JP2023090317A - セントルフォーム側板におけるカラーの固定方法及びセントルフォーム側板の反転装置 - Google Patents
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Abstract
Description
隣接される2枚の側板17のカラー18は、両側板17の位置合わせ状態で相互に位置決めされる。すなわち、2枚の側板17は重ねられて、それらの外周端面が位置合わせされた状態で固定されて、側板対171となる。両側板17の位置合わせ固定は、位置決め孔19以外の孔21を通るボルト(図示しない)及びナット(図示しない)などの仮止め部材23によって行われる。そして、両側板17の位置合わせ状態が維持された状態で、図4(b)に示すように、側板対171が水平面内に保持される。この状態で、一方の側板17の位置決め孔19にカラー18が嵌合されるとともに、溶接される。
この場合、2枚の側板17よりなる側板対171は、大重量であるために、従来は、クレーン(図示しない)が用いられる。つまり、側板対171にクレーンのチャックを取り付けて、その側板対171が吊り上げられて、作業位置に搬送される。そして、その作業位置において、クレーンのチャックが外されて、一方の側板17にカラー18が取り付けられる。次いで、側板対171に再度チャックが取り付けられて、吊り上げられた後に、表裏反転をともないながら、側板対171が吊り下げられて、再度作業位置に設置されるとともに、チャックが外される。そして、カラー18の取り付け作業終了後、側板対171にチャックが取り付けられて、側板対171が吊り上げられて、搬出される。
(反転装置)
はじめに、反転装置の構成を説明する。
次に、前記反転装置30を使用する側板17の位置合わせ方法について説明する。ここでは、セントル13の例えばサイドフォームの側板17が位置合わせ方法の対象となる。
その後、後工程において、芯合わせピン22や仮止め部材23などが外されて、両側板17が分離される。そして、側板17と面板16とが溶接されて、フォーム14が製造される。
本実施形態は、以下の効果がある。
(1)側板対171がアーム42に支持された状態で、側板対171の180度離れた表裏の反転動作がアーム42の回転によって実行される。そして、側板対171が各反転位置においてアーム42に支持された状態で、側板対171に対するカラー18の取り付けが行われる。従って、クレーンによる側板対171の吊り上げ・吊り下げや、チャックの取り付け・取り外しを行う必要がない。このため、カラー18の取り付けを短時間で容易に行うことができる。
(3)側板対171をアーム42の先端面とボルト46の頭部との間に挟持できるため、側板対171の余分な動きを阻止できる。従って、カラー18の取り付け作業などを能率よく行うことができる。
本発明は前記両実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化してもよい。そして、前記両実施形態と以下の変更例とは矛盾しない範囲内で相互に組み合わせることができる。
・前記実施形態では、前記アーム42の小径部43の先端にねじ孔44を形成した。この構成に対し、小径部43の先端に雄ねじを設け、その雄ねじに螺合されるナットによってアーム42の先端の側板対171を締め付けるようにすること。
19…位置決め孔
18…カラー
20…連結ピン
30…反転装置
31…本体
41…アームユニット
42…アーム
51…支保部材
171…側板対
P1…第1位置
P2…第2位置
P3…第3位置
Claims (6)
- セントルフォームの2枚の側板を重ねて位置合わせし、この状態で、側板対を反転動作させ、各反転位置において、前記両側板に対して、前記側板どうしを位置決めするためのカラーを固定する方法であって、前記側板対を垂直面内において回転される支持体に支持して、その支持体の回転によって反転を実行するセントルフォーム側板におけるカラーの固定方法。
- 前記両側板の側面が水平状態になるように、180度の範囲内で前記側板対を反転させる請求項1に記載のセントルフォーム側板におけるカラーの固定方法。
- 前記側板対の中央部を前記支持体に支持するとともに、前記側板対の水平状態において前記側板対を下方から保持する請求項2に記載のセントルフォーム側板におけるカラーの固定方法。
- 重ね合わされた状態のセントルフォームの側板対を支持可能にした支持体と、その支持体を180度離れた2位置間で旋回させる駆動手段とを備えたセントルフォーム側板の反転装置。
- 前記支持体は、垂直面内において回転されるものであって、前記側板対の側面が前記2位置において水平面に位置するように旋回される請求項4に記載のセントルフォーム側板の反転装置。
- 前記支持体はアームを備え、そのアームは先端に前記側板対を支持するための支持面を有するとともに、その支持面には突起を形成し、その突起の先端にはねじ部を設けた請求項4または5に記載のセントルフォーム側板の反転装置。
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