JP2023060568A - 遠隔操作システム - Google Patents

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Abstract

【課題】フォークリフトを遠隔で操作する際に、フォークリフトと対象物との間に障害物があっても、フォークリフトの操作を直感的かつ容易に行うことができるようにする。【解決手段】案内ルート表示部236は、第1判定部234によって障害物120が有ると判定されたとき、障害物120を避けるようにフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRを表示部20に表示し、第1判定部234によって障害物120が無いと判定されたとき、直線でフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRを表示部20に表示するように構成されている。報知線表示部237は、第2判定部235によって障害物120が有ると判定されたとき、フォークリフト1と障害物120とを結ぶ報知線DLを表示部20に表示し、第2判定部235によって障害物120が無いと判定されたとき、報知線DLを表示部20に表示しないように構成されている。【選択図】図9

Description

本発明は、フォークリフトを遠隔から操作するための遠隔操作システムに関する。
フォークリフトは、オペレータが搭乗して荷物を運搬及び積み降ろしする作業を行うものである。そのため、オペレータが迅速かつ的確にフォークリフトを操作するためには、長年の経験が必要である。一方、熟練のオペレータの人数は限られていることから、人口の少ない地方においては、熟練のオペレータの人数が足りないことがある。そのため、熟練のオペレータが多い地域から、熟練のオペレータが遠隔で地方のフォークリフトを操作することが要望されている。
また、人体に悪影響を及ぼすガスが充填されたタンクや、落下すると爆発する爆発物を荷役する場合等には、オペレータは、荷役場所である倉庫から離れて遠隔でフォークリフトを操作することが好ましい。
そのため、フォークリフトを遠隔から操作するための遠隔操作システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。遠隔操作システムでは、フォークリフトが荷役を行う倉庫から離れた遠隔の基地局に操作装置が設けられており、オペレータが操作装置を使って遠隔の基地局からフォークリフトを操作するように構成されている。
フォークリフトは、制御装置、無線通信装置、カメラ、センサ、車両の走行及び昇降等を作動する駆動装置等を備える。基地局の操作装置は、ハンドル、レバー、ペダル、制御部、表示部等を備える。例えば、表示部は、表示モニタが2つ設けられており、一方の表示モニタには、フォークリフトに搭載されたカメラで撮影される車両前方の画像が表示されて、他方の表示モニタには、センサで検出される情報等が表示される。
フォークリフトで運搬及び積み降ろしを行う際、オペレータは、表示部の画像に基づいて車両前方の荷役対象物を確認しながらハンドルやレバー等を使ってフォークリフトを操作する。一方、フォークリフトの方向によっては、荷役対象物が表示部から見えなくなることがあるため、フォークリフトの操作が難しいという問題がある。さらに、フォークリフトと対象物との間に障害物があると、対象物及び障害物の双方の位置を確認しながら、障害物を避けるように対象物に近づく必要があるため、フォークリフトの操作が難しいという問題がある。
特開2014-11518号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、フォークリフトを遠隔で操作する際に、フォークリフトと対象物との間に障害物があっても、フォークリフトの操作を直感的かつ容易に行うことができる遠隔操作システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る遠隔操作システムは、フォークリフトを遠隔から操作する遠隔操作システムにおいて、フォークリフトに設けられたカメラと、カメラによって撮影される画像を表示する表示部と、フォークリフトの座標を取得するフォークリフト座標取得部と、指定された対象物の座標を取得する対象物座標取得部とを備えている。さらに、遠隔操作システムは、フォークリフトと対象物との間に形成される第1判定領域において障害物の有無を判定する第1判定部と、フォークリフトと対象物との間に形成される第2判定領域において障害物の有無を判定する第2判定部とを備えている。
そして、遠隔操作システムは、案内ルート表示部を備えており、案内ルート表示部は、第1判定部によって障害物が有ると判定されたとき、障害物を避けるようにフォークリフトと対象物とを結ぶ案内ルートを表示部に表示し、第1判定部によって障害物が無いと判定されたとき、直線でフォークリフトと対象物とを結ぶ案内ルートを表示部に表示するように構成されている。
また、遠隔操作システムは、報知線表示部を備えており、報知線表示部は、第2判定部によって障害物が有ると判定されたとき、フォークリフトと障害物とを結ぶ報知線を表示部に表示し、第2判定部によって障害物が無いと判定されたとき、報知線を表示部に表示しないように構成されている。
また、第1判定部は、フォークリフトと対象物とを直線で結びフォークリフトの幅に相当する幅を有する仮想ルートを第1判定領域とし、第1判定領域の内側において、障害物の全部又は一部が存在しないとき、障害物が無いと判定して、障害物の全部又は一部が存在するとき、障害物が有ると判定し、案内ルート表示部は、案内ルートの内側に障害物の全部又は一部が存在しないように案内ルートを表示することが望ましい。
好ましくは、第2判定部は、フォークリフトと対象物とを結ぶ直線を直径とする仮想円を第2判定領域とし、第2判定領域の内側において、障害物の全部又は一部が存在しないとき、障害物が無いと判定して、障害物の全部又は一部が存在するとき、障害物が有ると判定する。
そして、案内ルート表示部は、フォークリフトの幅に相当する幅を有する案内ルートを表示することが望ましい。
また、好ましくは、案内ルート表示部は、障害物の右側を避ける第1の案内ルートと、障害物の左側を避ける第2の案内ルートと、を表示する。
本発明に係る遠隔操作システムによると、フォークリフトを遠隔で操作する際に、フォークリフトと対象物との間に障害物があっても、フォークリフトの操作を直感的かつ容易に行うことができる。
遠隔操作システムを示す平面図。 フォークリフトを示す側面図。 フォークリフトの構成を示すブロック図。 操作装置の構成を示すブロック図。 遠隔操作システムの制御フローを示すフローチャート図。 図5の続きを示すフローチャート図。 直線の案内ルートが表示された表示部を示す画像図。 直線の案内ルートを説明するための平面図。 曲線の案内ルートが表示された表示部を示す画像図。 曲線の案内ルートを説明するための平面図。 第1及び第2の案内ルートが表示された表示部を示す画像図。 第1及び第2の案内ルートを説明するための平面図。
以下、図面に基づいて、本発明に係る遠隔操作システムの一実施形態を説明する。
[遠隔操作システム]
図1のとおり、遠隔操作システムは、施設100において走行および荷役作業を行うためのフォークリフト1を備える。そして、遠隔操作システムは、施設100から離れた遠隔地に設けられた基地局200が設けられる。基地局200には、操作装置2が設けられており、オペレータが操作装置2を用いて、所定のフォークリフト1を遠隔で操作することができる。
本実施形態では、施設100は、倉庫であるが、工場、屋外作業場等でもよい。また、本実施形態では、フォークリフト1は、リーチ式フォークリフトであるが、カウンターバランス式フォークリフト等でもよい。例えば、オペレータが遠隔の基地局200からフォークリフト1を操作することで、施設100において、人体に悪影響を及ぼすガスが充填されたタンクや、落下すると爆発する爆発物を荷役することができる。
[フォークリフト]
図2のとおり、フォークリフト1は、カメラ10、障害物センサ11、レーザースキャナ12、駆動装置13、制御部14、無線通信部15等を備える。図3のとおり、制御部14は、画像処理部141、フォークリフト座標取得部142、駆動コントロール部143、障害物座標取得部144等を備える。制御部14は、CPU(中央処理装置)、入出力インターフェース、ROM、RAM等で構成されており、情報を処理するためのプログラムが記憶される。制御部14には、カメラ10、障害物センサ11、レーザースキャナ12、駆動装置13、無線通信部15が接続されている。
駆動装置13は、車体の後部に設けられた駆動輪16を駆動するための走行モータ、車体の前部に設けられたフォーク17を昇降・傾動・進退するための複数の油圧シリンダー等からなる。基地局200に設けられた操作装置2からの操作信号が無線通信部15を介して制御部14に送られて、この操作信号が駆動コントロール部143で処理されて、操作装置2の操作に基づいて、走行モータ及び油圧シリンダーの駆動装置13が駆動されるようになっている。これにより、オペレータによる操作装置2の操作に連動して、走行モータ及び油圧シリンダー等の駆動装置13が駆動して、フォークリフト1を操作することができる。
カメラ10は、フォークリフト1に搭乗して操作するオペレータの目線の位置に配置されており、オペレータの目線の位置からフォークリフト1の前方を撮影するようになっている。カメラ10は、例えば、CCDイメージセンサ又はC-MOSイメージセンサを備えている。カメラ10で撮影される画像は、制御部14の画像処理部141で画像処理されて、操作装置2に設けられた表示部20(図4)に表示されるようになっている。これにより、基地局200で操作装置2を用いてフォークリフト1を遠隔操作するオペレータは、表示部20によって、フォークリフト1に搭乗して操作するときと同じ目線でフォークリフト1の前方を確認することができる。
フォークリフト1は、レーザースキャナ12を備えており、施設100内には、複数の反射部101が設置される。レーザースキャナ12は、レーザーを水平に360度回転しながら反射部101に送受信する。その結果、フォークリフト1は、施設100内の走行経路に沿って配置された複数の反射部101をレーザースキャナ12で認識することができる。ここで、反射部101は、施設100内の壁に固定されており、その位置情報が、制御部14のフォークリフト座標取得部142のマップ上に記憶されている。フォークリフト1は、複数の反射部101をレーザースキャナ12で認識することで、フォークリフト座標取得部142が、三角測量の原理に基づいて、フォークリフト1の位置座標を計測および取得することができる。
また、フォークリフト1は、障害物センサ11が設けられている。障害物センサ11は、例えば光学系センサからなる。障害物センサ11は、フォークリフト1の前方の所定エリアに存在する障害物を検知すると共に、フォークリフト1から障害物までの距離及び方向を計測することができる。制御部14の障害物座標取得部144は、障害物センサ11の検知信号とフォークリフト1の位置座標とに基づいて、障害物の位置座標を計測および取得することができる。
[操作装置]
図4のとおり、操作装置2は、表示部20、操作部21、対象物指定部22、制御部23、無線通信部24等を備える。制御部23は、画像処理部231、対象物座標取得部232、第1判定部234、第2判定部235,案内ルート表示部236、報知線表示部237等を備える。制御部23は、CPU(中央処理装置)、入出力インターフェース、ROM、RAM等で構成されており、情報を処理するためのプログラムが記憶される。制御部23には、表示部20、操作部21、対象物指定部22、無線通信部24が接続されている。
表示部20は、例えば、2つの表示モニタからなり、一方の表示モニタには、フォークリフト1に搭載されたカメラ10で撮影されている車両の前方の画像が表示されて、他方の表示モニタには、各種センサ類で検出される情報や操作に必要な情報等が表示されるようになっている。
操作部21は、ハンドル、レバー、ペダル等を備えており、オペレータが、フォークリフトを実際に搭乗して操作する場合と同様に操作できるようになっている。操作部21からの操作信号は、制御部23を介して無線通信部24で送信されて、フォークリフト1の無線通信部15で受信される。そして、オペレータが操作部21のハンドルやレバー等を操作することで、上述したとおり、フォークリフト1の駆動装置13等を遠隔から操作することができる。
対象物指定部22は、例えば、マウスからなる。後述するとおり、オペレータが、対象物指定部22であるマウスを用いて、表示部20に表示されたポインタ220で対象物110を指定すると、案内ルート表示部236が、指定された対象物110とフォークリフト1とを結ぶ案内ルートGR,GR1,GR2(図7,図9,図11)を表示部20に表示するようになっている。オペレータは、フォークリフト1を対象物110まで走行する際に、表示部20に表示される案内ルートGR,GR1,GR2に沿って走行することができるので、フォークリフト1の操作を直感的かつ容易に行うことができる。
また、指定された対象物110以外の障害物120について、報知線表示部237が、障害物120とフォークリフト1とを直線で結ぶ報知線DL(図9,図11)を表示部20に表示するようになっている。オペレータは、フォークリフト1を対象物110まで走行する際に、表示部20に表示される報知線DLによって直感的に障害物120の位置を認識することができるので、障害物120を避けながら、フォークリフト1の操作を直感的かつ安全に行うことができる。
[第1実施形態]
遠隔操作システムの第1実施形態について説明する。
図5及び図6のとおり、フォークリフト座標取得部142によって、常時、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)が計測および取得される(ステップS1)。そして、表示部20には、常時、カメラ10によって撮影される画像が表示されている。オペレータは、表示部20に表示された画像に基づいて、操作部21でフォークリフト1を遠隔操作する。
図7のとおり、オペレータは、荷役対象となる対象物110が表示部20に表示されると、対象物指定部22であるマウスを使って、表示部20に表示されるポインタ220で対象物110を指定する(ステップS2)。具体的には、オペレータは、ポインタ220を対象物110に重ねてマウスをクリックすると、対象物110が指定される。
画像処理部231は、床面や壁面等との境界を識別して、指定された対象物110の形状を認識する(ステップS3)。そして、対象物座標取得部232は、表示部20に表示された対象物110のカメラ座標を取得して、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)に基づいて、対象物110の絶対座標(Ox,Oy)が計測および取得される(ステップS4)。
図8のとおり、第1判定部234は、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)と対象物110の絶対座標(Ox,Oy)とを結び、フォークリフト1の幅Wに相当する幅を有する仮想ルートVRを形成する。さらに、第1判定部234は、仮想ルートVRを第1判定領域AR1とする(ステップS5)。また、第2判定部235は、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)と対象物110の絶対座標(Ox,Oy)とを結ぶ直線を直径とする仮想円を第2判定領域AR2とする(ステップS6)。
そして、障害物センサ11が、障害物120の絶対座標(Sx,Sy)を計測および取得すると共に、画像処理部231が、床面や壁面等との境界を識別することで、対象物110以外で存在する障害物120の形状を認識する(ステップS7)。その後、第1判定部234及び第2判定部235は、フォークリフト1と対象物110との間における障害物120の有無を判定する(ステップS8,S11)。障害物120の有無の判定は、以下のとおり行われる。
[案内ルート]
第1判定部234は、第1判定領域AR1の内側において、障害物120の全部又は一部が存在しないときに、障害物120が無いと判定する(ステップS8)。フォークリフト1が実際に走行する際、フォークリフト1の幅Wに相当する幅を有する走行ルートが形成されるので、幅Wを有する仮想ルートVRを第1判定領域AR1とすることによって、フォークリフト1の実際の走行ルートを仮想的かつ直感的に想定することができる。
そして、図7及び図8のとおり、第1判定部234によって障害物120が無いと判定されたとき、直線でフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRが形成及び表示される(ステップS9)。案内ルートGRは、フォークリフト1の幅Wに相当する幅を有しており、その結果、障害物120が無いと判定されたときは、案内ルートGRは、仮想ルートVR及び第1判定領域AR1と一致することになる。フォークリフト1が実際に走行する際、フォークリフト1の幅Wに相当する幅を有する走行ルートが形成されるので、幅Wを有する案内ルートGRによって、フォークリフト1の実際の走行ルートを仮想的かつ直感的に想定することができるようになっている。
図7のとおり、案内ルート表示部236は、形成された案内ルートGRをカメラ座標に変換して、表示部20に表示する。そして、フォークリフト1が移動することによって、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)が変更されるが、随時変更されるフォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)に追従して、案内ルートGRが表示部20に表示されるようになっている。
一方、第1判定部234は、形成された第1判定領域AR1の内側において、障害物120の全部又は一部が存在するとき、障害物120が有ると判定する(ステップS8)。そして、第1判定部234によって障害物120が有ると判定されたとき、障害物120を避けるようにフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRが形成及び表示される(ステップS10)。図9及び図10のとおり、案内ルートGRは、フォークリフト1の幅Wに相当する幅を有しており、認識された障害物120と案内ルートGRとが重ならない曲線で形成される。例えば、フォークリフト1の両端点と、障害物120から所定距離だけ離れた点と、対象物110の両端点とをスプライン曲線で結ぶことで案内ルートGRを形成及び表示することができる。
図9のとおり、案内ルート表示部236は、形成された案内ルートGRをカメラ座標に変換して、表示部20に表示する。そして、フォークリフト1が移動することによって、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)が変更されることになるが、随時変更されるフォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)に追従して、案内ルートGRが表示部20に表示される。
[報知線]
また、第2判定部235は、第2判定領域AR2の内側において、障害物120の全部又は一部が存在しないときに、障害物120が無いと判定する(ステップS11)。フォークリフト1が実際に走行する際、フォークリフト1と対象物110との間の所定の範囲(第2判定領域AR2)内に障害物120が有る場合は、オペレータはフォークリフト1が障害物120に衝突しないよう注意する必要があるが、フォークリフト1と対象物110との間の所定の範囲(第2判定領域AR2)内に障害物120が無い場合は、フォークリフト1が障害物120に衝突する可能性が低いことから、障害物120を認識する必要性が低い。そのため、図7及び図8のとおり、第2判定部235によって、フォークリフト1と対象物110との間の所定の範囲(第2判定領域AR2)内に障害物120が無いと判定されたとき、報知線DLを形成及び表示しないようになっている(ステップS12)。
一方、第2判定部235は、形成された第2判定領域AR2の内側において、障害物120の全部又は一部が存在するとき、障害物120が有ると判定する(ステップS11)。そして、図9及び図10のとおり、第2判定部235によって、フォークリフト1と対象物110との間の所定の範囲(第2判定領域AR2)内に障害物120が有ると判定されたとき、フォークリフト1と障害物120とを直線で結ぶ報知線DLが形成及び表示される(ステップS13)。
図9のとおり、報知線表示部237は、形成された報知線DLをカメラ座標に変換して、表示部20に表示する。そして、フォークリフト1が移動することによって、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)が変更されることになるが、随時変更されるフォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)に追従して、報知線DLが表示部20に表示される。
上記のとおり、第2判定部235は、フォークリフト1と対象物110とを結ぶ直線を直径とする仮想円を第2判定領域AR2とする。そのため、オペレータがフォークリフト1を操作する際に、障害物120に対する注意が必要な領域が第2判定領域AR2となるので、フォークリフト1の操作の際に必要な報知線DLのみが形成及び表示されて、不必要な報知線DLが形成及び表示されないようになっており、適切に報知線DLを表示することができる。
[第2実施形態]
遠隔操作システムの第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成については、重複説明を避けるために、詳細な説明を省略する。
図5のとおり、フォークリフト座標取得部142によって、常時、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)が計測および取得される(ステップS1)。そして、オペレータが、対象物指定部22で対象物110を指定する(ステップS2)。
画像処理部231は、指定された対象物110の形状を認識する(ステップS3)。そして、対象物座標取得部232は、対象物110の絶対座標(Ox,Oy)が計測および取得される(ステップS4)。
第1判定部234は、第1判定領域AR1を形成する(ステップS5)。第2判定部235は、第2判定領域AR2を形成する(ステップS6)。そして、障害物センサ11が、障害物120の絶対座標(Sx,Sy)を計測および取得すると共に、画像処理部231が、障害物120の形状を認識する(ステップS7)。その後、第1判定部234及び第2判定部235は、フォークリフト1と対象物110との間における障害物120の有無を判定する(ステップS8,S11)。
第1判定部234によって第1判定領域AR1の内側に障害物120が無いと判定されたとき、上記第1実施形態と同様に、フォークリフト1と対象物110とを直線で結ぶ案内ルートGRが形成及び表示される(ステップS9)。
一方、第1判定部234によって第1判定領域AR1の内側に障害物120が有ると判定されたとき、障害物120を避けるようにフォークリフト1と対象物110とを結ぶ曲線の案内ルートGRが形成及び表示される(ステップS10)。
このとき、第2実施形態では、図11及び図12のとおり、障害物120の右側へ避けるような第1の案内ルートGR1と、障害物120の左側へ避けるような第2の案内ルートGR2とからなる2つの案内ルートが形成及び表示される。その結果、オペレータは、路面及び周囲の状況等を確認しながら、障害物120の右側を走行するか左側を走行するかを直感的に決定することができる。
図11のとおり、案内ルート表示部233は、形成された第1及び第2の案内ルートGR1,GR2をカメラ座標に変換して、表示部20に表示する。そして、フォークリフト1が移動することによって、フォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)が変更されることになるが、随時変更されるフォークリフト1の絶対座標(Fx,Fy)に追従して、第1及び第2の案内ルートGR1,GR2が表示部20に表示される。なお、第1及び第2の案内ルートGR1,GR2は、それぞれが異なる色、形状又は点滅度で表示されており、その結果、オペレータは、各案内ルートGR1,GR2をそれぞれ認識しやすくになっている。
また、上記第1実施形態と同様に、第2判定部235によって第2判定領域AR2の内側に障害物120が無いと判定されたとき、報知線DLを形成及び表示しないようになっている(ステップS12)。そして、第2判定部235によって第2判定領域AR2の内側に障害物120が有ると判定されたとき、フォークリフト1と障害物120とを直線で結ぶ報知線DLが形成及び表示される(ステップS13)。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の構成はこれらの実施形態に限定されない。例えば、以下のように変更することもできる。
・上記実施形態では、障害物センサ11は、光学系センサであるが、例えば、カメラ10で撮影された画像に基づいて、画像処理部141で対象物110以外の障害物120を認識してもよいため、画像処理部141で構成されてもよい。
・上記実施形態では、案内ルートGRは、フォークリフト1の幅Wに相当する幅を有した帯形状であるが、矢印、点滅線、細線等であってもよい。
・上記実施形態では、案内ルートGRは、障害物120を避けるように、曲線で形成されているが、折れ曲げ線等で形成されてもよい。
・本実施形態では、報知線DLは、直線であるが、矢印、点滅線等であってもよい。
・本実施形態では、第2判定領域AR2について、フォークリフト1と対象物110とを結ぶ直線を直径とする仮想円を第2判定領域AR2としているが、任意形状の領域を第2判定領域AR2としてもよく、例えば、フォークリフト1と対象物110とを結ぶ直線を対角線とする仮想正方形を第2判定領域AR2としてもよい。
・本実施形態では、対象物指定部22は、マウスであるが、例えば、表示モニタ20がタッチパネルであれば、表示モニタ20に表示された対象物110をオペレータが指で押圧して指定してもよく、タッチセンサーで構成されてもよい。
本発明の効果について説明する。
本発明は、フォークリフト1を遠隔から操作する遠隔操作システムにおいて、フォークリフト1に設けられたカメラ10と、カメラ10によって撮影される画像を表示する表示部20と、フォークリフト1の座標を取得するフォークリフト座標取得部142と、指定された対象物110の座標を取得する対象物座標取得部232とを備える。さらに、本発明に係る遠隔操作システムは、フォークリフト1と対象物110との間に形成される第1判定領域AR1において障害物120の有無を判定する第1判定部234と、フォークリフト1と対象物110との間に形成される第2判定領域AR2において障害物120の有無を判定する第2判定部235とを備える。
本発明に係る遠隔操作システムは、さらに、案内ルート表示部236を備える。案内ルート表示部236は、第1判定部234によって障害物120が有ると判定されたとき、障害物120を避けるようにフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRを表示部20に表示し、第1判定部234によって障害物120が無いと判定されたとき、直線でフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRを表示部20に表示するように構成されている。
本発明に係る遠隔操作システムは、さらに、報知線表示部237を備える。報知線表示部237は、第2判定部235によって障害物120が有ると判定されたとき、フォークリフト1と障害物120とを結ぶ報知線DLを表示部20に表示し、第2判定部235によって障害物120が無いと判定されたとき、報知線DLを表示部20に表示しないように構成されている。
上記のとおり、フォークリフト1と対象物110との間に障害物120が存在するときでも、表示部20に、障害物120を避けるようにフォークリフト1と対象物110とを結ぶ案内ルートGRが表示される。その結果、オペレータは、フォークリフト1を対象物110まで走行する際に、表示部20に表示される案内ルートGRに沿って走行することができるので、フォークリフト1の操作を直感的かつ容易に行うことができる。
また、指定された対象物110以外の障害物120について、障害物120とフォークリフト1とを直線で結ぶ報知線DLが表示部20に表示される。その結果、オペレータは、フォークリフト1を対象物110まで走行する際に、表示部20に表示される報知線DLによって直感的に障害物120の位置を認識することができるので、障害物120を避けながら、フォークリフト1の操作を直感的かつ安全に行うことができる。
好ましくは、第1判定部234は、フォークリフト1と対象物110とを直線で結びフォークリフト1の幅Wに相当する幅を有する仮想ルートVRを第1判定領域AR1とし、第1判定領域AR1の内側において、障害物120の全部又は一部が存在しないとき、障害物120が無いと判定して、障害物120の全部又は一部が存在するとき、障害物120が有ると判定し、案内ルート表示部236は、案内ルートGRの内側に障害物120の全部又は一部が存在しないように案内ルートGRを表示する。
フォークリフト1が実際に走行する際、フォークリフト1の幅Wに相当する幅を有する走行ルートが形成されるので、幅Wを有する仮想ルートVRによって、フォークリフト1の実際の走行ルートを仮想的かつ直感的に想定することができる。
好ましくは、第2判定部235は、フォークリフト1と対象物110とを結ぶ直線を直径とする仮想円を第2判定領域AR2とし、第2判定領域AR2の内側において、障害物120の全部又は一部が存在しないとき、障害物120が無いと判定して、障害物120の全部又は一部が存在するとき、障害物120が有ると判定する。
フォークリフト1と対象物110とを結ぶ直線を直径とする仮想円を第2判定領域AR2とすることで、オペレータがフォークリフト1を操作する際に、障害物120の注意が必要な領域を第2判定領域AR2として、その結果、フォークリフト1の操作の際に必要な報知線DLのみが形成及び表示されて、不必要な報知線DLが形成及び表示されないようになっており、適切に報知線DLを表示することができる。
また、案内ルート表示部233は、フォークリフト1の幅Wに相当する幅を有する案内ルートGRを表示することが望ましい。
フォークリフト1が実際に走行する際、フォークリフト1の幅Wに相当する幅を有する走行ルートが形成される。案内ルートGRが幅Wを有することで、オペレータは、フォークリフト1の実際の走行ルートを仮想的かつ直感的に想定することができるため、走行しやすいようになっている。
さらにまた、案内ルート表示部233は、障害物120の右側へ避ける第1の案内ルートGR1と、障害物120の左側へ避ける第2の案内ルートGR2とを表示することが好ましい。
オペレータは、路面及び周囲の状況等に応じて、障害物120の右側を走行するか左側を走行するかを直感的に決定することができる。
1 フォークリフト
10 カメラ
110 対象物
120 障害物
14 制御部
141 画像処理部
142 フォークリフト座標取得部
144 障害物座標取得部
2 操作装置
20 表示部
21 操作部
23 制御部
231 画像処理部
232 対象物座標取得部
234 第1判定部
235 第2判定部
236 案内ルート表示部
237 報知線表示部
AR1 第1判定領域
AR2 第2判定領域
GR 案内ルート
GR1 第1の案内ルート
GR2 第2の案内ルート
VR 仮想ルート
W フォークリフトの幅
DL 報知線

Claims (5)

  1. フォークリフトを遠隔から操作する遠隔操作システムにおいて、
    前記フォークリフトに設けられたカメラと、
    前記カメラによって撮影される画像を表示する表示部と、
    前記フォークリフトの座標を取得するフォークリフト座標取得部と、
    指定された対象物の座標を取得する対象物座標取得部と、
    前記フォークリフトと前記対象物との間に形成される第1判定領域において障害物の有無を判定する第1判定部と、
    前記フォークリフトと前記対象物との間に形成される第2判定領域において障害物の有無を判定する第2判定部と、
    前記第1判定部によって前記障害物が有ると判定されたとき、前記障害物を避けるように前記フォークリフトと前記対象物とを結ぶ案内ルートを前記表示部に表示し、前記第1判定部によって前記障害物が無いと判定されたとき、直線で前記フォークリフトと前記対象物とを結ぶ案内ルートを前記表示部に表示するように構成された案内ルート表示部と、
    前記第2判定部によって前記障害物が有ると判定されたとき、前記フォークリフトと前記障害物とを結ぶ報知線を前記表示部に表示し、前記第2判定部によって前記障害物が無いと判定されたとき、前記報知線を前記表示部に表示しないように構成された報知線表示部と、を備える
    ことを特徴とする遠隔操作システム。
  2. 前記第1判定部は、前記フォークリフトと前記対象物とを直線で結び前記フォークリフトの幅に相当する幅を有する仮想ルートを前記第1判定領域とし、前記第1判定領域の内側において、
    前記障害物の全部又は一部が存在しないとき、前記障害物が無いと判定して、
    前記障害物の全部又は一部が存在するとき、前記障害物が有ると判定し、
    前記案内ルート表示部は、前記案内ルートの内側に前記障害物の全部又は一部が存在しないように前記案内ルートを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。
  3. 前記第2判定部は、前記フォークリフトと前記対象物とを結ぶ直線を直径とする仮想円を前記第2判定領域とし、前記第2判定領域の内側において、
    前記障害物の全部又は一部が存在しないとき、前記障害物が無いと判定して、
    前記障害物の全部又は一部が存在するとき、前記障害物が有ると判定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔操作システム。
  4. 前記案内ルート表示部は、前記フォークリフトの幅に相当する幅を有する前記案内ルートを表示する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の遠隔操作システム。
  5. 前記案内ルート表示部は、前記障害物の右側を避ける第1の前記案内ルートと、前記障害物の左側を避ける第2の前記案内ルートと、を表示する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の遠隔操作システム。
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