられた部分およびその近傍における底板部11の内底面の形状に沿うように曲成された形状を有しており、その径方向外側の部分にフランジ状に延出する先端部54を含んでいる。
延設部53の先端部54は、ハウジングの軸方向に沿って底板部11と下側支持部材70との間に配置されており、これによりハウジングの軸方向に沿って底板部11と下側支持部材70とによって挟み込まれている。このため、カップ状部材50は、その延設部53の先端部54が下側支持部材70によって底板部11側に向けて押し付けられた状態となり、底板部11に対して固定されることになる。よって、カップ状部材50の固定にかしめ固定や圧入固定を利用せずとも、カップ状部材50が底板部11から脱落することが防止できる。
カップ状部材50は、側壁部52および頂壁部51のいずれにも開口を有しておらず、その内部に設けられた空間を取り囲んでいる。このカップ状部材50は、点火器40が作動することによって伝火室57内部の伝火薬59が着火された場合に、その内部の空間の圧力上昇や発生した熱の伝導に伴って破裂、変形または溶融するものである。
カップ状部材50の材質としては、ステンレス鋼や鉄鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレスやステンレス合金等の金属製の部材や、エポキシ樹脂等に代表される熱硬化性樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂(たとえばナイロン6やナイロン66等)、ポリプロピレンスルフィド樹脂、ポリプロピレンオキシド樹脂等に代表される熱可塑性樹脂等の樹脂製の部材からなるものが好適に利用される。特に、アルミニウムよりも機械的強度が比較的に高い、アルミニウム合金、または、ステンレス鋼、鉄鋼等の鉄系金属材料が好ましい。
なお、カップ状部材50の固定方法としては、上述した下側支持部材70を用いた固定方法に限られず、他の固定方法を利用してもよい。
伝火室57に充填された伝火薬59は、点火器40が作動することによって生じた火炎によって点火され、燃焼することによって熱粒子を発生する。伝火薬59としては、ガス発生剤61を確実に燃焼開始させることができるものであることが必要であり、一般的には、B/KNO3、B/NaNO3、Sr(NO32等に代表される金属粉/酸化剤からなる組成物や、水素化チタン/過塩素酸カリウムからなる組成物、B/5-アミノテトラゾール/硝酸カリウム/三酸化モリブデンからなる組成物等が用いられる。
伝火薬59は、粉状のものや、バインダによって所定の形状に成形されたもの等が利用される。バインダによって成形された伝火薬59の形状としては、たとえば顆粒状、円柱状、シート状、球状、単孔円筒状、多孔円筒状、タブレット状など種々の形状がある。
ハウジングの内部の空間のうち、上述したカップ状部材50が配置された部分を取り巻く空間には、ガス発生剤61が収容された燃焼室60が位置している。具体的には、上述したように、カップ状部材50は、ハウジングの内部に形成された燃焼室60内に突出して配置されており、このカップ状部材50の頂壁部51の外側表面に面する部分に設けられた空間ならびに側壁部52の外側表面に面する部分に設けられた空間が燃焼室60として構成されている。これにより、カップ状部材50の外側表面には、これに隣接してガス発生剤61が配置されることになる。
また、ガス発生剤61が収容された燃焼室60をハウジングの径方向に取り巻く空間には、ハウジングの内周に沿ってフィルタ90が配置されている。フィルタ90は、円筒状の形状を有しており、その中心軸がハウジングの軸方向と実質的に合致するように配置されている。
ガス発生剤61は、点火器40の作動時において、伝火薬59によって生じた熱粒子によって着火され、燃焼することによってガスを発生させる薬剤である。ガス発生剤61としては、非アジド系ガス発生剤を用いることが好ましく、一般に燃料と酸化剤と添加剤とを含む成形体としてガス発生剤61が形成される。
燃料としては、たとえばトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、グアニジン誘導体、アゾジカルボンアミド誘導体、ヒドラジン誘導体等またはこれらの組み合わせが利用される。具体的には、たとえばニトログアニジンや硝酸グアニジン、シアノグアニジン、5-アミノテトラゾール等が好適に利用される。
酸化剤としては、たとえば塩基性硝酸銅等の塩基性金属硝酸塩や塩基性炭酸銅等の塩基性金属炭酸塩、過塩素酸アンモニウム、過塩素酸カリウム等の過塩素酸塩、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、アンモニアから選ばれたカチオンを含む硝酸塩等が利用される。硝酸塩としては、たとえば硝酸ナトリウム、硝酸カリウム等が好適に利用される。
添加剤としては、バインダやスラグ形成剤、燃焼調整剤等が挙げられる。バインダとしては、たとえばポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースの金属塩、ステアリン酸塩等の有機バインダや、合成ヒドロタルサイト、酸性白土等の無機バインダが好適に利用可能である。また、この他にも、バインダとしては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、ニトロセルロース、微結晶性セルロース、グアガム、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、デンプン等の多糖誘導体や、二硫化モリブデン、タルク、ベントナイト、ケイソウ土、カオリン、アルミナ等の無機バインダも好適に利用可能である。スラグ形成剤としては、窒化珪素、シリカ、酸性白土等が好適に利用可能である。燃焼調整剤としては、金属酸化物、フェロシリコン、活性炭、グラファイト等が好適に利用可能である。
ガス発生剤61の成形体の形状には、顆粒状、ペレット状、円柱状等の粒状のもの、ディスク状のものなど様々な形状のものがある。また、円柱状のものでは、成形体内部に貫通孔を有する有孔状(たとえば単孔筒形状や多孔筒形状等)の成形体も利用される。これらの形状は、ディスク型ガス発生器100が組み込まれるエアバッグ装置の仕様に応じて適宜選択されることが好ましく、たとえばガス発生剤61の燃焼時においてガスの生成速度が時間的に変化する形状を選択するなど、仕様に応じた最適な形状を選択することが好ましい。また、ガス発生剤61の形状の他にもガス発生剤61の燃焼速度、圧力指数などを考慮に入れて成形体のサイズや充填量を適宜選択することが好ましい。
フィルタ90は、図2に示したように、径方向へ複数層をなす少なくとも一本の素線(たとえばステンレス鋼や鉄鋼等の金属線材91)同士が重なり合って編目を有する筒状体に形成されたものであって、焼結されていないものである。具体的には、フィルタ90は、金属線材91を軸部材となる円筒状のボビン(図示略)に所定のピッチ、巻幅及び交差角などを設定して螺旋状に巻きつけて編目を形成した後、そのボビンを抜くことにより中空円筒状に形成されたものである。また、熱処理することなく、当該複数層のうち最外層の金属線材91の終端部は、当該最外層に対して径方向内側で隣接層92の一部に接着されることによって接着部93(図3参照。図3では隣接層は不図示)において接合している。なお、最外層の金属線材91の終端部だけでなく、最外層の金属線材91の終端部以外のいずれかの部分のうち1箇所以上を隣接層92に接着しておいてもよい。これにより、仮に、最外層の金属線材91の終端部が外れてしまうことがあったとしても、フィルタ90を形成する金属線材91が解けてしまうことを防止できる。また、後述する他の実施形態および変形例におけるフィルタにおいても同様に、最外層の金属線材の終端部だけでなく、最外層の金属線材の終端部以外のいずれかの部分のうち1箇所以上を隣接層に接着しておいてもよい。
なお、上記接着の手段は、どのようなものでもよいが、溶接による接着が好ましい。ここで、溶接の手段および溶接位置としては、次のものも挙げられる。たとえば、フィルタ90A外面側において大電極で広範囲溶接(図4(a)の接着部93A参照)、フィルタ90B外面側において金属パッチで広範囲溶接(図4(b)の接着部93B参照)、フィルタ90C外径側から内径側にかけて貫通させる貫通溶接(図4(c)の接着部93C参照)、フィルタ90D外面側においてシームレス溶接(図4(d)の接着部93D参照)、フィルタ90E最外層の金属線材91の終端部を、軸方向端部を介して内面側に引き込んで最内層に溶接(図4(e)の接着部93E参照)、フィルタ90Fのいずれか一方の軸方向端部の一部に溶接(図4(f)の接着部93F参照)、などが挙げられる。
また、当該終端部(接着部93)の接合強度は5N以上であることが好ましいが、図3および図5を用いて以下にその理由を説明する。ここで、図5(a)は接着部93が受ける荷重を計算するための円筒モデル90G(フィルタ90に相当すると仮定)を示す図、(b)が(a)において点線で囲んだ部分の一部分90Hの切り取り拡大図である。
ガス発生器100は、フィルタ90の内側で発生したガスが、フィルタ90を介してガス噴出口23を通過して排出されるものである。したがって、ガス発生器100の作動中は、内部が外部雰囲気と平衡状態になるまで、フィルタ90は内径側から外部側に向けて圧力(内圧)を受けている状態となる。このとき、接着部93が受ける荷重を、上記圧力(内圧)を受ける場合の図5の円筒モデルに発生する応力(フープ応力)の計算式から算出してみる。
[円筒に発生する主応力]
σθ(円周方向応力:図5(b)の矢印方向に発生)=(D(内径:mm)×P(上限出力・高温作動時のフィルタ90の内外の差圧:MPa))/(2×T(フィルタ90の厚み:mm))
[接着部93が受ける荷重]
Fθ(図3の白抜き矢印方向に発生)=σθ×A(金属線材91の断面積:mm
ここで、金属線材91の径が0.4mmの場合において、条件によって接着部93が受ける荷重がどのように変化するか、上記計算式を用いて計算してみた。なお、フープ応力の計算式は、当該円筒モデルの円筒の断面に発生する応力を計算している。しかし、フィルタ90は巻線フィルタであることから、断面は粗い(密になっていない)ものであり、図5に示した均一な円筒よりも密度が低い状態を想定して、フープ応力の計算式を補正する必要がある。そこで、均一な円筒であった場合の重量に対するフィルタ90の実重量から密度比を算出し、その比率分、円筒の厚みが小さい(断面積が小さい状態)とすべく、厚みについて補正係数を設定している。条件(2パターン)および各結果は以下の表1の通りである。
Figure 2023113096000002
上記結果から、接着部93が受ける荷重について、発生ガスのモル数によってやや違いが生じることがわかるが、接着部93が約5Nの溶接強度を有していれば、作動時において接着部93が受ける荷重に耐えうることがわかる。したがって、接着部93の接合強度は5N以上であることが好ましい。これらの構成を備えたフィルタ90は、熱処理されていなくても、従来と同様の形状保持性を備えている。また、接着部93の接着だけでよいことから、フィルタ90は従来よりも容易に製造できる。
また、フィルタ90は、燃焼室60にて発生したガスがこのフィルタ90中を通過する際に、ガスが有する高温の熱を奪い取ることによってガスを冷却する冷却手段として機能するとともに、ガス中に含まれる残渣(スラグ)等を除去する除去手段としても機能する。したがって、ガスを十分に冷却しかつ残渣が外部に放出されないようにするためには、燃焼室60内にて発生したガスが確実にフィルタ90中を通過するようにすることが必要である。なお、フィルタ90は、ハウジングの周壁部を構成する下部側シェル10の周壁部12および上部側シェル20の周壁部22との間で所定の大きさの間隙部28が形成されることとなるように、当該周壁部12,22から離間して配置されている。
フィルタ90に対面する部分の上部側シェル20の周壁部22には、複数個のガス噴出口23が設けられている。この複数個のガス噴出口23は、フィルタ90を通過したガスをハウジングの外部に導出するためのものである。
また、上部側シェル20の周壁部22の内周面には、上記複数個のガス噴出口23を閉鎖するようにシール部材としての金属製のシールテープ24が貼り付けられている。このシールテープ24としては、片面に粘着部材が塗布されたアルミニウム箔等が好適に利用でき、当該シールテープ24によって燃焼室60の気密性が確保されている。
燃焼室60のうち、底板部11側に位置する端部近傍には、下側支持部材70が配置されている。下側支持部材70は、環状の形状を有しており、フィルタ90と底板部11との境目部分を覆うように、これらフィルタ90と底板部11とに実質的に宛がわれて配置されている。
下側支持部材70は、底板部11の内底面に沿うように底板部11に宛がわれた円環板状の基部71と、フィルタ90の底板部11寄りの内周面に当接する当接部72と、基部71から天板部21側に向けて立設された筒状の立設部73とを有している。当接部72は、基部71の外縁から延設されており、立設部73は、基部71の内縁から延設されている。立設部73は、カップ状部材50の延設部53を介して、下部側シェル10の突状筒部13の外周面と、保持部30の内側被覆部31の外周面とを覆っている。
下側支持部材70は、フィルタ90をハウジングに固定するための部材であるとともに、点火器40の作動時において、燃焼室60にて発生したガスがフィルタ90の内部を経由することなくフィルタ90の下端と底板部11との間の隙間から流出してしまうことを防止する流出防止手段としても機能する。そのため、下側支持部材70は、たとえば金属製の板状部材をプレス加工等することによって形成されており、好適には普通鋼や特殊鋼等の鋼板(たとえば、冷間圧延鋼板やステンレス鋼板等)からなる部材にて構成される。
燃焼室60のうち、天板部21側に位置する端部には、上側支持部材80が配置されている。上側支持部材80は、略円盤状の形状を有しており、フィルタ90と天板部21との境目部分を覆うように、これらフィルタ90と天板部21とに宛がわれて配置されている。これにより、上側支持部材80は、燃焼室60の上記端部近傍において、天板部21とガス発生剤61との間に位置している。
上側支持部材80は、天板部21に当接する基部81と、当該基部81の周縁から立設された当接部82とを有している。当接部82は、フィルタ90の天板部21側に位置する軸方向端部の内周面に当接している。
上側支持部材80は、フィルタ90をハウジングに固定するための部材であるとともに、点火器40の作動時において、燃焼室60にて発生したガスがフィルタ90の内部を経由することなくフィルタ90の上端と天板部21との間の隙間から流出してしまうことを防止する流出防止手段としても機能する。そのため、上側支持部材80は、たとえば金属製の板状部材をプレス加工等することによって形成されており、好適には普通鋼や特殊鋼等の鋼板(たとえば、冷間圧延鋼板やステンレス鋼板等)からなる部材にて構成される。
上側支持部材80の基部81の内側には、燃焼室60に収容されたガス発生剤61に接触するように、円環板状のクッション材85が配置されている。クッション材85は、成形体からなるガス発生剤61が振動等によって粉砕されてしまうことを防止する目的で設けられるものであり、好適にはセラミックスファイバの成形体やロックウール、発泡樹脂(たとえば発泡シリコーン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、発泡ウレタン等)、クロロプレンおよびEPDMに代表されるゴム等からなる部材にて構成される。
ここで、クッション材85は、燃焼室60の天板部21側の部分において天板部21とガス発生剤61との間に位置することになる。このため、クッション材85によって、ガス発生剤61が底板部11側に向けて押圧されることになる。
次に、図1を参照して、本実施の形態におけるディスク型ガス発生器100の組立作業の要領について説明する。
まず、下部側シェル10においては、樹脂成形部からなる保持部30として射出成形されることによって、点火器40が固定される。そして、内部に伝火薬59が収容されたカップ状部材50の側壁部52を、下部側シェル10の保持部30に圧入することにより固定する。次いで、下側支持部材70をカップ状部材50の延設部53の先端部54に載置させ、フィルタ90を下部側シェル10の内底面に向けて挿入配置する。
そして、フィルタ90の内側にガス発生剤61を充填し、上側支持部材80の基部81の内面にクッション材85を配置し、上側支持部材80をフィルタ90の上端部分に内挿する。この後、ガス噴出口23がシールテープ24によって閉塞された上部側シェル20を下部側シェル10に対してかぶせ、下部側シェル10と上部側シェル20とを溶接する。以上により、図1に示す構造のディスク型ガス発生器100の組み立てが完了する。
ここで、本実施の形態におけるディスク型ガス発生器100においては、カップ状部材50に開口が設けられていないため、カップ状部材50の内部に設けられた伝火室57に伝火薬59を充填する工程が非常に容易に行える。これは、ディスク型ガス発生器100の作動時において、カップ状部材の一部が、破裂、変形または溶融するようにカップ状部材50自体が機械的強度の低い脆弱な部材にて構成されているためである。すなわち、開口を有するカップ状部材を用いた場合に必要であった、伝火薬59を充填するためにカップ状部材に設けられた開口を閉塞する作業、例えば、アルミテープや閉塞板が不要になるため、製造工程を大幅に簡素化することができる。
次に、本実施の形態におけるディスク型ガス発生器100の動作について説明する。
図1を参照して、ディスク型ガス発生器100が搭載された車両が衝突した場合には、車両に別途設けられた衝突検知手段によって衝突が検知され、これに基づいて車両に別途設けられたコントロールユニットからの通電によって点火器40が作動する。伝火室57に収容された伝火薬59は、点火器40が作動することによって生じた火炎によって点火されて燃焼を開始する。
その際、点火器40が作動した直後においては、点火部41に装填されていた点火薬が急速に燃焼することによって点火部41のスクイブカップが破裂するとともに、当該点火薬が急速に燃焼することによって生じる熱が、伝火室57に充填された伝火薬59に伝播する。
続いて、上記推力がカップ状部材50の頂壁部51に達することにより、脆弱な部材からなるカップ状部材50は破裂、変形、又は溶融が生じる。このカップ状部材50の破裂、変形又は溶融は、点火薬が燃焼することによって生じる熱粒子による伝火薬59の着火よりも遅く発生する。ここで、カップ状部材50の伝火薬59は、点火薬が燃焼することによって生じる推力を受けてカップ状部材50の内部において飛散し、分散した状態となる。
そのため、短時間のうちにより点火器40から遠い位置にある伝火薬59についても熱粒子によって着火されてその燃焼を開始することになり、結果としてカップ状部材50の内部の空間の圧力上昇ならびに当該空間の温度上昇が大幅に促進されることとなる。その結果、短時間のうちにカップ状部材50が破裂、変形又は溶融することになり、伝火薬59が燃焼することによって生じた多量の熱粒子が、燃焼室60へと早期に流れ込むことになる。
このようにして、伝火薬59および伝火薬59によって生じた多量の熱粒子が燃焼室60に流れ込むことにより、燃焼室60に収容されたガス発生剤61が着火されて燃焼し、多量のガスが発生する。燃焼室60にて発生したガスは、フィルタ90の内部を通過し、その際、フィルタ90によって熱が奪われて冷却されるとともに、ガス中に含まれるスラグがフィルタ90によって除去されて間隙部28に流れ込む。
そして、ガス発生剤61が燃焼することで生じるハウジングの内部の空間の圧力上昇に伴い、上部側シェル20に設けられたガス噴出口23を閉鎖していたシールテープ24が開裂し、当該ガス噴出口23を介してガスがハウジングの外部へと噴出される。噴出されたガスは、ディスク型ガス発生器100に隣接して設けられたエアバッグの内部に導入され、当該エアバッグを膨張および展開する。
なお、カップ状部材50が鉄製又はステンレス製である場合は、カップ状部材50がアルミニウム製である場合に比べて強度が高いことから、伝火薬59の燃焼の初期段階では、カップ状部材50の破裂、変形又は溶融は生じない。この時、カップ状部材50の破裂、変形又は溶融が生じる所定時間が経過するまで、カップ状部材50の内圧は上昇する。そして、一定以上の内圧となってから、カップ状部材50が破裂、変形又は溶融することになる。そのため、カップ状部材50を鉄製又はステンレス製といった機械的強度の高い鉄系金属材料を使用して、機械的強度を上げることで、カップ状部材50の開裂時において十分に伝火薬59の燃焼を促進させ、カップ状部材50を開裂させることができる。このようなカップ状部材50の機械的強度の向上は、アルミニウム等の強度の低い金属を使用した場合でも、厚みを厚くすることで実現可能である。その場合の厚みとしては、0.4mm以上1.5mm以下が好ましく、0.6mm以上1.2mm以下がより好ましい。
以上において説明したように、接着部93の接着だけでよいことから、フィルタ90は従来よりも容易に製造できる。
また、接着部93の接合強度が5N以上である場合、フィルタ90は、熱処理されていなくても、従来と同様の形状保持性を備えることができる。特に、組立時および作動時において、接着部93が破断してしまうことを防止できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態のガス発生器は、第1実施形態のフィルタ90およびハウジングを形成する下部側シェル10以外と同様であるため、特に説明する点以外、同様の部分の説明および図示を省略し、図6に示した本実施形態で用いるフィルタ190について説明する。また、本実施形態における符号の下二桁と上記実施形態と符号が一致するものは、特に説明がない限り、同じ部材であるため、その説明を省略する。ここで、図6は、(a-1)がフィルタ190の組立時の一工程における状態を示す側視図、(a-2)が(a-1)のフィルタ190の上視図、(b-1)が(a-1)の後のフィルタ190の組立時の一工程における状態を示す側視図、(b-2)が(b-1)のフィルタ190の上視図、である。
フィルタ190は、一方の軸方向端部から他方の軸方向端部までの1層当たり2周で金属線材191が螺旋状に巻かれてなるものであって、焼結されていないものである。また、フィルタ190は、第1実施形態と同様の接着手段で、領域H(図6(c)参照)内において、最外層の金属線材191の終端部を隣接層に接着して接着部を形成する点で、主に、第1実施形態のフィルタ90と異なっている。
なお、本実施形態のガス発生器は、第1実施形態よりも小型軽量化するため、第1実施形態の下部側シェル10とフィルタ90との間の間隙部28に対応する空間を小さくしたものであって、たとえば、図7(a)に示したようなフィルタ190と下部側シェル110との間に間隙部128を設けたものである。このような場合、図7(a)に示したように、角部W1は下部側シェル110の内部のアール形状部110aに乗り上げる場合がある。この状態で上部側シェルを第1実施形態と同様に組み付けた場合、角部W1にのみ荷重が加わる。このとき、図7(b)に示したように、角部W1に位置する金属線材191の一部191a(一点鎖線)が上部に押し上げられ、点線で示した位置にずれてしまうことがある。当該ずれが生じた場合、当該ずれの近傍または一定の距離までに金属線材191の接着部があると、当該接着部に、フィルタ190の軸方向にせん断したり、外径方向に剥がしたりしようとする力(荷重)が加わる場合がある。
このような力が当該接着部に加わって金属線材191の一部191aが押し上げられた場合、金属線材191は螺旋状に巻かれているため、巻き角度が変わり(図6(a-1)の一点鎖線の金属線材191の一部191aの位置参照)、図6(a-1)、(a-2)に示したような余剰部191bが発生する。そして、この余剰部191bが下部側シェル110の内部のアール形状部110a(図7(a)参照)に押されると、図6(b-1)、(b-2)に示したように、金属線材191の一部191aがフィルタ190の部位W2の方向に移動し、余剰部191bが無くなる代わりに、余剰部191cが発生する。余剰部191c(フィルタ190の部位W2)の近傍または一定の距離までに、金属線材191の接着部があると、当該接着部に、外径方向に剥がそうとする力(荷重)が加わることになる。
したがって、下部側シェル110の内部のアール形状部110aとの接触位置(角部W1)を基点に、金属線材191が0~0.25周する領域は、金属線材191の一部191aの押し上げの影響範囲である。また、下部側シェル110の内部のアール形状部110aとの接触位置(角部W1)を基点に、金属線材191が0.25周~0.75周する領域は、金属線材191の余剰部191cの影響範囲である。すなわち、下部側シェル110の内部のアール形状部110aとの接触位置(図6(c)の角部W1)を基点に、金属線材191が0~0.75周する領域(下端部から高さS1までの領域)に、当該接着部を設けることは好ましくない。
また、ガス発生器の製造性を考慮し、フィルタ190の天地(上下)を定めない場合が多いため、軸方向端部のいずれの端部でも同様の事象が起こる可能性がある。したがって、図6(c)の角部W3を基点に、金属線材191が0~0.75周する領域(上端部から高さS2までの領域)に、当該接着部を設けることは好ましくない。
したがって、フィルタ190においては、領域H(図6(c)参照)内において、最外層の金属線材191の終端部を隣接層に接着して接着部が形成される。すなわち、フィルタ290の軸方向の中腹25%(中心軸を基準に±12.5%)の位置に接着部を配置する。
上記構成により、第1実施形態よりも小型軽量化するため、第1実施形態の下部側シェル10とフィルタ90との間の間隙部28に対応する空間を小さくしたものであって、たとえば、図7(a)に示したようなフィルタ190と下部側シェル110との間に間隙部128を設けたものであっても、組立時および作動時において、フィルタ190の接着部が破断してしまうことを防止できる。すなわち、フィルタ190は、熱処理されていなくても、従来と同様の形状保持性を備えることができる。
<第2実施形態の変形例>
ここで、本発明の第2実施形態の変形例について、図を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態のガス発生器は、第1実施形態のフィルタ90およびハウジングを形成する下部側シェル10以外と同様であるため、特に説明する点以外、同様の部分の説明および図示を省略し、図8に示した本実施形態で用いるフィルタ290について説明する。また、本変形例における符号の下二桁と上記第1実施形態と符号が一致するものは、特に説明がない限り、同じ部材であるため、その説明を省略する。ここで、図8は、(a-1)がフィルタ290の組立時の一工程における状態を示す側視図、(a-2)が(a-1)のフィルタ290の上視図、(b-1)が(a-1)の後のフィルタ290の組立時の一工程における状態を示す側視図、(b-2)が(b-1)のフィルタ290の上視図、である。
フィルタ290は、一方の軸方向端部から他方の軸方向端部までの1層当たり3周で金属線材291が螺旋状に巻かれてなるものであって、焼結されていないものである。また、フィルタ290は、第1実施形態と同様の接着手段で、領域H(図8(c)参照)内において、最外層の金属線材291の終端部を隣接層に接着して接着部を形成する点で、主に、第1実施形態のフィルタ90と異なっている。
本発明の第2実施形態と同様に考えて、ガス発生器の下部側シェルの内部のアール形状部との接触位置(角部W1)を基点に、金属線材291が0~0.25周する領域は、金属線材291の一部291aの押し上げの影響範囲である。また、下部側シェルの内部のアール形状部との接触位置(角部W1)を基点に、金属線材291が0.25周~0.75周する領域は、金属線材291の余剰部291cの影響範囲である。すなわち、下部側シェルの内部のアール形状部との接触位置(図8(c)の角部W1)を基点に、金属線材291が0~0.75周する領域(下端部から高さS1までの領域)に、当該接着部を設けることは好ましくない。
また、ガス発生器の製造性を考慮し、フィルタ290の天地(上下)を定めない場合が多いため、軸方向端部のいずれの端部でも同様の事象が起こる可能性がある。したがって、図8(c)の角部W3を基点に、金属線材291が0~0.75周する領域(上端部から高さS2までの領域)に、当該接着部を設けることは好ましくない。
したがって、フィルタ290においては、領域H(図8(c)参照)内において、最外層の金属線材291の終端部を隣接層に接着して接着部が形成される。すなわち、フィルタ290の軸方向の中腹50%(中心軸を基準に±25%)の位置に接着部を配置する。
上記構成により、第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態のガス発生器300は、第1実施形態のフィルタ90以外と同様であるため、特に説明する点以外、同様の部分の説明を省略し、図10に示した本実施形態で用いるフィルタ390について説明する。また、本実施形態における符号の下二桁と上記第1実施形態と符号が一致するものは、特に説明がない限り、同じ部材であるため、その説明を省略する。
フィルタ390は、一方の軸方向端部から他方の軸方向端部までの1層当たり2周で金属線材391が螺旋状に巻かれてなるものであって、焼結されていないものである。また、フィルタ390は、第1実施形態と同様の接着手段で、最外層の金属線材391の終端部を隣接層に接着して第1実施形態と同様の接着部を形成するが、両端部付近に丸みを帯びた形状の角部394を有している点で、主に、第1実施形態のフィルタ90と異なっている。ここで、丸みを帯びた形状とは、アール形状、側視で楕円の一部のような形状、など、鋭角な部分を有していないなだらかな形状のことをいう。
また、フィルタ390の端部の端面における金属線材391は、フィルタ390の軸方向に対して略直角方向の面(本実施形態では略水平の面)に沿って配設されている。
角部394は、少なくとも2線分の金属線材391が並列することによって形成されている。また、角部394を含む端部は、中央部分より径が大きく形成されており、軸方向に両端25%程度の領域を金属線材391の整列幅として専有するように形成してもよい。
角部394を含む端部は、第1実施形態のフィルタ90と同様のフィルタを形成する過程で、意図的に図10に示した状態となるように、金属線材391を巻きつけて形成する。なお、角部394を含む端部は、第1実施形態のフィルタ90と同様のフィルタを形成し、さらに両端部のそれぞれに金属線材391を巻きつけた後、角部394が丸みを帯びるように圧縮形成することによって形成することとしてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
たとえば、第2実施形態において、接着部を設けない領域は、ガス発生器の下部側シェルに組み付けるフィルタの向きを予め決めておくのであれば、フィルタの下端部だけとしてもよい。
また、第3実施形態において、角部394は、ガス発生器の下部側シェルに組み付けるフィルタの向きを予め決めておくのであれば、フィルタの下端部だけとしてもよい。
また、上記実施形態および変形例の各部位は、必要に応じて適宜組み合わせてもよい。
10、310 下部側シェル
11、311 底板部
12、312 周壁部
13、313 突状筒部
14、314 窪み部
15、315 開口部
20、320 上部側シェル
21、321 天板部
22、322 周壁部
23、323 ガス噴出口
24、324 シールテープ
28、328 間隙部
30、330 保持部
31、331 内側被覆部
32、332 外側被覆部
33、333 連結部
34、334 雌型コネクタ部
40、340 点火器
41、341 点火部
42、342 端子ピン
50、350 カップ状部材
51、351 頂壁部
52、352 側壁部
53、353 延設部
54、354 先端部
57、357 伝火室
59、359 伝火薬
60、360 燃焼室
61、361 ガス発生剤
70、370 下側支持部材
71、81、371、381 基部
72、82、372、382 当接部
73、373 立設部
80、380 上側支持部材
85、385 クッション材
90、90A、90B、90C、90D、90E、90F、190、290、390 フィルタ
90G 円筒モデル
90H (円筒モデルの)一部分
91、191、291、391 金属線材
191a、291a、91A、91B、91C、91E、91F (金属線材の)一部
191b、191c 余剰部
92、192、292、392 隣接層
93、93A、93B、93C、93D、93E、93F 接着部
100、300 ディスク型ガス発生器
110a アール形状部
394 角部

Claims (6)

  1. 径方向へ複数層をなす少なくとも一本の素線同士が重なり合って編目を有する筒状体に形成された非焼結の巻線フィルタであって、
    前記複数層のうち最外層の前記素線の終端部が、
    前記最外層に対して少なくとも径方向内側で隣接する層の一部に接着されること、
    いずれか一方の軸方向端部を介して内面側に引き込まれ、少なくとも最内層の一部に接着されること、または、
    いずれか一方の軸方向端部の一部に接着されること、
    によって接合しており、
    前記終端部の接合強度が5N以上であることを特徴とする巻線フィルタ。
  2. 前記接着が溶接による接着であり、
    前記終端部の接合強度は溶接強度であることを特徴とする請求項1に記載の巻線フィルタ。
  3. 径方向へ複数層をなす少なくとも一本の素線同士が重なり合って編目を有する筒状体に形成された非焼結の巻線フィルタであって、
    前記複数層のうち最外層の前記素線の終端部が、前記最外層に対して径方向内側で隣接する層(以下、隣接層)の一部に接着されることによって接合しており、
    前記終端部は、前記筒状体の軸方向の中間位置から前記筒状体の軸方向の一方の端部までの半分以内の長さの領域内、および、前記筒状体の軸方向の中間位置から前記筒状体の軸方向の他方の端部までの半分以内の長さの領域内のうち、いずれかの位置において前記隣接層に接合されていることを特徴とする巻線フィルタ。
  4. 前記筒状体の軸方向の両端部のうち少なくとも一方の端部の角部が、側視で丸みを帯びた形状に形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の巻線フィルタ。
  5. 前記丸みを帯びた形状は、少なくとも前記素線が2線並列することによって形成されていることを特徴とする請求項4に記載の巻線フィルタ。
  6. 前記丸みを帯びた形状に形成されている前記端部の端面における前記素線は、前記筒状体の軸方向に対して略直角方向の面に沿って配設されていることを特徴とする請求項4または5に記載の巻線フィルタ。
JP2022015268A 2022-02-02 2022-02-02 巻線フィルタ Pending JP2023113096A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022015268A JP2023113096A (ja) 2022-02-02 2022-02-02 巻線フィルタ
PCT/JP2023/001067 WO2023149178A1 (ja) 2022-02-02 2023-01-16 巻線フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022015268A JP2023113096A (ja) 2022-02-02 2022-02-02 巻線フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023113096A true JP2023113096A (ja) 2023-08-15

Family

ID=87551982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022015268A Pending JP2023113096A (ja) 2022-02-02 2022-02-02 巻線フィルタ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023113096A (ja)
WO (1) WO2023149178A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4377134B2 (ja) * 2003-01-24 2009-12-02 中央発條株式会社 濾過部材の製造方法
JP4681867B2 (ja) * 2004-12-10 2011-05-11 中央発條株式会社 濾過部材及び濾過部材の製造方法
JP5094047B2 (ja) * 2006-06-01 2012-12-12 中央発條株式会社 巻線型濾過部材およびその製造方法
JP2009241635A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Nippon Kayaku Co Ltd ガス発生器
WO2010050588A1 (ja) * 2008-10-30 2010-05-06 株式会社オートリブニチユ エアバッグ用インフレータ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023149178A1 (ja) 2023-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5944270B2 (ja) ガス発生器
WO2012093672A1 (ja) ガス発生器
JP6312545B2 (ja) ガス発生器
JP6683455B2 (ja) ガス発生器
WO2018198558A1 (ja) ガス発生器
WO2017073475A1 (ja) ガス発生器
JP6250434B2 (ja) ガス発生器
JP6910828B2 (ja) ガス発生器
WO2018051814A1 (ja) ガス発生器用フィルタおよびガス発生器
WO2023149178A1 (ja) 巻線フィルタ
JP6618775B2 (ja) ガス発生器
JP7130076B2 (ja) ガス発生器
WO2013080796A1 (ja) ガス発生器
JP2020006919A (ja) ガス発生器
JP6341863B2 (ja) ガス発生器
WO2022186018A1 (ja) 点火器およびガス発生器
JP7478705B2 (ja) ガス発生器
JP6681772B2 (ja) ガス発生器
WO2022239727A1 (ja) ガス発生器
JP7346330B2 (ja) ガス発生器
JP6857765B2 (ja) ガス発生器
JP7434111B2 (ja) ガス発生器
WO2022158276A1 (ja) ガス発生器
JP2009241634A (ja) ガス発生器およびガス発生器用フィルタ
JP7199296B2 (ja) ガス発生器