JP2023095542A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】エッジ効果を維持しつつ耐摩耗性を向上することができるタイヤを提供する。【解決手段】空気入りタイヤは、主溝12B、12Dと横溝14E、14Fとで区画された複数の第1ブロック16Dがタイヤ周方向Cに並んだ第1ブロック列18Dとをトレッド10に備える空気入りタイヤにおいて、複数の横溝14E、14Fは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延びる第1横溝14Eと、タイヤ幅方向Wに対して第1横溝14Eと逆向きに傾斜する第2横溝14Fとを備え、第1横溝14Eと第2横溝14Fとが交互に並べて設けられ、第1ブロック16Dは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延びる第1サイプ24gと、タイヤ幅方向Wに対して第1サイプ24gと逆向きに傾斜する第2サイプ24hと、第1サイプ24gと第2サイプ24hの端部を連結する第1連結部26aとを備え、第1連結部26aは、第1サイプ24g及び第2サイプ24hより浅い凹部からなる。【選択図】図5

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤにおいては、タイヤ周方向に延びる主溝とタイヤ幅方向に延びる横溝とにより形成されるブロックをトレッドに備えるものがある。このようなブロックを持つタイヤでは、エッジ効果を発揮するため、主溝からブロックの幅方向の中央に向かって延び、ブロックの踏面内で湾曲して主溝へ延びるV字状のサイプを設けることがある(例えば、下記特許文献1参照)。ここで、エッジ効果とは、サイプやノッチなどにより形成される陸部の角で氷雪路などの滑りやすい路面を引っ掻くことでグリップ力を増す効果をいう。
上記のようなV字状のサイプは連続した細溝をなしているために、陸部の剛性低下によって偏摩耗性の悪化を招く場合がある。
特開2018-167718号公報
本発明は、エッジ効果を維持しつつ耐摩耗性を向上することができるタイヤを提供することを目的とする。
本実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延びる複数の主溝と、タイヤ周方向に間隔をあけて設けられた複数の横溝と、前記主溝と前記横溝とで区画された複数の第1ブロックがタイヤ周方向に並んだ第1ブロック列とをトレッドに備える空気入りタイヤにおいて、複数の前記横溝は、タイヤ幅方向に対して傾斜して延びる第1横溝と、タイヤ幅方向に対して前記第1横溝と逆向きに傾斜する第2横溝とを備え、前記第1横溝と前記第2横溝とが交互に並べて設けられ、前記第1ブロックは、タイヤ幅方向に対して傾斜して延びる第1サイプと、タイヤ幅方向に対して前記第1サイプと逆向きに傾斜する第2サイプと、前記第1サイプと前記第2サイプの端部を連結する第1連結部とを備え、前記第1連結部は、前記第1サイプ及び前記第2サイプより浅い凹部からなる。
本発明では、上記の特徴を備えることにより、エッジ効果を維持しつつ耐摩耗性を向上することができる。
一実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図。 図1のトレッドパターンの要部拡大平面図。 図2のIII-III線断面図。 一実施形態に係る空気入りタイヤの要部を拡大して示す斜視図。 図1のトレッドパターンの要部拡大平面図。 図5のVI-VI線断面図。 変更例に係るトレッドパターンの要部拡大平面図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
一実施形態に係るタイヤは、空気入りタイヤであり、左右一対のビード部及びサイドウォールと、左右のサイドウォールの径方向外方端部同士を連結するように両サイドウォール間に設けられたトレッドとを備えて構成されている。タイヤの内部構成は、特に限定されず、例えば、ビードに埋設された環状のビードコアと、一対のビード間にトロイダル状に延びるラジアル構造のカーカスプライと、トレッドにおいてカーカスプライのタイヤ径方向外側に設けられたベルト及びトレッドゴム等を有して構成される。本実施形態では、トレッドパターン以外については一般的なタイヤ構造を採用することができる。
なお、本明細書における各形状及び寸法等は、特に断らない限り、タイヤを正規リムに装着して正規内圧を充填した無負荷の正規状態でのものである。正規リムとは、JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、又はETRTO規格における「Measuring Rim」である。正規内圧とは、JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の「最大値」、又はETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」である。
(1)トレッド10の基本構成
図1は、一実施形態に係るタイヤのトレッド10の一部展開図である。図中、符号CLは、タイヤ幅方向中心に相当するタイヤ赤道面を示す。符号Wは、タイヤ幅方向(タイヤ軸方向とも称される。)を示し、タイヤ幅方向W内側とはタイヤ赤道面CLに近づく方向をいい、タイヤ幅方向W外側とはタイヤ赤道面CLから離れる方向をいう。符号Cは、タイヤ回転軸を中心とした円周上の方向であるタイヤ周方向を示す。
図1に示すタイヤは、車両に装着される際の表裏の指定があるタイヤであり、すなわち、車両に装着する際に外側に装着される面と内側に装着される面とが指定されている。そのため、タイヤの例えばサイドウォール表面には、車両への装着向きを指定するための表示が設けられている。図1中、符号OUTで示す側が車両装着姿勢において外側(車両外側)に向き、符号INで示す側が車両装着姿勢において内側(車両内側)に向くように、車両に装着される。
図1に示すように、トレッド10の表面には、タイヤ周方向Cに延びる主溝12A、12B、12C、12Dと、タイヤ幅方向Wに延びる横溝14A、14B、14C、14D、14E、14F、14G、14Hと、ブロック16A、16B、16C、16D、16Eが設けられている。
詳細には、トレッド10には、タイヤ赤道面CLを挟んでその両側に配された一対の中央主溝12A、12Bと、一対の中央主溝12A、12Bのタイヤ幅方向外側にそれぞれ配された一対のショルダー主溝12C、12Dとの4本が設けられている。
本実施形態では、車両内側INの内側中央主溝12A、車両内側INの内側ショルダー主溝12C、及び車両外側OUTの外側ショルダー主溝12Dが、タイヤ周方向Cに略直線状に延び、車両外側OUTの外側中央主溝12Bが屈曲しながらジグザグ状にタイヤ周方向Cに延びている。
なお、内側中央主溝12A、内側ショルダー主溝12C、及び外側ショルダー主溝12Dはジグザク状の主溝であってもよく、外側中央主溝12Bは直線状の主溝であってもよい。すなわち、主溝12A、12B、12C、12Dは、タイヤ周方向Cに延びる溝であれば、必ずしもタイヤ周方向Cに平行でなくてもよく、傾斜しつつタイヤ周方向Cに延びる溝でもよい。
内側中央主溝12Aと外側中央主溝12Bの間には、中央ブロック列18Aが設けられている。中央ブロック列18Aは、第1中央横溝14Aによってタイヤ周方向Cに分断された複数の中央ブロック16Aを備える。中央横溝14Aは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延び、内側中央主溝12Aと外側中央主溝12Bに開口する溝である。
中央ブロック16Aには、第1中央横溝14Aと逆向きに傾斜する第2中央横溝14Bが設けられている。第2中央横溝14Bは、一端が内側中央主溝12Aに開口し、他端が中央ブロック16A内で終端する溝である。第1中央横溝14A及び第2中央横溝14Bは、タイヤ周方向Cに交互に設けられている。なお、第1中央横溝14A及び第2中央横溝14Bは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延びる溝であれば、直線状でも、湾曲線状でも、屈曲部を有した溝でもよい。
内側中央主溝12Aと内側ショルダー主溝12Cの間には、内側中間ブロック列18Bが設けられている。内側中間ブロック列18Bは、内側中間横溝14Cによってタイヤ周方向Cに分断された複数の内側中間ブロック16Bを備える。
内側中間横溝14Cは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延び、内側中央主溝12Aと内側ショルダー主溝12Cに開口する溝である。内側中間横溝14Cは、タイヤ周方向Cに交互に設けられている。内側中間横溝14Cは直線状の溝からなる。なお、内側中間横溝14Cは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延びる溝であれば、直線状でも、湾曲線状でも、屈曲部を有した溝でもよい。
内側中間横溝14Cがタイヤ幅方向Wに対して傾斜して延びているため、内側中間ブロック16Bは鋭角部16B1と鈍角部16B2を備える。鋭角部16B1は、内側中間横溝14Cが内側ショルダー主溝12Cと鋭角に交わって形成された角部である。鈍角部16B2は、内側中間横溝14Cが内側ショルダー主溝12Cと鈍角に交わって形成された角部である。鋭角部16B1及び鈍角部16B2はタイヤ周方向Cに交互に設けられている。
内側ショルダー主溝12Cのタイヤ幅方向外側(即ち、内側ショルダー主溝12Cと接地端の間)には、内側ショルダーブロック列18Cが設けられている。内側ショルダーブロック列18Cは、内側ショルダー横溝14Dによってタイヤ周方向Cに分断された複数の内側ショルダーブロック16Cを備える。
内側ショルダー横溝14Dは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延び、内側ショルダー主溝12C及び接地端に開口する溝である。内側ショルダー主溝12Cに開口する内側ショルダー横溝14Dの開口部は、内側中間横溝14Cの延長線上に形成されている。内側ショルダー横溝14Dは屈曲部を有する溝からなる。なお、内側ショルダー横溝14Dは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延びる溝であれば、直線状でも、湾曲線状でも、屈曲部を有した溝でもよい。
内側ショルダー横溝14Dがタイヤ幅方向Wに対して傾斜して延びているため、内側ショルダーブロック16Cは鋭角部16C1と鈍角部16C2を備える。鋭角部16C1は、内側ショルダー横溝14Dが内側ショルダー主溝12Cと鋭角に交わって形成された角部である。鈍角部16C2は、内側ショルダー横溝14D及が内側ショルダー主溝12Cと鈍角に交わって形成された角部である。
内側ショルダーブロック16Cの鋭角部16C1及び鈍角部16C2も、内側中間ブロック16Bの鋭角部16B1及び鈍角部16B2と同様、タイヤ周方向Cに交互に設けられている。内側ショルダーブロック16Cの鋭角部16C1は、内側中間ブロック16Bの鈍角部16B2と内側中間横溝14Cを延長する方向に対向する。内側ショルダーブロック16Cの鈍角部16C2は、内側中間ブロック16Bの鋭角部16B1と内側中間横溝14Cを延長する方向に対向する。
外側中央主溝12Bと外側ショルダー主溝12Dの間には、外側中間ブロック列18Dが設けられている。外側中間ブロック列18Dは、第1外側中間横溝14Eによってタイヤ周方向Cに分断された複数の外側中間ブロック16Dを備える。第1外側中間横溝14Eは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延び、外側中央主溝12Bと外側ショルダー主溝12Dに開口する溝である。
外側中間ブロック16Dには、第1外側中間横溝14Eと逆向きに傾斜する第2外側中間横溝14Fが設けられている。第2外側中間横溝14Fは、一端が外側ショルダー主溝12Dに開口し、他端が外側中間ブロック16D内で終端する溝である。第1外側中間横溝14E及び第2外側中間横溝14Fは、タイヤ周方向Cに交互に設けられている。なお、第1外側中間横溝14E及び第2外側中間横溝14Fは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延びる溝であれば、直線状でも、湾曲線状でも、屈曲部を有した溝でもよい。また、第2外側中間横溝14Fは、図7に示すように、一端が外側ショルダー主溝12Dに開口し、他端が外側中央主溝12Bに開口してもよい。
外側ショルダー主溝12Dのタイヤ幅方向外側(即ち、外側ショルダー主溝12Dと接地端の間)には、外側ショルダーブロック列18Eが設けられている。外側ショルダーブロック列18Eは、第1外側ショルダー横溝14Gによってタイヤ周方向Cに分断された複数の外側ショルダーブロック16Eを備える。第1外側ショルダー横溝14Gは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延び、外側ショルダー主溝12Dと接地端に開口する溝である。
外側ショルダーブロック16Eには、第1外側ショルダー横溝14Gと平行に延びる第2外側ショルダー横溝14Hが設けられている。第2外側ショルダー横溝14Hは、一端が接地端に開口し、他端が外側ショルダーブロック16E内で終端する溝である。第1外側ショルダー横溝14G及び第2外側ショルダー横溝14Hは、タイヤ周方向Cに交互に設けられている。なお、第1外側ショルダー横溝14G及び第2外側ショルダー横溝14Hは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延びる溝であれば、直線状でも、湾曲線状でも、屈曲部を有した溝でもよい。
(2)内側中間ブロック16B及び内側ショルダーブロック16C
次に、内側中間ブロック16B及び内側ショルダーブロック16Cについて説明する。図1及び図2に示すように、内側中間ブロック16B及び内側ショルダーブロック16Cには、それぞれ補強突起20、22が設けられている。
補強突起20は、内側中間ブロック16Bのショルダー主溝12Cに面した側壁16B3における鋭角部側からショルダー主溝12Cの中心へ向かって(側壁16B3と対向する内側ショルダーブロック16Cの側壁16B3へ向かって)突出している。補強突起20は、図3に示すように、内側中間ブロック16Bの踏面16B4からショルダー主溝12Cの溝底12C1にかけて設けられている。
補強突起20は、図3に示すように、内側中間ブロック16Bの踏面16B4に連結され溝底12C1側に向かって延びる踏面側傾斜面20aと、踏面側傾斜面20aに連結されさらに溝底12C1側に向かって延びる溝底側傾斜面20bとを備える。
踏面側傾斜面20aはタイヤ径方向に対して傾斜している。溝底側傾斜面20bはタイヤ径方向にほぼ平行に設けられている。つまり、踏面側傾斜面20aのタイヤ径方向に対する傾斜角度θ1は、溝底側傾斜面20bのタイヤ径方向に対する傾斜角度よりも大きい。θ1は例えば25°以上65°以下である。
なお、溝底側傾斜面20bは、タイヤ径方向に対する傾斜角度が踏面側傾斜面20aの傾斜角度θ1より小さければ、タイヤ径方向に対して傾斜してもよく、例えば、タイヤ径方向に対する溝底側傾斜面20bの傾斜角度は10°以下とすることができる。
溝底側傾斜面20bより溝底12C1側には、溝底側傾斜面20bと溝底12C1とを滑らかに連結する曲面が設けられている。
補強突起22は、内側ショルダーブロック16Cのショルダー主溝12Cに面した側壁16C3における鋭角部側から内側ショルダー主溝12Cの中心へ向けて(内側中間ブロック16Bの側壁16B3へ向けて)突出している。補強突起22は、内側ショルダーブロック16Cの踏面16C4からショルダー主溝12Cの溝底12C1にかけて設けられている。このような補強突起22は、内側ショルダーブロック16Cに設けられた補強突起20とタイヤ周方向Cで互い違いに配置されている(図1及び図2参照)。
補強突起22は、内側ショルダーブロック16Cの踏面16C4に連結され溝底12C1側に向かって延びる踏面側傾斜面22aと、踏面側傾斜面22aに連結されさらに溝底12C1側に向かって延びる溝底側傾斜面22bとを備える。
踏面側傾斜面22aはタイヤ径方向に対して傾斜している。溝底側傾斜面22bはタイヤ径方向にほぼ平行に設けられている。つまり、踏面側傾斜面22aのタイヤ径方向に対する傾斜角度θ2は、溝底側傾斜面22bのタイヤ径方向に対する傾斜角度よりも大きい。θ2は例えば25°以上65°以下である。
なお、溝底側傾斜面22bは、タイヤ径方向に対する傾斜角度が踏面側傾斜面22aの傾斜角度θ2より小さければ、タイヤ径方向に対して傾斜してもよく、例えば、タイヤ径方向に対する溝底側傾斜面22bの傾斜角度は10°以下とすることができる。
溝底側傾斜面22bより溝底12C1側には、溝底側傾斜面22bと溝底12C1とを滑らかに連結する曲面が設けられている。
補強突起20、22の溝底側傾斜面20b、22bは、内側ショルダー主溝12Cの溝底12C1からの高さHが内側ショルダー主溝12Cの深さD0の50%以上であることが好ましい。つまり、踏面側傾斜面20a、22aは、内側ショルダー主溝12Cの深さD0の50%の位置より踏面側に設けられていることが好ましい。例えば、内側ショルダー主溝12Cの深さD0は5~10cmでもよく、溝底側傾斜面20b、22bの高さHは5~8.5cmでもよく、踏面側傾斜面20a、22aの高さ(タイヤ径方向の長さ)は1~3cmでもよい。
また、内側中間ブロック16B及び内側ショルダーブロック16Cには、サイプが設けられてもよい。本実施形態では、内側中間ブロック16Bに3つのサイプ24a、24b、24cが設けられ、内側ショルダーブロック16Cに3つのサイプ24d、24e、24fが設けられている。
本明細書において、サイプとは、ブロックに形成された切り込みをいい、微小な溝幅を持つ。サイプの溝幅は、特に限定されず、例えば、0.1~1.5mmでもよく、0.2~1.0mmでもよく、0.3~0.8mmでもよい。なお、サイプは、タイヤ幅方向Wに延びる細溝であれば、必ずしもタイヤ幅方向Wに平行でもなくてもよく、傾斜しつつタイヤ幅方向Wに延びる細溝でもよい。また、サイプは、直線状でも、湾曲線状でも、屈曲部を有したものでもよい。
図2及び図4に示すように、内側中間ブロック16Bに設けられた3つのサイプ24a、24b、24cは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延び、内側ショルダー主溝12Cに開口する。
具体的には、サイプ24aは、補強突起20に開口する鋭角側サイプである。図3に示すように、内側中間ブロック鋭角側サイプ24aの深さD1は、内側ショルダー主溝12Cの深さD0と同じ深さでもよく、また浅くてもよい。内側中間ブロック鋭角側サイプ24aの深さD1は、その延在方向において一定でもよく、また延在方向において変化してもよい。例えば、内側ショルダー主溝12Cへの開口端部で浅く形成され、延在方向の中央部で開口端部より深く形成されてもよい。
当該開口端部での深さD11は、踏面側傾斜面20aの下端位置(溝底側傾斜面20bの上端位置)より浅くてもよく、例えば、内側ショルダー主溝12Cの深さD0の 10%以上90%以下でもよい。また、内側中間ブロック鋭角側サイプ24aは、溝底側傾斜面20bに開口することなく踏面側傾斜面20aに開口してもよい。
また、内側中間ブロック鋭角側サイプ24aの延在方向の中央部での深さD1は、踏面側傾斜面20aの下端位置より深くてもよく、例えば、内側ショルダー主溝12Cの深さD0の50%以上 90%以下でもよい。
サイプ24bは、内側中間ブロック16Bのタイヤ周方向Cの中央部に設けられたサイプであって、内側中間ブロック16Bの側壁16B3から突出する補強突起20の付け根に開口する内側中間ブロック中間サイプ24bである。
サイプ24cは、内側中間ブロック16Bの側壁16B3における鈍角部側(つまり、内側ショルダーブロック16Cの補強突起22とタイヤ幅方向Wに対向する位置)に開口する内側中間ブロック鈍角側サイプ24cである。
なお、内側中間ブロック鋭角側サイプ24a、内側中間ブロック中間サイプ24b、及び内側中間ブロック鈍角側サイプ24cは、内側中間横溝14Cと平行に設けられているが、内側中間横溝14Cに対して傾斜して延びる溝であってもよい。また、内側中間ブロック鋭角側サイプ24a及び内側中間ブロック鈍角側サイプ24cは、内側中央主溝12Aにも開口しており、内側中間ブロック16Bを完全に横断するように設けられているが、必ずしも完全に横断していなくてもよい。また、内側中間ブロック中間サイプ24bは、図示した例のように完全に内側中間ブロック16Bを横断していなくてもよいが、完全に横断してもよい。
図2に示すように、内側ショルダーブロック16Cに設けられた3つのサイプ24d、24e、24fは、タイヤ幅方向Wに対して傾斜して延び、内側ショルダー主溝12Cに開口する。
具体的には、サイプ24dは補強突起22に開口する内側ショルダーブロック鋭角側サイプである。内側ショルダーブロック鋭角側サイプ24dは、図2に示すように、内側ショルダーブロック16Cに設けられた内側中間ブロック鈍角側サイプ24cの延長上に設けられてもよい。
内側ショルダーブロック鋭角側サイプ24dの深さD2は、内側中間ブロック16Bに設けられた内側中間ブロック鋭角側サイプ24aと同様、内側ショルダー主溝12Cの深さD0と同じ深さでもよく、また浅くてもよい。内側ショルダーブロック鋭角側サイプ24dの深さD2は、その延在方向において一定でもよく、また延在方向において変化してもよい。例えば、内側ショルダー主溝12Cへの開口端部で浅く形成され、延在方向の中央部で開口端部より深く形成されてもよい。
当該開口端部での深さD21は、踏面側傾斜面22aの下端位置(溝底側傾斜面22bの上端位置)より浅くてもよく、例えば、内側ショルダー主溝12Cの深さD0の 10%以上90%以下でもよい。また、内側ショルダーブロック鋭角側サイプ24dは、溝底側傾斜面22bに開口することなく踏面側傾斜面22aに開口してもよい。
また、内側ショルダーブロック鋭角側サイプ24dの延在方向の中央部での深さD2は、踏面側傾斜面22aの下端位置より深くてもよく、例えば、内側ショルダー主溝12Cの深さD0の50%以上 90%以下でもよい。
サイプ24eは、内側ショルダーブロック16Cのタイヤ周方向Cの中央部に設けられたサイプであって、内側ショルダーブロック16Cの側壁16C3から突出する補強突起22の付け根に開口する付け根サイプである。内側ショルダーブロック中間サイプ24eは、図2に示すように、内側ショルダーブロック16Cに設けられた内側中間ブロック中間サイプ24bの延長上に設けられてもよい。
サイプ24fは、内側ショルダーブロック16Cの側壁16C3における鈍角部側(つまり、内側中間ブロック16Bの補強突起20とタイヤ幅方向Wに対向する位置)に開口する内側ショルダーブロック鈍角側サイプ24fである。内側ショルダーブロック鋭角側サイプ24dは、図2に示すように、内側ショルダーブロック16Cに設けられた内側中間ブロック鈍角側サイプ24cの延長上に設けられてもよい。
なお、内側ショルダーブロック鋭角側サイプ24d、内側ショルダーブロック中間サイプ24e、及び内側ショルダーブロック鈍角側サイプ24fは、内側ショルダー横溝14Dと平行に設けられているが、内側ショルダー横溝14Dに対して傾斜して延びる溝であってもよい。
(3)中央ブロック16A及び外側中間ブロック16D
次に、中央ブロック16A及び外側中間ブロック16Dについて説明する。図1及び図5に示すように、中央ブロック16A及び外側中間ブロック16Dには、それぞれタイヤ幅方向Wに対して傾斜して延びる複数のサイプとサイプを連結する連結部が設けられている。
具体的には、外側中間ブロック16Dに第1中間サイプ24g、第2中間サイプ24h、第3中間サイプ24i、第4中間サイプ24j、第1中間連結部26a及び第2中間連結部26bが設けられている。
図5に示すように、第1中間サイプ24gは、タイヤ幅方向Wに対して第1外側中間横溝14Eと逆向きに傾斜して延びる。第1中間サイプ24gは、一端24g1が外側中間ブロック16Dに設けられた第1中間連結部26aに接続され、他端が第1外側中間横溝14Eに面した外側中間ブロック16Dの側壁16D1に開口している。
第2中間サイプ24hは、タイヤ幅方向Wに対して第2外側中間横溝14Fと逆向きに傾斜して延びる。つまり、第2中間サイプ24hは、タイヤ幅方向Wに対して第1中間サイプ24gと逆向きに傾斜して延びる。第2中間サイプ24hの一端24h1は、第1中間サイプ24gの一端24g1よりタイヤ周方向Cにズレた位置に配置され、外側中間ブロック16Dに設けられた第1中間連結部26aに接続されている。第2中間サイプ24hの他端は、第2外側中間横溝14Fに面した外側中間ブロック16Dの側壁16D2に開口している。
第3中間サイプ24iは、タイヤ幅方向Wに対して第2外側中間横溝14Fと逆向きに傾斜して延びる。第3中間サイプ24iの一端24i1は、外側中間ブロック16Dに設けられた第2中間連結部26bに接続されている。第3中間サイプ24iの他端は、外側中央主溝12Bに面した外側中間ブロック16Dの側壁16D3に開口している。なお、図7に示すように、外側中間ブロック16Dを貫通するように第2外側中間横溝14Fを設け、第3中間サイプ24iの他端は、第2外側中間横溝14Fに面した外側中間ブロック16Dの側壁16D2に開口してもよい。
第4中間サイプ24jは、タイヤ幅方向Wに対して第1外側中間横溝14Eと逆向きに傾斜して延びる。つまり、第4中間サイプ24jは、タイヤ幅方向Wに対して第3中間サイプ24iと逆向きに傾斜して延びる。第4中間サイプ24jの一端24j1は、第3中間サイプ24iの一端24i1よりタイヤ周方向Cにズレた位置に配置され、外側中間ブロック16Dに設けられた第2中間連結部26bに接続されている。第4中間サイプ24jの他端は第1外側中間横溝14Eに面した外側中間ブロック16Dの側壁16D1に開口している。
第1中間連結部26aは、外側中間ブロック16Dの踏面から凹んだ凹部からなり、図5に示すような平面視において台形状をなしている。第1中間連結部26aは、タイヤ周方向Cに離れて配置された第1中間サイプ24g及び第2中間サイプ24hの一端24g1,24h1を連結する。
図6に示すように、第1中間連結部26aの深さは、第1中間サイプ24g及び第2中間サイプ24hの深さよりも浅い。例えば、第1中間連結部26aの深さは1.0~4.0mmとすることができる。第1中間連結部26aは、第1中間サイプ24g及び第2中間サイプ24hの先端に近づくほど(タイヤ幅方向W内側に近づくほど)深くなる傾斜底面26a1を備える。
第2中間連結部26bは、第1中間連結部26aと同様、外側中間ブロック16Dの踏面から凹んだ凹部からなり、図5に示すような平面視において台形状をなしている。第2中間連結部26bは、タイヤ周方向Cに離れて配置された第3中間サイプ24i及び第4中間サイプ24jの一端24i1,24j1を連結する。
第2中間連結部26bの深さは、第3中間サイプ24i及び第4中間サイプ24jの深さよりも浅い。例えば、第2中間連結部26bの深さは1.0~4.0mmとすることができる。第2中間連結部26bは、第3中間サイプ24i及び第4中間サイプ24jの先端に近づくほど(タイヤ幅方向W内側に近づくほど)深くなる傾斜底面26b1を備える。
このような第1中間連結部26aと第2中間連結部26bは、タイヤ幅方向Wにずらして配置され、かつ、タイヤ周方向Cに交互に設けられている。
また、本実施形態では、中央ブロック16Aに第1中央サイプ24k、第2中央サイプ24l、第3中央サイプ24m、第4中央サイプ24n、第1中央連結部28a及び第2中央連結部28bが設けられている。
図5に示すように、第1中央サイプ24kは、タイヤ幅方向Wに対して第1中央横溝14Aと逆向きに傾斜して延びる。第1中央サイプ24kは、一端24k1が中央ブロック16Aに設けられた第1中央連結部28aに接続され、他端が外側中央主溝12Bに面した中央ブロック16Aの側壁16A1に開口している。
第2中央サイプ24lは、タイヤ幅方向Wに対して第2中央横溝14Bと逆向きに傾斜して延びる。つまり、第2中央サイプ24lは、タイヤ幅方向Wに対して第1中央サイプ24kと逆向きに傾斜して延びる。第2中央サイプ24lの一端24l1は、第1中央サイプ24kの一端24k1よりタイヤ周方向Cにズレた位置に配置され、中央ブロック16Aに設けられた第1中央連結部28aに接続されている。第2中央サイプ24lの他端は、外側中央主溝12Bに面した中央ブロック16Aの側壁16A1に開口している。
第3中央サイプ24mは、タイヤ幅方向Wに対して第2中央横溝14Bと逆向きに傾斜して延びる。第3中央サイプ24mの一端24m1は、外側中間ブロック16Dに設けられた第2中央連結部28bに接続されている。第3中央サイプ24mの他端24mは、内側中央主溝12Aに面した中央ブロック16Aの側壁16A2に開口している。
第4中央サイプ24nは、タイヤ幅方向Wに対して第1中央横溝14Aと逆向きに傾斜して延びる。つまり、第4中央サイプ24nは、タイヤ幅方向Wに対して第3中央サイプ24mと逆向きに傾斜して延びる。第4中央サイプ24nの一端24n1は、第3中央サイプ24mの一端24m1よりタイヤ周方向Cにズレた位置に配置され、中央ブロック16Aに設けられた第2中央連結部28bに接続されている。第4中央サイプ24nの他端は、内側中央主溝12Aに面した中央ブロック16Aの側壁16A2に開口している。
第1中央連結部28aは、中央ブロック16Aの踏面から凹んだ凹部からなり、図5に示すような平面視において台形状をなしている。第1中央連結部28aは、タイヤ周方向Cに離れて配置された第1中央サイプ24k及び第2中央サイプ24lの一端24k1,24l1を連結する。
図6に示すように、第1中央連結部28aの深さは、第1中央サイプ24k及び第2中央サイプ24lの深さよりも浅い。例えば、第1中央連結部28aの深さは1.0~4.0mmとすることができる。第1中央連結部28aは、第1中央サイプ24k及び第2中央サイプ24lの先端に近づくほど深くなる傾斜底面28a1を備える。
第1中央連結部28aのタイヤ周方向Cに沿った長さは、外側中間ブロック16Dに設けられた第1中間連結部26aのタイヤ周方向Cに沿った長さより長い。例えば、第1中間連結部26aのタイヤ周方向Cに沿った長さは1.0~5.0mmとすることができ、第1中央連結部28aのタイヤ周方向Cに沿った長さは5.0~10.0mmとすることができる。第1中央連結部28aはタイヤ幅方向Wにおいて第1中間連結部26aの少なくとも一部と重なるように配置されている。
第2中央連結部28bは、第1中央連結部28aと同様、中央ブロック16Aの踏面から凹んだ凹部からなり、図5に示すような平面視において台形状をなしている。第2中央連結部28bは、タイヤ周方向Cに離れて配置された第3中央サイプ24m及び第4中央サイプ24nの一端24m1,24n1を連結する。第2中央連結部28bの深さは、第3中央サイプ24m及び第4中央サイプ24nの深さよりも浅い。例えば、第2中央連結部28bの深さは1.0~4.0mmとすることができる。第2中央連結部28bは、第3中央サイプ24m及び第4中央サイプ24nの先端に近づくほど(タイヤ幅方向W内側に近づくほど)深くなる傾斜底面28b1を備える。
第2中央連結部28bはタイヤ幅方向Wにおいて第2中間連結部26bの少なくとも一部と重なるように配置されている。
なお、本実施形態では、第1中間サイプ24g及び第4中間サイプ24jは、第2外側中間横溝14Fと平行に設けられ、第2中間サイプ24h及び第3中間サイプ24iは、第1外側中間横溝14Eと平行に設けられている。
また、第1中央サイプ24k及び第4中央サイプ24nは、第2中央横溝14Bと平行に設けられるとともに、第1中間サイプ24g、第4中間サイプ24j及び第2外側中間横溝14Fと平行に設けられている。第2中央サイプ24l及び第3中央サイプ24mは、第1中央横溝14Aと平行に設けられるとともに、第2中間サイプ24h及び第3中間サイプ24i及び第1外側中間横溝14Eと平行に設けられている。
(4)効果
以上のような本実施形態の空気入りタイヤでは、外側中間ブロック16Dや中央ブロック16Aに
連結部によって連結された一対のサイプがタイヤ幅方向Wに対して互いに逆方向に傾斜するように設けられているため、大きな力が作用する車両旋回時に、一対のサイプの少なくとも一方が、車両の進行方向に対して垂直に近い大きな角度をなす。そのため、直進走行時だけでなく車両旋回時でも外側中間ブロック16Dや中央ブロック16Aにおいてサイプによるエッジ効果を維持することができる。
また、タイヤ幅方向Wに対して逆方向に傾斜するサイプが、これらのサイプより浅い凹部からなる連結部26a、26b、28a、28bによって連結されているため、サイプの端部に発生する歪みや発熱を低減することができ耐久性能を向上させることができるとともに、外側中間ブロック16Dや中央ブロック16Aの剛性低下を抑えることができ偏摩耗を抑制することができる。
本実施形態では、連結部26a、26b、28a、28bが、サイプの先端に近づくほど深くなる傾斜底面26a1、26b1、28a1、28b1を備えるため、サイプの端部に発生する歪みや発熱を効率的に抑えることができる。
本実施形態では、第1中間サイプ24gがタイヤ幅方向Wに対して第1外側中間横溝14Eと逆向きに傾斜して延びて第1外側中間横溝14Eに面した外側中間ブロック16Dの側壁16D1に開口し、第2中間サイプ24hがタイヤ幅方向Wに対して第2外側中間横溝14Fと逆向きに傾斜して延びて第2外側中間横溝14Fに面した外側中間ブロック16Dの側壁16D2に開口しているため、車両旋回時のブロック剛性を確保することができ偏摩耗を抑制することができる。
特に、本実施形態では、第1中間サイプ24gが第2外側中間横溝14Fと平行に設けられ、第2中間サイプ24hが第1外側中間横溝14Eと平行に設けられている。そのため、外側中間ブロック16Dが第1外側中間横溝14Eや第2外側中間横溝14Fに向かって倒れ込む力が作用した際に、平行に設けられた第2中間サイプ24hや第1中間サイプ24gの溝幅が広がりエッジ効果が発揮されやすくなり、氷雪路などの滑りやすい路面における性能を向上することができる。
また、車両装着姿勢においてタイヤ赤道面CLより車両外側OUTの外側領域は、車両旋回時に大きな力が作用しやすいが、本実施形態では、外側領域に上記したような第1中間サイプ24g、第2中間サイプ24h、第3中間サイプ24i、第4中間サイプ24j、第1中間連結部26a及び第2中間連結部26bが設けられているため、外側中間ブロック16Dが倒れ込みにくくなり偏摩耗を抑制することができる。
また、車両装着姿勢においてタイヤ赤道面CLより車両内側INの内側領域に位置する内側中間ブロック16Bや内側ショルダーブロック16Cに、内側中間横溝14Cや内側ショルダー横溝14Dに平行なサイプ24a、24b、24c、24d、24e、24fが設けられているため、接地時にサイプの溝幅が広がりやすく高いエッジ効果が発揮される。
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
10…トレッド、12A…内側中央主溝、12B…外側中央主溝、12C…内側ショルダー主溝、12C1…溝底、12D…外側ショルダー主溝、14A…第1中央横溝、14B…第2中央横溝、14C…内側中間横溝、14D…内側ショルダー横溝、14E…第1外側中間横溝、14F…第2外側中間横溝、14G…第1外側ショルダー横溝、14H…第2外側ショルダー横溝、16A…中央ブロック、16B…内側中間ブロック、16B1…鋭角部、16B2…鈍角部、16B3…側壁、16B4…踏面、16C…内側ショルダーブロック、16C1…鋭角部、16C2…鈍角部、16C3…側壁、16D…外側中間ブロック、16E…外側ショルダーブロック、18A…中央ブロック列、18B…内側中間ブロック列、18C…内側ショルダーブロック列、18D…外側中間ブロック列、18E…外側ショルダーブロック列、20…補強突起、20a…踏面側傾斜面、20b…溝底側傾斜面、22…補強突起、22a…踏面側傾斜面、22b…溝底側傾斜面、24a…内側中間ブロック鋭角側サイプ、24b…内側中間ブロック中間サイプ、24c…内側中間ブロック鈍角側サイプ、24d…内側ショルダーブロック鋭角側サイプ、24e…内側ショルダーブロック中間サイプ、24f…内側ショルダーブロック鈍角側サイプ、24g…第1中間サイプ、24h…第2中間サイプ、24i…第3中間サイプ、24j…第4中間サイプ、24k…第1中央サイプ、24l…第2中央サイプ、24m…第3中央サイプ、24n…第4中央サイプ、26a…第1中間連結部、26b…第2中間連結部、28a…第1中央連結部、28a1…傾斜底面、28b…第2中央連結部、28b1…傾斜底面

Claims (6)

  1. タイヤ周方向に延びる複数の主溝と、タイヤ周方向に間隔をあけて設けられた複数の横溝と、前記主溝と前記横溝とで区画された複数の第1ブロックがタイヤ周方向に並んだ第1ブロック列とをトレッドに備える空気入りタイヤにおいて、
    複数の前記横溝は、タイヤ幅方向に対して傾斜して延びる第1横溝と、タイヤ幅方向に対して前記第1横溝と逆向きに傾斜する第2横溝とを備え、前記第1横溝と前記第2横溝とが交互に並べて設けられ、
    前記第1ブロックは、タイヤ幅方向に対して傾斜して延びる第1サイプと、タイヤ幅方向に対して前記第1サイプと逆向きに傾斜する第2サイプと、前記第1サイプと前記第2サイプの端部を連結する第1連結部とを備え、
    前記第1連結部は、前記第1サイプ及び前記第2サイプより浅い凹部からなる空気入りタイヤ。
  2. 前記第1連結部は、前記第1サイプ及び前記第2サイプの先端に近づくほど深くなる傾斜面を備える請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1サイプは、前記第1連結部から前記第1横溝に対して傾斜して延びて前記第1横溝に面した前記第1ブロックの側壁に開口し、
    前記第2サイプは、前記第1連結部から前記第2横溝に対して傾斜して延びて前記第2横溝に面した前記第1ブロックの側壁に開口する請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1サイプが前記第2横溝と平行に延び、前記第2サイプが前記第1横溝と平行に設けられている請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 複数の前記主溝は、一対のセンター主溝と、一対の前記センター主溝のタイヤ幅方向外側に配置された一対のショルダー主溝とを備え、
    前記第1ブロック列が、前記センター主溝と前記ショルダー主溝との間に複数の中間ブロックがタイヤ周方向に並んだ中間ブロック列であり、
    一対の前記センター主溝の間に複数のセンターブロックがタイヤ周方向に並んだセンターブロック列が設けられ、
    前記センターブロックは、タイヤ幅方向に対して互いに逆向きに傾斜する第1センターサイプ及び第2センターサイプと、前記第1センターサイプと前記第2センターサイプの端部を連結するセンター連結部とを備え、
    前記センター連結部は、前記第1センターサイプ及び前記第2センターサイプより浅い凹形状をなし、前記中間ブロックに設けられた前記連結部よりタイヤ周方向に沿った長さが長い請求項1~4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記タイヤは車両への装着向きが指定され、前記トレッドにおけるタイヤ赤道面よりも車両装着外側に位置する外側領域に前記第1ブロック列が設けられている請求項1~5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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