JP2017138807A - チェックアウトシステム及び決済装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】登録装置において会計データの送信先となる決済装置を選択しないようにする。
【解決手段】登録装置は、送信先に設定された決済装置に対し、会計データを、送信先に設定された決済装置を識別する送信先情報とともにネットワークを介して送信する。各決済装置は、受信した会計データの決済処理が可能なとき、当該会計データを記憶領域に格納する。各決済装置は、受信した会計データの決済処理が不可能なとき、当該会計データとともに受信した送信先情報で識別される決済装置が転送先に設定された他の決済装置と一致するか確認し、一致しない場合に、会計データを転送先に設定された他の決済装置にネットワークを介して転送する。各決済装置は、記憶領域に格納された会計データを基に決済処理を実行する。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、チェックアウトシステム及びこのシステムに用いられる決済装置に関する。
量販店向けのチェックアウトシステムとして、取引毎にその取引の決済に必要な会計データを生成する登録装置と、会計データを基に取引の決済処理を実行する決済装置とを分離したタイプがある。登録装置は、商品販売に係るデータの入力を待ち受ける。そして、操作者によって商品販売に係るデータが入力されると、登録装置は、そのデータを基に会計データを生成し、この会計データを決済装置に送信する。決済装置は、会計データに対する支払いデータの入力を待ち受ける。そして、操作者によって支払いデータが入力されると、決済装置は、会計データと支払いデータとに基づいて取引の決済処理を実行する。このような登録装置と決済装置とを分離したタイプのチェックアウトシステムには、登録装置と決済装置とを別々の店員が操作する二人制と、登録装置を店員が操作し決済装置を買物客が操作する分担制、いわゆるセミセルフ方式とがある。
セミセルフ方式の場合、決済装置の操作に買物客が手間取ると、後に続く買物客が決済を待つことになる。このような事態を避けるために、1台の登録装置に対して複数台の決済装置を接続する。そして登録装置が取引毎にいずれかの決済装置を選択して、その決済装置に会計データを送信していた。
特開2013−242839号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、登録装置において会計データの送信先となる決済装置を選択しないチェックアウトシステム及びこのシステムに用いられる決済装置を提供しようとするものである。
一実施形態において、チェックアウトシステムは、登録装置と複数台の決済装置とをネットワークで接続してなる。
登録装置は、生成手段と送信手段とを備える。生成手段は、入力されたデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する。送信手段は、送信先に設定された決済装置に対し、会計データを、送信先に設定された決済装置を識別する送信先情報とともにネットワークを介して送信する。
各決済装置は、受信手段と格納手段と転送手段と処理手段とを備える。受信手段は、ネットワークを介して伝送される会計データを受信する。格納手段は、受信手段により受信した会計データの決済処理が可能なとき、当該会計データを記憶領域に格納する。転送手段は、受信手段により受信した会計データの決済処理が不可能なとき、当該会計データとともに受信した送信先情報で識別される決済装置が転送先に設定された他の決済装置と一致するか確認し、一致しない場合に、会計データを転送先に設定された他の決済装置にネットワークを介して転送する。処理手段は、記憶領域に格納された会計データを基に決済処理を実行する。
本実施形態に係るチェックアウトシステムの模式図。 登録装置及び決済装置の主要な回路構成を示すブロック図。 登録装置のCPUが実行する情報処理の主要な手順を示す流れ図。 決済装置のCPUが実行する受信割込み処理の主要な手順を示す流れ図。 登録画面の一表示例を示す模式図。 会計確認画面の一表示例を示す模式図。 会計確認画面の一表示例を示す模式図。
以下、実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るチェックアウトシステム10の模式図である。チェックアウトシステム10は、複数台の登録装置11と決済装置12とを含む。決済装置12は、登録装置11よりも台数が多い。
登録装置11及び決済装置12は、店舗のチェックアウトレーン毎に配置される。1つのチェックアウトレーンに配置される登録装置11及び決済装置12の台数は任意である。図1においては、1台の登録装置11と3台の決済装置12とを2つのチェックアウトレーンにそれぞれ配置した場合を示している。詳しくは、1つのチェックアウトレーンに対して1台の登録装置11と3台の決済装置12(12-1、12-2、12-3)とが配置されている。決済装置12-1は、登録装置11との距離が最も近く、決済装置12-2は、登録装置11との距離が2番目に近く、決済装置12-3は、登録装置11との距離が最も遠い。
チェックアウトシステム10は、セミセルフ方式である。すなわち登録装置11は、チェッカと呼ばれる役割を担った店員21が、その操作者となる。決済装置12は、登録装置11にて買上商品の販売登録がなされた買物客22が、その操作者となる。
登録装置11は、図1においては、作業テーブル23に取り付けられる。作業テーブル23は、矩形の天板を有する。複数の作業テーブル23が、天板の長手方向がほぼ並行するように配置されることにより、買物客22用の通路(チェックアウトレーン)が形成される。
登録装置11は、商品の販売登録、会計データの作成及び会計データの決済装置12への転送の各機能を備える。商品の販売登録とは、買物客22が購入する商品のデータを登録装置11に登録することである。例えば、商品に付されたバーコードをスキャナでスキャンすることにより、当該商品の販売点数,販売金額等のデータが登録装置11に登録される。会計データとは、1つの取引として販売登録された商品の会計に係るデータである。販売登録された商品の商品コード、商品名、単価、販売点数及び販売金額とその合計点数、合計金額等が会計データに含まれる。
登録装置11は、同一のチェックアウトレーンに配置されている3台の決済装置12のうち1台を会計データの送信先として設定する。どの決済装置12を送信先とするかは任意である。登録装置11は、送信先に設定された1台の決済装置12に対し、会計データを送信する。
決済装置12は、決済処理の機能を備える。すなわち決済装置12は、登録装置11から会計データを受信すると、その会計データを基に取引の決済を処理する。決済処理とは、会計データを基に商品売買行為である取引の決済を処理することである。決済には、現金、クレジットカード、電子マネー等が利用される。
図2は、登録装置11及び決済装置12の主要な回路構成を示すブロック図である。各チェックアウトレーンの登録装置11及び決済装置12は、いずれも店舗内ネットワークであるLAN(local area network)13に接続されている。LAN13には、図示しないが、サーバが接続されている。サーバは、各商品の商品コードに関連付けて、商品名、単価等の商品情報が設定された商品データベースを記憶する。サーバは、他のデータベースをさらに記憶してもよい。
登録装置11及び決済装置12は、LAN13を介して情報を授受する。なお、ネットワークは、LAN13に代えてインターネットや無線LANなどの別の通信網を用いてもよい。また、登録装置11と決済装置12との間でサーバを介して会計データ等の情報を授受してもよい。
登録装置11は、CPU11a、ROM11b、RAM11c、補助記憶ユニット11d、スキャナ11e、タッチパネル11f、プリンタ11g、通信ユニット11h及び伝送システム11iを含む。
CPU11aは、ROM11b、RAM11c及び補助記憶ユニット11dと伝送システム11iを介して接続されて、コンピュータを構成する。CPU11aは、上記コンピュータの中枢部分に相当する。CPU11aは、ROM11b及びRAM11cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、登録装置11としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM11bは、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM11bは、上記オペレーティングシステムを記憶する。ROM11bは、上記ミドルウェア又はアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。ROM11bは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM11cは、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。またRAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとしても利用される。
補助記憶ユニット11dは、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット11dは、CPU11aが各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU11aでの処理によって作成されたデータを保存する。補助記憶ユニット11dとしては、例えばEEPROM、HDD、あるいはSSDなどを使用できる。ROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶されるアプリケーションプログラムには、登録装置11で実行される情報処理に関して記述した制御プログラムを含む。
スキャナ11eは、商品に付されたバーコードを読み取って、当該商品の商品コードを得る。タッチパネル11fは、表示デバイス及びタッチセンサを含む。タッチパネル11fには、店員用と客用とがある。店員用のタッチパネル11fは、表示画面が店員21の作業スペース側を向くように、作業テーブル23上に設けられる。客用のタッチパネル11fは、表示画面が買物客22用の通路側を向くように、作業テーブル23上に設けられる。プリンタ11gは、レシート用紙に対して各種の文字列又は画像などを印刷することにより、レシートを発行する。通信ユニット11hは、LAN13を介して接続される複数の決済装置12とデータ通信を行う。通信ユニット11hは、他の登録装置11とLAN13を介してデータ通信を行うこともできる。
伝送システム11iは、CPU11a、ROM11b、RAM11c、補助記憶ユニット11d、スキャナ11e、タッチパネル11f、プリンタ11g及び通信ユニット11hの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム11iは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。このような登録装置11のハードウェアとしては、例えば既存のPOS端末を利用することが可能である。
決済装置12は、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、通信ユニット12h、カードリーダ・ライタ12j、自動釣銭機12k及び伝送システム12iを含む。
カードリーダ・ライタ12jは、カードに記録されたデータを読み取る機能と、上記カードへデータを書き込む機能とを有する。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカードなどの決済用カードを含む。自動釣銭機12kは、投入される硬貨及び紙幣を収受する。また自動釣銭機12kは、釣銭としての硬貨及び紙幣を排出する。その他のCPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、通信ユニット12h及び伝送システム12iは、登録装置11のものと同一の機能を有するものである。すなわちCPU12aは、ROM12b、RAM12c及び補助記憶ユニット12dと伝送システム12iを介して接続されて、コンピュータを構成する。そしてCPU12aは、ROM12b及びRAM12cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、決済装置12としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶されるアプリケーションプログラムには、決済装置12で実行される情報処理に関して記述した制御プログラムを含む。このような決済装置12のハードウェアとしては、例えば既存のセルフ方式に対応したPOS端末を利用することが可能である。
かかる構成のチェックアウトシステム10は、登録装置11のRAM11cにデータメモリ領域M1及びM2を形成する。データメモリ領域M1は、1取引として販売登録される各商品の商品コード、商品名、単価、販売点数及び販売金額を格納するための領域である。商品コードは、各商品を個々に識別するための固有のコードである。各商品には、例えばバーコードによって表された商品コードが付されており、スキャナ11eでバーコードをスキャンすることにより、登録装置11は商品コードを取得できる。商品名及び単価は、対応する商品コードにより識別される商品の名称及び1点当たりの価格である。以下、データメモリ領域M1を登録メモリM1と称する。
データメモリ領域M2は、送信先情報を記憶する。送信先情報は、会計データの送信先となる決済装置12を識別するための情報である。複数台の決済装置12のうちいずれか1台が当該登録装置11に対して会計データの送信先として設定される。例えば補助記憶ユニット11dに、送信先に設定された決済装置12を識別可能な送信先情報のデフォルト値が記憶されており、CPU11aは、立ち上げ時にこのデフォルト値をデータメモリ領域M2に書き込む。各決済装置12には、固有のIDが予め設定されている。このIDを送信先情報として用いることができる。あるいは各決済装置12のIDにそれぞれ関連付けて番号、記号、コード等を割り当て、送信先情報としてもよい。以下、データメモリ領域M2を送信先メモリM2と称する。
チェックアウトシステム10は、決済装置12のRAM12cにデータメモリ領域M3及びM4を形成する。データメモリ領域M3は、会計データを格納する領域である。以下、データメモリ領域M3を会計バッファM3と称する。データメモリ領域M4は、転送先情報を記憶する。転送先情報は、会計データの転送先となる他の決済装置12を識別するための情報である。他の決済装置12のうちいずれか1台が当該決済装置12に対して会計データの転送先として設定される。例えば補助記憶ユニット12dに、転送先に設定された決済装置12を識別可能な転送先情報のデフォルト値が記憶されており、CPU12aは、立ち上げ時にこのデフォルト値をデータメモリ領域M4に書き込む。各決済装置12には、固有のIDが予め設定されている。このIDを送信先情報として用いることができる。あるいは各決済装置12のIDにそれぞれ関連付けて番号、記号、コード等を割り当て、送信先情報としてもよい。以下、データメモリ領域M4を転送先メモリM4と称する。
図3は、登録装置11のCPU11aが、制御プログラムにしたがって実行する情報処理の主要な手順を示す流れ図である。図4は、決済装置12のCPU12aが、会計データ受信時に制御プログラムにしたがって実行する情報処理の主要な手順を示す流れ図である。図5乃至図7は、登録装置11のタッチパネル11fに表示される画面の一例を示す平面図である。以下、図3乃至図7を用いて、チェックアウトシステム10の動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
はじめに、登録装置11の動作について説明する。
登録装置11が、買上商品の登録処理を行うモードで起動されると、CPU11aは、図3の流れ図に示す手順の制御処理を開始する。先ずCPU11aは、Act1としてタッチパネル11fの画面の一部に登録画面SC1(図5を参照)を表示させる。
登録画面SC1は、登録メモリM1の内容を表し、登録処理の実施状況を店員21に確認させるものである。登録画面SC1の一例を図5に示す。登録画面SC1は、表示エリアR1、R2を含む。表示エリアR1は、最も新しく買上登録がなされた商品に関する商品名、単価、販売点数(個数)及び販売金額と、その商品を登録した後の買上商品の合計点数および合計金額とを表示する。表示エリアR2は、表示エリアR1に示された商品よりも前に買上登録がなされた商品に関する商品名、単価、販売点数(個数)及び販売金額のリストを表示する。
なお、図示は省略するが、CPU11aは、タッチパネル11fの画面のうちの登録画面SC1とする領域外に、店員21が商品を指定するための商品ボタンや、小計ボタンなどの各種の機能ボタンを表示する。
店員21は、タッチパネル11fに登録画面SC1が表示されていることを確認したならば、買上商品の販売登録が可能であると認識する。そして買物客22が買上商品を持って作業テーブル23まで来たならば、店員21は、例えばスキャナ11e又は商品ボタンを操作して、買上商品の商品コードを順次入力する。そして、全ての買上商品の商品コードを入力し終えると、店員21は、小計ボタンにタッチする。以上の操作により、一人の買物客が買い上げる商品の販売登録が終了する。
このような販売登録操作に対し、登録装置11のCPU11aは、以下の情報処理を実行する。先ずCPU11aは、Act2として商品登録を待ち受ける。スキャナ11e又は商品ボタンを介して商品コードが入力されると(Act2にてYES)、CPU11aは、Act3として商品販売データの登録処理を実行する。すなわちCPU11aは、商品コードに関連付けられて商品データベースに設定されている商品名、単価等の商品情報を取得する。またCPU11aは、この単価に販売点数を乗算して販売点数分の金額、いわゆる販売金額を算出する。販売点数は、商品コードが入力される前にテンキー等によって置数されている場合にはその数値であり、置数されていない場合には“1”である。かくしてCPU11aは、商品コード、商品名、単価、販売点数及び販売金額を含む商品販売データを作成する。そしてCPU11aは、商品販売データを登録メモリM1に格納する。このときCPU11aは、登録メモリM1のデータを基に登録画面SC1を更新する。
CPU11aは、Act4として販売商品の登録終了が宣言されたか否かを確認する。例えば小計ボタンがタッチされると、CPU11aは登録終了が宣言されたと判断する。登録終了が宣言されていない場合(Act4にてNO)、CPU11aは、Act2に戻り、商品登録を待ち受ける。登録終了が宣言された場合には(Act4にてYES)、CPU11aは、Act5として登録メモリM1のデータを基に会計データを生成する。ここにCPU11aは、Act2乃至Act5の処理により、入力されたデータ(商品販売に係るデータ)を基に取引の決済に必要な会計データを生成する生成手段を構成する。
会計データを生成すると、CPU11aは、Act6としてタッチパネル11g1の画面の一部に会計確認画面SC2(図6を参照)を表示させる。
会計確認画面SC2の一例を図6に示す。会計確認画面SC2は、表示エリアR3、R4及びボタンB1、B2、B3、B4、B5を含む。表示エリアR3は、登録メモリM1に格納された商品の合計点数、合計金額等を表示する。ボタンB1、B2は、合計金額に対して値引又は割引を適用することを店員21が指定するための小計値引ボタンB1、小計割引ボタンB2である。ボタンB3は、タッチパネル11g1の画面の一部領域を登録画面SC1に戻すことを店員21が指定するための戻るボタンB3である。ボタンB4は、1つの取引に対する商品の登録が終了し会計への移行を店員21が指示するための会計ボタンB4である。
表示エリアR4は、送信先メモリM2に記憶される送信先情報によって識別される決済装置12を操作者(キャッシャ)によって特定可能な情報を表示する。また表示エリアR4は、上記送信先情報によって識別される決済装置12の状態も表示する。決済装置12の状態には、「会計中」、「警告有」、「待機中」等がある。「会計中」とは、当該決済装置12にて決済処理が実施されている状態である。決済処理を実施している決済装置12のCPU12aは、処理中信号を発生する機能を有する。この処理中信号は、通信ユニット12hからLAN13を介して登録装置11に出力される。「警告有」とは、当該決済装置12にて例えば釣銭金額の不足あるいはレシート用紙の不足が発生している状態である。自動釣銭機12kは、釣銭として収容されている貨幣の残量が閾値よりも少なくなると釣銭金額不足の警告信号を発生する機能を有する。プリンタ12gは、レシート用紙の残量が閾値よりも少なくなるとレシート用紙不足の警告信号を発生する機能を有する。これらの警告信号は、通信ユニット12hからLAN13を介して登録装置11に出力される。「待機中」とは、当該決済装置12にて決済処理を待機している状態である。決済処理を実施しておらず、レシートの不足や釣銭の不足などの警告がない決済装置12のCPU12aは、待機中信号を発生する機能を有する。この待機中信号は、通信ユニット12hからLAN13を介して登録装置11に出力される。
登録装置11のCPU11aは、送信先メモリM2に記憶されている送信先情報によって識別される決済装置12から発せられた処理中信号、警告信号または待機中信号を受信すると、表示エリアR4の状態情報を更新する。
ボタンB5は、送信先情報の変更を店員21が指示するための変更ボタンB5である。例えば今、登録装置11に接続される3台の決済装置12-1、12-2及び12-3に対し、会計データ送信先の優先順位として1位が決済装置12-1、2位が決済装置12-2、3位が決済装置12-3と設定されていたとする。この場合、送信先メモリM2に記憶される送信先情報は、変更ボタンB5がタッチされる毎に、優先順位が1つ下位の決済装置を識別する情報に変更される。そして、優先順位が最下位の決済装置12-3を識別する情報が送信先メモリM2に記憶されている状態で変更ボタンB5がタッチされると、送信先情報は、優先順位が最上位の決済装置11-1を識別する情報に変更される。
会計確認画面SC2を確認した店員21は、表示エリアR4の情報を基に会計データの送信先を変更する必要があるか否かを決める。例えば「警告有」の表示がなされている場合、会計データの送信先を変更すべきである。この場合、店員21は変更ボタンB5にタッチする。会計データの送信先を変更する必要がない場合には、店員21は会計ボタンB4にタッチする。
会計確認画面SC2を表示させたCPU11aは、Act7として変更ボタンB5がタッチされるか、Act8として会計ボタンB4がタッチされるのを待ち受ける。この状態で、変更ボタンB5がタッチされた場合には(Act7にてYES)、CPU11aは、Act9として送信先メモリM2に格納される送信先情報を、前述した会計データ送信先の優先順位に従い変更する。そしてCPU11aは、再び、変更ボタンB5がタッチされるか、会計ボタンB4がタッチされるのを待ち受ける。ここに、送信先メモリM2は、送信先情報を書き換え可能に記憶する記憶部を構成する。CPU11aは、記憶部に記憶される送信先情報を変更する変更手段を構成する。
会計ボタンB4がタッチされた場合(Act8にてYES)、CPU11aは、Act10として送信先メモリM2に格納されている送信先情報を取得する。そしてCPU11aは、Act11として、Act5の処理で生成された会計データとAct10の処理で取得された送信先情報とを通信ユニット11hに出力する。そしてCPU11aは、通信ユニット11hに対して、送信先情報で識別される決済装置12を宛先として会計データと送信先情報とを含むデータ伝文を送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hでは、送信先情報で識別される決済装置12の通信アドレスを送信先アドレスとし、当該登録装置11の通信アドレスを送信元アドレスとするデータ伝文が作成され、LAN13上に送信される。このデータ伝文は、LAN13に接続された複数台の決済装置12のうち、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された1台の決済装置で受信される。すなわち決済装置12の通信ユニット12hは、LAN13上を伝送されるデータ伝文のうち、送信先アドレスが自らの通信アドレスであるデータ伝文を受信する。ここに、登録装置11のCPU11aは、Act10及びAct11処理により、通信ユニット11hと協働して、複数台の決済装置12のうち送信先に設定された1台の決済装置12に対し、会計データを送信先に設定された決済装置を識別する送信先情報とともにネットワーク(LAN13)を介して送信する送信手段を構成する。一方、決済装置12のCPU12aは、通信ユニット12hと協働して、ネットワーク(LAN13)を介して伝送される会計データを受信する受信手段を構成する。
決済装置12のCPU12aは、通信ユニット12hを介してデータ伝文を受信すると、図4の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。先ずCPU12aは、Act21としてエラーが発生しているか否かを確認する。エラーとは、例えば自動釣銭機12kにおいて釣銭用の貨幣が無くなった場合(釣銭無エラー)である。あるいは、例えばプリンタ12gにおいて、レシート用紙がなくなった場合(用紙切れエラー)である。なお、エラーは、上記態様のものに限定されるものではない。例えば釣銭用の貨幣が所定量よりも少なくなった場合(釣銭ニアエンド)、レシート用紙の残量が所定量よりも少なくなった場合(用紙ニアエンド)にエラーが発生していると認定してもよい。
エラーが発生していない場合(Act21にてNO)、CPU12aは、Act22としてビジィフラグFが“0”にリセットされているか否かを判断する。ビジィフラグは、決済装置12が決済処理を実行していない間は“0”にリセットされており、決済処理が開始されると、終了するまで“1”にセットされる1ビットの情報である。ビジィフラグFは、例えばRAM12cに記憶されている。
ビジィフラグFが“0”にリセットされている場合(Act22にてYES)、CPU12aは、Act23としてビジィフラグFを“1”にセットする。またCPU12aは、Act24としてデータ伝文に含まれる会計データを会計バッファM3に格納する。さらにCPU12aは、Act25として通信ユニット12hに対して、登録装置11を宛先として会計可能応答のコマンドを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット12hでは、登録装置11の通信アドレスを送信先アドレスとし、当該決済装置12の通信アドレスを送信元アドレスとする会計可能の応答コマンドが作成され、LAN13上に送信される。この応答コマンドは、送信先アドレスである通信アドレスが設定された登録装置11で受信される。ここにCPU12aは、Act21乃至Act24の処理により、受信手段により受信した会計データの決済処理が可能なとき、当該会計データを記憶領域(会計バッファM3)に格納する格納手段を構成する。また、CPU12aは、Act21乃至Act25の処理により、受信手段により受信した前記会計データの決済処理が可能なとき、登録装置11に対して決済処理が可能であることを通知する可能通知手段を構成する。
会計可能の応答コマンドを送信した決済装置12のCPU12aは、Act26として会計バッファM3に格納された会計データを基に取引の決済処理を実行する。決済処理は、買物客22による操作に応じて会計データに示された取引を決済するための処理であり、既存のセルフPOS端末などで行われている処理と同様なので、詳しい説明は省略する。決済処理が終了すると、CPU12aは、Act27としてビジィフラグFを“0”にリセットする。ここにCPU12aは、Act26の処理により、記憶領域(会計バッファM3)に格納された会計データを基に決済処理を実行する処理手段を構成する。
一方、エラーが発生している場合(Act21にてYES)、又はビジィフラグFが“1”にセットされている場合(Act22にてNO)、CPU12aは、Act28として転送先メモリM4に格納されている転送先情報を取得する。そしてCPU11aは、Act29としてこの転送先情報がデータ伝文に含まれる送信先情報と一致するか否かを確認する。
転送先情報が送信先情報と一致しない場合(Act29にてNO)、CPU12aは、Act30としてデータ伝文に含まれる会計データと送信先情報とを通信ユニット12hに出力する。そしてCPU12aは、通信ユニット12hに対して、転送先情報で識別される他の決済装置12を宛先として会計データと送信先情報とを含むデータ伝文を送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット12hでは、転送先情報で識別される決済装置12の通信アドレスを送信先アドレスとするデータ伝文が作成され、LAN13上に送信される。このデータ伝文は、LAN13に接続された複数台の決済装置12のうち、送信先アドレスに設定された通信アドレスを有する1台の決済装置で受信される。すなわち決済装置12の通信ユニット12hは、LAN13上を伝送されるデータ伝文のうち、送信先アドレスが自らの通信アドレスであるデータ伝文を受信する。ここにCPU12aは、受信手段により受信した会計データの決済処理が不可能なとき、当該会計データとともに受信した送信先情報で識別される決済装置が転送先に設定された他の決済装置と一致するか確認し、一致しない場合に、会計データを転送先に設定された他の決済装置にネットワーク(LAN13)を介して転送する転送手段を構成する。
転送先情報が送信先情報と一致する場合には(Act29にてYES)、CPU12aは、Act31として通信ユニット12hに対して、登録装置11を宛先として会計不可応答のコマンドを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット12hでは、登録装置11の通信アドレスを送信先アドレスとし、当該決済装置12の通信アドレスを送信元アドレスとする会計不可の応答コマンドが作成され、LAN13上に送信される。この応答コマンドは、LAN13に接続された登録装置11で受信される。ここにCPU12aは、会計データとともに受信した送信先情報で識別される決済装置が転送先に設定された他の決済装置と一致する場合、ネットワーク(LAN13)を介して登録装置11に決済不可を通知する不可通知手段を構成する。
図3のAct11において送信先に設定されたいずれか1台の決済装置12に会計データを送信した登録装置11のCPU11aは、Act12として応答コマンドを待機する。通信ユニット11hを介して会計可能の応答コマンドを受信すると(Act12にてYES)、CPU11aは、Act13として会計確認画面SC2に対して誘導表示を行う。
図7は、誘導表示がなされた会計確認画面SC2の一例を示す。この例は、決済装置12-3から会計可能の応答コマンドが送信された場合である。誘導表示は、決済処理が可能であることを通知した決済装置12-3へと客を案内する表示である。誘導表示は、表示エリアR4にて行われる。この誘導表示を確認した店員21は、誘導表示によって報知された決済装置12-3で決済を行うように買物客22を誘導する。例えば決済装置12-3へと誘導を受けた買物客22は、決済装置12-3が設置されている場所まで移動する。ここに、CPU11aは、Act12及びAct13の処理により、タッチパネル11fと協働して、決済処理が可能であることを通知した決済装置へと客を案内する報知を行う報知手段を構成する。
一方、決済装置12から送信不可の応答コマンドを受信した場合には(Act12にてNO)、CPU11aは、Act14として会計確認画面SC2の一部の領域、例えば表示エリアR4に、会計データを送信できないことを示すメッセージを表示させる。その後、CPU11aは、送信不可処理を実行する。送信不可処理は、例えば会計データに一意の識別コードを付してサーバ宛に送信するとともに、プリンタ11gを駆動して、当該識別コードを示すバーコードが印刷された会計券を発行する。会計券は買物客に渡される。買物客は、例えばチェックアウトレーンとは別の場所に用意された決済装置12のスキャナ12eで会計券のバーコードを読み取らせる。そうすると、決済装置12のCPU12aは、バーコードから得られる識別コードで付された会計データをサーバから取得する。そしてCPU12aは、この会計データを基に決済処理を実行する。
図1に示すチェックアウトシステム10において、登録装置11に対して送信先に設定された決済装置が決済装置12-1であったとする。また、決済装置12-1に対して転送先に設定された他の決済装置が12-2であり、この決済装置12-2に対して転送先に設定された他の決済装置が12-3であり、この決済装置12-3に対して転送先に設定された他の決済装置が12-1であったとする。
この場合、登録装置11は、送信先情報で特定される決済装置12-1に会計データを送信する。この会計データには、決済装置12-1を識別する送信先情報が含まれる。ここで、決済装置12-1が取引の決済を実行可能であった場合、決済装置12-1から登録装置11に対して会計可能の応答コマンドが送信される。このコマンドを受けて、登録装置11では、決済装置12-1への誘導表示が行われる。
これに対し、決済装置12-1が取引の決済を実行不可能であった場合、決済装置12-1の転送先メモリM4に記憶されている転送先情報と会計データとともに受信した送信先情報とは一致しない。したがって、決済装置12-1から決済装置12-2に対して会計データが転送される。この会計データには、決済装置12-1を識別する送信先情報も含まれる。ここで、決済装置12-2が取引の決済を実行可能であった場合、決済装置12-2から登録装置11に対して会計可能の応答コマンドが送信される。このコマンドを受けて、登録装置11では、決済装置12-2への誘導表示が行われる。
これに対し、決済装置12-2が取引の決済を実行不可能であった場合、決済装置12-2の転送先メモリM4に記憶されている転送先情報と会計データとともに受信した送信先情報とは一致しない。したがって、決済装置12-2から決済装置12-3に対して会計データが転送される。この会計データには、決済装置12-1を識別する送信先情報も含まれる。ここで、決済装置12-3が取引の決済を実行可能であった場合、決済装置12-3から登録装置11に対して会計可能の応答コマンドが送信される。このコマンドを受けて、登録装置11では、決済装置12-3への誘導表示が行われる。
これに対し、決済装置12-3が取引の決済を実行不可能であった場合、決済装置12-3の転送先メモリM4に記憶されている転送先情報と会計データとともに受信した送信先情報とは一致する。したがって、決済装置12-3から登録装置11に対して会計不可の応答コマンドが送信される。このコマンドを受けて、登録装置11では、送信エラーが表示され、送信不可処理が実行される。
このようにチェックアウトシステム10によれば、登録装置11は、送信先メモリM2に格納されている送信先情報で識別される決済装置12に対して会計データを送信すればよいので、取引毎に会計データの送信先となる決済装置を選択する必要はない。このため、例えば登録装置11を操作する店員21が取引毎に会計データの送信先となる決済装置12を選択する場合と比べて、店員21の作業負担を軽減できる。また、登録装置11が各決済装置12の状態を基に取引毎に会計データの送信先を選択する仕組みと比較して、登録装置11の処理負荷を軽減できる。しかも店員は、誘導表示にしたがって買物客22を誘導すればよいので、どの決済装置12で決済処理が可能かということを目視で確認する面倒もなくなる。
ところで、決済装置12では、決済処理が繰り返されるに従い釣銭金額不足あるいはレシート用紙不足の事態が生じる場合がある。このような場合、決済装置12から登録装置11に対して警告信号が発せられる。今、登録装置11に対して送信先に設定されていた決済装置12-1から警告信号が発せられると、図6に示すように会計確認画面SC2に当該決済装置12-1の状態「警告有」が表示される。そこで店員は、変更ボタンB5にタッチする。そうすると、送信先メモリM2に格納される送信先情報が決済装置12-1を識別する情報から決済装置 12-2を識別する情報に変更される。以後、登録装置11は、決済装置12-2を識別する送信先情報とともに会計データを決済装置12-2宛に送信する。ここで、決済装置12-2が取引の決済を実行不可能であった場合、決済装置12-2から決済装置12-3に対して会計データが転送される。また、決済装置12-3も取引の決済を実行不可能であった場合、決済装置12-3から決済装置12-1に対して会計データが転送される。そして決済装置12-1も取引の決済を実行不可能であった場合、決済装置12-1の転送先メモリM4に記憶されている転送先情報と会計データとともに受信した送信先情報とは一致する。したがって、決済装置12-1から登録装置11に対して会計不可の応答コマンドが送信される。このように、店員が変更ボタンB5をタッチ操作することで、会計データを最初に受信する決済装置12を変更できるので、警告状態にある決済装置12で実行される決済処理の頻度を容易に低減できるようになる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
例えば前記実施形態では、決済装置12が転送先メモリM4を備え、転送先に設定された他の決済装置の識別情報を記憶する場合を例示した。他の実施形態としては、転送先メモリM4が複数の決済装置12に対して設定された優先順位と対応付けてその順位に設定された決済装置12を識別する情報を記憶するものであってもよい。この場合、決済装置12のCPU12aは、会計データの決済処理が不可能なとき、当該会計データとともに受信した送信先情報で識別される決済装置が自らよりも下位の順位に設定された他の決済装置と一致するか確認し、一致しない場合に、会計データをその自らよりも下位の順位に設定された他の決済装置に転送する。こうすることにより、本実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
また前記実施形態では、登録装置11のタッチパネル11fに誘導表示を行うことで報知手段を構成した。報知手段は、タッチパネル11fへの誘導表示に限定されるものではない。他の表示媒体への表示出力あるいは音声出力等により、決済処理が可能であることを通知した決済装置12へと客を案内してもよい。
なお、登録装置11及び決済装置12の譲渡は一般に、制御プログラム等のプログラムがROMに記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、コンピュータ装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、このコンピュータ装置とは個別に譲渡された制御プログラム等がユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。制御プログラム等の譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…登録装置、12…決済装置、11a,12a…CPU、11b,12b…ROM、11c,12c…RAM、11d,12d…補助記憶ユニット、11e…スキャナ、11f,12f…タッチパネル、11g,12g…プリンタ、11h,12h…通信ユニット、11i,12i…伝送システム、12j…カードリーダ・ライタ、12k…自動釣銭機、M1…登録メモリ、M2…送信先メモリ、M3…会計バッファ、M4…転送先メモリ。

Claims (5)

  1. 登録装置と複数台の決済装置とをネットワークで接続してなり、
    前記登録装置は、
    入力されたデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する生成手段と、
    送信先に設定された前記決済装置に対し、前記会計データを前記送信先に設定された決済装置を識別する送信先情報とともに前記ネットワークを介して送信する送信手段と、
    を具備し、
    前記各決済装置は、
    前記ネットワークを介して伝送される前記会計データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記会計データの決済処理が可能なとき、当該会計データを記憶領域に格納する格納手段と、
    前記受信手段により受信した前記会計データの決済処理が不可能なとき、当該会計データとともに受信した前記送信先情報で識別される決済装置が転送先に設定された他の決済装置と一致するか確認し、一致しない場合に、前記会計データを前記転送先に設定された他の決済装置に前記ネットワークを介して転送する転送手段と、
    前記記憶領域に格納された前記会計データを基に決済処理を実行する処理手段と、
    を具備したことを特徴とするチェックアウトシステム。
  2. 前記各決済装置は、
    前記受信手段により受信した前記会計データの決済処理が可能なとき、前記登録装置に対して決済処理が可能であることを通知する可能通知手段、をさらに具備し、
    前記登録装置は、
    前記決済処理が可能であることを通知した前記決済装置へと客を案内する報知を行う報知手段、をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のチェックアウトシステム。
  3. 前記各決済装置は、
    前記会計データとともに受信した前記送信先情報で識別される決済装置が転送先に設定された他の決済装置と一致する場合、前記ネットワークを介して前記登録装置に決済不可を通知する不可通知手段、をさらに具備したことを特徴とする請求項2記載のチェックアウトシステム。
  4. 前記登録装置は、前記送信先情報を書き換え可能に記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶される前記送信先情報を変更する変更手段と、
    をさらに備え、
    前記送信手段は、前記会計データを前記記憶部に記憶された前記送信先情報とともに当該送信先情報によって識別される決済装置に宛てて送信することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1に記載のチェックアウトシステム。
  5. 取引の決済に必要な会計データを送信先に設定された決済装置を識別する送信先情報とともに送信する登録装置とネットワークを介して接続される決済装置であって、
    前記ネットワークを介して伝送される前記会計データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記会計データの決済処理が可能なとき、当該会計データを記憶領域に格納する格納手段と、
    前記受信手段により受信した前記会計データの決済処理が不可能なとき、当該会計データとともに受信した前記送信先情報で識別される決済装置が転送先に設定された他の決済装置と一致するか確認し、一致しない場合に、前記会計データを前記転送先に設定された他の決済装置に前記ネットワークを介して転送する転送手段と、
    前記記憶領域に格納された前記会計データを基に決済処理を実行する処理手段と、
    を具備したことを特徴とする決済装置。
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