JP2023109596A - 被加工物の加工方法 - Google Patents

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Yusuke Otake
智章 遠藤
Tomoaki Endo
邦充 高橋
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Abstract

【課題】撥水性を有する被加工物に対して保護膜を均一に塗布することができる被加工物の加工方法を提供すること。【解決手段】被加工物の加工方法は、撥水性を有する被加工物を加工する加工方法であって、被加工物の一方の面に対して紫外線を照射する紫外線照射ステップ1と、紫外線が照射された一方の面に対して液状の樹脂を塗布し被加工物を保護する保護膜を形成する保護膜形成ステップ2と、被加工物の保護膜が形成された側から被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザービームを照射して被加工物に対して加工を施すレーザービーム照射ステップ3と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、被加工物の加工方法に関する。
複数の撮像デバイスが形成されたウエーハや光デバイスが形成された基板等の被加工物は、加工装置により個々のデバイスへと分割された後、各種電気機器等に広く利用される。ここで用いられる加工装置として、被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザービームを照射してアブレーションさせるレーザー加工装置が知られている(特許文献1参照)。
こうしたレーザー加工では、被加工物がアブレーションした際にデブリ(加工屑)が発生するため、このデブリが被加工物に再付着してデバイスの特性に悪影響を及ぼす恐れがある。これを防ぐために、被加工物をアブレーション加工する前に被加工物を保護する保護膜を塗布し、加工後に洗浄することで保護膜に付着したデブリを保護膜ごと洗い流す方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2003-320466号公報 特開2004-188475号公報
しかしながら、これらの撮像デバイスや光デバイスは、一般に撥水性の高いものが多いため、表面で保護膜が弾かれてしまい、保護膜を均一に塗布出来ないという問題があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、撥水性を有する被加工物に対して保護膜を均一に塗布することができる被加工物の加工方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の被加工物の加工方法は、撥水性を有する被加工物を加工する加工方法であって、該被加工物の一方の面に対して紫外線を照射する紫外線照射ステップと、紫外線が照射された該一方の面に対して液状の樹脂を塗布し該被加工物を保護する保護膜を形成する保護膜形成ステップと、該被加工物の該保護膜が形成された側から該被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザービームを照射して該被加工物に対して加工を施すレーザービーム照射ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の被加工物の加工方法において、該紫外線照射ステップは、複数回実施してもよい。
また、本発明の被加工物の加工方法において、該レーザービーム照射ステップの後、該被加工物の該一方の面を洗浄して該保護膜を除去する洗浄ステップを更に含んでもよい。
また、本発明の被加工物の加工方法において、該被加工物は、シリコーン樹脂を含んでもよい。
本発明は、撥水性を有する被加工物に対して保護膜を均一に塗布することができる。
図1は、実施形態に係る被加工物の加工方法の流れを示すフローチャート図である。 図2は、図1に示す紫外線照射ステップの一例を示す断面図である。 図3は、図1に示す保護膜形成ステップの一例を示す断面図である。 図4は、図1に示すレーザービーム照射ステップの一例を示す断面図である。 図5は、図1に示す洗浄ステップの一例を示す斜視図である。 図6は、紫外線照射回数と接触角との関係を示すグラフである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
〔実施形態〕
本発明の実施形態に係る被加工物10の加工方法を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係る被加工物10の加工方法の流れを示すフローチャート図である。実施形態の被加工物10の加工方法は、紫外線照射ステップ1と、保護膜形成ステップ2と、レーザービーム照射ステップ3と、洗浄ステップ4と、を含む。
(紫外線照射ステップ1)
図2は、図1に示す紫外線照射ステップ1の一例を示す断面図である。紫外線照射ステップ1は、被加工物10の一方の面11に対して紫外線(UV)32を照射するステップである。
被加工物10は、撥水性を有する板状物である。撥水性を有するとは、本明細書において、純水に対する接触角が60度以上のものをいう。実施形態の被加工物10は、少なくとも後述の液状の樹脂45が塗布される一方の面11がシリコーン樹脂で構成されている円板体である。被加工物10としては、例えば、シリコン(Si)、サファイア(Al)、ヒ化ガリウム(GaAs)または炭化ケイ素(SiC)等を基板とする円板状の半導体ウエーハ、または光デバイスウエーハ等のウエーハが、本発明の加工方法に適用可能である。被加工物10は、本発明において、円板状に限定されない。
被加工物10は、基板の表面に格子状に設定される複数の分割予定ラインと、分割予定ラインによって区画された各領域に形成されるデバイスと、を有し、分割予定ラインに沿って分割されることによって、個々のデバイスチップに個片化される。デバイスは、例えば、IC(Integrated Circuit)またはLSI(Large Scale Integration)等の集積回路、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ、またはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等である。
実施形態の紫外線照射ステップ1は、紫外線照射ユニット30によって実施される。紫外線照射ユニット30は、紫外線32を照射する紫外線ランプ31を備える。紫外線照射ステップ1では、後述の保護膜形成ステップ2において保護膜13を形成する面(実施形態では、一方の面11)側に、紫外線ランプ31を配置し、紫外線32を一方の面11に対して所定時間照射する。これにより、被加工物10の一方の面11における撥水性が低下する。
すなわち、紫外線ランプ31から照射される紫外線32により、酸素分子(O)が分解されて、酸素原子(O)が発生する。また、有機物である被加工物10の表面(一方の面11)の分子鎖が切断されて結合が分解される。分解された酸素原子は、大気中の酸素分子と結合しオゾン(O)が生成される。このオゾンに対して、更に紫外線32が照射されると、オゾンは分解され、励起状態の活性酸素(O)が生成される。
これらが連続的に繰り返されて、結合が分解された被加工物10の表面は、不安定な状態となる。被加工物10の表面は、周囲に存在する活性酸素と結び付き、新たな官能基(OH、CHO、COOH等)へ生長し、改質される。これらの官能基は、親水性が高いため、被加工物10の一方の面11に対して、後述の保護膜形成ステップ2における樹脂45が塗布されやすくなる。なお、被加工物10の表面で結合が分解された汚染物質は、周囲に存在する活性酸素と結合して、二酸化炭素(CO)や水(HO)となり気化する。
紫外線照射ステップ1では、紫外線32の照射を複数回に分けて実施してもよい。この場合、連続して照射する最大の時間は、例えば、2[min]、好ましくは1[min]程度であることが望ましい。これにより、一度に長時間照射するのに比べて、被加工物10への紫外線32照射によるダメージを抑制できる。
なお、実施形態の紫外線照射ステップ1では、フレーム20およびテープ21に支持された被加工物10の一方の面11に対して、紫外線32を照射する。フレーム20は、環状であって、被加工物10の外径より大きな開口を有する。テープ21は、被加工物10の外径よりも大径であって、フレーム20の裏面側に貼着される。テープ21は、例えば、伸縮性を有する合成樹脂で構成された基材層と、基材層に積層されかつ伸縮性および粘着性を有する合成樹脂で構成された粘着層とを含む。被加工物10は、フレーム20の開口の所定の位置に位置決めされ、紫外線32を照射する一方の面11とは反対側の他方の面12がテープ21に貼着されることによって、フレーム20およびテープ21に固定される。
(保護膜形成ステップ2)
図3は、図1に示す保護膜形成ステップ2の一例を示す断面図である。保護膜形成ステップ2は、紫外線32が照射された一方の面11に対して液状の樹脂45を塗布し、被加工物10を保護する保護膜13(図4参照)を形成するステップである。
実施形態の保護膜形成ステップ2は、保護膜形成ユニット40によって実施される。保護膜形成ユニット40は、スピンナテーブル41と、塗布ノズル44と、塗布ノズル44に液状の樹脂45を供給する不図示の樹脂供給ユニットおよび供給源と、を備える。スピンナテーブル41は、水平な保持面42に被加工物10を吸引保持可能である。スピンナテーブル41の周りには、被加工物10を支持するフレーム20を挟持するクランプ部43が複数配置される。塗布ノズル44は、先端から液状の樹脂45を滴下する。塗布ノズル44は、ノズル先端がスピンナテーブル41の上方の塗布領域とスピンナテーブル41の上方から離隔した待機領域との間で移動可能である。
実施形態の保護膜形成ステップ2では、まず、被加工物10の他方の面12側を、テープ21を介してスピンナテーブル41の保持面42で吸引保持し、フレーム20をクランプ部43で挟持して、被加工物10を保持面42上に固定する。次に、スピンナテーブル41を軸心回りに回転させた状態で、塗布ノズル44から液状の樹脂45を被加工物10の一方の面11に滴下させる。この際、塗布ノズル44は、被加工物10の半径方向に往復移動してもいい。滴下された樹脂45は、スピンナテーブル41の回転により発生する遠心力によって、被加工物10の一方の面11上を中心側から外周側に向けて流れていき、被加工物10の一方の面11の全面に塗布される。
樹脂45は、合成ポリマー(例えば、ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol:PVA)、ポリビニルピロリドン(polyvinyl pyrrolidone:PVP)、ポリアクリルアミド(Polyacrylamides)等)、天然ポリマー(例えば、デンプン、寒天等)、または半合成ポリマー(例えば、カルボキシメチルセルロース(carboxymethyl cellulose:CMC)等)等の水溶性の樹脂等を含む。樹脂45には、例えば、株式会社ディスコ製のHOGOMAX(登録商標)が用いられるが、被加工物10の屈折率の大きさ等に応じて適宜変更可能である。樹脂45は、乾燥により固化して被加工物10の表面(一方の面11)に、表面を保護する保護膜13(図4参照)を形成する。
(レーザービーム照射ステップ3)
図4は、図1に示すレーザービーム照射ステップ3の一例を示す断面図である。レーザービーム照射ステップ3は、被加工物10の保護膜13が形成された側(一方の面11側)から被加工物10に対して吸収性を有する波長のレーザービーム55を照射して被加工物10に対して加工を施すステップである。レーザービーム照射ステップ3では、例えば、被加工物10に設定された分割予定ラインに沿ってレーザービーム55を照射するアブレーション加工を実施する。
実施形態のレーザービーム照射ステップ3は、レーザービーム照射ユニット50によって実施される。レーザービーム照射ユニット50は、例えば、レーザービーム55を出射する発振器と、チャックテーブル51の保持面52に向けてレーザービーム55を集光照射する集光器と、発振器から集光器へレーザービーム55を導く各種の光学部品と、を備える。集光器は、例えば、保持面52の上方に配置される加工ヘッド54の内部に設けられる。チャックテーブル51は、水平な保持面52に被加工物10を吸引保持可能である。チャックテーブル51の周りには、被加工物10を支持するフレーム20を挟持するクランプ部53が複数配置される。チャックテーブル51は、不図示の移動ユニットによって、レーザービーム照射ユニット50により形成されるレーザービームの集光点に対して相対的に移動可能である。
実施形態のレーザービーム照射ステップ3では、まず、被加工物10の他方の面12側を、テープ21を介してチャックテーブル51の保持面52で吸引保持し、フレーム20をクランプ部53で挟持して、被加工物10を保持面52上に固定する。次に、不図示の撮像ユニットで被加工物10を撮像することによって、分割予定ラインを検出する。分割予定ラインが検出されたら、被加工物10の分割予定ラインとレーザービーム照射ユニット50の加工ヘッド54(照射部)との位置合わせを行うアライメントを遂行する。
レーザービーム照射ステップ3では、レーザービーム照射ユニット50により形成されるレーザービームの集光点に対してチャックテーブル51を相対的に移動させながら、被加工物10の一方の面11側から分割予定ラインに沿って、パルス状のレーザービーム55を、被加工物10の一方の面11に集光点を位置付けて照射する。レーザービーム55は、被加工物10に対して吸収性を有する波長のレーザービームである。レーザービーム照射ユニット50が被加工物10に対して吸収性を有する波長のレーザービーム55を照射することにより、分割予定ラインに沿って被加工物10が分割され、チップ状に個片化される。
この際、レーザービーム55による被加工物10の加工によって、被加工物10の一方の面11側には加工屑14が発生する。加工屑14は、被加工物10の一方の面11側に形成された保護膜13に付着する。
(洗浄ステップ4)
図5は、図1に示す洗浄ステップ4の一例を示す斜視図である。洗浄ステップ4は、レーザービーム照射ステップ3の後に実施される。洗浄ステップ4は、被加工物10の一方の面11を洗浄して保護膜13を除去するステップである。
実施形態の洗浄ステップ4は、洗浄ユニット60によって実施される。洗浄ユニット60は、スピンナテーブル61と、洗浄ノズル64と、洗浄ノズル64に洗浄水65を供給する不図示の洗浄水供給ユニットおよび供給源と、を備える。スピンナテーブル61は、水平な保持面62に被加工物10を吸引保持可能である。スピンナテーブル61の周りには、被加工物10を支持するフレーム20を挟持するクランプ部63が複数配置される。洗浄ノズル64は、先端から洗浄水65を滴下する。洗浄ノズル64は、ノズル先端がスピンナテーブル61の上方の洗浄領域とスピンナテーブル61の上方から離隔した待機領域との間で移動可能である。
実施形態の洗浄ステップ4では、まず、被加工物10の他方の面12側を、テープ21を介してスピンナテーブル61の保持面62で吸引保持し、フレーム20をクランプ部63で挟持して、被加工物10を保持面62上に固定する。次に、スピンナテーブル61を軸心回りに回転させた状態で、洗浄ノズル64から洗浄水65を被加工物10の一方の面11に向けて供給させる。この際、洗浄ノズル64を、被加工物10の半径方向に往復移動させてもよい。
洗浄水65は、例えば、洗浄ノズル64より上流の水路で10~12MPa程度に水圧が調整された加圧水である。洗浄水65は、例えば、純水である。洗浄水65は、エアーを混入させたバブル水であってもよい。また、水とエアーを合流させた所謂2流体で洗浄してもいい。
洗浄水65は、被加工物10の半径方向に往復移動する洗浄ノズル64から供給される。供給された洗浄水65は、スピンナテーブル61の回転により発生する遠心力によって、被加工物10の一方の面11を中心側から外周側に向けて流れていき、一方の面11を洗浄して保護膜13を加工屑14とともに除去する。
洗浄ユニット60は、保護膜形成ユニット40と兼用であってもよい。より詳しくは、洗浄ユニット60のスピンナテーブル61およびクランプ部63は、保護膜形成ユニット40のスピンナテーブル41およびクランプ部43と兼用であってもよい。また、保護膜形成ユニット40および洗浄ユニット60は、例えば、レーザービーム照射ユニット50を備えるレーザー加工装置に備えられる一構成要素であってもよい。
図6は、紫外線照射回数と接触角との関係を示すグラフである。本実験では、第1状態から第5状態までの5つの状態の被加工物10の表面(一方の面11)の純水に対する接触角をそれぞれ測定して比較した。第1状態は、被加工物10の表面に対して処理を行っていない処理前の状態である。第2の状態は、第1の状態の被加工物10の表面に対して流体洗浄のみ行った状態である。第3の状態は、第2の状態の被加工物10の表面に対して、1度だけ紫外線照射を行った状態である。第4の状態は、第3の状態の被加工物10の表面に対して、保護膜13を塗布し、流体洗浄を行った後、2度目の紫外線照射を行った状態である。第5の状態は、第4の状態の被加工物10の表面に対して、保護膜13を塗布し、流体洗浄を行った後、3度目の紫外線照射を行った状態である。なお、本実験において、1度の紫外線照射は、2[min]間実施される。
図6に示すように、紫外線32を照射する前と比較して、1度紫外線32を照射した場合、接触角が、102度から77度に大幅に低下した。更に、紫外線32の照射回数を増やすごとに、接触角は低下し、3度紫外線を照射すると、58度まで低下した。前述のとおり、本明細書においては、純水に対する接触角の60度以上のものを、撥水性を有すると定義している。すなわち、本実験では、2[min]間の紫外線32照射を3度実施することにより、60度を下回ることができ、親水性を確保できた。
以上説明したように、実施形態の被加工物10の加工方法では、被加工物10の表面に紫外線32を照射して、表面の有機物を分解し、オゾンおよび活性酸素を生成させることにより、表面に親水性の高い官能基を生成して改質させる。これにより、表面の撥水性を低減させることができるため、樹脂45を均一に塗布することが可能となる。レーザー加工中に発生する加工屑14は、保護膜13に付着し、保護膜13が洗浄水65で洗い流されることで保護膜13とともに除去できるので、被加工物10や加工装置の汚染を抑制でき、特性不良の抑制に貢献するという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
10 被加工物
11 一方の面
12 他方の面
13 保護膜
14 加工屑
30 紫外線照射ユニット
32 紫外線
40 保護膜形成ユニット
45 樹脂
50 レーザービーム照射ユニット
55 レーザービーム
60 洗浄ユニット
65 洗浄水

Claims (4)

  1. 撥水性を有する被加工物を加工する加工方法であって、
    該被加工物の一方の面に対して紫外線を照射する紫外線照射ステップと、
    紫外線が照射された該一方の面に対して液状の樹脂を塗布し該被加工物を保護する保護膜を形成する保護膜形成ステップと、
    該被加工物の該保護膜が形成された側から該被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザービームを照射して該被加工物に対して加工を施すレーザービーム照射ステップと、
    を含むことを特徴とする、被加工物の加工方法。
  2. 該紫外線照射ステップは、複数回実施することを特徴とする、
    請求項1に記載の被加工物の加工方法。
  3. 該レーザービーム照射ステップの後、該被加工物の該一方の面を洗浄して該保護膜を除去する洗浄ステップを更に含む、
    請求項1または2に記載の被加工物の加工方法。
  4. 該被加工物は、シリコーン樹脂を含む、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の被加工物の加工方法。
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