JP2023101819A - 分光測色計 - Google Patents

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秀彦 藤井
Hidehiko Fujii
克敏 ▲鶴▼谷
Katsutoshi Tsuruya
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Abstract

Figure 2023101819000001
【課題】分光測色計の内部に大きな空間を設けることなく、被測定位置に観察光を照射できるようにし、被測定位置を容易に知ることができるようにする。
【解決手段】分光測色計は、測定開口と、測定開口を介して入射する試料の被測定位置からの被測定光を結像させ、結像させられた被測定光を生成する受光光学系と、被測定光を受光し、光学的特性を表現する信号を出力するセンサーと、被測定位置の観察時に測定開口を介して測定開口に対向する試料の被測定位置を照明するための観察光を発光する観察光源と、測定開口を介した被測定位置の観察時に測定開口を介して測定開口に対向する試料の表面を照明するための照明光を、観察光源による観察光の発光と同時に発光する補助光源と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、分光測色計に関する。
分光スペクトルを測定する分光測色計の被測定範囲が微小である場合は、被測定位置が意図する位置からわずかにずれたにすぎないときであっても、測定される分光スペクトルが意図する位置からの光の分光スペクトルから大きく変化する場合がある。このため、分光測色計の被測定範囲が微小である場合は、測定前に被測定位置を観察できるようにし、測定前に被測定位置を意図する位置に合わせることができるようにすることが望まれる。特許文献1に記載された技術は、分光器においてそのようなことを可能にする技術の例である。
特許文献1に記載された技術においては、観察光が注入される場合に、シャッタが閉状態となる。また、LEDが、シャッタに向けて観察光を照射し、シャッタが、照射された観察光を対物レンズに向けて反射し、対物レンズが、反射光を被測定物の表面に結像させる。測定部位が、被測定物の表面に結像した光の位置から特定される。また、測定が行われる場合に、シャッタが開かれ、スリットミラーを通過した光が受光部に導かれる(段落0027-0031)。
特開2009-288150号公報
特許文献1に記載された技術に代表される従来の技術においては、測定位置に観察光を照射するための機構を分光測色計の内部に収容するために分光測色計の内部に大きな空間を設けなければならない。例えば、特許文献1に記載された技術においては、スリットミラー等を分光器の内部に収容するために分光器の内部に大きな空間を設けなければならない。
以下で説明する発明は、この問題を解決することを目的とする。以下で説明する発明が解決しようとする課題は、分光測色計の内部に大きな空間を設けることなく、被測定位置に観察光を照射できるようにし、被測定位置を容易に知ることができるようにすることである。
以下で説明される発明は、分光測色計に関する。
以下で説明される第1の発明においては、測定開口を介して入射する試料の被測定位置からの被測定光が、受光光学系により結像させられる。これにより、結像させられた被測定光が生成される。
センサーは、被測定光を受光し、光学的特性を表現する信号を出力する。
観察光源は、被測定位置の観察時に測定開口を介して測定開口に対向する試料の被測定位置を照明するための観察光を発光する。
補助光源は、測定開口を介した被測定位置の観察時に測定開口を介して測定開口に対向する試料の表面を照明するための照明光を、観察光源による観察光の発光と同時に発光する。
以下で説明する発明によれば、分光測色計の内部に大きな空間を設けることなく、被測定位置に観察光を照射できるようになり、被測定位置を容易に知ることができるようになる。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
第1実施形態の分光測色計を図示する模式図である。 第1実施形態の分光測色計に備えられる分光器の断面を図示する模式図である。 第1実施形態の分光測色計に備えられる分光器および観察光源の駆動機構の部分断面を図示する模式図である。 第1実施形態の分光測色計に備えられる観察光源を置き換えうる観察光源を図示する模式図である。 第2実施形態の分光測色計を図示する模式図である。 第2実施形態の分光測色計における回折格子の配置を図示する斜視図である。 第2実施形態の分光測色計における回折格子の配置と対比される回折格子の配置を図示する斜視図である。
1 第1実施形態
1.1 分光測色計
図1は、第1実施形態の分光測色計を図示する模式図である。図2は、第1実施形態の分光測色計に備えられる分光器の断面を図示する模式図である。図3は、第1実施形態の分光測色計に備えられる分光器および観察光源の駆動機構の部分断面をの断面を図示する模式図である。
図2は、図3のA-A切断線の位置における断面を図示する。図3は、図2のB-B切断線における部分断面を図示する。
図1に図示される分光測色計1000は、照明光学系1020、受光光学系1021、分光器1022、コントローラー1023及び操作部1024を備える。分光測色計1000がこれらの構成物以外の構成物を備えてもよい。
分光測色計1000は、d:8ジオメトリを有する物体色の分光測色計である。このため、分光測色計1000においては、照明光学系1020が、拡散光により試料を照明する。また、受光光学系1021が、試料からその表面の法線方向と8°をなす方向に出射する被測定光を受光し、分光器1022に導く。また、分光器1022が、受光光学系1021により導かれてきた被測定光の分光スペクトルを測定する。
照明光学系1020は、照明光源1040及び積分球1041を備える。照明光学系1020がこれらの構成物以外の構成物を備えてもよい。受光光学系1021は、受光レンズ1060を備える。受光光学系1021が受光レンズ1060以外の構成物を備えてもよい。分光器1022は、図1、図2及び図3に図示されるように、スリット板1080、レンズ1081、回折格子1082、ラインセンサー1083、観察光源1084及び挿抜機構1085を備える。分光器1022がこれらの構成物以外の構成物を備えてもよい。スリット板1080には、スリット1100が形成される。板状のスリット形成物であるスリット板1080が、板状でないスリット形成物に置き換えられてもよい。回折格子1082が回折格子1082以外の波長分散素子に置き換えられてもよい。例えば、回折格子1082がプリズムに置き換えられてもよい。波長分散方向に配列された複数の光電変換素子を備えるラインセンサー1083がラインセンサー1083以外のセンサーに置き換えられてもよい。例えば、ラインセンサー1083がひとつの光電変換素子を備えるセンサーに置き換えられてもよい。その場合は、当該センサーを波長分散方向に走査する走査機構が設けられる。もしくは前記波長分散素子を波長分散方向に回転走査する走査機構が設けられる。
1.2 分光スペクトルの測定
分光スペクトルの測定は、操作部1024に対して行われた測定の開始を指示する操作をコントローラー1023が検出するのに応答して開始される。測定の開始の引き金が、操作部1024に対して行われた測定の開始を指示する操作以外であってもよい。例えば、測定開始の引き金が、分光測色計1000に通信可能に接続された機器から入力された測定の開始を指示する信号であってもよい。
分光スペクトルの測定時には、挿抜機構1085が、コントローラー1023による制御にしたがって、測定光路1120外に観察光源1084を退避させる。観察光源1084の退避は、回転機構1090が、観察光源1084が取り付けられたアーム1091を回転中心1092の周りに回転させることにより行われる。
また、分光スペクトルの測定時には、照明光源1040が、コントローラー1023による制御にしたがって、試料を照明するための照明光を発光する。
発光された照明光は、積分球1041の側面に形成された開口1140を経由して積分球1041の内部に形成された空間1160に入射し、空間1160を囲む拡散反射面1180で拡散多重反射される。これにより、照明光は、均一な拡散照明光になる。
均一な拡散照明光になった照明光は、積分球1041に形成された測定開口1200から出射し、測定開口1200に対向する領域を照明し、被測定位置1220に配置された試料の表面により反射される。これにより、被測定位置1220からの被測定光1240が生成される。
正反射光を除去した測定を行う場合は、積分球1041に形成された開閉可能なトラップ1260を開放することにより正反射光が除去される。
生成された被測定光1240は、受光レンズ1060によりスリット1100に結像させられる。これにより、結像させられた被測定光1280が生成される。受光レンズ1060は、その光軸方向に可動である。受光レンズ1060をその光軸方向に動かすことにより、被測定領域の大きさを変更することができる。
結像させられた被測定光1280は、スリット1100を通過する。これにより、スリット1100と回折格子1082との間にある測定光路1120を進む被測定光1300が生成される。
測定光路1120を進む被測定光1300は、レンズ1081により導かれ、回折格子1082により回折される。これにより、-1次回折光1320を含む回折光が生成される。測定光路1120を進む被測定光1300は回折により波長分散されるため、-1次回折光1320は波長分散された光となっている。
生成された-1次回折光1320は、ラインセンサー1083に受光される。ラインセンサー1083が-1次回折光1320以外の回折光を受光してもよい。
ラインセンサー1083は、受光した-1次回折光1320に応じた分光スペクトルを表現する信号を出力する。
1.3 被測定位置の観察
分光測色計1000は、被測定位置1220に観察光を照射する機能を有する。分光測色計1000のオペレーターは、被測定位置1220に観察光が照射されることにより現れるハイライト部を積分球1041に形成されたファインダー孔1340を通して視認することにより、被測定位置1220を観察できる。
被測定位置1220の観察時には、挿抜機構1085が、コントローラー1023による制御にしたがって、測定光路1120内に観察光源1084を挿入する。観察光源1084の挿入は、回転機構1090が、観察光源1084が取り付けられたアーム1091を回転中心1092の周りに回転させることにより行われる。測定光路1120内に観察光源1084が挿入された状態においては、観察光源1084の発光面がスリット1100を向き、観察光源1084がスリット1100に向けて観察光を発光できる。
被測定位置1220の観察時には、観察光源1084が、コントローラー1023による制御にしたがって、スリット1100に向けて観察光を発光する。
発光された観察光は、スリット1100を通過し、受光レンズ1060により結像させられる。
スリット1100は、被測定位置1220と光学的に共役である位置に配置される。このため、観察光源1084が観察光を発光した場合には、スリット1100の像が試料の表面に結像させられる。スリット1100の像が結像させられる位置は被測定位置1220であるため、オペレーターは、積分球1041に形成されたファインダー孔1340を通してスリット1100の像を視認することにより、被測定位置1220を観察できる。
スリット1100と被測定位置1220が光学的に共役であることは、観察光源1084が配置される位置がずれてもスリット1100の像が結像させられる位置がずれないようにすることに寄与する。また、挿抜機構1085によって、測定光路1120内に観察光源1084を挿入することは、観察光源1084をスリット1100の近くに配置することを可能にし、ポインタ光として利用できる観察光を増やすことに寄与する。
第1実施形態の分光測色計1000によれば、分光測色計1000の内部のスリット1100と回折格子1082との間等に大きな空間を設けることなく、被測定位置1220にポインタ光となる観察光を照射できるようになり、被測定位置1220を容易に観察できるようになる。また、第1実施形態の分光測色計1000によれば、ミラーのような追加の部材も不要である。
1.4 観察光源
観察光源1084は、観察光を発光する発光ダイオード(LED)を備える。LEDは、望ましくは薄型のLEDである。発光ダイオード以外の光源が観察光を発光することも許されるが、LEDが観察光を発光する場合は、分光測色計1000を小型にすることができる。また、LEDが観察光を発光する場合は、観察光源1084の消費電力が減少し、観察光源1084の寿命が長くなる。
図4は、第1実施形態の分光測色計に備えられる観察光源を置き換えうる観察光源を図示する模式図である。
図4に図示される観察光源1380は、図1に図示される観察光源1084を置き換えることができ、LED1400,1401及び1402を備える。LED1400,1401及び1402は、それぞれ光1420,1421及び1422を発光する。光1420,1421及び1422は、互いに異なる色を有する。LED1400,1401及び1402からなる3個のLEDが2個のLED又は4個以上のLEDに置き換えられてもよい。LED1400,1401及び1402の少なくとも一部がLED以外の光源に置き換えられてもよい。
観察光源1084が観察光源1380に置き換えられる場合は、コントローラー1023及び操作部1024が、光1420,1421及び1422において観察光として用いる光を切り替える切り替え機構として動作する。すなわち、コントローラー1023が、操作部1024に対して行われた色を選択する操作を検出し、選択された色に応じた色の光を観察光源1380が発光するようにLED1400,1401及び1402を制御する。これにより、試料の表面の色に応じて観察光の色を選択でき、被測定位置1220をより容易に観察できる。被測定位置1220の観察時に試料の色が仮測定され、仮測定の結果を利用して観察光源1380が発光する光の色が決定されてもよい。
1.5 被測定位置の観察時における照明光の発光
物体色の分光測色計1000においては、照明光学系1020と試料との間の間隙に照明光以外の外光が入らないようするために、当該間隙がターゲットマスク等により遮光される場合が多い。そして、当該間隙が遮光される場合は、観察光が被測定位置1220に照射されただけでは、被測定位置1220以外を視認することが困難であるため、被測定位置1220が試料の表面のどの部分であるのかを判別することができない。このため、被測定位置1220の観察時に照明光源1040が補助光源として利用され、被測定位置1220の観察時に照明光源1040がコントローラー1023により制御にしたがって照明光を発光するようにされてもよい。これにより、被測定位置1220以外を視認することが可能になり、被測定位置1220が試料の表面のどの部分であるのかを判別できるようになる。
被測定位置1220の観察時に照明光が発光される場合は、コントローラー1023及び操作部1024が照明光の光量を調整する調整機構として機能する。すなわち、コントローラー1023が、操作部1024に対して行われた照明光の光量を設定する操作を検出し、選択された光量に応じた光量を有する照明光を照明光源1040が発光するように照明光源1040を制御する。
1.6 その他
d:8ジオメトリを有する物体色の分光測色計1000以外の分光測色計において観察光を被測定位置1220に照射するための上記の構成が採用されてもよい。試料を透過した透過光の分光スペクトルが測定されてもよい。
2 第2実施形態
2.1 第1実施形態と第2実施形態との主な相違
第1実施形態と第2実施形態との主な相違は、第1実施形態においては、被測定位置1220の観察時に測定光路1120内に観察光源1084が挿入されるのに対して、第2実施形態においては、被測定光を回折格子が反射することにより生成される0次光の光路上に観察光源が常に配置される点にある。この主な相違をもたらす構成の採用を阻害しない範囲内において、第1実施形態の分光測色計1000の構成又はその変形が第2実施形態の分光測色計において採用されてもよい。
2.2 分光測色計
図5は、第2実施形態の分光測色計を図示する模式図である。
図5に図示される分光測色計2000は、照明光学系2020、受光光学系2021、分光器2022、コントローラー2023、操作部2024及びカメラ2025を備える。
照明光学系2020は、照明光源2040及び積分球2041を備える。受光光学系2021は、受光レンズ2060を備える。分光器2022は、スリット板2080、レンズ2081、回折格子2082、ラインセンサー2083及び観察光源2084を備える。スリット板2080には、スリット2100が形成される。
2.3 分光スペクトルの測定
分光スペクトルの測定時には、照明光源2040が、コントローラー2023による制御にしたがって、試料を照明するための照明光を発光する。
発光された照明光は、積分球2041の側面に形成された開口2140を経由して積分球2041の内部に形成された空間2160に入射し、空間2160を囲む拡散反射面2180で拡散多重反射される。これにより、照明光は、均一な拡散照明光になる。
均一な拡散照明光になった照明光は、積分球2041に形成された測定開口2200から出射し、測定開口2200に対向する領域を照明し、被測定位置2220に配置された試料の表面により反射される。これにより、被測定位置2220からの被測定光2240が生成される。
生成された被測定光2240は、受光レンズ2060により結像させられる。これにより、結像させられた被測定光2280が生成される。
結像させられた被測定光2280は、スリット2100を通過する。これにより、スリット2100と回折格子2082との間にある測定光路2120を進む被測定光2300が生成される。
測定光路2120を進む被測定光2300は、レンズ2081により導かれ、回折格子2082により回折及び反射される。回折により、-1次回折光2320を含む回折光が生成される。反射により、0次光2321が生成される。測定光路2120を進む被測定光2300は回折により波長分散されるため、-1次回折光2320は波長分散された光となっている。
生成された-1次回折光2320は、ラインセンサー2083に受光される。
ラインセンサー2083は、受光した-1次回折光2320に応じた分光スペクトルを表現する信号を出力する。
2.4 被測定位置の観察
分光測色計2000は、被測定位置2220に観察光を照射する機能を有する。オペレーターは、被測定位置2220に観察光が照射されることにより現れる輝点、輝線等を積分球2041に形成されたファインダー孔2340を通して視認することにより、被測定位置2220を観察できる。
観察光源2084は、0次光2321の光路上に配置される。0次光2321の光路は測定光路2120外にあるため、分光スペクトルの測定時に観察光源2084を退避する必要はない。したがって、観察光源2084、観察光を反射するミラー等を可動とすることは不要であり、観察光源2084、観察光を反射するミラー等を動かす駆動機構は不要である。
被測定位置2220の観察時には、観察光源2084が、コントローラー2023による制御にしたがって、回折格子2082に向けて観察光を発光する。
発光された観察光は、回折格子2082により反射され、スリット2100を通過し、受光レンズ2060により結像させられる。
観察光源2084が観察光を発光した場合には、スリット2100の像が試料の表面に結像させられる。スリット2100の像が結像させられる位置は被測定位置2220であるため、オペレーターは、積分球2041に形成されたファインダー孔2340を通してスリット2100の像を視認することにより、被測定位置2220を観察できる。
第2実施形態においては、第1実施形態と異なり、被測定位置2220と光学的に共役である位置にスリット2100が配置される必要はない。
第2実施形態の分光測色計2000によれば、分光測色計2000の内部に大きな空間を設けることなく、被測定位置2220に観察光を照射できるようになり、被測定位置2220を容易に観察できるようになる。また、第2実施形態の分光測色計2000によれば、ミラーのような追加の部材も不要である。
加えて、第2実施形態の分光測色計2000によれば、観察光源2084の発光面積が小さい場合であっても分光器2022の入射瞳の全体に観察光が照射されるため、スリット2100を通過した観察光においては、NAが分光器2022のNAと等しくなっている。したがって、被測定位置2220と光学的に共役である位置にスリット2100が配置されない場合であっても、被測定領域の全体を観察できる。
2.5 観察光の波長
観察光が、測定される分光スペクトルの波長範囲外の波長を有してもよい。例えば、測定される分光スペクトルの波長範囲が可視域である場合は、観察光が紫外域又は赤外域に属する波長を有してもよい。これにより、観察光が分光スペクトルの測定に影響しなくなるので、分光スペクトルの測定時に被測定位置2220を観察できるようになる。
測定される分光スペクトルの波長範囲外の波長を観察光が有する場合は、カメラ2025が、観察光の波長に対する感度を有し、被測定位置2220を撮像する。
2.6 回折格子の配置
図6は、第2実施形態の分光測色計における回折格子の配置を図示する斜視図である。図7は、第2実施形態の分光測色計における回折格子の配置と対比される回折格子の配置を図示する斜視図である。
第2実施形態の分光測色計2000においては、図6に図示されるように、測定光路2120を進む被測定光2300の主光線及び0次光2321の主光線を含む平面2500から-1次回折光2320が外れるように回折格子2082が設置される。
図7に図示されるように測定光路2120を進む被測定光2300の主光線及び0次光2321の主光線を含む平面2500から-1次回折光2320が外れない場合は、回折格子2082が被測定光2300を回折することにより生成される-1次回折光2320が、回折格子2082が0次光2321の光路上からの光を回折することにより生成される1次回折光2322が向かう位置と同じ位置に向かい、ラインセンサー2083が-1次回折光2320及び1次回折光2322の両方を受光する。このため、観察光源2084が0次光2321を反射することにより生成される反射光又は観察光源2084が0次光2321を受光した場合に発する蛍光が、迷光になり、分光スペクトルの測定に影響する。
これに対して、図6に図示されるように回折格子2082が-1次回折光2320及び0次光2321に対して回転させられ測定光路2120を進む被測定光2300の主光線及び0次光2321の主光線を含む平面2500から-1次回折光2320が外れる場合は、回折格子2082が被測定光2300を回折することにより生成される-1次回折光2320が、回折格子2082が0次光2321の光路上からの光を回折することにより生成される1次回折光2322が向かう位置と異なる位置に向かい、ラインセンサー2083が-1次回折光2320を受光するが1次回折光2322を受光しない。このため、観察光源2084が0次光2321を反射することにより生成される反射光又は観察光源2084が0次光2321を受光した場合に発する蛍光が、分光スペクトルの測定に影響しない。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1000,2000 分光測色計
1020,2020 照明光学系
1021,2021 受光光学系
1022,2022 分光器
1023,2023 コントローラー
1024,2024 操作部
1060,2060 受光レンズ
1080,2080 スリット板
1081,2081 レンズ
1082,2082 回折格子
1083,2083 ラインセンサー
1084,1380,2084 観察光源
1085 挿抜機構
1100,2100 スリット
1120,2120 測定光路
1220,2220 被測定位置
1240,2240 被測定光
1320,2320 -1次回折光
1400,1401,1402 LED
2025 カメラ
2321 0次光

Claims (4)

  1. 測定開口と、
    前記測定開口を介して入射する試料の被測定位置からの被測定光を結像させ、結像させられた被測定光を生成する受光光学系と、
    前記被測定光を受光し、光学的特性を表現する信号を出力するセンサーと、
    前記被測定位置の観察時に前記測定開口を介して前記測定開口に対向する前記試料の被測定位置を照明するための観察光を発光する観察光源と、
    前記測定開口を介した前記被測定位置の観察時に前記測定開口を介して前記測定開口に対向する試料の表面を照明するための照明光を、前記観察光源による前記観察光の発光と同時に発光する補助光源と、
    を備える分光測色計。
  2. 前記補助光源は、さらに前記被測定位置の測定時に試料を照明するための照明光を発光する請求項1に記載の分光測色計。
  3. 前記測定開口を介して前記測定開口に対向する試料の表面を撮像するカメラ
    を備える請求項1又は2の分光測色計。
  4. 前記観察光源は、
    前記観察光を発光する発光ダイオード
    を備える
    請求項1から3までのいずれかの分光測色計。
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