JP2023109196A - プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子契約システムにおいては、電子契約に関する情報(契約情報)を送信者から受信したユーザが他の業務で多忙であったり、出張、休暇などで不在時に契約締結を行うことができない課題があった。【解決手段】第1ユーザから、契約締結の対象となる契約情報を受け付ける契約受付ステップと、第2ユーザから、1または複数の委任条件を受け付ける条件受付ステップと、条件受付ステップにおいて受け付けた委任条件に基づき、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する承認者特定ステップと、承認者特定ステップにおいて特定した1または複数の第3ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の契約締結を承認する指示を受け付ける承認ステップと、承認者特定ステップにおいて特定された1または複数の第3ユーザに対して第2ユーザが保有する承認権限を付与する権限付与ステップと、を実行させる。【選択図】 図21

Description

本開示は、プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法に関する。
コンピュータ技術の発達および普及に伴い、これまでは紙媒体が利用されていた書類が電子化されつつある。例えば、当事者の署名および押印が必要となる契約書といった書類も、電子データで管理することが考えられている。
特許文献1には、社内においてユーザグループ単位でデータ保存先を制限できるデータ保存先制限装置が開示されている。
特許文献2には、作成者端末、確認社端末および契約書管理サーバからなるデジタル契約に関する情報処理システムが開示されている。
特開2021-51345号 特開2017-10096号
電子契約システムにおいては、電子契約に関する情報(契約情報)を送信者から受信したユーザが他の業務で多忙であったり、出張、休暇などで不在時に契約締結を行うことができない課題があった。
また、そのような場合には、送信者に依頼して他のユーザ(代理ユーザ)に対して契約情報を送信してもらい契約締結を行うことがあったが、この場合には、代理ユーザが代わりに契約締結を行ったことがシステムに記憶されないという課題があった。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、電子的な契約手続きを実行させる電子契約システムにおいて、契約情報を受信したユーザが他のユーザに対して承認権限を委任することにより契約締結手続きに伴うユーザの業務負担を低減する技術を提供することである。
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、第1ユーザから、契約締結の対象となる契約情報を受け付ける契約受付ステップと、第2ユーザから、1または複数の委任条件を受け付ける条件受付ステップと、条件受付ステップにおいて受け付けた委任条件に基づき、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する承認者特定ステップと、承認者特定ステップにおいて特定した1または複数の第3ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の契約締結を承認する指示を受け付ける承認ステップと、承認者特定ステップにおいて特定された1または複数の第3ユーザに対して第2ユーザが保有する承認権限を付与する権限付与ステップと、を実行させるプログラム。
本開示によれば、第2ユーザが多忙により契約締結手続きを処理することが困難な場合において、他の第3ユーザに対して承認権限を委任することにより契約締結手続きに伴う第2ユーザの業務負担を低減することができる。
情報処理システム1の全体の構成を示す図である。 サーバ10の機能構成を示すブロック図である。 第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。 第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。 第3ユーザ端末40の機能構成を示すブロック図である。 ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。 グループテーブル1013のデータ構造を示す図である。 書類テーブル1014のデータ構造を示す図である。 確認テーブル1015のデータ構造を示す図である。 入力項目テーブル1016のデータ構造を示す図である。 委任条件テーブル1017のデータ構造を示す図である。 契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。 契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。 権限付与処理(第二実施例)の動作を示すフローチャートである。 契約書作成処理の動作を示す画面例である。 第2ユーザ端末30に通知されるメッセージを示す画面例である。 契約書確認処理の動作を示す第1画面の画面例である。 契約書確認処理の動作を示す第2画面(第一実施例)の画面例である。 契約書確認処理の動作を示す第2画面(第二実施例)の画面例である。 契約書確認処理の動作を示す第3画面の画面例である。 権限付与処理(第二実施例)の動作を示す画面の画面例である。 コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
<システム1の構成>
本開示におけるシステム1は、複数のユーザ間において電子的な契約締結サービスを実現するための情報処理システムである。
システム1は、ネットワークNを介して接続された、サーバ10、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30、第3ユーザ端末40の情報処理装置を備える。
図1は、情報処理システム1の全体の構成を示す図である。
図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図3は、第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。
図4は、第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。
図5は、第3ユーザ端末40の機能構成を示すブロック図である。
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。サーバ10、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30、第3ユーザ端末40のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
<サーバ10の構成>
サーバ10は、複数のユーザ間において電子的な契約締結サービスを提供する情報処理装置である。
サーバ10は、記憶部101、制御部104を備える。
<サーバ10の記憶部101の構成>
サーバ10の記憶部101は、アプリケーションプログラム1011、ユーザテーブル1012、グループテーブル1013、書類テーブル1014、確認テーブル1015、入力項目テーブル1016、委任条件テーブル1017を備える。
アプリケーションプログラム1011は、サーバ10の制御部104を各機能ユニットとして機能させるためのプログラムである。
ユーザテーブル1012は、サービスを利用する会員ユーザ(以下、ユーザ)の情報を記憶し管理するテーブルである。ユーザは、サービスの利用登録を行うことで、当該ユーザの情報がユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶される。
これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。なお、本開示においてサービスを利用するユーザは、必ずしもユーザテーブル1012に登録されている必要はない。
ユーザテーブル1012は、ユーザIDを主キーとして、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、グループID、承認権限のカラムを有するテーブルである。
図6は、ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。
ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザ識別情報は、ユーザごとにユニークな値が設定されている項目である。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
メールアドレスは、ユーザのメールアドレスを記憶する項目である。
グループIDは、ユーザが所属するグループのグループ識別情報を記憶する項目である。ユーザは、複数のグループに所属するものとしても構わない。
承認権限は、ユーザの承認締結に関する権限情報を記憶する項目である。契約締結を承認する権限(承認権限)を有するユーザには、Trueなど契約締結を承認する権限を有する情報が記憶される。一方、契約締結を承認する権限を有さないユーザには、False、ブランク、ヌル値など契約締結を承認する権限を有さない情報が記憶される。
契約情報に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザAは、特定の契約情報Aに対して承認権限を有するが、特定の契約情報Bに対して承認権限を有さない構成としても良い。
秘密保持契約、共同研究契約、請負契約などの契約情報の種別(契約情報種別)に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザAは、秘密保持契約に対して承認権限を有するが、請負契約に対しては承認権限を有さない構成としても良い。
その他、ユーザの所属部署、役所などに応じて複数段階(レベル、ランク)の権限情報を記憶する構成としても良い。例えば、派遣社員などはC、一般社員はB、管理職はA、役員はSという情報を承認権限の項目に記憶し、契約情報の契約種別情報、契約金額などに応じて、所定のランク以上(例えば、秘密保持契約はA以上など)の承認権限を有するユーザのみ契約締結を承認することができる構成としても良い。
グループテーブル1013は、ユーザが所属するグループに関する情報(グループ情報)を記憶し、管理するテーブルである。グループは、法人、会社、サークル、団体、会社内の部署など、ユーザが所属する任意のグループを定義することができる。
グループテーブル1013は、グループIDを主キーとして、グループID、グループ名、管理者IDのカラムを有するテーブルである。
図7は、グループテーブル1013のデータ構造を示す図である。
グループIDは、グループを識別するためのグループ識別情報を記憶する項目である。グループ識別情報は、グループごとにユニークな値が設定されている項目である。
グループ名は、グループの名称を記憶する項目である。グループ名は、任意の文字列を設定することができる。
管理者IDは、グループにおいて管理者権限を有するユーザのユーザ識別情報を記憶する項目である。管理者権限を有するユーザは、組織などのグループにおいて所定以上の地位や権限などを有するユーザを任意に定めて設定することができる。
書類テーブル1014は、作成者と受信者との間で取り交わされる電子契約に関する情報(契約情報)を記憶し、管理するためのテーブルである。
書類テーブル1014は、書類IDを主キーとして、書類ID、書類データ、作成者IDのカラムを有するテーブルである。
図8は、書類テーブル1014のデータ構造を示す図である。
書類IDは、契約情報を識別するための書類識別情報を記憶する項目である。書類識別情報は、契約情報ごとにユニークな値が設定されている項目である。
書類データは、契約情報(バイナリまたはテキストデータ)を記憶する項目である。
作成者ID、契約情報の作成者であるユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
確認テーブル1015は、契約情報の確認者となるユーザのメールアドレスを含む情報(確認者情報)を記憶し、管理するテーブルである。
確認テーブル1015は、書類ID、確認順序、指定者データ、確認者メールアドレス、確認フラグ、言語データ、アクセスコード、日時のカラムを有するテーブルである。
図9は、確認テーブル1015のデータ構造を示す図である。
書類IDは、確認者により確認対象となる契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
確認順序は、確認者により契約情報が確認される際の確認順序に関する情報を記憶する項目である。作成者により記憶された契約情報は、確認順序の順番に確認者に回覧され、確認が行われる。
指定者データは、契約情報の確認者を指定したユーザを特定する情報を記憶する項目である。具体的に、指定者データは、メールアドレスまたはユーザ識別情報などの、ユーザを特定する情報を含む。
確認者メールアドレスは、契約情報の確認者のメールアドレスを記憶する項目である。確認者のメールアドレスは、本開示にかかるサービスの利用にあたり予めユーザ登録を行う必要はない。つまり、確認者メールアドレスは、ユーザテーブル1012に含まれている必要はない。
確認フラグは、確認者による契約情報の確認手続きの完了有無を識別するための確認識別情報を記憶する項目である。確認者により契約情報の確認が完了すると、確認フラグの項目にTrueの値などの確認が完了したことを示す情報が記憶される。
言語データは、確認者の言語に関する情報(言語情報)を記憶する項目である。
アクセスコードは、確認者に対して設定されたアクセスコードを記憶する項目である。
日時は、確認者による契約情報の確認手続きが行われた日時を記憶する項目である。具体的には、確認識別情報が確認フラグの項目に記憶された日時が記憶される。
入力項目テーブル1016は、電子契約情報に関連付けられた入力項目に関する情報(入力項目情報)を記憶し、管理するテーブルである。
入力項目テーブル1016は、入力項目ID、書類ID、入力者ID、入力データ、入力規則、日時のカラムを有するテーブルである。
図10は、入力項目テーブル1016のデータ構造を示す図である。
入力項目IDは、入力項目を識別するための入力項目識別情報を記憶する項目である。
書類IDは、入力項目が関連付けられる電子契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
入力者IDは、入力項目に対して入力データを入力した入力者のユーザ識別情報またはメールアドレスを記憶する項目である。具体的に、入力者IDには、作成者ID、作成者IDにより特定されるユーザのメールアドレス、確認者メールアドレスなどが記憶される。
入力データは、入力者により入力項目に入力された入力データを記憶する項目である。
入力規則は、入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶する項目である。入力規則としては、日付(date)、日時(datetime)、文字列(text)、数値(integer)などのデータ型のほか、文字列であれば文字数、文字列の正規表現など任意の入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶することができる。
日時は、入力者により入力項目に入力データが入力された日時を記憶する項目である。
委任条件テーブル1017は、委任条件に関する情報(委任条件情報)を記憶し、管理するテーブルである。
委任条件テーブル1017は、ユーザID、委任条件、委任ユーザID、委任期間のカラムを有するテーブルである。
図11は、委任条件テーブル1017のデータ構造を示す図である。
ユーザIDは、自身の承認権限を付与する(権限移譲する)ユーザのユーザ識別情報を記憶する項目である。
委任条件は、委任ユーザIDで特定されるユーザへ承認権限を付与する条件を記憶する項目である。
例えば、委任条件は、所定の契約情報の書類IDを記憶することができる。つまり、契約情報を特定して、特定の委任ユーザIDを有するユーザに承認権限を付与することができる。
例えば、委任条件は、所定の契約種別情報を記憶することができる。つまり、特定の契約種別情報を有する契約情報を特定して、特定の委任ユーザIDを有するユーザに承認権限を付与することができる。
例えば、委任条件は、契約金額の情報(契約金額情報)を記憶することができる。つまり、契約金額が所定金額以下、または、所定金額以上の契約情報を特定して、特定の委任ユーザIDを有するユーザに承認権限を付与することができる。
例えば、委任条件は、作成者の情報(作成者情報)を記憶することができる。つまり、作成者(送信者)にかかるユーザが所定のユーザ、所定のグループに所属しているユーザなどの、作成者情報を特定して、特定の委任ユーザIDを有するユーザに承認権限を付与することができる。作成者の所属先企業、組織などに応じて、所定のユーザに承認権限を委任することができる。
委任条件は、契約種別情報、契約金額情報、作成者情報などに対する条件の組み合わせを含んでも良い。
委任条件を記憶しない(ヌル値、ブランク)としても良い。その場合、すべての契約情報に対する承認権限を委任ユーザIDで特定されるユーザへ付与することができる。例えば、ユーザIDで特定されるユーザが休暇、出張などで不在の場合などにおいてすべての承認権限を特定のユーザに対して付与したい場合には、委任期間に不在期間を設定することにより、委任期間中に限りすべての承認権限を特定のユーザに対して付与しても良い。
委任ユーザIDは、承認権限が付与されるユーザのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザ識別情報に代えて、委任ユーザのメールアドレスを記憶する構成としても良い。
委任期間は、委任権限の有効期限の情報を記憶する項目である。具体的には、委任権限の有効期限を規定する開始日時と終了日時が記憶される。ユーザに対して付与された委任権限は委任期間中のみ有効で、委任期間を経過すると委任権限は無効または消去される。
なお、ユーザは委任期間を設定しなくても良い。この場合、任意の日時を対象として委任条件の判定がなされ該当する委任ユーザIDに対して承認権限が付与される。
<サーバ10の制御部104の構成>
サーバ10の制御部104は、ユーザ登録制御部1041、契約作成部1042、契約確認部1043、権限付与部1044を備える。制御部104は、記憶部101に記憶されたアプリケーションプログラム1011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
ユーザ登録制御部1041は、本開示に係るサービスの利用を希望するユーザの情報をユーザテーブル1012に記憶する処理を行う。
ユーザテーブル1012に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ10へ送信する。ユーザ登録制御部1041は、受信した情報をユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル1012に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部1041によるユーザ情報のユーザテーブル1012への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザIDは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部1041が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
契約作成部1042は、契約書作成処理を実行する。詳細は後述する。
契約確認部1043は、契約書確認処理を実行する。詳細は後述する。
権限付与部1044は、権限付与処理を実行する。詳細は後述する。
<第1ユーザ端末20の構成>
第1ユーザ端末20は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第1ユーザ端末20は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第1ユーザ端末20は、記憶部201、制御部204、入力装置206、出力装置208を備える。
<第1ユーザ端末20の記憶部201の構成>
第1ユーザ端末20の記憶部201は、第1ユーザID2011、アプリケーションプログラム2012を備える。
第1ユーザID2011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、第1ユーザ端末20から第1ユーザID2011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、第1ユーザID2011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第1ユーザID2011には、第1ユーザ端末20を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
アプリケーションプログラム2012は、記憶部201に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム2012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム2012は、第1ユーザ端末20に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
<第1ユーザ端末20の制御部204の構成>
第1ユーザ端末20の制御部204は、入力制御部2041、出力制御部2042を備える。制御部204は、記憶部201に記憶された第1ユーザID2011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
<第1ユーザ端末20の入力装置206の構成>
第1ユーザ端末20の入力装置206は、カメラ2061、マイク2062、位置情報センサ2063、モーションセンサ2064、タッチデバイス2065を備える。
<第1ユーザ端末20の出力装置208の構成>
第1ユーザ端末20の出力装置208は、ディスプレイ2081、スピーカ2082を備える。
<第2ユーザ端末30の構成>
第2ユーザ端末30は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第2ユーザ端末30は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第2ユーザ端末30は、記憶部301、制御部304、入力装置306、出力装置308を備える。
<第2ユーザ端末30の記憶部301の構成>
第2ユーザ端末30の記憶部301は、第2ユーザID3011、アプリケーションプログラム3012を備える。
第2ユーザID3011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、第2ユーザ端末30から第2ユーザID3011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、第2ユーザID3011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第2ユーザID3011には、第2ユーザ端末30を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
アプリケーションプログラム3012は、記憶部301に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム3012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム3012は、第2ユーザ端末30に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
<第2ユーザ端末30の制御部304の構成>
第2ユーザ端末30の制御部304は、入力制御部3041、出力制御部3042を備える。制御部304は、記憶部301に記憶された第2ユーザID3011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
<第2ユーザ端末30の入力装置306の構成>
第2ユーザ端末30の入力装置306は、カメラ3061、マイク3062、位置情報センサ3063、モーションセンサ3064、キーボード3065を備える。
<第2ユーザ端末30の出力装置308の構成>
第2ユーザ端末30の出力装置308は、ディスプレイ3081、スピーカ3082を備える。
<第3ユーザ端末40の構成>
第3ユーザ端末40は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第3ユーザ端末40は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第3ユーザ端末40は、記憶部401、制御部404、入力装置406、出力装置408を備える。
<第3ユーザ端末40の記憶部401の構成>
第3ユーザ端末40の記憶部401は、第3ユーザID4011、アプリケーションプログラム4012を備える。
第3ユーザID4011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、第3ユーザ端末40から第3ユーザID4011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、第3ユーザID4011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第3ユーザID4011には、第3ユーザ端末40を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
アプリケーションプログラム4012は、記憶部401に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム4012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム4012は、第3ユーザ端末40に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
<第3ユーザ端末40の制御部404の構成>
第3ユーザ端末40の制御部404は、入力制御部4041、出力制御部4042を備える。制御部404は、記憶部401に記憶された第3ユーザID4011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
<第3ユーザ端末40の入力装置406の構成>
第3ユーザ端末40の入力装置406は、カメラ4061、マイク4062、位置情報センサ4063、モーションセンサ4064、キーボード4065を備える。
<第3ユーザ端末40の出力装置408の構成>
第3ユーザ端末40の出力装置408は、ディスプレイ4081、スピーカ4082を備える。
<情報処理システム1の動作>
以下、情報処理システム1の各処理について説明する。
図12は、契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。
図13は、契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。
図14は、権限付与処理(第二実施例)の動作を示すフローチャートである。
図15は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。
図16は、第2ユーザ端末30に通知されるメッセージを示す画面例である。
図17は、契約書確認処理の動作を示す第1画面の画面例である。
図18は、契約書確認処理の動作を示す第2画面(第一実施例)の画面例である。
図19は、契約書確認処理の動作を示す第2画面(第二実施例)の画面例である。
図20は、契約書確認処理の動作を示す第3画面の画面例である。
図21は、権限付与処理(第二実施例)の動作を示す画面の画面例である。
<契約書作成処理>
契約書作成処理は、作成者が契約情報を作成し、確認者に対して送信する処理である。本開示において、第1ユーザが契約情報の作成者の立場のユーザであり、第2ユーザ、第3ユーザが契約情報の確認者の立場のユーザであるとする。なお、契約情報の作成にあたって、複数のユーザを確認者として設定することが可能である。
本開示において、第1ユーザは、第2ユーザとは異なる組織、会社などのグループに属するユーザであり、第2ユーザおよび第3ユーザは、同じ組織、会社などのグループに属するユーザである。
図12は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示される、契約情報を作成するための画面50には、現在の契約情報の作成状況を示すステータス510、入力項目を指定するためのボタン521、522、523、契約情報表示エリア530、書類データ531、入力項目532、533、534、送信ボタン540が表示される。
<契約書作成処理の概要>
契約書作成処理は、作成者が契約情報を作成し、契約情報の宛先となる確認者を設定し、契約情報に対する入力項目を設定し、入力項目に対する入力規則を設定し、作成者から入力項目に対する入力データを受け付け、委任条件を判定し、設定した確認者または委任先に対して契約情報を送付する一連の処理である。
<契約書作成処理の詳細>
ステップS101において、サーバ10の契約作成部1042は、作成者から確認者との間で契約締結の対象となる契約情報を受け付ける。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、契約書に関する書類データを含む契約情報を作成する。書類データは、PDF(Portable Document Format)、Word、XML(ExtenSible Markup Language)などの任意のデータ形式の書類データを契約情報に含めることができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、作成した書類データ、第1ユーザID2011をサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信した第1ユーザID2011、書類データを受け付け、それぞれ、書類テーブル1014の新たなレコードの作成者ID、書類データの項目に記憶する。これにより、サーバ10の契約作成部1042は、新たな契約情報を書類テーブル1014に記憶する。
契約情報を作成するための画面50には、書類テーブル1014に記憶された書類データ531が表示される。
ステップS102において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、契約情報の確認者(受信者)となるユーザを選択し特定する。本開示において、第1ユーザは、受信者として第2ユーザを選択し特定するものとする。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、確認者となる第2ユーザのメールアドレスを入力し、サーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信したメールアドレス、ステップS101において作成し、記憶した契約情報の書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と第2ユーザのメールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第1ユーザは、第2ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第2ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。
このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には1の値を記憶する。ステップS102において、第1ユーザは、複数の確認者となるユーザを選択し設定できるものとしても良い。この場合、選択順序に応じて、確認者となるユーザの確認順序の項目の値が1つずつインクリメントされ記憶される。これにより、後述する契約書確認処理における確認者の回覧順序が設定される。なお、回覧順序の設定は必須ではない。
第1ユーザは、確認者となる第2ユーザを指定する際に、第2ユーザの承認権限の有無を指定することができる構成としても良い。具体的に、第1ユーザは、予め第2ユーザが契約手続きにおける窓口担当者であり、第2ユーザが契約締結先の組織における承認権限を有さないことを知っている場合には、ステップS101において受け付けた契約情報に対して、承認権限を有さないユーザとして第2ユーザを指定し記憶する。これにより、手続き対象の契約情報について、第2ユーザを確認者として指定することができるものの、第2ユーザによる契約締結の承認を避けることができる。
ステップS103において、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、契約情報に対する入力項目を設定する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、ステップS101において作成し、記憶した契約情報に対して複数の入力項目を設定する。入力項目は、印鑑データを押印する押印欄、署名データなどのテキストデータを入力する入力欄、チェック項目を選択できるチェックボックス欄、日付を入力する日付欄など任意の入力項目を設定することができる。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作し、入力項目を追加するリクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、リクエストを受信すると、契約情報の書類IDを、入力項目テーブル1016の新たなレコードの書類IDに記憶する。これにより、新たに追加された入力項目情報が、契約情報と関連付けられ記憶される。なお、第1ユーザは、複数の入力項目情報を、契約情報と関連づけ記憶することができる。
ステップS104において、第1ユーザは、追加するそれぞれの入力項目に対して入力規則を設定する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作することにより、ステップS103において設定した入力項目情報ごとの入力規則を指定し、サーバ10へ送信する。サーバ10の契約作成部1042は、受信した入力規則を、入力項目テーブル1016のそれぞれの入力項目情報のレコードの入力規則の項目に記憶する。これにより、入力項目ごとの入力規則を設定することができる。
ステップS105において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザが入力した複数の入力項目に対する入力データを受け付ける。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206などを操作することにより、ステップS104において設定した入力項目ごとに入力データを入力する。例えば、第1ユーザは、管理番号が設定された入力項目に、自身が所属するグループにおける整理番号などの契約情報を管理するための番号の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、契約締結日が設定された入力項目に、当該契約情報の契約締結日の日付の入力データを入力しても良い。第1ユーザは、入力項目への入力データの入力が完了したら、サーバ10へ入力項目ごとの入力項目ID、入力データを送信する。
サーバ10の契約作成部1042は、入力項目ごとの入力項目ID、入力データを受信し、受け付ける。サーバ10の契約作成部1042は、受信した入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力項目情報の入力データの項目に、受信した入力データを記憶する。これにより、第1ユーザが入力した入力データが、入力項目テーブル1016に記憶される。
サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから、第2ユーザに対して契約情報に対する契約締結を依頼する指示を受け付ける。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、契約情報を作成するための画面50に、表示された送信ボタン540を押下することにより、契約情報を送信するリクエストをサーバ10へ送信する。
ステップS106において、サーバ10の契約作成部1042は、リクエストを受信すると、委任条件に基づき、ステップS101において受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、確認者のユーザID、契約種別情報、契約情報に規定された契約金額、作成者情報などに基づき、委任条件テーブル1017の委任条件の項目を検索し、委任ユーザIDを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、複数の委任ユーザIDを特定し、取得する構成としても良い。本開示においては、委任ユーザIDとして、例えば、第3ユーザIDが含まれる。
サーバ10の契約作成部1042は、ステップS106において取得した委任ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、委任ユーザのメールアドレスを取得する。サーバ10の契約作成部1042は、確認テーブル1015より第2ユーザに関連付けられた書類ID、確認順序、指定者データ、言語データ、アクセスコードの項目を取得し、委任ユーザのメールアドレスと関連付けて、それぞれ、確認テーブル1015の新たなレコードの書類ID、確認順序、指定者データ、言語データ、アクセスコード、確認者メールアドレスの項目に記憶する。
サーバ10の契約作成部1042は、複数の委任ユーザが特定された場合は、第2ユーザの確認順序の項目の値に対して1つずつインクリメントした値を、それぞれの委任ユーザのレコードの確認順序の項目に記憶する構成としても良い。このとき、サーバ10の契約作成部1042は、所定の委任ユーザが確認テーブル1015のレコードに追加されることにより、確認順序において後段(より大きな確認順序)の確認者のレコードの確認順序の値を繰り下げて記憶(更新)する構成としても良い。これにより、複数の確認者が指定されている場合に、確認順序を維持しつつ、第2ユーザを委任ユーザに置き換えることができる。
また、サーバ10の契約作成部1042は、確認テーブル1015に記憶された第2ユーザのレコードの確認フラグの項目に、Trueの値を記憶し第2ユーザによる承認作業を完了させる。なお、サーバ10の契約作成部1042は、確認テーブル1015に記憶された第2ユーザのレコードの確認フラグの項目に委任により確認作業がスキップされたことを示す情報を記憶しても良い。なお、サーバ10の契約作成部1042は、確認テーブル1015において第2ユーザのレコードを削除する構成としても良い。これにより、第2ユーザによる契約書確認処理がスキップされる。
ステップS107において、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージを第2ユーザまたは、委任ユーザなどの確認者にかかるユーザへ送信する。具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、確認テーブル1015の確認順序の項目を検索し、確認順序の項目に記憶された値が最も小さい最初の確認者となるユーザ(第1確認ユーザ)を特定する。本開示において第1確認ユーザは、一例として、委任ユーザである第3ユーザとする。サーバ10の契約作成部1042は、第1確認ユーザのメールアドレスへ、第1ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。
第1確認ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むURL(Uniform ReSource Locator)の情報を含める。URLは、書類IDを直接含んでも良いし、書類IDに対し任意の暗号化を行った文字列、その他、不図示のテーブルを参照して書類IDを特定可能な文字列などの情報を含んでも良い。また、URLには第1確認ユーザを特定するための情報を含めても良い。例えば、第1確認ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLに第1確認ユーザを特定するための情報を含める必要がある。
第1ユーザは、第2ユーザに対してアクセスコードを設定した場合は、別途メールなどの手段によりアクセスコードを第1確認ユーザに対して伝える。これにより、第1確認ユーザへ通知されるメッセージが第三者に取得された場合においても、第三者はアクセスコードを入手しない限り契約書確認処理を実行することができない。
サーバ10の契約作成部1042は、ステップS102において受け付けた第2ユーザに対して、ステップS101において受け付けた契約情報が1または複数の第3ユーザへ委任されたことを通知しても良い。具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、確認テーブル1015の確認フラグの項目に、確認作業がスキップされたことを示す情報が記憶されているレコードを検索し、当該レコードの確認者メールアドレスに対して、契約情報が第1確認ユーザへ委任されたことを通知するメッセージを送信する。
図16は、第2ユーザ端末30に通知されるメッセージを示す画面例である。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示される、メッセージ画面60には、メッセージ61、契約情報を特定するための書類IDを含むURL62の情報が含まれる。
<変形例>
第1ユーザは、ステップS102において複数の確認者を選択し設定する場合には、複数の確認者のそれぞれに対して、ステップS103において異なる入力項目情報をそれぞれに独立して設定できる構成としても構わない。例えば、第1ユーザが、確認者として第2ユーザ、第9ユーザの2人のユーザを設定する場合に、契約開始日、契約終了日の入力項目を第2ユーザに対して設定し、契約締結日の入力項目を第9ユーザに対して設定しても良い。この場合、後述する契約書確認処理において、第2ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できるが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができない。一方、第9ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できないが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができる。1つの入力項目情報に対して、複数の確認者を重複して選択し設定できる構成としても構わない。
契約情報を作成するための画面50には、描画オブジェクトとして入力項目532、533、534が描画される。入力項目532、533には、割当として、入力項目を入力することが選択し設定されたユーザのユーザ識別情報「USER-B」、入力項目の種別として「テキスト」という項目が描画されている。押印に関する入力項目534には、割当として、押印することが選択し設定されたユーザのユーザ識別情報「USER-C」、入力項目の種別として「印」という項目が描画されている。
<契約書確認処理>
契約書確認処理は、確認者が、作成者から受信した契約情報の内容を確認する処理である。
<契約書確認処理の概要>
契約書確認処理は、確認者からのアクセスを受け付け、契約情報を表示する第1画面を確認者に対して提示し、確認者から入力項目に対する入力データを受け付け、確認者から契約情報の確認に関するデータを受け付ける一連の処理である。
契約書確認処理は、確認者が契約情報に対する承認権限を有さない場合には、契約書確認処理を終了する。なお、本開示において確認者となる第2ユーザ、第3ユーザの場合の契約書確認処理の詳細を、それぞれ、契約書確認処理の詳細(第2ユーザ)、契約書確認処理の詳細(第3ユーザ)として以下に説明する。
<契約書確認処理の詳細(第2ユーザ)>
ステップS301において、確認者となる第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第2ユーザ端末30のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。これにより、第2ユーザ端末30は、契約書確認処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
確認テーブル1015の第2ユーザのレコードにアクセスコードの項目が記憶されている場合には、第2ユーザに対してアクセスコードの入力を要求し、当該入力されたアクセスコードと確認テーブル1015の第2ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとを照合することにより、第2ユーザに対する認証処理を実行することができる。
具体的に、サーバ10は、アクセスコードを認証するための入力画面を第2ユーザ端末30へ送信する。第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306を操作し、アクセスコードを入力しサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したアクセスコードと、確認テーブル1015の第2ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとが一致するか否かを判定し、一致する場合は契約書確認処理を継続する。一方、一致しない場合には、契約書確認処理を中止する。なお、アクセスコードによる認証処理は省略しても構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約情報を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、確認テーブル1015の書類IDの項目を検索し、確認者情報を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、入力項目テーブル1016の書類IDの項目を検索し、契約情報に関連づけられた入力項目情報を取得する。
ステップS302において、サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザを特定し、第2ユーザの承認権限情報を取得する。第2ユーザは、第2ユーザ端末30から受信したリクエストに含まれる第2ユーザID3011に基づき特定しても良いし、URLに含まれる第2ユーザを識別するための識別情報に基づき特定しても良い。第2ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、URLから第2ユーザを特定する必要がある。例えば、URLには第2ユーザを特定する情報として第2ユーザのメールアドレス、ユーザIDなどが含まれていても良い。
サーバ10の契約確認部1043は、特定された第2ユーザのユーザ識別情報に基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、第2ユーザの承認権限の項目を取得する。なお、本開示において、第2ユーザの承認権限はユーザテーブル1012に記憶される構成としたが、第2ユーザの承認権限は第2ユーザが所属するグループごとに記憶されていても良いし、契約情報ごと、契約情報種別ごとに記憶されても構わない。サーバ10の契約確認部1043は、対象となる契約情報に対し、第2ユーザの承認権限情報を取得する。
また、第2ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合は、第2ユーザを、承認権限を有さないユーザとみなして処理を実行しても良い。
ステップS303において、サーバ10の契約確認部1043は、取得した契約情報、確認者情報(第2ユーザを特定する情報)、入力項目情報、確認者の承認権限情報または拡張承認権限に基づき、第1画面を生成し第2ユーザ端末30に送信する。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、ステップS302において取得した第2ユーザの承認権限情報に、契約締結を承認する権限を有する情報が記憶されている場合、または、第2ユーザが拡張承認権限を有する場合は、第2ユーザが受け付けた契約情報の契約締結を承認することができるユーザと判定し、第2ユーザに対して第1画面を提示しステップS304に進む。
サーバ10の契約確認部1043は、以下の方法により、第2ユーザの拡張承認権限を特定し判定する。サーバ10の契約確認部1043は、契約情報が委任条件に該当する場合に、該当する委任条件に関連付けられた1または複数の第2ユーザを、第1ユーザから受け付けた契約情報の承認者として特定する。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザID3011、現在日時に基づき、委任条件テーブル1017の委任ユーザID、委任期間の項目を検索し、ユーザID(委任元ユーザID)、委任条件を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、書類データを取得する。サーバ10の契約確認部1043は、書類ID、書類データに基づき特定される契約種別情報、契約金額などを特定し、委任条件と比較することにより委任条件を満たしているか否かを判定する。また、第1ユーザにかかる作成者情報を特定し、委任条件と比較することにより委任条件を満たしているか否かを判定する。サーバ10の契約確認部1043は、満たしている委任条件に関連付けられた委任元ユーザIDを特定する。なお、特定される委任元ユーザIDは複数であっても構わない。
例えば、契約情報の契約種別が所定の契約種別である場合に、第1ユーザから受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する。
例えば、契約情報の契約金額が所定の金額である場合に、第1ユーザから受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する。
例えば、契約情報の作成者情報が所定の作成者情報である場合に、第1ユーザから受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する。
例えば、第1ユーザから契約情報を受け付けた日時が所定の日時である場合に、第1ユーザから受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する。
サーバ10の契約確認部1043は、特定した委任元ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、承認権限を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得した委任元ユーザの承認権限を、第2ユーザの承認権限とみなし、これを拡張承認権限と呼ぶ。複数の委任元ユーザIDが特定された場合は、拡張承認権限は第2ユーザの承認権限および複数の委任元ユーザの承認権限を含むものとしても良い。
サーバ10の契約確認部1043は、拡張承認権限に契約締結の対象となる契約情報を承認することができる承認権限が含まれている場合には、第2ユーザが、受け付けた契約情報の契約締結を承認することができるユーザであると判定する。これにより、第2ユーザはユーザテーブル1012において記憶された承認権限に加えて、委任条件テーブル1017において委任元ユーザの承認権限に基づき契約情報を承認することができる。
一方、第2ユーザが、受け付けた契約情報の契約締結を承認することができないユーザである場合は、契約書確認処理を終了する。
ステップS304において、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081は、第2ユーザに対して、契約情報を承認する操作を受け付ける第1画面を提示する。第2ユーザは、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示された契約情報を確認し承認する。
なお、第2ユーザに提示される第1画面は、確認テーブル1015の第2ユーザのレコードの言語データの項目に記憶された言語情報に基づき、確認者に対して指定された言語表記で第2ユーザに対して提示する構成としても良い。
図17は、契約書確認処理の動作を示す第1画面の画面例である。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示される、契約情報を承認するための第1画面70Aには、現在の契約情報の作成状況を示すステータス710、契約情報表示エリア730、書類データ731、入力項目732、733、734、735、736、保存ボタン750、権限委任ボタン760が表示される。
ステップS304において、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、権限委任ボタン760を押下することにより、契約締結にかかる契約情報について所定のユーザに対して承認権限を付与することができる。
第2ユーザが、権限付与処理(第一実施例)により第3ユーザに対して承認権限を付与した場合は、サーバ10の契約確認部1043は、契約書確認処理を終了し、ステップS305またはステップS306の処理を実行しないものとしても良い。
第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306を操作することにより、保存ボタン750を押下することにより契約書確認処理を終了することができる。
ステップS305において、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報の1または複数の入力項目に対する入力を受け付ける。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、契約情報に設定された入力項目732、733、734、735に対し入力データを入力する。なお、本開示においては入力項目736に対しては、第2ユーザによる入力が割当られていないため、第2ユーザは入力データを入力できないことが視覚的に識別可能に表示される。
ステップS306において、サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザから、第1ユーザから受け付けた契約情報の契約締結に同意し承認する指示を受け付ける。
権限付与処理(第一実施例)により第3ユーザに対して承認権限を付与しなかった場合は、サーバ10の契約確認部1043は、第1画面70Aにおいて、保存ボタン750の代わりに同意ボタン740を表示する。
第2ユーザは、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示された契約情報および入力データを確認し、内容に同意また承諾する場合には、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、契約情報を確認するための第1画面70Aに、表示された同意ボタン740を押下することにより、書類ID、第2ユーザを特定する情報、ステップS305において入力した入力項目ごとの入力データを含むリクエストをサーバ10へ送信する処理を実行させる。第2ユーザを特定する情報は、第2ユーザID3011でも構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき第2ユーザが契約情報を確認したことを示す情報を記憶する。具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信した書類ID、第2ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル1015を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。例えば、第2ユーザを特定する情報がメールアドレスである場合には、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。第2ユーザを特定する情報がユーザ識別情報である場合には、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索することにより特定される第2ユーザのメールアドレスに基づき、確認テーブル1015の書類ID、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にTrueの値を記憶する。
サーバ10の契約確認部1043は、受信した入力データを、当該入力データと関連付けられた入力項目IDで特定される入力項目テーブル1016の入力データの項目に記憶する。これにより、ステップS305において、第2ユーザにより入力された入力データが、入力項目テーブル1016の入力項目情報として記憶される。
サーバ10の契約確認部1043は、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されたことを判定する。具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、確認テーブル1015において、承認権限を有する確認者のレコードの確認フラグにTrueの値が記憶されている場合に、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されたと判定する。つまり、承認権限を有さない確認者のレコードの確認フラグの値は無視して判定を行う。また、委任により確認作業がスキップされたことを示す情報が記憶されているレコードの確認フラグの値は無視して判定を行う。
サーバ10の契約確認部1043は、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されると、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第1ユーザへ送信する。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザのメールアドレスへ、第2ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。つまり、第1ユーザに対して、第2ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第1ユーザは、第2ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。
第1ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類IDを含むURLの情報を含めても良い。
サーバ10の契約確認部1043は、複数のユーザが確認者として設定されている場合には、最後に契約書確認処理を実行したユーザ以外の確認者にかかるユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。これにより、確認者にかかるユーザも、すべての確認者により契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
また、サーバ10の契約確認部1043は、複数の確認者が所属するグループにおいて管理者に相当する権限を有するユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。これにより、確認者にかかるユーザが所属するグループにおける管理者が、契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。サーバ10の契約確認部1043は、ユーザIDまたはメールアドレスに基づきユーザテーブル1012の、ユーザIDまたはメールアドレスの項目を検索することにより、グループIDの項目を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得したグループIDの項目に基づき、グループテーブル1013のグループIDの項目を検索し、管理者IDの項目を取得し、管理者IDに基づき、管理者に相当する権限を有するユーザをユーザテーブル1012のユーザIDを検索することにより特定し、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信する。
<第2画面提示処理(第一実施例)>
第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、権限委任ボタン760を押下すると、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081は、第2ユーザに対し、1または複数のユーザを承認者として特定する操作を受け付ける第2画面(第一実施例)を提示する。
なお、第2ユーザに提示される第2画面は、確認テーブル1015の第2ユーザのレコードの言語データの項目に記憶された言語情報に基づき、確認者に対して指定された言語表記で第2ユーザに対して提示する構成としても良い。
図18は、契約書確認処理の動作を示す第2画面の画面例(第一実施例)である。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示される、1または複数のユーザを承認者として特定する操作を受け付ける第2画面80には、メールアドレス801、氏名802、会社名803、言語804、アクセスコード805を入力するための入力欄、キャンセルボタン821、追加ボタン822が表示される。
サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザから、第1ユーザから受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する情報を受け付ける。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、承認者として特定するユーザのメールアドレス、氏名、会社名、使用する言語、アクセスコードを、それぞれ、第2画面80に表示された、メールアドレス801、氏名802、会社名803、言語804、アクセスコード805に入力する。なお、第2ユーザは、会社名、言語、アクセスコードについての入力を省略しても構わない。また、本開示においては第3ユーザは、ユーザテーブル1012において承認権限を有さないユーザであっても構わない。
<第2画面提示処理(第二実施例)>
第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、権限委任ボタン760を押下すると、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081は、第2ユーザに対し、1または複数のユーザを承認者として特定する操作を受け付ける第2画面(第二実施例)を提示する。
図19は、契約書確認処理の動作を示す第2画面の画面例(第二実施例)である。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示される、1または複数のユーザを承認者として特定する操作を受け付ける第2画面80には、メールアドレス801、氏名802、会社名803、言語804、アクセスコード805を入力するための入力欄、キャンセルボタン821、追加ボタン822、に加え、複数のユーザをユーザ候補として提示するユーザ候補提示エリア841、ユーザ候補の種別を切り替える切替ボタン861、が表示される。
第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、第2画面80に表示された切替ボタン861を押下することにより、「グループ」、「履歴」、「グループ履歴」、「その他」の4種類のユーザ候補の種別を選択的に切り替えて、ユーザ候補提示エリア841に複数のユーザ候補を提示することができる。
なお、切替ボタン861は、第2ユーザが所定のグループに所属せずグループ識別情報と関連づけられていない場合や、第2ユーザがグループに関する機能を使用できない状態である場合には、「グループ」、「グループ履歴」、「その他」の項目を押下できない構成としても良い。つまり、第2ユーザに対して、「履歴」に基づくユーザ候補の提示しかできない構成としても良い。その他、課長、部長などの所定の役職者をユーザ候補として提示する構成を含めても良い。
サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザから、第1ユーザから受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する情報を受け付ける。
具体的に、第2ユーザは、第2画面提示処理(第一実施例)と同様に、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、承認者として特定するユーザのメールアドレス、氏名、会社名、使用する言語、アクセスコードを、それぞれ、第2画面80に表示された、メールアドレス801、氏名802、会社名803、言語804、アクセスコード805に入力することができる。なお、第2ユーザは、会社名、言語、アクセスコードについての入力は省略しても構わない。
第2画面提示処理(第二実施例)において、サーバ10の契約確認部1043は、ユーザ候補提示エリア841に提示されたユーザ候補から1または複数のユーザを承認者として特定する操作を受け付けることができる。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、ユーザ候補提示エリア841に提示された1または複数のユーザ候補を選択し特定する。第2ユーザ端末の制御部304は、選択されたユーザ候補の情報をメールアドレス801、氏名802、会社名803、言語804などの入力欄に入力する。
これにより、第2ユーザは、提示された複数のユーザ候補から第3ユーザを承認者として選択することができるため、第2ユーザの入力負担を低減させることができる。
<グループに基づくユーザ候補の提示>
サーバ10の契約確認部1043は、第2グループに関連づけられた第2ユーザに対し、第2グループに関連付けられた複数のユーザをユーザ候補として提示する。このとき、第2グループに関連付けられた複数のユーザのうち、契約情報を承認することができない1または複数のユーザをユーザ候補として提示する構成としても良い。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、第2画面80に表示された切替ボタン861から「グループ」ボタンを押下し、グループに基づくユーザ候補の提示リクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の契約確認部1043は、リクエストを受信すると、第2ユーザを特定する情報である第2ユーザのメールアドレスまたはユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスまたはユーザIDの項目を検索し、グループIDの項目(第2グループID)を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得した第2グループIDに基づき、ユーザテーブル1012のグループIDの項目を検索し、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、承認権限の項目を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、承認権限を有さないユーザの、ユーザID、ユーザ名、メールアドレスを第2ユーザ端末30へ送信する。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081は、受信したユーザ名、メールアドレスなどを含むユーザ候補情報を、ユーザ候補提示エリア841に一覧表示する。
<履歴に基づくユーザ候補の提示(第一実施例)>
サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザの履歴情報に基づいて、第2ユーザが過去に特定した1または複数の第2ユーザを、ユーザ候補として提示する。このとき、契約情報を承認することができない1または複数のユーザをユーザ候補として提示する構成としても良い。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、第2画面80に表示された切替ボタン861から「履歴」ボタンを押下し、履歴に基づくユーザ候補の提示リクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、リクエストを受信すると、第2ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル1015の指定者データの項目を検索し、第2ユーザが過去に承認者として特定したユーザの確認者メールアドレスを取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得したメールアドレスに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスの項目を検索し、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、承認権限の項目を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、承認権限を有さないユーザの、ユーザID、ユーザ名、メールアドレスを第2ユーザ端末30へ送信する。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081は、受信したユーザ名、メールアドレスなどを含むユーザ候補情報を、ユーザ候補提示エリア841に一覧表示する。
<履歴に基づくユーザ候補の提示(第二実施例)>
サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザが関連付けられた第2グループの履歴情報に基づいて、第2グループに関連付けられた第2ユーザを含む複数のユーザが過去に特定した1または複数の第2ユーザを、ユーザ候補として提示する。このとき、契約情報を承認することができない1または複数のユーザをユーザ候補として提示する構成としても良い。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、第2画面80に表示された切替ボタン861から「グループ履歴」ボタンを押下し、グループ履歴に基づくユーザ候補の提示リクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の契約確認部1043は、リクエストを受信すると、第2ユーザを特定する情報である第2ユーザのメールアドレスまたはユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスまたはユーザIDの項目を検索し、グループIDの項目(第2グループID)を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得した第2グループIDに基づき、ユーザテーブル1012のグループIDの項目を検索し、ユーザID、メールアドレスの項目を取得する。これにより、第2グループに関連づけられた複数のユーザを取得することができる。
サーバ10の契約確認部1043は、取得した第2グループに関連付けられた複数のユーザのユーザID、メールアドレスに基づき、確認テーブル1015の指定者データの項目を検索し、第2グループに関連付けられた複数のユーザが過去に承認者として特定したユーザの確認者メールアドレスを取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得したメールアドレスに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスの項目を検索し、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、承認権限の項目を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、承認権限を有さないユーザの、ユーザID、ユーザ名、メールアドレスを第2ユーザ端末30へ送信する。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081は、受信したユーザ名、メールアドレスなどを含むユーザ候補情報を、ユーザ候補提示エリア841に一覧表示する。
<その他の情報に基づくユーザ候補の提示>
サーバ10の契約確認部1043は、契約情報と、第1グループに関連づけられた第1ユーザと、第1グループと、の少なくともいずれか1つに基づいて、複数のユーザをユーザ候補として提示する。このとき、契約情報を承認することができない1または複数のユーザをユーザ候補として提示する構成としても良い。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、第2画面80に表示された切替ボタン861から「その他」ボタンを押下し、その他の情報に基づくユーザ候補の提示リクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の契約確認部1043は、リクエストを受信すると、第1ユーザとの間で過去に締結された契約情報、第1ユーザが所属する第1グループに関連付けられた他のユーザとの間で過去に締結された契約情報、を特定し、当該契約情報に含まれる書類IDに基づき確認テーブル1015の書類IDの項目を検索し、当該契約情報において過去に承認者として特定されたユーザの確認者メールアドレスの項目を取得する。このとき、ユーザテーブル1012、グループテーブル1013を参照し、第2ユーザが所属する第2グループに関連づけられたユーザの確認者メールアドレスのみ取得する構成としても良い。サーバ10の契約確認部1043は、取得したメールアドレスに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスの項目を検索し、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、承認権限の項目を取得する。
第2ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル1015の指定者データの項目を検索し、第2ユーザが過去に承認者として特定したユーザの確認者メールアドレスを取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得したメールアドレスに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスの項目を検索し、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、承認権限の項目を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、承認権限を有さないユーザの、ユーザID、ユーザ名、メールアドレスを第2ユーザ端末30へ送信する。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081は、受信したユーザ名、メールアドレスなどを含むユーザ候補情報を、ユーザ候補提示エリア841に一覧表示する。
<変形例1>
なお、グループに基づくユーザ候補の提示、履歴に基づくユーザ候補の提示(第一実施例)、履歴に基づくユーザ候補の提示(第二実施例)、その他の情報に基づくユーザ候補の提示において、契約情報を承認することができない1または複数のユーザを、契約情報を承認することができる1または複数のユーザより優先的に、ユーザ候補として提示しても良い。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、承認権限を有さないユーザに加えて、承認権限を有するユーザのユーザID、ユーザ名、メールアドレスを第2ユーザ端末30へ送信する構成としても良い。この場合、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081は、承認権限を有さないユーザ候補情報を、承認権限を有するユーザ候補情報よりも一覧の上位に提示することにより、承認権限を有さないユーザ候補情報を第2ユーザが選択しやすいように提示しても良い。その他、ユーザ候補情報をカルーセルまたは、ページ送りにより表示する場合には、より先頭のページに承認権限を有さないユーザ候補情報を表示させることが考えられる。
<変形例2>
サーバ10の契約確認部1043は、履歴に基づくユーザ候補の提示(第一実施例)、履歴に基づくユーザ候補の提示(第二実施例)において、1または複数の第3ユーザのうち、特定された回数が多い第3ユーザほど優先的に、ユーザ候補として提示する構成としても良い。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、履歴に基づくユーザ候補の提示(第一実施例)、履歴に基づくユーザ候補の提示(第二実施例)において、取得したユーザ候補情報について、ユーザ候補のユーザIDまたはメールアドレスごとに重複するユーザ候補情報の個数(回数)をカウントし、当該個数を優先順位として優先順位が高いユーザ候補情報ほど一覧の上位に提示することにより、第2ユーザまたは第2グループに所属する複数のユーザが過去により多く選択し特定したユーザのユーザ候補情報を、第2ユーザが選択しやすいように提示しても良い。その他、ユーザ候補情報をカルーセルまたは、ページ送りにより表示する場合には、より先頭のページに優先順位が高いユーザ候補情報を表示させることが考えられる。
<変形例3>
グループに基づくユーザ候補の提示、履歴に基づくユーザ候補の提示(第一実施例)、履歴に基づくユーザ候補の提示(第二実施例)、その他の情報に基づくユーザ候補の提示を組み合わせて1のユーザ候補として第2ユーザに対して提示する構成としても構わない。
<権限付与処理(第一実施例)>
第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、第2画面に表示された、追加ボタン822を押下することにより、メールアドレス801、氏名802、会社名803、言語804、アクセスコード805に入力された情報を含むリクエストをサーバ10へ送信する処理を実行させる。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれるメールアドレスに基づき、ユーザテーブル1012のメールアドレスの項目を検索し、ユーザID(委任ユーザID)を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザID3011、取得した委任ユーザID、受信したリクエストに含まれる書類IDを、それぞれ委任条件テーブル1017のユーザID、委任ユーザID、委任条件の項目に記憶する。具体的に、委任条件テーブル1017の委任条件の項目には、対象となる契約情報の書類IDを特定して、委任ユーザIDを有するユーザに承認権限を付与する情報が記憶される。これにより、委任ユーザIDのユーザは、自身の承認権限の有無に関わらず、当該契約情報を承認することができるようになる。
サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる委任ユーザのメールアドレス、書類IDを、それぞれ確認テーブル1015の新たなレコードの確認者メールアドレス、書類IDの項目に記憶し、契約情報と委任ユーザのメールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第2ユーザのユーザIDまたはメールアドレスを、確認テーブル1015の指定者データの項目に記憶しても良い。これにより、第2ユーザは、履歴に基づくユーザ候補の提示を受けることができる。
このとき、確認テーブル1015の確認順序の項目には、確認者となるユーザの確認順序の項目の値が1つずつインクリメントされ記憶される。これにより、契約書確認処理における確認者の回覧順序が設定される。なお、回覧順序の設定は必須ではない。
第2ユーザは、1または複数の承認者を特定し設定することができる。第2ユーザは、承認者の設定が完了すると、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、キャンセルボタン821を押下することにより承認者の設定処理を終了する。
このとき、サーバ10の契約確認部1043は、第1ユーザにより、第2ユーザに対して割り当てられた入力項目に対し、第3ユーザに対して割り当てるよう設定するよう構成してもよい。つまり、第2ユーザに対して割り当てられた入力項目情報を、第3ユーザにより指定された承認者に対して引き継ぐ構成としても良い。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、第2ユーザIDに基づき、入力項目テーブル1016の入力者IDの項目を検索し、特定されるレコードの入力者IDの項目に第3ユーザIDを記憶する。サーバ10の契約確認部1043は、特定されるレコードの入力者IDの項目から第2ユーザIDを削除し、第3ユーザIDを記憶し、第3ユーザIDを入力者IDとして上書きする構成としても良い。サーバ10の契約確認部1043は、特定されるレコードの入力者IDの項目から第2ユーザIDを削除せずに、第3ユーザIDを記憶し、第3ユーザIDを入力者IDとして追加する構成としても良い。
また、第2ユーザは、複数の第3ユーザを承認者として特定している場合に、第1ユーザにより第2ユーザに割り当てられた複数の入力項目情報のそれぞれに対して、複数の異なる第3ユーザをそれぞれ割り当てる構成としても良い。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作し、入力項目テーブル1016の入力者IDに第2ユーザIDが記憶された入力項目情報のレコードの入力者IDの項目に、複数の異なる第3ユーザのそれぞれのユーザIDを選択的に追加し記憶する。
<契約書確認処理の詳細(第3ユーザ)>
ステップS301において、第1確認ユーザである第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置406などを操作して受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第3ユーザ端末40のブラウザアプリケーションにより当該URLにより指定されたウェブページを開くことができる。これにより、第3ユーザ端末40は、契約書確認処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
契約書確認処理(第3ユーザ)のステップS301~ステップS306は、実行するユーザが第2ユーザではなく第3ユーザである点を除き、契約書確認処理(第2ユーザ)と同様であるため重複する説明を省略する。
ステップS303において、サーバ10の契約確認部1043は、確認者として特定された1または複数の第3ユーザに対して第2ユーザが保有する承認権限を付与する。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、ステップS302において取得した第3ユーザの承認権限情報に、契約締結を承認する権限を有する情報が記憶されている場合、または、第3ユーザが拡張承認権限を有する場合は、第3ユーザが受け付けた契約情報の契約締結を承認することができるユーザと判定し、第3ユーザに対して第1画面を提示しステップS304に進む。
サーバ10の契約確認部1043は、以下の方法により、第3ユーザの拡張承認権限を特定し判定する。サーバ10の契約確認部1043は、契約情報が委任条件に該当する場合に、該当する委任条件に関連付けられた1または複数の第3ユーザを、第1ユーザから受け付けた契約情報の承認者として特定する。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、第3ユーザID4011、現在日時に基づき、委任条件テーブル1017の委任ユーザID、委任期間の項目を検索し、ユーザID(委任元ユーザID)、委任条件を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに含まれる書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、書類データを取得する。サーバ10の契約確認部1043は、書類ID、書類データに基づき特定される契約種別情報、契約金額などを特定し、委任条件と比較することにより委任条件を満たしているか否かを判定する。また、第1ユーザにかかる作成者情報を特定し、委任条件と比較することにより委任条件を満たしているか否かを判定する。サーバ10の契約確認部1043は、満たしている委任条件に関連付けられた委任元ユーザIDを特定する。なお、特定される委任元ユーザIDは複数であっても構わない。サーバ10の契約確認部1043は、特定した委任元ユーザIDに基づき、ユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、承認権限を取得する。サーバ10の契約確認部1043は、取得した委任元ユーザの承認権限を、第3ユーザの承認権限とみなし、これを拡張承認権限と呼ぶ。複数の委任元ユーザIDが特定された場合は、拡張承認権限は第3ユーザの承認権限および複数の委任元ユーザの承認権限を含むものとしても良い。
ステップS306において、サーバ10の契約確認部1043は、契約書作成処理のステップS106において複数の第3ユーザが特定されている場合は、複数の第3ユーザのうち1のユーザから、受け付けた契約情報の契約締結を承認する指示を受け付け、1のユーザから受け付けた契約情報の契約締結を承認する指示に応じて、他の第3ユーザについて契約情報の契約締結を承認またはスキップさせる。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、契約書作成処理のステップS106において特定された複数の第3ユーザのうち1のユーザから、契約情報の契約締結を承認する指示を受け付けると、確認テーブル1015において確認者として設定された他の第3ユーザの確認フラグの項目にTrueの値を記憶し、他の第3ユーザにおける契約書確認処理を完了させる。なお、サーバ10の契約確認部1043は、他の第3ユーザの確認フラグの項目に、第1ユーザのうち1のユーザが契約締結を承認することにより、契約書確認処理をスキップすることを示す情報を記憶する構成としても良い。
これにより、委任条件により複数の第3ユーザが特定された場合において、1の第3ユーザが契約締結を承認することにより、他の第3ユーザによる契約締結承認処理を省略することができる。複数の第3ユーザの業務負担を低減することができる。
ステップS306において、サーバ10の契約確認部1043は、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されると、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第1ユーザへ送信する。
具体的に、サーバ10の契約作成部1042は、第1ユーザのメールアドレスへ、第2ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。つまり、第1ユーザに対して、第2ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第1ユーザは、第2ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。第2ユーザは、自身が所属する組織において委任した第3ユーザにより契約締結の承認がなされたことを第1ユーザに知られることなく、適切な契約締結手続きを完了させることができる。なお、メッセージには、第3ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知する内容を含めても良い。
図20は、契約書確認処理の動作を示す第3画面の画面例である。第3ユーザ端末40のディスプレイ4081に表示される、契約情報を承認するための第3画面70Bには、現在の契約情報の作成状況を示すステータス710、契約情報表示エリア730、書類データ731、入力項目732、733、734、735、736、同意ボタン740が表示される。つまり、承認権限を有する第3ユーザは、契約情報に同意し承認することができる。
なお、第1画面70Aと同様に、第3画面70Bにも権限委任ボタン760を表示しても構わない。また、第3ユーザからは、第1ユーザから受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第4ユーザを特定する情報を受け付けない構成としても良い。つまり、第3ユーザが、ユーザテーブル1012に記憶された承認権限に基づき、第1ユーザから受け付けた契約情報の承認者として特定された場合は権限委任ボタン760を表示し、拡張承認権限に基づき、第1ユーザから受け付けた契約情報の承認者として特定された場合には権限委任ボタン760を表示しない構成としても良い。
これにより、承認権限を付与されたユーザから他のユーザへの再委任を防ぐことができる。つまり、承認権限者にとって意図しないユーザへ承認権限が付与されることを防止することができる。
<電子署名処理>
ステップS306に、電子署名処理を含めても良い。サーバ10の契約確認部1043は、ステップS306において第2ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に応じて、第1ユーザから受け付けた契約情報に、契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する。
具体的に、サーバ10の契約確認部1043は、受信したリクエストに基づき、契約情報に対し、電子署名を付与し記憶する。サーバ10の契約確認部1043は、書類IDに基づき、書類テーブル1014の書類IDの項目を検索し、契約情報を取得する。
サーバ10の契約確認部1043は、取得した契約情報に電子署名を付与し、書類テーブル1014の書類データの項目に記憶する。なお、サーバ10の契約確認部1043は、電子署名を付与した契約情報により書類データの項目を更新(上書き)しても良いし、電子署名付与前の契約情報を別途不図示の記憶装置に記憶しても構わない。
サーバ10の契約確認部1043は、電子署名に、書類ID、第1ユーザのメールアドレス、第2ユーザのメールアドレス、承認日時、確認日時、承認日時の認証方法、確認日時の認証方法、入力項目ごとの入力データの値、第1ユーザ、第2ユーザの同意(承認)、タイムスタンプなどのいずれかの情報を含めても良い。
これにより、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報に第2ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する。契約情報に対する第三者によるなりすましや改ざんを防ぐことができる。
同様に、サーバ10の契約確認部1043は、第3ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に基づいて、契約情報に第3ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する。また、サーバ10の契約確認部1043は、第3ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に基づいて、契約情報に第3ユーザが第2ユーザから承認権限を付与されたことを示す電子署名を付与して記憶しても良い。
サーバ10の契約確認部1043は、電子署名に、書類ID、第1ユーザのメールアドレス、第3ユーザのメールアドレス、承認日時、確認日時、承認日時の認証方法、確認日時の認証方法、入力項目ごとの入力データの値、第1ユーザ、第3ユーザの同意(承認)、タイムスタンプなどのいずれかの情報を含めても良い。
これにより、サーバ10の契約確認部1043は、契約情報に第3ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する。契約情報に対する第三者によるなりすましや改ざんを防ぐことができる。
また、契約情報は、契約締結に関する調印者として第2ユーザの情報が規定された契約情報であっても良い。つまり、書類データの文面上には調印者として第2ユーザの氏名、名称、役職名などが表示される構成とすることができる。これにより、調印者として第2ユーザの情報が規定された契約情報に対して、第3ユーザが契約情報の承認を行ったことが記憶される。契約情報に規定された第2ユーザの情報を変更することなく、第3ユーザが承認したことを示す情報を電子署名として付与することができる。
<権限付与処理(第二実施例)>
権限付与処理(第二実施例)は、承認権限を有するユーザが、委任条件、委任期間を定めて、特定のユーザに対して承認権限を委任し付与する処理である。
<権限付与処理(第二実施例)の概要>
権限付与処理(第二実施例)は、承認権限を有するユーザからアクセスを受け付け、承認権限を有するユーザを特定し、委任条件、委任期間を定めて委任ユーザを特定し、サーバ10へ送信し、記憶する一連の処理である。
<権限付与処理(第二実施例)の詳細>
ステップS501において、承認権限を有するユーザ(以下、第2ユーザ)は、第2ユーザ端末30の入力装置306を操作し、ブラウザアプリケーションを操作することにより、サーバ10が提供する権限付与処理(第二実施例)を実行するためのウェブサイトへアクセスし、第2ユーザID3011を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の権限付与部1044は、権限付与処理を実行するためのリクエストを受信すると、リクエストに含まれる第2ユーザID3011に基づき第2ユーザを特定する。サーバ10の権限付与部1044は、委任条件設定画面を生成し、第2ユーザ端末30へ送信する。
図21は権限付与処理(第二実施例)の動作を示す委任条件設定画面の画面例である。第2ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示される、委任条件設定画面87には、第2ユーザのユーザID表示欄871、委任条件入力欄872、委任ユーザID入力欄873、委任期間入力欄874、保存ボタン875が表示される。委任条件入力欄872は、条件フィールド入力欄8721、判定条件入力欄8722、条件値入力欄8723が含まれる。
ステップS503において、サーバ10の権限付与部1044は、第2ユーザから、1または複数の委任条件を受け付ける。サーバ10の権限付与部1044は、第2ユーザから受け付ける委任条件は、1または複数の委任条件ごとに1または複数の第3ユーザが関連づけられた条件である。
具体的に、第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、委任条件設定画面87に表示された、委任条件入力欄872、委任ユーザID入力欄873、委任期間入力欄874などの入力フィールドを操作し、それぞれ、希望する委任条件、権限を付与するユーザのユーザID、委任する期間を選択し入力する。
例えば、委任条件は、契約情報の契約種別に関する条件を含んでも良い。
例えば、委任条件は、契約情報の契約金額に関する条件を含んでも良い。
例えば、委任条件は、契約情報の作成者情報に関する条件を含んでも良い。
例えば、委任条件は、日時に関する条件を含んでも良い。
第2ユーザは、第2ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、委任条件設定画面87に表示された保存ボタン875を押下する。これにより、第2ユーザ端末30は、第2ユーザID3011、委任条件入力欄872、委任ユーザID入力欄873、委任期間入力欄874に入力された入力値をサーバ10へ送信する。サーバ10の権限付与部1044は、受信した第2ユーザID3011、委任条件入力欄872、委任ユーザID入力欄873、委任期間入力欄874に入力された入力値を、それぞれ、委任条件テーブル1017のユーザID、委任条件、委任ユーザID、委任期間の項目に記憶する。本開示においては、委任ユーザIDとして、第3ユーザIDを指定する。
これにより、契約書作成処理のステップS106における委任条件判定処理において、第2ユーザに対して送信された契約情報が、委任期間において委任条件に該当する場合には、第3ユーザへ契約書確認処理が転送される。
これにより、契約書確認処理のステップS303において、第3ユーザの拡張承認権限に、第2ユーザの承認権限が含まれ、拡張承認権限に基づき承認権限有無が判定される。
<コンピュータの基本ハードウェア構成>
図22は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、通信IF991(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらは通信バス921により相互に電気的に接続される。
プロセッサ901とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ901は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
主記憶装置902とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
補助記憶装置903とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
通信IF991とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
<コンピュータ90の基本機能構成>
コンピュータ90の基本ハードウェア構成(図22)により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
制御部は、プロセッサ901が補助記憶装置903に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
記憶部は、主記憶装置902、補助記憶装置903により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ901は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902または補助記憶装置903に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブル、マスタと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、マスタ、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル、マスタ同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
なお、本開示におけるデータベース、マスタは、情報が構造的に規定された任意のデータ構造体(リスト、辞書、連想配列、オブジェクトなど)を含み得る。データ構造体には、データと、任意のプログラミング言語により記述された関数、クラス、メソッドなどを組み合わせることにより、データ構造体と見なし得るデータも含むものとする。
通信部は、通信IF991により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、第1ユーザから、契約締結の対象となる契約情報を受け付ける契約受付ステップ(S101)と、第2ユーザから、1または複数の委任条件を受け付ける条件受付ステップ(S503)と、条件受付ステップにおいて受け付けた委任条件に基づき、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する承認者特定ステップ(S106)と、承認者特定ステップにおいて特定した1または複数の第3ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の契約締結を承認する指示を受け付ける承認ステップ(S306)と、承認者特定ステップにおいて特定された1または複数の第3ユーザに対して第2ユーザが保有する承認権限を付与する権限付与ステップ(S303)と、を実行させるプログラム。
これにより、第2ユーザが多忙により契約締結手続きを処理することが困難な場合において、委任条件に基づき特定される第3ユーザに対して承認権限を委任することにより契約締結手続きに伴う第2ユーザの業務負担を低減することができる。
(付記2)
条件受付ステップ(S503)において受け付ける委任条件は、1または複数の委任条件ごとに1または複数の第3ユーザが関連づけられた条件であり、承認者特定ステップ(S303)は、契約情報が委任条件に該当する場合に、該当する委任条件に関連付けられた1または複数の第3ユーザを、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の承認者として特定するステップである、付記1記載のプログラム。
これにより、第2ユーザは、委任条件ごとに関連付けられた第3ユーザに対して承認権限を委任することにより、より適切な第3ユーザに対して承認権限を委任することができる。
(付記3)
条件受付ステップ(S503)において受け付ける委任条件は、契約情報の契約種別に関する条件を含み、承認者特定ステップ(S303)は、契約情報の契約種別が所定の契約種別である場合に、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定するステップである、付記1または2記載のプログラム。
これにより、所定の契約種別の契約情報について、第3ユーザに対して承認権限を委任することができる。第2ユーザは、契約情報の契約種別に応じて、第3ユーザに承認権限を委任すべきか否かを選択的に判断することができる。
(付記4)
条件受付ステップ(S503)において受け付ける委任条件は、契約情報の契約金額に関する条件を含み、承認者特定ステップ(S303)は、契約情報の契約金額が所定の金額である場合に、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定するステップである、付記1から3のいずれか記載のプログラム。
これにより、所定の契約金額の契約情報について、第3ユーザに対して承認権限を委任することができる。第2ユーザは、契約情報の契約金額に応じて、第3ユーザに承認権限を委任すべきか否かを選択的に判断することができる。
(付記5)
条件受付ステップ(S503)において受け付ける委任条件は、日時に関する条件を含み、承認者特定ステップ(S303)は、契約受付ステップにおいて契約情報を受け付けた日時が所定の日時である場合に、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定するステップである、付記1から4のいずれか記載のプログラム。
これにより、所定の期間に受け付けた契約情報について、第3ユーザに対して承認権限を委任することができる。第2ユーザは、自身が休暇、海外出張などで契約情報を承認できない期間に応じて、第3ユーザに承認権限を委任すべきか否かを選択的に判断することができる。
(付記6)
第1ユーザは、第2ユーザとは異なるグループに属するユーザであり、第2ユーザおよび第3ユーザは、同じグループに属するユーザである、付記1から5のいずれか記載のプログラム。
これにより、第2ユーザが多忙により契約締結手続きを処理することが困難な場合において、他の第3ユーザに対して承認権限を委任することにより契約締結手続きに伴う第2ユーザの業務負担を低減することができる。
(付記7)
承認者特定ステップは、契約情報の承認者として複数の第3ユーザを特定するステップであり、承認ステップは、複数の第3ユーザのうち1のユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の契約締結を承認する指示を受け付けるステップと、1のユーザから受け付けた契約情報の契約締結を承認する指示に応じて、他の第3ユーザについて契約情報の契約締結を承認またはスキップさせるステップと、を含む、付記1から6のいずれか記載のプログラム。
これにより、委任条件により複数の第3ユーザが特定された場合において、1の第3ユーザが契約締結を承認することにより、他の第3ユーザによる契約締結承認処理を省略することができる。複数の第3ユーザの業務負担を低減することができる。
(付記8)
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、第1ユーザから、契約締結の対象となる契約情報を受け付ける契約受付ステップ(S101)と、第2ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する情報を受け付ける承認者受付ステップ(S304)と、承認者受付ステップにおいて受け付けた1または複数の第3ユーザから、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の契約締結を承認する指示を受け付ける承認ステップ(S306)と、承認者受付ステップにおいて受け付けた1または複数の第3ユーザに対して第2ユーザが保有する承認権限を付与する権限付与ステップ(S303)と、を実行させるプログラム。
これにより、第2ユーザが多忙により契約締結手続きを処理することが困難な場合において、他の第3ユーザに対して承認権限を委任することにより契約締結手続きに伴う第2ユーザの業務負担を低減することができる。
(付記9)
承認者受付ステップは、承認者受付ステップにより特定された第3ユーザからは、契約受付ステップにおいて受け付けた契約情報の承認者として1または複数の第4ユーザを特定する情報を受け付けないステップである、付記8記載のプログラム。
これにより、承認権限を付与されたユーザから他のユーザへの再委任を防ぐことができる。つまり、承認権限者にとって意図しないユーザへ承認権限が付与されることを防止することができる。
(付記10)
契約情報は、契約締結に関する調印者として第2ユーザの情報が規定された契約情報であり、プログラムは、プロセッサに、承認ステップ(S306)において受け付けた契約締結を承認する指示に基づいて、契約情報に第3ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する署名ステップ(S306)と、を実行させる付記1から9のいずれか記載のプログラム。
これにより、調印者として第2ユーザの情報が規定された契約情報に対して、第3ユーザが契約情報の承認を行ったことが記憶される。契約情報に規定された第2ユーザの情報を変更することなく、第3ユーザが承認したことを示す情報を電子署名として付与することができる。
(付記11)
署名ステップ(S306)は、承認ステップにおいて受け付けた契約締結を承認する指示に基づいて、契約情報に第3ユーザが第2ユーザから承認権限を付与されたことを示す電子署名を付与して記憶するステップ(S306)を含む、付記10記載のプログラム。
これにより、第3ユーザが、第2ユーザから付与された承認権限に基づき契約情報の承認を行ったことが記憶される。
(付記12)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサに、付記1から11のいずれか記載のプログラムを実行させる、情報処理装置。
これにより、第2ユーザが多忙により契約締結手続きを処理することが困難な場合において、他の第3ユーザに対して承認権限を委任することにより契約締結手続きに伴う第2ユーザの業務負担を低減することができる。
(付記13)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムであって、プロセッサに、付記1から11のいずれか記載のプログラムを実行させる、を実行させる情報処理システム。
これにより、第2ユーザが多忙により契約締結手続きを処理することが困難な場合において、他の第3ユーザに対して承認権限を委任することにより契約締結手続きに伴う第2ユーザの業務負担を低減することができる。
(付記14)
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、プロセッサに、付記1から11のいずれか記載のプログラムを実行させる、情報処理方法。
これにより、第2ユーザが多忙により契約締結手続きを処理することが困難な場合において、他の第3ユーザに対して承認権限を委任することにより契約締結手続きに伴う第2ユーザの業務負担を低減することができる。
1 システム、10 サーバ、101 記憶部、104 制御部、106 入力装置、108 出力装置、20 第1ユーザ端末、201 記憶部、204 制御部、206 入力装置、208 出力装置、30 第2ユーザ端末、301 記憶部、304 制御部、306 入力装置、308 出力装置、40 第3ユーザ端末、401 記憶部、404 制御部、406 入力装置、408 出力装置

Claims (14)

  1. プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    第1ユーザから、契約締結の対象となる契約情報を受け付ける契約受付ステップと、
    第2ユーザから、1または複数の委任条件を受け付ける条件受付ステップと、
    前記条件受付ステップにおいて受け付けた前記委任条件に基づき、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する承認者特定ステップと、
    前記承認者特定ステップにおいて特定した前記1または複数の第3ユーザから、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の契約締結を承認する指示を受け付ける承認ステップと、
    前記承認者特定ステップにおいて特定された前記1または複数の第3ユーザに対して第2ユーザが保有する承認権限を付与する権限付与ステップと、
    を実行させるプログラム。
  2. 前記条件受付ステップにおいて受け付ける委任条件は、前記1または複数の委任条件ごとに1または複数の第3ユーザが関連づけられた条件であり、
    前記承認者特定ステップは、前記契約情報が前記委任条件に該当する場合に、前記該当する委任条件に関連付けられた前記1または複数の第3ユーザを、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の承認者として特定するステップである、
    請求項1記載のプログラム。
  3. 前記条件受付ステップにおいて受け付ける委任条件は、前記契約情報の契約種別に関する条件を含み、
    前記承認者特定ステップは、前記契約情報の契約種別が所定の契約種別である場合に、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定するステップである、
    請求項1または2記載のプログラム。
  4. 前記条件受付ステップにおいて受け付ける委任条件は、前記契約情報の契約金額に関する条件を含み、
    前記承認者特定ステップは、前記契約情報の契約金額が所定の金額である場合に、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定するステップである、
    請求項1から3のいずれか記載のプログラム。
  5. 前記条件受付ステップにおいて受け付ける委任条件は、日時に関する条件を含み、
    前記承認者特定ステップは、契約受付ステップにおいて前記契約情報を受け付けた日時が所定の日時である場合に、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定するステップである、
    請求項1から4のいずれか記載のプログラム。
  6. 第1ユーザは、第2ユーザとは異なるグループに属するユーザであり、
    第2ユーザおよび第3ユーザは、同じグループに属するユーザである、
    請求項1から5のいずれか記載のプログラム。
  7. 前記承認者特定ステップは、前記契約情報の承認者として複数の第3ユーザを特定するステップであり、
    前記承認ステップは、
    前記複数の第3ユーザのうち1のユーザから、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の契約締結を承認する指示を受け付けるステップと、
    前記1のユーザから受け付けた前記契約情報の契約締結を承認する指示に応じて、他の第3ユーザについて前記契約情報の契約締結を承認またはスキップさせるステップと、
    を含む、
    請求項1から6のいずれか記載のプログラム。
  8. プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    第1ユーザから、契約締結の対象となる契約情報を受け付ける契約受付ステップと、
    第2ユーザから、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の承認者として1または複数の第3ユーザを特定する情報を受け付ける承認者受付ステップと、
    前記承認者受付ステップにおいて受け付けた前記1または複数の第3ユーザから、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の契約締結を承認する指示を受け付ける承認ステップと、
    前記承認者受付ステップにおいて受け付けた前記1または複数の第3ユーザに対して第2ユーザが保有する承認権限を付与する権限付与ステップと、
    を実行させるプログラム。
  9. 前記承認者受付ステップは、前記承認者受付ステップにより特定された第3ユーザからは、前記契約受付ステップにおいて受け付けた前記契約情報の承認者として1または複数の第4ユーザを特定する情報を受け付けないステップである、
    請求項8記載のプログラム。
  10. 前記契約情報は、契約締結に関する調印者として第2ユーザの情報が規定された契約情報であり、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記承認ステップにおいて受け付けた契約締結を承認する指示に基づいて、前記契約情報に第3ユーザが前記契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する署名ステップと、
    を実行させる請求項1から9のいずれか記載のプログラム。
  11. 前記署名ステップは、前記承認ステップにおいて受け付けた契約締結を承認する指示に基づいて、前記契約情報に第3ユーザが第2ユーザから承認権限を付与されたことを示す電子署名を付与して記憶するステップを含む、
    請求項10記載のプログラム。
  12. プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、
    前記プロセッサに、請求項1から11のいずれか記載のプログラムを実行させる、
    情報処理装置。
  13. プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムであって、
    前記プロセッサに、請求項1から11のいずれか記載のプログラムを実行させる、
    を実行させる情報処理システム。
  14. プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    前記プロセッサに、請求項1から11のいずれか記載のプログラムを実行させる、
    情報処理方法。
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