JP2023085882A - 管理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 デバイスの状態を処理装置で的確に把握することを可能とする。【解決手段】 実施形態の管理装置は、複数の処理装置のそれぞれが1つのデバイスを利用して予め定められた処理を行う処理システムを管理するものであって、付与手段及び通知手段を備える。付与手段は、複数の処理装置のいずれかにデバイスを利用するための排他権を付与する。通知手段は、デバイスの状態が予め定められた要通知状態となったことを複数の処理手段の全てに通知する。【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、管理装置及び情報処理プログラムに関する。
タブレット端末をPOS(point-of-sale)端末として用いて構成されたPOSシステムは既に知られている。そして、例えばプリンタなどの種々の周辺デバイスを複数のタブレット端末で共用するに当たり、複数のタブレット端末に対して管理装置により周辺デバイスの排他権を付与する方式により、システム構成の柔軟性を高めることも考えられている。
なお、複数の処理装置が別のデバイスを利用した処理を行うのであれば、POSシステム以外の処理システムにおいても同様な構成を採用することが可能である。
このような処理システムにおいては、処理装置からは、排他権を獲得してデバイスにアクセスしてみない限りは、デバイスの状態を確認することができない。このため、デバイスに生じている異常などに関しては、処理装置では、このデバイスの排他権を獲得してから初めて認識することが可能であった。このため、デバイスの異常などに速やかに対処することが困難であった。
このような事情から、デバイスの状態を処理装置で的確に把握できることが望まれていた。
特開2014-147045号公報
本発明が解決しようとする課題は、デバイスの状態を処理装置で的確に把握することを可能とする管理装置及び情報処理プログラムを提供することである。
実施形態の管理装置は、複数の処理装置のそれぞれが1つのデバイスを利用して予め定められた処理を行う処理システムを管理するものであって、付与手段及び通知手段を備える。付与手段は、複数の処理装置のいずれかにデバイスを利用するための排他権を付与する。通知手段は、デバイスの状態が予め定められた要通知状態となったことを複数の処理手段の全てに通知する。
一実施形態に係るPOSシステムの概略構成を表すブロック図。 図1中の管理装置の要部回路構成を表すブロック図。 図2中の設定テーブルの内容の一例を模式的に表す図。 図2中の管理テーブルの内容の一例を模式的に表す図。 図2中のプロセッサによる利用管理処理のフローチャート。 図2中のプロセッサによるデバイス管理処理のフローチャート。
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態では、管理装置を用いて構成されるPOSシステムを例に説明する。
図1は本実施形態に係るPOSシステム100の概略構成を表すブロック図である。
POSシステム100は、タブレット端末1-1,1-2、ハンディリーダ2-1,2-2、釣銭機3-1,3-2、プリンタ4-1,4-2、一括タグリーダ5、決済端末6及び管理装置7を含む。
POSシステム100は、商品を識別するための商品コードなどを含んだタグデータを記憶した無線タグが個々に取り付けられた衣料品などの商品を陳列販売する店舗に適用するべく構成した例である。POSシステム100は、第1のチェックアウトコーナー及び第2のチェックアウトコーナーの2つのチェックアウトコーナーを設置した店舗に適応するべく構成した例である。タブレット端末1-1、ハンディリーダ2-1、釣銭機3-1及びプリンタ4-1は、第1のチェックアウトコーナーで利用される。タブレット端末1-2、ハンディリーダ2-2、釣銭機3-2及びプリンタ4-2は、第2のチェックアウトコーナーで利用される。一括タグリーダ5及び決済端末6は、第1のチェックアウトコーナー及び第2のチェックアウトコーナーで共用される。なお、タブレット端末1-1,1-2、ハンディリーダ2-1,2-2、釣銭機3-1,3-2、プリンタ4-1,4-2は、以下の説明において第1のチェックアウトコーナー及び第2のチェックアウトコーナーのいずれで利用されるかを区別する必要がない場合には、タブレット端末1、ハンディリーダ2、釣銭機3及びプリンタ4と記すこととする。
タブレット端末1は、タブレット型の情報処理装置である。タブレット端末1のハードウェアとしては、任意のアプリケーションプログラムをインストールして実行可能な既製のタブレット型コンピュータ装置などを用いることができる。タブレット端末1は、インストールされたPOS処理用のアプリケーションプログラムに従って、取引対象の商品の登録処理及び登録された商品の決済額の算出などといった取引処理のための情報処理を、ハンディリーダ2、釣銭機3、プリンタ4、一括タグリーダ5及び決済端末6を適宜に利用しつつ実行する。つまりタブレット端末1が周知のPOS端末の主体となる処理装置に相当し、ハンディリーダ2、釣銭機3、プリンタ4、一括タグリーダ5及び決済端末6が周知のPOS端末に備えられる周辺デバイスに相当する。
なお、3つ以上のチェックアウトコーナーを設置した店舗に適応するべく、タブレット端末1、ハンディリーダ2、釣銭機3及びプリンタ4をそれぞれ3つ以上設けても構わない。3つ以上のチェックアウトコーナーを設置した店舗に適応するべくPOSシステム100を構成する場合は、例えば一括タグリーダ5などの任意の周辺デバイスが、3つ以上の任意の数のチェックアウトコーナーで共用されてもよい。また、例えばプリンタ4-1,4-2に代えて第1のチェックアウトコーナー及び第2のチェックアウトコーナーで共用される1台のプリンタを設けるなど、任意の周辺デバイスが複数のチェックアウトコーナーで共用されてもよい。また、例えば決済端末6に代えて、複数のチェックアウトコーナーのそれぞれで専用される複数の決済端末が設けられてもよい。また、ハンディリーダ2、釣銭機3、プリンタ4、一括タグリーダ5、決済端末6の一部が設けられなくてもよいし、それら周辺デバイスとは別の任意の周辺デバイスが設けられてもよいし、それらの周辺デバイスの一部が設けられなくてもよい。また複数のチェックアウトコーナーのそれぞれで利用される周辺デバイスの組合せは、全てのチェックアウトコーナーで同一である必要はない。
ハンディリーダ2は、チェックアウトコーナーを担当する店員などの操作者により手持ちで操作され、商品に取り付けられた無線タグが記憶しているタグデータを読み取る。
釣銭機3は、硬貨投入口から投入された硬貨を、その金額を計数しつつ、内部の収納庫に収容する。釣銭機3は、収納庫に収容している硬貨を、硬貨排出口を介して硬貨トレイへと排出する。釣銭機3は、紙幣投入口から投入された紙幣を、その金額を計数しつつ、内部の収納庫に収容する。釣銭機3は、収納庫に収容している紙幣を紙幣排出口から排出する。
プリンタ4は、レシート用紙に対して各種の画像をプリントして、レシート及び領収証などの各種の証票を発行する。
一括タグリーダ5は、予め定められた読取空間内に位置している無線タグが記憶しているタグデータを読み取る。一括タグリーダ5は、読取空間内に複数の無線タグが位置しているならば、それら複数の無線タグのそれぞれからタグデータを読み取ることができる。
決済端末6は、例えばクレジットカード決済、電子マネー決済、デビットカード決済、あるいはバーコード決済などのオンラインの決済サービスを利用しての決済のための処理を行う。
管理装置7には、タブレット端末1、ハンディリーダ2、釣銭機3、プリンタ4、一括タグリーダ5及び決済端末6のそれぞれとデータ通信可能とされる。当該のデータ通信は、例えば有線LAN又はUSB(universal serial bus)などを用いた有線通信により実現されてもよいし、無線LAN(local area network)又はBluetooth(登録商標)などを用いた無線通信により実現されてもよい。管理装置7は、タブレット端末1が周辺デバイスを利用するための後述する管理処理を実行する情報処理装置である。
図2は管理装置7の要部回路構成を表すブロック図である。
管理装置7は、プロセッサ71、メインメモリ72、補助記憶ユニット73、通信ユニット74及び伝送路75を含む。管理装置7のハードウェアとしては、例えば任意のアプリケーションプログラムをインストールして実行可能な汎用のコンピュータ装置を用いることができる。
プロセッサ71、メインメモリ72及び補助記憶ユニット73が伝送路75で接続されて、任意の情報処理を実行可能なコンピュータが構成される。
プロセッサ71は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ71は、メインメモリ72及び補助記憶ユニット73に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムなどの情報処理プログラムに基づく情報処理を実行する。
メインメモリ72は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ72は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ72は、不揮発性のメモリ領域では上記の情報処理プログラムを記憶する。またメインメモリ72は、プロセッサ71が各種の情報処理を実行する上で必要なデータを不揮発性または揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ72は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ71によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。
補助記憶ユニット73は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット73は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disc drive)、SSD(solid state drive)等の周知の記憶デバイスを備える。補助記憶ユニット73は、プロセッサ71が各種の情報処理を行う上で使用するデータや、プロセッサ71での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット73は、上記の情報処理プログラムを記憶する場合もある。本実施形態では、補助記憶ユニット73は、情報処理プログラムの1つである管理プログラムPRAを記憶する。管理プログラムPRAは、タブレット端末1による周辺デバイスの利用を管理するための情報処理である管理処理の手順を記述したアプリケーションプログラムである。補助記憶ユニット73の記憶領域の一部は、設定テーブルTAA及び管理テーブルTABとして用いられる。
図3は設定テーブルTAAの内容の一例を模式的に表す図である。
設定テーブルTAAは、周辺デバイスのそれぞれがどのタブレット端末1により利用可能であるかの設定を表したデータテーブルである。
設定テーブルTAAは、POSシステム100の構築時などに、作業者などの操作に応じて例えば別の情報処理装置にてPOSシステム100の構成に応じたものとして作成されて、補助記憶ユニット73に書き込まれる。そして図3の例は、図1に示す構成に適応して作成された設定テーブルTAAの内容を表す。
デバイスコード「00-01」「00-02」はタブレット端末1-1,1-2を識別するための識別子を表す。デバイスコード「01-01」「01-02」はハンディリーダ2-1,2-2を識別するための識別子を表す。デバイスコード「02-01」「02-02」は釣銭機3-1,3-2を識別するための識別子を表す。デバイスコード「03-01」「03-02」はプリンタ4-1,4-2を識別するための識別子を表す。デバイスコード「04-01」は一括タグリーダ5を識別するための識別子を表す。デバイスコード「05-01」は決済端末6を識別するための識別子を表す。そして例えば、デバイスコード「00-01」とデバイスコード「01-01」との組合せに関連付けられた「1」は、ハンディリーダ2-1をタブレット端末1-1により利用可能であることを表す。また例えば、デバイスコード「00-02」とデバイスコード「01-01」との組合せに関連付けられた「0」は、ハンディリーダ2-1をタブレット端末1-2により利用不可であることを表す。ただし、「00-01」のようなデバイスコードは簡易的に表したものであって、実際には、例えばMACアドレスなどが用いられてよい。
なお、設定テーブルTAAは、POSシステム100の運用変更時又は構成変更時には作業者などの操作に応じて更新される。例えば、ハンディリーダ2-1,2-2のいずれも、第1のチェックアウトコーナー及び第2のチェックアウトコーナーのいずれで使用されても構わないと運用を変更するのであれば、デバイスコード「00-02」とデバイスコード「01-01」との組合せに関連付けられた「0」を「1」に、かつデバイスコード「00-01」とデバイスコード「01-02」との組合せに関連付けられた「0」を「1」に、それぞれ書き換えればよい。例えば、決済端末6を第1のチェックアウトコーナーの専用とし、第2のチェックアウトコーナーは現金決済のみ対応のチェックアウトコーナーとするように運用を変更するのであれば、デバイスコード「00-02」とデバイスコード「05-01」との組合せに関連付けられた「1」を「0」に書き換えればよい。またデバイスコードが「04-02」とされた新たな一括タグリーダ5を追加して設けて、当該一括タグリーダ5を第2のチェックアウトレーンの専用とし、デバイスコードが「04-01」とされた既設の一括タグリーダ5を第1のチェックアウトレーンの専用とするように構成を変更するのであれば、デバイスコード「00-02」とデバイスコード「04-01」との組合せに関連付けられた「1」を「0」に書き換えるとともに、デバイスコード「00-01」とデバイスコード「04-02」との組合せに「0」を関連付けて、かつデバイスコード「00-02」とデバイスコード「04-02」との組合せに「1」を関連付けてそれぞれ表すように設定テーブルTAAを更新すればよい。
図4は管理テーブルTABの内容の一例を模式的に表す図である。
管理テーブルTABは、周辺デバイスのそれぞれに関する排他権がどのタブレット端末1に付与されているかを管理するためのデータテーブルである。
図4の例は、デバイスコード「01-01」で識別される周辺デバイス、すなわちハンディリーダ2-1の排他権が、デバイスコード「00-01」で識別されるタブレット端末1、すなわちタブレット端末1-1に対して付与されている状態を表す。図4の例は、デバイスコード「04-01」で識別される周辺デバイス、すなわち一括タグリーダ5の排他権が、デバイスコード「00-02」で識別されるタブレット端末1、すなわちタブレット端末1-2に対して付与されている状態を表す。図4の例は、その他の周辺デバイスの排他権はどのタブレット端末1にも付与されていない状態を表す。
次に以上のように構成されたPOSシステム100の動作について、管理装置7による管理処理を中心として説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、一部の処理の順序の変更、一部の処理の省略、あるいは別の処理の追加などは適宜に可能である。
管理装置7にてプロセッサ71は、POSシステム100により取引処理を実行するべきときには、管理プログラムPRAに従った管理処理の一部としての利用管理処理を実行する。利用管理処理は、タブレット端末1により周辺デバイスを利用可能とするための管理処理である。
図5はプロセッサ71による利用管理処理のフローチャートである。
ACT11としてプロセッサ71は、付与要求がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ71は、該当の事象を確認できないならばNOと判定し、ACT12へと進む。
ACT12としてプロセッサ71は、解除要求がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ71は、該当の事象を確認できないならばNOと判定し、ACT11へと戻る。
かくしてプロセッサ71はACT11及びACT12としては、付与要求又は解除要求を待ち受ける。
タブレット端末1は、取引の処理を実行するに当たって周辺デバイスを利用する必要が生じると、該当の周辺デバイスに関する排他権の付与を管理装置7に要求する。例えばタブレット端末1は、ハンディリーダ2を用いた取引登録を開始すべき状況となると、ハンディリーダ2に関する排他権の付与を管理装置7に要求するための予め定められた要求データを管理装置7に送信する。この要求データが通信ユニット74により受信されると、プロセッサ71はACT11にてYESと判定し、ACT13へと進む。
ACT13としてプロセッサ71は、利用が要求された周辺デバイスのうちで要求元のタブレット端末1により利用することが許容される周辺デバイスを対応デバイスとして判定する。プロセッサ71は、例えばタブレット端末1-2からハンディリーダ2に関する排他権の付与が要求されたならば、設定テーブルTAAに基づいてデバイスコード「01-02」で識別されるハンディリーダ2-2を対応デバイスとして判定する。
ACT14としてプロセッサ71は、対応デバイスが空き状態であるか否かを確認する。プロセッサ71は、例えば対応デバイスのデバイスコードに関連付けて管理テーブルTABにデバイスコードが記述されていないことを確認できたならばYESと判定し、ACT15へと進む。
ACT15としてプロセッサ71は、対応デバイスの排他権を付与する旨を要求元のタブレット端末1に通知する。なお、前述の付与要求及びここでの通知は、例えばHTTP(hypertext transfer protocol)により行われる。つまりプロセッサ71は、ここでの通知は例えば、付与要求に対する応答として行う。
付与する旨の通知を受けるとタブレット端末1は、該当の周辺デバイスにアクセスして、当該周辺デバイスの機能を利用することが可能となる。例えばタブレット端末1-2は、ハンディリーダ2-2に関する排他権が付与されたならば、ハンディリーダ2-2で読み取られたタグデータをハンディリーダ2-2から取得して、当該タグデータに含まれた商品コードを取引対象の商品の商品コードとして登録する処理を行うことができる。
タブレット端末1は、取引の代金を現金決済する必要が生じたならば、管理装置7から釣銭機3の排他権の付与を受けた上で、釣銭機3の機能を利用する。タブレット端末1は、レシートなどをプリントする必要が生じたならば、管理装置7からプリンタ4の排他権の付与を受けた上で、プリンタ4の機能を利用する。タブレット端末1は、例えばカゴなどに入れられた複数の商品のタグデータを一括で読み取る必要が生じたならば、管理装置7から一括タグリーダ5の排他権の付与を受けた上で、一括タグリーダ5の機能を利用する。タブレット端末1は、取引の代金をオンラインの決済サービスを利用して決済する必要が生じたならば、管理装置7から決済端末6の排他権の付与を受けた上で、決済端末6の機能を利用する。
ACT16にてプロセッサ71は、今回の排他権付与を反映するように管理テーブルTABを更新する。プロセッサ71は例えば、対応デバイスのデバイスコードに関連付けて、対応デバイスの排他権の付与先のタブレット端末1のデバイスコードを表すように管理テーブルTABを更新する。
そしてプロセッサ71はこののち、ACT11及びACT12の待受状態に戻る。
一方、プロセッサ71は、対応デバイスのデバイスコードに関連付けて管理テーブルTABに既にデバイスコードが記述されていることを確認したならば、ACT14にてNOと判定し、ACT17へと進む。プロセッサ71は例えば、管理テーブルTABが図4に表す状態にあるときに、タブレット端末1-1から一括タグリーダ5の排他権の付与が要求された場合は、管理テーブルTABには対象デバイスである一括タグリーダ5のデバイスコード「04-01」に関連付けて既にデバイスコードが記述されているから、ACT14にてNOと判定する。
ACT17としてプロセッサ71は、付与要求を拒否する旨を要求元のタブレット端末1に通知する。そしてプロセッサ71はこののち、ACT11及びACT12の待受状態に戻る。このようにプロセッサ71は、タブレット端末1-1,1-2により共用される周辺デバイスについては、タブレット端末1-1,1-2の双方に同時には排他権を付与しない。
さて、周辺デバイスの排他権の付与を受けているタブレット端末1は、該当の周辺デバイスを利用した処理が完了したならば、排他権の解除を管理装置7に要求するための予め定められた要求データを管理装置7に送信する。この要求データが通信ユニット74により受信されると、プロセッサ71はACT12にてYESと判定し、ACT18へと進む。
ACT18としてプロセッサ71は、要求元のタブレット端末1に対して排他権の解除を通知する。
ACT19としてプロセッサ71は、今回の排他権解除を反映するように管理テーブルTABを更新する。プロセッサ71は例えば、要求元のタブレット端末1のデバイスコードを管理テーブルTABから削除する。
そしてプロセッサ71はこののち、ACT11及びACT12の待受状態に戻る。
以上のようにプロセッサ71による利用管理処理により、タブレット端末1は管理装置7の管理の下に周辺デバイスを利用して取引処理を実行することができる。
一方でプロセッサ71は、予め定められたチェックタイミングとなる毎に、管理プログラムPRAに従った管理処理の一部としてのデバイス管理処理を開始する。デバイス管理処理は、タブレット端末1により周辺デバイスを利用可能とするための処理である。チェックタイミングは、例えば一定の時間間隔毎のタイミングとして定められる。チェックタイミングをどのようなタイミングとするかは、例えば管理装置7の設計者又は管理者などによって任意に定められてよい。なおプロセッサ71は、このデバイス管理処理は、例えば利用管理処理とは別スレッドの処理として実行する。
図6はプロセッサ71によるデバイス管理処理のフローチャートである。
ACT21としてプロセッサ71は、POSシステム100に含まれる全ての周辺デバイスのうちの1つを対象デバイスとして選択する。ただしPOSシステム100に含まれる全ての周辺デバイスのうちから予め監視対象に定められた一部の周辺デバイスの中から対象デバイスを選択するのでもよい。
ACT22としてプロセッサ71は、対象デバイスの装置状態を確認する。ここで確認する装置状態は、例えばエラーの発生の有無などである。どのような装置状態を確認の対象とするかは、例えば管理装置7の設計者などによって任意に定められてよい。また対象デバイスの種類に応じて、確認の対象とする装置状態が異なってもよい。
ACT23としてプロセッサ71は、ACT22にて確認した装置状態に関して、予め定められた通知条件が成立するか否かを確認する。この通知条件は、例えば「エラーが発生している」などとして定めることが想定される。どのような通知条件とするかは、例えば管理装置7の設計者などによって任意に定められてよい。また対象デバイスの種類に応じて、それぞれ個別の通知条件が定められてもよい。例えば、対象デバイスがプリンタ4である場合、プリント用紙切れが生じていることが、通知条件の1つとして想定される。そしてプロセッサ71は、通知条件が成立することを確認したならばYESと判定し、ACT24へと進む。
ACT24としてプロセッサ71は、対象デバイスの排他権を付与中であるか否かを確認する。プロセッサ71は、例えば対象デバイスのデバイスコードに関連付けて管理テーブルTABにタブレット端末1のデバイスコードが記述されていることを確認できたならばYESと判定し、ACT25へと進む。
ACT25としてプロセッサ71は、対象デバイスの排他権が付与されているタブレット端末1に対して、対象デバイスに関して通知条件が成立したことを通知する。つまりプロセッサ71は、例えばタブレット端末1-1がプリンタ4-1の排他権の付与を受けている状態においてプリンタ4-1でのプリント用紙切れの発生を確認したならば、その旨をタブレット端末1-1に対して通知する。
一方、プロセッサ71は、例えば対象デバイスのデバイスコードに関連付けて管理テーブルTABにデバイスコードが記述されていない場合などは、対象デバイスの排他権を付与中ではないとしてACT24にてNOと判定し、ACT26へと進む。
ACT26としてプロセッサ71は、対象デバイスを利用することが許容されているタブレット端末1に対して、対象デバイスに関して通知条件が成立したことを通知する。つまりプロセッサ71は、例えばプリンタ4-1の排他権がどのタブレット端末1にも付与されていない状態においてプリンタ4-1でのプリント用紙切れの発生を確認したならば、その旨をタブレット端末1-1に対して通知する。またプロセッサ71は、例えば決済端末6の排他権がどのタブレット端末1にも付与されていない状態において決済端末6のネットワーク通信異常の発生を確認したならば、その旨をタブレット端末1-1及びタブレット端末1-2の双方に対して通知する。
なお、管理装置7からタブレット端末1への通知には、例えばMQTT(message queueing telemetry transport)プロトコルを用いることが想定される。この場合、管理装置7がMQTTブローカ及びMQTTPパブリッシャとなる。タブレット端末1-1は例えば、タブレット端末1-1のみに対する通知のために予め定められた第1のトピックと、複数のタブレット端末1に対する通知のために予め定められた第2のトピックとを、管理装置7に対してサブスクライブする。またタブレット端末1-2は例えば、第2のトピックと、タブレット端末1-2のみに対する通知のために予め定められた第3のトピックとを、管理装置7に対してサブスクライブする。これにより、タブレット端末1-1,1-2はいずれも、MQTTサブスクライバとなる。そして管理装置7にてプロセッサ71は、ACT25においては、ACT25の通知のために予め定められた通知データを、通知先がタブレット端末1-1であるならば第1のトピックに関して、また通知先がタブレット端末1-2であるならば第3のトピックに関して、それぞれ配信する。またプロセッサ71は、ACT26においては、ACT26の通知のために予め定められた通知データを第2のトピックに関して配信する。
ACT25又はACT26における通知を受けるとタブレット端末1は、予め定められた動作を行う。このときのタブレット端末1の動作については、例えばPOS処理用のアプリケーションプログラムの作成者などによって適宜に定められてよい。本実施形態では、タブレット端末1は、例えば予め定められた警報画面を表示デバイスに表示させた上で、この警報画面を確認した旨を指定する操作者による操作を待ち受けることとする。そしてタブレット端末1は、該当の操作を確認したならば、確認完了を管理装置7に通知することとする。
プロセッサ71はACT25又はACT26における通知を終えると、いずれもACT27へと進む。またプロセッサ71は、通知条件が成立しなかったためにACT23にてNOと判定したならば、ACT25及びACT26のいずれもパスし、タブレット端末1への通知を行うことなしに、ACT27へと進む。
ACT27としてプロセッサ71は、ACT21での対象デバイスとしての選択の対象となる周辺デバイスの中に対象デバイスとして未選択の周辺デバイスが有るか否かを確認する。そしてプロセッサ71は、未選択の周辺デバイスがあるならばYESと判定し、ACT21以降の処理を前述と同様に繰り返す。ただしプロセッサ71は、ACT21を2回目以降に実行する際には、ACT21での対象デバイスとしての選択の対象となる周辺デバイスの中でこれまでにACT21にて対象デバイスとして選択していない周辺デバイスを選択する。そしてプロセッサ71は、ACT21での対象デバイスとしての選択の対象となる周辺デバイスの全てを対象デバイスとして選択し終えた状態でACT27へと進んだならば、未選択の周辺デバイスが無いとしてNOと判定し、ACT28へと進む。
ACT28としてプロセッサ71は、ACT21~ACT27の処理ループを繰り返す中で、ACT25又はACT26での通知を1度でも実行したか否かを確認する。そしてプロセッサ71は、ACT21での対象デバイスとしての選択の対象となる周辺デバイスのいずれに関しても通知条件が成立しておらず、ACT25又はACT26での通知を一度も実行していない場合はNOと判定し、そのままデバイス管理処理を終了する。
しかしながらプロセッサ71は、ACT25又はACT26での通知を1度でも実行したならばACT28にてYESと判定し、ACT29へと進む。
ACT29としてプロセッサ71は、ACT25又はACT26での通知先のタブレット端末1から、通知に関する確認完了の通知がなされるのを待ち受ける。そしてプロセッサ71は、前述のようにタブレット端末1から確認完了の通知がなされたことを確認したならばYESと判定し、ACT30へと進む。
ACT30としてプロセッサ71は、上記のように確認した確認完了の通知により、同じタイミングでの通知対象となった全てのタブレット端末1での確認が完了したか否かを確認する。なおプロセッサ71は例えば、ここでの確認のために、ACT25又はACT26での通知を実行した際に、例えば通知の契機として成立した通知条件と、通知先としたタブレット端末1のデバイスコードとを関連づけて表した履歴データをメインメモリ72又は補助記憶ユニット73に保存しておく。そしてプロセッサ71は、該当の全てのタブレット端末1での確認が完了したことを確認できないならばNOと判定し、ACT29の待受状態に戻る。しかしながらプロセッサ71は、該当の全てのタブレット端末1での確認が完了したことが確認できたならばACT30にてYESと判定し、ACT31へと進む。
ACT31としてプロセッサ71は、上記のように全てのタブレット端末1での確認が完了した通知の要因となった通知条件が解消しているか否かを確認する。そしてプロセッサ71は、該当の通知条件が依然として成立しているならばNOと判定し、ACT32へと進む。
ACT32としてプロセッサ71は、ACT31にて依然として成立しているとして判定した通知条件に関する周辺デバイスを利用することが許容されているタブレット端末1に対して、通知条件が成立したことを通知する。つまりプロセッサ71は、ACT25で行った通知の通知先とした1つのタブレット端末1での確認が完了したものの、該当の通知条件が依然として成立しているならば、上記のタブレット端末1に再度の通知を行う。またプロセッサ71は、通知条件に関する周辺デバイスを利用することが許容されている別のタブレット端末1が存在するならば、そのタブレット端末1へも通知を行う。例えば、決済端末6の排他権がタブレット端末1-1に付与されているときに、決済端末6に関して通知条件が成立したことに応じてACT25における通知がタブレット端末1-1に対して行われたのに対して、上記の通知条件が成立したままでタブレット端末1-1にて確認が完了した場合には、ACT32にてタブレット端末1-1に再度の通知が行われるのに加えて、タブレット端末1-2に対する通知も行われる。そしてプロセッサ71はこののち、ACT29の待受状態に戻る。
プロセッサ71は、該当の通知条件が解消しているためにACT31にてYESと判定したならば、ACT33へと進む。
ACT33としてプロセッサ71は、今回のデバイス管理処理の中で行った全ての通知に関する確認が完了しているか否かを確認する。プロセッサ71は、確認が完了していない通知が残っているならばNOと判定し、ACT29の待受状態に戻る。そしてプロセッサ71は、今回のデバイス管理処理の中で行った全ての通知に関する確認が完了しているならばACT33にてYESと判定し、デバイス管理処理を終了する。
以上のようにPOSシステム100では、タブレット端末1-1及びタブレット端末1-2のそれぞれが、1台の一括タグリーダ5、あるいは1台の決済端末6を共用して、それぞれに取引処理のための情報処理を行う。つまり、POSシステム100は、複数の処理装置としてのタブレット端末1-1及びタブレット端末1-2のそれぞれが1つのデバイスである一括タグリーダ5、あるいは決済端末6を利用して予め定められた処理を行う処理システムに相当する。そして管理装置7にてプロセッサ71は、タブレット端末1-1及びタブレット端末1-2のいずれかに一括タグリーダ5、あるいは決済端末6の排他権を付与する。またプロセッサ71は、一括タグリーダ5、あるいは決済端末6の装置状態に関して通知条件が成立する状態としての要通知状態となったことを、タブレット端末1-1及びタブレット端末1-2の全てに通知する。かくして管理プログラムPRAに基づく情報処理をプロセッサ71が実行することによって、プロセッサ71を中枢部分とするコンピュータは付与手段及び通知手段として機能する。
そしてこのように管理装置7は、複数のタブレット端末1により共用される周辺デバイスが要通知状態となった場合には、そのことが複数のタブレット端末1の全てに通知される。従って、周辺デバイスの装置状態を、その周辺デバイスを利用していない状態のタブレット端末においても的確に把握することが可能である。
なお管理装置7は、要通知状態となった周辺デバイスの排他権が複数のタブレット端末1のいずれにも付与されていないときに複数のタブレット端末1に通知し、複数のタブレット端末1のいずれかに排他権が付与されている場合には、当該排他権が付与されているタブレット端末1のみを通知先とする。これにより、要通知状態となった周辺デバイスがいずれかのタブレット端末1により利用されている場合には、その利用しているタブレット端末1に対する通知が行われる。従って、周辺デバイスの利用に伴う不具合の発生を、当該周辺デバイスを利用するタブレット端末1にて的確に把握することが可能である。
また管理装置7は、周辺デバイスに関する通知を、当該周辺デバイスを利用することが許容されているタブレット端末1に、すなわち当該周辺デバイスの排他権が付与される可能性のあるタブレット端末1にのみ行う。これにより、通知に関する周辺デバイスを利用しないタブレット端末1に対する通知は行われず、当該タブレット端末1の操作者、すなわち通知に関する周辺デバイスを利用しない操作者が、利用しない周辺デバイスに関する通知に煩わされることがない。
また管理装置7は、通知に関する周辺デバイスの排他権がいずれかのタブレット端末1に付与されている場合には、当該のタブレット端末1のみに通知を行う。この場合の通知先となるタブレット端末1の操作者は、通知に関する周辺デバイスを利用中なのであるから、多くの場合はその周辺デバイスの不具合に対する処置を速やかに行うことになる。このために、他のタブレット端末1への通知の重要度は低く、そのような通知を行わないことで他のタブレット端末1の操作者が重要度の低い通知に煩わされることがない。
また管理装置7は、通知先としたタブレット端末1の全てで通知への確認が完了したものの、その通知の要因となった条件成立が継続している場合には、該当の周辺デバイスの排他権が付与される可能性のある全てのタブレット端末1に対して再通知する。これにより、該当の周辺デバイスが複数のタブレット端末1により共用されるものであり、当初の通知が図6中のACT25における1つのタブレット端末1への通知であった場合には、当初の通知先とは別のタブレット端末1も再通知先とされる。これにより、当初の通知先となったタブレット端末1の操作者が通知に関する不具合に適正に対処できない場合には、他のタブレット端末1への通知に応じてそのタブレット端末1の操作者が不具合に対処することが可能となる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
周辺デバイスに関する通知を、当該周辺デバイスの排他権が付与される可能性があるか否かに拘わらずに全てのタブレット端末1に対して行ってもよい。このようにすれば、該当の周辺デバイスの排他権が付与される可能性のあるタブレット端末1の操作者が全て多忙であり、別のタブレット端末1の操作者が手空きである場合に、当該の手空きの操作者が上記の周辺デバイスの不具合を解消するべく速やかに処置することも可能となる。
プロセッサ71は、図6中のACT32での通知は、依然として成立しているとして判定した通知条件に関する周辺デバイスを利用することが許容されているタブレット端末1に加えて、あるいはそのようなタブレット端末1に代えて、利用することが許容されていないタブレット端末1に対して行ってもよい。例えば、プロセッサ71は、POSシステム100に含まれる全てのタブレット端末1をACT32での通知先としてもよい。このようにすれば、ACT25又はACT26での通知先となったタブレット端末1の操作者がいずれも多忙である場合などにおいて、別のタブレット端末1の操作者が速やかに処置することが可能となる。
タブレット端末1で実行するのは、取引処理のための情報処理には限らず、必要に応じて周辺デバイスを利用しながら行われるものであればどのような情報処理であっても構わない。従って、管理装置7での管理対象となる処理システムも、POSシステム100には限らない。
処理装置としては、タブレット端末1に代えて、より小型な情報処理端末、あるいは据置型のコンピュータ装置などのような様々な態様の情報処理装置が用いられてよい。
タブレット端末1-1,1-2、ハンディリーダ2-1,2-2、釣銭機3-1,3-2、プリンタ4-1,4-2、一括タグリーダ5、決済端末6及び管理装置7は、それぞれがLANなどの通信ネットワークに接続されて、タブレット端末1-1,1-2と、ハンディリーダ2-1,2-2、釣銭機3-1,3-2、プリンタ4-1,4-2、一括タグリーダ5及び決済端末6との通信は、管理装置7を介さずに行われてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,1-1,1-2…タブレット端末、2,2-1,2-2…ハンディリーダ、3,3-1,3-2…釣銭機、4,4-1,4-2…プリンタ、5…一括タグリーダ、6…決済端末、7…管理装置、71…プロセッサ、72…メインメモリ、73…補助記憶ユニット、74…通信ユニット、75…伝送路、100…POSシステム。

Claims (6)

  1. 複数の処理装置のそれぞれが1つのデバイスを利用して予め定められた処理を行う処理システムを管理する管理装置であって、
    複数の前記処理装置のいずれかに前記デバイスを利用するための排他権を付与する付与手段と、
    前記デバイスの状態が予め定められた要通知状態となったことを複数の前記処理装置の全てに通知する通知手段と、
    を具備する管理装置。
  2. 前記通知手段は、前記付与手段により前記処理装置のいずれにも排他権が付与されていない場合に、複数の前記処理装置の全てを通知対象とする、
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記付与手段は、複数の前記処理装置のうちの予め定められた一部の前記処理装置のうちのいずれかに前記デバイスを利用するための排他権を付与し、
    前記通知手段は、前記付与手段により排他権が付与される可能性のある前記処理装置のみを通知の対象とする、
    請求項1に記載の管理装置。
  4. 前記通知手段は、前記付与手段により前記処理装置の1つに排他権が付与されている場合に、排他権が付与されている前記処理装置のみを通知対象とする、
    請求項1-請求項3のいずれか一項に記載の管理装置。
  5. 前記通知手段は、複数の前記処理装置のうちの一部の前記処理装置に対して通知を行った後に、予め定められた条件が成立したことに応じて、既に通知を行った前記処理装置とは別の前記処理装置に対して通知する、
    請求項1-請求項4のいずれか一項に記載の管理装置。
  6. 複数の処理装置のそれぞれが1つのデバイスを利用して予め定められた処理を行う処理システムを管理する管理装置に備えられるコンピュータを、
    複数の前記処理装置のいずれかに前記デバイスを利用するための排他権を付与する付与手段と、
    前記デバイスの状態が予め定められた要通知状態となったことを複数の前記処理装置の全てに通知する通知手段と、
    して機能させるための情報処理プログラム。

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