JP2023109332A - 遠隔操作システム - Google Patents
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Abstract
【課題】表示部の画面において、オペレータが、荷役対象物までの距離を直感的に把握することができるようにする。【解決手段】フォークリフト1に設けられたカメラ10と、カメラ10によって撮影される画像を表示する表示部20と、フォークリフト1の位置を取得するフォークリフト位置取得部142と、指定された対象物110の位置を取得する対象物位置取得部234と、フォークリフト1と対象物110との間の距離Lを計測する計測部235と、フォークリフト1と対象物110とを結ぶと共に、距離Lに応じて形態が変化する案内ルートGRを表示部20に表示する案内ルート表示部233と、を備えている。【選択図】図7
Description
本発明は、フォークリフトを遠隔から操作するための遠隔操作システムに関する。
フォークリフトは、オペレータが搭乗して荷物を運搬及び積み降ろしする作業を行うものである。そのため、オペレータが迅速かつ的確にフォークリフトを操作するためには、長年の経験が必要である。一方、熟練のオペレータの人数は限られていることから、人口の少ない地方においては、熟練のオペレータの人数が足りないことがある。そのため、熟練のオペレータが多い地域から、熟練のオペレータが遠隔で地方のフォークリフトを操作することが要望されている。
また、人体に悪影響を及ぼすガスが充填されたタンクや、落下すると爆発する爆発物を荷役する場合等には、オペレータは、荷役場所である倉庫から離れて遠隔でフォークリフトを操作することが好ましい。
そのため、フォークリフトを遠隔から操作するための遠隔操作システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。遠隔操作システムでは、フォークリフトで荷役が行われる倉庫から離れた遠隔の基地局に操作装置が設けられており、オペレータが操作装置を使って遠隔の基地局からフォークリフトを操作するように構成されている。
フォークリフトは、制御装置、無線通信装置、カメラ、センサ、車両の走行及び昇降等を作動する駆動装置等を備える。基地局の操作装置は、ハンドル、レバー、ペダル、制御部、表示部等を備える。例えば、表示部は、表示モニタが2つ設けられており、一方の表示モニタには、フォークリフトに搭載されたカメラで撮影される車両前方の画像が表示されて、他方の表示モニタには、センサで検出される情報等が表示される。
フォークリフトで運搬及び積み降ろしを行う際、オペレータは、表示部の画像に基づいて車両前方の荷役対象物を確認しながらハンドルやレバー等を使ってフォークリフトを操作する。一方、オペレータが荷役対象物を確認するとき、表示部の画面がフラットであることから、荷役対象物までの奥行き方向の距離を直感的に把握することが難しいという問題がある。それによって、オペレータが、フォークリフトを適切に走行及び操作することができず、例えば、フォークリフトを荷役対象物に追突させてしまう等の問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、表示部の画面において、オペレータが、荷役対象物までの距離を直感的に把握することができる遠隔操作システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る遠隔操作システムは、フォークリフトを遠隔から操作する遠隔操作システムにおいて、フォークリフトに設けられたカメラと、カメラによって撮影される画像を表示する表示部と、フォークリフトの位置を取得するフォークリフト位置取得部と、指定された対象物の位置を取得する対象物位置取得部と、フォークリフトと対象物との間の距離を計測する計測部と、を備えている。遠隔操作システムは、さらに、案内ルート表示部を備えており、案内ルート表示部は、フォークリフトと対象物とを結ぶと共に、距離に応じて形態が変化する案内ルートを表示部に表示するように構成されている。
好ましくは、案内ルート表示部は、距離に応じて案内ルートの幅を変化するように構成されている。
また、案内ルート表示部は、距離が長いときは案内ルートの幅を小さくし、距離が短いときは案内ルートの幅を大きくするように構成されていることが望ましい。
好ましくは、案内ルート表示部は、距離に応じて案内ルートの色彩を変化するように構成されている。
また、遠隔操作システムは、さらに、フォークリフトと対象物との間における障害物の有無を判定する判定部を備えていることが望ましい。そして、案内ルート表示部は、判定部によって障害物が無いと判定されたとき、直線でフォークリフトと対象物とを結ぶ案内ルートを表示部に表示し、判定部によって障害物が有ると判定されたとき、障害物を避けるようにフォークリフトと対象物とを結ぶ案内ルートを表示部に表示するように構成されている。
判定部は、フォークリフトと対象物とを直線で結びフォークリフトの幅に相当する幅を有する仮想ルートを形成し、仮想ルートの内側において、障害物の全部又は一部が存在しないとき、障害物が無いと判定して、障害物の全部又は一部が存在するとき、障害物が有ると判定するよう構成されていることが望ましい。そして、案内ルート表示部は、案内ルートの内側に障害物の全部又は一部が存在しないように案内ルートを表示するよう構成されている。
本発明に係る遠隔操作システムによると、表示部の画面において、オペレータが、荷役対象物までの距離を直感的に把握することができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る遠隔操作システムの一実施形態を説明する。
[遠隔操作システム]
図1のとおり、遠隔操作システムは、施設100において走行および荷役作業を行うためのフォークリフト1を備える。そして、遠隔操作システムは、施設100から離れた遠隔地に設けられた基地局200が設けられる。基地局200には、操作装置2が設けられており、オペレータが操作装置2を用いて、所定のフォークリフト1を遠隔で操作することができる。
図1のとおり、遠隔操作システムは、施設100において走行および荷役作業を行うためのフォークリフト1を備える。そして、遠隔操作システムは、施設100から離れた遠隔地に設けられた基地局200が設けられる。基地局200には、操作装置2が設けられており、オペレータが操作装置2を用いて、所定のフォークリフト1を遠隔で操作することができる。
本実施形態では、施設100は、倉庫であるが、工場、屋外作業場等でもよい。また、本実施形態では、フォークリフト1は、リーチ式フォークリフトであるが、カウンターバランス式フォークリフト等でもよい。例えば、オペレータが遠隔の基地局200からフォークリフト1を操作することで、施設100において、人体に悪影響を及ぼすガスが充填されたタンクや、落下すると爆発する爆発物を荷役することができる。
[フォークリフト]
図2のとおり、フォークリフト1は、カメラ10、障害物センサ11、レーザースキャナ12、駆動装置13、制御部14、無線通信部15等を備える。図3のとおり、制御部14は、画像処理部141、フォークリフト位置取得部142、駆動コントロール部143、障害物位置取得部144等を備える。制御部14は、CPU(中央処理装置)、入出力インターフェース、ROM、RAM等で構成されており、情報を処理するためのプログラムが記憶される。制御部14には、カメラ10、障害物センサ11、レーザースキャナ12、駆動装置13、無線通信部15が接続されている。
図2のとおり、フォークリフト1は、カメラ10、障害物センサ11、レーザースキャナ12、駆動装置13、制御部14、無線通信部15等を備える。図3のとおり、制御部14は、画像処理部141、フォークリフト位置取得部142、駆動コントロール部143、障害物位置取得部144等を備える。制御部14は、CPU(中央処理装置)、入出力インターフェース、ROM、RAM等で構成されており、情報を処理するためのプログラムが記憶される。制御部14には、カメラ10、障害物センサ11、レーザースキャナ12、駆動装置13、無線通信部15が接続されている。
駆動装置13は、車体の後部に設けられた駆動輪16を駆動するための走行モータ、車体の前部に設けられたフォーク17を昇降・傾動・進退するための複数の油圧シリンダー等からなる。基地局200に設けられた操作装置2からの操作信号が無線通信部15を介して制御部14に送られて、この操作信号が駆動コントロール部143で処理されて、操作装置2の操作に基づいて、走行モータ及び油圧シリンダーの駆動装置13が駆動されるようになっている。これにより、オペレータによる操作装置2の操作に連動して、走行モータ及び油圧シリンダー等の駆動装置13が駆動して、フォークリフト1を操作することができる。
カメラ10は、フォークリフト1に搭乗して操作するオペレータの目線の位置に配置されており、オペレータの目線の位置からフォークリフト1の前方を撮影するようになっている。カメラ10は、例えば、CCDイメージセンサ又はC-MOSイメージセンサを備えている。カメラ10で撮影される画像は、制御部14の画像処理部141で画像処理されて、操作装置2に設けられた表示部20(図4)に表示されるようになっている。これにより、基地局200で操作装置2を用いてフォークリフト1を遠隔操作するオペレータは、表示部20によって、フォークリフト1に搭乗して操作するときと同じ目線でフォークリフト1の前方を確認することができる。
フォークリフト1は、レーザースキャナ12を備えており、施設100内には、複数の反射部101が設置される。レーザースキャナ12は、レーザーを水平に360度回転しながら反射部101に送受信する。その結果、フォークリフト1は、施設100内の走行経路に沿って配置された複数の反射部101をレーザースキャナ12で認識することができる。ここで、反射部101は、施設100内の壁に固定されており、その位置情報が、制御部14のフォークリフト位置取得部142のマップ上に記憶されている。フォークリフト1は、複数の反射部101をレーザースキャナ12で認識することで、フォークリフト位置取得部142が、三角測量の原理に基づいて、フォークリフト1の位置座標を計測および取得することができる。
フォークリフト1は、障害物センサ11が設けられている。障害物センサ11は、例えば光学系センサからなる。障害物センサ11は、フォークリフト1の前方の所定エリアに存在する障害物120を検知すると共に、フォークリフト1から障害物120までの距離及び方向を計測することができる。制御部14の障害物位置取得部144は、障害物センサ11の検知信号とフォークリフト1の位置座標とに基づいて、障害物120の位置座標を計測および取得することができる。
[操作装置]
図4のとおり、操作装置2は、表示部20、操作部21、対象物指定部22、制御部23、無線通信部24等を備える。制御部23は、画像処理部231、判定部232、案内ルート表示部233、対象物位置取得部234、計測部235等を備える。制御部23は、CPU(中央処理装置)、入出力インターフェース、ROM、RAM等で構成されており、情報を処理するためのプログラムが記憶される。制御部23には、表示部20、操作部21、対象物指定部22、無線通信部24が接続されている。
図4のとおり、操作装置2は、表示部20、操作部21、対象物指定部22、制御部23、無線通信部24等を備える。制御部23は、画像処理部231、判定部232、案内ルート表示部233、対象物位置取得部234、計測部235等を備える。制御部23は、CPU(中央処理装置)、入出力インターフェース、ROM、RAM等で構成されており、情報を処理するためのプログラムが記憶される。制御部23には、表示部20、操作部21、対象物指定部22、無線通信部24が接続されている。
表示部20は、例えば、2つの表示モニタからなり、一方の表示モニタには、フォークリフト1に搭載されたカメラ10で撮影されている車両の前方の画像が表示されて、他方の表示モニタには、各種センサ類で検出される情報や操作に必要な情報等が表示されるようになっている。
操作部21は、ハンドル、レバー、ペダル等を備えており、オペレータが、フォークリフトを実際に搭乗して操作する場合と同様に操作できるようになっている。操作部21からの操作信号は、制御部23を介して無線通信部24で送信されて、フォークリフト1の無線通信部15で受信される。そして、オペレータが操作部21のハンドルやレバー等を操作することで、上述したとおり、フォークリフト1の駆動装置13等を遠隔から操作することができる。
対象物指定部22は、例えば、マウスからなる。後述するとおり、オペレータが、対象物指定部22であるマウスを用いて、表示部20に表示されたポインタ220で対象物110を指定すると、案内ルート表示部233が、指定された対象物110とフォークリフト1とを結ぶ案内ルートGR(図6等)を表示部20に表示するようになっている。オペレータは、フォークリフト1を対象物110まで走行する際に、表示部20に表示される案内ルートGRに沿って走行することができるので、直感的かつ容易にフォークリフト1を操作することができる。
図5のとおり、フォークリフト位置取得部142によって、常時、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)が計測および取得される(ステップS1)。そして、表示部20には、常時、カメラ10によって撮影される画像が表示されている。オペレータは、表示部20に表示された画像に基づいて、操作部21でフォークリフト1を遠隔操作する。
図6のとおり、オペレータは、荷役対象となる対象物110が表示部20に表示されると、対象物指定部22であるマウスを使って、表示部20に表示されるポインタ220で対象物110を指定する(ステップS2)。具体的には、オペレータは、ポインタ220を対象物110に重ねてマウスをクリックすると、対象物110が指定される。
画像処理部231は、床面や壁面等との境界を識別して、指定された対象物110の形状を認識する(ステップS3)。そして、対象物位置取得部234は、表示部20に表示された対象物110のカメラ座標を取得して、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)に基づいて、対象物110の絶対座標(Ox,Oy)が計測および取得される(ステップS4)。
図7のとおり、判定部232は、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)と対象物110の絶対座標(Ox,Oy)とを結び、フォークリフト1の幅Wに相当する幅WVを有する仮想ルートVRを形成する(ステップS5)。そして、障害物センサ11が、障害物120の座標位置を計測および取得すると共に、画像処理部231が、床面や壁面等との境界を識別することで、対象物110以外で存在する障害物120の形状を認識する(ステップS6)。
そして、判定部232は、フォークリフト1と対象物110との間における障害物120の有無を判定する(ステップS7)。障害物120の有無の判定は、以下のとおり行われる。
判定部232は、形成された仮想ルートVRの内側において、障害物120の全部又は一部が存在しないときに、障害物120が無いと判定する(ステップS7)。フォークリフト1が実際に走行する際、フォークリフト1の幅Wに相当する幅WVを有する走行ルートが形成されるので、幅WVを有する仮想ルートVRによって、フォークリフト1の実際の走行ルートを仮想的かつ直感的に想定することができる。
そして、判定部232によって障害物120が無いと判定されたとき、図6及び図7のとおり、直線でフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRが決定される(ステップS8)。
また、計測部235は、フォークリフト1と対象物110との距離Lを計測する(ステップS10)。案内ルートGRは、距離Lに応じて形態が変化するように決定される(ステップS11)。ここで、形態とは、案内ルートGRの幅、色彩、模様、形状等のいずれか又は組み合わせをいう。
図7及び図9のとおり、本実施形態では、フォークリフト1と対象物110との距離Lが長いときは、案内ルートGRの幅WGが小さくなり、距離Lが短いときは、案内ルートGRの幅WGが大きくなるように設定されている。即ち、案内ルートGRは、フォークリフト1と対象物110との距離Lに応じて幅WGが変化するように設定されている。
図6及び図8のとおり、案内ルート表示部233は、形成された案内ルートGRをカメラ座標に変換して、表示部20に表示する(ステップS12)。そして、フォークリフト1が移動することによって、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)が変更されるが、随時変更されるフォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)に追従して、案内ルートGRが表示部20に表示されるようになっている。
表示部20に、対象物110まで延伸された案内ルートGRが表示されるので、オペレータは、フォークリフト1を遠隔で操作する際、フォークリフト1の走行ルートを仮想的かつ直感的に想定することができる。さらに、案内ルートGRの幅WGが、フォークリフト1と対象物110との距離Lに応じて変化するように設定されているので、オペレータは、案内ルートGRを確認するときに、対象物110までの距離を直感的に把握することができるようになっている。
一方、判定部232は、形成された仮想ルートVRの内側において、障害物120の全部又は一部が存在するとき、障害物120が有ると判定する(ステップS7)。そして、判定部232によって障害物120が有ると判定されたとき、図11のとおり、障害物120を避けるようにフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRが決定される(ステップS9)。
案内ルートGRは、認識された障害物120と案内ルートGRとが重ならない曲線で形成される。例えば、フォークリフト1の両端点と、障害物120から所定距離だけ離れた点と、対象物110の両端点とをスプライン曲線で結ぶことで案内ルートGRを形成することができる。
図11及び図13のとおり、上記と同様に、計測部235は、フォークリフト1と対象物110との距離Lを計測する(ステップS10)。案内ルートGRは、距離Lに応じて形態が変化するように決定される(ステップS11)。案内ルートGRは、フォークリフト1と対象物110との距離Lに応じて幅WGが変化するように設定されている。
図10及び図12のとおり、案内ルート表示部233は、形成された案内ルートGRをカメラ座標に変換して、表示部20に表示する(ステップS12)。そして、フォークリフト1が移動することによって、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)が変更されることになるが、随時変更されるフォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)に追従して、案内ルートGRが表示部20に表示される。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の構成はこれらの実施形態に限定されない。例えば、以下のように変更することもできる。
・上記実施形態では、案内ルートGRは、フォークリフト1と対象物110との距離Lに応じて幅WGが変化するように設定されているが、例えば、色彩、模様、形状のいずれか又は組み合わせが変化するように設定されていてもよい。
・上記実施形態では、距離Lは、フォークリフト1と対象物110との間を結ぶ直線状の距離を計測するが曲線状の距離であってもよく、例えば、フォークリフト1と対象物110との間に障害物120が存在するとき、障害物120を避けるような曲線的な距離であってもよい。
・上記実施形態では、障害物センサ11は、光学系センサであるが、例えば、カメラ10で撮影された画像に基づいて、画像処理部141で対象物110以外の障害物120を認識してもよいため、画像処理部141で構成されてもよい。
・上記実施形態では、案内ルートGRは、障害物120を避けるように、曲線で形成されているが、折れ曲げ線等で形成されてもよい。
・本実施形態では、対象物指定部22は、マウスであるが、例えば、表示モニタ20がタッチパネルであれば、表示モニタ20に表示された対象物110をオペレータが指で押圧して指定してもよく、タッチセンサーで構成されてもよい。
・上記実施形態では、案内ルートGRは、フォークリフト1と対象物110との距離Lに応じて幅WGが変化するように設定されているが、例えば、色彩、模様、形状のいずれか又は組み合わせが変化するように設定されていてもよい。
・上記実施形態では、距離Lは、フォークリフト1と対象物110との間を結ぶ直線状の距離を計測するが曲線状の距離であってもよく、例えば、フォークリフト1と対象物110との間に障害物120が存在するとき、障害物120を避けるような曲線的な距離であってもよい。
・上記実施形態では、障害物センサ11は、光学系センサであるが、例えば、カメラ10で撮影された画像に基づいて、画像処理部141で対象物110以外の障害物120を認識してもよいため、画像処理部141で構成されてもよい。
・上記実施形態では、案内ルートGRは、障害物120を避けるように、曲線で形成されているが、折れ曲げ線等で形成されてもよい。
・本実施形態では、対象物指定部22は、マウスであるが、例えば、表示モニタ20がタッチパネルであれば、表示モニタ20に表示された対象物110をオペレータが指で押圧して指定してもよく、タッチセンサーで構成されてもよい。
本発明の効果について説明する。
本発明に係る遠隔操作システムは、フォークリフト1に設けられたカメラ10と、カメラ10によって撮影される画像を表示する表示部20と、フォークリフト1の位置を取得するフォークリフト位置取得部142と、指定された対象物110の位置を取得する対象物位置取得部234と、フォークリフト1と対象物110との間の距離Lを計測する計測部235と、を備えている。さらに、遠隔操作システムは、案内ルート表示部233を備えており、案内ルート表示部233は、フォークリフト1と対象物110とを結ぶと共に、距離Lに応じて形態が変化する案内ルートGRを表示部20に表示するように構成されている。
上記のとおり、案内ルート表示部233は、フォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRを表示部20に表示することによって、オペレータは、フォークリフト1を遠隔で操作する際に、フォークリフト1の走行ルートを仮想的かつ直感的に想定することができる。さらに、案内ルート表示部233が、フォークリフト1と対象物110との間の距離Lに応じて形態が変化する案内ルートGRを表示部20に表示することによって、オペレータは、案内ルートGRを確認するときに、対象物110までの距離を直感的に把握することができるようになっている。
好ましくは、案内ルート表示部233は、フォークリフト1と対象物110との間の距離Lに応じて案内ルートGRの幅WGを変化するように構成されている。
オペレータがフォークリフト1を遠隔で操作する際に、案内ルートGRの幅WGは、オペレータが直感的に認識しやすい部分であることから、オペレータは、案内ルートGRを確認するときに、対象物110までの距離を直感的に把握することができる。
オペレータがフォークリフト1を遠隔で操作する際に、案内ルートGRの幅WGは、オペレータが直感的に認識しやすい部分であることから、オペレータは、案内ルートGRを確認するときに、対象物110までの距離を直感的に把握することができる。
また、案内ルート表示部233は、距離Lが長いときは案内ルートGRの幅WGを小さくし、距離Lが短いときは案内ルートGRの幅WGを大きくするように構成されていることが望ましい。
オペレータがフォークリフト1を遠隔で操作する際に、案内ルートGRの幅WGは、オペレータが直感的に認識しやすい部分であることから、案内ルートGRの幅WGが小さいと対象物110までが遠く、案内ルートGRの幅WGが大きいと対象物110までが近いということが、オペレータは直感的に把握することができる。
オペレータがフォークリフト1を遠隔で操作する際に、案内ルートGRの幅WGは、オペレータが直感的に認識しやすい部分であることから、案内ルートGRの幅WGが小さいと対象物110までが遠く、案内ルートGRの幅WGが大きいと対象物110までが近いということが、オペレータは直感的に把握することができる。
また、案内ルート表示部233は、距離Lに応じて案内ルートGRの色彩を変化するように構成されていてもよい。
迫ってくるように見える色を進出色といわれ、遠くにあるように見える色を後退色といわれており、一般的に暖色系の色や明るい色が進出して見え、寒色系の色や暗い色が後退して見えることから、例えば、距離Lが長いときは後退色である青色に設定され、距離Lが短いときは進出色である赤色に設定されると、オペレータは、案内ルートGRの色彩を確認するときに、対象物110までの距離を直感的に把握することができるようになっている。
迫ってくるように見える色を進出色といわれ、遠くにあるように見える色を後退色といわれており、一般的に暖色系の色や明るい色が進出して見え、寒色系の色や暗い色が後退して見えることから、例えば、距離Lが長いときは後退色である青色に設定され、距離Lが短いときは進出色である赤色に設定されると、オペレータは、案内ルートGRの色彩を確認するときに、対象物110までの距離を直感的に把握することができるようになっている。
好ましくは、遠隔操作システムは、さらに、フォークリフト1と対象物110との間における障害物120の有無を判定する判定部232を備えている。そして、案内ルート表示部233は、判定部232によって障害物120が無いと判定されたとき、直線でフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRを表示部20に表示し、判定部232によって障害物120が有ると判定されたとき、障害物120を避けるようにフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRを表示部20に表示するように構成されている。
上記のとおり、フォークリフト1と対象物110との間に障害物120が存在するときでも、表示部20に、障害物120を避けるようにフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRが表示される。その結果、オペレータは、フォークリフト1を対象物110まで走行する際に、表示部20に表示される案内ルートGRに沿って走行することができるので、フォークリフト1の操作を直感的かつ容易に行うことができる。
好ましくは、判定部232は、フォークリフト1と対象物110とを結びフォークリフト1の幅Wに相当する幅を有する仮想ルートVRを形成する。そして、判定部232は、仮想ルートVRの内側において、障害物120の全部又は一部が存在しないとき、障害物120が無いと判定して、障害物120の全部又は一部が存在するとき、障害物120が有ると判定する。また、案内ルート表示部233は、案内ルートGRの内側に障害物120の全部又は一部が存在しないように案内ルートGRを表示する。
フォークリフト1が実際に走行する際、フォークリフト1の幅Wに相当する幅を有する走行ルートが形成されるので、幅Wを有する仮想ルートVRによって、フォークリフト1の実際の走行ルートを仮想的かつ直感的に想定することができる。
1 フォークリフト
10 カメラ
14 制御部
110 対象物
120 障害物
141 画像処理部
142 フォークリフト位置取得部
144 障害物位置取得部
2 操作装置
20 表示部
21 操作部
23 制御部
232 判定部
233 案内ルート表示部
234 対象物位置取得部
235 計測部
GR 案内ルート
VR 仮想ルート
W フォークリフトの幅
WG 案内ルートの幅
10 カメラ
14 制御部
110 対象物
120 障害物
141 画像処理部
142 フォークリフト位置取得部
144 障害物位置取得部
2 操作装置
20 表示部
21 操作部
23 制御部
232 判定部
233 案内ルート表示部
234 対象物位置取得部
235 計測部
GR 案内ルート
VR 仮想ルート
W フォークリフトの幅
WG 案内ルートの幅
Claims (6)
- フォークリフトを遠隔から操作する遠隔操作システムにおいて、
前記フォークリフトに設けられたカメラと、
前記カメラによって撮影される画像を表示する表示部と、
前記フォークリフトの位置を取得するフォークリフト位置取得部と、
指定された対象物の位置を取得する対象物位置取得部と、
前記フォークリフトと前記対象物との間の距離を計測する計測部と、
前記フォークリフトと前記対象物とを結ぶと共に、前記距離に応じて形態が変化する案内ルートを前記表示部に表示するように構成された案内ルート表示部と、を備える
ことを特徴とする遠隔操作システム。 - 前記案内ルート表示部は、前記距離に応じて前記案内ルートの幅を変化するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。 - 前記案内ルート表示部は、前記距離が長いときは前記案内ルートの幅を小さくし、前記距離が短いときは前記案内ルートの幅を大きくするように構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の遠隔操作システム。 - 前記案内ルート表示部は、前記距離に応じて前記案内ルートの色彩を変化するように構成されている
ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の遠隔操作システム。 - 請求項1~4のいずれかに記載の遠隔操作システムは、
さらに、前記フォークリフトと前記対象物との間における障害物の有無を判定する判定部を備え、
前記案内ルート表示部は、
前記判定部によって前記障害物が無いと判定されたとき、直線で前記フォークリフトと前記対象物とを結ぶ前記案内ルートを前記表示部に表示し、前記判定部によって前記障害物が有ると判定されたとき、前記障害物を避けるように前記フォークリフトと前記対象物とを結ぶ前記案内ルートを前記表示部に表示するように構成されている
ことを特徴とする遠隔操作システム。 - 前記判定部は、
前記フォークリフトと前記対象物とを直線で結び前記フォークリフトの幅に相当する幅を有する仮想ルートを形成し、前記仮想ルートの内側において、
前記障害物の全部又は一部が存在しないとき、前記障害物が無いと判定して、
前記障害物の全部又は一部が存在するとき、前記障害物が有ると判定するよう構成されており、
前記案内ルート表示部は、
前記案内ルートの内側に前記障害物の全部又は一部が存在しないように前記案内ルートを表示するよう構成されている
ことを特徴とする請求項5に記載の遠隔操作システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022010780A JP2023109332A (ja) | 2022-01-27 | 2022-01-27 | 遠隔操作システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022010780A JP2023109332A (ja) | 2022-01-27 | 2022-01-27 | 遠隔操作システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023109332A true JP2023109332A (ja) | 2023-08-08 |
Family
ID=87522685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022010780A Pending JP2023109332A (ja) | 2022-01-27 | 2022-01-27 | 遠隔操作システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023109332A (ja) |
-
2022
- 2022-01-27 JP JP2022010780A patent/JP2023109332A/ja active Pending
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