JP2023089501A - スタッドタイヤ - Google Patents

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正徳 飯島
Masanori Iijima
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Abstract

Figure 2023089501000001
【課題】スタッドタイヤにおいて、走破性および制動性を極力長い期間維持しつつも、ピン穴の内底面の摩耗を低減する。
【解決手段】スタッドタイヤ50は、複数のピン穴12を有するタイヤ10と、ピン穴12に取り付けられて先端部がピン穴12から突出する複数のスタッドピン20と、を有する。スタッドピン20は、側方に突出する台座23を有する。ピン穴12は、台座23と係合する凹部13を有する。スタッドタイヤ50は、スタッドピン20の基端面とピン穴12の内底面との間に、タイヤ10における内底面を構成する部分12sよりも硬度の低い非発泡体40を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両で雪道等を走行するためのスタッドタイヤに関する。
スタッドタイヤの多くは、複数のピン穴を有するタイヤと、各ピン穴に取り付けられて先端部がピン穴から突出するスタッドピンとを有する(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61-232904号公報
スタッドタイヤによれば、雪道を走行する際にスタッドピンの先端部が雪面に突き刺さることにより、雪面に対するタイヤのスリップを防止できる。しかしながら、走行時には、ピン穴内においてスタッドピンが振れて、スタッドピンの基端面がピン穴の内底面を擦ることにより、ピン穴の内底面が摩耗してしまうおそれがある。また、スタッドタイヤによる走破性および制動性については、極力長い期間、低下することなく維持されることが望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、スタッドタイヤにおいて、走破性および制動性を極力長い期間維持しつつも、ピン穴の内底面の摩耗を低減することを目的とする。
本発明者らは、スタッドピンの基端面とピン穴の内底面との間に、ピン穴の内底面よりも硬度の低い非発泡体を設ければ、上記目的を達成できることを見出し、本発明に至った。本発明は、次の(1)~(3)のスタッドタイヤである。
(1)複数のピン穴を有するタイヤと、前記ピン穴に取り付けられて先端部が前記ピン穴から突出する複数のスタッドピンと、を有するスタッドタイヤであって、
前記スタッドピンは、側方に突出する台座を有し、
前記ピン穴は、前記台座と係合する凹部を有し、
前記スタッドピンの基端面と前記ピン穴の内底面との間に、前記タイヤにおける前記内底面を構成する部分よりも硬度の低い非発泡体を有するスタッドタイヤ。
(2)前記台座における前記スタッドピンの先端側の端部である台座先端部の外径よりも、前記台座における前記スタッドピンの基端側の端部である台座基端部の外径の方が小さく、
前記非発泡体は、円柱状の形状をしており、
前記非発泡体の外径は、前記台座基端部の外径よりも大きく、且つ前記台座先端部の外径よりも小さい、前記(1)に記載のスタッドタイヤ。
(3)前記非発泡体の硬度は、前記タイヤにおける前記ピン穴の底面を構成する部分の硬度よりも15ポイント以上低い、前記(1)又は(2)に記載のスタッドタイヤ。
本発明によれば、非発泡体が削れることにより、台座と凹部との係合が弱まり、スタッドピンがピン穴から抜ける。それにより、スタッドタイヤの走破性および制動性を極力長い期間維持しつつも、ピン穴の内底面の摩耗を低減することができる。
第1実施形態のスタッドタイヤの一部分を示す分解側面断面図である。 スタッドタイヤの一部分を示す側面断面図である。 非発泡体が削れた際のスタッドタイヤを示す側面断面図である。 スタッドピンが抜け落ちた際のスタッドタイヤを示す側面断面図である。 変更例のスタッドタイヤを示す側面断面図である。 スタッドピンを、先端側から見た平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のスタッドタイヤ50の一部分を示す分解側面断面図である。スタッドタイヤ50は、車両に取り付けられるタイヤ10と、タイヤ10に取り付けられる複数本のスタッドピン20と、スタッドピン20毎に設けられた非発泡ゴム40とを有する。以下、タイヤ10の径方向を「タイヤ径方向」という。
タイヤ10は、トレッドに、ベース層10bとキャップ層10aとを有する。キャップ層10aは、ベース層10bよりもタイヤ径方向外側に位置しており、ベース層10bよりも耐久性および硬度が高い。
キャップ層10aは、スタッドピン20を埋め込むためのピン穴12を有する。ピン穴12は、キャップ層10aの外周面であるトレッド面から、タイヤ径方向内側に延在している。ピン穴12は、底部に、側方に突出する凹部13を有する。
以下、スタッドピン20の先端側を「ピン先端側」といい、スタッドピン20の基端側を「ピン基端側」という。スタッドピン20の本数は、スタッドタイヤ50に要求される走破性、制動性等に合わせて、適宜、例えば50本以上、100本以上、150本以上等の任意の本数に設定すればよい。
各スタッドピン20は、ピン先端側に開口する有底筒状のシャンク20bと、シャンク20bに挿入されて先端部がシャンク20bから突出している円柱状のチップ20aとを有する。シャンク20bは、例えばアルミニウムからなり、チップ20aは、例えばタングステンからなる。
シャンク20bは、先端側から順に、大径部21と小径部22と台座23とを有する。大径部21の外径φ1は、小径部22の外径φ2よりも大きい。
台座23は、ピン先端側からピン基端側に進むに従い縮径するテーパ状の形状をしている。よって、台座23におけるピン先端側の端部である台座先端部23aの外径φ3aよりも、台座23におけるピン基端側の端部である台座基端部23bの外径φ3bの方が小さい。台座先端部23aの外径φ3aは、大径部21の外径φ1よりも大きい。
非発泡ゴム40は、発泡体ではない非発泡体のゴムであって、円柱状の形状をしている。非発泡ゴム40の外径φ4は、台座基端部23bの外径φ3bよりも大きく、且つ台座先端部23aの外径φ3aよりも小さい。非発泡ゴム40は、スタッドタイヤ50の新品時の状態においては、スタッドピン20の基端面に接着剤等により接着されている。
以下、キャップ層10aにおけるピン穴12の内底面を構成する部分を、「ピン穴内底部12s」という。非発泡ゴム40の硬度は、30~45ポイント程度であり、ピン穴内底部12sを含むキャップ層10aの硬度は、50~60ポイント程度である。そのことから、非発泡ゴム40の硬度は、ピン穴内底部12sの硬度よりも低い。具体的には、非発泡ゴム40の硬度は、ピン穴内底部12sの硬度よりも、15ポイント以上低いことが好ましく、20ポイント以上低いことがより好ましい。なお、本実施形態でいう硬度は、JIS6253のデュロメータタイプAのゴム測定方法での硬度である。
ピン穴12にスタッドピン20および非発泡ゴム40を埋め込むピン打ちの際には、台座先端部23aの外縁によりピン穴12を径方向外方に押し広げつつ、スタッドピン20をピン穴12に押し込んでいく。そして、台座23が凹部13に係合すると、取り付けが完了する。
以下、凹部13におけるタイヤ径方向外側の内壁面から、タイヤ径方向内側の内壁面までの長さを、「凹部厚みT1」という。また、台座23における非発泡ゴム40側とは反対側の端面から、非発泡ゴム40における台座23側とは反対側の端面までの長さを、「凸部厚みT2」という。
図2は、タイヤ10にスタッドピン20が取り付けられた状態を示す側面断面図である。チップ20aは、ピン穴12からタイヤ径方向外方に突出する。つまり、スタッドピン20の先端部は、タイヤ10のトレッド面10sからタイヤ径方向外方に突出する。
凸部厚みT2は、スタッドタイヤ50の新品時点において、凹部厚みT1と略同じかそれ以上である。走行時には、ピン穴12内においてスタッドピン20が振れることにより、非発泡ゴム40が徐々に削られる。それにより、凸部厚みT2は、徐々に小さくなる。
具体的には、まず、当該振れにより、スタッドピン20と非発泡ゴム40との接着が外れる。その後、更なる振れによるスタッドピン20の基端面と非発泡ゴム40と間の摩擦により、非発泡ゴム40がスタッドピン20側から徐々に削れていく。これにより、前述の通り、凸部厚みT2が徐々に小さくなる。
図3は、非発泡ゴム40がある程度削れた状態を示す側面断面図である。なお、この図3では、視認性のため、非発泡ゴム40の摩耗、つまり凸部厚みT2の減少、を大袈裟に示している。凸部厚みT2が凹部厚みT1よりも小さくなること等により、台座23と凹部13との係合が弱まり、スタッドピン20がピン穴12から抜け落ちる。
図4は、タイヤ10からスタッドピン20が抜け落ちた状態を示す側面断面図である。スタッドピン20が抜けた部分は、ノーマルタイヤと同様の状態となる。
以下に本実施形態の効果をまとめる。車両の走行時に、ピン穴12内においてスタッドピン20が振れた際には、ピン穴内底部12sの硬度よりも非発泡ゴム40の硬度の方が低いため、非発泡ゴムが優先的に摩耗する。そのため、ピン穴内底部12sが保護される。そして、非発泡ゴム40が削れることにより、台座23と凹部13との係合が弱くなると、スタッドピン20がピン穴12から抜ける。そのため、非発泡ゴム40が削れてなくなってもスタッドピン20がピン穴12に保持され続けることにより、ピン穴内底部12sまでもがスタッドピン20の基端面との摩擦により損傷してしまう、といった弊害を抑制できる。
なお、スタッドタイヤ50は、スタッドピン20が抜けた分だけ、走破性および制動性は低下するが、何十本や何百本あるスタッドピン20うちの1本であるため、それにより劇的に、走破性や制動性が低下するものではない。そのため、当該低下によるデメリットよりも、ピン穴内底部12sの損傷を抑制できるメリットの方が大きい。ドライバは、ある程度の本数、スタッドピン20が抜けた時点で、スタッドタイヤ50の交換を検討するか、ノーマルタイヤとしての使用を検討すればよい。
また、非発泡ゴム40は、発泡体に比べて繰り返しひずみに強い。そのため、あまり削れていないのに、繰り返しひずみによりゴムが弱ってスタッドピン20が抜けてしまう、といった弊害を抑制できる。そのため、非発泡ゴム40が十分に残っている限りは、スタッドピン20を極力長い期間タイヤ10に保持して、スタッドタイヤ50の走破性および制動性を極力長い期間維持することができる。
また、非発泡ゴム40の外径φ4は、台座基端部23bの外径φ3bよりも大きいため、台座基端部23bの外縁がピン穴12の内底面に接触するのをより確実に抑制できる。
また、非発泡ゴムの外径φ4は、台座先端部23aの外径φ3aよりも小さいため、台座先端部23aと凹部13との係合を非発泡ゴム40の外縁部により妨げてしまうといった弊害を抑制できる。そのことから、非発泡ゴム40の厚みが十分残っている限りは、スタッドピン20がピン穴12にしっかりと保持され易くなり、上記の構成、すなわち、非発泡ゴム40が削れることにより、台座23と凹部13との係合が弱まり、スタッドピン20がピン穴12から抜ける構成、を達成し易くなる。
しかも、ピン打ちの際には、非発泡ゴム40よりも変形し難い台座先端部23aを機械等により保持できる。そのため、ピン打ちの精度を確保し易くなる。しかも、ピン打ちの際には、変形し難い台座先端部23aの外縁により、ピン穴12を径方向外方に押し広げつつ、スタッドピン20をピン穴12に押し込んでいくことができる。
[他の実施形態]
以上の実施形態は、例えば次のように変更できる。チップ20aの形状が、略円筒形以外の形状の場合に、より走破性および制動性を発揮できる場合等には、チップ20aの形状を、略円筒形以外の形状にしてもよい。具体的には、例えば図5および図6に示す変更例の場合のように、ピン先端側から見た平面視において、チップ20aの形状を5角形にしてもよい。
10 タイヤ
12 ピン穴
12s ピン穴内底部
13 凹部
20 スタッドピン
23 台座
23a 台座先端部
23b 台座基端部
40 非発泡ゴム
50 スタッドタイヤ
φ3a 台座先端部の外径
φ3b 台座基端部の外径
φ4 非発泡ゴムの外径

Claims (3)

  1. 複数のピン穴を有するタイヤと、前記ピン穴に取り付けられて先端部が前記ピン穴から突出する複数のスタッドピンと、を有するスタッドタイヤであって、
    前記スタッドピンは、側方に突出する台座を有し、
    前記ピン穴は、前記台座と係合する凹部を有し、
    前記スタッドピンの基端面と前記ピン穴の内底面との間に、前記タイヤにおける前記内底面を構成する部分よりも硬度の低い非発泡体を有するスタッドタイヤ。
  2. 前記台座における前記スタッドピンの先端側の端部である台座先端部の外径よりも、前記台座における前記スタッドピンの基端側の端部である台座基端部の外径の方が小さく、
    前記非発泡体は、円柱状の形状をしており、
    前記非発泡体の外径は、前記台座基端部の外径よりも大きく、且つ前記台座先端部の外径よりも小さい、請求項1に記載のスタッドタイヤ。
  3. 前記非発泡体の硬度は、前記タイヤにおける前記ピン穴の底面を構成する部分の硬度よりも15ポイント以上低い、請求項1又は2に記載のスタッドタイヤ。
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