JP2023109209A - 圧電アクチュエータ - Google Patents

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【課題】キャップの内部の端子とリード線との接続の信頼性を向上させることができる圧電アクチュエータを提供する。【解決手段】電圧の印加により変位する圧電アクチュエータ100であって、複数の圧電素子110を直列に連結して形成され、または一つの圧電素子110により形成された圧電アクチュエータ本体105と、前記圧電アクチュエータ本体105の一端を支持する座150と、前記圧電アクチュエータ本体105を収容するキャップ160と、前記座150に固定された端子120と、前記端子120の前記キャップ160の内側の端部と前記キャップ160の内部に配置される部材に電気的に接続されたリード線130との間でそれぞれとはんだ付けされ、前記端子120および前記リード線130を接続する、中空筒状で長手方向の中程に端子止め部175を有する金属からなる接続部材170と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電圧の印加により変位する圧電アクチュエータに関する。
圧電素子は、伸長時と収縮時で異なる変位特性(ヒステリシス)を示すこと、および電圧を印加し続けると変位クリープを起こし、次第に寸法が変化していくことから、半導体露光装置等の精密位置決めでは、変位センサによりフィードバック制御を行い位置決め精度を向上させて使用されている。また、精密な数値制御加工機の微動機構や医療用マニュピレータ、航空・宇宙用の精密な姿勢制御機構にも変位センサによりフィードバック制御を行った高精度の圧電アクチュエータが使用されている。さらに、半導体製造装置へ各種ガスを供給する流量調整バルブの駆動用としても圧電アクチュエータが使用されているが、制御流量の高精度化に伴い変位センサを内蔵したものが使用されるようになっている。
特許文献1は、ヒステリシスを有する圧電変位部を用い、ピストンの変位量を高い精度で制御することを目的として、印加電圧に応じて伸縮する圧電変位部、圧電変位部の一端の伸縮力を受けるピストン、圧電変位部の他端の伸縮力を受けるベースを備え、ピストンは、圧電変位部を覆う内筒14を備え、この内筒の端にはベースに接近した変位検出部を備え、ベースには、変位検出部までの距離を検出する変位センサが固定されている圧電アクチュエータが記載されている。
特許文献2は、電歪効果素子を用いた圧電アクチュエータの電圧-変位特性のヒステリシスを解消し、微小な移動量の検出精度を改善することを目的として、金属ケース内に気密端子や金属部材によって密封した電歪効果素子の側面に変位センサを設けて電歪効果素子に電気接続する圧電アクチュエータが記載されている。
特開平8-153909号公報 特開平5-206536号公報
圧電アクチュエータ用の変位センサとしては非接触式の静電容量センサや渦電流センサが使用されることが多かった。しかしながら、特許文献1に示されるような、非接触式のセンサを用いたフィードバック制御方式を適用した場合、高精度な位置決めが可能になるが、システムが複雑で高価となり、用途も限定される。
これに対し、特許文献2に示されているように、電歪効果素子の側面の一部に歪ゲージなどの変位センサを直接貼付し、微小な移動量の検出精度を改善する圧電アクチュエータも提案されている。歪ゲージは多くの場合、圧電素子に直接貼り付けるだけであるため小型で安価な変位計となる。
特許文献2のように、圧電アクチュエータ用金属筐体に圧電アクチュエータ本体を密閉し、内部に歪ゲージを配置する構成とする場合、圧電アクチュエータの内部配線と筐体外部との接続は、座と呼ばれるベース部を貫通する端子を介して行なわれていた。この場合、端子と歪ゲージのリード線との接続も他の部材を使わず直接はんだ付けにより行なわれていた。
しかしながら、座の内部のスペースは狭小であり、歪ゲージのリード線は非常に細く柔らかいために座の端子にはんだ付けする位置出しが難しく、ピンセットで押さえながら座の端子に近づけてのはんだ付け作業となるため、確実な電気配線をするにははんだ付けの熟練を要し、製品の精度のバラツキに繋がっていた。歪ゲージはmΩレベルの抵抗変化をホイートストンブリッジで検出して変位歪を検出する。そのため、はんだ付けで確実に接続されていないと製品の初期性能のバラツキとなり、接続抵抗が1~2Ω発生するとブリッジ回路で変位を検出することができず製品不良となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、キャップの内部の端子とリード線との接続の信頼性を向上させることができる圧電アクチュエータを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明の圧電アクチュエータは、電圧の印加により変位する圧電アクチュエータであって、複数の圧電素子を直列に連結して形成され、または一つの圧電素子により形成された圧電アクチュエータ本体と、前記圧電アクチュエータ本体の一端を支持する座と、前記圧電アクチュエータ本体を収容するキャップと、前記座に固定された端子と、前記端子の前記キャップの内側の端部と前記キャップの内部に配置される部材に電気的に接続されたリード線との間でそれぞれとはんだ付けされ、前記端子および前記リード線を接続する、中空筒状で長手方向の中程に端子止め部を有する金属からなる接続部材と、を備えることを特徴としている。
このように、端子のキャップの内側の端部とキャップの内部に配置される部材のリード線が、中空筒状で長手方向の中程に端子止め部を有する金属からなる接続部材を介しはんだ付けされることで、端子とリード線との接続の信頼性を向上させることができる。
(2)また、本発明の圧電アクチュエータにおいて、前記接続部材の内部は、はんだが充填されていることを特徴としている。
このように、接続部材の内部にはんだが充填されていることで、接続部材の内部で広い面積で端子と接続部材およびリード線と接続部材とが接続されるため、端子とリード線との接続の信頼性をより向上させることができる。
(3)また、本発明の圧電アクチュエータにおいて、前記接続部材は、内面が金メッキされていることを特徴としている。
このように、接続部材の内面が金メッキされていることで、接続部材の内面のはんだの濡れ性が良くなるため、端子とリード線との接続の信頼性をより向上させることができる。
(4)また、本発明の圧電アクチュエータにおいて、前記接続部材の端子側の端部の内径と前記端子の前記キャップの内側の端部の外径との差は、0.2mm以下であることを特徴としている。
このように、接続部材の端子側の端部の内径と端子のキャップの内側の端部の外径との差が0.2mm以下であることで、接続部材下端にはんだを供給した際、毛細管現象によりはんだが接続部材上端まで充填され、端子とリード線を容易かつ確実に接続することができる。
(5)また、本発明の圧電アクチュエータにおいて、前記接続部材の前記端子止め部は、前記接続部材を構成するパイプの中程を凹ませた形状により形成されていることを特徴としている。
このように、接続部材の端子止め部が、接続部材を構成するパイプの中程を凹ませた形状により形成されていることで、接続部材を容易に作製でき、コストを低減することができる。
(6)また、本発明の圧電アクチュエータは、前記圧電アクチュエータ本体の側面に直接、または他の部材を介して張り付けられ、前記圧電アクチュエータ本体の変位変化時の歪を検知する歪ゲージをさらに備え、前記リード線は、前記歪ゲージのリード線であることを特徴としている。
このように、圧電アクチュエータ本体の変位変化時の歪を検知する歪ゲージをさらに備え、接続部材を介して端子と接続されるリード線を歪ゲージのリード線とすることで、細く切れやすい歪ゲージのリード線と端子との接続の信頼性を向上させることができる。また、歪ゲージのリード線と端子との接続の不具合による抵抗値のバラツキが少なくなるので、製品不良を低減できると共に、圧電アクチュエータ使用時の歪ゲージの出力の信頼性を向上できる。
本発明によれば、キャップの内部の端子とリード線との接続の信頼性を向上させることができる。
(a)、(b)、それぞれ本発明の実施形態に係る圧電アクチュエータの一例を示す正断面図および側断面図である。 圧電素子の一例を示す正断面図である。 圧電素子の変形例を示す正断面図である。 直交2軸型の歪ゲージを使用したときのブリッジ回路の一例を示す模式図である。 縦歪1ゲージ型の歪ゲージを使用したときのブリッジ回路の一例を示す模式図である。 (a)、(b)それぞれ本発明の実施形態に係る圧電アクチュエータの座および端子の一例を示す正断面図および底面図である。 (a)~(c)、それぞれ接続部材の一例を示す平面図、正面図、および側面図である。 (a)、(b)、それぞれ接続部材の接続時の一例を示す正断面図、および側断面図である。 (a)~(c)、それぞれ接続部材の変形例を示す平面図、正面図、および側面図である。 (a)~(c)、それぞれ接続部材の変形例を示す平面図、正面図、および側面図である。 (a)~(c)、それぞれ接続部材の変形例を示す平面図、正面図、および側面図である。 (a)~(d)、それぞれ接続部材の変形例を示す平面図、正面図、側面図、および側断面図である。 変位制御システムの概略図である。 (a)は、製造途中の圧電素子の一例を示す断面図、(b)~(d)は、それぞれ(a)の圧電素子の製造に使用されるグリーンシートを示す模式図である。 (a)は、製造途中の圧電素子の一例を示す断面図、(b)~(e)は、それぞれ(a)の圧電素子の製造に使用されるグリーンシートを示す模式図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。なお、構成図において、各構成要素の大きさは概念的に表したものであり、必ずしも実際の寸法比率を表すものではない。
[実施形態]
(圧電アクチュエータの基本的構成)
図1(a)、(b)は、それぞれ本実施形態に係る圧電アクチュエータ100の一例を示す正断面図および側断面図である。なお、図1(a)、(b)は、キャップのみ断面として表している。なお、参照図に示す圧電アクチュエータは一例であって、素子数等で本発明は限定されない。
圧電アクチュエータ100は、圧電アクチュエータ本体105と、座150と、キャップ160と、端子120と、接続部材170とで構成され、電圧の印加により伸縮する。圧電アクチュエータ100は、例えばマスフローコントローラの弁の開閉制御部や精密位置決め装置のステージ駆動部に用いられ、その場合、被駆動体(弁、ステージ)を変位させる。
接続部材170は、中空筒状で長手方向の中程に端子止め部175を有する金属からなる。また、接続部材170は、端子120のキャップ160の内側の端部とキャップ160の内部に配置される部材に電気的に接続されたリード線130との間でそれぞれとはんだ付けされ、端子120およびリード線130を接続する。このとき、キャップ160の内部に配置され、リード線130と電気的に接続される部材は、キャップ160の内部の部材から電気的信号を取り出しもしくはキャップ160の内部の部材に電気的信号を伝達し、またはキャップ160の内部の部材に電圧を印加する必要のある部材であれば、どのようなものであってもよい。当該部材のリード線130は、当該部材とは別の部材として形成され当該部材に接続されていてもよいし、当該部材と一体的に形成されてものであってもよい。
当該部材は、圧電アクチュエータ本体105とは異なる他の部材、例えば、歪ゲージ140、熱電対などであってもよい。また、当該部材は、圧電アクチュエータ本体105であってもよい。以下では、当該部材が歪ゲージ140であり、接続部材170が、歪ゲージの出力端子125、126、127と歪ゲージのリード線135、136、137とを接続する場合を一例として説明するが、本発明はこれに限定されず、キャップ160の内部で端子120とリード線130との接続の少なくとも1箇所に接続部材170が使用されている場合、歪ゲージ140を備えていない圧電アクチュエータ100であっても本発明の範囲に含まれる。
(圧電アクチュエータの具体的構成)
圧電アクチュエータ100は、圧電アクチュエータ本体105、端子120(駆動用の端子121、122、センサ用の端子125、126、127)、歪ゲージ140、座150、キャップ(圧電アクチュエータ用金属筐体)160、および接続部材170で構成される。
(圧電アクチュエータ本体)
圧電アクチュエータ本体105は、圧電素子110、圧電アクチュエータ本体のリード線131、132、および突起108で構成されている。圧電アクチュエータ本体105を構成する複数の圧電素子110は、直列に配置、連結され(多連化)、その端面同士が接着剤により接着されている。複数の圧電素子110が接着されることで大きい変位量を確保できる。なお、直列とは、伸縮方向すなわち圧電素子110内の圧電層および内部電極の積層方向を意味する。本発明の圧電アクチュエータ100に使用される圧電アクチュエータ本体105は、複数の圧電素子110により形成されていても、一つの圧電素子110により形成されていてもよい。
圧電アクチュエータ本体105は、一対の圧電アクチュエータ本体のリード線131、132を介して一対の外部電極116、117に電圧が印加されたとき、各圧電素子110が伸縮することで先端が変位する。駆動用端子121、122は、圧電アクチュエータ本体のリード線131、132に接続されており、印加電圧をリード線131、132に伝える。
圧電アクチュエータ本体のリード線131、132は、駆動用端子121、122と各圧電素子110の外部電極116、117とを接続している。なお、図1(b)で示す側面とは反対側でも同様に接続がなされている。
突起108は、無機材料で形成され、圧電アクチュエータ本体105の被駆動体へ変位を伝える先端側に設けられている。突起108と圧電アクチュエータ本体105とは強固に接着されており、突起108はキャップ160のドーム形状の内側部分に接する。これにより、圧電アクチュエータ本体105の変位をキャップ160の外部に取り出すことができる。なお、本実施形態では、突起108は半球状であるが、これ以外の形状でもよい。また、圧電アクチュエータ本体105は、突起108を備えない構成でもよい。
(圧電素子)
図2は、圧電素子110の一例を示す正断面図である。圧電素子110は、印加電圧に対して変位を出力し、圧電層113、内部電極114、115および外部電極116、117を有している。圧電素子110は、圧電層113と内部電極114、115とが交互に積層されている。また、圧電素子110の側面において、外部電極116、117は、それぞれ内部電極114、115に接続されている。圧電層は、例えばPZT、チタン酸バリウム等の圧電材料で構成できる。電極材料には、Ag-Pd、Pt等を用いることができる。
図3は、圧電素子110の変形例を示す正断面である。図3では、内部電極114、115を細い実線で、応力緩和層118を点線で、応力緩和層118の端部の空隙部119を太い実線で表している。図3に示されるように、本実施形態に係る圧電素子110は、応力緩和層118が設けられていてもよい。
一般に積層型圧電素子内部には内部電極の周辺には、絶縁および外部環境からの汚染、防湿のため圧電不活性部が形成されている。圧電アクチュエータ用の積層型圧電素子では圧電不活性部による変位阻害を防止するために、全層もしくは一定の間隔で圧電不活性部にスリット状の空隙部119を有する応力緩和層118を形成することがある。すなわち、応力緩和層118は、圧電素子110の駆動時に素子内部に発生する応力を緩和するために設けられる。
(歪ゲージ)
歪ゲージ140は、圧電アクチュエータ本体105の歪を検知する。歪ゲージ140は、圧電アクチュエータ本体105の側面に直接または他の部材を介して貼り付けられることで接続される。他の部材は、例えば、圧電アクチュエータ本体105の応力を緩和するためのメッシュであってもよい。貼り付けは、エポキシ系接着剤、瞬間接着剤、フェノール系接着剤、ポリイミド系接着剤等の接着剤を使用することができる。耐久性や高温での使用を考慮すると、エポキシ系接着剤を用いることが好ましい。
図1の歪ゲージ140は、圧電アクチュエータ100の長さ方向の縦ゲージと幅方向の横ゲージの直交2軸型のゲージで構成されている例を示している。横ゲージ出力は座150の端子125へ、縦ゲージ出力は座150の端子127へ、縦ゲージと横ゲージの共通端子は座150の端子126に接続されている。図4は、直交2軸型の歪ゲージを使用したときのブリッジ回路の一例を示す模式図である。歪ゲージ140は、圧電アクチュエータ本体105の表面に直接または他の部材を介して接続されているので、圧電アクチュエータ100が圧電アクチュエータ100の長さ方向に伸びたときに歪ゲージ140の縦ゲージが伸び、横ゲージは縮むこととなる。従って縦ゲージ抵抗が微増し、横ゲージ抵抗が微減することとなる。図4に示すように、直交2軸型の歪ゲージをブリッジ回路に接続することで、歪ゲージからの出力電圧が圧電素子のポアソン比に相当する約30%増大する。また、縦ゲージと横ゲージの熱膨張による変化が相殺されるため、温度補償され測定精度が向上する。
歪ゲージ140は、線歪ゲージ、箔歪ゲージ等を用いることができる。また、歪ゲージ140は、直交2軸型の歪ゲージに限られず、縦歪1ゲージ型の歪ゲージを用いることもできる。図5は、縦歪1ゲージ型の歪ゲージを使用したときのブリッジ回路の一例を示す模式図である。縦歪1ゲージ型の歪ゲージ140を使用とすると、端子を一つ減らすことができ、接続も容易になるので、コストを低減できる。歪量の精密な検知を必要とする場合、歪ゲージ140は直交2軸型の歪ゲージを使用することが好ましい。なお、図4、図5は一例であり、歪ゲージ140やブリッジ回路の構成は、これらに限定されない。
歪ゲージ140は、歪ゲージのリード線135、136、137に接続され、歪ゲージのリード線135、136、137が、歪ゲージの出力端子125、126、127にそれぞれ接続されることで、検知された変位信号が伝達される。これにより、圧電アクチュエータ本体105の変位を確認して、正確にその変位を把握することができフィードバック制御により圧電アクチュエータ100を使用した精密な位置決めが可能になる。歪ゲージのリード線135、136、137は、歪ゲージ140と一体的に形成されてものであってもよい。また、歪ゲージのリード線135、136、137の形状は、線、箔などどのようなものであってもよい。なお、歪ゲージのリード線135、136、137が他の電極部や金属部分に接触する虞がある場合、歪ゲージのリード線135、136、137の必要な箇所にシリコンチューブなどの絶縁被覆を被せてもよい。
座150は、圧電アクチュエータ本体105の端部に接着され、その一端を固定し、圧電アクチュエータ本体105を支持する。そして、座150側の端部が固定された圧電アクチュエータ本体105の伸縮により先端側の突起108が変位する。
座150は、キャップ160の端部と固定されることで、圧電アクチュエータ本体105を密封する。湿度や腐食性ガスに弱い圧電アクチュエータ本体105と歪ゲージ140を、低湿度の不活性ガスで気密封止した構造とすることで信頼性と耐久性を向上できる。例えば、切削水で変位装置が濡れるような精密加工機、腐蝕性ガスの流量制御を行う圧電式バルブなどで用いられる場合、オープン制御では圧電アクチュエータを用いた位置決め精度が不十分であり、変位センサによりフィードバック制御を行うことが可能な圧電アクチュエータにより位置決め等を行うことが有効である。
このように、封止により高湿度、腐食性ガス下など過酷な環境でも問題なく、圧電アクチュエータを稼働することができる。キャップ160内が完全に気密構造となるため、湿度や腐食性ガス等の圧電素子110、歪ゲージ140の耐久性を阻害する環境下でも使用可能となり、用途拡大につながる。
図6(a)、(b)は、それぞれ本実施形態に係る圧電アクチュエータ100の座150および端子120(駆動用端子121、122、歪ゲージの出力端子125、126、127)の一例を示す正断面図および底面図である。端子120は、座150に固定されている。駆動用端子121、122、および歪ゲージの出力端子125、126、127は、ハーメチック端子として座150を貫通して設けられていることが好ましい。この場合、貫通孔にはガラスまたは樹脂155が充填され、密封されている。
貫通孔にガラスが充填される場合、端子120はガラスの熱膨張に合わせる為にコバールが使用され、端子120の表面はニッケルめっきされることがある。このような端子120にリード線130を直接はんだ付けする場合、ニッケルめっきした端子120ははんだの濡れ性が悪いため、接続不良が生じる虞がある。このような場合であっても、本発明の接続部材170を使用して接続すると、接続不良が生じる虞を低減できる。
座150には、駆動用端子121、122、および歪ゲージの出力端子125、126、127が圧電アクチュエータ100の中心軸の周りに歪ゲージの出力用および駆動用で明確に配置されていることが好ましい。これにより、駆動用端子121、122、および歪ゲージの出力端子125、126、127について容易に電気的な接続をとることができる。
キャップ160は、有底で開口端を有する円筒形状を有し、金属で形成されている。キャップ160は、圧電アクチュエータ本体105を積層方向に密着しつつ内部に収容し、座150にその開口端が接合され、キャップ160内部を封止している。これにより、圧電アクチュエータ100が保護され、耐久性が向上する。
キャップ160の直管部分は、キャップ160の中央から底部にかけて円筒に形成されている。キャップ160は、キャップの先端部分にドーム形状の部分に突起108が当接するダイヤフラムを有することが好ましい。キャップ160は、SUS316、SUS316L等の耐食性とばね性に優れている材質が望ましい。基台が座150を固定し、座150が圧電アクチュエータ本体105の端部を支持している。そして、キャップ160の先端が被駆動体に接することで、圧電アクチュエータ100から被駆動体に変位が伝わる。
図1(a)、(b)に示されるように、キャップ160内部には、圧電アクチュエータ本体105の他、歪ゲージ140も収容されている。キャップ160により周囲の環境から圧電アクチュエータ本体105と歪ゲージ140を保護できる。
圧電アクチュエータ100は、キャップ160内部に歪ゲージ140を配置し、歪ゲージの出力端子125、126、127を座150に設けている。これにより、歪ゲージ140を内蔵した圧電アクチュエータ100において、歪ゲージの出力端子125、126、127を介して圧電素子110の歪の信号を受けられる。圧電素子の歪量とポジショナの全長変化は比例関係となることから圧電素子の歪み信号から圧電アクチュエータの変位を得ることができる。
歪ゲージの出力端子125、126、127のキャップ160の内側の端部と歪ゲージのリード線135、136、137は、中空筒状で長手方向の中程に端子止め部175を有する金属からなる接続部材170を介しはんだ付けされることが好ましい。これにより、歪ゲージの出力端子125、126、127と歪ゲージのリード線135、136、137との接続の信頼性を向上させることができる。
(接続部材)
図7(a)~(c)は、それぞれ接続部材170の一例を示す平面図、正面図、および側面図である。接続部材170は、金属からなり、中空筒状で長手方向の中程に端子止め部175を有する。そして、接続部材170の中空筒状の内部でリード線130と接続部材170、および端子120と接続部材170とがそれぞれはんだ付けされることで、リード線130と端子120とを電気的に接続する。図7は、中空筒状のパイプの中程を側面の一方から点状に凹ませた形状の接続部材170を示している。
これにより、歪ゲージのリード線135、136、137のように細く切れやすいリード線130を座150の狭い範囲に接続しなければならない場合であっても、リード線130と端子120との接続を容易に行なうことができる。また、歪ゲージのリード線135、136、137と歪ゲージの出力端子125、126、127との接続の信頼性を向上させることができる。また、歪ゲージのリード線135、136、137と歪ゲージの出力端子125、126、127との接続の不具合による歪ゲージ140の抵抗値のバラツキが少なくなるので、圧電アクチュエータ100使用時の歪ゲージ140の出力の信頼性が向上する。また、端子120の表面がはんだの濡れ性が悪い場合であっても、端子120と接続部材170とを容易にはんだ付けすることができる。これらの結果、リード線130と端子120との接続の信頼性を向上させることができる。
図8(a)、(b)は、それぞれ接続部材170の接続時の一例を示す正断面図、および側断面図である。図8(a)、(b)に示されるように、接続部材170の内部は、はんだ178が充填されていることが好ましい。これにより、接続部材170の内部で広い面積で端子120と接続部材170およびリード線130と接続部材170とが接続されるため、端子120とリード線130との接続の信頼性をより向上させることができる。接続部材170の内部がはんだ178が充填されているとは、接続部材170の長手方向の長さの80%以上の範囲にはんだが存在していることをいう。
接続部材170は、端子120側の端部から端子止め部175までの長さが、端子120の座150の底面より上に出ている長さより長いことが好ましい。これにより、接続部材170を端子120に挿入したときに、接続部材170の端子120側の端部と座150の底面との間に間隙ができ、はんだ付けが容易になる。
接続部材170は、内面が金メッキされていることが好ましい。これにより、接続部材170の内面のはんだ178の濡れ性が良くなるため、端子120とリード線130との接続の信頼性をより向上させることができる。
接続部材170の端子120側の端部の内径と端子120のキャップ160の内側の端部の外径との差は、0.2mm以下であることが好ましい。これにより、毛細管現象によりはんだ付けを容易に行なうことができる。当該差の下限値は、毛細管現象が生じる値であればどのような値であってもよいが、例えば、0.05mm以上であることが好ましい。
接続部材170の端子止め部175は、内部に中空部分を残しつつ、接続する端子120が通過できない構造であることが好ましい。また、接続部材170の端子止め部175は、端子120を挿入した際に、中空部分が塞がれない形状であることが好ましい。例えば、中空筒状のパイプの中程を内部に中空部分を残しつつ潰したり、内側方向に突起を設けたりすることで、このような構造にすることができる。これらの構造により、毛細管現象を利用して接続部材170の中空筒状の内部でのリード線130と接続部材170、および端子120と接続部材170とのはんだ付けを容易に行なうことができる。詳細は製造方法で説明する。
図9(a)~(c)、図10(a)~(c)、図11(a)~(c)は、それぞれ接続部材170の変形例を示す平面図、正面図、および側面図である。図9は、中空筒状のパイプの中程を側面の両側から2点をそれぞれ点状に凹ませた形状の接続部材170を示している。図10は、中空筒状のパイプの中程を側面の一方から直線状に凹ませた形状の接続部材170を示している。図11は、中空筒状のパイプの中程を側面の両側からそれぞれ直線状に凹ませた形状の接続部材170を示している。図7、図9~図11に示されるように、接続部材170の端子止め部175は、接続部材170を構成するパイプの中程を凹ませた形状により形成されていることが好ましい。これにより、接続部材170を容易に作製でき、コストを低減することができる。
また、図12(a)~(d)は、それぞれ接続部材170の変形例を示す平面図、正面図、側面図、および側断面図である。図12に示されるように、接続部材170は外形上の凹みがなく、接続部材170の端子止め部175は、接続部材170を構成するパイプの中程の内側に突起を設けた形状により形成されていてもよい。また、接続部材170は、端子120側の径とリード線130側の径が異なっていてもよい。また、接続部材170は、断面が楕円や多角形の中空筒状であってもよい。
(変位制御システム)
上記の圧電アクチュエータ100を用いて変位制御システム200を構成できる。図13は、変位制御システム200の概略図である。図13に示されるように、変位制御システム200は、圧電アクチュエータ100、フィードバック制御装置180および駆動電源190を備えている。
歪ゲージの出力端子125、126、127は、フィードバック制御装置180に接続されている。検知された歪の信号は、フィードバック制御装置180に入力され、フィードバック制御装置180は、検知された信号を圧電アクチュエータ100の変位に変換し、検知された変位をもとに必要な駆動量を算出する。検知信号から変位への変換は、同相であり、例えば圧電アクチュエータの変位を一定に保ちたい場合、歪ゲージ140から歪増大の信号の入力があったときには、圧電アクチュエータ100の伸びの変位を意味する。フィードバック制御装置180は、算出された駆動量に応じて駆動電源190を制御し、歪信号が変動前の歪み値となる電圧を圧電アクチュエータ本体105に印加する。このようにして、キャップの内部の端子とリード線との接続の信頼性を向上させた圧電アクチュエータ100を使用して、誤差を低減した変位制御システム200を実現できる。
(圧電アクチュエータの製造方法)
次に、図1のように構成された圧電アクチュエータ100の製造方法を説明する。まず、圧電層と内部電極とが交互に積層された圧電素子110を作製する。図14(a)は、製造途中の圧電素子の一例を示す断面図、図14(b)~(d)は、それぞれ図14(a)の圧電素子の製造に使用されるグリーンシートを示す模式図である。図14(b)~(d)は、それぞれ焼成後に内部電極114となる電極ペースト214と圧電層113となる圧電セラミックス213が積層されたグリーンシート201、焼成後に内部電極115となる電極ペースト215と圧電層113となる圧電セラミックス213が積層されたグリーンシート202、および電極ペーストが積層されていない圧電セラミックス213のみのグリーンシート203を示す。これらを設計に応じて積層、圧着し、焼成することで、圧電層と内部電極とが交互に積層された、図14(a)に示される圧電素子110を作製できる。
圧電セラミックスのグリーンシートは、例えば、PZT、チタン酸バリウム等の圧電材料を使用することができる。電極ペーストは、例えば、PtやAg-Pd等を使用することができる。なお、圧電素子110の積層方向の端面は、保護層を形成するために、グリーンシート203を1層以上積層してもよい。
また、応力緩和層118を有する圧電素子110の作製方法を説明する。図15(a)は、製造途中の圧電素子の一例を示す断面図、図15(b)~(e)は、それぞれ図15(a)の圧電素子の製造に使用されるグリーンシートを示す模式図である。図15(b)~(e)は、それぞれ焼成後に内部電極114となる電極ペースト214と圧電層113となる圧電セラミックス213が積層されたグリーンシート201、焼成後に内部電極115となる電極ペースト215と圧電層113となる圧電セラミックス213が積層されたグリーンシート202、電極ペーストが積層されていない圧電セラミックス213のみのグリーンシート203、および焼成後に圧電層113となる圧電セラミックス213と応力緩和層118となる難焼結セラミックスペースト218が積層されたグリーンシート204を示す。これらを設計に応じて積層、圧着し、焼成することで、圧電層と内部電極とが交互に積層され、応力緩和層を有する、図15(a)に示される圧電素子110を作製できる。
このように、応力緩和層118を有する圧電素子110は、焼成後に応力緩和層118となる難焼結セラミックスペースト218が塗布されたグリーンシート204が所定の間隔で積層されて焼成されることで製造される。難焼結セラミックスペースト218としては、例えば、ジルコニア、チタン酸鉛などを使用することができる。なお、応力緩和層118の形状や間隔はこれに限られない。また、難焼結セラミックスペースト218を使用しないで応力緩和層118を形成してもよい。
次に、圧電素子110の側面に積層方向に沿って、内部電極114、115に接続された外部電極116、117を形成する。圧電素子110の側面に電極ペーストを印刷して焼成することで外部電極116、117を形成できる。得られた複数の圧電素子110の積層方向の端面には、エポキシ等の接着剤を塗布して接着し、直列方向に連結する。このようにして多連化を行い、接着剤を硬化させる。
次に、金属製で板状の圧電アクチュエータ本体のリード線131、132を、外部電極116、117に固着させる。
次に、歪ゲージ140、または圧電アクチュエータ本体105の歪ゲージ140配置位置に接着剤を塗布して、歪ゲージ140を圧電アクチュエータ本体105に貼り付ける。歪ゲージを他の部材を介して圧電アクチュエータ本体105に貼り付けてもよい。なお、歪ゲージ140は、1つの圧電素子110に貼り付けてもよいし、連続する複数の圧電素子110に貼り付けてもよい。
次に、歪ゲージ140を貼り付けた圧電アクチュエータ本体105を座150に設置する。次に、圧電アクチュエータ本体のリード線131、132を駆動用端子121、122にそれぞれ接続する。また、歪ゲージのリード線135、136、137を歪ゲージの出力端子125、126、127にそれぞれ接続する。
歪ゲージのリード線135、136、137と歪ゲージの出力端子125、126、127との接続は、接続部材170を介して行なうことが好ましい。これにより、歪ゲージの出力端子125、126、127と歪ゲージのリード線135、136、137との接続の信頼性を向上させることができる。また、接続部材170の両端に歪ゲージの出力端子125、126、127と歪ゲージのリード線135、136、137をそれぞれ挿入することで、ピンセット等で端子やリード線を保持する必要が無くなり、はんだ付け時の位置決めが容易となるので、作業性が向上する。なお、圧電アクチュエータ本体のリード線131、132と駆動用端子121、122との接続も、接続部材170を介して行なってもよい。
このとき、接続部材170が所定の形状である場合、以下のようにすることで接続作業がより簡便になる。まず、端子120の端部に接続部材170の一端を被せて、接続部材170の他端にリード線130を挿入する。端子120側からはんだ178をあてて溶かすことで、はんだ178が毛細管現象により接続部材170の内部を上昇し、端子止め部175より上まで到達する。このはんだ178が固化することにより、一度のはんだ付けで歪ゲージの出力端子125、126、127と接続部材170、および歪ゲージのリード線135、136、137と接続部材170がそれぞれはんだ付けされ、歪ゲージの出力端子125、126、127と歪ゲージのリード線135、136、137とがそれぞれ接続される。
すなわち、接続部材170が所定の形状であるとは、接続部材170の内径が端子120の外径より大きく端子止め部175まで端子120を挿入することができ、かつ、接続部材170の内面と端子120との間隙および端子止め部175の間隙が、はんだ178の毛細管現象が生じる程度の間隙であることである。なお、はんだ178が端子止め部175より上まで到達した場合であっても、接続部材170の上端からはんだ178を追加してもよい。これにより、接続の信頼性がさらに向上する。
最後に、キャップ160を被せて封止する。なお、駆動用端子121、122は駆動電源190に、歪ゲージの出力端子125、126、127はフィードバック制御装置180にそれぞれ電気的に接続される。
このようにすることで、キャップ160の内部の端子120とリード線130との接続の信頼性を向上させた本発明の圧電アクチュエータ100を製造できる。
[実施例]
実施例として、図1に示される形状の圧電アクチュエータを作製した。歪ゲージは、直交2軸型の箔ゲージを準備して、エポキシ系接着剤を使用して、圧電アクチュエータ本体の側面に張り付けた。また、接続部材は、リン青銅製で金メッキされた内径0.53mm、外径0.76mm、長さ5.0mmのパイプの中程を側面の一方から点状に凹ませた形状のものを準備した。接続部材の端子止め部の内面の短径は、0.4mm未満であった。端子は、コバール製でニッケルめっきされた径0.45mmのものを使用した。そして、箔ゲージのリード線と端子とを接続部材を介してはんだ付けした。外見上、はんだは接続部材に充填されていた。また、はんだ付け後の接続部材を鉛直方向に切断したところ、金属パイプ内に座の端子および歪ゲージのリード線が挿入され、金属パイプ内へはんだが充填されていることが確認された。
以上により、本発明の圧電アクチュエータは、キャップの内部の端子とリード線との接続の信頼性を向上させることができることが確かめられた。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形および均等物に及ぶことはいうまでもない。また、各図面に示された構成要素の構造、形状、数、位置、大きさ等は説明の便宜上のものであり、適宜変更しうる。
100 圧電アクチュエータ
105 圧電アクチュエータ本体
108 突起
110 圧電素子
113 圧電層
114、115 内部電極
116、117 外部電極
118 応力緩和層
119 空隙部
120 端子
121、122 駆動用端子
125、126、127 歪ゲージの出力端子
130 リード線
131、132 圧電アクチュエータ本体のリード線
135、136、137 歪ゲージのリード線
140 歪ゲージ
150 座
155 ガラス、樹脂
160 キャップ
170 接続部材
175 端子止め部
178 はんだ
180 フィードバック制御装置
190 駆動電源
200 変位制御システム
201、202、203、204 グリーンシート
213 圧電セラミックス
214、215 電極ペースト
218 難焼結セラミックスペースト

Claims (6)

  1. 電圧の印加により変位する圧電アクチュエータであって、
    複数の圧電素子を直列に連結して形成され、または一つの圧電素子により形成された圧電アクチュエータ本体と、
    前記圧電アクチュエータ本体の一端を支持する座と、
    前記圧電アクチュエータ本体を収容するキャップと、
    前記座に固定された端子と、
    前記端子の前記キャップの内側の端部と前記キャップの内部に配置される部材に電気的に接続されたリード線との間でそれぞれとはんだ付けされ、前記端子および前記リード線を接続する、中空筒状で長手方向の中程に端子止め部を有する金属からなる接続部材と、を備えることを特徴とする圧電アクチュエータ。
  2. 前記接続部材の内部は、はんだが充填されていることを特徴とする請求項1記載の圧電アクチュエータ。
  3. 前記接続部材は、内面が金メッキされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧電アクチュエータ。
  4. 前記接続部材の端子側の端部の内径と前記端子の前記キャップの内側の端部の外径との差は、0.2mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の圧電アクチュエータ。
  5. 前記接続部材の前記端子止め部は、前記接続部材を構成するパイプの中程を凹ませた形状により形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の圧電アクチュエータ。
  6. 前記圧電アクチュエータは、前記圧電アクチュエータ本体の側面に直接、または他の部材を介して張り付けられ、前記圧電アクチュエータ本体の変位変化時の歪を検知する歪ゲージをさらに備え、
    前記リード線は、前記歪ゲージのリード線であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の圧電アクチュエータ。
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