JP2023032443A - 給水弁装置 - Google Patents

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一喜 福田
Kazuyoshi Fukuda
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秀樹 谷本
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Abstract

【課題】開閉弁から流出した洗浄水が、折れ曲がった通路を介して排出される場合でも、異音の発生を抑制することができる給水弁装置を提供する。【解決手段】本発明は、水洗大便器に洗浄水を供給する給水弁装置(1)であって、給水弁本体(20)と、水供給管(8)に接続され、給水弁本体の内部に洗浄水を流入させる流入部(38)と、給水弁本体内に流入した洗浄水の吐出、停止を切り替える開閉弁と、この開閉弁の下流側に設けられ、開閉弁からの流出方向に対して略直角に折れ曲がるように延びる流出通路(40)と、この流出通路に設けられ、流出通路内の流れに圧力損失を与えて流れの剥離を抑制する圧力損失部材(42)と、を有することを特徴としている。【選択図】図3

Description

本発明は、給水弁装置に関し、特に、水洗大便器に洗浄水を供給する給水弁装置に関する。
国際特許出願公開第WO2019/222744号公報(特許文献1)には、流体バルブシステムが記載されている。この流体バルブシステムにおいては、流体バルブアセンブリから水平方向に流出した洗浄水が、出口アセンブリを通って下方に向けて排出される。排出された洗浄水は、タンク内に貯留される。
特許第6002878号公報(特許文献2)には、便器の給水弁が記載されている。この給水弁においては、給水管から供給された洗浄水がトレイ(弁体)によって開閉される止水座を通って水平方向に流出し、下方に向けられた水出口管から排出される。給水弁から排出された洗浄水は、水タンクの中に流入する。
国際特許出願公開第WO2019/222744号 特許第6002878号
特許文献1及び2に記載されているように、給水弁装置は貯水タンクの中に配置して使用される場合が多く、通常、これを収容するスペースに制約がある。このため、開閉弁を通過した洗浄水を、急激に折り曲げられた通路を介して排出する必要が生じる場合も多い。しかしながら、開閉弁を通過した洗浄水を、急激に折り曲げられた通路に流入させると、洗浄水の流れの剥離や、渦の発生により、給水弁装置から異音が発生してしまうという問題がある。
従って、本発明は、開閉弁から流出した洗浄水が、折れ曲がった通路を介して排出される場合でも、異音の発生を抑制することができる給水弁装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、水洗大便器に洗浄水を供給する給水弁装置であって、給水弁本体と、水供給管に接続され、給水弁本体の内部に洗浄水を流入させる流入部と、給水弁本体内に流入した洗浄水の吐出、停止を切り替える開閉弁と、この開閉弁の下流側に設けられ、開閉弁からの流出方向に対して略直角に折れ曲がるように延びる流出通路と、この流出通路に設けられ、流出通路内の流れに圧力損失を与えて流れの剥離を抑制する圧力損失部材と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、水供給管から流入部を介して給水弁本体に流入した洗浄水の吐出、停止が、開閉弁によって切り替えられる。開閉弁から吐出された洗浄水は、開閉弁からの流出方向に対して略直角に折れ曲がるように延びる流出通路に流入する。流出通路に設けられた圧力損失部材は、流出通路内の流れに圧力損失を与えて流れの剥離を抑制する。
このように構成された本発明によれば、圧力損失部材が流出通路内の流れに圧力損失を与えて流れの剥離を抑制するので、流出通路内の流れに剥離が生じることによる異音の発生を抑制することができる。即ち、近年、設置空間の有効活用の観点から、給水弁装置にも小型化が求められている。給水弁装置を狭い空間に収納するためには、開閉弁の下流に接続された通路を急激に折り曲げることが必要になる場合がある。本発明によれば、流出通路が開閉弁からの流出方向に対して略直角に折り曲げられた場合でも、流出通路内に圧力損失部材が設けられているので、流出通路を折り曲げたことに起因する異音の発生を抑制することができる。これにより、給水弁装置を容易に小型化することができる。
本発明において、好ましくは、開閉弁からの流出方向は、略水平方向に向けられており、流出通路は、開閉弁からの流出方向に対して上方に折れ曲がって延びている。
給水弁装置の排出口と、排出された洗浄水が流入するタンク等の水面との間に所定のエアギャップを設けることが要求される場合がある。上記のように構成された本発明によれば、流出通路が開閉弁からの流出方向に対して略直角に上方に折れ曲がって延びているので、給水弁装置の小型化、異音の抑制を両立しながら、給水弁装置の排出口を高い位置に設けることができ、必要なエアギャップを容易に確保することができる。
本発明において、好ましくは、圧力損失部材は、流出通路の内部に設けられ、且つ開閉弁の流出口の平行投影線の範囲外に設けられている。
このように構成された本発明によれば、圧力損失部材が開閉弁の流出口の平行投影線の範囲外に設けられているので、流出口から流出した洗浄水が、一旦、流出通路の全流路断面に広がった後、圧力損失部材が設けられた流路に流入する。このため、圧力損失部材の周囲の洗浄水の流れを、より均一化することができ、効果的に剥離の発生を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、圧力損失部材は、流出通路内の流路を仕切るように、流出通路の長手方向に延びるように設けられている。
このように構成された本発明によれば、圧力損失部材が流出通路内の流路を仕切るように、流出通路の長手方向に延びるように設けられているので、流出通路内の洗浄水の流れ方向を大きく変えることなく圧力損失を与えることができる。この結果、圧力損失部材を設けたことに起因する渦等の発生を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、圧力損失部材は、流出通路内の流路を4つに仕切るように、十字型断面形状を有する。
このように構成された本発明によれば、圧力損失部材が十字型断面形状を有するので、流出通路内の流れが、より細分化され、流出通路内の流速を、より均一化することができる。
本発明において、好ましくは、圧力損失部材は、流出通路とは別体の部材で構成され、流出通路内に配置される。
このように構成された本発明によれば、圧力損失部材が流出通路とは別体の部材で構成されているので、流出通路の形状に関わらず、圧力損失部材の構造を比較的自由に設計することができ、より効果的に異音を抑制することができる圧力損失部材を設計することができる。
本発明の給水弁装置によれば、開閉弁から流出した洗浄水が、折れ曲がった通路を介して排出される場合でも、異音の発生を抑制することができる。
本発明の第1実施形態による給水弁装置を備えた洗浄水タンク装置の断面図である。 本発明の第1実施形態による給水弁装置全体を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による給水弁装置の主要部の断面図である。 本発明の第1実施形態による給水弁装置の主要部品を分解して示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態による給水弁装置を構成する第1本体部材等を切断して示した斜視図である。 本発明の第1実施形態による給水弁装置において、圧力損失部材を配置した場合における流出通路内の流速分布を示すシミュレーション結果を示す図である。 比較例として、圧力損失部材を配置しない場合における流出通路内の流速分布を示すシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第1実施形態による給水弁装置において、流出通路内を流れる洗浄水の流動圧と、給水弁装置から発生する給水音の関係を測定した実験結果を示す図である。 本発明の第2実施形態の給水弁装置に用いられている第1本体部材の一部を切断して示した斜視断面図である。 本発明の第2実施形態の給水弁装置に用いられている第1本体部材の断面図である。 本発明の第3実施形態の給水弁装置に用いられている第1本体部材の一部を切断して示した斜視断面図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態による給水弁装置を説明する。
図1は本発明の第1実施形態による給水弁装置を備えた洗浄水タンク装置の断面図である。図2は本発明の第1実施形態による給水弁装置全体を示す斜視図である。図3は本発明の第1実施形態による給水弁装置の主要部の断面図である。図4は本発明の第1実施形態による給水弁装置の主要部品を分解して示した分解斜視図である。図5は本発明の第1実施形態による給水弁装置を構成する第1本体部材等を切断して示した斜視図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による給水弁装置1は、洗浄水タンク装置2の内部に設けられる装置である。洗浄水タンク装置2は、本発明の第1実施形態による給水弁装置1と、給水弁装置1を介して供給された洗浄水を貯留する貯水タンク4と、貯水タンク4に貯留された洗浄水を、水洗大便器(図示せず)に供給するための排水弁装置6と、を有する。また、給水弁装置1には、給水弁装置1に洗浄水を供給するための水供給管8が接続されている。
本実施形態において、洗浄水タンク装置2は、トイレ室の壁面に埋め込んで使用され、水洗大便器(図示せず)に洗浄水を供給するための装置である。また、洗浄水タンク装置2は、水洗大便器の使用者の洗浄操作に基づいて排水弁装置6の排水弁(図示せず)を開弁させ、貯水タンク4内に貯留された洗浄水を水洗大便器に供給して、これを洗浄するように構成されている。本実施形態の給水弁装置1は、洗浄水が使用され、貯水タンク4内に貯留された洗浄水の水位が低下すると、水道に接続された水供給管8から洗浄水を流入させ、排出口10から貯水タンク4内に洗浄水を吐出させるように構成されている。
図2に示すように、給水弁装置1は、給水弁ユニット12と、フロート14と、フロート14により回動されるアーム部材16と、給水弁ユニット12の下流側に取り付けられたバキュームブレーカ18と、を有する。
後述するように、給水弁ユニット12には、主弁体であるダイアフラム弁体が内蔵されており、このダイアフラム弁体により、水供給管8から供給された洗浄水の吐水、停止を切り替えるように構成されている。
フロート14は、貯水タンク4に貯留された洗浄水から浮力を受け、貯水タンク4内の水位に応じて上下に移動可能に構成されている。また、フロート14には、駆動軸14aが、鉛直方向に延びるように取り付けられており、この駆動軸14aは、アーム部材16に連結されている。
アーム部材16は、給水弁ユニット12を跨ぐように配置された概ね門型の部材であり、その中間部が支軸16aにより回動可能に支持されている。アーム部材16の一方の端部には、フロート14の駆動軸14aに連結されている。また、アーム部材16の他方の端部には、パイロット弁体(図示せず)が取り付けられており、このパイロット弁体により、給水弁ユニット12に設けられたパイロット弁口(図示せず)が開閉されるように構成されている。この構成により、フロート14に浮力が働き、駆動軸14aが上方に移動されると、アーム部材16が支軸16aを中心に回動され、アーム部材16に取り付けられたパイロット弁体がパイロット弁口を閉弁させる。後述するように、パイロット弁口が閉弁されると、給水弁ユニット12に内蔵されたダイアフラム弁体が閉弁され、給水弁装置1からの洗浄水の吐出が停止される。
バキュームブレーカ18は、給水弁ユニット12の下流側に、給水弁ユニット12と一体的に設けられており、給水弁ユニット12から流出した洗浄水が流入するように構成されている。給水弁ユニット12から流出した洗浄水は、バキュームブレーカ18を通って、排出口10(図1)から下方に向けて貯水タンク4内に吐出される。また、給水弁ユニット12側が負圧になった場合には、バキュームブレーカ18から給水弁ユニット12内に大気が吸入され、給水弁ユニット12内に洗浄水が逆流するのを防止するように構成されている。
次に、図3及び図4に示すように、給水弁ユニット12は、給水弁本体20を有し、この給水弁本体20は第1本体部材20a及び第2本体部材20bから構成されている。第1本体部材20aと第2本体部材20bは、水密的に結合され、筒状の給水弁本体20を構成する。また、給水弁本体20の、バキュームブレーカ18とは反対側の端部には、水供給管8(図1)を接続するための流入部38が設けられている。さらに、給水弁本体20内には、ダイアフラム弁アセンブリ22と、ダイアフラム弁アセンブリ22の上流側に配置された整流部材24と、整流部材24の上流側に配置されたストレーナ26が収容されている。
ストレーナ26は、多数の小孔が設けられた円筒状の部材であり、流入部38から流入した洗浄水が、内部に流入するように配置されている。このストレーナ26により、水道水に混入していた異物等が、下流側に流れるのを防止している。
整流部材24は、図4に示すように、ストレーナ26の下流側に配置された部材であり、上流側に位置するリング状部24aと、下流側に位置するドーナツ板状部24bと、これらの部材を連結するように放射状に設けられた4枚の羽根状部24cから構成されている。ストレーナ26を通過した洗浄水は、羽根状部24cにより整流され、ドーナツ板状部24bの中央の穴から下流側に流出する。
ダイアフラム弁アセンブリ22は、整流部材24の下流側に配置され、ダイアフラム弁により、第1本体部材20aに設けられた主弁口28(図3)を開閉するように構成されている。ここで、図3に示すように、整流部材24を通過した洗浄水は、ダイアフラム弁アセンブリ22の外周と、第1本体部材20aの内壁面との間を通って主弁口28に到達する。また、整流部材24を通過した洗浄水の一部は、ダイアフラム弁アセンブリ22の内部に流入するように構成されている。
さらに、図3に示すように、ダイアフラム弁アセンブリ22は、主弁体であるダイアフラム弁体30と、ダイアフラム弁体30を押さえる弁押さえ部材32と、弁押さえ部材32の上流側に取り付けられるアセンブリ本体34と、アセンブリ本体34内に配置されたコイルばね36と、を有する。
ダイアフラム弁体30は、第1本体部材20a内に設けられた主弁口28(図5)に対向するように配置され、主弁口28を閉弁又は開弁させるように移動される。この主弁口28は、第1本体部材20aの内部に設けられた円筒状部分の先端に設けられている。主弁口28から流入した洗浄水は、円筒状部分の基端の流出口28aから流出する。即ち、ダイアフラム弁体30が主弁口28に着座することにより、給水弁装置1からの吐水が停止され、主弁口28から離座すると、給水弁装置1から洗浄水が吐出される。このように、本実施形態においては、ダイアフラム弁体30、及びこれが着座する主弁口28は開閉弁として機能し、流出口28aは、開閉弁の流出口として機能する。
なお、本実施形態においては、洗浄水は、流入部38から略水平方向に給水弁装置1内に流入し、主弁口28を通過した洗浄水も、流入方向と同じ略水平方向に流出口28aから流出する。従って、本実施形態において、ダイアフラム弁体30は、流入方向及び流出口28aからの流出方向と同じ略水平方向に移動される。
弁押さえ部材32は、環状の部材であり、ダイアフラム弁体30の周縁部を、アセンブリ本体34との間に挟んで、ダイアフラム弁体30を固定するように構成されている。また、弁押さえ部材32の下流側の端部は、第1本体部材20aの内壁面に当接し、ダイアフラム弁アセンブリ22を給水弁本体20内の所定の位置に位置決めするように構成されている。
アセンブリ本体34は、円筒部34aと、円筒部34aよりも直径の大きい大径部34bから構成されている。整流部材24を通過した洗浄水の一部は、円筒部34aの側面に設けられた流入口34cを通って、ダイアフラム弁アセンブリ22内に流入する(図3の二点鎖線の矢印参照)。また、アセンブリ本体34の大径部34bの内壁面と、ダイアフラム弁体30の背面により、ダイアフラム弁アセンブリ22の内部には圧力室22aが形成される。また、コイルばね36は、圧力室22a内に配置され、ダイアフラム弁体30を主弁口28に向けて付勢するように構成されている。さらに、流入口34cからダイアフラム弁アセンブリ22内に流入した洗浄水は圧力室22a内の圧力を高め、この圧力に基づく力により、ダイアフラム弁体30は主弁口28に押し付けられ、主弁口28を閉弁させる。
また、アセンブリ本体34には、圧力室22a内をダイアフラム弁アセンブリ22の外部と連通させるパイロット通路(図示せず)が設けられている。このアセンブリ本体34に設けられたパイロット通路は、さらに、第1本体部材20aに設けられたパイロット通路20c(図5)と連通するように構成されている。パイロット通路20cは、第1本体部材20aの外壁面に設けられたパイロット弁口(図示せず)と連通しており、このパイロット弁口は、アーム部材16(図1)に備えられたパイロット弁(図示せず)により開閉される。
この構成により、パイロット弁口(図示せず)がパイロット弁(図示せず)によって閉弁されている状態では、ダイアフラム弁アセンブリ22の中の圧力室22a内部の圧力が高くなる。一方、パイロット弁口が開弁されると、圧力室22a内の洗浄水がパイロット弁口を通って外部に流出し、圧力室22a内の圧力が低下する。圧力室22a内の圧力が高くなると、圧力室22aの一部を構成するダイアフラム弁体30が主弁口28に押し付けられ、主弁口28が閉弁される。一方、圧力室22a内の圧力が低下した状態では、ダイアフラム弁アセンブリ22の周囲を通過した洗浄水が、ダイアフラム弁体30を、コイルばね36の付勢力に抗して主弁口28から離座させ、主弁口28が開弁される(図3の実線の矢印参照)。このように、給水弁ユニット12に内蔵されたダイアフラム弁体30は、第1本体部材20aに設けられたパイロット弁口(図示せず)を開閉することにより開閉される。
次に、図5を新たに参照して、給水弁ユニット12の、主弁口28よりも下流側の構成を説明する。
図5は、給水弁装置1の一部を構成する第1本体部材20a及びバキュームブレーカ18の一部を切断して示す斜視図である。
図5に示すように、主弁口28は、給水弁本体20を構成する第1本体部材20aの内部に設けられた円筒状部分の先端によって構成されている。本実施形態において、円筒状部分の中心軸線は概ね水平方向に向けられ、ダイアフラム弁体30によって主弁口28が開弁されると、円筒状部分の下流端の流出口28aから洗浄水が概ね水平方向に流出される。
さらに、主弁口28の下流側には、流出口28aからの流出方向に対して略直角に折れ曲がるように流出通路40が設けられている。このよに、本実施形態においては、流出口28aが流出通路40に直結されていると共に、流出口28aから洗浄水が流出する流出方向は、流入部38から洗浄水が流入する流入方向と略同一の水平方向に向けられている。さらに、主弁口28の下流側近傍に設けられた流出通路40は、流出口28aからの流出方向に対して略直角に折れ曲がるように、上方に向けて延びている。即ち、本実施形態において、流出通路40は、主弁口28の下流側近傍に、鉛直上方に向けて折れ曲がるように延びている。ここで、流路が「折れ曲がる」とは、流れの方向を転換するためのR形状に湾曲された流路を実質的に備えることなく、流路の方向が変化していることを意味している。
また、流出通路40は、略長方形断面の比較的細い通路であり、流路断面積はほぼ一定に構成されている。本実施形態においては、主弁口28及び流出口28aの流路断面積は約50mm2であり、流出通路40の流路断面積は約44mm2である。
さらに、流出通路40の上方には、流路断面積が大きい通路が接続されており、この通路はバキュームブレーカ18の上向通路18aを構成している。この上向通路18aは第1本体部材20aの上端まで延び、上端が開放されている。また、第1本体部材20aには、上向通路18aに隣接するように、バキュームブレーカ18の下向通路18bが設けられている。この下向通路18bの上端も開放されていると共に、その下端は給水弁装置1の排出口10を構成している。さらに、上向通路18a及び下向通路18bの上方には、円筒形のキャップ18cが被せられており、上向通路18a及び下向通路18bの開放された上端を覆っている。
これら、第1本体部材20aに設けられた上向通路18a及び下向通路18b、及びこれに被せられたキャップ18cは、バキュームブレーカ18を構成している。即ち、主弁口28から流出した洗浄水は、流出通路40を上方に向けて流れ、バキュームブレーカ18の上向通路18aに流入する。上向通路18aに流入した洗浄水は、その上端から流出し、キャップ18cの内側を通って下向通路18bの上端に流入する。下向通路18bに流入した洗浄水は、その下端の排出口10から流出し、貯水タンク4の中に流入する。また、主弁口28の側が負圧になった場合には、第1本体部材20aとキャップ18cの間の隙間から大気が吸入され、排出口10からの洗浄水の逆流が防止される。
さらに、キャップ18cの内側には、下方に向けて延びるように圧力損失部材42が取り付けられている。この圧力損失部材42は、キャップ18c内の天井面から上向通路18aの中を下方に向けて延び、その下端は、流出通路40の中まで延びている。即ち、圧力損失部材42は、流出通路40内の流路を仕切るように、流出通路40の長手方向に延び、流出通路40内の流れに圧力損失を与えて流れの剥離を抑制する。また、図3に示すように、本実施形態においては、上方から流出通路40の内部に挿入された圧力損失部材42の下端は、流出口28aの上端とほぼ同じ高さに位置している。即ち、本実施形態において、圧力損失部材42は、流出口28aの流出方向への平行投影線の外側に、平行投影線とは実質的に交差しない位置に設けられている。
また、圧力損失部材42は、図3の紙面と平行に延びる第1板状部42aと、これに対して直角に向けられた第2板状部42bから構成されており、全体として十字型断面形状に構成されている。第1板状部42aの両端は、流出通路40の対向する一組の内壁面と夫々当接し、第2板状部42bの両端は、流出通路40の対向するもう一組の内壁面と夫々当接している。このように、圧力損失部材42を配置することにより、流出通路40内の流路は狭められると共に、流出通路内の流路は4つに仕切られる。
なお、本実施形態においては、圧力損失部材42は、流出通路40の各内壁面と当接するように配置されているが、圧力損失部材42と流出通路40の内壁面との間に隙間を設け、少なくとも部分的に流出通路40内の流路が仕切られるように圧力損失部材42を構成することもできる。また、本実施形態においては、圧力損失部材42の流路に直交する方向の断面積は、約25mm2であり、流出通路40の流路断面積の約57%を占めている。好ましくは、圧力損失部材42を設けることにより、流出通路40の流路断面積が、約40%乃至約70%縮小されるように圧力損失部材42を構成する。
次に、図6乃至図8を参照して、圧力損失部材42の作用、効果を説明する。
図6は、圧力損失部材42を配置した場合における流出通路40内の流速分布を示すシミュレーション結果を示し、図7は、比較例として、圧力損失部材42を配置しない場合における流出通路40内の流速分布を示すシミュレーション結果を示す。また、図8は、流出通路40内を流れる洗浄水の流動圧と、給水弁装置1から発生する給水音の関係を測定した実験結果である。
図6に示すように、本実施形態の給水弁装置1においては、流出口28aから水平方向に流出した洗浄水の流れは、流出通路40内に流入することにより、略直角に折れ曲がり、上方に向けられる。上方に向けて折り曲げられた流れは、流出通路40内の、圧力損失部材42が配置されている部分に流入し、上方に向かう。この際、流出通路40内を流れる洗浄水の流速は、比較的均一に維持されている。
一方、比較例として、図7に示すように、流出通路40内に圧力損失部材42が配置されていない場合には、流出口28aから流出した後、直角に折り曲げられた流れは、流出通路40内で流速が著しく低下している。さらに、流出通路40内の、折り曲げ部分近傍(図7において楕円で囲った部分)では、極端に流速が低下しており、流れに剥離が生じていることが分かる。これに対し、本実施形態の給水弁装置1では、図6において楕円で囲った折り曲げ部分近傍においても、極端な流速の低下は生じておらず、剥離は見られない。このように、流出通路内に圧力損失部材が配置されていない従来の給水弁装置では、流出口の下流側に、略直角に折り曲げられた流出流路を形成すると、流れに剥離が生じ、異音が発生することが、本件発明者により突き止められた。本件発明者は、流出通路に圧力損失部材を設けることにより、異音の発生を抑制することに成功したのである。
まず、図8の実線に示すように、本発明の第1実施形態の給水弁装置1においては、流出通路40内を流れる洗浄水の流動圧の上昇と共に、給水弁装置1から発生する給水音が少しずつ上昇している。即ち、流動圧0.1MPaにおいて給水音は約36dBであり、流動圧の上昇と共に給水音が少しずつ上昇し、流動圧1MPaでは給水音は約62dBに上昇している。
これに対し、図8の点線に示すように、図7に示した比較例の給水弁装置では、流動圧0.1MPaにおいて給水音は約43dBであり、流動圧の上昇と共に給水音が少しずつ上昇する。さらに、流動圧が約0.55MPaまで上昇すると、給水音が急激に上昇し、流動圧1MPaにおいて給水音は約67dBまで上昇する。即ち、図8の点線に示す比較例による給水弁装置では、流動圧が約0.55MPa程度まで上昇し、流速が高まると、流出通路内で剥離が発生しているものと考えられる。このように、流出通路内の流れに剥離が起こることにより、キャビテーションが発生し、急激に給水音が大きくなったものと推測される。
この図8に示す比較例のように、流動圧が上昇する際に、急激に給水音が大きくなると、使用者には、これが異音の発生として認識されることが多い。これに対し、本発明の第1実施形態の給水弁装置1では、流動圧の上昇と共に給水音も大きくものの、給水音の増大はなだらかで、急激に大きくなることはない。このような、なだらかな給水音の増大は、通常、使用者には、異音の発生としては認識されない。
次に、本発明の第1実施形態による給水弁装置1を備えた洗浄水タンク装置2の作用を説明する。
まず、使用者が水洗大便器(図示せず)の洗浄操作を行うと、貯水タンク4(図1)内に設けられた排水弁装置6の排水弁(図示せず)が開弁され、貯水タンク4内に貯留されていた洗浄水が水洗大便器に供給され、これが洗浄される。
貯水タンク4内に貯留されていた洗浄水が排出されると、貯水タンク4内の水位が低下するため、給水弁装置1に備えられたフロート14(図2)が低下する。フロート14が低下すると、フロート14を支持しているアーム部材16が支軸16aを中心に回動される。これにより、アーム部材16に設けられたパイロット弁体(図示せず)が、給水弁ユニット12に設けられたパイロット弁口(図示せず)から離座し、パイロット弁口に連通したダイアフラム弁アセンブリ22の中の圧力室22a(図3)内の圧力が低下する。圧力室22a内の圧力が低下すると、ダイアフラム弁体30の背面側に作用する圧力が低下し、ダイアフラム弁体30が主弁口28から離座する。即ち、ダイアフラム弁体30及び主弁口28によって構成される開閉弁が開弁される。
開閉弁が開弁されると、水供給管8(図1)から流入部38を通って給水弁ユニット12に流入した洗浄水は、開閉弁の流出口28aから流出する。流出口28aから流出した洗浄水は、流出通路40を通ってバキュームブレーカ18の上向通路18aに流入し、下向通路18bを通って排出口10から排出される。排出口10から排出された洗浄水は貯水タンク4内に流入し、貯水タンク4内の水位を上昇させる。貯水タンク4内の水位が所定の止水水位まで上昇すると、フロート14が上昇し、アーム部材16を所期位置まで回動させる。
これにより、アーム部材16に設けられたパイロット弁体(図示せず)が、パイロット弁口(図示せず)を閉弁させる。これにより、圧力室22a(図3)内の圧力が上昇して、ダイアフラム弁体30が主弁口28に着座し、開閉弁が閉弁される。以上により、洗浄水タンク装置2は、初期状態に復帰する。なお、本実施形態において、排出口10は、貯水タンク4の止水水位よりも上方に位置し、排出口10と貯水タンク4内の洗浄水の水面との間には常にエアギャップが存在する。
本発明の第1実施形態の給水弁装置1によれば、圧力損失部材42が流出通路40内の流れに圧力損失を与えて流れの剥離を抑制するので、流出通路40内の流れに剥離が生じることによる異音の発生を抑制することができる。即ち、流出通路40が開閉弁からの流出方向に対して略直角に折り曲げられた場合でも、流出通路40内に圧力損失部材42が設けられているので、流出通路40を折り曲げたことに起因する異音の発生を抑制することができる。これにより、給水弁装置1を容易に小型化することができる。
また、本実施形態の給水弁装置1によれば、流出通路40が開閉弁からの流出方向に対して略直角に上方に折れ曲がって延びているので、給水弁装置1の小型化、異音の抑制を両立しながら、給水弁装置1の排出口10を高い位置に設けることができ、必要なエアギャップを容易に確保することができる。
さらに、本実施形態の給水弁装置1によれば、圧力損失部材42が開閉弁の流出口28aの平行投影線の範囲外に設けられているので、流出口28aから流出した洗浄水が、一旦、流出通路40の全流路断面に広がった後、圧力損失部材42が設けられた流路に流入する。このため、圧力損失部材42の周囲の洗浄水の流れを、より均一化することができ、効果的に剥離の発生を抑制することができる。
また、本実施形態の給水弁装置1によれば、圧力損失部材42が流出通路40内の流路を仕切るように、流出通路40の長手方向に延びるように設けられているので、流出通路40内の洗浄水の流れ方向を大きく変えることなく圧力損失を与えることができる。この結果、圧力損失部材42を設けたことに起因する渦等の発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態の給水弁装置1によれば、圧力損失部材42が十字型断面形状を有するので、流出通路40内の流れが、より細分化され、流出通路40内の流速を、より均一化することができる。
また、本実施形態の給水弁装置1によれば、圧力損失部材42が流出通路40とは別体の部材で構成されているので、流出通路40の形状に関わらず、圧力損失部材42の構造を比較的自由に設計することができ、より効果的に異音を抑制することができる圧力損失部材42を設計することができる。
次に、図9及び図10を参照して、本発明の第2実施形態による給水弁装置を説明する。
本発明の第2実施形態の給水弁装置は、流出通路内に設けられた圧力損失部材の構造が、上述した第1実施形態とは異なる。従って、以下では、本発明の第2実施形態の、第1実施形態とは異なる部分のみを説明し、同様の構成、作用、効果については説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図9は、本発明の第2実施形態の給水弁装置に用いられている第1本体部材120の一部を切断して示した斜視断面図である。図10は、本発明の第2実施形態の給水弁装置に用いられている第1本体部材120の断面図である。
図9に示すように、本実施形態の給水弁装置においては、給水弁装置の給水弁本体の一部を構成する第1本体部材120の内部に主弁口28が設けられている。さらに、主弁口28の下流側には、上方に向けて延びる流出通路140が設けられている。この流出通路140の上端には、バキュームブレーカ18の上向通路18aが接続されており、上向通路18aに隣接して下向通路18bが設けられている。また、下向通路18bの下端には、排出口10が形成されている。
さらに、流出通路140の内部には、圧力損失部材142が、第1本体部材120と一体に設けられている。図10に示すように、この圧力損失部材142は、図10の紙面に垂直な方向に延びる第1板状部142aと、この第1板状部142aに対して直角に向けられた第2板状部142bから構成されている。即ち、第1板状部142aは、主弁口28(流出口28a)からの洗浄水の流出方向に延びており、流出通路140を、図10における左右に仕切っている。また、第2板状部142bは、図10の紙面に平行な方向に延びており、流出通路140を図10の奥行き方向に仕切っている。
また、本実施形態においては、圧力損失部材142は、流出通路140の下端から上端まで延びており、主弁口28(流出口28a)の平行投影線と交差する位置にも設けられている。さらに、第2板状部142bには、第1板状部142aの両側に細長い長方形の開口部が設けられており、第2板状部142bの手前側と奥側の流路(図10における手前側と奥側の流路)が連通されている。このように、本実施形態においては、流出通路140内の流路は、圧力損失部材142によって部分的に仕切られている。
次に、本実施形態の給水弁装置による給水音の測定結果を、図8の一点鎖線に示す。図8の一点鎖線に示すように、本実施形態の給水弁装置では、流動圧の上昇と共に少しずつ給水音が上昇し、流動圧約0.7MPa以上で給水音の増加率が大きくなっている。換言すれば、本実施形態の給水弁装置によれば、流動圧約0.7MPa程度までの使用であれば、給水音を十分に抑制することができる。また、本実施形態の給水弁装置においては、圧力損失部材142が流出通路140の下端から設けられていてるため、第1本体部材120と一体で、容易に圧力損失部材142を形成することができ、部品点数を削減することができる。
次に、図11を参照して、本発明の第3実施形態による給水弁装置を説明する。
本発明の第3実施形態の給水弁装置は、流出通路内に設けられた圧力損失部材の構造が、上述した第1実施形態とは異なる。従って、以下では、本発明の第3実施形態の、第1実施形態とは異なる部分のみを説明し、同様の構成、作用、効果については説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図11は、本発明の第3実施形態の給水弁装置に用いられている第1本体部材220の一部を切断して示した斜視断面図である。
図11に示すように、本実施形態の給水弁装置においては、給水弁装置の給水弁本体の一部を構成する第1本体部材220の内部に主弁口28が設けられている。さらに、主弁口28の下流側には、上方に向けて延びる流出通路240が設けられている。この流出通路240の上端には、バキュームブレーカ18の上向通路18aが接続されており、上向通路18aに隣接して下向通路18bが設けられている。また、下向通路18bの下端には、排出口10が形成されている。
さらに、流出通路240の内部には、圧力損失部材242が、第1本体部材220と一体に設けられている。図11に示すように、この圧力損失部材242は、流出通路240の下端から上方に向けて延びる長方形の板状の部材から構成されている。即ち、圧力損失部材242は、その板面が、主弁口28(流出口28a)から流出する洗浄水に対向するように設けられている。
この圧力損失部材242により、流出通路240は、主弁口28に近い側の通路と、遠い側の通路に仕切られている。また、圧力損失部材242の両側の側縁と、流出通路240の内壁面の間には隙間が設けられており、流出通路240内の主弁口28に近い側の通路と、遠い側の通路を連通させている。また、本実施形態においては、圧力損失部材242は、流出通路240の下端から、主弁口28のよりも上方まで延びており、主弁口28(流出口28a)の平行投影線と交差する位置にも設けられている。なお、本実施形態においては、圧力損失部材242は、流出通路240の途中まで設けられており、圧力損失部材242の下流端(上端)までは設けられていない。
次に、本実施形態の給水弁装置による給水音の測定結果を、図8の二点鎖線に示す。図8の二点鎖線に示すように、本実施形態の給水弁装置では、流動圧の上昇と共に少しずつ給水音が上昇し、流動圧約0.8MPa以上で給水音の増加率が大きくなっている。換言すれば、本実施形態の給水弁装置によれば、流動圧約0.8MPa程度までの使用であれば、給水音を十分に抑制することができる。また、本実施形態の給水弁装置においては、圧力損失部材242が流出通路240の下端から設けられていてるため、第1本体部材220と一体で、容易に圧力損失部材242を形成することができ、部品点数を削減することができる。また、本発明の第2実施形態における圧力損失部材142よりも構造が単純であり、圧力損失部材242を第1本体部材220と一体に、容易に成形することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態において、洗浄水は、流入部から水平方向に流入し、ダイアフラム弁体と主弁口によって構成される開閉弁の流出口から水平方向に流出していた。また、ダイアフラム弁体も、流入方向、流出方向と同じ水平方向に移動されていた。しかしながら、本発明において、これらの流入方向、流出方向、及び主弁体の移動方向は互いに異なっていても良く、水平方向以外の方向に向けられていても良い。また、上述した実施形態において、流出通路は、開閉弁からの流出方向に対して、略直角に、鉛直上方に向けて折れ曲がるように延びていたが、流出通路は、任意の方向に向けることができる。
1 給水弁装置
2 洗浄水タンク装置
4 貯水タンク
6 排水弁装置
8 水供給管
10 排出口
12 給水弁ユニット
14 フロート
14a 駆動軸
16 アーム部材
16a 支軸
18 バキュームブレーカ
18a 上向通路
18b 下向通路
18c キャップ
20 給水弁本体
20a 第1本体部材
20b 第2本体部材
22 ダイアフラム弁アセンブリ
22a 圧力室
24 整流部材
24a リング状部
24b ドーナツ板状部
24c 羽根状部
26 ストレーナ
28 主弁口
28a 流出口
30 ダイアフラム弁体(主弁体)
32 弁押さえ部材
34 アセンブリ本体
34a 円筒部
34b 大径部
34c 流入口
36 コイルばね
38 流入部
40 流出通路
42 圧力損失部材
42a 第1板状部
42b 第2板状部
120 第1本体部材
140 流出通路
142 圧力損失部材
142a 第1板状部
142b 第2板状部
220 第1本体部材
240 流出通路
242 圧力損失部材

Claims (6)

  1. 水洗大便器に洗浄水を供給する給水弁装置であって、
    給水弁本体と、
    水供給管に接続され、上記給水弁本体の内部に洗浄水を流入させる流入部と、
    上記給水弁本体内に流入した洗浄水の吐出、停止を切り替える開閉弁と、
    この開閉弁の下流側に設けられ、上記開閉弁からの流出方向に対して略直角に折れ曲がるように延びる流出通路と、
    この流出通路に設けられ、上記流出通路内の流れに圧力損失を与えて流れの剥離を抑制する圧力損失部材と、
    を有することを特徴とする給水弁装置。
  2. 上記開閉弁からの流出方向は、略水平方向に向けられており、上記流出通路は、上記開閉弁からの流出方向に対して上方に折れ曲がって延びている請求項1記載の給水弁装置。
  3. 上記圧力損失部材は、上記流出通路の内部に設けられ、且つ上記開閉弁の流出口の平行投影線の範囲外に設けられている請求項1又は2に記載の給水弁装置。
  4. 上記圧力損失部材は、上記流出通路内の流路を仕切るように、上記流出通路の長手方向に延びるように設けられている請求項1乃至3の何れか1項に記載の給水弁装置。
  5. 上記圧力損失部材は、上記流出通路内の流路を4つに仕切るように、十字型断面形状を有する請求項4記載の給水弁装置。
  6. 上記圧力損失部材は、上記流出通路とは別体の部材で構成され、上記流出通路内に配置される請求項1乃至5の何れか1項に記載の給水弁装置。
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