JP2023095396A - 洗濯機 - Google Patents

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Takaaki Yonezawa
秋陸 福井
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Abstract

【課題】扉に両開き機能を採用するにあたり、扉を横移動させてもラッチ機構やロック機構の機能を適切に担保する構造を備えた洗濯機を実現する。【解決手段】本発明の洗濯機1は、扉2の横移動動作を通じて扉2を両開き可能する構成において、扉2の左右両端部に、扉2の閉止時に扉2側に設けたラッチ爪61を濯機本体3のフック62に弾性的に係合して扉2を洗濯機本体3に係留する一対のラッチ機構6と、一対のラッチ機構6に対応した一対のラッチ解除用の取手21とを設け、扉2の閉止位置からの取手21への操作時に、吊元側である内側に位置するラッチ機構6のラッチ爪61(in)を扉2の横移動を利用してフック62から解離可能な位置に移動させる一方、反吊元である外側に位置するラッチ機構6のラッチ爪61(out)を横移動量以上に動作させてフック62から解離可能とした。【選択図】図7

Description

本発明は、両開き可能な扉を備えた洗濯機に関する。
従来の洗濯機として、使用時の利便性から扉を両開き可能とした洗濯機が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。両開きの機構は、閉止時に扉の左右両端部を軸と軸受け部によって洗濯機本体に保持し、扉の開き動作の初期に、左右何れか一方の軸と軸受け部の間に軸心を形成するとともに、他方の軸を軸受け部から解離することによって扉の回転を許容するように構成される。
同文献では、このような動作を実現するために、開き動作の初期に軸を軸受け部内に設けた軸穴に移動させ、或いは軸受け部から退避させるために、扉全体を洗濯機本体に対して左右何れかの方向に横移動させる構成が採用されている。
特開2020-103687号公報 特開2001-159268号公報
ところで、ドラム式の洗濯機は、冷蔵庫等と違って衣類を投入後に扉を閉止状態に確実に保持するためのラッチ機構と、洗濯運転中の水封性確保のためのロック機構とが必要になる。
片開きの洗濯機であれば、ラッチ機構に、扉から後方に突出した爪を洗濯機本体のフックに弾性的に係合させる構成を採用することでラッチ状態を実現することができる。またロック機構に、扉から後方に突出したロックピンを洗濯機本体内に設けたロックピン挿入孔に収納して電磁ロックする構成を採用することでロック状態を実現することができる。
しかしながら、両開きの扉を実現するために、扉が単純に回転するのではなく開き動作の初期に横移動する構成を採用すると、ラッチ爪の移動軌跡が扉の横移動によって変化する。このため、ラッチ爪が洗濯機本体のフックから離脱できない事態が起こり得る。逆に、扉を閉める閉止動作時には、ラッチ爪が洗濯機本体のフックに係合できない事態が起こり得る。
また、両開きの扉において、扉が単純に回転するのではなく開き動作の初期に横移動すると、ロック機構のロックピンを洗濯機本体内のロックピン挿入孔から引き抜く前にロックピンが干渉し、扉の開き動作を妨げる事態が起こり得る。逆に、扉を閉める閉止動作時には、ロック爪が洗濯機本体のロックピン挿入孔に合致しないために収納できない事態が起こり得る。
そこで本発明は、扉に両開き機能を採用するにあたり、扉を横移動させてもラッチ機構やロック機構の機能を適切に担保する構造を備えた洗濯機を実現することを目的としている。
本発明に係る洗濯機は、扉の左右両端部と洗濯機本体の間に軸と軸受け部を含む軸回り機構を設け、扉の開き動作の初期に前記扉を左右方向に横移動させて吊元側となる軸を軸受け部内に設けた軸穴に係合させる一方、反吊元側となる軸を軸受け部から離脱させる構成において、前記扉の左右両端部に、扉の閉止時に扉側に設けたラッチ爪を濯機本体のフックに弾性的に係合して扉を洗濯機本体に係留する一対のラッチ機構と、一対のラッチ機構に対応した一対のラッチ解除用の取手とを設け、前記扉の閉止位置からの取手への操作時に、吊元側に位置するラッチ機構のラッチ爪を扉の横移動を利用してフックから解離可能な位置に移動させる一方、反吊元側に位置するラッチ機構のラッチ爪を横移動量以上に動作させてフックから解離可能としたことを特徴とする。
本発明の洗濯機において、前記ラッチ機構のラッチ爪は、フックへの掛かり向きを外向きに設定されることが好適である。
本発明の洗濯機において、前記取手と前記ラッチ機構のラッチ爪との間に、取手への操作量を増幅してラッチ爪に伝える増幅機構が介在されることが好適である。
前記扉と前記洗濯機本体の間に扉を洗濯機本体にロックするロック機構を備えたものにおいて、ロック機構の動作を確実に実現するためには、前記ラッチ機構は前記ロック機構よりも上方で且つ、前記扉の上方に配置されることが好適である。
本発明の洗濯機は、扉の左右両端部と洗濯機本体の間に軸と軸受け部を含む軸回り機構を設け、扉の開き動作の初期に前記扉を左右方向に横移動させて吊元側となる軸を軸受け部内に設けた軸穴に係合させる一方、反吊元側となる軸を軸受け部から離脱させる構成において、前記扉又は前記洗濯機本体の何れか一方の左右位置から他方に向かって突出する一対のロックピンと、前記扉又は前記洗濯機本体の何れか他方に設けられて前記一対のロックピンが係合されるロックピン係合孔とを含むロック機構を備え、前記ロック機構のロックピンを突没可能とし、扉を閉止した状態でロック解除することによって、前記ロックピンを前記ロックピン係合孔から離脱させて前記扉又は前記洗濯機本体の何れか一方の内部に没入させるように構成したことを特徴とする。
本発明の洗濯機において、前記ロック機構は、支点回りに回転することで突没動作を行うことが好適である。
本発明のラッチ機構を備えた構成によれば、扉が横移動を行っても、ラッチ機構のラッチ爪は適切に洗濯機本体のフックから解離することができる。このため、扉の開き動作時や閉止動作時にラッチ爪が洗濯機本体のフックと干渉して開閉が妨げられる事態を回避することができる。
本発明によれば、ラッチ爪のフックへの掛かり向きを外向きに設定することで、吊元側においても反吊元側においてもフックと干渉しない動作を適切に実現することができる。
本発明によれば、取手とラッチ機構のラッチ爪との間に、取手への操作量を増幅してラッチ爪に伝える増幅機構を介在させることで、片開きの扉のラッチ機構におけるラッチ爪の動作量に、両開きの扉の横移動量を加えれば、横移動の中で適切にラッチ解除することができる。
本発明によれば、ラッチ機構にロック機構を併設する場合に、ラッチ機構をロック機構よりも上方で且つ、扉の上方に配置することで、ロック機構の動作を確実に実現することができる。
本発明のロック機構を備えた構成によれば、扉と洗濯機本体の間にロックピンが介在しない状態となるので、扉が横移動してもロックピンと干渉することが無くなる。このため、ロック機構があっても、扉の開き動作や閉止動作を適切に行うことができる。
本発明のロック機構によれば、ロックピンが支点回りに回転することで突没動作を行うため、ロックピンの挙動も安定化することができる。
本発明の第1実施形態に係る洗濯機1の斜視図である。 図1の洗濯機1の扉2を開いた状態で扉2の底面と洗濯機本体3の関係を示す図である。 図3の扉2の部分拡大図である。 図1の扉2を左開きする際の状態を示す底面図である。 図1の洗濯機1に設けたラッチ機構6を、取手21が非操作位置にある状態で示す横断面図である。 図1の洗濯機1に設けたラッチ機構6を、取手21が第1操作位置にある状態で示す横断面図である。 図6の状態から扉2が横移動するときの動作を説明する横断面図である。 図1の洗濯機1に設けたラッチ機構6を、取手21が第2操作位置にある状態で示す横断面図である。 図1の洗濯機1に設けたラッチ機構6を、扉2の閉止動作とともに示す図である。 扉2に一般的なロック機構107を設けた場合の比較例を示す図である。 図1の洗濯機1に設けたロック機構7の洗濯機本体3側の構成を、非ロック状態で示す図である。 図1の洗濯機1に設けたロック機構7の洗濯機本体側3の構成を、ロック状態で示す図である。 図1の洗濯機1に設けたロック機構7の扉2側の構成を示す図である。 図1の洗濯機1に設けたロック機構7がロック状態にあるときの洗濯機本体3と扉2の間の模式的な横断面図である。
以下、本発明の実施形態の洗濯機1について、図に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る洗濯機1を示す斜視図である。図1は両開き機能がわかるように扉2の右開きと左開きの2つの状態を示している。図2は扉2を開いた状態で扉2の底面と洗濯機本体3の関係を示す図である。図3は扉2の底面の拡大図であり、扉2を洗濯機本体3に支持するための軸回り機構4と、扉2の回転支点を切り替えるために扉2を横移動させる横移動機構5とを含んでいる。図4は、扉2が左開きされる際の扉2の吊元側である内側の軸回り機構4(in)と反吊元側である外側の軸回り機構4(оut)の状態を示す底面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の洗濯機1はドラム型であって、扉2の左右端部がそれぞれ軸回り機構4によって洗濯機本体3に取り付けられている。そして、扉1の左右両端部に設けた取手21を利用した開き動作時に、扉2と洗濯機本体3の間に設けた横移動機構5によって扉1をスライド動作によって横移動させ、この動作を利用して左右の軸回り機構4、4の一方を吊元とし、他方をフリーとして、扉1の両開き動作を実現している。
横移動機構5は、図3に示すように、軸回り機構4よりも扉2の中央よりにおいて扉2の上下端部に支点51a回りに回転可能に配したアーム51と、洗濯機本体3におけるアーム51の対向位置に配したアンカー52とを備え、アーム51は図示しない伝達機構を介して取手21に連動されている。このアーム51は、扉2の閉止位置で取手21が操作されることで支点51a回りに回転し、その際にアンカー52をキックして、その反力で扉2に主として左右方向の横移動を引き起こすようにしている。その後、アーム51でアンカー52を押し出すことで、扉2の開く動作をアシストする機能を実現している。
軸回り機構4は、図3及び図4に示すように、洗濯機本体3から扉2に向けて、すなわち図3の底面図で言えば紙面手前から紙面奥方に向けて突出させた軸41と、扉2の上下端部すなわち図3で言えば扉2の下端部に設けた軸受け部42とを含んでいる。軸受け部42は樹脂・金属又はその両方を含む部材で構成される。そして、扉2の開き動作の初期に扉2が左右方向へ横移動することを利用して、図4に示すように吊元となる内側の軸41(in)を軸受け部42の回転支点となる位置に移動させ、外側の軸41(out)を軸受け部42から離脱する方向に移動させることによってフリーにし、両開き動作を実現している。
軸41の周囲には、回転中に扉2が軸41から離脱することを禁止する反円筒状の軸リブ43が同心円状に設けてある。
軸受け部42は、扉2が横移動した際に回転支点となる軸41に軸心を一致させる前記軸穴42aと、軸穴42aから離れる側に相対移動した軸41を離脱させる開口42bと、軸穴42aから開口42bまでの間で軸41を移動させるレール溝42cとを有している。軸受け部42の表面は、軸穴42aの周囲の面が他の部位に比べて紙面手前側に突出しており、その境界に軸穴42aを中心とする円弧状の第1の段差部41dと第2の段差部41eが形成してある。軸穴42aの中心から第1の段差部41dまでの距離に対して、軸穴42aの中心から第2の段差部41eまでの距離の方が大きく設定され、第1の段差部41dと第2の段差部41eの端部間には軸穴42aの略径方向に延びる接続段差部42fが形成されている。
第1の段差部41dは、扉2が閉止位置にあるときに図3に示すように回転軸リブ43の内径43aに接する位置にある。この位置から扉2の開き動作に伴い扉2が回転とともに横移動を開始すると、固定側から見た場合、軸リブ43の端面43bが接続段部42fに接触し、接続段部42fに沿って相対移動した後、図4に示すように回転軸リブ43の内径43aが同心円の第2の段差部41eの外形に乗り上げる。以降は、回転軸リブ43の内径43aが第2段差部41eに沿って移動する。
一方、扉2が横移動とともに回転することで、外側の軸41(out)が軸リブ43とともにレール溝42cに沿って相対移動し、最終的に開口42bから離脱して、軸41と軸受け部42の係合が解除される。
扉2の開き方向が左右逆になると、吊元である内側と反吊元である外側の関係が逆になって、図4とは左右対称な状態で扉2は反対側に開くことができる。
以上の構成において、本実施形態は扉2と洗濯機本体3の間に、衣類を投入後に扉2を閉止状態に確実に保持するための図5~図9に示すラッチ機構6と、洗濯運転中の水封性確保のための図11~図14に示すロック機構7を設けている。
図5は、扉2に設けた取手21が非操作位置にあるときに扉2を洗濯機本体3に係留するラッチ機構6の状態を示す横断面図である。図6は、取手21が第1操作位置にあるときのラッチ機構6の状態を示す横断面図である。図7は、扉2が支点切り替えのために横移動したときのラッチ機構6の状態を示す横断面図である。図8は、取手21が第2の操作位置にあるときのラッチ機構6の状態を示す横断面図である。図9は扉2が閉止動作を行うときのラッチ機構6の状態遷移を示す動作説明図である。図10は、比較例として一般的なロック機構107を設けた場合の不具合を説明する図である。図11は、本実施形態のロック機構7が非ロック状態にあるときの洗濯機本体3側のロック機構7の構成を示す図である。図12は、ロック機構7がロック状態にあるときの洗濯機本体3側のロック機構7の構成を示す図である。図13は、ロック機構7を構成する扉側の構成を示す図である。図14はロック機構6がロック状態にあるときのロック部分の模式的な横断面図である。
本実施形態のように扉2の横移動を利用した両開きの扉2の場合、一般の片開きと同様のラッチ機構やロック機構を設けるだけでは、ラッチ機構やロック機構の動作が横移動機構5の動作と干渉を引き起こす。
図5は本実施形態のラッチ機構6を示す図であるが、この図を使って、通常の片開きの洗濯機と同様のラッチ機構を設けた場合の不具合について説明する。通常のラッチ機構を採用しても、本実施形態のラッチ機構6のように、扉2の左右両端部から洗濯機本体3側に向けて突出するラッチ爪61を濯機本体3のフック62に弾性的に係合可能とし、このラッチ爪61をラッチ解除用の取手21で操作する構成は共通し得る。ただし、図示の歯車63a、63bは存在しない。
ラッチ爪61は掛かり向きを外向きに設定され、取手21の操作によって回転し、取手21の操作を解除することによって図示しないバネで所定位置に弾性復帰する。扉2の閉止位置では、弾性復帰した位置でラッチ爪61は掛かり向きを内向きに設定された洗濯機本体3のフック62に係合する。
この状態から例えば図6中右側の取手21を操作すると、吊元となる内側のラッチ爪61(in)はフック62に掛かったまま、反吊元となる外側のラッチ爪61(out)は取手21の握り込みによって、一旦フック62から外れる。
その後、横移動機構5が働いて図7に示すように扉2が図中右側にスライド移動すると、内側のラッチ爪61(in)は扉2の横移動によりフック62から外れる方向に移動し、外側のラッチ爪61(out)は扉2の横移動によりフック62に掛かる方向に移動する。
このとき、一般のラッチ爪61は扉2の横移動を考慮していないため、内側のラッチ爪61(in)がフック62との係合を解除する位置まで移動するか不明であり、外側のラッチ爪61(out)に至っては再びフック62に掛かるためラッチ解除ができなくなる。
そこで本実施形態は、内側に位置するラッチ爪61(in)を扉2の横移動を利用してフック62から十分解離可能な位置まで移動するように移動距離やラッチ爪61、フック62の形状を設定するとともに、外側に位置するラッチ爪61(out)を横移動量を越えて動作させてフック62から解離させるように構成している。
ラッチ爪61の十分解離可能な位置までの移動とは、ラッチ爪61が完全にフック62と干渉しない位置まで移動する場合のみならず、多少干渉しても図8に示すラッチ爪61の下側傾斜61aに沿ってフック62から逃げる方向にラッチ爪61が回転しながら扉2が開くことができれば足りる。
また、ラッチ爪61に横移動量を超える動作を実現するために、取手21とラッチ爪61との間に、取手21の操作量すなわち操作角を増幅してラッチ爪61に伝える増幅機構63を介在させている。増幅機構63は、取手21によって駆動される第1歯車63aと、ラッチ爪61の基端に形成されて第1歯車63aに噛合する第2歯車63bとを含み、取手21の回転角を第1歯車63a、第2歯車63bを通じて増幅し、ラッチ爪61を作動させ得る。
このような増幅機構63が無い場合、図7のラッチ爪41(out)の位置は取手21の最大握り込み時に対応するが、増幅機構3を設けておくことによって、図7のラッチ爪41(out)の位置は取手21の最大握り込み時よりも浅い第1の操作位置に対応し、取手21に引きしろが残る。
このため、図8に示すように取手21を更にそこから第2の操作位置まで握りこむことによって、外側のラッチ41(out)を更に開き、フック62から解離することができる。
逆に、扉2を開き位置から閉止する場合、図9の左から右に向かう状態遷移図に示すように、ラッチ爪61の上側傾斜61bがフック62の斜面62aに押されて取手21とともに扉2の横移動量を超えて逆回転することでフック62を通過することができる。
また、図10は通常の片開きの洗濯機と同様のロック機構107を扉2のロックに採用した場合を比較例として示している。ロック機構107は、扉2の後方に突出したロックピン107aを洗濯機本体3内に設けたロックピン挿入孔107bに収納してロック状態とするものである。
ロックピン107aは扉2の左右の端部から後方に向かって突設され、扉2はその状態で回転し、回転軌跡に沿ってロックピン107aの幅がロックピン収納穴107bの開口幅内を通過するように構成される。しかしながら、横移動機構5によって軸41が軸穴42aの位置にある図10左図の場合、ロックピン107aがロックピン挿入孔107bから位置ずれを起こすため、ロックピン挿入孔107bに収納できなくなる。
逆に、ロックピン107aがロックピン挿入孔107bに挿入できる図10右図の状態にすると、軸41と軸穴42aの位置が合わなくなり、扉2が回転できなくなる。
すなわち、図10において吊元となる内側又は反吊元となる外側のどちらか一方のロック機構107を成立させると、どちらか一方が成立しなくなるが、これは主に回転半径が小さくなる内側のロック機構107で起こりやすい現象である。
そこで本実施形態は、図11~図13に示すように、ロック機構7のロックピン71を洗濯機本体3に設けたロックピン収容穴71aに没入させ、突没動作によって扉2に設けたロックピン係合孔72に係合させる構成を採用している。
ロックピン71は洗濯機本体3から扉2に向かって延びる軸部の先端を水平方向に屈曲させたL字状をなすもので、支点回りに回転可能とされる。ロックピン収容孔71aはロックピン71を没入状態で収容できる形状および深さに設定される。扉2側のロックピン係合孔72は、ロックピン71の軸部及び先端部が通過可能な幅広開口部72aと、この幅広部72aを通過したロックピン71の軸部を更に内部に引き込む幅狭開口部72bと、幅狭開口部72bの隣接位置にあって裏面側にロックピン71の水平部を係合させる被係合部72cとを有する。
ロックピン71がロックピン係合孔72に係合した状態でロックピン71の回転が電磁ロックされることで、扉2がロック状態に保持される。この位置からロックピン71の電磁ロックが解除されると、ロックピン71はロックピン係合孔72から離脱してロックピン収容穴71aに没入状態で収容される。
これにより、ロック解除状態で扉2と洗濯機本体3の間にロックピン71が介在しない状態となり、扉2が横移動してもロックピン71が障害になることが無くなる。
ラッチ機構6は、ロック機構7よりも上方で且つ、扉2の上方に配置されている。
以上の如く本実施形態の洗濯機1は、扉2の横移動動作を通じて扉2を両開き可能する構成において、扉2の左右両端部に、扉2の閉止時に扉2側に設けたラッチ爪61を濯機本体3のフック62に弾性的に係合して扉2を洗濯機本体3に係留する一対のラッチ機構6と、一対のラッチ機構6に対応した一対のラッチ解除用の取手21とを設け、扉2の閉止位置からの取手21への操作時に、吊元側である内側に位置するラッチ機構6のラッチ爪61(in)を扉2の横移動を利用してフック62から解離可能な位置に移動させる一方、反吊元である外側に位置するラッチ機構6のラッチ爪61(out)を横移動量以上に動作させてフック62から解離可能としている。
これにより、扉2が横移動を行っても、ラッチ機構6のラッチ爪61は適切に洗濯機本体3のフック62から解離することができるため、扉2の開き動作時や閉止動作時にラッチ爪61が洗濯機本体3のフック62と干渉して開閉が妨げられる事態を回避することができる。
本実施形態の洗濯機1において、ラッチ機構6のラッチ爪61は、フックへの掛かり向きを外向きに設定されている。
この向きにラッチ爪61の掛かり向きを設定することで、吊元側である内側においても反吊元側である外側においてもフック62と干渉しない動作を適切に実現することができる。
本実施形態の洗濯機1は、取手21とラッチ機構6のラッチ爪61との間に、取手21への操作量を増幅してラッチ爪に伝える増幅機構63が介在される。
このため、片開きの扉2のラッチ機構6におけるラッチ爪61の動作量に、両開きの扉2の横移動量を加えれば、横移動の中で適切にラッチ解除を確実に行うことができる。
ラッチ機構6にロック機構7を併設するにあたり、ラッチ機構6をロック機構7よりも上方で且つ、扉2の上方に配置している。
このため、ロック機構7の動作を確実に実現することができる。
本実施形態の洗濯機は、扉2の横移動動作を通じて扉2を両開き可能する構成において、洗濯機本体3の左右位置から扉2に向かって前方に突出する一対のロックピン71と、扉2に設けられて一対のロックピン71が係合されるロックピン係合孔72とを含むロック機構7を備え、ロック機構7のロックピン71を突没可能とし、扉2を閉止した状態でロック解除することによって、ロックピン71をロックピン係合孔72から離脱させて洗濯機本体3の内部に没入させるように構成している。
ロックピン71が没入することによって、扉2と洗濯機本体3の間にロックピン71が介在しない状態となるので、扉2が横移動してもロックピン71と干渉することが無くなる。このため、ロック機構7があっても、扉2の開き動作や閉止動作を適切に行うことができる。
ロック機構7は、支点回りに回転することで突没動作を行うものであるため、ロックピンの挙動も安定化することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記ラッチ機構やロック機構は扉の横移動と干渉しないことを要旨とするものであるため、扉の横移動機構や軸回り機構については図示例の構成に限定されるものではない。
また、ラッチ機構やロック機構の具体的な構成等も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1 洗濯機
2 扉
3 洗濯機本体
4 軸回り機構
6 ラッチ機構
7 ロック機構
21 取手
41 軸
42 軸受け部
42a 軸穴
61 ラッチ爪
62 フック
63 増幅機構
71 ロックピン
72 ロックピン係合孔

Claims (6)

  1. 扉の左右両端部と洗濯機本体の間に軸と軸受け部を含む軸回り機構を設け、扉の開き動作の初期に前記扉を左右方向に横移動させて吊元側となる軸を軸受け部内に設けた軸穴に係合させる一方、反吊元側となる軸を軸受け部から離脱させる構成において、
    前記扉の左右両端部に、扉の閉止時に扉側に設けたラッチ爪を濯機本体のフックに弾性的に係合して扉を洗濯機本体に係留する一対のラッチ機構と、一対のラッチ機構に対応した一対のラッチ解除用の取手とを設け、
    前記扉の閉止位置からの取手への操作時に、吊元側に位置するラッチ機構のラッチ爪を扉の横移動を利用してフックから解離可能な位置に移動させる一方、反吊元側に位置するラッチ機構のラッチ爪を横移動量以上に動作させてフックから解離可能としたことを特徴とする、洗濯機。
  2. 前記ラッチ機構のラッチ爪は、フックへの掛かり向きを外向きに設定される、請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記取手と前記ラッチ機構のラッチ爪との間に、取手への操作量を増幅してラッチ爪に伝える増幅機構が介在される、請求項1又は2に記載の洗濯機。
  4. 前記扉と前記洗濯機本体の間に扉を洗濯機本体にロックするロック機構を備えたものにおいて、前記ラッチ機構は前記ロック機構よりも上方で且つ、前記扉の上方に配置される、請求項1~3の何れかに記載の洗濯機。
  5. 扉の左右両端部と洗濯機本体の間に軸と軸受け部を含む軸回り機構を設け、扉の開き動作の初期に前記扉を左右方向に横移動させて吊元側となる軸を軸受け部内に設けた軸穴に係合させる一方、反吊元側となる軸を軸受け部から離脱させる構成において、
    前記扉又は前記洗濯機本体の何れか一方の左右位置から他方に向かって突出する一対のロックピンと、前記扉又は前記洗濯機本体の何れか他方に設けられて前記一対のロックピンが係合されるロックピン係合孔とを含むロック機構を備え、
    前記ロック機構のロックピンを突没可能とし、扉を閉止した状態でロック解除することによって、前記ロックピンを前記ロックピン係合孔から離脱させて前記扉又は前記洗濯機本体の何れか一方の内部に没入させるように構成したことを特徴とする、洗濯機。
  6. 前記ロック機構のロックピンは、支点回りに回転することで突没動作を行う、請求項5に記載の洗濯機。
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