JP2024055413A - 電子契約プログラム、情報処理装置、情報処理システムの製造方法、情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避ける電子契約プログラム、情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法を提供する。【解決手段】電子契約プログラムによる決裁権者設定処理は、第1組織と第2組織との契約手続きにおいて契約文書を承認可能な代理権を有するユーザを設定する決裁権者設定ステップと、第1組織の第1ユーザから、契約に関する契約文書を受け付ける契約受付ステップと、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書の契約の相手方の組織が、第1組織との契約手続きにおいて代理権を有するユーザが設定される第2組織である場合に、第2組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定される代理権を有する第4ユーザを特定する第4ユーザ識別情報を、契約文書を承認するユーザとして受け付ける第2決裁者受付ステップと、を備える。【選択図】図12
Description
本開示は、電子契約プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法に関する。
コンピュータ技術の発達および普及に伴い、これまでは紙媒体が利用されていた書類が電子化されつつある。例えば、当事者の署名および押印が必要となる契約書といった書類も、電子データで管理することが考えられている。
特許文献1には、作成者端末、確認者端末および契約書管理サーバからなるデジタル契約に関する情報処理システムが開示されている。
特許文献1には、作成者端末、確認者端末および契約書管理サーバからなるデジタル契約に関する情報処理システムが開示されている。
異なる組織間の電子的な契約手続き(電子契約)において、それぞれの組織において契約締結の代理権を有さない従業者等が、電子契約サービスのユーザとして当該電子契約を承認することにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)が行われてしまうという課題がある。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避ける技術を提供することである。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避ける技術を提供することである。
プロセッサと記憶部とを備えるコンピュータに、異なる組織間の電子的な契約手続きを実行させるための電子契約プログラムであって、第1組織と第2組織との契約手続きにおいて契約文書を承認可能な代理権を有するユーザを設定する決裁権者設定ステップと、第1組織の第1ユーザから、契約に関する契約文書を受け付ける契約受付ステップと、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書の契約の相手方の組織が、第1組織との契約手続きにおいて代理権を有するユーザが設定される第2組織である場合に、第2組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定される代理権を有する第4ユーザを特定する第4ユーザ識別情報を、契約文書を承認するユーザとして受け付ける第2決裁者受付ステップと、を実行する、電子契約プログラム。
本開示によれば、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
<システム1の構成>
本開示におけるシステム1は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを実現するための情報処理システムである。
システム1は、ネットワークNを介して接続された、サーバ10、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30、第3ユーザ端末40、第4ユーザ端末41の情報処理装置を備える。第3ユーザ端末40、第4ユーザ端末41の構成は、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30の構成と同様であるため説明を省略する。
図1は、システム1の機能構成を示すブロック図である。
図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図3は、第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。
図4は、第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。
本開示におけるシステム1は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを実現するための情報処理システムである。
システム1は、ネットワークNを介して接続された、サーバ10、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30、第3ユーザ端末40、第4ユーザ端末41の情報処理装置を備える。第3ユーザ端末40、第4ユーザ端末41の構成は、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30の構成と同様であるため説明を省略する。
図1は、システム1の機能構成を示すブロック図である。
図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図3は、第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。
図4は、第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。サーバ10、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
<サーバ10の構成>
サーバ10は、複数のユーザ間において電子的な契約締結サービスを提供する情報処理装置である。サーバ10は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを提供する情報処理装置である。
サーバ10は、記憶部101、制御部104を備える。
サーバ10は、複数のユーザ間において電子的な契約締結サービスを提供する情報処理装置である。サーバ10は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを提供する情報処理装置である。
サーバ10は、記憶部101、制御部104を備える。
<サーバ10の記憶部101の構成>
サーバ10の記憶部101は、アプリケーションプログラム1011、ユーザテーブル1012、グループテーブル1013、書類テーブル1014、確認テーブル1015、入力項目テーブル1016、契約書グループテーブル1017、決裁権限者テーブル1018を備える。
サーバ10の記憶部101は、アプリケーションプログラム1011、ユーザテーブル1012、グループテーブル1013、書類テーブル1014、確認テーブル1015、入力項目テーブル1016、契約書グループテーブル1017、決裁権限者テーブル1018を備える。
アプリケーションプログラム1011は、サーバ10の制御部104を各機能ユニットとして機能させるためのプログラムである。
ユーザテーブル1012は、サービスを利用する会員ユーザ(以下、ユーザ)の情報を記憶し管理するテーブルである。ユーザは、サービスの利用登録を行うことで、当該ユーザの情報がユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶される。
これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。なお、本開示においてサービスを利用するユーザは、必ずしもユーザテーブル1012に登録されている必要はない。
ユーザテーブル1012は、ユーザIDを主キーとして、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、グループIDのカラムを有するテーブルである。
図5は、ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。
これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。なお、本開示においてサービスを利用するユーザは、必ずしもユーザテーブル1012に登録されている必要はない。
ユーザテーブル1012は、ユーザIDを主キーとして、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、グループIDのカラムを有するテーブルである。
図5は、ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。
ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザ識別情報は、ユーザごとにユニークな値が設定されている項目である。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
メールアドレスは、ユーザのメールアドレスを記憶する項目である。
グループIDは、ユーザが所属するグループのグループ識別情報を記憶する項目である。グループは、後述するグループテーブル1013により定義され、ユーザは、複数のグループに所属するものとしても構わない。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
メールアドレスは、ユーザのメールアドレスを記憶する項目である。
グループIDは、ユーザが所属するグループのグループ識別情報を記憶する項目である。グループは、後述するグループテーブル1013により定義され、ユーザは、複数のグループに所属するものとしても構わない。
グループテーブル1013は、ユーザが所属するグループに関する情報(グループ情報)を記憶し、管理するテーブルである。グループは、法人、会社、サークル、団体、会社内の部署など、ユーザが所属する任意のグループを定義することができる。
グループテーブル1013は、グループIDを主キーとして、グループID、グループ名、管理者IDのカラムを有するテーブルである。
図6は、グループテーブル1013のデータ構造を示す図である。
グループテーブル1013は、グループIDを主キーとして、グループID、グループ名、管理者IDのカラムを有するテーブルである。
図6は、グループテーブル1013のデータ構造を示す図である。
グループIDは、グループを識別するためのグループ識別情報を記憶する項目である。グループ識別情報は、グループごとにユニークな値が設定されている項目である。
グループ名は、グループの名称を記憶する項目である。グループ名は、任意の文字列を設定することができる。
管理者IDは、グループにおいて管理者権限を有するユーザのユーザ識別情報を記憶する項目である。管理者権限を有するユーザは、組織などのグループにおいて所定以上の地位や権限などを有するユーザを任意に定めて設定することができる。
グループ名は、グループの名称を記憶する項目である。グループ名は、任意の文字列を設定することができる。
管理者IDは、グループにおいて管理者権限を有するユーザのユーザ識別情報を記憶する項目である。管理者権限を有するユーザは、組織などのグループにおいて所定以上の地位や権限などを有するユーザを任意に定めて設定することができる。
書類テーブル1014は、作成者と受信者との間で取り交わされる電子契約に関する情報(契約情報)を記憶し、管理するためのテーブルである。
書類テーブル1014は、書類IDを主キーとして、書類ID、書類データ、作成者IDのカラムを有するテーブルである。
図7は、書類テーブル1014のデータ構造を示す図である。
書類テーブル1014は、書類IDを主キーとして、書類ID、書類データ、作成者IDのカラムを有するテーブルである。
図7は、書類テーブル1014のデータ構造を示す図である。
書類IDは、契約情報を識別するための書類識別情報を記憶する項目である。書類識別情報は、契約情報ごとにユニークな値が設定されている項目である。
書類データは、契約締結にかかる契約文書の契約情報(バイナリまたはテキストデータ)を記憶する項目である。具体的に、書類データは、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(ExtenSible Markup Language)などの任意のデータ形式のデータが含まれる。
作成者ID、契約情報の作成者であるユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
書類データは、契約締結にかかる契約文書の契約情報(バイナリまたはテキストデータ)を記憶する項目である。具体的に、書類データは、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(ExtenSible Markup Language)などの任意のデータ形式のデータが含まれる。
作成者ID、契約情報の作成者であるユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
確認テーブル1015は、契約情報の確認者となるユーザのメールアドレスを含む情報(確認者情報)を記憶し、管理するテーブルである。
確認テーブル1015は、書類ID、確認順序、確認者メールアドレス、確認フラグ、言語データ、アクセスコード、日時のカラムを有するテーブルである。
図8は、確認テーブル1015のデータ構造を示す図である。
確認テーブル1015は、書類ID、確認順序、確認者メールアドレス、確認フラグ、言語データ、アクセスコード、日時のカラムを有するテーブルである。
図8は、確認テーブル1015のデータ構造を示す図である。
書類IDは、確認者により確認対象となる契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
確認順序は、確認者により契約情報が確認される際の確認順序に関する情報を記憶する項目である。作成者により記憶された契約情報は、確認順序の順番に確認者に回覧され、確認が行われる。
確認者メールアドレスは、契約情報の確認者のメールアドレスを記憶する項目である。確認者のメールアドレスは、本開示にかかるサービスの利用にあたり予めユーザ登録を行う必要はない。つまり、確認者メールアドレスは、ユーザテーブル1012に含まれている必要はない。
確認フラグは、確認者による契約情報の確認手続きの完了有無を識別するための確認識別情報を記憶する項目である。確認者により契約情報の確認が完了すると、確認フラグの項目にTrueの値などの確認が完了したことを示す情報が記憶される。
言語データは、確認者の言語に関する情報(言語情報)を記憶する項目である。
アクセスコードは、確認者に対して設定されたアクセスコードを記憶する項目である。
日時は、確認者による契約情報の確認手続きが行われた日時を記憶する項目である。具体的には、確認識別情報が確認フラグの項目に記憶された日時が記憶される。
確認順序は、確認者により契約情報が確認される際の確認順序に関する情報を記憶する項目である。作成者により記憶された契約情報は、確認順序の順番に確認者に回覧され、確認が行われる。
確認者メールアドレスは、契約情報の確認者のメールアドレスを記憶する項目である。確認者のメールアドレスは、本開示にかかるサービスの利用にあたり予めユーザ登録を行う必要はない。つまり、確認者メールアドレスは、ユーザテーブル1012に含まれている必要はない。
確認フラグは、確認者による契約情報の確認手続きの完了有無を識別するための確認識別情報を記憶する項目である。確認者により契約情報の確認が完了すると、確認フラグの項目にTrueの値などの確認が完了したことを示す情報が記憶される。
言語データは、確認者の言語に関する情報(言語情報)を記憶する項目である。
アクセスコードは、確認者に対して設定されたアクセスコードを記憶する項目である。
日時は、確認者による契約情報の確認手続きが行われた日時を記憶する項目である。具体的には、確認識別情報が確認フラグの項目に記憶された日時が記憶される。
入力項目テーブル1016は、電子契約情報に関連付けられた入力項目に関する情報(入力項目情報)を記憶し、管理するテーブルである。
入力項目テーブル1016は、入力項目ID、書類ID、入力者ID、入力データ、入力規則、日時のカラムを有するテーブルである。
図9は、入力項目テーブル1016のデータ構造を示す図である。
入力項目テーブル1016は、入力項目ID、書類ID、入力者ID、入力データ、入力規則、日時のカラムを有するテーブルである。
図9は、入力項目テーブル1016のデータ構造を示す図である。
入力項目IDは、入力項目を識別するための入力項目識別情報を記憶する項目である。
書類IDは、入力項目が関連付けられる電子契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
入力者IDは、入力項目に対して入力データを入力した入力者のユーザ識別情報またはメールアドレスを記憶する項目である。具体的に、入力者IDには、作成者ID、作成者IDにより特定されるユーザのメールアドレス、確認者メールアドレスなどが記憶される。
入力データは、入力者により入力項目に入力された入力データを記憶する項目である。
入力規則は、入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶する項目である。入力規則としては、日付(date)、日時(datetime)、文字列(text)、数値(integer)などのデータ型のほか、文字列であれば文字数、文字列の正規表現など任意の入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶することができる。
日時は、入力者により入力項目に入力データが入力された日時を記憶する項目である。
書類IDは、入力項目が関連付けられる電子契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
入力者IDは、入力項目に対して入力データを入力した入力者のユーザ識別情報またはメールアドレスを記憶する項目である。具体的に、入力者IDには、作成者ID、作成者IDにより特定されるユーザのメールアドレス、確認者メールアドレスなどが記憶される。
入力データは、入力者により入力項目に入力された入力データを記憶する項目である。
入力規則は、入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶する項目である。入力規則としては、日付(date)、日時(datetime)、文字列(text)、数値(integer)などのデータ型のほか、文字列であれば文字数、文字列の正規表現など任意の入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶することができる。
日時は、入力者により入力項目に入力データが入力された日時を記憶する項目である。
契約書グループテーブル1017は、契約書グループに関する情報(契約書グループ情報)を記憶し管理するためのテーブルである。契約情報は、契約情報を管理するための1または複数のキャビネット(分類情報)と関連づけられて記憶され、管理することができる。情報処理サービスに応じて、キャビネットは、グループ、タグ、ラベル等と呼ばれることがある。
契約書グループテーブル1017は、書類ID、キャビネットIDのカラムを有するテーブルである。
図10は、契約書グループテーブル1017のデータ構造を示す図である。
契約書グループテーブル1017は、書類ID、キャビネットIDのカラムを有するテーブルである。
図10は、契約書グループテーブル1017のデータ構造を示す図である。
書類IDは、契約情報を識別するための書類識別情報を記憶する項目である。
キャビネットIDは、キャビネットを識別するためのキャビネット識別情報を記憶する。キャビネットIDは、契約情報を管理、分類するための分類情報である。
キャビネットIDは、キャビネットを識別するためのキャビネット識別情報を記憶する。キャビネットIDは、契約情報を管理、分類するための分類情報である。
決裁権限者テーブル1018は、決裁権限者に関する情報(決裁権限者情報)を記憶し管理するためのテーブルである。
決裁権限者テーブル1018は、書類ID、グループID、ドメイン名、ユーザID、役職、決裁条件のカラムを有するテーブルである。
図11は、決裁権限者テーブル1018のデータ構造を示す図である。
決裁権限者テーブル1018は、書類ID、グループID、ドメイン名、ユーザID、役職、決裁条件のカラムを有するテーブルである。
図11は、決裁権限者テーブル1018のデータ構造を示す図である。
書類IDは、契約情報を識別するための書類識別情報を記憶する項目である。
グループIDは、グループを識別するためのグループ識別情報を記憶する項目である。
ドメイン名は、ドメイン名を記憶する項目である。ドメイン名はグループIDにより特定されるグループのドメイン名を記憶する項目である。なお、ドメイン名ではなく、組織等のグループを特定可能な任意の識別情報、文字列等(グループ特定情報、組織特定情報)でも構わない。
ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザIDには、グループ識別情報により特定されるグループにおいて、契約締結にかかる代理権を有するユーザのユーザIDが記憶される。ユーザIDは、契約締結にかかる承認権限を有する。
役職は、ユーザIDにより特定されるユーザの役職に関する情報(役職情報)を記憶する項目である。役職は、課長、部長、室長、役員、執行役員、取締役等の役職に関する情報が記憶される。
決裁条件は、ユーザIDにより特定されるユーザの決裁条件に関する情報(決裁条件情報)を記憶する項目である。決裁条件情報は、決裁可能な取引金額の範囲(上限、下限値)、決裁可能な契約書の種類、決裁可能な取引対象物の種類等が含まれる。
決裁条件情報は、ユーザIDにより特定されるユーザが所属する会社等のグループにおいて予め定められた職務権限規則等の任意の規則に従って定義される情報であっても良い。
決裁権限情報は、ユーザIDにより特定されるユーザが決裁可能な取引に関する任意の条件を記憶可能な項目である。ユーザIDにより特定されるユーザは、決裁条件に含まれる取引を規定した契約文書を決裁することができる。
グループIDは、グループを識別するためのグループ識別情報を記憶する項目である。
ドメイン名は、ドメイン名を記憶する項目である。ドメイン名はグループIDにより特定されるグループのドメイン名を記憶する項目である。なお、ドメイン名ではなく、組織等のグループを特定可能な任意の識別情報、文字列等(グループ特定情報、組織特定情報)でも構わない。
ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザIDには、グループ識別情報により特定されるグループにおいて、契約締結にかかる代理権を有するユーザのユーザIDが記憶される。ユーザIDは、契約締結にかかる承認権限を有する。
役職は、ユーザIDにより特定されるユーザの役職に関する情報(役職情報)を記憶する項目である。役職は、課長、部長、室長、役員、執行役員、取締役等の役職に関する情報が記憶される。
決裁条件は、ユーザIDにより特定されるユーザの決裁条件に関する情報(決裁条件情報)を記憶する項目である。決裁条件情報は、決裁可能な取引金額の範囲(上限、下限値)、決裁可能な契約書の種類、決裁可能な取引対象物の種類等が含まれる。
決裁条件情報は、ユーザIDにより特定されるユーザが所属する会社等のグループにおいて予め定められた職務権限規則等の任意の規則に従って定義される情報であっても良い。
決裁権限情報は、ユーザIDにより特定されるユーザが決裁可能な取引に関する任意の条件を記憶可能な項目である。ユーザIDにより特定されるユーザは、決裁条件に含まれる取引を規定した契約文書を決裁することができる。
<サーバ10の制御部104の構成>
サーバ10の制御部104は、ユーザ登録制御部1041、契約作成部1042、契約確認部1043、設定部1044を備える。制御部104は、記憶部101に記憶されたアプリケーションプログラム1011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
サーバ10の制御部104は、ユーザ登録制御部1041、契約作成部1042、契約確認部1043、設定部1044を備える。制御部104は、記憶部101に記憶されたアプリケーションプログラム1011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
ユーザ登録制御部1041は、本開示に係るサービスの利用を希望するユーザの情報をユーザテーブル1012に記憶する処理を行う。
ユーザテーブル1012に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ10へ送信する。ユーザ登録制御部1041は、受信した情報をユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル1012に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部1041によるユーザ情報のユーザテーブル1012への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザIDは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部1041が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
ユーザテーブル1012に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ10へ送信する。ユーザ登録制御部1041は、受信した情報をユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル1012に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部1041によるユーザ情報のユーザテーブル1012への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザIDは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部1041が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
契約作成部1042は、契約書作成処理を実行する。詳細は後述する。
契約確認部1043は、契約書確認処理を実行する。詳細は後述する。
設定部1044は、決裁権者設定処理、決裁権者通知処理を実行する。詳細は後述する。
<第1ユーザ端末20の構成>
第1ユーザ端末20は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第1ユーザ端末20は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第1ユーザ端末20は、記憶部201、制御部204、入力装置206、出力装置208を備える。
第1ユーザ端末20は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第1ユーザ端末20は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第1ユーザ端末20は、記憶部201、制御部204、入力装置206、出力装置208を備える。
<第1ユーザ端末20の記憶部201の構成>
第1ユーザ端末20の記憶部201は、第1ユーザID2011、アプリケーションプログラム2012を備える。
第1ユーザ端末20の記憶部201は、第1ユーザID2011、アプリケーションプログラム2012を備える。
第1ユーザID2011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、第1ユーザ端末20から第1ユーザID2011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、第1ユーザID2011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第1ユーザID2011には、第1ユーザ端末20を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
アプリケーションプログラム2012は、記憶部201に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム2012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム2012は、第1ユーザ端末20に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
アプリケーションプログラム2012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム2012は、第1ユーザ端末20に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
<第1ユーザ端末20の制御部204の構成>
第1ユーザ端末20の制御部204は、入力制御部2041、出力制御部2042を備える。制御部204は、記憶部201に記憶されたアプリケーションプログラム2012を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
第1ユーザ端末20の制御部204は、入力制御部2041、出力制御部2042を備える。制御部204は、記憶部201に記憶されたアプリケーションプログラム2012を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
<第1ユーザ端末20の入力装置206の構成>
第1ユーザ端末20の入力装置206は、カメラ2061、マイク2062、位置情報センサ2063、モーションセンサ2064、タッチデバイス2065を備える。
第1ユーザ端末20の入力装置206は、カメラ2061、マイク2062、位置情報センサ2063、モーションセンサ2064、タッチデバイス2065を備える。
<第1ユーザ端末20の出力装置208の構成>
第1ユーザ端末20の出力装置208は、ディスプレイ2081、スピーカ2082を備える。
第1ユーザ端末20の出力装置208は、ディスプレイ2081、スピーカ2082を備える。
<第2ユーザ端末30の構成>
第2ユーザ端末30は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第2ユーザ端末30は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第2ユーザ端末30は、記憶部301、制御部304、入力装置306、出力装置308を備える。
第2ユーザ端末30は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第2ユーザ端末30は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第2ユーザ端末30は、記憶部301、制御部304、入力装置306、出力装置308を備える。
<第2ユーザ端末30の記憶部301の構成>
第2ユーザ端末30の記憶部301は、第2ユーザID3011、アプリケーションプログラム3012を備える。
第2ユーザ端末30の記憶部301は、第2ユーザID3011、アプリケーションプログラム3012を備える。
第2ユーザID3011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、第2ユーザ端末30から第2ユーザID3011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、第2ユーザID3011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第2ユーザID3011には、第2ユーザ端末30を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
アプリケーションプログラム3012は、記憶部301に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム3012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム3012は、第2ユーザ端末30に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
アプリケーションプログラム3012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム3012は、第2ユーザ端末30に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
<第2ユーザ端末30の制御部304の構成>
第2ユーザ端末30の制御部304は、入力制御部3041、出力制御部3042を備える。制御部304は、記憶部301に記憶されたアプリケーションプログラム3012を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
第2ユーザ端末30の制御部304は、入力制御部3041、出力制御部3042を備える。制御部304は、記憶部301に記憶されたアプリケーションプログラム3012を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
<第2ユーザ端末30の入力装置306の構成>
第2ユーザ端末30の入力装置306は、カメラ3061、マイク3062、位置情報センサ3063、モーションセンサ3064、キーボード3065を備える。
第2ユーザ端末30の入力装置306は、カメラ3061、マイク3062、位置情報センサ3063、モーションセンサ3064、キーボード3065を備える。
<第2ユーザ端末30の出力装置308の構成>
第2ユーザ端末30の出力装置308は、ディスプレイ3081、スピーカ3082を備える。
第2ユーザ端末30の出力装置308は、ディスプレイ3081、スピーカ3082を備える。
<システム1の動作>
以下、システム1の各処理について説明する。
図12は、決裁権者設定処理の動作を示すフローチャートである。
図13は、契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。
図14は、契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。
図15は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。
図16は、第3ユーザ端末40に通知される確認依頼メッセージを示す画面例である。
図17は、契約書確認処理の動作を示す画面例である。
図18は、第1ユーザ端末20に通知される締結完了メッセージを示す画面例である。
以下、システム1の各処理について説明する。
図12は、決裁権者設定処理の動作を示すフローチャートである。
図13は、契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。
図14は、契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。
図15は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。
図16は、第3ユーザ端末40に通知される確認依頼メッセージを示す画面例である。
図17は、契約書確認処理の動作を示す画面例である。
図18は、第1ユーザ端末20に通知される締結完了メッセージを示す画面例である。
本開示において、サーバ10における決裁権者設定処理、契約書作成処理、契約書確認処理を以下に説明する。
<決裁権者設定処理>
決裁権者設定処理は、契約書作成処理、契約書確認処理に先立って、作成者および確認者にかかるユーザの所属するグループにおける決裁権者にかかるユーザを設定する処理である。
決裁権者設定処理は、契約書作成処理、契約書確認処理に先立って、作成者および確認者にかかるユーザの所属するグループにおける決裁権者にかかるユーザを設定する処理である。
<決裁権者設定処理の概要>
決裁権者設定処理は、作成者にかかるユーザがサービスにログインし、契約文書の確認者にかかるユーザを設定し、作成者側の決裁権者を設定し、作成者側の決裁権者が承認を行い、確認者にかかるユーザに送信し、確認者にかかるユーザがサービスにログインし、確認者側の決裁権者を設定し、確認者側の決裁権者が承認を行い、設定を完了するとともに、決裁権限者情報を記憶する一連の処理である。決裁権者設定処理により、第1組織および第2組織において契約文書を承認可能な代理権を有するユーザが設定される。
なお、第1ユーザ、第3ユーザは、第1組織に所属する。第2ユーザ、第4ユーザは、第2組織に所属する。
具体的、第1ユーザ、第3ユーザを特定する第1ユーザID、第3ユーザIDは、ユーザテーブル1012において、第1組織を特定する第1グループIDに関連付けられて記憶される。第2ユーザ、第4ユーザを特定する第2ユーザID、第4ユーザIDは、ユーザテーブル1012において、第2組織を特定する第2グループIDに関連付けられて記憶される。
決裁権者設定処理は、作成者にかかるユーザがサービスにログインし、契約文書の確認者にかかるユーザを設定し、作成者側の決裁権者を設定し、作成者側の決裁権者が承認を行い、確認者にかかるユーザに送信し、確認者にかかるユーザがサービスにログインし、確認者側の決裁権者を設定し、確認者側の決裁権者が承認を行い、設定を完了するとともに、決裁権限者情報を記憶する一連の処理である。決裁権者設定処理により、第1組織および第2組織において契約文書を承認可能な代理権を有するユーザが設定される。
なお、第1ユーザ、第3ユーザは、第1組織に所属する。第2ユーザ、第4ユーザは、第2組織に所属する。
具体的、第1ユーザ、第3ユーザを特定する第1ユーザID、第3ユーザIDは、ユーザテーブル1012において、第1組織を特定する第1グループIDに関連付けられて記憶される。第2ユーザ、第4ユーザを特定する第2ユーザID、第4ユーザIDは、ユーザテーブル1012において、第2組織を特定する第2グループIDに関連付けられて記憶される。
第1ユーザ、第2ユーザは、それぞれ、後述する契約書作成処理および契約書確認処理において作成者、確認者にかかるユーザであるが、決裁権者設定処理は第1組織に所属する第1ユーザ以外のユーザ、第2組織に所属する第2ユーザ以外のユーザの間で実行されても構わない。例えば、第1組織に所属する第5ユーザを作成者、第2組織に所属する第6ユーザを受信者として決裁権者設定処理が実行されても良い。この場合においても、契約書作成処理、契約書確認処理において第1組織および第2組織との間で締結される契約情報について、第3ユーザおよび第4ユーザを、それぞれ、第1組織、第2組織における契約締結可能な代理権を有するユーザとして扱う。
これにより、過去に第1組織および第2組織間における任意のユーザ間で決裁権限者設定処理が実行された場合には決裁権限者設定処理を省略しても良い。
これにより、過去に第1組織および第2組織間における任意のユーザ間で決裁権限者設定処理が実行された場合には決裁権限者設定処理を省略しても良い。
<決裁権者設定処理の詳細>
以下に、決裁権者設定処理の詳細を説明する。
以下に、決裁権者設定処理の詳細を説明する。
ステップS501において、作成者となる第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作して、第1ユーザ端末20のブラウザアプリケーションにおいて、決裁権者設定処理を実行するためのURLを入力しウェブページ(決裁権者設定ページ)を開く。第1ユーザは、第1ユーザID2011、パスワード等を入力してサービスにログインする。これにより、第1ユーザ端末20は、決裁権者設定処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
ステップS502において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約情報の確認者(受信者)となるユーザを選択し特定する。本開示において、第1ユーザは、受信者として第2ユーザを選択し特定するものとする。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、決裁権者設定ページに設けられた確認者を指定する入力欄に、確認者となる第2ユーザの第2メールアドレスを入力し、サーバ10へ送信する。ステップS502において、第1ユーザは、複数の確認者となるユーザを選択し設定できるものとしても良い。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、決裁権者設定ページに設けられた確認者を指定する入力欄に、確認者となる第2ユーザの第2メールアドレスを入力し、サーバ10へ送信する。ステップS502において、第1ユーザは、複数の確認者となるユーザを選択し設定できるものとしても良い。
ステップS503において、サーバ10の設定部1044は、第1ユーザから、第1組織において契約文書を締結する代理権を有する第3ユーザ識別情報を受け付ける第1決裁者選択ステップを実行する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、決裁権者設定ページに設けられた作成者側の決裁権者を指定する入力欄に、第1ユーザが所属するグループ(第1組織)のドメイン名、第1ユーザが所属するグループ(第1組織)において契約締結可能な代理権を有する第3ユーザの第3ユーザID、第3ユーザの役職、第3ユーザの決裁条件に関する情報を入力し、サーバ10へ送信する。ステップS503において、第1ユーザは、複数の代理権を有するユーザを選択し設定できるものとしても良い。
サーバ10の設定部1044は、受信した第3ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、第3ユーザの第3メールアドレスを取得する。サーバ10の設定部1044は、取得した第3メールアドレスに、第1ユーザから第1組織において、決裁権者の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージを送信する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、決裁権者設定ページに設けられた作成者側の決裁権者を指定する入力欄に、第1ユーザが所属するグループ(第1組織)のドメイン名、第1ユーザが所属するグループ(第1組織)において契約締結可能な代理権を有する第3ユーザの第3ユーザID、第3ユーザの役職、第3ユーザの決裁条件に関する情報を入力し、サーバ10へ送信する。ステップS503において、第1ユーザは、複数の代理権を有するユーザを選択し設定できるものとしても良い。
サーバ10の設定部1044は、受信した第3ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、第3ユーザの第3メールアドレスを取得する。サーバ10の設定部1044は、取得した第3メールアドレスに、第1ユーザから第1組織において、決裁権者の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージを送信する。
ステップS504において、サーバ10の設定部1044は、第1ユーザから、第1決裁者選択ステップにおいて受け付けた第3ユーザ識別情報の公開範囲を規定した公開範囲情報を受け付ける公開範囲受付ステップを実行しても良い。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、決裁権者設定ページに設けられた作成者側の決裁権者の公開範囲を指定する入力欄に、第3ユーザID、第3メールアドレス、役職、決裁条件等の第3ユーザに関する情報の公開範囲に関する情報を入力する。例えば、公開範囲情報として、企業名、組織名、グループ名の他、上場有無等の企業、組織、グループ属性、契約文書において規定される取引金額の範囲など任意の条件を設定することができる。
公開範囲情報は、契約締結可能な代理権を有する複数のユーザについて、それぞれのユーザごとに異なる公開範囲情報が設定できるものとしても良い。公開範囲情報は、契約締結可能な代理権を有する複数のユーザについて、所属するグループごとに同一の公開範囲情報が設定できるものとしても良い。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、決裁権者設定ページに設けられた作成者側の決裁権者の公開範囲を指定する入力欄に、第3ユーザID、第3メールアドレス、役職、決裁条件等の第3ユーザに関する情報の公開範囲に関する情報を入力する。例えば、公開範囲情報として、企業名、組織名、グループ名の他、上場有無等の企業、組織、グループ属性、契約文書において規定される取引金額の範囲など任意の条件を設定することができる。
公開範囲情報は、契約締結可能な代理権を有する複数のユーザについて、それぞれのユーザごとに異なる公開範囲情報が設定できるものとしても良い。公開範囲情報は、契約締結可能な代理権を有する複数のユーザについて、所属するグループごとに同一の公開範囲情報が設定できるものとしても良い。
ステップS505において、サーバ10の設定部1044は、第3ユーザから、第1決裁者選択ステップにおいて受け付けた第3ユーザ識別情報を、第1組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として承認する指示を受け付ける第1決裁者承認ステップを実行する。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末の入力装置を操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第3ユーザ端末のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。ウェブページは、第1ユーザから第1組織において、決裁権者の確認依頼が行われたことを示す情報が含まれる。第3ユーザは、第3ユーザ端末の入力装置を操作してウェブページに表示された「承認」ボタンを押下することにより選択する。第3ユーザ端末の制御部は、第3ユーザが契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報であることを承認するリクエストをサーバ10へ送信する。
なお、第1決裁者承認ステップは、第1ユーザにより設定された公開範囲情報を承認するステップを含んでも良い。具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末の入力装置を操作してウェブページに表示された「承認」ボタンを押下すると、ステップS504において第1ユーザにより設定された公開範囲情報が第3ユーザにより承認される。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末の入力装置を操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第3ユーザ端末のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。ウェブページは、第1ユーザから第1組織において、決裁権者の確認依頼が行われたことを示す情報が含まれる。第3ユーザは、第3ユーザ端末の入力装置を操作してウェブページに表示された「承認」ボタンを押下することにより選択する。第3ユーザ端末の制御部は、第3ユーザが契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報であることを承認するリクエストをサーバ10へ送信する。
なお、第1決裁者承認ステップは、第1ユーザにより設定された公開範囲情報を承認するステップを含んでも良い。具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末の入力装置を操作してウェブページに表示された「承認」ボタンを押下すると、ステップS504において第1ユーザにより設定された公開範囲情報が第3ユーザにより承認される。
ステップS506において、サーバ10の設定部1044は、ステップS502において受信した第2ユーザの第2メールアドレスを取得する。サーバ10の設定部1044は、取得した第2メールアドレスに、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザの入力を促すメッセージを第2ユーザへ送信する。
ステップS507において、確認者となる第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306を操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第2ユーザ端末30のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページ(決裁権者設定ページ)を開く。第2ユーザは、第2ユーザID3011、パスワード等を入力してサービスにログインする。これにより、第2ユーザ端末30は、決裁権者設定処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
ステップS508において、サーバ10の設定部1044は、第2ユーザから、第2組織において契約文書を締結する代理権を有する第4ユーザ識別情報を受け付ける第2決裁者選択ステップを実行する。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306を操作し、決裁権者設定ページに設けられた作成者側の決裁権者を指定する入力欄に、第2ユーザが所属するグループ(第2組織)のドメイン名、第2ユーザが所属するグループ(第2組織)において契約締結可能な代理権を有する第4ユーザの第4ユーザID、第4ユーザの役職、第4ユーザの決裁条件に関する情報を入力し、サーバ10へ送信する。ステップS508において、第2ユーザは、複数の代理権を有するユーザを選択し設定できるものとしても良い。
サーバ10の設定部1044は、受信した第4ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、第4ユーザの第4メールアドレスを取得する。サーバ10の設定部1044は、取得した第4メールアドレスに、第2ユーザから第2組織において、決裁権者の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージを送信する。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306を操作し、決裁権者設定ページに設けられた作成者側の決裁権者を指定する入力欄に、第2ユーザが所属するグループ(第2組織)のドメイン名、第2ユーザが所属するグループ(第2組織)において契約締結可能な代理権を有する第4ユーザの第4ユーザID、第4ユーザの役職、第4ユーザの決裁条件に関する情報を入力し、サーバ10へ送信する。ステップS508において、第2ユーザは、複数の代理権を有するユーザを選択し設定できるものとしても良い。
サーバ10の設定部1044は、受信した第4ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、第4ユーザの第4メールアドレスを取得する。サーバ10の設定部1044は、取得した第4メールアドレスに、第2ユーザから第2組織において、決裁権者の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージを送信する。
ステップS509において、サーバ10の設定部1044は、第2ユーザから、第2決裁者選択ステップにおいて受け付けた第4ユーザ識別情報の公開範囲を規定した公開範囲情報を受け付ける公開範囲受付ステップを実行しても良い。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306を操作し、決裁権者設定ページに設けられた作成者側の決裁権者の公開範囲を指定する入力欄に、第4ユーザID、第4メールアドレス、役職、決裁条件等の第4ユーザに関する情報の公開範囲に関する情報を入力する。公開範囲に関する情報は、ステップS503における第1組織の場合と同様であるため説明を省略する。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306を操作し、決裁権者設定ページに設けられた作成者側の決裁権者の公開範囲を指定する入力欄に、第4ユーザID、第4メールアドレス、役職、決裁条件等の第4ユーザに関する情報の公開範囲に関する情報を入力する。公開範囲に関する情報は、ステップS503における第1組織の場合と同様であるため説明を省略する。
ステップS510において、サーバ10の設定部1044は、第4ユーザから、第2決裁者選択ステップにおいて受け付けた第4ユーザ識別情報を、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として承認する指示を受け付ける第2決裁者承認ステップを実行する。
具体的に、第4ユーザは、第4ユーザ端末の入力装置を操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第4ユーザ端末のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。ウェブページは、第4ユーザから第2組織において、決裁権者の確認依頼が行われたことを示す情報が含まれる。第4ユーザは、第4ユーザ端末の入力装置を操作してウェブページに表示された「承認」ボタンを押下することにより選択する。第4ユーザ端末の制御部は、第4ユーザが契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報であることを承認するリクエストをサーバ10へ送信する。
なお、第2決裁者承認ステップは、第2ユーザにより設定された公開範囲情報を承認するステップを含んでも良い。具体的に、第4ユーザは、第4ユーザ端末の入力装置を操作してウェブページに表示された「承認」ボタンを押下すると、ステップS509において第2ユーザにより設定された公開範囲情報が第4ユーザにより承認される。
具体的に、第4ユーザは、第4ユーザ端末の入力装置を操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第4ユーザ端末のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。ウェブページは、第4ユーザから第2組織において、決裁権者の確認依頼が行われたことを示す情報が含まれる。第4ユーザは、第4ユーザ端末の入力装置を操作してウェブページに表示された「承認」ボタンを押下することにより選択する。第4ユーザ端末の制御部は、第4ユーザが契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報であることを承認するリクエストをサーバ10へ送信する。
なお、第2決裁者承認ステップは、第2ユーザにより設定された公開範囲情報を承認するステップを含んでも良い。具体的に、第4ユーザは、第4ユーザ端末の入力装置を操作してウェブページに表示された「承認」ボタンを押下すると、ステップS509において第2ユーザにより設定された公開範囲情報が第4ユーザにより承認される。
ステップS511において、サーバ10の設定部1044は、第3ユーザ識別情報を、第1組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として記憶するステップと、第4ユーザ識別情報を、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として記憶するステップと、を含む決裁者記憶ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の設定部1044は、第4ユーザ端末からリクエストを受信すると、第1グループID、ドメイン名、役職、第3ユーザID、決裁条件を、それぞれ、決裁権限者テーブル1018のグループID、ドメイン名、役職、ユーザID、決裁条件の項目に記憶する。書類IDには、任意の書類IDがインクリメントされ採番される。また、不図示のカラム等に、ステップS503において受け付けた公開範囲情報を、第3ユーザIDに関連付けて記憶する。
サーバ10の設定部1044は、第4ユーザ端末からリクエストを受信すると、採番された書類ID、第4グループID、ドメイン名、役職、第4ユーザID、決裁条件を、それぞれ、決裁権限者テーブル1018の書類ID、グループID、ドメイン名、役職、ユーザID、決裁条件の項目に記憶する。また、不図示のカラム等に、ステップS508において受け付けた公開範囲情報を、第4ユーザIDに関連付けて記憶する。
なお、本開示においてはステップS505の作成者側の決裁権者承認、ステップS510の確認者側の決裁権者承認後に、第1組織および第2組織の決裁権者情報を決裁権限者テーブル1018にまとめて記憶する構成としたが、任意のタイミングで決裁権限者テーブル1018に記憶するものとしても良い。例えば、ステップS505の後に、第1組織の決裁権者情報を決裁権限者テーブル1018に記憶し、ステップS510の後に、第2組織の決裁権者情報を決裁権限者テーブル1018に記憶するものとしても良い。
具体的に、サーバ10の設定部1044は、第4ユーザ端末からリクエストを受信すると、第1グループID、ドメイン名、役職、第3ユーザID、決裁条件を、それぞれ、決裁権限者テーブル1018のグループID、ドメイン名、役職、ユーザID、決裁条件の項目に記憶する。書類IDには、任意の書類IDがインクリメントされ採番される。また、不図示のカラム等に、ステップS503において受け付けた公開範囲情報を、第3ユーザIDに関連付けて記憶する。
サーバ10の設定部1044は、第4ユーザ端末からリクエストを受信すると、採番された書類ID、第4グループID、ドメイン名、役職、第4ユーザID、決裁条件を、それぞれ、決裁権限者テーブル1018の書類ID、グループID、ドメイン名、役職、ユーザID、決裁条件の項目に記憶する。また、不図示のカラム等に、ステップS508において受け付けた公開範囲情報を、第4ユーザIDに関連付けて記憶する。
なお、本開示においてはステップS505の作成者側の決裁権者承認、ステップS510の確認者側の決裁権者承認後に、第1組織および第2組織の決裁権者情報を決裁権限者テーブル1018にまとめて記憶する構成としたが、任意のタイミングで決裁権限者テーブル1018に記憶するものとしても良い。例えば、ステップS505の後に、第1組織の決裁権者情報を決裁権限者テーブル1018に記憶し、ステップS510の後に、第2組織の決裁権者情報を決裁権限者テーブル1018に記憶するものとしても良い。
ステップS511において、決裁者記憶ステップは、第1組織および第2組織の組み合わせごとに、第3ユーザ識別情報および第4ユーザ識別情報を記憶するステップを実行しても良い。
具体的に、決裁権限者設定処理は、第1組織および第2組織の組み合わせごとに実行する構成としても良く、過去に第1組織および第2組織間において決裁権限者設定処理が実行したことがある場合には決裁権限者設定処理を省略しても良い。
例えば、決裁権限者テーブル1018の書類ID、グループIDを検索し、同一の書類IDについて、第1グループID、第2グループIDが関連付けられたレコードが存在する場合には、決裁権限者設定処理を省略しても良い。その場合は、既に第1組織および第2組織の組み合わせについて、決裁権限者に関する情報が決裁権限者テーブル1018に記憶されているためである。
この場合、1の契約文書とは異なる第1組織および第2組織との間の契約文書の契約手続の際に、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第3ユーザ識別情報および第4ユーザ識別情報は、それぞれ、異なる契約文書に対する第1決裁者受付ステップおよび第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能である、
具体的に、決裁権限者設定処理は、第1組織および第2組織の組み合わせごとに実行する構成としても良く、過去に第1組織および第2組織間において決裁権限者設定処理が実行したことがある場合には決裁権限者設定処理を省略しても良い。
例えば、決裁権限者テーブル1018の書類ID、グループIDを検索し、同一の書類IDについて、第1グループID、第2グループIDが関連付けられたレコードが存在する場合には、決裁権限者設定処理を省略しても良い。その場合は、既に第1組織および第2組織の組み合わせについて、決裁権限者に関する情報が決裁権限者テーブル1018に記憶されているためである。
この場合、1の契約文書とは異なる第1組織および第2組織との間の契約文書の契約手続の際に、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第3ユーザ識別情報および第4ユーザ識別情報は、それぞれ、異なる契約文書に対する第1決裁者受付ステップおよび第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能である、
ステップS511において、決裁者記憶ステップは、1の契約文書にかかる契約手続きごとに実行しても良い。
具体的に、決裁権限者設定処理は、後述する契約書作成処理に先立って作成者にかかる第1ユーザが必ず実行する必要があるものとしても良い。例えば、決裁権限者テーブル1018の書類IDの項目に新たに採番された書類IDを用いて、後述する契約書作成処理が実行される構成としても良い。この場合、決裁権限者テーブル1018には、契約締結ごとに最新の決裁権者の情報が記憶されることになる。
この場合、1の契約文書とは異なる第2組織との契約文書の契約手続の際に、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第4ユーザ識別情報は、異なる契約文書に対する第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能である。
具体的に、決裁権限者設定処理は、後述する契約書作成処理に先立って作成者にかかる第1ユーザが必ず実行する必要があるものとしても良い。例えば、決裁権限者テーブル1018の書類IDの項目に新たに採番された書類IDを用いて、後述する契約書作成処理が実行される構成としても良い。この場合、決裁権限者テーブル1018には、契約締結ごとに最新の決裁権者の情報が記憶されることになる。
この場合、1の契約文書とは異なる第2組織との契約文書の契約手続の際に、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第4ユーザ識別情報は、異なる契約文書に対する第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能である。
ステップS511において、決裁権者設定が完了すると、サーバ10の設定部1044は、第1ユーザの第1メールアドレスに、決裁権者設定処理が完了したことを通知するメッセージを送信する。メッセージには、新たに採番した書類IDを含む契約書作成処理を新たに実行するためのURLが含まれていても良い。
第1ユーザは、メッセージに記載されたURLを選択することにより、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に契約情報を作成するための画面50が表示される構成としても良い。
第1ユーザは、メッセージに記載されたURLを選択することにより、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に契約情報を作成するための画面50が表示される構成としても良い。
ステップS511において、決裁権者設定が完了すると、サーバ10の設定部1044は、第3ユーザおよび第4ユーザ間で、決裁権者について双方合意したことを示す文書(決裁権者書類)を生成し、サーバ10の決裁権限者テーブル1018の不図示のカラム等に第3ユーザおよび第4ユーザに関連づけて記憶しても良い。つまり、決裁権者書類は、新たに採番した書類IDと関連付けて記憶される。
なお、決裁権者書類は、第3ユーザおよび第4ユーザの署名、電子署名等を含んでも良い。後述する契約書作成処理、契約書確認処理において新たに採番した書類IDにかかる契約情報の作成者、確認者等として関与したユーザは、決裁権者書類をダウンロード等により取得できるものとしても良い。これにより、契約手続に関与するユーザは、確認者に適切な決裁権者が含まれていることを、決裁権者書類を参照することにより確認することができる。
なお、決裁権者書類は、第3ユーザおよび第4ユーザの署名、電子署名等を含んでも良い。後述する契約書作成処理、契約書確認処理において新たに採番した書類IDにかかる契約情報の作成者、確認者等として関与したユーザは、決裁権者書類をダウンロード等により取得できるものとしても良い。これにより、契約手続に関与するユーザは、確認者に適切な決裁権者が含まれていることを、決裁権者書類を参照することにより確認することができる。
<決裁権者設定処理(変形例)>
本開示にかかる決裁権者設定処理において、第3ユーザおよび第4ユーザ間で決裁権者について合意後に決裁権限者テーブル1018に決裁権者にかかる情報が記憶される構成としたが、これに限られない。
例えば、第1ユーザおよび第3ユーザが、ステップS501、S503、S505の処理を実行することにより、第2ユーザおよび第4ユーザによる手続なしに第1組織における決裁権者として第3ユーザが決裁権限者テーブル1018に記憶される構成としても良い。
同様に、第2ユーザおよび第4ユーザが、ステップS507からS510までの処理を実行することにより、第1ユーザおよび第3ユーザによる手続なしに第2組織における決裁権者として第3ユーザが決裁権限者テーブル1018に記憶される構成としても良い。
このように、それぞれの組織において単独で決裁権者を決裁権限者テーブル1018に記憶される構成としても良い。
本開示にかかる決裁権者設定処理において、第3ユーザおよび第4ユーザ間で決裁権者について合意後に決裁権限者テーブル1018に決裁権者にかかる情報が記憶される構成としたが、これに限られない。
例えば、第1ユーザおよび第3ユーザが、ステップS501、S503、S505の処理を実行することにより、第2ユーザおよび第4ユーザによる手続なしに第1組織における決裁権者として第3ユーザが決裁権限者テーブル1018に記憶される構成としても良い。
同様に、第2ユーザおよび第4ユーザが、ステップS507からS510までの処理を実行することにより、第1ユーザおよび第3ユーザによる手続なしに第2組織における決裁権者として第3ユーザが決裁権限者テーブル1018に記憶される構成としても良い。
このように、それぞれの組織において単独で決裁権者を決裁権限者テーブル1018に記憶される構成としても良い。
<決裁権者通知処理(第一実施例)>
決裁者記憶ステップにおいて第3ユーザ識別情報または第4ユーザ識別情報が記憶されてから所定時間経過後に、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを確認するための通知を行う代理権通知ステップを実行する。
具体的に、ステップS511において、決裁権者設定が完了後、所定時間経過後に、第1ユーザ、第2ユーザ、第3ユーザ、第4ユーザの他、第1組織、第2組織において本開示にかかる電子契約サービスの管理者ユーザ等に対して、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを確認するためのメッセージを、電子メール等により通知する。その他、組織改編、株主総会など人事異動の時期を予め登録しており、当該時期に第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを確認するための通知を行う構成としても良い。
これにより、所定時間経過後に人事異動等により代理権を有するユーザに変動があった場合も、ユーザ情報の変更をユーザに対して促すことができる。これにより、最新の情報に基づき、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
決裁者記憶ステップにおいて第3ユーザ識別情報または第4ユーザ識別情報が記憶されてから所定時間経過後に、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを確認するための通知を行う代理権通知ステップを実行する。
具体的に、ステップS511において、決裁権者設定が完了後、所定時間経過後に、第1ユーザ、第2ユーザ、第3ユーザ、第4ユーザの他、第1組織、第2組織において本開示にかかる電子契約サービスの管理者ユーザ等に対して、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを確認するためのメッセージを、電子メール等により通知する。その他、組織改編、株主総会など人事異動の時期を予め登録しており、当該時期に第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを確認するための通知を行う構成としても良い。
これにより、所定時間経過後に人事異動等により代理権を有するユーザに変動があった場合も、ユーザ情報の変更をユーザに対して促すことができる。これにより、最新の情報に基づき、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
<決裁権者通知処理(第二実施例)>
決裁者記憶ステップにおいて第3ユーザ識別情報または第4ユーザ識別情報に基づき、外部データベースを参照することにより、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを判定し、当該判定結果を通知する判定通知ステップを実行する。
具体的に、第1組織、第2組織において、社内の代理権等の職務権限規定が定義された社内データベース(外部データベース)を参照して、代理権を有するユーザである第3ユーザ、第4ユーザに変動があった場合に、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを確認するためのメッセージを、電子メール等により通知する。通知は、電子メール等により、第1ユーザ、第2ユーザ、第3ユーザ、第4ユーザの他、第1組織、第2組織において本開示にかかる電子契約サービスの管理者ユーザ等に対して通知しても良い。
これにより、代理権を有するユーザに変動があった場合も、ユーザ情報の変更をユーザに対して促すことができる。
決裁者記憶ステップにおいて第3ユーザ識別情報または第4ユーザ識別情報に基づき、外部データベースを参照することにより、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを判定し、当該判定結果を通知する判定通知ステップを実行する。
具体的に、第1組織、第2組織において、社内の代理権等の職務権限規定が定義された社内データベース(外部データベース)を参照して、代理権を有するユーザである第3ユーザ、第4ユーザに変動があった場合に、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを確認するためのメッセージを、電子メール等により通知する。通知は、電子メール等により、第1ユーザ、第2ユーザ、第3ユーザ、第4ユーザの他、第1組織、第2組織において本開示にかかる電子契約サービスの管理者ユーザ等に対して通知しても良い。
これにより、代理権を有するユーザに変動があった場合も、ユーザ情報の変更をユーザに対して促すことができる。
<契約書作成処理>
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、確認者に対して送信する処理である。
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、確認者に対して送信する処理である。
図15は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示される、契約情報を作成するための画面50には、現在の契約情報の作成状況を示すステータス510、入力項目を指定するためのボタン521、522、523、契約情報表示エリア530、書類データ531、入力項目532、533、534、送信ボタン540が表示される。
<契約書作成処理の概要>
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、電子契約情報の宛先となる確認者を設定し、電子契約情報に対する入力項目を設定し、入力項目に対する入力規則を設定し、作成者から入力項目に対する入力データを受け付け、設定した確認者に対して電子契約情報を送付する一連の処理である。
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、電子契約情報の宛先となる確認者を設定し、電子契約情報に対する入力項目を設定し、入力項目に対する入力規則を設定し、作成者から入力項目に対する入力データを受け付け、設定した確認者に対して電子契約情報を送付する一連の処理である。
<契約書作成処理の詳細>
ステップS101において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、契約に関する契約文書を受け付ける契約受付ステップを実行する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約書に関する書類データを含む契約情報を作成する。書類データは、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(ExtenSible Markup Language)などの任意のデータ形式の書類データを契約情報に含めることができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、作成した書類データ、第1ユーザID2011をサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信した第1ユーザID2011、書類データを受け付け、それぞれ、書類テーブル1014の新たなレコードの作成者ID、書類データの項目に記憶する。これにより、サーバ10の契約作成部1042は、新たな契約情報を書類テーブル1014に記憶する。
書類テーブル1014において新たな契約情報が記憶されるレコードの書類IDの項目には、決裁権者設定処理において採番された書類IDが記憶される。これにより、決裁権者設定処理により記憶された決裁権限者情報と、契約情報が関連付けて記憶される。
ステップS101において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、契約に関する契約文書を受け付ける契約受付ステップを実行する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約書に関する書類データを含む契約情報を作成する。書類データは、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(ExtenSible Markup Language)などの任意のデータ形式の書類データを契約情報に含めることができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、作成した書類データ、第1ユーザID2011をサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信した第1ユーザID2011、書類データを受け付け、それぞれ、書類テーブル1014の新たなレコードの作成者ID、書類データの項目に記憶する。これにより、サーバ10の契約作成部1042は、新たな契約情報を書類テーブル1014に記憶する。
書類テーブル1014において新たな契約情報が記憶されるレコードの書類IDの項目には、決裁権者設定処理において採番された書類IDが記憶される。これにより、決裁権者設定処理により記憶された決裁権限者情報と、契約情報が関連付けて記憶される。
契約情報を作成するための画面50には、書類テーブル1014に記憶された書類データ531が表示される。
<第3ユーザの割り当て>
ステップS102において、第1決裁者受付ステップは、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第3ユーザ識別情報を受け付けるステップを実行する。
ステップS102において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、第1組織に所属するユーザにより予め設定され契約文書を承認可能な代理権を有する第3ユーザを特定する第3ユーザ識別情報を受け付ける第1決裁者受付ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザID2011に基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し第1グループIDを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、ステップS101において書類テーブル1014に記憶された新たな契約情報のレコードの書類ID、第1グループIDに基づき、決裁権限者テーブル1018の書類ID、グループIDの項目を検索し、ユーザID(第3ユーザID)の項目を取得する。
ステップS102において、第1決裁者受付ステップは、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第3ユーザ識別情報を受け付けるステップを実行する。
ステップS102において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、第1組織に所属するユーザにより予め設定され契約文書を承認可能な代理権を有する第3ユーザを特定する第3ユーザ識別情報を受け付ける第1決裁者受付ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザID2011に基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し第1グループIDを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、ステップS101において書類テーブル1014に記憶された新たな契約情報のレコードの書類ID、第1グループIDに基づき、決裁権限者テーブル1018の書類ID、グループIDの項目を検索し、ユーザID(第3ユーザID)の項目を取得する。
ステップS102において、第1決裁者受付ステップは、1または複数の決裁条件に応じて第3ユーザ識別情報を受け付けるステップを実行する。
具体的に、ステップS101において受け付けた契約文書等の契約手続条件に基づき、決裁権限者テーブル1018の決裁条件の項目も検索条件に含めても良い。これにより、決裁条件を満たす、第1組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザIDを取得し、決裁条件を満たさないユーザのユーザIDを取得しないものとしても良い。
サーバ10の契約作成部1042は、取得した第3ユーザIDを第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20は、受信した第3ユーザIDを、決裁権者候補として第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
具体的に、ステップS101において受け付けた契約文書等の契約手続条件に基づき、決裁権限者テーブル1018の決裁条件の項目も検索条件に含めても良い。これにより、決裁条件を満たす、第1組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザIDを取得し、決裁条件を満たさないユーザのユーザIDを取得しないものとしても良い。
サーバ10の契約作成部1042は、取得した第3ユーザIDを第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20は、受信した第3ユーザIDを、決裁権者候補として第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、決裁権者候補のうち、第1組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザ(第3ユーザ)を選択し特定する。第1ユーザ端末20の制御部204は、選択した第3ユーザの第3ユーザIDをサーバ10へ送信する。
サーバ10の契約作成部1042は、受信した第3ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し第3ユーザの第3メールアドレスを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、取得した第3メールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第3ユーザの第3メールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第1ユーザは、第3ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第3ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には1の値を記憶する。
サーバ10の契約作成部1042は、受信した第3ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し第3ユーザの第3メールアドレスを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、取得した第3メールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第3ユーザの第3メールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第1ユーザは、第3ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第3ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には1の値を記憶する。
<第2ユーザの割り当て>
ステップS102において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書を承認する第2ユーザを特定する第2ユーザ識別情報を受け付ける確認者受付ステップを実行する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約情報の確認者(受信者)となるユーザを選択し特定する。本開示において、第1ユーザは、受信者として第2ユーザを選択し特定するものとする。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、確認者となる第2ユーザのメールアドレスを入力し、サーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信したメールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第2ユーザのメールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第1ユーザは、第2ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第2ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には2の値を記憶する。
ステップS102において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書を承認する第2ユーザを特定する第2ユーザ識別情報を受け付ける確認者受付ステップを実行する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約情報の確認者(受信者)となるユーザを選択し特定する。本開示において、第1ユーザは、受信者として第2ユーザを選択し特定するものとする。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、確認者となる第2ユーザのメールアドレスを入力し、サーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信したメールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第2ユーザのメールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第1ユーザは、第2ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第2ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には2の値を記憶する。
<第4ユーザの割り当て(第一実施形態)>
ステップS102において、確認者受付ステップは、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第4ユーザ識別情報を受け付けるステップを実行する。
ステップS102において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、第2組織に所属するユーザにより予め設定され契約文書を承認可能な代理権を有する第4ユーザを特定する第4ユーザ識別情報を受け付ける確認者受付ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、第2ユーザのメールアドレスに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスの項目を検索し第2グループIDを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、ステップS101において書類テーブル1014に記憶された新たな契約情報のレコードの書類ID、第2グループIDに基づき、決裁権限者テーブル1018の書類ID、グループIDの項目を検索し、ユーザID(第4ユーザID)の項目を取得する。
ステップS102において、確認者受付ステップは、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第4ユーザ識別情報を受け付けるステップを実行する。
ステップS102において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、第2組織に所属するユーザにより予め設定され契約文書を承認可能な代理権を有する第4ユーザを特定する第4ユーザ識別情報を受け付ける確認者受付ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、第2ユーザのメールアドレスに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスの項目を検索し第2グループIDを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、ステップS101において書類テーブル1014に記憶された新たな契約情報のレコードの書類ID、第2グループIDに基づき、決裁権限者テーブル1018の書類ID、グループIDの項目を検索し、ユーザID(第4ユーザID)の項目を取得する。
ステップS102において、確認者受付ステップは、1または複数の決裁条件に応じて第4ユーザ識別情報を受け付けるステップを実行する。
具体的に、ステップS101において受け付けた契約文書等の契約手続条件に基づき、決裁権限者テーブル1018の決裁条件の項目も検索条件に含めても良い。これにより、決裁条件を満たす、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザIDを取得し、決裁条件を満たさないユーザのユーザIDを取得しないものとしても良い。
具体的に、ステップS101において受け付けた契約文書等の契約手続条件に基づき、決裁権限者テーブル1018の決裁条件の項目も検索条件に含めても良い。これにより、決裁条件を満たす、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザIDを取得し、決裁条件を満たさないユーザのユーザIDを取得しないものとしても良い。
また、契約文書の契約手続が、公開範囲受付ステップにおいて受け付けた公開範囲情報に含まれると判定された場合には、第4ユーザ識別情報は、異なる契約文書に対する確認者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能であり、異なる契約文書の契約手続が、公開範囲受付ステップにおいて受け付けた公開範囲情報に含まれると判定されない場合には、第4ユーザ識別情報は、異なる契約文書に対する確認者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能ではない。
具体的に、ステップS101において受け付けた契約文書等の契約手続に基づき、決裁権限者テーブル1018の公開範囲の項目も検索条件に含めても良い。具体的に、ステップS101において受け付けた契約文書等の契約手続が、公開範囲情報に含まれる第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザIDを取得し、公開範囲情報に含まれない第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザIDを取得しないものとしても良い。
これにより、第2組織において、決裁権者設定処理のステップS503において設定した公開範囲情報に従って決裁権者情報の開示範囲を限定することができる。不必要な企業、組織等への決裁権者情報の開示を避けることができる。
具体的に、ステップS101において受け付けた契約文書等の契約手続に基づき、決裁権限者テーブル1018の公開範囲の項目も検索条件に含めても良い。具体的に、ステップS101において受け付けた契約文書等の契約手続が、公開範囲情報に含まれる第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザIDを取得し、公開範囲情報に含まれない第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザIDを取得しないものとしても良い。
これにより、第2組織において、決裁権者設定処理のステップS503において設定した公開範囲情報に従って決裁権者情報の開示範囲を限定することができる。不必要な企業、組織等への決裁権者情報の開示を避けることができる。
サーバ10の契約作成部1042は、取得した第4ユーザIDを第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20は、受信した第4ユーザIDを、決裁権者候補として第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、決裁権者候補のうち、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザ(第4ユーザ)を選択し特定する。第1ユーザ端末20の制御部204は、選択した第4ユーザの第4ユーザIDをサーバ10へ送信する。
サーバ10の契約作成部1042は、受信した第4ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し第4ユーザの第4メールアドレスを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、取得した第4メールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第4ユーザの第4メールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第4ユーザは、第4ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第4ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には3の値を記憶する。
サーバ10の契約作成部1042は、受信した第4ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し第4ユーザの第4メールアドレスを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、取得した第4メールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第4ユーザの第4メールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第4ユーザは、第4ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第4ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には3の値を記憶する。
<第4ユーザの割り当て(第二実施形態)>
ステップS102において、第1ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書を承認する第2組織を特定する第2組織特定情報を受け付ける確認者受付ステップを実行する。確認者受付ステップは、第1ユーザから第2組織のドメインを受け付けるステップと、ドメインに基づき、第2組織に所属するユーザにより予め設定され契約文書を承認可能な第4ユーザ識別情報を受け付けるステップと、を含む。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、ドメイン名(第2組織のドメイン名)を入力し、サーバ10へ送信する。なお、第1ユーザは、不図示の検索エンジン等で検索することにより、第2組織のドメイン名を予め知っているものとする。その他、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、第2ユーザの第2メールアドレスを入力し、当該第2メールアドレスのドメイン名を第2組織のドメインとして特定し、送信しても良い。サーバ10の契約作成部1042は、受信した第2メールアドレスから第2組織のドメイン名を特定し受信しても良い。
サーバ10の契約作成部1042は、受信したドメイン名に基づき決裁権限者テーブル1018のドメイン名の項目を検索し、ユーザID(第4ユーザID)の項目を取得する。なお、この場合も、第4ユーザの割り当て(第一実施形態)と同様に、決裁権限者テーブル1018の決裁条件の項目も検索条件として考慮しても良い。同様に、公開範囲情報も検索条件として考慮しても良い。
ステップS102において、第1ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書を承認する第2組織を特定する第2組織特定情報を受け付ける確認者受付ステップを実行する。確認者受付ステップは、第1ユーザから第2組織のドメインを受け付けるステップと、ドメインに基づき、第2組織に所属するユーザにより予め設定され契約文書を承認可能な第4ユーザ識別情報を受け付けるステップと、を含む。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、ドメイン名(第2組織のドメイン名)を入力し、サーバ10へ送信する。なお、第1ユーザは、不図示の検索エンジン等で検索することにより、第2組織のドメイン名を予め知っているものとする。その他、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、第2ユーザの第2メールアドレスを入力し、当該第2メールアドレスのドメイン名を第2組織のドメインとして特定し、送信しても良い。サーバ10の契約作成部1042は、受信した第2メールアドレスから第2組織のドメイン名を特定し受信しても良い。
サーバ10の契約作成部1042は、受信したドメイン名に基づき決裁権限者テーブル1018のドメイン名の項目を検索し、ユーザID(第4ユーザID)の項目を取得する。なお、この場合も、第4ユーザの割り当て(第一実施形態)と同様に、決裁権限者テーブル1018の決裁条件の項目も検索条件として考慮しても良い。同様に、公開範囲情報も検索条件として考慮しても良い。
ステップS102において、確認者受付ステップは、ドメインに基づき、第2組織に所属するユーザにより予め設定され契約文書を承認可能な1または複数のユーザ候補を第1ユーザに提示するステップと、第1ユーザが、第1ユーザに対して提示された1または複数のユーザ候補に対する選択を受け付け、選択されたユーザ候補を第4ユーザ識別情報として受け付けるステップと、を含む。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、取得した第4ユーザIDを第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20は、受信した第4ユーザIDを、決裁権者候補として第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、取得した第4ユーザIDを第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20は、受信した第4ユーザIDを、決裁権者候補として第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、決裁権者候補のうち、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザ(第4ユーザ)を選択し特定する。第1ユーザ端末20の制御部204は、選択した第4ユーザの第4ユーザIDをサーバ10へ送信する。
サーバ10の契約作成部1042は、受信した第4ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し第4ユーザの第4メールアドレスを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、取得した第4メールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第4ユーザの第4メールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第4ユーザは、第4ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第4ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には3の値を記憶する。
サーバ10の契約作成部1042は、受信した第4ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し第4ユーザの第4メールアドレスを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、取得した第4メールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第4ユーザの第4メールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第4ユーザは、第4ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第4ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には3の値を記憶する。
なお、第4ユーザの割り当て(第二実施形態)において、ドメインの代わりに組織等のグループを特定可能な任意の識別情報、文字列等(グループ特定情報、組織特定情報)を用いても構わない。
<第4ユーザの割り当て(第三実施形態)>
ステップS102において、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書の契約の相手方の組織が、第1組織との契約手続きにおいて代理権を有するユーザが設定される第2組織である場合に、第2組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定される代理権を有する第4ユーザを特定する第4ユーザ識別情報を、契約文書を承認するユーザとして受け付ける第2決裁者受付ステップを実行する。
具体的に、第4ユーザの割り当て(第三実施形態)において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、ドメイン名等の組織特定情報の入力を要さない。サーバ10の契約作成部1042は、ステップS101において受け付けた契約文書を解析し、契約文書の契約の相手方の組織を特定する。例えば、契約文書に記載された契約の相手方名称の文字列に基づき、契約の相手方の組織特定情報を特定しても良い。本開示においては、一例として、サーバ10の契約作成部1042は、契約文書の契約の相手方として第2組織の第2組織特定情報として第2組織のドメイン名を特定する。
サーバ10の契約作成部1042は、特定したドメイン名に基づき決裁権限者テーブル1018のドメイン名の項目を検索し、ユーザID(第4ユーザID)の項目を取得する。なお、この場合も、第4ユーザの割り当て(第一実施形態)と同様に、決裁権限者テーブル1018の決裁条件の項目も検索条件として考慮しても良い。同様に、公開範囲情報も検索条件として考慮しても良い。
ステップS102において、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書の契約の相手方の組織が、第1組織との契約手続きにおいて代理権を有するユーザが設定される第2組織である場合に、第2組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定される代理権を有する第4ユーザを特定する第4ユーザ識別情報を、契約文書を承認するユーザとして受け付ける第2決裁者受付ステップを実行する。
具体的に、第4ユーザの割り当て(第三実施形態)において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、ドメイン名等の組織特定情報の入力を要さない。サーバ10の契約作成部1042は、ステップS101において受け付けた契約文書を解析し、契約文書の契約の相手方の組織を特定する。例えば、契約文書に記載された契約の相手方名称の文字列に基づき、契約の相手方の組織特定情報を特定しても良い。本開示においては、一例として、サーバ10の契約作成部1042は、契約文書の契約の相手方として第2組織の第2組織特定情報として第2組織のドメイン名を特定する。
サーバ10の契約作成部1042は、特定したドメイン名に基づき決裁権限者テーブル1018のドメイン名の項目を検索し、ユーザID(第4ユーザID)の項目を取得する。なお、この場合も、第4ユーザの割り当て(第一実施形態)と同様に、決裁権限者テーブル1018の決裁条件の項目も検索条件として考慮しても良い。同様に、公開範囲情報も検索条件として考慮しても良い。
ステップS102において、確認者受付ステップは、ドメインに基づき、第2組織に所属するユーザにより予め設定され契約文書を承認可能な1または複数のユーザ候補を第1ユーザに提示するステップと、第1ユーザが、第1ユーザに対して提示された1または複数のユーザ候補に対する選択を受け付け、選択されたユーザ候補を第4ユーザ識別情報として受け付けるステップと、を含む。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、取得した第4ユーザIDを第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20は、受信した第4ユーザIDを、決裁権者候補として第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、取得した第4ユーザIDを第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20は、受信した第4ユーザIDを、決裁権者候補として第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示する。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、決裁権者候補のうち、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザ(第4ユーザ)を選択し特定する。第1ユーザ端末20の制御部204は、選択した第4ユーザの第4ユーザIDをサーバ10へ送信する。
サーバ10の契約作成部1042は、受信した第4ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し第4ユーザの第4メールアドレスを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、取得した第4メールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第4ユーザの第4メールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第4ユーザは、第4ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第4ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には3の値を記憶する。
サーバ10の契約作成部1042は、受信した第4ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し第4ユーザの第4メールアドレスを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、取得した第4メールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第4ユーザの第4メールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第4ユーザは、第4ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第4ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には3の値を記憶する。
なお、第4ユーザの割り当て(第二実施形態)、第4ユーザの割り当て(第三実施形態)において、第2ユーザのメールアドレスを受け付けることなし(第2ユーザの割り当てなし)に、第4ユーザの第4ユーザ識別情報を受け付ける構成としても構わない。
ステップS102において、第1ユーザは、複数の確認者となるユーザを選択し設定できるものとしても良い。この場合、選択順序に応じて、確認者となるユーザの確認順序の項目の値が1つずつインクリメントされ記憶される。これにより、後述する契約書確認処理における確認者の回覧順序が設定される。なお、回覧順序の設定は必須ではない。
ステップS103において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約情報に対する入力項目を設定する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、ステップS101において作成し、記憶した契約情報に対して複数の入力項目を設定する。入力項目は、印鑑データを押印する押印欄、署名データなどのテキストデータを入力する入力欄、チェック項目を選択できるチェックボックス欄、日付を入力する日付欄など任意の入力項目を設定することができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、入力項目を追加するリクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、リクエストを受信すると、契約情報の書類IDを、入力項目テーブル1016の新たなレコードの書類IDに記憶する。これにより、新たに追加された入力項目情報が、契約情報と関連付けられ記憶される。なお、第1ユーザは、複数の入力項目情報を、契約情報と関連づけ記憶することができる。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、ステップS101において作成し、記憶した契約情報に対して複数の入力項目を設定する。入力項目は、印鑑データを押印する押印欄、署名データなどのテキストデータを入力する入力欄、チェック項目を選択できるチェックボックス欄、日付を入力する日付欄など任意の入力項目を設定することができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、入力項目を追加するリクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、リクエストを受信すると、契約情報の書類IDを、入力項目テーブル1016の新たなレコードの書類IDに記憶する。これにより、新たに追加された入力項目情報が、契約情報と関連付けられ記憶される。なお、第1ユーザは、複数の入力項目情報を、契約情報と関連づけ記憶することができる。
ステップS104において、第1ユーザは、追加するそれぞれの入力項目に対して入力規則を設定する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、ステップS103において設定した入力項目情報ごとの入力規則を指定し、サーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信した入力規則を、入力項目テーブル1016のそれぞれの入力項目情報のレコードの入力規則の項目に記憶する。これにより、入力項目ごとの入力規則を設定することができる。
ステップS105において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザが入力した複数の入力項目に対する入力データを受け付ける。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、ステップS104において設定した入力項目ごとに入力データを入力する。例えば、第1ユーザは、管理番号が設定された入力項目に、自身が所属するグループにおける整理番号などの契約情報を管理するための番号の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、契約締結日が設定された入力項目に、当該契約情報の契約締結日の日付の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、入力項目への入力データの入力が完了したら、サーバ10へ入力項目ごとの入力項目ID、入力データを送信する。
サーバ10の契約作成部1042は、入力項目ごとの入力項目ID、入力データを受信し、受け付ける。サーバ10の契約作成部1042は、受信した入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力項目情報の入力データの項目に、受信した入力データを記憶する。これにより、第1ユーザが入力した入力データが、入力項目テーブル1016に記憶される。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、ステップS104において設定した入力項目ごとに入力データを入力する。例えば、第1ユーザは、管理番号が設定された入力項目に、自身が所属するグループにおける整理番号などの契約情報を管理するための番号の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、契約締結日が設定された入力項目に、当該契約情報の契約締結日の日付の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、入力項目への入力データの入力が完了したら、サーバ10へ入力項目ごとの入力項目ID、入力データを送信する。
サーバ10の契約作成部1042は、入力項目ごとの入力項目ID、入力データを受信し、受け付ける。サーバ10の契約作成部1042は、受信した入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力項目情報の入力データの項目に、受信した入力データを記憶する。これにより、第1ユーザが入力した入力データが、入力項目テーブル1016に記憶される。
サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、第3ユーザに対して契約情報に対する契約締結を依頼する指示を受け付ける。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約情報を作成するための画面50に、表示された送信ボタン540を押下することにより、契約情報を送信するリクエストをサーバ10へ送信する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約情報を作成するための画面50に、表示された送信ボタン540を押下することにより、契約情報を送信するリクエストをサーバ10へ送信する。
ステップS106において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージを第3ユーザへ送信する。具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、確認テーブル1015の確認順序の項目を検索し、確認順序の項目に記憶された値が最も小さい最初の確認者となるユーザ(第1確認ユーザ)を特定する。本開示において第1確認ユーザは、一例として、第3ユーザとする。サーバ10の契約作成部1042は、第3ユーザのメールアドレスへ、第1ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。
第3ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むURL(Uniform ReSource Locator)の情報を含める。URLは、書類IDを直接含んでも良いし、書類IDに対し任意の暗号化を行った文字列、その他、不図示のテーブルを参照して書類IDを特定可能な文字列などの情報を含んでも良い。また、URLには第3ユーザを特定するための情報を含めても良い。例えば、第3ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLに第3ユーザを特定するための情報を含める必要がある。
第3ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むURL(Uniform ReSource Locator)の情報を含める。URLは、書類IDを直接含んでも良いし、書類IDに対し任意の暗号化を行った文字列、その他、不図示のテーブルを参照して書類IDを特定可能な文字列などの情報を含んでも良い。また、URLには第3ユーザを特定するための情報を含めても良い。例えば、第3ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLに第3ユーザを特定するための情報を含める必要がある。
第1ユーザは、第3ユーザに対してアクセスコードを設定した場合は、別途メールなどの手段によりアクセスコードを第3ユーザに対して伝える。これにより、第3ユーザへ通知されるメッセージが第三者に取得された場合においても、第三者はアクセスコードを入手しない限り契約書確認処理を実行することができない。
図16は、第3ユーザ端末40に通知されるメッセージを示す画面例である。第3ユーザ端末40のディスプレイ4081に表示される、メッセージ画面60には、メッセージ61、契約情報を特定するための書類IDを含むURL62の情報が含まれる。
<変形例>
第1ユーザは、ステップS102において複数の確認者を選択し設定する場合には、複数の確認者のそれぞれに対して、ステップS103において異なる入力項目情報をそれぞれに独立して設定できる構成としても構わない。例えば、第1ユーザが、確認者として第2ユーザ、第9ユーザの2人のユーザを設定する場合に、契約開始日、契約終了日の入力項目を第2ユーザに対して設定し、契約締結日の入力項目を第9ユーザに対して設定しても良い。この場合、後述する契約書確認処理において、第2ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できるが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができない。一方、第9ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できないが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができる。1つの入力項目情報に対して、複数の確認者を重複して選択し設定できる構成としても構わない。
第1ユーザは、ステップS102において複数の確認者を選択し設定する場合には、複数の確認者のそれぞれに対して、ステップS103において異なる入力項目情報をそれぞれに独立して設定できる構成としても構わない。例えば、第1ユーザが、確認者として第2ユーザ、第9ユーザの2人のユーザを設定する場合に、契約開始日、契約終了日の入力項目を第2ユーザに対して設定し、契約締結日の入力項目を第9ユーザに対して設定しても良い。この場合、後述する契約書確認処理において、第2ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できるが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができない。一方、第9ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できないが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができる。1つの入力項目情報に対して、複数の確認者を重複して選択し設定できる構成としても構わない。
契約情報を作成するための画面50には、描画オブジェクトとして入力項目532、533、534が描画される。入力項目532、533には、割当として、入力項目を入力することが選択し設定されたユーザのユーザ識別情報「USER-B」、入力項目の種別として「テキスト」という項目が描画されている。押印に関する入力項目534には、割当として、押印することが選択し設定されたユーザのユーザ識別情報「USER-C」、入力項目の種別として「印」という項目が描画されている。
<契約書確認処理>
契約書確認処理は、確認者が、作成者から受信した電子契約情報の内容を確認する処理である。本開示においては、確認者にかかる第3ユーザにかかる契約書確認処理を一例として説明するが、第3ユーザ、第4ユーザにかかるユーザにおける契約書確認処理も同様である。
契約書確認処理は、確認者が、作成者から受信した電子契約情報の内容を確認する処理である。本開示においては、確認者にかかる第3ユーザにかかる契約書確認処理を一例として説明するが、第3ユーザ、第4ユーザにかかるユーザにおける契約書確認処理も同様である。
<契約書確認処理の概要>
契約書確認処理は、確認者からのアクセスを受け付け、契約情報を表示する確認画面を確認者に対して提示し、確認者から入力項目に対する入力データを受け付け、確認者から契約情報の確認に関するデータを受け付ける一連の処理である。
契約書確認処理は、確認者からのアクセスを受け付け、契約情報を表示する確認画面を確認者に対して提示し、確認者から入力項目に対する入力データを受け付け、確認者から契約情報の確認に関するデータを受け付ける一連の処理である。
<契約書確認処理の詳細>
ステップS301において、確認者となる第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406を操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第3ユーザ端末40のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。これにより、第3ユーザ端末40は、契約書確認処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
ステップS301において、確認者となる第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406を操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第3ユーザ端末40のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。これにより、第3ユーザ端末40は、契約書確認処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
確認テーブル1015の第3ユーザのレコードにアクセスコードの項目が記憶されている場合には、第3ユーザに対してアクセスコードの入力を要求し、当該入力されたアクセスコードと確認テーブル1015の第3ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとを照合することにより、第3ユーザに対する認証処理を実行することができる。
具体的に、サーバ10は、アクセスコードを認証するための入力画面を第3ユーザ端末40へ送信する。第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406を操作し、アクセスコードを入力しサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したアクセスコードと、確認テーブル1015の第3ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとが一致するか否かを判定し、一致する場合は契約書確認処理を継続する。一方、一致しない場合には、契約書確認処理を中止する。なお、アクセスコードによる認証処理は省略しても構わない。
具体的に、サーバ10は、アクセスコードを認証するための入力画面を第3ユーザ端末40へ送信する。第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406を操作し、アクセスコードを入力しサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したアクセスコードと、確認テーブル1015の第3ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとが一致するか否かを判定し、一致する場合は契約書確認処理を継続する。一方、一致しない場合には、契約書確認処理を中止する。なお、アクセスコードによる認証処理は省略しても構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約情報を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、確認テーブル1015の書類IDの項目を検索し、確認者情報を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、入力項目テーブル1016の書類IDの項目を検索し、契約情報に関連づけられた入力項目情報を取得する。
ステップS302において、サーバ10の契約確認部1043は、第3ユーザを特定する。第3ユーザは、第3ユーザ端末40から受信したリクエストに含まれる第3ユーザID4011に基づき特定しても良いし、URLに含まれる第3ユーザを識別するための識別情報に基づき特定しても良い。第3ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLから第3ユーザを特定する必要がある。例えば、URLには第3ユーザを特定する情報として第3ユーザのメールアドレス、ユーザIDなどが含まれていても良い。
ステップS303において、サーバ10の契約確認部1043は、取得した契約情報、確認者情報(第3ユーザを特定する情報)、入力項目情報に基づき、確認画面を生成し第3ユーザ端末40に送信する。
具体的に、第3ユーザ端末40のディスプレイ4081は、第3ユーザに対して、契約情報を承認する操作を受け付ける確認画面を提示する。第3ユーザは、第3ユーザ端末40のディスプレイ4081に表示された契約情報を確認し承認する。
なお、第3ユーザに提示される確認画面は、確認テーブル1015の第3ユーザのレコードの言語データの項目に記憶された言語情報に基づき、確認者に対して指定された言語表記で第3ユーザに対して提示する構成としても良い。
なお、第3ユーザに提示される確認画面は、確認テーブル1015の第3ユーザのレコードの言語データの項目に記憶された言語情報に基づき、確認者に対して指定された言語表記で第3ユーザに対して提示する構成としても良い。
図17は、契約書確認処理の動作を示す確認画面の画面例である。第3ユーザ端末40のディスプレイ4081に表示される、契約情報を承認するための確認画面70には、現在の契約情報の作成状況を示すステータス710、契約情報表示エリア730、書類データ731、入力項目732、733、734、735、736、同意ボタン740が表示される。
ステップS304において、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報の1または複数の入力項目に対する入力を受け付ける。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406を操作し、契約情報に設定された入力項目732、733、734、735に対し入力データを入力する。なお、本開示においては入力項目736に対しては、第3ユーザによる入力が割当られていないため、第3ユーザは入力データを入力できないことが視覚的に識別可能に表示される。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406を操作し、契約情報に設定された入力項目732、733、734、735に対し入力データを入力する。なお、本開示においては入力項目736に対しては、第3ユーザによる入力が割当られていないため、第3ユーザは入力データを入力できないことが視覚的に識別可能に表示される。
ステップS305において、サーバ10の契約確認部1043は、第3ユーザから、第1ユーザから受け付けた契約情報の契約締結に同意し承認する指示を受け付ける。
第3ユーザは、第3ユーザ端末40のディスプレイ4081に表示された契約情報および入力データを確認し、内容に同意また承諾する場合には、第3ユーザ端末40の入力装置406を操作し、契約情報を確認するための確認画面70に、表示された同意ボタン740を押下することにより、書類ID、第3ユーザを特定する情報、ステップS305において入力した入力項目ごとの入力データを含むリクエストをサーバ10へ送信する処理を実行させる。第3ユーザを特定する情報は、第3ユーザID4011でも構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき第3ユーザが契約情報を確認したことを示す情報を記憶する。具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信した書類ID、第3ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル1015を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。例えば、第3ユーザを特定する情報がメールアドレスである場合には、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。第3ユーザを特定する情報がユーザ識別情報である場合には、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索することにより特定される第3ユーザのメールアドレスに基づき、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。
サーバ10の契約確認部1043は、受信した入力データを、当該入力データと関連付けられた入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力データの項目に記憶する。これにより、ステップS305において、第3ユーザにより入力された入力データが、入力項目テーブル1016の入力項目情報として記憶される。
第3ユーザは、第3ユーザ端末40のディスプレイ4081に表示された契約情報および入力データを確認し、内容に同意また承諾する場合には、第3ユーザ端末40の入力装置406を操作し、契約情報を確認するための確認画面70に、表示された同意ボタン740を押下することにより、書類ID、第3ユーザを特定する情報、ステップS305において入力した入力項目ごとの入力データを含むリクエストをサーバ10へ送信する処理を実行させる。第3ユーザを特定する情報は、第3ユーザID4011でも構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき第3ユーザが契約情報を確認したことを示す情報を記憶する。具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信した書類ID、第3ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル1015を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。例えば、第3ユーザを特定する情報がメールアドレスである場合には、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。第3ユーザを特定する情報がユーザ識別情報である場合には、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索することにより特定される第3ユーザのメールアドレスに基づき、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。
サーバ10の契約確認部1043は、受信した入力データを、当該入力データと関連付けられた入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力データの項目に記憶する。これにより、ステップS305において、第3ユーザにより入力された入力データが、入力項目テーブル1016の入力項目情報として記憶される。
サーバ10の契約確認部1043は、第3ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージを第2ユーザへ送信する。具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、確認テーブル1015の確認順序の項目を検索し、確認順序の項目に記憶された値が最も小さい最初の確認者となるユーザ(第2確認ユーザ)を特定する。本開示において第2確認ユーザは、一例として、第2ユーザとする。サーバ10の契約作成部1042は、第2ユーザのメールアドレスへ、第3ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。
第2ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むURL(Uniform ReSource Locator)の情報を含める。URLは、書類IDを直接含んでも良いし、書類IDに対し任意の暗号化を行った文字列、その他、不図示のテーブルを参照して書類IDを特定可能な文字列などの情報を含んでも良い。また、URLには第2ユーザを特定するための情報を含めても良い。例えば、第2ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLに第2ユーザを特定するための情報を含める必要がある。
第2ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むURL(Uniform ReSource Locator)の情報を含める。URLは、書類IDを直接含んでも良いし、書類IDに対し任意の暗号化を行った文字列、その他、不図示のテーブルを参照して書類IDを特定可能な文字列などの情報を含んでも良い。また、URLには第2ユーザを特定するための情報を含めても良い。例えば、第2ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLに第2ユーザを特定するための情報を含める必要がある。
第1ユーザは、第2ユーザに対してアクセスコードを設定した場合は、別途メールなどの手段によりアクセスコードを第2ユーザに対して伝える。これにより、第2ユーザへ通知されるメッセージが第三者に取得された場合においても、第三者はアクセスコードを入手しない限り契約書確認処理を実行することができない。
なお、メッセージを受信した第2ユーザは、第3ユーザと同様に契約書確認処理を実行する。同様に、サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザにより契約書確認処理が実行された場合には、第2ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージを第4ユーザへ送信する。メッセージを受信した第4ユーザは、第3ユーザと同様に契約書確認処理を実行する。このように、確認テーブル1015の確認順序の順番に、契約書確認処理が実行される。なお、契約書確認処理は、確認テーブル1015の確認順序の順番で必ずしも実行される必要はない。
サーバ10の契約確認部1043は、すべての確認者による契約書確認処理が実行されたことを判定する。具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、確認テーブル1015において、確認者のレコードの確認フラグにTrueの値が記憶されている場合に、すべての確認者による契約書確認処理が実行されたと判定する。
サーバ10の契約確認部1043は、すべての確認者による契約書確認処理が実行されると、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第1ユーザへ送信する。なお、同様に、サーバ10の契約確認部1043は、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第3ユーザへ送信しても良い。
サーバ10の契約確認部1043は、すべての確認者による契約書確認処理が実行されると、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第1ユーザへ送信する。なお、同様に、サーバ10の契約確認部1043は、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第3ユーザへ送信しても良い。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、第1ユーザのメールアドレスへ、第3ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。つまり、第1ユーザに対して、第3ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第1ユーザは、第3ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。
第1ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むエンドポイントであるURLの情報を含めても良い。
第1ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むエンドポイントであるURLの情報を含めても良い。
図18は、第1ユーザ端末20に通知されるメッセージを示す画面例である。第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示される、メッセージ画面80には、メッセージ81、契約情報を特定するための書類IDを含むURL82の情報が含まれる。
同様に、サーバ10の契約確認部1043は、不図示のチャットサービス等を用いて、第3ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージに、第1ユーザへのメンションを含めて送信しても良い。つまり、第1ユーザに対して、チャットサービスを介して、第3ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第1ユーザは、第3ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。
第1ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むエンドポイントであるURLの情報を含めても良い。
第1ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むエンドポイントであるURLの情報を含めても良い。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20のブラウザアプリケーションにより、受信したメッセージに含まれるURLにより指定されたウェブページを開くことができる。第1ユーザ端末20は、契約情報を参照し、照会するためのリクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、契約情報を参照し、照会するためのウェブページを生成し第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示された、ウェブページ画面から、契約情報に含まれる書類データをダウンロード等により取得することができる。
サーバ10の契約確認部1043は、複数のユーザが確認者として設定されている場合には、最後に契約書確認処理を実行したユーザ以外の確認者にかかるユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。これにより、確認者にかかるユーザも、すべての確認者により契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
また、サーバ10の契約確認部1043は、複数の確認者が所属するグループにおいて管理者に相当する権限を有するユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。
なお、メッセージは、メール、チャットサービス等を介して送信しても良い。
これにより、確認者にかかるユーザが所属するグループにおける管理者が、契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
また、サーバ10の契約確認部1043は、複数の確認者が所属するグループにおいて管理者に相当する権限を有するユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。
なお、メッセージは、メール、チャットサービス等を介して送信しても良い。
これにより、確認者にかかるユーザが所属するグループにおける管理者が、契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、ユーザIDまたはメールアドレスに基づきユーザテーブル1012の、ユーザIDまたはメールアドレスの項目を検索することにより、グループIDの項目を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得したグループIDの項目に基づき、グループテーブル1013のグループIDの項目を検索し、管理者IDの項目を取得し、管理者IDに基づき、管理者に相当する権限を有するユーザをユーザテーブル1012のユーザIDを検索することにより特定し、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信する。
<電子署名処理>
ステップS305に、電子署名処理を含めても良い。サーバ10の契約確認部1043は、ステップS305において第3ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に応じて、第1ユーザから受け付けた契約情報に、契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき、契約情報に対し、電子署名を付与し記憶する。サーバ10の契約確認部1043は、書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約情報を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、取得した契約情報に電子署名を付与し、書類テーブル1014の書類データの項目に記憶する。なお、サーバ10の契約確認部1043は、電子署名を付与した契約情報により書類データの項目を更新(上書き)しても良いし、電子署名付与前の契約情報を別途不図示の記憶装置に記憶しても構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、電子署名に、書類ID、第1ユーザのメールアドレス、第3ユーザのメールアドレス、承認日時、確認日時、承認日時の認証方法、確認日時の認証方法、入力項目ごとの入力データの値、第1ユーザ、第3ユーザの同意(承認)、タイムスタンプなどのいずれかの情報を含めても良い。
これにより、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報に第3ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する。契約情報に対する第三者によるなりすましや改ざんを防ぐことができる。
ステップS305に、電子署名処理を含めても良い。サーバ10の契約確認部1043は、ステップS305において第3ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に応じて、第1ユーザから受け付けた契約情報に、契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき、契約情報に対し、電子署名を付与し記憶する。サーバ10の契約確認部1043は、書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約情報を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、取得した契約情報に電子署名を付与し、書類テーブル1014の書類データの項目に記憶する。なお、サーバ10の契約確認部1043は、電子署名を付与した契約情報により書類データの項目を更新(上書き)しても良いし、電子署名付与前の契約情報を別途不図示の記憶装置に記憶しても構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、電子署名に、書類ID、第1ユーザのメールアドレス、第3ユーザのメールアドレス、承認日時、確認日時、承認日時の認証方法、確認日時の認証方法、入力項目ごとの入力データの値、第1ユーザ、第3ユーザの同意(承認)、タイムスタンプなどのいずれかの情報を含めても良い。
これにより、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報に第3ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する。契約情報に対する第三者によるなりすましや改ざんを防ぐことができる。
<コンピュータの基本ハードウェア構成>
図19は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、通信IF991(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらは通信バス921により相互に電気的に接続される。
図19は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、通信IF991(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらは通信バス921により相互に電気的に接続される。
プロセッサ901とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ901は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
主記憶装置902とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
補助記憶装置903とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
通信IF991とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
<コンピュータ90の基本機能構成>
コンピュータ90の基本ハードウェア構成(図19)により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
コンピュータ90の基本ハードウェア構成(図19)により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
制御部は、プロセッサ901が補助記憶装置903に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
記憶部は、主記憶装置902、補助記憶装置903により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ901は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902または補助記憶装置903に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
また、記憶部に、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶させることにより、本開示にかかる情報処理装置、情報処理システムが製造されたものとして捉えることができる。
また、記憶部に、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶させることにより、本開示にかかる情報処理装置、情報処理システムが製造されたものとして捉えることができる。
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブル、マスタと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、マスタ、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル、マスタ同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
なお、本開示におけるデータベース、マスタは、情報が構造的に規定された任意のデータ構造体(リスト、辞書、連想配列、オブジェクトなど)を含み得る。データ構造体には、データと、任意のプログラミング言語により記述された関数、クラス、メソッドなどを組み合わせることにより、データ構造体と見なし得るデータも含むものとする。
通信部は、通信IF991により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサと記憶部とを備えるコンピュータに、異なる組織間の電子的な契約手続きを実行させるための電子契約プログラムであって、第1組織と第2組織との契約手続きにおいて契約文書を承認可能な代理権を有するユーザを設定する決裁権者設定ステップ(S511)と、第1組織の第1ユーザから、契約に関する契約文書を受け付ける契約受付ステップ(S101)と、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書の契約の相手方の組織が、第1組織との契約手続きにおいて代理権を有するユーザが設定される第2組織である場合に、第2組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定される代理権を有する第4ユーザを特定する第4ユーザ識別情報を、契約文書を承認するユーザとして受け付ける第2決裁者受付ステップ(S102)と、を実行する、電子契約プログラム。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
プロセッサと記憶部とを備えるコンピュータに、異なる組織間の電子的な契約手続きを実行させるための電子契約プログラムであって、第1組織と第2組織との契約手続きにおいて契約文書を承認可能な代理権を有するユーザを設定する決裁権者設定ステップ(S511)と、第1組織の第1ユーザから、契約に関する契約文書を受け付ける契約受付ステップ(S101)と、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書の契約の相手方の組織が、第1組織との契約手続きにおいて代理権を有するユーザが設定される第2組織である場合に、第2組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定される代理権を有する第4ユーザを特定する第4ユーザ識別情報を、契約文書を承認するユーザとして受け付ける第2決裁者受付ステップ(S102)と、を実行する、電子契約プログラム。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記2)
プロセッサが、第1ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書を承認する第2組織を特定する第2組織特定情報を受け付ける確認者受付ステップ(S102)と、を実行し、第2決裁者受付ステップ(S102)は、確認者受付ステップにおいて受け付けた第2組織特定情報に基づき、第2組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定され契約文書を承認可能な代理権を有する第2組織の第4ユーザを特定する第4ユーザ識別情報を特定し受け付けるステップである、付記1記載の電子契約プログラム。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
プロセッサが、第1ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書を承認する第2組織を特定する第2組織特定情報を受け付ける確認者受付ステップ(S102)と、を実行し、第2決裁者受付ステップ(S102)は、確認者受付ステップにおいて受け付けた第2組織特定情報に基づき、第2組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定され契約文書を承認可能な代理権を有する第2組織の第4ユーザを特定する第4ユーザ識別情報を特定し受け付けるステップである、付記1記載の電子契約プログラム。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記3)
確認者受付ステップ(S102)は、第1ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書を承認する第2ユーザを特定する第2ユーザ識別情報を受け付けるステップと、第2ユーザ識別情報に基づき、第2組織特定情報を特定し受け付けるステップと、を含む、付記2記載の電子契約プログラム。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
確認者受付ステップ(S102)は、第1ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約文書を承認する第2ユーザを特定する第2ユーザ識別情報を受け付けるステップと、第2ユーザ識別情報に基づき、第2組織特定情報を特定し受け付けるステップと、を含む、付記2記載の電子契約プログラム。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記4)
確認者受付ステップ(S102)は、第2ユーザ識別情報として、第2ユーザの第2メールアドレスを受け付けるステップと、第2メールアドレスに基づき、第2組織特定情報であるドメインを特定し受け付けるステップと、を含み、第2決裁者受付ステップ(S102)は、ドメインに基づき、第4ユーザ識別情報を特定し受け付けるステップである、付記3記載の電子契約プログラム。
これにより、組織のドメインに関連付けられた代理権を有するユーザを契約締結の際の承認者に含めることができる。複雑な作業を要することなしに、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
確認者受付ステップ(S102)は、第2ユーザ識別情報として、第2ユーザの第2メールアドレスを受け付けるステップと、第2メールアドレスに基づき、第2組織特定情報であるドメインを特定し受け付けるステップと、を含み、第2決裁者受付ステップ(S102)は、ドメインに基づき、第4ユーザ識別情報を特定し受け付けるステップである、付記3記載の電子契約プログラム。
これにより、組織のドメインに関連付けられた代理権を有するユーザを契約締結の際の承認者に含めることができる。複雑な作業を要することなしに、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記5)
確認者受付ステップ(S102)は、第2組織特定情報に基づき、第2組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定され契約文書を承認可能な代理権を有する1または複数のユーザ候補を第1ユーザに提示するステップを含み、第2決裁者受付ステップ(S102)は、第1ユーザから、第1ユーザに対して提示された1または複数のユーザ候補に対する選択を受け付け、当該選択されたユーザ候補を第4ユーザ識別情報として特定し受け付けるステップである、付記2記載の電子契約プログラム。
これにより、第1ユーザは、自身が所属していない第2組織において代理権を有するユーザのユーザ候補の提示を受けることができる。第1ユーザは、提示を受けたユーザ候補から選択することにより、第2組織における代理権を有するユーザを契約締結の際の承認者に含めることができる。複雑な作業を要することなしに、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
確認者受付ステップ(S102)は、第2組織特定情報に基づき、第2組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定され契約文書を承認可能な代理権を有する1または複数のユーザ候補を第1ユーザに提示するステップを含み、第2決裁者受付ステップ(S102)は、第1ユーザから、第1ユーザに対して提示された1または複数のユーザ候補に対する選択を受け付け、当該選択されたユーザ候補を第4ユーザ識別情報として特定し受け付けるステップである、付記2記載の電子契約プログラム。
これにより、第1ユーザは、自身が所属していない第2組織において代理権を有するユーザのユーザ候補の提示を受けることができる。第1ユーザは、提示を受けたユーザ候補から選択することにより、第2組織における代理権を有するユーザを契約締結の際の承認者に含めることができる。複雑な作業を要することなしに、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記6)
プロセッサが、第1ユーザから、第1組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定され契約文書を承認可能な代理権を有する第1組織の第3ユーザを特定する第3ユーザ識別情報を受け付ける第1決裁者受付ステップ(S102)と、を実行する、付記2記載の電子契約プログラム。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
プロセッサが、第1ユーザから、第1組織に所属するユーザにより予め決裁権者設定ステップにより設定され契約文書を承認可能な代理権を有する第1組織の第3ユーザを特定する第3ユーザ識別情報を受け付ける第1決裁者受付ステップ(S102)と、を実行する、付記2記載の電子契約プログラム。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記7)
プロセッサが、第1組織に所属するユーザから、第1組織において契約文書を締結する代理権を有する第3ユーザ識別情報を受け付ける第1決裁者選択ステップ(S503)と、第3ユーザから、第1決裁者選択ステップにおいて受け付けた第3ユーザ識別情報を、第1組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として承認する指示を受け付ける第1決裁者承認ステップ(S505)と、第2組織に所属するユーザから、第2組織において契約文書を締結する代理権を有する第4ユーザ識別情報を受け付ける第2決裁者選択ステップ(S508)と、第4ユーザから、第2決裁者選択ステップにおいて受け付けた第4ユーザ識別情報を、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として承認する指示を受け付ける第2決裁者承認ステップ(S510)と、第3ユーザ識別情報を、第1組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として記憶するステップと、第4ユーザ識別情報を、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として記憶するステップと、を含む決裁者記憶ステップ(S511)と、を実行し、第1決裁者受付ステップ(S102)は、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第3ユーザ識別情報を受け付けるステップであり、第2決裁者受付ステップ(S102)は、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第4ユーザ識別情報を受け付けるステップである、付記6記載の電子契約プログラム。
これにより、契約文書の契約締結に先立ち、当該契約文書に対して代理権を有するユーザを相互に合意することができる。当該合意した代理権を有するユーザを契約承認者に含めることにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
プロセッサが、第1組織に所属するユーザから、第1組織において契約文書を締結する代理権を有する第3ユーザ識別情報を受け付ける第1決裁者選択ステップ(S503)と、第3ユーザから、第1決裁者選択ステップにおいて受け付けた第3ユーザ識別情報を、第1組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として承認する指示を受け付ける第1決裁者承認ステップ(S505)と、第2組織に所属するユーザから、第2組織において契約文書を締結する代理権を有する第4ユーザ識別情報を受け付ける第2決裁者選択ステップ(S508)と、第4ユーザから、第2決裁者選択ステップにおいて受け付けた第4ユーザ識別情報を、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として承認する指示を受け付ける第2決裁者承認ステップ(S510)と、第3ユーザ識別情報を、第1組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として記憶するステップと、第4ユーザ識別情報を、第2組織において契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として記憶するステップと、を含む決裁者記憶ステップ(S511)と、を実行し、第1決裁者受付ステップ(S102)は、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第3ユーザ識別情報を受け付けるステップであり、第2決裁者受付ステップ(S102)は、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第4ユーザ識別情報を受け付けるステップである、付記6記載の電子契約プログラム。
これにより、契約文書の契約締結に先立ち、当該契約文書に対して代理権を有するユーザを相互に合意することができる。当該合意した代理権を有するユーザを契約承認者に含めることにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記8)
決裁者記憶ステップ(S511)は、第1組織および第2組織の組み合わせごとに、第3ユーザ識別情報および第4ユーザ識別情報を記憶するステップであり、契約文書とは異なる第1組織および第2組織との間の契約文書の契約手続の際に、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第3ユーザ識別情報および第4ユーザ識別情報は、それぞれ、異なる契約文書に対する第1決裁者受付ステップおよび第2決裁者受付ステップにおける承認可能な代理権を有するユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能である、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、第1組織および第2組織間の契約締結において、一度、代理権を有するユーザを相互に合意すると、次回異なる契約締結の際に既に合意した代理権を有するユーザのユーザ情報を用いることにより、改めて決裁権者を設定する処理を省略することができる。
また、設定した決裁権者にかかるユーザのユーザ情報の参照範囲が、契約手続を行うユーザの組織の組み合わせごとであるため、他の組織との契約締結の際に、決裁権者にかかるユーザのユーザ情報が他の組織に対して開示されてしまうことを避けることができる。
決裁者記憶ステップ(S511)は、第1組織および第2組織の組み合わせごとに、第3ユーザ識別情報および第4ユーザ識別情報を記憶するステップであり、契約文書とは異なる第1組織および第2組織との間の契約文書の契約手続の際に、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第3ユーザ識別情報および第4ユーザ識別情報は、それぞれ、異なる契約文書に対する第1決裁者受付ステップおよび第2決裁者受付ステップにおける承認可能な代理権を有するユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能である、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、第1組織および第2組織間の契約締結において、一度、代理権を有するユーザを相互に合意すると、次回異なる契約締結の際に既に合意した代理権を有するユーザのユーザ情報を用いることにより、改めて決裁権者を設定する処理を省略することができる。
また、設定した決裁権者にかかるユーザのユーザ情報の参照範囲が、契約手続を行うユーザの組織の組み合わせごとであるため、他の組織との契約締結の際に、決裁権者にかかるユーザのユーザ情報が他の組織に対して開示されてしまうことを避けることができる。
(付記9)
第1決裁者受付ステップ(102)および第2決裁者受付ステップは、それぞれ、1または複数の決裁条件に応じて第3ユーザ識別情報および第4ユーザ識別情報を受け付けるステップである、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、決裁条件に応じて代理権を有するユーザを契約承認者に含めることができる。
第1決裁者受付ステップ(102)および第2決裁者受付ステップは、それぞれ、1または複数の決裁条件に応じて第3ユーザ識別情報および第4ユーザ識別情報を受け付けるステップである、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、決裁条件に応じて代理権を有するユーザを契約承認者に含めることができる。
(付記10)
決裁者記憶ステップ(S511)は、1の契約文書にかかる契約手続きごとに実行される、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、1の契約文書の契約締結に先立ち、当該契約文書に対して代理権を有するユーザを相互に合意する処理が必ず必要とされる。代理権を有するユーザのユーザ情報は、契約手続きごとに最新のユーザ情報が記憶される。例えば、過去に代理権を有しており、現在、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
決裁者記憶ステップ(S511)は、1の契約文書にかかる契約手続きごとに実行される、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、1の契約文書の契約締結に先立ち、当該契約文書に対して代理権を有するユーザを相互に合意する処理が必ず必要とされる。代理権を有するユーザのユーザ情報は、契約手続きごとに最新のユーザ情報が記憶される。例えば、過去に代理権を有しており、現在、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記11)
契約文書とは異なる第2組織との契約文書の契約手続の際に、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第4ユーザ識別情報は、異なる契約文書に対する第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能である、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、組織ごとに記憶された代理権を有するユーザのユーザ情報を、他の組織に属するユーザとの契約締結の際に利用することができる。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
契約文書とは異なる第2組織との契約文書の契約手続の際に、決裁者記憶ステップにおいて記憶された第4ユーザ識別情報は、異なる契約文書に対する第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能である、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、組織ごとに記憶された代理権を有するユーザのユーザ情報を、他の組織に属するユーザとの契約締結の際に利用することができる。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記12)
プロセッサが、第2組織に所属するユーザから、第2決裁者選択ステップにおいて受け付けた第4ユーザ識別情報の公開範囲を規定した公開範囲情報を受け付ける公開範囲受付ステップ(S509)と、を実行し、異なる契約文書の契約手続が、公開範囲受付ステップにおいて受け付けた公開範囲情報に含まれると判定された場合には、第4ユーザ識別情報は、異なる契約文書に対する第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能であり、異なる契約文書の契約手続が、公開範囲受付ステップにおいて受け付けた公開範囲情報に含まれると判定されない場合には、第4ユーザ識別情報は、異なる契約文書に対する第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能ではない、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、組織ごとに記憶された代理権を有するユーザのユーザ情報を、他の組織に属するユーザとの契約締結に利用する際に、代理権を有するユーザのユーザ情報の公開範囲を公開範囲情報により規定することができる。
例えば、公開したくない相手に対して、代理権を有するユーザのユーザ情報の提供を制限することができる。情報セキュリティを向上させることができる。
プロセッサが、第2組織に所属するユーザから、第2決裁者選択ステップにおいて受け付けた第4ユーザ識別情報の公開範囲を規定した公開範囲情報を受け付ける公開範囲受付ステップ(S509)と、を実行し、異なる契約文書の契約手続が、公開範囲受付ステップにおいて受け付けた公開範囲情報に含まれると判定された場合には、第4ユーザ識別情報は、異なる契約文書に対する第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能であり、異なる契約文書の契約手続が、公開範囲受付ステップにおいて受け付けた公開範囲情報に含まれると判定されない場合には、第4ユーザ識別情報は、異なる契約文書に対する第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能ではない、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、組織ごとに記憶された代理権を有するユーザのユーザ情報を、他の組織に属するユーザとの契約締結に利用する際に、代理権を有するユーザのユーザ情報の公開範囲を公開範囲情報により規定することができる。
例えば、公開したくない相手に対して、代理権を有するユーザのユーザ情報の提供を制限することができる。情報セキュリティを向上させることができる。
(付記13)
プロセッサが、決裁者記憶ステップにおいて第3ユーザ識別情報または第4ユーザ識別情報が記憶されてから所定時間経過後に、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを確認するための通知を行う代理権通知ステップと、を実行する、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、所定時間経過後に人事異動等により代理権を有するユーザに変動があった場合も、ユーザ情報の変更をユーザに対して促すことができる。
これにより、最新の情報に基づき、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
プロセッサが、決裁者記憶ステップにおいて第3ユーザ識別情報または第4ユーザ識別情報が記憶されてから所定時間経過後に、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを確認するための通知を行う代理権通知ステップと、を実行する、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、所定時間経過後に人事異動等により代理権を有するユーザに変動があった場合も、ユーザ情報の変更をユーザに対して促すことができる。
これにより、最新の情報に基づき、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記14)
プロセッサが、決裁者記憶ステップにおいて第3ユーザ識別情報または第4ユーザ識別情報に基づき、外部データベースを参照することにより、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを判定し、当該判定結果を通知する判定通知ステップと、を実行する、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、例えば組織等において、社内の代理権等の職務権限規定が定義された社内データベース(外部データベース)を参照して、代理権を有するユーザに変動があった場合も、ユーザ情報の変更をユーザに対して促すことができる。
これにより、最新の情報に基づき、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
プロセッサが、決裁者記憶ステップにおいて第3ユーザ識別情報または第4ユーザ識別情報に基づき、外部データベースを参照することにより、第3ユーザまたは第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを判定し、当該判定結果を通知する判定通知ステップと、を実行する、付記7記載の電子契約プログラム。
これにより、例えば組織等において、社内の代理権等の職務権限規定が定義された社内データベース(外部データベース)を参照して、代理権を有するユーザに変動があった場合も、ユーザ情報の変更をユーザに対して促すことができる。
これにより、最新の情報に基づき、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記15)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサが、付記1から14のいずれか記載の電子契約プログラムを実行する、情報処理装置。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサが、付記1から14のいずれか記載の電子契約プログラムを実行する、情報処理装置。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記16)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムの製造方法であって、プロセッサが、付記1から14のいずれか記載の電子契約プログラムを実行する、情報処理システムの製造方法。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムの製造方法であって、プロセッサが、付記1から14のいずれか記載の電子契約プログラムを実行する、情報処理システムの製造方法。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
(付記17)
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、コンピュータが、付記1から14のいずれか記載の電子契約プログラムを実行する、情報処理方法。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、コンピュータが、付記1から14のいずれか記載の電子契約プログラムを実行する、情報処理方法。
これにより、契約締結の代理権を有さない従業者等による契約締結(無権代理)を避けることができる。
1 システム、10 サーバ、101 記憶部、104 制御部、106 入力装置、108 出力装置、20 第1ユーザ端末、201 記憶部、204 制御部、206 入力装置、208 出力装置、30 第2ユーザ端末、301 記憶部、304 制御部、306 入力装置、308 出力装置
Claims (17)
- プロセッサと記憶部とを備えるコンピュータに、異なる組織間の電子的な契約手続きを実行させるための電子契約プログラムであって、
第1組織と第2組織との契約手続きにおいて契約文書を承認可能な代理権を有するユーザを設定する決裁権者設定ステップと、
前記第1組織の第1ユーザから、契約に関する契約文書を受け付ける契約受付ステップと、
前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約文書の契約の相手方の組織が、前記第1組織との契約手続きにおいて前記代理権を有するユーザが設定される前記第2組織である場合に、前記第2組織に所属するユーザにより予め前記決裁権者設定ステップにより設定される前記代理権を有する第4ユーザを特定する第4ユーザ識別情報を、前記契約文書を承認するユーザとして受け付ける第2決裁者受付ステップと、
を実行する、
電子契約プログラム。 - 前記プロセッサが、
前記第1ユーザから、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約文書を承認する前記第2組織を特定する第2組織特定情報を受け付ける確認者受付ステップと、
を実行し、
前記第2決裁者受付ステップは、前記確認者受付ステップにおいて受け付けた前記第2組織特定情報に基づき、前記第2組織に所属するユーザにより予め前記決裁権者設定ステップにより設定され前記契約文書を承認可能な代理権を有する前記第2組織の前記第4ユーザを特定する前記第4ユーザ識別情報を特定し受け付けるステップである、
請求項1記載の電子契約プログラム。 - 前記確認者受付ステップは、
前記第1ユーザから、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約文書を承認する第2ユーザを特定する第2ユーザ識別情報を受け付けるステップと、
前記第2ユーザ識別情報に基づき、前記第2組織特定情報を特定し受け付けるステップと、
を含む、
請求項2記載の電子契約プログラム。 - 前記確認者受付ステップは、
前記第2ユーザ識別情報として、前記第2ユーザの第2メールアドレスを受け付けるステップと、
前記第2メールアドレスに基づき、前記第2組織特定情報であるドメインを特定し受け付けるステップと、
を含み、
前記第2決裁者受付ステップは、前記ドメインに基づき、前記第4ユーザ識別情報を特定し受け付けるステップである、
請求項3記載の電子契約プログラム。 - 前記確認者受付ステップは、前記第2組織特定情報に基づき、前記第2組織に所属するユーザにより予め前記決裁権者設定ステップにより設定され前記契約文書を承認可能な代理権を有する1または複数のユーザ候補を前記第1ユーザに提示するステップを含み、
前記第2決裁者受付ステップは、前記第1ユーザから、前記第1ユーザに対して提示された前記1または複数のユーザ候補に対する選択を受け付け、当該選択されたユーザ候補を前記第4ユーザ識別情報として特定し受け付けるステップである、
請求項2記載の電子契約プログラム。 - 前記プロセッサが、
前記第1ユーザから、前記第1組織に所属するユーザにより予め前記決裁権者設定ステップにより設定され前記契約文書を承認可能な代理権を有する前記第1組織の第3ユーザを特定する第3ユーザ識別情報を受け付ける第1決裁者受付ステップと、
を実行する、
請求項2記載の電子契約プログラム。 - 前記プロセッサが、
前記第1組織に所属するユーザから、前記第1組織において前記契約文書を締結する代理権を有する前記第3ユーザ識別情報を受け付ける第1決裁者選択ステップと、
前記第3ユーザから、前記第1決裁者選択ステップにおいて受け付けた前記第3ユーザ識別情報を、前記第1組織において前記契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として承認する指示を受け付ける第1決裁者承認ステップと、
前記第2組織に所属するユーザから、前記第2組織において前記契約文書を締結する代理権を有する前記第4ユーザ識別情報を受け付ける第2決裁者選択ステップと、
前記第4ユーザから、前記第2決裁者選択ステップにおいて受け付けた前記第4ユーザ識別情報を、前記第2組織において前記契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として承認する指示を受け付ける第2決裁者承認ステップと、
前記第3ユーザ識別情報を、前記第1組織において前記契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として記憶するステップと、
前記第4ユーザ識別情報を、前記第2組織において前記契約文書を締結する代理権を有するユーザのユーザ識別情報として記憶するステップと、
を含む決裁者記憶ステップと、
を実行し、
前記第1決裁者受付ステップは、前記決裁者記憶ステップにおいて記憶された前記第3ユーザ識別情報を受け付けるステップであり、
前記第2決裁者受付ステップは、前記決裁者記憶ステップにおいて記憶された前記第4ユーザ識別情報を受け付けるステップである、
請求項6記載の電子契約プログラム。 - 前記決裁者記憶ステップは、前記第1組織および前記第2組織の組み合わせごとに、前記第3ユーザ識別情報および前記第4ユーザ識別情報を記憶するステップであり、
前記契約文書とは異なる前記第1組織および前記第2組織との間の契約文書の契約手続の際に、前記決裁者記憶ステップにおいて記憶された前記第3ユーザ識別情報および前記第4ユーザ識別情報は、それぞれ、前記異なる契約文書に対する前記第1決裁者受付ステップおよび前記第2決裁者受付ステップにおける承認可能な代理権を有するユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能である、
請求項7記載の電子契約プログラム。 - 前記第1決裁者受付ステップおよび前記第2決裁者受付ステップは、それぞれ、1または複数の決裁条件に応じて前記第3ユーザ識別情報および前記第4ユーザ識別情報を受け付けるステップである、
請求項7記載の電子契約プログラム。 - 前記決裁者記憶ステップは、1の契約文書にかかる契約手続きごとに実行される、
請求項7記載の電子契約プログラム。 - 前記契約文書とは異なる前記第2組織との契約文書の契約手続の際に、前記決裁者記憶ステップにおいて記憶された前記第4ユーザ識別情報は、前記異なる契約文書に対する前記第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能である、
請求項7記載の電子契約プログラム。 - 前記プロセッサが、
前記第2組織に所属するユーザから、前記第2決裁者選択ステップにおいて受け付けた前記第4ユーザ識別情報の公開範囲を規定した公開範囲情報を受け付ける公開範囲受付ステップと、
を実行し、
前記異なる契約文書の契約手続が、前記公開範囲受付ステップにおいて受け付けた前記公開範囲情報に含まれると判定された場合には、前記第4ユーザ識別情報は、前記異なる契約文書に対する前記第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能であり、
前記異なる契約文書の契約手続が、前記公開範囲受付ステップにおいて受け付けた前記公開範囲情報に含まれると判定されない場合には、前記第4ユーザ識別情報は、前記異なる契約文書に対する前記第2決裁者受付ステップにおける承認可能なユーザを特定するユーザ識別情報として受付可能ではない、
請求項7記載の電子契約プログラム。 - 前記プロセッサが、
前記決裁者記憶ステップにおいて前記第3ユーザ識別情報または前記第4ユーザ識別情報が記憶されてから所定時間経過後に、前記第3ユーザまたは前記第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを確認するための通知を行う代理権通知ステップと、
を実行する、
請求項7記載の電子契約プログラム。 - 前記プロセッサが、
前記決裁者記憶ステップにおいて前記第3ユーザ識別情報または前記第4ユーザ識別情報に基づき、外部データベースを参照することにより、前記第3ユーザまたは前記第4ユーザが代理権を有しているユーザであるか否かを判定し、当該判定結果を通知する判定通知ステップと、
を実行する、
請求項7記載の電子契約プログラム。 - プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、
前記プロセッサが、請求項1から14のいずれか記載の電子契約プログラムを実行する、
情報処理装置。 - プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムの製造方法であって、
前記プロセッサが、請求項1から14のいずれか記載の電子契約プログラムを実行する、
情報処理システムの製造方法。 - プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記コンピュータが、請求項1から14のいずれか記載の電子契約プログラムを実行する、
情報処理方法。
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