JP2021028785A - 電子機器および電子機器の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーがより操作性良くマルチタップ操作を行うことができるようにする。【解決手段】本発明の電子機器は、操作面に対するタッチ操作を検出可能なタッチ検出手段と、前記操作面に対する複数の位置がタッチされるマルチタッチ操作が行われ、該マルチタッチが離されるまでの、前記複数の位置のうちそれぞれのタッチ位置の移動量が移動閾値未満であったことを含む所定の条件を満たした場合に、マルチタッチでのタップを含む操作に応じた機能を実行する制御手段であって、前記マルチタッチに含まれる2か所のタッチ位置間の距離が所定の距離以上であれば前記移動閾値を第1の距離とし、前記マルチタッチに含まれる2か所のタッチ位置間の距離が前記所定の距離未満であれば前記移動閾値を前記第1の距離より大きい第2の距離とするように制御する制御手段とを有することを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器が備えるタッチパネルの操作についての制御方法に関する。
タッチ操作の1つであるマルチダブルタップとは、タッチパネルを2本以上の指やペンなどで同時に軽く2回たたく操作である。マルチダブルタップ操作は、片手の2本指でタッチする操作であってもよく、両手の両親指でタッチする操作であってもよい。また、マルチダブルタップ操作は、片手または両手のどの指でタッチされてもよく、指以外のタッチパネルで検出可能なペンなどによってタッチされる操作であってもよい。
マルチダブルタップ操作のように複数の指やペンで軽くたたく操作であるマルチタップ操作は、デジタルカメラなどの撮像機器のほか、タブレットのようなタッチパネルディスプレイを備える電子機器においても、タッチ操作の1つとして認識される。マルチタップ操作は、マルチダブルタップ操作のように複数の指やペンなどによってタッチパネルを複数回軽くたたく操作のほか、タッチパネルを軽く1回たたくマルチシングルタップ操作も含む。特許文献1では、一本指シングルタップ 、一本指ダブルタップ、二本指ダブルタ
ップ、二本指スワイプ、ピンチ、三本指タップが、それぞれメニュー表示ON/OFF、縮小、拡大、スクロール、拡大/縮小、モード切替を指示することが提案されている。
特開2011−186550号公報
ユーザーがマルチタップ操作を行うつもりで行ったタッチ操作であっても、タッチパネルに指が触れた位置とタッチパネルから指が離れた位置がずれる場合がある。この位置ずれが大きくなると、ユーザーがマルチタップ操作を意図した操作であっても、マルチタップ操作として正しく認識されない場合がある。
そこで、本発明は、ユーザーがより操作性良くマルチタップ操作を行うことができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、操作面に対するタッチ操作を検出可能なタッチ検出手段と、前記操作面に対する複数の位置がタッチされるマルチタッチ操作が行われ、該マルチタッチが離されるまでの、前記複数の位置のうちそれぞれのタッチ位置の移動量が移動閾値未満であったことを含む所定の条件を満たした場合に、マルチタッチでのタップを含む操作に応じた機能を実行する制御手段であって、前記マルチタッチに含まれる2か所のタッチ位置間の距離が所定の距離以上であれば前記移動閾値を第1の距離とし、前記マルチタッチに含まれる2か所のタッチ位置間の距離が前記所定の距離未満であれば前記移動閾値を前記第1の距離より大きい第2の距離とするように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーがより操作性良くマルチタップ操作を行うことができる。
デジタルカメラの外観の一例を示す図である。 デジタルカメラのハードウェア構成の一例を示す図である。 マルチダブルタップ操作を例示する図である。 指のタッチ前後の位置ずれを例示する図である。 実施形態1のマルチダブルタップ判定処理(前半)を例示する図である。 マルチダブルタップ操作およびピンチ操作の判定方法を説明する図である。 マルチダブルタップ判定処理(後半)を例示する図である。 ディスプレイサイズが異なる場合のダブルタッチ操作を説明する図である。 実施形態2のマルチダブルタップ判定処理(前半)を例示する図である。
(実施形態1)
<デジタルカメラの外観>
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。図1に本発明を適用可能な電子機器の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。図1はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
表示部28(表示手段)は、カメラ背面に設けられ、画像や各種情報を表示可能な表示部である。タッチパネル70a(操作面の一例)は、表示部28の表示面(操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部材である。
電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は、回転操作部材であり、サブ電子ダイヤル73を回すことで、選択枠(カーソル)の移動や画像送りなどを行える。
4方向キー74は、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能に構成され、4方向キー74の押した部分に応じた処理が可能である。SETボタン75は、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
LVボタン76は、ライブビュー表示(以下、LV表示)のONとOFFを切り替えるボタンである。LVボタン76は、動画撮影モードにおいては、動画撮影(記録)の開始や停止の指示に用いられる。拡大ボタン77は、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFF,及び拡大モード中の拡大率の変更を行うための操作ボタンである。再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。縮小ボタン78は、拡大された再生画像の拡大率を低減させ、表示された画像を縮小させるためのボタンである。
再生ボタン79は、撮影モードと再生モードとを切り替えるための操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200(図2を用いて後述する)に記録された画像のうち、最新の画像を表示部28に表示させることができる。接眼ファインダー16は、被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダーである。蓋202は記録媒体200を格納したスロットの蓋である。
<デジタルカメラのハードウェア構成>
図2は、デジタルカメラ100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズユニット150は、デジタルカメラ100に装着可能に構成される。レンズ103は通常
、複数枚のレンズから構成されるが、図2では簡略して一枚のレンズで示している。
通信端子6はレンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行う為の通信端子であり、通信端子10はデジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行う為の通信端子である。レンズユニット150は、この通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信する。そして、レンズユニット150は、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行う。また、レンズユニット150は、レンズシステム制御回路4によって、AF駆動回路3を介して、レンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AEセンサー17は、レンズユニット150を通した被写体の輝度を測光する。焦点検出部11は、焦点の光軸方向へのずれ量であるデフォーカス量情報をシステム制御部50に出力する。システム制御部50は、デフォーカス量情報に基づいてレンズユニット150を制御し、位相差方式によるオートフォーカス処理(位相差AF)を行う。
クイックリターンミラー12(以下、ミラー12)は、露光、ライブビュー撮影、動画撮影の際に、システム制御部50から指示を受けた不図示のアクチュエータによって、レンズ103側が上下に動作することで光の経路を切り替える。すなわち、ミラー12は、レンズ103から入射した光束を接眼ファインダ16側と撮像部22側とに切替える。ミラー12は、図2に示されるように、通常は光束を反射させて接眼ファインダ16に導くように配置される。これに対し、撮影またはライブビュー表示をする場合、ミラー12は、光束が撮像部22に導かれるように、レンズ103側が上方に跳ね上がり光束から待避する(ミラーアップ)。またミラー12の中央部は、光の一部が透過できるようにハーフミラーとなっている。光束の一部は、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射する。
撮影者は、ペンタプリズム14および接眼ファインダー16を介して、フォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能となる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22、は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。撮像部22は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する撮像面位相差センサーを有していてもよい。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の処理(画素補間、縮小といったリサイズ処理、色変換処理、等)を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。システム制御部50は、画像処理部24により得られた演算結果に基づいて露光制御および測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、FE(フラッシュプリ発光)処理、等が行われる。画像処理部24は更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、メモリ32に書き込まれる。あるいは、A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24を介さずにメモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像デ
ータや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器19を介して表示部28に表示される。表示部28は、LCD(液晶ディスプレイ)や有機EL等の表示器上で、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。
A/D変換器23によってA/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ信号に変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、表示部28は、電子ビューファインダ(EVF)として機能することができる。このように、表示部28は、電子ビューファインダとして、スルー画像表示(ライブビュー表示(LV表示))をすることができる。以下、ライブビューで表示される画像をLV画像と称する。
ファインダー内表示部41には、ファインダー内表示部駆動回路42を介して、現在オートフォーカスが行われている測距点を示す枠(AF枠)や、カメラの設定状態を表すアイコンなどが表示される。ファインダー外液晶表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等である。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーまたは回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52は、例えばRAMである。システム制御部50は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等をシステムメモリ52に展開する。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインタ
ーフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続された外部機器との間で、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。また、通信部54は、Bluetooth(登録商標)やBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検知部55である加速度センサーやジャイロセンサーを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
操作部70は、ユーザーからの操作(ユーザー操作)を受け付ける入力部であり、システム制御部50に各種の動作指示を入力するために使用される。図2に示すように、操作部70は、モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、電源スイッチ72、タッチパネル70a、等を含む。また、操作部70は、その他の操作部材70bとして、例えば、サブ電子ダイヤル73、4方向キー74、SETボタン75、LVボタン76、拡大ボタン77、縮小ボタン78、再生ボタン79、等を含む。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60より、ユーザーは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかに、他の操作部材を用いて選択的に切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
シャッターボタン61は、第1シャッタースイッチ62と第2シャッタースイッチ64を備える。第1シャッタースイッチ62は、シャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから、撮像された画像を画像ファイルとして記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作す
ることなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向キー74やSETボタン75とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aは、光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示画面上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を提供できる。
システム制御部50は、タッチパネル70aへの以下の操作または状態を検出できる。・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと、すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)
・指やペンがタッチパネル70aをタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンがタッチパネル70aから離れた(リリースされた)こと、すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出された場合も、同時にタッチオンが検出される。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル70a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。そして、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル70a上にどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル70a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル70a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作(ドラッグ)が行なわれたと判定するものとする。タッチパネル70a上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる(ドラッグに続いてフリックがあったものと判定できる)。
更に、複数位置(例えば2点)をタッチして(マルチタッチして)、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)
と称する。タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものであってもよい。タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式があるが、いずれの方式でもよい。
<マルチダブルタップ操作>
図3および図4を用いて、マルチダブルタップ操作について説明する。ここで、「マルチ」は、指やペンなど(以下、対象物とも称される)によりタッチパネル70aの複数の位置で行われる操作であることを示す。マルチタッチは、タッチパネル70aの複数の位置で行われるタッチ操作である。なお、マルチダブルタップ操作は、マルチタッチダブルタップ操作とも称される。
「タップ」は、タッチパネル70aを操作体により素早く軽くたたくような操作である。すなわち、「タップ」操作は、タッチダウンされてから(タッチパネル70aに触れてから)、タッチムーブが閾値未満で、所定時間内にタッチアップされる(タッチパネル70aを離れる)タッチ操作である。マルチタップ操作は、タッチパネル70aの複数の位置で操作体により素早く軽くたたくような操作である。マルチタップ操作は、マルチダブルタップ操作のように複数の位置でタッチパネル70aを複数回素早く連続してたたく操作の他、複数の位置でタッチパネル70aを軽く1回たたくマルチシングルタップ操作も含む。
図3は、マルチダブルタップ操作を例示する図である。マルチダブルタップは、図3(A)に示すように、片手の2本の指でタッチする操作であってもよく、図3(B)に示すように、両手の両親指でタッチする操作であってもよい。
デジタルカメラ100などの撮像機器でマルチダブルタップ操作を行う際、ユーザーは、撮影モードではレンズを支えながら操作するため、図3(A)に示すように片手でマルチダブルタップ操作をすることが考えられる。また、ユーザーは、再生モードでは、図3(B)に示すように両手でデジタルカメラ100を支えながら、両手でマルチダブルタップ操作をすることが考えられる。また、タブレットのようなタッチパネルディスプレイを備える機器でも、マルチダブルタップ操作は、片手または両手の複数の指を使用して行われる場合がある。
図4は、指のタッチ前後の位置ずれを例示する図である。図4の例では、指401dは、タッチパネル70aの402の位置にタッチダウンする。指401dは、移動量404で示される距離を移動して、指401uの位置403にずれた後タッチアップする。このように、タッチパネル70aに指が触れた位置402と、タッチパネル70aから指を離した位置403とは、ずれが生じる場合がある。
タッチダウンした位置402と、タッチアップした位置403の位置ずれが増加すると、タッチ操作は、マルチダブルタップではなく、他のタッチ操作(例えばピンチ操作や、マルチタッチによるスワイプ)であると判定される場合がある。マルチダブルタップであるか否かは、例えば、タッチダウン位置(タッチ開始位置)402と、タッチアップ位置403との位置ずれ(移動量404)が、所定の閾値よりも大きいか否かによって判定することができる。すなわち、移動量404が閾値(移動閾値)よりも大きい場合、マルチダブルタップではなく、別の操作として認識される。
閾値を想定される位置ずれよりも小さい値に設定した場合、位置ずれが閾値より少しでも大きくなると、タッチ操作は、マルチダブルタップ操作として認識されなくなる。また
、片手での操作は、デジタルカメラ100を片手で支えることやタッチ操作をする動きの支点が手首にあることから、両手での操作と比べてタッチした位置がずれやすい。そこで、閾値を想定される位置ずれよりも大きい値に設定すると、可動領域が他の指よりも小さい両手の両親指でのピンチ操作は、親指の移動が閾値より少ない場合に、マルチダブルタップ操作であると認識されてしまい、ピンチ操作として認識されなくなる。
したがって、マルチダブルタップの判定に用いる位置ずれの閾値は、一定の値とすると、タッチ操作がユーザーの意図した操作のとおりに認識されなくなる可能性がある。本実施形態では、閾値の値を適切に設定することで、ユーザーが意図したとおりにマルチダブルタップ操作であると判定されやすくする。
マルチダブルタップであると判定する条件は、マルチダブルタップ操作に含まれるタッチ操作のタッチダウン位置からタッチアップ位置までの移動量が移動閾値(後述する第1の距離及び第2の距離)未満であるという第1の条件を含む。この条件は、タッチ操作が、タッチムーブを意図したものではなく、タップ操作であるか否かを判定するための条件の一つである。この条件によれば、タッチ操作は、タッチダウン位置とタッチアップ位置との位置ずれ(移動量)が閾値以上である場合、タップ操作でないと判定される。また、複数位置でタッチ操作をするマルチタッチ操作は、それぞれのタッチ操作のタッチダウン位置とタッチアップ位置との位置ずれが移動閾値未満でない場合、マルチタップ操作でないと判定される。さらに、2回のマルチタッチ操作は、それぞれのタッチ操作のタッチダウン位置とタッチアップ位置との位置ずれが移動閾値未満でない場合、マルチダブルタップ操作でないと判定される。
また、所定の条件は、連続するマルチタッチ操作の1回目のマルチタッチ操作の後、所定時間内に2回目のマルチタッチ操作のタッチダウンが検出されるという第2の条件を含む。この条件は、連続するタッチ操作がダブルタップ操作であるか否かを判定するための条件の一つである。この条件によれば、2回の連続するマルチタッチ操作は、1回目のマルチタッチ操作の後、所定時間内に2回目のマルチタッチ操作がされない場合、マルチダブルタップ操作でないと判定される。
また、マルチダブルタップであると判定する条件は、マルチダブルタップ操作に含まれるそれぞれのタッチ操作のタッチアップがタッチダウンから所定時間内に検出されるという第3の条件を含む。この条件は、タッチ操作が、ロングタッチやドラッグ操作ではなく、所定時間内にタッチアップされるタップ操作であるか否かを判定するための条件の一つである。この条件によれば、タッチ操作は、タッチダウンされてから所定時間内にタッチアップされない場合、タップ操作でないと判定される。
また、マルチダブルタップであると判定する条件は、マルチタッチ操作でタッチ操作が行われる複数の位置のうち最初の位置(第1位置)でのタッチダウンから所定時間内に次の位置(第2位置)でのタッチダウンが検出されるという第4の条件を含む。この条件は、複数位置でのタッチ操作が、略同時にタッチされるマルチタッチ操作であるか否かを判定するための条件の一つである。この条件によれば、複数の指(対象物)による操作は、最初の位置でのタッチダウンから所定時間内に次の位置でのタッチダウンがされない場合、マルチタッチ操作でないと判定される。
上述のように、本実施形態に係るデジタルカメラ100は、少なくとも、マルチダブルタップであると判定する条件である上記の第1の条件〜第4の条件のすべてを満たす場合にマルチダブルタップであると判定する。逆に、上記の第1の条件〜第4の条件のいずれか1つを満たさない場合にはマルチダブルタップではないと判定する。
<マルチダブルタップ判定処理>
図5は、実施形態1に係るマルチダブルタップ判定処理(前半)を例示するフローチャートである。図5は、2本の指によるマルチダブルタップ操作のうち、1回目のタップ操作(タッチダウンおよびタッチアップ)に対する処理の詳細を示す。また、図5のフローチャートでは、図3B、図4および図6を用いて、マルチダブルタップ操作に対する処理の具体例を説明する。なお、このフローチャートおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
なお、以下の処理では、各種閾値時間について、以下のように呼称するものとする。
第1の閾値時間:1回目のマルチタッチ終了から2回目のマルチタッチまでの時間が短かったかの判定に用いる閾値
第2の閾値時間:マルチタッチの1本目、2本目の各タッチダウン〜タッチアップまでが短かったかの判定に用いる閾値
第3の閾値時間:マルチタッチの1本目と2本目がほぼ同時だったかの判定に用いる閾値
S501では、システム制御部50(タッチ検出手段)は、タッチパネル70aに1本目の指(以下、第1の指とも称される)がタッチダウンされたか(タッチダウン操作が検出されたか)否かを判定する。図3Bの例では、第1の指として指301bが、タッチパネル70aにタッチダウンされたか否かを判定する。第1の指がタッチダウンされた場合はS502へ進み、タッチダウンされていない場合はS501へ戻る。
S502では、システム制御部50は、指をタッチダウンした位置とタッチアップした位置とのずれに対する移動閾値S(タッチ位置の移動量の閾値)を35dot(第1の距離)に初期化する。第1の距離として移動閾値Sに設定される値は、予め不揮発性メモリ56に記憶させておくことができる。移動閾値Sは、図4に示すように、タッチパネル70aに指401dがタッチダウンした位置402と指401uをタッチアップした位置403との位置ずれによって生じる距離404に対する閾値である。システム制御部50は、設定した移動閾値Sを不揮発性メモリ56に記憶させる。
S503では、システム制御部50は、第1の指のタッチダウン位置の座標R1を取得する。図6(A)の例では、システム制御部50は、タッチパネル70aに第1の指301bがタッチダウンした位置601の座標R1をメモリ32に保持する。
S504では、システム制御部50は、第1の指がタッチダウンされてから所定時間内に、タッチパネル70aに2本目の指(以下、第2の指とも称される)がタッチダウンされたか否かを判定する。すなわち、マルチダブルタップであると判定する条件に含まれる第4の条件を満たすか否かを判定する。図3Bの例では、第2の指として指302bが、所定時間内にタッチパネル70aにタッチダウンされたか否かを判定する。ここでの所定時間(第3の閾値時間)は、第1の指および第2の指によるタッチ操作がマルチタッチ操作であるか否かの判定に用いられる時間であり、例えば、0.1秒とすることができる。第2の指が所定時間内にタッチダウンされた場合はS505に進む。そうでない場合は、システム制御部50は、検出された操作に応じた処理を実行し、図5に示される処理は終了する。
なお、図3(B)の例では、指301bを第1の指、指302bを第2の指として説明するが、指302bが第1の指、指301bが第2の指であってもよい。マルチタッチ操作において、第1の指がタッチダウンされた位置は第1位置に、第2の指がタッチダウンされた位置は第2位置に相当する。
S505では、システム制御部50は、第2の指のタッチダウン位置の座標L1を取得する。図6(A)の例では、システム制御部50は、タッチパネル70aに第2の指302bがタッチダウンした位置602の座標L1をメモリ32に保持する。
S506では、システム制御部50は、第1の指のタッチダウン位置(座標R1)と第2の指のタッチダウン位置(座標L1)との2点間の距離R1L1が、所定の距離以上であるか否かを判定する。図6(A)の例では、第1の指301bのタッチダウン位置と第2の指302bのタッチダウン位置の2点間の距離603が所定の距離以上であるか判定する。
ここで、所定の距離は、2本の指によるマルチタッチが片手による操作であるか、両手による操作であるかを判定するために用いられる距離の閾値である。言い換えれば、マルチタッチにおける2点の距離間隔の閾値である。図3Aに示される、指301aおよび指302aのタッチダウン位置の2点間の距離303a(距離R1L1)は、距離R1L1が所定の距離未満であった場合の例である。このように、距離R1L1が所定の距離未満であった場合にはマルチタッチを片手で行ったものと想定される。また、図3Bに示される、指301bおよび指302bのタッチダウン位置の2点間の距離303b(距離R1L1)は、距離R1L1が所定の距離以上であった場合の例である。このように、距離R1L1が所定の距離以上であった場合には、マルチタッチを両手で行ったものと想定される。このため、第1の指および第2の指のタッチダウン位置の2点間の距離が、所定の距離未満である場合は片手による操作と判定し、所定の距離以上である場合は両手による操作と判定することができる。
システム制御部50は、S506において、第1の指のタッチダウン位置と第2の指のタッチダウン位置との2点間の距離R1L1が所定の距離以上である場合はS508に進み、そうでない場合はS507に進む。
S507では、システム制御部50は、S502で設定した移動閾値Sを、35dot(第1の距離)よりも大きい50dot(第2の距離)に変更する。第2の距離として移動閾値Sに設定される値は、予め不揮発性メモリ56に記憶させておくことができる。S506において、2点間の距離R1L1が所定の距離未満であり、第1の指および第2の指によるタッチダウンが片手による操作であると判定された場合、タッチ前後の位置ずれは、両手による操作よりも大きくなることが考えられる。このため、移動閾値Sは、初期値として設定された35dotよりも大きい50dotが設定される。システム制御部50は、設定した50dotの移動閾値Sを不揮発性メモリ56に記憶させる。
S508では、システム制御部50は、図6(B)に示す第1の指301bの現在のタッチ位置604の座標R2と、図6(A)に示すタッチダウンした位置601の座標R1との距離R1R2が、移動閾値S以下であるか否かを判定する。すなわち、マルチダブルタップであると判定する条件に含まれる第1の条件を満たすか否かを判定する。距離R1R2が移動閾値S以下である場合はS509に進む。距離R1R2が移動閾値Sより大きい場合はS510に進む。システム制御部50は、S510およびS511においてピンチ操作であるか否かの判定を行う。
S509では、システム制御部50は、図6(B)に示第2の指302bの現在のタッチ位置605の座標L2と、図6(A)に示すタッチダウンした位置602の座標L1との距離L1L2が、移動閾値S以下であるか否かを判定する。すなわち、マルチダブルタップであると判定する条件に含まれる第1の条件を満たすか否かを判定する。距離L1L2が移動閾値S以下である場合はS513に進む。距離L1L2が移動閾値Sより大きい場合はS510に進む。システム制御部50は、S510およびS511においてピンチ
操作であるか否かの判定を行う。
S510では、システム制御部50は、図6(B)に示す2本の指の現在のタッチ位置間の距離606(距離R2L2)が、図6(A)に示すタッチダウン位置間(タッチ開始位置間)の距離603(距離R1L1)より大きいか否かを判定する。距離R2L2が距離R1L1より大きい場合(すなわち、ピンチアウトの場合)はS512に進み、ピンチアウトに応じた処理を実行する(例えば、表示対象をピンチ操作の距離変化に比例して拡大する)。そうでない場合はS511に進む。
S511では、システム制御部50は、図6(B)に示す2本の指の現在のタッチ位置間の距離606(距離R2L2)が、図6(A)に示すタッチダウン位置間の距離603(距離R1L1)より小さいか否かを判定する。距離R2L2が距離R1L1より小さい場合(すなわち、ピンチインの場合)はS512に進み、ピンチインに応じた処理を実行する(例えば、表示対象をピンチ操作の距離変化に比例して縮小する)。そうでない場合は、システム制御部50は、検出された操作に応じた処理(例えば、マルチタッチの2点が平行に移動するマルチタッチによるスワイプに応じた表示対象のスクロール)を実行し、図5に示される処理は終了する。
S512では、システム制御部50は、2本の指の現在のタッチ位置間の距離R2L2が、タッチダウン位置間の距離R1L1よりも大きい(S510)かまたは小さい(S511)場合、マルチタッチ操作がピンチ操作であると判定する。システム制御部50は、ピンチ操作に対する処理(例えば、距離R1L1の変化に応じた表示倍率に表示対象を拡大または縮小する処理)を実行し、図5に示される処理は終了する。
S513では、システム制御部50は、第1の指がタッチダウンされてから所定時間内にタッチアップされたか否かを判定する。すなわち、マルチダブルタップであると判定する条件に含まれる第3の条件を満たすか否かを判定する。図3Bの例では、第1の指として指301bが、タッチダウンされてから所定時間内にタッチアップされたか否かを判定する。ここでの所定時間(第2の閾値時間)は、ダブルタップ操作での第1の指による1回目のタッチ操作が、タップ操作とみなせる短い時間であるか否かの判定に用いられる時間である。第1の指がタッチダウンされてから所定時間内にタッチアップされた場合はS514に進む。そうでない場合は、システム制御部50は、検出された操作に応じた処理を実行し、図5に示される処理は終了する。
S514では、システム制御部50は、第1の指がタッチアップされた位置の座標R3を取得する。図6(C)の例では、システム制御部50は、タッチパネル70aから第1の指301bがタッチアップされた位置607の座標R3をメモリ32に保持する。
S515では、システム制御部50は、第2の指がタッチダウンされてから所定時間内にタッチアップされたか否かを判定する。すなわち、マルチダブルタップであると判定する条件に含まれる第3の条件を満たすか否かを判定する。図3Bの例では、第2の指として指302bが、タッチダウンされてから所定時間内にタッチアップされたか否かを判定する。ここでの所定時間(第2の閾値時間)は、ダブルタップ操作での第2の指による1回目のタッチ操作が、タップ操作とみなせる短い時間であるか否かの判定に用いられる時間である。S515の所定時間(第2の閾値時間)は、S513の所定時間(第2の閾値時間)と同じであるものとする。第2の指がタッチダウンされてから所定時間内(第2の閾値時間以内)にタッチアップされた場合はS516に進む。そうでない場合は、システム制御部50は、検出された操作に応じた処理を実行し、図5に示される処理は終了する。
S516では、システム制御部50は、第2の指がタッチアップされた位置の座標L3を取得する。図6(C)の例では、システム制御部50は、タッチパネル70aから第2の指302bがタッチアップされた位置608の座標L3をメモリ32に保持する。
S517では、システム制御部50は、図6(A)に示す第1の指301bがタッチダウンした位置601の座標R1と、図6(C)に示す第1の指がタッチアップされた位置607の座標R3の間の距離R1R3が、移動閾値S未満であるか否かを判定する。第1の指がタッチダウンした位置R1とタッチアップした位置R3との距離R1R3が移動閾値S未満の場合はS518に進み、そうでない場合は図5に示される処理は終了する。
S518では、システム制御部50は、図6(A)に示す第2の指302bがタッチダウンした位置602の座標L1と、図6(C)に示す第2の指がタッチアップされた位置608の座標L3との距離L1L3が、移動閾値S未満であるか否かを判定する。第2の指がタッチダウンした位置L1とタッチアップした位置L3との距離L1L3が移動閾値S未満の場合はS519に進み、そうでない場合は図5に示される処理は終了する。
なお、S518でYesと判定された場合、システム制御部50は、2本の指による1回目のマルチタッチ操作がマルチシングルタップ操作であると判定することができる。システム制御部50は、マルチシングルタップ操作であるか否かを判定する場合でも、移動閾値Sを適切に設定することにより、より正確に判定することができる。
S519では、システム制御部50は、マルチダブルタップ判定処理(後半)、すなわち、2本の指の2回目のタップ操作に対する処理を実行する。すなわち、システム制御部50は、第1の指および第2の指の移動量が移動閾値S未満であれば(S517、S518)、1回目のマルチタッチ操作がマルチタップ操作であると判定し、マルチダブルタップ判定処理(後半)に進む。マルチダブルタップ判定処理(後半)は、図7を用いて後述する。
図7は、マルチダブルタップ判定処理(後半)を例示する図である。図7は、2本の指によるマルチダブルタップ操作のうち、2回目のタップ操作(タッチダウンおよびタッチアップ)に対する処理の詳細を示す。このフローチャートおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
S701では、システム制御部50は、連続するマルチタッチ操作において、1回目のマルチタッチ操作の後、所定時間内に第1の指301bがタッチダウンされたか否かを判定する。すなわち、マルチダブルタップであると判定する条件に含まれる第2の条件を満たすか否かを判定する。
ここでの所定時間(第1の閾値時間)は、2回目のマルチタッチ操作が1回目のマルチタッチ操作に続く、ダブルタップ操作であるか否かの判定に用いられる時間であり、例えば、0.3秒とすることができる。なお、所定時間は、1回目のマルチタッチ操作からの経過時間であるが、具体的には、第1の指がタッチアップされてからの時間であってもよく、2本の指の両方がタッチアップされてからの時間であってもよい。第1の指が所定時間内(第1の閾値時間以内)にタッチダウンされた場合はS702へ進む。そうでない場合は、図7に示される処理は終了する。
S702では、システム制御部50は、2回目のタップ操作における第1の指のタッチダウン位置の座標R4を取得する。システム制御部50は、第1の指のタッチダウン位置の座標R4をメモリ32に保持する。
S703では、システム制御部50は、S701において第1の指がタッチダウンされてから所定時間内に、タッチパネル70aに第2の指(図3Bの指302b)がタッチダウンされたか否かを判定する。ここでの所定時間(第3の閾値時間)は、第1の指および第2の指によるタッチ操作がマルチタッチ操作であるか否かの判定に用いられる時間であり、図5のS504での所定時間と同じである。。第1の指がタッチダウンされてから所定時間内(第3の閾値時間以内)にタッチダウンされた場合はS704に進む。そうでない場合は、図7に示される処理は終了する。
S704では、システム制御部50は、2回目のタップ操作における第2の指のタッチダウン位置の座標L4を取得する。システム制御部50は、第2の指のタッチダウン位置の座標L4をメモリ32に保持する。
S705では、システム制御部50は、S701において第1の指がタッチダウンされてから所定時間内にタッチアップされたか否かを判定する。ここでの所定時間(第2の閾値時間)は、ダブルタップ操作の2回目のタップ操作で、第1の指がタップとみなせる短い時間でタッチアップされたか否かの判定に用いられる時間であり、図5のS513での所定時間と同じ時間である。第1の指がタッチダウンされてから第2の閾値時間以内にタッチアップされた場合はS706に進む。そうでない場合は、図7に示される処理は終了する。
S706では、システム制御部50は、2回目のタップ操作における第1の指のタッチアップ位置の座標R5を取得する。システム制御部50は、第1の指のタッチアップ位置の座標R5をメモリ32に保持する。
S707では、システム制御部50は、S703において第2の指がタッチダウンされてから所定時間内にタッチアップされたか否かを判定する。ここでの所定時間(第2の閾値時間)は、ダブルタップ操作の2回目のタップ操作で、第2の指がタップとみなせる短い時間でタッチアップされたか否かの判定に用いられる時間であり、図5のS515での所定時間と同じ時間である。第2の指がタッチダウンされてから第2の閾値時間以内にタッチアップされた場合はS708に進む。そうでない場合は、図7に示される処理は終了する。
S708では、システム制御部50は、2回目のタップ操作における第2の指のタッチアップ位置の座標L5を取得する。システム制御部50は、第2の指のタッチアップ位置の座標L5をメモリ32に保持する。
S709では、システム制御部50は、第1の指(図6(A)の301b)がタッチダウンした位置の座標R4と、第1の指がタッチアップされた位置の座標R5との位置ずれの距離R4R5(移動量)が、移動閾値S以下であるか否かを判定する。なお、移動閾値Sは、図5のS502またはS507で設定した移動閾値Sである。2回目のタップ操作において、第1の指がタッチダウンした位置R4とタッチアップした位置R5との距離R4R5が移動閾値S未満の場合はS710に進み、そうでない場合はS711に進む。
S710では、システム制御部50は、第2の指(図6(A)の302b)がタッチダウンした位置の座標L4と、第2の指がタッチアップされた位置の座標L5との位置ずれの距離L4L5(移動量)が移動閾値S以下であるか否かを判定する。2回目のタップ操作において、第2の指がタッチダウンした位置L4とタッチアップした位置L5との距離L4L5が移動閾値S未満の場合はS712に進み、そうでない場合はS711に進む。
S711では、システム制御部50は、S709およびS710の判定から、ユーザーによるマルチタッチ操作が、マルチタップ操作以外の操作であると判定する。システム制御部50は、検出したマルチタッチ操作(マルチタップ操作以外の操作、例えばピンチ操作)に応じた処理を実行し、図7に示される処理は終了する。
S712では、システム制御部50は、マルチダブルタップ操作に対応付けられた処理を実行する。すなわち、システム制御部50は、S709およびS710の判定において、第1の指および第2の指の移動量が移動閾値S未満であれば、2回目のマルチタッチ操作がマルチタップ操作であると判定し、マルチダブルタップ操作に割り当てられた処理を実行する。マルチダブルタップ操作に割り当てられた機能とは、例えば、表示対象を初期倍率から所定倍率まで拡大する処理、所定倍率から初期倍率まで縮小する処理、ガイダンスやヘルプ情報、詳細情報などの情報表示処理である。
ここで、図5のS506における所定の距離と移動閾値Sとの関係について説明する。S506の処理では、第1の指および第2の指がタッチダウンした2点間の距離が所定の距離以上であった場合、ユーザーは両手での操作を行っていると考えられる。この場合、移動閾値Sは初期値である35dotから変更されない。
これに対し、図5のS506およびS507の処理において、第1の指および第2の指がタッチダウンした2点間の距離が所定の距離より小さかった場合、移動閾値Sを初期値である35dotから50dotに変更している。第1の指および第2の指がタッチダウンした2点間の距離が所定の距離より小さければ、ユーザーは、片手の2本指でマルチダブルタップ操作をしていると考えられる。片手で操作をする場合両手での操作と比べてタッチした位置がずれやすいため、閾値を初期値よりも大きい値に設定することで、マルチダブルタップ操作は、より正確に判定することが可能となる。
また、所定の距離は、ディスプレイのサイズが異なる場合、ディスプレイのサイズに応じて変更してもよい。所定の距離は、S506において、2本の指でダブルタッチ操作をする際に、ユーザーが片手で操作をしているか両手で操作をしているかを判定するために使われる。ここで、図8は、ディスプレイのサイズが異なる場合のダブルタッチ操作を説明する図である。図8の例では、図8(A)に示す電子機器801aのディスプレイ802aの幅803aは、図8(B)に示す電子機器801bのディスプレイ802bの幅803bよりも大きい。この場合、電子機器801aでの2本の指の間の距離804aは、電子機器801bでの2本の指の間の距離804bよりも大きくなることが想定される。したがって、電子機器801aでの所定の距離は、電子機器801bでの所定の距離よりも大きい値に設定することで、片手でのダブルタッチ操作を両手での操作と誤判定する可能性は軽減される。このように、ディスプレイのサイズによって所定の距離を変更することで、片手での操作(図3(A))と両手での操作(図3(B))とを、より正確に判定することが可能となる。
さらに、図5のS508とS509の処理では、システム制御部50は、指がタッチした状態で動いた位置ずれの距離を移動閾値Sと比較し、マルチダブルタップの処理に進むか、ピンチの処理に進むかを判定する。ここで、両手での操作であると判定されている場合、移動閾値Sは初期値が設定されているため、システム制御部50は、片手での操作より動きが少ない両親指による操作であっても、ピンチ操作を発動しやすくなる。
上述のように、図5および図7の処理では、デジタルカメラ100の持ち方、または片手で操作するか両手で操作するかに応じて、タッチ前後の位置ずれに対する閾値が変更される。これにより、システム制御部50は、マルチダブルタップ操作とその他のマルチタッチ操作とをよりユーザーの意図に合う結果となるように判定することができる。
(実施形態2)
実施形態1では、デジタルカメラ100の持ち方、または片手で操作するか両手で操作するかに応じて、タッチ前後の位置ずれに対する閾値(第1の条件の判定閾値)が変更される。これに対し、実施形態2では、位置ずれに対する閾値は、デジタルカメラ100のモードに応じて変更される。例えば、撮像操作を受け付ける撮影モードでは、ユーザーは、デジタルカメラ100のレンズを支えながら片手で操作をすると考えられる。また、再生操作を受け付ける再生モードでは、ユーザーは、両手で操作すると考えられる。片手で操作する場合、タッチダウン位置とタッチアップ位置との位置ずれが生じやすいため、撮影モードでは、タッチ前後の位置ずれに対する閾値は、再生モードの場合よりも大きい値が設定される。なお、再生モードは第1モード、撮影モードは第2モードの一例である。
図9は、実施形態2に係るマルチダブルタップ判定処理(前半)を例示するフローチャートである。図9は、2本の指によるマルチダブルタップ操作のうち、1回目のタップ操作(タッチダウンおよびタッチアップ)に対する処理の詳細を示す。また、図9のフローチャートでは、図3B、図4および図6を用いて、マルチダブルタップ操作に対する処理の具体例を説明する。なお、このフローチャートおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
S901では、システム制御部50は、再生モードであるか否かを判定する。システム制御部50は、例えば、モード切換スイッチ60の位置により再生モードであるか否かを判定することができる。再生モードである場合はS903に進み、そうでない場合はS902に進む。
S902では、システム制御部50は、指をタッチダウンした位置とタッチアップした位置との位置ずれに対する移動閾値Sを50dotに変更する。移動閾値Sは、図4に示すように、タッチパネル70aに指401dがタッチダウンした位置402と指401uをタッチアップした位置403とのずれによって生じる距離404に対する閾値である。システム制御部50は、設定した移動閾値Sを不揮発性メモリ56に記憶させる。
S903では、システム制御部50は、移動閾値Sを35dotに初期化する。システム制御部50は、設定した移動閾値Sを不揮発性メモリ56に記憶させる。
S904では、システム制御部50は、前述のS501と同様に、タッチパネル70aに第1の指がタッチダウンされたか否かを判定する。第1の指がタッチダウンされた場合は905へ進み、タッチダウンされていない場合はS901へ戻る。
S905では、システム制御部50は、第1の指のタッチダウン位置の座標R1を取得する。図6(A)の例では、システム制御部50は、タッチパネル70aに第1の指301bがタッチダウンした位置601の座標R1をメモリ32に保持する。
S906では、システム制御部50は、前述のS504と同様に、タッチパネル70aに第1の指がタッチダウンされてから、所定時間内に第2の指がタッチダウンされたか否かを判定する。第2の指が所定時間内にタッチダウンされた場合はS907に進む。そうでない場合は、システム制御部50は、検出された操作に応じた処理を実行し、図9に示される処理は終了する。
S907では、システム制御部50は、前述のS505と同様に、第2の指のタッチダウン位置の座標L1を取得する。図6(A)の例では、システム制御部50は、タッチパ
ネル70aに第2の指302bがタッチダウンした位置602の座標L1をメモリ32に保持する。
S908〜S919の処理は前述のS508〜S519の処理とそれぞれ同様であるため説明を省略する。なお、S908、S909、S917,S918の判定で用いられる移動閾値Sは、図5の場合とは異なり、図9のS901〜S903において、動作モードに応じて設定された閾値である。
なお、S918でYesと判定された場合、システム制御部50は、2本の指による1回目のマルチタッチ操作がマルチシングルタップ操作であると判定することができる。システム制御部50は、マルチシングルタップ操作であるか否かを判定する場合でも、移動閾値Sを適切に設定することにより、より正確に判定することができる。
S919では、システム制御部50は、マルチダブルタップ判定処理(後半)、すなわち、2本の指の2回目のタップ操作に対する処理を実行する。すなわち、システム制御部50は、第1の指および第2の指の移動量が移動閾値S未満であれば(S917、S918)、1回目のマルチタッチ操作がマルチタップ操作であると判定し、マルチダブルタップ判定処理(後半)に進む。マルチダブルタップ判定処理(後半)は、図7と同様の処理であるため説明を省略する。
実施形態2では、図9で説明したように、撮影モードにおける移動閾値Sは、再生モードの場合と比べて大きい値が設定される。これは、撮影モードで片手でレンズを支えながらデジタルカメラ100を使用している場合、ユーザーは、レンズを支える手と逆の片手の2本指でマルチダブルタップ操作をすることが想定されるためである。片手でデジタルカメラ100支えることで、タッチダウン位置とタッチアップ位置との位置ずれが生じやすい不安定な状態であっても、移動閾値Sを適切に変更することで、マルチダブルタップ操作は、精度良く判定することが可能となる。
なお、図9のS901からS902に進む処理において、すなわち再生モードでない場合(例えば撮影モードの場合)に、移動閾値Sは、初期値である35dotより大きい50dotに変更される。図9の例では、撮影モードの場合、システム制御部50は、ユーザーが片手でタッチ操作をすると判断し、移動閾値Sを再生モードの場合よりも大きい値に変更する。片手での操作は両手での操作に比べてタッチした点が大きくずれやすい。このため、システム制御部50は、撮影モードでの移動閾値Sを再生モードの場合よりも大きい値に設定することで、マルチダブルタップ操作を精度良く認識することが可能となる。
これに対し、図9のS901からS903に進む処理において、すなわち再生モードである場合、システム制御部50は、ユーザーが両手でタッチ操作をすると判断し、移動閾値Sは初期値である35dotから変更しない。
さらに、図9のS908とS909の処理では、指がタッチされた状態で動いた距離を移動閾値Sと比較し、マルチダブルタップの処理に進むか、ピンチの処理に進むかを判定する。ここで、両手での操作であると判定されている場合、移動閾値Sは初期値に設定されているため、システム制御部50は、片手での操作より動きが少ない両親指による操作であっても、ピンチ操作を発動しやすくなる。
このように、図9の処理では、モードに合わせてマルチダブルタップ操作の判定に用いられる移動閾値Sは変更される。これにより、マルチダブルタップ操作は、その他のマルチタッチ操作とより正確に判別することが可能となる。
(その他の実施形態)
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
例えば、上述した各実施形態では、第1の距離は35dot、第2の距離は50dotであるものとして説明したが、これに限られない。第1の距離および第2の距離の値は、ユーザーごとに異なる値が設定されてもよい。具体的には、システム制御部50は、ユーザーが両手でマルチダブルタップ操作をした場合に、各指のタッチダウン位置からタッチアップ位置までの移動量を計測し、各計測値に基づいて第1の距離を決定することができる。例えば、システム制御部50は、各計測値の平均値に所定の係数を乗算することにより第1の距離を決定してもよい。同様に、システム制御部50は、ユーザーが片手でマルチダブルタップ操作をした場合に、各指のタッチダウン位置からタッチアップ位置までの移動量を計測し、各計測値に基づいて第2の距離を決定することができる。
また、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラ(撮像装置)に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されずタッチ操作を検出可能な電子機器であれば適用可能である。例えば、本発明は、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、プリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー、映像プレーヤーなどに適用可能である。また、本発明は、表示装置(投影装置を含む)、タブレット端末、スマートフォン、AIスピーカー、家電装置、車載装置、医療機器などにも適用可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:デジタルカメラ 50:システム制御部 70a:タッチパネル

Claims (15)

  1. 操作面に対するタッチ操作を検出可能なタッチ検出手段と、
    前記操作面に対する複数の位置がタッチされるマルチタッチ操作が行われ、該マルチタッチが離されるまでの、前記複数の位置のうちそれぞれのタッチ位置の移動量が移動閾値未満であったことを含む所定の条件を満たした場合に、マルチタッチでのタップを含む操作に応じた機能を実行する制御手段であって、
    前記マルチタッチに含まれる2か所のタッチ位置間の距離が所定の距離以上であれば前記移動閾値を第1の距離とし、
    前記マルチタッチに含まれる2か所のタッチ位置間の距離が前記所定の距離未満であれば前記移動閾値を前記第1の距離より大きい第2の距離とするように制御する制御手段とを有することを特徴とする電子機器。
  2. 操作面に対するタッチ操作を検出可能なタッチ検出手段と、
    前記操作面に対する複数の位置がタッチされるマルチタッチ操作が行われ、該マルチタッチが離されるまでの、前記複数の位置のうちそれぞれのタッチ位置の移動量が移動閾値未満であったことを含む所定の条件を満たした場合に、マルチタッチでのタップを含む操作に応じた機能を実行する制御手段と、
    複数の動作モードのいずれかに設定する設定手段とを有し、
    前記制御手段は、前記設定手段で第1の動作モードに設定されている場合は前記移動閾値を第1の距離とし、
    前記設定手段で第2の動作モードに設定されている場合は前記移動閾値を前記第1の距離より大きい第2の距離とするように制御する
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記タッチ検出手段が前記所定の条件を満たすマルチタッチ操作が連続して行われるマルチダブルタップ操作に応じて、前記マルチダブルタップ操作に対応する機能を実行するように制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記制御手段は、前記所定の条件を満たす1回目のマルチタッチ操作の後、第1の閾値時間以内に2回目のマルチタッチ操作が開始され、該2回目のマルチタッチ操作が前記所定の条件を満たす場合に、前記マルチダブルタップ操作に対応する機能を実行するように制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記所定の条件は、前記マルチタッチにおけるそれぞれのタッチ位置において、タッチが開始されてから離されるまでの時間が第2の閾値時間以内であることを含む
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記所定の条件は、前記マルチタッチ操作で前記タッチ操作が行われる前記複数の位置のうち第1位置でのタッチの開始から第3の閾値時間以内に第2位置でのタッチが開始されることを含む
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記制御手段は、マルチタッチによるタッチ操作におけるタッチ開始位置から現在のタッチ位置までの距離が前記移動閾値より大きい場合、前記マルチタッチにおける複数のタッチ開始位置間の距離と、現在の複数のタッチ位置間の距離とを比較することにより、ピンチ操作であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記所定の距離は、前記操作面のサイズに応じて異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  9. 撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像した画像を表示可能な表示手段とを更に有し、
    前記操作面は前記表示手段の表示面である
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 交換可能な撮影レンズを装着可能であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の電子機器。
  11. 前記電子機器は撮像装置であって、
    前記第1の動作モードは撮影モードであり、前記第2の動作モードは再生モードであることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  12. 操作面に対するタッチ操作を検出可能なタッチ検出ステップと、
    前記操作面に対する複数の位置がタッチされるマルチタッチ操作が行われ、該マルチタッチが離されるまでの、前記複数の位置のうちそれぞれのタッチ位置の移動量が移動閾値未満であったことを含む所定の条件を満たした場合に、マルチタッチでのタップを含む操作に応じた機能を実行する制御ステップであって、
    前記マルチタッチに含まれる2か所のタッチ位置間の距離が所定の距離以上であれば前記移動閾値を第1の距離とし、
    前記マルチタッチに含まれる2か所のタッチ位置間の距離が前記所定の距離未満であれば前記移動閾値を前記第1の距離より大きい第2の距離とするように制御する制御ステップと
    を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
  13. 操作面に対するタッチ操作を検出可能なタッチ検出ステップと、
    前記操作面に対する複数の位置がタッチされるマルチタッチが行われ、該マルチタッチが離されるまでの、前記複数の位置のうちそれぞれのタッチ位置の移動量が移動閾値未満であったことを含む所定の条件を満たした場合に、マルチタッチでのタップを含む操作に応じた機能を実行する制御ステップと、
    複数の動作モードのいずれかに設定する設定ステップとを有し、
    前記制御ステップは、
    前記設定ステップで第1の動作モードに設定されている場合は前記移動閾値を第1の距離とし、
    前記設定ステップで第2の動作モードに設定されている場合は前記移動閾値を前記第1の距離より大きい第2の距離とするように制御する
    ことを特徴とする電子機器。
  14. コンピュータを、請求項1から11のいずれか1項に記載の電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  15. コンピュータを、請求項1から11のいずれか1項に記載の電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114913680A (zh) * 2022-05-30 2022-08-16 广州小鹏汽车科技有限公司 车辆座舱内的设备遥控方法、车辆和存储介质

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