JP2023109108A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】変速制御の基となるクラッチの制御状態を適切に判断し、変速ショックを抑制する。【解決手段】クラッチのスリップ量の絶対値が所定スリップ量以下である際に、ソレノイドバルブによって調圧した調圧油圧をクラッチ油圧としてクラッチへ供給する第1油路をクラッチに連通するように切替バルブが作動させられているときは、ソレノイドバルブの指示圧が所定指示圧以上の場合にクラッチの制御状態が係合状態と判断されて自動変速機の変速制御が行われ、ソレノイドバルブの指示圧が所定指示圧未満の場合にクラッチの制御状態が解放状態と判断されて自動変速機の変速制御が行われるので、切替バルブが作動させられている状態とソレノイドバルブの指示圧とが参照されることによって、クラッチの制御状態を判断する精度が向上させられる。よって、変速制御の基となるクラッチの制御状態を適切に判断し、変速ショックを抑制することができる。【選択図】図3
Description
本発明は、エンジンと電動機との間に設けられたクラッチと、エンジン及び電動機を含む動力源からの動力を伝達する自動変速機と、を備えた車両の制御装置に関するものである。
エンジンと、前記エンジンと駆動輪との間の動力伝達経路に動力伝達可能に連結された電動機と、前記動力伝達経路における前記エンジンと前記電動機との間に設けられたクラッチと、前記クラッチの制御状態を切り替える油圧であるクラッチ油圧を供給する油圧制御回路と、前記動力伝達経路における前記電動機と前記駆動輪との間に設けられた自動変速機と、を備えた車両の制御装置が良く知られている。例えば、特許文献1に記載されたハイブリッド車両の制御装置がそれである。この特許文献1には、前記油圧制御回路として、ソレノイドバルブによって調圧した調圧油圧を前記クラッチ油圧として前記クラッチへ供給する第1油路と前記調圧油圧に調圧する前の元圧を前記クラッチ油圧として前記クラッチへ供給する第2油路とを切替バルブによって選択的に前記クラッチに連通する油圧制御回路が開示されている。
ところで、クラッチの制御状態によってエンジンが自動変速機側の動力伝達経路に連結されるか否かが切り替えられるので自動変速機の入力回転部材におけるイナーシャが変わる。これに対して、クラッチの制御状態に基づいて自動変速機の変速制御を行うことで、制御性能を向上できる可能性がある。一方で、クラッチの制御状態の判断が実際のクラッチの制御状態とは異なってしまう可能性がある。例えば、クラッチの入力回転速度と出力回転速度との回転速度差であるクラッチのスリップ量でクラッチの制御状態を判断する場合、クラッチが係合状態にあるかどうかの判断が難しい。一例を挙げれば、クラッチのスリップ量がゼロであってもクラッチが解放状態ということもあり得る為、実際には解放状態であるがクラッチのスリップ量がゼロということで係合状態と判断してしまう可能性がある。又は、切替バルブの作動でクラッチの制御状態を判断する場合、クラッチの係合状態の判断に遅れが生じる可能性がある。一例を挙げれば、ソレノイドバルブによって調圧した調圧油圧が上昇させられた後にクラッチへ元圧が供給されるように切替バルブが作動させられることがある為、クラッチの係合状態の判断が遅れ、実際には既にクラッチが係合状態となっているのに解放状態と判断してしまう可能性がある。その為、自動変速機の変速制御の過渡中に判断したクラッチの制御状態が実際のクラッチの制御状態と異なっていると、変速ショックが発生するおそれがある。このような現象は、例えば自動変速機の変速制御の過渡中にクラッチの解放状態と係合状態とを切り替える制御状態の切替えが重なるときに発生し易い。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、変速制御の基となるクラッチの制御状態を適切に判断し、変速ショックを抑制することができる車両の制御装置を提供することにある。
第1の発明の要旨とするところは、(a)エンジンと、前記エンジンと駆動輪との間の動力伝達経路に動力伝達可能に連結された電動機と、前記動力伝達経路における前記エンジンと前記電動機との間に設けられたクラッチと、前記クラッチの制御状態を切り替える油圧であるクラッチ油圧を供給する油圧制御回路と、前記動力伝達経路における前記電動機と前記駆動輪との間に設けられた自動変速機と、を備え、前記油圧制御回路は、ソレノイドバルブによって調圧した調圧油圧を前記クラッチ油圧として前記クラッチへ供給する第1油路と前記調圧油圧に調圧する前の元圧を前記クラッチ油圧として前記クラッチへ供給する第2油路とを切替バルブによって選択的に前記クラッチに連通するものである車両の、制御装置であって、(b)前記クラッチの制御状態に基づいて前記自動変速機の変速制御を行う変速機制御部を含んでおり、(c)前記変速機制御部は、前記クラッチの入力回転速度と出力回転速度との回転速度差である前記クラッチのスリップ量の絶対値が所定スリップ量を超えている際には、前記クラッチの制御状態を解放状態と判断して前記自動変速機の変速制御を行うと共に、(d)前記クラッチのスリップ量の絶対値が前記所定スリップ量以下である際に、前記第2油路を前記クラッチに連通するように前記切替バルブが作動させられているときは、前記クラッチの制御状態を係合状態と判断して前記自動変速機の変速制御を行う一方で、(e)前記第1油路を前記クラッチに連通するように前記切替バルブが作動させられているときは、前記ソレノイドバルブの指示圧が所定指示圧以上の場合に前記クラッチの制御状態を係合状態と判断して前記自動変速機の変速制御を行い、前記ソレノイドバルブの指示圧が前記所定指示圧未満の場合に前記クラッチの制御状態を解放状態と判断して前記自動変速機の変速制御を行うことにある。
前記第1の発明によれば、クラッチのスリップ量の絶対値が所定スリップ量を超えている際には、クラッチの制御状態が解放状態と判断されて自動変速機の変速制御が行われると共に、クラッチのスリップ量の絶対値が所定スリップ量以下である際に、元圧をクラッチ油圧としてクラッチへ供給する第2油路をクラッチに連通するように切替バルブが作動させられているときは、クラッチの制御状態が係合状態と判断されて自動変速機の変速制御が行われる一方で、ソレノイドバルブによって調圧した調圧油圧をクラッチ油圧としてクラッチへ供給する第1油路をクラッチに連通するように切替バルブが作動させられているときは、ソレノイドバルブの指示圧が所定指示圧以上の場合にクラッチの制御状態が係合状態と判断されて自動変速機の変速制御が行われ、ソレノイドバルブの指示圧が所定指示圧未満の場合にクラッチの制御状態が解放状態と判断されて自動変速機の変速制御が行われるので、特に、クラッチが係合状態にあるかどうかの判断が難しいクラッチのスリップ量の絶対値が所定スリップ量以下の領域において、切替バルブが作動させられている状態とソレノイドバルブの指示圧とが参照されることによって、判断されたクラッチの制御状態と実際のクラッチの制御状態とのずれが抑制させられ、つまりクラッチの制御状態を判断する精度が向上させられ、その判断されたクラッチの制御状態に基づいて自動変速機の変速制御が行われる。よって、変速制御の基となるクラッチの制御状態を適切に判断し、変速ショックを抑制することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図であると共に、車両10における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。図1において、車両10は、動力源SPとして機能する、エンジン12及び電動機MGを備えたハイブリッド車両である。又、車両10は、駆動輪14と、エンジン12と駆動輪14との間の動力伝達経路に設けられた動力伝達装置16と、を備えている。
エンジン12は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の公知の内燃機関である。エンジン12は、後述する電子制御装置90によって、車両10に備えられたスロットルアクチュエータや燃料噴射装置や点火装置等を含むエンジン制御装置50が制御されることによりエンジン12の出力トルクであるエンジントルクTeが制御される。
電動機MGは、電力から機械的な動力を発生させる発動機としての機能及び機械的な動力から電力を発生させる発電機としての機能を有する回転電気機械であって、所謂モータジェネレータである。電動機MGは、車両10に備えられたインバータ52を介して、車両10に備えられたバッテリ54に接続されている。バッテリ54は、電動機MGに対して電力を授受する蓄電装置である。電動機MGは、後述する電子制御装置90によってインバータ52が制御されることにより、電動機MGの出力トルクであるMGトルクTmが制御される。MGトルクTmは、例えば電動機MGの回転方向がエンジン12の運転時と同じ回転方向である正回転の場合、加速側となる正トルクでは力行トルクであり、減速側となる負トルクでは回生トルクである。前記電力は、特に区別しない場合には電気エネルギも同意である。前記動力は、特に区別しない場合には駆動力、トルク、及び力も同意である。
動力伝達装置16は、車体に取り付けられる非回転部材であるケース18内において、K0クラッチ20、トルクコンバータ22、自動変速機24等を備えている。K0クラッチ20は、エンジン12と駆動輪14との間の動力伝達経路におけるエンジン12と電動機MGとの間に設けられたクラッチである。トルクコンバータ22は、K0クラッチ20を介してエンジン12に連結されている。自動変速機24は、トルクコンバータ22に連結されており、トルクコンバータ22と駆動輪14との間の動力伝達経路に介在させられている。自動変速機24は、エンジン12と駆動輪14との間の動力伝達経路における電動機MGと駆動輪14との間に設けられた変速機である。又、動力伝達装置16は、自動変速機24の出力回転部材である変速機出力軸26に連結されたプロペラシャフト28、プロペラシャフト28に連結されたディファレンシャルギヤ30、ディファレンシャルギヤ30に連結された1対のドライブシャフト32等を備えている。又、動力伝達装置16は、エンジン12とK0クラッチ20とを連結するエンジン連結軸34、K0クラッチ20とトルクコンバータ22とを連結する電動機連結軸36等を備えている。
電動機MGは、ケース18内において、電動機連結軸36に動力伝達可能に連結されている。つまり、電動機MGは、エンジン12と駆動輪14との間の動力伝達経路、特にはK0クラッチ20とトルクコンバータ22との間の動力伝達経路に動力伝達可能に連結されている。見方を換えれば、電動機MGは、K0クラッチ20を介することなくトルクコンバータ22や自動変速機24と動力伝達可能に連結されている。
トルクコンバータ22は、電動機連結軸36と連結されたポンプ翼車22a、及び自動変速機24の入力回転部材である変速機入力軸38と連結されたタービン翼車22bを備えている。トルクコンバータ22は、動力源SPからの動力を流体を介して電動機連結軸36から変速機入力軸38へ伝達する流体式伝動装置である。トルクコンバータ22は、ポンプ翼車22aとタービン翼車22bとを連結する、つまり電動機連結軸36と変速機入力軸38とを連結する直結クラッチとしてのLUクラッチ40を備えている。LUクラッチ40は、公知のロックアップクラッチである。
自動変速機24は、例えば不図示の1組又は複数組の遊星歯車装置と、係合装置CBと、を備えている、公知の遊星歯車式の自動変速機である。係合装置CBは、例えば複数の油圧式の係合装置例えば公知の摩擦係合装置を含んでいる。係合装置CBは、各々、車両10に備えられた油圧制御回路56から供給される調圧された油圧であるCB油圧PRcbによりそれぞれのトルク容量であるCBトルクTcbが変化させられることで、係合状態、スリップ状態、解放状態などの作動状態つまり制御状態が切り替えられる。
自動変速機24は、係合装置CBのうちの何れかの係合装置の係合によって、変速比(ギヤ比ともいう)γat(=AT入力回転速度Ni/AT出力回転速度No)が異なる複数の変速段(ギヤ段ともいう)のうちの何れかのギヤ段が形成される有段変速機である。自動変速機24は、後述する電子制御装置90によって、ドライバー(=運転者)のアクセル操作や車速V等に応じて、係合装置CBのうちの自動変速機24の変速に関与する係合装置の制御状態が切り替えられることで、形成されるギヤ段が切り替えられる。つまり、自動変速機24の変速制御においては、例えば変速に関与する係合装置の掴み替えにより変速が実行される、すなわち解放側係合装置の解放と係合側係合装置の係合とにより変速が実行される、所謂クラッチツゥクラッチ変速が実行される。解放側係合装置は、変速に関与する係合装置のうちの自動変速機24の変速前には係合状態とされていた係合装置であって、自動変速機24の変速過渡において係合状態から解放状態に向けて制御される係合装置である。係合側係合装置は、変速に関与する係合装置のうちの自動変速機24の変速前には解放状態とされていた係合装置であって、自動変速機24の変速過渡において解放状態から係合状態に向けて制御される係合装置である。AT入力回転速度Niは、変速機入力軸38の回転速度であり、自動変速機24の入力回転速度である。AT入力回転速度Niは、トルクコンバータ22の出力回転速度であるタービン回転速度Ntと同値である。AT入力回転速度Niは、タービン回転速度Ntで表すことができる。AT出力回転速度Noは、変速機出力軸26の回転速度であり、自動変速機24の出力回転速度である。
K0クラッチ20は、例えば多板式或いは単板式のクラッチにより構成される油圧式の摩擦係合装置である。K0クラッチ20は、油圧制御回路56から供給される油圧であるK0油圧PRk0によりK0クラッチ20のトルク容量であるK0トルクTk0が変化させられることで、係合状態、スリップ状態、解放状態などの制御状態が切り替えられる。K0油圧PRk0は、K0クラッチ20の制御状態を切り替える為の油圧であるクラッチ油圧である。
車両10において、K0クラッチ20の係合状態では、エンジン12とトルクコンバータ22とが動力伝達可能に連結される。一方で、K0クラッチ20の解放状態では、エンジン12とトルクコンバータ22との間の動力伝達が遮断される。電動機MGはトルクコンバータ22に連結されているので、K0クラッチ20は、エンジン12を電動機MGと断接するクラッチとして機能する。
動力伝達装置16において、エンジン12から出力される動力は、K0クラッチ20が係合された場合に、エンジン連結軸34から、K0クラッチ20、電動機連結軸36、トルクコンバータ22、自動変速機24、プロペラシャフト28、ディファレンシャルギヤ30、及びドライブシャフト32等を順次介して駆動輪14へ伝達される。又、電動機MGから出力される動力は、K0クラッチ20の制御状態に拘わらず、電動機連結軸36から、トルクコンバータ22、自動変速機24、プロペラシャフト28、ディファレンシャルギヤ30、及びドライブシャフト32等を順次介して駆動輪14へ伝達される。
車両10は、機械式のオイルポンプであるMOP58、電動式のオイルポンプであるEOP60、ポンプ用モータ62等を備えている。MOP58は、ポンプ翼車22aに連結されており、動力源SPにより回転駆動させられて動力伝達装置16にて用いられる作動油OILを吐出する(後述する図2参照)。ポンプ用モータ62は、EOP60を回転駆動する為のEOP60専用のモータである。EOP60は、ポンプ用モータ62により回転駆動させられて作動油OILを吐出する(後述する図2参照)。MOP58やEOP60が吐出した作動油OILは、油圧制御回路56へ供給される。油圧制御回路56は、MOP58及び/又はEOP60が吐出した作動油OILを元にして各々調圧した、CB油圧PRcb、K0油圧PRk0などを供給する。
図2は、油圧制御回路56のうちのK0クラッチ20への油圧供給に関わる部分を説明する図であり、又、油圧制御回路56へ作動油OILを供給する油圧源を説明する図である。図2において、MOP58とEOP60とは、作動油OILが流通する油路の構成上、並列に設けられている。MOP58及びEOP60は、各々、ケース18の下部に設けられたオイルパン100に還流した作動油OILを、共通の吸い込み口であるストレーナ102を介して吸い上げて、各々の吐出油路104、106へ吐出する。吐出油路104、106は、各々、油圧制御回路56が備える油路、例えばライン圧PLが流通する油路であるライン圧油路108に連結されている。MOP58から作動油OILが吐出される吐出油路104は、油圧制御回路56に備えられたMOP用チェックバルブ110を介してライン圧油路108に連結されている。EOP60から作動油OILが吐出される吐出油路106は、油圧制御回路56に備えられたEOP用チェックバルブ112を介してライン圧油路108に連結されている。
油圧制御回路56は、ライン圧油路108、MOP用チェックバルブ110、及びEOP用チェックバルブ112の他に、レギュレータバルブ114、調圧油路116、K0供給油路118、PL用ソレノイドバルブSLT、調圧バルブSK0、K0油路切替バルブSCK0などを備えている。
レギュレータバルブ114は、MOP58及びEOP60の少なくとも一方が吐出する作動油OILを元にしてライン圧PLを調圧する。PL用ソレノイドバルブSLTは、例えばリニアソレノイドバルブであり、モジュレータ圧PMを元にして、自動変速機24への入力トルクTin等に応じたパイロット圧PRsltをレギュレータバルブ114へ出力するように電子制御装置90により制御される。これにより、ライン圧PLは、自動変速機24への入力トルクTin等に応じた値に調圧される。モジュレータ圧PMは、例えばライン圧PLを元圧として不図示のモジュレータバルブによって一定値に調圧された油圧である。
調圧バルブSK0は、ライン圧PLを元圧として、調圧油路116へ供給する油圧であるSK0油圧PRsk0を調圧するように電子制御装置90により制御されるソレノイドバルブ特にはリニアソレノイドバルブである。SK0油圧PRsk0は、ライン圧PLを調圧した調圧油圧である。
K0油路切替バルブSCK0は、ソレノイドの作動によって油路が切り替えられる切替バルブである。具体的には、K0油路切替バルブSCK0は、ソレノイドが非通電とされたオフ(=OFF)状態では、調圧油路116とK0供給油路118との間の油路を遮断し、ライン圧油路108とK0供給油路118とを接続するように油路を切り替える。一方で、K0油路切替バルブSCK0は、ソレノイドが通電されたオン(=ON)状態では、ライン圧油路108とK0供給油路118との間の油路を遮断し、調圧油路116とK0供給油路118とを接続するように油路を切り替える。K0供給油路118は、K0クラッチ20に連結された油路であって、K0クラッチ20へ供給されるK0油圧PRk0が流通する油路である。調圧油路116は、調圧バルブSK0によって調圧したSK0油圧PRsk0をK0油圧PRk0としてK0クラッチ20へ供給する第1油路である。ライン圧油路108は、SK0油圧PRsk0に調圧する前の元圧であるライン圧PLをK0油圧PRk0としてK0クラッチ20へ供給する第2油路である。従って、K0油路切替バルブSCK0のオフ状態では、ライン圧PLがK0油圧PRk0とされる。一方で、K0油路切替バルブSCK0のオン状態では、SK0油圧PRsk0がK0油圧PRk0とされる。K0油路切替バルブSCK0は、オフ状態とオン状態とを切り替えるように電子制御装置90により制御される。
このように、油圧制御回路56は、調圧油路116とライン圧油路108とをK0油路切替バルブSCK0によって選択的にK0クラッチ20に連通する。つまり、油圧制御回路56は、K0油圧PRk0として、K0油圧PRk0の元圧であるライン圧PL及びライン圧PLを調圧したSK0油圧PRsk0のうちの一方を択一的にK0クラッチ20へ供給する。
車両10は、更に、車両10の制御装置を含む電子制御装置90を備えている。電子制御装置90は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両10の各種制御を実行する。電子制御装置90は、必要に応じてエンジン制御用、電動機制御用、クラッチ制御用、変速機制御用等の各コンピュータを含んで構成される。
電子制御装置90には、車両10に備えられた各種センサ等(例えばエンジン回転速度センサ70、タービン回転速度センサ72、出力回転速度センサ74、MG回転速度センサ76、アクセル開度センサ78、スロットル弁開度センサ80、ブレーキスイッチ82、バッテリセンサ84、油温センサ86など)による検出値に基づく各種信号等(例えばエンジン12の回転速度であるエンジン回転速度Ne、AT入力回転速度Niと同値であるタービン回転速度Nt、車速Vに対応するAT出力回転速度No、電動機MGの回転速度であるMG回転速度Nm、運転者の加速操作の大きさを表す運転者のアクセル操作量であるアクセル開度θacc、電子スロットル弁の開度であるスロットル弁開度θth、ホイールブレーキを作動させる為のブレーキペダルが運転者によって操作されている状態を示す信号であるブレーキオン信号Bon、バッテリ54のバッテリ温度THbatやバッテリ充放電電流Ibatやバッテリ電圧Vbat、油圧制御回路56内の作動油OILの温度である作動油温THoilなど)が、それぞれ供給される。
電子制御装置90からは、車両10に備えられた各装置(例えばエンジン制御装置50、インバータ52、油圧制御回路56、ポンプ用モータ62など)に各種指令信号(例えばエンジン12を制御する為のエンジン制御指令信号Se、電動機MGを制御する為のMG制御指令信号Sm、係合装置CBを制御する為のCB油圧制御指令信号Scb、K0クラッチ20を制御する為の指令信号としての、調圧バルブSK0を制御する為のSK0油圧制御指令信号Ssk0及びK0油路切替バルブSCK0のオンオフを制御する為のSCK0指令信号Ssck0、LUクラッチ40を制御する為のLU油圧制御指令信号Slu、EOP60を制御する為のEOP制御指令信号Seopなど)が、それぞれ出力される。
各油圧制御指令信号Sについて、SK0油圧制御指令信号Ssk0を例示して説明する。電子制御装置90は、SK0油圧PRsk0をK0油圧PRk0としてK0クラッチ20へ供給するときのSK0油圧PRsk0の指令値として、油圧制御回路56から調圧されたK0油圧PRk0を供給させる為の調圧バルブSK0の指示圧であるSK0指示圧Spsk0を算出する。SK0指示圧Spsk0は、調圧バルブSK0の出力油圧であるSK0油圧PRsk0に対する指示圧でもある。指示圧とは、係合装置に供給される作動油OILに対して電子制御装置90から指示される係合装置の目標油圧であって、この指示圧に応じて係合装置に供給される実際の油圧である実油圧が変化する。電子制御装置90は、SK0指示圧Spsk0を、調圧バルブSK0を駆動する為のSK0指示電流値Sisk0に変換する。SK0指示電流値Sisk0は、電子制御装置90に備えられた、調圧バルブSK0を駆動する駆動回路であるソレノイド用ドライバに対する指示電流である。SK0油圧制御指令信号Ssk0は、SK0指示電流値Sisk0に基づいて、ソレノイド用ドライバが調圧バルブSK0を駆動する為の駆動電流又は駆動電圧である。つまり、SK0指示圧Spsk0は、SK0油圧制御指令信号Ssk0に変換されて油圧制御回路56へ出力される。本実施例では、便宜上、SK0指示圧Spsk0とSK0油圧制御指令信号Ssk0とを同意に取り扱う。
電子制御装置90は、車両10における各種制御を実現する為に、動力源制御手段すなわち動力源制御部92、クラッチ制御手段すなわちクラッチ制御部94、及び変速機制御手段すなわち変速機制御部96を備えている。
動力源制御部92は、エンジン12の作動を制御するエンジン制御手段すなわちエンジン制御部92aとしての機能と、インバータ52を介して電動機MGの作動を制御する電動機制御手段すなわち電動機制御部92bとしての機能と、を含んでおり、それらの制御機能によりエンジン12及び電動機MGによるハイブリッド駆動制御等を実行するハイブリッド制御手段すなわちハイブリッド制御部である。
動力源制御部92は、例えば駆動要求量マップにアクセル開度θacc及び車速Vを適用することで、運転者による車両10に対する駆動要求量を算出する。前記駆動要求量マップは、予め実験的に或いは設計的に求められて記憶された関係すなわち予め定められた関係である。前記駆動要求量は、例えば駆動輪14における要求駆動トルクTrdemである。要求駆動トルクTrdem[Nm]は、見方を換えればそのときの車速Vにおける要求駆動パワーPrdem[W]である。前記駆動要求量としては、駆動輪14における要求駆動力Frdem[N]、変速機出力軸26における要求AT出力トルク等を用いることもできる。前記駆動要求量の算出では、車速Vに替えてAT出力回転速度Noなどを用いても良い。動力源制御部92は、伝達損失、補機負荷、自動変速機24の変速比γat等を考慮して、要求駆動パワーPrdemを実現するように、エンジン12を制御するエンジン制御指令信号Seと、電動機MGを制御するMG制御指令信号Smと、を出力する。
動力源制御部92は、電動機MGの出力のみで要求駆動トルクTrdemを賄える場合には、車両10を駆動する駆動モードとしてモータ駆動モードつまりBEV駆動モードを成立させる。BEV駆動モードは、K0クラッチ20の解放状態において、エンジン12の運転が停止させられた状態で電動機MGのみを動力源SPに用いて走行するモータ走行つまり電動走行(=BEV走行)が可能な電動駆動モードである。一方で、動力源制御部92は、少なくともエンジン12の出力を用いないと要求駆動トルクTrdemを賄えない場合には、駆動モードとしてエンジン駆動モードつまりHEV駆動モードを成立させる。HEV駆動モードは、K0クラッチ20の係合状態において、少なくともエンジン12を動力源SPに用いて走行するエンジン走行つまりハイブリッド走行(=HEV走行)が可能なハイブリッド駆動モードである。他方で、動力源制御部92は、電動機MGの出力のみで要求駆動トルクTrdemを賄える場合であっても、バッテリ54の充電が必要な場合やエンジン12等の暖機が必要な場合などには、駆動モードとしてHEV駆動モードを成立させる。
クラッチ制御部94は、HEV駆動モードのようにK0クラッチ20が完全係合状態とされているエンジン12の運転状態では、K0油路切替バルブSCK0のオフ状態によってライン圧PLがK0クラッチ20へ供給されるように、SCK0指令信号Ssck0を出力して油圧制御回路56を制御する。この際、クラッチ制御部94は、調圧バルブSK0によるSK0油圧PRsk0の値をゼロ[kPa]とした状態で、ライン圧PLがK0クラッチ20へ供給されるように、SK0油圧制御指令信号Ssk0及びSCK0指令信号Ssck0を出力して油圧制御回路56を制御しても良い。一方で、クラッチ制御部94は、BEV駆動モードのようにK0クラッチ20が完全解放状態とされているエンジン12の停止状態では、調圧バルブSK0によるSK0油圧PRsk0の値をゼロとした状態で、K0油路切替バルブSCK0のオン状態によってSK0油圧PRsk0がK0クラッチ20へ供給されるように、SK0油圧制御指令信号Ssk0及びSCK0指令信号Ssck0を出力して油圧制御回路56を制御する。
動力源制御部92特にはエンジン制御部92aは、エンジン12の制御状態を停止状態から運転状態へ切り替えるエンジン12の始動要求であるエンジン始動要求の有無を判定する。例えば、エンジン制御部92aは、BEV駆動モード時に、要求駆動トルクTrdemが電動機MGの出力のみで賄える範囲よりも増大したか否か、又は、エンジン12等の暖機が必要であるか否か、又は、バッテリ54の充電が必要であるか否かなどに基づいて、エンジン始動要求が有るか否かを判定する。
クラッチ制御部94は、動力源制御部92によりエンジン始動要求が有ると判定された場合には、エンジン12の始動制御を実行するようにK0クラッチ20を制御する。例えば、クラッチ制御部94は、クランキングトルクTcrをエンジン12側へ伝達する為のK0トルクTk0が得られるように、K0油路切替バルブSCK0をオン状態としたままでSK0油圧PRsk0によって解放状態のK0クラッチ20を係合状態に向けて制御する為のSK0油圧制御指令信号Ssk0及びSCK0指令信号Ssck0を油圧制御回路56へ出力する。クランキングトルクTcrは、エンジン回転速度Neを引き上げるエンジン12のクランキングに必要な所定のトルクである。
動力源制御部92は、エンジン始動要求が有ると判定した場合には、エンジン12の始動制御を実行するようにエンジン12及び電動機MGを制御する。例えば、電動機制御部92bは、クラッチ制御部94によるK0クラッチ20の係合状態への切替えに合わせてつまりK0クラッチ20によるエンジン12のクランキングに連動して、電動機MGがクランキングトルクTcrを出力する為のMG制御指令信号Smをインバータ52へ出力する。又、エンジン制御部92aは、エンジン12のクランキングに連動して、燃料供給やエンジン点火などを開始する為のエンジン制御指令信号Seをエンジン制御装置50へ出力する。
クラッチ制御部94は、動力源制御部92によるエンジン12の始動が完了し、K0クラッチ20の完全係合状態への切替えが完了した後には、K0油路切替バルブSCK0をオン状態からオフ状態へ切り替えてライン圧PLをK0クラッチ20へ供給する為のSCK0指令信号Ssck0を油圧制御回路56へ出力する。この後、クラッチ制御部94は、SK0油圧PRsk0の値をゼロとする為のSK0油圧制御指令信号Ssk0を油圧制御回路56へ出力することが好ましい。
動力源制御部92特にはエンジン制御部92aは、エンジン12の制御状態を運転状態から停止状態へ切り替えるエンジン12の停止要求であるエンジン停止要求の有無を判定する。例えば、エンジン制御部92aは、HEV駆動モード時に、要求駆動トルクTrdemが電動機MGの出力のみで賄える範囲内であって、エンジン12等の暖機が不要であり、バッテリ54の充電が不要であるか否かなどに基づいて、エンジン停止要求が有るか否かを判定する。
エンジン制御部92aは、エンジン停止要求が有ると判定した場合には、エンジントルクTeを漸減する為のエンジン制御指令信号Seをエンジン制御装置50へ出力する。その後、エンジン制御部92aは、後述するようにクラッチ制御部94によってK0クラッチ20が解放状態へ切り替えられた後に、エンジン12への燃料供給を停止するフューエルカットを実施する為のエンジン制御指令信号Seをエンジン制御装置50へ出力する。
クラッチ制御部94は、エンジン制御部92aによりエンジン停止要求が有ると判定された場合には、エンジン制御部92aによってエンジントルクTeが漸減させられる過渡中において、K0油路切替バルブSCK0をオフ状態からオン状態へ切り替えてSK0油圧PRsk0をK0クラッチ20へ供給する為のSCK0指令信号Ssck0を油圧制御回路56へ出力すると共に、SK0油圧PRsk0の値をK0クラッチ20を係合状態とする値からゼロへ漸減してK0クラッチ20を完全解放状態へ切り替える為のSK0油圧制御指令信号Ssk0を油圧制御回路56へ出力する。
変速機制御部96は、例えば予め定められた関係である変速マップを用いて自動変速機24の変速判断を行い、必要に応じて自動変速機24の変速制御を実行する為のCB油圧制御指令信号Scbを油圧制御回路56へ出力する。すなわち、変速機制御部96は、例えば変速マップを用いて成立させるべき自動変速機24のギヤ段を判断し、その判断したギヤ段が成立させられるように係合装置CBの制御状態を制御する為のCB油圧制御指令信号Scbを油圧制御回路56へ出力する。変速機制御部96は、自動変速機24の変速制御では、例えば係合装置CBのうちの解放側係合装置の解放状態への切替えと、係合装置CBのうちの係合側係合装置の係合状態への切替えと、によって自動変速機24の変速を行う。このように、変速機制御部96は、予め定められた関係を用いて自動変速機24の変速判断を行い、その変速判断の結果に応じた変速比γatを成立させるように自動変速機24を制御する。前記変速マップは、例えば車速V及び要求駆動トルクTrdemを変数とする二次元座標上に、自動変速機24の変速が判断される為の変速線を有する所定の関係である。前記変速マップでは、車速Vに替えてAT出力回転速度Noなどを用いても良いし、又、要求駆動トルクTrdemに替えて要求駆動力Frdemやアクセル開度θaccやスロットル弁開度θthなどを用いても良い。
例えば、変速機制御部96は、次式(1)に示す予め定められた運動方程式を用いて変速過渡中の解放側係合装置のトルク容量と係合側係合装置のトルク容量とを算出し、算出した各々の係合装置のトルク容量が得られるように各々の係合装置の制御状態を制御する為のCB油圧制御指令信号Scbを油圧制御回路56へ出力する。次式(1)は、変速機入力軸38における運動方程式である。この運動方程式は、変速機入力軸38における慣性モーメント(つまりイナーシャ)と回転加速度との積で表されるトルクを、変速機入力軸38に作用するトルクにて規定した運動方程式である。次式(1)において、「Iat」は変速機入力軸38における予め定められたイナーシャであるAT入力軸イナーシャを、「dNi」はAT入力回転加速度dNi/dtを、「Tin」は自動変速機24の入力トルクであるAT入力トルクを、「Tcbe」は係合側係合装置のトルク容量である係合側クラッチトルクを、「Tcbr」は解放側係合装置のトルク容量である解放側クラッチトルクを、「α」は係合側クラッチトルクTcbeを変速機入力軸38上に置換する為の予め定められた係数を、「β」は解放側クラッチトルクTcbrを変速機入力軸38上に置換する為の予め定められた係数を、それぞれ表している。AT入力回転加速度dNi/dtは、AT入力回転速度Niの変化速度すなわち回転変化率であって、AT入力回転速度Niの時間変化率すなわち時間微分であり、変速機入力軸38の角加速度に対応するものである。
Iat×dNi = Tin+α×Tcbe+β×Tcbr ・・・(1)
前記式(1)において、AT入力回転加速度dNi/dtは、例えば変速時間と変速ショックとを考慮して予め定められたAT入力回転速度Niの変化勾配の目標値として算出される。前記式(1)に、AT入力トルクTinの基となる要求駆動トルクTrdem、及び係合側クラッチトルクTcbeと解放側クラッチトルクTcbrとのトルク分担割合を設定することで、目標値(AT入力回転加速度dNi/dt、要求駆動トルクTrdem)を実現させる制御量(AT入力トルクTin、係合側クラッチトルクTcbe、解放側クラッチトルクTcbr)を決定することができる。AT入力トルクTinは、例えばエンジントルクTeとMGトルクTmとで実現させられる。トルク分担割合は、自動変速機24の何れのギヤ段間でのアップシフトであるか、自動変速機24の何れのギヤ段間でのダウンシフトであるか、パワーオン時であるか、パワーオフ時であるか、などの変速制御の種類の違いに基づいた、変速過渡中に変化させられる値が予め定められている。
ここで、AT入力軸イナーシャIatは、エンジン12が自動変速機24側の動力伝達経路に連結されるか否かによって変化させられる。つまり、AT入力軸イナーシャIatは、K0クラッチ20が係合状態とされてエンジン12が自動変速機24側の動力伝達経路に連結されたHEV駆動モードのときと、K0クラッチ20が解放状態とされてエンジン12が自動変速機24側の動力伝達経路から切り離されたBEV駆動モードのときと、で変化させられる。その為、前記式(1)において、HEV駆動モードのときは、エンジン12分のイナーシャを含むAT入力軸イナーシャIatが用いられる一方で、BEV駆動モードのときは、エンジン12分のイナーシャを含まないAT入力軸イナーシャIatが用いられる。
このように、変速機制御部96は、K0クラッチ20の制御状態に基づいて自動変速機24の変速制御を行う。これにより、自動変速機24の変速制御の制御性能を向上することができる。
ところで、変速機制御部96は、K0クラッチ20の制御状態に基づいて自動変速機24の変速制御を行う場合には、K0クラッチ20の制御状態が解放状態であるのか係合状態であるのかを適切に判断する必要がある。判断したK0クラッチ20の制御状態と、実際のK0クラッチ20の制御状態と、が不一致となると、係合側クラッチトルクTcbeや解放側クラッチトルクTcbrが過大又は過小とされることによって変速ショックが発生するおそれがある。
例えば、K0スリップ量ΔNk0がゼロであってもK0クラッチ20が解放状態ということもあり得る為、K0スリップ量ΔNk0によるK0クラッチ20の制御状態の判断では、K0クラッチ20が係合状態にあるかどうかの判断が難しく、解放状態を係合状態と誤判断してしまい、AT入力軸イナーシャIatが誤算出されることで変速ショックが発生するおそれがある。K0スリップ量ΔNk0は、K0クラッチ20の差回転速度であって、K0クラッチ20の入力回転速度と出力回転速度との回転速度差であるK0クラッチ20のスリップ量である。K0クラッチ20の入力回転速度は、エンジン連結軸34の回転速度であって、エンジン回転速度Neと同値である。K0クラッチ20の出力回転速度は、電動機連結軸36の回転速度であって、MG回転速度Nmと同値である。つまり、K0スリップ量ΔNk0は、エンジン回転速度NeとMG回転速度Nmとの回転速度差である。本実施例では、MG回転速度Nmからエンジン回転速度Neを減算したときの値をK0スリップ量ΔNk0(=Nm-Ne)とする。
又は、前述したように、SK0油圧PRsk0によってK0クラッチ20が解放状態から係合状態へ切り替えられた後にK0油路切替バルブSCK0がオン状態からオフ状態へ切り替えられてライン圧PLがK0クラッチ20へ供給される為、K0油路切替バルブSCK0の状態によるK0クラッチ20の制御状態の判断では、K0クラッチ20の係合状態の判断に遅れが生じ、実際には既にAT入力軸イナーシャIatがHEV駆動モードの状態となっているのに未だBEV駆動モードの状態と判断してしまうことで変速ショックが発生するおそれがある。
判断したK0クラッチ20の制御状態と、実際のK0クラッチ20の制御状態と、が不一致となってしまうことで変速ショックが発生する現象は、例えば自動変速機24の変速制御の過渡中に、K0クラッチ20の解放状態と係合状態とを切り替える制御状態の切替え、例えばHEV駆動モードとBEV駆動モードとの切替えが重なるときに発生し易い。
そこで、電子制御装置90は、K0クラッチ20に対する油圧制御回路56の制御状態として、K0油路切替バルブSCK0の制御状態と調圧バルブSK0の制御状態とを適切に参照することにより、K0クラッチ20の制御状態を判断し、実際のK0クラッチ20の制御状態とのずれを抑制して、変速ショックの発生頻度を抑制する。
K0スリップ量ΔNk0がある程度大きい場合には、K0クラッチ20が解放状態であると判断しても良い。変速機制御部96は、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0fを超えている場合には、K0クラッチ20の制御状態を解放状態と判断して自動変速機24の変速制御を行う。所定スリップ量ΔNk0fは、例えばK0クラッチ20の制御状態を解放状態と判断する為の予め定められた閾値である。
K0スリップ量ΔNk0が小さい領域では、K0クラッチ20は必ずしも係合状態ではない。これに対して、K0スリップ量ΔNk0が小さい領域にあるときに、K0油路切替バルブSCK0がオフ状態とされている場合には、ライン圧PLがK0クラッチ20へ供給されていることから、K0クラッチ20が係合状態であると判断しても良い。変速機制御部96は、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0f以下であるときに、K0油路切替バルブSCK0がオフ状態とされている場合には、つまりライン圧油路108をK0クラッチ20に連通するようにK0油路切替バルブSCK0が作動させられている場合には、K0クラッチ20の制御状態を係合状態と判断して自動変速機24の変速制御を行う。
一方で、K0スリップ量ΔNk0が小さい領域にあるときに、K0油路切替バルブSCK0がオン状態とされている場合には、SK0油圧PRsk0がK0クラッチ20へ供給されている状態であるので、SK0指示圧Spsk0がある程度大きければ、K0クラッチ20が係合状態であると判断しても良い。変速機制御部96は、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0f以下である際に、K0油路切替バルブSCK0がオン状態とされているときは、つまり調圧油路116をK0クラッチ20に連通するようにK0油路切替バルブSCK0が作動させられているときは、SK0指示圧Spsk0が所定指示圧Spsk0f以上の場合にK0クラッチ20の制御状態を係合状態と判断して自動変速機24の変速制御を行い、SK0指示圧Spsk0が所定指示圧Spsk0f未満の場合にK0クラッチ20の制御状態を解放状態と判断して自動変速機24の変速制御を行う。所定指示圧Spsk0fは、例えばK0クラッチ20の制御状態を係合状態と判断する為の予め定められた閾値であって、エンジントルクTeを伝達する為に必要なK0トルクTk0に対応するK0油圧PRk0に対して所定安全率(>1)を乗算した値である。
具体的には、クラッチ制御部94は、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0f以下であるか否かを判定する。クラッチ制御部94は、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0f以下であると判定した場合には、K0油路切替バルブSCK0がオフ状態であるか否か、つまりライン圧PLの供給によってK0クラッチ20が係合状態であるか否かを判定する。クラッチ制御部94は、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0f以下であると判定し、K0油路切替バルブSCK0がオン状態であると判定した場合には、SK0指示圧Spsk0が所定指示圧Spsk0f以上であるか否か、つまりSK0指示圧Spsk0がエンジントルクTeを伝達する為に必要なK0油圧PRk0に所定安全率を乗算した値以上であるか否かを判定する。
変速機制御部96は、クラッチ制御部94によりK0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0fを超えていると判定された場合には、K0クラッチ20の制御状態を解放状態と判断し、前記式(1)においてBEV駆動モードのときのAT入力軸イナーシャIatを用いて変速要求トルクとしての係合側クラッチトルクTcbeや解放側クラッチトルクTcbrなどを算出して自動変速機24の変速制御を行う。
変速機制御部96は、クラッチ制御部94により、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0f以下であると判定され、且つ、K0油路切替バルブSCK0がオフ状態であると判定された場合には、K0クラッチ20の制御状態を係合状態と判断し、前記式(1)においてHEV駆動モードのときのAT入力軸イナーシャIatを用いて変速要求トルクを算出して自動変速機24の変速制御を行う。
変速機制御部96は、クラッチ制御部94により、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0f以下であると判定され、且つ、K0油路切替バルブSCK0がオン状態であると判定され、且つ、SK0指示圧Spsk0がエンジントルクTeを伝達する為に必要なK0油圧PRk0に所定安全率を乗算した値以上であると判定された場合には、K0クラッチ20の制御状態を係合状態と判断し、前記式(1)においてHEV駆動モードのときのAT入力軸イナーシャIatを用いて変速要求トルクを算出して自動変速機24の変速制御を行う。
変速機制御部96は、クラッチ制御部94により、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0f以下であると判定され、且つ、K0油路切替バルブSCK0がオン状態であると判定され、且つ、SK0指示圧Spsk0がエンジントルクTeを伝達する為に必要なK0油圧PRk0に所定安全率を乗算した値未満であると判定された場合には、K0クラッチ20の制御状態を解放状態と判断し、前記式(1)においてBEV駆動モードのときのAT入力軸イナーシャIatを用いて変速要求トルクを算出して自動変速機24の変速制御を行う。
BEV駆動モードのときとHEV駆動モードのときとでAT入力軸イナーシャIatが切り替えられると、変速要求トルクがステップ的に切り替えられる可能性がある。そこで、変速機制御部96は、BEV駆動モードのときとHEV駆動モードのときとでAT入力軸イナーシャIatを切り替えるときには、AT入力軸イナーシャIatを漸増又は漸減するスイープによってAT入力軸イナーシャIatを変化させる。これにより、係合側クラッチトルクTcbeや解放側クラッチトルクTcbrの急変によるショックを抑制することができる。
図3は、電子制御装置90の制御作動の要部を説明するフローチャートであって、変速制御の基となるK0クラッチ20の制御状態を適切に判断し変速ショックを抑制する為の制御作動を説明するフローチャートであり、例えば繰り返し実行される。このフローチャートは、例えばK0クラッチ20の解放状態と係合状態とを切り替える制御状態の切替えと、自動変速機24の変速制御と、が重なる際に実行されることが有用である。K0クラッチ20の制御状態の切替えは、例えばBEV駆動モードとHEV駆動モードとの切替えであり、エンジン12の始動制御又は停止制御でもある。
図3において、先ず、クラッチ制御部94の機能に対応するステップ(以下、ステップを省略する)S10において、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0f以下であるか否かが判定される。このS10の判断が肯定される場合はクラッチ制御部94の機能に対応するS20において、K0油路切替バルブSCK0がオフ状態であるか否かが判定される。このS20の判断が否定される場合はクラッチ制御部94の機能に対応するS30において、SK0指示圧Spsk0がエンジントルクTeを伝達する為に必要なK0油圧PRk0に所定安全率を乗算した値以上であるか否かが判定される。上記S20の判断か肯定される場合は、又は、上記S30の判断が肯定される場合は、変速機制御部96の機能に対応するS40において、HEV駆動モードのときのAT入力軸イナーシャIatを用いて変速要求トルクが算出される。上記S10の判断か否定される場合は、又は、上記S30の判断が否定される場合は、変速機制御部96の機能に対応するS50において、BEV駆動モードのときのAT入力軸イナーシャIatを用いて変速要求トルクが算出される。
上述のように、本実施例によれば、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0fを超えている際には、K0クラッチ20の制御状態が解放状態と判断されて自動変速機24の変速制御が行われると共に、K0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0f以下である際に、ライン圧油路108をK0クラッチ20に連通するようにK0油路切替バルブSCK0が作動させられているときは、K0クラッチ20の制御状態が係合状態と判断されて自動変速機24の変速制御が行われる一方で、調圧油路116をK0クラッチ20に連通するようにK0油路切替バルブSCK0が作動させられているときは、SK0指示圧Spsk0が所定指示圧Spsk0f以上の場合にK0クラッチ20の制御状態が係合状態と判断されて自動変速機24の変速制御が行われ、SK0指示圧Spsk0が所定指示圧Spsk0f未満の場合にK0クラッチ20の制御状態が解放状態と判断されて自動変速機24の変速制御が行われるので、特に、K0クラッチ20が係合状態にあるかどうかの判断が難しいK0スリップ量ΔNk0の絶対値が所定スリップ量ΔNk0f以下の領域において、K0油路切替バルブSCK0が作動させられている状態とSK0指示圧Spsk0とが参照されることによって、判断されたK0クラッチ20の制御状態と実際のK0クラッチ20の制御状態とのずれが抑制させられ、つまりK0クラッチ20の制御状態を判断する精度が向上させられ、その判断されたK0クラッチ20の制御状態に基づいて自動変速機24の変速制御が行われる。よって、変速制御の基となるK0クラッチ20の制御状態を適切に判断し、変速ショックを抑制することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、判断したK0クラッチ20の制御状態に応じたAT入力軸イナーシャIatを用いて自動変速機24の変速制御が行われたが、この態様に限らない。例えば、K0クラッチ20の制御状態に応じて切り替えられる、目標値に基づいて変速要求トルクを決定する為のマップを用いて自動変速機24の変速制御を行う場合には、K0クラッチ20の制御状態が判断されれば良く、K0クラッチ20の制御状態に応じたAT入力軸イナーシャIatを必ずしも決定する必要はない。このような場合にも、本発明を適用することができる。
また、前述の実施例では、油圧制御回路56において、調圧油路116とライン圧油路108とを選択的にK0クラッチ20に連通するK0油路切替バルブSCK0は、ソレノイドの作動によって油路が切り替えられる切替バルブであったが、この態様に限らない。例えば、調圧油路116とライン圧油路108とを選択的にK0クラッチ20に連通する切替バルブは、この切替バルブとは別に設けられたオンオフソレノイドバルブからのオン油圧が入力されることによって作動させられて油路が切り替えられる切替バルブであっても良い。この場合、切替バルブの作動状態を参照することにより、K0クラッチ20の制御状態を判断しても良いし、オンオフソレノイドバルブの作動状態を参照することにより、K0クラッチ20の制御状態を判断しても良い。
また、前述の実施例では、自動変速機24として遊星歯車式の自動変速機を例示したが、この態様に限らない。例えば、自動変速機24は、公知のDCT(Dual Clutch Transmission)を含む同期噛合型平行2軸式自動変速機、公知のベルト式無段変速機などであっても良い。要は、エンジンと電動機とを含む動力源と、エンジンと電動機との間に設けられたクラッチと、動力源の動力を駆動輪へ伝達する変速機と、を備えた車両であれば、本発明を適用することができる。
また、前述の実施例では、流体式伝動装置としてトルクコンバータ22が用いられたが、この態様に限らない。例えば、流体式伝動装置として、トルクコンバータ22に替えて、トルク増幅作用のないフルードカップリングなどの他の流体式伝動装置が用いられても良い。又は、流体式伝動装置は、必ずしも備えられている必要はなく、例えば発進用のクラッチに置き換えられても良い。
尚、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:車両
12:エンジン
14:駆動輪
20:K0クラッチ(クラッチ)
24:自動変速機
56:油圧制御回路
90:電子制御装置(制御装置)
96:変速機制御部
108:ライン圧油路(第2油路)
116:調圧油路(第1油路)
MG:電動機
PL:ライン圧(元圧)
PRk0:K0油圧(クラッチ油圧)
PRsk0:SK0油圧(調圧油圧)
SK0:調圧バルブ(ソレノイドバルブ)
SCK0:K0油路切替バルブ(切替バルブ)
12:エンジン
14:駆動輪
20:K0クラッチ(クラッチ)
24:自動変速機
56:油圧制御回路
90:電子制御装置(制御装置)
96:変速機制御部
108:ライン圧油路(第2油路)
116:調圧油路(第1油路)
MG:電動機
PL:ライン圧(元圧)
PRk0:K0油圧(クラッチ油圧)
PRsk0:SK0油圧(調圧油圧)
SK0:調圧バルブ(ソレノイドバルブ)
SCK0:K0油路切替バルブ(切替バルブ)
Claims (1)
- エンジンと、前記エンジンと駆動輪との間の動力伝達経路に動力伝達可能に連結された電動機と、前記動力伝達経路における前記エンジンと前記電動機との間に設けられたクラッチと、前記クラッチの制御状態を切り替える油圧であるクラッチ油圧を供給する油圧制御回路と、前記動力伝達経路における前記電動機と前記駆動輪との間に設けられた自動変速機と、を備え、前記油圧制御回路は、ソレノイドバルブによって調圧した調圧油圧を前記クラッチ油圧として前記クラッチへ供給する第1油路と前記調圧油圧に調圧する前の元圧を前記クラッチ油圧として前記クラッチへ供給する第2油路とを切替バルブによって選択的に前記クラッチに連通するものである車両の、制御装置であって、
前記クラッチの制御状態に基づいて前記自動変速機の変速制御を行う変速機制御部を含んでおり、
前記変速機制御部は、
前記クラッチの入力回転速度と出力回転速度との回転速度差である前記クラッチのスリップ量の絶対値が所定スリップ量を超えている際には、前記クラッチの制御状態を解放状態と判断して前記自動変速機の変速制御を行うと共に、
前記クラッチのスリップ量の絶対値が前記所定スリップ量以下である際に、
前記第2油路を前記クラッチに連通するように前記切替バルブが作動させられているときは、前記クラッチの制御状態を係合状態と判断して前記自動変速機の変速制御を行う一方で、
前記第1油路を前記クラッチに連通するように前記切替バルブが作動させられているときは、前記ソレノイドバルブの指示圧が所定指示圧以上の場合に前記クラッチの制御状態を係合状態と判断して前記自動変速機の変速制御を行い、前記ソレノイドバルブの指示圧が前記所定指示圧未満の場合に前記クラッチの制御状態を解放状態と判断して前記自動変速機の変速制御を行うことを特徴とする車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022010525A JP2023109108A (ja) | 2022-01-26 | 2022-01-26 | 車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022010525A JP2023109108A (ja) | 2022-01-26 | 2022-01-26 | 車両の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023109108A true JP2023109108A (ja) | 2023-08-07 |
Family
ID=87518036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022010525A Pending JP2023109108A (ja) | 2022-01-26 | 2022-01-26 | 車両の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023109108A (ja) |
-
2022
- 2022-01-26 JP JP2022010525A patent/JP2023109108A/ja active Pending
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