JP2023110279A - 作業機械 - Google Patents

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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】第1熱交換器及び第2熱交換器の熱交換効率および清掃性を確保しつつ、電装類の配置スペースの確保やカウンタウエイトの一部を除外する必要がないよう機械室内を省スペース化する。【解決手段】機械室内に区画された吸気室15bに、冷却ファン33と、冷却ファンの空気流通方向の上流側に配置された熱交換器35,36とが配置された作業機械であって、熱交換器は、第1熱交換器35と、第2熱交換器36と、を有し、吸気室15bは、冷却ファンの上流側に、空気流通方向に直交する方向に並ぶように設けられた第1熱交換器および通風孔37と、第1熱交換器の上流側に設けられ、冷却ファンによる吸気が流入する第1吸気室100と、第1吸気室に設けられた開口窓41aと通風孔とを接続することで前記吸気を分岐させる第2吸気室200と、を備え、第2熱交換器は、開口窓に設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、作業機械に関するものである。
従来、上部旋回体の後部にエンジンルームが設けられ、エンジンルーム内にエンジンやラジエータ等が配設された油圧ショベル等の作業機械が知られている。
一般的な作業機械では、冷却ファンの上流側にラジエータ、インタークーラ、オイルクーラ等の第1熱交換器が配置され、第1熱交換器のさらに上流側に、コンデンサ等の第2熱交換器が配置される。
しかしながら、産業廃棄現場や解体現場のように、微細粒子粉塵が浮遊する環境下では、フィルタを粉塵が通過して、各冷却装置の目詰まりが進行してしまう。そのため、例えば、1日2回以上、第1熱交換器等の清掃を行う必要があるが、第1熱交換器と第2熱交換器が、空気流路において一直線上に配置されると、清掃しにくく、また、通風抵抗が大きくなるため冷却効率が悪くなるという問題もある。
このような問題に対応すべく、特許文献1には、冷却ファンの上流側に2つの空気流路を設け、一方の空気流路にラジエータを配置し、他方の空気流路にオイルクーラを配置した作業機械の冷却装置が開示されている。
特開2002-30693号公報
しかしながら、特許文献1の発明のようにラジエータを配置すると、ラジエータの上流に吸気室を有しないため、通常吸気室の下方に配置されるバッテリ等の電装類が配置できない。また、カウンタウエイトの一部が除外された部分に、オイルクーラ及びその吸気室が配置されているため、機械安定性能の確保に悪影響を与える懸念がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、第1熱交換器及び第2熱交換器の熱交換効率および清掃性を確保しつつ、電装類の配置スペースの確保やカウンタウエイトの一部を除外する必要がないよう機械室内を省スペース化することにある。
本発明は、機械室内に区画された吸気室に、冷却ファンと、前記冷却ファンの空気流通方向の上流側に配置された熱交換器とが配置された作業機械を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、
前記熱交換器は、第1熱交換器と、第2熱交換器と、を有し、
前記吸気室は、
前記冷却ファンの上流側に、前記空気流通方向に直交する方向に並ぶように設けられた前記第1熱交換器および通風孔と、
前記第1熱交換器の上流側に設けられ、前記冷却ファンによる吸気が流入する第1吸気室と、
前記第1吸気室に設けられた開口窓と前記通風孔とを接続することで前記吸気を分岐させる第2吸気室と、
を備え、
前記第2熱交換器は、前記開口窓に設けられたことを特徴とするものである。
この構成により、機械室内に吸気された外気が、第1吸気室および第1熱交換器を通る第1空気流路と、第2熱交換器および第2吸気室を通る第2空気流路とに分かれる。第1熱交換器と第2熱交換器は同じ空気流路において一直線上に重ならないため、熱交換性能を維持しつつ、機械室内を省スペース化することが可能となる。第1熱交換器の上流には、第1吸気室によってスペースが確保されているので、その下方に電装類の配置スペースを確保することも可能である。また、第1熱交換器を清掃するとき、第1熱交換器の下流側からエアガン等により圧縮空気を吹き付けて、第1熱交換器の上流側のコア面に付着した異物を、第1吸気室内へ吹き飛ばす際に、第2熱交換器が邪魔にならない。第1吸気室の清掃を行う際も、第2熱交換器が邪魔にならないため、メンテナンス性が高い。また、冷却ファンを逆転させることによって吸気口側へ逆風を送って熱交換器に付着した異物を上流側へ吹き飛ばして清掃する際にも、第1空気流路及び第2空気流路がそれぞれ逆向きの空気流路となり、第1熱交換器と第2熱交換器がそれぞれの空気流路から逆風を受けるため、効率よく異物を除去することができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記空気流通方向は前記作業機械の幅方向であり、前記通風孔は、前記作業機械の前後方向において前記第1熱交換器の前側に配置されることを特徴とする。
この構成により、通風孔と第1熱交換器とが、作業機械の前後方向に並び、第1吸気室と第2吸気室とが、前後に分かれて配置されるため、熱交換性能を維持しつつ、機械室内を省スペース化することが容易となる。
第3の発明は、第2の発明において、
前記開口窓は、前記作業機械の前後方向において前記第1吸気室の前部に設けられることを特徴とする。
この構成により、機械室内に吸気された外気が、第1吸気室から第1熱交換器を通る第1空気流路と、第1吸気室から開口窓を介して第2熱交換器および第2吸気室を通る第2空気流路とで、作業機械の前後方向に分かれるため、本発明の効果がより好適に得られる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか1つの発明において、
前記第2熱交換器が、前記開口窓に対して開閉可能にする回動軸を有することを特徴とする。
この構成により、清掃時には、第2熱交換器を回動させて作業者が作業しやすい位置に移動させ、第2熱交換器の下流側からエアガン等により圧縮空気を吹き付けて、第2熱交換器の上流側のコア面に付着した異物を、第1吸気室内へ吹き飛ばすことができるため、第2熱交換器の清掃がしやすくなる。また、第2熱交換器を回動させて開口窓を開放状態とすると、開口窓から第2熱交換器の裏に位置する第2吸気室にアクセス可能となり、第2吸気室内の清掃も可能となる。
第5の発明は、第1から第4のいずれか1つの発明において、
前記第2吸気室が、底面に開閉可能な開口部を有することを特徴とする。
この構成により、第2空気流路内に堆積した異物を開口部から排出することができるため、さらにメンテナンス性を向上させることができる。
第6の発明は、第1から第5のいずれか1つの発明において、
前記第1吸気室が、上流側に着脱可能なフィルタを有することを特徴とする。
この構成により、第1熱交換器及び第2熱交換器の上流側にフィルタを設けることで、大きな異物を除去することが可能となるため、第1熱交換器及び第2熱交換器の清掃頻度を少なくすることが可能となる。
本発明によれば、第1熱交換器及び第2熱交換器の熱交換効率および清掃性を確保しつつ、電装類の配置スペースの確保やカウンタウエイトの一部を除外する必要がないよう機械室内を省スペース化することが可能となる。
本実施形態に係る作業機械の構成を示す側面図である。 機械室内の構成を示す概略平面図である。 機械室内の構成を示す概略背面図である。 図2の一部拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。各図には、上下や前後左右の方向を矢印で示してある。以下の説明では、作業機械の前後方向を単に「前後方向」といい、作業機械の前側を単に「前側」といい、作業機械の後側を単に「後側」というものとする。また、作業機械の左右方向を単に「左右方向」といい、左側を単に「左側」といい、車両右側を単に「右側」というものとする。なお、左右方向は、後側から前側を見たときの左側を左といい、右側を右という。
図1に示すように、作業機械10は、クローラ式の下部走行体11と、下部走行体11上に旋回自在に搭載された上部旋回体20とを備えている。上部旋回体20には、アタッチメント13、キャブ14、機械室15等が設けられている。
なお、本実施形態の作業機械10は小旋回型であり、旋回半径が小さくなるように、上部旋回体20は相対的に小さく構成され、上部旋回体20の後部の外郭線は、上方から見て円弧状に形成されている。
アタッチメント13は、上部旋回体20の前部に設置され、ブーム13a、アーム13b、及びバケット13c等で構成されている。ブーム13a等のそれぞれは、油圧制御された油圧シリンダ13dの伸縮に連動して動作し、掘削等の作業を行う。これらブーム13a等の操作は、キャブ14において行われる。
キャブ14は、矩形箱形の運転室であり、アタッチメント13に隣接して上部旋回体20の左前部に設置されている。機械室15は、上部旋回体20の後部に設けられている。機械室15は、上部旋回体20の後部の外周縁に沿って搭載されたカウンタウエイト22と、カウンタウエイト22とともに機械室15の周囲を覆う機械室カバー16とによって区画されている。カウンタウエイト22は、アタッチメント13との間で前後のバランスを確保するためのものである。
図2に示すように、カウンタウエイト22の左側後部には、メンテナンス開口23が形成されている。メンテナンス開口23は、機械室15内に配設された各種機器のメンテナンスを行うための開口である。メンテナンス開口23は、機械後方から第1ダクト41を視認可能な位置に開口しており、フィルタ44の交換作業や吸気室15b内の清掃等を行うことができる。
メンテナンス開口23は、後方カバー24によって開閉可能に塞がれている。後方カバー24は、メンテナンス開口23の周縁部における後側の位置で上下方向に延びる中心軸25によって回動可能に支持されている。後方カバー24は、中心軸25を中心に回動させることで、後方カバー24の前部を後方に移動させ、メンテナンス開口23を開放することができる。
図3にも示すように、機械室15内には、図示しないエンジンマウントを介してエンジン31が搭載されている。エンジン31は、その駆動軸が左右方向を向くように機械室15の内部に配設されている。機械室カバー16の左側上部には、吸気窓16aが形成されている。機械室カバー16の右側上部には、排気口16bが形成されている。
機械室15の内部は、仕切壁17によって、エンジンルーム15aと吸気室15bに区画されている。吸気室15bには、冷却ファン33と、冷却ファンの空気流通方向の上流側に配置された熱交換器とが配置されている。熱交換器は、第1熱交換器35と第2熱交換器36とを有する。
エンジンルーム15aには、冷却ファン33、エンジン31及び油圧ポンプ32が、この順で左右方向に並んで配設され、冷却ファン33によって機械室15内に吸気された外気が、空気流通方向の上流側から第1熱交換器35及び冷却ファン33を通過し、下流側のエンジン31へ達するように構成されている。
吸気室15bは、冷却ファン33の上流側に第1熱交換器35および通風孔37と、第1熱交換器35の上流側に設けられ、冷却ファン33による吸気が流入する第1吸気室100と、第1吸気室100に設けられた開口窓41aと通風孔37とを接続することで吸気を分岐させる第2吸気室200とを有する。第1吸気室100と第2吸気室200は、前後方向に並んで形成されており、第1吸気室100と第2吸気室200との間には第2熱交換器36が設けられている。
具体的には、冷却ファン33よりも上流側には、第1熱交換器35及び通風孔37が、空気流通方向に直交する方向に並ぶように設けられている。本実施形態において、空気流通方向は作業機械10の幅方向であり、左側に設けられた吸気窓16aから吸気され、右側に設けられた排気口16bへ排気される。第1熱交換器35及び通風孔37は、作業機械10の前後方向に並ぶように設けられている。
第1熱交換器35は、コア面が左右方向を向くように配設されている。第1熱交換器35は、例えば、ラジエータ、オイルクーラ、インタークーラ等で構成されている。冷却ファン33は、エンジン31の駆動軸の左端部に接続され、エンジン31と第1熱交換器35との間に配設されている。冷却ファン33の周囲は、ファンシュラウド34によって覆われており、第1熱交換器35または通風孔37を通過した空気がエンジン31に向かって導かれるようになっている。油圧ポンプ32は、エンジン31の駆動軸の右端部に接続されている。
通風孔37は、機械前後方向において、第1熱交換器35の前側に配置される。この作業機械10では、第1熱交換器35は、前側端部がファンシュラウド34の内壁と離間するように配置されており、第1熱交換器35の前側端部とファンシュラウド34の内壁との間が通風孔37となっている。
第1熱交換器35の上流側には、第1吸気室100が設けられている。具体的には、第1熱交換器35の上流側には、空気流通方向の上流側から下流側に向かって開口した箱状の第1ダクト41が配設されている。第1ダクト41は、吸気口43と第1熱交換器35とを接続し、第1吸気室100を区画している。第1ダクト41の上流側に設けられた吸気口43には、フィルタ44が着脱可能に嵌め込まれている。
機械前後方向において、第1吸気室100の前部には開口窓41aが設けられている。本実施形態において、具体的には、第1ダクト41の前部に、前側に開口する開口窓41aが形成されている。そして、その開口窓41aを塞ぐように、第2熱交換器36が配設されている。第1熱交換器35、第2熱交換器36、第1ダクト41及びフィルタ44によって囲まれた空間が、第1吸気室100となっている。
通風孔37の上流側には、第2吸気室200が設けられている。具体的には、開口窓41aおよび第2熱交換器36と通風孔37とを接続するように延びる第2ダクト42が配設されており、第2熱交換器36及び第2ダクト42によって囲まれた空間が、第2吸気室200となっている。第2吸気室200は、底面に開口部38を有し、開口部38には開閉可能な開閉カバー39が取り付けられている。開閉カバー39は、左側側部に前後方向に間隔をあけて配設された2つのヒンジ部材39aを有し、ヒンジ部材39aを介して第2ダクト42の底面に設けられている。ヒンジ部材39aは、前後方向に延びる回動軸を有し、開閉カバー39は、その回動軸を中心に下方へ回動可能に構成されている。開口部38は、第2ダクト42の底面のうち、最も低い位置に設けられることが好ましい。
第2熱交換器36は、コア面が前後方向を向くように配設されている。第2熱交換器36は、例えば、エアコン用コンデンサで構成されている。第2熱交換器36は、第1ダクト41の開口窓41aに対して開閉可能にする回動軸を有する。具体的には、第2熱交換器36は、右側側部が上下方向に間隔をあけて配設された2つのヒンジ部材45で開口窓41aに連結されており、ヒンジ部材45は、上下方向に延びる回動軸を有する。第2熱交換器36は、ヒンジ部材45の回動軸を中心に回動可能に支持されている。
図2に示すように、第2熱交換器36は、ヒンジ部材45によって回動させることにより、第1吸気室100と第2吸気室200の境目である格納位置(実線)と、第1吸気室100へ移動させたメンテナンス位置(一点鎖線)との間で移動させることができる。清掃時に、第2熱交換器36を第1吸気室100のメンテナンス位置へ移動させれば、第2熱交換器36と、第2熱交換器36の裏側にある第2吸気室200の清掃が容易となる。
産業廃棄現場や解体現場のように、微細粒子粉塵が浮遊する環境下では、フィルタ44を粉塵が通過して、第1熱交換器35や第2熱交換器36の目詰まりが進行してしまう。そのため、例えば、1日2回以上、第1熱交換器35や第2熱交換器36の清掃を行う必要がある。
具体的には、第1熱交換器35は、例えばファンシュラウド34に設けられた開口からエアガンを挿入するなどして、第1熱交換器35の下流側のコア面からエアガンで圧縮空気を吹き付けることで、第1熱交換器35の上流側のコア面に付着した異物を第1吸気室100内へ吹き飛ばすことができる。
第2熱交換器36の上流側のコア面に付着した異物を除去する際には、まず、第2熱交換器36をメンテナンス位置に移動させる。その後、第2熱交換器36の下流側のコア面からエアガンで圧縮空気を吹き付けることで、第2熱交換器36の上流側のコア面に付着した異物を吹き飛ばすことができる。
また、第2熱交換器36を第1吸気室100のメンテナンス位置へ移動させることで、第2ダクト42内の第2吸気室200にアクセス可能となる。第2吸気室200の底面に設けられた開口部38を開放し、第1ダクト41の開口窓41aからエアガンを挿入して、第2吸気室200内へ空気を吹き付けることで、第2吸気室200内の異物を吹き飛ばして開口部38から排出することができる。
また、図3に示すように、第1吸気室100及び第2吸気室200の下方には、バッテリ50等の電装類が配置される空間が形成されている。第1吸気室100及び第2吸気室200の下方において、機械室15の底面には開閉可能な開口が設けられていてもよい。機械室15の底面に開口を設けることで、第2吸気室200の開口部38から排出された異物をさらに外へ排出することが容易となり、異物の電装類への影響を防止することが可能となる。
次に、吸気室15b内の空気流路について説明する。
本実施形態の作業機械10では、エンジン31の駆動時に、機械室15の内部に左側から右側ヘ向かう空気の流れが形成され、第1熱交換器35及び第2熱交換器36において、その空気と熱交換する冷媒によってエンジン31等が冷却される。
具体的には、図4に示すように、冷却ファン33の回転によって、吸気口43から外気が機械室15の内部に取り入れられる。吸気口43から取り入れられた外気は、第1吸気室100及び第1熱交換器35を順に通って冷却ファン33へ流れる第1空気流路Aと、第1吸気室100、第2熱交換器36、第2吸気室200及び通風孔37を順に通って冷却ファン33へ流れる第2空気流路Bと、に分かれる。
第1空気流路Aでは、外気が第1熱交換器35を通り抜け、第1熱交換器35を流れる冷媒の熱を吸熱して熱気となり、排気口16bから機械室15の外に排出される。第2空気流路Bでは、外気が第2熱交換器36を通り抜け、第2熱交換器36を流れる冷媒の熱を吸熱して熱気となり、排気口16bから機械室15の外に排出される。
第1熱交換器35及び第2熱交換器36は、同じ空気流路上に重なって配置されておらず、第1空気流路Aと第2空気流路Bが前後方向に分かれて第1熱交換器35又は第2熱交換器36を通るため、第1熱交換器35及び第2熱交換器36の熱交換効率が低下しにくい。
清掃時には、第1熱交換器35と第2熱交換器36が互いの妨げになることなく清掃することができるため、メンテナンス性が良い。
また、冷却ファン33から逆風を送って第1熱交換器35及び第2熱交換器36の上流側のコア面に付着した異物を吹き飛ばす際には、第1空気流路A及び第2空気流路Bがそれぞれ逆方向に流れ、第1熱交換器35と第2熱交換器36のそれぞれに逆風が当たるため、異物を効率よく除去することができる。
このように、本発明は、第1熱交換器35及び第2熱交換器36の熱交換効率および清掃性を確保しつつも、バッテリ50等の電装類の配置スペースを確保可能であり、カウンタウエイト22にも干渉しない省スペースな配置を実現した。
以上説明したように、本発明は、第1熱交換器及び第2熱交換器の熱交換効率の熱交換効率および清掃性を確保しつつ、機械室内を省スペース化できることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 作業機械
15 機械室
15b 吸気室
20 上部旋回体
22 カウンタウエイト
31 エンジン
32 油圧ポンプ
33 冷却ファン
35 第1熱交換器
36 第2熱交換器
37 通風孔
38 開口部
41 第1ダクト
41a 開口窓
42 第2ダクト
43 吸気口
44 フィルタ
50 バッテリ
100 第1吸気室
200 第2吸気室
A 第1空気流路
B 第2空気流路

Claims (6)

  1. 機械室内に区画された吸気室に、冷却ファンと、前記冷却ファンの空気流通方向の上流側に配置された熱交換器とが配置された作業機械であって、
    前記熱交換器は、第1熱交換器と、第2熱交換器と、を有し、
    前記吸気室は、
    前記冷却ファンの上流側に、前記空気流通方向に直交する方向に並ぶように設けられた前記第1熱交換器および通風孔と、
    前記第1熱交換器の上流側に設けられ、前記冷却ファンによる吸気が流入する第1吸気室と、
    前記第1吸気室に設けられた開口窓と前記通風孔とを接続することで前記吸気を分岐させる第2吸気室と、
    を備え、
    前記第2熱交換器は、前記開口窓に設けられたことを特徴とする作業機械。
  2. 前記空気流通方向は前記作業機械の幅方向であり、前記通風孔は、前記作業機械の前後方向において前記第1熱交換器の前側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記開口窓は、前記作業機械の前後方向において前記第1吸気室の前部に設けられることを特徴とする請求項2に記載の作業機械。
  4. 前記第2熱交換器が、前記開口窓に対して開閉可能にする回動軸を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の作業機械。
  5. 前記第2吸気室が、底面に開閉可能な開口部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の作業機械。
  6. 前記第1吸気室が、上流側に着脱可能なフィルタを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の作業機械。
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