JP2023088550A - タイヤに作用する力の取得方法、タイヤの摩擦エネルギーの取得方法、システム、及びプログラム - Google Patents

タイヤに作用する力の取得方法、タイヤの摩擦エネルギーの取得方法、システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】精度が向上可能な、タイヤに作用する力の取得方法、摩擦エネルギーの取得方法、システム及びプログラムを提供する。【解決手段】車両諸元に基づいて理想式から得られる制動力配分又は駆動力配分のいずれかを表す第1前後力配分に関するデータを取得し、タイヤの最大摩擦係数を取得し、第1軸及び第2軸の座標系において、第1前後力配分を表す線と最大摩擦係数を表す直線の交点と、座標系の原点とを結ぶ直線を第2前後力配分とし、車両の前後方向の加速度および左右方向の加速度を含む、車両の走行条件を表す走行モードを取得し、第2前後力配分、車両諸元、タイヤ諸元、及び、走行モードにおける前後方向及び左右方向の加速度に基づいて算出されたタイヤ挙動データを取得する。タイヤ挙動データは、タイヤにおける前後方向の力、前後方向の速度、左右方向の力、左右方向の速度、及びスリップ率に関するデータを含む。【選択図】図5

Description

本開示は、タイヤに作用する力の取得方法、タイヤの摩擦エネルギーの取得方法、システム、及びプログラムに関する。
例えば、タイヤの摩耗量を予測するためのタイヤ摩耗寿命推定システムにおいて、摩擦エネルギーを算出するとの記載がある(特許文献1参照)。
特開2017-156295号公報
しかし、特許文献1には、前輪と後輪の制動力の分布に関する制動力配分についての記載がなく、更なる精度向上の余地があると考えられる。制動力配分は、タイヤの摩耗や制動距離をシミュレーションするうえで、重要と考えられる。また、四輪駆動車における駆動力配分にも同様のことがいえる。前後力配分(制動力配分又は駆動力配分)を考慮することが望ましい。
前後力配分(制動力配分又は駆動力配分)を考慮する場合には、理想式から得られる前後力配分を用いることが考えられる。しかし、理想式から得られる前後力配分は、実車の計測値と乖離があることが判明した。よって、各車輪のタイヤに作用する力の算出精度に改善の余地があると考えられる。
本開示は、算出精度が向上可能な、タイヤに作用する力の取得方法、摩擦エネルギーの取得方法、システム及びプログラムを提供する。
本開示のタイヤに作用する力の取得方法は、1又は複数のプロセッサが実行する方法であって、車両諸元に基づいて理想式から得られる制動力配分又は駆動力配分のいずれかを表し、前輪の前後力が第1軸にプロットされ且つ後輪の前後力が前記第1軸に直交する第2軸にプロットされて表現可能な第1前後力配分に関するデータを取得し、タイヤの最大摩擦係数を取得し、前記第1軸及び前記第2軸の座標系において、前記第1前後力配分を表す線と前記最大摩擦係数を表す直線の交点と、前記座標系の原点とを結ぶ直線を第2前後力配分とし、前記第2前後力配分を表すデータを生成し、車両の前後方向の加速度および左右方向の加速度を含む、車両の走行条件を表す走行モードを取得し、前記第2前後力配分を表すデータ、前記車両諸元、タイヤ諸元、及び、前記走行モードにおける前後方向及び左右方向の加速度に基づいて算出されたタイヤ挙動データを取得し、前記タイヤ挙動データは、タイヤにおける前後方向の力、前後方向の速度、左右方向の力、左右方向の速度、及びスリップ率に関するデータを含む。
本実施形態のシステムを示すブロック図。 タイヤに作用する力の取得方法およびタイヤの摩擦エネルギーの取得方法を示すフローチャート。 車種Aの第1制動力配分(理想制動力配分)を示す図。 車種Aの第1制動力配分(理想制動力配分)と、第2制動力配分とを示す図。 図3及び図4に示す車種Aの第1制動力配分(理想制動力配分)と、第2制動力配分と、実車の制動力配分の計測値とを示す図。 横軸を制動時の車両減速度とし、縦軸を前輪の制動力として、車種Aについて、実車制動力(実測値)、理想制動力(第1制動力配分)、本手法での推定制動力(第2制動力配分)を示す図。 車種Bについて図5に対応する図。 車種Bについて図6に対応する図。 走行モードを有する加速度頻度分布データに関する説明図。
以下、本開示の一実施形態を、図面を参照して説明する。
[システム]
本実施形態のシステム1は、タイヤに作用する力を取得可能に構成されている。また、システム1は、タイヤに作用する力に基づいて摩擦エネルギーを算出可能に構成されている。
図1に示すように、システム1は、第1前後力配分取得部10と、最大摩擦係数取得部11と、第2前後力配分生成部12と、走行モードデータ取得部13と、タイヤ挙動データ取得部14と、摩擦エネルギー算出部15と、を有する。これら各部(10~15)は、プロセッサ1a、メモリ1b、各種インターフェイス等を備えたコンピュータにおいて予め記憶されている図2に示す処理ルーチンをプロセッサ1aが実行することによりソフトウェア及びハードウェアが協働して実現される。本実施形態では、1つの装置におけるプロセッサ1aが各部を実現しているが、これに限定されない。例えば、ネットワークを用いて分散させ、複数のプロセッサが各部の処理を実行するように構成してもよい。すなわち、1又は複数のプロセッサが処理を実行する。メモリ1bは、第1前後力配分に関するデータD1、最大摩擦係数を表すデータD2、第2前後力配分に関するデータD3、車両諸元に関するデータD4、タイヤ諸元に関するデータD5、計測データD6、加速度頻度分布データD7、タイヤ挙動データD8、走行モード毎の摩擦エネルギーに関するD9などを記憶する。
第1前後力配分取得部10は、車両諸元に基づいて理想式から得られる第1前後力配分に関するデータD1を取得する。取得した第1前後力配分に関するデータD1は、メモリ1bに記憶される。第1前後力配分取得部10は、第1前後力配分に関するデータD1を外部から取得してもよいし、与えられた車両諸元データD4に基づいて算出してもよい。第1前後力配分は、前輪と後輪の制動力配分又は駆動力配分のいずれかを表す。本実施形態では、第1前後力配分が制動力配分である場合を例示して説明する。図3は、車種Aの第1制動力配分(理想制動力配分)を示す図である。横軸が前輪の制動力[N]を静止時の車両荷重[N]で割った単位荷重あたりの制動力を示し、縦軸が後輪の制動力[N]を静止時の車両荷重[N]で割った単位荷重あたりの制動力を示す。図3に示すように、前後力配分は、前輪の前後力(制動力)が第1軸(図中の横軸)にプロットされ、後輪の前後力(制動力)が第1軸に直交する第2軸(図中の縦軸)にプロットされて表現可能なデータである。つまり、前輪と後輪の前後力の比が、前輪の前後力又は後輪の前後力に応じて変化している。理想式から得られる制動力配分は、上向きに凸となる曲線で示される。
理想式から得られる制動力配分(理想制動力配分)は、車両の四輪とも摩擦係数が最大となる制動力配分である。一般的に次の式(1)及び(2)で得ることができる。
=α(Wf0+m・α・h/L) …(1)
=α(Wr0+m・α・h/L) …(2)
ただし、Bが前輪制動力[N]を示し、Bが後輪制動力[N]を示し、αが車両の加速度[m/s]を示し、Wf0が車両停止時の前輪の静的荷重[N]を示し、Wr0が車両停止時の後輪の静的荷重[N]を示し、mが車両停止時の車両全体の質量[kg]を示し、hが車両の重心の高さ[m]を示し、Lがホイールベース[m]を示す。
図3は、Bをm・αで割って正規化した値を横軸にし、Bをm・αで割って正規化した値を縦軸にし、αを変化させてプロット表示させた、理想制動力配分の曲線を示している。
最大摩擦係数取得部11は、タイヤの最大摩擦係数μを取得する。最大摩擦係数μは、タイヤ試験機を用いた試験または実車による走行試験で得られ、試験結果がシステムに入力されることで、最大摩擦係数取得部11が最大摩擦係数μを取得する。
第2前後力配分生成部12は、第1前後力配分に関するデータD1と、最大摩擦係数μに関するデータD2とに基づいて、第2前後力配分に表すデータD3を生成する。第2前後力配分を表すデータD3はメモリ1bに記憶される。図4は、車種Aの第1制動力配分(理想制動力配分)と、第2制動力配分とを示す図である。具体的には、第2前後力配分生成部12は、図4に示すように、第1軸及び第2軸の座標系において、第1前後力配分を示す線(曲線)と最大摩擦係数μを示す直線との交点と、座標系の原点とを結ぶ直線を第2前後力配分とする。図4では、第2制動力配分(第2前後力配分)を直線で示している。図4の例では、前輪の単位荷重あたりの制動力が0.8で後輪の単位荷重あたりの制動力が0.2において最大摩擦係数[μ=0.98]と交差している。この交点から原点までの直線が第2制動力配分となる。図4では、前輪の制動力をFxと表記し、前輪の荷重をWと表記している。
次に、第2制動力配分が、第1制動力配分(理想制動力配分)よりも優れている理由について説明する。図5は、図3及び図4に示す車種Aの第1制動力配分(理想制動力配分)と、第2制動力配分と、実車の制動力配分の計測値とを示す図である。図5において、計測値をバツ印で示している。第1制動力配分よりも第2制動力配分の方が計測値(バツ印)により近いことが見て取れる。図6は、横軸を制動時の加速度[m/s]とし、縦軸を前輪の制動力[N]として、車種Aについて、実車制動力(実測値)、理想制動力(第1制動力配分)、本手法での推定制動力(第2制動力配分)を示す図である。図6の横軸の制動時の加速度は、前方をプラスとすれば、マイナスの値(負の値)となるが、図6ではマイナスの値をプラスの値として表記している。図6によれば、第2制動力配分の方が第1制動力配分よりもより実測値に近いことが見て取れる。
図7は、車種Bについて図5に対応する図である。図7では、実測値を三角で示している。図8は、車種Bについて図6に対応する図である。図7及び図8によれば、第2制動力配分の方が第1制動力配分よりもより実測値に近いことが見て取れる。
したがって、理想の制動力配分(第1制動力配分)よりも、本明細書で提案する第2制動力配分の方が、より実車の計測値に近く、タイヤ挙動データ(作用する力や速度)の算出精度を向上可能となる。
走行モードデータ取得部13は、車両の走行条件を表す走行モードを取得する。走行モードは、車両の前後方向の加速度および左右方向の加速度を含む。本実施形態では、走行モードデータ取得部13は、複数の走行モードと、各走行モードが走行コースにおいて出現する頻度とが関連付けられた加速度頻度分布データD7を取得する。
本実施形態において、走行モードデータ取得部13は、加速度頻度分布データD7を生成するが、これに限定されず、外部から取得してもよい。
具体的には、走行モードデータ取得部13は、加速度頻度分布データD7を生成するために、計測データ取得部13aと、走行モード設定部13bと、データ分類部13cと、頻度算出部13dと、を有する。
計測データ取得部13aは、複数個の計測データD6を取得する。計測データD6は、車両2に設けられた3軸の加速度センサ20が走行中に計測した加速度を含む。計測データは、車両2の3方向の加速度、つまり、車両2の前後方向の加速度Ax、左右方向の加速度Ay、上下方向の加速度Azを含む。加速度の単位は[m/s]である。また、計測データは、距離に換算可能なデータを含む又は距離に換算可能なデータと関連付けられている。本実施形態において、計測データは、一定のサンプリング時間(計測の間隔であり、例えば0.1秒(10Hz))で計測されている。速度とサンプリング時間は距離に換算可能である。それゆえ、計測データは、距離に換算可能なデータとしての速度を有する。また、計測データは、距離に換算可能なデータとしてのサンプリング時間(サンプリング周波数)に関連付けられている(例えば、速度が16m/sでサンプリング時間が0.1秒(10Hz)であれば、計測データ1つあたりの距離は16÷10=1.6m、と算出できるからである)。速度は、位置情報に基づき算出、車輪回転速度に基づき取得、対地速度計21を用いて取得することができる。
計測データ取得部13aは、計測データD6を取得できれば、どのような手段で加速度センサ20から計測データを取得してもよい。例えば、車両に搭載されたコンピュータの記憶媒体に計測データが記憶され、車両走行の完了後に、その記録媒体がシステム1の読み取り装置に取り付けられて、読み取り装置から計測データを取得するようにしてもよい。また、計測データ取得部13aは、車両の加速度センサ20を含むコンピュータから無線通信で計測データを受領してもよい。
本実施形態において、複数個の計測データD6は、車両2が、所定の走行コースを走行する間に、加速度センサ20の加速度の計測により生成されることが挙げられる。例えば、走行コースのスタート地点にて停止状態から加速し、カーブ手前で減速してカーブを曲がり、その後に加速し、その後、加速や減速、旋回を繰り返した後に、走行コースのゴール地点で停止するまでに、加速度センサ20が加速度を計測することが一例として挙げられる。
なお、本実施形態では、計測データD6は、一定時間間隔で計測された速度を有するが、これに限定されない。例えば、計測データは、位置情報を距離に換算可能なデータとしての位置情報を含む、又は、位置情報を距離に換算可能なデータとしての位置情報に関連付けられていてもよい。位置情報は、GPSに基づく衛生位置情報を取得するGPS受信器のほか種々の位置情報取得機器において一定時間間隔で取得可能である。また、計測データは、一定時間ごとに計測するのではなく、車両2が一定距離を走行する度に計測するようにしてもよい。この場合、計測データ自体が距離に関連付けられていることになる。計測データは、メモリ1bに記憶される。
本実施形態において、走行モードデータ取得部13は、加速度頻度分布データを生成する。加速度分布データは、複数の走行モードと、各々の走行モードの頻度とを有する。図9に模式的に示すように、加速度の3方向それぞれの方向に対して細分化(分割)した複数の区間を設定する。図9では1つのボックスの辺が1つの区間に相当する。1つの走行モードは、図に示すように1つのボックスで表すことができる。1つのボックス(走行モード)は、3方向の区間(辺)の組み合わせで構成される。本実施形態では、3方向をそれぞれ0.05m/s毎に分割しており、それゆえに、1つの走行モード(ボックス)の加速度の範囲(辺の幅)は0.05m/sである。区間の幅が0.05m/sであるので、各々の走行モードの代表値は、+0.10[m/s],+0.05[m/s],0[m/s],-0.05[m/s],-0.10[m/s]というように変化する。図9に例示するように、或る走行モードM1は、代表値の前後加速度Ax、代表値の左右加速度Ay、代表値の上下加速度Az、及び頻度(頻度値:0.1)を有する。同様に、或る走行モードM2は、代表値の前後加速度Ax、代表値の左右加速度Ay、代表値の上下加速度Az、及び頻度(頻度値:0.01)を有する。頻度値は、その走行モードが、全ての計測データにおいて出現する頻度を表す。図9の例では、頻度値を小数で表現しており、全ての走行モードの頻度値を積算すれば、1.0になるようにしている。図9に示すように、計測される加速度は、正の値(+)だけでなく、負の値(-)も含まれる。例えば、走行モードM1の前後加速度Axは0[m/s]であり、左右加速度Ayは正の値であり、上下加速度Azは正の値である。走行モードM2の前後加速度Axは負の値であり、左右加速度Ayは負の値であり、上下加速度Azは正の値である。このように、各々の走行モードにおける3方向の加速度の値は異なる。なお、前後加速度Axは、車両2の前方が正の値であり、車両2の後方が負の値である。左右加速度Ayは、車両2の右方が正の値であり、車両2の左方が負の値である。上下加速度Azは、車両2の下方が正の値であり、車両2の上方が負の値である。
図9に示す加速度頻度分布データD7は、前後方向の区間が11個、左右方向の区間が11個、上下方向の区間が6個であり、走行モードが11×11×6=726個の例を挙げているが、区間の数は分解能であり、任意に設定可能である。例えば、走行モードの数を(41×41×41)にしてもよい。
走行モード設定部13bは、図9に示すように、加速度の3方向それぞれの方向に対して細分化した複数の区間を設定し、3方向の区間の組み合わせで構成される複数の走行モードを設定する。本実施形態では、複数の区間の大きさは一定であるが、一定でなくてもよい。
データ分類部13cは、計測データ取得部13aが取得した複数個の計測データをそれぞれ、走行モード設定部13bが設定した複数の走行モードのうちのいずれかの走行モードに分類する。計測データは、各方向の加速度が合致する走行モードに分類される。例えば、前後加速度Axが0.12m/sの場合、代表値が0.10m/sであり且つ加速度範囲が0.075~0.125m/sである走行モードに分類される。これにより、計測データは、必ずいずれかの走行モードに分類される。走行モードは、1つも計測データが分類されない場合があり、また、分類される計測データの数も異なる。
頻度算出部13dは、各々の走行モードについて、分類された計測データの数と全ての計測データの数とに基づいて各々の走行モードの頻度を算出する。頻度(頻度値)は、分類された計測データの数を、全ての計測データの数で除算することで算出可能である。走行モードの数がN個ある場合には、頻度の計算はN回実行される。これにより、加速度頻度分布データが生成される。
本実施形態では、一定時間の間隔で計測しているため、計測データは時間単位で表され、単純に計測データの数で算出した頻度は、時間単位の頻度となる。摩擦エネルギーは、タイヤと路面との接触回数に対応する距離単位に基づき算出されることが好ましい。そこで、本実施形態では、データを時間単位から距離単位に変換する処理を実行している。具体的には、各々の走行モードの速度と時間に基づいてその走行モードにおける走行距離を算出し、各々の走行モードにおける走行距離が全体の走行距離に占める頻度を算出している。
もちろん、計測データを一定距離走行する度に計測している場合には、データが既に距離単位のデータであるので、計測データの数に基づき頻度を算出してもよい。
タイヤ挙動データ取得部14は、第2前後力配分を表すデータD3、車両諸元に関するデータD4、タイヤ諸元に関するデータD5、走行モードにおける前後方向及び左右方向の加速度に基づいて算出されたタイヤ挙動データD8を取得する。タイヤ挙動データD8は、タイヤにおける前後方向の力(Fx)、前後方向の速度(Vx)、左右方向の力(Fy)、左右方向の速度(Vy)、スリップ率(S)に関するデータを含む。タイヤ挙動データD8は、タイヤ挙動シミュレーションシステム3により算出される。本実施形態では、タイヤ挙動シミュレーションシステム3として、米国Mechanical Simulation社製の車両運動シミュレーションソフトウェア「CarSIM(登録商標)」を用いている。タイヤ挙動データ取得部14は、タイヤ挙動シミュレーションシステム3が算出したタイヤ挙動データD8を取得する。CarSIM(登録商標)は、入力されたデータをもとに、指定された前後方向の加速度及び左右方向の加速度が得られるように、仮想車両を走行させる。例えば、右方向に5m/sで定常走行するように設定すれば、右方向の加速度が5m/sになるように、車両が旋回を継続する。また、制動時の加速度(減速度)が5m/sであれば、車両は初速度から5m/sで減速するようにブレーキの圧力が制御される。これにより、指定された走行モード(前後方向及び左右方向の加速度)が実現できるように車両を走行させ、そのときの各四輪のタイヤ挙動データD8を得ることができる。タイヤ挙動データD8は、メモリ1bに記憶される。
車両諸元に関するデータD4は、システム1に入力されて、メモリ1bに記憶されたデータである。車両諸元に関するデータD4の具体例として、車両の全長[m]、全幅[m]、全高[m]、前軸負荷質量[kg]、後軸負荷質量[kg]、ホイールベース[m]、前輪の左右に装着されたタイヤの接地中心間距離[m]、後輪の左右に装着されたタイヤの接地中心間距離[m]、前軸と重心の間の水平方向の距離、フロントオーバーハング又はリアオーバーハング、ロール慣性モーメント、ピッチ慣性モーメント、ヨー慣性モーメント、前輪のキャンバー角、後輪のキャンバー角、前輪のトー角、後輪のトー角などが挙げられる。
タイヤ諸元に関するデータD5は、システム1に入力されて、メモリ1bに記憶されたデータである。タイヤ諸元に関するデータD5の具体例として、タイヤの質量、縦剛性、転がり半径、無負荷時の半径、転がり抵抗、μ-S特性、SA-CF特性、SA-SAT特性、緩和長などが挙げられる。
摩擦エネルギー算出部15は、計測データD6が分類された走行モードについて、タイヤ挙動データD8に基づいて摩擦エネルギーを算出する。算出された摩擦エネルギーはメモリ1bに記憶される。摩擦エネルギーは、タイヤと路面の間に作用するせん断力にすべり量を乗ずることで算出できる。摩擦エネルギーは、静止時の荷重と荷重が同一であるとして、前後方向の加速度および左右方向の加速度が発現する状態において生じる摩擦エネルギーである。摩擦エネルギーは、FEM(有限要素法)等のコンピュータシミュレーションや、実験による実測値に基づいて取得可能であり、公知であるので詳細な説明を省略する。
例えば、各々の走行モードにおける前後方向の加速度、左右方向の加速度および静止時の荷重を、既存の摩擦エネルギーシミュレーションシステムに入力すれば、摩擦エネルギーが出力される、としてもよい。摩擦エネルギーシミュレーションシステムは、例えば、タイヤモデルを路面に指定荷重(入力された静止時の荷重)をかけて接触させ、指定された条件(前後方向の加速度および左右方向の加速度)になるようにタイヤモデルを転動させ、タイヤのトレッド表面の任意の節点に生じる前後方向のせん断力、前後方向のすべり変位、左右方向のせん断力、及び左右方向のすべり変位をシミュレーションで算出する。前後方向及び左右方向のせん断力とすべり変位量から摩擦エネルギーを算出できる。
例えば、各々の走行モードにおける前後方向の加速度、左右方向の加速度および静止時の荷重を、タイヤ試験機に入力し、得られる計測結果に基づいて算出された摩擦エネルギーが出力される、としてもよい。タイヤ試験機は、例えば、タイヤを路面に指定荷重(入力された静止時の荷重)をかけて接触させ、指定された条件(前後方向の加速度および左右方向の加速度)になるように転動させる。その際に、路面の圧力センサやモータに基づいて、タイヤのトレッド表面の任意点に生じる前後方向のせん断力、前後方向のすべり変位、左右方向のせん断力、及び左右方向のすべり変位を計測する。前後方向及び左右方向のせん断力とすべり変位量から各方向の摩擦エネルギーを算出できる。
本実施形態の摩擦エネルギー算出部15は、各々の走行モードの摩擦エネルギーおよび頻度に基づいて累積した摩擦エネルギーを算出する。一例として、各走行モードの頻度に応じた重み付けを摩擦エネルギーにかけて積算することが挙げられる(例えば、特開2015-123941号公報参照)。
[タイヤに作用する力の取得方法、タイヤの摩擦エネルギーの取得方法]
タイヤに作用する力の取得方法およびタイヤの摩擦エネルギーの取得方法を、図2を用いて説明する。
まず、ステップST1において、第1前後力配分取得部10は、第1前後力配分に関するデータD1を取得する。
ステップST2において、最大摩擦係数取得部11は、タイヤの最大摩擦係数μを取得する。
ステップST3において、第2前後力配分生成部12は、第1前後力配分に関するデータD1と最大摩擦係数μに基づいて、第2前後力配分を表すデータD3を生成する。
ステップST4において、走行モードデータ取得部13は、車両の前後方向の加速度および左右方向の加速度を含む、車両の走行条件を表す走行モードを取得する。本実施形態では、単一の走行モードではなく、加速度頻度分布データを取得している。詳細にステップを説明する。
加速度センサ20は、車両走行中に、車両の前後方向、左右方向及び上下方向の3方向の加速度を複数回計測する。本実施形態では、0.1秒に1回計測している(10Hz)。
計測データ取得部13aは、車両の前後方向、左右方向及び上下方向の3方向の加速度を有する計測データを複数個取得する。
走行モード設定部13bは、加速度の3方向それぞれの方向に対して細分化した複数の区間を設定し、3方向の区間の組み合わせで構成される複数の走行モードを設定する。
データ分類部13cは、取得した複数個の計測データをそれぞれ、複数の走行モードのうちのいずれかの走行モードに分類する。
頻度算出部13dは、各々の走行モードについて、分類された計測データの数と全ての計測データ数とに基づいて各々の走行モードの頻度を算出する。これにより、加速度頻度分布データが生成される。
ステップST5において、タイヤ挙動データ取得部14は、第2前後力配分、車両諸元、タイヤ諸元、走行モードにおける前後方向及び左右方向の加速度に基づいて算出されたタイヤ挙動データD8を取得する。この処理は、走行モードの数分実行する。
ステップST6において、摩擦エネルギー算出部15は、タイヤ挙動データに基づいて、摩擦エネルギーを算出する
以上、本実施形態のように、タイヤに作用する力の取得方法は、1又は複数のプロセッサが実行する方法であって、車両諸元に基づいて理想式から得られる制動力配分又は駆動力配分のいずれかを表し、前輪の前後力が第1軸にプロットされ且つ後輪の前後力が第1軸に直交する第2軸にプロットされて表現可能な第1前後力配分に関するデータを取得し、タイヤの最大摩擦係数を取得し、第1軸及び第2軸の座標系において、第1前後力配分を表す線と最大摩擦係数を表す直線の交点と、座標系の原点とを結ぶ直線を第2前後力配分とし、第2前後力配分を表すデータを生成し、車両の前後方向の加速度および左右方向の加速度を含む、車両の走行条件を表す走行モードを取得し、第2前後力配分を表すデータ、車両諸元、タイヤ諸元、及び、走行モードにおける前後方向及び左右方向の加速度に基づいて算出されたタイヤ挙動データを取得し、タイヤ挙動データは、タイヤにおける前後方向の力、前後方向の速度、左右方向の力、左右方向の速度、及びスリップ率に関するデータを含む、としてもよい。
このように、第1前後力配分を表す線(曲線)と最大摩擦係数を表す直線の交点と、原点とを結ぶ直線を第2前後力配分とするので、理想前後力配分である第1前後力配分よりも実車の計測値に近い第2前後力配分を使用することになり、タイヤに作用する力の算出精度を向上可能となる。
特に限定されないが、本実施形態のように、車両走行中に3軸加速度センサで計測された車両の前後方向、左右方向及び上下方向の3方向の加速度を有する計測データを複数個取得し、加速度の3方向それぞれの方向に対して細分化した複数の区間を設定し、3方向の区間の組み合わせで構成される複数の走行モードを設定し、取得した複数個の計測データをそれぞれ、複数の走行モードのうちのいずれかの走行モードに分類し、各々の走行モードについて、分類された計測データの数と全ての計測データ数とに基づいて各々の走行モードの頻度を算出し、計測データが分類された走行モードについて、第2前後力配分を表すデータ、車両諸元、タイヤ諸元、及び、走行モードにおける前後方向及び左右方向の加速度に基づいて算出されたタイヤ挙動データを取得する、としてもよい。
各走行モードにおいて、力を精度良く算出可能となる。
特に限定されないが、本実施形態のように、タイヤの摩擦エネルギーの取得方法は、上記タイヤに作用する力の取得方法を含み、タイヤ挙動データに基づいて、摩擦エネルギーを算出する、としてもよい。
摩擦エネルギーを、精度良く算出可能となる。
本実施形態に係るプログラムは、上記方法を1又は複数のコンピュータに実行させるプログラムである。
これらプログラムを実行することによっても、上記方法の奏する作用効果を得ることが可能となる。
以上、本開示の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現できる。特許請求の範囲、明細書、および図面中のフローに関して、便宜上「まず」、「次に」等を用いて説明したとしても、この順で実行することが必須であることを意味するものではない。
(1)上記実施形態では、走行モードデータ取得部13は、複数の走行モードを有する加速度頻度分布データを取得しているが、これに限定されない。例えば、走行モードデータ取得部13は、単一の走行モードを取得してもよい。その場合、走行モードは、システムに入力されてもよいし、システム1内で生成してもよい。
(2)上記実施形態において前後力配分は、制動力配分であるが、これに限定されない。前後力配分は、駆動力配分であってもよい。
(3)上記実施形態において、タイヤ挙動データに基づき、摩擦エネルギーを算出しているが、これに限定されない。例えば、タイヤ挙動データに基づいて、制動距離を算出してもよい。
(4)前記実施形態では、3軸の加速度センサを用いて3方向の加速度を検出しているが、前後左右の2方向のデータがあればよい。そのために、2軸の加速度センサを用いてもよく、計測データD6が2方向の加速度を有する、としてもよい。
(5)上記実施形態では、図9に示すように、加速度頻度分布データは、加速度の3方向それぞれの方向を複数の区間に細分化(分割)し、3方向の区間(辺)の組み合わせで1つの走行モードを設定しているが、これに限定されない。例えば、前後方向と左右方向の2方向を複数の区間に細分化(分割)し、2方向の区間(辺)の組みあわせで1つの走行モードを設定してもよい。この場合、計測データは、3方向の加速度を有してもよく、2方向の加速度を有してもよい。
図1に示す各部は、所定プログラムを1又は複数のプロセッサで実行することで実現しているが、各部を専用メモリや専用回路で構成してもよい。上記実施形態のシステム1は、一つのコンピュータのプロセッサ1aにおいて各部が実装されているが、各部を分散させて、複数のコンピュータやクラウドで実装してもよい。すなわち、上記方法を1又は複数のプロセッサで実行してもよい。
システム1は、プロセッサ1aを含む。例えば、プロセッサ1aは、中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、またはコンピュータ実行可能命令の実行が可能なその他の処理ユニットとすることができる。また、システム1は、システム1のデータを格納するためのメモリ1bを含む。一例では、メモリ1bは、コンピュータ記憶媒体を含み、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたはその他のメモリ技術、CD-ROM、DVDまたはその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージまたはその他の磁気記憶デバイス、あるいは所望のデータを格納するために用いることができ、そしてシステム1がアクセスすることができる任意の他の媒体を含む。
1…システム、10…第1前後力配分取得部、11…摩擦係数取得部、12…第2前後力配分生成部、13…走行モードデータ取得部、13a…計測データ取得部、13b…走行モード設定部、13c…データ分類部、13d…頻度算出部、14…タイヤ挙動データ取得部、15…摩擦エネルギー算出部。

Claims (5)

  1. 1又は複数のプロセッサが実行する方法であって、
    車両諸元に基づいて理想式から得られる制動力配分又は駆動力配分のいずれかを表し、前輪の前後力が第1軸にプロットされ且つ後輪の前後力が前記第1軸に直交する第2軸にプロットされて表現可能な第1前後力配分に関するデータを取得し、
    タイヤの最大摩擦係数を取得し、
    前記第1軸及び前記第2軸の座標系において、前記第1前後力配分を表す線と前記最大摩擦係数を表す直線の交点と、前記座標系の原点とを結ぶ直線を第2前後力配分とし、前記第2前後力配分を表すデータを生成し、
    車両の前後方向の加速度および左右方向の加速度を含む、車両の走行条件を表す走行モードを取得し、
    前記第2前後力配分を表すデータ、前記車両諸元、タイヤ諸元、及び、前記走行モードにおける前後方向及び左右方向の加速度に基づいて算出されたタイヤ挙動データを取得し、
    前記タイヤ挙動データは、タイヤにおける前後方向の力、前後方向の速度、左右方向の力、左右方向の速度、及びスリップ率に関するデータを含む、タイヤに作用する力の取得方法。
  2. 車両走行中に3軸加速度センサで計測された車両の前後方向、左右方向及び上下方向の3方向の加速度を有する計測データを複数個取得し、
    加速度の3方向それぞれの方向に対して細分化した複数の区間を設定し、3方向の区間の組み合わせで構成される複数の走行モードを設定し、
    取得した複数個の計測データをそれぞれ、複数の走行モードのうちのいずれかの走行モードに分類し、
    各々の走行モードについて、分類された計測データの数と全ての計測データ数とに基づいて各々の走行モードの頻度を算出し、
    計測データが分類された走行モードについて、前記第2前後力配分を表すデータ、前記車両諸元、タイヤ諸元、及び、前記走行モードにおける前後方向及び左右方向の加速度に基づいて算出された前記タイヤ挙動データを取得する、請求項1に記載の方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法を含み、
    前記タイヤ挙動データに基づいて、摩擦エネルギーを算出する、タイヤの摩擦エネルギーの取得方法。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の方法を実行する1又は複数のプロセッサを備えるシステム。
  5. 請求項1~3のいずれかに記載の方法を1又は複数のプロセッサに実行させるプログラム。
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