JP2023106118A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性を損なわず、かつ確実に箔を記録媒体に転写できる、画像処理装置及び画像処理方法を提供する。【解決手段】印刷制御装置40は、記録媒体16に画像を印刷するためのカラーインク及び記録媒体16に箔34を転写するための粘着性インクを吐出するインクジェットヘッド22を用いて、記録媒体16に箔転写印刷を行うための情報処理装置12であって、記録媒体16に印刷する画像を示す画像データに応じた、粘着性インクの吐出領域を所定色で表した箔転写データを生成する箔転写データ生成部と、画像データに箔転写データを合成して合成画像データを生成するデータ合成部と、を備え、記録媒体16に印刷を行う場合に、合成画像データにおける所定色の領域に粘着性インクが吐出される。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
印刷装置には、インクジェットプリンタを用いて記録媒体に画像を印刷し、記録媒体に装飾を施すために箔を転写する箔転写印刷を行うものがある。
箔転写印刷を行う印刷装置は、一般的に、記録媒体に箔を転写する構成がプリンタに対してインラインではない。このため、画像の印刷後にローラやプレス機を用いて箔を記録媒体に転写することになり、箔を転写する装置が別途必要となる。
例えば、特許文献1には、インクジェットプリンタから吐出されるUV硬化接着剤によってスタンプ箔を基体に転写し、ローラによってプレスする方法が記載されている。しかしながら、特許文献1に記載の方法ではUV硬化接着剤を用いているため、UV光源が必要となる。
そこで、UV硬化接着剤ではなく、溶剤を用いて生成された接着剤(以下「粘着性インク」という)をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に箔を転写する装置も開発されている。
特許6899372号公報
粘着性インクを用いた印刷装置でも、カラーインクを記録媒体に吐出してカラーインクを乾燥させた後に、箔を転写したい部分に粘着性インクを吐出して箔転写を行っていた。
しかしながら、カラーインクの上に粘着性インクを重ねて吐出した場合、カラーインク上に箔が盛り上がって転写されるので、意匠性が損なわれる場合があった。また、カラーインクの種類によっては、カラーインク上で粘着性インクが定着せずに、カラーインク上に箔を転写できない場合があった。
そこで本発明は、意匠性を損なわず、かつ確実に箔を記録媒体に転写できる、画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の画像処理装置は、記録媒体に画像を印刷するためのインク及び前記記録媒体に箔を転写するための粘着性インクを吐出する吐出手段を用いて、前記記録媒体に箔転写印刷を行うための画像処理装置であって、前記記録媒体に印刷する画像を示す画像データに応じた、前記粘着性インクの吐出領域を所定色で表した箔転写データを生成する生成手段と、前記画像データに前記箔転写データを合成して合成画像データを生成する合成手段と、を備え、前記記録媒体に印刷を行う場合に、前記合成画像データにおける前記所定色の領域に前記粘着性インクが吐出される。
本構成によれば、記録媒体に印刷する画像を示す画像データと記録媒体に箔を転写させる粘着性インクの吐出領域を表す箔転写データとが合成される。これにより、粘着性インクは記録媒体に直接吐出されるので、箔が記録媒体に直接転写される。従って本構成は、意匠性を損なわず、かつ確実に箔を記録媒体に転写できる。
上記の画像処理装置において、前記箔転写データは所定色の単色で表され、前記粘着性インクは特色として設定され、前記合成手段は前記箔転写データにおける前記単色を前記特色に変換してもよい。本構成によれば、ユーザは特別なソフトウェアを用いることなく、箔転写データを通常の画像データとして作成できる。
上記の画像処理装置において、前記箔転写データは、前記粘着性インクの前記吐出領域内が所定のパターンで表されてもよい。本構成によれば、箔が網点状に記録媒体に転写されるので、記録媒体に転写された後に箔が割れることを抑制できる。
上記の画像処理装置において、前記所定のパターンは、網点であり、前記網点の径及び前記網点の密度の少なくとも一方は、任意に設定可能とされてもよい。本構成によれば、記録媒体に印刷する画像や記録媒体に応じて、箔の転写状態を調整できる。
上記の画像処理装置において、前記箔転写データは、前記所定のパターンが形成されない隙間に、前記インクを吐出するための色が設定されてもよい。本構成によれば、網点状に転写される箔の隙間を埋めるように記録媒体に着色でき、より装飾性を高めることができる。
上記の画像処理装置において、前記箔転写データは、前記画像データに含まれる一部の画像の輪郭が抽出され、前記輪郭の内側を前記所定のパターンで表すことで生成されてもよい。本構成によれば、ユーザは箔転写データを容易に作成できる。
上記の画像処理装置において、前記合成画像データにおける前記粘着性インクの吐出領域に対してマスク処理を行うマスク処理手段を備え、前記吐出手段は、前記記録媒体に印刷を行う場合に、前記マスク処理が行われた前記粘着性インクの前記吐出領域に前記インクを吐出しなくてもよい。本構成によれば、カラーインクと粘着性インクとが重ならずに記録媒体に吐出され、かつ印刷速度を速くすることができる。
本発明の一態様の画像処理方法は、記録媒体に画像を印刷するためのインク及び前記記録媒体に箔を転写するための粘着性インクを吐出する吐出手段を用いて、前記記録媒体に箔転写印刷を行うための画像処理方法であって、前記記録媒体に印刷する画像を示す画像データに応じた、前記粘着性インクの吐出領域を所定色で表した箔転写データを生成する第1工程と、前記画像データに前記箔転写データを合成して合成画像データを生成する第2工程と、前記合成画像データにおける前記所定色の領域に前記糊剤を吐出し、前記箔を前記記録媒体に転写する第3工程と、を有する。
本発明は、意匠性を損なわず、かつ確実に箔を記録媒体に転写できる、画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
第1実施形態の印刷システムの概略構成図である。 第1実施形態の箔転写印刷の模式図である。 第1実施形態のカラーインク及び粘着性インクが吐出された記録媒体の概略断面図である。 第1実施形態の網点データの概略図である。 第1実施形態の網点データの概略図である。 第1実施形態の箔転写印刷に関する機能ブロック図である。 第1実施形態の印刷データ生成処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態の箔転写印刷処理の流れを示すフローチャートである。 インクジェットヘッドのノズルを仮想的に分割した場合の模式図である。 第1実施形態のマスク処理の模式図である。 第2実施形態の箔転写印刷の概略図である。 第2実施形態の箔転写印刷に関する機能ブロック図である。 第2実施形態の印刷データ生成処理の流れを示すフローチャートである。 他の実施形態のテキスチャーを示す模式図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態の印刷システム10について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の印刷システム10の概略構成図である。印刷システム10は、情報処理装置12と印刷装置14とを備える。
情報処理装置12は、ユーザによって操作されるコンピュータであり、例えば、モニタ、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等で構成される。本実施形態の情報処理装置12は、記録媒体16に印刷する画像を示す画像データ等を生成し、画像データに対して各種処理を行う画像処理装置として機能する。また、情報処理装置12は、画像処理後の画像データを印刷装置14へ送信する。
本実施形態の印刷装置14は、記録媒体16に対して箔転写印刷が可能なように、インクジェットプリンタ18及び箔転写装置20を備える。
インクジェットプリンタ18は、インクジェットヘッド22、プラテン24、及び第1ヒーター26を備える。
インクジェットヘッド22は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等のプロセスカラーインク(以下「カラーインク」という。)を画像データに基づいて吐出し、プラテン24に載置された記録媒体16に対する印刷を行う。また、本実施形態のインクジェットヘッド22は、記録媒体16に箔34を転写(接着)するための粘着性インクを吐出可能とされている。記録媒体16は、媒体繰出し部17から繰り出されて、搬送ローラ19A及びパッドローラ19Bを介してプラテン24に搬送される。媒体繰出し部17は、ロール状に巻回された記録媒体16を保持している。媒体繰出し部17は、記録媒体16を回転させる駆動源を備えておらず、記録媒体16は、搬送ローラ19Aによる記録媒体16の搬送に応じて従動的に回転する。また、パッドローラ19Bは、搬送ローラ19Aに対向して配置され、搬送ローラ19Aに向かって付勢される。
インクジェットヘッド22は、キャリッジ23に搭載され、記録媒体16の搬送方向(副走査方向)に対して直交する方向(主走査方向)に移動しながら、画像データに基づいてカラーインク及び粘着性インクを吐出する。なお、本実施形態のカラーインク及び粘着性インクは、溶剤インクであり、粘着性インクは、特色として設定されている。また、カラーインク及び粘着性インクは、溶剤インクではなく、UV(Ultra Violet)インクとしてもよい。
記録媒体16は、例えば、紙、布帛又は樹脂製のフィルム等であり、搬送ローラ19A等によって、インクジェットプリンタ18から箔転写装置20まで途切れることなく搬送される。
第1ヒーター26は、インクジェットヘッド22よりも記録媒体16の搬送方向の下流側に配置され、記録媒体16を第1温度(60℃以上)に加熱して、カラーインク及び粘着性インクを乾燥させる。第1ヒーター26によってカラーインク及び粘着性インクが乾燥した記録媒体16は、そのまま箔転写装置20へ搬送される。なお、第1ヒーター26による加熱でカラーインク及び粘着性インク中の溶剤が揮発することで、カラーインク及び粘着性インクは乾燥する。第1ヒーター26によってカラーインク及び粘着性インクを乾燥させることで、カラーインク及び粘着性インクは記録媒体16上の着弾位置で定着する。
箔転写装置20は、第2ヒーター30及び箔転写部32を備える。
第2ヒーター30は、第1ヒーター26よりも記録媒体16の搬送方向の下流側に配置される。第2ヒーター30は、第1ヒーター26の加熱温度である第1温度よりも低い第2温度(約50℃以上60℃未満)で記録媒体16を加熱して、記録媒体16に吐出された粘着性インクを軟化させる。
第2ヒーター30による加熱で粘着性インクが軟化して増粘する一方で、カラーインクは軟化しない。このように、本実施形態のカラーインクと粘着性インクとは、温度に対して異なる粘着性(軟化性、乾燥性)を有する。例えば、カラーインクと粘着性インクとは、カラス転移温度が異なる樹脂を含むことで、異なる軟化性を有するインクとされる。また、カラーインクと粘着性インクとは、異なる乾燥性の溶剤を含むことで、異なる乾燥性を有するインクであってもよい。
箔転写部32は、第2ヒーター30よりも記録媒体16の搬送方向の下流側に配置され、記録媒体16に箔34を転写させる。本実施形態の箔転写部32は、一対のローラ32A,32Bである。箔34は基材にシート状に形成されており、箔34は箔繰出し部37から繰り出され、搬送ローラ36Aによって箔転写部32に搬送される。なお、記録媒体16に転写される箔34の色は限定されない。箔繰出し部37は、ロール状に巻回された箔34を保持し、記録媒体16への転写後に箔巻取り部38によって巻き取られる箔34の動きに応じて従動的に回転する。
箔転写部32に搬送された箔34と記録媒体16とは、一対のローラ32A,32Bで挟まれて加圧される。箔転写部32に搬送された記録媒体16は、カラーインクの粘着性が失われている一方で、粘着性インクは粘着性を有している。これにより、粘着性インクが吐出された領域で箔34が基材から剥がれて箔34が記録媒体16に転写される。箔転写部32によって記録媒体16への転写が行われて基材上に残った箔34は、ガイドローラ36Bによって所定方向へ案内されて箔巻取り部38によって巻き取られる。
本実施形態では第1ヒーター26と箔転写部32の間に第2ヒーター30を設けているが、箔転写部32のローラ32A,32Bにヒーターを内装することで、粘着性インクを軟化するための加熱と箔転写のための加圧とを同時に行ってもよい。
箔34が転写された記録媒体16は、記録媒体16を所定方向に案内するためのガイドローラ28によって媒体巻取り部39へ送られ、媒体巻取り部39によって巻き取られる。なお、記録媒体16は、媒体巻取り部39に巻き取られず、印刷が終了する毎に裁断されて印刷装置14から排出されてもよい。また、箔転写印刷が完了した記録媒体16は、印刷装置14から排出された後に、ラミネート加工等が行われてもよい。
また、印刷装置14は、印刷装置14の制御を行なう印刷制御装置40を備える。印刷制御装置40は、CPU、RAM、ROM、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等で構成されている。
本実施形態の印刷制御装置40は、情報処理装置12から送信された画像処理後の画像データに基づいて、インクジェットヘッド22を制御して記録媒体16に画像を印刷させる。また、印刷制御装置40は、搬送ローラ19A、箔巻取り部38、媒体巻取り部39等の回転制御、第1ヒーター26及び第2ヒーター30の温度制御を行なう。
ここで、従来の箔転写印刷では、カラーインクの上に粘着性インクを重ねて吐出した場合、カラーインク上に箔34が盛り上がって転写されるので、意匠性が損なわれる場合がある。また、カラーインクの種類によっては、カラーインクの上に粘着性インクを吐出しても粘着性インクが定着せずに、カラーインク上に箔34を転写できない場合がある。
一方、本実施形態の印刷装置14は、図2,3を参照して以下に説明するように、粘着性インクを記録媒体16に対してより確実に定着させることができる。
本実施形態の情報処理装置12は、記録媒体16に印刷する画像を示す画像データ50、及び粘着性インクの吐出領域を所定色で表した箔転写データ52を生成する。そして、情報処理装置12は、画像データ50に箔転写データ52を合成して合成画像データ54を生成する。なお、合成とは、換言すると、箔転写データ52が示す粘着性インクの吐出領域に対応する画像データ50の領域を箔転写データ52に置換することである。
また上述のように本実施形態において、箔転写データ52は所定色(例えば黒色)の単色で表され、粘着性インクは特色として扱われる。そこで、印刷システム10は、箔転写データ52における単色を特色に変換して箔転写データ52’とし、箔転写データ52’と画像データ50とを合成する。このように、箔転写データ52を単色で表して生成し、単色を特色に変換する処理を行うことで、詳細を後述するように、ユーザは特別なソフトウェアを用いることなく、箔転写データ52を通常の画像データとして作成できる。
図2の例では、画像データ50と箔転写データ52の縦横のサイズは同じである。これにより、特別な位置合わせを行うことなく、画像データ50と箔転写データ52とを合成できる。なお、これに限らず、箔転写データ52は画像データ50よりも小さくてもよい。この場合、画像データ50に対して箔転写データ52が合成される領域が予め設定される。
図3は、合成画像データ54に基づいてカラーインク56及び粘着性インク58が吐出された記録媒体16の概略断面図である。本実施形態では、画像データ50と箔転写データ52とを合成するので、図3(A)のようにカラーインク56だけでなく、粘着性インク58も記録媒体16の表面に直接吐出されることとなる。これにより、図3(B)のように粘着性インク58上にのみ箔34が転写される。すなわち、本実施形態では箔34は記録媒体16に直接転写されるので、本実施形態の印刷装置14は意匠性を損なわず、かつ確実に箔34を転写できる。
ここで、記録媒体16に転写された箔34は割れ等の不良が生じる場合がある。この不良の原因は、一定以上の領域全面に粘着性インク58を吐出してその全面に箔34を転写することにある。
そこで、本実施形態の印刷装置14では、粘着性インク58を所定のパターンで吐出することで、所定のパターン状に箔34を記録媒体16に転写する。本実施形態の所定のパターンは、一例として網点60である。すなわち、箔転写データ52は、図4に示されるように、粘着性インク58の吐出領域内をドットである網点60で表した画像データとして生成される。そして、印刷制御装置40は、網点60の位置に粘着性インク58を吐出するようにインクジェットヘッド22を制御する。
なお、所定のパターンとして、本実施形態では網点60を適用するが、これは一例であり、他のパターンが用いられてもよい。以下の説明では、網点60を含むパターンをテキスチャーという。
図4は、網点状とされた箔転写データ52の一例であり、(A)から(D)に示されるように、網点60の大きさ及び網点60の密度の少なくとも一方は、任意に設定可能とされる。網点60の密度は、粘着性インク58の吐出領域の全体に対する充填率である。これにより、記録媒体16に印刷する画像や記録媒体16に応じて、箔34の転写状態が調整可能となる。
図4(A),(B)の例では、単位面積当たりの網点60の数は同じであるものの、網点60の大きさが各々異なり、網点60が大きくなると共に網点60の密度も高くなる。図4(C)の例では、網点60の大きさは各々同じであるものの、網点60の数が増えることで、網点60の密度が高くなる。また、図4(A)から(C)の例では網点60の配列が45°である一方、図4(D)の例では網点60の配列が90°である。なお、図4の例において網点60の形状は円形であるが、これに限らず、網点60の形状は矩形や星形等、他の形状でもよい。
また、図5の箔転写データ52で示されるように、粘着性インク58の吐出領域内で網点60の大きさや密度を徐々に変化させてもよい。図5(A)の例では、網点60の大きさが吐出領域の端から徐々に拡大し、吐出領域の中央部分で最も大きくなる。図5(B)の例では、網点60の拡大と縮小が交互に繰り返される。
このように、本実施形態の印刷装置14は、粘着性インク58を網点状に吐出するので、箔34は網点状に記録媒体16に転写される。これにより、複数の小さな箔34の集合として記録媒体16に箔転写が行われるので、記録媒体16に転写された後に箔34が割れることを抑制できる。
図6は、本実施形態の印刷システム10における箔転写印刷に関する機能ブロック図である。
情報処理装置12は、記憶部70、箔転写データ生成部72、印刷データ生成部74、及び通信部76を備える。
記憶部70は、記録媒体16に印刷する画像データ50等の各種データやプログラムを記憶する。
箔転写データ生成部72は、画像データ50に応じた、粘着性インク58の吐出領域を所定色で表した箔転写データ52を生成する。本実施形態の箔転写データ生成部72は、ユーザによって操作される一般的な画像編集ソフトウェアである。
印刷データ生成部74は、印刷するためのデータである印刷データを生成する。本実施形態の印刷データ生成部74は、ユーザによって操作される専用のソフトウェアである。印刷データ生成部74は、画像データ50と箔転写データ52との合成、合成画像データ54のRIP(Raster Image Processer)処理を行う。RIP処理は、画像データに対応する色のインクを吐出する吐出位置を指定するラスタ画像を生成する処理であり、C、M、Y、Kなどのカラーインク56及び粘着性インク58の各色に対応するグレースケール画像に対するハーフトーン処理を行うことで、その色のインクを吐出する吐出位置を指定するラスタ画像を生成する。
通信部76は、印刷制御装置40の通信部88や他の情報処理装置との間でデータの送受信を行う。なお、本実施形態の通信部76は、合成画像データ54を印刷制御装置40へ送信する。
本実施形態の箔転写データ生成部72は、画像抽出部78、テキスチャー設定部80、及びテキスチャー変換部82を備える。
画像抽出部78は、箔転写データ52として画像データ50に含まれる一部の画像の輪郭を抽出する。この抽出は、例えば、箔転写データ52とする画像領域(以下「箔転写領域」という。)を画像データ50から切り取ることである。この箔転写データ52の縦横のサイズは、上記のように画像データ50と同じであり、抽出した箔転写領域の位置も元の画像データ50における位置と同じとされる。また、画像抽出部78は、ラスターデータとして切り取られた輪郭をベクターデータに変換する。
テキスチャー設定部80は、所定のパターンである網点60の大きさと網点60の密度とをユーザの入力に応じて設定する。網点60の色は、例えば黒色等の所定色とされる。網点60の設定は、例えば、一般的な画像編集ソフトウェアの機能として含まれているグラデーション機能で設定される。
テキスチャー変換部82は、箔転写データ52として抽出された画像の輪郭の内側を、テキスチャー設定部80で設定した網点60となるように変換を行う。
このように、本実施形態の箔転写データ生成部72は、画像データ50に含まれる一部の画像の輪郭を抽出し、輪郭の内側を網点60で表すことで箔転写データ52を生成する。
本実施形態の印刷データ生成部74は、データ合成部84、及びRIP処理部86を備える。
データ合成部84は、画像データ50に箔転写データ52を合成して、合成画像データ54を生成する。
RIP処理部86は、画像データに対するRIP処理を行う。また。本実施形態のRIP処理部86は、合成画像データ54における粘着性インク58の吐出領域に対してマスク処理を行う。
図7は、本実施形態の情報処理装置12で実行される印刷データ生成処理の流れを示すフローチャートである。なお、印刷データ生成処理に含まれる箔転写データの生成処理(ステップ102~108)は、画像編集ソフトウェアをユーザが操作することによって行われる。
まず、ステップ100では、記録媒体16に印刷する画像データ50がモニタに表示される。
次のステップ102では、箔転写データ52となる箔転写領域の抽出を画像抽出部78が行う。具体的には、モニタに表示されている画像データ50から箔転写データ52となる箔転写領域の輪郭をユーザが切り取ることで箔転写領域の抽出が行われる。そして、画像抽出部78は、ユーザによって切り取られた輪郭をラスターデータからベクターデータに変換する。
次のステップ104では、切り取られた箔転写領域にテキスチャー処理を行うか否かをユーザが選択する。ここで、テキスチャー処理を行わない場合には、ステップ110へ移行する。
次のステップ106では、前のステップであるステップ104でテキスチャー処理を行うことを選択した場合に、網点60の大きさと網点60の密度とをユーザが選択することで、テキスチャー設定部80が網点の設定を行う。
次のステップ108では、テキスチャー変換部82が箔転写データ52の輪郭内を網点60に変換する。
次のステップ110では、所定色(例えば黒色)で表された箔転写データ52をデータ合成部84が特色に変換し、箔転写データ52’とする。
次のステップ112では、画像データ50と箔転写データ52’とをデータ合成部84が合成して合成画像データ54を生成する。
次のステップ114では、ステップ112でデータ合成部84が合成した合成画像データ54をRIP処理することで印刷データを生成する。
ここで、記録媒体16への印刷において、粘着性インク58とカラーインク56とが重なって記録媒体16に着弾することを防止する必要がある。
このため、例えば図9に示すインクジェットヘッド22の模式図のように、カラーインク56(C、M、Y、K、W)を吐出するノズルと粘着性インク58(Ps)を吐出するノズルを副走査方向に対して仮想的に2分割して、記録媒体16へ印刷を行う実施形態がある。これにより、カラーインク56と粘着性インク58とは、副走査方向に対して異なる位置のノズルから吐出されるので、粘着性インク58とカラーインク56とが重なって記録媒体16に着弾することを防止できる。
しかしながら、この方法では、副走査方向のノズルを半分しか使用できないため、主走査方向へのインクジェットヘッド22の移動回数(パス)がノズルを全て使う場合に比べて2倍となる。
そこで、ステップ114のRIP処理には、合成画像データ54における粘着性インク58の吐出領域に対するマスク処理が含まれる。
図10はマスク処理の一例を示した模式図である。図10に示される例では、合成画像データ54は複数のレイヤL1~L4で構成され、各レイヤはジョブ毎に形成される。レイヤL1は、粘着性インク58を吐出するジョブに対応し、粘着性インク58の吐出領域を示している。レイヤL2~L4は、各々異なるカラーインク56を吐出するジョブに対応し、異なるカラーインク56毎に吐出領域を示している。
レイヤL2~L4は、各レイヤに対応するカラーインク56の吐出領域以外はマスク処理されている。レイヤL2では縦線のハッチング以外の領域がマスク処理され、レイヤL3では横線のハッチング以外の領域がマスク処理され、レイヤL4では斜め線のハッチング以外の領域がマスク処理される。このように、各レイヤL2~L4に対してマスク処理を行うことで、各レイヤL2~L4によって形成される画像は他のレイヤによって形成される画像及び吐出された粘着性インク58とは重ならなくなる。また、ノズルを仮想的に2分割することなく、全てのノズルを使用してカラーインク56及び粘着性インク58をインクジェットヘッド22から吐出できる。
なお、図10の例では、合成画像データ54を構成するレイヤを粘着性インク58と異なるカラーインク56毎に分けているが、これに限らず、例えば、合成画像データ54は粘着性インク58のレイヤとカラーインク56のレイヤとの2つに分けられてもよい。この場合、カラーインク56のレイヤは、粘着性インク58の吐出領域のみがマスク処理される。
次のステップ116では、通信部76が印刷データを印刷制御装置40へ送信し、印刷データ生成処理を終了する。
次に印刷制御装置40の機能について説明する。図6に示されるように、印刷制御装置40は、通信部88、インク吐出制御部90、ヒーター制御部92、及びローラ駆動制御部94を備える。
通信部88は、情報処理装置12との間でデータの送受信を行ない、印刷データを情報処理装置12から受信する。すなわち、本実施形態の通信部88は、RIP処理によって生成された印刷データを取得する取得手段として機能する。
インク吐出制御部90は、印刷データに基づいて記録媒体16にカラーインク及び粘着性インク58を吐出するようにインクジェットヘッド22を制御する。
ヒーター制御部92は、第1ヒーター26及び第2ヒーター30の温度制御を行なう。
ローラ駆動制御部94は、各種搬送ローラの回転制御を行なう。
図8は、本実施形態の印刷装置14で実行される箔転写印刷処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ200では、通信部88が情報処理装置12から送信された印刷データを受信する。
次のステップ202では、印刷装置14の通信部88が受信した印刷データに基づいて、インクジェットヘッド22が記録媒体16にカラーインク56及び粘着性インク58を吐出することで、記録媒体16に印刷を行う。なお、インクジェットヘッド22は、上述のように、記録媒体16に印刷を行う場合に、マスク処理が行われた粘着性インク58の吐出領域にカラーインク56を吐出しない。
このように、マスク処理された合成画像データ54をRIP処理して生成された印刷データに基づいて記録媒体16に印刷を行うことで、全てのノズルを使用してカラーインク56及び粘着性インク58を吐出できる。従って、カラーインク56と粘着性インク58とが重ならずに記録媒体16に吐出され、かつインクジェットヘッド22を2分割する場合に比べて印刷速度が速くなる。
次のステップ204では、記録媒体16を第1ヒーター26に搬送し、記録媒体16に吐出されたカラーインク56及び粘着性インク58を第1ヒーター26が乾燥させる。
次のステップ206では、記録媒体16を第2ヒーター30に搬送し、記録媒体16に吐出された粘着性インク58に粘着性を生じさせる。
次のステップ208では、粘着性インク58に粘着性が生じた記録媒体16を箔転写部32に搬送することで、記録媒体16に箔34を転写する。箔34が転写された記録媒体16は印刷装置14から排出される。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態の情報処理装置12は、図11に示されるように、箔転写データ52において網点60が形成されない隙間62に、予め設定された色(以下「背景色」という。)を印刷する。なお、第1実施形態では、背景色の設定がないため、網点60間の隙間62にはカラーインク56が吐出されず、記録媒体16の表面色のままである。
図12は、本実施形態の印刷システム10における箔転写印刷に関する機能ブロック図である。なお、図12における図6と同一の構成部分については図6と同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の箔転写データ生成部72は、背景色設定部96及び背景色データ生成部98を備える。
背景色設定部96は、背景色をユーザの入力に応じて設定する。なお、背景色は、ユーザが任意に設定できる色であり、例えば、箔34の色が金色である場合には、ユーザは背景色として金色を設定するが、背景色として他の色が設定されてもよい。また、背景色は、一色ではなく、複数色でもよく、グラデーションが設定されてもよい。
背景色データ生成部98は、設定された背景色に基づいて背景色データを生成する。背景色データは、一例として、箔転写データ52における画像の輪郭内(粘着性インク58の吐出領域)を設定された背景色で表したデータである。
本実施形態の情報処理装置12が備えるデータ合成部84は、箔転写データ52と背景色データとを合成する。すなわち図11に示される箔転写データ52は、背景色データが合成されたものである。そして、データ合成部84は、背景色が合成された箔転写データ52と画像データ50とを合成して合成画像データ54を生成する。
図13は、本実施形態の情報処理装置12で実行される印刷データ生成処理の流れを示すフローチャートである。なお、図13における図7と同一のステップについては図7と同一の符号を付して、その説明を一部又は全部省略する。
本実施形態の印刷データ生成処理は、ステップ108で箔転写領域の輪郭内を網点60に変換した後に、ステップ300へ移行する。
ステップ300では、背景色設定部96が箔転写領域内の背景色をユーザの入力に応じて設定する。
次のステップ302では、所定色で表された箔転写データ52をデータ合成部84が特色に変換し、箔転写データ52’とする。
次のステップ304では、箔転写データ52’と背景色データとをデータ合成部84が合成する。なお、ここでいう合成とは、箔転写データ52’における網点60間の隙間62に対して、背景色データに基づいて隙間62の色を設定することである。
次のステップ306では、画像データ50と箔転写データ52’とをデータ合成部84が合成して合成画像データ54を生成する。また、ステップ304及びステップ306を別々のステップではなく、同じステップとして行うこともよい。換言すると、箔転写データ52と、背景色データと、画像データ50とを同時に合成することも可能である。
次のステップ308では、ステップ304及びステップ306で合成した合成画像データ54をRIP処理することで印刷データを生成する。ここで、ステップ208によるRIP処理は、ステップ114のRIP処理と同様の処理でもよい。生成した印刷データは、次のステップ106で印刷制御装置40へ送信される。
印刷装置14は、情報処理装置12が生成した印刷データに基づいて、カラーインク56と粘着性インク58とを記録媒体16に吐出して印刷を行う。従って、本実施形態の印刷装置14は、網点状に転写される箔34の隙間62を埋めるように記録媒体16に着色でき、より装飾性を高めることができる。

以上、本発明を、上記実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
上記実施形態では、箔転写データ52で示される画像の輪郭内を網点60に変換する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、輪郭内を網点60に変換しない形態としてもよい。この形態の場合、輪郭内は全体が黒色の所定色とされ、画像データ50と箔転写データ52との合成において、所定色が特色に変換される。これにより、箔転写データ52で示される画像の輪郭内の全体に粘着性インク58が吐出される。
上記実施形態では、粘着性インク58とカラーインク56とが重なって記録媒体16に着弾しないようにマスク処理を行う形態について説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、図9に示すように、粘着性インク58を吐出するノズルとカラーインク56と吐出するノズルを仮想的に2分割し、副走査方向で異なるノズルを使用することで粘着性インク58とカラーインク56とが重なって記録媒体16に着弾しないようにしてもよい。
上記実施形態では、テキスチャー処理に用いるパターンとして、網点状(ドット状)に粘着性インク58を吐出する形態について説明したが、本実施形態では網点状に限らず、図14(A)~(D)の例示されるように、線を利用したグラデーションや網線等、様々な模様を箔転写で表現するように粘着性インク58を吐出してもよい。
例えば、図14(A)に示されるように、箔34の転写領域の幅が狭い場合には、網点60の代わりに、異なる太さの線で形成されるパターンを用いてグラディエーション効果を施してもよい。また、図14(B)に示されるように、直交する線をパターンとして用いてもよいし、図14(C)に示されるように、斜めに交差する線をパターンとして用いてもよい。また、図14(D)に示されるように、斜線をパターンとして用いてもよい。さらに、パターンを形成する線と線との間隔を変化させてもよい。
(実施形態の効果)
(1)本実施形態の情報処理装置12は、記録媒体16に画像を印刷するためのカラーインク56及び記録媒体16に箔34を転写するための粘着性インク58を吐出するインクジェットヘッド22を用いて、記録媒体16に箔転写印刷を行うための印刷制御装置40であって、記録媒体16に印刷する画像を示す画像データ50に応じた、粘着性インク58の吐出領域を所定色で表した箔転写データ52を生成する箔転写データ生成部72と、画像データ50に箔転写データ52を合成して合成画像データ54を生成するデータ合成部84と、を備え、記録媒体16に印刷を行う場合に、合成画像データ54における所定色の領域に粘着性インク58が吐出される。
本実施形態によれば、記録媒体16に印刷する画像を示す画像データ50と記録媒体16に箔34を転写させる粘着性インク58の吐出領域を表す箔転写データ52とが合成される。これにより、粘着性インク58は記録媒体16に直接吐出されるので、箔34が記録媒体16に直接転写される。従って本実施形態は、意匠性を損なわず、かつ確実に箔34を記録媒体16に転写できる。
(2)本実施形態の情報処理装置12は、箔転写データ52は所定色の単色で表され、粘着性インク58は特色として設定され、データ合成部84は箔転写データ52における単色を特色に変換する。本実施形態によれば、ユーザは特別なソフトウェアを用いることなく、箔転写データ52を通常の画像データ50として作成できる。
(3)本実施形態の箔転写データ52は、粘着性インク58の吐出領域内が所定のパターンである網点60で表される。本実施形態によれば、箔34が網点状に記録媒体16に転写されるので、記録媒体16に転写された後に箔34が割れることを抑制できる。
(4)本実施形態の網点60の径及び網点60の密度の少なくとも一方は、任意に設定可能とされる。本実施形態によれば、記録媒体16に印刷する画像や記録媒体16に応じて、箔34の転写状態を調整できる。
(5)本実施形態の箔転写データ52は、網点60が形成されない隙間62に、カラーインク56を吐出するための色が設定される。本実施形態によれば、網点状に転写される箔34の隙間62を埋めるように記録媒体16に着色でき、より装飾性を高めることができる。
(6)本実施形態の箔転写データ52は、画像データ50に含まれる一部の画像の輪郭が抽出され、輪郭の内側を網点60で表すことで生成される。本実施形態によれば、ユーザは箔転写データ52を容易に作成できる。
(7)本実施形態の情報処理装置12は、合成画像データ54における粘着性インク58の吐出領域に対してマスク処理を含めたRIP処理を行うRIP処理部86を備え、インクジェットヘッド22は、記録媒体16に印刷を行う場合に、RIP処理が行われた粘着性インク58の吐出領域にカラーインク56を吐出しない。本実施形態によれば、カラーインク56と粘着性インク58とが重ならずに記録媒体16に吐出され、かつ印刷速度を速くすることができる。
10 印刷システム
12 情報処置装置(画像処理装置)
16 記録媒体
22 インクジェットヘッド(吐出手段)
34 箔
40 印刷制御装置
50 画像データ
52 箔転写データ
54 合成画像データ
56 カラーインク
58 粘着性インク
60 網点
72 箔転写データ生成部(生成手段)
84 データ合成部(合成手段)
86 RIP処理部(マスク処理手段)

Claims (8)

  1. 記録媒体に画像を印刷するためのインク及び前記記録媒体に箔を転写するための粘着性インクを吐出する吐出手段を用いて、前記記録媒体に箔転写印刷を行うための画像処理装置であって、
    前記記録媒体に印刷する画像を示す画像データに応じた、前記粘着性インクの吐出領域を所定色で表した箔転写データを生成する生成手段と、
    前記画像データに前記箔転写データを合成して合成画像データを生成する合成手段と、
    を備え、
    前記記録媒体に印刷を行う場合に、前記合成画像データにおける前記所定色の領域に前記粘着性インクが吐出される、
    画像処理装置。
  2. 前記箔転写データは、所定色の単色で表され、
    前記粘着性インクは、特色として設定され、
    前記合成手段は、前記箔転写データにおける前記単色を前記特色に変換する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記箔転写データは、前記粘着性インクの前記吐出領域内が所定のパターンで表される、請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記所定のパターンは、網点であり、
    前記網点の径及び前記網点の密度の少なくとも一方は、任意に設定可能とされる、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記箔転写データは、前記所定のパターンが形成されない隙間に、前記インクを吐出するための色が設定される、請求項3又は請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記箔転写データは、前記画像データに含まれる一部の画像の輪郭が抽出され、前記輪郭の内側を前記所定のパターンで表すことで生成される、請求項3から請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記合成画像データにおける前記粘着性インクの吐出領域に対してマスク処理を行うマスク処理手段を備え、
    前記吐出手段は、前記記録媒体に印刷を行う場合に、前記マスク処理が行われた前記粘着性インクの前記吐出領域に前記インクを吐出しない、
    請求項1から請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 記録媒体に画像を印刷するためのインク及び前記記録媒体に箔を転写するための粘着性インクを吐出する吐出手段を用いて、前記記録媒体に箔転写印刷を行うための画像処理方法であって、
    前記記録媒体に印刷する画像を示す画像データに応じた、前記粘着性インクの吐出領域を所定色で表した箔転写データを生成する第1工程と、
    前記画像データに前記箔転写データを合成して合成画像データを生成する第2工程と、
    前記合成画像データにおける前記所定色の領域に前記粘着性インクを吐出し、前記箔を前記記録媒体に転写する第3工程と、
    を有する画像処理方法。
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