JP2023094936A - 回路基板用電気コネクタおよび回路基板用電気コネクタの製造方法 - Google Patents

回路基板用電気コネクタおよび回路基板用電気コネクタの製造方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023094936000001
【課題】コネクタの小型化を可能としつつ、端子のばね長を十分に大きく確保する。
【解決手段】第一固定ハウジング20は、第一端子50の第一固定側被保持部55を保持する基部21を有し、第二固定ハウジング30は、第二端子60の第二固定側被保持部65を保持する前壁32の下部を有し、前後方向における基部21と前壁32の下部との間に空間11が形成されており、第一固定側被保持部55は、上下方向における基部21の範囲内に位置しており、第一端子50の第一弾性部56は、基部21の前面から空間11内で前方へ延びるとともに上方へ延びる部分を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、回路基板上に配置され、回路基板に対して平行な方向で相手接続体が接続される回路基板用電気コネクタおよびその製造方法に関する。
この種の回路基板用電気コネクタとして、例えば、特許文献1に開示されているような、回路基板に対して平行な前後方向で、相手接続体としてのプラグコネクタが後方から接続されるレセプタクルコネクタが知られている。このレセプタクルコネクタは、後述するように端子(コンタクト)の弾性変形により後述の可動ハウジングが可動なフローティングコネクタとして構成されている。このレセプタクルコネクタにおいては、互いに形状の異なる2種の端子である下側コンタクトおよび上側コンタクト(区別する必要がない場合は単に「コンタクト」という)が、それぞれ前後方向に対して直角な方向を配列方向として複数配列された状態で、ハウジングに保持されている。2種のコンタクトはいずれも略横L字状をなしており、上側コンタクトは、下側コンタクトに対して上方かつ前方に位置している(特許文献1の図3参照)。
ハウジングは、コンタクトを介して回路基板に固定される1つの固定ハウジングと、固定ハウジングに対して相対移動可能な1つの可動ハウジングとを有している。可動ハウジングはコンタクトの一端側で前後方向に延びる圧入接触部を圧入保持し、固定ハウジングは、コンタクトの他端側で上下方向に延びる圧入固定部を圧入保持している。コンタクトは、圧入接触部と圧入固定部とを連結する中間部分に弾性変形可能な部分を有しており、この部分の弾性変形により可動ハウジングが可動となっている。コンタクトの上記中間部分は、圧入固定部の上端から固定ハウジングの上面に沿って延びる第一中間部と、第一中間部から上方に延びる第二中間部と、第二中間部から後方に延びる第三中間部とを有しており、第二中間部および第三中間部が弾性変形可能となっている。
このような構成のレセプタクルコネクタは、次の要領で組み立てられる。まず、下側コンタクトの圧入接触部が可動ハウジングへ前方から圧入された後、上側コンタクトの圧入接触部が可動ハウジングへ前方から圧入される。次に、下側コンタクトおよび上側コンタクトのそれぞれの圧入固定部が固定ハウジングへ上方から同時に圧入される。
特開2015-158990号
一般に、回路基板に実装される電気コネクタにおいては、小型化、特に、回路基板に直角な上下方向での小型化(低背化)を要求されることが多い。また、電気コネクタを低背化する場合であっても、十分なフローティング量を確保するために、端子の弾性変形可能な部分の長さ、すなわち、いわゆるばね長を大きくする必要がある。
特許文献1のレセプタクルコネクタでは、下側コンタクトおよび上側コンタクトのいずれにおいても固定圧入部が上下方向に延びているので、その分、両種のコンタクトが上下方向に大きくなってしまい、コネクタの低背化が難しい。また、コンタクトのばね長を大きく確保しようとすると、コンタクトにおいて、上下方向に延びる第二中間部(前者)か、前後方向に延びる第三中間(後者)を長くする必要がある。しかし、前者の場合、コネクタが上下方向に大きくなってしまい、後者の場合、コネクタが前後方向に大きくなってしまう。
本発明は、かかる事情に鑑み、コネクタの小型化を可能としつつ、端子のばね長を十分に大きく確保できる回路基板用電気コネクタ、およびその回路基板用電気コネクタを簡単に製造できる製造方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、上述の課題は、次の第一発明に係る回路基板用電気コネクタおよび第二発明に係る回路基板用電気コネクタの製造方法により解決される。
<第一発明>
第一発明に係る回路基板用電気コネクタは、回路基板上に配置され、前記回路基板に対して平行な前後方向で相手接続体が後方から接続される回路基板用電気コネクタであって、ハウジングと、前記ハウジングに保持される複数の端子とを有し、前記ハウジングは、前記端子を介して前記回路基板に固定される固定ハウジングと、前記固定ハウジングに対して相対移動可能な可動ハウジングとを有し、前記端子は、互いに形状の異なる第一端子と第二端子とを有している。
かかる回路基板用電気コネクタにおいて、第一発明では、前記第一端子は、前記可動ハウジングに保持される第一可動側被保持部と、前記固定ハウジングに保持される第一固定側被保持部と、前記第一可動側被保持部と前記第一固定側被保持部との間に位置し弾性変形可能な第一弾性部とを有し、前記第二端子は、前記回路基板の実装面に対して直角な上下方向で前記第一可動側被保持部よりも上方に位置し前記可動ハウジングに保持される第二可動側被保持部と、前記第一固定側被保持部よりも前方に位置し前記固定ハウジングに保持される第二固定側被保持部と、前記第二可動側被保持部と前記第二固定側被保持部との間に位置し弾性変形可能な第二弾性部とを有し、前記固定ハウジングは、前記第一固定側被保持部を保持する第一固定側保持部と、前記第二固定側被保持部を保持する第二固定側保持部とを有し、前後方向における前記第一固定側保持部と前記第二固定側保持部との間に空間が形成されており、前記第一固定側被保持部は、上下方向における前記第一固定側保持部の範囲内に位置しており、前記第一弾性部は、前記第一固定側保持部の前面から前記空間内で前方へ延びるとともに上方へ延びる部分を有していることを特徴としている。
第一発明では、第一端子の第一固定側被保持部が、回路基板の実装面に対して平行な前後方向に延びているので、第一端子を上下方向で小さく形成できる。また、第一固定側被保持部が上下方向における第一固定側保持部の範囲内に位置しているので、第一端子全体を低く配置できる。これに伴い、第二端子も上下方向で小さく形成でき、かつ、低く配置できるので、コネクタ全体を上下方向で小さくして低背化することが可能となる。
また、第一弾性部の一部は、第一固定側保持部と第二固定側保持部との間の空間内に位置している。この部分は、第一固定側保持部の前面から前方へ延びるとともに上方へ延びている。このように第一発明では、第一弾性部の一部を上記空間内に配置することができるので、コネクタを上下方向および前後方向で大型化することなく、上記空間内に位置する部分の長さの分だけ第一弾性部を長く形成でき、第一端子のばね長を大きくできる。
第一発明において、前記第二固定側保持部は、前後方向に壁厚をもつ壁部に形成されており、前記第二固定側被保持部は、前記壁部の壁厚範囲内で上下方向に延びてもよい。このように、第二固定側被保持部を第二固定側保持部の壁部の壁厚範囲内に配置することにより、前後方向でのコネクタの大型化を回避できる。
第一発明において、前記第一固定側保持部と前記第二固定側保持部とは、互いに別体をなし、前記第一可動側被保持部および前記第一固定側被保持部は、前後方向に延びており、前記第一可動側被保持部は、前記可動ハウジングへ前方から圧入されており、前記第一固定側被保持部は、前記第一固定側保持部へ前方から圧入されていてもよい。
このように、第一端子の第一可動側被保持部および第一固定側被保持部が、それぞれ可動ハウジングおよび固定ハウジングの第一固定側保持部に、同じ方向から圧入される構成としたことにより、コネクタの組立時において、第一可動側被保持部を可動ハウジングに取り付ける工程と、第一固定側被保持部を第一固定側保持部に取り付ける工程とを、同時に行うことができる。その結果、これらの取付工程を別々に行うよりも工程数が減り、コネクタの製造が簡単となる。
<第二発明>
第二発明に係る回路基板用電気コネクタの製造方法は、回路基板上に配置され、前記回路基板に対して平行な前後方向で相手接続体が後方から接続され、ハウジングと、前記ハウジングに保持される複数の端子とを有し、前記ハウジングが、前記端子を介して前記回路基板に固定される固定ハウジングと、前記固定ハウジングに対して相対移動可能な可動ハウジングとを有し、前記端子が、互いに形状の異なる第一端子と第二端子とを有している回路基板用電気コネクタの製造方法である。
かかる回路基板用電気コネクタの製造方法において、第二発明では、前記可動ハウジングと前記固定ハウジングの一部をなす第一固定側保持部とが連繋部によって連繋されたハウジング部材を成形し、前記第一端子の一端側で前後方向に延びる第一可動側被保持部を前記ハウジング部材の前記可動ハウジングへ前方から圧入するとともに、前記第一端子の他端側で前後方向に延びる第一固定側被保持部を、上下方向における前記ハウジング部材の前記第一固定側保持部の範囲内の位置で、前記第一固定側保持部へ前方から圧入し、前記第二端子の一端側で前後方向に延びる第二可動側被保持部を前記ハウジング部材の前記可動ハウジングへ前方から圧入し、前記固定ハウジングの他部をなす第二固定側保持部を、前記第一固定側保持部よりも前方にて前記第一固定側保持部との間に前後方向で空間を形成するように、回路基板の実装面に対して直角な上下方向で前記ハウジング部材の前記第一固定側保持部へ上方から圧入して取り付けて、前記第一端子の前記第一可動側被保持部と前記第一固定側被保持部との間に位置し弾性変形可能な第一弾性部の一部を前記空間内に位置させるとともに、前記第二端子の他端側で上下方向に延びる第二固定側被保持部を前記第二固定側保持部へ下方から圧入し、前記ハウジング部材の前記連繋部を切断して、前記可動ハウジングと前記第一固定側保持部とを分離することを特徴としている。
第二発明に係る製造方法で製造された回路基板用電気コネクタでは、第一端子の第一固定側被保持部が、上下方向における第一固定側保持部の範囲内の位置で、回路基板の実装面に対して平行な前後方向に延びている。したがって、第一発明について既述したのと同様に、第一端子を上下方向で小さく形成できるともに、第一端子全体を低く配置でき、コネクタの低背化が可能となる。また、この回路基板用電気コネクタでは、第一端子の第一弾性部の一部が、第一固定側保持部と第二固定側保持部との間に形成される空間内に位置する。したがって、第一発明について既述したのと同様に、コネクタを上下方向および前後方向で大型化することなく、上記空間内に位置する部分の長さの分だけ、第一弾性部を長く形成でき、第一端子のばね長を大きくできる。
また、第二発明に係る製造方法では、可動ハウジングと第一固定側保持部とが連繋部によって連繋されたハウジング部材を成形しておき、このハウジング部材に対して第一端子の第一可動側被保持部および第一固定側被保持部が前方から圧入される。したがって、コネクタの組立時において、第一可動側被保持部を可動ハウジングに取り付ける工程と、第一固定側被保持部を第一固定側保持部に取り付ける工程とを、同時に行うことができる。その結果、これらの取付工程を別々に行うよりも工程数が減り、コネクタの製造が簡単となる。また、これらの工程の後にハウジング部材の連繋部を切断するだけで、互いに別体をなす可動ハウジングと第一固定側保持部とを容易に得られる。
本発明では、回路基板用電気コネクタの小型化を可能としつつ、端子のばね長を十分に大きく確保でき、また、そのような回路基板用電気コネクタを簡単に製造することができる。
本発明の実施形態のコネクタを、相手コネクタとともに示す斜視図であり、嵌合接続前の状態を示している。 本発明の実施形態のコネクタの各部材を分離して示した斜視図である。 本発明の実施形態のコネクタのコネクタ幅方向に対して直角な断面を示す断面斜視図である。 本発明の実施形態のコネクタおよび相手コネクタのコネクタ幅方向に対して直角な断面を示す断面図である。 本発明の実施形態のコネクタの製造工程を示す斜視図である。 本発明の実施形態のコネクタの製造工程を示す斜視図である。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の電気コネクタ(以下、「コネクタ1」という)を、相手接続体としての相手側電気コネクタ2(以下、「相手コネクタ2」という)とともに示す斜視図であり、嵌合接続前の状態を示している。コネクタ1は、回路基板B1の実装面上に上方から配置される回路基板用電気コネクタであり、プラグコネクタとして構成されている。一方、相手コネクタ2は、他の回路基板B2の実装面上に上方から配置される回路基板用電気コネクタであり、レセプタクルコネクタとして構成されている。回路基板B1および回路基板B2は、図1に示されるように、コネクタ高さ方向としての上下方向(Z軸方向)で同じ高さに位置し、互いに平行をなして配置されている。
コネクタ1および相手コネクタ2は、回路基板B1,B2の実装面に平行な前後方向(X軸方向)をコネクタ嵌合方向として挿抜可能に嵌合接続される。つまり、コネクタ1および相手コネクタ2は、回路基板B1,B2に実装される方向(Z軸方向)とコネクタ嵌合方向(X軸方向)とが直角をなす、いわゆるライトアングル電気コネクタである。以下、前後方向(X軸方向)について、X1方向を「前方」、X2方向を「後方」と称する。
図2は、コネクタ1の各部材を分離して示した斜視図である。図2に示されるように、コネクタ1は、樹脂等の電気絶縁材製のハウジング10と、前後方向および上下方向の両方向に対して直角なコネクタ幅方向(Y軸方向)を端子配列方向としてハウジング10に配列保持される金属製の複数の第一端子50、第二端子60、第三端子70および第四端子80と、ハウジング10に取り付けられる固定金具90とを有している。第一端子50と第二端子60は、互いに形状の異なる信号端子であるが、説明の都合上、特に区別する必要がない場合には、これらを「信号端子50,60」と総称する。また、第三端子70と第四端子80は、互いに形状の異なる電源端子であるが、説明の都合上、特に区別する必要がない場合には、これらを「電源端子70,80」と総称する。
図2に示されるように、ハウジング10は、信号端子50,60および電源端子70,80を介して回路基板B1に固定される固定ハウジング20,30と、固定ハウジング20,30に対して相対移動可能な可動ハウジング40とを有している。固定ハウジング20,30は、互いに別体をなす第一固定ハウジング20と第二固定ハウジング30とを有しており、第二固定ハウジング30は第一固定ハウジング20に上方(Z1側)から取り付けられている。本実施形態では、第一固定ハウジング20および可動ハウジング40が第一端子50を保持し、第二固定ハウジング30および可動ハウジング40が第二端子60、第三端子70および第四端子80を保持している。
第一固定ハウジング20、第二固定ハウジング30および可動ハウジング40の構成の詳細な説明に先立ち、まず、信号端子50,60および電源端子70,80の構成の概要を簡単に説明する。
図3は、コネクタ幅方向に対して直角な面でのコネクタ1の断面斜視図である。図3では、コネクタ幅方向における信号端子50,60の位置でのコネクタ1の断面が示されている。図4は、コネクタ幅方向に対して直角な面でのコネクタ1および相手コネクタ2の断面図であり、コネクタ幅方向における信号端子50,60の位置での断面を示している。信号端子50,60は、図3では断面が示されていないが、図4では断面が示されている。
信号端子50,60は、図2ないし図4に示されるように、金属帯状片をその長手方向における複数位置で板厚方向に屈曲して作られており、板面(板厚方向に対して直角な面)がコネクタ幅方向に対して平行をなす姿勢で配置されている。第一端子50は、図3および図4に見られるように、その一端側に位置する第一接触部51および第一可動側被保持部52と、他端側に位置する第一接続部53、第一移行部54および第一固定側被保持部55と、第一可動側被保持部52と第一固定側被保持部55との間に位置する第一弾性部56とを有している。
第二端子60は、図3および図4に見られるように、その一端側に位置する第二接触部61および第二可動側被保持部62と、他端側に位置する第二接続部63および第二固定側被保持部65と、第二可動側被保持部62と第二固定側被保持部65との間に位置する第二弾性部66とを有している。
電源端子70,80は、図2に示されるように、信号端子50,60よりも幅広な金属帯状片を、その長手方向における複数位置で板厚方向に屈曲して作られており、板面(板厚方向に対して直角な面)がコネクタ幅方向に平行をなす姿勢で配置されている。第三端子70は、図2に見られるように、その一端側に位置する第三接触部71および第三可動側被保持部72と、他端側に位置する第三接続部73および第三固定側被保持部75と、第三可動側被保持部72と第三固定側被保持部75との間に位置する第三弾性部76とを有している。第四端子80は、図2に見られるように、その一端側に位置する第四接触部81および第四可動側被保持部82と、他端側に位置する第四接続部83および第四固定側被保持部85と、第四可動側被保持部82と第四固定側被保持部85との間に位置する第四弾性部86とを有している。
第一固定ハウジング20、第二固定ハウジング30および可動ハウジング40の説明に戻る。第一固定ハウジング20は、図2に示されるように、コネクタ幅方向で端子配列範囲にわたって延びる基部21と、コネクタ幅方向で基部21の両外側に位置する圧入取付部22と、コネクタ幅方向で基部21と圧入取付部22との間に位置する傾斜部23とを有している。第一固定ハウジング20は、第一端子50の第一固定側被保持部55を保持する第一固定側保持部としての機能を有している。
基部21は、図3および図4に示されるように、基部21の下面から没した第一固定側保持溝部21Aがコネクタ幅方向に配列されて形成されている。第一固定側保持溝部21Aは、基部21を前後方向に貫通しており、前方(X1側)から圧入された第一端子50の第一固定側被保持部55を保持している。圧入取付部22は、図2に示されるように、基部21に対して前方へずれて位置している。圧入取付部22の上部は、基部21および傾斜部23よりも上方に位置しており、第二固定ハウジング30の後述の前側凹部33A(図6(A)参照)に下方から圧入されるようになっている。傾斜部23は、コネクタ幅方向で外側へ向かうにつれて前方へ傾斜するように延びており、基部21と圧入取付部22とを連結している。
第二固定ハウジング30は、図1、図3および図4に示されるように、信号端子50,60および電源端子70,80よりも上方に位置しコネクタ幅方向に延びる上壁31と、上壁31の前端から下方へ延びる前壁32(図3および図4参照)と、上壁31のコネクタ幅方向での両側端から下方へ延びる側壁33(図1参照)とを有している。側壁33の前端は前壁32の側端に連結されている。
上壁31は、図1および図3に示されるように、コネクタ幅方向での両端部の後端に切欠部31Aが形成されている(図6(A)も参照)。切欠部31Aは、上壁31の下面(内壁面)から没するとともに後方へ開放されており、コネクタ幅方向で、第四端子80の第四弾性部86の前端部(第四可動側被保持部82に連結している部分)の直上に位置している。したがって、第四弾性部86が上方(Z1方向)へ向けて弾性変形しても、第四弾性部86の前端部が上壁31に当接(干渉)することがなく、これによって、可動ハウジング40の上方へ向けたフローティング量を十分に大きく確保できる。
前壁32は、第一固定ハウジング20よりも前方に位置しており、前壁32の下部で、第二端子60の第二固定側被保持部65、第三端子70の第三固定側被保持部75および第四端子80の第四固定側被保持部85を保持している(図6(B)参照)。つまり、前壁32の下部は、第二固定側被保持部65を保持する第二固定側保持部、第三固定側被保持部75を保持する第三固定側保持部、および第四固定側被保持部85を保持する第四固定側保持部としての機能を有している。コネクタ幅方向における第二端子60の配列範囲では、図3に示されるように、前後方向での前壁32の下部(第二固定側保持部)と、第一固定ハウジング20の基部21(第一固定側保持部)との間には、空間11が形成されている。
第二端子60の配列範囲における前壁32の下部には、図3および図4に示されるように、前壁32の後面から没して上下方向に延びる第二固定側保持溝部32Aがコネクタ幅方向に配列されて形成されている。第二固定側保持溝部32Aでは、下方に開口しており、第二端子60の第二固定側被保持部65が下方から圧入されて保持されている。
第三端子70に対応する位置における前壁32の下部には、第三端子70の第三固定側被保持部75を保持する第三固定側保持溝部32Bが形成されている(図6(A)参照)。第四端子80に対応する位置における前壁32の下部には、第四端子80の第四固定側被保持部85を保持する第四固定側保持溝部32Cが形成されている(図6(A)参照)。第三固定側保持溝部32Bおよび第四固定側保持溝部32Cは、コネクタ幅方向で第二固定側保持溝部32Aよりも外側に位置し、また、第四固定側保持溝部32Cは、コネクタ幅方向で第三固定側保持溝部32BよりもY2側に位置している。第三固定側保持溝部32Bおよび第四固定側保持溝部32Cは、第二固定側保持溝部32Aと類似した形状をなしているが、第二固定側保持溝部32Aよりも上下方向およびコネクタ幅方向で大きく形成されている。
側壁33は、図1に示されるように、下部が上部よりもコネクタ幅方向で外側に位置しており、前後方向に見てクランク状をなしている。側壁33の下部には、前端側で内側面から没した前側凹部33Aと、後端側で内側面から没した後側凹部33Bとが形成されている(図6(A)参照)。前側凹部33Aは、上端が閉塞されている一方で下端が開放されており、第一固定ハウジング20の圧入取付部22が下方から圧入されるようになっている。
後側凹部33Bは、コネクタ幅方向に見たときに略L字状に没しており(図6(A)参照)、上端、下端および後端が開放されている。後側凹部33Bは、可動ハウジング40の後述の被規制部48を収容し、該後側凹部33Bの内壁面で被規制部48ひいては可動ハウジング40の上方、前方、後方、およびコネクタ幅方向外方への所定量以上の移動を規制可能となっている。
側壁33の下部には、図1に示されるように、コネクタ幅方向に対して直角に広がるスリット状の外側溝部33Cが上下方向に貫通して形成されており、外側溝部33Cで上方から圧入された固定金具90が保持されている。側壁33の上部には、図1に示されるように、前後方向での後側凹部33Bと同位置で上下方向およびコネクタ幅方向に貫通する側孔部33Dが形成されており、側孔部33Dは後側凹部33Bと連通している(図6(A)も参照)。
可動ハウジング40は、図1および図2に示されるように、相手コネクタ2との嵌合のための嵌合部41と、コネクタ幅方向で嵌合部41の両端部から側方に張り出す張出部47と、張出部47から前方へ延びる被規制部48とを有している。嵌合部41は、コネクタ幅方向を長手方向とする略直方体外形をなしており、図1に示されるように、コネクタ幅方向に延びる下壁42および上壁43と、コネクタ幅方向での両端位置で上下方向に延び下壁42および上壁43の端部同士を連結する側壁44と、下壁42、上壁43および側壁44に囲まれて形成された周壁の前端開口を閉塞する前壁45とを有している。下壁42、上壁43、側壁44および前壁45によって囲まれ、後方(X2側)へ開口する空間は、相手コネクタ2の後述の中間壁113(図4参照)を受け入れるための受入部46を形成している。
図3に示されるように、下壁42の上面、すなわち受入部46の下側内壁面をなす面には、前後方向に延びる複数の第一可動側溝部42Aがコネクタ幅方向に配列されて形成されている。第一可動側溝部42Aには、前方から挿入された第一端子50の第一接触部51が収容されている。上壁43の下面、すなわち受入部46の上側内壁面をなす面には、前後方向に延びる複数の第二可動側溝部43Aがコネクタ幅方向に配列されて形成されている。第二可動側溝部43Aには、前方から挿入された第二端子60の第二接触部61が収容されている。
側壁44の下面には、前後方向に延びる第三可動側溝部44Aが前後方向に延びて形成されている(図6(A)参照)。第三可動側溝部44Aには、前方から挿入された第三端子70の第三接触部71が収容されている。図1に示されるように、側壁44の上面には、前後方向に延びる第四可動側溝部44Bが前後方向に延びて形成されている(図5(A)も参照)。第四可動側溝部44Bには、前方から挿入された第四端子80の第四接触部81が収容されている。第三可動側溝部44Aおよび第四可動側溝部44Bは、第一可動側溝部42Aおよび第二可動側溝部43Aよりも幅広に形成されている。
前壁45の下部には、図3に示されるように、前壁45を前後方向に貫通する第一可動側保持孔部45Aが第一端子50の配列範囲に配列形成されており(図5(A)も参照)、第一可動側保持孔部45Aに前方から圧入される第一端子50の第一可動側被保持部52を保持するようになっている。第一可動側保持孔部45Aは下壁42の第一可動側溝部42Aと連通している。
前壁45の上部には、図3に示されるように、前壁45を前後方向に貫通する第二可動側保持孔部45Bが第二端子60の配列範囲に配列形成されており(図5(A)も参照)、第二可動側保持孔部45Bに前方から圧入される第二端子60の第二可動側被保持部62を保持するようになっている。第二可動側保持孔部45Bは上壁43の第二可動側溝部43Aと連通している。
前壁45の上部には、コネクタ幅方向での両端位置で前後方向に貫通する第三可動側保持孔部45C(図5(A)参照)が形成されており、前方から圧入される第三端子70の第三可動側被保持部72を第三可動側保持孔部45Cで保持している。第三可動側保持孔部45Cは側壁44の第三可動側溝部44A(図6(A)参照)と連通している。前壁45の下部には、コネクタ幅方向での両端位置で前後方向に貫通する第四可動側保持孔部45D(図5(A)参照)が形成されており、前方から圧入される第四端子80の第四可動側被保持部82を第四可動側保持孔部45Dで保持している。第四可動側保持孔部45Dは側壁44の第四可動側溝部44B(図1参照)と連通している。
張出部47は、前壁45の下部からコネクタ幅方向で外側へ向けて斜め下方に張り出している。被規制部48は、張出部47の前面から向けてL字状に延びている。被規制部48は、第二固定ハウジング30の後側凹部33B内で、該後側凹部33Bの内壁面に対して当接可能に収容され、上方、前方および後方への所定量以上の移動を規制されている。
次に、信号端子50,60および電源端子70,80の構成の詳細を説明する。まず、第一端子50の構成の詳細を説明する。図3および図4に示されるように、第一端子50の第一接触部51は、可動ハウジング40の下壁42の上面に沿って前後方向に延び、第一可動側溝部42A内に収容されている。第一接触部51の上面は、可動ハウジング40の受入部46へ向けて露呈しており、相手コネクタ2の後述の第一相手端子150(図4参照)と接触可能となっている。第一可動側被保持部52は、第一接触部51の前端から前方へ延びており、可動ハウジング40の前壁45の第一可動側保持孔部45A内で圧入保持されている。
第一接続部53は、回路基板B1の実装面上に沿って前後方向に延び、該実装面上に形成された第一対応回路部(パッド)に半田接続されるようになっている。第一移行部54は、第一接続部53の前端で屈曲されて上方へ延びている。第一固定側被保持部55は、第一移行部54の上端で屈曲されて前方へ延びており、第一固定ハウジング20の基部21に保持されている。具体的には、第一固定側被保持部55は、第一固定側保持溝部21A内で保持されていて、上下方向における基部21の範囲内に位置している。
このように本実施形態では、第一端子50の第一固定側被保持部55が、前後方向に延びているので、第一端子50を上下方向で小さく形成できる。また、第一固定側被保持部55が上下方向における基部21の範囲内に位置しているので、第一端子50全体を低く配置できる。これに伴い、第二端子60も上下方向で小さく形成でき、かつ、低く配置できるので、コネクタ1全体を上下方向で小さくして低背化することが可能となる。
第一弾性部56は、その長手方向における複数位置で板厚方向に屈曲されており、第一可動側被保持部52の前端と第一固定側被保持部55の前端とを連結している。第一弾性部56は、その全長をばね長として、前後方向(X軸方向)、コネクタ幅方向(Y軸方向)および上下方向(Z軸方向)で弾性変形可能となっており、この弾性変形により、可動ハウジング40の変位(フローティング)を許容している。
第一弾性部56は、図3に示されるように、第一固定側被保持部55の前端から前方へ延びる第一下方横部56Aと、第一下方横部56Aの前端で屈曲されて上方へ延びる第一前方縦部56Bと、第一前方縦部56Bの上端で屈曲され後方へ延びる第一中間横部56Cと、第一中間横部56Cの後端で屈曲され上方へ延びる第一後方縦部56Dと、第一後方縦部56Dの上端で屈曲され後方へ延びて第一可動側被保持部52の前端に連結される第一上方横部56Eとを有している。
第一下方横部56Aは、基部21の前面から空間11へ向けて前方へ延出しており、空間11内に位置している。第一前方縦部56Bは、空間11内に位置する第一下方横部56Aの前端から上方へ向けて空間11外に延出している。つまり、第一前方縦部56Bの下部は空間11内に位置している。第一中間横部56Cは、第一前方縦部56Bの上端から、後方へ向かうにつれて下方へ若干傾斜するように延びている。
本実施形態では、第一弾性部56の第一下方横部56Aおよび第一前方縦部56Bの下部が空間11内に配置されているので、コネクタ1を上下方向および前後方向で大型化することなく、空間11内に位置する部分、すなわち第一下方横部56Aおよび第一前方縦部56Bの下部の長さの分だけ第一弾性部56を長く形成でき、第一端子50のばね長を大きくできる。
次に、第二端子60の構成の詳細を説明する。第二端子60の第二接触部61は、可動ハウジング40の上壁43の下面に沿って前後方向に延び、第二可動側溝部43A内に収容されている。第二接触部61の下面は、可動ハウジング40の受入部46へ向けて露呈しており、相手コネクタ2の後述の第二相手端子160(図4参照)と接触可能となっている。第二可動側被保持部62は、第二接触部61の前端から前方へ延びており、可動ハウジング40の前壁45の第二可動側保持孔部45B内で圧入保持されている。
第二接続部63は、回路基板B1の実装面上に沿って前後方向に延び、該実装面上に形成された第二対応回路部(パッド)に半田接続されるようになっている。第二固定側被保持部65は、第二接続部63の後端で屈曲されて上方へ延び、第二固定ハウジング30の前壁32の下部に保持されている。具体的には、第二固定側被保持部65は、第二固定側保持溝部32A内で保持されていて、前壁32の壁厚範囲(前後方向での範囲)内に位置している。
第二弾性部66は、図3に示されるように、その長手方向における複数位置で板厚方向に屈曲されており、第二可動側被保持部62の前端と第二固定側被保持部65の上端とを連結している。第二弾性部66は、その全長をばね長として、前後方向(X軸方向)、コネクタ幅方向(Y軸方向)および上下方向(Z軸方向)で弾性変形可能となっており、この弾性変形により、可動ハウジング40の変位(フローティング)を許容している。
図2に示されるように、第二弾性部66は、第二固定側被保持部65の上端から後方へ延びる第二下方横部66Aと、第二下方横部66Aの後端で屈曲されて上方へ延びる第二前方縦部66Bと、第二前方縦部66Bの上端で屈曲され後方へ延びる第二中間横部66Cと、第二中間横部66Cの後端で屈曲され上方へ延びる第二後方縦部66Dと、第二後方縦部66Dの上端で屈曲され後方へ延びて第二可動側被保持部62の前端に連結される第二上方横部66Eとを有している。
第二下方横部66Aは、第二固定側保持溝部32A内に位置する第二固定側被保持部65の上端から後方へ向けて、第二固定側保持溝部32A外へ延出しており、空間11よりも上方、かつ第一端子50の第一中間横部56Cよりも下方に位置している。第二下方横部66Aの前部は第二固定側保持溝部32A内に位置している。第二前方縦部66Bは、前後方向で前壁32と第一端子50の第一前方縦部56Bとの間に位置して上下方向に延びている。第二中間横部66Cは、第一中間横部56Cの上方で、第二前方縦部66Bの上端から、後方へ向かうにつれて下方へ若干傾斜するように延びている。
次に、第三端子70の構成の詳細について説明する。第三端子70の第三接触部71は、可動ハウジング40の側壁44の下面に沿って前後方向に延び、第三可動側溝部44A内に収容されている(図6(A)参照)。第三接触部71の下面は露呈しており、相手コネクタ2の後述の第三相手端子170(図4参照)と接触可能となっている。図2に示される第三可動側被保持部72は、第三接触部71の前端から前方へ延びており、可動ハウジング40の前壁45の第三可動側保持孔部45C(図5(A)参照)内で圧入保持されている。
第三接続部73は、図2に示されるように前後方向に延び、回路基板B1の実装面上に形成された第三対応回路部(パッド)に半田接続されるようになっている。なお、第三接続部の接続の形態はこれに限られない。例えば、第三接続部を上下方向に延びた形状で形成し、回路基板を貫通するスルーホールへ第三接続部を上方から挿入して第三対応回路部に半田接続するようにしてもよい。
第三固定側被保持部75は、第三接続部73の後端で屈曲されて上方へ延び、第二固定ハウジング30の前壁32の下部に保持されている。具体的には、第三固定側被保持部75は、第三固定側保持溝部32B内で保持されていて、前壁32の壁厚範囲内に位置している。
第三弾性部76は、図2に示されるように、その長手方向における複数位置で板厚方向に屈曲されており、第三可動側被保持部72の前端と第三固定側被保持部75の上端とを連結している。第三弾性部76は、その全長をばね長として、前後方向(X軸方向)、コネクタ幅方向(Y軸方向)および上下方向(Z軸方向)で弾性変形可能となっており、この弾性変形により、可動ハウジング40の変位(フローティング)を許容している。
次に、第四端子80について説明する。第四端子80の第四接触部81は、図1に示されるように、可動ハウジング40の側壁44の上面に沿って前後方向に延び、第四可動側溝部44B内に収容されている。第四接触部81の上面は露呈しており、相手コネクタ2の後述の第四相手端子180(図4参照)と接触可能となっている。図2に示される第四可動側被保持部82は、第四接触部81の前端から前方へ延びており、可動ハウジング40の前壁45の第四可動側保持孔部45D(図5(A)参照)内で圧入保持されている。
第四接続部83は、図2に示されるように前後方向に延び、回路基板B1の実装面上に形成された第四対応回路部(パッド)に半田接続されるようになっている。なお、第四接続部の接続の形態はこれに限られない。例えば、第四接続部を上下方向に延びた形状で形成し、回路基板を貫通するスルーホールへ第四接続部を上方から挿入して第四対応回路部に半田接続するようにしてもよい。
第四固定側被保持部85は、第四接続部83の後端で屈曲されて上方へ延び、第二固定ハウジング30の前壁32の下部に保持されている。具体的には、第四固定側被保持部85は、第四固定側保持溝部32C内で保持されていて、前壁32の壁厚範囲内に位置している。
第四弾性部86は、図2に示されるように、その長手方向における複数位置で板厚方向に屈曲されており、第四可動側被保持部82の前端と第四固定側被保持部85の上端とを連結している。第四弾性部86は、その全長をばね長として、前後方向(X軸方向)、コネクタ幅方向(Y軸方向)および上下方向(Z軸方向)で弾性変形可能となっており、この弾性変形により、可動ハウジング40の変位(フローティング)を許容している。本実施形態では、図2に示されるように、第四弾性部86の前端部は、第三弾性部76の前端部よりも上方に位置し、前方へ向かうにつれてコネクタ幅方向でY1側へ傾斜するように延びている。つまり、第四弾性部86の前端部と第三弾性部76の前端部は、上下方向に見たとき交差している。
本実施形態では、第二端子60の第二固定側被保持部65、第三端子70の第三固定側被保持部75および第四端子80の第四固定側被保持部85が前壁32の壁厚範囲内に位置しており、その結果、前後方向での前壁32ひいてはコネクタ1の大型化が回避されている。
次に、固定金具90について説明する。固定金具90は、金属板部材を板厚方向に打ち抜いて作られており、平板状をなしている。固定金具90は、図2に示されるように、圧入板部91と、圧入板部91の下縁から下方へ延びる2つの固定脚部92とを有している。固定金具90は、第二固定ハウジング30の側壁33の外側溝部33Cへ圧入板部91が上方から圧入されて保持されている。2つの固定脚部92は、図1に示されるように、側壁33の下面よりも下方へ延出しており、回路基板B1の孔部B1-1に挿入され、半田接続により回路基板に固定される。
このような構成のコネクタ1は、次の要領で製造される。図5(A)~(D)および図6(A)~(C)は、コネクタ1の製造工程を示す斜視図である。まず、可動ハウジング40と第一固定ハウジング20とが一体をなすハウジング部材10Aを成形する。このハウジング部材10Aは、図5(A)に示されるように、第一固定ハウジング20の両端に設けられる圧入取付部22の下部の後端面と、可動ハウジング40の両端に設けられる被規制部48の下部の前端面とが、前後方向に延びる角柱状の連繋部10A-1によって連繋されて形成されている。
次に、図5(A)に示されるように、第一端子50の第一可動側被保持部52を可動ハウジング40の第一可動側保持孔部45Aへ前方から圧入して取り付けるとともに、第一端子50の第一固定側被保持部55を第一固定ハウジング20の第一固定側保持溝部21Aへ前方から圧入して取り付ける。本実施形態では、第一端子50の圧入時において、可動ハウジング40と第一固定ハウジング20とが連繋部10A-1を介して一体をなしており、可動ハウジング40と第一固定ハウジング20との相対位置が固定された状態となっているので、第一可動側被保持部52の圧入工程と第一固定側被保持部55の圧入工程とを同時に行うことができる。したがって、これらの圧入工程を別々に行うよりも工程数が減り、コネクタの製造が簡単となる。
これらの圧入工程の結果、図5(B)に示されるように、可動ハウジング40においては、第一端子50の第一可動側被保持部52が可動ハウジング40の下部で保持される。第一固定ハウジング20においては、第一端子50の第一固定側被保持部55が第一固定ハウジング20の基部21で保持される。また、図5(B)に示されるように、第一弾性部56の第一下方横部56Aが第一固定ハウジング20の基部21の前端面から延出するとともに、第一移行部54(図5(A)参照)が基部21の後端面から延出した状態となる。
次に、図5(C)に示されるように、第二端子60の第二可動側被保持部62を可動ハウジング40の第二可動側保持孔部45Bへ前方から圧入して取り付ける。この結果、図5(D)に示されるように、第二可動側被保持部62が可動ハウジング40の上部で保持される。
次に、図示はされていないが、第三端子70の第三可動側被保持部72を可動ハウジング40の第三可動側保持孔部45Cへ前方から圧入して取り付ける。なお、第三端子70の取付けは、第一端子50の取付けまたは第二端子60の取付けよりも先に行われてもよく、また、同時に行われてもよい。
次に、図示はされていないが、第四端子80の第四可動側被保持部82を可動ハウジング40の第四可動側保持孔部45Dへ前方から圧入して取り付ける。なお、第四端子80の取付けは、第一端子50の取付けまたは第二端子60の取付けよりも先に行われてもよく、また、同時に行われてもよいが、第三端子70の取付けよりも後に行われる。
次に、図6(A)に示されるように、第二固定ハウジング30を第一固定ハウジング20に上方から取り付ける。具体的には、第二固定ハウジング30の側壁33の前側凹部33Aへ第一固定ハウジング20の圧入取付部22を下方から圧入する。また、これと同時に、第二固定ハウジング30の第二固定側保持溝部32A、第三固定側保持溝部32B、第四固定側保持溝部32Cに、第二端子60の第二固定側被保持部65、第三端子70の第三固定側被保持部75、第四端子80の第四固定側被保持部85がそれぞれ下方から圧入される。また、可動ハウジング40の被規制部48が第二固定ハウジング30の後側凹部33Bに収容される。
図6(B)に示されるように第二固定ハウジング30が第一固定ハウジング20に取り付けられると、図3に示されるように、第二固定ハウジング30によって、第一端子50の第一弾性部56、第二端子60の第二弾性部66、第三端子70の第三弾性部76および第四端子80の第四弾性部86が上方、前方、側方から覆われて外部から保護された状態となる。また、図3に示されるように、前後方向にて第一固定ハウジング20の基部21と第二固定ハウジング30の前壁32の下部との間に空間11が形成され、第一端子50の第一下方横部56Aおよび第一前方縦部56Bの下部がこの空間11内に配置される。
次に、ハウジング部材10Aの連繋部10A-1を切断して除去することにより、図6(C)に示されるように、第一固定ハウジング20と可動ハウジング40とを分離する。その結果、第一固定ハウジング20の圧入取付部22の後端面と可動ハウジング40の被規制部48の前端面との間には、前後方向で隙間が形成される。次に、図示はされていないが、固定金具90の圧入板部91を第二固定ハウジング30の側壁33の外側溝部33Cへ上方から圧入して、固定金具90を第二固定ハウジング30に取り付けることにより、コネクタ1が完成する。なお、固定金具90の取付けは、連繋部10A-1の切断より先に行われてもよく、また、同時に行われてもよい。
次に、図1および図4に基づいて相手コネクタ2の構成について説明する。図1および図4に示されるように、相手コネクタ2は、樹脂等の電気絶縁材製の相手ハウジング110と、コネクタ幅方向(Y軸方向)を端子配列方向として相手ハウジング110に配列保持される金属製の複数の第一相手端子150、第二相手端子160、第三相手端子170および第四相手端子180と、相手ハウジング110に取り付けられる固定金具190とを有している。
相手ハウジング110は、コネクタ幅方向を長手方向とする略直方体外形をなしており、コネクタ幅方向に延びる下壁111、上壁112および中間壁113(図4参照)と、コネクタ幅方向での両端位置で上下方向に延び下壁111、上壁112および中間壁113の端部同士を連結する側壁114(図1参照)とを有している。下壁111、上壁112および側壁114から成る周壁と中間壁113との間に形成される環状空間は、前方に開口しており、コネクタ1の嵌合部41を受け入れるための受入部116(図4参照)として形成されている。図1に示されるように、側壁114の下部には、コネクタ幅方向に対して直角に広がるスリット状をなす外側溝部114Aが上下方向に貫通して形成されており、外側溝部114Aで固定金具190が上方から圧入されて保持されている。
第一相手端子150、第二相手端子160、第三相手端子170、第四相手端子180は、それぞれコネクタ1の第一端子50、第二端子60、第三端子70、第四端子80に接続される相手端子である。第一相手端子150と第二相手端子160は、互いに形状の異なる信号端子であるが、説明の都合上、特に区別する必要がない場合には、これらを「相手信号端子150,160」と総称する。第三相手端子170と第四相手端子180は、互いに形状の異なる電源端子であるが、説明の都合上、特に区別する必要がない場合には、これらを「相手電源端子170,180」と総称する。
相手信号端子150,160および相手電源端子170,180は、金属帯状片を、その長手方向における複数位置で板厚方向に屈曲して作られており、板面(板厚方向に対して直角な面)がコネクタ幅方向に対して平行をなす姿勢で、相手ハウジング110に後方から圧入されて取り付けられている。
第一相手端子150は、図4に見られるように、その一端側に位置する第一相手接触部151と、他端側に位置する第一相手接続部152と、第一相手接触部151と第一相手接続部152との間に位置する第一相手中間腕部154とを有している。第一相手端子150は、第一相手中間腕部154の一部で相手ハウジング110に圧入保持されている。
第一相手接触部151は、相手ハウジング110の中間壁113の下面に沿って前後方向に延びており、上下方向で弾性変形可能となっている。第一相手接触部151の前端部は、受入部116へ向けて下方に突出しており、コネクタ1の第一端子50の第一接触部51と接触可能となっている。
第一相手接続部152は、図4に示されているように、相手コネクタ2の前端側に位置し、回路基板B2の実装面上に沿って前後方向に延び、該実装面上に形成された第一対応回路部(パッド)に半田接続されるようになっている。第一相手中間腕部154は、第一相手接続部152の後端で屈曲されて上方に起立してから、後方、上方、前方へと順次屈曲されて横U字状に延び、第一相手接触部151の後端に連結されている。
第二相手端子160は、図4に示されるように、その一端側に位置する第二相手接触部161と、他端側に位置する第二相手接続部162と、第二相手接触部161と第二相手接続部162との間に位置する第二相手中間腕部164とを有している。第二相手端子160は、第二相手中間腕部164の一部で相手ハウジング110に圧入保持されている。
第二相手接触部161は、相手ハウジング110の中間壁113の上面に沿って前後方向に延びており、上下方向で弾性変形可能となっている。第二相手接触部161の前端部は、受入部116へ向けて上方に突出しており、コネクタ1の第二端子60の第二接触部61と接触可能となっている。第二相手接続部162は、図4に示されているように、相手コネクタ2の後端側に位置し、回路基板B2の実装面上に沿って前後方向に延び、該実装面上に形成された第二対応回路部(パッド)に半田接続されるようになっている。第二相手中間腕部164は、第二相手接続部162の前端で屈曲されて上方へ延びてから前方へ屈曲されて、第二相手接触部161の後端に連結されている。
第三相手端子170は、その一端側に位置する第三相手接触部171と、他端側に位置する第三相手接続部(図示せず)と、第三相手接触部171と第二相手接続部との間に位置する第三相手中間腕部(図示せず)とを有している。第三相手端子170は、第三手中間腕部の一部で相手ハウジング110に圧入保持されている。
第三相手接触部171は、相手ハウジング110の下壁111の上面に沿って前後方向に延びており、上下方向で弾性変形可能となっている。図4に示されるように、第三相手接触部171の前端部は、受入部116へ向けて上方に突出しており、コネクタ1の第三端子70の第三接触部71と接触可能となっている。第三相手接続部は、上下方向に延びており、回路基板B2を貫通するスルーホール(図示せず)へ上方から挿入されて、回路基板B2の第三対応回路部に半田接続されるようになっている。
第四相手端子180は、その一端側に位置する第四相手接触部181と、他端側に位置する第四相手接続部182と、第四相手接触部181と第四相手接続部182との間に位置する第四相手中間腕部184とを有している。第四相手端子180は、第四相手中間腕部184の一部で相手ハウジング110に圧入保持されている。
第四相手接触部181は、相手ハウジング110の上壁112の下面に沿って前後方向に延びており、上下方向で弾性変形可能となっている。図4に示されるように、第四相手接触部181の前端部は、受入部116へ向けて下方に突出しており、コネクタ1の第四端子80の第四接触部81と接触可能となっている。第四相手接続部182は、上下方向に延びており、回路基板B2を貫通するスルーホールB2-2へ挿入されて、回路基板B2の第四対応回路部に半田接続されるようになっている。
固定金具190は、金属板部材を板厚方向に打ち抜いて作られており、平板状をなしている。固定金具190は、図1に示されるように、その板面がコネクタ幅方向に対して直角をなす姿勢で、相手ハウジング110の側壁114の外側溝部114Aに上方から圧入されて取り付けられている。固定金具190は、下方へ延びる2つの固定脚部192を有しており、2つの固定脚部192が回路基板B2の孔部B2-1に挿入され、半田接続により回路基板に固定される。
次に、コネクタ1と相手コネクタ2との嵌合接続動作について説明する。まず、図1および図4に見られるように、コネクタ1を回路基板B1に実装するとともに相手コネクタ2を回路基板B2に実装し、相手コネクタ2の受入部116がコネクタ1の受入部46と対向するように、相手コネクタ2をコネクタ1の後方に配置する。
次に、相手コネクタ2を前方へ移動してコネクタ1の可動ハウジング40の嵌合部41に嵌合させる。このとき、コネクタ1の受入部46が相手コネクタ2の相手ハウジング110の中間壁113を後方から受け入れるとともに、相手コネクタ2の受入部116がコネクタ1の可動ハウジング40の周壁(下壁42、上壁43および側壁44)を前方から受け入れる。
このとき、仮に、嵌合開始直前に相手コネクタ2とコネクタ1との相対位置のずれが生じていても、コネクタ1の第一端子50の第一弾性部56、第二端子60の第二弾性部66、第三端子70の第三弾性部76および第四端子80の第四弾性部86の弾性変形により可動ハウジング40が上記ずれを吸収するように変位することで、嵌合動作が難なく進行する。
コネクタ嵌合動作が進行すると、第一端子50の第一接触部51、第二端子60の第二接触部61、第三端子70の第三接触部71、第四端子80の第四接触部81が、それぞれ第一相手端子150の第一相手接触部151、第二相手端子160の第二相手接触部161、第三相手端子170の第三相手接触部171、第四相手端子180の第四相手接触部181に接触する。このとき、第一相手接触部151、第二相手接触部161、第三相手接触部171、第四相手接触部181は上下方向に弾性変形しており、端子同士は十分な接圧をもって接触する。この結果、端子同士が電気的に導通し、コネクタ嵌合動作が完了する。
本実施形態では、コネクタ1の4種の端子(信号端子50,60および電源端子70,80)はハウジング10に圧入されて保持されることとしたが、これに替えて、少なくとも1種の端子が一体成形(インサート成形)によりハウジングに保持されていてもよい。このとき、いずれの端子が一体成形により保持されるか、また、第一固定ハウジング、第二固定ハウジングおよび可動ハウジングのうちのいずれのハウジングで一体成形により保持されるのかについては適宜設定可能である。
本実施形態では、互いに分離して別体をなす第一固定ハウジング20および第二固定ハウジング30のうち、第一固定ハウジング20に第一固定側保持部が設けられ、第二固定ハウジング30に第二固定側保持部が設けられることとしたが、これに替えて、第一固定側保持部および第二固定側保持部は同一部材に設けられていてもよい。例えば、本実施形態の第一固定ハウジング20の両端部を第二固定ハウジング30の第二固定側保持部に連結したような形状の固定ハウジングを成形し、この固定ハウジングに第一固定側保持部および第二固定側保持部を設けるようにしてもよい。このような固定ハウジングでは、第一固定側保持部と第二固定側保持部との間に形成される空間(本実施形態の空間11に相当する空間)は、第一端子の配列範囲で上下方向に貫通する空間として形成される。また、この空間は、第一端子の配列範囲全域にわたって延びる1つの空間をなしていてもよいし、隣接する第一端子同士の間に隔壁を設けることで複数の空間に分割されていてもよい。
1 コネクタ
2 相手コネクタ(相手接続体)
10 ハウジング
10A ハウジング部材
10A-1 連繋部
11 空間
20 第一固定ハウジング(第一固定側保持部)
21 基部
30 第二固定ハウジング
32 前壁(第二固定側保持部)
40 可動ハウジング
50 第一端子(信号端子)
52 第一可動側被保持部
55 第一固定側被保持部
56 第一弾性部
60 第二端子(信号端子)
62 第二可動側被保持部
65 第二固定側被保持部
66 第二弾性部
B1 回路基板
B2 回路基板

Claims (4)

  1. 回路基板上に配置され、前記回路基板に対して平行な前後方向で相手接続体が後方から接続される回路基板用電気コネクタであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジングに保持される複数の端子とを有し、
    前記ハウジングは、前記端子を介して前記回路基板に固定される固定ハウジングと、前記固定ハウジングに対して相対移動可能な可動ハウジングとを有し、
    前記端子は、互いに形状の異なる第一端子と第二端子とを有している回路基板用電気コネクタにおいて、
    前記第一端子は、前記可動ハウジングに保持される第一可動側被保持部と、前記固定ハウジングに保持される第一固定側被保持部と、前記第一可動側被保持部と前記第一固定側被保持部との間に位置し弾性変形可能な第一弾性部とを有し、
    前記第二端子は、前記回路基板の実装面に対して直角な上下方向で前記第一可動側被保持部よりも上方に位置し前記可動ハウジングに保持される第二可動側被保持部と、前記第一固定側被保持部よりも前方に位置し前記固定ハウジングに保持される第二固定側被保持部と、前記第二可動側被保持部と前記第二固定側被保持部との間に位置し弾性変形可能な第二弾性部とを有し、
    前記固定ハウジングは、前記第一固定側被保持部を保持する第一固定側保持部と、前記第二固定側被保持部を保持する第二固定側保持部とを有し、前後方向における前記第一固定側保持部と前記第二固定側保持部との間に空間が形成されており、
    前記第一固定側被保持部は、上下方向における前記第一固定側保持部の範囲内に位置しており、
    前記第一弾性部は、前記第一固定側保持部の前面から前記空間内で前方へ延びるとともに上方へ延びる部分を有していることを特徴とする回路基板用電気コネクタ。
  2. 前記第二固定側保持部は、前後方向に壁厚をもつ壁部に形成されており、
    前記第二固定側被保持部は、前記壁部の壁厚範囲内で上下方向に延びていることとする請求項1に記載の回路基板用電気コネクタ。
  3. 前記第一固定側保持部と前記第二固定側保持部とは、互いに別体をなし、
    前記第一可動側被保持部および前記第一固定側被保持部は、前後方向に延びており、
    前記第一可動側被保持部は、前記可動ハウジングへ前方から圧入されており、
    前記第一固定側被保持部は、前記第一固定側保持部へ前方から圧入されていることとする請求項1または請求項2に記載の回路基板用電気コネクタ。
  4. 回路基板上に配置され、前記回路基板に対して平行な前後方向で相手接続体が後方から接続され、ハウジングと、前記ハウジングに保持される複数の端子とを有し、前記ハウジングが、前記端子を介して前記回路基板に固定される固定ハウジングと、前記固定ハウジングに対して相対移動可能な可動ハウジングとを有し、前記端子が、互いに形状の異なる第一端子と第二端子とを有している回路基板用電気コネクタの製造方法において、
    前記可動ハウジングと前記固定ハウジングの一部をなす第一固定側保持部とが連繋部によって連繋されたハウジング部材を成形し、
    前記第一端子の一端側で前後方向に延びる第一可動側被保持部を前記ハウジング部材の前記可動ハウジングへ前方から圧入するとともに、前記第一端子の他端側で前後方向に延びる第一固定側被保持部を、上下方向における前記ハウジング部材の前記第一固定側保持部の範囲内の位置で、前記第一固定側保持部へ前方から圧入し、
    前記第二端子の一端側で前後方向に延びる第二可動側被保持部を前記ハウジング部材の前記可動ハウジングへ前方から圧入し、
    前記固定ハウジングの他部をなす第二固定側保持部を、前記第一固定側保持部よりも前方にて前記第一固定側保持部との間に前後方向で空間を形成するように、回路基板の実装面に対して直角な上下方向で前記ハウジング部材の前記第一固定側保持部へ上方から圧入して取り付けて、前記第一端子の前記第一可動側被保持部と前記第一固定側被保持部との間に位置し弾性変形可能な第一弾性部の一部を前記空間内に位置させるとともに、前記第二端子の他端側で上下方向に延びる第二固定側被保持部を前記第二固定側保持部へ下方から圧入し、
    前記ハウジング部材の前記連繋部を切断して、前記可動ハウジングと前記第一固定側保持部とを分離することを特徴とする回路基板用電気コネクタの製造方法。

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