JP2023090578A - 換気装置及び換気方法 - Google Patents

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隆 高橋
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伸樹 松井
Nobuki Matsui
敏行 前田
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【課題】設置にかかるコストを削減可能な換気装置を提供する。【解決手段】圧縮機と、建物の屋外の空気が屋内に給気される第1経路に設けられる第1熱交換器を備える第1ユニットと、前記屋内の空気が前記屋外に排気される第2経路に設けられる第2熱交換器を備える第2ユニットと、前記圧縮機、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器が冷媒配管によって接続され、内部を冷媒が流れる冷媒回路と、を備え、前記第1ユニットは、前記建物が有する天井裏空間、床下空間及び壁裏空間のいずれかに前記第1熱交換器を通過した空気を排出する換気装置。【選択図】図1

Description

本開示は、換気装置及び換気方法に関する。
特許文献1には、局所排気を行う屋内ゾーンに対して給排気する熱回収外調システムが開示されている。特許文献1には、熱回収外調システムが屋内ゾーンの還気から熱回収して屋外へ排気しかつこの回収熱を利用して屋外からの外気を熱交換して屋内ゾーンへ給気するヒートポンプ式外調機を備えることが開示されている。特許文献1には、ヒートポンプ式外調機と屋外と屋内ゾーンとを給排気自在に連通連結するダクト群が開示されている。
特許第3603844号号公報
例えば、特許文献1に記載のヒートポンプ式外調機を備える熱回収外調システムでは、ダクトを用いて給排気をおこなっている。ダクトを用いると、ダクトのための設備費用と、ダクトを設置するための工事費用がかかる。また、例えば、天井裏にダクトを設置しようとした場合に、天井裏が狭い建屋では、ダクト取り回しに制約があり、設置が困難な場合がある。
本開示は、設置にかかるコストを削減可能な換気装置を提供する。
本開示は、
圧縮機と、
建物の屋外の空気が屋内に給気される第1経路に設けられる第1熱交換器を備える第1ユニットと、
前記屋内の空気が前記屋外に排気される第2経路に設けられる第2熱交換器を備える第2ユニットと、
前記圧縮機、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器が冷媒配管によって接続され、内部を冷媒が流れる冷媒回路と、を備え、
前記第1ユニットは、前記建物が有する天井裏空間、床下空間及び壁裏空間のいずれかに前記第1熱交換器を通過した空気を排出する、
換気装置である。
本開示の換気装置によれば、設置にかかるコストを削減できる。
本開示の換気装置の前記第1ユニットは、前記建物の外壁の壁際に設けられていてもよい。
本開示の換気装置の前記第2ユニットは、前記建物の外壁の壁際に設けられていてもよい。
本開示の換気装置は、 前記第2熱交換器に送風する送風機を更に備えていてもよい。
本開示の換気装置の前記第1ユニットは、前記第1熱交換器を通過した空気を、前記天井裏空間に排気してもよい。
本開示の換気装置の前記第2ユニットは、前記床下空間の空気を前記第2熱交換器に吸気してもよい。
本開示の換気装置の前記第2ユニットは、前記天井裏空間の空気を前記第2熱交換器に吸気してもよい。
本開示の換気装置の前記第1ユニットは、前記第1熱交換器を通過した空気を、前記床下空間に排気してもよい。
本開示の換気装置の前記第2ユニットは、前記天井裏空間の空気を前記第2熱交換器に吸気してもよい。
本開示の換気装置の前記第1ユニットは、前記第1熱交換器を通過した空気を、前記天井裏空間に排気し、前記第1ユニットが排気した前記空気は、前記壁裏空間を通過して前記床下空間に送られ、前記床下空間から部屋内に給気され、前記第2ユニットは、前記天井裏空間の空気を前記第2熱交換器に吸気してもよい。
本開示の換気装置の前記第1ユニットは、前記第1熱交換器を通過した空気を、上下に隣接する階の間にある第1空間に排気し、前記第2ユニットは、前記上下に隣接する階の間にある第2空間の空気を前記第2熱交換器に吸気してもよい。
本開示は、
建物の屋外の空気を第1熱交換器との間で熱交換する工程と、
前記第1熱交換器で熱交換した空気を、前記建物の天井裏空間、床下空間及び壁裏空間のいずれかに排出する工程と、
前記建物の屋内の空気と第2熱交換器との間で熱交換する工程と、
圧縮機、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器が接続された冷媒配管に冷媒を流す工程と、を含む、
換気方法である。
本開示の換気方法によれば、設置にかかるコストを削減できる。
本開示は、
建物の屋外の空気を第1熱交換器との間で熱交換する工程と、
前記第1熱交換器で熱交換した空気を、前記建物の天井裏空間、床下空間及び壁裏空間のいずれかに排出する工程と、
前記建物の屋内の空気を、前記建物の天井裏空間、床下空間及び壁裏空間のいずれかから第2熱交換器に給気し、前記第2熱交換器との間で熱交換する工程と、
圧縮機、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器が接続された冷媒配管に冷媒を流す工程と、を含む、
換気方法である。
本開示の換気方法によれば、設置にかかるコストを削減できる。
図1は、第1実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。 図2は、本実施形態に係る換気装置の概略構成を示す図である。 図3は、第2実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。 図4は、第3実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。 図5は、第4実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。 図6は、第5実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。 図7は、第6実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。 図8は、第7実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。 図9は、第8実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の又は対応する機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する場合がある。また、理解を容易にするために、図面における各部の縮尺は、実際とは異なる場合がある。
≪第1実施形態≫
図1において、換気装置1は、建物BLDの屋外の空気を建物BLDの屋内、例えば、リビングルーム、に給気する。また、換気装置1は、建物BLDの屋内の空気を建物BLDの屋外に排気する。図1は、第1実施形態に係る換気装置1の使用状態を側面視で説明する図である。図2は、本実施形態に係る換気装置の概略構成を示す図である。
本実施形態に係る換気装置1は、圧縮機10と、給気ユニット20と、排気ユニット30と、を備える。また、換気装置1は、冷媒配管41、冷媒配管42及び冷媒配管43を備える。さらに、換気装置1は、換気装置1の全体を制御する制御部60を備える。なお、圧縮機10と、後述する給気ユニット20の給気用熱交換器21と、後述する排気ユニット30の排気用熱交換器31と、冷媒配管41、冷媒配管42及び冷媒配管43と、をまとめて冷媒回路50という場合がある。
給気ユニット20が建物BLDの屋外から取り込む空気を外気OA(OA:Outdoor Air)という。給気ユニット20が建物BLDの屋内に送り込む空気を給気SA(SA:Supply Air)という。排気ユニット30が建物BLDの屋内から取り込む空気を還気RA(RA:Return Air)という。排気ユニット30が建物BLDの屋外に排気する空気を排気EA(EA:Exhaust Air)という。
換気装置1の給気ユニット20は、天井裏空間ATに設けられる。給気ユニット20は、建物BLDの屋外から外気OAを取り込んで、部屋RMに給気SAを給気する。
給気ユニット20は、例えば、建物BLDの外壁OW1の壁際に設けられる。給気ユニット20が建物BLDの外壁OW1の壁際に設けられることにより、外壁OW1と給気ユニット20との間のダクトが不要となる。外壁OW1と給気ユニット20との間のダクトが不要となることにより、ダクトの設備費用とダクトの設置費用を削減できる。
また、換気装置1の排気ユニット30は、天井裏空間ATに設けられる。排気ユニット30は、建物BLDの屋内、具体的には、部屋RM、から還気RAを取り込んで、建物BLDの屋外に排気EAを排気する。排気ユニット30は、建物BLDの屋内の空気を建物BLDの屋外に排気することから、特に、屋内の空気が汚染されやすい場所、例えば、トイレや台所等、の天井裏空間ATに設けられることが望ましい。
排気ユニット30は、例えば、建物BLDの外壁OW2の壁際に設けられる。排気ユニット30が建物BLDの外壁OW2の壁際に設けられることにより、外壁OW2と排気ユニット30との間のダクトが不要となる。外壁OW2と排気ユニット30との間のダクトが不要となることにより、ダクトの設備費用とダクトの設置費用を削減できる。
圧縮機10と、冷媒配管41、冷媒配管42及び冷媒配管43とは、建物BLDの天井裏空間ATに設けられる。
換気装置1を構成する各構成要素について説明する。
[圧縮機10]
圧縮機10は、冷媒回路50を流れる冷媒を圧縮する。例えば、夏において、建物BLDの屋内の温度が、冷房装置等により屋外の温度より低い場合は、圧縮機10は、圧縮した冷媒を排気ユニット30に供給する。また、例えば、冬において、建物BLDの屋内の温度が、暖房器具等により屋外の温度より高い場合は、圧縮機10は、圧縮した冷媒を給気ユニット20に供給する。
圧縮機10は、制御部60に接続される。制御部60は、圧縮機10を制御する。
[給気ユニット20]
給気ユニット20は、建物BLDの屋外から外気OAを取り込んで、取り込んだ外気OAと冷媒との間で熱交換を行い、熱交換後の外気OAを給気SAとして建物BLDの屋内に給気する。給気ユニット20は、給気用熱交換器21と、送風機22と、フィルタ23と、を備える。なお、建物BLDの屋外の空気である外気OAが、給気ユニット20を経由して、建物BLDの屋内に給気SAとして給気される経路を給気経路P1という。図2において、建物BLDの屋外を領域Rout、建物BLDの屋内を領域Rinとして示す。
給気用熱交換器21は、外気OAと冷媒との熱交換を行う。給気用熱交換器21は、複数のプレート型のフィンと、フィンを貫通し冷媒が流れる配管と、を備える。
給気用熱交換器21は、冷媒配管41を介して圧縮機10に接続するとともに、冷媒配管43を介して排気ユニット30が備える排気用熱交換器31と接続することにより、給気用熱交換器21の配管に冷媒が流れる。給気用熱交換器21のフィンの間を外気OAが流れることにより、外気OAと給気用熱交換器21の配管に流れる冷媒との間で熱交換が行われる。
送風機22は、外気OAを給気用熱交換器21に送風する。給気用熱交換器21により給気用熱交換器21に送風された外気OAは、給気用熱交換器21を流れる冷媒R1と熱交換する。熱交換した外気OAは、建物BLDの屋内に給気SAとして送風される。送風機22は、例えば、遠心送風機又は軸流送風機等である。送風機22は、制御部60に接続される。制御部60は、送風機22を制御する。
フィルタ23は、給気ユニット20を通過する空気のゴミ等をろ過する。フィルタ23は、例えば、給気ユニット20の排気側、より具体的には、給気用熱交換器21の排気側に設けられる。
給気用熱交換器21により、冷媒と熱交換した外気OAは、送風機22により給気SAとして、建物BLDの屋内に送風される。
なお、給気用熱交換器21と送風機22との配置について、配置を逆にして、給気用熱交換器21で熱交換した外気OAを、送風機22により屋内に送風してもよい。
[排気ユニット30]
排気ユニット30は、建物BLDの屋内から還気RAを取り込んで、取り込んだ還気RAと冷媒との間で熱交換を行い、熱交換後の還気RAを排気EAとして建物BLDの屋外に排気する。排気ユニット30は、排気用熱交換器31と、送風機32と、を備える。なお、建物BLDの屋内の空気である還気RAが、排気ユニット30を経由して、建物BLDの屋外に排気EAとして排気される経路を排気経路P2という。
排気用熱交換器31は、還気RAと冷媒との熱交換を行う。排気用熱交換器31は、複数のプレート型のフィンと、フィンを貫通し冷媒が流れる配管と、を備える。
排気用熱交換器31は、冷媒配管42を介して圧縮機10に接続するとともに、冷媒配管43を介して給気ユニット20が備える給気用熱交換器21と接続することにより、排気用熱交換器31の配管に冷媒が流れる。排気用熱交換器31のフィンの間を還気RAが流れることにより、還気RAと排気用熱交換器31の配管に流れる冷媒との間で熱交換が行われる。
送風機32は、還気RAを排気用熱交換器31に送風する。送風機32は、例えば、遠心送風機又は軸流送風機等である。排気用熱交換器31で熱交換された還気RAは、排気EAとして屋外に排出される。送風機32は、制御部60に接続される。制御部60は、送風機32を制御する。
排気用熱交換器31により、冷媒と熱交換した還気RAは、送風機32により排気EAとして、建物BLDの屋外に送風される。
なお、排気用熱交換器31と送風機32との配置について、配置を逆にして、排気用熱交換器31で熱交換した還気RAを、排気EAとして建物BLDの屋外に送風してもよい。
[冷媒配管41、冷媒配管42及び冷媒配管43]
冷媒配管41は、圧縮機10と給気ユニット20との間、より具体的には、圧縮機10と給気ユニット20が備える給気用熱交換器21との間、を接続する。冷媒配管42は、圧縮機10と排気ユニット30との間、より具体的には、圧縮機10と排気ユニット30が備える排気用熱交換器31との間、を接続する。冷媒配管43は、給気ユニット20と排気ユニット30との間、より具体的には、給気ユニット20が備える給気用熱交換器21と排気ユニット30が備える排気用熱交換器31との間、を接続する。冷媒配管43には、膨張弁又はキャピラリーチューブが設けられる。
[冷媒回路50]
冷媒回路50は、圧縮機10と、給気用熱交換器21と、排気用熱交換器31と、冷媒配管41、冷媒配管42及び冷媒配管43と、を備える。冷媒回路50は、圧縮機10、給気用熱交換器21及び排気用熱交換器31が冷媒配管41、冷媒配管42及び冷媒配管43によって接続され、内部に冷媒が流れる。
冷媒回路50の動作について説明する。例えば、夏において、建物BLDの屋内の温度が、冷房装置等により屋外の温度より低い場合は、圧縮機10は、圧縮した冷媒を排気ユニット30に供給する。排気ユニット30が備える排気用熱交換器31は、圧縮した冷媒が供給されることにより、凝縮器として作用する。一方、給気ユニット20が備える給気用熱交換器21は、蒸発器として作用する。
排気用熱交換器31が凝縮器、給気用熱交換器21が蒸発器、として作用することにより、還気RAの冷熱を回収して、外気OAを冷却できる。
また、例えば、冬において、建物BLDの屋内の温度が、暖房器具等により屋外の温度より高い場合は、圧縮機10は、圧縮した冷媒を給気ユニット20に供給する。給気ユニット20が備える給気用熱交換器21は、圧縮した冷媒が供給されることにより、凝縮器として作用する。一方、排気ユニット30が備える排気用熱交換器31は、蒸発器として作用する。
給気用熱交換器21が凝縮器、排気用熱交換器31が蒸発器、として作用することにより、還気RAの熱を回収して、外気OAを加熱できる。
[制御部60]
制御部60は、換気装置1の全体を制御する。制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ及びメモリを備えた制御回路である。制御部60の機能は、メモリに読み出し可能に記憶されたプログラムによって、プロセッサが動作することにより実現される。制御部60の具体例として、マイコン(マイクロコンピュータ)が挙げられる。制御部60は、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)でもよい。
<第1実施形態に係る換気装置の使用状態における空気の流れ>
図1に基づいて、第1実施形態に係る換気装置1の使用状態における空気の流れについて説明する。第1実施形態に係る換気装置1の使用状態における空気の流れについて説明することによって、本実施形態に係る換気装置1の換気方法に含まれる工程について説明する。
給気ユニット20は、建物BLDの屋外から外気OAを取り込む。そして、給気ユニット20は、取り込んだ外気OAと給気用熱交換器21との間で熱交換を行う。給気ユニット20は、熱交換後の外気OAを給気SAとして建物BLDの天井裏空間ATに排出する。
天井裏空間ATは、天井CLの上側にある、天井CLと上階又は屋根との間の空間である。なお、天井裏空間ATの水平方向は例えば、外壁(外壁OW1、外壁OW2等)により、屋外と仕切られている。天井裏空間ATは、仕切壁SW(図3参照)により仕切られていてもよい。
なお、給気ユニット20は、天井裏空間AT側に開口を設け、当該開口を通して天井裏空間ATに直接空気を排気してもよい。
天井CLは、給気SAが通過可能(通風可能)になっている。天井CLは、例えば、複数孔を設けられている。なお、天井CLを通気性の高い材質(例えば多孔質材料)で形成してもよい。
給気ユニット20から天井裏空間ATに排出された給気SAは、天井裏空間ATから矢印SA1に示すように天井CLを通過して、部屋RMに供給される。部屋RM内では、矢印RA1に示すように、排気ユニット30に向かって空気が流れる。そして、排気ユニット30は、部屋RMから還気RAを吸気する。排気ユニット30は、給気した還気RAと排気用熱交換器31との間で熱交換し、熱交換後の還気RAを排気EAとして建物BLDの屋外に排出する。
なお、排気ユニット30は、部屋RM側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMから直接還気RAを吸気してもよい。また、排気ユニット30は、天井裏空間AT側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMから天井CLを通過して天井裏空間ATに侵入した空気を還気RAとして吸気してもよい。さらに、排気ユニット30は、部屋RM側及び天井裏空間AT側の両方に開口を設けて吸気してもよい。
排気ユニット30において、天井裏空間ATから給気する場合には、天井裏空間ATを給気ユニット20が設けられる空間と、排気ユニット30が設けられる空間とを分ける仕切壁SW(図3参照)を設けてることが望ましい。
なお、給気ユニット20と排気ユニット30とは、換気効率をよくするために、部屋RMの対角反対側に設置することが望ましい。
なお、給気ユニット20が第1ユニットの一例、排気ユニット30が第2ユニットの一例、給気用熱交換器21が第1熱交換器の一例、排気用熱交換器31が第2熱交換器の一例、給気経路P1が第1経路の一例、排気経路P2が第2経路の一例、である。
<作用・効果>
第1実施形態に係る換気装置によれば、ダクトを用いずに換気装置を設置できる。すなわち、本開示によれば、ダクトレスの換気装置を提供できる。ダクトを用いずに、換気装置を設置できることから、ダクトの設備費用とダクトの設置費用(工事費用)を削減できる。すなわち、第1実施形態に係る換気装置によれば、設置にかかるコストを削減できる。
また、第1実施形態に係る換気装置によれば、天井裏空間ATから天井CLの広い範囲にわたって給気SAを供給することから、部屋RMにおける空気のよどみを抑制できる。部屋RMにおける空気のよどみを抑制することによって、換気効率を向上できる。
≪第2実施形態≫
<第2実施形態に係る換気装置の使用状態における空気の流れ>
図3は、第2実施形態に係る換気装置1の使用状態を側面視で説明する図である。第2実施形態に係る換気装置1の使用状態では、給気ユニット20から壁裏空間WBに給気SAを供給する。
給気ユニット20は、建物BLDの屋外から外気OAを取り込む。そして、給気ユニット20は、取り込んだ外気OAと給気用熱交換器21との間で熱交換を行う。給気ユニット20は、熱交換後の外気OAを給気SAとして建物BLDの天井裏空間ATに排出する。
なお、給気ユニット20は、天井裏空間AT側に開口を設け、当該開口を通して天井裏空間ATに直接空気を排気してもよい。
給気ユニット20から天井裏空間ATに排出された給気SAの一部は、天井裏空間ATから矢印SA1に示すように天井CLを通過して、部屋RMに供給される。また、給気ユニット20から天井裏空間ATに排出された給気SAの一部は、天井裏空間ATから壁裏空間WBに供給される。そして、壁裏空間WBに供給された給気SAは、矢印SA2に示すように、壁裏空間WBを通過して床下空間UFに供給される。
壁裏空間WBは、隣接する壁と壁との間の空間である。壁は、特に建物BLDの縦方向(上下方区)に延びる壁である。壁は、例えば、建物BLDの外壁(例えば、外壁OW1、外壁OW2等)や建物BLDの内壁である。
床下空間UFに供給された給気SAは、矢印SA3に示すように、床FLを通過して、部屋RMに供給される。
床FLは、空気が通過可能(通風可能)になっている。床FLは、例えば、複数孔を設けられている。なお、床FLを通気性の高い材質(例えば多孔質材料)で形成してもよい。
床下空間UFは、床FLの下側にある、床FLと下階又は地面側に設けられた壁との間の空間である。なお、床下空間UFの水平方向は例えば、外壁(外壁OW1、外壁OW2等)により、屋外と仕切られている。床下空間UFは、仕切壁により仕切られていてもよい。
部屋RM内では、矢印RA1に示すように、排気ユニット30に向かって空気が流れる。また、床下空間UFでは、矢印SA4に示すように、給気SAの一部が床FLに沿って流れる。
そして、排気ユニット30は、部屋RMから還気RAを吸気する。排気ユニット30は、給気した還気RAと排気用熱交換器31との間で熱交換し、熱交換後の還気RAを排気EAとして建物BLDの屋外に排出する。
なお、排気ユニット30は、部屋RM側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMから直接還気RAを吸気してもよい。また、排気ユニット30は、天井裏空間AT側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMから天井CLを通過して天井裏空間ATに侵入した空気を還気RAとして吸気してもよい。さらに、排気ユニット30は、部屋RM側及び天井裏空間AT側の両方に開口を設けて吸気してもよい。
排気ユニット30において、天井裏空間ATから給気する場合には、天井裏空間ATを給気ユニット20が設けられる空間と、排気ユニット30が設けられる空間とを分ける仕切壁SWを設けてることが望ましい。
<作用・効果>
第2実施形態に係る換気装置によれば、第1実施形態に係る換気装置の作用、効果に加えて、壁裏空間を活用して換気ができる。
≪第3実施形態≫
<第3実施形態に係る換気装置の使用状態における空気の流れ>
図4は、第3実施形態に係る換気装置1の使用状態を側面視で説明する図である。第3実施形態に係る換気装置1の使用状態では、給気ユニット20は、上下に隣接する階の間にある空間に排気し、排気ユニット30は、上下に隣接する階の間にある空間から吸気する。
上下に隣接する階のそれぞれの部屋を部屋RMU及び部屋RMDとする。部屋RMUは、部屋RMDの上に隣接する階の部屋とする。
給気ユニット20は、上下に隣接する階の間にある空間、すなわち、部屋RMUと部屋RMDとの間にある部屋RMDの天井裏空間ATD、に設けられる。排気ユニット30は、上下に隣接する階の間にある空間、すなわち、部屋RMUと部屋RMDとの間にある部屋RMUの床下空間UFUに設けられる。
給気ユニット20は、建物BLDの屋外から外気OAを取り込む。そして、給気ユニット20は、取り込んだ外気OAと給気用熱交換器21との間で熱交換を行う。給気ユニット20は、熱交換後の外気OAを給気SAとして建物BLDの天井裏空間ATDに排出する。
なお、給気ユニット20は、天井裏空間ATD側に開口を設け、当該開口を通して天井裏空間ATDに直接空気を排気してもよい。
給気ユニット20から天井裏空間ATDに排出された給気SAは、天井裏空間ATDから矢印SA1に示すように天井CLを通過して、部屋RMDに供給される。部屋RMD内では、矢印RA1に示すように、排気ユニット30に通じる開口HUDに向かって空気が流れる。なお、部屋RMDには、通気性の壁RWが設けられる。壁RWの一方側に給気SAが給気され、壁RWの他方側に還気RAが給気されるようにしてもよい。なお、壁RWは、通気可能な壁に限らず、壁RWに通気口を設けてもよい。
そして、開口HUDを通過した還気RAは、矢印RA2のように部屋RMUの床下空間UFUを通過する。そして、排気ユニット30は、床下空間UFUから還気RAを吸気する。排気ユニット30は、給気した還気RAと排気用熱交換器31との間で熱交換し、熱交換後の還気RAを排気EAとして建物BLDの屋外に排出する。
なお、排気ユニット30は、床下空間UFU側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMDから床下空間UFUに侵入した空気を還気RAとして吸気してもよい。
また、給気ユニット20を部屋RMUと部屋RMDとの間にある部屋RMUの床下空間UFUに、排気ユニット30を、部屋RMDの天井裏空間ATDに、設けてもよい。
なお、天井裏空間ATDが第1空間の一例、床下空間UFUが第2空間の一例、である。
<作用・効果>
第3実施形態に係る換気装置によれば、第1実施形態に係る換気装置の作用、効果に加えて、上下に隣接する階の間にある空間を活用して換気できる。
≪第4実施形態≫
<第4実施形態に係る換気装置の使用状態における空気の流れ>
図5は、第4実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。第4実施形態に係る換気装置の使用状態では、給気ユニット120と排気ユニット130との間に、給気ユニット120及び排気ユニット130とは別に送風機140を備える。
上下に隣接する階のそれぞれの部屋を部屋RMU及び部屋RMDとする。部屋RMUは、部屋RMDの上に隣接する階の部屋とする。
給気ユニット120は、給気ユニット20の構成に対して送風機22を省略した構成を有する。排気ユニット130は、排気ユニット30の構成に対して送風機32を省略した構成を有する。
送風機140は、部屋RMDから還気RAを吸気して、部屋RMUの床下空間UFUに給気する。
給気ユニット120は、上下に隣接する階の間にある空間、すなわち、部屋RMUと部屋RMDとの間にある部屋RMDの天井裏空間ATD、に設けられる。排気ユニット130は、上下に隣接する階の間にある空間、すなわち、部屋RMUと部屋RMDとの間にある部屋RMUの床下空間UFUに設けられる。
給気ユニット120は、建物BLDの屋外から外気OAを取り込む。そして、給気ユニット120は、取り込んだ外気OAと給気用熱交換器21との間で熱交換を行う。給気ユニット120は、熱交換後の外気OAを給気SAとして建物BLDの天井裏空間ATDに排出する。
なお、給気ユニット20は、天井裏空間ATD側に開口を設け、当該開口を通して天井裏空間ATDに直接空気を排気してもよい。
給気ユニット120から天井裏空間ATに排出された給気SAは、天井裏空間ATDから矢印SA1に示すように天井CLを通過して、部屋RMDに供給される。部屋RMD内では、矢印RA1に示すように、送風機140に向かって空気が流れる。なお、部屋RMDには、通気性の壁RWが設けられる。壁RWの一方側に給気SAが給気され、壁RWの他方側で空気が排気ユニット30に向けて吸気されるようにしてもよい。なお、壁RWは、通気の壁に限らず、壁RWに通気口を設けてもよい。
そして、部屋RMDの空気は、送風機140によって、矢印RA2のように吸気される。そして、送風機140は、矢印RA3のように、部屋RMDの空気を部屋RMUの床下空間UFUに排気する。送風機140によって、部屋RMUの床下空間UFUに排気された空気は、矢印RA4のように、部屋RMUの床下空間UFUを通過する。そして、排気ユニット130は、床下空間UFUから還気RAを吸気する。排気ユニット130は、給気した還気RAと排気用熱交換器31との間で熱交換し、熱交換後の還気RAを排気EAとして建物BLDの屋外に排出する。
なお、排気ユニット130は、床下空間UFU側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMDから床下空間UFUに侵入した空気を還気RAとして吸気してもよい。
<作用・効果>
第4実施形態に係る換気装置によれば、第3実施形態に係る換気装置の作用、効果に加えて、給気ユニット及び排気ユニットを小型化できる。給気ユニット及び排気ユニットを小型化することにより、設置スペースを削減できる。また、第4実施形態に係る換気装置によれば、送風機を保守しやすい場所に設置できる。送風機を保守しやすくすることにより、保守かかる手間やコストを削減できる。
≪第5実施形態≫
<第5実施形態に係る換気装置の使用状態における空気の流れ>
図6は、第5実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。第5実施形態に係る換気装置の使用状態では、給気ユニット120と排気ユニット130との間に、給気ユニット120及び排気ユニット130とは別に送風機240を備える。
給気ユニット120は、給気ユニット20の構成に対して送風機22を省略した構成を有する。排気ユニット130は、排気ユニット30の構成に対して送風機32を省略した構成を有する。
送風機240は、床下空間UFから空気を吸気して、部屋RMに給気する。
給気ユニット120は、建物BLDの屋外から外気OAを取り込む。そして、給気ユニット120は、取り込んだ外気OAと給気用熱交換器21との間で熱交換を行う。給気ユニット120は、熱交換後の外気OAを給気SAとして建物BLDの天井裏空間ATに排出する。
なお、給気ユニット120は、天井裏空間AT側に開口を設け、当該開口を通して天井裏空間ATに直接空気を排気してもよい。
給気ユニット20から天井裏空間ATに排出された給気SAは、天井裏空間ATから壁裏空間WBに供給される。そして、壁裏空間WBに供給された給気SAは、矢印SA1に示すように、壁裏空間WBを通過して床下空間UFに供給される。床下空間UFに供給された給気SAは、矢印SA2に沿って床下空間UFを送風機240に向かって流れる。
床FLには、送風機240が設けられる。なお、送風機240の数については、部屋RMの大きさ等に応じて適宜定めてもよい。
床下空間UFに供給された給気SAは、矢印SA3に示すように、部屋RMに供給される。
部屋RM内では、矢印RA1に示すように、排気ユニット130に向かって空気が流れる。
そして、排気ユニット130は、部屋RMから還気RAを吸気する。排気ユニット130は、給気した還気RAと排気用熱交換器31との間で熱交換し、熱交換後の還気RAを排気EAとして建物BLDの屋外に排出する。
なお、排気ユニット130は、部屋RM側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMから直接還気RAを吸気してもよい。また、排気ユニット130は、天井裏空間AT側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMから天井CLを通過して天井裏空間ATに侵入したRAを還気RAとして吸気してもよい。さらに、排気ユニット130は、部屋RM側及び天井裏空間AT側の両方に開口を設けて吸気してもよい。
なお、排気ユニット130において、天井裏空間ATから給気する場合には、天井裏空間ATを給気ユニット120が設けられる空間と、排気ユニット130が設けられる空間とを分ける仕切壁SWを設けてることが望ましい。
<作用・効果>
第5実施形態に係る換気装置によれば、第1実施形態に係る換気装置の作用、効果に加えて、給気ユニット及び排気ユニットを小型化できる。給気ユニット及び排気ユニットを小型化することにより、設置スペースを削減できる。また、第5実施形態に係る換気装置によれば、送風機を保守しやすい場所に設置できる。送風機を保守しやすくすることにより、保守かかる手間やコストを削減できる。
≪第6実施形態≫
<第6実施形態に係る換気装置の使用状態における空気の流れ>
図7は、第6実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。第6実施形態に係る換気装置の使用状態では、送風機を備えていない給気ユニット120と送風機を備える排気ユニット30を使用する。
給気ユニット120は、給気ユニット20の構成に対して送風機22を省略した構成を有する。
給気ユニット120は、建物BLDの屋外から外気OAを取り込む。そして、給気ユニット120は、取り込んだ外気OAと給気用熱交換器21との間で熱交換を行う。給気ユニット120は、熱交換後の外気OAを給気SAとして建物BLDの天井裏空間ATに排出する。
なお、給気ユニット120は、天井裏空間AT側に開口を設け、当該開口を通して天井裏空間ATに直接空気を排気してもよい。
天井CLは、給気SAが通過可能(通風可能)になっている。天井CLは、例えば、複数孔を設けられている。なお、天井CLを通気性の高い材質(例えば多孔質材料)で形成してもよい。
給気ユニット120から天井裏空間ATに排出された給気SAは、天井裏空間ATから矢印SA1に示すように天井CLを通過して、部屋RMに供給される。部屋RM内では、矢印RA1に示すように、排気ユニット30に向かって空気が流れる。そして、排気ユニット30は、部屋RMから還気RAを吸気する。排気ユニット30は、給気した還気RAと排気用熱交換器31との間で熱交換し、熱交換後の還気RAを排気EAとして建物BLDの屋外に排出する。
なお、排気ユニット30は、部屋RM側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMから直接還気RAを吸気してもよい。また、排気ユニット30は、天井裏空間AT側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMから天井CLを通過して天井裏空間ATに侵入した空気を還気RAとして吸気してもよい。さらに、排気ユニット30は、部屋RM側及び天井裏空間AT側の両方に開口を設けて吸気してもよい。
排気ユニット30において、天井裏空間ATから給気する場合には、天井裏空間ATを給気ユニット20が設けられる空間と、排気ユニット30が設けられる空間とを分ける仕切壁SW(図3参照)を設けてることが望ましい。
なお、第6実施形態に係る換気装置において、第1実施形態に係る換気装置の排気ユニット30に換えて、排気ユニット130を備えるようにして、排気ユニットの送風機を削減してもよい。
<作用・効果>
第6実施形態に係る換気装置によれば、第1実施形態に係る換気装置の作用、効果に加えて、給気ユニット及び排気ユニットのいずれか一方を小型化できる。給気ユニット及び排気ユニットのいずれか一方を小型化することにより、設置スペースを削減できる。
≪第7実施形態≫
<第7実施形態に係る換気装置の使用状態における空気の流れ>
図8は、第7実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。第7実施形態に係る換気装置の使用状態では、部屋RM内で空気を天井CLから床FLに向かって掛流して換気する。
給気ユニット20は、建物BLDの天井裏空間ATに設けられる。排気ユニット30は、建物BLDの床下空間UFに設けられる。なお、図8において、圧縮機10は、天井裏空間ATに設けられているが、床下空間UFに設けてもよい。
給気ユニット20は、建物BLDの屋外から外気OAを取り込む。そして、給気ユニット20は、取り込んだ外気OAと給気用熱交換器21との間で熱交換を行う。給気ユニット20は、熱交換後の外気OAを給気SAとして建物BLDの天井裏空間ATに排出する。
なお、給気ユニット20は、天井裏空間AT側に開口を設け、当該開口を通して天井裏空間ATに直接空気を排気してもよい。
天井CLは、給気SAが通過可能(通風可能)になっている。天井CLは、例えば、複数孔を設けられている。なお、天井CLを通気性の高い材質(例えば多孔質材料)で形成してもよい。
給気ユニット20から天井裏空間ATに排出された給気SAは、天井裏空間ATから矢印SA1に示すように天井CLを通過して、部屋RMに供給される。部屋RM内では、天井CLから床FLに向かって空気が流れる。
床FLは、空気が通過可能(通風可能)になっている。床FLは、例えば、複数孔を設けられている。なお、床FLを通気性の高い材質(例えば多孔質材料)で形成してもよい。
矢印RA1に示すように、部屋RM内を天井CLから床FLに向かって流れた空気は、床FLを通過して、床下空間UFを流れる。そして、排気ユニット30は、床下空間UFから還気RAを吸気する。排気ユニット30は、給気した還気RAと排気用熱交換器31との間で熱交換し、熱交換後の還気RAを排気EAとして建物BLDの屋外に排出する。
なお、排気ユニット30は、床下空間UF側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMから床FLを通過して床下空間UFに侵入した空気を還気RAとして吸気してもよい。
<作用・効果>
第7実施形態に係る換気装置によれば、第1実施形態に係る換気装置の作用、効果に加えて、ダウンフロー型の掛流し空調に対応できる。特に、ウイルス対策等に有効な掛流し空調、すなわち、室内空気を循環しない外気供給のみによる一方向な空調、を行うことにより、安全・安心な空調システムを提供できる。
≪第8実施形態≫
<第8実施形態に係る換気装置の使用状態における空気の流れ>
図9は、第8実施形態に係る換気装置の使用状態を側面視で説明する図である。第8実施形態に係る換気装置の使用状態では、部屋RM内で空気を床FLから天井CLに向かって掛流して換気する。
給気ユニット20は、建物BLDの床下空間UFに設けられる。排気ユニット30は、建物BLDの天井裏空間ATに設けられる。なお、図8において、圧縮機10は、床下空間UFに設けられているが、天井裏空間ATに設けてもよい。
給気ユニット20は、建物BLDの屋外から外気OAを取り込む。そして、給気ユニット20は、取り込んだ外気OAと給気用熱交換器21との間で熱交換を行う。給気ユニット20は、熱交換後の外気OAを給気SAとして建物BLDの床下空間UFに排出する。
なお、給気ユニット20は、床下空間UF側に開口を設け、当該開口を通し床下空間UFに直接空気を排気してもよい。
給気ユニット20から床下空間UFに排出された給気SAは、床下空間UFから矢印SA1に示すように床FLを通過して、部屋RMに供給される。部屋RM内では、床FLから天井CLに向かって空気が流れる。
床FLは、空気が通過可能(通風可能)になっている。床FLは、例えば、複数孔を設けられている。なお、床FLを通気性の高い材質(例えば多孔質材料)で形成してもよい。
矢印RA1に示すように、部屋RM内を床FLから天井CLに向かって流れた空気は、天井CLを通過して、天井裏空間ATを流れる。そして、排気ユニット30は、天井裏空間ATから還気RAを吸気する。排気ユニット30は、給気した還気RAと排気用熱交換器31との間で熱交換し、熱交換後の還気RAを排気EAとして建物BLDの屋外に排出する。
天井CLは、給気SAが通過可能(通風可能)になっている。天井CLは、例えば、複数孔を設けられている。なお、天井CLを通気性の高い材質(例えば多孔質材料)で形成してもよい。
なお、排気ユニット30は、天井裏空間AT側に開口を設け、当該開口を通して部屋RMから天井CLを通過して天井裏空間ATに侵入した空気を還気RAとして吸気してもよい。
<作用・効果>
第8実施形態に係る換気装置によれば、第1実施形態に係る換気装置の作用、効果に加えて、アップフロー型の掛流し空調に対応できる。特に、ウイルス対策等に有効な掛流し空調、すなわち、室内空気を循環しない外気供給のみによる一方向な空調、を行うことにより、安全・安心な空調システムを提供できる。
<変形例>
上記の例では、給気ユニットと排気ユニットを分離した形態について説明したが、給気ユニットと排気ユニットを一体にした一体型の換気装置を用いてもよい。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が可能である。
1 換気装置
10 圧縮機
20、120 給気ユニット
21 給気用熱交換器
22 送風機
30、130 排気ユニット
31 排気用熱交換器
32 送風機
41、42、43 冷媒配管
50 冷媒回路
60 制御部
140、240 送風機

Claims (13)

  1. 圧縮機と、
    建物の屋外の空気が屋内に給気される第1経路に設けられる第1熱交換器を備える第1ユニットと、
    前記屋内の空気が前記屋外に排気される第2経路に設けられる第2熱交換器を備える第2ユニットと、
    前記圧縮機、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器が冷媒配管によって接続され、内部を冷媒が流れる冷媒回路と、を備え、
    前記第1ユニットは、前記建物が有する天井裏空間、床下空間及び壁裏空間のいずれかに前記第1熱交換器を通過した空気を排出する、
    換気装置。
  2. 前記第1ユニットは、前記建物の外壁の壁際に設けられる、
    請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記第2ユニットは、前記建物の外壁の壁際に設けられる、
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載の換気装置。
  4. 前記第2熱交換器に送風する送風機を更に備える、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の換気装置。
  5. 前記第1ユニットは、前記第1熱交換器を通過した空気を、前記天井裏空間に排気する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の換気装置。
  6. 前記第2ユニットは、前記床下空間の空気を前記第2熱交換器に吸気する、
    請求項5に記載の換気装置。
  7. 前記第2ユニットは、前記天井裏空間の空気を前記第2熱交換器に吸気する、
    請求項5に記載の換気装置。
  8. 前記第1ユニットは、前記第1熱交換器を通過した空気を、前記床下空間に排気する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の換気装置。
  9. 前記第2ユニットは、前記天井裏空間の空気を前記第2熱交換器に吸気する、
    請求項7に記載の換気装置。
  10. 前記第1ユニットは、前記第1熱交換器を通過した空気を、前記天井裏空間に排気し、
    前記第1ユニットが排気した前記空気は、前記壁裏空間を通過して前記床下空間に送られ、前記床下空間から部屋内に給気され、
    前記第2ユニットは、前記天井裏空間の空気を前記第2熱交換器に吸気する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の換気装置。
  11. 前記第1ユニットは、前記第1熱交換器を通過した空気を、上下に隣接する階の間にある第1空間に排気し、前記第2ユニットは、前記上下に隣接する階の間にある第2空間の空気を前記第2熱交換器に吸気する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の換気装置。
  12. 建物の屋外の空気を第1熱交換器との間で熱交換する工程と、
    前記第1熱交換器で熱交換した空気を、前記建物の天井裏空間、床下空間及び壁裏空間のいずれかに排出する工程と、
    前記建物の屋内の空気と第2熱交換器との間で熱交換する工程と、
    圧縮機、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器が接続された冷媒配管に冷媒を流す工程と、を含む、
    換気方法。
  13. 建物の屋外の空気を第1熱交換器との間で熱交換する工程と、
    前記第1熱交換器で熱交換した空気を、前記建物の天井裏空間、床下空間及び壁裏空間のいずれかに排出する工程と、
    前記建物の屋内の空気を、前記建物の天井裏空間、床下空間及び壁裏空間のいずれかから第2熱交換器に給気し、前記第2熱交換器との間で熱交換する工程と、
    圧縮機、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器が接続された冷媒配管に冷媒を流す工程と、を含む、
    換気方法。
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