JP2023088627A - 印刷装置、印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷装置において、接合材の無駄を抑制する。【解決手段】印刷装置11は、ディスペンサ14と、スキージ15と、コントローラ18と、を備える。ディスペンサ14は、マスク12に形成された複数の開口部21に対して個別に接合材を供給する。スキージ15は、縁部27をマスク12に押し当てながら移動して、ディスペンサ14から開口部21に供給された接合材を基板13に印刷する。コントローラ18は、ディスペンサ14、及びスキージ15を駆動制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置、印刷方法に関する。
特許文献1に記載されたはんだ印刷システムでは、印刷機とディスペンサ方式の塗布装置をユニット化し、さらに組み合わせを変えて検査ユニットを接続、配置できるようにしている。また、検査ユニットによって検査した結果に基づいて印刷機の印刷不良をディスペンサユニットで修復できるようにしている。
特許文献2に記載されたクリームはんだの塗布方法では、極細パイプを一方の面側にのみ突出させて植立したスクリーンを、基板のはんだ付け所要面に対してパイプを所定の距離だけ離間させた状態で対向させる。そして、スクリーンの上面に注出されたクリームはんだをスキージで刷ることにより、パイプを介して基板のはんだ付け所要箇所にクリームはんだを塗布するようにしている。
特許文献3に記載されたスクリーン印刷機の半田ペースト供給装置では、マイクロコンピュータにプログラムされたデータ蓄積手段を備えている。データ蓄積手段は、スイッチの押された時間と単位時間に供給されるペースト量から、供給されたペースト量を計算して試運転実績データに格納し、同時に基板カウント手段から得たプリント基板の「生産基板数」を格納する。試運転終了後、操作盤より供給条件演算スイッチを押されると、試運転の実績データの第n回の「累積供給量」のデータを「生産基板数」で除して「供給間隔」を乗じた値が「定量供給量」として格納される。
特許文献4に記載されたディスペンサ付印刷機は、テーブルと、印刷機構と、画像認識装置と、ディスペンサと、を備えている。テーブルは、基板を搬出入する下位置と、基板の上面がマスクに接してはんだが印刷される上位置との間において、昇降可能に基板を支持している。印刷機構は、スキージユニットとマスクとを備えている。画像認識装置は、下位置に位置する基板とマスクとによって挟まれた領域内を、移動機構を介してX-Y方向に移動可能に支持されている。ディスペンサは、下位置に位置する基板とマスクとによって挟まれた領域内を、移動機構を介して画像認識装置とともにX-Y方向に移動可能に支持されている。
特許文献5に記載されたスクリーン版クリーニング方法では、装置本体をスクリーン版上面に沿って前進させることにより、装置本体に取り付けられているブレードでスクリーン版上面に附着したペーストの残渣を掻き取ってブレードの上面に附着させる。そして、ブレードを回動させ、ブレードに附着しているペースト残渣を摺動板で摺り落とし、その直下に位置させた回収用容器内に収集する。
特許文献6に記載されたスクリーン印刷装置は、本体ケースと、掻き取りスキージと、印刷ピストンと、スキージ加圧ピストンと、を有している。本体ケースは、印刷ヘッドの内部に半田ペーストを収容している。掻き取りスキージは、本体ケースに隣接して配置され、半田ペーストをスクリーン面から掻き取る。印刷ピストンは、本体ケース内の半田ペーストを加圧して押し出す。スキージ加圧ピストンは、掻き取りスキージを動作させる。そして、掻き取りスキージで掻き取った半田ペーストを本体ケース内に回収し、回収した半田ペーストと本体ケース内の半田ペーストとを撹拌、混合させている。
特許文献7に記載された導体ペーストの印刷法は、プラスチック基板を自動印刷装置の固定治具に固定したまま、プラスチック基板に導電線をインクジェット印刷する工程及びスクリーン印刷する工程の一方または両方を含んでいる。導電性混合物は、導体ペーストと溶媒と接着剤とを含み、導電線は、自動車のバスバー、グリッド線、またはアンテナ線である。
特許文献8に記載された印刷装置では、パッド電極の形状に対して相似形の印刷マスク開口部の形状がパッド電極の形状に対して傾かせてある。これにより、基板の配置やパッド電極に接合される電子部品端子の断面形状によって、パッド電極の一面がスキージの移動方向に直交する場合でも、印刷マスク開口部の内壁面には、スキージの移動方向に直交する面が形成されないようにしている。
特開2006-108200号公報 特開平5-347470号公報 特開平6-23945号公報 実用新案登録第3157163号公報 特開平11-300941号公報 特開2008-23747号公報 特表2019-504469号公報 特開2006-62117号公報
接合材には、はんだが用いられることが多いが、放熱性と長期信頼性の観点から高価格な焼結材が選ばれることがある。通常のスクリーン印刷では、接合材をマスク上でローリングさせる関係で、基板に印刷する規定量よりも遥かに多くの接合材を供給する必要があり、印刷後に余った接合材は廃棄され無駄になってしまう。はんだのように低価格な接合材であれば廃棄しても問題ないが、焼結材のように高価格な接合材であれば安易に廃棄することはできない。
本発明の目的は、印刷装置において、接合材の無駄を抑制することである。
本発明の一態様に係る印刷装置は、供給器と、スキージと、制御部と、を備える。供給器は、マスクに形成された複数の開口部に対して個別に接合材を供給する。スキージは、縁部をマスクに押し当てながら移動して、供給器から開口部に供給された接合材を基板に印刷する。制御部は、供給器、及びスキージを駆動制御する。
本発明の他の態様に係る印刷方法は、マスクに形成された複数の開口部に対して供給器から個別に接合材を供給する。そして、スキージの縁部をマスクに押し当てながら移動して、供給器から開口部に供給された接合材を基板に印刷する。
本発明によれば、マスクの開口部に対して供給器から接合材を直接供給するため、接合材をマスク上でローリングさせる必要がなくなる。したがって、通常のスクリーン印刷に比べて接合材の供給量を低減でき、接合材の無駄を抑制することができる。
印刷装置を示す図である。 印刷制御処理を示すフローチャートである。 接合材の供給を示す図である。 スキージによる印刷を示す図である。 接合材の回収を示す図である。 マスクを除去した基板を示す図である。 接合材の送還を示す図である。 接合材供給処理を示すフローチャートである。 接合材送還処理を示すフローチャートである。 比較例を示す図である。 第二実施形態の印刷装置を示す図である。 第三実施形態の印刷装置を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
《第一実施形態》
《構成》
図1は、印刷装置11を示す図である。
印刷装置11は、マスク12を用いて基板13に接合材を印刷(塗布)する装置で、ディスペンサ14(供給器)と、スキージ15と、回収容器16と、送還機構17と、コントローラ18(制御部)と、を備える。
マスク12は、基板13に接合材を印刷する際に用いられる治具であり、一面から他面まで貫通した貫通孔となる複数の開口部21が形成されている。マスク12は、基板13に印刷される接合材を可及的に平坦にするために、均一の厚さにしてあり、厚さは例えば50μm~200μm程度である。開口部21の大きさは、基板13に実装される電子部品の端子や電極の大きさによって異なるが、ここでは平面視で例えば一辺が数mm程度の正方形とする。マスク12は、図示しないフレームによって固定されている。
基板13は、高電圧で大電流を扱うパワー半導体用であり、例えばセラミック板に銅回路板が接合されたDCB(Direct Bonded Copper)基板である。基板13は、ステージ上に固定されている。
接合材には、例えば銀焼結材を用いる。銀焼結材は、有機物からなる表面保護膜を持った銀ナノ粒子を有機溶剤に分散させたペーストであり、加熱加圧されたときに表面保護膜が除去されることで粒子間が接触し、焼結された接合層を形成する。金属ナノ粒子の焼結材は、金属をナノスケールまで微粒子化することで反応性を向上させ、融点よりも低い温度で焼結させることができるので、金属本来の高い融点を持つ接合層を形成することができる。銀焼結材の場合、約250~300℃で焼結させ、融点が約962℃の接合層を形成することができる。銀焼結材は、鉛フリーはんだに比べて遥かに高い熱伝導率となる。
ディスペンサ14は、着脱可能なシリンジ23を備え、シリンジ23の下端には吐出口24が形成されている。ディスペンサ14は、エアパルスに応じてシリンジ23の吐出口24から接合材を吐出するものであり、図示しないステッピングモータにより、互いに直交するXd軸、Yd軸、及びZd軸に沿った三方向に移動可能である。吐出口24の口径は、マスク12における開口部21の一辺の長さよりも小さい。
スキージ15は、可撓性を有する平板状のブレードであり、図示しないステッピングモータにより、互いに直交するXs軸、及びZs軸に沿った二方向に移動可能であり、且つYs軸周りに回動可能である。ここでは、便宜的にXs軸及びZs軸の一部分だけを図示している。
回収容器16は、スキージ15に付着した接合材を回収するための容器であり、スキージ15による印刷方向の下流側に配置されている。回収容器16は、上方が開放されており、マスク12から遠い側には、上方に突出してスキージ15が擦り付けられる受面31が形成されている。受面31は、Ys軸方向及びZs軸方向に沿った平面である。回収容器16の下面には、回収容器16に回収された接合材の回収量Vcを計測する重量センサ32が設けられている。
送還機構17は、回収容器16の底部とディスペンサ14とを結ぶ配管33を備え、回収容器16に回収された接合材を、図示しないポンプにより、ディスペンサ14へ送還する。
コントローラ18は、例えばマイクロコンピュータで構成され、ディスペンサ14、スキージ15、及び送還機構17を駆動制御することで、基板13に対して接合材の印刷を行なう。コントローラ18には、ユーザによってマスク12の厚さ、開口部21の位置や寸法、各開口部21への接合材35の供給量等のデータが入力される。また、重量センサ32で検出した回収量Vcや、図示は省略するが、カメラで撮像したマスク12の平面画像、近接センサで検出した吐出口24から基板13までの距離、圧力センサで検出したスキージの押圧力なども入力される。コントローラ18は、これら各種データを参照しながら、各機構の駆動制御を行なう。
次に、コントローラ18で実行する印刷制御処理について説明する。
図2は、印刷制御処理を示すフローチャートである。
ステップS101では、接合材供給処理を実行する。すなわち、ディスペンサ14を駆動制御し、マスク12における複数の開口部21に対して順に接合材を供給する。
図3は、接合材の供給を示す図である。
ここでは、ディスペンサ14との干渉を避けるためにスキージ15を初期位置に退避させている。ディスペンサ14は、吐出口24を開口部21に近接させ、接合材35を吐出しながらXd軸、Yd軸、及びZd軸に沿って移動し、開口部21を埋めてゆく。各開口部21には、スキージ15を使用する関係で少なくとも開口した容積Vaを上回る量を供給する必要があるが、接合材35の無駄を抑制するために、供給量Vjを例えば容積Vaの2倍~3倍程度にする。全ての開口部21への供給が終わったら、ディスペンサ14を初期位置に退避させる。
図2に戻り、続くステップS102では、スキージ印刷処理を実行する。すなわち、スキージ15を駆動制御し、スキージ15の縁部27をマスク12に押し当てて移動させることで、開口部21に供給された接合材35を基板に印刷する。
図4は、スキージ15による印刷を示す図である。
スキージ15は、下端側の縁部27をマスク12に押し当て下方への印圧を与えながらXs軸方向に移動することで、ディスペンサ14から開口部21に供給された接合材を基板13に印刷してゆき、且つ容積Vaを上回る余分な接合材37の掻き取りを行なう。Ys軸方向から見た印刷面に対するスキージ角度θを小さくするほど、且つスキージ速度vを遅くするほど、開口部21への充填力が増加する。
図2に戻り、続くステップS103では、接合材回収処理を実行する。すなわち、スキージ15を駆動制御し、スキージ15で掻き取った接合材37を回収容器16に回収する。
図5は、接合材37の回収を示す図である。
スキージ15は、受面31に当接するまでXs軸に沿って移動し、それからスキージ角度θに合わせて斜め上方に移動することで、掻き取った接合材37を受面31に擦り付けて転移させる。高粘度の接合材37は受面31に粘着する。掻き取った接合材37の回収が終わったら、スキージ15を初期位置に退避させる。
図6は、マスク12を除去した基板13を示す図である。
マスク12を除去すると、基板13の所定位置に接合材35が印刷された状態となる。基板13に印刷された接合材35は、上面がスキージ15によって平坦にされている。接合材35が印刷された基板13は、さらに下流の工程へと移送され、接合材を加熱加圧しながら電子部品を実装することで、焼結材の焼結によって基板13と電子部品との接合が行われる。印刷された基板13が下流の工程へと移送されたら、ステージ上に新たな基板13がセットされ、基板13上にマスク12がセットされ、前述のように印刷が行なわれる。
図2に戻り、続くステップS104では、接合材送還処理を実行する。すなわち、必要に応じて送還機構17を駆動し、回収した接合材37をディスペンサ14に送還してから所定のメインプログラムに復帰する。
図7は、接合材37の送還を示す図である。
接合材37の回収を繰り返し行なうと、受面31に粘着した接合材37が増加し、自重で落下するか、又はスキージ15に押されるかして、回収容器16の底部へと接合材37が堆積してゆく。なお、受面31を超音波で加振することにより、自重による落下を促してもよい。そして、ある程度の接合材37が溜まったときに、回収容器16の底部から接合材37を吸引し、配管33を介してディスペンサ14へと吐出することで、回収した接合材37を再利用する。
次に、ステップS101で実行する接合材供給処理のサブルーチンについて説明する。
図8は、接合材供給処理を示すフローチャートである。
ステップS111では、接合材37の回収量Vcを読込む。
続くステップS112では、設定マップを参照し、回収量Vcに応じて各開口部21への供給量Vjを設定する。設定マップは、図中に示すように、横軸を回収量Vcとし、縦軸を供給量Vjとする。回収量Vcには、予め定めた値Vc1及び値Vc2があり、値Vc2は値Vc1よりも大きい。供給量Vjには、予め定めた値Vj1及び値Vj2があり、値Vj2は値Vj1よりも大きい。値Vj1は、例えば開口部21における容積Vaの2倍程度の値であり、値Vj2は、例えば開口部21における容積Vaの3倍程度の値である。ここで、回収量Vcが値Vc1以下であるときには、供給量Vjが値Vj2を維持する。また、回収量Vcが値Vc1より大きく値Vc2より小さい範囲にあるときには、値Vj2より小さく値Vj1より大きい範囲で、回収量Vcが大きいほど供給量Vjが小さくなる。また、回収量Vcが値Vc2以上であるときには、供給量Vjが値Vj1を維持する。
続くステップS113では、設定した供給量Vjに従って、開口部21に対して順に接合材を供給してから終了する。
次に、ステップS104で実行する接合材送還処理のサブルーチンについて説明する。
図9は、接合材送還処理を示すフローチャートである。
ステップS121では、接合材37の回収量Vcを読込む。
続くステップS122では、回収量Vcが予め定めた閾値th1より小さいか否かを判定する。回収量Vcが閾値th1より小さいときには、接合材37の送還は不要であると判断し、そのまま終了する。一方、回収量Vcが閾値th1以上であるときには、接合材37の送還が必要であると判断してステップS123に移行する。
ステップS123では、接合材37の送還を実行してから終了する。ここでは、例えばポンプを一定時間だけ駆動するが、接合材37の回収量Vcに応じてポンプの駆動時間を可変にしてもよい。
《作用効果》
次に第一実施形態の主要な作用効果について説明する。
印刷装置11は、ディスペンサ14と、スキージ15と、コントローラ18と、を備える。ディスペンサ14は、マスク12に形成された複数の開口部21に対して個別に接合材35を供給する。スキージ15は、縁部27をマスク12に押し当てながら移動して、ディスペンサ14から開口部21に供給された接合材35を基板13に印刷する。コントローラ18は、ディスペンサ14、及びスキージ15を駆動制御する。このように、マスク12の開口部21に対してディスペンサ14から接合材35を直接供給するため、接合材35をマスク12上でローリングさせる必要がなくなる。したがって、通常のスクリーン印刷に比べて接合材35の供給量Vjを低減でき、接合材35の無駄を抑制することができる。
接合材35は、焼結材である。焼結材は、融点より低い温度で焼結させることができるため、耐熱性に優れた接合層を形成することができる。したがって、高温動作が要求される基板13に好適である。金属のなかでも特に銀焼結材は、はんだよりも熱伝導率が高いため、放熱性と長期信頼性に優れている。
ディスペンサ14は、開口部21よりも小さく形成されて接合材35を吐出する吐出口24を有する。これにより、開口部21に接合材35を供給するときに、空気の抜け道を確保して開口部21への充填を行ないやすくすることができる。
印刷装置11は、回収容器16と、送還機構17と、を備える。回収容器16は、スキージ15で掻き取られた接合材37を回収する。送還機構17は、コントローラ18に駆動制御され、回収容器16に回収された接合材37をディスペンサ14へ送還する。これにより、掻き取られた接合材37を再利用して、接合材37の無駄を抑制することができる。
回収容器16は、スキージ15による印刷方向の下流側に配置されており、スキージ15が擦り付けられる受面31を有する。これにより、スキージ15による印刷処理から接合材37の回収処理へとスムーズに移行することができる。
コントローラ18は、回収容器16に回収された接合材37の回収量Vcが予め定めた閾値th1以上となったときに、回収容器16に回収された接合材37をディスペンサ14へ送還する。これにより、適切なタイミングで接合材37をディスペンサ14へ送還することができ、且つ不必要に送還機構17を駆動することを抑制できる。
コントローラ18は、回収容器16に回収された接合材37の回収量Vcが多いほど、開口部21に供給する接合材35の供給量Vjを減少させる。これにより、接合材35の無駄を抑制することができる。
印刷方法は、マスク12に形成された複数の開口部21に対してディスペンサ14から個別に接合材35を供給する。そして、スキージ15の縁部27をマスク12に押し当てながら移動して、開口部21に供給された接合材35を基板13に印刷する。このように、マスク12の開口部21に対してディスペンサ14から接合材35を直接供給するため、接合材35をマスク12上でローリングさせる必要がなくなる。したがって、通常のスクリーン印刷に比べて接合材35の供給量Vjを低減でき、接合材35の無駄を抑制することができる。
次に、比較例について説明する。
図10は、比較例を示す図である。
比較例は、通常のスクリーン印刷を行なうものであり、スキージ41で接合材35をローリングさせながら印刷することを除いては、第一実施形態と同一であるため、共通する部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
通常のスクリーン印刷では、接合材35を撹拌しながら印刷を行なうために、スキージ41をXs軸に沿って移動させるときに、接合材35が進行方向に向かって転がるようにマスク12上でローリングさせる必要がある。これにより、接合材35を均一な性状に保ち、印刷品質を安定させることができる。
ローリングさせる分の接合材35aには、ある程度の量が必要であり、他にもスキージ41に粘着する分の接合材35bもあり、スキージ41とマスク12との間には、多くの接合材35が必要となる。すなわち、最終的に基板13には数十gから数百mg程度の接合材35を印刷できればよいが、それを遥かに上回る多くの接合材35をスキージ41とマスク12との間に供給することになる。具体的には、スキージ41の幅1cmあたりに数gから十数g程度の接合材35が必要とされる。さらに、マスク12上に供給された接合材35は、刻々と劣化が進むため数時間以内に使い切らなければならず、それを過ぎて余った接合材35は再利用できずに廃棄されるため無駄になってしまう。はんだのように低価格な接合材であれば廃棄しても問題ないが、焼結材のように高価格な接合材35であれば安易に廃棄することはできず、無駄のない手法が望まれていた。
《第二実施形態》
《構成》
第二実施形態は、回収容器16に回収された接合材37について、ディスペンサ14で供給されてからの経過時間tを報知するものである。それ以外については、前述した第一実施形態と同一であるため、共通する部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図11は、第二実施形態の印刷装置11を示す図である。
印刷装置11は、報知部45を備える。報知部45は、例えばディスプレイである。コントローラ18は、報知部45を駆動制御し、回収容器16に回収された接合材37について、ディスペンサ14で供給されてからの経過時間tを表示によって報知する。経過時間tは、同一のシリンジ23から供給され回収された接合材37のうち、最初にシリンジ23から吐出されてからの時間とする。
《作用効果》
次に、第二実施形態の主要な作用効果について説明する。
印刷装置11は、報知部45を備える。報知部45は、コントローラ18に駆動制御され、回収容器16に回収された接合材37について、ディスペンサ14で供給されてからの経過時間tを報知する。これにより、回収された接合材37の使用期限をユーザに意識させ、再利用するか又は廃棄するかを判断するうえでの助けとなる。すなわち、回収された接合材37は、刻々と劣化が進むため数時間以内に使い切らなければならないため、経過時間tをユーザに知らせることは有意義であり、適切な行動を促すことにもつながる。
その他の作用効果については前述した第一実施形態と共通である。
《変形例》
第二実施形態では、回収容器16に回収された接合材37について、ディスペンサ14で供給されてからの経過時間tを報知する構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、回収された接合材37の使用期限が近づいたときに、経過時間tの表示を強調してもよい。また、使用期限が近づいた旨をユーザに音声案内したり、さらにはディスペンサ14からの供給を停止したりしてもよい。これにより、回収された接合材37の使用期限をユーザに確実に意識させ、必要な対策を促すことができる。
《第三実施形態》
《構成》
第三実施形態は、送還機構17の他の態様を示すものであり、回収された接合材37の送還にシリンジを用いるものである。それ以外については、前述した第一実施形態と同一であるため、共通する部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図12は、第三実施形態の印刷装置11を示す図である。
回収用シリンジ51は、図示しないホルダに固定されている。送還機構17は、配管33によって回収容器16の底部と回収用シリンジ51とを結んでおり、回収容器16に回収された接合材37を、図示しないポンプにより、回収用シリンジ51に充填する。回収用シリンジ51は、接合材37が充填されてから手動又は自動でディスペンサ14に装着される。回収用シリンジ51は、できるだけ早く再利用する必要があるため、充填されたら直ぐに割込み処理としてディスペンサ14に装着することが望ましい。ディスペンサ14に装着されていた元々のシリンジ23については一度取外し、回収用シリンジ51が空になったら再び装着する。
《作用効果》
次に、第二実施形態の主要な作用効果について説明する。
ディスペンサ14は、装着されたシリンジ23から接合材35を供給し、送還機構17は、回収容器16に回収された接合材37を回収用シリンジ51に充填し、回収用シリンジ51は、接合材37が充填されてからディスペンサ14に装着される。これにより、回収された接合材37を直ぐに再利用することができ、接合材35の無駄を抑制することができる。
その他の作用効果については前述した第一実施形態と共通である。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。
11…印刷装置、12…マスク、13…基板、14…ディスペンサ、15…スキージ、16…回収容器、17…送還機構、18…コントローラ、21…開口部、23…シリンジ、24…吐出口、27…縁部、31…受面、32…重量センサ、33…配管、35…接合材、35a…接合材、35b…接合材、37…接合材、41…スキージ、45…報知部、51…回収用シリンジ、t…経過時間、th1…閾値、v…スキージ速度、Va…容積、Vc…回収量、Vj…供給量、θ…スキージ角度

Claims (10)

  1. マスクに形成された複数の開口部に対して個別に接合材を供給する供給器と、
    縁部を前記マスクに押し当てながら移動して、前記供給器から前記開口部に供給された前記接合材を基板に印刷するスキージと、
    前記供給器、及び前記スキージを駆動制御する制御部と、を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記接合材は、焼結材であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記供給器は、前記開口部よりも小さく形成されて前記接合材を吐出する吐出口を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記スキージで掻き取られた前記接合材を回収する回収容器と、
    前記制御部に駆動制御され、前記回収容器に回収された前記接合材を、前記供給器へ送還する送還機構と、を備えることを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の印刷装置。
  5. 前記回収容器は、前記スキージによる印刷方向の下流側に配置されており、前記スキージが擦り付けられる受面を有することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記制御部は、前記回収容器に回収された前記接合材の回収量が予め定めた閾値以上となったときに、前記回収容器に回収された前記接合材を前記供給器へ送還することを特徴とする請求項4又は5に記載の印刷装置。
  7. 前記制御部は、前記回収容器に回収された前記接合材の回収量が多いほど、前記開口部に供給する前記接合材の供給量を減少させることを特徴とする請求項4~6の何れか一項に記載の印刷装置。
  8. 前記制御部に駆動制御され、前記回収容器に回収された前記接合材について、前記供給器で供給されてからの経過時間を報知する報知部を備えることを特徴とする4~7の何れか一項に記載の印刷装置。
  9. 前記供給器は、装着されたシリンジから前記接合材を供給し、
    前記送還機構は、前記回収容器に回収された前記接合材を回収用シリンジに充填し、
    前記回収用シリンジは、前記接合材が充填されてから前記供給器に装着されることを特徴とする請求項4~8の何れか一項に記載の印刷装置。
  10. マスクに形成された複数の開口部に対して供給器から個別に接合材を供給し、
    スキージの縁部を前記マスクに押し当てながら移動して、前記供給器から前記開口部に供給された前記接合材を基板に印刷することを特徴とする印刷方法。
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