JP2023094884A - 収穫機 - Google Patents

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Shun Iwamoto
敏章 藤田
Toshiaki Fujita
雅行 熊谷
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Abstract

【課題】収穫機において、刈取部の側壁の付近の作物を掻き込みリールにより損傷少なく後方に掻き込むことができるように構成する。【解決手段】側壁14に対して上側の位置を前後方向に沿って設けられた左右の支持フレームと、左右方向に沿った軸芯P1周りに回転可能に支持フレームに支持され、回転駆動されることにより圃場の作物を後方に向けて掻き込む掻き込みリール11と、支持フレームを外側方から覆うカバー40とが備えられる。掻き込みリール11が最下降位置に操作された際に、カバー40の底部分43と側壁14の上端部分14aとの間に、カバー40の前端部から昇降シリンダ20に至る空隙A1が生じるように、カバー40の底部分43が側壁14の上端部分14aに対して上方に向けて凹入されている。【選択図】図3

Description

本発明は、収穫機における刈取部の構成に関する。
特許文献1に開示されているように、収穫機の一例である普通型のコンバインでは、左右の側壁が設けられた刈り取りフレーム、掻き込みリール、切断装置、横送り搬送体を有する刈取部が設けられている。
これにより、圃場の作物の株元付近が切断装置により切断され、作物が掻き込みリールにより後方に向けて掻き込まれ、横送り搬送体により横方向に沿って搬送されて、刈取部に収穫される。刈取部により収穫された作物は、搬送装置により後方に搬送され、脱穀装置に供給されて脱穀処理される。
特許文献1では、刈取部において、左右の支持フレームが、側壁に対して上側の位置を前後方向に沿って配置され、掻き込みリールが左右方向に沿った軸芯周りに回転可能に支持フレームの前部に取り付けられている。支持フレームの後部の支点周りに支持フレームが上下に操作されることにより、掻き込みリールの高さが変更される。この場合、支持フレームを外側方から覆うカバーが設けられることがある。
特開2013-236588号公報
圃場において例えば背の高い作物が存在する部分を刈取部の側壁が通過した場合、作物が刈取部の外方に向けて倒れると、作物が、掻き込みリール(支持フレーム)のカバーの底部分と側壁の上端部分との間に入り込む可能性がある。
この場合、掻き込みリールが低い位置に設定されていると、カバーの底部分と側壁の上端部分との間が狭いものとなるので、作物がカバーと側壁との間に挟み込まれることがあり、挟み込まれた作物が掻き込みリールにより後方に向けて掻き込まれることにより、作物の損傷に発展する可能性がある。
本発明は、収穫機において、刈取部の側壁の付近の作物を掻き込みリールにより損傷少なく後方に掻き込むことができるように構成することを目的としている。
本発明は、圃場の作物を収穫する刈取部と、前記刈取部により収穫された作物を前記刈取部から搬送する搬送装置とが備えられた収穫機であって、前記刈取部に、左右の側壁を有して前記搬送装置に連結された刈取フレームと、前記側壁に対して上側の位置を前後方向に沿って設けられた左右の支持フレームと、左右方向に沿った軸芯周りに回転可能に前記支持フレームに支持され、回転駆動されることにより圃場の作物を後方に向けて掻き込む掻き込みリールと、圃場の作物の株元を切断する切断装置と、収穫された作物を前記搬送装置に向けて搬送する横送り搬送体と、前記支持フレームの後部の支点周りに前記支持フレームを上下に操作することにより、前記掻き込みリールの高さを変更可能な昇降シリンダと、前記支持フレームを外側方から覆うカバーとが備えられ、前記掻き込みリールが最下降位置に操作された際に前記カバーの底部分と前記側壁の上端部分との間に前記カバーの前端部から前記昇降シリンダに至る空隙が生じるように、前記カバーの底部分が前記側壁の上端部分に対して上方に向けて凹入されている。
本発明によると、圃場において例えば背の高い作物が存在する部分を刈取部の側壁が通過し、作物が、刈取部の外方に向けて倒れて、掻き込みリール(支持フレーム)のカバーの底部分と側壁の上端部分との間に入り込んだとしても、この間に空隙があるので、作物がカバーと側壁との間に挟み込まれることは少ない。
これにより、カバーの底部分と側壁の上端部分との間に入り込んだ作物が、掻き込みリールにより後方に向けて掻き込まれても、作物はカバーの底部分と側壁の上端部分との間から損傷少なく出て行き、刈取部に収穫されるので、収穫機において作物を損傷少なく刈り取って収穫する収穫効率を向上させることができる。
本発明において、前記側壁から前方に向けて延出された左右の分草具が備えられていると好適である。
本発明によると、圃場の作物は、分草具により刈取部の左右幅内の作物と、刈取部の左右幅外の作物とに分けられながら、側壁に達する。
これにより、刈取部の左右幅外の作物がカバーの底部分と側壁の上端部分との間に入り込むような状態を少なくすることができるので、作物を損傷少なく刈り取って収穫するという面で有利なものとなる。
本発明において、前記カバーの底部分は、前記カバーの底部分の前端部から前後中間部に亘って設けられ、前記掻き込みリールが最下降位置に操作された際に、側面視で、前記側壁の上端部分に沿った姿勢となる前半部分と、前記前半部分の後部から前記カバーの底部分の後端部に亘って設けられ、前記掻き込みリールが最下降位置に操作された際に、側面視で、前記前半部分の後部から前記側壁の上端部分に向けて延出された姿勢となる後半部分とを有していると好適である。
本発明によると、カバーの底部分の前半部分は、掻き込みリールが最下降位置に操作された際に、側面視で側壁の上端部分に沿った姿勢となる。これにより、カバーの底部分と側壁の上端部分との間に入り込んだ作物は、掻き込みリールにより後方に向けて掻き込まれることにより、損傷少なく後方に向けて移動する。
本発明によると、カバーの底部分の後半部分は、掻き込みリールが最下降位置に操作された際に、側面視でカバーの底部分の前半部分の後部から側壁の上端部分に向けて延出された姿勢となる。これにより、カバーの底部分と側壁の上端部分との間に入り込んだ作物は、掻き込みリールにより後方に向けて掻き込まれることによって、カバーの底部分と側壁の上端部分との間から、刈取部の左右中央部に向けて損傷少なく出て行く。
従って、作物を損傷少なく刈り取って収穫するという面で有利なものとなる。
本発明において、前記カバーの前部分は、前記掻き込みリールが最下降位置に操作された際に、側面視で、前記カバーの前部分の下部が前記カバーの前部分の上部よりも後方に位置する姿勢となると好適である。
本発明によると、圃場において例えば背の高い作物が存在する部分を刈取部の側壁が通過し、作物が刈取部の外方に向けて倒れてカバーの底部分と側壁の上端部分との間に入り込む場合、作物はカバーの前部分により案内されながらカバーの底部分と側壁の上端部分との間に入り込むようになるので、作物を損傷少なく刈り取って収穫するという面で有利なものとなる。
本発明において、前記掻き込みリールに回転動力を伝達する伝動ベルトが、前記カバーにより覆われるように、前記支持フレームに沿って設けられ、前記伝動ベルトの巻回経路の下部分を上方に向けて突出するように案内する案内回転体が備えられていると好適である。
本発明によると、掻き込みリールに回転動力を伝達する伝動ベルトが、支持フレームに沿って設けられており、カバーにより伝動ベルトが覆われている。案内回転体により、伝動ベルトの巻回経路の下部分が上方に向けて突出するように案内されているので、伝動ベルトの巻回経路の下部分の影響を受けること少なく、カバーの底部分を上方に向けて凹入することが容易に行える。
本発明において、前記掻き込みリールにおける前記支持フレームでの取付位置を前記支持フレームに沿って前後に変更可能な位置変更部が備えられ、前記掻き込みリールの取付位置の変更に伴なう前記伝動ベルトの張り具合を調節する張り調節部が、前記伝動ベルトの巻回経路の上部分に対して備えられていると好適である。
本発明によると、位置変更部により、掻き込みリールにおける支持フレームでの取付位置が、支持フレームに沿って前後に変更可能に構成されている。
本発明によると、掻き込みリールの取付位置の変更に伴なう伝動ベルトの張り具合を調節する張り調節部が、伝動ベルトの巻回経路の上部分に対して設けられているので、張り調節部と伝動ベルトの巻回経路の下部分に対して設けられた案内回転体とが、互いに干渉し合うこと少なく無理なく配置される。
本発明において、前記カバーの上端部分が、側面視で、上方に向けて突出するように形成されていると好適である。
本発明によると、カバーの上端部分が側面視で上方に向けて突出するように形成されているので、張り調節部がカバーの上端部分と干渉すること少なく無理なく配置される。
本発明において、前記案内回転体が、前記張り調節部よりも前側に位置していると好適である。
本発明によると、案内回転体が張り調節部よりも前側に位置しているので、張り調節部が伝動ベルトの巻回経路の上部分に対して設けられ、案内回転体が伝動ベルトの巻回経路の下部分に対して設けられることと相まって、張り調節部と案内回転体とが、互いに干渉し合うこと少なく無理なく配置される。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 刈取部の付近の右側面図である。 刈取部の付近の右側面図である。 刈取部の平面図である。 運転部の平面図である。 運転部の付近の左側面図である。 運転部の横操縦部の付近の縦断正面図である。 運転部の床部の付近の右側面図である。 運転部の床部の付近の正面図である。
図1~図10に、収穫機の一例である普通型のコンバインが示されており、Fは前方向を示し、Bは後方向を示し、Uは上方向を示し、Dは下方向を示し、Rは右方向を示し、Lは左方向を示している。
(コンバインの全体構成)
図1及び図2に示すように、クローラ型式の走行装置2により機体1が支持されて、機体1の前部に刈取部3及び運転部4が設けられている。機体1の左部に脱穀装置5が設けられ、機体1の右部に貯留部であるグレンタンク6が設けられており、作物の排出装置7がグレンタンク6の後部の下部に接続されている。
搬送装置8が、左右方向に沿った軸芯周りに上下に揺動可能に、脱穀装置5の前部に支持されて、脱穀装置5から前方に向けて延出されている。刈取部3が搬送装置8の前部に連結されて、圃場の作物を収穫する刈取部3が、機体1の前部に設けられている。昇降シリンダ(図示せず)が、機体1と搬送装置8とに亘って接続されており、昇降シリンダにより刈取部3及び搬送装置8が昇降操作される。
以上の構成により、機体1の進行に伴って圃場の作物が、刈取部3に導入されて収穫され、作物が刈取部3から搬送装置8を通って搬送されて脱穀装置5に供給される。作物が脱穀装置5で脱穀処理されるのであり、脱穀装置5で脱穀処理されて回収された作物が、グレンタンク6に貯留される。グレンタンク6が満杯になると、グレンタンク6の作物が排出装置7によって排出される。
(刈取部の構成)
図1及び図2に示すように、刈取部3には、刈取フレーム9、分草具10、掻き込みリール11、切断装置12及び横送りスクリュー13(横送り搬送体に相当)等が設けられている。刈取フレーム9は、刈取部3の骨格となるものであり、刈取部3の左右方向の全幅に亘って設けられて、刈取フレーム9の後部が搬送装置8の前部に連結されている。
刈取フレーム9の右端部及び左端部に、左右の側壁14が連結されている。左右の分草具10が、左右の側壁14の前端部に連結されて、側壁14から前方に向けて延出されている。分草具10の上端部分10a及び側壁14の上端部分14aは、互いに連続するように接続されており、後側の部分ほど高くなる後上がり状(前下り状)に傾斜している(図3及び図4参照)。
掻き込みリール11が、刈取フレーム9の上方に位置するように設けられており、バリカン型式の切断装置12が、刈取フレーム9の前部に設けられている。横送りスクリュー13が、左右方向に沿った軸芯周りに回転可能に、左右の側壁14に亘って支持されている。
以上の構成により、機体1の前進に伴って、圃場の作物が、左右の分草具10により分草され、掻き込みリール11により後方に向けて刈取フレーム9に掻き込まれて、作物の株元が切断装置12により切断される。作物が刈取フレーム9に導入されると、作物は横送りスクリュー13により刈取フレーム9の左右中央部に向けて搬送されて、横送りスクリュー13から搬送装置8に送り込まれるのであり、搬送装置8から脱穀装置5に供給される。
(掻き込みリールの構成)
図3,4,5に示すように、掻き込みリール11には、左右及び中央の回転フレーム15、左右の回転フレーム15に亘って取り付けられた複数のフレーム16、フレーム16に下向きに取り付けられた多数のタイン17等が設けられている。
支点軸18が、刈取フレーム9の後部の上部に左右方向に沿って、回転可能に支持されており、左右の支持フレーム19が支点軸18の右端部及び左端部に連結されている。支持フレーム19は、分草具10及び側壁14に対して上側の位置を前後方向に沿って配置されている。
左右の支持ブラケット23(位置変更部に相当)が、支持フレーム19の前部に支持フレーム19に沿って前後に位置変更可能、且つ、ボルトにより位置固定可能に取り付けられている。掻き込みリール11が、左右方向に沿った軸芯P1周りに回転可能に左右の支持ブラケット23に取り付けられている。
これにより、掻き込みリール11が、左右方向に沿った軸芯P1周りに回転可能に左右の支持フレーム19の前部に取り付けられている。支持ブラケット23における支持フレーム19での取付位置が、支持フレーム19に沿って前後に変更されることにより、掻き込みリール11における支持フレーム19での取付位置が、支持フレーム19に沿って前後に変更される。
左右の昇降シリンダ20が、側壁14と支持フレーム19とに亘って取り付けられている。昇降シリンダ20により、支持フレーム19が支点軸18の軸芯P2(支持フレーム19の後部の支点に相当)周りに上下に操作されることにより、掻き込みリール11の高さが変更される。
(刈取部の伝動系の構成)
図2~図5に示すように、伝動軸21が刈取フレーム9の後部の下部に左右方向に沿って支持されており、機体1からの動力が、搬送装置8の外面部に沿って配置された伝動チェーン22を介して伝動軸21に伝達される。伝動軸21の右端部に、スプロケット21a及びカム機構21bが取り付けられている。
横送りスクリュー13に連結されたスプロケット13aが、右の側壁14に対して外側に配置されており、伝動軸21のスプロケット21aと横送りスクリュー13のスプロケット13aとに亘って、伝動チェーン24が取り付けられている。伝動軸21の動力が伝動チェーン24を介して横送りスクリュー13に伝達されて、横送りスクリュー13が図3及び図4の時計方向に回転駆動される。
駆動軸25が右の側壁14に対して外側を前後方向に沿って支持されており、駆動軸25の後部が伝動軸21のカム機構21bに接続され、駆動軸25の前部に連結されたアーム25aが、切断装置12の右端部に接続されている。伝動軸21が回転駆動されると、伝動軸21のカム機構21bにより、駆動軸25が正逆に回転駆動され、駆動軸25のアーム25aが左右に往復駆動されて、切断装置12が駆動される。
スプロケット26及びプーリー27が、互いに連結されて、軸芯P2周りに回転可能に支点軸18の右部に支持されている。横送りスクリュー13のスプロケット13aにスプロケット13bが連結され、スプロケット26と横送りスクリュー13のスプロケット13bとに亘って、伝動チェーン28が取り付けられている。
横送りスクリュー13に伝達された動力が、伝動チェーン28を介してスプロケット26及びプーリー27に伝達されるのであり、動力がプーリー27から後述の(掻き込みリールの駆動系の構成)に記載のように、掻き込みリール11に伝達されて、掻き込みリール11が図3及び図4の時計方向に回転駆動される。
(掻き込みリールの駆動系の構成)
図3,4,5に示すように、掻き込みリール11の右部に連結されたプーリー29が、右の支持フレーム19の軸芯P1の位置に配置されている。右の支持フレーム19におけるプーリー27,29の間の部分において、案内プーリー30が、左右方向に沿った軸芯P3周りに回転可能に支持されている。
調節アーム31(張り調節部に相当)が、軸芯P3周りに揺動可能に支持されて、右の支持フレーム19から上方に向けて延出されており、調節アーム31の上部に案内プーリー31aが回転可能に支持されている。
右の支持フレーム19の後部にブラケット32が連結されて、取付部材33(張り調節部に相当)がブラケット32に取り付けられており、バネ34が調節アーム31と取付部材33とに亘って取り付けられている。バネ34により、調節アーム31が後方に向けて揺動するように付勢されている。
取付部材33は、ナットによりブラケット32に取り付けられており、取付部材33におけるブラケット32での取付位置を、ナットにより前後方向に沿って変更可能である。これにより、調節アーム31の姿勢を前後方向に沿って変更することができる。
右の支持フレーム19における調節アーム31(案内プーリー30)とプーリー29との間の部分に、ブラケット35が連結されており、ブラケット35が右の支持フレーム19から下方に向けて延出されている。案内プーリー36(案内回転体に相当)が、回転可能にブラケット35に支持されている。
伝動ベルト37が、案内プーリー30、調節アーム31の案内プーリー31a、案内プーリー36を通って、プーリー27とプーリー29とに亘って取り付けられており、伝動ベルト37が右の支持フレーム19に沿って設けられている。
以上の構成により、プーリー27の動力(回転動力)が、伝動ベルト37を介してプーリー29に伝達され、掻き込みリール11に伝達されて、掻き込みリール11が図3及び図4の時計方向に回転駆動される。
図3及び図4に示す状態は、掻き込みリール11(支持ブラケット23)における支持フレーム19での取付位置が、後方の位置に設定された状態である。
前述の(掻き込みリールの構成)に記載のように、掻き込みリール11(支持ブラケット23)における支持フレーム19での取付位置が前方に向けて変更される場合、これに伴って取付部材33におけるブラケット32での取付位置が前方に向けて変更され、調節アーム31の姿勢が前方に向けて変更されることにより、伝動ベルト37の張り具合が適正な状態に調節される。
これにより、掻き込みリール11の取付位置の変更に伴なう伝動ベルト37の張り具合を調節する調節アーム31(張り調節部に相当)が、伝動ベルト37の巻回経路の上部分37aに対して備えられている。
案内プーリー36(案内回転体に相当)が、伝動ベルト37の巻回経路の下部分37bに対して備えられ、調節アーム31(張り調節部に相当)よりも前側に位置している。案内プーリー36(案内回転体に相当)により、伝動ベルト37の巻回経路の下部分37bが上方に向けて突出するように案内されている。
(掻き込みリールにおける支持フレーム及び伝動ベルトを覆うカバーの構成)
図3,4,5に示すように、右の支持フレーム19及び伝動ベルト37を外側方から覆うカバー40が設けられている。カバー40には、右の横部分41、上端部分42、底部分43、前部分44及び後部分45等が設けられており、カバー40の左の横方は開放されている。
右の支持フレーム19に、ステー38,39が取り付けられている。カバー40の上端部分42がステー38にボルト連結され、カバー40の前部分44がステー39にボルト連結されて、カバー40が右の支持フレーム19に取り付けられている。
カバー40によって、右の支持フレーム19の上方、下方、前方、後方及び右の横側方が覆われる。カバー40によって、スプロケット26、伝動ベルト37、プーリー27,29、案内プーリー30,36、調節アーム31及び案内プーリー31aの上方、下方、前方、後方及び右の横側方が覆われる。
図1及び図4に示すように、側壁14の外側部分を覆うカバー46が、側壁14に取り付けられており、カバー46の上端部分は、側面視で、側壁14の上端部分14aよりも少し下側に位置している。
(カバーの具体的な形状)
図3に示すように、カバー40において、カバー40の上端部分42は、上端部分42の前端部から前後中間部に亘って設けられた前半部分42aと、前半部分42aの後部から上端部分42の後端部に亘って設けられた後半部分42bとを有している。
図3に示す状態は、掻き込みリール11が最下降位置に操作された状態である。この状態のカバー40において、上端部分42の前半部分42aは、側面視で、上端部分42の前半部分42aの後部が上端部分42の前半部分42aの前部よりも高くなる後上がり状(前下り状)に、傾斜する姿勢となる。
掻き込みリール11が最下降位置に操作された状態のカバー40において、上端部分42の後半部分42bは、側面視で、上端部分42の後半部分42bの後部が上端部分42の後半部分42bの前部よりも低くなる後下がり状(前上がり状)に、傾斜する姿勢となる。これにより、カバー40の上端部分42が、側面視で、上方に向けて突出するように形成されている。
カバー40の底部分43は、底部分43の前端部から前後中間部に亘って設けられた前半部分43aと、前半部分43aの後部から底部分43の後端部に亘って設けられた後半部分43bとを有している。
掻き込みリール11が最下降位置に操作された状態のカバー40において、底部分43の前半部分43aは、側面視で、分草具10の上端部分10a及び側壁14の上端部分10aに沿った姿勢となる。底部分43の後半部分43bは、側面視で、前半部分43aの後部から側壁14の上端部分14aに向けて延出された姿勢となる。
これにより、掻き込みリール11が最下降位置に操作された際に、カバー40の底部分43と分草具10の上端部分10a及び側壁14の上端部分14aとの間に、カバー40の前端部(前部分44)から昇降シリンダ20に至る空隙A1が生じるように、カバー40の底部分43が分草具10の上端部分10a及び側壁14の上端部分14aに対して上方に向けて凹入されている。
カバー40の前部分44は、前部分44の上端部から上下中間部に亘って設けられた上部分44aと、上部分44aの下部から前部分44の下端部に亘って設けられた下部分44bとを有している。
図3に示すように、掻き込みリール11が最下降位置に操作された状態のカバー40において、前部分44の下部分44bは、側面視で、前部分44の下部分44bの下部が前部分44の下部分44bの上部よりも後方に位置する後下がり状(前上がり状)に、傾斜する姿勢となる。
(カバーの付近の作物の状態)
前述の(刈取部の構成)に記載のように、刈取部3により圃場の作物が刈り取られて収穫される場合、圃場において例えば背の高い作物が存在する部分を右の分草具10及び右の側壁14が通過して、作物が刈取部3(右の分草具10及び右の側壁14)の右の外方に向けて倒れたと仮定する。
この場合、作物は、分草具10の上端部分10aとカバー40の前部分44(下部分44b)により案内されながら、カバー40の底部分43(前半部分43a)と分草具10の上端部分10a及び側壁14の上端部分14aとの間(空隙A1)に入る。
カバー40の底部分43(前半部分43a)と分草具10の上端部分10a及び側壁14の上端部分14aとの間(空隙A1)に入り込んだ作物は、掻き込みリール11により後方に向けて掻き込まれることによって、カバー40の底部分43(前半部分43a)と分草具10の上端部分10a及び側壁14の上端部分14aとの間(空隙A1)を、後方に向けて移動する。
次に作物は、掻き込みリール11により後方に向けて掻き込まれること、並びに、横送りスクリュー13により刈取フレーム9の左右中央部に向けて搬送されることによって、カバー40の底部分43(後半部分43b)と分草具10の上端部分10a及び側壁14の上端部分14aとの間(空隙A1)から,刈取フレーム9の左右中央部に向けて出て行く。
(運転部の構成)
図1及び図6に示すように、運転部4には、エンジン57を収容するボンネット47、ボンネット47に前方に設けられた前操縦部48、ボンネット47の左部と前操縦部48の左部とに亘って設けられた横操縦部49、これらの下部に設けられた床部58、これらの上方を覆う屋根部50等が設けられている。
運転座席51が、ボンネット47の上部に設けられている。左右の走行装置2の操向操作及び刈取部3の昇降操作を行う操作レバー52と、固定のハンドル53とが、前操縦部48に設けられている。走行用の静油圧式無段変速装置(図示せず)の操作を行う変速レバー54と、脱穀クラッチレバー55と、刈取クラッチレバー56とが、横操縦部49に設けられている。
図6及び図7に示すように、機体1を構成する機体フレーム60に、補強フレーム59が連結されて上方に向けて延出されている。補強フレーム59の上部とボンネット47の左後部の上部及び横操縦部49の後部の上部とが連結され、補強フレーム59の上部と脱穀装置5の前部とが連結されており、ボンネット47及び運転座席51の振動が補強フレーム59により抑えられている。
(脱穀クラッチレバー及び刈取クラッチレバーの構成)
図7及び図8に示すように、エンジン57の動力を脱穀装置5に伝達及び遮断する脱穀クラッチ61が設けられている。刈取クラッチ(図示せず)が、脱穀クラッチ61の下流側に設けられており、脱穀クラッチ61と脱穀装置5との間から分岐した動力が、刈取クラッチを介して刈取部3及び搬送装置8に伝達及び遮断される。
横操縦部49の上面部49a及び左の横面部49bに、軸受け部62,63が設けられている。操作軸64が、左右方向に沿った軸芯P4周りに回転可能も軸受け部62,63に支持されて、脱穀クラッチレバー55が操作軸64の右端部に取り付けられている。
操作軸64の左端部にアーム64aが連結されており、操作軸64のアーム64aと脱穀クラッチ61とに亘って、連係部材65及びバネ66が接続されている。脱穀クラッチレバー55が軸芯P4周りに操作されることにより、脱穀クラッチ61が伝動状態及び遮断状態に操作される。
円筒状の操作軸67が操作軸64の外面に回転可能に取り付けられており、刈取クラッチレバー56が操作軸67の右端部に取り付けられている。横操縦部49の左の横面部49bと軸受け部63との間において、操作軸67にアーム67aが連結されており、操作軸67のアーム67aと刈取クラッチとに亘って、連係部材68及びワイヤ69が接続されている。刈取クラッチレバー56が軸芯P4周りに操作されることにより、刈取クラッチが伝動状態及び遮断状態に操作される。
(脱穀クラッチレバー及び刈取クラッチレバーを覆う覆い体の構成)
図6,7,8に示すように、箱状の覆い体70が、横操縦部49の左の横面部49bに取り付けられている。覆い体70には、上面部70a、横面部70b、前面部70c及び後面部70dが設けられている。
覆い体70の横面部70b、前面部70c及び後面部70dは鉛直方向に沿っている。覆い体70の上面部70aは、横操縦部49の左の横面部49bから斜め左方の下方に向けて延出された傾斜面に形成されている。
これにより、覆い体70によって、軸受け部63、操作軸64の左端部及びアーム64a、操作軸67の左端部及びアーム67a、連係部材65,68等が覆われている。
覆い体72が、覆い体70の後面部70dに連なるように、横操縦部49の左の横面部49bに取り付けられており、エンジン57のマフラー71が、覆い体70,72の下方に配置されている。覆い体72には、上面部72a及び横面部72b、前面部70c及び後面部70dが設けられており、覆い体72の上面部72aは、横操縦部49の左の横面部49bから斜め左方の下方に向けて延出された傾斜面に形成されている。
マフラー71が、覆い体70の下方の位置と覆い体72の下方の位置とに亘って前後方向に沿って配置されており、覆い体70の前面部70cの下端部とマフラー71の前端部との間の空間を、連係部材65,68及びワイヤ69等が通っている。
(覆い体に関する従来の技術、課題及び効果)
脱穀クラッチレバー55及び刈取クラッチレバー56の操作軸64,67が、横操縦部49の横面部49bから突出している場合、操作軸64,67にワラ屑等が付着するのを防止する為に、操作軸64,67を覆う箱状の覆い体が、横操縦部49の横面部49bに取り付けられることがある。
これにより、箱状の覆い体が横操縦部49の横面部49bに取り付けられた場合、ワラ屑等が覆い体に堆積することがあるので、改善の余地がある。
前述の(脱穀クラッチレバー及び刈取クラッチレバーを覆う覆い体の構成)及び図7,8に示す覆い体70を備えた場合、覆い体70においてワラ屑等が堆積し易い上面部70aが傾斜面に形成されているので、覆い体70の上面部70aにワラ屑等が乗っても、ワラ屑等は覆い体70の上面部70aから滑落し易い。覆い体70の横面部70b、前面部70c及び後面部70dは鉛直方向に沿っているので、覆い体70の横面部70b、前面部70c及び後面部70dに、ワラ屑等は堆積し難い。
以上のように、ワラ屑等が堆積し難い覆い体70を得ることができて、ワラ屑等が覆い体70に堆積することによる不具合を少なくすることができる。
覆い体70,72がマフラー71の上方に配置されることにより、ワラ屑等がマフラー71に堆積することを少なくすることができるのであり、マフラー71にワラ屑等が堆積することによる不具合を少なくすることができる。
(作動油タンクの構成)
図7,9,10に示すように、機体フレーム60に、上下方向に沿った前フレーム73及び横フレーム74、横パネル75が連結されて、前フレーム73、横フレーム74及び横パネル75により枠状のフレーム76が支持されており、機体フレーム60とフレーム76とに亘って前パネル77が取り付けられている。前操縦部48及び床部58がフレーム76に取り付けられており、前操縦部48及び床部58と機体フレーム60との間に比較的大きな空間が形成されている。
作動油タンク78が、前操縦部48及び床部58と機体フレーム60との間の空間の前部に左右方向に沿って配置されるように、機体フレーム60に取り付けられている。刈取部3及び搬送装置8を昇降操作する昇降シリンダ(前述の(コンバインの全体構成)を参照)や、走行用の静油圧式無段変速装置(前述の(運転部の構成)を参照)で使用される作動油が、作動油タンク78に貯留される。
セパレータ79がフレーム76の左部に取り付けられており、ホース80がセパレータ79に接続され、作動油タンク78の前部の右下部の入口部78aとセパレータ79とに亘って,ホース81が接続されている。前述の昇降シリンダ及び静油圧式無段変速装置等からの戻りの作動油が、ホース80を介してセパレータ79に供給され、セパレータ79において空気が除去され、ホース81を介して作動油タンク78の入口部78aから、作動油タンク78に戻される。
作動油タンク78の左部の下部に出口部78bが設けられ、作動油タンク78の出口部78bからホース82が延出されている。作動油タンク78の作動油が、作動油タンク78の出口部78bからホース82を介して、前述の昇降シリンダ及び静油圧式無段変速装置等に供給される。
作動油タンク78の上部に供給口部78cが設けられている。作業者は、床部58をフレーム76から取り外し、作動油タンク78の供給口部78cを開けることにより、作動油を作動油タンク78の供給口部78cから作動油タンク78に補給することができる。
前パネル77及び前フレーム73は着脱可能であるので、作業者は、前パネル77及び前フレーム73を取り外すことにより、作動油タンク78を前方に向けて移動させて取り外すことができる。
(バッテリの構成)
図6及び図9に示すように、バッテリ83が、前操縦部48及び床部58と機体フレーム60との間の空間の前部に左右方向に沿って配置され、作動油タンク78に対して後側に配置されており、取付金具84により機体フレーム60に取り付けられている。横パネル75においてバッテリ83に対向する部分に、開口部75aが開口されており、横パネル75の開口部75aに、平板状の蓋部85が着脱可能にボルト連結されている。
階段状のステップ86が、前後方向に沿った軸芯周りに揺動可能に、機体フレーム60の右部に設けられている。作業状態において、作業者は、ステップ86を上方に操作し蓋部85に隣接する格納位置に操作しておく(図10の二点鎖線を参照)。作業者は、ステップ86を格納姿勢から下方の使用姿勢(図6,9,10の実線を参照)に操作することにより、ステップ86を使用して運転部4に乗降することができる。
図6及び図9に示すように、ステップ86が使用姿勢に操作されると、蓋部85の横方が開放されるので、作業者は蓋部85を取り外すことができる。蓋部85が取り外された状態において、作業者は、横パネル75の開口部75aから手を入れて、取付金具84を取り外し、バッテリ83を横パネル75の開口部75aから外方に引き出すことができるのであり、バッテリ83の交換等を行うことができる。
(作業油タンクに関する従来の技術、課題及び効果)
収穫機では、作動油タンク78が脱穀装置5に対して前側の位置に配置されたものがある。この場合、前述の(脱穀クラッチレバー及び刈取クラッチレバーの構成)及び図7,8に示すように、脱穀クラッチ61が脱穀装置5に対して前側の位置に設けられ、脱穀クラッチ61から脱穀装置5の各部への伝動系が配置されると、十分な容量を持つ作動油タンク78を設けることが困難になることがある。
これにより、十分な容量を持つ作動油タンク78を設けることができるようにするという面で改善の余地がある。
前述の(作動油タンクの構成)及び図6,7,9,10に示すように、前操縦部48及び床部58と機体フレーム60との間に比較的大きな空間が形成されているので、この空間に作動油タンク78を配置することにより、十分な容量を持つ作動油タンク78を設けることができる。
作動油タンク78の入口部78aと出口部78bとが十分に離れていることにより、作動油タンク78の入口部78aに戻された作動油に空気が含まれていても、この作動油が作動油タンク78の出口部78bに達するまでに、空気が作動油タンク78の内部の上部に抜けることが期待できる。
前操縦部48及び床部58と機体フレーム60との間に比較的大きな空間が形成されていることにより、この空間に作動油タンク78を設けることができることに加えて、前述の(バッテリの構成)及び図6,9に示すように、バッテリ83を設けることができる。
(発明の実施の第1別形態)
伝動ベルト37及びカバー40が、左の支持フレーム19に設けられてもよい。
伝動ベルト37が左右の支持フレーム19の一方に設けられ、カバー40が左右の支持フレーム19の両方に設けられてもよい。
(発明の実施の第2別形態)
側壁14の前端部(分草具10が連結される部分)が、カバー40の前部分44よりも前方に位置するように構成してもよい。
(発明の実施の第3別形態)
昇降シリンダ20にカバー(図示せず)を設けて、昇降シリンダ20が作物から保護され、且つ、作物の損傷が抑えられるように構成してもよい。
本発明は、稲用の収穫機ばかりではなく、他の作物の収穫機にも適用できる。
3 刈取部
8 搬送装置
9 刈取フレーム
10 分草具
11 掻き込みリール
12 切断装置
13 横送りスクリュー(横送り搬送体)
14 側壁
14a 上端部分
19 支持フレーム
20 昇降シリンダ
23 支持ブラケット(位置変更部)
31 調節アーム(張り調節部)
33 取付部材(張り調節部)
36 案内プーリー(案内回転体)
37 伝動ベルト
37a 上部分
37b 下部分
40 カバー
42 上端部分
43 底部分
43a 前半部分
43b 後半部分
44 前部分
A1 空隙
P1 軸芯
P2 軸芯(支点)

Claims (8)

  1. 圃場の作物を収穫する刈取部と、
    前記刈取部により収穫された作物を前記刈取部から搬送する搬送装置とが備えられた収穫機であって、
    前記刈取部に、左右の側壁を有して前記搬送装置に連結された刈取フレームと、前記側壁に対して上側の位置を前後方向に沿って設けられた左右の支持フレームと、左右方向に沿った軸芯周りに回転可能に前記支持フレームに支持され、回転駆動されることにより圃場の作物を後方に向けて掻き込む掻き込みリールと、圃場の作物の株元を切断する切断装置と、収穫された作物を前記搬送装置に向けて搬送する横送り搬送体と、前記支持フレームの後部の支点周りに前記支持フレームを上下に操作することにより、前記掻き込みリールの高さを変更可能な昇降シリンダと、前記支持フレームを外側方から覆うカバーとが備えられ、
    前記掻き込みリールが最下降位置に操作された際に前記カバーの底部分と前記側壁の上端部分との間に前記カバーの前端部から前記昇降シリンダに至る空隙が生じるように、前記カバーの底部分が前記側壁の上端部分に対して上方に向けて凹入されている収穫機。
  2. 前記側壁から前方に向けて延出された左右の分草具が備えられている請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記カバーの底部分は、
    前記カバーの底部分の前端部から前後中間部に亘って設けられ、前記掻き込みリールが最下降位置に操作された際に、側面視で、前記側壁の上端部分に沿った姿勢となる前半部分と、
    前記前半部分の後部から前記カバーの底部分の後端部に亘って設けられ、前記掻き込みリールが最下降位置に操作された際に、側面視で、前記前半部分の後部から前記側壁の上端部分に向けて延出された姿勢となる後半部分とを有している請求項1又は2に記載の収穫機。
  4. 前記カバーの前部分は、前記掻き込みリールが最下降位置に操作された際に、側面視で、前記カバーの前部分の下部が前記カバーの前部分の上部よりも後方に位置する姿勢となる請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の収穫機。
  5. 前記掻き込みリールに回転動力を伝達する伝動ベルトが、前記カバーにより覆われるように、前記支持フレームに沿って設けられ、
    前記伝動ベルトの巻回経路の下部分を上方に向けて突出するように案内する案内回転体が備えられている請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の収穫機。
  6. 前記掻き込みリールにおける前記支持フレームでの取付位置を前記支持フレームに沿って前後に変更可能な位置変更部が備えられ、
    前記掻き込みリールの取付位置の変更に伴なう前記伝動ベルトの張り具合を調節する張り調節部が、前記伝動ベルトの巻回経路の上部分に対して備えられている請求項5に記載の収穫機。
  7. 前記カバーの上端部分が、側面視で、上方に向けて突出するように形成されている請求項6に記載の収穫機。
  8. 前記案内回転体が、前記張り調節部よりも前側に位置している請求項6又は7に記載の収穫機。
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