JP2023089783A - 開閉カバー自動オープン機構及び印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャリッジ15の動力を利用することで新たな動力を追加する必要がなくて開閉カバー5を自動でオープンする機構の低コスト化、更に省スペース化を実現すること。【解決手段】開閉カバーの自動オープン機構3は、回転支点9を介して回転可能なレバー11と、レバー11の一端に位置し、開く方向の力Fを受けている閉状態の開閉カバー11と係止して開閉カバー11の閉状態を維持する係止部13と、レバー11の他端8に位置し水平方向に移動するキャリッジ15と接触してキャリッジ15の動力を受ける動力受け部17とを備えている。レバー11は、キャリッジ15が動力受け部17に接触して押すことで回転し、係止部13による開閉カバー5の閉状態の維持を解除する。【選択図】図5
Description
本発明は、開閉カバー自動オープン機構及びそれを備える印刷装置に関する。
この種の開閉カバー自動オープン機構の一例として、特許文献1に記載のものが挙げられる。特許文献1には、電流を流すことで動作するソレノイドを用いて前面カバーを自動でオープンすることが記載されている。
特許文献1に記載されている構成は、ソレノイドを用いるので、高コストになり、また省スペース化の妨げになる問題がある。
上記課題を解決するため、本発明に係る開閉カバーの自動オープン機構は、回転支点を介して回転可能なレバーと、前記レバーの一端に位置し、開く方向の力を受けている閉状態の前記開閉カバーと係止して前記開閉カバーの閉状態を維持する係止部と、前記レバーの他端に位置し水平方向に移動するキャリッジと接触してキャリッジの動力を受ける動力受け部と、を備え、前記レバーは、前記キャリッジが前記動力受け部に接触して押すことで回転し、前記係止部による前記開閉カバーの閉状態の維持を解除することを特徴とする。
また、本発明に係る印刷装置は、キャリッジに搭載された印刷ヘッドと、開く方向の力を受けている開閉カバーと、上記開閉カバーの自動オープン機構とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る印刷装置は、キャリッジに搭載された印刷ヘッドと、開く方向の力を受けている開閉カバーと、上記開閉カバーの自動オープン機構とを備えることを特徴とする。
以下、本発明について先ず概略的に説明する。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る開閉カバーの自動オープン機構は、回転支点を介して回転可能なレバーと、前記レバーの一端に位置し、開く方向の力を受けている閉状態の前記開閉カバーと係止して前記開閉カバーの閉状態を維持する係止部と、前記レバーの他端に位置し水平方向に移動するキャリッジと接触してキャリッジの動力を受ける動力受け部と、を備え、前記レバーは、前記キャリッジが前記動力受け部に接触して押すことで回転し、前記係止部による前記開閉カバーの閉状態の維持を解除することを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る開閉カバーの自動オープン機構は、回転支点を介して回転可能なレバーと、前記レバーの一端に位置し、開く方向の力を受けている閉状態の前記開閉カバーと係止して前記開閉カバーの閉状態を維持する係止部と、前記レバーの他端に位置し水平方向に移動するキャリッジと接触してキャリッジの動力を受ける動力受け部と、を備え、前記レバーは、前記キャリッジが前記動力受け部に接触して押すことで回転し、前記係止部による前記開閉カバーの閉状態の維持を解除することを特徴とする。
本態様によれば、前記レバーは、前記キャリッジが前記動力受け部に接触して押すことで回転し、この回転により前記係止部による前記開閉カバーの閉状態の維持を解除する。この解除により、開閉カバーは前記開く方向の力を受けているので、その力の作用によって閉状態から開状態に移行する。従って、前記キャリッジの動力を利用することで新たな動力を追加する必要がないので、前記開閉カバーを自動でオープンする機構の低コスト化、更に省スペース化を実現することができる。
本発明の第2の態様に係る開閉カバーの自動オープン機構は、第1の態様において、前記開く方向の力は、前記開閉カバーが開く側に自重モーメントを持つ構造で作られていることを特徴とする。
本態様によれば、前記開閉カバーは開く側に自重モーメントを持つ構造であるので、前記係止部による係止状態が解除されれば、自重によって閉状態から開状態に移行する。これにより、前記開閉カバーの開動作を行う機構を設ける必要がなく、低コスト化を実現できる。
本発明の第3の態様に係る開閉カバーの自動オープン機構は、第1の態様又は第2の態様において、前記開閉カバーの開閉状態を検知するセンサを備えていることを特徴とする。
本態様によれば、前記開閉カバーの開閉状態を検知するセンサを備えている。これにより、前記開閉カバーが既に開いている状態で自動オープン機構を動作させるといったような不要な動きを無くすことができ、使い勝手が向上する。
本発明の第4の態様に係る開閉カバーの自動オープン機構は、第1の態様から第3の態様のいずれか一つの態様において、前記レバーの前記動力受け部は、前記キャリッジに押されてスライドするスライド部であることを特徴とする。
本態様によれば、前記レバーの前記動力受け部は、前記キャリッジに押されてスライドするスライド部である。これにより、前記レバーは、前記キャリッジの動力をスライド部がスライドする形で受けるので、キャリッジの動力を有効に利用することができる。
本発明の第5の態様に係る開閉カバーの自動オープン機構は、第4の態様において、前記スライド部は前記キャリッジと接触する接触用凸部を有し、前記スライド部は、前記キャリッジに押される際に前記接触用凸部が前記キャリッジが有する接触用凹部に入った状態となることを特徴とする。
本態様によれば、前記スライド部は、前記キャリッジに押される際に前記スライド部の接触用凸部が前記キャリッジが有する接触用凹部に入った状態となる。これにより、前記スライド部は前記キャリッジと一体的に移動しやすくなり、前記スライド部が前記キャリッジに巻き込まれる虞を低減することができる。
本発明の第6の態様に係る印刷装置は、キャリッジに搭載された印刷ヘッドと、開く方向の力を受けている開閉カバーと、を備える印刷装置であって、第1の態様から第5の態様のいずれか一つの態様に記載の開閉カバーの自動オープン機構を備えることを特徴とする。
本態様によれば、印刷装置として第1の態様から第5の態様の上記各効果を得ることができる。
本態様によれば、印刷装置として第1の態様から第5の態様の上記各効果を得ることができる。
本発明の第7の態様に係る印刷装置は、第6の態様において、前記キャリッジは印刷を実行する際に往復移動し、前記自動オープン機構は前記キャリッジの前記往復移動の範囲外に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記自動オープン機構は、前記キャリッジの前記往復移動の範囲外に位置するので、通常の印刷装置の印刷動作と独立して存在する。即ち、前記自動オープン機構を、印刷装置にその印刷動作を実行する構造に影響なく設けることが可能になり、前記自動オープン機構を備える機種と備えない機種の作り分けを簡単に行うことができる。
本発明の第8の態様に係る印刷装置は、第6の態様又は第7の態様において、前記開閉カバーが開くことにより、印刷物を受ける排出トレイ、印刷用媒体を収容する給送用カセットの少なくとも一方が操作可能になることを特徴とする。
本態様によれば、印刷物を受ける排出トレイや印刷用媒体を収容する給送用カセットに不用意に触れることによる損傷、故障などの発生の虞を低減することができる。
本発明の第9の態様に係る印刷装置は、第6の態様から第8の態様のいずれか一つの態様において、前記開閉カバーの閉状態を検知した場合、印刷を停止し、前記開閉カバーの閉状態を解除する動作を行うことを特徴とする。
本態様によれば、印刷動作中に開閉カバーが閉じられた場合、印刷動作を停止した後、開閉カバーを開いた状態にすることができる。
本態様によれば、印刷動作中に開閉カバーが閉じられた場合、印刷動作を停止した後、開閉カバーを開いた状態にすることができる。
本発明の第10の態様に係る印刷装置は、第6の態様から第8の態様のいずれか一つの態様において、前記開閉カバーの閉状態の維持を解除する動作は、前記印刷装置のメインスイッチがONされた後で前記印刷の動作が開始する前であることを特徴とする。
本態様によれば、前記開閉カバーの閉状態の維持を解除する動作は、適切なタイミングで実行されるので、前記開閉カバーが不用意に開かないようにすることができる。
[実施形態1]
以下、実施形態1に係る開閉カバーの自動オープン機構及びそれを備える印刷装置について図1から図9に基づいて具体的に説明する。
以下の説明においては、互いに直交する3つの軸を、各図に示すように、それぞれX軸、Y軸、Z軸とする。Z軸方向は鉛直方向即ち重力が作用する方向に相当する。X軸方向及びY軸方向は、水平方向に相当する。各図において、3つの軸(X,Y,Z)の矢印の示す方向が各方向の+方向である。
以下、実施形態1に係る開閉カバーの自動オープン機構及びそれを備える印刷装置について図1から図9に基づいて具体的に説明する。
以下の説明においては、互いに直交する3つの軸を、各図に示すように、それぞれX軸、Y軸、Z軸とする。Z軸方向は鉛直方向即ち重力が作用する方向に相当する。X軸方向及びY軸方向は、水平方向に相当する。各図において、3つの軸(X,Y,Z)の矢印の示す方向が各方向の+方向である。
図1から図3に示したように、本実施形態に係る印刷装置1は、開閉カバーの自動オープン機構3(図3)を備えている。また、印刷装置1は、媒体Pに印刷を行う印刷ヘッド65を有し、媒体Pの搬送方向と交差する方向に移動するキャリッジ15を備えている。図2は、印刷装置1の前側(+Y方向)に位置する開閉カバー5がオープンされた状態であり、更に装置内部に収められている排出トレイ7が引き出された状態を示している。開閉カバー5が開くことにより、媒体P(以下「印刷物P」とも言う)を受ける排出トレイ7を操作できるように構成されている。更に、印刷用媒体を収容する給送用カセット(図示を省く)を操作できるように構成してもよい。
尚、この印刷装置1は、下側にインクジェットプリンタ2が位置し、上側にスキャナユニット4を備える複合機である。また、開閉カバー5は、印刷装置1のインクタンク12と隣接する位置に配置されている。インクタンク12はインクを注入可能である。
尚、この印刷装置1は、下側にインクジェットプリンタ2が位置し、上側にスキャナユニット4を備える複合機である。また、開閉カバー5は、印刷装置1のインクタンク12と隣接する位置に配置されている。インクタンク12はインクを注入可能である。
図4から図7に示したように、本実施形態では、開閉カバーの自動オープン機構3は、回転支点9を介して回転可能なレバー11と、レバー11の一端に位置し、開く方向の力F(図1、図8)を受けている閉状態の開閉カバー5と係止して開閉カバー5の閉状態を維持する係止部13と、レバー11の他端に位置し水平方向に移動するキャリッジ15(図7)と接触してキャリッジ15の動力を受ける動力受け部17とを備える。
そして、レバー11は、キャリッジ15が動力受け部17に接触して押すことで回転し、係止部13による開閉カバー5の閉状態の維持を解除するように構成されている。
以下各構成要素について詳しく説明する。
そして、レバー11は、キャリッジ15が動力受け部17に接触して押すことで回転し、係止部13による開閉カバー5の閉状態の維持を解除するように構成されている。
以下各構成要素について詳しく説明する。
<自動オープン機構のレバー>
レバー11は、本実施形態では図4から図6に示したように、水平方向となるY軸方向に延在する形状である。
レバー11の一端に、閉状態にある開閉カバー5の被係止部18(図2~図4、図6)に係止する係止部13を有する。尚、図6には、レバー11の係止部13が開閉カバー5の被係止部18から離脱している状態が示されている。係止部13は、-X方向を突出方向とする凸曲面形状に形成され、Y軸方向に延在する樹脂製の係止部本体20と一体成形で形成されている。係止部13は、係止部本体20の+Y方向の先端部の側面に設けられている。
レバー11は、本実施形態では図4から図6に示したように、水平方向となるY軸方向に延在する形状である。
レバー11の一端に、閉状態にある開閉カバー5の被係止部18(図2~図4、図6)に係止する係止部13を有する。尚、図6には、レバー11の係止部13が開閉カバー5の被係止部18から離脱している状態が示されている。係止部13は、-X方向を突出方向とする凸曲面形状に形成され、Y軸方向に延在する樹脂製の係止部本体20と一体成形で形成されている。係止部13は、係止部本体20の+Y方向の先端部の側面に設けられている。
また、レバー11の他端には、移動するキャリッジ15の動力を受ける動力受け部17が設けられている。本実施形態では、この動力受け部17は、キャリッジ15に押されてスライドするスライド部19で構成されている。スライド部19は、その底面がフレーム30の2つのガイド溝22、24(図5)にそれぞれガイドされる2つの部分19a、19bからなる。スライド部19の2つの部分19a、19bは、一体に連結されており、キャリッジ15の移動方向であるX方向に一体に移動する。
ガイド溝22にガイドされるスライド部19aが動力受け部17として構成されている。
ガイド溝22にガイドされるスライド部19aが動力受け部17として構成されている。
本実施形態では、ガイド溝24にガイドされるスライド部19bは、金属製の動力伝達軸26を介して係止部本体20に連結されている。動力伝達軸26は、一端6(図6)が係止部本体20の基端部10と一体に連結固定され、他端8はスライド部19bの凹部28内に挿入されて凹部28の内面と接触する非固定状態で連結されている。
スライド部19aがキャリッジ15に押されることで一体のスライド部19bが-X方向に移動すると、動力伝達軸26の他端8は凹部28の内面と接触状態で移動する。これにより、レバー11は回転支点9に対して回転することができる。即ち、キャリッジ15の水平方向の直線動がレバー11の回転動に変換されて伝達される。
スライド部19aがキャリッジ15に押されることで一体のスライド部19bが-X方向に移動すると、動力伝達軸26の他端8は凹部28の内面と接触状態で移動する。これにより、レバー11は回転支点9に対して回転することができる。即ち、キャリッジ15の水平方向の直線動がレバー11の回転動に変換されて伝達される。
<自動オープン機構のレバーの回転構造>
レバー11は、回転支点9を作る回転支点軸58に水平面内で回転可能に取り付けられている。回転支点9は回転支点軸58の軸中心で構成されている。本実施形態では、回転支点軸58は、上下方向に延在する向きで、装置構造部材である下板14と上板16に固定されている。
レバー11の係止部本体20は、上板16の上面32に位置し、基端部10の底部が回転支点軸58に回転可能に連結されている。上板16の係止部13の近傍に貫通孔34(図4)が形成され、係止部本体20に設けられている凸部36が貫通孔34に貫通状態で進入されている。貫通孔34は、係止部本体20が基端部10側の回転支点9回りに回転することを可能にする大きさと形状に形成されている。
下板14と上板16の間にネジリコイルバネ38(図4)が設けられ、ネジリコイルバネ38の一端40が係止部本体20の凸部36に係止されている。これにより、係止部本体20は、ネジリコイルバネ38のバネ力を受けて係止部13が開閉カバー5の被係止部18に係止する方向に回転するように構成されている。
レバー11は、回転支点9を作る回転支点軸58に水平面内で回転可能に取り付けられている。回転支点9は回転支点軸58の軸中心で構成されている。本実施形態では、回転支点軸58は、上下方向に延在する向きで、装置構造部材である下板14と上板16に固定されている。
レバー11の係止部本体20は、上板16の上面32に位置し、基端部10の底部が回転支点軸58に回転可能に連結されている。上板16の係止部13の近傍に貫通孔34(図4)が形成され、係止部本体20に設けられている凸部36が貫通孔34に貫通状態で進入されている。貫通孔34は、係止部本体20が基端部10側の回転支点9回りに回転することを可能にする大きさと形状に形成されている。
下板14と上板16の間にネジリコイルバネ38(図4)が設けられ、ネジリコイルバネ38の一端40が係止部本体20の凸部36に係止されている。これにより、係止部本体20は、ネジリコイルバネ38のバネ力を受けて係止部13が開閉カバー5の被係止部18に係止する方向に回転するように構成されている。
また、図7に示したように、本実施形態では、スライド部19aはキャリッジ15と接触する接触用凸部21を有し、キャリッジ15は接触用凸部21と接触する位置に接触用凹部23が設けられている。レバー11のスライド部19aは、キャリッジ15に押される際に接触用凸部21が接触用凹部23に入った状態となり、スライド部19aはキャリッジ15と一体的に移動しやくなっている。
また、図8に示したように、本実施形態では、開閉カバー5は、開く側に自重モーメントを持つ構造で作られている。具体的には、開閉カバー5の重心Gの位置がその開閉動支点42に対して自重で開くように設定されている。
即ち、開く方向の力Fは、開閉カバー5の自重により発生するので、開閉カバー5はその閉状態を解除すれば、自重の作用によって自動的に開くように構成されている。
尚、開く方向の力Fは、前記自重モーメントを利用した構造に限定されない。例えばバネの弾性を利用して開く方向の力Fを付与するようにしてもよい。
即ち、開く方向の力Fは、開閉カバー5の自重により発生するので、開閉カバー5はその閉状態を解除すれば、自重の作用によって自動的に開くように構成されている。
尚、開く方向の力Fは、前記自重モーメントを利用した構造に限定されない。例えばバネの弾性を利用して開く方向の力Fを付与するようにしてもよい。
また、図9に示したように、本実施形態では、開閉カバー5の開閉状態を検知するセンサ25を備えている。センサ25は、ここでは開閉カバー5の内面に設けられた作用片27と、印刷装置1の装置構造部材に出方向に押圧された状態で設けられた検出片29とで構成されている。
図9の(A)は、センサ25の検知がOFF状態に相当する。即ち、作用片27が検出片29を押し込んでいないので、センサ25は開閉カバー5が開であると検知する状態である。尚、センサ25が開閉カバー5が開であると検知する範囲としては、開閉カバー5の開きが途中で止まっても排出される印刷物が詰まることのない角度に設定されている。ここでは、その角度は70度に設定されている。
図9の(B)は、センサ25の検知がON状態に相当する。即ち、作用片27が検出片29を押し込んでいるので、センサ25は開閉カバー5が閉であると検知する状態である。
図9の(A)は、センサ25の検知がOFF状態に相当する。即ち、作用片27が検出片29を押し込んでいないので、センサ25は開閉カバー5が開であると検知する状態である。尚、センサ25が開閉カバー5が開であると検知する範囲としては、開閉カバー5の開きが途中で止まっても排出される印刷物が詰まることのない角度に設定されている。ここでは、その角度は70度に設定されている。
図9の(B)は、センサ25の検知がON状態に相当する。即ち、作用片27が検出片29を押し込んでいるので、センサ25は開閉カバー5が閉であると検知する状態である。
また、本実施形態では、開閉カバー5の閉状態の維持を解除する動作は、印刷装置1のメインスイッチがONされた後で印刷の動作が開始する前に実行されるように制御されている。これは、図示を省く制御部が、印刷装置1のメインスイッチがONされることをトリガーとして、前記解除する動作を実行するように構成されている。
即ち、開閉カバー5の閉状態の維持を解除する動作は、適切なタイミングで実行されるように構成されている。
即ち、開閉カバー5の閉状態の維持を解除する動作は、適切なタイミングで実行されるように構成されている。
或いは、開閉カバー5の閉状態を検知した場合、印刷動作を停止し、開閉カバー5の閉状態を解除する動作を行うように構成してもよい。印刷動作中に開閉カバー5が閉じられた場合があっても、印刷動作を停止した後、開閉カバー5を開いた状態にすることができ、印刷動作を再開することができる。
また、本実施形態では、キャリッジ15は印刷を実行する際に往復移動し、開閉カバーの自動オープン機構3はキャリッジ15の前記往復移動の範囲W外に位置する。
具体的には、図3に示したように、キャリッジ15が印刷を実行するときの往復移動の範囲Wに対して、開閉カバーの自動オープン機構3は往復移動の範囲Wの外側に配置されている。即ち、自動オープン機構3は、印刷装置1にその印刷動作を実行する構造に影響しないように設けられている。
具体的には、図3に示したように、キャリッジ15が印刷を実行するときの往復移動の範囲Wに対して、開閉カバーの自動オープン機構3は往復移動の範囲Wの外側に配置されている。即ち、自動オープン機構3は、印刷装置1にその印刷動作を実行する構造に影響しないように設けられている。
<キャリッジの移動を壁部材で規制>
図10に示したように、本実施形態では、レバー11の動力受け部17の前に、即ちスライド部19aの前に壁部材44が上下方向に出没可能に設けられている。壁部材44は、キャリッジ15を移動させて自動オープン機構3を動作させて開閉カバー5を開く際は、没状態すなわち下方に下がって退避している。
一方、自動オープン機構3を動作させない場合は、壁部材44は出状態すなわち上に上がった位置となる。例えば、キャリッジ15の位置を検出するためにキャリッジ15を移動させる場合は、壁部材44にキャリッジ15を度当たらせることで位置検出を行う。この場合は、キャリッジ15は、壁部材44には触れるが、レバー11の動力受け部17に触れないので、不用意に自動オープン機構3が動作することを抑制できる。
尚、壁部材44の前記出没の動力は、印刷装置1が有するモーター等の動力源を利用して行える。符号65は印刷ヘッドを示す。
図10に示したように、本実施形態では、レバー11の動力受け部17の前に、即ちスライド部19aの前に壁部材44が上下方向に出没可能に設けられている。壁部材44は、キャリッジ15を移動させて自動オープン機構3を動作させて開閉カバー5を開く際は、没状態すなわち下方に下がって退避している。
一方、自動オープン機構3を動作させない場合は、壁部材44は出状態すなわち上に上がった位置となる。例えば、キャリッジ15の位置を検出するためにキャリッジ15を移動させる場合は、壁部材44にキャリッジ15を度当たらせることで位置検出を行う。この場合は、キャリッジ15は、壁部材44には触れるが、レバー11の動力受け部17に触れないので、不用意に自動オープン機構3が動作することを抑制できる。
尚、壁部材44の前記出没の動力は、印刷装置1が有するモーター等の動力源を利用して行える。符号65は印刷ヘッドを示す。
<キャリッジの移動範囲を電流値で制御>
図11は、キャリッジ15の移動範囲を制御する電流値の閾値を示すグラフである。横軸はキャリッジ15の原点からの移動距離Dを表し、縦軸はキャリッジ15に流れる電流値Iを表す。
キャリッジ15は、原点から移動を開始して自動オープン機構3のレバー11の動力受け部17に接すると、ネジリコイルバネ38のバネ力に抗して移動する状態になるので、キャリッジ15に流れる電流値Iは上昇を始める。図中の符号46は、その際のキャリッジ15に流れる電流値Iの変化を示している。
符号56は、開閉カバー5の閉状態の維持が解除されるキャリッジ15の位置、即ちレバー11の係止部13が被係止部18から外れて開閉カバー5が開く状態に移行し始める位置を示す。符号50は第1閾値、符号48は第2閾値である。キャリッジ15がレバー11の動力受け部17に接した位置から開閉カバー5が開き始める位置56までの領域52に第1閾値50が設定されており、開閉カバー5が開き始めてからの領域54に第2閾値48が設定されている。
図11は、キャリッジ15の移動範囲を制御する電流値の閾値を示すグラフである。横軸はキャリッジ15の原点からの移動距離Dを表し、縦軸はキャリッジ15に流れる電流値Iを表す。
キャリッジ15は、原点から移動を開始して自動オープン機構3のレバー11の動力受け部17に接すると、ネジリコイルバネ38のバネ力に抗して移動する状態になるので、キャリッジ15に流れる電流値Iは上昇を始める。図中の符号46は、その際のキャリッジ15に流れる電流値Iの変化を示している。
符号56は、開閉カバー5の閉状態の維持が解除されるキャリッジ15の位置、即ちレバー11の係止部13が被係止部18から外れて開閉カバー5が開く状態に移行し始める位置を示す。符号50は第1閾値、符号48は第2閾値である。キャリッジ15がレバー11の動力受け部17に接した位置から開閉カバー5が開き始める位置56までの領域52に第1閾値50が設定されており、開閉カバー5が開き始めてからの領域54に第2閾値48が設定されている。
図11から理解できるように、領域52は、位置56より手前の原点よりの部分はキャリッジ15がレバー11の動力受け部17に接しているが、レバー11の回転量は未だ少なくて、開閉カバー5は閉状態が維持されている領域である。この領域52に設定される第1閾値50は、自動オープン機構3を動作させないで、キャリッジ15の位置を検出するために使うことができる。図10では、キャリッジ15の位置の検出が壁部材44にキャリッジ15を度当たらせることで行われるが、こちらの図11では第1閾値50の検出により行われる。
一方、領域54は、開閉カバー5が開き始めているので、領域54に設定される第2閾値48は、開閉カバー5の開状態の検出に使うことができる。
一方、領域54は、開閉カバー5が開き始めているので、領域54に設定される第2閾値48は、開閉カバー5の開状態の検出に使うことができる。
<開閉カバーの自動オープン機構の動作>
図1に示した開閉カバー5が閉の状態に置いて、先ずキャリッジ15が-X方向に移動して、レバー11のスライド部19aの動力受け部17に接して更に押す。レバー11は、キャリッジの-X方向への移動の動力を受けることになり、回転支点9回りに回転する。このレバー11の回転により、レバー11の係止部13が開閉カバー5の被係止部18から外れる。その後、開閉カバー5は自重によって開き、図2の状態に至る。図2では、更に排出トレイ7が引き出されている。
図1に示した開閉カバー5が閉の状態に置いて、先ずキャリッジ15が-X方向に移動して、レバー11のスライド部19aの動力受け部17に接して更に押す。レバー11は、キャリッジの-X方向への移動の動力を受けることになり、回転支点9回りに回転する。このレバー11の回転により、レバー11の係止部13が開閉カバー5の被係止部18から外れる。その後、開閉カバー5は自重によって開き、図2の状態に至る。図2では、更に排出トレイ7が引き出されている。
<実施形態の効果の説明>
(1)本実施形態の自動オープン機構3によれば、レバー11は、キャリッジ15が動力受け部17に接触して押すことで回転し、このレバー11の回転により係止部13による開閉カバー5の閉状態の維持を解除する。この解除により、開閉カバー5は開く方向の力Fを受けているので、その力Fの作用によって閉状態から開状態に移行する。従って、キャリッジ15の動力を利用することで新たな動力を追加する必要がないので、開閉カバー5を自動でオープンする機構の低コスト化、更に省スペース化を実現することができる。
(1)本実施形態の自動オープン機構3によれば、レバー11は、キャリッジ15が動力受け部17に接触して押すことで回転し、このレバー11の回転により係止部13による開閉カバー5の閉状態の維持を解除する。この解除により、開閉カバー5は開く方向の力Fを受けているので、その力Fの作用によって閉状態から開状態に移行する。従って、キャリッジ15の動力を利用することで新たな動力を追加する必要がないので、開閉カバー5を自動でオープンする機構の低コスト化、更に省スペース化を実現することができる。
(2)また、本実施形態によれば、開閉カバー5は開く側に自重モーメントを持つ構造であるので、係止部13による係止状態が解除されれば、前記自重によって閉状態から開状態に移行する。これにより、開閉カバー5の開動作を行う機構を設ける必要がなく、低コスト化を実現できる。
(3)また、本実施形態によれば、開閉カバー5の開閉状態を検知するセンサ25を備えている。これにより、開閉カバー5が既に開いている状態で自動オープン機構3を動作させるといったような不要な動きを無くすことができ、使い勝手が向上する。
(3)また、本実施形態によれば、開閉カバー5の開閉状態を検知するセンサ25を備えている。これにより、開閉カバー5が既に開いている状態で自動オープン機構3を動作させるといったような不要な動きを無くすことができ、使い勝手が向上する。
(4)また、本実施形態によれば、レバー11の動力受け部17は、キャリッジ15に押されてスライドするスライド部19(19a,19b)である。これにより、レバー11は、キャリッジ15の動力をスライド部19がスライドする形で受けるので、キャリッジ15の動力を有効に利用することができる。
(5)また、本実施形態によれば、スライド部19aは、キャリッジ15に押される際にスライド部19aの接触用凸部21がキャリッジ15が有する接触用凹部23に入った状態となる。これにより、スライド部19aはキャリッジ15と一体的に移動しやすくなり、スライド部19aがキャリッジ15に巻き込まれる虞を低減することができる。
(5)また、本実施形態によれば、スライド部19aは、キャリッジ15に押される際にスライド部19aの接触用凸部21がキャリッジ15が有する接触用凹部23に入った状態となる。これにより、スライド部19aはキャリッジ15と一体的に移動しやすくなり、スライド部19aがキャリッジ15に巻き込まれる虞を低減することができる。
(6)また、本実施形態の印刷装置1によれば、キャリッジ15に搭載された印刷ヘッド65と、開く方向の力Fを受けている開閉カバー5とを備え、上記説明した構成の開閉カバーの自動オープン機構3を備える。これにより、印刷装置1として上記した自動オープン機構3の各効果を得ることができる。
(7)また、本実施形態によれば、キャリッジ15は印刷を実行する際に往復移動し、自動オープン機構3はキャリッジ15の前記往復移動の範囲Wの外に位置する。このように、自動オープン機構3は通常の印刷装置1の印刷動作と独立して存在する。即ち、自動オープン機構3を、印刷装置1にその印刷動作を実行する構造に影響なく設けることが可能になり、自動オープン機構3を備える機種と備えない機種の作り分けを簡単に行うことができる。
(8)また、本実施形態によれば、開閉カバー5が開くことにより、印刷物Pを受ける排出トレイ7等が操作可能になる。これにより、印刷物Pを受ける排出トレイ7等に不用意に触れることによる損傷、故障などの発生の虞を低減することができる。
(9)また、本実施形態によれば、印刷動作中に開閉カバー5の閉状態を検知した場合、印刷動作を停止し、開閉カバー5の閉状態を解除する動作を行う。これにより、印刷動作中に開閉カバー5が閉じられた場合があっても、印刷動作を停止した後、開閉カバー5を開いた状態にすることができ、印刷動作を再開することができる。
(10)また、本実施形態によれば、開閉カバー5の閉状態の維持を解除する動作は、印刷装置1のメインスイッチがONされた後で前記印刷の動作が開始する前である。これにより、開閉カバー5の閉状態の維持を解除する動作は、適切なタイミングで実行されるので、開閉カバー5が不用意に開かないようにすることができる。
(7)また、本実施形態によれば、キャリッジ15は印刷を実行する際に往復移動し、自動オープン機構3はキャリッジ15の前記往復移動の範囲Wの外に位置する。このように、自動オープン機構3は通常の印刷装置1の印刷動作と独立して存在する。即ち、自動オープン機構3を、印刷装置1にその印刷動作を実行する構造に影響なく設けることが可能になり、自動オープン機構3を備える機種と備えない機種の作り分けを簡単に行うことができる。
(8)また、本実施形態によれば、開閉カバー5が開くことにより、印刷物Pを受ける排出トレイ7等が操作可能になる。これにより、印刷物Pを受ける排出トレイ7等に不用意に触れることによる損傷、故障などの発生の虞を低減することができる。
(9)また、本実施形態によれば、印刷動作中に開閉カバー5の閉状態を検知した場合、印刷動作を停止し、開閉カバー5の閉状態を解除する動作を行う。これにより、印刷動作中に開閉カバー5が閉じられた場合があっても、印刷動作を停止した後、開閉カバー5を開いた状態にすることができ、印刷動作を再開することができる。
(10)また、本実施形態によれば、開閉カバー5の閉状態の維持を解除する動作は、印刷装置1のメインスイッチがONされた後で前記印刷の動作が開始する前である。これにより、開閉カバー5の閉状態の維持を解除する動作は、適切なタイミングで実行されるので、開閉カバー5が不用意に開かないようにすることができる。
〔他の実施形態〕
本発明に係る開閉カバーの自動オープン機構3及び印刷装置1は、以上述べた実施形態の構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内での部分的構成の変更や省略等を行うことは勿論可能である。
上記実施形態では、レバー11は、樹脂製の係止部本体20と金属製の動力伝達軸26の別体のものを一体に組み付けて構成されているが、係止部本体20と動力伝達軸26を例えば樹脂の一体成形で作ってもよい。更にスライド部19をレバー11と一体に作ってもよい。
また、上記実施形態では、動力受け部17はスライド部19として構成されているが、動力伝達軸26の他端8に直接キャリッジ15を接触させてもよい。その際はキャリッジ15と接触して動力を受ける部分の構造を、キャリッジ15と安定して接触するようにすることが望ましい。
本発明に係る開閉カバーの自動オープン機構3及び印刷装置1は、以上述べた実施形態の構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内での部分的構成の変更や省略等を行うことは勿論可能である。
上記実施形態では、レバー11は、樹脂製の係止部本体20と金属製の動力伝達軸26の別体のものを一体に組み付けて構成されているが、係止部本体20と動力伝達軸26を例えば樹脂の一体成形で作ってもよい。更にスライド部19をレバー11と一体に作ってもよい。
また、上記実施形態では、動力受け部17はスライド部19として構成されているが、動力伝達軸26の他端8に直接キャリッジ15を接触させてもよい。その際はキャリッジ15と接触して動力を受ける部分の構造を、キャリッジ15と安定して接触するようにすることが望ましい。
1…印刷装置、2…インクジェットプリンタ、3…開閉カバーの自動オープン機構、
4…スキャナユニット、5…開閉カバー、6…一端、7…排出トレイ、8…他端、
9…回転支点、10…基端部、11…レバー、12…インクタンク、13…係止部、
14…下板、15…キャリッジ、16…上板、17…動力受け部、18…、
19(19a、19b)…スライド部、20…係止部本体、21…接触用凸部、
22…ガイド溝、23…接触用凹部、24…ガイド溝、25…センサ、
26…動力伝達軸、27…作用片、28…凹部、29…検出片、30…フレーム、
32…上面、34…貫通孔、36…凸部、38…ネジリコイルバネ、40…一端、
42…開閉動支点、44…壁部材、46…電流の変化、48…第2閾値、
50…第1閾値、52…領域、54…領域、56…開閉カバーが開き始める位置、
58…回転支点軸、65…印刷ヘッド、
P…印刷物、G…重心、W…キャリッジの往復移動の範囲
4…スキャナユニット、5…開閉カバー、6…一端、7…排出トレイ、8…他端、
9…回転支点、10…基端部、11…レバー、12…インクタンク、13…係止部、
14…下板、15…キャリッジ、16…上板、17…動力受け部、18…、
19(19a、19b)…スライド部、20…係止部本体、21…接触用凸部、
22…ガイド溝、23…接触用凹部、24…ガイド溝、25…センサ、
26…動力伝達軸、27…作用片、28…凹部、29…検出片、30…フレーム、
32…上面、34…貫通孔、36…凸部、38…ネジリコイルバネ、40…一端、
42…開閉動支点、44…壁部材、46…電流の変化、48…第2閾値、
50…第1閾値、52…領域、54…領域、56…開閉カバーが開き始める位置、
58…回転支点軸、65…印刷ヘッド、
P…印刷物、G…重心、W…キャリッジの往復移動の範囲
Claims (10)
- 回転支点を介して回転可能なレバーと、
前記レバーの一端に位置し、開く方向の力を受けている閉状態の前記開閉カバーと係止して前記開閉カバーの閉状態を維持する係止部と、
前記レバーの他端に位置し水平方向に移動するキャリッジと接触してキャリッジの動力を受ける動力受け部と、を備え、
前記レバーは、前記キャリッジが前記動力受け部に接触して押すことで回転し、前記係止部による前記開閉カバーの閉状態の維持を解除する、
ことを特徴とする開閉カバーの自動オープン機構。 - 請求項1に記載の開閉カバーの自動オープン機構において、
前記開く方向の力は、前記開閉カバーが開く側に自重モーメントを持つ構造で作られている、
ことを特徴とする開閉の自動オープン機構。 - 請求項1又は2に記載の開閉カバーの自動オープン機構において、
前記開閉カバーの開閉状態を検知するセンサを備えている、
ことを特徴とする開閉カバーの自動オープン機構。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の開閉カバーの自動オープン機構において、
前記レバーの前記動力受け部は、前記キャリッジに押されてスライドするスライド部である、
ことを特徴とする開閉カバーの自動オープン機構。 - 請求項4に記載の開閉カバーの自動オープン機構において、
前記スライド部は前記キャリッジと接触する接触用凸部を有し、
前記スライド部は、前記キャリッジに押される際に前記接触用凸部が前記キャリッジが有する接触用凹部に入った状態となる、
ことを特徴とする開閉カバーの自動オープン機構。 - キャリッジに搭載された印刷ヘッドと、
開く方向の力を受けている開閉カバーと、を備える印刷装置であって、
請求項1から6のいずれか一項に記載の開閉カバーの自動オープン機構を備える、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項6に記載の印刷装置において、
前記キャリッジは印刷を実行する際に往復移動し、
前記自動オープン機構は前記キャリッジの前記往復移動の範囲外に位置する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項6又は7に記載の印刷装置において、
前記開閉カバーが開くことにより、印刷物を受ける排出トレイ、印刷用媒体を収容する給送用カセットの少なくとも一方が操作可能になる、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項6から8のいずれか1項に記載の印刷装置において、
前記開閉カバーの閉状態を検知した場合、印刷を停止し、前記開閉カバーの閉状態を解除する動作を行う、
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項6から8のいずれか1項に記載の印刷装置において、
前記開閉カバーの閉状態の維持を解除する動作は、前記印刷装置のメインスイッチがONされた後で前記印刷の動作が開始する前である、
ことを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021204508A JP2023089783A (ja) | 2021-12-16 | 2021-12-16 | 開閉カバー自動オープン機構及び印刷装置 |
CN202211593444.1A CN116265261A (zh) | 2021-12-16 | 2022-12-13 | 开闭盖自动开放机构及印刷装置 |
US18/065,286 US20230191812A1 (en) | 2021-12-16 | 2022-12-13 | Openable cover automatic opening mechanism and printing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021204508A JP2023089783A (ja) | 2021-12-16 | 2021-12-16 | 開閉カバー自動オープン機構及び印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023089783A true JP2023089783A (ja) | 2023-06-28 |
Family
ID=86744321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021204508A Pending JP2023089783A (ja) | 2021-12-16 | 2021-12-16 | 開閉カバー自動オープン機構及び印刷装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
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US (1) | US20230191812A1 (ja) |
JP (1) | JP2023089783A (ja) |
CN (1) | CN116265261A (ja) |
-
2021
- 2021-12-16 JP JP2021204508A patent/JP2023089783A/ja active Pending
-
2022
- 2022-12-13 US US18/065,286 patent/US20230191812A1/en active Pending
- 2022-12-13 CN CN202211593444.1A patent/CN116265261A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN116265261A (zh) | 2023-06-20 |
US20230191812A1 (en) | 2023-06-22 |
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