JP2023104673A - 測定装置 - Google Patents
測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023104673A JP2023104673A JP2022005809A JP2022005809A JP2023104673A JP 2023104673 A JP2023104673 A JP 2023104673A JP 2022005809 A JP2022005809 A JP 2022005809A JP 2022005809 A JP2022005809 A JP 2022005809A JP 2023104673 A JP2023104673 A JP 2023104673A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- substrate
- measuring device
- light
- processing substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 169
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 80
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 27
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 134
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 22
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 10
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 5
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 238000002366 time-of-flight method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Abstract
【課題】相対移動するセンサユニット及び光学ユニットを保持するホルダに固定した基板の振動を抑制すること。【解決手段】本開示に係る測定装置は、光を出射する発光素子と反射光を受光する受光素子とを有するセンサユニットと、前記発光素子から出射した光を対象物に照射するとともに反射光を前記受光素子に受光させる光学ユニットと、前記センサユニットと前記光学ユニットとを相対移動可能に保持するホルダと、前記ホルダに固定された基板と、前記基板の端部を前記ホルダから支持する変形可能な支持部材と、を有する。【選択図】図8
Description
本発明は、測定装置に関する。
特許文献1には、発光素子及び受光素子と光学系とを相対移動させることによって、レーザー光を走査させる走査装置が記載されている。
発光素子及び受光素子を有するセンサユニットと、光学ユニットとを相対移動可能にホルダに保持させた場合、ホルダに基板を固定すると、基板が振動するおそれがある。
本発明は、相対移動するセンサユニット及び光学ユニットを保持するホルダに固定した基板の振動を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一形態は、光を出射する発光素子と反射光を受光する受光素子とを有するセンサユニットと、前記発光素子から出射した光を対象物に照射するとともに反射光を前記受光素子に受光させる光学ユニットと、前記センサユニットと前記光学ユニットとを相対移動可能に保持するホルダと、前記ホルダに固定された基板と、前記基板の端部を前記ホルダから支持する変形可能な支持部材と、を有する測定装置である。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、相対移動するセンサユニット及び光学ユニットを保持するホルダに固定した基板の振動を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、同一の又は類似する構成について共通の符号を付して重複した説明を省略することがある。
<全体構成>
図1Aは、測定装置1の斜視図である。図1Bは、本体部3から車体取付部材100を外した状態の測定装置1の斜視図である。図2は、本体部3の概略説明図である。
図1Aは、測定装置1の斜視図である。図1Bは、本体部3から車体取付部材100を外した状態の測定装置1の斜視図である。図2は、本体部3の概略説明図である。
以下の説明では、図1Aに示すように各方向を定めている。光学系(投光用光学系21又は受光用光学系22)の光軸(レンズの回転対称軸)に平行な方向をZ方向とする。測定装置1の測定対象となる対象物は、測定装置1に対してZ方向に離れていることになる。また、Z方向に垂直な方向であって、投光用光学系21と受光用光学系22が並ぶ方向をX方向とする。また、Z方向及びX方向に垂直な方向をY方向とする。
なお、測定装置1から見て測定対象の側(Z方向プラス側)を「前」と呼び、その逆側(Z方向マイナス側)を「後」と呼ぶことがある。また、後から前を見たときの右側を「右」と呼び、左側を「左」と呼ぶことがある。また、鉛直方向の上側(Y方向プラス側)を「上」と呼び、その逆側(Y方向マイナス側)を「下」と呼ぶことがある。
なお、測定装置1から見て測定対象の側(Z方向プラス側)を「前」と呼び、その逆側(Z方向マイナス側)を「後」と呼ぶことがある。また、後から前を見たときの右側を「右」と呼び、左側を「左」と呼ぶことがある。また、鉛直方向の上側(Y方向プラス側)を「上」と呼び、その逆側(Y方向マイナス側)を「下」と呼ぶことがある。
測定装置1は、対象物までの距離を測定する装置である。測定装置1は、レーザー光を出射し、対象物の表面で反射した反射光を検出し、検出結果に基づいて対象物までの距離を算出する。具体的には、測定装置1は、発光素子11からパルス状のレーザー光を投光してから、受光素子12が反射光を受光するまでの時間を計測することによって、対象物までの距離をTOF方式(Time of flight)で測定する。測定装置1は、本体部3と、車体取付部材100とを有する。
本体部3は、測定装置1の本体を構成する部材である。本体部3は、センサユニット10と、光学ユニット20とを有する。また、本体部3は、ハウジングと、ホルダと、処理基板と、バネ部材と、振動部材と、駆動ユニットと、を有する。
センサユニット10は、発光素子11と、受光素子12と、センサ基板13とを有する。発光素子11は、レーザー光を出射する素子である。受光素子12は、光信号を電気信号に変換する素子である。センサ基板13は、発光素子11及び受光素子12を実装する基板である。同じ基板上に発光素子11及び受光素子12が実装されることによって、センサユニット10が構成されている。ここでは、センサ基板13は、複数の発光素子11と、複数の受光素子12を有する。但し、センサ基板13が有する発光素子11及び受光素子12は、それぞれ1つずつでも良い。
光学ユニット20は、発光素子11から出射されたレーザー光を対象物に向かって照射するとともに、対象物からの反射光を受光素子12に受光させるための光学系である。光学ユニット20が構成する光学系の共役の位置に発光素子11及び受光素子12がそれぞれ配置されている。光学ユニット20は、投光用光学系21と受光用光学系22とを有する。投光用光学系21は、発光素子11から出射されたレーザー光を対象物に向かって照射する光学系である。投光用光学系21の焦点面内に発光素子11の発光面が配置されている。投光用光学系21は、発光素子11から出射されたレーザー光をコリメート光として対象物に照射する。受光用光学系22は、反射光を受光素子12に集光させる光学系である。受光用光学系22の焦点面内に受光素子12の受光面が配置されている。投光用光学系21と受光用光学系22が一体的に構成されることによって、光学ユニット20が構成されている。ここでは、投光用光学系21及び受光用光学系22は、それぞれ複数枚のレンズ群によって構成されている。但し、投光用光学系21及び受光用光学系22は、それぞれ1枚のレンズで構成されも良い。
センサユニット10と光学ユニット20は、Z方向に垂直な方向(X方向及びY方向)に相対移動する。センサユニット10と光学ユニット20が相対移動することによって、光学ユニット20に対する発光素子11の位置関係が変化し、この結果、レーザー光が出射される角度が変化する。すなわち、センサユニット10と光学ユニット20が相対移動することによって、レーザー光を走査させることができる。センサユニット10は、光学ユニット20に対して、X方向及びY方向にそれぞれ所定の共振周波数で振動することによって、相対移動することになる。
図3Aは、レーザー光の2次元走査の説明図である。センサユニット10が光学ユニット20に対してX方向及びY方向に所定の共振周波数で振動することによって、図3Aに示すようなリサージュ曲線を描くようにレーザー光が出射される。
図3Bは、或るフレームにおける2次元走査の説明図である。測定装置1は、1枚のフレーム(1枚の3次元画像)の測定ごとに、リサージュ曲線上の複数の点において対象物の表面までの距離(Z座標)を測定することになる。これにより、解像度を高めて座標を測定可能である。
図3Cは、複数チャンネルによる2次元走査の説明図である。センサ基板13が複数の発光素子11及び複数の受光素子12を備えることによって、図示するように、チャンネル毎に異なる範囲で2次元走査を行うことが可能である。これにより、X方向及びY方向の広い範囲での測定が可能になり、広いFOV(field of view)を実現できる。
図3Bは、或るフレームにおける2次元走査の説明図である。測定装置1は、1枚のフレーム(1枚の3次元画像)の測定ごとに、リサージュ曲線上の複数の点において対象物の表面までの距離(Z座標)を測定することになる。これにより、解像度を高めて座標を測定可能である。
図3Cは、複数チャンネルによる2次元走査の説明図である。センサ基板13が複数の発光素子11及び複数の受光素子12を備えることによって、図示するように、チャンネル毎に異なる範囲で2次元走査を行うことが可能である。これにより、X方向及びY方向の広い範囲での測定が可能になり、広いFOV(field of view)を実現できる。
なお、2次元走査がリサージュ曲線に沿っていなくても良い。例えば、X方向(又はY方向)のライン走査をY方向(又はX方向)にずらして複数回行うことによって、2次元走査が行われても良い。また、2次元走査ではなく、1次元走査(X方向又はY方向の一方向の走査)が行われるだけでも良い。
図4は、ハウジング30を外した状態の説明図である。ハウジング30は、光学ユニット20及びセンサユニット10を収容する部材(筐体)である。ハウジング30は、後ハウジング31と、上ハウジング32と、下ハウジング33とを有する。
後ハウジング31は、本体部3の後部を覆う部位である。後ハウジング31は、コネクタ311と、コイル用基板312とを有する。コネクタ311は、外部電源や車両ECUと電気的に接続するための部位(接続部)である。コイル用基板312は、駆動ユニット70のコイル71(図2参照)を駆動するための基板である。
上ハウジング32は、本体部3の上部を覆う部位である。下ハウジング33は、本体部3の下部を覆う部位である。ハウジング30の側面の上ハウジング32と下ハウジング33との間には隙間が形成されており、その隙間にホルダ40の突出部41が挿通される。なお、ハウジング30(上ハウジング32及び下ハウジング33)とホルダ40との隙間はガスケット35によって塞がれる。
ガスケット35は、ハウジング30(上ハウジング32及び下ハウジング33)とホルダ40との隙間を塞ぐ部材である。ガスケット35は、本体部3の側面で上ハウジング32と下ハウジング33の間に挟み込まれている。ガスケット35は、ホルダ40の突出部41を挿通させる挿通部35Aを有する。ガスケット35は、ハウジング30とホルダ40との隙間を塞ぎ易いように、ゴム製である。
図5は、ホルダ40と処理基板50とを外した状態の説明図である。
ホルダ40は、センサユニット10及び光学ユニット20を保持する部材である。ここでは、ホルダ40は、光学ユニット20に固定したバネ部材60に固定されており、バネ部材60を介して光学ユニット20を間接的に保持している。また、バネ部材60にはセンサユニット10が取り付けられており、ホルダ40は、センサユニット10と光学ユニット20とを相対移動可能に保持する。ホルダ40は、右ホルダ40A及び左ホルダ40Bで構成されている。ホルダ40を2部品で構成する代わりに1部品で構成しても良い。但し、右ホルダ40A及び左ホルダ40Bの2部品でホルダ40を構成することによって、ホルダ40の小型化を図ることができる。
ホルダ40は、突出部41を有する。突出部41は、ホルダ40の本体から左右外側に向かって突出した部位である。突出部41は上ハウジング32と下ハウジング33との隙間に挿通され、これにより、突出部41の端部がハウジング30の外部に突出する。ハウジング30の外部に突出した突出部41の端部は、車体取付部材100に保持される。つまり、突出部41は、車体取付部材100に取り付ける部位である。
処理基板50は、センサユニット10の制御処理や信号処理(演算処理)などの各種処理を行う基板である。処理基板50には、発光素子11の発光タイミングを制御したり、受光素子12の受光信号に基づいて対象物の距離を算出したりするためのチップ(図5では不図示)が実装されている。処理基板50は、ホルダ40の上に固定されている。処理基板50の一端は支持部材80を介してホルダ40に支持されている。処理基板50と光学ユニット20の間には、シールド部材91が配置されている。図4に示すように、処理基板50と上ハウジング32との間には伝熱シート92が配置される。
バネ部材60は、光学ユニット20とセンサユニット10とを相対移動可能に保持する部材である。バネ部材60は、X方向及びY方向にそれぞれ所定の共振周波数で振動可能に、光学ユニット20に対してセンサユニット10を保持する。
図6は、バネ部材60の説明図である。
バネ部材60は、固定部61と、一対の振動部62とを有する。
固定部61は、光学ユニット20に固定する部位である。また、固定部61は、ホルダ40に固定する部位でもある。固定部61は、前後方向に沿った帯状(板状)の部位であり、バネ部材60の上下方向の中央に配置されている。
振動部62は、振動する部位である。振動部62は、U字状(音叉状)の部位であり、分岐部621と、第1屈曲部62Aと、第2屈曲部62Bとを有する。分岐部621は、固定部61と第1屈曲部62A及び第2屈曲部62Bとの間の部位であり、固定部61から第1屈曲部62A及び第2屈曲部62Bを分岐させる部位である。第1屈曲部62A及び第2屈曲部62Bは、分岐部621から延び出た片持ち梁状の部位であり、所定の固有振動数で屈曲する部位である。第1屈曲部62Aの基端(前端)は分岐部621に連結されており、逆側の端部(後端;先端)はセンサユニット10に連結されている。第2屈曲部62Bの基端(前端)は分岐部621に連結されており、逆側の端部(後端;先端)は振動部材65に連結されている。第1屈曲部62A及び第2屈曲部62Bを含む振動部62が所定の振動モードで振動することによって、センサユニット10が、光学ユニット20に対して、X方向及びY方向にそれぞれ所定の共振周波数で振動することになる。
固定部61は、光学ユニット20に固定する部位である。また、固定部61は、ホルダ40に固定する部位でもある。固定部61は、前後方向に沿った帯状(板状)の部位であり、バネ部材60の上下方向の中央に配置されている。
振動部62は、振動する部位である。振動部62は、U字状(音叉状)の部位であり、分岐部621と、第1屈曲部62Aと、第2屈曲部62Bとを有する。分岐部621は、固定部61と第1屈曲部62A及び第2屈曲部62Bとの間の部位であり、固定部61から第1屈曲部62A及び第2屈曲部62Bを分岐させる部位である。第1屈曲部62A及び第2屈曲部62Bは、分岐部621から延び出た片持ち梁状の部位であり、所定の固有振動数で屈曲する部位である。第1屈曲部62Aの基端(前端)は分岐部621に連結されており、逆側の端部(後端;先端)はセンサユニット10に連結されている。第2屈曲部62Bの基端(前端)は分岐部621に連結されており、逆側の端部(後端;先端)は振動部材65に連結されている。第1屈曲部62A及び第2屈曲部62Bを含む振動部62が所定の振動モードで振動することによって、センサユニット10が、光学ユニット20に対して、X方向及びY方向にそれぞれ所定の共振周波数で振動することになる。
バネ部材60の固定部61は、一対の振動部62の間に配置されている。このため、固定部61では一対の振動部62の振動が打ち消されるため、固定部61は、光学ユニット20とセンサユニット10との相対移動中においても振動しにくい。
振動部材65は、センサユニット10を共振させるための部材である。振動部材65は、バネ部材60に保持されている。振動部材65の左右の縁には、バネ部材60の第2屈曲部62Bが連結されている。振動部材65が駆動ユニット70からX方向及びY方向の力を受けることによって、バネ部材60を介してセンサユニット10が共振し、この結果、センサユニット10が光学ユニット20に対してX方向及びY方向に相対移動する。
駆動ユニット70は、光学ユニット20とセンサユニット10とを相対移動させるための駆動力を生成する部材(モーター)である。駆動ユニット70は、コイル71と、マグネット72とを有する(図2参照)。ここでは、コイル71は、ハウジング30(後ハウジング31)に固定されており、固定子を構成する。マグネット72は、振動部材65に固定されており、可動子を構成する。なお、マグネット72を固定子とし、コイル71を可動子としても良い。但し、コイル71を固定子とした場合、コイル71を可動子とする場合と比べて、コイル71への配線が容易になる。また、駆動ユニット70は、コイル71とマグネット72とで構成されたモータに限られるものではなく、例えば圧電トランスデューサなどの他のアクチュエータでも良い。
車体取付部材100は、本体部3を車体に取り付ける部材である(図1A及び図1B参照)。一対の車体取付部材100が、本体部3の左右に配置されている。一対の車体取付部材100は、本体部3の左右側面から突出したホルダ40の突出部41をそれぞれ保持する。車体取付部材100は、第1取付部材110及び第2取付部材120を有する。第1取付部材110と第2取付部材120との間にホルダ40の突出部41が挟まれることによって、本体部3が車体取付部材100に保持される。また、第1取付部材110及び第2取付部材120とホルダ40との間にはダンパ部材130が配置されている。ダンパ部材130は、振動を吸収するゴム製の部材である。車体取付部材100がダンパ部材130を介してホルダ40を保持することによって、本体部3の振動が車体に伝達されることを抑制できる。
<処理基板50の固定構造>
図7は、ホルダ40の上に固定された処理基板50の説明図である。図8は、ホルダ40から処理基板50(及びシールド部材91)を外した様子の説明図である。
図7は、ホルダ40の上に固定された処理基板50の説明図である。図8は、ホルダ40から処理基板50(及びシールド部材91)を外した様子の説明図である。
ホルダ40は、固定部42と、位置合わせピン43とを、取付部44とを有する。また、処理基板50は、固定用の穴51と、位置合わせ穴52とを有する。
固定部42は、処理基板50を固定するための部位である。ここでは、固定部42はネジ穴で構成されている。処理基板50の穴51に挿通させた固定ネジ941を固定部42に締結することによって、処理基板50が固定部42に固定される。なお、固定部42は、シールド部材91を固定するための部位でもある。
ホルダ40は、3つの固定部42を有する。ここでは、右ホルダ40Aに1つの固定部42が設けられており、左ホルダ40Bに2つの固定部42が設けられている。但し、右ホルダ40Aに2つの固定部42が設けられ、左ホルダ40Bに1つの固定部42が設けられても良い。処理基板50の4つの角部には固定用の穴51が配置されており、4つの角部のうちの3つの角部がホルダ40に固定されることになる。なお、処理基板50の4つの角部をホルダ40に固定すると、固定箇所が多いために寸法公差の影響によって処理基板50に過剰な負荷がかかるおそれがある。このため、本実施形態では、処理基板50の3箇所がホルダ40に固定される。
位置合わせピン43は、処理基板50に対するホルダ40の位置を合わせるための部位である。ホルダ40の位置合わせピン43を処理基板50の位置合わせ穴52に嵌合させることによって、ホルダ40と処理基板50との位置を合わせることができ、ホルダ40に対して所定の位置で処理基板50を固定できる。ここでは、右ホルダ40A及び左ホルダ40Bにそれぞれ1つずつ位置合わせピン43が設けられている。このようにホルダ40が2部品で構成される場合には、ホルダ40を構成する部品のそれぞれに位置合わせピン43が設けられることが望ましい。但し、一方のホルダ40のみに位置合わせピン43を設けても良い。また、ホルダ40が位置合わせピン43を有していなくても良い。なお、位置合わせピン43は、シールド部材91を位置合わせするための部位でもある。
取付部44は、支持部材80(後述)を固定するための部位である。ここでは、取付部44は、ネジ穴で構成されている。取付部44は、固定部42とともに、シールド部材91を固定するための部位でもある。
ところで、既に説明した通り、相対移動するセンサユニット10及び光学ユニット20を保持するホルダ40に処理基板50が固定されるため、処理基板50が振動するおそれがある。また、上記の通り、処理基板50の3つの角部をホルダ40に固定しただけでは、未固定の角部が振動するおそれがあり、処理基板50の振動が異音の原因になるおそれがある。そこで、本実施形態では、処理基板50の未固定の部位を支持部材80で支持することによって、処理基板50の振動を抑制している。
図9は、支持部材80が処理基板50を支持する様子の説明図である。図10は、支持部材80の斜視図である。なお、説明のため、図9の支持部材80にはハッチングを施している。
支持部材80は、処理基板50を支持する部材である。支持部材80は、弾性変形可能な部位である。支持部材80が処理基板50の端部を支持しつつ変形することによって、支持部材80が処理基板50の振動を吸収し、処理基板50の振動を抑制することができる。
支持部材80は、樹脂で構成されている。但し、弾性変形可能であれば、樹脂以外の部材(例えば金属)で構成されても良い。なお、支持部材80は、処理基板50よりも柔らかい部材で構成されている。言い換えると、支持部材80は、処理基板50よりも上下方向に弾性変形し易い部材で構成されている。これにより、処理基板50に負荷(特に上下方向への負荷)がかかるときに支持部材80が変形し易いため、処理基板50に過剰な負荷がかかることを抑制できる。
支持部材80は、第1固定部81と、第2固定部82と、連結部83とを有する。
第1固定部81は、ホルダ40に支持部材80を固定するための部位である。ここでは、第1固定部81は貫通穴で構成されている。第1固定部81に挿通させた第1固定ネジ951をホルダ40の取付部44に締結することによって、支持部材80がホルダ40に固定される。
第2固定部82は、処理基板50に支持部材80を固定するための部位である。ここでは、第2固定部82はネジ穴で構成されている。処理基板50の穴51(ホルダ40に未固定の角部に設けられた穴)に挿通させた第2固定ネジ952を第2固定部82に締結することによって、処理基板50が支持部材80に固定される。
連結部83は、第1固定部81と第2固定部82を連結する部位である。連結部83は、弾性変形可能な部位である。連結部83は、第1固定部81と第2固定部82との間で弾性変形することになる。連結部83が弾性変形することによって、ホルダ40に対して処理基板50の変位が許容される。これにより、支持部材80が処理基板50の振動を吸収可能になり、処理基板50の振動を抑制可能になる。
また、連結部83は、第1固定部81から上下方向に垂直な方向(水平方向)に延び出た板状の部位を有しており、第2固定部82が第1固定部81に対して上下方向に変位することを許容する。これにより、処理基板50の未固定の端部の上下方向の振動を吸収可能であり、処理基板50の端部の上下方向の振動を抑制可能である。
また、支持部材80は、位置合わせピン84(84A,84B)を有する。位置合わせピン84は、処理基板50に対する支持部材80の位置を合わせるための部位である。支持部材80の位置合わせピン84を処理基板50の位置合わせ部53(後述;基準穴53A及び長穴53B)に嵌合させることによって、支持部材80と処理基板50との位置を合わせることができ、処理基板50に対して所定の位置で支持部材80を固定できる。
支持部材80は、支持部材80は、位置合わせピン84として、第1ピン84Aと第2ピン84Bとを有する。処理基板50は、位置合わせ部53として、基準穴53A及び長穴53Bを有する。
第1ピン84Aは、処理基板50の基準穴53Aに嵌合する位置合わせピンである。第2ピン84Bは、処理基板50の長穴53Bに嵌合する位置合わせピンである。基準穴53Aは、第1ピン84Aを嵌合させる穴である。基準穴53Aは、断面円形状の穴である。長穴53Bは、第2ピン84Bを嵌合させる穴である。長穴53Bは、長穴53Bと基準穴53Aとを結ぶ方向に延びた穴である。2本の位置合わせピン84(第1ピン84A及び第2ピン84B)の一方と嵌合する穴を長穴53Bにすることによって、公差があっても2本の位置合わせピン84(84A,84B)をそれぞれ位置合わせ部53に嵌合させることができる。
ここでは、長穴53Bは、処理基板50の周縁に設けられている。このため、長穴53Bは、処理基板50の周縁から凹んだ凹部(切欠部)として構成されている。言い換えると、長穴53Bは、処理基板50の周縁で開放された形状をしている。これにより、長穴53Bが処理基板50の周縁よりも内側に配置される場合(長穴53Bが閉じた形状の場合)と比べて、処理基板50の小型化を図ることができる。但し、長穴53Bを処理基板50の周縁よりも内側に配置して、長穴53Bが閉じた形状であっても良い。また、支持部材80が位置合わせピン84を有しておらず、処理基板50が位置合わせ部53(基準穴53A及び長穴53B)を有していなくても良い。
支持部材80の第2固定部82は、2本の位置合わせピン84(第1ピン84A及び第2ピン84B)の間に配置されている。これにより、第2固定部82において支持部材80が処理基板50に固定されたときに、2本の位置合わせピン84(第1ピン84A及び第2ピン84B)が処理基板50の位置合わせ部53から外れ難くなる。但し、第2固定部82は、2本の位置合わせピン84の間に配置されていなくても良い。
第2固定部82と位置合わせピン84(詳しくは第2ピン84B)との間にリブ85が設けられている。リブ85によって第2固定部82と位置合わせピン84とが一体化されるため、支持部材80(詳しくは連結部83)が弾性変形しても、第2固定部82と位置合わせピン84との位置関係は変化し難くなる。これにより、支持部材80(詳しくは連結部83)が弾性変形しても、位置合わせピン84が処理基板50の位置合わせ部53から外れ難くなる。但し、第2固定部82と位置合わせピン84との間にリブ85が設けられていなくても良い。
<シールド部材91について>
シールド部材91は、導電性材料で構成された電磁波シールド(電磁シールド部材)である。ここでは、シールド部材91は、金属製の板を折り曲げて構成されているが、他の材料で構成されても良い。
シールド部材91は、導電性材料で構成された電磁波シールド(電磁シールド部材)である。ここでは、シールド部材91は、金属製の板を折り曲げて構成されているが、他の材料で構成されても良い。
シールド部材91は、処理基板50と光学ユニット20との間に配置されている。シールド部材91は、処理基板50で生じた電磁波が外部に漏洩することを抑制し、若しくは、処理基板50が外部からの電磁波の影響を受けることを抑制する。なお、光学ユニット20から光を照射するため、また、光学ユニット20から反射光を受光するために、測定装置1のハウジング30は、光学ユニット20の光の入出射面を露出させつつ、センサユニット10、光学ユニット20及び処理基板50を収容している。このような測定装置1の構造上、光学ユニット20を経由して電磁波が漏洩・侵入するおそれがある。このため、処理基板50と光学ユニット20との間にシールド部材91を配置するが有効となる。
シールド部材91は、処理基板50や支持部材80とともにホルダ40に固定される。シールド部材91は、処理基板50と同様に、固定用の穴を有する。シールド部材91の穴に挿通させた固定ネジ941をホルダ40の固定部42に締結することによって、シールド部材91が処理基板50とともに固定される。また、シールド部材91の穴に挿通させた第1固定ネジ951をホルダ40の取付部44に締結することによって、シールド部材91が支持部材80とともに固定される。このように、ホルダ40の固定部42や取付部44は、処理基板50を固定する機能だけでなく、シールド部材91を固定する機能も兼ねている。これにより、ホルダ40の固定部42を増やさずにシールド部材91を固定することができるため、ホルダ40や測定装置1の小型化を図ることができる。但し、処理基板50を固定する部位と、シールド部材91を固定する部位が別々に設けられても良い。
また、シールド部材91は、処理基板50と同様に、位置合わせ穴を有する。ホルダ40の位置合わせピン43をシールド部材91の位置合わせ穴に嵌合させることによって、シールド部材91を処理基板50とともにホルダ40に位置を合わせることができる。このように、ホルダ40の位置合わせピン43は、処理基板50を位置合わせする機能だけでなく、シールド部材91を位置合わせする機能も兼ねている。これにより、ホルダ40の位置合わせピン43を増やさずにシールド部材91を位置合わせすることができるため、ホルダ40や測定装置1の小型化を図ることができる。但し、処理基板50を位置合わせする部位と、シールド部材91を位置合わせする部位が別々に設けられても良い。
シールド部材91が処理基板50とともにホルダ40に固定される場合、シールド部材91は、逃げ部91A(図8参照)を有することが望ましい。逃げ部91Aは、支持部材80との接触を避けるための凹状の部位である。シールド部材91に逃げ部91Aが設けられることによって、変形した支持部材80がシールド部材91に接触することを抑制できる。但し、シールド部が逃げ部91Aを有していなくても良い。
<放熱について>
伝熱シート92(図4参照)は、処理基板50の放熱を促進させるためのシート状の部材である。伝熱シート92は、処理基板50と上ハウジング32との間に配置されている。伝熱シート92は、処理基板50の熱を上ハウジング32に伝える。伝熱シート92は、処理基板50と上ハウジング32との間で挟み込まれており、厚さ方向に圧縮されている。伝熱シート92は、圧縮された部位ほど熱伝導率が高くなる。但し、伝熱シート92に圧縮応力がかかると、処理基板50に負荷がかかることになる。
伝熱シート92(図4参照)は、処理基板50の放熱を促進させるためのシート状の部材である。伝熱シート92は、処理基板50と上ハウジング32との間に配置されている。伝熱シート92は、処理基板50の熱を上ハウジング32に伝える。伝熱シート92は、処理基板50と上ハウジング32との間で挟み込まれており、厚さ方向に圧縮されている。伝熱シート92は、圧縮された部位ほど熱伝導率が高くなる。但し、伝熱シート92に圧縮応力がかかると、処理基板50に負荷がかかることになる。
図11Aは、上ハウジング32の内壁面の説明図である。図11Bは、上ハウジング32の凸部32Bの突出量と、チップ55の高さとの関係を示すための断面説明図である。
図11Aに示すように、ハウジング30(ここでは上ハウジング32)は、複数の凸部32Bを有している。凸部32Bは、伝熱シート92を圧縮させる部位である。凸部32Bは、ハウジング30の内壁面に設けられた凸状の部位であり、基板に向かって突出した部位である。言い換えると、凸部32Bは、ハウジング30の内壁面から下側に突出した部位である。凸部32Bが設けられた部位では、伝熱シート92の圧縮率が高くなる。
凸部32Bは、基板に実装されたチップ55(半導体素子)に対向するように配置されている。凸部32Bをチップ55に対向配置させることによって、チップ55と接触する領域において伝熱シート92の圧縮率を高めることができる。これにより、チップ55の熱を放熱し易くなる。
図11Bに示すように、伝熱シート92は、処理基板50のチップ55と上ハウジング32の凸部32Bとの間で挟み込まれている。また、伝熱シート92は、チップ55と凸部32Bとの間で厚さ方向に圧縮されている。
図11A及び図11Bに示すように、複数の凸部32Bのそれぞれの突出量は、異なっている。凸部32Bの突出量は、対向するチップ55の高さに応じて異なっている。具体的には、図11Bに示すように、凸部32Bの突出量は、対向するチップ55が低いほど大きく設定されている。言い換えると、凸部32Bの突出量と、チップ55の高さの合計は、ほぼ一定に設定されている。これにより、いずれのチップ55においても、伝熱シート92の圧縮率を均一にすることができる。
ところで、複数の凸部32Bのそれぞれの突出量を異ならせる代わりに、最も高さの低いチップ55に合わせて全ての凸部32Bの突出量を大きく設定し、全てのチップ55の放熱性を高めることが考えられる(若しくは、上ハウジング32の内壁面を低くすることが考えられる)。但し、この場合、高さの高いチップ55と凸部32Bとの間で伝熱シート92の圧縮率が高くなり、この結果、高さの高いチップ55の位置で処理基板50に押圧力がかかるため、処理基板50に負荷がかかるおそれがある。
一方、処理基板50への負荷を抑制するために、最も高さの高いチップ55に合わせて全ての凸部32Bの突出量を小さく設定することが考えられる(若しくは、上ハウジング32の内壁面を高くすることが考えられる)。但し、この場合、高さの低いチップ55と凸部32Bとの間で伝熱シート92の圧縮率が低くなり、この結果、高さの低いチップ55の放熱が不十分になるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、凸部32Bの突出量は、対向するチップ55の高さが低いほど大きく設定されるため、チップ55にかかる押圧力を抑制して処理基板50にかかる負荷を抑制することと、チップ55の放熱性を高めることとの両立を図ることが可能である。
一方、処理基板50への負荷を抑制するために、最も高さの高いチップ55に合わせて全ての凸部32Bの突出量を小さく設定することが考えられる(若しくは、上ハウジング32の内壁面を高くすることが考えられる)。但し、この場合、高さの低いチップ55と凸部32Bとの間で伝熱シート92の圧縮率が低くなり、この結果、高さの低いチップ55の放熱が不十分になるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、凸部32Bの突出量は、対向するチップ55の高さが低いほど大きく設定されるため、チップ55にかかる押圧力を抑制して処理基板50にかかる負荷を抑制することと、チップ55の放熱性を高めることとの両立を図ることが可能である。
加えて、本実施形態のように処理基板50がホルダ40に固定されており上ハウジング32に固定されていない構造では、処理基板50と上ハウジング32との隙間の寸法公差が大きくなる(処理基板50と上ハウジング32との隙間の寸法公差は、各部材の寸法公差や取付誤差の積算値になるため)。このため、仮に全ての凸部32Bの突出量を同じにすると、処理基板50と上ハウジング32との隙間が寸法公差の範囲で最も狭まった場合に、高さの高いチップ55の位置で処理基板50に押圧力がかかるおそれがあり、処理基板50に負荷がかかるおそれがある。また、仮に全ての凸部32Bの突出量を同じにすると、処理基板50と上ハウジング32との隙間が寸法公差の範囲で最も広がった場合に、高さの低いチップ55の放熱が不十分になるおそれがある。このように、仮に全ての凸部32Bの突出量を同じにすると、処理基板50と上ハウジング32との隙間の寸法公差の全ての範囲において伝熱シート92の圧縮率を適切に設定することは難しい。したがって、本実施形態のように対向するチップ55の高さが低いほど凸部32Bの突出量を大きい構造は、処理基板50がホルダ40に固定されており上ハウジング32に固定されていない場合(言い換えると、処理基板50と上ハウジング32との隙間の寸法公差が大きくなる場合)に、特に有効である。
上記の通り、処理基板50で発生した熱は、伝熱シート92を介して上ハウジング32に伝わることになる。このため、上ハウジング32は、放熱フィン32Aを有することが望ましい。図11Bに示すように、上ハウジング32の放熱フィン32Aは、上ハウジング32の内壁面の伝熱シート92と接触する領域の裏面に設けられることが望ましい。特に、上ハウジング32の放熱フィン32Aは、凸部32Bが設けられた部位の裏面に設けられることが望ましい。なお、上ハウジング32の他の部位に放熱フィン32Aを設けても良い。また、上ハウジング32に放熱フィン32Aが無くても良い。
図12は、本体部3を別の角度から見た斜視図である。このように、上ハウジング32だけでなく、後ハウジング31や下ハウジング33にも放熱フィン(31A,33A)が設けられることが望ましい。これにより、ハウジング30の内部空間の熱や、伝熱シート92を介して上ハウジング32から伝わる熱を外部に放熱しやすくなる。なお、後ハウジング31や下ハウジング33の他の部位に放熱フィンを設けても良い。また、後ハウジング31や下ハウジング33に放熱フィン(31A,33A)が無くても良い。
<小括>
上記の通り、測定装置1は、センサユニット10と、光学ユニット20と、ホルダ40と、処理基板50とを有する。センサユニット10は、光を出射する発光素子11と、反射光を受光する受光素子12とを有する。光学ユニット20は、発光素子11から出射した光を対象物に照射するとともに、反射光を受光素子12に受光させる。ホルダ40は、センサユニット10と光学ユニット20とを相対移動可能に保持する。処理基板50は、ホルダ40に固定された基板である。このような構成の測定装置1の場合、相対移動するセンサユニット10及び光学ユニット20を保持するホルダ40に処理基板50が固定されるため、処理基板50が振動するおそれがある。そこで、本実施形態の測定装置1は、処理基板50の端部をホルダ40から支持する変形可能な支持部材80を有する。これにより、支持部材80が処理基板50の端部を支持しつつ変形することによって、支持部材80が処理基板50の振動を吸収し、処理基板50の振動を抑制することができる。
上記の通り、測定装置1は、センサユニット10と、光学ユニット20と、ホルダ40と、処理基板50とを有する。センサユニット10は、光を出射する発光素子11と、反射光を受光する受光素子12とを有する。光学ユニット20は、発光素子11から出射した光を対象物に照射するとともに、反射光を受光素子12に受光させる。ホルダ40は、センサユニット10と光学ユニット20とを相対移動可能に保持する。処理基板50は、ホルダ40に固定された基板である。このような構成の測定装置1の場合、相対移動するセンサユニット10及び光学ユニット20を保持するホルダ40に処理基板50が固定されるため、処理基板50が振動するおそれがある。そこで、本実施形態の測定装置1は、処理基板50の端部をホルダ40から支持する変形可能な支持部材80を有する。これにより、支持部材80が処理基板50の端部を支持しつつ変形することによって、支持部材80が処理基板50の振動を吸収し、処理基板50の振動を抑制することができる。
また、処理基板50の4つの角部のうちの3つの角部において、処理基板50がホルダ40に固定されていることが望ましい。なお、仮に処理基板50の4つの角部をホルダ40に固定すると、固定箇所が多いために寸法公差の影響によって処理基板50に過剰な負荷がかかるおそれがある。一方、処理基板50の3箇所をホルダ40に固定しただけでは、未固定の角部が振動するおそれがあり、処理基板50の振動が異音の原因になるおそれがある。そこで、本実施形態では、ホルダ40に固定されていない処理基板50の角部において、処理基板50が支持部材80によってホルダ40から支持されている。これにより、処理基板50にかかる負荷を抑制しつつ、処理基板50の振動を抑制することができる。
上記の支持部材80は、ホルダ40に固定する第1固定部81と、基板に固定する第2固定部82と、第1固定部81と第2固定部82とを連結しつつ変形可能な連結部83とを有する(図10参照)。連結部83が弾性変形することによって、ホルダ40に対して処理基板50の変位が許容され、これにより、処理基板50の振動を抑制可能になる。但し、支持部材80は、図10に示す構造に限られるものではなく、処理基板50の端部をホルダ40から支持しつつ変形可能な構造であれば良い。
支持部材80は位置合わせピン84を有し、処理基板50は、支持部材80の位置合わせピン84に合わせる位置合わせ部53を有することが望ましい。これにより、処理基板50に対して所定の位置で支持部材80を固定できる。
また、処理基板50の位置合わせ部53が、周縁の凹部であることが望ましい。これにより、長穴53Bが処理基板50の周縁よりも内側に配置される場合(長穴53Bが閉じた形状の場合)と比べて、処理基板50の小型化を図ることができる。
また、処理基板50の位置合わせ部53が、周縁の凹部であることが望ましい。これにより、長穴53Bが処理基板50の周縁よりも内側に配置される場合(長穴53Bが閉じた形状の場合)と比べて、処理基板50の小型化を図ることができる。
上記の測定装置1は、ハウジング30を有しており、ハウジング30は、光学ユニット20の光の入出射面を露出させつつ、センサユニット10、光学ユニット20及び処理基板50を収容する。このような測定装置1の構造上、光学ユニット20を経由して電磁波が漏洩・侵入するおそれがある。そこで、本実施形態の測定装置1では、処理基板50と光学ユニット20との間に電磁シールド部が配置されている。これにより、処理基板50で生じた電磁波が外部に漏洩することを抑制することができ、若しくは、処理基板50が外部からの電磁波の影響を受けることを抑制することができる。但し、測定装置1がシールド部材91を備えていなくても良い。
上記の測定装置1は、処理基板50とハウジング30との間に伝熱シート92が挟み込まれている。これにより、処理基板50の熱がハウジング30に伝わり易くなる。但し、測定装置1が伝熱シート92を備えていなくても良い。
また、上記の測定装置1では、処理基板50は、高さの異なる複数のチップ55を有しており、ハウジング30は、チップ55に向かって突出する複数の凸部32Bを有しており、凸部32Bの突出量は、対向するチップ55が低いほど大きく設定されており、伝熱シート92は、チップ55と凸部32Bとの間で厚さ方向に圧縮されている。これにより、いずれのチップ55においても、伝熱シート92の圧縮率を均一にすることができる。但し、ハウジング30の複数の凸部32Bの突出量が同じでも良いし、ハウジング30に凸部32Bが設けられていなくても良い。
また、ハウジング30は、外面に放熱フィン32Aを有することが望ましい。これにより、外部に放熱し易い構造になる。但し、ハウジング30に放熱フィンが設けられていなくても良い。
以上、本発明の実施形態につき詳述したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、上記の実施形態は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の実施形態の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
1 測定装置、3 本体部、
10 センサユニット、11 発光素子、
12 受光素子、13 センサ基板、
20 光学ユニット、21 投光用光学系、22 受光用光学系、
30 ハウジング、31 後ハウジング、
31A 放熱フィン、311 コネクタ、312 コイル用基板、
32 上ハウジング、32A 放熱フィン、32B 凸部、
33 下ハウジング、33A 放熱フィン、
35 ガスケット、35A 挿通部、
40 ホルダ、40A 右ホルダ、40B 左ホルダ、
41 突出部、42 固定部、
43 位置合わせピン、44 取付部、
50 処理基板、51 穴、52 位置合わせ穴、
53 位置合わせ部、53A 基準穴、53B 長穴(凹部)、
55 チップ、
60 バネ部材、61 固定部、
62 振動部、621 分岐部、
62A 第1屈曲部、62B 第2屈曲部、
65 振動部材、
70 駆動ユニット、71 コイル、72 マグネット、
80 支持部材、81 第1固定部、82 第2固定部、
83 連結部、84 位置合わせピン、
84A 第1ピン、84B 第2ピン、85 リブ、
91 シールド部材、91A 逃げ部、
92 伝熱シート、
941 固定ネジ、951 第1固定ネジ、952 第2固定ネジ、
100 車体取付部材、
110 第1取付部材、120 第2取付部材、
130 ダンパ部材
10 センサユニット、11 発光素子、
12 受光素子、13 センサ基板、
20 光学ユニット、21 投光用光学系、22 受光用光学系、
30 ハウジング、31 後ハウジング、
31A 放熱フィン、311 コネクタ、312 コイル用基板、
32 上ハウジング、32A 放熱フィン、32B 凸部、
33 下ハウジング、33A 放熱フィン、
35 ガスケット、35A 挿通部、
40 ホルダ、40A 右ホルダ、40B 左ホルダ、
41 突出部、42 固定部、
43 位置合わせピン、44 取付部、
50 処理基板、51 穴、52 位置合わせ穴、
53 位置合わせ部、53A 基準穴、53B 長穴(凹部)、
55 チップ、
60 バネ部材、61 固定部、
62 振動部、621 分岐部、
62A 第1屈曲部、62B 第2屈曲部、
65 振動部材、
70 駆動ユニット、71 コイル、72 マグネット、
80 支持部材、81 第1固定部、82 第2固定部、
83 連結部、84 位置合わせピン、
84A 第1ピン、84B 第2ピン、85 リブ、
91 シールド部材、91A 逃げ部、
92 伝熱シート、
941 固定ネジ、951 第1固定ネジ、952 第2固定ネジ、
100 車体取付部材、
110 第1取付部材、120 第2取付部材、
130 ダンパ部材
Claims (9)
- 光を出射する発光素子と、反射光を受光する受光素子とを有するセンサユニットと、
前記発光素子から出射した光を対象物に照射するとともに、反射光を前記受光素子に受光させる光学ユニットと、
前記センサユニットと前記光学ユニットとを相対移動可能に保持するホルダと、
前記ホルダに固定された基板と、
前記基板の端部を前記ホルダから支持する変形可能な支持部材と
を有する測定装置。 - 請求項1に記載の測定装置であって、
前記基板の4つの角部のうちの3つの角部において、前記基板が前記ホルダに固定されており、
前記ホルダに固定されていない前記基板の角部において、前記基板が前記支持部材によって前記ホルダから支持されている、
測定装置。 - 請求項1又は2に記載の測定装置であって、
前記支持部材は、
前記ホルダに固定する第1固定部と、
前記基板に固定する第2固定部と、
前記第1固定部と前記第2固定部とを連結しつつ変形可能な連結部と
を有する測定装置。 - 請求項1~3のいずれかに記載の測定装置であって、
前記支持部材は、位置合わせピンを有し、
前記基板は、前記位置合わせピンに合わせる位置合わせ部を有する、
測定装置。 - 請求項4に記載の測定装置であって、
前記位置合わせ部は、前記基板の周縁の凹部である、測定装置。 - 請求項1~5のいずれかに記載の測定装置であって、
前記光学ユニットの光の入出射面を露出させつつ、前記センサユニット、前記光学ユニット及び前記基板を収容するハウジングと、
前記基板と前記光学ユニットとの間に配置された電磁シールド部材と、
を更に有する測定装置。 - 請求項1~6のいずれかに記載の測定装置であって、
ハウジングと、
前記基板と前記ハウジングとの間に挟み込まれた伝熱シートと、
を更に備える測定装置。 - 請求項7のいずれかに記載の測定装置であって、
前記基板は、高さの異なる複数のチップを有しており、
前記ハウジングは、前記チップに対向し、前記チップに向かって突出する複数の凸部を有しており、
前記凸部の突出量は、対向する前記チップが低いほど大きく設定されており、
前記伝熱シートは、前記チップと前記凸部との間で厚さ方向に圧縮されている、
測定装置。 - 請求項7又は8に記載の測定装置であって、
前記ハウジングは、外面に放熱フィンを有する、測定装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022005809A JP2023104673A (ja) | 2022-01-18 | 2022-01-18 | 測定装置 |
PCT/JP2023/001408 WO2023140301A1 (ja) | 2022-01-18 | 2023-01-18 | 測定装置及び測定装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022005809A JP2023104673A (ja) | 2022-01-18 | 2022-01-18 | 測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023104673A true JP2023104673A (ja) | 2023-07-28 |
Family
ID=87379613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022005809A Pending JP2023104673A (ja) | 2022-01-18 | 2022-01-18 | 測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023104673A (ja) |
-
2022
- 2022-01-18 JP JP2022005809A patent/JP2023104673A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5674996B2 (ja) | イメージセンサ | |
JP5935487B2 (ja) | 照明装置、イメージセンサ及びそれらの製造方法 | |
WO2014129237A1 (ja) | イメージセンサユニット、及び、イメージセンサユニットの製造方法 | |
JP2010283436A (ja) | 読取装置 | |
US9201238B2 (en) | Optical scanning device | |
US20150234263A1 (en) | Projector and Headup Display | |
JP5948695B2 (ja) | 光モジュール、光モジュール生産物 | |
JP6141046B2 (ja) | イメージセンサユニット、及び、イメージセンサユニットの製造方法 | |
US9554010B2 (en) | Image reading apparatus and reflecting mirror unit | |
JP2023104673A (ja) | 測定装置 | |
JP6099428B2 (ja) | イメージセンサユニット、及び、イメージセンサユニットの製造方法 | |
WO2023140301A1 (ja) | 測定装置及び測定装置の製造方法 | |
JP4001807B2 (ja) | 半導体装置、画像読取ユニット及び画像形成装置 | |
US11460166B2 (en) | Light emitting diode (LED) pad mount system | |
CN118556192A (zh) | 测定装置及测定装置的制造方法 | |
WO2024190345A1 (ja) | 測定装置、測定装置の製造方法、構造体、構造体の製造方法及び締結構造 | |
JP2023104674A (ja) | 測定装置 | |
JP6095833B1 (ja) | レーザ光源ユニットの固定具および固定構造 | |
JP5493556B2 (ja) | レーザ光源ユニット | |
JP2016035984A (ja) | 光モジュール | |
JP6563162B1 (ja) | 画像読取装置 | |
WO2021049177A1 (ja) | 画像読取装置 | |
JP2015159446A (ja) | 画像読取装置 | |
JP6009117B1 (ja) | コリメートレンズユニットおよびその固定構造 | |
JP5391355B2 (ja) | 光モジュール |