JP2023104573A - インフルエンザ予防又は治療用医薬組成物及びインフルエンザ予防又は治療用食品組成物 - Google Patents

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岳志 河原
Takashi Kawahara
雅博 葛西
Masahiro Kasai
新 安永
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Abstract

【課題】本発明の目的は、インフルエンザ治療又は予防用医薬組成物又は食品組成物を提供することである。【解決手段】前記課題は、本発明のクミン、カルダモン、コリアンダー、フェネグリーク、唐辛子、及びセージからなる群から選択されるハーブの粉砕物、又は抽出物を含む、インフルエンザ予防又は治療用医薬組成物によって解決することができる。【選択図】なし

Description

本発明は、インフルエンザ予防又は治療用医薬組成物及びインフルエンザ予防又は治療用食品組成物に関する。
インフルエンザウイルスの不活化効果を有する植物として、ラズベリー、ストロベリー、ブラックベリー、イチジク、アカザ、アグリモニー、ユーカリ、モモ、リンゴ、ヴァイオレット、クロモジ、ガラナ、ワタフジウツギ、ツユクサ、ナズナ、エンメイソウ、ワイルドストロベリー、ホアハウンド、マーシュマロウ、オオバコ、レモンバーベナ、ヤロウ、アイスランドモス、アマチャヅル、及びフキが開示されている(特許文献1)。
特開2004-59463号公報
しかしながら、インフルエンザウイルス疾患の治療又は予防に使用可能な医薬組成物、又は食品組成物の開発が期待されている。
従って、本発明の目的は、インフルエンザ治療又は予防用医薬組成物又は食品組成物を提供することである。
本発明者は、インフルエンザ治療又は予防用医薬組成物又は食品組成物について、鋭意研究した結果、驚くべきことに、クミン、カルダモン、コリアンダー、フェネグリーク、唐辛子、又はセージが、インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス作用を示すことを見出した。
本発明は、こうした知見に基づくものである。
従って、本発明は、
[1]クミン、カルダモン、コリアンダー、フェネグリーク、唐辛子、及びセージからなる群から選択されるハーブの粉砕物、又は抽出物を含む、インフルエンザ予防又は治療用医薬組成物、
[2]前記抽出物が、水性溶媒、極性有機溶媒、又は水性溶媒若しくは極性有機溶媒を含む混合溶媒による抽出物である、[1]に記載のインフルエンザ予防又は治療用医薬組成物、
[3]前記ハーブが、クミンの種子、カルダモンの種子、コリアンダーの種子、フェネグリークの種子、唐辛子の果実、又はセージの葉である、[1]又は[2]に記載のインフルエンザ予防又は治療用医薬組成物、
[4]クミン、カルダモン、コリアンダー、フェネグリーク、唐辛子、及びセージからなる群から選択されるハーブの粉砕物、又は抽出物を含む、インフルエンザ予防又は治療用食品組成物、
[5]前記抽出物が、水性溶媒、極性有機溶媒、又は水性溶媒若しくは極性有機溶媒を含む混合溶媒による抽出物である、[4]に記載のインフルエンザ予防又は治療用食品組成物、及び
[6]前記ハーブが、クミンの種子、カルダモンの種子、コリアンダーの種子、フェネグリークの種子、唐辛子の果実、又はセージの葉である、[4]又は[5]に記載のインフルエンザ予防又は治療用食品組成物、
に関する。
本発明の医薬組成物、又は食品組成物によれば、効率的にインフルエンザウイルスを不活化することができる。
各ハーブ抽出物の抗インフルエンザウイルス試験の概要を示した図である。 各ハーブ抽出物の抗インフルエンザウイルス試験で、M1タンパク質の発現を抑制したことを示したグラフである。
本発明のインフルエンザ予防又は治療用医薬組成物又は食品組成物は、クミン、カルダモン、コリアンダー、フェネグリーク、唐辛子、及びセージからなる群から選択されるハーブの粉砕物、又は抽出物を含む。クミン及びコリアンダーは、セリ科植物であるが、セリ科植物は、特有の抗インフルエンザ効果を有する有効成分が含有すると考えられる。すなわち、本発明のインフルエンザ予防又は治療用医薬組成物及び食品組成物は、セリ科植物の粉砕物、又は抽出物を含むものでもよい。
《クミン》
クミン(Cuminum cyminum)は、地中海沿岸東部原産の一年生又は二年生のセリ科の草本である。草丈は20~40cmであり、株全体に毛はない。葉柄は長さ1cm程度と短く、針形の鞘がある。葉は細長い針型で、2回羽状に全裂する。花は傘形花で直径2~3cmである。花弁の色はピンク又は白色である。花弁の形は、長楕円形であり、先端がわずかに欠ける。種子は長楕円形で両端が狭く、長さ6mm、幅1.5mm程度であり、全体が白い剛毛に被われている。花期は4月ごろで、5月ごろに種子ができる。クミンシードは、一般的には種子と認識されているが、植物学上は果実に該当する。このクミンシードが、香辛料としてよく用いられている。
クミンの使用部位は、特に限定されるものではなく、植物全体、根、茎、葉、花、果実、若しくは種子、又はそれらの少なくとも2種以上の混合物を挙げることができるが、好ましくは、種子である。クミンは、粉砕操作又は抽出操作を行う際に、生のまま用いてもよく、乾燥(例えば、凍結乾燥)させたものを用いてもよい。抽出する場合は、抽出効率が向上するように、破砕物又は粉体の状態に加工することが好ましい。
《カルダモン》
カルダモンには、グリーンカルダモンと、ブラックカルダモンとがあるが、好ましくはグリーンカルダモン(Elettaria cardamomum)である。グリーンカルダモンは、インド、スリランカ、及びマレー半島を原産とするショウガ科のショウズク属の多年草であり、ショウズク(小荳▲く▼)とも称される。成長すると草丈2~5mとなり、葉は長さ40cm程度、幅7~10cm程度であり、葉の基部は鞘状になっている。地面の近くに薄緑の白に赤紫の入った花をつけ、成熟すると1~2cmの卵型の実をつける。実の内部は3室に分かれ、暗褐色ないし黒褐色の種子が入っている。ショウズクの緑色の果実は、種子を含んだまま乾燥され、そのまま、又は挽いて粉にして、香辛料として使用される。
カルダモンの使用部位は、特に限定されるものではなく、植物全体、根、茎、葉、花、果実、若しくは種子、又はそれらの少なくとも2種以上の混合物を挙げることができるが、好ましくは種子である。カルダモンは、粉砕操作又は抽出操作を行う際に、生のまま用いてもよく、乾燥(例えば、凍結乾燥)させたものを用いてもよい。抽出する場合は、抽出効率が向上するように、破砕物又は粉体の状態に加工することが好ましい。
《コリアンダー》
コリアンダーは、セリ科の一種であり香辛料として使用される。香辛料としては、植物全体を使用したり、果実や種子部分をコリアンダーシードと称して使用されたり、葉や茎の部分をコリアンダーリーフやパクチーと称して使用されたりする。本発明において、コリアンダーの使用部位は、特に限定されるものではなく、植物全体、根、茎、葉、花、果実、若しくは種子、又はそれらの少なくとも2種以上の混合物を挙げることができるが、好ましくは種子である。コリアンダーは、粉砕操作又は抽出操作を行う際に、生のまま用いてもよく、乾燥(例えば、凍結乾燥)させたものを用いてもよい。抽出する場合は、抽出効率が向上するように、破砕物又は粉体の状態に加工することが好ましい。
《フェネグリーク》
フェネグリークは、マメ亜科の一年草植物である。地中海地方原産で、中近東、アフリカ、インドなどで栽培されている。種子をスパイスとしてカレー粉などに用いる。また、インドとイランでは、苦味のある葉を葉菜として利用することがある。
フェネグリークの使用部位は、特に限定されるものではなく、植物全体、根、茎、葉、花、果実、若しくは種子、又はそれらの少なくとも2種以上の混合物を挙げることができるが、好ましくは種子である。フェネグリークは、粉砕操作又は抽出操作を行う際に、生のまま用いてもよく、乾燥(例えば、凍結乾燥)させたものを用いてもよい。抽出する場合は、抽出効率が向上するように、破砕物又は粉体の状態に加工することが好ましい。
《唐辛子》
唐辛子は、中南米を原産とする、ナス科トウガラシ属(Capsicum)の植物であり、果実を香辛料として用いる。唐辛子には様々な種類があり、本発明に用いる唐辛子は限定されるものではないが、例えば赤唐辛子(レッドペッパー)、又は青唐辛子が使用できる。
唐辛子の使用部位は、特に限定されるものではなく、植物全体、根、茎、葉、花、果実、若しくは種子、又はそれらの少なくとも2種以上の混合物を挙げることができるが、好ましくは果実である。唐辛子は、粉砕操作又は抽出操作を行う際に、生のまま用いてもよく、乾燥(例えば、凍結乾燥)させたものを用いてもよい。抽出する場合は、抽出効率が向上するように、破砕物又は粉体の状態に加工することが好ましい。
《セージ》
セージは、地中海原産のシソ科アキギリ属の多年草又は常緑低木である。高さは50~70cm程度であり、5~7月ごろに、紫又は白色の唇状花を咲かせる。長楕円形で柄のある葉は対生し、表面に細かい縮れがあるが、葉が香辛料として使用される。
セージの使用部位は、特に限定されるものではなく、植物全体、根、茎、葉、花、果実、若しくは種子、又はそれらの少なくとも2種以上の混合物を挙げることができるが、好ましくは葉である。セージは、粉砕操作又は抽出操作を行う際に、生のまま用いてもよく、乾燥(例えば、凍結乾燥)させたものを用いてもよい。抽出する場合は、抽出効率が向上するように、破砕物又は粉体の状態に加工することが好ましい。
《粉砕物》
本発明におけるハーブの粉砕物は、ハーブが粉砕された状態のものであれば特に限定されるものではないが、例えば、粉末状、粒状、又はペースト状の粉砕物が挙げられるが、好ましくは粉末である。また、粉末を、例えば、キューブ状、ブロック状、又は顆粒状に成型又は造粒したものも好ましく使用できる。粉砕物に加工するための処理は、特に限定されないが、例えば、クラッシャー、ミル、ブレンダー、ミキサー、及び石臼などの粉砕用の機器又は器具を用いて、当業者が通常使用する任意の方法により植物体を粉砕する処理が挙げられる。粉砕前に、植物体を乾燥してもよい。乾燥の処理法としては、凍結乾燥、減圧乾燥、送風乾燥又は加熱乾燥が挙げられる。
本発明の組成物に含まれるハーブが粉砕物である場合、限定されるものではないが、例えば、ハーブ粉砕物の平均最長径が、0.01~2mm、好ましくは、0.01~1.5mm、より好ましくは0.01~1mm、さらに好ましくは0.01~0.75mm、最も好ましくは0.01~0.5mmのものを使用することができる。また、ハーブ粉砕物の90重量%以上が、0.01~2mm、好ましくは、0.01~1.5mm、より好ましくは0.01~1mm、さらに好ましくは0.01~0.75mm、最も好ましくは0.01~0.5mmの最長径を有するものを使用することができる。また、ハーブ粉砕物の90重量%以上が、JIS試験篩いメッシュ換算表において、8.6メッシュ(2mm)、10メッシュ(1.7mm)、16メッシュ(1mm)、又は30メッシュ(0.5mm)を通過するものを使用することができる。ハーブ粉砕物の最長径が2mm以下であると、本発明の抗ウイルス効果が向上することから、最長径が2mm以下のものを使用することが好ましい。ハーブの平均最長径の計測は、粒径を計測するための公知の機器を使用して行うことができる。また、ハーブの粉砕物の中から任意で100個を選択して、それらの最長径を、実体顕微鏡を用いて測定し、それらの平均を計算することで算出することもできる。
《抽出物》
有効成分を含む抽出物は、植物に由来する成分の抽出に用いられる通常の抽出方法によって抽出することができる。抽出法としては、限定されるものではないが、溶剤抽出法、水蒸気蒸留法、圧搾法(直接、高温、若しくは低温)、又は超臨界抽出法が挙げられる。また、これらの抽出法の組み合わせ、例えば圧搾した後に溶剤抽出する方法を用いてもよいが、好ましくは溶媒抽出である。抽出に用いるハーブは、生のまま用いてもよく、又は乾燥させたものを用いてもよい。また、抽出効率が向上するように、破砕物又は粉体の状態に加工してから抽出してもよい。
(溶剤抽出法)
溶剤抽出法で用いられる抽出溶媒は、抽出液中に有効成分が充分に抽出されることができる限りにおいては限定されるものではない。例えば、有機溶媒、水性溶媒、又は有機溶媒及び水性溶媒の混合溶媒を使用することができるが、好ましくは水性溶媒、極性有機溶媒、又は水性溶媒若しくは極性有機溶媒を含む混合溶媒である。本発明の組成物に含まれるインフルエンザウイルスを抑制する有効成分は、極性溶媒である水性溶媒又は極性有機溶媒に、効率的に溶解すると考えられる。従って、抽出溶媒としては、特に水性溶媒又は極性有機溶媒が好ましい。
水性溶媒としては、水を含んでいる限りにおいて限定されるものではなく、例えば水、生理食塩水、又は緩衝液などを使用することができる。緩衝液としては、リン酸緩衝液、リン酸ナトリウム緩衝液、炭酸ナトリウム緩衝液、クエン酸緩衝液、クエン酸リン酸緩衝液、酢酸緩衝液、及びトリス緩衝液などが挙げられる。好ましい水性溶媒は、リン酸ナトリウム緩衝液である。前記水性溶媒のpHは、特に制限されない。
有機溶媒としては、例えばアルコール、アセトン、ベンゼン、エステル、酢酸エチル、ヘキサン、クロロホルム、又はジエチルエーテルが挙げられるが、好ましくは極性有機溶媒である。極性有機溶媒としては、例えばアルコール、エステル、酢酸エチル、ヘキサン、クロロホルム、又はジエチルエーテルが挙げられる。アルコールとしては、抽出液中に有効成分が充分に抽出されることができる限りにおいては限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、及びブチルアルコール等の炭素数1~5の一価アルコール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、及びグリセリン等の炭素数2~5の多価アルコールが挙げられる。
本発明の組成物に用いる抽出物は、水性溶媒を含む混合溶媒により抽出することができる。混合溶媒中に含まれる水性溶媒の量は、抽出液中に有効成分が充分に抽出されることができる限りにおいては限定されないが、抽出溶媒の全体量に対して水性溶媒の含有量は、例えば、50重量%以上、70重量%以上、又は90重量%以上であることができる。また、本発明の組成物に用いる抽出物は、極性有機溶媒を含む混合溶媒により抽出することができる。混合溶媒中に含まれる極性有機溶媒の量は、抽出液中に有効成分が充分に抽出されることができる限りにおいては限定されないが、抽出溶媒の全体量に対して極性有機溶媒の含有量は、例えば、50重量%以上、70重量%以上、又は90重量%以上であることができる。
前記抽出物を溶剤抽出法で抽出する場合、抽出温度は、抽出液中に有効成分が充分に抽出されることのできる温度である限り、特に限定されるものではないが、-50℃~150℃であることが好ましい。抽出温度の下限は、ある態様では-25℃以上であり、ある態様では0℃以上であり、ある態様では5℃以上であり、ある態様では10℃以上であり、ある態様では30℃以上であり、ある態様では50℃以上である。抽出温度の上限は、ある態様では120℃以下であり、ある態様では100℃以下であり、ある態様では80℃以下であり、ある態様では50℃以下であり、ある態様では20℃以下である。前記温度の上限及び下限は、適宜組み合わせることができる。
また、抽出の際には、抽出効率が向上するように、撹拌又は振盪しながら実施することが好ましい。抽出時間は、例えば、根、茎、葉、花、果実、又は種子などの使用部分に応じて適宜決定することができる。また、抽出時間は、ハーブの状態、すなわち、生若しくは乾燥物であるか、又は破砕物若しくは粉体の状態に加工した場合にはその加工状態に応じて適宜決定することができる。さらに、抽出時間は、抽出液の温度、又は撹拌若しくは振盪の有無などの抽出条件に応じて、適宜決定することができる。抽出時間は、通常、1分~72時間であり、1時間~48時間であることが好ましく、12時間~36時間であることが最も好ましい。
(水蒸気蒸留法)
本発明の組成物に含まれるハーブの抽出物は、水蒸気蒸留法により抽出することができる。水蒸気蒸留法とは、カラムに充填した原料に水蒸気を通気し、水蒸気に伴われて留出してくる香気成分を水蒸気とともに凝縮させる方法である。蒸留手段として、加圧水蒸気蒸留、常圧水蒸気蒸留、及び減圧水蒸気蒸留のいずれかを採用することができる。
(圧搾法)
圧搾法とは、ハーブに物理的に圧力をかけて、抽出物を抽出する方法である。常温で行う直接圧搾法、高温で行う高温圧搾法、及び低温で行う低温圧搾法がある。本発明の組成物に含まれる抽出物は、いずれの圧搾法を用いても抽出可能である。
(超臨界抽出法)
本発明の組成物に含まれる抽出物は、超臨界抽出法を用いて抽出可能である。超臨界抽出法とは、超臨界状態にある物質を用いて特定の植物から抽出物を抽出する方法である。超臨界状態にある物質としては、例えば二酸化炭素を用いることができる。超臨界状態にある二酸化炭素は、強力な溶解力を有するため、コーヒーの脱カフェイン、又は植物などの天然原料からの香料及び医薬品成分抽出にも一般に用いられている。
《有効成分》
本発明の組成物に含まれる有効成分は、ハーブから抽出される抽出物に含まれている。したがって、前記ハーブは抗インフルエンザ効果を有する成分を含んでおり、前記ハーブの粉砕物も、抽出物に含まれる有効成分を含んでいる。従って、前記ハーブの粉砕物も抗インフルエンザ効果を示す組成物として使用可能である。
前記ハーブ抽出物に含まれる有効成分としては、ハーブ抽出物から分画した活性成分を含む画分、又は精製した活性成分でもよい。
《インフルエンザウイルス》
本発明の組成物が予防又は治療効果を示すインフルエンザウイルスは、オルトミクソウイルス科に属するマイナス鎖の一本鎖RNAウイルスである。ヒトのインフルエンザウイルスは、更にA型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、及びC型インフルエンザウイルスに分類される。本発明の組成物は、ヒト以外のインフルエンザウイルスにも予防又は治療効果を示す。ヒト以外のインフルエンザウイルスとしては、トリインフルエンザウイルス、ブタインフルエンザウイルス、又はウマインフルエンザウイルスが挙げられる。
《医薬組成物》
本発明の医薬組成物の投与剤型としては、特には限定がなく、経口剤及び非経口剤を挙げることができるが、経口剤が好ましい。前記経口剤は、例えば、細粒剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、及び丸剤等の固形状又は粉末状製剤、並びに懸濁液、エマルジョン剤、シロップ剤、及びエキス剤等の液状製剤を挙げることができる。非経口剤としては、例えば、注射剤を挙げることができる。
本発明の医薬組成物は、ハーブ粉砕物又はハーブ抽出物から成るものでもよく、またハーブ粉砕物又はハーブ抽出物を含むものでもよい。本発明の医薬組成物が、ハーブ粉砕物又はハーブ抽出物を含むものである場合、他の添加剤を含むことができる。
本発明の医薬組成物が経口剤である場合、他の添加剤としては、賦形剤、結合剤、崩壊剤、乳化剤、滑沢剤、流動性促進剤、希釈剤、保存剤、着色剤、香料、矯味剤、安定化剤、保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、又は懸濁化剤を挙げることができ、具体的には、例えば、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、澱粉、コーンスターチ、白糖、乳糖、ぶどう糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、デキストリン、ポリビニルピロリドン、結晶セルロース、大豆レシチン、ショ糖、脂肪酸エステル、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコール、ケイ酸マグネシウム、無水ケイ酸、又は合成ケイ酸アルミニウムなどであることができる。
本発明の医薬組成物が非経口剤である場合、他の添加剤としては、生理食塩水若しくはリンゲル液等の水溶性溶剤、植物油若しくは脂肪酸エステル等の非水溶性溶剤、ブドウ糖若しくは塩化ナトリウム等の等張化剤、溶解補助剤、安定化剤、防腐剤、懸濁化剤、又は乳化剤などを挙げることができる。
本発明の医薬組成物は、ハーブ粉砕物又は抽出物を、90重量%以上、50重量%以上、10重量%以上、又は1重量%以上含むことができる。
本発明の医薬組成物の投与量又は摂取量は、製剤形態、並びに使用する対象の年齢、性別、体重及び症状の程度などに応じて適宜調整することができるが、当該医薬組成物を投与又は摂取することで、インフルエンザの発症を予防するか、又は発症したインフルエンザを緩和若しくは治療することができる量であることが好ましい。具体的には、ハーブ水性溶媒抽出物の添加量に換算して、0.01~1000mg/kg体重/日、好ましくは、0.1~750mg/kg体重/日、より好ましくは1~500mg/kg体重/日、さらに好ましくは5~400mg/kg体重/日、さらに好ましくは10~300mg/kg体重/日、さらに好ましくは15~200mg/kg体重/日、又は最も好ましくは20~150mg/kg体重/日であることができる。もちろん、上記の投与法は一例であり、他の投与法であってもよい。ヒトへの医薬組成物の投与方法、投与量、投与期間、及び投与間隔等は、管理された臨床治験によって決定されることが望ましい。
本発明の医薬組成物は、ヒトに対して投与することができるが、投与対象はヒト以外の動物であってもよく、鳥、ブタ、ウマ等の動物が挙げられる。
本発明の医薬組成物は、インフルエンザの予防又は治療用医薬組成物であることができる。前記医薬組成物には、医薬品及び医薬部外品が含まれる。医薬品としては、例えば、生薬製剤及び漢方製剤などを挙げることができる。医薬部外品としては、例えば、栄養ドリンク及び生薬含有保健薬などを挙げることができる。
《食品組成物》
本発明の食品組成物は、前記のとおり、クミン、カルダモン、コリアンダー、フェネグリーク、唐辛子、及びセージからなる群から選択されるハーブの粉砕物、又は抽出物を含み、インフルエンザの予防又は治療用として用いることができる。
食品としては、具体的には、サラダなどの生鮮調理品;ステーキ、ピザ、ハンバーグなどの加熱調理品;野菜炒めなどの炒め調理品;トマト、ピーマン、セロリ、ニガウリ、ニンジン、ジャガイモ、及びアスパラガスなどの野菜及びこれら野菜を加工した調理品;クッキー、パン、ビスケット、乾パン、ケーキ、煎餅、羊羹、プリン、ゼリー、アイスクリーム類、チューインガム、クラッカー、チップス、チョコレート及び飴等の菓子類;うどん、パスタ、及びそば等の麺類;かまぼこ、ハム、及び魚肉ソーセージ等の魚肉練り製品;チーズ、クリーム、及びバターなどの乳製品;みそ、しょう油、ドレッシング、ケチャップ、マヨネーズ、スープの素、麺つゆ、カレー粉、みりん、ルウ等の調味料類;豆腐などの大豆食品;ふりかけ、佃煮、シリアル等の農水産加工品;並びにこんにゃくなどを挙げることができる。
飲料としては、例えば、コーヒー飲料;ココア飲料;前記の野菜から得られる野菜ジュース;グレープフルーツジュース、オレンジジュース、ブドウジュース、及びレモンジュース等の果汁飲料;緑茶、紅茶、煎茶、及びウーロン茶等の茶飲料;ビール、ワイン(赤ワイン、白ワイン、又はスパークリングワインなど)、清酒、梅酒、発泡酒、ウィスキー、ブランデー、焼酎、ラム、ジン、及びリキュール類等のアルコール飲料;乳飲料;豆乳飲料;流動食;並びにスポーツ飲料などを挙げることができる。
食品又は飲料には、動物に対する飼料及び飲料が含まれる。対象となる動物は、例えば、ヒトなどの霊長類、トリ、ブタ、又はウマ等が挙げられる。
これらの食品又は飲料には、所望により、酸化防止剤、香料、酸味料、着色料、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、香辛料、pH調整剤、安定剤、植物油、動物油、糖及び糖アルコール類、ビタミン、有機酸、果汁エキス類、野菜エキス類、穀類、豆類、野菜類、肉類、魚介類等の食品添加物及び食品素材を単独で又は2種以上組み合わせて配合することができる。これらの食品素材及び食品添加物の配合量は、本発明の目的を損なわない範囲内で適宜決定することができる。
これらの食品又は飲料は、例えば、レトルト及びオートクレーブなどの加熱加圧滅菌、バッチ式殺菌、プレート殺菌、通電加熱殺菌、マイクロ波加熱殺菌、並びに、インジェクション及びインフュージョンなどのスチーム殺菌などの一般的な殺菌処理を行うことができる。
食品及び飲料には、機能性食品(飲料)及び健康食品(飲料)が含まれる。本明細書において「健康食品(飲料)」とは、健康に何らかの効果を与えるか、あるいは、効果を期待することができる食品又は飲料を意味し、「機能性食品(飲料)」とは、前記「健康食品(飲料)」の中でも、生体調節機能(すなわち、インフルエンザ症状の発症の予防、又はインフルエンザ症状の緩和若しくは治療の機能)を充分に発現することができるように設計及び加工された食品又は飲料を意味する。機能性食品及び健康食品は、顆粒状、固形状、液状、カプセル状、ゲル状、又は錠剤状であることができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
《調製例1~6》
本調整例では、クミンの種子(調製例1)、カルダモンの種子(調製例2)、コリアンダーの種子(調製例3)、フェネグリークの種子(調製例4)、レッドペッパーの果実(調製例5)、又はセージの葉(調製例6)から水を用いて抽出物を調製した。調整方法を図1に纏めた。
各原料を乾燥し、粉砕することによって、粉末化した。各凍結乾燥粉末10gを、100mLの水に懸濁し、ホットスターラーを用いて、100℃で1時間抽出した。その後、遠心により不溶物を除去し、JIS5A相当のフィルター(粒子7μm)を用いて濾過した。得られた溶液を、凍結乾燥した。
《実施例1~6》
本実施例では、製造例1~6で得られた各ハーブの水抽出物の抗インフルエンザ効果を検討した。
凍結乾燥した抽出物を、10mg/mLとなるように50%エタノールに溶解した。た。図2に抗ウイルス試験の概要を示す。具体的には、イヌ腎臓尿細管上皮細胞由来MDCK細胞を用いて、以下の条件で試験を行った。
(細胞培養および抽出物による処理)
細胞は10%のウシ胎児血清(FBS)を含んだEMEM培地10mLをディッシュに入れ、37℃、5%COインキュベーター内でコンフルエントになるまで培養した。コンフルエントになった細胞は培地を全て吸い取り、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)5mLで一度洗浄してトリプシン処理を行った。トリプシン処理により細胞をディッシュから剥がし、4℃、10,000rpmで5分間遠心した。上清を除き、細胞をEMEM培地に懸濁し、再度10mLに植え付けて継代を行った。継代し、コンフルエントとなった細胞は上記と同様の処理を行い、EMEM培地10μL中に含まれる細胞数をカウントし、全体の細胞数を計数した。細胞は2.0×10cells/mLの濃度で24ウェルプレートに植えつけ、ポアサイズ0.2μmの滅菌シリンジフィルターを通した各抽出物の50%エタノール溶液を2μL添加し、37℃、5%COインキュベーター内で1時間インキュベートした。コントロール区には同量の50%エタノールを添加した。PBSで希釈調製したインフルエンザウイルス溶液を追加で各ウェル2μL添加し、37℃、5%COインキュベーター内で1時間インキュベートした。インフルエンザウイルスはA/Puerto Rico/8/34,H1N1株を用いた。インキュベート後、PBS1mLを用いて細胞を洗浄し、10%FBS含有EMEM培地を添加して、37℃、5%COインキュベーター内で8時間インキュベートした。インキュベート後培養液を吸い取り、細胞をPBSで洗浄し、TRI Reagent試薬1mLを加えピペッティングにより細胞を剥がして回収した。
(培養細胞からのRNA調製)
細胞が溶解したTRI Reagent試薬を5分間室温に置き、200μLのクロロホルムを加えて15秒間手で激しくシェイクした。その後3分間室温に置き、4℃、15,000rpmで15分間遠心し、上清を400~500μL回収した。回収した上清に500μLのイソプロピルアルコールを加えて15秒間手で激しくシェイクし、10分間室温に静置し、4℃、15,000rpmで15分間遠心した。イソプロピルアルコールを除いた後に75%EtOH/RNaceフリー水を1mL加え、4℃、15,000rpmで5分間遠心し、ピペットを用いて上清を完全に取り除いた。細胞は30μLのRNaceフリー水に沈殿が見えなくなるまで溶解した。細胞懸濁液30μLのうち5μLを用いてRNA量を測定し、その残りでcDNAの合成を行った。RNA量の測定は、分光光度計(GE healthcare Ultrospec 3300 pro)による吸光度測定によって行った。細胞懸濁液5μLにRNaceフリー水95μLを加え、20倍希釈された100μLの測定用希釈サンプルを調製し、260nmおよび280nmでの吸光度を測定し、懸濁液中のRNA濃度を算出した。算出された濃度をもとに、吸光度測定に使用した細胞懸濁液の残りにDPEC水を加え、RNAサンプルが1μgとなるように調製した。
(RNAからのcDNA合成)
PCRチューブにRNAサンプル+RNaceフリー水5.5μLと、10μMランダムdT18プライマー0.5μLをそれぞれ分注して遠心でMixし、サーマルサイクラ―にセットして65℃で5分間加熱した。サンプルは一旦取り出して氷上で急冷し、軽く遠心した。別のエッペンチューブ1本に、1サンプルあたり5×First strand buffer 2.0μL、0.1M DTT 1.0μL、10mM dNTP Mix 0.5μLを氷冷しながら加え、遠心により混合した。その後、サンプル数+1本分の逆転写酵素0.5μL(200U/L)を加え、サーマルサイクラ―で加温したチューブに4μLずつ分注し、遠心でMixした。チューブは再びサーマルサイクラ―にセットし、42℃で50分、75℃で15分加熱してRT反応を行った。プログラムが終了し、15℃の保温状態でサンプルを取り出した。
(RT-PCR解析)
PCR解析によるM1タンパク質遺伝子の発現評価は、Eco Real Time PCRシステムにより行った。RT反応により調製したcDNAテンプレートをPCR用精製水で20倍希釈したものを調製した。エッペンチューブに、1反応あたり滅菌蒸留水を2.2μL、PCR Forwardプライマー(10μL)を0.4μL、PCR Reverseプライマー(10μL)を0.4μL、TB Green Premix Ex Taq IIを5μL加え、PCRマスターミックスを調製した。48ウェル反応プレートに配置を決め、区画ごとに3点分のマスターミックス8μLとcDNAテンプレート2.0μLを分注した。プレートはシーラーで完全にシールし、卓上プレート遠心にかけ、サンプルをウェルの底に落とした。48ウェル反応プレートを設置し、反応をスタートさせた。M1タンパク質遺伝子の発現量は、GAPDHに対する相対発現量で表した。
図2に示すように、陽性コントロールと比較して、各ハーブの抽出物は、インフルエンザのM1タンパク質の発現を抑制した。
本発明の組成物は、インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス効果を有しており、インフルエンザ感染の予防又は治療に用いることができる。

Claims (6)

  1. クミン、カルダモン、コリアンダー、フェネグリーク、唐辛子、及びセージからなる群から選択されるハーブの粉砕物、又は抽出物を含む、インフルエンザ予防又は治療用医薬組成物。
  2. 前記抽出物が、水性溶媒、極性有機溶媒、又は水性溶媒若しくは極性有機溶媒を含む混合溶媒による抽出物である、請求項1に記載のインフルエンザ予防又は治療用医薬組成物。
  3. 前記ハーブが、クミンの種子、カルダモンの種子、コリアンダーの種子、フェネグリークの種子、唐辛子の果実、又はセージの葉である、請求項1又は2に記載のインフルエンザ予防又は治療用医薬組成物。
  4. クミン、カルダモン、コリアンダー、フェネグリーク、唐辛子、及びセージからなる群から選択されるハーブの粉砕物、又は抽出物を含む、インフルエンザ予防又は治療用食品組成物。
  5. 前記抽出物が、水性溶媒、極性有機溶媒、又は水性溶媒若しくは極性有機溶媒を含む混合溶媒による抽出物である、請求項4に記載のインフルエンザ予防又は治療用食品組成物。
  6. 前記ハーブが、クミンの種子、カルダモンの種子、コリアンダーの種子、フェネグリークの種子、唐辛子の果実、又はセージの葉である、請求項4又は5に記載のインフルエンザ予防又は治療用食品組成物。
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