JP2023092043A - 作業機 - Google Patents

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JP2023092043A JP2021207015A JP2021207015A JP2023092043A JP 2023092043 A JP2023092043 A JP 2023092043A JP 2021207015 A JP2021207015 A JP 2021207015A JP 2021207015 A JP2021207015 A JP 2021207015A JP 2023092043 A JP2023092043 A JP 2023092043A
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Taishu Nakamura
洸 船水
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Abstract

【課題】載物を積載及び運搬及び排出させる工程において適正な作業が可能な作業機を提供する。【解決手段】機枠11の一端側に設けた第1支点部25で旋回可能であるとともに作業者が把持可能な把持部22を端部に有したハンドル21と、機枠11の他端側に位置した第2支点26部を支点にして旋回可能な作業部31と、機枠11に設け、第1支点部25と第2支点部26の間に位置させて走行面を走行可能な走行部12と、平面視において、把持部22と第1支点部25の間に位置して走行面Bに接地する接地部72を有したスタンド71と、を備えたことを特徴とする作業機。【選択図】図1

Description

この発明は作業機に関する。更に詳細には、積載した物体を放出又は排出させる作業機に関する。
作業者が直接ハンドルに力を加えて、積載した物体を放出又は排出させる装置としては、特許文献1記載の装置が知られる。この文献記載の発明によれば、手押し車タイプの運搬車において、ハンドルアセンブリをユーザー操作端部に対し下方に押下させると、旋回連結器によってバケットを傾斜させる。次いで、下方に下がったハンドルアセンブリのユーザー操作端部をユーザーが上向きの上昇させるように持ち上げると、さらにバケットを上げ起こして放出作用をさせるとされる。
特表2006-516498号公報
特許文献1に記載の装置を用いて積載物を排出させる場合、バケットを起こすように傾斜させる傾斜中は、車輪である地面支持ホイールのみが地面と接地している状態がある。つまり、地面支持ホイールが地面と接地する1点だけで、積載物を有した手押し運搬車を支える場面が発生するため、手押し運搬車が前後左右に対する安定性を欠くおそれがある。積載物を排出させる工程において、機体の安定性をさらに向上させる余地がある。
この発明は、
機枠の一端側に設けた第1支点部で旋回可能であるとともに作業者が把持可能な把持部を端部に有したハンドルと、
前記機枠の他端側に位置した第2支点部を支点にして旋回可能な作業部と、
前記機枠に設け、前記第1支点部と第2支点部の間に位置させて走行面を走行可能な走行部と、
平面視において、前記把持部と前記第1支点部の間に位置して走行面に接地する接地部を有したスタンドと、
を備えたことを特徴とする作業機、
に係る。
この発明は、更に、
前記接地部は、前記機枠が水平状態の場合に前記走行面よりやや上方に位置する、
ことを特徴とする作業機、
に係る。
この発明は、更に、
進行方向から見た前記接地部の接地幅は、進行方向から見た前記走行部の接地幅と比較した場合において、同じかやや大きく設ける、
ことを特徴とする作業機、
に係る。
この発明は、更に、
前記スタンドは、前記機枠に設け、接地部が接地可能状態と格納状態との間で上下旋回を可能にする第3支点部と、
を備えたことを特徴とする作業機、
に係る。
この発明は、更に、
前記スタンドは、前記接地可能状態を維持可能にする規制部材と、
を備えたことを特徴とする作業機、
に係る。
この発明は、更に、
前記ハンドルと前記作業部とを連結し、前記ハンドルの前記第1支点部周りの旋回運動を前記支点部周りの前記作業部の旋回運動に連動させる連結部と、
を備えたことを特徴とする作業機、
に係る。
本発明は、積載物を積載及び運搬及び排出させる工程において適正な作業が可能な作業機を提供する。
この発明の実施例に係る作業機の側面図である。右側が前進方向である。 この発明の実施例に係る作業機の平面図である。図中右側が前進方向である。 この発明の実施例に係る作業機の正面図である。 この発明の実施例に係る作業機の背面図であって、ハンドル上部、機枠の前部である。作業部は図示を省略してある。 この発明の実施例に係る作業機の側面図である。ガイドピンがダンプガイドに接触した瞬間の作業部の上昇状態をあらわす。図中右側が前進方向である。 この発明の実施例に係る作業機の側面図である。作業部上昇状態であって、ガイドピンがダンプガイドに接触した状態で、更に作業部を上昇させ、作業部が進行方向右方に揺動して、作業部の進行方向右端部が下方向に傾動した状態をあらわす。図中右側が進行方向である。 この発明の実施例に係る作業機の正面図である。作業部上昇状態であって、ガイドピンがダンプガイドに接触した状態で、更に作業部を上昇させ、作業部が進行方向右方に揺動して、作業部の進行方向右端部が下方向に傾動した状態をあらわす。ハンドルと、連結部と、バッテリと、スタンドは図示を省略してある。 この発明の実施例に係る作業機の平面図である。作業部上昇状態であって、ガイドピンがダンプガイドに接触した状態で、更に作業部を上昇させ、作業部が進行方向右方に揺動して、作業部の進行方向右端部が下方向に傾動した状態をあらわす。ハンドルと連結部は図示を省略してある。 この発明の実施例に係る作業機の説明図である。リンク部の背面を基準にした時の、作業部の背面図である。作業部上昇に伴って、ガイドピンがダンプガイドに接触した瞬間をあらわす。機枠の一部は省略してある。図中奥が進行方向である。 この発明の実施例に係る作業機の説明図である。リンク部の背面を基準にした時の、作業部の背面図である。作業部上昇に伴って、バケット部が中央位置から側方位置に至る途中の状態を示す。ガイドピンはダンプガイドに接触しながら側方に移動している。機枠の一部は省略している。図中奥が進行方向である。 この発明の実施例に係る作業機の説明図である。リンク部の背面を基準にした時の、作業部の背面図である。作業部上昇に伴って、作業部が進行方向右方に揺動し、作業部の進行方向右端部が下方向に傾動した状態を示す。機枠の一部は省略している。図中奥が進行方向である。 この発明の実施例に係る作業機の平面図である。平面視における重心位置を示す図である。ハンドル、作業部、連結部は図示を省略する。 この発明の実施例に係る作業機のスタンド部の別実施例の背面図である。スタンドが接地可能状態を示す。ハンドルの一部、連結部、作業部は図示を省略する。 この発明の実施例に係る作業機のスタンド部の別実施例の背面図である。スタンドが接地可能状態を示す。ハンドルの一部、連結部、作業部、走行部の一部は図示を省略する。 この発明の実施例に係る作業機のスタンド部の別実施例の背面図である。スタンドが格納状態を示す。ハンドルの一部、連結部、作業部、走行部の一部は図示を省略する。
この発明の実施例に係る作業機Aについて図面にしたがって説明する。
11は、機枠である。機枠11は、図2、図8、図12に図示するように平面視において環状に形成する。12は、走行部である。走行部12は、機枠11の中央部の第1支点部25と機枠11の前部の第2支点部26の間に配置する。
作業機Aは、走行部12によって、走行面B上を移動可能である。この発明の実施例では、走行車輪を配置した形式からなるが、履帯を配置した形式でも走行が可能である。
走行部12は動力の有無を問わない。走行部12が動力を有さない場合は、機枠11を前後方向に押すことで、走行部12である走行車輪又は履帯が走行面Bを転動し、作業機Aが前後に移動ができる。
走行部12である走行車輪が動力によって回転駆動する場合は、走行車輪の中心部あるいは走行車輪とは別の場所にモータを配置し、このモータが発生させる回転動力を走行車輪に伝動することによって自走移動させることが可能である。
図1、図5、図6、図14、図15の図示において、機枠11の側面視における前後中央部に設ける走行部12は車輪である。機枠11は、車輪の回転軸13を回転自在に支持している。機枠11は、走行部12に対して上下方向に旋回自在に支持している。車輪の回転軸13と同軸にはモータを設け、車輪がモータの回転動力を受領して回転駆動するように設けてもよい。図12に図示するl5は、回転軸13の中心線である。
走行部12を履帯で設け、履帯が動力によって回転駆動する場合は、履帯の内周側の前後いずれか一方にモータ等の回転動力を受けて回転駆動する駆動輪と、前後いずれか他方に従動輪を配置することによって、駆動力を受けた履帯が周回駆動し、作業機Aを自走移動可能にさせる。
21は、ハンドルである。ハンドル21は、機枠11の後方側である一端側に設けている。
ハンドル21の下端は機枠11に連結し、下端の第1支点部25から、上方に向けて設ける。上端部は作業者が把持する把持部22を端部に設ける。
ハンドル21は、把持部22を操作することによって、機枠11の一端側に設けた第1支点部25を軸にして前後または上下に旋回自在である。
作業者が、把持部22を把持して機枠11を前後に押すことで、走行部12が走行面Bを転動し、機枠11を含む作業機Aが前後に移動できる。
自走可能な形式で構成した場合、把持部22は、駆動源の回転をオン及びオフを操作するアクセルレバー23と、駆動源の回転方向及び回転速度の度合いを調整可能なシフトレバー24を有してもよい。アクセルレバー23とシフトレバー24を操作するのみで作業機Aは自走することができる。
25は、第1支点部である。第1支点部25は、機枠11の一端側である後端側に位置する作業者側に設け、ハンドル21を進行方向に対する左右を軸にして上下方向に旋回可能にする。
第1支点部25は、回転軸13より後方に位置させるとともに進行方向左右に向けた軸であり、ハンドル21の下端側を取り付ける。
ハンドル21の下端と、機枠11との連結は、第1支点部25によっておこなう。第1支点部25によって、ハンドル21の上端側は前後あるいは上下に揺動可能に設けている。
ハンドル21は、把持部22を操作することによって、第1支点部25を軸にして前後または上下に旋回自在である。
26は、第2支点部である。第2支点部は、機枠11他端部である前部位置、前端側に設ける。第2支点部26は、回転軸13より前方に位置するとともに進行方向左右に向けた軸であり、作業部31を取り付ける。
機枠11前部である他端側に位置する第2支点部26(支点部)によって、作業機A前方に位置する作業部31は、進行方向に対する左右を軸にして上下旋回が可能である。
作業部31が有するバケット部33によって、バケット部33上に積載された土砂類等の物体Wを上下に昇降可能にさせる。
作業部31は、第2支点部26に連結し、アーム部32とバケット部33を連結するリンク部41を有している。
アーム部32は、側面視L字状からなる。アーム部32は、第2支点部26周りに上下方向に旋回自在である。
アーム部32の一端側である前端部には、第1リンク連結部44を設ける。アーム部32の前方に位置するバケット部33の後部には、第2リンク連結部45を設ける。
アーム部32の一端側である前端部に配置するバケット部33は、図1に図示するように、土砂類等の物体Wを押したり物体Wを掬い上げたりすることが可能である。さらに、アーム部32とバケット部33はリンク部41で第1リンク連結部44と第2リンク連結部45を繋ぐことで連結する。
51は、連結部である。連結部51は、この発明の実施例では、ロッド部材からなる。連結部51により、アーム部32とハンドル21を連結し、アーム部32の第2支点部26近傍に位置する他端側と、ハンドル21の中間部とを連結し、ハンドル21と作業部31とを連結する。
連結部51で、ハンドル21と作業部31とを連結し、アーム部32とハンドル21を連結することで、第2支点部26周りに上下旋回するアーム部32と、第1支点部25周りに旋回するハンドル21を連動させる。連結部51は、ハンドル21の第1支点部25周りの旋回運動を第2支点部26周りの作業部31の旋回運動に連動させる。
連結部51によってハンドル21と作業部31の揺動が連動する。実施例でのハンドル21と作業部31が連動する揺動方向、それぞれが同じ方向になるように連動させる。つまり、ハンドル21の上端部を後方側の下方に倒すと作業部31は上昇し、前にハンドル21の上端部を前方側の上方に起こすと作業部31は下降する。
ハンドル21と作業部31は連結部51によって連結され、側面視における互いの回転方向が同じになるように連動させる。そのため、作業部31を上昇させる場合、作業者は、ハンドル21を重力に従って下方に押し込むようにすればよい。作業部31と連動するハンドル21を、重力に逆らって上方に持ち上げる場合に比較して、操作に係る力を軽減できる。
52は、ダンプガイドである。ダンプガイド52は、棒状部材からなる。ダンプガイド52は、機枠11の前端部に、進行方向左右水平に向けて固定する。
ダンプガイド52は、第2支点部26の近傍に位置させ、作業部31が接地状態において、ガイドピン61より上方に位置させている。ガイドピン61はバケット部33の上部に設け、後方に向けて突出させた部材である。ガイドピン61の詳細については後述する。ダンプガイド52は、機枠11の左右いずれか一方側に突出させ、ガイドピン61の後方側端部よりも側方に突出させている。この発明の実施例の場合は、図2、図3、図7乃至図12に図示するように進行方向右側に突出させている。
リンク部41は、第1リンク42及び第2リンク43の二つのリンク片で構成する。実施例では、進行方向右側に第1リンク42、進行方向左側に第2リンク43をそれぞれ並べて配置する。リンク部41は、アーム部32と、バケット部33との間に設けることによって、バケット部33をアーム部32に対して進行方向に対する左右方向に揺動及び傾動を自在にさせることができる。作業部31の内、バケット部33はリンク部41によって左右に揺動及び傾動が可能に設ける。
第1リンク42及び第2リンク43は、第1リンク連結部44と第2リンク連結部45を連結していて、それぞれの両端を作業部31内に取り付けている、とも言える。
第1リンク連結部44は、アーム部32の前端に設ける。第1リンク連結部44は、図9乃至図11等に図示するように進行方向左右に並べて、第1リンク42と第2リンク43を設け、それぞれの上部を第1リンク連結部44に左右方向に揺動自在に連結する。
第2リンク連結部45は、アーム部32の前方に位置するバケット部33の後部かつ第1リンク連結部44の下方に設ける。第2リンク連結部45は、図9乃至図11等に図示するように、第1リンク連結部44に対して左右揺動自在にされた第1リンク42と第2リンク43の、それぞれの下部を連結する。
リンク部41は、左右一対に設けたアーム部32の前端に架け渡した第1リンク連結部44に連結されている。
アーム部32は、第2支点部26を支点に上下方向に回動する。第1リンク42の上端部は第1リンク連結部44に連結され、第1リンク42は第1リンク連結部44に垂れ下げている。
第2リンク43も同様、第2リンク43の上端部は第1リンク連結部44に連結され、第2リンク43は第1リンク連結部44に垂れ下げている。
第1リンク42及び第2リンク43の下端部はバケット部33の後方下部に位置する第2リンク連結部45に進行方向左右に揺動自在に連結する。バケット部33は、バケット部33の下部がリンク部41によって、吊り下げた状態であり、バケット部33がアーム部32に対して進行方向に対して左右方向に揺動自在及び傾斜自在な状態に構成する。
リンク部41によってバケット部33は、アーム部32に対して進行方向に対して左右方向に揺動自在に支持される。
リンク部41は、アーム部32とバケット部33を連結し、バケット部33を進行方向左右に揺動自在にするとともにバケット部33を進行方向に対して図10乃至図11に図示するように傾斜させることができる。第1リンク42及び第2リンク43は、図9に図示するように、上方から下方に至るにしたがって互いに近づくように傾斜して配置させる。
リンク部41は、2つのリンクである第1リンク42、第2リンク43のそれぞれの上端部を、アーム部32の先端部に位置した第1リンク連結部44に前後軸を支点にして連結し、下端側が左右方向に回動自在に設ける。第1リンク42、第2リンク43の下端部のそれぞれは、バケット部33の後部下端部に位置した第2リンク連結部45に、上端側と平行な前後軸を支点にして連結させる。バケット部33は、アーム部32先端からバケット部33の下端側を吊り下げる格好で、アーム部32と連結させている。
リンク部41は四節リンクを形成してアーム部32とバケット部33を連結している。
アーム部32側のリンク片の上端部同士の距離と、バケット部33側のリンク片の下端部同士の距離を比較すると、前者の距離を大きく設けている。このリンク部41の構成によって、バケット部33を進行方向左右に揺動自在にするとともに、バケット部33が左右いずれか側方に揺動するほどに、バケット部33の左右端部が進行方向に対して上下方向に傾斜させる度合いを増加させることができる。実施例では、バケット部33が進行方向右側に揺動させるにしたがって、バケット部33の右端部が左端部に対して下方に下がるように、バケット部が大きく傾斜するように構成している。
63は、規制ピンである。規制ピン63は、棒状の部材であり、バケット部33の上部中央から後方に向けて位置させ、バケット部33と一体的に固定されている。
バケット部33は、規制ピン63を、作業部31が下方に旋回した状態においてバケット部33からガイド板64に向かって設ける。規制ピン63は、ガイド板64間に位置することによってバケット部33の進行方向左右に揺動を規制し、作業部31が上方に旋回した状態においてガイド板64による規制から解放させる。
64は、ガイド板である。ガイド板64は、2枚の板からなり、機枠11の端部に固定させ、互いに対向させて設ける。
ガイド板64は、規制ピン63を進行方向左右両側から挟むように、互いに対向させて一対設ける。この発明の実施例におけるガイド板64は、図7、図9乃至図11に図示するように、前端に規制ピン63のガイド用部材65である丸棒を沿わせている。
規制ピン63は一対のガイド板64間に位置することで、バケット部33の左右揺動及び左右端部の上下傾動を阻止することが可能である。この揺動及び傾動の阻止は、バケット部33の上昇に伴って、規制ピン63がガイド板64の上方に移動して、一対のガイド板64間に位置しなくなると解除される。
バケット部33は、図1以下に図示するように、作業部31のアーム部32の端部に位置して設ける。バケット部33は、走行可能な作業機Aに取り付けて物体Wを押したり物体Wを掬い上げたりすることが可能である。
バケット部33は、バケット部33の前端に位置するスクレーパ34、スクレーパ34の後方に位置する積載部35、積載部35の側部に配置した側板36を有する。
バケット部33の側面視は、図5乃至図8に図示するように、板状部材の上下に対する中央部前面を凹部状に湾曲させた湾曲面37を有する形状からなる。バケット部33の進行方向に対する左右側面は開放されている。
34は、スクレーパである。スクレーパ34は、図1以下に図示するように、作業部31の前端部であるバケット部33の先端下部に設ける。スクレーパ34の表面には、物体Wが移動できる面である移動面を設ける。移動面は、第2支点部26によって前方斜め上方に向けた位置から後方斜め上方に向けた位置まで回動可能に設ける。
スクレーパ34は、作業部31を下降させた時に走行面Bに接地させ、スクレーパ34の前端が走行する走行面Bと走行面B上に存在する物体Wの間に位置させることができる。
スクレーパ34は、板状の部材であり、スクレーパ34を走行面Bに接地させた状態において、バケット部33の前端に位置して進行方向後方に至るにしたがって上昇するように傾斜させている。スクレーパ34の前端は左右方向に向かう直線状部を有していて、この直線状部を走行面Bに接地させて前進することで、走行面B上に堆積している物体Wを剥離させる。スクレーパ34の前進移動に伴って、剥離させた物体Wがスクレーパ34の上面を移動して、後方に位置する積載部35に押し込まれる。
スクレーパ34は、バケット部33の前端に位置して進行方向後方に至るにしたがって上昇するように傾斜させて、走行面Bから物体Wを剥離させるとともに剥離させた物体Wが上面を移動可能に設ける。
スクレーパ34の前端は直線状に形成しているので、スクレーパ34の前端が溝底面に密着でき、物体Wは流動性が高い状態にあっても、綺麗に走行面Bから物体Wを剥がして、掬い上げることができる。スクレーパ34が通過した走行面Bに物体Wを残すことを防ぐことができる。
積載部35について説明する。
バケット部33は、スクレーパ34の後方に位置する積載部35、を有する。積載部35は、側面視において、スクレーパ34の移動面である上面を後方に延長させた仮想の延長線上から下方側に突出する湾曲面37を形成して、この湾曲面37に物体Wを積載可能である。
積載部35の前方部は、スクレーパ34の後端から連続して形成され、進行方向後方に至るにしたがって下降するように傾斜させた傾斜部38を備える。
積載部35はスクレーパ34の後方に位置しているので、スクレーパ34上を後方に向かって移動してきた物体Wを積載可能である。
湾曲面37について説明する。
積載部35は側面視において、下方に湾曲した湾曲面37を形成している。湾曲面37は上方側に凹面を形成している。
側面視における湾曲面37は、傾斜するスクレーパ34上面を後方に延長させた仮想の延長線上から下方に突出している。すなわち、積載部35に物体Wが積載する積載空間は仮想の延長線と交差するともいえる。湾曲面37がスクレーパ34上面より下方に位置しているので、スクレーパ34上を移動して、スクレーパ34の後端に達した物体Wは積載部35に落下する。そして、物体Wは順次スクレーパ34から湾曲面37の凹面下部に向かって移動することで、積載部35に積載されることとなる。
ガイド部361について説明する。
スクレーパ34の進行方向に対する幅方向端部には、積載部35の中央部に物体Wを案内可能に設けたガイド部361を備える。
ガイド部361は、スクレーパ34後方部の左右両端に設ける。ガイド部361はスクレーパ34の端部を折り曲げるように上方に向かって傾斜させている。そのため、スクレーパ34の上面を移動する物体Wを、スクレーパ34の側方端部からこぼれ落すことなく、積載部35の中央部に案内できる。
側板36について説明する。
バケット部33は、積載部35の側部に配置した側板36を有する。側板36は、前記積載部35に積載した物体Wが前記積載部35から落下することを防止する。
側板36は、板状部材からなり、この板状部材の面を立てて積載部35の幅方向両端部に配置し、積載部35の前方側に設ける。側板36は、積載部35が形成する湾曲面37の下部の幅方向両端部を覆うように設けている。したがって、積載部35の前方部から中間部にかけて器状に設けていることとなるため、物体Wの流動性が高い状態であっても、物体Wが積載部35からこぼれ落ちることを防止できる。
開口部39について説明する。
積載部35の後方部且つ進行方向幅方向端部には、積載した物体Wが前記積載部35から落下可能に設けた開口部39を備える。
作業状態における開口部39は、側板36の後方であって積載部35の上部に位置する。
開口部39の作用を説明する。上記したように、作業状態において、物体Wは積載部35の前方側に積載される。この時、物体Wは積載部35の湾曲面37の下部に徐々に積載され貯留されることとなる。物体Wの流動性が高い状態であっても、傾斜部38や側板36によって積載部35からこぼれることが無い。
バケット部33を含む作業部31を第2支点部26周りに旋回させると、積載部35の前方側が後方部に対して上昇し、やがて、後方部が湾曲面37の最下端に移行する。すると、積載部35前方側に位置した物体Wは、作業部31の上昇とともに積載部35の後方側に重力によって移動する。
さらに積載部35を上昇させると、バケット部33はリンク部41によって左右端部のいずれか一方が上方向又は下方向に旋回し、積載部35の後方側に位置した物体Wは重力方向に移動する。物体Wが移動した先は、側板36より重力方向の下方位置する開口部39が位置しているため、物体Wは側板36で堰き止められることなくバケット部33から落下することができる。
傾斜部38について説明する。
積載部35の前方は、スクレーパ34の後端から連続して折り曲げるように形成され、進行方向後方に至るにしたがって下降するように傾斜させた傾斜部38を設ける。傾斜部38によって、積載部35に積載した物体Wを前方に移動することを阻止することができる。
実際の作業に即して例えると、積載部35に物体Wを積載しながら前進走行中に停止することがあっても、物体Wが慣性によって積載部35から前方のスクレーパ34に相対移動することを防止できる。特に流動性が高い物体Wほど慣性力によって積載部35上を移動し易くなることから、傾斜部38があることで物体Wを効果的に堰き止めることができる。
この発明の実施例では傾斜部38は側面視において直線状に設けているが、進行方向後方に至るにしたがって下降するように湾曲させても、傾斜部38の効果は変わらない。
バケット部33の作用効果について説明する。
バケット部33によって、物体Wの状態を問わずに効率よく掬い上げ、バケット部33上に積載させることができる。バケット部33を簡素に構成された状態でも、特別な装置を付加させること無く、開口部39からの排出作業を可能に構成できる。バケット部33は、上下旋回及び左右揺動が可能に構成しているので、重力の作用によって物体Wがバケット部33上を移動でき、バケット部33上から開口部39を介して排することができる。
実施例における作業機Aは側溝内で作業するものとして表し、走行面Bとは側溝等の溝底面を指すが、側溝等に限らず、あらゆる作業場所及び走行面に対応できる。
61は、ガイドピンである。ガイドピン61は、図9乃至図11他に図示するように作業部31のバケット部33の上部に固定させて設ける。また、実施例でのガイドピン61は、バケット部33の上部から後方に向けて突出させていて、進行方向に対する左右対称に二股状に一対設けている。
ガイドピン61は、作業部31を上昇させることで、ダンプガイド52に対して相対的に上昇し、やがて一方のガイドピン61がダンプガイド52に接触する。この時、作業部31の上昇途中までガイド板64間に位置した規制ピン63は、ガイド板64より上方に位置することとなり、バケット部33の左右揺動及び左右端部の上下傾動の阻止状態が解除される。
図5乃至図11に示すように、作業部31に固定されたガイドピン61は作業部31の上昇に伴って上昇して、一定の上昇位置に達すると、機枠11に固定されたダンプガイド52に接触する。ガイドピン61とダンプガイド52との接触後さらに作業部31を上昇させると、ガイドピン61とダンプガイド52との接触の継続により、図6乃至図11に図示するようにダンプガイド52が接触した側のバケット部33は上昇を阻止される。この発明の実施例では、進行方向右側の作業部31のうちのバケット部33が上昇を阻止される。
ガイドピン61とダンプガイド52が接触しない側では、図6乃至図11に図示するように、進行方向左側のバケット部33は上昇を阻止されてはいない。そのため、ガイドピン61とダンプガイド52が接触した状態で作業部31を上昇させると、図6乃至図11に図示するように、リンク部41によって支持されたバケット部33は、進行方向ガイドピン61とダンプガイド52が接触した側である進行方向右側端部が下方へ傾くとともに、ガイドピン61とダンプガイド52が接触した側進行方向右側に揺動を開始する。ガイドピン61とダンプガイド52が接触した状態での作業部31の昇降途中は、ガイドピン61とダンプガイド52は接触を継続しながら、ガイドピン61がダンプガイド52に対して進行方向に対する左右幅方向に移動する。
図9乃至図11等に図示する62は、ブラケットである。ブラケット62は側面視において、第1リンク連結部44の上方から後方を覆うようにバケット部33上部に形成し、第1リンク連結部44及びリンク部41上部を保護する。
バケット部33の上部に形成したブラケット62にガイドピン61及び規制ピン63を設ける。ガイドピン61は棒状の部材からなり、後端側を後方やや左右側方に向けて突出させている。この発明の実施例の場合、ガイドピン61は、後方やや左側方と、後方やや右側方の二股状に突出させている。ガイドピン61及び規制ピン63は、バケット部33に一体となって固定されているため、作業部31の昇降に伴い昇降する。
ガイドピン61は、バケット部33に設け、作業部31が上方に旋回したときにダンプガイド52に接触することによってバケット部33を強制的に傾斜させる。
ガイドピン61とダンプガイド52の位置関係について説明する。
図1において、l1は、第2支点部26から、ガイドピン61先端までの距離である。同図1において、l2は、第2支点部26から、ダンプガイド52までの距離である。
側面視における第2支点部26を基準にした場合、図1以下に図示するように第2支点部26からダンプガイド52の距離l2は、第2支点部26からガイドピン61の後端までの距離l1よりも、長く設けている。すなわち、第2支点部26を支点に上下旋回する作業部31と一体になったガイドピン61の後端部の旋回半径は、ダンプガイド52より第2支点部26側に位置している。これは、第2支点部26を支点に作業部31が上下旋回すると、やがてガイドピン61の後端部がダンプガイド52に接触することを意味する。
ガイドピン61は、作業部31を上昇させることで、図10、図11に図示するように、ダンプガイド52に接触し、さらに作業部31を上昇させることでバケット部33を進行方向右側へ傾けることができる。
バケット部33の揺動後又は傾動後に、作業部31の上昇を途中で止めても、ダンプガイド52がガイドピン61の上部に位置して、ガイドピン61の上昇を規制しているので、バケット部33が元の位置に復帰することを防ぐことができる。
図9に図示するoは、瞬間中心である。瞬間中心oは、作業部31であるバケット部33の傾きを形成する回転中心である。バケット部33が第1リンク42と第2リンク43によって揺動したときに、第1リンク42と第2リンク43とで形成される仮想の中心である瞬間中心oを軸として、バケット部33は回転する。図9に図示するl3、l4は、第2リンク43の回動支点を結ぶ線分、及び、第1リンク42の回動支点を結ぶ線分をそれぞれ延長させた仮想直線である。
図9では、ガイドピン61がダンプガイド52に接触した瞬間であり、瞬間中心o周りでのバケット部33の傾動動作は開始されていない。
図9乃至図11に図示するように、瞬間中心oは、第1リンク連結部44と第2リンク連結部45を第1リンク42及び第2リンク43で結んだ仮想直線l3、仮想直線l4の交点である。バケット部33の傾きの回転中心である瞬間中心oは、バケット部33の傾斜位置及び揺動位置によって、バケット部33との相対位置を変化させる。
作業部31上昇時のバケット部33の揺動又は傾動のきっかけを、ガイドピン61とダンプガイド52との接触で発生させる。その後は、第1リンク42と第2リンク43で形成するリンク機構で揺動又は傾動の動きを生み出す。バケット部33の傾きは、第1リンク42と第2リンク43で形成される仮想点である回転中心を瞬間中心oにして回転することによって発生させる。図9に図示する瞬間中心oは、バケット部33の進行方向に対する左右中央部の下方に位置している。
そして、さらに作業部31を上昇させると瞬間中心oは、図10に示すように、バケット部33に対して、相対的な進行方向に対する右側方且つ上方に移動しながら、第2リンク連結部に近づいていく。作業部31を上昇中のバケット部33は、第1リンク42と第2リンク43によって、側方に揺動するとともに、移動する瞬間中心oを軸にして傾動動作をする。図9乃至図11に示すように、バケット部33の側部に移動可能な瞬間中心oによって、バケット部33は大きく左右方向に傾動させることができる。
図9に図示の状態からさらに作業部31を上昇させることで、第2リンク連結部45が図10に図示する状態に持ち上がる。
図10の状態からさらに作業部31を上昇させると、第2リンク連結部45が、図11に図示するように、図9及び図10に図示する状態と比較して、第1リンク連結部44に対してさらに持ち上がり、バケット部33が側方に揺動する。また、バケット部は、移動する瞬間中心oを軸にして傾動動作をする。図11における瞬間中心oは図10と比較して、バケット部33に対して、バケット部33の相対的な中央部よりやや右側方且つ第2リンク連結部45の上方部に移動する。図11に示すように、バケット部33のやや中央部に位置する瞬間中心oによって、上昇最後部のバケット部33は、あたかも、その場でひっくり返るような動作を行うことができる。これによって、バケット部33は、バケット部33上から物体Wを振り落とすような作用を物体Wに与えることができる。バケット部33上の物体Wは、開口部39からバケット部33外に排出することができる。
実施例の場合、作業部31を上昇させて最上位に達すると、図11に図示するように、第1リンク42の長手方向が第2リンク連結部45の底面部より相対的な下方に達するまで回動する。
ただし、リンク部41で揺動したときのバケット部33の傾斜角度を大きくとり、物体Wが滑り落ちればよく、必ずしも第1リンク42が第2リンク連結部45に対して、逆方向まで回動するとは限らない。
作業状態時の第1リンク42と第2リンク43同士の相対距離である上部距離に対して、下部距離が小さくなるように設けるようにリンク部41を形成する。これにより、作業部31を上昇させることで、図9に図示する状態から、図10に図示する状態を経て、図11に図示するように、リンク部41の一方のリンクが第2リンク連結部45に対して逆方向に折れ曲がるもしくは、逆方向に近くなるまで折れ曲がる。
このように構成することで、バケット部33が左右方向に揺動する末端に位置するにつれて、バケット部33の傾斜角度を増加させることができ、バケット部33上にある物体Wを機体側方側に効率よく排出させることができる。
リンク部41の構成によって、バケット部33の揺動末端に位置するにつれて、バケット部33の傾斜速度を増加させることができる。バケット部33が側方に揺動し、揺動末端部に位置したバケット部33上にある物体Wを、図6、図7に図示するように、機体側方側に勢いをつけて振り落とすように排出させることができる。
ガイドピン61とダンプガイド52の作用について説明する。
バケット部33の前端側を走行面Bに接地させて前進することで、図1に図示するように、土砂等の物体Wをバケット部33にかき集める。その後、アーム部32を、第2支点部26を軸にして上方に旋回させると、リンク部41とバケット部33も同時に上昇旋回する。バケット部33は、規制ピン63によってガイド板64で進行方向に対する左右方向への移動を規制されているので、アーム部32に対して進行方向左右に揺動及び傾動することがない。したがって、走行面Bあるいは機枠11に対し、バケット部33のスクレーパ34先端が走行面Bと平行的に上昇する。
さらにアーム部32の上方旋回を継続すると、ブレード部に固定されたガイドピン61の後端部とダンプガイド52が接触する。この発明の実施例では、一方である右側のガイドピン61と、ダンプガイド52の右側の突出部が接触する。
さらにアーム部32を上昇側に旋回させると、側面視でガイド板64の上端から規制ピン63が出現し、ガイド板64と規制ピン63によるバケット部33の左右揺動及び傾動阻止状態が解除される。
さらにアーム部32を上昇側に旋回させると、図10、図11に順次図示するように、ダンプガイド52によってガイドピン61が係合しているので、ガイドピン61後端部の上昇が規制される。また、ガイドピン61が固定されるバケット部33は、リンク部41によって左右揺動、且つ、上下傾動が可能にされている。したがって、ダンプガイド52がガイドピン61後端部を強制的に押さえつけることで、リンク部41によって支持されるバケット部33は、左右方向に揺動及び左右端部が上下方向に揺動を開始する。
図示するこの発明の実施例でのバケット部33は、機枠11に対して進行方向右側にオフセットするとともに、バケット部33の左側端部より右側端部が下方に下がるように傾斜する。
したがって、バケット部33上にある掻き集められた物体Wは、図6、図7、図8に図示するように、傾斜したバケット部33の傾斜に従って滑り落ち、開口部39から排出される。また、物体Wが滑り落ちる側の、バケット部33の左右いずれかの端部は、進行方向左右いずれか側方にオフセットしているので、機体11の進行方向を塞ぐことがない位置に排出することができる。図示でのバケット部33は、進行方向右側にオフセットし、バケット部33右側端部が下方に下がるように設けたが、ダンプガイド52の突出向きを反対側である左側に設け、他方である左側のガイドピン61をダンプガイド52に接触させることで、例示とは逆の左側にオフセットさせ、左側端部を下方に傾斜させることができる。
物体Wの排出が終了後、アーム部32を下降させると、上記の作業部の上昇手順と逆の工程を辿って、バケット部33の揺動及び傾動を元の位置に復帰させつつ下降させることができる。
この発明の実施例では、作業者が把持部22を押し下げるだけの動作によって、バケット部33に積載された物体Wを持ち上げるとともに、側方の遠い位置に物体Wを排出させることが可能となる。
本発明に係る実施例の説明では、作業者による操作での、作業部31への物体Wの積載と、作業部31からの排出をした。しかし、本発明は、作業者が操作するハンドル21がなくても実施可能である。アーム部32に直接、あるいは、これに連結する連結部51やハンドル21に、シリンダやモータ等の駆動源を接続してアーム部32を上下動させるだけで、バケット部33の左右揺動と上下傾動をさせることができる。すなわち、少なくともバケット部33の上下動を駆動源で補助することで、物体Wの排出に係る機構を構成できるので、作業機Aの構成として簡易なものとできる。
スクレーパ34およびバケット部33の作用について説明する。
図1に図示するように、スクレーパ34の前進によって物体Wを走行面Bから剥がすとともに、相対移動してくる走行面Bから剥がした物体Wより前方にある物体Wによって、走行面Bから剥がした物体Wをスクレーパ34上面に押し出す。このようにして、土砂等の物体Wをバケット部33の上面部に移動させ、物体Wを掬うことができる。
第1支点部25と連結部51が連結されるハンドル21中間部と、第2支点部26とアーム部32の他端側との、それぞれの距離は前者が大きくなるように設けている。これにより、ハンドル21が揺動した場合に、ハンドル21の旋回角度に対して、作業部31の旋回角度を大きくすることができる。
すなわち、作業者が、把持部22を把持して、ハンドル21を短い距離を押し下げることによって、作業部31が大きく旋回上昇することが可能になっている。この発明の実施例の場合、ハンドル21上端部の把持部22を作業者が押し下げることによって、作業部31が上方に旋回する。上方に旋回した作業部31は、走行面Bより上方に位置させることができる。
この発明を適用させた実施例である作業機Aを用いた作業の説明をする。
作業者がハンドル21の把持部22を把持してハンドル21を持ち上げると作業部31が降下する。走行面Bにスクレーパ34の先端が接触すると、作業部31の降下は止まるとともに、ハンドル21の上方側及び前方側への回動も規制される。
作業者が把持部22を把持して前進すると、作業機Aが前進する。ハンドル21は、スクレーパ34と走行面Bの接触によって前方側への回動も規制されているので、作業者が把持部22を把持して作業機Aを前進させる限り、スクレーパ34と走行面Bの接触状態を維持して前進する。
スクレーパ34と走行面Bが接触状態で前進すると、図1に図示するように、スクレーパ34先端部は走行面Bとこの上方に位置する物体Wとの間に入り込み、物体Wを走行面Bから剥がすことができる。さらに、作業機Aの前進を継続させると、相対的に前方から相対移動してくる物体Wに押されることよって、物体Wはスクレーパ34上面に移動する。さらに続けると、物体Wはバケット部33の湾曲面37上に移動し、載置されることとなる。
バケット部33の湾曲面37上に物体Wの任意量が載置された後、作業者は前進を停止し、把持部22を押し下げると、作業部31が第2支点部26を支点にして上方に旋回する。作業部31は、ハンドル21の第1支点部25周りの旋回角度量に対して、上方に大きな旋回角度量を以って旋回するので、作業者が把持部22を以って大きく動作しなくても、物体Wを走行面Bより上方に掬い上げることができる。
71は、スタンドである。
スタンド71は、機枠11の後部で第1支点部25近傍、あるいは、第1支点部25より進行方向後方に設ける。スタンド71は、図1の側面視、図2の平面視において、進行方向に対する把持部22と第1支点部25の間に位置して走行面Bに接地する接地部72を有する。
接地部72は、走行面Bよりやや上位に位置し、機枠11が走行部12の回転軸である回転軸13の中心線l5を軸にして後転することを防ぐ。
スタンド71は、図13乃至図15に示す別実施例のように、機枠11に第3支点部74を設けて下端側を上下に旋回可能にすることもできる。スタンド71を下方に旋回させて接地部72を走行面Bに接地できる接地可能状態と、スタンド71を上方に旋回させて接地部72が走行面Bに接地できない格納状態との間で上下旋回できる。
接地可能状態のときは機枠11の上下動を規制できる。
スタンド71を格納状態とすることで、例えば、凹凸の高さ、走行面Bと走行部12の高さに対して1/3以上有する走行面Bからなる悪路等の凹凸が大きい走行面Bを走行する場合、スタンド71の下端部が障害となって、走行部12がスムーズに走行できないことを防止できる。別実施例の構成の詳細は後述する。
図1、図4乃至図6に図示する接地部72は、機枠11が水平状態の場合に走行面Bよりやや上方に位置する。
図4に図示するように、進行方向から見た接地部72の接地幅721は、進行方向から見た走行部12の接地幅121と比較した場合において、同じかやや大きく設ける。
接地部72は、スタンド71の下端を、走行面Bに接地することができるように設け、接地部72は、進行方向に対する第1支点部25より後方且つ把持部22より前方で走行面Bに接地する。接地部72は側面視において、進行方向に対して把持部22との間に位置する。
作業部31が上昇時において、走行面Bと接地しているのは、走行部12と接地部72の2か所となる。このため、作業部31を上昇させるべく、ハンドル21の把持部22側を下方に押し込んだ際に、接地部72が走行面Bに接地することで機枠11の後端が下方に沈み込むことを防止できる。
すなわち、機枠11の前後端が上下に大きく揺動しないので、作業者が操作するハンドル21が前後または上下に揺れることがない。つまり、作業者が安定して把持部22の操作ができる。
機枠11が水平状態の場合において、接地部72を走行面Bよりやや上方に位置させている。作業機Aが走行部12によって進行する際に、引きずることがないので、進行を阻害しない。
スタンドの接地幅721について説明する。
図4に図示するように、進行方向から見た場合、接地部72のスタンドの接地幅721は、走行部の接地幅121に対して同じか大きく設けている。ハンドル21側の接地面積を左右に大きくしているので、作業者が把持部22を把持して、ハンドル21を第1支点部25周りに旋回操作しても、作業機Aが容易に左右に揺動せずに安定する。
また、接地部72、作業部31が左右に揺動及び傾動させて、積載物を含む重心が作業機Aの中心から側方に移動したとしても、図12に示す平面視において、この重心を走行部12の接地箇所とスタンド71の接地部72とで囲まれた面積S内に位置させることができる。したがって、積載物である物体Wの排出作業をしている場合においても、作業機Aが進行方向に対する左右側方に転倒することなく安定して作業を継続できる。
図13、図14、図15は、この発明のスタンド部の別実施例に係る図面である。別実施例の規制部材73について説明する。
スタンド71は、第1支点部近傍に位置した第3支点部74によって、進行方向に対する左右を軸にして旋回可能にされている。別実施例に示す第3支点部74は、第1支点部の後方に配置している。スタンド71は、接地可能状態を維持可能にする規制部材73を備える。
スタンド71の別の実施例をあらわす図13、図14に図示するように、規制部材73は背面視において、コの字状に形成した棒材からなり、下端部がスタンド71側部で旋回自在に設ける。
75は、規制位置である。規制位置75で、規制部材73の端部を規制する。規制部材73は、スタンド71が接地可能状態のときに、上端側を第3支点部74付近に位置した規制位置75に位置させることによって、スタンド71が上方に向かって旋回することを規制し、スタンド71の姿勢を接地可能状態で維持する。スタンド71が不意に格納状態に移行することを防ぎ、作業機Aによる作業を安定して行うことが可能となる。
76は弾性体である。弾性体76は、常時スタンド71を上方側に旋回させるように付勢する。つまり、スタンド71を格納状態にする方向に常時力を加えている。弾性体76は第3支点部74付近に位置し、規制部材73によって、スタンド71を格納状態に移行することを防いで、接地可能状態のまま姿勢を維持することができる。実施例では、弾性体76、規制部材73はスタンド71の進行方向右側に設けているが、少なくとも1つ設けていればよく、左側や、両側に配置してもよい。別実施例での弾性体76は巻きバネを用いているが、形状や形式は問わず、図示に限定するものでは無い。
図13、図14、図15に図示するように規制部材73にも規制部材用弾性体77を備えている。規制部材用弾性体77は、規制部材73の下端側の回動支点部に設け、側面視において、規制部材73の上端側が、スタンド71に対して起き上がった後、接地部72に向かうように設ける。規制部材用弾性体77は、第3支点部74付近に位置する弾性体76がスタンド71を付勢する力を阻害しない程度に付勢力を弱めている。したがって、スタンド71が接地可能状態や格納状態のときにおいて、スタンド71の姿勢を変化させることがない。
把持部22、ハンドル21の作用について説明する。
作業に即して詳細に述べる。作業者が把持部22を把持して、把持部22を前方に押すと、作業部31が機枠11に対して下降し、作業部31の前端が接地する。そして、ハンドル21の前方への旋回は、作業部31の接地に連動して規制される。
作業部31の前端が接地した状態で、作業者が把持部22を前方に押すと、作業部31が接地状態で作業機Aが前進する。接地状態の作業部31の先進によって物体Wがかき集められて、作業部31上に物体Wが積載される。
前進時、作業者が意図せずに作業部31前端を障害物等に衝突した場合、機枠11の前端は走行部12の回転軸13の中心線l5を支点にして、上方に持ち上がろうとする。つまり、機枠11の後方部は下方に下がろうとするので、ハンドル21の把持部22も第1支点部25とともに回転軸13の中心線l5を支点にして、下方に下がろうとする。
この時、回転軸13の後方に位置する接地部72が、走行面Bに接地することで、機枠11の回転軸13の中心線l5周りの旋回動作を阻止し、機枠11をほぼ水平状態に維持する。障害物との衝突時において、把持部22が上下に振られること無く、単純に走行面Bに対する相対的な前方移動が停止できる。ハンドル21が第1支点部25によって旋回自在であっても、作業者は障害物が作業部31前端に衝突したという触覚的な情報を、ハンドル21を介して直接的に受け取ることができる。結果、作業者は作業部31への積載作業及び作業部31での運搬作業を滞りなくスムーズに行うことができる。
図15に示す別実施例のように、スタンド71を格納状態に移行させるには、規制部材73を操作して上端部を規制位置75から外して位置規制を解除後に、スタンド71を弾性体76によって上方への付勢を受けて旋回することによって行う。スタンド71が格納状態の接地部72は、弾性体76によって機枠11の下部近傍まで持ち上げられる。
91は、バッテリである。この発明の実施例では、ウェイトは走行部12を作動させるエネルギを蓄積可能なバッテリ91で構成する。
ウェイトは、第1支点部25より後方に位置するよう接地する。ウェイトの後端は、把持部22に対して進行方向と同じ位置、または、進行方向前方に位置する。
バッテリ91からなるウェイトは箱状に設け、機枠11の後部で第1支点部25より進行方向後方に位置させる。機枠11の後端部は、第1支点部25より後方に延長してウェイト台を形成し、この上にウェイトが積載される。
ウェイトの上部には、第1支点部25に旋回自在に配置したハンドル21の把持部22が位置している。ウェイトの後端は、平面視又は側面視において、把持部22より進行方向前方あるいは同じ位置に配置している。すなわち、ウェイトの後端が把持部22より進行方向後方に突出しないので、把持部22を把持する作業者の歩行の妨げにならない。
実施例でのウェイトは、走行部12及びこれを作動させる制御装置を作動させるエネルギを蓄積可能なバッテリ91で構成する。このため、バッテリ91とウェイトを個別に設ける必要がなく、機体A全体として簡素に構成することができる。
図1以下に図示する、重心について説明する。
Gwは、バッテリ91単体の重心である。
Gt1は、機体A全体の重心であって、作業部31が下降位置で空載時の位置である。
Gt2は、機体A全体の重心であって、作業部31が下降位置で物体W積載時の位置である。
Gt3は、機体A全体の重心であって、作業部31が上昇降位置(上昇途中)で物体W積載時の位置である。
Gt4は、機体A全体の重心であって、作業部31が最上昇降位置で物体W積載時の位置である。
Gt5は、機体A全体の重心であって、作業部31が最上昇降位置で空載時の位置である。
Sは、接地部72及び走行部12の接地部分で囲んだ面積である。
ウェイト単体の重心Gwは、第1支点部25より進行方向後方、且つ、把持部22より進行方向前方に位置している。さらに、スタンド71を有した場合のウェイト単体の重心Gwは、スタンド71の接地部72より進行方向後方、且つ、把持部22より進行方向前方に位置している。また、平面視において重心Gwは作業機Aの左右に対する中央部に位置する。
ウェイトの重心Gwは、図1以下に図示するように、進行方向に対して把持部22と第1支点部25との間に位置する。
ウェイトを含めた全体の重心Gt1は、進行方向に対して、走行部12が有する回転軸13より後方且つ第1支点部25より前方に位置させる。
全体の重心は、図1及び図5及び図6及び図12に示す重心Gt1乃至Gt5のように、作業部31への積載の有無や作業部31の昇降に応じて、走行部12が有する回転軸13と第1支点部25との間で位置が変化する。
機体A全体の重心であって、作業部31が下降位置で空載時の位置である、Gt1について説明する。
作業部31に物体Wが積載されていない空載時で、作業部31を下降させた位置において、機体A全体の重心Gt1は、進行方向に対して第1支点部25と回転軸13の中間部で、上下方向に対して回転軸13よりやや上方に位置する。ウェイトであるバッテリ91の存在によって、把持部22を把持しない状態において、作業部31が下方に沈み込むことを防ぐ。バッテリ91の配置によって、作業機Aは機枠11は回転軸13を支点とした前後方向への揺動を抑制し、バランスを取ることができる。作業者が把持部22を把持して前進する場合、自然と作業者が揺動を抑制させた機枠11側を支点に揺動する把持部22を前方に押すことになるが、これに連動する機枠11を支点に旋回動作する作業部31は安定して下方に押される。このため、作業者は安定して把持部22を把持しながら、作業機Aと共に伴走することができる。
したがって、作業機Aの操作時、無操作時において作業機Aの前後バランスを大きく崩さない。またスタンド71が接地可能状態である場合において、重心Gt1は接地部72より前方、且つ、回転軸13より後方に位置する。また、平面視において重心Gt1は作業機Aの左右に対する中央部で面積S内に位置しているので、機枠11の前後左右方向への揺動を抑制し、作業時に作業機Aの上方に位置するハンドル21が左右に振られることを抑制できるとともに、機体Aは安定して走行面上に置くことができる。
機体A全体の重心であって、作業部31が下降位置で物体Wを作業部31に積載した場合の重心Gt2について説明する。
作業部31を下降させた位置で土砂等の物体Wを剥がし、この物体Wを作業部31に積載した場合の重心Gt2は、図1、図12に図示するように、重心Gt1に比べて進行方向前方に寄り、わずかに降下した位置に配置される。つまり、重心Gt2は接地部72より前方、且つ、回転軸13より後方に位置する。
作業部31に積載された状態においても、この重心Gt2は回転軸13よりも後方に位置するため、機枠11の前端側が下方に下がることを防止できる。すなわち、作業者が把持部22を前方に押しているにもかかわらず、第1支点部25が不意に上昇することがないので、作業者は把持部22の位置が不安定になって、把持部22の操作に手間取るような煩雑さが生じることがない。
また、図12に図示するように、平面視において重心Gt2は作業機Aの左右に対する中央部に位置する。平面視において、重心Gt2は作業機Aの左右に対する中央部で面積S内に位置しているので、作業時に作業機Aの上方に位置するハンドル21が左右に振られることを抑制できる。
重心Gt2より後方に位置したスタンド71の接地によって、重心Gt2が回転軸13よりも後方に位置することによる、機枠11の後転を防ぐことができる。
機体A全体の重心であって、作業部31が上昇降位置(上昇途中)で物体W積載時の位置である重心Gt3について説明する。
作業部31を積載物である物体Wと共に上昇させ、上昇位置に達すると、積載物を含む作業機A全体の重心は、作業部31の上昇に伴って図1に図示する重心Gt2の位置から徐々に上昇し、図5に図示する重心Gt3の位置に達する。この場合の重心Gt3は、重心Gt2に比べて上方に位置するが、前後方向はほぼ同じであり、図5に図示するように接地部72より前方、且つ、回転軸13よりも後方に位置する。このため、機枠11の前端側が下方に下がることを防止できる。
また、重心Gt3より後方に位置したスタンド71の接地によって、重心Gt3が回転軸13よりも後方に位置することによる、機枠11の後転を防ぐことができる。このため、作業部31が上昇中、作業者が把持部22を下方に押しているにもかかわらず、第1支点部25が不意に上昇することがなく、安定した把持部22の旋回動作を実現できる。
図12等に図示する平面視において、重心Gt3は作業機Aの左右に対する中央部で面積S内に位置しているので、作業部31上昇中、及び上昇させた場合でも、作業機Aが前後左右に振られることを抑制できる。
機体A全体の重心であって、作業部31が最上昇降位置で物体W積載時の位置であるGt4について説明する。
作業部31を図5の状態からさらに上昇させることによって、図6に示すように、バケット部33を左右方向に揺動且つ傾動させて、積載物である物体Wを作業部31の左右側方から排出する排出姿勢を取る。この時、物体Wを排出直前の作業機A全体の重心Gt4は、図6に図示するように、重心Gt3に比べて、高さがやや高くなり、前後方向がやや後方に位置する。重心Gt4は、図12に図示するように接地部72より前方、且つ、回転軸13の中心線l5よりも後方に位置することによって、機枠11の前端側が下方に下がることを防止できる。また、重心Gt3が回転軸13の中心線l5よりも後方に位置していても、重心Gt3より後方に位置したスタンド71の接地によって、機枠11の後転を防ぐことができる。
図12に図示するように平面視において、重心Gt4は作業機Aの左右に対する中央部からやや進行方向に対する幅方向にずれた位置に配される。しかし、平面視において、重心Gt4は、接地部72及び走行部12の接地部分で囲んだ図12に図示する面積S内に位置するので、機枠11の前後左右方向への揺動を抑制して、排出姿勢時に作業者が把持する把持部22を有するハンドル21が左右に振られることを抑制でき、安定して物体Wを排出させることができる。
また、重心Gt4は、回転軸13より後方で、接地部72より前方に位置するので、機枠11をほぼ水平状態を維持させながら、物体Wを排出させることが可能である。また、作業者が把持するハンドル21の支点である第1支点部25が大きく揺れ動くことがないので、作業者が安心して把持部22を把持して作業ができる。
機体A全体の重心であって、作業部31が最上昇降位置で空載時の位置である重心Gt5について説明する。
物体Wの排出姿勢において、作業部31から積載した物体Wが排出された時の重心の位置(空載であって排出姿勢での作業部31の重心の位置)は、図6に示す、重心Gt5の位置に変化する。重心Gt5は、側面視で重心Gt4より後方且つやや下方に位置し、図12に示す平面視で、作業機Aの左右に対する中央部からやや進行方向に対する幅方向にずれた場所に位置する。また、重心Gt5は、図12に図示するように接地部72より前方、且つ、回転軸13の中心線l5よりも後方に位置する。
また、平面視における重心Gt5は、重心Gt4と同様、接地部72及び走行部12の接地部分で囲んだ面積S内に位置するので、機枠11が安定し、排出姿勢での作業部31の積載量が変化しても、安定して物体Wを排出させることができる。また、作業者が把持する把持部22を有するハンドル21が、左右に振られることを抑制できる。
11 機枠
12 走行部
21 ハンドル
22 把持部
25 第1支点部
26 第2支点部
31 作業部
33 バケット部
34 スクレーパ
35 積載部
37 湾曲部
41 リンク部
51 連結部
52 ダンプガイド
61 ガイドピン
71 スタンド
72 接地部
A 作業機
B 走行面
l3 仮想直線
l4 仮想直線
o 瞬間中心
W 物体

Claims (6)

  1. 機枠の一端側に設けた第1支点部で旋回可能であるとともに作業者が把持可能な把持部を端部に有したハンドルと、
    前記機枠の他端側に位置した第2支点部を支点にして旋回可能な作業部と、
    前記機枠に設け、前記第1支点部と第2支点部の間に位置させて走行面を走行可能な走行部と、
    平面視において、前記把持部と前記第1支点部の間に位置して走行面に接地する接地部を有したスタンドと、
    を備えたことを特徴とする作業機。
  2. 前記接地部は、前記機枠が水平状態の場合に前記走行面よりやや上方に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業機。
  3. 進行方向から見た前記接地部の接地幅は、進行方向から見た前記走行部の接地幅と比較した場合において、同じかやや大きく設ける、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 前記スタンドは、前記機枠に設け、接地部が接地可能状態と格納状態との間で上下旋回を可能にする第3支点部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の作業機。
  5. 前記スタンドは、前記接地可能状態を維持可能にする規制部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の作業機。
  6. 前記ハンドルと前記作業部とを連結し、前記ハンドルの前記第1支点部周りの旋回運動を前記支点部周りの前記作業部の旋回運動に連動させる連結部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の作業機。

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