JP2023100315A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023100315000001
【課題】走行モードが変更された場合に、作業装置の設定を容易に把握できる作業車両を提供すること。
【解決手段】実施形態の一態様に係る作業車両は、走行車体と、走行車体に取り付けられる作業装置と、走行車体の位置情報を取得する位置取得装置と、走行車体の操舵輪の舵角を制御し、走行車体を自律走行させる自律走行モードと、自律走行を行わない手動走行モードとを切り替え可能な制御装置と、を備える。制御装置は、モードが切り替えられた場合、作業装置における作業について基準値から変更した補正値を、基準値にリセットする。
【選択図】図6

Description

本発明は、作業車両に関する。
従来、圃場の畔際を検知する畔際検知手段を走行車体に備え、走行車体が畔際に接近した場合、自動旋回を実行する作業車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-76056号公報
自動旋回などを実行可能な自律走行モードと、作業者の操作によって走行する手動モードとを実行可能な作業車両においては、各モードによって作業装置における設定か異なることがある。各モードが切り替えられた場合、作業装置における設定が把握できずに、作業装置の設定について改善の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、走行モードが変更された場合に、作業装置の設定を容易に把握できる作業車両を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態の一態様に係る作業車両(1)は、走行車体(2)と、走行車体(2)に取り付けられる作業装置(4、5)と、走行車体(2)の位置情報を取得する位置取得装置(150)と、走行車体(2)の操舵輪(10)の舵角を制御し、走行車体(2)を自律走行させる自律走行モードと、自律走行を行わない手動走行モードとを切り替え可能な制御装置(100)と、を備える。制御装置(100)は、モードが切り替えられた場合、作業装置(4、5)における作業について基準値から変更した補正値を、基準値にリセットする。
実施形態の一態様によれば、走行モードが変更された場合に、作業装置の設定を容易に把握できる。
図1は、第1実施形態に係る作業車両を示す側面図である。 図2は、第1実施形態に係る作業車両を示す平面図である。 図3は、第1実施形態に係る苗移植機の制御装置を中心とした制御系を示すブロック図である。 図4は、第1実施形態に係るティーチング走行による作業領域の設定方法を示す図である。 図5は、自律走行が行われる作業例を示す図である。 図6は、第1実施形態に係る第1リセット処理を説明するフローチャートである。 図7は、第2実施形態に係る第2リセット処理を説明するフローチャートである。
<第1実施形態>
(作業車両の概要)
まず、図1および図2を参照して第1実施形態に係る作業車両1の概要について説明する。図1は、第1実施形態に係る作業車両1を示す側面図である。図2は、第1実施形態に係る作業車両1を示す平面図である。
なお、以下の説明では、前後方向とは、作業車両1の直進時における進行方向であり、進行方向の前方側を「前」、後方側を「後」と規定する。作業車両1の進行方向とは、直進時において、操縦席41からハンドル35(ステアリング装置)に向かう方向である(図1および図2参照)。
左右方向とは、前後方向に対して水平に直交する方向であり、「前」側へ向けて左右を規定する。すなわち、操縦者(作業者ともいう。)が操縦席41に着席して前方を向いた状態で、左手側が「左」、右手側が「右」である。
上下方向とは、鉛直方向である。前後方向、左右方向および上下方向は互いに直交する。各方向は説明の便宜上定義したものであり、これらの方向によって本発明が限定されるものではない。
本実施形態では、作業車両1を、作業装置として苗植付部4(植付装置)を備え、圃場に苗を受け付ける乗用型の苗移植機1として説明する。図1および図2に示すように、苗移植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク機構3を介して、圃場に苗を植え付ける昇降可能な苗植付部4を備える。
走行車体2の後部上側には作業装置として施肥装置5の本体部分が配置される。なお、作業車両1が苗移植機1ではない場合、薬剤を散布する薬剤散布装置、および種子を供給する播種装置などを作業装置として備える場合がある。以下では、主に作業装置が苗植付部4である場合を一例として説明する。
走行車体2は、車輪であり駆動輪である、左右の前輪10および後輪11を備える四輪駆動車両である。走行車体2の車体骨格を構成するメインフレーム15の前側には、苗植付部4などに駆動力を伝達するミッションケース13と、エンジン30から供給される駆動力、すなわち、エンジン30で発生した回転をミッションケース13に出力する油圧式の無段変速装置14とが設けられる。
無段変速装置14は、いわゆるHST(Hydro Static Transmission)と呼ばれる静油圧式の無段変速機である。以下では、無段変速装置がHST14である場合を説明する。
ミッションケース13内には、高速モードでの路上走行時や、低速モードでの苗の植え付け時などにおける走行車体2の走行モードを切り替える副変速機構16が設けられる。ミッションケース13の左右側方には、前輪ファイナルケース10aが設けられ、左右の前輪ファイナルケース10aの操向方向を変更可能な前輪支持部からそれぞれ外向きに突出する左右の前車軸10bに前輪10が取り付けられる。
また、メインフレーム15の後部側には、横方向に設けられた後部フレーム22(図2参照)の左右両側に後輪ギヤケース11aが取付けられ、後輪ギヤケース11aからそれぞれ外向きに突出する左右の後車軸11bに後輪11がそれぞれ取り付けられる。
また、後部フレーム22の上部には、昇降リンク機構3を支持する左右のリンク支持フレーム23が上方に向けて突設される。左右のリンク支持フレーム23の下部側で、かつ、左右の間には、左右一対のロワリンクアーム24が設けられる。左右のロワリンクアーム24の左右の間に、油圧により作動する昇降シリンダ25が設けられる。
昇降シリンダ25の上方には、アッパリンクアーム26が設けられ、平行リンク機構である昇降リンク機構3が構成される。なお、それぞれ一端が走行車体2側に連結された、左右のロワリンクアーム24と、昇降シリンダ25と、アッパリンクアーム26の他端側とは、苗植付部4の前部に装着される。
また、メインフレーム15上には、エンジン30が搭載される。エンジン30の回転動力が、ベルト伝動装置21およびHST14を介してミッションケース13に伝達される。ミッションケース13に伝達された回転動力は、ミッションケース13内の副変速機構16により変速された後、走行動力と外部取り出し動力に分けられる。
また、エンジン30の回転動力は、図示しない油圧ポンプに伝達される。油圧ポンプで発生した油圧は、HST14や、ハンドル35のパワーステアリング機構88(図3参照)や、昇降シリンダ25などに供給される。
ミッションケース13に伝達された回転動力から取り出される外部取り出し動力は、走行車体2の後部に設けられた植付クラッチケース27に伝達され、植付クラッチケース27から植付伝動軸67によって苗植付部4に伝達される。
一方、ミッションケース13の後部には、左右のドライブシャフト42が設けられる。エンジン30からの回転動力は、ミッションケース13およびドライブシャフト42を介して左右の後輪ギヤケース11aに伝動される。
なお、左右のドライブシャフト42よりも伝動方向上手側には、左右のドライブシャフト42に対する動力伝達を入切するサイドクラッチ44(図3参照)が配置される。図1に示すように、操縦席41の前側下部であり、かつ、左右一側には、左右のサイドクラッチ44を入切操作するサイドクラッチペダル43aが設けられる。
左右のサイドクラッチペダル43aのうち、旋回内側のサイドクラッチペダル43aを踏み込んでサイドクラッチ44を切状態にしてからハンドル35を操作して旋回走行すると、旋回内側の後輪11の駆動回転を完全に遮断することができる。
走行車体2の前側上部には、各部の操作を行う操縦パネル38(操作部)を上部に配置されたボンネット39が設けられる。操縦パネル38には、モニタ、および操作ボタン、操作パネルなどが設けられる。
また、ボンネット39には、走行車体2を操舵するハンドル35、HST14や苗植付部4を操作する変速操作レバー36、副変速機構16を操作する副変速操作レバー37などが設けられる。
また、ボンネット39の前側には、開閉可能なフロントカバー40が設けられる。フロントカバー40の内部には、燃料タンクやバッテリ、ハンドル35の操舵に左右の前輪10および左右の前輪ファイナルケース10aの下部側を回動させる連動機構が設けられる。前輪10は、例えば、ハンドル35の操舵に応じて転舵する操舵輪である。
ボンネット39よりも後側で、かつ、エンジン30の上方位置には、エンジン30の上部および側部を覆うエンジンカバー30aが設けられ、エンジンカバー30aの上部には操縦者が着席する操縦席41が設けられる。
操縦席41の後側であって、メインフレーム15の後端側には、施肥装置5が設けられる。施肥装置5の駆動力は、左右の後輪ギヤケース11aの左右一側から施肥装置5に臨むように設けられる、施肥伝動機構によって伝達される。
エンジンカバー30aおよびボンネット39の下部における左右両側は、略水平なフロアステップ33が形成される。フロアステップ33は、図2に示すように、一部格子状であり、たとえば、フロアステップ33を歩く操縦者の靴などについた泥が落ちても、落ちた泥などが圃場に落下する。
また、フロアステップ33の後方には、図2に示すように、リヤステップ330が連接される。リヤステップ330の表面には、作業時に足が滑りにくくなるように、たとえば、複数の突起パターンが形成された滑り止め加工が施されることが好ましい。
また、走行車体2の前側であり、かつ、左右両側には、苗枠支柱51に複数の予備苗載せ台52を上下方向に間隔を空けて配置する予備苗枠50がそれぞれ設けられ、苗植付部4に補充される苗や肥料袋などの作業資材が載置可能となっている。
また、昇降リンク機構3の後端部には、圃場に植え付ける苗を積載する苗タンク53が、左右方向に摺動させる摺動機構と共に装着されている。苗タンク53には、上下方向に長い苗仕切フェンス54が左右方向に所定間隔を空けてそれぞれ配置される。苗タンク53の下方には、積載された苗を掻き取って圃場に植え付ける苗植付装置55が配置される。
苗植付装置55は、苗仕切フェンス54により区切られた植付作業条数と同数、すなわち、8条同時に植え付けるものであり、植付伝動ケース56が苗タンク53の下方に間隔を空けて4つ配置され、植付伝動ケース56の左右両側に回転しながら植込杆58により苗を取って圃場に植え付ける植付ロータリ57がそれぞれ装着される。
施肥装置5は、肥料が貯留される施肥ホッパ70が、苗植付部4の作業条数と同数(図2に示す例では、8条分)に仕切られている。なお、8条分の施肥ホッパ70は、左右方向に長いため肥料の投入や着脱の利便性が低下するので、4条ずつに仕切られたものを左右にそれぞれ並べる、いわゆるサイド施肥構造であってもよい。
施肥ホッパ70の下部には、肥料を設定量ずつ供給する繰出装置71が1条ごとに設けられる。繰出装置71の下方には、肥料を移動させる搬送風が通過する通風ダクト72が左右方向に設けられる。繰出装置71の下方には、苗植付部4の苗植付位置の近傍に肥料を案内する施肥ホース73が設けられる。また、通風ダクト72の一側端部には、ブロア用電動モータ76により作動して搬送風を発生するブロア74が設けられる。
図1および図2に示すように、苗植付部4の下方には、圃場面に接地して滑走するセンターフロート62Cと、左右2つずつのサイドフロート62L、62Rとが、軸まわりに回動自在に設けられる。なお、センターフロート62Cおよび左右のサイドフロート62L、62Rを総称してフロート62という場合がある。
また、苗植付部4の下方において、フロート62よりも前側には、圃場面の凹凸を整地する整地ロータ63が設けられる。など、整地ロータ63には、左右他側の後輪ギヤケース11aからロータ伝動シャフト63aを介して駆動力が伝達される。
また、図1に示すように、苗植付部4の左右両側には、左右いずれか一方が圃場面に接地して、次の作業条(次工程)における走行の目安とする溝を形成する線引きマーカ65がそれぞれ設けられる。左右の線引きマーカ65は、左右一側が接地すると他側が上方に離間し、旋回時に苗植付部4を上昇させたときには左右両側共に上方に離間し、旋回後に苗植付部4が下降すると、左右一側が上方に離間して他側が接地する。
また、図1および図2に示すように、走行車体2の左右中央部であり、かつ、ボンネット39の前方には、上下方向に長いセンターマスコット66が設けられる。センターマスコット66を左右の線引きマーカ65により圃場に形成された溝に合わせることにより、直前の作業条の作業位置に合わせた走行が可能になり、作業精度の向上や、非作業の発生防止を図ることができる。
なお、圃場の土質によっては、左右の線引きマーカ65により形成されたガイド線がすぐに埋もれてしまい、直進の目安が消えてしまうことがある。このような場合には、左右の線引きマーカ65よりも前側に設けられた左右のサイドマーカ19を用いるとよい。すなわち、左右のサイドマーカ19を外側方向に移動させ、植え付けられた苗の上方にサイドマーカ19を位置させることで、前の作業条の苗の植え付けに合わせた植付作業が可能になる。
また、図1に示すように、苗移植機1は、位置取得装置150を備える。位置取得装置150は、苗移植機1の現在の位置、および方位を取得する。位置取得装置150は、例えば、方位センサや、GPS(Global Positioning System)やGNSS(Global Navigation Satellite System)などの測位手段を含む。位置取得装置150は、複数の装置によって構成されてもよい。位置取得装置150は、カメラや、超音波センサを含んでもよく、圃場における旋回位置を取得し、旋回位置までの距離を検出してもよい。
例えば、位置取得装置150は、測位手段から測位情報を受け取り、受け取った測位情報に基づいて走行車体2の現在の位置情報、および方位情報を作成し、現在の位置、および方位を取得する。位置取得装置150は、たとえば、取付ステー59に取り付けられ、走行車体2の上方に配置される。
位置取得装置150による位置情報に基づいて作成される、直進制御用プログラムと、旋回制御用プログラムとは、互いに別の場所に格納される。直進制御用プログラムは、たとえば、位置取得装置150内の直進制御用ECU(Electronic Control Unit)100aに格納され、旋回制御用プログラムは、たとえば、ボンネット39に収容された旋回制御用ECU100bに格納される。なお、直進制御用ECU100aおよび旋回制御用ECU100bは、後述する制御装置100(図3参照)に含まれる。直進制御用ECU100aおよび旋回制御用ECU100bは、同一のECUに格納されてもよい。
取付ステー59には、苗移植機1が自律走行する場合に、苗移植機1の状態を示す3色灯110が設けられる。
(苗移植機の制御系)
次に、図3を参照して苗移植機1の制御系について説明する。図3は、第1実施形態に係る苗移植機1の制御装置100を中心とした制御系を示すブロック図である。苗移植機1は、電子制御によって各部を制御することが可能なものであり、各部を制御する制御装置(以下、コントローラという。)100を備える。
コントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)などを有する処理部や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶部、さらには入出力部が設けられ、これらは、互いに接続されて互いに信号の受け渡しが可能である。記憶部には、苗移植機1を制御するコンピュータプログラムなどが格納される。コントローラ100は、記憶部に格納されたコンピュータプログラムなどを読み出すことで、各機能を発揮させる。
コントローラ100には、たとえば、アクチュエータ類として、スロットルモータ80、油圧制御弁81、82、植付クラッチ作動ソレノイド83、サイドクラッチ作動ソレノイド84、HSTモータ85、線引きマーカ昇降モータ87、ステアリングモータ95、デフロック切替モータ96などが接続される。
スロットルモータ80は、エンジン30の吸気量を調節するスロットルを作動させることにより、エンジン30の出力軸の回転数を増減させる。油圧制御弁81は、昇降シリンダ25の伸縮動作を制御する。油圧制御弁82は、パワーステアリング機構88を制御する。植付クラッチ作動ソレノイド83は、植付クラッチ27aを作動させる。
サイドクラッチ作動ソレノイド84は、後輪11(図1参照)への動力伝達状態を切り替えるサイドクラッチ44を作動させる。なお、サイドクラッチ44は、左右の後輪11にそれぞれ設けられ、サイドクラッチ作動ソレノイド84は、各サイドクラッチ44に対応して2つ設けられる。
HSTモータ85は、HST14のトラニオンの回動角度を変更することで、HST14の斜板の傾斜角を変更する。ステアリングモータ95は、自動旋回制御が行われる場合に、前輪10(図1参照)の操舵量(舵角)を調整するステアリング装置であるハンドル35を駆動するモータである。ステアリングモータ95は、ハンドル35を回動させる。線引きマーカ昇降モータ87は、線引きマーカ65を昇降させる。
デフロック切替モータ96は、左右の走行車輪、具体的には、左右の前輪10を同じ回転速度で回転させるデファレンシャルロック機構97(以下、デフロック機構と称する。)の作動、および作動停止を切り替えるモータである。デフロック機構97が入り状態になることで、左右の走行車輪が同じ回転速度で回転する。
コントローラ100には、検出装置である、回転数センサ90、操舵量センサ91、傾斜センサ92などが接続される。回転数センサ90は、左右の後輪11に対応して2つ設けられ、左右の後輪11の回転数をそれぞれ検出する。なお、回転数センサ90は、左右の前輪10の回転数を検出してもよい。
操舵量センサ91は、ステアリング装置であるハンドル35の操作量、すなわち、前輪10の操舵量(舵角)を検出する。操舵量センサ91は、例えば、ピットマンアームに連結する軸上に設けられる。なお、操舵量は、ハンドル35が予め設定された直進位置になった場合の値を基準値として、左右方向それぞれに検出される。傾斜センサ92は、走行車体2の傾きである傾斜角を検出する。
また、コントローラ100には、操作信号として、変速操作レバー36、副変速操作レバー37、自律走行切替スイッチ46、植付部昇降スイッチ47、自動直進切替スイッチ45、自動旋回切替スイッチ48、線引きマーカ自動昇降スイッチ49、リモコン操作スイッチ160などから信号が入力される。
自律走行切替スイッチ46は、自律走行を実行するか否かを切り替えるスイッチである。具体的には、自律走行切替スイッチ46は、走行モードを自律走行モード、または手動走行モードに切り替えるスイッチである。
例えば、自律走行切替スイッチ46が「ON」である場合、走行モードが自律走行モードに設定される。自律走行切替スイッチ46が「OFF」である場合、走行モードが手動走行モードに設定される。自律走行切替スイッチ46が「ON」にされると、自動直進切替スイッチ45、および自動旋回切替スイッチ48が「ON」になる。なお、自動直進切替スイッチ45、および自動旋回切替スイッチ48は、いったん「ON」になった場合であっても、操縦者の操作によって「OFF」に変更可能である。
自律走行モードは、後述する自動直進モード、および自動旋回モードを含む。手動走行モードは、ティーチングモード、遠隔操作モード、および完全手動モードを含む。
ティーチングモードは、自律走行モードが実行される前段階に実行される。例えば、作業領域設定ボタン(不図示)が「ON」に操作されると走行モードがティーチングモードになる。ティーチングモードでは、圃場の情報を取得して、作業者の操作によって後述するティーチング走行が行われる。作業領域設定ボタンは、リモコン170に設けられてもよい。
遠隔操作モードは、後述する遠隔操作装置170(以下、「リモコン170」と称する。)の操作によって苗移植機1が走行し、作業を行うモードである。例えば、リモコン170の遠隔操作ボタン(不図示)が「ON」に操作されると、走行モードが遠隔操作モードになる。完全手動モードは、作業者の操作によって苗移植機1が走行し、作業が行われるモードである。完全手動モードは、ティーチングモード、および遠隔操作モード以外の手動走行モードである。完全手動モードでは、圃場の情報を取得するティーチングが行われずに、苗移植機1が走行する。作業領域設定ボタンが「OFF」であり、かつリモコン170の遠隔操作ボタンが「OFF」である手動走行モードの場合に、走行モードは、完全手動モードになる。
植付部昇降スイッチ47は、苗植付部4を昇降させるか否かを切り替えるスイッチである。植付部昇降スイッチ47は、「上昇」、および「降下」位置に変更される。
植付部昇降スイッチ47が「上昇」位置にある場合には、苗植付部4は、所定の非作業位置まで上昇し、苗植付装置55が停止する非作業状態となる。植付部昇降スイッチ47が「降下」位置にある場合には、苗植付部4は、所定の作業位置まで降下し、苗植付装置55が作動する作業状態となる。すなわち、植付部昇降スイッチ47は、苗植付部4の作業状態を検知するスイッチである。なお、苗植付部4の作業状態を検知するスイッチが別途設けられてもよい。非作業位置は、苗植付部4が所定の上昇位置まで上昇して停止する位置である。非作業位置は、所定の作業位置よりも上方の位置を含んでもよい。
線引きマーカ自動昇降スイッチ49は、ハンドル35の操作量、すなわち、前輪10の操舵量に連動して線引きマーカ65を自動的に昇降させるか否かを切り替えるスイッチである。線引きマーカ自動昇降スイッチ49が「ON」の場合には、操舵量に連動して線引きマーカ65を自動的に昇降させる制御が実行される。一方、線引きマーカ自動昇降スイッチ49が「OFF」の場合には、操舵量に連動して線引きマーカ65を自動的に昇降させる制御は、実行されない。
自動直進切替スイッチ45は、自動直進の実行を可能とするか否かを切り替えるスイッチである。自動直進切替スイッチ45が「ON」にされている場合には、走行モードが、後述する自動直進モードとなり、走行アシスト機能が有効となり、自動直進を実行可能となる。自動直進切替スイッチ45が「OFF」にされている場合には、走行アシスト機能が無効となり、自動直進を実行不能となる。
自動旋回切替スイッチ48は、自動旋回の実行を可能とするか否かを切り替えるスイッチである。自動旋回切替スイッチ48が「ON」にされている場合には、走行モードが、後述する自動旋回モードとなり、旋回アシスト機能が有効となり、自動旋回を実行可能となる。自動旋回切替スイッチ48が「OFF」にされている場合には、旋回アシスト機能が無効となり、自動旋回を実行不能となる。自動旋回切替スイッチ48が「OFF」にされている場合には、自動旋回を実行する条件が成立している場合であっても、自動旋回は実行されない。
リモコン操作スイッチ160は、リモコン170による苗移植機1の操作を可能とするか否かを切り替えるスイッチである。リモコン操作スイッチ160が「ON」にされている場合、リモコン170による操作が有効となり、リモコン170による操作が可能となる。リモコン操作スイッチ160が「OFF」にされている場合、リモコン170による操作が無効となり、リモコン170による操作が不能となる。リモコン操作スイッチ160が「OFF」にされている場合には、リモコン170からの操作は、全て拒否される。
また、コントローラ100には、位置取得装置150から走行車体2の現在の位置情報などが入力される。コントローラ100は、走行車体2が自動で走行しながら作業を行う自律走行モードを実行する。
また、コントローラ100には、リモコン170から各種情報が入力される。例えば、コントローラ100は、受信機180(図1参照)を介して、リモコン170から各種情報が入力される。受信機180は、例えば、取付ステー59(図1参照)に取り付けられ、走行車体2の前方側の上方に配置される。なお、受信機180は、複数設けられてもよい。
リモコン170は、苗移植機1を遠隔操作可能である。リモコン170は、スマートフォンなどの端末装置であってもよい。リモコン170は、作業者の操作に応じた制御信号を送信する。リモコン170は、Wi-fi(登録商標)や、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などの近距離無線通信によってコントローラ100と通信可能に接続されるが、これに限られず、近距離無線通信に加えて、あるいは代えて通信ネットワークなどを介して通信可能に接続されてもよい。
リモコン170は、例えば、方位センサや、GPSやGNSSなどの測位手段を含んでもよい。リモコン170は、リモコン170の位置情報をコントローラ100に送信してもよい。
リモコン170は、複数設けられてもよい。すなわち、コントローラ100は、複数のリモコン170から、各リモコン170の位置情報を取得可能であってもよい。
リモコン170によってブレーキ操作が行われた場合、コントローラ100は、HST14を中立状態にするとともに、副変速機構16をロックし、ブレーキ操作を実行する。例えば、コントローラ100は、副変速機構16をロックさせるロック機構を作動させる電子制御式のアクチュエータを動作させて、副変速機構16をロックする。これにより、苗移植機1は、確実に制止することができる。
リモコン170は、例えば、走行モードが自律走行モードである場合、植付クラッチ27aの切り替えを可能である。リモコン170は、例えば、走行モードが自律走行モードである場合、苗植付部4の昇降が可能である。
(自律走行モード)
ここで、苗移植機1による、圃場における自律走行(自動走行)について説明する。コントローラ100(図3参照)は、操舵輪である前輪10(図1参照)の操舵量(舵角)をフィードバックしながらステアリングモータ95(図3参照)を制御してハンドル35(図3参照)を操作する自律走行モードを有する。自律走行モードは、自動直進モードと、自動旋回モードとを含む。
自動直進モードは、走行車体2が予め設定された直進経路に沿うように、ステアリングモータ95が制御され、直進するモードである。自動直進モードでは、苗植付部4によって圃場に苗を植え付けつつ、走行車体2が操縦者の操作によらず直進する。すなわち、走行車体2を自動直進させつつ、圃場に苗を移植する走行アシスト機能が有効となり、走行アシスト機能が実行される。
自動旋回モードは、走行車体2が所定の植付終了位置に到達すると、苗植付部4による苗の植え付けを停止し、走行車体2が予め設定された旋回経路に沿うように、ステアリングモータ95が制御され、旋回するモードである。所定の植付終了位置は、例えば、作業を行った工程の走行距離や、作業を行った工程に関する位置情報などによって設定される。
自動旋回モードでは、例えば、苗植付部4が作業位置から上昇し、非作業位置に変更され、走行車体2が操縦者の操作によらず旋回する。すなわち、苗植付部4による苗の植え付けを行わずに、走行車体2を旋回させる旋回アシスト機能が有効となり、旋回アシスト機能が実行される。
なお、走行モードがティーチングモードとなり、図4に示すように、圃場の3辺La~Lcを操縦者の操作によって走行するティーチング走行がされることで、自律走行モードが実行される作業領域が設定される。図4は、第1実施形態に係るティーチング走行による作業領域の設定方法を示す図である。
例えば、作業領域設定ボタン(不図示)が操作されて、走行を開始すると、走行車体2の位置情報が辺Laの始点として記録され、走行中における走行車体2の位置情報が記録される。そして、ハンドル35が操縦者によって所定旋回角度以上回動されると、辺Laの終点が記録され、辺Laが設定される。また、辺Lbの始点における走行車体2の位置情報が記録される。所定旋回角度は、予め設定された値であり、走行車体2が畔に沿って旋回したと判定可能な角度である。
さらに、走行車体2が直進した後、ハンドル35が操縦者によって所定旋回角度以上回動されると、辺Lbの終点が記録され、辺Lbが設定される。また、辺Lcの始点における走行車体2の位置情報が記録される。
走行車体2が直進した後に、作業領域設定ボタンが操作されると、走行車体2の位置情報が、辺Lcの終点として記録され、辺Lcが設定される。3つの辺La~Lcが設定されることで、作業領域が設定される。なお、ティーチング走行では、走行車体2の直進走行時に、苗植付部4によって苗が圃場に植え付けられる。ティーチング走行は、圃場の外周に沿って植え付け作業が行われる外周工程で行われる。
作業領域が設定された圃場では、自律走行モードが実行可能となる。例えば、圃場において、辺La、または辺Lcに平行な直進走行経路に沿って自動直進が可能となる。また、辺Lb側の畔付近における旋回時に、自動旋回が可能となる。ティーチング走行において走行されなかった、圃場の辺、すなわち辺Lbと向かい合う側の畔付近における旋回時には、リモコン170の操作による旋回が可能である。
また、ティーチング走行が終了し、作業領域が設定された場合であっても、走行モードが手動走行モードである場合には、苗移植機1は、操縦者の操作によって走行し、圃場に苗を移植することができる。
ここで、ティーチング走行が行われた後に、自律走行が行われる場合の作業例について図5を参照し説明する。図5は、自律走行が行われる作業例を示す図である。ここでは、作業領域では、往復工程が行われる往復工程領域と、内周工程が行われる内周工程領域を含む。内周工程領域は、外周工程よりも1工程分内側であり、外周工程に平行な工程を含む領域である。すなわち、内周工程領域は、外周工程に対して1工程分内側にオフセットした領域である。往復工程領域は、内周工程領域よりも内側の作業領域である。
まず、往復工程領域において自律走行が行われる場合、苗移植機1は、直進走行経路に沿って自動直進し、圃場に苗を植え付ける。往復工程において、苗移植機1は、ティーチング走行によって走行した辺側(畔側)の旋回を、自動旋回によって旋回する。また、往復工程において、苗移植機1は、ティーチング走行によって走行して辺側(畔側)の旋回を、リモコン170操作による旋回を行う。リモコン170操作による旋回では、苗移植機1は、畔から所定距離手前で停止する。所定距離は、例えば、畔から3~5mの距離である。苗移植機1は、リモコン170の前進ボタンが押されると、前進を開始する。苗移植機1は、リモコン170の自動走行ボタンが押されると、自動旋回を行う。自律走行モードにおける自動旋回モードには、往復工程の両端の自動旋回が含まれる。すなわち、自律走行モードは、往復工程においてリモコン170の操作によって自動旋回することが含まれる。
前進中に、リモコン170の停止ボタンが押されると、苗移植機1は停止する。また、前進中に、リモコン170の前進ボタンが押されると、苗移植機1の速度が調整される。例えば、前進ボタンが押される回数に応じて、苗移植機1の速度が調整される。なお、このリモコン170の操作による自動旋回では、前輪10の操舵量(舵角)は、ティーチング走行に基づいて自動旋回のために予め設定された操舵量であり、リモコン170の操作によっては変更されない。
このように、苗移植機1は、往復工程を繰り返し、往復工程領域における苗の植え付けが終了すると、内周工程領域を自動直進、および自動旋回を行い、苗の植え付けを行う。
走行モードが手動走行モードであり、操縦者の操作によって苗移植機1が走行している場合に、自動直進切替スイッチ45が「ON」にされると、苗移植機1は、自動直進を実行する。すなわち、苗移植機1は、走行モードが手動走行モードであっても、走行アシスト機能を実行可能となる。
また、走行モードが手動走行モードであり、操縦者の操作によって苗移植機1が走行している場合に、自動旋回切替スイッチ48が「ON」にされると、苗移植機1は、自動旋回を実行可能となる。すなわち、苗移植機1は、走行モードが手動走行モードであっても、旋回アシスト機能を実行可能となる。
コントローラ100は、走行モードが自律走行モードから手動走行モードに変更された場合には、走行車体2を自律走行させるための走行情報を記憶する。例えば、コントローラ100は、直進経路に関する情報、旋回経路に関する情報を記憶する。走行モードが手動走行モードになった場合には、記憶した走行情報に基づいて、走行アシスト機能、および旋回アシスト機能が実行可能となる。
コントローラ100は、操縦パネル38、およびリモコン170などの操作によって、作業装置である苗植付部4における作業を設定する。コントローラ100は、苗植付部4における作業の設定を、操縦パネル38、およびリモコン170などの操作に応じて、各基準値から補正値に変更できる。すなわち、操縦パネル38、およびリモコン170などの操作に応じて、苗植付部4における作業の設定が補正された場合、コントローラ100は、操縦パネル38、およびリモコン170などの操作に応じて設定される補正値に応じて、作業を行うように苗植付部4を制御する。基準値は、苗植付部4(作業装置)における各種設定の初期値である。コントローラ100は、苗植付部4以外の作業装置の作業の設定を、操縦パネル38、およびリモコン170などの操作に応じて、各基準値から補正値に変更できる。
コントローラ100は、走行モードが切り替えられた場合、苗植付部4における作業について基準値から変更した補正値を、基準値にリセットする。コントローラ100は、苗植付部4以外の作業装置の補正値を基準値にリセットしてもよい。
コントローラ100は、苗植付部4における作業の設定が補正値となっており、かつ走行モードが手動走行モードから自律走行モードに変更された場合、補正値を基準値にリセットする。コントローラ100は、苗植付部4における作業の設定が補正値となっており、かつ走行モードが自律走行モードから手動走行モードに変更された場合、補正値を基準値にリセットする。
また、コントローラ100は、手動走行モードにおける各走行モードが切り替えられた場合にも、苗植付部4における作業について基準値から変更した補正値を、基準値にリセットする。例えば、コントローラ100は、苗植付部4における作業の設定が補正値となっており、かつ走行モードがティーチングモードから遠隔操作モード、または完全手動モードに切り替えられた場合、補正値を基準値にリセットする。
また、コントローラ100は、リモコン操作スイッチ160が「ON」から「OFF」に変更された場合、苗植付部4における作業について基準値から変更した補正値を、基準値にリセットする。
コントローラ100は、走行モードが、自律走行モード、または遠隔操作モードである場合、リモコン170の操作に応じて苗植付部4における作業を設定可能である。
(第1リセット処理)
次に、第1実施形態に係る第1リセット処理について図6を参照し説明する。図6は、第1実施形態に係る第1リセット処理を説明するフローチャートである。
コントローラ100は、走行モードが変更されたか否かを判定する(S100)。コントローラ100は、例えば、走行モードが自律走行モードから手動走行モードに変更されたか否かを判定する。また、コントローラ100は、例えば、手動走行モードの中で、走行モードが変更されたか否かを判定する。
コントローラ100は、走行モードが変更されていない場合(S100:No)、今回の処理を終了する。コントローラ100は、走行モードが変更された場合(S100:Yes)、基準値から補正値に変更されている苗植付部4(作業装置)の設定があるか否かを判定する(S101)。
コントローラ100は、基準値から補正値に変更されている苗植付部4の設定がある場合(S101:Yes)、補正値をリセットし、基準値にする(S102)。
コントローラ100は、基準値から補正値に変更されている苗植付部4の設定がない場合(S101:No)、今回の処理を終了する。
苗移植機1は、走行車体2と、苗植付部4(作業装置)と、位置取得装置150と、コントローラ100とを備える。苗植付部4は、走行車体2に取り付けられる。位置取得装置150は、走行車体2の位置情報を取得する、コントローラ100は、走行車体2の前輪10(操舵輪)の操舵量(舵角)を制御し、走行車体2を自律走行させる自律走行モードと、自律走行を行わない手動走行モードとを切り替え可能である。コントローラ100は、モードが切り替えられた場合、苗植付部4における作業について基準値から変更した補正値を、基準値にリセットする。
これにより、例えば、モードが変更される場合、苗移植機1は、モード変更前によって設定された補正値の状態で、変更後のモードで作業が継続されることを抑制できる。また、作業者は、モードの変更後に、苗植付部4の設定を基準値に対し設定することで、苗植付部4の設定を容易に行うことができる。すなわち、作業者は、同じ基準値に対してモード変更後の設定を行うことで、モード変更後の設定を容易に把握できる。
手動走行モードは、圃場の情報を取得するティーチングモード、遠隔操作によって走行する遠隔操作モード、および圃場の情報を取得するティーチングを行わずに走行する完全手動モードを含む。コントローラ100は、手動走行モードにおける各モードが切り替えられた場合、苗植付部4における作業について基準値から変更した補正値を基準値にリセットする。
これにより、作業者の操作によって走行する場合に、苗移植機1は、モード変更前によって設定された補正値の状態で、変更後のモードで作業が継続されることを抑制できる。そのため、苗移植機1は、作業者が苗植付部4の設定を基準値に戻すことを忘れた場合でも、モードの変更に応じて苗植付部4の設定を基準値に戻すことができる。
自律走行モードは、走行車体2の往復工程における一方の旋回時にリモコン170による遠隔操作によって走行する自動旋回モードを含む。コントローラ100は、自動旋回モードにおけるリモコン170の操作による旋回時には、リモコン170によって設定された補正値を維持する。
これにより、走行車体2の往復工程における一方の旋回時にリモコン170による遠隔操作によって苗移植機1を旋回させる場合に、作業者は、旋回後に、リモコン170の操作によって苗植付部4の設定を再度、補正値に設定せずに、自律走行を継続させることができる。そのため、苗移植機1は、作業者の負荷を低減することができ、操作性、および作業性を向上させることができる。
コントローラ100は、リモコン操作スイッチ160が「ON」から「OFF」に変更された場合、補正値を基準値にリセットする。
これにより、苗移植機1は、走行モードが、遠隔操作モードから、他のモードに変更される場合に、苗植付部4(作業装置)の設定を補正値から基準値にリセットする。これにより、遠隔操作モードにおいて設定されていた苗植付部4の設定が補正値の状態で残ることを防止することができる。リモコン操作スイッチ160が「OFF」にされた場合、作業者が操縦席41に着座した状態で、作業が継続されると考えられる。また、このような場合に、リモコン170の操作によって設定されていた補正値が、走行車体2、例えば操縦パネル38のモニタなどに反映されていないことがある。そのため、作業者は、現在の苗植付部4の設定を把握し難い。リモコン操作スイッチ160が「OFF」にされた場合、苗植付部4の設定を補正値から基準値にリセットすることによって、作業者は、現在の設定を容易に把握できる。
コントローラ100は、走行モードが自律走行モードであり、往復工程においてティーチングが行われていない一方の畔側の旋回を実行する場合、畔から所定距離手前の地点で、走行車体2を停止させる。コントローラ100は、リモコン170の前進ボタンが押された場合に、走行車体2を前進させ、リモコン170の停止ボタンが押されるまで、走行車体2を前進させる。そして、コントローラ100は、前進中に、リモコン170の操作による走行車体2の速度を調整可能とする。また、コントローラ100は、その際、リモコン170の操作による前輪10の操舵量(舵角)の調整を禁止し、舵角をティーチング走行に基づいて設定される操舵量に制御する。
これにより、作業者は、旋回時に走行車体2の速度を調整できる。また、苗移植機1は、予め設定される次工程に沿った旋回を行うことができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の苗移植機1について説明する。ここでは、第1実施形態と異なる箇所について説明し、第1実施形態の苗移植機1と同じ構成については、第1実施形態と同じ符号を付して、詳しい説明は省略する。
走行車体2が後進する場合、および苗植付部4が作業状態から非作業状態に変更される場合の少なくとも一方の場合、コントローラ100は、リモコン170によって設定された補正値を基準値にリセットする。例えば、走行モードが、自律走行モード、または遠隔操作モードであり、リモコン170によって設定される苗植付部4の作業の設定が補正値に設定されており、走行車体2が後進する場合、および苗植付部4が作業状態から非作業状態に変更される場合の少なくとも一方の場合、コントローラ100は、リモコン170によって設定された補正値を基準値にリセットする。
走行車体2の後進は、例えば、トラニオンアームセンサによって検出される。走行車体2の後進は、HST14の中立センサによって検出されてもよい。走行車体2の後進は、位置取得装置150からの情報に基づいて検出されてもよい。走行車体2の後進は、リモコン170の後進ボタンの操作に基づいて検出されてもよい。苗植付部4における非作業状態への変更は、例えば、センターフロートセンサによって検出される。苗植付部4における非作業状態への変更は、リンクセンサによって検出されてもよい。
(第2リセット処理)
次に、第2実施形態に係る第2リセット処理について図7を参照し説明する。図7は、第2実施形態に係る第2リセット処理を説明するフローチャートである。
コントローラ100は、走行モードが自律走行モード、および遠隔操作モードのいずれか一方であるか否かを判定する(S200)。
コントローラ100は、走行モードが、自律走行モードではなく、かつ遠隔操作モードではない場合(S200:No)、今回の処理を終了する。
コントローラ100は、走行モードが、自律走行モード、および遠隔操作モードのいずれか一方である場合(S200:Yes)、走行車体2が後進するか否かを判定する(S201)。コントローラ100は、走行車体2が後進しない場合(S201:No)、苗植付部4(作業装置)が非作業状態に変更されたか否かを判定する(S202)。
コントローラ100は、苗植付部4が非作業状態に変更されていない場合(S202:No)、今回の処理を終了する。
コントローラ100は、走行車体2が後進する場合(S201:Yes)、または苗植付部4が非作業状態に変更された場合(S202:Yes)、リモコン170の操作によって補正値に変更されている苗植付部4の設定があるか否かを判定する(S203)。
コントローラ100は、リモコン170の操作によって基準値から補正値に変更されている苗植付部4の設定がある場合(S203:Yes)、リモコン170の操作によって設定された補正値を基準値にリセットする(S204)。
コントローラ100は、基準値から補正値に変更されている苗植付部4の設定がない場合(S203:No)、今回の処理を終了する。
苗移植機1は、自律走行モード、または遠隔操作モードにおいて、リモコン170によって苗植付部4(作業装置)における作業の設定が可能である。コントローラ100は、走行車体2が後進する場合、および苗植付部4が作業状態から、非作業状態に変更される場合の少なくとも一方の場合、リモコン170の操作によって設定された苗植付部4の設定の補正値を基準値にリセットする。
これにより、自律走行モード、または遠隔操作モードによって苗移植機1が苗の植え付け作業を行っており、例えば、次工程に移動する場合に、リモコン170の操作によって設定された苗植付部4の設定が、補正値から基準値にリセットされる。例えば、直前の工程と次工程とにおいて、圃場の状態が異なる場合に、苗移植機1は、リモコン170の操作によらず、補正値を基準値にリセットする。そのため、作業者は、同じ基準値に対して次工程における苗植付部4の設定を変更することができ、苗植付部4の設定を容易に把握できる。
<変形例>
変形例に係る苗移植機1のコントローラ100は、走行モードが、ティーチングモード、および完全手動モードのいずれか一方である場合、操縦パネル38の操作に応じて作業装置における作業の設定が可能である。操縦パネル38によって設定される作業装置の作業の設定が補正値であり、走行車体2が後進、または作業装置が作業状態から非作業状態に変更される場合、コントローラ100は、操縦パネル38によって設定された補正値を基準値にリセットする。ここで、リセットされる補正値に関する作業を実行する作業装置は、苗植付部4、および施肥装置5の少なくとも1つを含む。リセットされる補正値に関する作業の設定は、部分条クラッチ(畔クラッチ)の設定、施肥装置5における減肥の設定の少なくとも1つである。作業装置が薬剤散布装置である場合、リセットされる補正値に関する作業の設定は、薬剤の散布の設定であってもよい。作業装置における補正値のうち、苗取り量、植え付け深さ、ロータの高さなどの設定は、基準値にリセットされない。なお、部分条クラッチの設定は、操縦パネル38、およびリモコン170によって設定可能である。部分条クラッチには、複数の部分条クラッチが含まれる。部分条クラッチの基準値は、全ての部分条クラッチが「ON(入り)」の状態である。部分条クラッチの補正値は、1つ以上の部分条クラッチが「OFF(切り)」の状態である。また、施肥装置5における作業状態は、肥料が圃場に供給される状態である。施肥装置5における非作業状態は、肥料が圃場に供給されない状態である。薬剤散布装置における作業状態は、薬剤が圃場に散布される状態である。薬剤散布装置における非作業状態は、薬剤が圃場に散布されない状態である。
これにより、ティーチングモード、または完全手動モードによって苗移植機1が苗の植え付け作業を行っており、例えば、次工程に移動する場合に、操縦パネル38によって設定された作業装置(例えば、苗植付部4)の設定が、補正値から基準値にリセットされる。例えば、直前の工程と次工程とにおいて、圃場の状態が異なる場合に、苗移植機1は、操縦パネル38によらず、補正値を基準値にリセットする。そのため、作業者は、同じ基準値に対して次工程における作業装置の設定を変更することができ、作業装置の設定を容易に把握できる。
また、走行車体2が後進、または作業装置が作業状態から非作業状態に変更される場合、変形例に係る苗移植機1は、部分条クラッチの設定、減肥の設定、および薬剤の散布の設定の少なくとも1つの補正値を基準値にリセットする。これにより、作業者は、同じ基準値に対して、例えば、次工程におけるこれらの設定を行うことができ、作業装置の設定を容易に把握できる。
変形例に係る苗移植機1は、走行モードにかかわらず、走行車体2が後進、または作業装置が作業状態から非作業状態に変更される場合に、作業装置(例えば、苗植付部4)の設定を補正値から基準値にリセットしてもよい。
変形例に係る苗移植機1は、走行モードが手動走行モードから自律走行モードに変更された場合に、リモコン170の操作によって設定されていた作業装置(例えば、苗植付部4)の設定を補正値から基準値にリセットしてもよい。
変形例に係る苗移植機1は、走行モードが自律走行モードから手動走行モードに変更された場合に、リモコン170の操作によって設定されていた作業装置(例えば、苗植付部4)の設定を補正値から基準値にリセットしてもよい。
変形例に係る苗移植機1は、副変速機構16が移動速になった場合に、リモコン170の操作によって設定されていた作業装置(例えば、苗植付部4)の設定を補正値から基準値にリセットしてもよい。これにより、圃場間を移動する場合、苗移植機1は、移動前の圃場における作業装置における設定の補正値を残さずに、次の圃場に移動する。そのため、作業者は、次の圃場における作業装置の設定を基準値に対して行うことができる。副変速機構16における移動速の検出は、副変速操作レバー37のアーム部に設けられたセンサによって検出される。
変形例に係る苗移植機1は、副変速機構16が移動速になり、移動が検出された場合に、リモコン170の操作によって設定されていた作業装置(例えば、苗植付部4)の設定を補正値から基準値にリセットしてもよい。この移動の検出は、後輪11に設けられた回転センサによって検出される。移動の検出は、前輪10に設けられた回転センサによって検出されてもよい。移動の検出は、位置取得装置150から取得される位置情報に基づいて検出されてもよい。移動の検出は、位置取得装置150から取得される方位情報に基づいて検出されてもよい。移動の検出は、位置取得装置150から取得されるピッチ角の変化情報に基づいて検出されてもよい。移動の検出は、位置取得装置150から取得されるロール角の変化情報に基づいて検出されてもよい。
変形例に係る苗移植機1は、コントローラ100への電力供給が停止した場合に、リモコン170の操作によって設定されていた作業装置(例えば、苗植付部4)の設定を補正値から基準値にリセットしてもよい。変形例に係る苗移植機1は、エンジン30が停止してから所定時間(例えば、2時間)経過し、コントローラ100への電力供給が停止した場合に、リモコン170の操作によって設定されていた作業装置(例えば、苗植付部4)の設定を補正値から基準値にリセットしてもよい。変形例に係る苗移植機1は、リモコン170との通信が途絶えてから所定時間過ぎた場合に、リモコン170の操作によって設定されていた作業装置(例えば、苗植付部4)の設定を補正値から基準値にリセットしてもよい。
変形例に係る苗移植機1は、苗移植機1の周囲の人の状況に応じて、警告ホーンによる警告音の発生を制御してもよい。例えば、苗移植機1は、苗移植機1の周囲に人がいる場合、警告ホーンを鳴らして警告を行い、苗移植機1の周囲に人がいない場合、警告ホーンを鳴らさずに警告を行わない。
苗移植機1は、操縦席41に着座スイッチを設け、操縦席41に作業者が座り、着座スイッチが「ON」になると、警告ホーンを鳴らさずに、音圧が小さい電子ブザーが鳴るようにしてもよい。操縦パネル38のモニタの設定、操縦パネル38に設けたボタンの操作、リモコン170のボタン操作、操縦席41の横に設けたボタンの操作、走行車体2の中央部の手摺りに設けたボタンの操作、施肥装置5の下部に設けたボタンの操作、施肥装置情報のボタン操作、取付ステー59に設けたボタンの操作、および予備苗枠50に設けたボタンの操作の少なくとも1つによって作業者の着座の有無が切り替えられてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 苗移植機(作業車両)
2 走行車体
4 苗植付部(作業装置、植付装置)
10 前輪(操舵輪)
11 後輪
35 ハンドル
38 操縦パネル(操作部)
91 操舵量センサ
100 コントローラ(制御装置)
150 位置取得装置
160 リモコン操作スイッチ
170 遠隔操作装置(リモコン)

Claims (8)

  1. 走行車体と、
    前記走行車体に取り付けられる作業装置と、
    前記走行車体の位置情報を取得する位置取得装置と、
    前記走行車体の操舵輪の舵角を制御し、前記走行車体を自律走行させる自律走行モードと、前記自律走行を行わない手動走行モードとを切り替え可能な制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記モードが切り替えられた場合、前記作業装置における作業について基準値から変更した補正値を、前記基準値にリセットする、作業車両。
  2. 前記手動走行モードは、圃場の情報を取得するティーチングモード、遠隔操作によって走行する遠隔操作モード、および圃場の情報を取得するティーチングを行わずに走行する完全手動モードを含み、
    前記制御装置は、前記手動走行モードにおける各モードが切り替えられた場合、前記補正値を前記基準値にリセットする、請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記自律走行モードは、前記走行車体の往復工程における一方の旋回時にリモコンによる遠隔操作によって旋回する自動旋回モードを含み、
    前記制御装置は、前記自動旋回モードにおける前記リモコンの操作による旋回時には、前記リモコンによって設定された前記補正値を維持する、請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記自律走行モード、および前記遠隔操作モードにおいて、リモコンによって前記作業装置における作業の設定が可能であり、
    前記制御装置は、前記走行車体が後進する場合、および前記作業装置が作業状態から、非作業状態に変更される場合の少なくとも一方の場合、前記リモコンの操作によって設定された作業の設定の前記補正値を前記基準値にリセットする、請求項2または3に記載の作業車両。
  5. 前記制御装置は、前記ティーチングモード、および前記完全手動モードにおいて、前記走行車体に設けられた操作部の操作に応じて前記作業装置における作業の設定が可能であり、前記走行車体が後進する場合、および前記作業装置が作業状態から、非作業状態に変更される場合の少なくとも一方の場合、前記操作部によって設定された前記補正値を前記基準値にリセットする、請求項2~4のいずれか1つに記載の作業車両。
  6. 前記作業装置は、圃場に苗を植え付ける植付装置、圃場に肥料を散布する施肥装置、および圃場に薬剤を散布する薬剤散布装置の少なくとも1つを含み、
    前記操作部によって設定される作業の設定のうち、前記走行車体が後進する場合、または前記作業装置が作業状態から、非作業状態に変更される場合に、前記基準値にリセットされる作業の設定は、部分条クラッチの設定、施肥量の減肥の設定、および薬剤の散布の設定の少なくとも1つを含む、請求項5に記載の作業車両。
  7. 隔操作によって走行する遠隔操作モードをONにするスイッチを備え、
    前記制御装置は、前記スイッチがONからOFFに変更された場合に、前記補正値を前記基準値にリセットする、請求項1~6のいずれか1つに記載の作業車両。
  8. 前記制御装置は、
    前記自動旋回モードにおいて、前記一方の旋回を実行する場合に、畔から所定距離手前の地点で、前記走行車体を停止させ、前記リモコンの前進ボタンが押された場合に、前記走行車体を前進させ、前記リモコンの停止ボタンが押されるまで前記走行車体を前進させ、
    前記前進中、前記リモコンによる前記走行車体の速度調整を可能とし、前記リモコンによる前記舵角の調整を禁止し、前記舵角をティーチングによる走行に基づいて設定される舵角に制御する、請求項3に記載の作業車両。
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