JP2023086034A - 駆動装置 - Google Patents

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裕満 久保山
Hiromitsu Kuboyama
佳一郎 川島
Keiichiro Kawashima
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Abstract

【課題】第2のギヤとの噛み合いによって第1のギヤに偏心荷重が作用し、それにより第1のギヤが設けられたロータ軸が偏心した場合であっても、回転電機のロータとステータとが干渉しないようにできると共に、それを簡素な構造により実現する。【解決手段】ステータ6とその径方向内側に配置されたロータ7とを備えた回転電機8と、ロータ7と一体的に回転するロータ軸と、ロータ軸に設けられた第1ギヤG1と、第1ギヤG1に噛み合う第2ギヤG31とを備えた駆動装置100は、ロータ7の外周面7bがステータ6の内周面6aに接触しない範囲で、ステータ6の軸心X6に対するロータ軸の軸心X7の位置が、第1ギヤG1に対して第2ギヤG31が噛み合っている側に偏心している。【選択図】図3

Description

本発明は、ステータに対して径方向の内側にロータが配置された回転電機と、ロータと一体的に回転するロータ軸と、ロータ軸に設けられた第1ギヤと、第1ギヤに噛み合う第2ギヤとを備えた駆動装置に関する。
米国特許出願公開第2021/0083546号明細書には、ステータ(34)の径方向内側にロータ(36)が配置されたインナーロータ型の回転電機(32)を備えた車両用の駆動装置(14)が開示されている(背景技術において括弧内の符号は参照する文献のもの。)。ロータ(36)の径方向内側には、ロータ(36)と一体的に回転するようにロータ軸(42)がロータコアに連結されている。そして、ロータ軸(42)には、第1のギヤ(44)がロータ軸(42)と一体的に形成されている。この第1のギヤ(44)は、ロータ軸(42)と平行な別軸を回転軸心とする第2のギヤ(52)と噛み合っている。
米国特許出願公開第2021/0083546号明細書
上記のような構造の場合、第2のギヤとの噛み合いによって第1のギヤに偏心荷重が作用し、それにより第1のギヤが設けられたロータ軸を偏心させるおそれがある。そして、この偏心が大きいと、ロータとステータとが干渉するおそれがある。このようなロータ軸の偏心を抑制するため、例えばロータ軸の軸径を拡大すると駆動装置の大型化につながり、例えばロータ軸が筒状の場合にその肉厚を厚くすると駆動装置の重量の増大につながる。
上記に鑑みて、第2のギヤとの噛み合いによって第1のギヤに偏心荷重が作用し、それにより第1のギヤが設けられたロータ軸が偏心した場合であっても、回転電機のロータとステータとが干渉しないようにできると共に、それを簡素な構造により実現できる技術が求められる。
上記に鑑みた駆動装置は、
ステータと前記ステータに対して径方向の内側に配置されたロータとを備えた回転電機と、
前記ロータと一体的に回転するロータ軸と、
前記ロータ軸に設けられた第1ギヤと、
前記第1ギヤに噛み合う第2ギヤと、を備えた駆動装置であって、
前記ロータの外周面が前記ステータの内周面に接触しない範囲で、前記ステータの軸心に対する前記ロータ軸の軸心の位置が、前記第1ギヤに対して前記第2ギヤが噛み合っている側に偏心している。
ステータの軸心に対するロータ軸の軸心の位置が、第2ギヤとの噛み合いによって第1ギヤが荷重を受けてロータ軸が偏心する側とは反対側に予め偏心されている。そのため、第2ギヤとの噛み合いによって第1ギヤが荷重を受けてロータ軸が偏心した場合であっても、ロータの外周面が、ステータの内周面に接触することを回避し易い。また、これにより、ロータ軸の偏心を小さく抑えることを目的としてロータ軸の剛性を高くする必要性を低下させることができるため、ロータ軸の径を大きくする必要性も低下する。従って、駆動装置の径方向寸法を小さく抑え易くなる。また、ステータ及びロータを駆動装置に組み付ける際に、両者の軸心を一致させなくてもよいため、このような軸心調整の調整工数を軽減することができる。例えば、ステータとロータの隙間を治具等により調整して片側(第2ギヤからの荷重方向と反対側)に寄せて組み付けることができる。従って、ステータ及びロータを駆動装置に組み付ける作業の工数を低減することができる。このように本構成によれば、第2ギヤとの噛み合いによって第1ギヤに偏心荷重が作用し、それにより第1ギヤが設けられたロータ軸が偏心した場合であっても、回転電機のロータとステータとが干渉しないようにできると共に、それを簡素な構造により実現することができる。
駆動装置のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する例示的且つ非限定的な実施形態についての以下の記載から明確となる。
駆動装置の軸方向断面図 駆動装置のスケルトン図 駆動装置における軸方向視のギヤ配置の一例を示す図 ロータ軸の軸心とステータの軸心との関係を示す部分拡大図
以下、車両の車輪を駆動する形態を例として、駆動装置の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、駆動装置100として車両用駆動装置を例示するが、当然ながら駆動装置100による駆動対象は車両(車輪W)に限定されるものではない。図1及び図2に示すように、駆動装置100は、ステータ6とステータ6に対して径方向Rの内側に配置されたロータ7とを備えた回転電機8と、ロータ7と一体的に回転するロータ軸1と、ロータ軸1に設けられた入力ギヤG1(第1ギヤ)と、入力ギヤG1に噛み合う第1カウンタギヤG31(第2ギヤ)とを少なくとも備えている。そして、後述するように、本実施形態の駆動装置100は、ステータ6とロータ軸1(ロータ7)との配置関係に特徴を有している。
尚、本願において「駆動連結」とは、2つの回転要素が駆動力を伝達可能に連結された状態を指し、当該2つの回転要素が一体的に回転するように連結された状態、或いは当該2つの回転要素が1つ又は2つ以上の伝動部材を介して駆動力を伝達可能に連結された状態を含む。このような伝動部材としては、回転を同速で又は変速して伝達する各種の部材、例えば、軸、歯車機構、ベルト、チェーン等が含まれる。なお、伝動部材として、回転及び駆動力を選択的に伝達する係合装置、例えば、摩擦係合装置、噛み合い式係合装置等が含まれていても良い。
また、以下の説明では後述する第1軸X1に平行な方向を、駆動装置100の「軸方向L」とする。尚、同様に後述する第2軸X2、第3軸X3を含めて各軸は互いに平行な別軸であり、第1軸X1、第2軸X2、第3軸X3の何れかに平行な方向を軸方向Lとする。また、図1及び図2に示すように、軸方向Lにおける入力ギヤG1に対してロータ7が配置された側を軸方向第1側L1とし、軸方向Lにおける軸方向第1側L1とは反対側を軸方向第2側L2とする。また、ロータ7等の回転部材の回転軸心に直交する方向を、各回転軸心を基準とした「径方向R」とする。なお、どの回転軸心を基準とするかを区別する必要がない場合やどの回転軸心を基準とするかが明らかである場合には、単に「径方向R」と記す場合がある。
本実施形態の駆動装置100は、車両用駆動装置であり、入力ギヤG1と車輪Wに駆動連結される出力部材4との間を駆動連結する動力伝達機構を備えている。詳細は後述するが、出力部材4は、ドライブシャフトDSを介して車輪Wに駆動連結されている。本実施形態では、動力伝達機構として、カウンタギヤ機構3と、差動歯車機構5とを備えている。カウンタギヤ機構3は、入力ギヤG1に噛み合う第1カウンタギヤG31と、第1カウンタギヤG31と一体的に回転する第2カウンタギヤG32(第3ギヤ)と、第1カウンタギヤG31と第2カウンタギヤG32とを連結する連結軸30とを備えて構成されている。差動歯車機構5は、第2カウンタギヤG32に噛み合う差動入力ギヤG5(第4ギヤ)を備え、差動入力ギヤG5に伝達されたトルクを、それぞれ車輪Wに駆動連結される一対の出力部材4に分配する。
回転電機8は、車輪Wの駆動力源として機能する。回転電機8は、電力の供給を受けて動力を発生するモータ(電動機)としての機能と、動力の供給を受けて電力を発生するジェネレータ(発電機)としての機能とを有している。具体的には、回転電機8は、バッテリやキャパシタ等の蓄電装置(図示を省略)と電気的に接続されている。そして、回転電機8は、蓄電装置に蓄えられた電力により力行して駆動力を発生する。また、回転電機8は、車輪Wの側から伝達される駆動力により発電を行って蓄電装置を充電する。
回転電機8のステータ6は、円筒状のステータコア61を備えており、このステータコア61は、非回転部材としてのケース9に固定されている。ケース9は、ケース本体である第1ケース部91と、軸方向第1側L1から第1ケース部91に当接して第1ケース部91のカバー部材として機能する第2ケース部92と、軸方向第2側L2から第1ケース部91に当接して第1ケース部91のカバー部材として機能する第3ケース部93とを備えている。ステータコア61には、ステータコイルが巻装されている。ステータコイルは、ステータコア61に対して軸方向第1側L1及び軸方向第2側L2に突出した一対のコイルエンド部63が形成されるように、ステータコア61に巻装されている。
回転電機8のロータ7も、円筒状のロータコア71を備えている。本実施形態の回転電機8はインナーロータ型の回転電機であり、ロータ7はステータ6に対して径方向Rの内側に配置されている。また、ロータコア71は、ステータコア61に対して回転可能に支持されている。本実施形態では、回転電機8は永久磁石型の回転電機であり、ロータコア71には、永久磁石73が配置されている。
図1に示すように、ロータ7とロータ軸1とは、円筒状のロータコア71の内周面であるロータ内周面7aと、ロータ軸1の外周面である軸外周面1bとが接した状態で、互いに連結されている。ロータ7と入力ギヤG1とは、ロータ軸1において軸方向Lの異なる位置に配置されている。具体的には、本実施形態では、ロータ軸1は、軸方向Lにおける、ロータ7に連結している部分(ロータ連結部分17)と、入力ギヤG1が設けられている部分(ギヤ設置部分11)とが一体的に形成されている。ここでは、ロータ連結部分17とギヤ設置部分11とが、1つの部材(軸部材)により一体的に形成されている。そして、ロータ軸1は、一対のロータ軸受B1(支持軸受)より回転自在に支持されている。一対のロータ軸受B1は、ロータ7及び入力ギヤG1に対して軸方向Lの両側に分かれて配置されている。即ち、一対のロータ軸受B1の内、相対的に軸方向第1側L1に配置されている第1ロータ軸受B11は、ロータ7よりも軸方向第1側L1に配置されている。また、相対的に軸方向第2側L2に配置されている第2ロータ軸受B12は、ロータ7よりも軸方向第2側L2に配置されている。ロータ軸1は、第1軸X1(ロータ軸心X7)上に配置され、第1ロータ軸受B11及び第2ロータ軸受B12により、ケース9に対して回転自在に支持されている。
尚、図1に示す例では、入力ギヤG1とロータ軸1とは、1つの部材により一体的に形成されている。別の例として、入力ギヤG1とロータ軸1とが、溶接等により接合されることで一体的に形成される構成とすることもできる。このように、本実施形態では、入力ギヤG1がロータ軸1に一体的に形成されている形態を例示している。しかし、入力ギヤG1は、ロータ軸1とは別部材によって形成されて例えばスプライン係合等によってロータ軸1に連結されていてもよい。つまり、ロータ軸1は、ロータに連結しているロータ連結部分17と、入力ギヤG1が設けられているギヤ設置部分11とが軸方向Lにおいて異なる位置に配置され、且つ一体的に形成されていればよい。
カウンタギヤ機構3は、第1軸X1と平行且つ異なる軸である第2軸X2上に配置されている。上述したように、カウンタギヤ機構3は、入力ギヤG1に噛み合う第1カウンタギヤG31と、差動入力ギヤG5に噛み合う第2カウンタギヤG32と、連結軸30とを備えている。第1カウンタギヤG31及び第2カウンタギヤG32は、連結軸30を介して一体的に回転するように連結されている。図1に示す例では、第1カウンタギヤG31は、スプライン係合によって連結軸30に連結されている。本実施形態では、第2カウンタギヤG32は、第1カウンタギヤG31よりも小径であり、連結軸30と一体的に形成されている。本実施形態では、第1カウンタギヤG31に対して軸方向第2側L2に第2カウンタギヤG32が配置されている。
連結軸30は、一対のカウンタ軸受B3(第1カウンタ軸受B31及び第2カウンタ軸受B32)によりケース9に回転自在に支持されている。本実施形態では、第1カウンタ軸受B31は、第1カウンタギヤG31に対して軸方向第1側L1において連結軸30を支持し、第2カウンタ軸受B32は、第2カウンタギヤG32に対して軸方向第2側L2において連結軸を支持している。
差動歯車機構5及び出力部材4は、第1軸X1及び第2軸X2と平行且つ、これらとは異なる軸である第3軸X3上に配置されている。本実施形態の差動歯車機構5は、差動ケース50と、一対のピニオンギヤ51と、一対のサイドギヤ53とを備えている。ここでは、一対のピニオンギヤ51及び一対のサイドギヤ53は、いずれも傘歯車であり、本実施形態の差動歯車機構5は傘歯車式の差動歯車機構である。当然ながら、差動歯車機構5は、これとは別の構成、例えば遊星歯車式の差動歯車機構であってもよい。
差動ケース50は、一対のピニオンギヤ51及び一対のサイドギヤ53を収容する中空の部材である。本実施形態では、差動ケース50は、出力軸受B4(第1出力軸受B41及び第2出力軸受B42)により、ケース9に対して回転自在に支持されている。本実施形態では、第1出力軸受B41は、差動ケース50の軸方向第1側L1の端部を、径方向Rの外側から支持するように配置されている。また、第2出力軸受B42は、差動ケース50の軸方向第2側L2の端部を、径方向Rの外側から支持するように配置されている。
差動ケース50と差動入力ギヤG5とは、一体的に回転するように連結されている。一対のピニオンギヤ51は、第3軸X3を基準とした径方向Rに間隔を空けて、互いに対向するように配置されている。一対のピニオンギヤ51は、差動ケース50と一体的に回転するように差動ケース50に支持されたピニオンシャフト52に取り付けられている。一対のピニオンギヤ51のそれぞれは、ピニオンシャフト52を中心として回転(自転)可能、かつ、第3軸X3を中心として回転(公転)可能である。
一対のピニオンギヤ51には一対のサイドギヤ53が噛み合っている。一対のサイドギヤ53は、第3軸X3を回転軸心として回転するように、互いに軸方向Lに間隔を空けて、ピニオンシャフト52を挟んで対向するように配置されている。本実施形態では、それぞれのサイドギヤ53は、一対の出力部材4のそれぞれと一体的に形成されている。それぞれの出力部材4は、一対のドライブシャフトDSのそれぞれに駆動連結され、それぞれのドライブシャフトDSは一対の車輪Wにそれぞれ駆動連結されている。このように差動歯車機構5は、ロータ7から、入力ギヤG1、カウンタギヤ機構3、差動入力ギヤG5を介して伝達されたトルクを、それぞれ第1車輪W1及び第2車輪W2に駆動連結される一対の出力部材4に分配する。
回転電機8のトルクは、このように入力ギヤG1から出力部材4を経て車輪Wへと伝達されるが、ロータ7から出力されるトルクは、まず、入力ギヤG1から、これと噛み合う第1カウンタギヤG31に伝達される。この際、入力ギヤG1と第1カウンタギヤG31との噛み合いによって、入力ギヤG1に偏心荷重が作用する。そして、この偏心荷重がロータ軸1を撓ませることなどにより、ロータ軸1を偏心させるおそれがある。一般的に、回転電機8のステータ6とロータ7とは、径方向Rに予め規定された隙間を有して、ステータ6の軸心(ステータ軸心X6)とロータ7の軸心(ロータ軸心X7)とが一致するようにケース9に取り付けられる。上述したように、ロータ7及びロータ軸1(さらに入力ギヤG1)は、第1軸X1上に配置される。理想的には、ステータ6も第1軸X1上に配置される。ここで、ロータ軸1の偏心が大きくなると、例えば、当該隙間よりも偏心量が大きいと、ステータ6とロータ7とが干渉してしまうおそれがある。
1つの対策として、偏心荷重によるロータ軸1の偏心を抑制するために、ロータ軸1の剛性を高くすることが考えられる。例えば、ロータ軸1の軸径を太くすることや、図1に示すような筒状のロータ軸1の場合には、その肉厚(径方向Rにおける厚み)を厚くすることによってロータ軸1の剛性を高くすることが考えられる。しかし、軸径の拡大は、駆動装置100の大型化につながり、肉厚を厚くすることは駆動装置100の重量の増大につながる。また、そのような大型化や重量の増加は、ロータ7を回転させるためのエネルギーロスにもつながり、省エネルギー化の観点からも好ましくない。
別の観点として、ロータ軸1の偏心を許容できるように、ステータ6とロータ7との間の隙間を広げることも考えられる。しかし、この場合には、ステータコイルを流れる電流によって生じる磁界とロータ7に配置された永久磁石73の磁界との鎖交磁束が減少して、回転電機8の効率の低下につながる。
このため、入力ギヤG1に噛み合うギヤ(ここでは第1カウンタギヤG31)との噛み合いによって入力ギヤG1に偏心荷重が作用し、それにより入力ギヤG1が設けられた軸部材(ここではロータ軸1)が偏心した場合であっても、回転電機8のロータ7とステータ6とが干渉しないようにできると共に、それを簡素な構造により実現できる技術が求められる。このため、本実施形態の駆動装置100は、図3及び図4に示すように、ロータ7の外周面(ロータ外周面7b)が、ステータ6の内周面(ステータ内周面6a)に接触しない範囲で、ステータ6の軸心(ステータ軸心X6)に対するロータ軸1の軸心(ロータ軸心X7)の位置が、入力ギヤG1に対して第1カウンタギヤG31が噛み合っている側に偏心している。
尚、入力ギヤG1の周方向の全域の内、第1カウンタギヤG31と入力ギヤG1との噛み合い位置を中心とした半周分の範囲が、入力ギヤG1と第1カウンタギヤG31とが噛み合っている側である。また、入力ギヤG1の周方向の全域の内、第1カウンタギヤG31と入力ギヤG1との噛み合い位置の反対側(周方向において180度反対側)を中心とした半周分の範囲が、入力ギヤG1と第1カウンタギヤG31とが噛み合っている側とは反対側である。また、ステータ軸心X6とロータ軸心X7とを偏心させる際には、ケース9に対するステータ軸心X6の位置を変更せずにロータ軸心X7を移動させても良いし、ケース9に対するロータ軸心X7の位置を変更せずにステータ軸心X6を移動させても良い。当然ながら、ロータ軸心X7及びステータ軸心X6の双方を移動させてもよい。
このように、本実施形態では、ステータ軸心X6に対するロータ軸心X7の位置が、第1カウンタギヤG31との噛み合いによって入力ギヤG1が荷重を受けてロータ軸1が偏心する側とは反対側に予め偏心されている。そのため、第1カウンタギヤG31との噛み合いによって入力ギヤG1が荷重を受けてロータ軸1が偏心した場合であっても、ロータ外周面7bが、ステータ内周面6aに接触することを回避し易い。また、これにより、ロータ軸1の偏心を小さく抑えることを目的としてロータ軸1の剛性を高くする必要性を低下させることができるため、ロータ軸1の径を大きくする必要性も低下する。従って、駆動装置100の径方向寸法を小さく抑え易くなる。
また、ステータ6及びロータ7を駆動装置100のケース9に組み付ける際に、両者の軸心を一致させなくてもよいため、このような軸心調整の調整工数を軽減することができる。例えば、ステータ6とロータ7の隙間を治具等により調整して片側(第1カウンタギヤG31からの荷重方向と反対側)に寄せて組み付けることができる。従って、ステータ6及びロータ7をケース9に組み付ける作業の工数を低減することができる。また、ロータ軸1の偏心を許容できるように、ステータ6とロータ7との間の隙間を広げる必要性も低下するので、鎖交磁束の減少による回転電機8の効率の低下も抑制される。
上述したように、ロータ軸1は、ロータ連結部分17とギヤ設置部分11とが軸方向Lにおいて異なる位置に設けられて、これらが一体的に形成された軸部材である。そして、ロータ軸1をケース9に対して回転自在に支持する一対のロータ軸受B1は、ロータ7及び入力ギヤG1に対して軸方向Lの両側に分かれて配置されている。このように、ロータ軸1が、一対のロータ軸受B1により、離れた位置で支持されていると、第1カウンタギヤG31(第2ギヤ)との噛み合いによって入力ギヤG1(第1ギヤ)が荷重を受けた場合にロータ軸1に曲げ応力が生じ易く、ロータ軸1が偏心し易い。ロータ軸1がこのように支持されている駆動装置100において、上記のように、ステータ軸心X6に対してロータ軸心X7の位置が偏心していると、ロータ7とステータ6との干渉を適切に抑制することができる。
尚、上述したように、入力ギヤG1は、ロータ軸1とは別部材によって形成されてロータ軸1に例えばスプライン係合等によって連結されていてもよい。ロータ軸1が、ロータ連結部分17とギヤ設置部分11とが軸方向Lにおいて異なる位置に配置され、且つ一体的に形成されていれば、ロータ軸1と同一部材に入力ギヤG1が形成されている場合と同様に、第1カウンタギヤG31との噛み合いによって入力ギヤG1が荷重を受けた場合にロータ軸1に曲げ応力が生じ易く、ロータ軸1が偏心し易い。従って、ロータ軸1とは別部材により入力ギヤG1が形成されていても、ステータ軸心X6に対してロータ軸心X7が偏心していると好適である。
尚、ロータ軸1の構造は、このようにロータ連結部分17と、ギヤ設置部分11とが軸方向Lにおいて異なる位置に配置され、且つ一体的に形成されている形態に限定されるものでもない。例えば、ロータ連結部分17が形成された第1部材と、ギヤ設置部分11が形成された第2部材とが、別部材により形成され、これらが例えばスプライン係合等によって連結されてロータ軸1が構成される形態を妨げるものではない。この構成では、第1カウンタギヤG31との噛み合いによって入力ギヤG1が荷重を受けた場合、連結箇所の剛性によっては、ロータ連結部分17とギヤ設置部分11とが一体形成されている場合よりもさらに当該荷重によってロータ軸1が偏心するおそれもある。従って、このように第1部材と第2部材とが連結されてロータ軸1が構成される場合においても、ステータ軸心X6に対してロータ軸心X7が偏心していることを妨げるものではない。尚、ロータ連結部分17が形成された第1部材と、ギヤ設置部分11が形成された第2部材とが、別部材により形成され、これらが溶接によって接合されているような形態は、ロータ連結部分17とギヤ設置部分11とが、1つの部材(軸部材)により一体的に形成されている形態に含む。
また、ステータ軸心X6に対するロータ軸心X7の偏心量は、ロータ軸1に作用し得る最大のトルクがロータ軸1に作用している状態で入力ギヤG1が第1カウンタギヤG31との噛み合いによって受ける荷重により生じる、ロータ軸心X7の撓み量に応じた値以下に設定されている。回転電機8が最大トルクを出力している状態では、入力ギヤG1や第1カウンタギヤG31に掛かる荷重も大きくなる。このように偏心量が設定されることで、回転電機8が最大トルクを出力している状態でも、ロータ7とステータ6とが干渉することを回避し易い。上記の「ロータ軸1に作用し得る最大のトルク」は、例えば、回転電機8が最大トルクを出力している状態でロータ軸1に作用するトルクとすることができる。尚、回転電機8が最大トルクを出力している状態よりも大きなトルクがロータ軸1に作用し得る場合(例えば、出力部材4(車輪W)の側からロータ軸1に大きなトルクが伝達され得る場合)には、「ロータ軸1に作用し得る最大のトルク」を、そのような場合を考慮したトルクとしてもよい。
ところで、上述したように、回転電機8は、電力の供給を受けて動力を発生するモータ(電動機)としての機能と、動力の供給を受けて電力を発生するジェネレータ(発電機)としての機能とを有している。そして、回転電機8は、蓄電装置に蓄えられた電力により力行して駆動力を発生すると共に、車輪Wの側から伝達される駆動力により発電を行って蓄電装置を充電する。そして、回転電機8が力行する場合と、回生する場合とでは、後述するようにロータ軸1に掛かる荷重の方向が異なる場合がある。
ここで、回転電機8(ロータ7)の回転方向における一方側を回転方向第1側C1とし、回転方向における他方側を回転方向第2側C2とする。そして、回転電機8が回転方向第1側C1に最大トルクを出力している状態で第1カウンタギヤG31から入力ギヤG1が受ける荷重のベクトルを第1荷重ベクトルV1とする。また、回転電機8が回転方向第2側C2に最大トルクを出力している状態で第1カウンタギヤG31から入力ギヤG1が受ける荷重のベクトルを第2荷重ベクトルV2とする。例えば、回転方向第1側C1にトルク出力している状態は、正回転力行と負回転回生に対応させることができる。また、回転方向第2側にトルク出力している状態は、負回転力行と正回転回生に対応させることができる。
図3及び図4に示すように、第1荷重ベクトルV1と第2荷重ベクトルV2とは少なくとも方向が異なるベクトルである。従って、第1荷重ベクトルV1に基づいてロータ軸心X7を偏心させると、第2荷重ベクトルV2によりロータ軸1が撓んだ場合に適切な方向へロータ軸心X7を偏心させておくことができないおそれがある。同様に、第2荷重ベクトルV2に基づいてロータ軸心X7を偏心させると、第1荷重ベクトルV1によりロータ軸1が撓んだ場合に適切な方向へロータ軸心X7を偏心させておくことができないおそれがある。このため、本実施形態では、第1荷重ベクトルV1と第2荷重ベクトルV2との合成ベクトルV3に基づいてロータ軸心X7を偏心させている。具体的には、ステータ軸心X6に対するロータ軸心X7の位置は、第1荷重ベクトルV1と第2荷重ベクトルV2との合成ベクトルV3の方向と反対方向に偏心している。
上述したように、回転電機8は、電動機として動作する場合(力行)と、発電機として動作する場合(回生)とを取り得る。そして、力行と回生とによって第1カウンタギヤG31からの荷重が掛かる方向が異なる場合がある。また、力行時(或いは回生時)であっても、回転電機8の回転方向が異なると、第1カウンタギヤG31から入力ギヤG1に作用する荷重の方向が異なる場合がある。合成ベクトルV3に基づけば、回転電機8が回転方向第1側C1にトルクを出力する場合と回転方向第2側C2にトルクを出力する場合との双方において、ロータ7とステータ6とが干渉することを回避し易い。
尚、駆動装置100の使用形態等によっては、第1荷重ベクトルV1と第2荷重ベクトルV2との出現頻度に差があったり、第1荷重ベクトルV1と第2荷重ベクトルV2との絶対値に差があったりする場合がある。このような場合には、第1荷重ベクトルV1と第2荷重ベクトルV2との合成ベクトルV3の方向と反対方向にロータ軸心X7を偏心させるのではなく、第1荷重ベクトルV1及び第2荷重ベクトルV2の何れか一方の方向と反対方向にロータ軸心X7を偏心させてもよい。また、第1荷重ベクトルV1の大きさ、及び第2荷重ベクトルV2の大きさにそれぞれ係数を乗じて、合成ベクトルV3を求め、当該合成ベクトルV3の方向の反対方向にロータ軸心X7を偏心させてもよい。
また、第1荷重ベクトルV1や第2荷重ベクトルV2に拘わらず、幾何学的にロータ軸心X7を偏心させることを妨げるものでもない。例えば、入力ギヤG1のピッチ点を結んだ円であるピッチ円(基準円)と、第1カウンタギヤG31のピッチ円との接点における入力ギヤG1のピッチ円の接線に直交する方向に沿って第1カウンタギヤG31の方向へロータ軸心X7を偏心させてもよい。
〔その他の実施形態〕
以下、その他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記においては、駆動装置100が車両用駆動装置である場合を例示して説明した。このため、駆動装置100がカウンタギヤ機構3や差動歯車機構5を備えている形態を例示した。駆動装置100が車両用駆動装置の場合、駆動装置100が伝達するトルクも比較的大きなトルクとなる。そして、トルクが大きいと、第2のギヤ(例えば第1カウンタギヤG31)との噛み合いによって第1のギヤ(例えば入力ギヤG1)に作用する偏心荷重も大きくなり、ロータ軸1も偏心し易くなる。車両用駆動装置として、本実施形態のような駆動装置100を適用することで、適切に車両用駆動装置を構成することができる。
しかし、車両用駆動装置のような大きなトルクでなくても、駆動装置100が、ロータ7と一体的に回転するロータ軸1に設けられた第1のギヤ(例えば入力ギヤG1)と、これに噛み合う第2のギヤ(例えば第1カウンタギヤG31)を備えていれば、第1のギヤは第2のギヤとの噛み合いによる反力を受け、ロータ軸1に偏心荷重が作用する。従って、駆動装置100は、カウンタギヤ機構3や差動歯車機構5を備えていなくてもよい。駆動装置100は、ステータ6とステータ6に対して径方向Rの内側に配置されたロータ7とを備えた回転電機8と、ロータ7と一体的に回転するロータ軸1と、ロータ軸1に設けられた第1のギヤ(例えば入力ギヤG1)と、第1のギヤに噛み合う第2のギヤ(例えば第1カウンタギヤ)とを備えていればよい。そして、駆動装置100の駆動対象も車両(車輪W)に限定されるものではなく、工作機械や、ポンプ、エアーコンディショナーのコンプレッサー等であってもよい。
(2)上記においては、ロータ軸1に作用し得る最大のトルクがロータ軸1に作用している状態で入力ギヤG1が第1カウンタギヤG31との噛み合いによって受ける荷重により生じる、ロータ軸心X7の撓み量に応じてステータ軸心X6に対するロータ軸心X7の偏心量が設定される形態を例示した。しかし、ステータ6とロータ7との径方向Rにおける隙間に応じて移動可能な量が偏心量として設定されてもよい。
1:ロータ軸4:出力部材5:差動歯車機構6:ステータ6a:ステータ内周面(ステータの内周面)7:ロータ7b:ロータ外周面(ロータの外周面)8:回転電機11:ギヤ設置部分(第1ギヤが設けられている部分)17:ロータ連結部分(ロータに連結している部分)30:連結軸100:駆動装置B1:ロータ軸受(支持軸受)C1:回転方向第1側C2:回転方向第2側G1:入力ギヤ(第1ギヤ)G31:第1カウンタギヤ(第2ギヤ)G32:第2カウンタギヤ(第3ギヤ)G5:差動入力ギヤ(第4ギヤ)L:軸方向R:径方向V1:第1荷重ベクトルV2:第2荷重ベクトルV3:合成ベクトルW:車輪X6:ステータ軸心(ステータの軸心)X7:ロータ軸心(ロータ軸の軸心)

Claims (5)

  1. ステータと前記ステータに対して径方向の内側に配置されたロータとを備えた回転電機と、
    前記ロータと一体的に回転するロータ軸と、
    前記ロータ軸に設けられた第1ギヤと、
    前記第1ギヤに噛み合う第2ギヤと、を備えた駆動装置であって、
    前記ロータの外周面が前記ステータの内周面に接触しない範囲で、前記ステータの軸心に対する前記ロータ軸の軸心の位置が、前記第1ギヤに対して前記第2ギヤが噛み合っている側に偏心している、駆動装置。
  2. 前記ロータ軸を回転自在に支持する一対の支持軸受をさらに備え、
    前記ロータ軸は、軸方向における、前記ロータに連結している部分と、前記第1ギヤが設けられている部分とが一体的に形成され、
    前記一対の支持軸受は、前記ロータ及び前記第1ギヤに対して前記軸方向の両側に分かれて配置されている、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記ステータの軸心に対する前記ロータ軸の軸心の偏心量が、前記ロータ軸に作用し得る最大のトルクが前記ロータ軸に作用している状態で前記第1ギヤが前記第2ギヤとの噛み合いによって受ける荷重により生じる、前記ロータ軸の軸心の撓み量に応じた値以下に設定されている、請求項1又は2に記載の駆動装置。
  4. 前記回転電機の回転方向における一方側を回転方向第1側とし、前記回転方向における他方側を回転方向第2側とし、
    前記回転電機が前記回転方向第1側に最大トルクを出力している状態で前記第2ギヤから前記第1ギヤが受ける荷重のベクトルを第1荷重ベクトルとし、前記回転電機が前記回転方向第2側に最大トルクを出力している状態で前記第2ギヤから前記第1ギヤが受ける荷重のベクトルを第2荷重ベクトルとして、
    前記ステータの軸心に対する前記ロータ軸の軸心の位置が、前記第1荷重ベクトルと前記第2荷重ベクトルとの合成ベクトルの方向と反対方向に偏心している、請求項1から3の何れか一項に記載の駆動装置。
  5. 前記第2ギヤと一体的に回転する第3ギヤと、
    前記第2ギヤと前記第3ギヤとを連結する連結軸と、
    前記第3ギヤに噛み合う第4ギヤを備え、前記第4ギヤに伝達されたトルクを、それぞれ車輪に駆動連結される一対の出力部材に分配する差動歯車機構と、備える、請求項1から4の何れか一項に記載の駆動装置。
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