JP2023109214A - プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、社内においてユーザグループ単位でデータ保存先を制限できるデータ保存先制限装置が開示されている。
特許文献2には、作成者端末、確認社端末および契約書管理サーバからなるデジタル契約に関する情報処理システムが開示されている。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、電子的な契約手続きを実行させる電子契約システムにおいて、送信者から送信された契約情報を、送信者に煩雑な受信者設定作業の依頼を要することなく、所定の窓口担当者に転送する技術を提供することである。
本開示におけるシステム1は、複数のユーザ間において電子的な契約締結サービスを実現するための情報処理システムである。
システム1は、ネットワークNを介して接続された、サーバ10、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30、第3ユーザ端末40、第4ユーザ端末41の情報処理装置を備える。
図1は、情報処理システム1の全体の構成を示す図である。
図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図3は、第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。
図4は、第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。
図5は、第3ユーザ端末40の機能構成を示すブロック図である。
図6は、第4ユーザ端末41の機能構成を示すブロック図である。
サーバ10は、複数のユーザ間において電子的な契約締結サービスを提供する情報処理装置である。
サーバ10は、記憶部101、制御部104を備える。
サーバ10の記憶部101は、アプリケーションプログラム1011、ユーザテーブル1012、グループテーブル1013、書類テーブル1014、確認テーブル1015、入力項目テーブル1016、転送管理テーブル1017を備える。
これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。なお、本開示においてサービスを利用するユーザは、必ずしもユーザテーブル1012に登録されている必要はない。
ユーザテーブル1012は、ユーザIDを主キーとして、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、グループID、承認権限のカラムを有するテーブルである。
図7は、ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
メールアドレスは、ユーザのメールアドレスを記憶する項目である。
グループIDは、ユーザが所属するグループのグループ識別情報を記憶する項目である。ユーザは、複数のグループに所属するものとしても構わない。
承認権限は、ユーザの承認締結に関する権限情報を記憶する項目である。契約締結を承認する権限(承認権限)を有するユーザには、Trueなど契約締結を承認する権限を有する情報が記憶される。一方、契約締結を承認する権限を有さないユーザには、False、ブランク、ヌル値など契約締結を承認する権限を有さない情報が記憶される。
その他、グループ内での窓口担当者の役割を有するユーザであることを示す情報(窓口ロール情報)を記憶する構成としても良い。これにより、承認権限に窓口ロール情報が記憶されたユーザは、窓口担当者であると判断することができる。
契約情報に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザAは、特定の契約情報Aに対して承認権限を有するが、特定の契約情報Bに対して承認権限を有さない構成としても良い。
秘密保持契約、共同研究契約、請負契約などの契約情報の種別(契約情報種別)に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザAは、秘密保持契約に対して承認権限を有するが、請負契約に対しては承認権限を有さない構成としても良い。
その他、ユーザの所属部署、役所などに応じて複数段階(レベル、ランク)の権限情報を記憶する構成としても良い。例えば、派遣社員などはC、一般社員はB、管理職はA、役員はSという情報を承認権限の項目に記憶し、契約情報の契約種別情報、契約金額などに応じて、所定のランク以上(例えば、秘密保持契約はA以上など)の承認権限を有するユーザのみ契約締結を承認することができる構成としても良い。
グループテーブル1013は、グループIDを主キーとして、グループID、グループ名、管理者IDのカラムを有するテーブルである。
図8は、グループテーブル1013のデータ構造を示す図である。
グループ名は、グループの名称を記憶する項目である。グループ名は、任意の文字列を設定することができる。
管理者IDは、グループにおいて管理者権限を有するユーザのユーザ識別情報を記憶する項目である。管理者権限を有するユーザは、組織などのグループにおいて所定以上の地位や権限などを有するユーザを任意に定めて設定することができる。
書類テーブル1014は、書類IDを主キーとして、書類ID、書類データ、作成者IDのカラムを有するテーブルである。
図9は、書類テーブル1014のデータ構造を示す図である。
書類データは、契約情報(バイナリまたはテキストデータ)を記憶する項目である。
作成者ID、契約情報の作成者であるユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
確認テーブル1015は、書類ID、確認順序、指定者データ、確認者メールアドレス、確認フラグ、言語データ、アクセスコード、日時のカラムを有するテーブルである。
図10は、確認テーブル1015のデータ構造を示す図である。
確認順序は、確認者により契約情報が確認される際の確認順序に関する情報を記憶する項目である。作成者により記憶された契約情報は、確認順序の順番に確認者に回覧され、確認が行われる。
指定者データは、契約情報の確認者を指定したユーザを特定する情報を記憶する項目である。具体的に、指定者データは、メールアドレスまたはユーザ識別情報などの、ユーザを特定する情報を含む。
確認者メールアドレスは、契約情報の確認者のメールアドレスを記憶する項目である。確認者のメールアドレスは、本開示にかかるサービスの利用にあたり予めユーザ登録を行う必要はない。つまり、確認者メールアドレスは、ユーザテーブル1012に含まれている必要はない。
確認フラグは、確認者による契約情報の確認手続きの完了有無を識別するための確認識別情報を記憶する項目である。確認者により契約情報の確認が完了すると、確認フラグの項目にTrueの値などの確認が完了したことを示す情報が記憶される。
言語データは、確認者の言語に関する情報(言語情報)を記憶する項目である。
アクセスコードは、確認者に対して設定されたアクセスコードを記憶する項目である。
日時は、確認者による契約情報の確認手続きが行われた日時を記憶する項目である。具体的には、確認識別情報が確認フラグの項目に記憶された日時が記憶される。
入力項目テーブル1016は、入力項目ID、書類ID、入力者ID、入力データ、入力規則、日時のカラムを有するテーブルである。
図11は、入力項目テーブル1016のデータ構造を示す図である。
書類IDは、入力項目が関連付けられる電子契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
入力者IDは、入力項目に対して入力データを入力した入力者のユーザ識別情報またはメールアドレスを記憶する項目である。具体的に、入力者IDには、作成者ID、作成者IDにより特定されるユーザのメールアドレス、確認者メールアドレスなどが記憶される。
入力データは、入力者により入力項目に入力された入力データを記憶する項目である。
入力規則は、入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶する項目である。入力規則としては、日付(date)、日時(datetime)、文字列(text)、数値(integer)などのデータ型のほか、文字列であれば文字数、文字列の正規表現など任意の入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶することができる。
日時は、入力者により入力項目に入力データが入力された日時を記憶する項目である。
転送管理テーブル1017は、転送条件、転送先ユーザIDのカラムを有するテーブルである。
図12は、転送管理テーブル1017のデータ構造を示す図である。
例えば、転送条件は、所定のユーザ識別情報、メールアドレスを記憶することができる。つまり、特定のユーザ識別情報、メールアドレスを送信先とした契約情報を特定して、特定の転送先ユーザIDを有するユーザに転送することができる。
例えば、転送条件は、所定のグループ識別情報を記憶することができる。つまり、特定のグループ識別情報に関連づけられたユーザを送信先とした契約情報を特定して、特定の転送先ユーザIDを有するユーザに転送することができる。
例えば、転送条件は、所定の契約種別情報を記憶することができる。つまり、特定の契約種別情報を有する契約情報を特定して、特定の転送先ユーザIDを有するユーザに転送することができる。
例えば、転送条件は、契約金額の情報(契約金額情報)を記憶することができる。つまり、契約金額が所定金額以下、または、所定金額以上の契約情報を特定して、特定の転送先ユーザIDを有するユーザに転送することができる。
例えば、転送条件は、作成者の情報(作成者情報)を記憶することができる。つまり、作成者(送信者)にかかるユーザが所定のユーザ、所定のグループに所属しているユーザなどの、作成者情報を特定して、特定の転送先ユーザIDを有するユーザに転送することができる。作成者の所属先企業、組織などに応じて、所定のユーザIDを転送先に設定することができる。
転送条件は、ユーザ識別情報、グループ識別情報、契約種別情報、契約金額情報、作成者情報などに対する条件の組み合わせを含んでも良い。
転送条件は管理者権限を有するユーザが、管理者端末を操作することにより転送先ユーザIDと関連づけて記憶することができる。管理者権限を有するユーザは、グループテーブル1013において自身のユーザIDと関連づけられたグループIDに所属するユーザのみを転送先ユーザIDに記憶することができる構成としても良い。つまり、管理者権限を有するユーザは、管理対象となるグループに所属する他のユーザを転送先ユーザIDとして記憶することができる構成としても良い。これにより、管理者権限を有するユーザが管理対象外のユーザに対して契約情報が転送されることを防ぐことができる。
転送先ユーザIDは、転送先ユーザのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザ識別情報に代えて、転送先ユーザのメールアドレスを記憶する構成としても良い。
サーバ10の制御部104は、ユーザ登録制御部1041、契約作成部1042、契約確認部1043を備える。制御部104は、記憶部101に記憶されたアプリケーションプログラム1011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
ユーザテーブル1012に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ10へ送信する。ユーザ登録制御部1041は、受信した情報をユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル1012に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部1041によるユーザ情報のユーザテーブル1012への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザIDは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部1041が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
第1ユーザ端末20は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第1ユーザ端末20は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第1ユーザ端末20は、記憶部201、制御部204、入力装置206、出力装置208を備える。
第1ユーザ端末20の記憶部201は、第1ユーザID2011、アプリケーションプログラム2012を備える。
アプリケーションプログラム2012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム2012は、第1ユーザ端末20に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
第1ユーザ端末20の制御部204は、入力制御部2041、出力制御部2042を備える。制御部204は、記憶部201に記憶された第1ユーザID2011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
第1ユーザ端末20の入力装置206は、カメラ2061、マイク2062、位置情報センサ2063、モーションセンサ2064、タッチデバイス2065を備える。
第1ユーザ端末20の出力装置208は、ディスプレイ2081、スピーカ2082を備える。
第2ユーザ端末30は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第2ユーザ端末30は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第2ユーザ端末30は、記憶部301、制御部304、入力装置306、出力装置308を備える。
第2ユーザ端末30の記憶部301は、第2ユーザID3011、アプリケーションプログラム3012を備える。
アプリケーションプログラム3012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム3012は、第2ユーザ端末30に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
第2ユーザ端末30の制御部304は、入力制御部3041、出力制御部3042を備える。制御部304は、記憶部301に記憶された第2ユーザID3011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
第2ユーザ端末30の入力装置306は、カメラ3061、マイク3062、位置情報センサ3063、モーションセンサ3064、キーボード3065を備える。
第2ユーザ端末30の出力装置308は、ディスプレイ3081、スピーカ3082を備える。
第3ユーザ端末40は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第3ユーザ端末40は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第3ユーザ端末40は、記憶部401、制御部404、入力装置406、出力装置408を備える。
第3ユーザ端末40の記憶部401は、第3ユーザID4011、アプリケーションプログラム4012を備える。
アプリケーションプログラム4012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム4012は、第3ユーザ端末40に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
第3ユーザ端末40の制御部404は、入力制御部4041、出力制御部4042を備える。制御部404は、記憶部401に記憶された第3ユーザID4011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
第3ユーザ端末40の入力装置406は、カメラ4061、マイク4062、位置情報センサ4063、モーションセンサ4064、キーボード4065を備える。
第3ユーザ端末40の出力装置408は、ディスプレイ4081、スピーカ4082を備える。
第4ユーザ端末41は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第4ユーザ端末41は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第4ユーザ端末41は、記憶部411、制御部414、入力装置416、出力装置418を備える。
第4ユーザ端末41の記憶部411は、第4ユーザID4111、アプリケーションプログラム4112を備える。
アプリケーションプログラム4112は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム4112は、第4ユーザ端末41に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
第4ユーザ端末41の制御部414は、入力制御部4141、出力制御部4142を備える。制御部414は、記憶部411に記憶された第4ユーザID4111を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
第4ユーザ端末41の入力装置416は、カメラ4161、マイク4162、位置情報センサ4163、モーションセンサ4164、キーボード4165を備える。
第4ユーザ端末41の出力装置418は、ディスプレイ4181、スピーカ4182を備える。
以下、情報処理システム1の各処理について説明する。
図13は、契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。
図14は、契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。
図15は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。
図16は、第2ユーザ端末30に通知されるメッセージを示す画面例である。
図17は、契約書確認処理の動作を示す第1画面の画面例である。
図18は、契約書確認処理の動作を示す第2画面(第一実施例)の画面例である。
図19は、契約書確認処理の動作を示す第2画面(第二実施例)の画面例である。
図20は、契約書確認処理の動作を示す第3画面の画面例である。
契約書作成処理は、作成者が契約情報を作成し、確認者に対して送信する処理である。本開示において、第1ユーザが契約情報の作成者の立場のユーザであり、第2ユーザ、第3ユーザ、第4ユーザが契約情報の確認者の立場のユーザであるとする。なお、契約情報の作成にあたって、複数のユーザを確認者として設定することが可能である。
本開示において、第1ユーザは、第2ユーザとは異なる組織、会社などのグループに属するユーザであり、第2ユーザ、第3ユーザおよび第4ユーザは、同じ組織、会社などのグループに属するユーザである。
契約書作成処理は、作成者が契約情報を作成し、契約情報の宛先となる確認者を設定し、契約情報に対する入力項目を設定し、入力項目に対する入力規則を設定し、作成者から入力項目に対する入力データを受け付け、転送条件を判定し、設定した確認者または転送先に対して契約情報を送付する一連の処理である。
ステップS101において、サーバ10の契約作成部1042は、作成者から確認者との間で契約締結の対象となる契約情報を受け付ける。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、契約書に関する書類データを含む契約情報を作成する。書類データは、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(ExtenSible Markup Language)などの任意のデータ形式の書類データを契約情報に含めることができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、作成した書類データ、第1ユーザID2011をサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信した第1ユーザID2011、書類データを受け付け、それぞれ、書類テーブル1014の新たなレコードの作成者ID、書類データの項目に記憶する。これにより、サーバ10の契約作成部1042は、新たな契約情報を書類テーブル1014に記憶する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、契約情報の確認者(受信者)となるユーザを選択し特定する。本開示において、第1ユーザは、受信者として第2ユーザを選択し特定するものとする。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、確認者となる第2ユーザのメールアドレスを入力し、サーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信したメールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第2ユーザのメールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第1ユーザは、第2ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第2ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。
このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には1の値を記憶する。ステップS102において、第1ユーザは、複数の確認者となるユーザを選択し設定できるものとしても良い。この場合、選択順序に応じて、確認者となるユーザの確認順序の項目の値が1つずつインクリメントされ記憶される。これにより、後述する契約書確認処理における確認者の回覧順序が設定される。なお、回覧順序の設定は必須ではない。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、ステップS101において作成し、記憶した契約情報に対して複数の入力項目を設定する。入力項目は、印鑑データを押印する押印欄、署名データなどのテキストデータを入力する入力欄、チェック項目を選択できるチェックボックス欄、日付を入力する日付欄など任意の入力項目を設定することができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、入力項目を追加するリクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、リクエストを受信すると、契約情報の書類IDを、入力項目テーブル1016の新たなレコードの書類IDに記憶する。これにより、新たに追加された入力項目情報が、契約情報と関連付けられ記憶される。なお、第1ユーザは、複数の入力項目情報を、契約情報と関連づけ記憶することができる。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作することにより、ステップS104において設定した入力項目ごとに入力データを入力する。例えば、第1ユーザは、管理番号が設定された入力項目に、自身が所属するグループにおける整理番号などの契約情報を管理するための番号の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、契約締結日が設定された入力項目に、当該契約情報の契約締結日の日付の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、入力項目への入力データの入力が完了したら、サーバ10へ入力項目ごとの入力項目ID、入力データを送信する。
サーバ10の契約作成部1042は、入力項目ごとの入力項目ID、入力データを受信し、受け付ける。サーバ10の契約作成部1042は、受信した入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力項目情報の入力データの項目に、受信した入力データを記憶する。これにより、第1ユーザが入力した入力データが、入力項目テーブル1016に記憶される。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約情報を作成するための画面50に、表示された送信ボタン540を押下することにより、契約情報を送信するリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の契約作成部1042は、取得した確認者のユーザIDに基づき、転送管理テーブル1017の転送条件の項目を検索し、転送先ユーザIDを取得する。具体的に、転送条件に確認者のユーザIDとして、取得した確認者ユーザIDが設定された転送条件がある場合に、当該転送条件と関連付けられた転送先ユーザIDが取得される。
なお、サーバ10の契約作成部1042は、確認者のユーザID、契約種別情報、契約情報に規定された契約金額、作成者情報などに基づき、転送管理テーブル1017の転送条件の項目を検索し、転送先ユーザIDを取得しても良い。サーバ10の契約作成部1042は、複数の転送先ユーザIDを特定し、取得する構成としても良い。本開示においては、転送先ユーザIDとして、例えば、第3ユーザIDが含まれる。
サーバ10の契約作成部1042は、複数の転送先ユーザが特定された場合は、第2ユーザの確認順序の項目の値に対して1つずつインクリメントした値を、それぞれの転送先ユーザのレコードの確認順序の項目に記憶する構成としても良い。このとき、サーバ10の契約作成部1042は、所定の転送先ユーザが確認テーブル1015のレコードに追加されることにより、確認順序において後段(より大きな確認順序)の確認者のレコードの確認順序の値を繰り下げて記憶(更新)する構成としても良い。これにより、複数の確認者が指定されている場合に、確認順序を維持しつつ、転送元ユーザを転送先ユーザに置き換えることができる。
また、サーバ10の契約作成部1042は、確認テーブル1015に記憶された第2ユーザのレコードの確認フラグの項目に転送により確認作業がスキップされたことを示す情報を記憶する。なお、サーバ10の契約作成部1042は、確認テーブル1015において第2ユーザのレコードを削除する構成としても良い。これにより、第2ユーザによる契約書確認処理がスキップされる。
第1確認ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むURL(Uniform ReSource Locator)の情報を含める。URLは、書類IDを直接含んでも良いし、書類IDに対し任意の暗号化を行った文字列、その他、不図示のテーブルを参照して書類IDを特定可能な文字列などの情報を含んでも良い。また、URLには第1確認ユーザを特定するための情報を含めても良い。例えば、第1確認ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLに第1確認ユーザを特定するための情報を含める必要がある。
第1ユーザは、ステップS102において複数の確認者を選択し設定する場合には、複数の確認者のそれぞれに対して、ステップS103において異なる入力項目情報をそれぞれに独立して設定できる構成としても構わない。例えば、第1ユーザが、確認者として第2ユーザ、第9ユーザの2人のユーザを設定する場合に、契約開始日、契約終了日の入力項目を第2ユーザに対して設定し、契約締結日の入力項目を第9ユーザに対して設定しても良い。この場合、後述する契約書確認処理において、第2ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できるが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができない。一方、第9ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できないが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができる。1つの入力項目情報に対して、複数の確認者を重複して選択し設定できる構成としても構わない。
契約書確認処理は、確認者が、作成者から受信した契約情報の内容を確認する処理である。
契約書確認処理は、確認者からのアクセスを受け付け、契約情報を表示する第1画面を確認者に対して提示し、確認者から入力項目に対する入力データを受け付け、確認者から契約情報の確認に関するデータを受け付ける一連の処理である。
契約書確認処理は、確認者が契約情報に対する承認権限を有さない場合、または窓口担当者である場合には、確認者に対して承認者を選択し指定するための第2画面を提示し、確認者から契約情報の承認者の指定を受け付け、確認者から入力項目に対する入力データを受け付け、設定した承認者に対して契約情報を送付する一連の処理である。
なお、本開示において確認者となる第3ユーザ、第4ユーザの場合の契約書確認処理の詳細を、それぞれ、契約書確認処理の詳細(第3ユーザ)、契約書確認処理の詳細(第4ユーザ)として以下に説明する。
ステップS301において、第1確認ユーザである第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第3ユーザ端末40のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。これにより、第3ユーザ端末40は、契約書確認処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
具体的に、サーバ10は、アクセスコードを認証するための入力画面を第3ユーザ端末40へ送信する。第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406を操作し、アクセスコードを入力しサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したアクセスコードと、確認テーブル1015の第3ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとが一致するか否かを判定し、一致する場合は契約書確認処理を継続する。一方、一致しない場合には、契約書確認処理を中止する。なお、アクセスコードによる認証処理は省略しても構わない。
また、第3ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合は、第3ユーザを、承認権限を有さないユーザとみなして処理を実行しても良い。
これにより、第3ユーザが窓口担当者である場合のみ承認者を設定することができ、それ以外の契約締結を承認することができないユーザは承認者を設定することができない処理とすることができる。
なお、第3ユーザに提示される第1画面は、確認テーブル1015の第3ユーザのレコードの言語データの項目に記憶された言語情報に基づき、確認者に対して指定された言語表記で第3ユーザに対して提示する構成としても良い。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、契約情報に設定された入力項目732、733、734、735に対し入力データを入力する。なお、本開示においては入力項目736に対しては、第3ユーザによる入力が割当られていないため、第3ユーザは入力データを入力できないことが視覚的に識別可能に表示される。
第3ユーザは、第3ユーザ端末40のディスプレイ4081に表示された契約情報および入力データを確認し、内容に同意また承諾する場合には、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、契約情報を確認するための画面70に、表示された同意ボタン740を押下することにより、書類ID、第3ユーザを特定する情報、ステップS305において入力した入力項目ごとの入力データを含むリクエストをサーバ10へ送信する処理を実行させる。第3ユーザを特定する情報は、第3ユーザID4011でも構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき第3ユーザが契約情報を確認したことを示す情報を記憶する。具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信した書類ID、第3ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル1015を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。例えば、第3ユーザを特定する情報がメールアドレスである場合には、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。第3ユーザを特定する情報がユーザ識別情報である場合には、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索することにより特定される第3ユーザのメールアドレスに基づき、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。
サーバ10の契約確認部1043は、受信した入力データを、当該入力データと関連付けられた入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力データの項目に記憶する。これにより、ステップS305において、第3ユーザにより入力された入力データが、入力項目テーブル1016の入力項目情報として記憶される。
サーバ10の契約確認部1043は、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されると、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第1ユーザへ送信する。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザのメールアドレスへ、第2ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。つまり、第1ユーザに対して、第2ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第1ユーザは、第2ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。第2ユーザは、自身が所属する組織において第3ユーザにより契約締結の承認がなされたことを第1ユーザに知られることなく、適切な契約締結手続きを完了させることができる。なお、メッセージには、第3ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知する内容を含めても良い。
第1ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むURLの情報を含めても良い。
サーバ10の契約確認部1043は、複数のユーザが確認者として設定されている場合には、最後に契約書確認処理を実行したユーザ以外の確認者にかかるユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。これにより、確認者にかかるユーザも、すべての確認者により契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
また、サーバ10の契約確認部1043は、複数の確認者が所属するグループにおいて管理者に相当する権限を有するユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。これにより、確認者にかかるユーザが所属するグループにおける管理者が、契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。サーバ10の契約確認部1043は、ユーザIDまたはメールアドレスに基づきユーザテーブル1012の、ユーザIDまたはメールアドレスの項目を検索することにより、グループIDの項目を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得したグループIDの項目に基づき、グループテーブル1013のグループIDの項目を検索し、管理者IDの項目を取得し、管理者IDに基づき、管理者に相当する権限を有するユーザをユーザテーブル1012のユーザIDを検索することにより特定し、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信する。
ステップS307において、第3ユーザ端末40のディスプレイ4081は、第3ユーザに対し、1または複数の承認者にかかるユーザを特定する操作を受け付ける第2画面(第一実施例)を提示する。
例えば、第3ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、第2画面提示処理(第一実施例)を実行する構成としても良い。
なお、第3ユーザに提示される第2画面は、確認テーブル1015の第3ユーザのレコードの言語データの項目に記憶された言語情報に基づき、確認者に対して指定された言語表記で第3ユーザに対して提示する構成としても良い。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、承認者のメールアドレス、氏名、会社名、承認者が使用する言語、アクセスコードを、それぞれ、第2画面80に表示された、メールアドレス801、氏名802、会社名803、言語804、アクセスコード805に入力する。なお、第3ユーザは、会社名、言語、アクセスコードについての入力を省略しても構わない。
ステップS307において、第3ユーザ端末40のディスプレイ4081は、第3ユーザに対し、1または複数の承認者にかかるユーザを特定する操作を受け付ける第2画面(第二実施例)を提示する。
例えば、第3ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録している場合には、第2画面提示処理(第二実施例)を実行する構成としても良い。
第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作することにより、第2画面80に表示された切替ボタン861を押下することにより、「グループ」、「履歴」、「グループ履歴」、「その他」の4種類のユーザ候補の種別を選択的に切り替えて、ユーザ候補提示エリア841に複数のユーザ候補を提示することができる。
なお、切替ボタン861は、第3ユーザが所定のグループに所属せずグループ識別情報と関連づけられていない場合や、第3ユーザがグループに関する機能を使用できない状態である場合には、「グループ」、「グループ履歴」、「その他」の項目を押下できない構成としても良い。つまり、第3ユーザに対して、「履歴」に基づくユーザ候補の提示しかできない構成としても良い。その他、課長、部長などの所定の役職者をユーザ候補として提示する構成を含めても良い。
具体的に、第3ユーザは、第2画面提示処理(第一実施例)と同様に、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、承認者のメールアドレス、氏名、会社名、承認者が使用する言語、アクセスコードを、それぞれ、第2画面80に表示された、メールアドレス801、氏名802、会社名803、言語804、アクセスコード805に入力することができる。なお、第3ユーザは、会社名、言語、アクセスコードについての入力は省略しても構わない。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作することにより、ユーザ候補提示エリア841に提示された1または複数のユーザ候補を選択し特定する。第3ユーザ端末の制御部404は、選択されたユーザ候補の情報をメールアドレス801、氏名802、会社名803、言語804などの入力欄に入力する。
これにより、第3ユーザは、提示された複数のユーザ候補から承認者にかかる第3ユーザを選択することができるため、第3ユーザの入力負担を低減させることができる。
サーバ10の契約確認部1043は、第2グループに関連づけられた第3ユーザに対し、第2グループに関連付けられた複数のユーザのうち、契約情報を承認することができる1または複数のユーザをユーザ候補として提示する。このとき、第2グループに関連付けられた複数のユーザのうち、契約情報を承認することができない1または複数のユーザをユーザ候補として提示しない構成としても良い。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、第2画面80に表示された切替ボタン861から「グループ」ボタンを押下し、グループに基づくユーザ候補の提示リクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の契約確認部1043は、リクエストを受信すると、第3ユーザを特定する情報である第3ユーザのメールアドレスまたはユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスまたはユーザIDの項目を検索し、グループIDの項目(第2グループID)を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得した第2グループIDに基づき、ユーザテーブル1012のグループIDの項目を検索し、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、承認権限の項目を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、承認権限を有するユーザの、ユーザID、ユーザ名、メールアドレスを第3ユーザ端末40へ送信する。第3ユーザ端末40のディスプレイ4081は、受信したユーザ名、メールアドレスなどを含むユーザ候補情報を、ユーザ候補提示エリア841に一覧表示する。
サーバ10の契約確認部1043は、第3ユーザの履歴情報に基づいて、第3ユーザが過去に特定した1または複数の第4ユーザを、ユーザ候補として提示する。このとき、契約情報を承認することができない1または複数のユーザをユーザ候補として提示しない構成としても良い。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、第2画面80に表示された切替ボタン861から「履歴」ボタンを押下し、履歴に基づくユーザ候補の提示リクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、リクエストを受信すると、第3ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル1015の指定者データの項目を検索し、第3ユーザが過去に承認者として特定したユーザの確認者メールアドレスを取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得したメールアドレスに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスの項目を検索し、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、承認権限の項目を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、承認権限を有するユーザの、ユーザID、ユーザ名、メールアドレスを第3ユーザ端末40へ送信する。第3ユーザ端末40のディスプレイ4081は、受信したユーザ名、メールアドレスなどを含むユーザ候補情報を、ユーザ候補提示エリア841に一覧表示する。
サーバ10の契約確認部1043は、第3ユーザが関連付けられた第2グループの履歴情報に基づいて、第2グループに関連付けられた第3ユーザを含む複数のユーザが過去に特定した1または複数の第4ユーザを、ユーザ候補として提示する。このとき、契約情報を承認することができない1または複数のユーザをユーザ候補として提示しない構成としても良い。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、第2画面80に表示された切替ボタン861から「グループ履歴」ボタンを押下し、グループ履歴に基づくユーザ候補の提示リクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の契約確認部1043は、リクエストを受信すると、第3ユーザを特定する情報である第3ユーザのメールアドレスまたはユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスまたはユーザIDの項目を検索し、グループIDの項目(第2グループID)を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得した第2グループIDに基づき、ユーザテーブル1012のグループIDの項目を検索し、ユーザID、メールアドレスの項目を取得する。これにより、第2グループに関連づけられた複数のユーザを取得することができる。
サーバ10の契約確認部1043は、取得した第2グループに関連付けられた複数のユーザのユーザID、メールアドレスに基づき、確認テーブル1015の指定者データの項目を検索し、第2グループに関連付けられた複数のユーザが過去に承認者として特定したユーザの確認者メールアドレスを取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得したメールアドレスに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスの項目を検索し、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、承認権限の項目を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、承認権限を有するユーザの、ユーザID、ユーザ名、メールアドレスを第3ユーザ端末40へ送信する。第3ユーザ端末40のディスプレイ4081は、受信したユーザ名、メールアドレスなどを含むユーザ候補情報を、ユーザ候補提示エリア841に一覧表示する。
サーバ10の契約確認部1043は、契約情報と、第1グループに関連づけられた第1ユーザと、第1グループと、の少なくともいずれか1つに基づいて、複数のユーザをユーザ候補として提示する。このとき、契約情報を承認することができない1または複数のユーザをユーザ候補として提示しない構成としても良い。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、第2画面80に表示された切替ボタン861から「その他」ボタンを押下し、その他の情報に基づくユーザ候補の提示リクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、リクエストを受信すると、第1ユーザとの間で過去に締結された契約情報、第1ユーザが所属する第1グループに関連付けられた他のユーザとの間で過去に締結された契約情報、を特定し、当該契約情報に含まれる書類IDに基づき確認テーブル1015の書類IDの項目を検索し、当該契約情報において過去に承認者として特定されたユーザの確認者メールアドレスの項目を取得する。このとき、ユーザテーブル1012、グループテーブル1013を参照し、第3ユーザが所属する第2グループに関連づけられたユーザの確認者メールアドレスのみ取得する構成としても良い。サーバ10の契約確認部1043は、取得したメールアドレスに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスの項目を検索し、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、承認権限の項目を取得する。
第3ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル1015の指定者データの項目を検索し、第3ユーザが過去に承認者として特定したユーザの確認者メールアドレスを取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得したメールアドレスに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスの項目を検索し、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、承認権限の項目を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、承認権限を有するユーザの、ユーザID、ユーザ名、メールアドレスを第3ユーザ端末40へ送信する。第3ユーザ端末40のディスプレイ4081は、受信したユーザ名、メールアドレスなどを含むユーザ候補情報を、ユーザ候補提示エリア841に一覧表示する。
なお、グループに基づくユーザ候補の提示、履歴に基づくユーザ候補の提示(第一実施例)、履歴に基づくユーザ候補の提示(第二実施例)、その他の情報に基づくユーザ候補の提示において、契約情報を承認することができる1または複数のユーザを、契約情報を承認することができない1または複数のユーザより優先的に、ユーザ候補として提示しても良い。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、承認権限を有するユーザに加えて、承認権限を有さないユーザのユーザID、ユーザ名、メールアドレスを第3ユーザ端末40へ送信する構成としても良い。この場合、第3ユーザ端末40のディスプレイ4081は、承認権限を有するユーザ候補情報を、承認権限を有さないユーザ候補情報よりも一覧の上位に提示することにより、承認権限を有するユーザ候補情報を第3ユーザが選択しやすいように提示しても良い。その他、ユーザ候補情報をカルーセルまたは、ページ送りにより表示する場合には、より先頭のページに承認権限を有するユーザ候補情報を表示させることが考えられる。
サーバ10の契約確認部1043は、履歴に基づくユーザ候補の提示(第一実施例)、履歴に基づくユーザ候補の提示(第二実施例)において、1または複数の第4ユーザのうち、特定された回数が多い第4ユーザほど優先的に、ユーザ候補として提示する構成としても良い。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、履歴に基づくユーザ候補の提示(第一実施例)、履歴に基づくユーザ候補の提示(第二実施例)において、取得したユーザ候補情報について、ユーザ候補のユーザIDまたはメールアドレスごとに重複するユーザ候補情報の個数(回数)をカウントし、当該個数を優先順位として優先順位が高いユーザ候補情報ほど一覧の上位に提示することにより、第3ユーザまたは第2グループに所属する複数のユーザが過去により多く選択し特定したユーザのユーザ候補情報を、第3ユーザが選択しやすいように提示しても良い。その他、ユーザ候補情報をカルーセルまたは、ページ送りにより表示する場合には、より先頭のページに優先順位が高いユーザ候補情報を表示させることが考えられる。
グループに基づくユーザ候補の提示、履歴に基づくユーザ候補の提示(第一実施例)、履歴に基づくユーザ候補の提示(第二実施例)、その他の情報に基づくユーザ候補の提示を組み合わせて1のユーザ候補として第3ユーザに対して提示する構成としても構わない。
第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、第2画面に表示された、追加ボタン822を押下することにより、メールアドレス801、氏名802、会社名803、言語804、アクセスコード805に入力された情報を含むリクエストをサーバ10へ送信する処理を実行させる。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれるメールアドレス、書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の新たなレコードの確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第4ユーザのメールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第3ユーザのユーザIDまたはメールアドレスを、確認テーブル1015の指定者データの項目に記憶しても良い。これにより、第3ユーザは、履歴に基づくユーザ候補の提示を受けることができる。
このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には、確認者となるユーザの確認順序の項目の値が1つずつインクリメントされ記憶される。これにより、契約書確認処理における確認者の回覧順序が設定される。なお、回覧順序の設定は必須ではない。
第3ユーザは、ステップS307、ステップS308の処理を繰り返し実行することにより、1または複数の承認者を特定し設定することができる。第3ユーザは、承認者の設定が完了すると、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、キャンセルボタン821を押下することにより承認者の設定処理を終了する。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、第3ユーザIDに基づき、入力項目テーブル1016の入力者IDの項目を検索し、特定されるレコードの入力者IDの項目に第4ユーザIDを記憶する。サーバ10の契約確認部1043は、特定されるレコードの入力者IDの項目から第3ユーザIDを削除し、第4ユーザIDを記憶し、第4ユーザIDを入力者IDとして上書きする構成としても良い。サーバ10の契約確認部1043は、特定されるレコードの入力者IDの項目から第3ユーザIDを削除せずに、第4ユーザIDを記憶し、第4ユーザIDを入力者IDとして追加する構成としても良い。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、入力項目テーブル1016の入力者IDに第3ユーザIDが記憶された入力項目情報のレコードの入力者IDの項目に、複数の異なる第4ユーザのそれぞれのユーザIDを選択的に追加し記憶する。
なお、第3ユーザに対して割り当てられた入力項目情報がない場合には、ステップS309を省略しても良い。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作し、契約情報に設定された入力項目732、733、734、735に対し入力データを入力する。なお、本開示においては入力項目736に対しては、第3ユーザによる入力が割当られていないため、第3ユーザは入力データを入力できないことが視覚的に識別可能に表示される。
サーバ10の契約確認部1043は、受信した入力データを、当該入力データと関連付けられた入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力データの項目に記憶する。これにより、ステップS305において、第3ユーザにより入力された入力データが、入力項目テーブル1016の入力項目情報として記憶される。
このとき、第3ユーザは承認権限を有さないユーザであるため、確認テーブル1015の第3ユーザのレコードの確認フラグの項目にはTrueの値は記憶されない。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、第3ユーザから契約情報の承認依頼が送信されたことを通知するメッセージを第4ユーザへ送信する。例えば、サーバ10の契約確認部1043は、第4ユーザのメールアドレスへ、第3ユーザから契約情報の承認依頼が送信されたことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。
第4ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むURL(Uniform ReSource Locator)の情報を含める。URLは、書類IDを直接含んでも良いし、書類IDに対し任意の暗号化を行った文字列、その他、不図示のテーブルを参照して書類IDを特定可能な文字列などの情報を含んでも良い。また、URLには第4ユーザを特定するための情報を含めても良い。例えば、第4ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLに第4ユーザを特定するための情報を含める必要がある。
第4ユーザ端末41に通知されるメッセージは、図16と同様であるため説明を省略する。
ステップS301において、第1確認ユーザである第4ユーザは、第4ユーザ端末41の入力装置416などを操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第4ユーザ端末41のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。これにより、第4ユーザ端末41は、契約書確認処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
第4ユーザにおける契約書確認処理は、第3ユーザにおける契約書確認処理と同様であるため説明を省略する。承認権限を有する第4ユーザは、契約書確認処理のステップS304、ステップS305、ステップS306の処理を実行することで、契約情報の承認を行うことができる。
そして、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザのメールアドレスへ、第2ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。つまり、第1ユーザに対して、第2ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第1ユーザは、第2ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。第2ユーザは、自身が所属する組織において第3ユーザを介して、第4ユーザにより契約締結の承認がなされたことを第1ユーザに知られることなく、適切な契約締結手続きを完了させることができる。なお、メッセージには、第4ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知する内容を含めても良い。また、メッセージには、第3ユーザを介して、第4ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知する内容を含めても良い。
これにより、第2ユーザは、第2ユーザを契約締結対象として受け付けた契約情報が第4ユーザにより承認されたことを通知により確認することができる。
ステップS306に、電子署名処理を含めても良い。サーバ10の契約確認部1043は、ステップS306において第3ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に応じて、第1ユーザから受け付けた契約情報に、契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき、契約情報に対し、電子署名を付与し記憶する。サーバ10の契約確認部1043は、書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約情報を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、取得した契約情報に電子署名を付与し、書類テーブル1014の書類データの項目に記憶する。なお、サーバ10の契約確認部1043は、電子署名を付与した契約情報により書類データの項目を更新(上書き)しても良いし、電子署名付与前の契約情報を別途不図示の記憶装置に記憶しても構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、電子署名に、書類ID、第1ユーザのメールアドレス、第3ユーザのメールアドレス、承認日時、確認日時、承認日時の認証方法、確認日時の認証方法、入力項目ごとの入力データの値、第1ユーザ、第3ユーザの同意(承認)、タイムスタンプなどのいずれかの情報を含めても良い。
これにより、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報に第3ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する。契約情報に対する第三者によるなりすましや改ざんを防ぐことができる。
サーバ10の契約確認部1043は、電子署名に、書類ID、第1ユーザのメールアドレス、第4ユーザのメールアドレス、承認日時、確認日時、承認日時の認証方法、確認日時の認証方法、入力項目ごとの入力データの値、第1ユーザ、第4ユーザの同意(承認)、タイムスタンプなどのいずれかの情報を含めても良い。
これにより、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報に第4ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する。契約情報に対する第三者によるなりすましや改ざんを防ぐことができる。
図21は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、通信IF991(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらは通信バス921により相互に電気的に接続される。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
コンピュータ90の基本ハードウェア構成(図21)により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータに異なる組織に属するユーザ間の電子的な契約手続きを実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、第1ユーザから、契約締結の対象となる契約情報を受け付ける契約受付ステップ(S101)と、第1ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の受信者として第2識別情報を受け付ける受信者受付ステップ(S102)と、受信者受付ステップにおいて受け付けた第2識別情報に基づき、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報を1または複数の第3ユーザへ転送する転送ステップ(S106)と、を実行させるプログラム。
これにより、第2識別情報に対して送信された契約情報を、所定の窓口担当者である第3ユーザに転送することができる。窓口担当者である第3ユーザは、自身で契約情報を承認したり、適切な承認者へ契約情報を転送することができる。
第2識別情報は、第2ユーザを特定するための情報であり、受信者受付ステップ(S102)は、第1ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の受信者として第2ユーザを特定する情報を受け付けるステップであり、転送ステップ(S106)は、受信者受付ステップにおいて受け付けた第2ユーザを特定するための情報に基づき、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報を1または複数の第3ユーザへ転送する、付記1記載のプログラム。
これにより、第2ユーザに対して送信された契約情報を、所定の窓口担当者である第3ユーザに転送することができる。窓口担当者である第3ユーザは、自身で契約情報を承認したり、適切な承認者へ契約情報を転送することができる。
第1ユーザは、第2ユーザとは異なるグループに属するユーザであり、第2ユーザ、第3ユーザは、同じグループに属するユーザである、付記2記載のプログラム。
これにより、第2ユーザに対して送信された契約情報を、所定の窓口担当者である第3ユーザに転送することができる。窓口担当者である第3ユーザは、自身で契約情報を承認したり、適切な承認者へ契約情報を転送することができる。
プログラムは、プロセッサに、受信者受付ステップにおいて受け付けた第2ユーザに対して、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報が1または複数の第3ユーザへ転送されたことを通知する転送通知ステップ(S107)と、を実行させる付記2または3記載のプログラム。
これにより、第2ユーザは、第2ユーザを契約締結対象として受け付けた契約情報が第3ユーザへ転送されたことを通知により確認することができる。
プログラムは、プロセッサに、第3ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第4ユーザを特定する情報を受け付ける承認者受付ステップ(S308)と、1または複数の第4ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の契約締結を承認する指示を受け付ける承認ステップ(S306)と、を実行させ、第3ユーザは、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の契約締結を承認することができないユーザ(S303)である、る付記2から4のいずれか記載のプログラム。
これにより、第3ユーザが契約締結を承認することができないユーザである場合において、第3ユーザによる契約締結の承認を避けることができるとともに、窓口担当者である第3ユーザは、契約情報の内容に基づき適切な承認者である第4ユーザへ契約情報を転送することができる。
プログラムは、プロセッサに、受信者受付ステップにおいて受け付けた第2ユーザに対して、承認ステップにおいて第4ユーザから契約締結を承認する指示を受け付けたことを通知する承認通知ステップ(S306)と、を実行させる付記5記載のプログラム。
これにより、第2ユーザは、第2ユーザを契約締結対象として受け付けた契約情報が第4ユーザにより承認されたことを通知により確認することができる。
プログラムは、プロセッサに、承認ステップにおいて第4ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に応じて、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報に、契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する署名ステップ(S306)と、第1ユーザに対して、第2ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する完了通知ステップ(S306)と、を実行させる付記5または6記載のプログラム。
これにより、第1ユーザは、第2ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。第2ユーザは、自身が所属する組織において第3ユーザを介して、第4ユーザにより契約締結の承認がなされたことを第1ユーザに知られることなく、適切な契約締結手続きを完了させることができる。
署名ステップ(S306)は、契約情報に第4ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶するステップである、付記7記載のプログラム。
これにより、実際の承認権限者である第4ユーザが契約情報の承認を行ったことが契約情報に記憶される。
プログラムは、プロセッサに、第3ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の契約締結を承認する指示を受け付ける承認ステップ(S306)と、を実行させる付記1から3のいずれか記載のプログラム。
これにより、第2ユーザに対して送信された契約情報を、所定の窓口担当者である第3ユーザに転送することができる。窓口担当者である第3ユーザは、契約情報の内容に基づき適切な承認者へ契約情報を転送することができる。
プログラムは、プロセッサに、承認ステップにおいて第3ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に応じて、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報に、契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する署名ステップ(S306)と、第1ユーザに対して、第2ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する完了通知ステップ(S306)と、を実行させる付記9記載のプログラム。
これにより、第1ユーザは、第2ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。第2ユーザは、自身が所属する組織において第3ユーザにより契約締結の承認がなされたことを第1ユーザに知られることなく、適切な契約締結手続きを完了させることができる。
署名ステップ(S306)は、契約情報に第3ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶するステップである、付記10記載のプログラム。
これにより、実際の承認権限者である第3ユーザが契約情報の承認を行ったことが契約情報に記憶される。
転送ステップ(S106)は、受信者受付ステップにおいて受け付けた第2ユーザに基づき、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報を、所定の条件に基づき特定される1または複数の第3ユーザへ転送するステップである、付記2から11のいずれか記載のプログラム。
これにより、第2ユーザに対して送信された契約情報を、所定の窓口担当者である第3ユーザに転送することができる。窓口担当者である第3ユーザは、自身で契約情報を承認したり、適切な承認者へ契約情報を転送することができる。
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサに、付記1から9のいずれか記載のプログラムを実行させる、情報処理装置。
これにより、第2識別情報に対して送信された契約情報を、所定の窓口担当者である第3ユーザに転送することができる。窓口担当者である第3ユーザは、自身で契約情報を承認したり、適切な承認者へ契約情報を転送することができる。
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムであって、プロセッサに、付記1から9のいずれか記載のプログラムを実行させる、を実行させる情報処理システム。
これにより、第2識別情報に対して送信された契約情報を、所定の窓口担当者である第3ユーザに転送することができる。窓口担当者である第3ユーザは、自身で契約情報を承認したり、適切な承認者へ契約情報を転送することができる。
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、プロセッサに、付記1から9のいずれか記載のプログラムを実行させる、情報処理方法。
これにより、第2識別情報に対して送信された契約情報を、所定の窓口担当者である第3ユーザに転送することができる。窓口担当者である第3ユーザは、自身で契約情報を承認したり、適切な承認者へ契約情報を転送することができる。
Claims (15)
- プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータに異なる組織に属するユーザ間の電子的な契約手続きを実行させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
第1ユーザから、契約締結の対象となる契約情報を受け付ける契約受付ステップと、
第1ユーザから、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の受信者として第2識別情報を受け付ける受信者受付ステップと、
前記受信者受付ステップにおいて受け付けた第2識別情報に基づき、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報を1または複数の第3ユーザへ転送する転送ステップと、
を実行させるプログラム。 - 第2識別情報は、第2ユーザを特定するための情報であり、
前記受信者受付ステップは、第1ユーザから、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の受信者として第2ユーザを特定する情報を受け付けるステップであり、
前記転送ステップは、前記受信者受付ステップにおいて受け付けた第2ユーザを特定するための情報に基づき、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報を1または複数の第3ユーザへ転送する、
請求項1記載のプログラム。 - 第1ユーザは、第2ユーザとは異なるグループに属するユーザであり、
第2ユーザ、第3ユーザは、同じグループに属するユーザである、
請求項2記載のプログラム。 - 前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記受信者受付ステップにおいて受け付けた第2ユーザに対して、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報が1または複数の第3ユーザへ転送されたことを通知する転送通知ステップと、
を実行させる請求項2または3記載のプログラム。 - 前記プログラムは、前記プロセッサに、
第3ユーザから、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の承認者として1または複数の第4ユーザを特定する情報を受け付ける承認者受付ステップと、
前記1または複数の第4ユーザから、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の契約締結を承認する指示を受け付ける承認ステップと、
を実行させ、
第3ユーザは、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の契約締結を承認することができないユーザである、
る請求項2から4のいずれか記載のプログラム。 - 前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記受信者受付ステップにおいて受け付けた第2ユーザに対して、前記承認ステップにおいて第4ユーザから前記契約締結を承認する指示を受け付けたことを通知する承認通知ステップと、
を実行させる請求項5記載のプログラム。 - 前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記承認ステップにおいて第4ユーザから受け付けた前記契約締結を承認する指示に応じて、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報に、前記契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する署名ステップと、
第1ユーザに対して、第2ユーザにより前記契約締結の承認がなされたことを通知する完了通知ステップと、
を実行させる請求項5または6記載のプログラム。 - 前記署名ステップは、前記契約情報に第4ユーザが前記契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶するステップである、
請求項7記載のプログラム。 - 前記プログラムは、前記プロセッサに、
第3ユーザから、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の契約締結を承認する指示を受け付ける承認ステップと、
を実行させる請求項1から3のいずれか記載のプログラム。 - 前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記承認ステップにおいて第3ユーザから受け付けた前記契約締結を承認する指示に応じて、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報に、前記契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する署名ステップと、
第1ユーザに対して、第2ユーザにより前記契約締結の承認がなされたことを通知する完了通知ステップと、
を実行させる請求項9記載のプログラム。 - 前記署名ステップは、前記契約情報に第3ユーザが前記契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶するステップである、
請求項10記載のプログラム。 - 前記転送ステップは、前記受信者受付ステップにおいて受け付けた第2ユーザに基づき、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報を、所定の条件に基づき特定される1または複数の第3ユーザへ転送するステップである、
請求項2から11のいずれか記載のプログラム。 - プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、
前記プロセッサに、請求項1から9のいずれか記載のプログラムを実行させる、
情報処理装置。 - プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムであって、
前記プロセッサに、請求項1から9のいずれか記載のプログラムを実行させる、
を実行させる情報処理システム。 - プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記プロセッサに、請求項1から9のいずれか記載のプログラムを実行させる、
情報処理方法。
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