JP2023111697A - 流路切替弁装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化した流路切替弁装置を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る流路切替弁装置は、給水源から供給される水が吐出される複数の吐水部の上流側に設けられ、各吐水部への流路に対して水を供給する流路を切り替える。流路切替弁装置は、流入口と、複数の流出口とが形成される固定弁体と、複数の流出口の開閉状態を切り替える可動弁体と、可動弁体が取り付けられる可動軸部と、可動軸部を回動させる駆動部と、可動弁体を収容し、流入口から水が流入する内部流路を形成するカバー部材と、内部流路に設けられ、可動軸部の回動範囲を制限する制限部とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】実施形態に係る流路切替弁装置は、給水源から供給される水が吐出される複数の吐水部の上流側に設けられ、各吐水部への流路に対して水を供給する流路を切り替える。流路切替弁装置は、流入口と、複数の流出口とが形成される固定弁体と、複数の流出口の開閉状態を切り替える可動弁体と、可動弁体が取り付けられる可動軸部と、可動軸部を回動させる駆動部と、可動弁体を収容し、流入口から水が流入する内部流路を形成するカバー部材と、内部流路に設けられ、可動軸部の回動範囲を制限する制限部とを備える。
【選択図】図4
Description
開示の実施形態は、流路切替弁装置に関する。
従来、可動弁体を回動させることによって、複数の吐水部への流路に対して水を供給する流路を切り替える流路切替弁装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
流路切替弁装置においては、可動弁体が取り付けられる可動軸部に可動弁体の回動範囲を制限する突き当て構造が設けられる。
しかし、突き当て構造が設けられることによって、可動軸部を回動させるモータと、可動弁体を収容するカバー部材との距離が長くなり、流路切替弁装置を小型化することが困難となるおそれがある。
実施形態の一態様は、流路切替弁装置を小型化することを目的とする。
実施形態の一態様に係る流路切替弁装置は、給水源から供給される水が吐出される複数の吐水部の上流側に設けられ、各吐水部への流路に対して水を供給する流路を切り替える。前記流路切替弁装置は、流入口と、複数の流出口とが形成される固定弁体と、前記複数の流出口の開閉状態を切り替える可動弁体と、前記可動弁体が取り付けられる可動軸部と、前記可動軸部を回動させる駆動部と、前記可動弁体を収容し、前記流入口から水が流入する内部流路を形成するカバー部材と、前記内部流路に設けられ、前記可動軸部の回動範囲を制限する制限部とを備える。
これにより、流路切替弁装置は、制限部をカバー部材の外側に設ける場合よりも、可動軸部の軸方向において、可動軸部、および駆動部がカバー部材から突出する突出量を少なくすることができる。すなわち、流路切替弁装置は、流路内に制限部を設けることで、可動軸部の軸方向に対する流路切替弁装置の長さを低減し、小型化することができる。
流路切替弁装置は、前記可動軸部に支持され、前記可動弁体を前記固定弁体に向けて付勢する付勢部材を備える。前記制限部は、前記付勢部材よりも前記駆動部側に設けられる。
これにより、流路切替弁装置は、付勢部材よりも外径が大きい制限部を設けることができる。そのため、流路切替弁装置は、制限部の強度を大きくすることができる。流路切替弁装置は、駆動部による回動力を大きくすることができ、可動弁体による流出口の開閉状態の切替を素早く行うことができる。また、流路切替弁装置は、制限部によって回動が制限された場合に、可動軸部にかかる負荷を抑制することができる。また、流路切替弁装置は、流入口、および複数の流出口と、制限部との距離を長くすることができる。そのため、流路切替弁装置は、流入口から流入する洗浄水の流れ、および複数の流出口に流入する洗浄水の流れが、制限部によって妨げられることを抑制することができる。
前記制限部は、前記可動軸部に設けられ、前記可動軸部の外周壁から突出する突出部と、前記カバー部材に設けられ、前記突出部が当接することによって前記可動軸部の回動を規制するストッパーとを備える。
これにより、流路切替弁装置は、カバー部材にストッパーを設けることによって、制限部の強度を向上させることができる。
前記突出部の端部のうち、前記ストッパーに当接する端部とは反対側の端部は、前記可動軸部の外周壁の接線上に形成される。
これにより、流路切替弁装置は、突出部の強度を向上させることができる。
流路切替弁装置は、前記可動軸部が挿入される挿入孔を形成する前記カバー部材の内周壁と、前記可動軸部との間に設けられるリング状の複数のシール部材を備える。
これにより、カバー部材の内部流路からの漏水を抑制することができる。
複数のシール部材は、第1シール部材と、前記第1シール部材よりも前記駆動部側に設けられる第2シール部材とを含む。前記第1シール部材は、前記第2シール部材よりも締め代が小さい。
これにより、流路切替弁装置は、カバー部材からの漏水を抑制し、かつ可動弁体を回動させる駆動部の負荷トルクを低減することができる。
実施形態の一態様によれば、流路切替弁装置を小型化することができる。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する流路切替弁装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
<水洗大便器の構成>
先ず、流路切替弁装置660を備える水洗大便器100の構成について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る流路切替弁装置660を備える水洗大便器100を示す全体構成図である。
先ず、流路切替弁装置660を備える水洗大便器100の構成について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る流路切替弁装置660を備える水洗大便器100を示す全体構成図である。
図1に示すように、水洗大便器100は、例えばトイレ室の床面に載置される便器本体200と、便器本体200の後方に配置され、便器本体200に対して洗浄水(水)を供給する洗浄水供給装置1とを備える。
便器本体200は、汚物を受けるボウル部210と、ボウル部210の底部から後方へ延びる排水トラップ管路220とを備える。ボウル部210には、リム吐水を行うリム吐水口212(吐水部)およびジェット吐水を行うジェット吐水口214が形成される。リム吐水口212は、ボウル部210の上部後方に形成され、ボウル部210の上縁に沿って洗浄水を吐出する。
ジェット吐水口214は、ボウル部210の底部に形成され、排水トラップ管路220に向けて洗浄水を吐出する。かかるジェット吐水口214からの洗浄水の吐出によって、排水トラップ管路220内を洗浄水で急速に満たし、サイホン作用を早期に発生させることができる。排水トラップ管路220は、封水を形成するとともに、下水配管(図示せず)と連通している。
洗浄水供給装置1は、図示しない制御部によって制御されるバルブユニット600と、バルブユニット600の下流に設けられ洗浄水を貯留するタンク800(吐水部)と、タンク800内の下流に設けられ洗浄水を加圧する加圧ポンプ900とを備える。
バルブユニット600の上流側には、図示しない給水源からの洗浄水を供給する給水路310が接続される。また、バルブユニット600の下流側には、リム吐水口212に洗浄水を供給するためのリム側給水路320とタンク800に洗浄水を供給するためのタンク側給水路330とが接続される。すなわち、バルブユニット600は、給水源から供給される水が吐出されるリム吐水口212、およびタンク800の上流側に設けられる。なお、上流、および下流は、洗浄水が流れる方向に対して規定される。
バルブユニット600は、定流量弁620と、定流量弁620の下流に設けられるダイヤフラム式の給水弁640と、給水弁640の下流に設けられる流路切替弁装置660と、流路切替弁装置660の下流に設けられるバキュームブレーカ680とを備える。
定流量弁620は、給水路310から定流量弁620に流れ込んで下流側へ向かう洗浄水の流量を一定にする。給水弁640は、例えばダイヤフラムを含んで構成され、その開閉により、リム吐水口212およびジェット吐水口214における洗浄水の吐水と止水とを切替える。
流路切替弁装置660は、給水源からの洗浄水の供給先を、例えば便器本体200のリム吐水口212とタンク800とに切り替える。すなわち、流路切替弁装置660は、リム側給水路320またはタンク側給水路330に対して洗浄水を供給する流路を切り替える。
バキュームブレーカ680は、洗浄水の逆流を防止する。バキュームブレーカ680は、弁体683の動作不良によって水受け部686に洗浄水が溢れることがあるが、水受け部686に溢れ出た洗浄水は、水受け部686によって捕集された後、例えば、排出部687を介してタンク800に排出される。
タンク800は、便器本体200のジェット吐水口214へ供給される洗浄水を貯留する。タンク800の下部には、ポンプ側給水路340が接続されており、ポンプ側給水路340の下流端には加圧ポンプ900が接続される。
また、タンク800の上部には、オーバーフロー流路342が接続される。オーバーフロー流路342は、例えばタンク800内において規定水位WL以上の洗浄水が供給された場合に便器本体200へ洗浄水を流出させる。詳しくは、オーバーフロー流路342は、規定水位WL以上となった洗浄水を、加圧ポンプ900を経由させずに、ジェット側給水路350を介して便器本体200のジェット吐水口214へ流出させる。
加圧ポンプ900は、ジェット側給水路350によりジェット吐水口214と接続されており、タンク800に貯水された洗浄水を加圧してジェット側給水路350を介してジェット吐水口214へ供給する。
<流路切替弁装置の構成>
次に、実施形態に係る流路切替弁装置660の具体的な構成について図2~図10を参照して説明する。図2は、バルブユニット600の斜視図である。図3は、バルブユニット600を駆動部13側から見た正面図である。図4は、図3のIV-IV断面の一部を示す図である。図5は、固定弁体10を駆動部13側から見た正面図である。図6は、固定弁体10、および可動弁体11を駆動部13側から見た正面図である。図7は、可動弁体11が第1回動位置となる場合の可動弁体11と固定弁体10との位置関係を示す図である。図8は、可動弁体11が第2回動位置となる場合の可動弁体11と固定弁体10との位置関係を示す図である。図9は、図4のIX-IX断面に対応するバルブユニット600の一部を示す図である。
次に、実施形態に係る流路切替弁装置660の具体的な構成について図2~図10を参照して説明する。図2は、バルブユニット600の斜視図である。図3は、バルブユニット600を駆動部13側から見た正面図である。図4は、図3のIV-IV断面の一部を示す図である。図5は、固定弁体10を駆動部13側から見た正面図である。図6は、固定弁体10、および可動弁体11を駆動部13側から見た正面図である。図7は、可動弁体11が第1回動位置となる場合の可動弁体11と固定弁体10との位置関係を示す図である。図8は、可動弁体11が第2回動位置となる場合の可動弁体11と固定弁体10との位置関係を示す図である。図9は、図4のIX-IX断面に対応するバルブユニット600の一部を示す図である。
流路切替弁装置660は、バルブユニット600の本体部600Aに取り付けられる。流路切替弁装置660は、固定弁体10と、可動弁体11と、可動軸部12と、駆動部13と、付勢部材14と、カバー部材15と、制限部16とを備える。
固定弁体10は、バルブユニット600の本体部600Aに形成される収容空間600Bに設けられる。収容空間600Bは、凹状に形成される。バルブユニット600の本体部600Aには、給水路310、リム側給水路320、およびタンク側給水路330が、それぞれ収容空間600Bに連通するように形成される。収容空間600Bを形成するバルブユニット600の本体部600Aの底面には、給水路310、リム側給水路320、およびタンク側給水路330が連通する3つの連通口が形成される。
固定弁体10は、収容空間600Bの底面にシール部材17を挟んで向かい合うように設けられる。固定弁体10は、板状である。固定弁体10は、略円形に形成される。固定弁体10には、図5に示すように、流入口10aと、複数の流出口10b、10cとが形成される。流入口10a、および複数の流出口10b、10cは、固定弁体10の周方向に配置される。流入口10aは、給水路310(図1参照)に連通する。流入口10aは、例えば、固定弁体10の中心側から外周部に向かって広がる扇状に形成される。
複数の流出口10b、10cは、第1流出口10bと、第2流出口10cとを含む。第1流出口10bは、リム側給水路320(図1参照)に連通する。第1流出口10bは、例えば、固定弁体10の中心側から外周部に向かって広がる扇状に形成される。第2流出口10cは、タンク側給水路330(図1参照)に連通する。第2流出口10cは、例えば、固定弁体10の中心側から外周部に向かって広がる扇状に形成される。
固定弁体10と収容空間600Bの底面との間に設けられるシール部材17は、給水路310、リム側給水路320、およびタンク側給水路330をそれぞれ区画するように設けられる。
可動弁体11は、収容空間600Bの底面側とは反対側の固定弁体10に接するように設けられる。可動弁体11には、挿入孔11aが形成される。挿入孔11aには可動軸部12が挿入される。可動弁体11と可動軸部12とは、例えば、1つまたは複数のスプラインによって結合される。可動弁体11は、可動軸部12の回動に伴って、可動軸部12と共に回動する。可動弁体11は、図6に示すように、例えば、挿入孔11a側から外周部に向けて広がる扇状に形成される。可動弁体11は、回動することによって、第1流出口10b、および第2流出口10cの開閉状態を切り替える。可動弁体11は、図7に示すように、第1回動位置において、第1流出口10bを開き、かつ第2流出口10cを閉じるように構成される。また、可動弁体11は、図8に示す第2回動位置において、第1流出口10bを閉じ、かつ第2流出口10cを開くように構成される。
可動軸部12には、可動弁体11が取り付けられる。可動軸部12は、可動弁体11を回動可能に支持する。可動軸部12の軸方向における一方の第1端部、具体的には、バルブユニット600の本体部600A側の第1端部は、可動弁体11の挿入孔11aに挿入される。可動軸部12の軸方向における他方の第2端部側は、カバー部材15の支持部22に形成される挿入孔22aに挿入される。支持部22と可動軸部12との間に、複数のシール部材18が設けられる。具体的には、挿入孔22aを形成するカバー部材15の支持部22の内周壁と、可動軸部12との間に、複数のシール部材18が設けられる。
複数のシール部材18は、リング状である。複数のシール部材18は、第1シール部材18aと、第2シール部材18bとを含む。第1シール部材18a、および第2シール部材18bは、可動軸部12の軸方向に並んで設けられる。第2シール部材18bは、第1シール部材18aよりも駆動部13側に設けられる。第1シール部材18aは、可動軸部12の外周壁に形成される第1シール溝12aに収容される。第1シール溝12aは、可動軸部12の外周壁の周方向に沿って全周に形成される。第1シール部材18aは、Oリングである。第2シール部材18bは、可動軸部12の外周壁に形成される第2シール溝12bに収容される。第2シール溝12bは、可動軸部12の外周壁の周方向に沿って全周に形成される。第2シール部材18bは、Oリングである。第1シール部材18aは、第2シール部材18bよりも締め代が小さい。例えば、第1シール部材18aの外周の直径は、第2シール部材18bの外周の直径よりも大きい。第1シール部材18a、および第2シール部材18bの締め代は、第1シール溝12a、および第2シール溝12bの深さによって調整されてもよい。例えば、第1シール溝12aの深さは、第2シール溝12bの深さよりも深く形成されてもよい。
第1シール部材18aは、カバー部材15に流入する洗浄水をシールする。第1シール部材18aと第2シール部材18bの間には、可動軸部12の回動を容易にするためのグリスが貯められる。
可動軸部12の第2端部側には、先端から軸方向に向けて窪む凹部12cが形成される。凹部12cには、駆動部13の回動軸13aが挿入される。凹部12cは、可動軸部12の軸方向に直交する断面における形状が、例えば、矩形形状、またはオーバル形状となるように形成される。駆動部13の回動軸13aの先端の形状は、凹部12cの形状に合わせて形成される。可動軸部12は、駆動部13の回動軸13aの回動に伴って、駆動部13の回動軸13aと共に回動する。可動軸部12と駆動部13の回動軸13aとは、例えば、スプラインによって結合されてもよい。
可動軸部12は、規制部12dを備える。規制部12dは、カバー部材15の収容部20に収容される。規制部12dは、可動軸部12の外周壁から可動軸部12の径方向に突出する。規制部12dの直径は、カバー部材15の支持部22に形成される挿入孔22aの直径よりも大きい。規制部12dは、カバー部材15の支持部22の先端に当接する。規制部12dは、可動軸部12の駆動部13側への移動を規制する。
駆動部13は、可動軸部12を回動させる。駆動部13は、例えば、ステッピングモータである。駆動部13の回動軸13aは、可動軸部12の凹部12cに挿入される。
付勢部材14は、カバー部材15の収容部20に収容される。付勢部材14は、例えば、圧縮コイルバネである。付勢部材14は、可動軸部12の規制部12dと、可動弁体11との間に設けられる。付勢部材14には、可動軸部12が挿入される。付勢部材14は、可動軸部12に支持される。付勢部材14の一方の端部は、可動軸部12の規制部12dに当接する。付勢部材14の他方の端部は、可動弁体11に当接する。付勢部材14は、可動弁体11を固定弁体10に向けて付勢する。
カバー部材15は、バルブユニット600の本体部600Aに取り付けられる。カバー部材15は、収容部20と、フランジ部21とを備える。収容部20は、例えば、椀状に形成される。収容部20の開口側は、バルブユニット600の本体部600Aに形成される収容空間600Bに挿入される。収容部20の開口部側の端部は、固定弁体10に当接する。カバー部材15は、固定弁体10をバルブユニット600の収容空間600Bを形成する底面側に押し付け、固定弁体10を保持する。
収容部20は、給水路310から供給される洗浄水が流れる流路20a(内部流路)を形成する。流路20aには、可動弁体11、付勢部材14、可動軸部12の一部(例えば、規制部12d)、および制限部16が設けられる。流路20aには、固定弁体10の流入口10aを介して、給水路310から洗浄水が流入する。流路20a内の洗浄水は、可動弁体11の回動位置に応じて、第1流出口10b、または第2流出口10cから排出される。
収容部20の底部には、支持部22が形成される。支持部22は、可動軸部12の軸方向に沿って形成される。支持部22には、可動軸部12、および駆動部13の回動軸13aが挿入される挿入孔22aが形成される。
収容部20の外周壁と、収容空間600Bを形成する側壁との間には、シール部材23が設けられる。シール部材23は、Oリングである。
フランジ部21は、収容部20の外周壁から突出する。カバー部材15は、ネジ25によってバルブユニット600の本体部600Aに取り付けられる。
制限部16は、カバー部材15の流路20aに設けられる。制限部16は、付勢部材14よりも駆動部13側に設けられる。制限部16は、可動軸部12の回動範囲を制限する。制限部16は、図9に示すように、突出部30と、ストッパー31とを含む。
突出部30は、可動軸部12に設けられる。具体的には、突出部30は、可動軸部12の規制部12dから、可動軸部12の外周壁から突出するように形成される。突出部30は、可動軸部12が回動する場合、周方向の一方の端部30aがストッパー31に当接する。すなわち、突出部30は、突出部30の周方向の一方の端部30aに当接面を有する。
突出部30の周方向の端部のうち、当接面が形成される端部30aとは反対側の端部30bは、可動軸部12の外周壁の接線上に形成される。具体的には、突出部30の周方向の端部のうち、当接面が形成される端部30aとは反対側の端部30bは、可動軸部12の規制部12dの外周壁の接線上に形成される。
また、当接面が形成される端部30aとは反対側の端部30bは、当接面が形成される端部30aと平行に形成される。例えば、可動軸部12の回動軸心Lを含み、かつ端部30aに平行な仮想面Pに対して、突出部30の端部30bは、端部30aとは反対側に設けられる。
ストッパー31は、カバー部材15に設けられる。ストッパー31は、カバー部材15の収容部20の内壁から流路20a内に突出するように構成される。ストッパー31は、突出部30が当接する場合、可動軸部12の回動を規制する。例えば、ストッパー31は、可動軸部12が、可動弁体11によって第2流出口10cを閉じるように回動した場合、すなわち、可動弁体11が、第1回動位置となるように回動した場合に、可動軸部12の回動を規制する。
流路切替弁装置660は、リム側給水路320に洗浄水を流す場合には、可動弁体11の位置を第1回動位置にする。これにより、流入口10aと第1流出口10bとが連通し、給水路310からリム側給水路320に洗浄水が流れ、リム吐水口212から洗浄水が吐水される。可動弁体11の回動は、制限部16によって制限される。そのため、流路切替弁装置660は、リム吐水口212から洗浄水を吐水させる場合に、第2流出口10cを可動弁体11によって確実に閉じて、洗浄水が第2流出口10cからタンク側給水路330に流入することを防止することができる。従って、洗浄水供給装置1は、リム吐水口212から吐水される洗浄水の単位時間あたりの流量が減少することを抑制することができ、汚物の排出性を向上させることができる。
流路切替弁装置660は、タンク側給水路330に洗浄水を流す場合には、可動弁体11の位置を第2回動位置にする。これにより、流入口10aと第2流出口10cとが連通し、給水路310からタンク側給水路330に洗浄水が流れ、タンク800に洗浄水が吐水される。
<効果>
流路切替弁装置660は、給水源から供給される洗浄水が吐出されるリム吐水口212、タンク800(複数の吐水部)の上流側に設けられ、リム吐水口212へのリム側給水路320、およびタンク800へのタンク側給水路330に対して洗浄水を供給する流路を切り替える。流路切替弁装置660は、固定弁体10と、可動弁体11と、可動軸部12と、駆動部13と、カバー部材15と、制限部16とを備える。固定弁体10には、流入口10aと、複数の流出口10b、10cとが形成される。可動弁体11は、複数の流出口10b、10cの開閉状態を切り替える。可動軸部12は、可動弁体11が取り付けられる。駆動部13は、可動軸部12を回動させる。カバー部材15は、可動弁体11を収容し、流入口10aから洗浄水が流入する流路20a(内部流路)を形成する。制限部16は、流路20aに設けられ、可動軸部12の回動範囲を制限する。
流路切替弁装置660は、給水源から供給される洗浄水が吐出されるリム吐水口212、タンク800(複数の吐水部)の上流側に設けられ、リム吐水口212へのリム側給水路320、およびタンク800へのタンク側給水路330に対して洗浄水を供給する流路を切り替える。流路切替弁装置660は、固定弁体10と、可動弁体11と、可動軸部12と、駆動部13と、カバー部材15と、制限部16とを備える。固定弁体10には、流入口10aと、複数の流出口10b、10cとが形成される。可動弁体11は、複数の流出口10b、10cの開閉状態を切り替える。可動軸部12は、可動弁体11が取り付けられる。駆動部13は、可動軸部12を回動させる。カバー部材15は、可動弁体11を収容し、流入口10aから洗浄水が流入する流路20a(内部流路)を形成する。制限部16は、流路20aに設けられ、可動軸部12の回動範囲を制限する。
これにより、流路切替弁装置660は、制限部をカバー部材の外側に設ける場合よりも、可動軸部12の軸方向において、可動軸部12、および駆動部13がカバー部材15から突出する突出量を少なくすることができる。すなわち、流路切替弁装置660は、流路20a内に制限部16を設けることで、可動軸部12の軸方向における長さを低減し、小型化することができる。
流路切替弁装置660は、付勢部材14を備える。付勢部材14は、可動軸部12に支持され、可動弁体11を固定弁体10に向けて付勢する。制限部16は、付勢部材14よりも駆動部13側に設けられる。
これにより、流路切替弁装置660は、付勢部材14よりも外径が大きい制限部16を設けることができる。そのため、流路切替弁装置660は、制限部16の強度を大きくすることができる。流路切替弁装置660は、駆動部13による回動力を大きくすることができ、可動弁体11による流出口10b、10cの開閉状態の切替を素早く行うことができる。また、流路切替弁装置660は、制限部16によって回動が制限された場合に、可動軸部12にかかる負荷を抑制することができる。また、流路切替弁装置660は、流入口10a、および複数の流出口10b、10cと、制限部16との距離を長くすることができる。そのため、流路切替弁装置660は、流入口10aから流入する洗浄水の流れ、および複数の流出口10b、10cに流入する洗浄水の流れが、制限部16によって妨げられることを抑制することができる。
制限部16は、突出部30と、ストッパー31とを備える。突出部30は、可動軸部12に設けられ、可動軸部12の径方向に沿って突出する。ストッパー31は、カバー部材15に設けられ、突出部30が当接することによって可動軸部12の回動を規制する。
これにより、流路切替弁装置660は、カバー部材15にストッパー31を設けることによって、制限部16の強度を向上させることができる。
突出部30の端部のうち、ストッパー31に当接する端部30aとは反対側の端部30bは、可動軸部12の外周壁の接線上に形成される。
これにより、流路切替弁装置660は、突出部30の強度を向上させることができる。
流路切替弁装置660は、リング状の複数のシール部材18を備える。シール部材18は、可動軸部12が挿入される挿入孔22aを形成するカバー部材15の内周壁と、可動軸部12との間に設けられる。
これにより、カバー部材15の流路20aからの漏水を抑制することができる。
複数のシール部材18は、第1シール部材18aと、第2シール部材18bとを含む。第2シール部材18bは、第1シール部材18aよりも駆動部13側に設けられる。第1シール部材18aは、第2シール部材18bよりも締め代が小さい。
これにより、流路切替弁装置660は、カバー部材15からの漏水を抑制し、かつ可動弁体11を回動させる駆動部13の負荷トルクを低減することができる。
変形例に係る流路切替弁装置660において制限部16は、可動弁体11が、第1回動位置となるように回動した場合に、可動軸部12の回動を規制するように設けられてもよい。また、変形例に係る流路切替弁装置660において制限部16は、可動弁体11が、第1回動位置、および第2回動位置となるように回動した場合に、可動軸部12の回動を規制するように設けられてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 洗浄水供給装置
10 固定弁体
10a 流入口
10b 第1流出口
10c 第2流出口
11 可動弁体
12 可動軸部
13 駆動部
14 付勢部材
15 カバー部材
16 制限部
18 シール部材
18a 第1シール部材
18b 第2シール部材
20 収容部
20a 流路(内部流路)
21 フランジ部
22a 挿入孔
30 突出部
30a 端部
30b 端部
31 ストッパー
212 リム吐水口(吐水部)
310 給水路
320 リム側給水路
330 タンク側給水路
600 バルブユニット
660 流路切替弁装置
600A 本体部
800 タンク(吐水部)
10 固定弁体
10a 流入口
10b 第1流出口
10c 第2流出口
11 可動弁体
12 可動軸部
13 駆動部
14 付勢部材
15 カバー部材
16 制限部
18 シール部材
18a 第1シール部材
18b 第2シール部材
20 収容部
20a 流路(内部流路)
21 フランジ部
22a 挿入孔
30 突出部
30a 端部
30b 端部
31 ストッパー
212 リム吐水口(吐水部)
310 給水路
320 リム側給水路
330 タンク側給水路
600 バルブユニット
660 流路切替弁装置
600A 本体部
800 タンク(吐水部)
Claims (6)
- 給水源から供給される水が吐出される複数の吐水部の上流側に設けられ、各吐水部への流路に対して水を供給する流路を切り替える流路切替弁装置であって、
流入口と、複数の流出口とが形成される固定弁体と、
前記複数の流出口の開閉状態を切り替える可動弁体と、
前記可動弁体が取り付けられる可動軸部と、
前記可動軸部を回動させる駆動部と、
前記可動弁体を収容し、前記流入口から水が流入する内部流路を形成するカバー部材と、
前記内部流路に設けられ、前記可動軸部の回動範囲を制限する制限部と
を備える、流路切替弁装置。 - 前記可動軸部に支持され、前記可動弁体を前記固定弁体に向けて付勢する付勢部材を備え、
前記制限部は、前記付勢部材よりも前記駆動部側に設けられる、請求項1に記載の流路切替弁装置。 - 前記制限部は、
前記可動軸部に設けられ、前記可動軸部の外周壁から突出する突出部と、
前記カバー部材に設けられ、前記突出部が当接することによって前記可動軸部の回動を規制するストッパーと
を備える、請求項1または2に記載の流路切替弁装置。 - 前記突出部の端部のうち、前記ストッパーに当接する端部とは反対側の端部は、前記可動軸部の外周壁の接線上に形成される、請求項3に記載の流路切替弁装置。
- 前記可動軸部が挿入される挿入孔を形成する前記カバー部材の内周壁と、前記可動軸部との間に設けられるリング状の複数のシール部材を備える、請求項1~4のいずれか1つに記載の流路切替弁装置。
- 前記複数のシール部材は、
第1シール部材と、
前記第1シール部材よりも前記駆動部側に設けられる第2シール部材と
を含み、
前記第1シール部材は、前記第2シール部材よりも締め代が小さい、請求項5に記載の流路切替弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022013674A JP2023111697A (ja) | 2022-01-31 | 2022-01-31 | 流路切替弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022013674A JP2023111697A (ja) | 2022-01-31 | 2022-01-31 | 流路切替弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023111697A true JP2023111697A (ja) | 2023-08-10 |
Family
ID=87551724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022013674A Pending JP2023111697A (ja) | 2022-01-31 | 2022-01-31 | 流路切替弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023111697A (ja) |
-
2022
- 2022-01-31 JP JP2022013674A patent/JP2023111697A/ja active Pending
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