JP2023107014A - 電力変換装置、および、その製造方法 - Google Patents

電力変換装置、および、その製造方法 Download PDF

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和典 内山
Kazunori Uchiyama
尚樹 袴田
Naoki Hakamada
泰正 山嵜
Yasumasa Yamazaki
大貴 梅田
Daiki Umeda
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Abstract

【課題】屈曲部に応力集中することが抑制された電力変換装置、および、その製造方法を提供する。【解決手段】電力変換装置10は、半導体モジュール12および冷却器18を有するパワーモジュール20と、パワーモジュールを加圧保持する、第1フレーム30および第2フレーム40と、を備える。第1フレームは、半導体モジュールと冷却器とが並ぶ並び方向に沿って延び、パワーモジュールを介して並ぶ2つの側部31、32と、側部同士を中継しつつ、並び方向でパワーモジュールへ反力を付与する中継部33と、側部と中継部に一体的に連結されるとともに、屈曲可能な屈曲部34、35と、を備える。第2フレームは、2つの側部の間でパワーモジュールを介して中継部と並び、並び方向にパワーモジュールに加圧力を付与した状態で、第1フレームに固定されており、側部の少なくとも一部の剛性が、中継部の剛性よりも低くなっている。【選択図】図1

Description

本明細書に記載の開示は、フレームを備える電力変換装置、および、その製造方法に関するものである。
特許文献1には積層体と積層体を加圧保持するフレームを備える電力変換装置が記載されている。積層体には複数の半導体モジュールと冷却器が含まれている。フレームは積層体の積層方向に沿って積層体を加圧保持している。
特開2020-202254号公報
フレームは、第1フレームと第2フレームとを備える。第1フレームは、屈曲部を介して積層体を三方向から取り囲むように構成されている。第2フレームは、第1フレームにおける三方向から取り囲まれた開口に設けられている。
積層方向に沿ってフレームが積層体を加圧保持すると、屈曲部に応力集中しやすかった。
そこで本開示の目的は、屈曲部に応力集中することが抑制された電力変換装置、および、その製造方法を提供することである。
本開示の一態様による電力変換装置は、
半導体モジュール(12)および冷却器(18)を有するパワーモジュール(20)と、
パワーモジュールを加圧保持する、第1フレーム(30)および第2フレーム(40)と、を備え、
第1フレームは、
半導体モジュールと冷却器とが並ぶ並び方向に沿って延び、パワーモジュールを介して並ぶ2つの側部(31、32)と、
側部同士を中継しつつ、並び方向でパワーモジュールへ反力を付与する中継部(33)と、
側部と中継部に一体的に連結されるとともに、屈曲可能な屈曲部(34、35)と、を備え、
第2フレームは、
2つの側部の間でパワーモジュールを介して中継部と並び、並び方向にパワーモジュールに加圧力を付与した状態で、第1フレームに固定されており、
側部の少なくとも一部の剛性が、中継部の剛性よりも低くなっている。
これによれば側部(31、32)における中継部(33)よりも剛性の低い部位が、屈曲部(34、35)よりも変形しやすくなる。屈曲部(34、35)に応力集中することが抑制される。
本開示の一態様による電力変換装置の製造方法は、
半導体モジュール(12)および冷却器(18)を有するパワーモジュール(20)と、
第1フレーム(30)および第2フレーム(40)と、を備える電力変換装置の製造方法であって、
第1金属板(30a)をプレスして、2つの側部(31、32)、側部同士を中継する中継部(33)、および、側部と中継部とを連結する屈曲部(34、35)を備え、側部の少なくとも一部の剛性が中継部の剛性よりも低い、第1フレームを作成し、
第2金属板(40a)をプレスして、2つの側部の間に設けられるとともに第1フレームに固定される第2フレームを作成し、
第1フレームと第2フレームとの間にパワーモジュールを配置し、
第2フレームを介して、パワーモジュールに、第1フレームが塑性変形し始める所定値以上の加圧力を一時的に付与し、
付与された所定値以上の加圧力を所定値未満まで下げ、
パワーモジュールに、所定値未満の加圧力と、第1フレームに発生する反力のうち、所定値未満の加圧力が第1フレームに加わった際に第1フレームに発生する反力と、が付与された状態で、第1フレームと第2フレームとを固定する。
これによれば、加圧力を所定値未満まで低下させる際の、第1フレーム(30)の反力の変化量がばらつくことが抑制される。
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
第1実施形態における電力変換装置の上面図である。 第1実施形態におけるフレームの斜視図である。 第2実施形態におけるフレームの斜視図である。 第2実施形態の変形例を説明する上面図である。 第2実施形態の変形例を説明する拡大図である。 第2実施形態の変形例を説明する拡大図である。 第2実施形態の変形例を説明する上面図である。 図7に示す一点鎖線に沿う断面図である。 図7に示す一点鎖線に沿う断面図の変形例である。 第3実施形態におけるフレームの斜視図である。 第4実施形態におけるフレームの上面図である。 第5実施形態におけるフレームの斜視図である。 第6実施形態における電力変換装置の上面図である。 第7実施形態におけるフレームの斜視図である。 第8実施形態におけるフレームの斜視図である。 第9実施形態におけるフレームの斜視図である。 第10実施形態における電力変換装置の上面図である。 第11実施形態における電力変換装置の上面図である。 第12実施形態におけるフレームの上面図である。 フレームにかかる力と変位の関係を説明するためのグラフである。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
また、各実施形態で組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士、実施形態と変形例、および、変形例同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1および図2に基づいて本実施形態に係る電力変換装置10を説明する。電力変換装置10は、パワーモジュール20、フレーム50、および、スペーサ60を備える。パワーモジュール20は、複数の半導体モジュール12と、半導体モジュール12を個別に収納する収納空間を備える冷却器18とを備える。以下においては、半導体モジュール12と冷却器18とが並ぶ並び方向をy方向として示す。より具体的に言えば、半導体モジュール12と中継管14とが並ぶ並び方向をy方向として示す。並び方向に直交する二方向をx方向、z方向として示す。また複数の半導体モジュール12の積層方向は並び方向と等しくなっている。なお、パワーモジュール20に含まれる半導体モジュール12の個数は複数に限定されない。パワーモジュール20に半導体モジュール12が1つ以上含まれていればよい。
<パワーモジュール>
上記したようにパワーモジュール20は複数の半導体モジュール12と冷却器18を備える。半導体モジュール12は、複数の半導体素子と、複数の端子と、これらを被覆する被覆樹脂と、を備える。複数の半導体素子と複数の端子は互いに電気的に接続されている。被覆樹脂から複数の端子が露出されている。
端子を介してバッテリから複数の半導体モジュール12に電力が供給される。これとは別の端子を介して複数の半導体モジュール12からモータなどの外部機器に電力が供給される。複数の半導体モジュール12はバッテリとモータの間で電力変換の役割を担っている。半導体モジュール12は発熱しやすくなっている。
冷却器18は半導体モジュール12を冷却するための装置である。冷却器18の内部に冷却水が流通している。冷却器18は、供給管15、排出管16、および、複数の中継管14を備える。供給管15は冷却水が供給される供給口15aを備える。排出管16は冷却水が排出される排出口16aを備える。複数の中継管14を介して供給管15と排出管16が連結されている。供給口15aから排出口16aに向かって、供給管15、中継管14、および、排出管16の内部空間を冷却水が流れる。
図1に示すように供給管15と排出管16はy方向に延伸している。供給管15と排出管16はx方向に離間して並んでいる。供給管15と排出管16の間に複数の中継管14が設けられている。複数の中継管14はy方向に離間して並んでいる。隣接する中継管14の間に半導体モジュール12を収納する収納空間が構成されている。この収納空間に半導体モジュール12が個別に収納される。これによって効率的に半導体モジュール12を冷却可能になっている。
また半導体モジュール12と中継管14の間にはグリス状のサーマルインターフェースマテリアル(TIM)が塗布されている。TIMとは、電気機器などから効率的に熱を逃がすために用いられる、熱伝導性の高い物質のことである。パワーモジュール20においては、半導体モジュール12の熱を中継管14に効率的に逃がすために用いられている。
パワーモジュール20は電気自動車やハイブリッド自動車などに搭載される。使用される環境によっては、パワーモジュール20に温度変化が生じる。温度変化が生じると、パワーモジュール20の各構成要素が膨張や収縮し寸法変化が発生する。その場合、半導体モジュール12および中継管14とTIMとの接触面積が減少する虞がある。
TIMの効果を発揮するには寸法変化があっても、半導体モジュール12および中継管14とTIMとの接触面積が保持されることが重要である。本実施形態では半導体モジュール12および中継管14とTIMとの接触面積を保持する目的で、パワーモジュール20がフレーム50に加圧保持されている。
<フレーム>
フレーム50はパワーモジュール20を加圧保持するための枠組である。詳しくは後で説明するが、フレーム50はパワーモジュール20に加圧力と反力を付与することでパワーモジュール20を保持している。
フレーム50は第1フレーム30と第2フレーム40を備える。第1フレーム30は、パワーモジュール20の外周を三方向から取り囲むように屈曲する第1金属板30aから成る。第1フレーム30は、供給管15に沿ってy方向に延びた後、供給口15aおよび排出口16aとは反対側の中継管14に沿ってx方向に延び、その後、排出管16に沿ってy方向に延びている。
以下、第1フレーム30における供給管15に沿ってy方向に延びる部位を第1側部31と示す。第1フレーム30における排出管16に沿ってy方向に延びる部位を第2側部32と示す。第1フレーム30における供給口15aおよび排出口16aとは反対側の中継管14に沿ってx方向に延びる部位を第1中継部33と示す。
第1側部31と第1中継部33とは、第1屈曲部34を介して連結されている。第2側部32と第1中継部33とは、第2屈曲部35を介して連結されている。第1フレーム30は、第1側部31、第2側部32、第1中継部33、第1屈曲部34、および、第2屈曲部35を備えている。第1側部31は第1中継部33よりも剛性の低い第1低剛性部38を備える。第2側部32は第1中継部33よりも剛性の低い第2低剛性部39を備える。低剛性部38、39については後で詳説する。
第2フレーム40は第1フレーム30の開口に設けられる。第2フレーム40は、第1側部31と第2側部32の間でパワーモジュール20を介して第1中継部33と並んでいる。第2フレーム40は第1中継部33と協働してパワーモジュール20を挟持する。第2フレーム40は、供給口15aおよび排出口16a側の中継管14と第1側部31と第2側部32とに沿うように屈曲する第2金属板40aから成る。
第2フレーム40は、第1側部31の供給管15側の第1内側面31aに沿ってy方向に延びた後、供給口15aおよび排出口16a側の中継管14に沿ってx方向に延び、その後、第2側部32の排出管16側の第2内側面32aに沿ってy方向に延びている。
以下、第2フレーム40における第1内側面31aに沿ってy方向に延びる部位を第3側部41と示す。第2フレーム40における第2内側面32aに沿ってy方向に延びる部位を第4側部42と示す。第2フレーム40における供給口15aおよび排出口16a側の中継管14に沿ってx方向に延びる部位を第2中継部43と示す。
第3側部41と第2中継部43とは第3屈曲部44を介して連結されている。第4側部42と第2中継部43とは第4屈曲部45介して連結されている。第2フレーム40は、第3側部41、第4側部42、第2中継部43、第3屈曲部44、および、第4屈曲部45を備えている。
また第2中継部43には、y方向に貫く2つの開口が形成されている。第1の開口に供給管15が通される。第2の開口に排出管16が通される。
<スペーサ>
スペーサ60はフレーム50の加圧保持機能を補助するための部材である。スペーサ60は第1スペーサ61と第2スペーサ64を備える。第1スペーサ61は、第1中継部33と供給口15aおよび排出口16aから離間した側の中継管14との間に設けられる部材である。第2スペーサ64は、第2中継部43と供給口15aおよび排出口16a側の中継管14との間に設けられる部材である。
<電力変換装置>
電力変換装置10は、パワーモジュール20がフレーム50に加圧保持されることで構成される。第1フレーム30と第2フレーム40の間にパワーモジュール20が設けられている。供給口15aおよび排出口16aから離間した側の中継管14と第1中継部33の間に第1スペーサ61が設けられている。供給口15aおよび排出口16a側の中継管14と第2中継部43の間に第2スペーサ64が設けられている。
第2スペーサ64と第2中継部43を介して外部からパワーモジュール20に加圧力が付与されている。第1スペーサ61を介して第1中継部33からパワーモジュール20に反力が付与されている。第1側部31と第3側部41が溶接などによって接合されている。第2側部32と第4側部42が溶接などによって接合されている。パワーモジュール20に加圧力と反力が加わった状態で、第1フレーム30が第2フレーム40に接合されている。これによれば、半導体モジュール12および中継管14とTIMの面圧が保持され、半導体モジュール12および中継管14とTIMとの接触面積の低下を抑制できる。
またフレーム50は加圧力が加えられるために、フレーム50の一部が撓んだ形状をしている。第1中継部33がy方向でパワーモジュール20から遠ざかる態様で撓んでいる。第1側部31と第2側部32がx方向でパワーモジュール20に近づく態様で撓んでいる。
<フレームの剛性>
第1フレーム30は第1金属板30aが折り曲げられることで形成されている。そのために、第1金属板30aの延在方向に直交する断面の断面積が等しい部位においては、板材の剛性が等しくなることが想定される。具体的に言えば、第1側部31と、第2側部32と、第1中継部33との剛性が等しくなることが想定される。
本実施形態では、第1側部31は第1中継部33よりも剛性の低い第1低剛性部38を備える。第1低剛性部38は、第1側部31がz方向に一部切り欠かれることで形成される。第1低剛性部38が、z方向で並ぶ第1切り欠き部38aと第2切り欠き部38bの間に配置されている。以下、説明を簡便とするために、第1側部31における第1低剛性部38以外の部位を第1剛性部36と示す。
第1低剛性部38の剛性は、第1剛性部36の剛性よりも低くなっている。第1低剛性部38の剛性は、第1中継部33の剛性よりも低くなっている。第1低剛性部38は、第1側部31における第3側部41との接合部位よりも第1屈曲部34側の部位に形成されている。さらに言えば、第1低剛性部38は、第1側部31の延在方向の中心よりも、第1屈曲部34側の部位に形成されている。
第2側部32は第1中継部33よりも剛性の低い第2低剛性部39を備える。第2低剛性部39は、第2側部32がz方向に一部切り欠かれることで形成される。第2低剛性部39が、z方向で並ぶ第3切り欠き部39aと第4切り欠き部39bの間に配置されている。以下、説明を簡便とするために、第2側部32における第2低剛性部39以外の部位を第2剛性部37と示す。
第2低剛性部39の剛性は、第2剛性部37の剛性よりも低くなっている。第2低剛性部39の剛性は、第1中継部33の剛性よりも低くなっている。第2低剛性部39の剛性は、第1低剛性部38の剛性と等しくなっている。なお、第2低剛性部39の剛性は第1低剛性部38の剛性と等しくなくてもよい。第2低剛性部39は、第2側部32における第4側部42との接合部位よりも第2屈曲部35側の部位に形成されている。さらに言えば、第2低剛性部39は、第2側部32の延在方向の中心よりも、第2屈曲部35側の部位に形成されている。
屈曲部34、35は残留応力が大きいために、小さな加圧力で塑性変形する虞がある。そのために側部31、32における屈曲部34、35に近い部位に、低剛性部38、39を設けて、積極的に低剛性部38、39を変形させることで、加圧力を低剛性部38、39に分散させることが望ましい。
<低剛性部と中継管>
中継管14は、x方向の一端に第1側部31に向かって突出する第1凸部14aを備える。同様に中継管14は、x方向の他端に第2側部32に向かって突出する第2凸部14bを備える。
複数の中継管14のうちの一部の第1凸部14aが、第1低剛性部38とx方向で対向する。なお、複数の中継管14のうちの一部の第1凸部14aが、第1低剛性部38とx方向で対向しなくてもよい。第1凸部14aが、第1切り欠き部38aのみ、もしくは、第2切り欠き部38bのみとx方向で対向していてもよい。その場合、第1側部31と第1凸部14aとのx方向の離間距離を狭くできる。電力変換装置10のx方向の体格を小型化できる。
複数の中継管14のうちの一部の第2凸部14bが、第2低剛性部39とx方向で対向する。なお、複数の中継管14のうちの一部の第2凸部14bが、第2低剛性部39とx方向で対向しなくてもよい。第2凸部14bが、第3切り欠き部39aのみ、もしくは、第4切り欠き部39bのみとx方向で対向していてもよい。その場合、第2側部32と第2凸部14bとのx方向の離間距離を狭くできる。電力変換装置10のx方向の体格を小型化できる。
<作用効果>
第1低剛性部38の剛性が、第1中継部33の剛性よりも低くなっている。第2低剛性部39の剛性が、第1中継部33の剛性よりも低くなっている。これによれば、パワーモジュール20に加圧力が加わった際、第1低剛性部38と第2低剛性部39が積極的に変形しやすくなる。第1屈曲部34と第2屈曲部35に加圧力に起因する力が加わることが抑制される。第1屈曲部34と第2屈曲部35に応力集中することが抑制される。以下、加圧力に起因する力を単に力と示す。
第1低剛性部38が、第1側部31の延在方向の中心よりも第1屈曲部34側の部位に形成されている。第2低剛性部39が、第2側部32の延在方向の中心よりも第2屈曲部35側の部位に形成されている。これによれば、第1低剛性部38と第2低剛性部39に力がより加わりやすくなる。第1屈曲部34と第2屈曲部35に応力集中することが抑制される。
(第2実施形態)
第1実施形態においては、第1側部31と第2側部32がz方向に一部切り欠かれることで、第1低剛性部38と第2低剛性部39が形成される形態について説明した。図3に示すように、第2実施形態においては、第1側部31にz方向に貫通する第1貫通孔38cが設けられることで、第1貫通孔38cの一部を区画する第1低剛性部38が形成されていてもよい。第2側部32にz方向に貫通する第2貫通孔39cが設けられることで、第2貫通孔39cの一部を区画する第2低剛性部39が形成されていてもよい。
また図4~6に示すようにパワーモジュール20とフレーム50とがアセンブリされた状態において、側部31、32の一部がパワーモジュール20に近づくようにS字状に湾曲していてもよい。側部31、32におけるパワーモジュール20とのx方向の離間距離が最小となる箇所に、貫通孔38c、39cが設けられていても良い。貫通孔38c、39cのx方向の投影領域に、凸部14a、14bが設けられていても良い。その場合、側部31、32と凸部14a、14bとのx方向の離間距離を短くすることができる。これによれば、電力変換装置10のx方向の体格を小型化できる。
なお、中継管14の形態は、図5に示すように、自身のy方向の中心に凸部14a、14bが設けられることで、y方向の中心から対称形状を成していても良い。他にも中継管14の形態は、図6に示すように、y方向の中心から端側にずれた箇所に凸部14a、14bが設けられることで自身のy方向の中心から対称形状を成していなくても良い。いずれにしても、凸部14a、14bがy方向に直交する方向で貫通孔38c、39cの投影領域に含まれていればよい。具体的に言えば、凸部14a、14bが貫通孔38c、39cのx方向の投影領域に含まれていればよい。なお、貫通孔38c、39cのx方向の投影領域に含まれる凸部14a、14bの個数は限定されない。
さらに図7および図8に示すように中継管14の形態は、自身のz方向の中心に凸部14a、14bが設けられることで、z方向の中心から対称形状を成していても良い。他にも継管14の形態は、図9に示すように、z方向の中心から端側にずれた箇所に凸部14a、14bが設けられることで自身のz方向の中心から対称形状を成していなくても良い。いずれにしても、凸部14a、14bがz方向に直交する方向で貫通孔38c、39cの投影領域に含まれていればよい。具体的に言えば、凸部14a、14bが貫通孔38c、39cのx方向の投影領域に含まれていればよい。
(第3実施形態)
図10に示すように第3実施形態においては、側部31、32の板厚がx方向に一部薄くなることで、側部31、32に低剛性部38、39が形成されていてもよい。低剛性部38、39のx方向の板厚は、剛性部36、37のx方向の板厚よりも薄くなっていればよい。低剛性部38、39のx方向の板厚は一定でなくてもよい。低剛性部38、39のx方向の板厚は徐変されていてもよい。なお、板厚の変更方法については限定されない。鍛造、切削、板厚違いの接合などによって板厚が変更されていてもよい。
(第4実施形態)
図11に示すように第4実施形態においては、側部31、32の一部がx方向に繰り返し屈曲することで、低剛性部38、39が形成されていてもよい。低剛性部38、39はx方向に繰り返し屈曲することからバネ性を備える。加圧力がかかっても、変形に対して剛性部36、37の感度が低くなる。そのために第1フレーム30のロバスト性が高まる。ロバスト性とは、環境の変化に対する耐性、および、外部要因に対する安定性のことである。
(第5実施形態)
図12に示すように第5実施形態においては、側部31、32の一部がz方向に一部切り欠かれるとともに、切り欠かれずに残った部位が、z方向に繰り返し屈曲することで、低剛性部38、39が形成されていてもよい。低剛性部38、39はz方向に繰り返し屈曲することからバネ性を備える。加圧力がかかっても、変形に対して剛性部36、37の感度が低くなる。第1フレーム30のロバスト性が高まる。
なお、パワーモジュール20とフレーム50とがアセンブリされた状態において、凸部14a、14bが、切り欠き部38a、38b、39a、39bのx方向の投影領域に含まれていても良い。これによれば、電力変換装置10のx方向の体格を小型化できる。また製造方法が簡単になる利点もある。
以上に示した第1実施形態~第5実施形態は任意に組み合わせても良い。他にも熱処理を変更させることで側部31、32に低剛性部38、39が形成されていてもよい。
(第6実施形態)
図13に示すように第6実施形態においては、第1側部31が第1固定部31cと第2固定部31dを備えていてもよい。第2側部32が第3固定部32cと第4固定部32dを備えていても良い。固定部31c、31d、32c、32dを介して電力変換装置10が外部のケースに固定されていてもよい。固定部31c、31d、32c、32dにはボルトなどを通す通し孔が形成されていてもよい。電力変換装置10と外部のケースとがボルトを介して固定されていてもよい。
第6実施形態では、第1固定部31cと第2固定部31dはy方向に離間している。第1固定部31cと第2固定部31dは第1剛性部36の第1外面31bからx方向に突出している。第1固定部31cは第2固定部31dよりも第1屈曲部34側に位置している。第1低剛性部38が第1固定部31cと第1屈曲部34との間に形成されている。第1剛性部36に第1固定部31cと第2固定部31dが設けられている。
同様に第3固定部32cと第4固定部32dはy方向に離間している。第3固定部32cと第4固定部32dは第2剛性部37の第2外面32bからx方向に突出している。第3固定部32cは第4固定部32dよりも第2屈曲部35側に位置している。第2低剛性部39が第3固定部32cと第2屈曲部35の間に形成されている。第2剛性部37に第3固定部32cと第4固定部32dが設けられている。
これによれば、屈曲部34、35への応力集中を効率的に抑制しつつ、電力変換装置10を外部のケースに固定可能になっている。
さらに電力変換装置10の重心Gが、第1固定部31c~第4固定部32dに囲まれていても良い。その場合、電力変換装置10の振動が抑制されやすくなる。これによれば、屈曲部34、35の応力集中の抑制と電力変換装置10の振動の抑制を両立できる。
なお、第1固定部31c~第4固定部32dが、側部31、32における電力変換装置10の重心Gから離れた部位に設けられるほど、電力変換装置10の振動が抑制されやすくなる。第1固定部31c~第4固定部32dを、低剛性部38、39よりも供給口15aおよび排出口16a側に設けつつ、できるだけ電力変換装置10の重心Gから離れた部位に設けることが望ましい。
特開2020-202254号公報においては、第1フレームに低剛性部が設けられていない。なお、特開2020-202254号公報における第1フレームは第1フレーム30に相当する。第2フレームは第2フレーム40に相当する。フレームはフレーム50に相当する。積層体はパワーモジュール20に相当する。当接壁は第1中継部33に相当する。側壁は側部31、32に相当する。
フレームが加圧されると、当接壁が積層体から遠ざかるように撓む。側壁が積層体に近づくように撓む。そのために、側壁に本実施形態の固定部31c、31d、32c、32dを設けたとしても、側壁が撓むために、固定部31c、31d、32c、32dの位置ズレが起こりやすく、外部のケースとの位置合わせが難しかった。
しかしながら本実施形態においては、側部31、32に低剛性部38、39を設けているために、低剛性部38、39で積極的に撓みやすくなる。本実施形態では、側部31、32において撓む箇所が限定的になる。そのために剛性部36、37に固定部31c、31d、32c、32dを設けても、固定部31c、31d、32c、32dの位置ズレが起こりにくくなる。外部のケースとの位置合わせが簡単になった。
(第7実施形態、第8実施形態、第9実施形態)
図14~図16の第7実施形態~第9実施形態に示すように、第1中継部33の剛性が、側部31、32の剛性よりも高くなるように構成されていてもよい。例えば、図14に示すように、第7実施形態においては、第1中継部33に別部材のプレート51が取り付けられていてもよい。プレート51の固定方法は溶接でも良い、接着でも良い、ネジ固定でも良い。固定するプレート51は金属などの剛性の高い材料が望ましい。
図15に示すように、第8実施形態においては、第1中継部33のz方向の幅が、側部31、32のz方向の幅よりも広くなっていてもよい。図16に示すように、第9実施形態においては、第1中継部33のy方向の厚さが、側部31、32のy方向の厚さよりも厚くなっていてもよい。なお、図14~図16においては、側部31、32に低剛性部38、39が形成される形態を図示しているが、側部31、32に低剛性部38、39が形成されていなくてもよい。
(第10実施形態、第11実施形態)
図17および図18に示すように、第1スペーサ61のx方向の幅が中継管14のx方向の幅相当になっていてもよい。図17に示す第10実施形態において、第1スペーサ61は略直方体形状を成している。第1スペーサ61の角部が第1中継部33に接触することで、第1スペーサ61から第1中継部33に加圧力を付与していてもよい。
図18に示す第11実施形態においては、x方向の幅が中継管14の幅相当であって、さらに第1スペーサ61の第1中継部33側の面に、第1突起部62と第2突起部63が設けられていてもよい。第1突起部62と第2突起部63が第1中継部33に接触することで、第1スペーサ61から第1中継部33に局所的に加圧力を付与していてもよい。
突起部62、63と第1中継部33の接触点から屈曲部34、35までの距離が短くなる。これによれば、モーメントが小さくなる。第1中継部33の変形量を小さく抑えることができる。屈曲部34、35の応力集中を抑制できる。
また第11実施形態においては、第1スペーサ61と第1中継部33の間に空隙が生じる。第11実施形態では、この空隙に小型部品を収納できる利点もある。なお、突起部62、63は第1スペーサ61に設けられていなくても良い。突起部62、63は第1中継部33に設けられていても良い。突起部62、63の個数は限定されない。
(第12実施形態)
図19の第12実施形態に示すように、屈曲部34、35の曲げ角度が直角でなくてもよい。第1屈曲部34と第2屈曲部35がそれぞれ2つずつ設けられていてもよい。第1フレーム30に、2つの第1屈曲部34同士を連結する第1屈曲連結部34aと、2つの第2屈曲部35同士を連結する第2屈曲連結部35aを備えていても良い。第1側部31と第1屈曲連結部34aとの成す角度が90°未満になっていてもよい。第2側部32と第2屈曲連結部35aとの成す角度が90°未満になっていてもよい。また第1中継部33と側部31、32とが滑らかな曲線状に連結されていてもよい。これによれば、屈曲部34、35の残留応力が小さくなりやすくなる。
<課題と製造方法>
代表的な製造方法は準備工程と第1工程と第2工程と第3工程とからなる。準備工程とは第1フレーム30と第2フレーム40を作成する工程である。第1工程とは、第1フレーム30と第2フレーム40との間にパワーモジュール20を配置する工程である。第2工程とは、第1フレーム30の両端を固定した状態で、第2フレーム40をパワーモジュール20に向けて加圧する工程である。第3工程とは、第2工程においてパワーモジュール20に第1加圧力と反力が加えられた状態で、第2フレーム40を第1フレーム30に対して固定する工程である。
特開2020-202254号公報においては、第2工程で屈曲部に応力が集中し、屈曲部に塑性変形が生じる。屈曲部に応力が集中するのは、当接壁が押し付けられることで当接壁が変形し、その変形が屈曲部に伝わるためである。
図20に代表的な第2工程における荷重-変位特性を示す。荷重とはフレーム50にかかる加圧力のことである。上記の公報では、第2工程において、積層体に加えられる加圧力を第1フレーム30が塑性変形し始める第2加圧力(F2)よりも大きい第3加圧力(F3)まで上昇させた後、第1加圧力(F1)まで低下させることで、弾性域を拡大させることを見出した。これを弾性域拡大工程という。弾性域拡大は塑性変形に起因する加工硬化が発生することによって生じる。なお第2加圧力が所定値に相当する。第1加圧力とは所定値未満の加圧力に相当する。
弾性域拡大工程後の最終的なバネ特性をきめるのは、D0、D1、D2、D3のプロセスである。最終的なバネ特性とは、弾性域拡大工程後にF3を除荷した時のグラフの傾きのことである。D0、D1、D2、D3のプロセスに差があると、最終的なバネ特性に差が生じる。
研究者らは、屈曲部34、35には、フレーム50の準備工程時の残留応力が集中しており、かつ、その残留応力がフレーム50ごとでばらつきが大きいことにより、D0、D1、D2、D3のプロセスがばらつくことを見出した。そのために最終的なバネ特性がばらつくと、半導体モジュール12および中継管14とTIMの面圧に差が生じ、冷却性能にばらつきが生じる。
そこで第1実施形態~第12実施形態において、屈曲部34、35で重なる、外部応力と残留応力のうちいずれかを低減することにより、屈曲部34、35での応力の重ね合わせを低減し、D0、D1、D2、D3のプロセスのばらつきを低減することに着目した。なお外部応力とは単位面積あたりにかかる加圧力のことを示している。
第1実施形態~第11実施形態においては、準備工程において、プレス加工によって第1金属板30aに低剛性部38、39を作成する。低剛性部38、39を作成した後、第1金属板30aをプレス加工によって2箇所で折り曲げる。低剛性部38、39の残留応力が屈曲部34、35の残留応力よりも低くなっている。低剛性部38、39の残留応力は0相当であることが望ましい。また第2金属板40aから第2フレーム40を作成する。第2金属板40aをプレス加工によって2箇所で折り曲げる。
第1実施形態~第11実施形態は、この準備工程と第1工程と第2工程と第3工程を経て製造される。第1実施形態~第11実施形態は、屈曲部34、35にかかる外部応力低減に着目して、低剛性部38、39を積極的に変形させることにより、屈曲部34、35に応力が集中することを抑制するものである。
第1~第11の実施形態によれば、弾性域拡大時の塑性分担を、屈曲部34、35から低剛性部38、39に分散できる。これによれば、屈曲部34、35における残留応力との重ね合わせが抑制される。低剛性部38、39は積極的に変形しやすくなっている。低剛性部38、39においては、残留応力が小さいために、外部応力が塑性変形に大きく寄与する。加圧力が加わると、屈曲部34、35よりも低剛性部38、39で塑性変形しやすくなる。低剛性部38、39では残留応力のばらつきが小さい。そのためにD0、D1、D2、D3のプロセスのばらつきを低減できる。製品によって最終的なバネ特性にばらつきが生じることが抑制される。反力の変化量がばらつくことが抑制できる。
第12実施形態は、準備工程において第1金属板30aに2つの第1屈曲部34と2つの第2屈曲部35を作成する。第12実施形態は、この準備工程と第1工程と第2工程と第3工程を経て製造される。第12実施形態は、屈曲部34、35の残留応力を低減させることに着目している。これによれば、屈曲部34、35における外部応力との重ね合わせが抑制される。塑性変形において、残留応力の影響が小さくなるために、D0、D1、D2、D3のプロセスのばらつきを低減できる。最終的なバネ特性に差が生じることが抑制される。
上記した第1実施形態~第12実施形態を採用することで、半導体モジュール12および中継管14とTIMの面圧が一定に保持されやすくなる。冷却性能にばらつきが生じることが抑制される。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態が本開示に示されているが、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範ちゅうや思想範囲に入るものである。
12…半導体モジュール、14a…第1凸部、14b…第2凸部、18…冷却器、20…パワーモジュール、30…第1フレーム、30a…第1金属板、31…第1側部、31c…第1固定部、31d…第2固定部、32…第2側部、32c…第3固定部、32d…第4固定部、33…第1中継部、34…第1屈曲部、35…第2屈曲部、38…第1低剛性部、38a…第1切り欠き部、38b…第2切り欠き部、38c…第1貫通孔、39…第2低剛性部、39a…第3切り欠き部、39b…第3切り欠き部、39c…第2貫通孔、40…第2フレーム、40a…第2金属板

Claims (10)

  1. 半導体モジュール(12)および冷却器(18)を有するパワーモジュール(20)と、
    前記パワーモジュールを加圧保持する、第1フレーム(30)および第2フレーム(40)と、を備え、
    前記第1フレームは、
    前記半導体モジュールと前記冷却器とが並ぶ並び方向に沿って延び、前記パワーモジュールを介して並ぶ2つの側部(31、32)と、
    前記側部同士を中継しつつ、前記並び方向で前記パワーモジュールへ反力を付与する中継部(33)と、
    前記側部と前記中継部に一体的に連結されるとともに、屈曲可能な屈曲部(34、35)と、を備え、
    前記第2フレームは、
    2つの前記側部の間で前記パワーモジュールを介して前記中継部と並び、前記並び方向に前記パワーモジュールに加圧力を付与した状態で、前記第1フレームに固定されており、
    前記側部の少なくとも一部の剛性が、前記中継部の剛性よりも低くなっている電力変換装置。
  2. 前記側部は、前記中継部よりも剛性の低い低剛性部(38、39)を備える請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記側部における、前記並び方向の中心よりも前記屈曲部に近い部位に、前記低剛性部が設けられている請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記側部に切り欠き部(38a、38b、39a、39b)もしくは貫通孔(38c、39c)が設けられ、
    前記切り欠き部もしくは前記貫通孔によって、前記側部に前記低剛性部が形成されている請求項2または3に記載の電力変換装置。
  5. 前記冷却器は前記側部に向かって突出する凸部(14a、14b)を備え、
    前記切り欠き部もしくは前記貫通孔と、前記凸部とが、前記並び方向と直交する方向で対向している請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記並び方向もしくは前記並び方向に直交する方向に前記側部が繰り返し屈曲することによって、前記低剛性部が形成されている請求項2~5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記側部は、外部のケースに固定される複数の固定部(31c、31d、32c、32d)を備え、
    複数の前記固定部における前記並び方向で最も前記屈曲部に近い1つと前記屈曲部との間に、前記低剛性部が設けられる請求項2~6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 自身の重心を囲むように複数の前記固定部が前記側部に設けられている請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 半導体モジュール(12)および冷却器(18)を有するパワーモジュール(20)と、
    第1フレーム(30)および第2フレーム(40)と、を備える電力変換装置の製造方法であって、
    第1金属板(30a)をプレスして、2つの側部(31、32)、前記側部同士を中継する中継部(33)、および、前記側部と前記中継部とを連結する屈曲部(34、35)を備え、前記側部の少なくとも一部の剛性が前記中継部の剛性よりも低い、前記第1フレームを作成し、
    第2金属板(40a)をプレスして、2つの前記側部の間に設けられるとともに前記第1フレームに固定される前記第2フレームを作成し、
    前記第1フレームと前記第2フレームとの間に前記パワーモジュールを配置し、
    前記第2フレームを介して、前記パワーモジュールに、前記第1フレームが塑性変形し始める所定値以上の加圧力を一時的に付与し、
    付与された前記所定値以上の前記加圧力を前記所定値未満まで下げ、
    前記パワーモジュールに、前記所定値未満の加圧力と、前記第1フレームに発生する反力のうち、前記所定値未満の加圧力が前記第1フレームに加わった際に前記第1フレームに発生する反力と、が付与された状態で、前記第1フレームと前記第2フレームとを固定する製造方法。
  10. 前記側部における前記中継部の剛性よりも低い部位の残留応力が、前記屈曲部の残留応力よりも低くなっている請求項9に記載の製造方法。
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