JP2023102959A - 表示装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性を向上することが可能な表示装置の製造方法を提供する。【解決手段】一実施形態によれば、表示装置の製造方法は、基板の上方に、下電極と、リブと、下部及び上部を含む隔壁と、を形成した処理基板を用意し、前記下電極を覆う第1有機層、及び、前記第1有機層から離間し前記上部の上に位置する第2有機層を形成し、前記第1有機層を覆い前記下部に接する第1上電極、及び、前記第1上電極から離間し前記第2有機層の上に位置する第2上電極を形成し、前記第1上電極、及び、前記第2上電極の上に位置する封止層を形成し、前記封止層の一部を覆うレジストを形成し、前記レジストをマスクとして異方性ドライエッチングを行い、前記レジストから露出した前記封止層の膜厚を低減し、前記レジストをマスクとして等方性ドライエッチングを行い、前記レジストから露出した前記封止層を除去する。【選択図】図9

Description

本発明の実施形態は、表示装置の製造方法に関する。
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用した表示装置が実用化されている。この表示素子は、薄膜トランジスタを含む画素回路と、画素回路に接続された下電極と、下電極を覆う有機層と、有機層を覆う上電極と、を備えている。有機層は、発光層の他に、正孔輸送層や電子輸送層などの機能層を含んでいる。
このような表示素子は、水分によって劣化しやすい。このため、表示素子を確実に封止する技術が必要とされている。
特開2000-195677号公報 特開2004-207217号公報 特開2008-135325号公報 特開2009-32673号公報 特開2010-118191号公報 国際公開第2018/179308号
本発明の目的は、信頼性を向上することが可能な表示装置の製造方法を提供することにある。
一実施形態によれば、表示装置の製造方法は、
基板の上方に、下電極と、前記下電極と重なる開口を有するリブと、前記リブの上に配置された下部及び前記下部の上に配置され前記下部の側面から突出した上部を含む隔壁と、を形成した処理基板を用意し、前記下電極を覆う第1有機層、及び、前記第1有機層から離間し前記上部の上に位置する第2有機層を形成し、前記第1有機層を覆い前記下部に接する第1上電極、及び、前記第1上電極から離間し前記第2有機層の上に位置する第2上電極を形成し、前記第1上電極、及び、前記第2上電極の上に位置する封止層を形成し、前記封止層の一部を覆うレジストを形成し、前記レジストをマスクとして異方性ドライエッチングを行い、前記レジストから露出した前記封止層の膜厚を低減し、前記レジストをマスクとして等方性ドライエッチングを行い、前記レジストから露出した前記封止層を除去する。
図1は、表示装置DSPの構成例を示す図である。 図2は、副画素SP1,SP2,SP3のレイアウトの一例を示す図である。 図3は、図2中のIII-III線に沿う表示装置DSPの概略的な断面図である。 図4は、表示素子20の構成の一例を示す図である。 図5は、表示装置DSPの製造方法の一例を説明するためのフロー図である。 図6は、処理基板を用意する工程を説明するための図である。 図7は、第1薄膜を形成する工程を説明するための図である。 図8は、レジストを形成する工程を説明するための図である。 図9は、第1薄膜の第1エッチング(異方性ドライエッチング)を説明するための図である。 図10は、第1薄膜の第2エッチング(等方性ドライエッチング)を説明するための図である。 図11は、第1薄膜の第3エッチングを説明するための図である。 図12は、レジストを除去する工程を説明するための図である。
一実施形態について図面を参照しながら説明する。
開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
なお、図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を記載する。X軸に沿った方向を第1方向と称し、Y軸に沿った方向を第2方向と称し、Z軸に沿った方向を第3方向と称する。第3方向Zと平行に各種要素を見ることを平面視という。
本実施形態に係る表示装置は、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置であり、テレビ、パーソナルコンピュータ、車載機器、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話端末等に搭載され得る。
図1は、表示装置DSPの構成例を示す図である。
表示装置DSPは、絶縁性の基板10の上に、画像を表示する表示領域DAと、表示領域DAの周辺の周辺領域SAと、を有している。基板10は、ガラスであってもよいし、可撓性を有する樹脂フィルムであってもよい。
本実施形態においては、平面視における基板10の形状が長方形である。ただし、基板10の平面視における形状は長方形に限らず、正方形、円形あるいは楕円形などの他の形状であってもよい。
表示領域DAは、第1方向Xおよび第2方向Yにマトリクス状に配列された複数の画素PXを備えている。画素PXは、複数の副画素SPを含む。一例では、画素PXは、赤色の副画素SP1、緑色の副画素SP2および青色の副画素SP3を含む。なお、画素PXは、副画素SP1,SP2,SP3とともに、あるいは副画素SP1,SP2,SP3のいずれかに代えて、白色などの他の色の副画素SPを含んでもよい。
副画素SPは、画素回路1と、画素回路1によって駆動される表示素子20とを備えている。画素回路1は、画素スイッチ2と、駆動トランジスタ3と、キャパシタ4とを備えている。画素スイッチ2および駆動トランジスタ3は、例えば薄膜トランジスタにより構成されたスイッチング素子である。
画素スイッチ2のゲート電極は、走査線GLに接続されている。画素スイッチ2のソース電極およびドレイン電極の一方は信号線SLに接続され、他方は駆動トランジスタ3のゲート電極およびキャパシタ4に接続されている。駆動トランジスタ3において、ソース電極およびドレイン電極の一方は電源線PLおよびキャパシタ4に接続され、他方は表示素子20のアノードに接続されている。
なお、画素回路1の構成は図示した例に限らない。例えば、画素回路1は、より多くの薄膜トランジスタおよびキャパシタを備えてもよい。
表示素子20は、発光素子としての有機発光ダイオード(OLED)であり、有機EL素子と称する場合がある。例えば、副画素SP1は赤色の波長域の光を放つ表示素子20を備え、副画素SP2は緑色の波長域の光を放つ表示素子20を備え、副画素SP3は青色の波長域の光を放つ表示素子20を備えている。
図2は、副画素SP1,SP2,SP3のレイアウトの一例を示す図である。
図2の例においては、副画素SP1と副画素SP2が第2方向Yに並んでいる。さらに、副画素SP1,SP2がそれぞれ副画素SP3と第1方向Xに並んでいる。
副画素SP1,SP2,SP3がこのようなレイアウトである場合、表示領域DAには、副画素SP1,SP2が第2方向Yに交互に配置された列と、複数の副画素SP3が第2方向Yに繰り返し配置された列とが形成される。これらの列は、第1方向Xに交互に並ぶ。
なお、副画素SP1,SP2,SP3のレイアウトは図2の例に限られない。他の一例として、各画素PXにおける副画素SP1,SP2,SP3が第1方向Xに順に並んでいてもよい。
表示領域DAには、リブ5および隔壁6が配置されている。リブ5は、副画素SP1,SP2,SP3においてそれぞれ開口AP1,AP2,AP3を有している。図2の例においては、開口AP2が開口AP1よりも大きく、開口AP3が開口AP2よりも大きい。
隔壁6は、平面視においてリブ5と重なっている。隔壁6は、第1方向Xに延びる複数の第1隔壁6xと、第2方向Yに延びる複数の第2隔壁6yとを有している。複数の第1隔壁6xは、第2方向Yに隣り合う開口AP1,AP2の間、および、第2方向Yに隣り合う2つの開口AP3の間にそれぞれ配置されている。第2隔壁6yは、第1方向Xに隣り合う開口AP1,AP3の間、および、第1方向Xに隣り合う開口AP2,AP3の間にそれぞれ配置されている。
図2の例においては、第1隔壁6xおよび第2隔壁6yは、互いに接続されている。これにより、隔壁6は、全体として開口AP1,AP2,AP3を囲う格子状に形成されている。隔壁6は、リブ5と同様に副画素SP1,SP2,SP3において開口を有するということもできる。
副画素SP1は、開口AP1とそれぞれ重なる下電極LE1、上電極UE1および有機層OR1を備えている。副画素SP2は、開口AP2とそれぞれ重なる下電極LE2、上電極UE2および有機層OR2を備えている。副画素SP3は、開口AP3とそれぞれ重なる下電極LE3、上電極UE3および有機層OR3を備えている。
図2の例においては、下電極LE1、LE2、LE3の外形は点線で示し、有機層OR1、OR2、OR3、および、上電極UE1、UE2、UE3の外形は一点鎖線で示している。下電極LE1、LE2、LE3のそれぞれの周縁部は、リブ5に重なっている。上電極UE1の外形は有機層OR1の外形とほぼ一致し、上電極UE1及び有機層OR1のそれぞれの周縁部は、隔壁6に重なっている。上電極UE2の外形は有機層OR2の外形とほぼ一致し、上電極UE2及び有機層OR2のそれぞれの周縁部は、隔壁6に重なっている。上電極UE3の外形は有機層OR3の外形とほぼ一致し、上電極UE3及び有機層OR3のそれぞれの周縁部は、隔壁6に重なっている。
下電極LE1、上電極UE1および有機層OR1は、副画素SP1の表示素子20を構成する。下電極LE2、上電極UE2および有機層OR2は、副画素SP2の表示素子20を構成する。下電極LE3、上電極UE3および有機層OR3は、副画素SP3の表示素子20を構成する。下電極LE1、LE2、LE3は、例えば、表示素子20のアノードに相当する。上電極UE1、UE2、UE3は、表示素子20のカソード、あるいは、共通電極に相当する。
下電極LE1は、コンタクトホールCH1を通じて副画素SP1の画素回路1(図1参照)に接続されている。下電極LE2は、コンタクトホールCH2を通じて副画素SP2の画素回路1に接続されている。下電極LE3は、コンタクトホールCH3を通じて副画素SP3の画素回路1に接続されている。
図3は、図2中のIII-III線に沿う表示装置DSPの概略的な断面図である。
上述の基板10の上に回路層11が配置されている。回路層11は、図1に示した画素回路1、走査線GL、信号線SLおよび電源線PLなどの各種回路や配線を含む。回路層11は、絶縁層12により覆われている。絶縁層12は、回路層11により生じる凹凸を平坦化する平坦化膜として機能する。
下電極LE1,LE2,LE3は、絶縁層12の上に配置されている。リブ5は、絶縁層12および下電極LE1,LE2,LE3の上に配置されている。下電極LE1,LE2,LE3の端部は、リブ5により覆われている。
隔壁6は、リブ5の上に配置された下部61と、下部61の上面を覆う上部62と、を含む。上部62は、下部61よりも大きい幅を有している。これにより、図3においては上部62の両端部が下部61の側面よりも突出している。このような隔壁6の形状は、オーバーハング状ということもできる。
図2に示した有機層OR1は、互いに離間した第1有機層OR1aおよび第2有機層OR1bを含む。また、図2に示した上電極UE1は、互いに離間した第1上電極UE1aおよび第2上電極UE1bを含む。図3に示すように、第1有機層OR1aは、開口AP1を通じて下電極LE1に接触し、下電極LE1を覆うとともに、リブ5の一部を覆っている。第2有機層OR1bは、上部62の上に位置している。第1上電極UE1aは、下電極LE1と対向するとともに、第1有機層OR1aを覆っている。さらに、第1上電極UE1aは、下部61の側面に接触している。第2上電極UE1bは、隔壁6の上方に位置し、第2有機層OR1bを覆っている。
図2に示した有機層OR2は、互いに離間した第1有機層OR2aおよび第2有機層OR2bを含む。また、図2に示した上電極UE2は、互いに離間した第1上電極UE2aおよび第2上電極UE2bを含む。図3に示すように、第1有機層OR2aは、開口AP2を通じて下電極LE2に接触し、下電極LE2を覆うとともに、リブ5の一部を覆っている。第2有機層OR2bは、上部62の上に位置している。第1上電極UE2aは、下電極LE2と対向するとともに、第1有機層OR2aを覆っている。さらに、第1上電極UE2aは、下部61の側面に接触している。第2上電極UE2bは、隔壁6の上方に位置し、第2有機層OR2bを覆っている。
図2に示した有機層OR3は、互いに離間した第1有機層OR3aおよび第2有機層OR3bを含む。また、図2に示した上電極UE3は、互いに離間した第1上電極UE3aおよび第2上電極UE3bを含む。図3に示すように、第1有機層OR3aは、開口AP3を通じて下電極LE3に接触し、下電極LE3を覆うとともに、リブ5の一部を覆っている。第2有機層OR3bは、上部62の上に位置している。第1上電極UE3aは、下電極LE3と対向するとともに、第1有機層OR3aを覆っている。さらに、第1上電極UE3aは、下部61の側面に接触している。第2上電極UE3bは、隔壁6の上方に位置し、第2有機層OR3bを覆っている。
図3に示す例では、副画素SP1,SP2,SP3は、有機層OR1,OR2,OR3の発光層が発する光の光学特性を調整するためのキャップ層CP1、CP2、CP3を含む。
キャップ層CP1は、互いに離間した第1キャップ層CP1aおよび第2キャップ層CP1bを含む。第1キャップ層CP1aは、開口AP1に位置し、第1上電極UE1aの上に配置されている。第2キャップ層CP1bは、隔壁6の上方に位置し、第2上電極UE1bの上に配置されている。
キャップ層CP2は、互いに離間した第1キャップ層CP2aおよび第2キャップ層CP2bを含む。第1キャップ層CP2aは、開口AP2に位置し、第1上電極UE2aの上に配置されている。第2キャップ層CP2bは、隔壁6の上方に位置し、第2上電極UE2bの上に配置されている。
キャップ層CP3は、互いに離間した第1キャップ層CP3aおよび第2キャップ層CP3bを含む。第1キャップ層CP3aは、開口AP3に位置し、第1上電極UE3aの上に配置されている。第2キャップ層CP3bは、隔壁6の上方に位置し、第2上電極UE3bの上に配置されている。
副画素SP1,SP2,SP3には、封止層71,72,73がそれぞれ配置されている。封止層71は、第1キャップ層CP1a、隔壁6、及び、第2キャップ層CP1bを含む副画素SP1の各部材を連続的に覆っている。封止層72は、第1キャップ層CP2a、隔壁6、及び、第2キャップ層CP2bを含む副画素SP2の各部材を連続的に覆っている。封止層73は、第1キャップ層CP3a、隔壁6、及び、第2キャップ層CP3bを含む副画素SP3の各部材を連続的に覆っている。
図3の例においては、副画素SP1,SP3の間の隔壁6上の第2有機層OR1b、第2上電極UE1b、第2キャップ層CP1b、及び、封止層71と、当該隔壁6上の第2有機層OR3b、第2上電極UE3b、第2キャップ層CP3b、及び、封止層73とが離間している。また、副画素SP2,SP3の間の隔壁6上の第2有機層OR2b、第2上電極UE2b、第2キャップ層CP2b、及び、封止層72と、当該隔壁6上の第2有機層OR3b、第2上電極UE3b、第2キャップ層CP3b、及び、封止層73とが離間している。
封止層71,72,73は、樹脂層13により覆われている。樹脂層13は、封止層14により覆われている。さらに、封止層14は、樹脂層15により覆われている。
絶縁層12は、有機材料で形成されている。リブ5および封止層14,71,72,73は、例えばシリコン窒化物(SiNx)などの無機材料で形成されている。無機材料で形成されたリブ5の厚さは、隔壁6や絶縁層12の厚さに比べて十分に小さい。一例では、リブ5の厚さは200nm以上かつ400nm以下である。
隔壁6の下部61は、導電性を有している。隔壁6の上部62も導電性を有してもよい。
下電極LE1,LE2,LE3は、ITOなどの透明導電材料で形成されてもよいし、銀(Ag)などの金属材料と透明導電材料の積層構造を有してもよい。上電極UE1,UE2,UE3は、例えばマグネシウムと銀の合金(MgAg)などの金属材料で形成されている。上電極UE1,UE2,UE3は、ITOなどの透明導電材料で形成されてもよい。
下電極LE1,LE2,LE3の電位が上電極UE1,UE2,UE3の電位よりも相対的に高い場合、下電極LE1,LE2,LE3がアノードに相当し、上電極UE1,UE2,UE3がカソードに相当する。また、上電極UE1,UE2,UE3の電位が下電極LE1,LE2,LE3の電位よりも相対的に高い場合、上電極UE1,UE2,UE3がアノードに相当し、下電極LE1,LE2,LE3がカソードに相当する。
有機層OR1,OR2,OR3は、複数の機能層と、発光層と、を含む。
キャップ層CP1、CP2、CP3は、例えば、透明な薄膜の多層体によって形成されている。多層体は、薄膜として、無機材料によって形成された薄膜及び有機材料によって形成された薄膜を含んでいてもよい。また、これらの複数の薄膜は、互いに異なる屈折率を有している。多層体を構成する薄膜の材料は、上電極UE1、UE2、UE3の材料とは異なり、また、封止層71、72、73の材料とも異なる。なお、キャップ層CP1、CP2、CP3は、省略してもよい。
隔壁6には、共通電圧が供給されている。この共通電圧は、下部61の側面に接触した第1上電極UE1a,UE2a,UE3aにそれぞれ供給される。下電極LE1,LE2,LE3には、副画素SP1,SP2,SP3がそれぞれ有する画素回路1を通じて画素電圧が供給される。
下電極LE1と上電極UE1の間に電位差が形成されると、第1有機層OR1aの発光層が赤色の波長域の光を放つ。下電極LE2と上電極UE2の間に電位差が形成されると、第1有機層OR2aの発光層が緑色の波長域の光を放つ。下電極LE3と上電極UE3の間に電位差が形成されると、第1有機層OR3aの発光層が青色の波長域の光を放つ。
他の例として、有機層OR1,OR2,OR3の発光層が同一色(例えば白色)の光を放ってもよい。この場合において、表示装置DSPは、発光層が放つ光を副画素SP1,SP2,SP3に対応する色の光に変換するカラーフィルタを備えてもよい。また、表示装置DSPは、発光層が放つ光により励起して副画素SP1,SP2,SP3に応じた色の光を生成する量子ドットを含んだ層を備えてもよい。
図4は、表示素子20の構成の一例を示す図である。
図4に示す下電極LEは、図3の下電極LE1,LE2,LE3の各々に相当する。図4に示す有機層ORは、図3の有機層OR1,OR2,OR3の各々に相当する。図4に示す上電極UEは、図3の上電極UE1,UE2,UE3の各々に相当する。
有機層ORは、キャリア調整層CA1と、発光層EMと、キャリア調整層CA2と、を有している。キャリア調整層CA1は下電極LEと発光層EMとの間に位置し、キャリア調整層CA2は発光層EMと上電極UEとの間に位置している。キャリア調整層CA1及びCA2は、複数の機能層を含んでいる。以下、下電極LEがアノードに相当し、上電極UEがカソードに相当する場合を例に説明する。
キャリア調整層CA1は、機能層として、正孔注入層F11、正孔輸送層F12、電子ブロッキング層F13などを含んでいる。正孔注入層F11は下電極LEの上に配置され、正孔輸送層F12は正孔注入層F11の上に配置され、電子ブロッキング層F13は正孔輸送層F12の上に配置され、発光層EMは電子ブロッキング層F13の上に配置されている。
キャリア調整層CA2は、機能層として、正孔ブロッキング層F21、電子輸送層F22、電子注入層F23などを含んでいる。正孔ブロッキング層F21は発光層EMの上に配置され、電子輸送層F22は正孔ブロッキング層F21の上に配置され、電子注入層F23は電子輸送層F22の上に配置され、上電極UEは電子注入層F23の上に配置されている。
なお、キャリア調整層CA1及びCA2は、上記した機能層の他に、必要に応じてキャリア発生層などの他の機能層を含んでいてもよいし、上記した機能層の少なくとも1つが省略されてもよい。
次に、表示装置DSPの製造方法の一例について図5乃至図12を参照しながら説明する。
図5は、表示装置DSPの製造方法の一例を説明するためのフロー図である。
ここに示す製造方法は、大別して、副画素の下地となる処理基板SUBを用意する工程(ステップST1)と、副画素SPαを形成する工程(ステップST2)と、を含む。ステップST2の後に、副画素SPαを形成する工程と同様の副画素SPβを形成する工程を行い、さらに、副画素SPγを形成する工程を行う。なお、ここでの副画素SPα、SPβ、SPγは、上記の副画素SP1,SP2,SP3のいずれかである。
ステップST2においては、まず、処理基板SUBに第1薄膜を形成する(ステップST21)。その後、第1薄膜の上に所定の形状にパターニングされたレジストを形成する(ステップST22)。その後、レジストをマスクとして第1薄膜をエッチングする(ステップST23)。その後、レジストを除去する(ステップST24)。これにより、所定の形状の第1薄膜を有する副画素SPαが形成される。副画素SPβを形成する工程及び副画素SPγを形成する工程は、ステップST21乃至ステップST24と同様の工程を含む。
以下、ステップST1及びステップST2について具体的に説明する。
まず、ステップST1においては、図6に示すように、基板10の上方に、下電極LEα、LEβ、LEγと、下電極LEα、LEβ、LEγの各々と重なる開口APα、APβ、APγを有するリブ5と、リブ5の上に配置された下部61及び下部61の上に配置され下部61の側面から突出した上部62を含む隔壁6と、を形成した処理基板SUBを用意する。なお、図7乃至図12においては、絶縁層12よりも下層の基板10及び回路層11の図示を省略する。
続いて、ステップST21においては、図7に示すように、処理基板SUBの上に有機層OR10を形成した後、有機層OR10の上に上電極UE10を形成し、上電極UE10の上にキャップ層CP10を形成し、キャップ層CP10の上に封止層70を形成する。つまり、図7に示す例では、第1薄膜として、有機層OR10、上電極UE10、キャップ層CP10、及び、封止層70が含まれる。
有機層OR10は、第1有機層OR11、第2有機層OR12、第3有機層OR13、第4有機層OR14、及び、第5有機層OR15を含む。第1有機層OR11、第2有機層OR12、第3有機層OR13、第4有機層OR14、及び、第5有機層OR15は、第1色の光を放つ第1発光層を含んでいる。
第1有機層OR11は、下電極LEαを覆うように形成される。第2有機層OR12は、第1有機層OR11から離間し、下電極LEαと下電極LEβとの間において隔壁6の上部62の上に位置している。第3有機層OR13は、第2有機層OR12から離間し、下電極LEβを覆うように形成される。第4有機層OR14は、第3有機層OR13から離間し、下電極LEβと下電極LEγとの間において隔壁6の上部62の上に位置している。第5有機層OR15は、第4有機層OR14から離間し、下電極LEγを覆うように形成される。
上電極UE10は、第1上電極UE11、第2上電極UE12、第3上電極UE13、第4上電極UE14、及び、第5上電極UE15を含む。
第1上電極UE11は、第1有機層OR11を覆うとともに、下電極LEαと下電極LEβとの間において隔壁6の下部61に接している。第2上電極UE12は、第1上電極UE11から離間し、下電極LEαと下電極LEβとの間において第2有機層OR12の上に位置している。第3上電極UE13は、第2上電極UE12から離間し、第3有機層OR13を覆っている。また、第3上電極UE13は、図示した例では、下電極LEαと下電極LEβとの間において隔壁6の下部61に接し、下電極LEβと下電極LEγとの間において隔壁6の下部61に接しているが、いずれか一方の下部61に接していてもよい。第4上電極UE14は、第3上電極UE13から離間し、下電極LEβと下電極LEγとの間において第4有機層OR14の上に位置している。第5上電極UE15は、第4上電極UE14から離間し、第5有機層OR15を覆うとともに、下電極LEβと下電極LEγとの間において隔壁6の下部61に接している。
キャップ層CP10は、第1キャップ層CP11、第2キャップ層CP12、第3キャップ層CP13、第4キャップ層CP14、及び、第5キャップ層CP15を含む。
第1キャップ層CP11は、第1上電極UE11の上に位置している。第2キャップ層CP12は、第1キャップ層CP11から離間し、第2上電極UE12の上に位置している。第3キャップ層CP13は、第2キャップ層CP12から離間し、第3上電極UE13の上に位置している。第4キャップ層CP14は、第3キャップ層CP13から離間し、第4上電極UE14の上に位置している。第5キャップ層CP15は、第4キャップ層CP14から離間し、第5上電極UE15の上に位置している。
封止層70は、無機材料によって形成されている。封止層70は、第1キャップ層CP11、第2キャップ層CP12、第3キャップ層CP13、第4キャップ層CP14、第5キャップ層CP15、及び、隔壁6を覆うように形成される。封止層70は、副画素SPαにおいて膜厚Tαを有し、副画素SPβにおいて膜厚Tβを有し、副画素SPγにおいて膜厚Tγを有している。ここでは、膜厚Tα、膜厚Tβ、及び、膜厚Tγは、ほぼ同等である。
その後、ステップST22においては、図8に示すように、封止層70の上にレジストを塗布し、このレジストをパターニングする。パターニングされたレジスト30は、副画素SPαを覆っている。つまり、レジスト30は、下電極LEα、第1有機層OR11、第1上電極UE11、及び、第1キャップ層CP11の直上に配置されている。また、レジスト30は、副画素SPαから隔壁6の上方に延出している。副画素SPαと副画素SPβとの間において、レジスト30は、副画素SPα側(図の左側)に配置され、副画素SPβ側(図の右側)では封止層70を露出している。図示した例では、レジスト30は、副画素SPβ及び副画素SPγにおいて、封止層70を露出している。
隔壁6の上部62とレジスト30との間における封止層70の膜厚T1は、下部61の膜厚T2より大きい。
上部62の直上におけるレジスト30の幅W1は、下部61の側面から突出した上部62の幅W2より大きく、上部62の全幅W3より小さい。一例では、レジスト30の幅W1は、1μm以上である。
その後、ステップST23においては、図9に示すように、レジスト30をマスクとした第1薄膜の第1エッチングとして、異方性ドライエッチングを行い、レジスト30から露出した封止層70の膜厚を低減する。異方性ドライエッチングでは、等方性ドライエッチングと比較して、サイドエッチングが進行しにくい。このため、上部62とレジスト30との間において、封止層70のサイドエッチングが抑制され、封止層70の膜厚T1が維持される。なお、上部62の直上において、レジスト30から露出した部分の封止層70の膜厚T3は、膜厚T1より小さい。但し、膜厚T3は、0μmより大きい。副画素SPαと副画素SPβとの間の隔壁6、隔壁6の上に位置する第2有機層OR12、第2上電極UE12、及び、第2キャップ層CP12は、いずれも封止層70によって覆われている。
副画素SPβにおける封止層70の膜厚Tβは、副画素SPαにおける封止層70の膜厚Tαより小さい。また、図示した例では、副画素SPγにおける封止層70の膜厚Tγも、膜厚Tαより小さい。一例では、膜厚Tβ及び膜厚Tγは、膜厚T3とほぼ同等である。なお、膜厚Tβ及び膜厚Tγは、0μmより大きい。つまり、封止層70は、副画素SPβ及び副画素SPγに残存し、第3キャップ層CP13及び第5キャップ層CP15は、封止層70によって覆われている。
また、副画素SPβと副画素SPγとの間の隔壁6、隔壁6の上に位置する第4有機層OR14、第4上電極UE14、及び、第4キャップ層CP14は、いずれも封止層70によって覆われている。
その後、図10に示すように、レジスト30をマスクとした第1薄膜の第2エッチングとして、等方性ドライエッチングを行い、レジスト30から露出した封止層70を除去する。この等方性ドライエッチングにより、副画素SPβの第3キャップ層CP13及び副画素SPγの第5キャップ層CP15が封止層70から露出する。副画素SPαには、封止層7αが形成される。
また、副画素SPαと副画素SPβとの間の下部61、上部62、第2キャップ層CP12について、それぞれの副画素SPα側が封止層7αで覆われている一方で、それぞれの副画素SPβ側は封止層から露出している。副画素SPβと副画素SPγとの間の下部61、上部62、第4キャップ層CP14について、それぞれの副画素SPβ側が封止層から露出し、また、それぞれの副画素SPγ側が封止層から露出する。このようなキャップ層CP10は、エッチングストッパ層として機能する。
上記の異方性ドライエッチング及び等方性ドライエッチングに関して、処理条件は以下の通りである。
異方性ドライエッチングは、封止層70の膜厚が十分に低減されるように所定時間行う。一方、等方性ドライエッチングは、エンドポイントを検出するまで行う。エンドポイントは、例えば、チャンバ内のプラズマのスペクトルをモニタすることで検出することができる。
等方性ドライエッチングの処理時間は、異方性ドライエッチングの処理時間より短い。つまり、異方性ドライエッチングによって除去される封止層70の量は、等方性ドライエッチングによって除去される封止層70の量よりも多い。換言すると、等方性ドライエッチングの処理時間が短縮されるため、封止層70のサイドエッチングが抑制される。
異方性ドライエッチングを行うチャンバ内の圧力は、等方性ドライエッチングを行うチャンバ内の圧力より小さい。
異方性ドライエッチングを行う際に処理基板が配置されるステージのバイアスパワーは、等方性ドライエッチングを行う際に処理基板が配置されるステージのバイアスパワーより大きい。
異方性ドライエッチングを行うチャンバ内に導入されるフッ素系ガスの流量は、等方性ドライエッチングを行うチャンバ内に導入されるフッ素系ガスの流量より少ない。異方性ドライエッチング及び等方性ドライエッチングを行う際に導入されるガス種の一例として、六フッ化硫黄(SF6)、四フッ化メタン(CF4)、六フッ化エタン(C2F6)、三フッ化メタン(CHF3)、三フッ化窒素(NF3)などのフッ素系ガスが適用可能である。
このように、第1薄膜のうちの封止層70は、異方性ドライエッチングを行った後に等方性ドライエッチングを行うことで所定の形状を有するように形成される。
比較例1として、封止層70を等方性ドライエッチングのみでパターニングした際には、サイドエッチングが過剰に進行する。このため、レジスト30で覆われていない副画素の封止層70を完全に除去したタイミングにおいて、レジスト30で覆われた副画素の隔壁近傍の領域が封止層70から露出するおそれがある。
また、比較例2として、封止層70を異方性ドライエッチングのみでパターニングした際には、サイドエッチングが進行しにくい。このため、レジスト30で覆われた副画素の隔壁近傍の領域の封止層70を完全に除去したタイミングにおいて、レジスト30で覆われていない副画素の隔壁近傍の領域(特に上部62の影となる領域)で封止層70が残存するおそれがある。封止層70の一部が残存した場合、この封止層を除去するためにさらに異方性ドライエッチングを行うと、先に封止層から露出した副画素の要素にダメージを与えるおそれがある。
本実施形態によれば、レジスト30で覆われていない副画素の封止層70が確実に除去され、封止層から露出した副画素の要素へのダメージが抑制される。また、レジスト30で覆われた副画素が確実に封止層70で覆われ、不所望な水分浸入経路の形成が抑制される。したがって、信頼性を向上することができる。
その後、図11に示すように、レジスト30をマスクとした第1薄膜の第3エッチングを行う。この第3エッチングでは、レジスト30から露出した、第2有機層OR12の一部、第3有機層OR13の全部、第4有機層OR14の全部、第5有機層OR15の全部、第2上電極UE12の一部、第3上電極UE13の全部、第4上電極UE14の全部、第5上電極UE15の全部、第2キャップ層CP12の一部、第3キャップ層CP13の全部、第4キャップ層CP14の全部、第5キャップ層CP15の全部を除去する。これにより、副画素SPβでは下電極LEβが露出し、副画素SPγでは下電極LEγが露出する。
また、副画素SPαと副画素SPβとの間の隔壁6について、上部62の直上では、副画素SPα側に第2有機層OR12、第2上電極UE12、第2キャップ層CP12が形成され、副画素SPβ側では第2有機層OR12、第2上電極UE12、第2キャップ層CP12が除去される。このため、副画素SPβ側では、上部62が露出する。
また、副画素SPαと副画素SPβとの間のリブ5について、副画素SPβ側が露出する。
また、副画素SPβと副画素SPγとの間の隔壁6について、下部61及び上部62が露出する。
また、副画素SPβと副画素SPγとの間のリブ5について、副画素SPβ側及び副画素SPγ側がそれぞれ露出する。
その後、図12に示すように、ステップST24においては、レジスト30を除去する。これにより、副画素SPαが形成される。
副画素SPαは、上記の副画素SP1,SP2,SP3のいずれかである。例えば、副画素SPαが上記の副画素SP1に相当する場合、下電極LEαは下電極LE1に相当し、第1有機層OR11は第1有機層OR1aに相当し、第2有機層OR12は第2有機層OR1bに相当し、第1上電極UE11は第1上電極UE1aに相当し、第2上電極UE12は第2上電極UE1bに相当し、第1キャップ層CP11は第1キャップ層CP1aに相当し、第2キャップ層CP12は第2キャップ層CP1bに相当し、封止層7αは封止層71に相当する。
上記のステップST21乃至ST24と同様の工程を行うことで、副画素SPβ及び副画素SPγを形成することができる。なお、副画素SPβを形成する工程では、有機層として、第2色の光を放つ第2発光層を含む有機層が処理基板SUBに形成される。副画素SPγを形成する工程では、有機層として、第3色の光を放つ第3発光層を含む有機層が処理基板SUBに形成される。第1色、第2色、及び、第3色は、互いに異なる色である。
以上説明したように、本実施形態によれば、信頼性を向上し、製造歩留まりを向上することが可能な表示装置の製造方法を提供することができる。
以上、本発明の実施形態として説明した表示装置の製造方法を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての表示装置の製造方法も、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に属する。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変形例に想到し得るものであり、それら変形例についても本発明の範囲に属するものと解される。例えば、上述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、もしくは設計変更を行ったもの、または、工程の追加、省略もしくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
また、上述の実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について、本明細書の記載から明らかなもの、または当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
DSP…表示装置
SP1,SP2,SP3…副画素 20…表示素子(有機EL素子)
LE,LE1,LE2,LE3…下電極(アノード)
UE,UE1,UE2,UE3…上電極(カソード)
OR,OR1,OR2,OR3…有機層
CP,CP1,CP2,CP3…キャップ層
10…基板 5…リブ 6…隔壁 61…下部 62…上部
7,71,72,73…封止層

Claims (11)

  1. 基板の上方に、下電極と、前記下電極と重なる開口を有するリブと、前記リブの上に配置された下部及び前記下部の上に配置され前記下部の側面から突出した上部を含む隔壁と、を形成した処理基板を用意し、
    前記下電極を覆う第1有機層、及び、前記第1有機層から離間し前記上部の上に位置する第2有機層を形成し、
    前記第1有機層を覆い前記下部に接する第1上電極、及び、前記第1上電極から離間し前記第2有機層の上に位置する第2上電極を形成し、
    前記第1上電極、及び、前記第2上電極の上に位置する封止層を形成し、
    前記封止層の一部を覆うレジストを形成し、
    前記レジストをマスクとして異方性ドライエッチングを行い、前記レジストから露出した前記封止層の膜厚を低減し、
    前記レジストをマスクとして等方性ドライエッチングを行い、前記レジストから露出した前記封止層を除去する、表示装置の製造方法。
  2. 前記異方性ドライエッチングを行う前、前記上部と前記レジストとの間における前記封止層の膜厚は、前記下部の膜厚より大きい、請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  3. 前記異方性ドライエッチングを行う前、前記上部の直上における前記レジストの幅は、前記側面から突出した前記上部の幅より大きく、上記上部の全幅より小さい、請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  4. 前記レジストの幅は、1μm以上である、請求項3に記載の表示装置の製造方法。
  5. 前記異方性ドライエッチングは、所定時間行い、
    前記等方性ドライエッチングは、エンドポイントを検出するまで行う、請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  6. 前記等方性ドライエッチングの処理時間は、前記異方性ドライエッチングの処理時間より短い、請求項5に記載の表示装置の製造方法。
  7. 前記異方性ドライエッチングを行うチャンバ内の圧力は、前記等方性ドライエッチングを行うチャンバ内の圧力より小さい、請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  8. 前記異方性ドライエッチングを行う際に前記処理基板が配置されるステージのバイアスパワーは、前記等方性ドライエッチングを行う際に前記処理基板が配置されるステージのバイアスパワーより大きい、請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  9. 前記異方性ドライエッチングを行うチャンバ内に導入されるフッ素系ガスの流量は、前記等方性ドライエッチングを行うチャンバ内に導入されるフッ素系ガスの流量より少ない、請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  10. さらに、前記封止層を形成する前に、前記第1上電極の上に位置する第1キャップ層、及び、前記第1キャップ層から離間し前記第2上電極の上に位置する第2キャップ層を形成する、請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  11. さらに、前記封止層を除去した後に、前記レジストをマスクとしてエッチングを行い、前記第2キャップ層の一部、前記第2上電極の一部、及び、前記第2有機層の一部を除去する、請求項10に記載の表示装置の製造方法。
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