JP2023092233A - タイヤ - Google Patents

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哲平 中道
Teppei Nakamichi
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Abstract

【課題】ハイドロプレーニング性能を維持しつつ、加速走行時のノイズ性能を向上し得るタイヤを提供する。【解決手段】トレッド部2を有するタイヤ1である。トレッド部2には、タイヤ周方向に延びる複数の周方向溝3と、周方向溝3により区分された複数の陸部4とが形成されている。複数の周方向溝3の溝幅の合計は、接地幅TWの20%以上である。陸部4の少なくとも1つには、タイヤ軸方向に延びる複数の横サイプ5が設けられている。全ての横サイプ5は、周方向溝3に隣接する端部が周方向溝3に連通することなく陸部4内で終端している。【選択図】図1

Description

本開示は、タイヤに関する。
下記特許文献1には、トレッド部に、タイヤ周方向に延びる主溝と、前記主溝に区分された陸部とを含むタイヤが記載されている。前記陸部には、直線状の第1サイプと曲線状の第2サイプとが設けられている。このタイヤでは、ノイズ性能の悪化を抑制するとされている。
特開2019-64564号公報
しかしながら、上述の空気入りタイヤでは、加速走行時のノイズ性能の向上について改善の余地があった。また、このような空気入りタイヤにおいて、ハイドロプレーニング性能を維持することも求められている。
本開示は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ハイドロプレーニング性能を維持しつつ、加速走行時のノイズ性能を向上し得るタイヤを提供することを主たる目的としている。
本開示は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部には、タイヤ周方向に延びる複数の周方向溝と、前記周方向溝により区分された複数の陸部とが形成され、前記複数の周方向溝の溝幅の合計は、接地幅の20%以上であり、前記複数の陸部の少なくとも1つには、タイヤ軸方向に延びる複数の横サイプが設けられ、前記複数の横サイプのそれぞれは、前記周方向溝に隣接する端部が前記周方向溝に連通することなく前記陸部内で終端している、タイヤである。
本開示のタイヤは、上記の構成を採用することで、ハイドロプレーニング性能を維持しつつ、加速走行時のノイズ性能を向上することができる。
本開示のタイヤのトレッド部の一実施形態を示す展開図である。 タイヤの接地状態を示す模式図である。 本開示のタイヤのトレッド部の一実施形態を示す展開図である。 図1の拡大図である。
以下、本開示の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2を示す展開図である。本開示のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に使用される。本開示は、例えば、重荷重用の空気入りタイヤや、内部に空気が充填されていないエアレスタイヤ等に使用されてもよい。また、乗用車用の場合、駆動輪として用いられるのが望ましい。
本実施形態のトレッド部2には、タイヤ周方向に延びる複数の周方向溝3と、周方向溝3により区分された複数の陸部4とが形成されている。そして、複数の周方向溝3の溝幅の合計Σは、接地幅TWの20%以上とされている。これにより、トレッド部2の接地面6上の水膜をスムーズに排出することができるので、ハイドロプレーニング性能を高く維持することができる。合計Σが過度に大きくなると、陸部4の剛性が小さくなり、接地面6のすべりが生じやすくなるので、加速走行時のノイズ性能(以下、ノイズ性能という)が悪化するおそれがある。このため、合計Σは、接地幅TWの23%以上が望ましく、34%以下が望ましく、31%以下がさらに望ましい。
陸部4の少なくとも1つには、タイヤ軸方向に延びる複数の横サイプ5が設けられている。本実施形態の横サイプ5のぞれぞれは、周方向溝3に隣接する端部が周方向溝3に連通することなく陸部4内で終端している。このようなタイヤ1は、陸部4の剛性を高め、加速走行時に陸部4が振動することを抑制し、加速走行時のノイズ性能を向上することができる。前記「タイヤ軸方向に延びる」とは、本明細書では、タイヤ軸方向に対して45度以下の角度で傾斜することをいう。また、前記「陸部4内で終端」とは、横サイプ5の端部5eが接地端Te上にある態様や、接地端Teよりもタイヤ軸方向の外側に位置する態様を含む。
接地面6は、本明細書では、空気入りタイヤの場合、正規状態のタイヤ1に、正規荷重が負荷されてキャンバー角を0°で平面に接地させたときに前記平面と接地するトレッド部2の面である。また、前記「正規状態」は、タイヤ1が正規リム(図示省略)にリム組みされ、かつ、正規内圧に調整された無負荷の状態である。なお、本明細書において、特に言及されない場合、タイヤ1の各部の寸法等は、正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が有る場合、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。「正規リム」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が無い場合、メーカー等がタイヤ毎に定めるリムである。
「正規内圧」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が有る場合、各規格がタイヤ毎に定める空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。「正規内圧」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が無い場合、メーカー等がタイヤ毎に定める空気圧である。
「正規荷重」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が有る場合、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。「正規荷重」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が無い場合、メーカー等がタイヤ毎に定める荷重である。
トレッド部2は、例えば、タイヤ1の回転方向Rが規定された方向性パターンを備えている。なお、本開示のタイヤ1のトレッド部2は、回転方向Rが規定されたものに限定されるものではない。
周方向溝3は、例えば、2本であってもよく、4本以上であってもよい。周方向溝3は、好ましくは、2~4本である。本実施形態では、トレッド部2は、3本の周方向溝3により、4つの陸部4が区分されている。
周方向溝3は、本実施形態では、最もタイヤ赤道C側に位置するクラウン周方向溝3Aと、クラウン周方向溝3Aのタイヤ軸方向の両側に位置する一対のショルダー周方向溝3Bとを含んでいる。クラウン周方向溝3A及び各ショルダー周方向溝3Bは、例えば、直線状に延びている。クラウン周方向溝3Aの溝幅W1は、ショルダー周方向溝3Bの溝幅W2よりも小さく形成されている。クラウン周方向溝3Aの溝幅W1は、接地幅TWの2%以上が望ましく、3%以上がさらに望ましく、6%以下が望ましく、5%以下がさらに望ましい。また、ショルダー周方向溝3Bの溝幅W2は、クラウン周方向溝3Aの溝幅W1の145%以上が望ましく、155%以上がさらに望ましく、185%以下が望ましく、175%以下がさらに望ましい。接地幅TWは、接地面6のタイヤ軸方向の両端の接地端Te間のタイヤ軸方向の長さである。また、本実施形態では、クラウン周方向溝3Aの溝幅W1と2本のショルダー周方向溝3Bの溝幅W2との合計が、合計Σである。
陸部4は、クラウン周方向溝3Aとショルダー周方向溝3Bとで区分される一対のクラウン陸部4Aと、ショルダー周方向溝3Bと接地端Teとで区分される一対のショルダー陸部4Bとを含んでいる。各クラウン陸部4A及び各ショルダー陸部4Bは、例えば、各陸部4を横断する横溝やサイプが設けられないリブ状体である。
横サイプ5は、クラウン陸部4Aに設けられたクラウン横サイプ5Aと、ショルダー陸部4Bに設けられたショルダー横サイプ5Bとを含んでいる。このように、本実施形態の横サイプ5は、全ての陸部4に設けられている。クラウン横サイプ5Aは、例えば、クラウン陸部4A上をタイヤ周方向に並べられている。クラウン横サイプ5Aは、本実施形態では、直線状に延びている。ショルダー横サイプ5Bは、例えば、ショルダー陸部4B上をタイヤ周方向に並べられている。ショルダー横サイプ5Bは、本実施形態では、円弧状に延びている。
図2は、本実施形態のタイヤ1の接地状態を示す模式図である。図3は、トレッド部2の展開図である。図2及び図3に示されるように、本実施形態のタイヤ1の接地面6は、タイヤ周方向の両端でタイヤ軸方向に延びる接地線6Lを有している。接地線6Lは、例えば、回転方向Rの先着側の第1接地線6aと後着側の第2接地線6bとを有している。ここで、第1接地線6aは、回転時の踏み込み側の接地線6Lである。第2接地線6bは、回転時の蹴り出し側の接地線6Lである。
全ての横サイプ5は、接地線6Lと交差するときに、接地線6Lに対し、5°以上の角度θ1で傾斜するのが好ましい。すなわち、複数の横サイプ5のそれぞれは、第1接地線6aに対しても、第2接地線6bに対しても、交差するときに5°以上の角度θ1で傾斜するのが望ましい。ここで、角度θ1は、接地線6Lが横サイプ5のタイヤ軸方向の中間位置5cと交差するときの角度である。また、横サイプ5及び接地線6Lが曲線である場合の角度は、中間位置5cにおける各曲線の接線の角度として把握される。
このようなタイヤ1は、旋回走行時の接地面6内で横サイプ5に充填された空気が第2接地線6b側で同時に放出されることがなく、ノイズ性能を向上することができる。このような観点から、全ての横サイプ5は、接地線6Lと交差するときに、接地線6Lに対し、10°以上の角度θ1で傾斜するのがより好ましい。
本実施形態のトレッド部2は、単位パターン7Aがタイヤ周方向に繰り返されるトレッドパターン7を有している。トレッドパターン7は、タイヤ周方向のピッチPが異なる複数の単位パターン7Aがタイヤ周方向にランダムに並べられるのが望ましい。このようなタイヤ1は、発生するノイズの周波数を分散することができ、ノイズ性能をより向上することができる。なお、トレッドパターン7は、例えば、全ての単位パターン7Aが同じピッチPであってもよい。
単位パターン7Aに含まれる横サイプ5のタイヤ軸方向の長さの合計Lは、好ましくは、接地幅TWの60%以下である。長さの合計Lが接地幅TWの60%以下であることで、陸部4の剛性を向上して陸部4の過剰な振動を抑制し、タイヤ1のノイズ性能をより向上することができる。このような観点から、長さの合計Lは、より好ましくは、接地幅TWの30%以下である。合計Lは、本実施形態では、各クラウン陸部4Aのそれぞれに配された1本のクラウン横サイプ5Aの長さと、各ショルダー陸部4Bのそれぞれに配された1本のショルダー横サイプ5Bの長さとの合計である。
横サイプ5は、好ましくは、横サイプ5の長手方向に直交する幅tが1.2mm以下である。このようなトレッド部2は、陸部4の剛性を向上して陸部4の過剰な振動を抑制し、タイヤ1のノイズ性能をより向上することができる。このような観点から、横サイプ5の幅tは、より好ましくは、0.6mm以下である。幅tが1.2mm以下の横サイプ5は、トレッド部2の横サイプ5の全数の75%以上であることが望ましい。本実施形態では、トレッド部2の横サイプ5の全数が、幅tが1.2mm以下の横サイプ5として形成されている。
陸部4の少なくとも1つには、溝幅が1.5mmよりも大きい横溝が設けられていないのが望ましい。本実施形態では、全ての陸部4に、溝幅が1.5mmよりも大きい横溝が設けられていない。このような陸部4は、過剰な振動が抑制され、タイヤ1のノイズ性能をより向上することができる。
クラウン横サイプ5Aは、タイヤ赤道C側から接地端Te側に向かって回転方向Rの先着側に向かって延びている。クラウン横サイプ5Aは、クラウン陸部4Aのタイヤ軸方向の中間位置4cに設けられている。前記「中間位置4cに設けられる」は、クラウン陸部4Aの中間位置4cとクラウン横サイプ5Aのタイヤ軸方向の中間位置5cと間の距離L1が、クラウン陸部4Aのタイヤ軸方向の幅Wcの5%以下であることをいう。
クラウン横サイプ5Aのタイヤ軸方向の長さL3は、クラウン陸部4Aのタイヤ軸方向の幅Wcの40%以上が望ましく、45%以上がさらに望ましく、60%以下が望ましく、55%以下がさらに望ましい。また、クラウン横サイプ5Aのタイヤ軸方向に対する角度α1は、25度以上が望ましく、30度以上がさらに望ましく、45度以下が望ましく、40度以下がさらに望ましい。
ショルダー横サイプ5Bは、タイヤ赤道C側から接地端Te側に向かって回転方向Rの先着側に向かって延びている。ショルダー横サイプ5Bは、ショルダー陸部4B内に位置するタイヤ軸方向の内端5iから接地端Teまで延びている。
ショルダー横サイプ5Bのタイヤ軸方向に対する角度α2は、5度以上が望ましく、10度以上がさらに望ましく、25度以下が望ましく、20度以下がさらに望ましい。ショルダー横サイプ5Bの角度α2は、ショルダー横サイプ5Bの両端を通る仮想直線m1で特定される。ショルダー横サイプ5Bのタイヤ軸方向の長さL4は、ショルダー陸部4Bのタイヤ軸方向の幅Wsの60%以上が望ましく、65%以上がさらに望ましく、80%以下が望ましく、75%以下がさらに望ましい。
図4は、クラウン陸部4A及びショルダー陸部4Bの拡大図である。図4に示されるように、本実施形態のトレッド部2には、タイヤ周方向に延びる縦サイプ8が設けられている。前記「タイヤ周方向に延びる」とは、本明細書では、タイヤ周方向に対して45度未満の角度で傾斜することをいう。縦サイプ8は、クラウン陸部4Aに配されるクラウン縦サイプ8Aと、ショルダー陸部4Bに配されるショルダー縦サイプ8Bとを含んでいる。
クラウン縦サイプ8Aは、第1部分10と、第1部分10よりも接地端Te側に位置する第2部分11とを含んでいる。第1部分10と第2部分11とは、タイヤ周方向に交互に配されている。第1部分10と、この第1部分10とタイヤ周方向で隣接する第2部分11とは、タイヤ周方向に間隔K1を設けて離隔されている。
第1部分10は、例えば、クラウン横サイプ5Aの回転方向Rの後着端に繋がっている。第2部分11は、クラウン横サイプ5Aの回転方向Rの先着端に繋がっている。このように、本実施形態では、クラウン横サイプ5Aと第1部分10と第2部分11とで1本の屈曲サイプが形成される。
第1部分10及び第2部分11のタイヤ周方向の長さL5は、クラウン横サイプ5Aのタイヤ周方向の長さL2よりも小さいのが望ましい。
ショルダー縦サイプ8Bは、本実施形態では、ショルダー横サイプ5Bの内端5iよりもタイヤ軸方向の内側に位置している。ショルダー縦サイプ8Bとショルダー横サイプ5Bとは、タイヤ軸方向に間隔K2を設けて配されている。これにより、ショルダー陸部4Bの剛性の過度の低下が抑制されて、加速走行時のショルダー陸部4Bの振動が抑えられる。
ショルダー縦サイプ8Bとショルダー横サイプ5Bとの間のタイヤ軸方向の距離Laは、ショルダー縦サイプ8Bとショルダー周方向溝3Bとの間のタイヤ軸方向の距離Lbよりも小さい。距離Lbは、ショルダー陸部4Bの幅Ws(図3に示す)の5%以上が望ましく、7%以上がさらに望ましく、15%以下が望ましく、13%以下がさらに望ましい。
ショルダー縦サイプ8Bは、例えば、タイヤ周方向に並ぶショルダー横サイプ5B同士の間に配されている。ショルダー縦サイプ8Bは、本実施形態では、ショルダー横サイプ5B同士のタイヤ周方向の中間に配される。前記「タイヤ周方向の中間に配される」とは、ショルダー横サイプ5Bの内端5i間のタイヤ周方向の中間12と、ショルダー縦サイプ8Bの中点8cとの間のタイヤ周方向の距離Lcが、ショルダー陸部4Bの幅Wsの5%以下である。
ショルダー縦サイプ8Bのタイヤ周方向の長さL6は、ショルダー陸部4Bの幅Wsの25%以上が望ましく、30%以上がさらに望ましく、45%以下が望ましく、40%以下がさらに望ましい。
各縦サイプ8A、8Bのタイヤ周方向に対する角度α3は、10度以下が望ましく、5度以下がより望ましい。縦サイプ8の角度α3は、本実施形態では、0度である。
陸部4の少なくとも1つには、例えば、溝幅が1.5mmよりも大きい複数の横溝(図示省略)が設けられていてもよい。この場合、トレッド部2に設けられた全ての横溝の長さの総和は、トレッド部2に設けられた全ての横サイプ5の長さの総和の30%以下であるのが望ましい。このようなトレッド部2は、横溝による排水性と陸部4の剛性とを両立することができ、タイヤ1の良好なノイズ性能を維持しつつウェット性能を向上することができる。
全ての横溝は、横サイプ5と同様に、接地線6Lと交差するときに、接地線6Lに対し、5°以上の角度で傾斜するのが好ましい。このようなタイヤ1は、旋回走行時の接地面6内で横溝に充填された空気が第2接地線6b側で同時に放出されることがなく、ノイズ性能を向上することができる。
以上、本開示の特に好ましい実施形態について詳述したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施され得る。
[付記]
本開示は以下の態様を含む。
[本開示1]
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部には、タイヤ周方向に延びる複数の周方向溝と、前記周方向溝により区分された複数の陸部とが形成され、
前記複数の周方向溝の溝幅の合計は、接地幅の20%以上であり、
前記複数の陸部の少なくとも1つには、タイヤ軸方向に延びる複数の横サイプが設けられ、
前記複数の横サイプのそれぞれは、前記周方向溝に隣接する端部が前記周方向溝に連通することなく前記陸部内で終端している、
タイヤ。
[本開示2]
前記複数の周方向溝の溝幅の合計は、前記接地幅の23%以上である、本開示1に記載のタイヤ。
[本開示3]
前記トレッド部は、前記タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧に調整され、しかも、正規荷重を負荷されてキャンバー角を0°で平面に接地させたときに、前記トレッド部の接地面が、タイヤ周方向の両端でタイヤ軸方向に延びる接地線を有し、
全ての前記横サイプは、前記接地線と交差するときに、前記接地線に対し、5°以上の角度で傾斜する、本開示1又は2に記載のタイヤ。
[本開示4]
全ての前記横サイプは、前記接地線と交差するときに、前記接地線に対し、10°以上の角度で傾斜する、本開示3に記載のタイヤ。
[本開示5]
前記トレッド部は、単位パターンがタイヤ周方向に繰り返されるトレッドパターンを有し、
前記単位パターンに含まれる前記横サイプのタイヤ軸方向の長さの合計Lは、接地幅TWの60%以下である、本開示1ないし4のいずれかに記載のタイヤ。
[本開示6]
前記長さの合計Lは、前記接地幅TWの30%以下である、本開示5に記載のタイヤ。
[本開示7]
前記複数の横サイプの全数の75%は、前記横サイプの長手方向に直交する幅が1.2mm以下である、本開示1ないし6のいずれかに記載のタイヤ。
[本開示8]
前記複数の横サイプのそれぞれは、前記幅が1.2mm以下である、本開示7に記載のタイヤ。
[本開示9]
前記陸部の少なくとも1つには、溝幅が1.5mmよりも大きい横溝が設けられていない、本開示1ないし8のいずれかに記載のタイヤ。
1 タイヤ
2 トレッド部
3 周方向溝
4 陸部
5 横サイプ
TW 接地幅

Claims (9)

  1. トレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部には、タイヤ周方向に延びる複数の周方向溝と、前記周方向溝により区分された複数の陸部とが形成され、
    前記複数の周方向溝の溝幅の合計は、接地幅の20%以上であり、
    前記複数の陸部の少なくとも1つには、タイヤ軸方向に延びる複数の横サイプが設けられ、
    前記複数の横サイプのそれぞれは、前記周方向溝に隣接する端部が前記周方向溝に連通することなく前記陸部内で終端している、
    タイヤ。
  2. 前記複数の周方向溝の溝幅の合計は、前記接地幅の23%以上である、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記トレッド部は、前記タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧に調整され、しかも、正規荷重を負荷されてキャンバー角を0°で平面に接地させたときに、前記トレッド部の接地面が、タイヤ周方向の両端でタイヤ軸方向に延びる接地線を有し、
    全ての前記横サイプは、前記接地線と交差するときに、前記接地線に対し、5°以上の角度で傾斜する、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 全ての前記横サイプは、前記接地線と交差するときに、前記接地線に対し、10°以上の角度で傾斜する、請求項3に記載のタイヤ。
  5. 前記トレッド部は、単位パターンがタイヤ周方向に繰り返されるトレッドパターンを有し、
    前記単位パターンに含まれる前記横サイプのタイヤ軸方向の長さの合計Lは、接地幅TWの60%以下である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
  6. 前記長さの合計Lは、前記接地幅TWの30%以下である、請求項5に記載のタイヤ。
  7. 前記複数の横サイプの全数の75%は、前記横サイプの長手方向に直交する幅が1.2mm以下である、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタイヤ。
  8. 前記複数の横サイプのそれぞれは、前記幅が1.2mm以下である、請求項7に記載のタイヤ。
  9. 前記陸部の少なくとも1つには、溝幅が1.5mmよりも大きい横溝が設けられていない、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタイヤ。
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