JP2023089744A - 画像処理装置、マーキング方法、プログラム - Google Patents

画像処理装置、マーキング方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】映像の頭出しのマーキングを適切な位置に行える技術を提供する。【解決手段】画像処理装置は、動画の再生中または記録中において、頭出しのためのマーキングの指示を受け付けると、再生中または記録中の動画の、マーキングの指示が受け付けられた時刻よりも過去の時刻のフレームが頭出しの先頭フレームとなるように、動画にマーキングを行う。【選択図】 図4

Description

本発明は、画像処理装置、マーキング方法、プログラムに関する。
一般に、動画を扱う機器に於いて、動画の再生時に特定のシーンを頭出しするために、頭出しの位置を特定する情報を記録するマーキング機能が知られている(特許文献1)。マーキング機能を利用することで、動画再生時、及び動画編集時において、所望のシーンを素早く呼び出すことが出来るという利便性がある。近年、記録媒体の大容量化に伴い、撮影機会を逃さぬように動画撮影を止めずに長時間撮影をする撮影スタイルが増えている。この場合に、長時間の動画から編集で使用するシーンを動画編集者が探すのは、短時間の動画に比べて労力がかかる。そのため、シーンの頭出しを迅速に行うことのできるマーキング機能は、編集作業の効率を向上させるのに有用であり、より重要なものとなってきている。また、従来、動画撮影を行いながら上述の様なマーキング記録を行うことが可能な撮像装置が知られている。
特開2003-153191号公報
しかしながら、動画撮影中に頭出しのマーキングが行われる場合、撮影者はマーキングしたいシーンが始まることを認識してからマーキング操作を行う。したがって、撮影者がマーキング操作を行った時点のフレームを特定するように頭出しのマーキングが行われると、撮影者がマーキングしたい頭出しの位置に対して時間的に遅れた位置にマーキングされることがある。このように頭出しの位置が時間的に遅れた位置に設定されると、頭出しして再生を行う際に、マーキング位置よりも少し時間的に戻してから再生を行う作業が必要となってしまう。
本発明は、動画の頭出しのためのマーキング処理の操作性を向上する技術を提供する。
本発明の一態様による画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
動画の再生中または記録中の少なくとも何れかにおいて、頭出しのためのマーキングの指示を受け付ける受付手段と、
前記マーキングの指示が受け付けられた時点の再生中または記録中の前記動画の時間よりも過去の時間が頭出しの位置となるように、前記動画にマーキングを行うマーキング手段と、を備える。
本発明によれば、動画の頭出しのためのマーキング処理の操作性が向上する。
(a)、(b)は実施形態による撮像装置の外観を示す図。 実施形態による撮像装置の構成例を示すブロック図。 撮影モードおよび再生モードにおける処理を示すフローチャート。 マーキング処理を示すフローチャート。 実施形態における撮像装置の設定画面の一例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1(a)、図1(b)に、本発明を適用可能な装置(電子機器)の一例としてのデジタルカメラ100(撮像装置)の外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
表示部28は、デジタルカメラ100の背面に設けられた表示部であり、画像や各種情報を表示する。タッチパネル70aは、表示部28の表示面(タッチ操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。ファインダー外表示部43は、デジタルカメラ100の上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするデジタルカメラ100の様々な設定値を表示する。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部材である。モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部材である。端子カバー40は、デジタルカメラ100を外部機器に接続する接続ケーブル等とのコネクタ(不図示)を保護するカバーである。
メイン電子ダイヤル71は回転操作部材であり、メイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のONとOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は回転操作部材であり、サブ電子ダイヤル73を回すことで、選択枠(カーソル)の移動や画像送りなどが行える。4方向キー74は、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能に構成され、4方向キー74の押した部分に応じた処理が可能である。SETボタン75は、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
動画ボタン76は、動画撮影(記録)の開始や停止の指示に用いられる。AEロックボタン77は押しボタンであり、撮影待機状態でAEロックボタン77を押下することにより、露出状態を固定することができる。拡大ボタン78は、撮影モードのライブビュー表示(LV表示)において拡大モードのONとOFFを切り替えるための操作ボタンである。拡大モードをONとしてからメイン電子ダイヤル71を操作することにより、ライブビュー画像(LV画像)の拡大や縮小を行える。再生モードにおいては、拡大ボタン78は、再生画像を拡大したり、その拡大率を増加させたりするための操作ボタンとして機能する。再生ボタン79は、撮影モードと再生モードとを切り替えるための操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200(後述)に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。メニューボタン81はメニュー画面を表示させる指示操作を行うために用いられる押しボタンであり、メニューボタン81が押されると各種の設定が可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザーは、表示部28に表示されたメニュー画面と、4方向キー74やSETボタン75とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
タッチバー82(マルチファンクションバー:M-Fnバー)は、タッチ操作を受け付けることが可能なライン状のタッチ操作部材(ラインタッチセンサー)である。タッチバー82は、右手の人差し指でシャッターボタン61押下可能なようにグリップ部90を右手で握った状態(右手の小指、薬指、中指で握った状態)で、右手の親指でタッチ操作可能(タッチ可能)な位置に配置されている。すなわち、タッチバー82は接眼部16に接眼してファインダーを覗き、いつでもシャッターボタン61を押下できるように構えた状態(撮影姿勢)で操作可能な位置に配置されている。タッチバー82は、タッチバー82に対するタップ操作(タッチして所定期間以内に移動せずに離す操作)、左右へのスライド操作(タッチした後、タッチしたままタッチ位置を移動する操作)などを受け付け可能な受付部である。タッチバー82は、タッチパネル70aとは異なる操作部材であり、表示機能を備えていない。
マーキングボタン83は、ユーザーがマーキング記録を指示するための操作部材である。動画記録中にマーキングを行うことで、記録中の動画の頭出しに必要な時間情報を記録することが出来る。また、画像再生中にマーキングを行うことで、再生中の動画の頭出しに必要な時間情報を記録することが出来る。
通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150(後述;着脱可能)側と通信を行うための通信端子である。接眼部16は、接眼ファインダー17(覗き込み型のファインダー)の接眼部であり、ユーザーは、接眼部16を介して内部のElectronic View Finder(以下、EVF29(図2))に表示された映像を視認することができる。接眼検知部57は、接眼部16にユーザー(撮影者)が接眼しているか否かを検知する接眼検知センサーである。蓋202は、記録媒体200(後述)を格納するスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を構える際に右手で握りやすい形状とした保持部である。グリップ部90を右手の小指、薬指、中指で握ってデジタルカメラ100を保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置にシャッターボタン61とメイン電子ダイヤル71が配置されている。また、同じ状態で、右手の親指で操作可能な位置に、サブ電子ダイヤル73とタッチバー82が配置されている。サムレスト部91(親指待機位置)は、デジタルカメラ100の背面側の、どの操作部材も操作しない状態でグリップ部90を握った右手の親指を置きやすい箇所に設けられたグリップ部材である。サムレスト部91は、保持力(グリップ感)を高めるためのラバー部材などで構成される。
図2は、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、図2では簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行うための通信端子であり、通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、これら通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信する。そして、レンズユニット150は、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行う。また、レンズユニット150は、レンズシステム制御回路4によってAF駆動回路3を介してレンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子(イメージセンサー)である。撮像部22は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する撮像面位相差センサーを有していてもよい。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の処理(画素補間、縮小といったリサイズ処理、色変換処理、等)を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、システム制御部50は、画像処理部24により得られた演算結果に基づいて露光制御や測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、等が行われる。画像処理部24は更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。あるいは、A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24を介さずにメモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28やEVF29に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28やEVF29に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28やEVF29により表示される。表示部28とEVF29のそれぞれは、LCDや有機EL等のディスプレイであり、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によってA/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ信号に変換し、表示部28またはEVF29に逐次転送して表示することで、ライブビュー表示(LV)が行える。以下、ライブビュー表示で表示される画像をライブビュー画像(LV画像)と称する。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサー及び/または少なくとも1つの回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、プロセッサーであり、回路でもある。システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器19、表示部28、EVF29等を制御することにより表示制御も行う。
システムメモリ52は例えばRAMであり、システム制御部50は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等をシステムメモリ52に展開する。不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等である。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記録される。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。本実施形態では、システムタイマー53は、マーキングボタン83の押下時間を計測することにも用いられる。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続された外部機器との間で、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。また、通信部54は、Bluetooth(登録商標)やBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検知部55である加速度センサーやジャイロセンサーを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
接眼検知部57は、接眼ファインダー17(以後、単に「ファインダー」と記載する)の接眼部16に対する目(物体)の接近(接眼)および離反(離眼)を検知する(接近検知)、接眼検知センサーである。システム制御部50は、接眼検知部57で検知された状態に応じて、表示部28とEVF29の表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。より具体的には、少なくとも撮影待機状態で、かつ、表示先の切替設定が自動切替である場合において、非接眼中は表示先を表示部28として表示をオンとし、EVF29は非表示とする。また、接眼中は表示先をEVF29として表示をオンとし、表示部28は非表示とする。接眼検知部57としては、例えば赤外線近接センサーを用いることができ、EVF29を内蔵するファインダー17の接眼部16への何らかの物体の接近を検知することができる。物体が接近した場合は、接眼検知部57の投光部(図示せず)から投光した赤外線が物体で反射して赤外線近接センサーの受光部(図示せず)で受光される。受光された赤外線の量によって、物体が接眼部16からどの距離まで近づいているか(接眼距離)も判別することができる。このように、接眼検知部57は、接眼部16への物体の近接距離を検知する接眼検知を行う。非接眼状態(非接近状態)から、接眼部16に対して所定距離以内に近づく物体が検出された場合に、接眼されたと検出するものとする。接眼状態(接近状態)から、接近を検知していた物体が所定距離以上離れた場合に、離眼されたと検出するものとする。接眼を検出する閾値と、離眼を検出する閾値は例えばヒステリシスを設けるなどして異なっていてもよい。また、接眼を検出した後は、離眼を検出するまでは接眼状態であるものとする。離眼を検出した後は、接眼を検出するまでは非接眼状態であるものとする。なお、赤外線近接センサーは一例であって、接眼検知部57には、接眼とみなせる状態を検知できるものであれば他のセンサーを採用してもよい。
ファインダー外表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出などを行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
操作部70は、ユーザーからの操作(ユーザー操作)を受け付ける入力部であり、システム制御部50に各種の動作指示を入力するために使用される。図2に示すように、操作部70は、シャッターボタン61、モード切替スイッチ60、電源スイッチ72、タッチパネル70a、その他の操作部材70b等を含む。その他の操作部材70bには、メイン電子ダイヤル71、サブ電子ダイヤル73、4方向キー74、SETボタン75、動画ボタン76、AEロックボタン77、拡大ボタン78、再生ボタン79、メニューボタン81、タッチバー82、マーキングボタン83等が含まれる。
シャッターボタン61は、第1シャッタースイッチ62と第2シャッタースイッチ64を備える。第1シャッタースイッチ62は、シャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから、撮像された画像を画像ファイルとして記録媒体200に書き込むまでの、一連の撮影処理の動作を開始する。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60より、ユーザーは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り替えた後に、表示された複数のモードのいずれかに、他の操作部材を用いて選択的に切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
タッチパネル70aは、表示部28の表示面(タッチパネル70aの操作面)への各種タッチ操作を検出するタッチセンサーである。タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aは、光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示面上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を提供できる。
システム制御部50は、タッチパネル70aへの以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・ タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと、すなわちタッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)
・ タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)
・ 指やペンがタッチパネル70aをタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)
・ タッチパネル70aへタッチしていた指やペンがタッチパネル70aから離れた(リリースされた)こと、すなわちタッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)
・ タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出された場合も、同時にタッチオンが検出される。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル70a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。そして、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル70a上にどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル70a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル70a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行なわれたと判定するものとする。タッチパネル70a上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判定できる)。更に、複数箇所(例えば2点)を共にタッチして(マルチタッチして)、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものであってもよい。タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式があるが、いずれの方式でもよい。
システム制御部50において、少なくとも1つのプロセッサーが不揮発性メモリ56に記録された所定のプログラムを実行することにより、もしくは、専用のハードウェアにより、もしくはそれらの協働により種々の機能が実現される。本実施形態では、システム制御部50において、モード設定部501、動画撮影部502、動画再生部503、マーキング処理部504の各機能が実現さる。モード設定部501は、モード切替スイッチ60により指定されたモードへの切り替えを行う。動画撮影部502は、動画撮影モードにおける動画ボタン76の操作に応じて動画記録の開始、停止を行う。動画再生部503は、動画撮影モードまたは再生モードにおいて、再生ボタン79の操作に応じて動画の再生を行う。動画は、表示部28に表示され得るが、外部の表示装置へ表示されてもよい。マーキング処理部504は、動画の記録中または再生中にマーキングボタン83が押下されたことに応じて、頭出しの位置を示す情報を当該動画に記録する。
以上のような構成を備えたデジタルカメラ100における、マーキングボタン83の操作によるマーキング処理について説明する。図3は、本実施形態によるデジタルカメラ100を動画モードで電源を起動した後、動画撮影時または動画再生時においてマーキング記録を実行する処理を示すフローチャートである。以下に説明される処理は、電源スイッチ72により電源がオンされた後、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
システム制御部50のモード設定部501は、モード切替スイッチ60により撮影モードが設定されているか否かを判定する(S300)。撮影モードが設定されていると判定された場合(S300でYES)、動画撮影部502は、動画ボタン76が押下されたか否かを判定する(S301)。撮影モードにおいて動画ボタン76が押下されたと判定された場合(S301でYES)、動画撮影部502は、動画撮影処理(マーキング処理を含む)を開始する(S302~S308)。また、撮影モードにおいて、再生ボタン79が押下されると(S308でYES)、動画再生部503は、もっとも最近に記録された動画(の再生処理を開始する(S312~S318)。一方、撮影モードではないと判定された場合(S300でNO)、モード設定部501は、モード切替スイッチ60により再生モードが設定されているかを判定する(S310)。再生モードが設定され(S310でYES)、再生ボタン79が押下されると(S311でYES)、動画再生部503は記録媒体200に記録されている動画からユーザー選択された動画の再生処理(マーキング処理を含む)を開始する(S312~S318)。
動画撮影処理が開始されると、動画撮影部502は、撮像部22からの信号読み出しなどを開始し、動画撮影を開始する(S302)。このとき、動画撮影部502は、撮像部22からのデータをA/D変換器23で変換させ、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して動画像データとしてメモリ32に記憶する。次に、動画撮影部502は、システムタイマー53に対しS302における動画撮影の開始からの経過時間である録画時間のカウントを指示し、システムタイマー53でカウントされた録画時間を、メモリ制御部15を介してメモリ32に記憶する(S303)。
マーキング処理部504は、動画撮影中にマーキングボタン83が押下されたかを判定する(S304)。マーキングボタン83が押下されたと判定された場合(S304でYES)、マーキング処理部504は、マーキング処理を実行する(S305)。マーキング処理の詳細は図4により後述する。マーキングボタン83が押下されていないと判定された場合(S304でNO)、S305のマーキング処理はスキップされる。動画撮影部502は、動画ボタン76が押下されたか否かを判定する(S306)。本実施形態では、動画撮影中における動画ボタン76の押下は、実行中の動画撮影の停止を指示するものとする。もちろん、動画撮影の停止を指示する操作部材が別途設けられてもよい。動画ボタン76が押下されていなければ(S306でNO)、処理はS304に戻り、動画撮影が継続される。他方、動画ボタン76が押下されたと判定された場合(S306でYES)、動画撮影部502は、システムタイマー53に対し、動画撮影の開始からの経過時間である録画時間のカウントの終了を指示する(S307)。そして、動画撮影部502は、撮像部22からの信号読み出しなどを終了し、動画撮影を終了する(S308)。この時、動画撮影部502は、S302で開始された動画撮影により得られた動画像データと、S305のマーキング処理により取得されたマーキング時間とをメモリ32から取得し、記録媒体I/F18を介して記録媒体200に記録する。
一方、再生ボタン79の操作により動画の再生処理が指示されると、動画再生部503は、記録媒体200に記憶されている動画の再生を開始する(S312)。再生の対象となる動画は、撮影モード中に再生ボタン79が押されたことによる再生処理では、記録媒体200に最後に記録された動画(最も新しい動画)である。他方、再生モードでは、記録媒体200に記録されている動画の中からユーザーにより選択された動画が再生対象となる。動画再生部503は、システムタイマー53に対しS312における動画再生の開始からの経過時間である再生時間のカウントを指示し、システムタイマー53でカウントされた再生時間を、メモリ制御部15を介してメモリ32に記憶させる(S313)。
マーキング処理部504は、マーキングボタン83が押下されたかを判定する(S314)。マーキングボタン83が押下されたと判定された場合(S314でYES)、マーキング処理部504は、マーキング処理を実行する(S315)。マーキング処理の詳細は図4により後述する。マーキングボタン83が押下されていないと判定された場合(S314でNO)、S315はスキップされる。動画再生部503は、再生ボタン79が押下されたか否かを判定する(S316)。本実施形態では、動画再生中における再生ボタン79の押下は、実行中の動画再生の停止を指示するものとする。もちろん、動画再生の停止を指示する操作部材が別途設けられてもよい。再生ボタン79が押下されていなければ(S316でNO)、処理はS314に戻り、動画の再生が継続される。他方、再生ボタン79が押下されたと判定された場合(S316でYES)、動画再生部503は、システムタイマー53に対し、再生時間のカウントの終了を指示する(S317)。そして、動画再生部503は、動画の再生を終了する(S318)。この時、動画再生部503は、S315のマーキング処理により取得されたマーキング時間をメモリ32から取得し、S312による動画再生の対象である動画像データの付帯情報として保存する。付帯情報は、記録媒体I/F18を介して記録媒体200に記録される。
システム制御部50は、電源スイッチ72を電源オフ指示するなどの終了操作がなされたかを判定する(S321)。終了操作がなされたと判定された場合(S321でEYS)、本処理は終了する。他方、終了操作がなされていないと判定された場合(S321でNO)、処理はS301へ戻り、上述の処理が繰り返される。なお、本フローチャートの処理の中でモードダイヤルなどを回されるなどの異常系操作が行われた場合、途中でフローが中断されることもあり得る。
次に、S305およびS315において実行されるマーキング処理について説明する。図4は、実施形態によるマーキング処理を説明するフローチャートである。
マーキングボタン83の押下に応じて、マーキング処理部504は、録画時間(或いは再生時間)をメモリ32から取得し、マーキングボタン83の押下開始時間としてメモリ制御部15を介してメモリ32に記憶する(S401)。マーキング処理部504は、システムタイマー53に対し、マーキングボタン83が押下されてからの経過時間のカウントを指示する(S402)。この処理により、マーキングボタン83が押下されてからの経過時間がメモリ制御部15を介してメモリ32に記憶される。その後、マーキング処理部504は、マーキングボタン83が押下され続けているかを判定する(S403)。マーキングボタン83が解放されると(S403でNO)、マーキング処理部504は、システムタイマー53に対し、S306におけるマーキングボタン83が押下されてからの経過時間のカウントの終了を指示する(S404)。こうして、マーキングボタン83が押下され続けている間(S403でYESの間)の経過時間がメモリ32に記憶される。
次に、マーキング処理部504は、マーキングボタン83の押下開始から押下終了までの経過時間をメモリ32から取得し、取得された経過時間が閾値未満か否かを判定する(S405)。経過時間が閾値未満の場合(S405でYES)、マーキング処理部504は、マーキングボタン83の短押しが行われたと判定する。一方、経過時間が閾値以上の場合(S405でNO)、マーキング処理部504は、マーキングボタン83の長押しが行われたと判定する。マーキングボタン83の短押しと判定された場合、マーキング処理部504は、S401で取得されたマーキングボタン83の押下開始時間をマーキング時間としてメモリ制御部15を介してメモリ32に記憶する(S406)。マーキングボタン83の長押しと判定された場合、マーキング処理部504は、マーキングボタン83の押下開始時間からS404で確定された経過時間だけ過去に遡った時間をマーキング時間としてメモリ制御部15を介してメモリ32に記憶する(S407)。なお、マーキング処理部504は、マーキングボタン83の押下開始時間と経過時間をメモリ32からメモリ制御部15を介して読み出すことができる。
なお、S407において、マーキングボタン83の押下開始時間から過去に遡る時間は、上述の経過時間に限られるものではない。例えば、事前にユーザーにより任意に設定された時間が、過去に遡る時間として用いられても良い。このようにすることで、マーキングボタン83の押下時間よりも長い時間過去に遡った時間をマーキング時間として記録することが可能になる。また、マーキングボタン83の長押し時に過去に遡る時間を、マーキングボタン83の押下から解放までの経過時間とする第1の方法と、ユーザー設定により任意に設定した時間とする第2の方法のいずれかをユーザーが選択できるようにしてもよい。図5に、そのような第1の方法と第2の方法のいずれかをユーザーが選択するための選択画面の一例を示す。この選択画面は、例えば、システム制御部50の制御下で表示部28に表示され得る。図5では、ラジオボタンにより第2の方法が選択された様子が示されており、ボックス601には、過去に遡る時間が設定されている。ボックス601には、ユーザーが任意の時間を設定することができる。
以上のように、実施形態によれば、撮影中または再生中におけるマーキング操作の時点よりも過去に遡った時間が頭出しの位置となるようにマーキングが行われる。このため、動画の撮影中或いは再生中において、ユーザーが画面を確認しながらマーキングを指示する場合に、ユーザーのマーキング操作が遅れても、ユーザーが意図した位置にマーキングが行われる。また、動画の撮影中或いは再生中にマーキングを行う場合に、マーキング操作の態様により、操作時点にマーキングを記録するか(S406)、操作時点よりも過去の時点にマーキングを記録するか(S407)を切り替えることができる。すなわち、実施形態によれば、ユーザーは、操作時点にマーキングを記録するか、操作時点よりも過去の時点にマーキングを記録するかを簡便に使い分けてマーキング記録をすることが可能である。さらに、操作時点よりも過去の時点にマーキングを記録するマーキング処理では、マーキング操作の継続時間に応じて、どれだけ時間を遡った位置に頭出しの位置が設定されるかが決定されるので、ユーザーは、所望するマーキング位置にマーキングを行える。
なお、上記実施形態では、マーキングボタン83の長押しか短押かの判定に従って、操作時点を頭出しの位置とするマーキング処理と操作時点より過去の時間を頭出しの位置とするマーキング処理とを切り替えたが、これに限られるものではない。例えば、別々の操作部材を用意し、どちらの操作部材が操作されたかに応じて、それら2種類のマーキング処理のうちの何れを実行するかが決定されるようにしてもよい。
また、マーキング位置は、マーキングの指示の操作が継続した時間に基づいて決定される時間を過去に遡った時刻が頭出しの位置となるようにマーキング位置が決定されればよい。すなわち、上記実施形態では、マーキングボタン83への操作の継続時間(押下時間)だけ遡った時間を頭出しの位置としているがこれに限られるものではなく、操作の継続時間と過去に遡る時間とは等しくなくてもよい。例えば、操作の継続時間を複数段階に分けて各段階に時間を割り当てておき、実際の継続時間が属する段階に割り当てられている時間だけ遡った時間をマーキング位置とするようにしてもよい。また、例えば、遡る時間には上限が設けられてもよい。さらに、マーキングを指示するための操作部材はマーキングボタン83のような押ボタンスイッチに限られるものではなく、ユーザー操作が継続しているか否かを判別できる操作部材であればいかなる形態のものでもよい。
また、上記実施形態では、動画に頭出しのマーキングを行う画像処理装置としてデジタルカメラ100を例示したが、これに限られるものではない。例えば、放送番組等を録画する録画装置による録画動作中と再生動作中におけるマーキング処理に適用することが可能であることは明らかである。また、上記実施形態では、動画撮影中と動画再生中の両方でマーキング処理を行えるようにしたが、どちらか一方でのみマーキング処理が行えるような構成としてもよい。
以上のように、上記実施形態によれば、動画撮影中のマーキング操作の仕方により、操作時点か、操作時点よりも過去の時点にマーキングを記録するかを簡便に使い分けてマーキング記録をすることが可能となる。そのため、ダイレクトに素早く使いたいシーンの頭出しを実行することで動画編集の作業時間を短縮させることが出来る。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:デジタルカメラ、50:システム制御部、60:モード切替スイッチ、76:動画ボタン、79:再生ボタン、83:マーキングボタン、501:モード設定部、502:動画撮影部、503:動画再生部、504:マーキング処理部

Claims (14)

  1. 動画の再生中または記録中の少なくとも何れかにおいて、頭出しのためのマーキングの指示を受け付ける受付手段と、
    前記マーキングの指示が受け付けられた時点の再生中または記録中の前記動画の時間よりも過去の時間が頭出しの位置となるように、前記動画にマーキングを行うマーキング手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記マーキングの指示として、第1の操作と、前記第1の操作とは異なる第2の操作との何れが行われたかを判定する判定手段をさらに備え、
    前記マーキング手段は、
    前記判定手段により前記第1の操作が行われたと判定された場合に、前記マーキングの指示が受け付けられた時点の前記動画の時刻よりも過去の時刻が頭出しの位置となるようにマーキングを行い、
    前記判定手段により前記第2の操作が行われたと判定された場合に、前記マーキングの指示が受け付けられた時点の前記動画の時刻が頭出しの位置となるようにマーキングを行う、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の操作と前記第2の操作は、同じ操作部材に対する異なる操作であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記マーキングの指示のための所定の操作部材への操作の継続した時間が閾値以上の場合に前記第1の操作が行われたと判定し、前記継続した時間が前記閾値未満の場合に、前記第2の操作が行われたと判定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記マーキングの指示は前記所定の操作部材を押下する操作であり、
    前記継続した時間は、前記所定の操作部材の押下された状態が継続した時間であることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の操作と前記第2の操作が異なる操作部材への操作であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記マーキング手段は、前記動画の、前記マーキングの指示が受け付けられた時刻から、所定の時間を過去に遡った時刻が頭出しの位置となるように前記動画にマーキングを行うことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記所定の時間をユーザーに設定させるための設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記マーキング手段は、前記第1の操作の継続した時間に基づいて決定される時間を過去に遡った時刻が頭出しの位置となるように前記動画にマーキングを行うことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記マーキング手段は、前記継続した時間と同じ時間を過去に遡った時刻が頭出しの位置となるように前記動画にマーキングを行うことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記マーキング手段は、前記動画の、前記マーキングの指示が受け付けられた時刻から、前記マーキングの指示の操作が継続した時間に基づいて決定される時間を過去に遡った時刻が頭出しの位置となるように前記動画にマーキングを行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 前記マーキング手段は、前記マーキングの指示が受け付けられた時刻から、前記マーキングの指示の操作が継続した時間と同じ時間を過去に遡った時刻が頭出しの位置となるように前記動画にマーキングを行うことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 動画の頭出しの位置を記録するマーキング方法であって、
    前記動画の再生中または記録中の少なくとも何れかにおいて、頭出しのためのマーキングの指示を受け付ける受付工程と、
    前記マーキングの指示が受け付けられた時点の再生中または記録中の前記動画の時間よりも過去の時間が頭出しの位置となるように、前記動画にマーキングを行うマーキング工程と、を備えることを特徴とするマーキング方法。
  14. コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された画像処理装置の手段として機能させるためのプログラム。
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