JP2023093924A - 光架橋性液晶ポリマーおよび熱応答性液晶ポリマー - Google Patents

光架橋性液晶ポリマーおよび熱応答性液晶ポリマー Download PDF

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Abstract

【課題】大きな収縮力を有する熱応答性液晶ポリマーの原料となる光架橋性液晶ポリマーを提供すること。【解決手段】活性水素基を有するメソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、活性水素基を有する光重合性基含有化合物と、3以上の活性水素基を有する架橋剤との反応物であることを特徴とする光架橋性液晶ポリマー、さらには該光架橋性液晶ポリマーを架橋してなる熱応答性液晶ポリマー。光架橋性液晶ポリマーを架橋してなる熱応答性液晶ポリマー。80℃、500sec-1における溶融粘度測定時の試験力の変動係数が1未満である光架橋性液晶ポリマーが好ましい。【選択図】 なし

Description

本発明は、光架橋性液晶ポリマーおよび熱応答性液晶ポリマーに関するものである。
分子構造内にメソゲン基を有する液晶ポリマーは、液晶(メソゲン基)の配向度の変化に伴って物性が変化する。このような性質に着目し、液晶ポリマーをエラストマーとして様々な用途で利用する試みがなされている。
例えば、液晶ポリマーとして、ジイソシアネート成分と、高分子量ポリオール成分と、メソゲンジオールとの反応によって得られる液晶性ポリマーをマトリックスとして含む熱応答性材料がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2017-115036号公報
特許文献1の液晶性ポリマーをマトリックスとして含む熱応答性材料は、本出願人が開発したものであり、液晶性発現温度領域でゴム弾性を有するものである。この液晶ポリウレタンエラストマーは、従来の液晶ポリウレタンと比べて、液晶性発現温度を低下させたものである。かかる液晶ポリウレタンエラストマーは、液晶分子を一軸配向し、等方相-液晶相転移させると、収縮などの可逆変形を引き起こす。しかしながら、用途によってはより大きな収縮力が必要になる場合がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大きな収縮力を有する熱応答性液晶ポリマーの原料となる光架橋性液晶ポリマーを提供することを目的とする。
上記目的は下記構成により達成し得る。すなわち本発明は、活性水素基を有するメソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、活性水素基を有する光重合性基含有化合物と、3以上の活性水素基を有する架橋剤との反応物であることを特徴とする光架橋性液晶ポリマーに関する。
上記光架橋性液晶ポリマーにおいて、80℃、500sec-1における溶融粘度測定時の試験力の変動係数が1未満であることが好ましい。
上記光架橋性液晶ポリマーにおいて、前記メソゲン基含有化合物が、下記一般式(1):
Figure 2023093924000001
(Xは活性水素基であり、Rは隣接する結合基の一部をなす単結合、-N=N-、-CO-、-CO-O-、または-CH=N-であり、Rは隣接する結合基の一部をなす単結合、または-O-であり、Rは隣接する結合基の一部をなす単結合、または炭素数1~20のアルキレン基である。ただし、Rが-O-であり、且つRが隣接する結合基の一部をなす単結合であるものを除く。)で表される化合物であることが好ましい。
また、本発明は前記いずれかに記載の光架橋性液晶ポリマーを架橋してなる熱応答性液晶ポリマーに関する。
本発明に係る光架橋性液晶ポリマーは、活性水素基を有するメソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、活性水素基を有する光重合性基含有化合物と、3以上の活性水素基を有する架橋剤との反応物である。本発明に係る光架橋性液晶ポリマーを架橋してなる熱応答性液晶ポリマーは、熱応答性液晶ポリマーに比して収縮力が向上している。このような効果が得られる理由は明らかではないが、例えば以下の理由が考えられる。
本発明に係る光架橋性液晶ポリマーは、原料として架橋剤を使用するため、ポリマー内の少なくとも一部に分岐構造を有する。したがって、本発明に係る光架橋性液晶ポリマーを延伸すると、液晶構造の配向度が高くなる。光架橋性液晶ポリマーの延伸状態を保ったまま、ポリマー内に組み込まれた光重合性基含有化合物を介して光架橋性液晶ポリマーを架橋すると、液晶の配向度が高い状態、つまりエントロピーが低い状態で固定されることになる。そうすると、加熱により液晶構造が溶融した際、エントロピーが高くなるように働くため、エントロピーの変化量が大きくなることで、光架橋性液晶ポリマーの架橋体である熱応答性液晶ポリマーの収縮力も大きくなる。
また、本発明では、光架橋性液晶ポリマー内の分岐構造の割合を80℃、500sec-1における溶融粘度測定時の試験力の変動係数に基づき設計し、かかる変動係数を1未満としたとき、最終的に得られる熱応答性液晶ポリマーの収縮力をより高めることができる。
本発明に係る光架橋性液晶ポリマーは、活性水素基を有するメソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、活性水素基を有する光重合性基含有化合物と、3以上の活性水素基を有する架橋剤との反応物である。以下に、原料となる各成分について説明する。
[メソゲン基含有化合物]
メソゲン基含有化合物としては、例えば、下記の一般式(1)で表される化合物が好ましい。
Figure 2023093924000002
上記一般式(1)において、Xは活性水素基であり、Rは隣接する結合基の一部をなす単結合、-N=N-、-CO-、-CO-O-、または-CH=N-であり、Rは隣接する結合基の一部をなす単結合、または-O-であり、Rは隣接する結合基の一部をなす単結合、または炭素数1~20のアルキレン基である。ただし、Rが-O-であり、且つRが隣接する結合基の一部をなす単結合であるものを除く。)なお、「隣接する結合基の一部をなす単結合」とは、当該単結合が隣接する結合基の一部と共有されている状態を意味する。例えば、上記一般式(1)において、Rが隣接する結合基の一部をなす単結合である場合、単結合であるRは両側のベンゼン環と共有された状態となり、当該両側のベンゼン環とともにビフェニル構造を形成する。Xとしては、例えば、OH、SH、NH、COOH、二級アミンなどが挙げられる。メソゲン基含有化合物の配合量は、光架橋性液晶ポリマーを構成する原料中、20~80質量%、好ましくは40~70質量%となるように調整される。メソゲン基含有化合物の配合量が20質量%未満の場合、生成した熱応答性液晶ポリマーに液晶性が発現し難くなる。メソゲン基含有化合物の配合量が80質量%を超える場合、液晶相-等方相間の相転移温度(Ti)が高くなり、常温を含む低温領域で熱応答性液晶ポリマーを成形することが困難となる。
メソゲン基含有化合物には、アルキレンオキシドおよび/またはスチレンオキシドを併用することが好ましい。アルキレンオキシドおよび/またはスチレンオキシドは、液晶ポリマーにおける液晶相の発現温度を低下させるように機能するため、メソゲン基含有化合物にアルキレンオキシドおよび/またはスチレンオキシドを併用して生成した液晶ポリマーは、常温での実用性に優れた製品となり得る。アルキレンオキシドは、例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、またはブチレンオキシドを使用することができる。上掲のアルキレンオキシドは、単独で使用してもよいし、複数種を混合して使用してもよい。スチレンオキシドについては、ベンゼン環にアルキル基、アルコキシ基、ハロゲンなどの置換基を有するものでもよい。アルキレンオキシドは、上掲のアルキレンオキシドと、上掲のスチレンオキシドとを混合したものを使用することも可能である。アルキレンオキシドおよび/またはスチレンオキシドの配合量は、メソゲン基含有化合物1モルに対して、アルキレンオキシドおよび/またはスチレンオキシドが1~10モル、好ましくは2~6モル付加されるように調整される。アルキレンオキシドおよび/またはスチレンオキシドの付加モル数が1モル未満の場合、液晶ポリマーの液晶相が発現する温度範囲を十分に低下させることが困難となり、そのため、無溶媒で且つ液晶相が発現した状態で液晶ポリマー(液晶ポリウレタン)を連続成形することが困難となる。アルキレンオキシドおよび/またはスチレンオキシドの付加モル数が10モルを超える場合、液晶ポリマーの液晶相が発現し難くなる虞がある。
[イソシアネート化合物]
イソシアネート化合物は、例えば下記に示すジイソシアネート化合物を使用することができる。ジイソシアネート化合物を例示すると、2,4-トルエンジイソシアネート、2,6-トルエンジイソシアネート、2,2’-ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5-ナフタレンジイソシアネート、p-フェニレンジイソシアネート、m-フェニレンジイソシアネート、p-キシリレンジイソシアネート、およびm-キシリレンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート;エチレンジイソシアネート、1,5-ペンタメチレンジイソシアネート、2,2,4-トリメチルヘキサメチレン-1,6-ジイソシアネート、2,4,4-トリメチルヘキサメチレン-1,6-ジイソシアネート、および1,6-ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート;並びに1,4-シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’-ジシクロへキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、およびノルボルナンジイソシアネートなどの脂環式ジイソシアネートなどが挙げられる。例示したジイソシアネート化合物は、単独で使用してもよいし、複数種を混合して使用してもよい。なお、本発明ではイソシアネート化合物として3官能以上のイソシアネート化合物を併用しても良いが、得られる液晶ポリマーの熱可塑性を確保するため、使用するイソシアネート化合物の全量を100質量%としたとき、ジイソシアネート化合物の割合は98質量%以上であることが好ましく、99質量%以上であることがより好ましく、略100質量%であることがさらに好ましい。3官能以上のイソシアネート化合物を例示すると、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフェート、リジンエステルトリイソシアネート、1,3,6-ヘキサメチレントリイソシアネート、1,6,11-ウンデカントリイソシアネート、1,8-ジイソシアネート-4-イソシアネートメチルオクタン、ビシクロヘプタントリイソシアネートなどのトリイソシアネート、およびテトライソシアネートシランなどのテトライソシアネートが挙げられる。
光架橋性液晶ポリマーを構成するメソゲン基含有化合物の全量を100質量部としたとき、イソシアネート化合物の割合は20~70質量部であることが好ましく、30~60質量部であることがより好ましい。イソシアネート化合物の配合量が20質量部未満である場合、ウレタン反応による高分子化が不十分となるため、光架橋性液晶ポリマーを連続成形することが困難となる。一方、イソシアネート化合物の割合が70質量部を超える場合、液晶ポリマーの原材料全体に占めるメソゲン基含有化合物の配合量が相対的に少なくなるため、光架橋性液晶ポリマーおよび熱応答性液晶ポリマーの液晶性が低下する。
なお、イソシアネート化合物が有するイソシアネート基は、メソゲン基含有化合物が有する水酸基などの活性水素基、および光重合性基含有化合物が有する水酸基などの活性水素基と反応し得る。メソゲン基含有化合物および光重合性基含有化合物が有する活性水素基の理論量に対するイソシアネート化合物が有するイソシアネート基の理論量であるNCO INDEX(NCO/OH)は、0.95~1.10であることが好ましく、1.00~1.05であることがより好ましい。
[光重合性基含有化合物]
活性水素基を有する光重合性基含有化合物は、例えば、アクリロイル基含有化合物、メタクリロイル基含有化合物、アリル化合物を使用することができる。アクリロイル基含有化合物を例示すると、プロピレングリコールジグリシジルエーテルアクリル酸付加物、エチレングリコールジグリシジルエーテルメタクリル酸付加物、トリプロピレングリコールジグリシジルエーテルアクリル酸付加物、グリセリンジグリシジルエーテルアクリル酸付加物、ビスフェノールA PO2mol付加物ジグリシジルエーテルアクリル酸付加物、2-アクリロイルオキシエチルサクシネート、β-カルボキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピルアクリレート、2-アクリロイロキシエチル-コハク酸、2-アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2-アクリロイロキシエチル-フタル酸、2-アクリロイロキシエチル-2-ヒドロキシエチル-フタル酸、2-アクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェート、2-ヒドロキシ-3-アクリロイロキシプロピルメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレートなどが挙げられる。メタクリロイル基含有化合物を例示すると、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、2-メタクリロイロキシエチルコハク酸、2-メタクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2-メタクロイロキシエチルアシッドホスフェート、グリセリンジメタクリレート、ビスフェノールA PO2mol付加物ジグリシジルエーテルメタクリル酸付加物、ビスフェノールAジグリシジルエーテルメタクリル酸付加物、2-ヒドロキシ-3-アクリロイロキシプロピルメタクリレート、2-メタクリロイルオキシエチルサクシネートなどが挙げられる。アリル基含有化合物を例示すると、グリセリンモノアリルエーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエーテルなどが挙げられる。
光架橋性液晶ポリマーを構成するメソゲン基含有化合物の全量を100質量部としたとき、光重合性基含有化合物の割合は0.1~10質量部であることが好ましく、0.3~7質量部であることがより好ましい。光重合性基含有化合物の割合が0.1質量部未満の場合、原材料に光照射を行っても十分に硬化しないため、生成した熱応答性液晶ポリマーは熱応答性を発現し難くなる。光重合性基含有化合物の割合が10質量部を超える場合、光照射後のポリマー中の架橋密度が高くなり過ぎるため、この場合も生成した熱応答性液晶ポリマーは熱応答性を発現し難くなる。
[架橋剤]
本発明に係る光架橋性液晶ポリマーの原料として、3以上の活性水素基を有する架橋剤を使用する。架橋剤としては例えば、3つまたは4つの活性水素基を有するポリオール化合物、アミン化合物などが挙げられる。ポリオール化合物としては、トリメチロールプロパン、グリセリン、1,2,6-ヘキサントリオール、ジグリセリン、メチルグルコシド、ペンタエリトリトール、テトラメチロールシクロヘキサン、3官能の開始剤(トリメチロールプロパン、グリセリン等)または4官能の開始剤(ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ジエチレンアミン等)にエーテル化合物を付加したポリエーテルポリオールなどが挙げられる。アミン化合物としては、メタントリアミン、ジエチレントリアミン、2-(2-アミノエチルアミノ)エタノールなどが挙げられる。
光架橋性液晶ポリマーを製造する際、架橋剤の配合量の多少により、導入される分岐構造の割合が増減するが、本発明においては、光架橋性液晶ポリマーの分岐構造の割合を80℃、500sec-1における溶融粘度測定時の試験力の変動係数に基づき設計することが好ましい。具体的には、光架橋性液晶ポリマーの、80℃、500sec-1における溶融粘度測定時の試験力の変動係数が1未満となるように架橋剤の配合量を調製することが好ましい。
[その他の原材料]
活性水素基を有するメソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、活性水素基を有する光重合性基含有化合物と、架橋剤とに加え、光架橋性液晶ポリマーの原材料として、活性水素基含有化合物を使用してもよい。活性水素基含有化合物としては、例えば、ポリオール化合物、アミン化合物が挙げられる。ポリオール化合物としては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエステルポリカーボネートポリオール、エチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3-プロピレングリコール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンなどが挙げられる。上掲の各活性水素基含有化合物は、単独で使用してもよいし、複数種を混合して使用してもよい。
また、活性水素基を有するメソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、活性水素基を有する光重合性基含有化合物と、架橋剤とを反応させる場合、当業者に公知のウレタン重合触媒を使用してもよい。かかる重合触媒としては、チタンテトラノルマルブトキシド、チタンテトラ―2-エチルへキソキシド、チタンテトラアセチルアセトネート、チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)などの有機チタン触媒、ジルコニウムテトラノルマルブトキシド、ジルコニウムジブトキシビス(エチルアセトアセテート)、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート、ジルコニウムテトラアセチルアセトネートなどの有機ジルコニウム触媒、ナフテン酸亜鉛などの有機亜鉛触媒、ジブチル錫ジラウレートやオクチル酸錫などの有機錫系触媒、トリエチレンジアミンおよびその誘導体、N-メチルモルホリン、N,N,N’,N’-テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’-テトラメチルヘキサメチレンジアミン、1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン-7(DBU)、ビス(N,N-ジメチルアミノ-2-エチル)エーテル、ビス(2-ジメチルアミノエチル)エーテルなどの第3級アミン系触媒、酢酸カリウム、オクチル酸カリウムなどのカルボン酸金属塩触媒、イミダゾール系触媒などが挙げられる。これらの中でも、トリエチレンジアミンおよびその誘導体の使用が好ましい。
活性水素基を有するメソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、活性水素基を有する光重合性基含有化合物と、3以上の活性水素基を有する架橋剤との反応物を製造する際、光反応開始剤を配合することが好ましい。
[光反応開始剤]
光反応開始剤は、例えば、1-ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフォンオキサイド、2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニル-フォスフィンオキサイド、2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-オン、1-ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン/ベンゾフェノン、1-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)-フェニル]-2-ヒドロキシ-2-メチル-1-プロパン-1-オン、2-ヒドロキシ-1-{4-[4-(2-ヒドロキシ-2-メチル-プロピオニル)-ベンジル]-フェニル}-2-メチル-プロパン-1-オン、オキシ-フェニル-アセチックアシッド2-[2-オキソ-2-フェニル-アセトキシ-エトキシ]-エチルエステル/オキシ-フェニル-アセチックアシッド2-[2-ヒドロキシ-エトキシ]-エチルエステル、フェニルグリオキシリックアシッドメチルエステル、2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルフォリノプロパン-1-オン、2-ベンジル-2-ジメチルアミノ-1-(4-モルフォリノフェニル)-ブタノン-1、2-ジメチルアミノ-2-(4-メチル-ベンジル)-1-(4-モリフォリン-4-イル-フェニル)-ブタン-1-オン、ビス(η5-2,4-シクロペンタジエン-1-イル)-ビス(2,6-ジフルオロ-3-(1H-ピロール-1-イル)-フェニル)チタニウム、1,2-オクタンジオン,1-[4-(フェニルチオ)フェニル-,2-(O-ベンゾイルオキシム)]、エタノン,1-[9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-,1-(O-アセチルオキシム)、ヨードニウム,(4-メチルフェニル)[4-(2-メチルプロピル)フェニル]-ヘキサフルオロフォスフェート(1-)/プロピレンカーボネート、トリアリールスルフォニウムヘキサフルオロフォスフェート、トリアリールスルフォニウムテトラキス-(ペンタフルオロフェニル)ボレート、オキシムスルホネート系光酸発生剤を使用することができる。光反応開始剤の割合は、液晶ポリマーを構成するメソゲン基含有化合物の全量を100質量部としたとき、0.1~10質量部であることが好ましく、0.1~8質量部であることがより好ましい。光反応開始剤の配合量が0.1質量部未満の場合、光照射時に均一に重合反応が進行しないため、あるいは硬化が不十分となるため、生成したエラストマーは熱応答性を発現し難くなる。光反応開始剤の配合量が10質量部を超える場合、生成したエラストマー中のメソゲン基の含有量が減少するため、液晶相が発現し難くなる。光反応開始剤は、200~600nmに吸収波長を有するものが好ましい。光反応開始剤が上記範囲の吸収波長を有していれば、液晶ポリマーまたはその原材料の透明度(可視光の透過率)が低いものであっても、光反応開始剤が光を吸収し、確実に光架橋反応を進行させることができる。
本発明に係る光架橋性液晶ポリマーは、熱応答性液晶ポリマーの原料となる。本発明に係る光架橋性液晶ポリマーは、光反応開始剤の存在下、活性水素基を有するメソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、活性水素基を有する光重合性基含有化合物と、3以上の活性水素基を有する架橋剤とを反応させることにより、製造することができる。反応させる際の反応条件としては、例えば光反応開始剤と共に、活性水素基を有するメソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、活性水素基を有する光重合性基含有化合物と、3以上の活性水素基を有する架橋剤とを押出成形機に投入し、例えば60~150℃に加熱した状態で加熱溶融しつつ、これらを反応させる方法が挙げられる。
光架橋性液晶ポリマーおよび光反応開始剤を含む、加熱溶融された液晶ポリマー用組成物は、冷却後、粉砕してペレット状に成形しておき、ペレット化した原材料を押出成形機を用いて所定の形状に成形した後、液晶相を発現する温度領域(すなわち、ガラス転移温度(Tg)以上かつ相転移温度(Ti)以下)で延伸しながら押出成形してもよい。あるいは、光反応開始剤存在下、活性水素基を有するメソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、活性水素基を有する光重合性基含有化合物と、3以上の活性水素基を有する架橋剤の反応物(光架橋性液晶ポリマー)をそのまま、液晶相を発現する温度領域(すなわち、ガラス転移温度(Tg)以上かつ相転移温度(Ti)以下の温度領域)で延伸しながら押出成形してもよい。この場合、メソゲン基含有化合物に含まれるメソゲン基が延伸方向に沿うように動くため、高度な配向性を有する光架橋性液晶ポリマーの成形体を製造することができる。
前記で得られた、高度な配向性を有する光架橋性液晶ポリマーの成形体を適切な形状に成形して冷却し、延伸状態を保ったまま波長200~600nm光を照射すると、配向性を維持したまま原材料間で架橋反応が進行し、低温での液晶相の発現性と弾性とを兼ね備えた熱応答性液晶ポリマーが完成する。このようにして製造された熱応答性液晶ポリマーは、低温領域ではメソゲン基が延伸方向に配向しているが、加熱して相転移温度(Ti)を上回るとメソゲン基の配向が崩れて(不規則となって)延伸方向に収縮し、冷却して相転移温度(Ti)を下回るとメソゲン基の配向が復活して延伸方向に伸張するという特異的な熱応答性挙動を示す。
ちなみに、熱応答性液晶ポリマーの配向性は、メソゲン基の配向度によって評価することができる。配向度の値が大きいものは、メソゲン基が一軸方向に高度に配向している。配向度は、フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)を用いた1回全反射測定法(ATR)により、芳香族エーテルの逆対称伸縮振動の吸光度(0°、90°)、およびメチル基の対称変角振動の吸光度(0°、90°)を測定し、これらの吸光度をパラメータとする以下の計算式に基づいて算出される。
配向度=(A-B)/(A+2B)
A:0°で測定したときの芳香族エーテルの逆対称伸縮振動の吸光度/0°で測定したときのメチル基の対称変角振動の吸光度
B:90°で測定したときの芳香族エーテルの逆対称伸縮振動の吸光度/90°で測定したときのメチル基の対称変角振動の吸光度
熱応答性液晶ポリマーが有意な伸縮性を発現するためには、メソゲン基の配向度が0.05以上であることが好ましく、0.1以上であることがより好ましい。
前記液晶ポリマーは、衣料製品(繊維)、アクチュエータ、フィルターなどの分野において利用できる可能性がある。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例などについて説明する。なお、実施例などにおける評価項目は下記のようにして測定を行った。
<溶融粘度>
光架橋性液晶ポリマーについて、キャピラリーレオメータ(品番:No.140-SAS-2002、安田精機社製)を使用し、せん断速度500s-1における80℃の溶融粘度を測定した。
<溶融粘度測定時の試験力の変動係数>
溶融粘度測定時に連続的に計測される試験力(N)を用いて、試験力の変動係数を下記式より算出した。平均値・標準偏差を算出するための試験力点数は150~200点で実施した。各試験力の点間隔としては、0.09~0.1秒で取得した。
試験力の変動係数=試験力の標準偏差/試験力の平均値
<押出成形性>
光架橋性液晶ポリマーの押出成形性の評価を目視により行い、押出成形機から光架橋性液晶ポリマーがスムーズに押し出されたものを「良好(○)」、スムーズに押し出されていないものを「悪化(×)」と判断した。
<相転移温度(Ti)>
光架橋性液晶ポリマーを光架橋することにより得られる熱応答性液晶ポリマーについて、示唆走査熱量分析計[DSC](品名:X-DSC 7000、日立ハイテクサイエンス社製)を使用し、相転移温度(Ti)を測定した。
<伸縮率>
熱応答性液晶ポリマーについて、液晶相(Ti-20℃)および等方相(Ti+20℃)における配向方向のサイズをスケールで測定し、伸縮率を下記の式によって算出した。
伸縮率(%)=(L1-L2)/L2×100
L1:液晶相におけるサンプルの配向方向の長さ(mm)
L2:等方相におけるサンプルの配向方向の長さ(mm)
<収縮力>
熱応答性液晶ポリマーについて、光照射により製造後、20℃にて保管したものを「幅4mm、厚み0.3mm、長さ30mm」のサンプル形状とし、測定装置としてUBM社製「DVE-V4レオスペクトロラー」を使用し、荷重とサンプルの断面サイズとに基づき、収縮力(MPa)を算出した。測定装置を使用した、収縮力の測定条件を以下に示す。
(昇温速度)1℃/min
(測定温度領域)20~60℃
(チャック間距離)15mm
(初期ひずみ)0.1mm
(ひずみ)0.10%
(周波数)100Hz
(光架橋性液晶ポリマーおよび熱応答性液晶ポリマーの製造例)
実施例1
反応容器に、活性水素基を有するメソゲン基含有化合物として式(1)のRが単結合であるBH6(500g)、水酸化カリウム(19g)、および溶媒としてN,N-ジメチルホルムアミド(3000ml)を入れて混合し、さらに、アルキレンオキシドとしてプロピレンオキシドを1モルのBH6に対して5当量添加し、これらの混合物を、加圧条件下、120℃で2時間反応させた(付加反応)。次いで、反応容器にシュウ酸(15g)を添加して付加反応を停止させ、反応液中の不溶な塩を吸引ろ過によって除去し、さらに、反応液中のN,N-ジメチルホルムアミドを減圧蒸留法により除去することにより、メソゲンジオールAを得た。メソゲンジオールAの合成スキームを式(3)に示す。なお、式(3)中に示したメソゲンジオールAは代表的なものであり、種々の構造異性体を含み得る。
Figure 2023093924000003
得られたメソゲンジオールA100質量部に対し、イソシアネート化合物として1,5-ペンタメチレンジイソシアネート(三井化学社製)を27.5質量部、光重合性基含有化合物として2-ヒドロキシエチルアクリレート(共栄社化学社製)を2質量部、光反応開始剤として2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニル-フォスフィンオキサイド(TPO)(IGM resins社製)を0.1質量部、架橋剤としてのトリメチロールプロパン(活性水素基数3)を0.03質量部混合し、光架橋性液晶ポリマーの原材料を調製した。この原材料を撹拌しながら80℃で加熱溶融し、メソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、光重合性基含有化合物と、トリメチロールプロパンとを反応させることにより、光架橋性液晶ポリマーおよび光反応開始剤を含有する液晶ポリマー用組成物を製造した。得られた製造物を冷却後、プラスチック粉砕機(品名:ZI-420、株式会社ホーライ製)で粉砕した。
実施例2~4および比較例1
架橋剤の種類(トリメチロールプロパンまたはペンタエリトリトール(活性水素基数4))および配合量を表1に記載のものに変更した以外は、実施例1と同様に光架橋性液晶ポリマーおよび光反応開始剤を含有する液晶ポリマー用組成物を製造した。
(熱応答性液晶ポリマーの製造例)
実施例1~4および比較例1に係る液晶ポリマー用組成物の樹脂ペレットを、80~120℃に設定した単軸押出機(品名:SZW25GT-24MG-STD、株式会社テクノベル製)に投入し、厚み1.0mmの樹脂シートに成形した。この樹脂シートを15℃に設定した冷却ロールに通してガラス転移温度(Tg)以上且つ相転移温度(Ti)以下に冷却し、引取りロールで巻き取った。このとき、冷却ロールと引取りロールとの間に回転差を付けることにより、樹脂シートを1.5~10倍に延伸した。さらに、冷却ロールと引取りロールとの間に卓上型UV硬化装置(品名:アイminiグランテージ(ESC-1511U)、アイグラフィックス株式会社製)を設置し、延伸された樹脂シートに高圧水銀ランプまたはメタルハライドランプを光源とした光を照射し、光架橋(硬化)された熱応答性液晶ポリマーを得た。
Figure 2023093924000004
比較例1で製造した、光架橋性液晶ポリマーを含有する液晶ポリマー用組成物を原料として製造された熱応答性液晶ポリマーに比して、実施例1~4で製造した、光架橋性液晶ポリマーを含有する液晶ポリマー用組成物を原料として製造された熱応答性液晶ポリマーは、収縮力が向上していることがわかる。
<溶融粘度>
光架橋性液晶ポリマーについて、キャピラリーレオメータ(品番:No.140-SAS-2002、安田精機社製)を使用し、せん断速度500s-1における80℃の溶融粘度を測定した。比較例1で得られた液晶ポリウレタンエラストマーの溶融粘度を1として指数評価した。指数が高いほど、高い溶融粘度を有することを意味する。
<伸縮率>
熱応答性液晶ポリマーについて、液晶相(Ti-20℃)および等方相(Ti+20℃)における配向方向のサイズをスケールで測定し、伸縮率を下記の式によって算出した。
伸縮率=(L1-L2)/L
L1:液晶相におけるサンプルの配向方向の長さ(mm)
L2:等方相におけるサンプルの配向方向の長さ(mm)
<収縮力>
熱応答性液晶ポリマーについて、光照射により製造後、20℃にて保管したものを「幅4mm、厚み0.3mm、長さ30mm」のサンプル形状とし、測定装置としてUBM社製「DVE-V4レオスペクトロラー」を使用し、荷重とサンプルの断面サイズとに基づき、収縮力(MPa)を算出した。表1の37℃、および60℃における収縮力は、測定結果から該当温度における収縮力を読み取り、比較例1で得られた液晶ポリウレタンエラストマーの収縮力を1として指数評価した。指数が高いほど、高い収縮力を有することを意味する。測定装置を使用した、収縮力の測定条件を以下に示す。
(昇温速度)1℃/min
(測定温度領域)20~60℃
(チャック間距離)15mm
(初期ひずみ)0.1mm
(ひずみ)0.10%
(周波数)100Hz
Figure 2023093924000006

Claims (4)

  1. 活性水素基を有するメソゲン基含有化合物と、イソシアネート化合物と、活性水素基を有する光重合性基含有化合物と、3以上の活性水素基を有する架橋剤との反応物であることを特徴とする光架橋性液晶ポリマー。
  2. 80℃、500sec-1における溶融粘度測定時の試験力の変動係数が1未満である請求項1に記載の光架橋性液晶ポリマー。
  3. 前記メソゲン基含有化合物が、下記一般式(1):
    Figure 2023093924000005
    (Xは活性水素基であり、Rは隣接する結合基の一部をなす単結合、-N=N-、-CO-、-CO-O-、または-CH=N-であり、Rは隣接する結合基の一部をなす単結合、または-O-であり、Rは隣接する結合基の一部をなす単結合、または炭素数1~20のアルキレン基である。ただし、Rが-O-であり、且つRが隣接する結合基の一部をなす単結合であるものを除く。)で表される化合物である請求項1または2に記載の光架橋性液晶ポリマー。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の光架橋性液晶ポリマーを架橋してなる熱応答性液晶ポリマー。
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