JP2023089445A - 開閉体制御装置、開閉体制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】過剰な機械的ストレスを発生させることなく、開閉体を確実に閉め切ることが可能な開閉体制御装置を提供する。【解決手段】開閉体が閉め切り位置P4より手前にある第1位置P1に到達した時点から、モータの目標速度が開閉体を閉め切る際の閉切目標速度V2に設定され、モータ速度がこの閉切目標速度V2と等しくなるような印加電圧がモータ駆動部から出力される。開閉体が第1位置P1よりも閉め切り位置P4に近い第2位置P2に到達した後、モータ速度が閉切目標速度V2を下回ると、モータの印加電圧を、開閉体を確実に閉め切ることが可能な閉切保証電圧Zまで上昇させるとともに、当該印加電圧が閉切保証電圧Zを超えないように制限をかける。【選択図】図7

Description

本発明は、モータにより開閉動作を行う開閉体の制御装置に関し、特に、開閉体を確実に閉め切るための技術に関する。
たとえば、車両に搭載される開閉体制御装置として、窓の開閉動作を制御するパワーウインドウ装置がある。この装置では、アクチュエータとしてモータを使用し、スイッチ操作によりモータを正転または逆転させることで、開閉体である窓を開けたり閉めたりする。詳しくは、モータと窓との間に、モータと連動して作動する開閉機構(レギュレータ)が設けられており、モータを正転させると、開閉機構を介して窓が上昇し、窓の閉動作が行われる。また、モータを逆転させると、開閉機構を介して窓が下降し、窓の開動作が行われる。
窓の閉動作において、窓を確実に閉め切るためには、窓枠に設けられたゴム製のランチャンネルに窓の上端部が接触した後も、モータの駆動を継続し、窓がランチャンネルに完全に押し当てられて、モータが失速しロック状態になった時点で、モータを停止させる。窓の閉め切り力が小さいと、窓と窓枠との間に隙間が生じ、この隙間から雨水が車内に浸入したり、風切音が発生したりする。
特許文献1~3には、窓を確実に閉め切るための技術が示されている。特許文献1および特許文献2では、窓の全閉位置より手前の所定領域において、モータの印加電圧を上昇させることで、窓を完全に閉め切るようにしている。特許文献3では、外気温が常温から逸脱した状態下で、モータの印加電圧を常温時より高くすることで、窓の閉め切り力の低下を抑えている。
ところで、パワーウインドウ装置においては、モータの速度を制御する方式として、フィードバック制御が一般に採用されている。詳しくは、モータの速度を検出してその検出値を目標速度と比較し、それらの偏差がゼロとなるように、すなわちモータの速度が目標速度と一致するように、モータ駆動回路から出力されるモータの印加電圧を制御する。この場合、窓が閉め切り位置の手前の所定位置まで上昇すると、窓のランチャンネルへの強い衝突を回避するために、目標速度をそれまでの目標速度より小さい値に切り換えて、フィードバック制御を行う。
しかるに、目標速度が小さいとモータの速度が減少するので、窓の閉め切りが不完全となるおそれがある。一方、目標速度が大きいとモータの速度が増加するので、窓を閉め切ることはできても、窓が高速でランチャンネルに衝突して、その反力が過剰な機械的ストレスとして窓からドアに伝わり、ドアの変形をひき起こすことがある。加えて、フィードバック制御に用いる窓の閉め切り時の目標速度は、実際に窓を確実に閉め切るのに必要なトルクを出力できるモータ速度と一致するとは限らないため、モータが目標速度で回転しても窓を完全に閉め切ることができない場合がある。
特開2007-270523号公報 特開2020-12279号公報 特開2020-122317号公報
本発明の課題は、過剰な機械的ストレスを発生させることなく、開閉体を確実に閉め切ることが可能な開閉体制御装置を提供することにある。
本発明に係る開閉体制御装置は、開閉体を開閉するためのモータを駆動するモータ駆動部と、モータの速度をフィードバック制御するための制御指令を出力する制御ユニットとを備えている。モータ駆動部は、制御ユニットからの制御指令に基づいて、モータへ所定の印加電圧を出力する。制御ユニットは、開閉体が閉め切り位置より手前にある第1位置に到達した時点から、モータの目標速度を、開閉体を閉め切る際の目標速度である閉切目標速度に設定する。また、制御ユニットは、モータの速度が閉切目標速度と等しくなるような印加電圧をモータ駆動部が出力するように、当該モータ駆動部に対して制御指令を出力する。開閉体が第1位置よりも閉め切り位置に近い第2位置に到達した後、モータの速度が閉切目標速度を下回ると、モータの印加電圧が開閉体を確実に閉め切ることが可能な閉切保証電圧まで上昇するように、制御ユニットからモータ駆動部に対して制御指令が出力される。制御ユニットは、さらに、モータの印加電圧が閉切保証電圧を超えないように制限をかける。
このようにすれば、開閉体が第2位置に到達した後、閉め切り位置の直前でモータの速度が閉切目標速度を下回ると、その時点からモータの印加電圧が閉切保証電圧まで上昇してゆくので、モータが開閉体の閉め切りに必要なトルクを発生して、開閉体を確実に閉め切ることができる。また、モータの印加電圧は、閉切保証電圧に達するとそれ以上増加しないので、開閉体の閉め切り時に過剰な反力が開閉体に作用するのを回避することができる。
本発明において、閉切保証電圧は、たとえば、開閉体が第2位置に到達したときのモータの印加電圧に、所定の電圧補正値を加算した値である。この電圧補正値は、閉切保証速度と閉切目標速度との差分に、モータの誘起電圧定数を乗じた値として算出することができる。
本発明において、制御ユニットは、開閉体が第1位置に到達するまでの間は、閉切目標速度よりも大きい通常目標速度に基いてフィードバック制御を行ってもよい。この場合、制御ユニットは、開閉体が第1位置に到達すると、閉切目標速度に基づくフィードバック制御を開始し、開閉体が第2位置に到達した後も、閉切目標速度に基づくフィードバック制御を継続する。
本発明において、制御ユニットは、開閉体が第1位置に到達するまでの間は、モータの印加電圧が最大電圧となるように、モータ駆動部を制御してもよい。この場合も、制御ユニットは、開閉体が第1位置に到達すると、閉切目標速度に基づくフィードバック制御を開始し、開閉体が第2位置に到達した後も、閉切目標速度に基づくフィードバック制御を継続する。
本発明において、開閉体の閉動作中に異物が挟み込まれたことを検知する挟み込み検知部が設けられていて、閉め切り位置の手前に、挟み込み検知部による検知を禁止する禁止領域が設定されている場合は、開閉体がこの禁止領域に到達するときの位置を第2位置としてもよい。
本発明において、制御ユニットは、開閉体が第1位置に到達すると、モータの目標速度を漸減させ、当該目標速度が一定値まで低下すると、そのときの目標速度を閉切目標速度として設定してもよい。
本発明によれば、過剰な機械的ストレスを発生させることなく、開閉体を確実に閉め切ることができる開閉体制御装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態を示したブロック図である。 開閉機構の概略構成図である。 窓に作用する力を説明する図である。 第1実施形態における制御手順を説明する図である。 図4の続きの制御手順を説明する図である。 図5の続きの制御手順を説明する図である。 窓位置に対するモータ速度、印加電圧、およびモータ出力の変化を示した図である。 本発明の第2実施形態を示したブロック図である。 第2実施形態における制御手順を説明する図である。 図9の続きの制御手順を説明する図である。 図10の続きの制御手順を説明する図である。 第1実施形態の変形例を説明する図である。 第2実施形態の変形例を説明する図である。
本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。以下では、開閉体制御装置として、車両に搭載されるパワーウインドウ装置を例に挙げる。
図1は、本発明の第1実施形態によるパワーウインドウ装置を示している。パワーウインドウ装置100は、操作スイッチ30の操作により開閉機構10を作動させ、車両の窓Wを開閉する装置である。パワーウインドウ装置100には、制御ユニット1と、モータ駆動部2と、モータ3と、センサ4とが備わっている。窓Wは、本発明における「開閉体」の一例である。
制御ユニット1は、たとえばマイクロコンピュータからなり、速度検出部11、位置検出部12、目標速度選択部13、速度制御部14、印加電圧補正部15、および速度記憶部16を有している。11~15の各ブロックの機能は、実際にはソフトウェアによって実現される。制御ユニット1には、上記以外にも各種のブロックが設けられているが、本発明とは直接関係しないため、図示を省略してある。
速度検出部11は、後述するセンサ4から入力されるパルス信号に基づいてモータ3の回転速度を検出するブロックである。位置検出部12は、上記パルス信号に基づいて窓Wの位置を検出するブロックである。目標速度選択部13は、速度記憶部16に記憶されている目標速度V1、V2のいずれかを選択するブロックである。速度制御部14は、目標速度選択部13で選択された目標速度と、速度検出部11で検出されたモータ3の回転速度との偏差に基づいて、モータ3の回転速度が目標速度となるようにフィードバック制御を行うブロックである。印加電圧補正部15は、窓Wが閉め切り位置の直前に達したときに、モータ3の印加電圧を補正して閉切保証電圧(後述)まで上昇させるとともに、当該印加電圧が閉切保証電圧を超えないように制限をかけるブロックである。速度記憶部16は、通常目標速度V1、閉切目標速度V2、および閉切保証速度V3を記憶したブロックである。
モータ駆動部2は、制御ユニット1からの制御指令に基づいて動作し、モータ3へ所定の印加電圧を供給する。モータ駆動部2には、PWM(Pulse Width Modulation)回路21と、ブリッジ接続された4個のFET(Field Effect Transistor)を含むスイッチング回路22とが設けられている。
モータ3は、直流モータからなり、モータ駆動部2から供給される印加電圧に基づいて、所定の速度で回転する。モータ3の回転速度は、印加電圧が高いほど大きくなる。モータ3には、後述する開閉機構10が連結されている。
センサ4は、ロータリエンコーダやポテンショメータなどからなり、モータ3の回転状態を検出する。詳しくは、センサ4は、モータ3の回転に同期したパルス信号を生成し、制御ユニット1へ出力する。制御ユニット1の速度検出部11は、パルス信号のパルス間隔などに基づいて、モータ3の回転速度を検出する。制御ユニット1の位置検出部12は、パルス信号の立上がりや立下りの数を計数し、その計数値に基づいて窓Wの位置を検出する。
開閉機構10(レギュレータ)は、モータ3の回転と連動して作動し、窓Wを開いたり閉めたりする。図2(a)に示すように、開閉機構10は、モータ3と窓Wとの間に介在している。窓Wは、窓枠40の内側に設けられているゴム製のランチャンネル50の溝と嵌合するように、窓枠40に昇降自在に取り付けられている。図中のFaは、窓Wが上昇する際に、窓Wに作用する力を表している(詳細は後述)。
図2(b)は、開閉機構10の一例を示している。開閉機構10は、上部に位置する第1ドラム10aと、下部に位置する第2ドラム10bと、これらのドラム間に掛け渡されたワイヤ10cと、このワイヤ10cに固定された昇降部材10dとから構成されている。第2ドラム10bは、モータ3の回転軸3aに連結されていて、モータ3の回転に伴って回転する。昇降部材10dは窓Wに連結されていて、モータ3の回転に伴って上下方向に移動する。
たとえば、モータ3が正転すると、第2ドラム10bが反時計回りに回転し、ワイヤ10cを介して昇降部材10dが上昇する。これにより、窓Wは昇降部材10dとともに上昇し、閉じてゆく(閉動作)。また、モータ3が逆転すると、第2ドラム10bが時計回りに回転し、ワイヤ10cを介して昇降部材10dが下降する。これにより、窓Wは昇降部材10dとともに下降し、開いてゆく(開動作)。
図3は、窓Wが閉動作を行う場合の、窓Wに作用する力を表した図である。(a)は窓Wが上昇中の状態、(b)は窓Wが閉め切り位置に到達した状態、(c)は窓Wがさらに上昇して停止位置に到達した状態を示している。
図3(a)のように、窓Wが上昇している状態では、窓Wに働く力は、定常負荷力Faのみである。したがって、このときのモータ3の出力(トルク)は、
モータ出力=定常負荷力Fa
となる。定常負荷力Faは、主に、図2(a)に示す前後のランチャンネル50a、50bと窓Wの側部との間の摩擦、および窓Wのガラスの自重によるものである。
図3(b)のように、窓Wが閉め切り位置に到達すると、窓Wには、上述した定常負荷力Faに加えて、窓Wの閉め切りに必要な力(閉め切り力)Fbが働く。したがって、このときのモータ3の出力(トルク)は、
モータ出力=定常負荷力Fa+閉め切り力Fb
となる。閉め切り力Fbは、図2(a)に示す上部のランチャンネル50cと、窓Wの上端部との間の摩擦によるものである。
図3(c)のように、窓Wが閉め切り位置を越えて停止位置に到達すると、窓Wには、上述した定常負荷力Faと閉め切り力Fbとに加えて、過剰力Fcが働く。したがって、このときのモータ3の出力(トルク)は、
モータ出力=定常負荷力Fa+閉め切り力Fb+過剰力Fc
となる。過剰力Fcは、窓Wが上部のランチャンネル50cに突き当たることによって、ランチャンネル50cから受ける反力であり、窓Wの速度が大きいほど過剰力Fcは大きくなる。
上記のような過剰力Fcが窓Wに加わると、この過剰力Fcは、窓枠40、開閉機構10、および開閉機構10と車両のドア(図示省略)との連結部などを介して、ドア自体に伝わり、冒頭でも述べたように、ドアの変形をひき起こすことがある。そこで、本実施形態では、窓Wが閉め切り位置より手前の所定位置に達するとモータ3の速度を低下させ、その後、閉め切り位置の直前で窓Wとランチャンネル50cとの摩擦によりモータ速度が目標速度を下回ると、モータ3の印加電圧を上昇させて窓Wを確実に閉め切る一方、印加電圧に上限値を設けることによって、窓Wに加わる過剰力Fcを抑制している。以下、その詳細について図4~図7を参照しながら説明する。
図4~図6は、図1の制御ユニット1による制御手順を説明する図である。図7は、窓Wの位置に対するモータ3の速度、印加電圧、および出力(トルク)の変化を示した図である。図4~図6に示されているスイッチSW1~SW3は、説明の便宜上のものであり、図1の構成において、これらのスイッチSW1~SW3が実際に設けられているわけではない(図9~図13のスイッチSW1~SW4についても同様)。
スイッチSW1は、図1の位置検出部12に対応し、窓Wの位置に応じて、中立位置(図4)、P1側(図5)、P2側(図6)に切り換わる。P1、P2は、それぞれ、図7に示されている目標速度切換位置、電圧制限開始位置を表している(詳細は後述)。
スイッチSW2は、図1の目標速度選択部13に対応し、スイッチSW1の状態に応じて、モータ3の目標速度を、通常目標速度V1と閉切目標速度V2とに切り換える。ここで、V1とV2は、V1>V2の関係にある。また、閉切目標速度V2は、窓Wの閉め切り時のトルクに対応した速度に設定されている。窓Wの閉め切り時のトルクとは、図3(b)で説明した閉め切り力Fbと釣り合うトルクのことである。
スイッチSW3は、スイッチSW1とともに、図1の位置検出部12に対応し、スイッチSW1に連動して切り換わる。詳しくは、スイッチSW1が中立状態およびP1側に切り換わっている状態では、スイッチSW3は、図4および図5に示すようにb側に切り換わっており、スイッチSW1がP2側に切り換わると、スイッチSW3は、図6に示すようにa側に切り換わる。
図4は、窓Wの上端部が、図7の目標速度切換位置P1よりも手前(図7で左側)の領域にあるときの制御状態を示している。この場合、スイッチSW1は中立位置にあり、スイッチSW2は通常目標速度V1を選択しており、スイッチSW3はb側に切り換わっている。このため、図1の速度制御部14により、通常目標速度V1に基づく速度制御(フィードバック制御)が行なわれる。
詳しくは、速度制御部14は、通常目標速度V1と、速度検出部11で検出されたモータ3の回転速度との偏差を演算し、当該偏差がゼロとなるように(すなわちモータ3の回転速度が通常目標速度V1となるように)、モータ駆動部2のPWM回路21が生成するPWM信号のデューティを決定し、これを制御指令としてモータ駆動部2へ出力する。モータ駆動部2のPWM回路21は、指令されたデューティを有するPWM信号を生成してスイッチング回路22を動作させ、スイッチング回路22から所定値の印加電圧がモータ3へ出力される。この場合、スイッチSW3がb側に切り換わっているため、モータ3の印加電圧は、印加電圧補正部15(図1)によって補正されない。
その後、窓Wが上昇して、その上端部が図7の目標速度切換位置P1に到達すると、図5のような制御状態へ移行する。図5では、スイッチSW1がP1側に切り換わり、これに応じてスイッチSW2も切り換わって、閉切目標速度V2が選択される。スイッチSW3の状態に変化はない。ここで、前述したようにV1>V2であるから、目標速度切換位置P1では、目標速度がそれまでの目標速度より低く設定されることになる。そして、速度制御部14は、閉切目標速度V2に基づいて、モータ速度のフィードバック制御を行う。この場合も、スイッチSW3がb側に切り換わっているため、モータ3の印加電圧は、印加電圧補正部15によって補正されない。
窓Wがさらに上昇して、その上端部が図7の電圧制限開始位置P2に到達すると、図6のような制御状態へ移行する。図6では、スイッチSW1がP2側に切り換わり、これに応じてスイッチSW3もa側に切り換わる。そして、印加電圧補正部15が、モータ3の印加電圧の補正値を算出し、この電圧補正値に基づいて印加電圧を補正する。以下、その詳細について説明する。
図7において、横軸は窓Wの位置を表しており、窓Wが閉じる場合は、窓位置は左から右に向って変化する。窓Wが目標速度切換位置P1に到達するまでは、通常目標速度V1に基づくフィードバック制御が行われている。目標速度切換位置P1は、本発明における「第1位置」に相当する。
窓Wが上昇して目標速度切換位置P1に到達すると、図1の目標速度選択部13によって、前述したように、目標速度が通常目標速度V1から閉切目標速度V2に切り換わる。このため、モータ3の回転速度が閉切目標速度V2となるように、フィードバック制御が行われる。このフィードバック制御への移行を円滑に行うため、図7では、P1の位置で目標速度をV1からV2に直ちに切り換えるのではなく、目標速度をそれまでのV1から漸減させて一定値まで低下したときの目標速度を閉切目標速度V2としている。そして、V2はV1より小さいので、目標速度が切り換わった後は、モータ3の回転速度が低下し、これに応じて窓Wの上昇速度も低下する。一方、窓Wが目標速度切換位置P1に到達しても、それまでと同様、窓Wには図3の定常負荷力Faのみが作用するので、モータ出力(トルク)は変化しない(モータ出力=定常負荷力Fa)。
窓Wがさらに上昇して電圧制限開始位置P2に到達すると、印加電圧補正部15は、電圧補正値αを算出するとともに、この電圧補正値αを用いて閉切保証電圧Zを設定する。この閉切保証電圧Zは、窓Wを確実に閉め切ることが可能なトルクをモータ3が出力するのに必要な印加電圧である。図7で示したように、窓Wが電圧制限開始位置P2に到達したときのモータ3の印加電圧をEとしたとき、閉切保証電圧Zは
Z=E+α
となる。ここで、電圧補正値αは、閉切目標速度V2と閉切保証速度V3、およびモータ3の誘起電圧定数Keを用いて、
α=Ke・(V3-V2)
により算出することができる。また、閉切保証速度V3は、窓Wを確実に閉め切るために必要なトルクをモータ3が出力する際のモータ速度であって、当該モータ3に固有のNT特性(速度-トルク特性)から決まる値である。
なお、電圧制限開始位置P2においても、窓Wに作用する力は定常負荷力Faのみであるので、モータ出力は変化しない(モータ出力=定常負荷力Fa)。電圧制限開始位置P2は、本発明における「第2位置」に相当する。
窓Wがさらに上昇して、上部ランチャンネル50c(図2)と接触する接触位置P3に到達すると、モータ3の回転は継続されるが、窓Wとランチャンネル50cとの接触による摩擦力が作用し始めるため、これ以降は、モータ速度が次第に低下するとともに、当該摩擦力に応じてモータ出力(トルク)が増加してゆく。なお、窓Wが接触位置P3に到達した後も、閉切目標速度V2に基づくフィードバック制御は継続される。そして、印加電圧補正部15は、モータ3の速度が閉切目標速度V2を下回ると、モータ3の印加電圧を閉切保証電圧Zまで上昇させてゆく。
窓Wが閉め切り位置P4に到達すると(図3(b)の状態)、モータ3の回転は継続されるが、窓Wの閉め切りに必要な閉め切り力Fbの作用により、モータ速度がさらに低下する一方、モータ出力はさらに増大する(モータ出力=定常負荷力Fa+閉め切り力Fb)。このときの閉め切り力Fbは、閉切保証電圧Zが印加されたモータ3より出力されるトルクに相当するので、閉め切り位置P4において窓Wを確実に閉め切ることができる。
また一方で、印加電圧補正部15は、窓Wが閉め切り位置P4(またはその直前もしくは直後)に到達すると、モータ3の印加電圧が閉切保証電圧Zを超えないように制限をかける。これにより、印加電圧は閉切保証電圧Zに達するとそれ以上増加しないので、窓Wが高速で上部ランチャンネル50cと衝突することによる過剰な反力が、窓Wに作用するのを回避することができる。
窓Wが閉め切り位置P4に至った後も、モータ3が回転を続けるので、窓Wは閉め切り位置P4を越えて停止位置P5まで上昇する。窓Wが停止位置P5に到達すると、窓Wはランチャンネル50cに押し付けられて上昇できなくなるため、モータ3は失速して停止する(ロック状態)。これと同時に、モータ駆動部2からモータ3へ印加電圧が供給されなくなる。その結果、窓Wは停止位置P5において停止する(図3(c)の状態)。なお、前述した電圧補正値αがゼロの場合(α=0)、すなわち閉切目標速度V2と閉切保証速度V3とが等しい場合(V2=V3)は、印加電圧が閉切保証電圧Zまで上昇しないので、モータ3は二点鎖線で示したように、α≠0の場合の停止位置P5よりも手前で停止する。
停止位置P5では、窓Wとランチャンネル50cとの衝突により、反力である過剰力Fcが生じるが、この過剰力Fcは従来のものと比べて小さい。すなわち、図7で一点鎖線で示したように、本発明の制御を行わない場合は、上部ランチャンネル接触位置P3までモータ3の速度が低下しないので、モータ3が停止するまでの時間が長くなり、窓Wは停止位置P5を越えた停止位置P6で停止する。このため、停止位置P6において、ランチャンネル50cからの反力、つまり過剰力Fcが大きくなり、これが機械的ストレスとなって車両のドアが変形することがある。
これに対し、本発明の場合は、実線で示したように、目標速度切換位置P1において目標速度を低下させるので、モータ3は停止位置P6より手前の停止位置P5で停止する。このため、停止位置P5における過剰力Fcは、符号yで示した分だけ小さくなり、機械的ストレスが抑制される。しかも、窓Wが停止位置P5で停止する直前まで、モータ3の印加電圧が上限値(閉切保証電圧V)に制限されるので、過剰力Fcをより一層抑えることができる。
以上述べたように、第1実施形態のパワーウインドウ装置100によれば、窓Wが電圧制限開始位置P2に到達した後、閉め切り位置P4の直前でモータ3の速度が閉切目標速度V2を下回ると、その時点からモータ3の印加電圧が閉切保証電圧Vまで上昇してゆくので、モータ3が窓Wの閉め切りに必要なトルクを発生して、窓Wを確実に閉め切ることができる。また、モータ3の印加電圧は、閉切保証電圧Vに達するとそれ以上増加しないので、窓Wの閉め切り時に過剰な反力が窓Wに作用するのを回避することができる。
図8は、本発明の第2実施形態によるパワーウインドウ装置を示している。パワーウインドウ装置200において、第1実施形態のパワーウインドウ装置100(図1)と相違する点は、制御ユニット1に挟み込み検知部17が設けられていることである。その他の構成については、第1実施形態と同じであるので、図1と同一の部分には同一の符号を付して、重複説明は省略する。
挟み込み検知部17は、窓Wの閉動作中に異物が挟み込まれたことを検知するブロックである。挟み込みを検知する方法はよく知られているので、ここでは説明を省略する。挟み込みの検知は、窓Wの全移動領域に渡って行われるのではなく、閉め切り位置P4(図7)の手前に、挟み込み検知部17による検知を禁止する禁止領域が設定される。これは、窓Wを閉め切る際にモータ速度が低下するので、これを以って挟み込みが発生したと誤検知するのを回避するためである。第2実施形態では、この禁止領域に窓Wが到達するときの位置を、電圧制限開始位置P2としている。これにより、窓Wが禁止領域に到達した際に位置検出部12から出力される既存の信号(検知禁止信号)を利用して、モータ3の印加電圧を補正ないし制限するための処理を開始することができる。
図9~図11は、図8の制御ユニット1による制御手順を説明する図である。スイッチSW1~SW3については、図4~図6と同じである。スイッチSW4は、常時は図9の実線のようにd側に切り換わった状態にあり、挟み込みが検知されると、破線のようにc側に切り換わって、モータ3への印加電圧の供給を停止する。
図9は、窓Wの上端部が、図7の目標速度切換位置P1よりも手前の領域にあるときの制御状態を示している。この場合、スイッチSW1は中立位置にあり、スイッチSW2は通常目標速度V1を選択しており、スイッチSW3はb側に切り換わっており、スイッチSW4はd側に切り換わっている。このため、図8の速度制御部14により、通常目標速度V1に基づく速度制御(フィードバック制御)が行なわれる。この場合、印加電圧補正部15は、モータ3の印加電圧を補正しない。
その後、窓Wの上端部が図7の目標速度切換位置P1に到達すると、図10のような制御状態へ移行する。図10では、スイッチSW1がP1側に切り換わり、スイッチSW2も切り換わって、閉切目標速度V2が選択される。そして、速度制御部14は、閉切目標速度V2に基づいて、速度のフィードバック制御を行う。この場合も、印加電圧補正部15は、モータ3の印加電圧を補正しない。
窓Wがさらに上昇して、その上端部が図7の電圧制限開始位置P2に到達すると、図11のような制御状態へ移行する。図11では、スイッチSW1がP2側に切り換わるとともに、挟み込みの検知を禁止する検知禁止信号に基づいて、スイッチSW3がa側に切り換わる。そして、印加電圧補正部15による印加電圧の補正が行われ、モータ3の印加電圧は、前述した閉切保証電圧Zまで上昇してゆく。また、印加電圧は閉切保証電圧Zを超えないように制限される。
以上のような第2実施形態のパワーウインドウ装置200においても、第1実施形態と同様に、モータ3が窓Wの閉め切りに必要なトルクを発生して、窓Wを確実に閉め切ることができる。また、モータ3の印加電圧の上昇を制限することにより、窓Wの閉め切り時に過剰な反力が窓Wに作用するのを回避することができる。
本発明では、上述した実施形態以外にも、以下のような種々の実施形態を採用することができる。
上述した各実施形態においては、窓Wが図7の目標速度切換位置P1に到達する前は、通常目標速度V1に基づくフィードバック制御を行ったが、目標速度切換位置P1より手前の領域では、フィードバック制御を行わずに、モータ3の印加電圧を最大値に固定して、最大電圧でモータ3を駆動してもよい。
この場合、第1実施形態の図4に対応する図は図12のようになり、スイッチSW2は、窓Wが目標速度切換位置P1に到達した時点でオンして、閉切目標速度V2のみを選択することになる。また、第2実施形態の図9に対応する図は図13のようになり、この場合も、スイッチSW2は閉切目標速度V2のみを選択することになる。
また、上述した各実施形態においては、モータ3の回転速度や窓Wの位置を検出するために、ロータリエンコーダやポテンショメータなどのセンサ4を用いたが、センサ4に代えて、モータ3に流れる電流を検出する電流検出回路を設けてもよい。そして、電流検出回路で検出されたリプル電流(脈流)に基づいて、モータ3の速度や窓Wの位置を検出してもよい。
また、上述した各実施形態においては、モータ駆動部2が制御ユニット1から分離して設けられている例を挙げたが、モータ駆動部2を制御ユニット1に組み込んでもよい。
また、上述した各実施形態においては、パワーウインドウ装置100、200にモータ3が備わっている例を挙げたが、モータ3は、パワーウインドウ装置100、200と別に設けてもよい。
また、図2においては、開閉機構の例として、ドラム10a、10bと、ワイヤ10cと、昇降部材10dとを備えた開閉機構10を例に挙げたが、これに代えて、たとえば特開2016-108807号公報に示されているような、X形アームを備えた開閉機構を用いてもよい。
さらに、上述した各実施形態においては、開閉体制御装置として車両用のパワーウインドウ装置を例に挙げたが、本発明は、車両のサンルーフの開閉を制御する装置などにも適用することができる。さらに、車両以外の分野における各種の開閉体の制御装置にも、本発明は適用が可能である。
1 制御ユニット
2 モータ駆動部
3 モータ
4 センサ
10 開閉機構
11 速度検出部
12 位置検出部
13 目標速度選択部
14 速度制御部
15 印加電圧補正部
16 速度記憶部
17 挟み込み検知部
40 窓枠
50 ランチャンネル
100、200 パワーウインドウ装置(開閉体制御装置)
P1 目標速度切換位置(第1位置)
P2 電圧制限開始位置(第2位置)
P4 閉め切り位置
P5 停止位置
V1 通常目標速度
V2 閉切目標速度
V3 閉切保証速度
W 窓(開閉体)
Z 閉切保証電圧

Claims (8)

  1. 開閉体を開閉するためのモータを駆動するモータ駆動部と、
    前記モータの速度をフィードバック制御するための制御指令を出力する制御ユニットと、を備え、
    前記モータ駆動部は、前記制御ユニットからの前記制御指令に基づいて、前記モータへ所定の印加電圧を出力する開閉体制御装置において、
    前記制御ユニットは、
    前記開閉体が閉め切り位置より手前にある第1位置に到達した時点から、前記モータの目標速度を、前記開閉体を閉め切る際の目標速度である閉切目標速度に設定するとともに、前記モータの速度が前記閉切目標速度と等しくなるような印加電圧を前記モータ駆動部が出力するように、当該モータ駆動部に対して前記制御指令を出力し、
    前記開閉体が前記第1位置よりも前記閉め切り位置に近い第2位置に到達した後、前記モータの速度が前記閉切目標速度を下回ると、前記モータの印加電圧が開閉体を確実に閉め切ることが可能な閉切保証電圧まで上昇するように、前記モータ駆動部に対して前記制御指令を出力するとともに、当該印加電圧が前記閉切保証電圧を超えないように制限をかける、ことを特徴とする開閉体制御装置。
  2. 請求項1に記載の開閉体制御装置において、
    前記閉切保証電圧は、前記開閉体が前記第2位置に到達したときの前記モータの印加電圧に、所定の電圧補正値を加算した値である、ことを特徴とする開閉体制御装置。
  3. 請求項2に記載の開閉体制御装置において、
    前記電圧補正値は、前記開閉体を確実に閉め切ることが可能な閉切保証速度と前記閉切目標速度との差分に、前記モータの誘起電圧定数を乗じた値である、ことを特徴とする開閉体制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の開閉体制御装置において、
    前記制御ユニットは、
    前記開閉体が前記第1位置に到達するまでの間は、前記閉切目標速度よりも大きい通常目標速度に基いてフィードバック制御を行い、
    前記開閉体が前記第1位置に到達すると、前記閉切目標速度に基づくフィードバック制御を開始し、
    前記開閉体が前記第2位置に到達した後も、前記閉切目標速度に基づくフィードバック制御を継続する、ことを特徴とする開閉体制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の開閉体制御装置において、
    前記制御ユニットは、
    前記開閉体が前記第1位置に到達するまでの間は、前記モータの印加電圧が最大電圧となるように、前記モータ駆動部を制御し、
    前記開閉体が前記第1位置に到達すると、前記閉切目標速度に基づくフィードバック制御を開始し、
    前記開閉体が前記第2位置に到達した後も、前記閉切目標速度に基づくフィードバック制御を継続する、ことを特徴とする開閉体制御装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の開閉体制御装置において、
    前記開閉体の閉動作中に異物が挟み込まれたことを検知する挟み込み検知部をさらに備え、
    前記閉め切り位置の手前に、前記挟み込み検知部による検知を禁止する禁止領域が設定されており、
    前記第2位置は、前記開閉体が前記禁止領域に到達するときの位置である、ことを特徴とする開閉体制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の開閉体制御装置において、
    前記制御ユニットは、
    前記開閉体が前記第1位置に到達すると、前記モータの目標速度を漸減させ、当該目標速度が一定値まで低下すると、そのときの目標速度を前記閉切目標速度として設定する、ことを特徴とする開閉体制御装置。
  8. モータにより開閉動作を行う開閉体を制御する方法であって、
    前記開閉体が閉め切り位置より手前にある第1位置に到達した時点から、前記モータの目標速度を、前記開閉体を閉め切る際の目標速度である閉切目標速度に設定する手順と、
    前記モータの速度が前記閉切目標速度と等しくなるような印加電圧を前記モータへ出力する手順と、
    前記開閉体が前記第1位置よりも前記閉め切り位置に近い第2位置に到達した後、前記モータの速度が前記閉切目標速度を下回ると、前記モータの印加電圧を、前記開閉体を確実に閉め切ることが可能な閉切保証電圧まで上昇させる手順と、
    前記印加電圧が前記閉切保証電圧を超えないように制限をかける手順と、を含むことを特徴とする開閉体制御方法。
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