JP2017228113A - チェックアウトシステム及び登録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】登録装置において会計データの送信先となる決済装置を選択することなく商取引を決済できるようにする。【解決手段】登録装置は、第1の表示手段と、第1の送信手段と、第2の送信手段と、第3の送信手段と、第2の表示手段とを含む。第1の表示手段は、該登録装置と連携する決済装置の状態を示すステータス情報を表示する。第1の送信手段は、生成手段により生成された会計データを該登録装置と連携する決済装置に送信する。第2の送信手段は、生成手段により生成された会計データを他の登録装置に送信する。第3の送信手段は、他の登録装置から送信されてきた会計データを該登録装置と連携する決済装置に送信する。第2の表示手段は、第2の送信手段による会計データの送信先である他の登録装置と連携する決済装置の状態を示すステータス情報を表示する。【選択図】 図15
Description
本発明の実施形態は、チェックアウトシステム及びこのシステムに用いられる登録装置に関する。
量販店向けのチェックアウトシステムとして、取引毎にその取引の決済に必要な会計データを生成する登録装置と、会計データを基に取引の決済処理を実行する決済装置とを分離したタイプがある。登録装置は、商品販売に係るデータの入力を待ち受ける。そして、操作者によって商品販売に係るデータが入力されると、登録装置は、そのデータを基に会計データを生成し、この会計データを決済装置に送信する。決済装置は、会計データに対する支払いデータの入力を待ち受ける。そして、操作者によって支払いデータが入力されると、決済装置は、会計データと支払いデータとに基づいて取引の決済処理を実行する。このような登録装置と決済装置とを分離したタイプのチェックアウトシステムには、登録装置と決済装置とを別々の店員が操作する二人制と、登録装置を店員が操作し決済装置を買物客が操作する分担制、いわゆるセミセルフ方式とがある。
セミセルフ方式の場合、決済処理のための会計データを、登録装置から空き状態にある決済装置に送信する。このため、全ての決済装置で決済処理が実行中であった場合には、会計データを決済装置へと送信することができない。また、レシート用紙切れ、釣銭機異常等のエラーが発生している決済装置に会計データを送信してしまった場合には、決済処理を行えないため、別の決済装置に送信し直さなければならない。このような場合、登録装置における買上登録の処理をも滞らせてしまうこととなる。このような事情から、買上登録および決済のための処理を効率的に行えることが望まれている。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、買上登録および決済のための処理を効率的に行うことができるチェックアウトシステム及びこのシステムに用いられる登録装置を提供しようとするものである。
一実施形態において、チェックアウトシステムは、入力されたデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する生成手段を備えた複数の登録装置と、登録装置と連携して会計データを基に決済処理を実行する複数の決済装置とを備える。
登録装置は、第1の表示手段と、第1の送信手段と、第2の送信手段と、第3の送信手段と、第2の表示手段とを含む。第1の表示手段は、該登録装置と連携する決済装置の状態を示すステータス情報を表示する。第1の送信手段は、生成手段により生成された会計データを該登録装置と連携する決済装置に送信する。第2の送信手段は、生成手段により生成された会計データを他の登録装置に送信する。第3の送信手段は、他の登録装置から送信されてきた会計データを該登録装置と連携する決済装置に送信する。第2の表示手段は、第2の送信手段による会計データの送信先である他の登録装置と連携する決済装置の状態を示すステータス情報を表示する。
登録装置は、第1の表示手段と、第1の送信手段と、第2の送信手段と、第3の送信手段と、第2の表示手段とを含む。第1の表示手段は、該登録装置と連携する決済装置の状態を示すステータス情報を表示する。第1の送信手段は、生成手段により生成された会計データを該登録装置と連携する決済装置に送信する。第2の送信手段は、生成手段により生成された会計データを他の登録装置に送信する。第3の送信手段は、他の登録装置から送信されてきた会計データを該登録装置と連携する決済装置に送信する。第2の表示手段は、第2の送信手段による会計データの送信先である他の登録装置と連携する決済装置の状態を示すステータス情報を表示する。
以下、実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るチェックアウトシステム10の模式図である。チェックアウトシステム10は、複数台の登録装置11と決済装置12とを含む。決済装置12は、登録装置11よりも台数が多い。
登録装置11及び決済装置12は、店舗のチェックアウトレーン毎に配置される。チェックアウトレーンの数は任意である。また、1つのチェックアウトレーンに配置される登録装置11及び決済装置12の台数も任意である。図1においては、2つのチェックアウトレーンを示している。そして各チェックアウトレーンに、1台の登録装置11と3台の決済装置12とをそれぞれ配置した場合を示している。
図1は、本実施形態に係るチェックアウトシステム10の模式図である。チェックアウトシステム10は、複数台の登録装置11と決済装置12とを含む。決済装置12は、登録装置11よりも台数が多い。
登録装置11及び決済装置12は、店舗のチェックアウトレーン毎に配置される。チェックアウトレーンの数は任意である。また、1つのチェックアウトレーンに配置される登録装置11及び決済装置12の台数も任意である。図1においては、2つのチェックアウトレーンを示している。そして各チェックアウトレーンに、1台の登録装置11と3台の決済装置12とをそれぞれ配置した場合を示している。
各チェックアウトレーンにはそれぞれ固有の番号が割り当てられている。図1においては、図中上側のチェックアウトレーンに対してレーン番号“1”が割り当てられており、図中下側のチェックアウトレーンに対してレーン番号“2”が割り当てられている。レーン番号“1”のチェックアウトレーンには、1台の登録装置11(11-1)と3台の決済装置12(12-1A,12-1B,12-1C)とが配置されている。レーン番号“2”のチェックアウトレーンには、1台の登録装置11(11-2)と3台の決済装置12(12-1B,12-1B,12-1C)とが配置されている。
チェックアウトシステム10は、セミセルフ方式である。すなわち登録装置11は、チェッカと呼ばれる役割を担った店員21が、その操作者となる。決済装置12は、登録装置11にて買上商品の販売登録がなされた買物客22が、その操作者となる。
登録装置11は、図1においては、作業テーブル23に取り付けられる。作業テーブル23は、矩形の天板を有する。複数の作業テーブル23が、天板の長手方向がほぼ並行するように配置されることにより、買物客22用の通路(チェックアウトレーン)が形成される。
登録装置11は、商品の販売登録、会計データの生成及び会計データの送信の各機能を備える。商品の販売登録とは、買物客22が購入する商品のデータを登録装置11に登録することである。例えば、商品に付されたバーコードをスキャナでスキャンすることにより、当該商品の販売個数,販売金額等のデータが登録装置11に登録される。会計データとは、1つの取引として販売登録された商品の会計に係るデータである。販売登録された商品の商品コード、商品名、単価、販売個数及び販売金額とその合計個数、合計金額等が会計データに含まれる。
登録装置11は、同一のチェックアウトレーンに配置された3台の決済装置12のうち1台を会計データの送信先として設定する。どの決済装置12を送信先とするかは任意である。登録装置11は、送信先に設定された1台の決済装置12に対し、会計データを送信する。また登録装置11は、会計データの送信先を、他のチェックアウトレーンに配置されている登録装置11に切り替えることができる。どのチェックアウトレーンの登録装置11に会計データの送信先を切り替えるかは任意である。登録装置11は、送信先に設定された1台の決済装置12又は他のチェックアウトレーンに配置されている登録装置11に対し、会計データを送信する。
決済装置12は、決済処理の機能を備える。すなわち決済装置12は、同一のチェックアウトレーンに配置された登録装置11から会計データを受信すると、その会計データを基に取引の決済を処理する。決済処理とは、会計データを基に商品売買行為である取引の決済を処理することである。決済には、現金、クレジットカード、電子マネー等が利用される。このように決済装置12は、同一のチェックアウトレーンに配置された登録装置11と連携して決済処理を行う。ただし決済処理の対象となる会計データは、同一のチェックアウトレーンに配置された登録装置11で生成された会計データだけに留まらない。他のチェックアウトレーンに配置された登録装置11から同一のチェックアウトレーンに配置された登録装置11に対して転送されてきた会計データについても、決済装置12は、同様に決済処理を行う。
図2は、登録装置11及び決済装置12の主要な回路構成を示すブロック図である。各チェックアウトレーンの登録装置11及び決済装置12は、いずれも店舗内ネットワークであるLAN(local area network)13に接続されている。LAN13には、図示しないが、サーバが接続されている。サーバは、各商品の商品コードに関連付けて、商品名、単価等の商品情報が設定された商品データベースを記憶する。サーバは、他のデータベースをさらに記憶してもよい。
登録装置11及び決済装置12は、LAN13を介して情報を授受する。なお、ネットワークは、LAN13に代えてインターネットや無線LANなどの別の通信網を用いてもよい。また、登録装置11と決済装置12との間でサーバを介して会計データ等の情報を授受してもよい。また、チェックアウトレーン毎に登録装置11と決済装置12とを通信網で接続し、他のチェックアウトレーン間では登録装置11どうしを別の通信網で接続してもよい。
登録装置11は、CPU11a、ROM11b、RAM11c、補助記憶ユニット11d、スキャナ11e、タッチパネル11f、プリンタ11g、通信ユニット11h及び伝送システム11iを含む。
CPU11aは、ROM11b、RAM11c及び補助記憶ユニット11dと伝送システム11iを介して接続されて、コンピュータを構成する。CPU11aは、上記コンピュータの中枢部分に相当する。CPU11aは、ROM11b及びRAM11cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、登録装置11としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM11bは、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM11bは、上記オペレーティングシステムを記憶する。ROM11bは、上記ミドルウェア又はアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。ROM11bは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM11cは、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。またRAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとしても利用される。
補助記憶ユニット11dは、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット11dは、CPU11aが各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU11aでの処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット11dとしては、例えばEEPROM、HDD、あるいはSSDなどを使用できる。ROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶されるアプリケーションプログラムには、登録装置11で実行される情報処理に関して記述した制御プログラムを含む。
スキャナ11eは、商品に付されたバーコードを読み取って、当該商品の商品コードを得る。タッチパネル11fは、表示デバイス及びタッチセンサを含む。タッチパネル11fには、店員用と客用とがある。店員用のタッチパネル11fは、表示画面が店員21の作業スペース側を向くように、作業テーブル23上に設けられる。客用のタッチパネル11fは、表示画面が買物客22用の通路側を向くように、作業テーブル23上に設けられる。プリンタ11gは、レシート用紙に対して各種の文字列又は画像などを印刷することにより、レシートを発行する。通信ユニット11hは、LAN13に接続する。通信ユニット11hは、LAN13を介して接続され、連携状態にある複数の決済装置12とデータ通信を行う。通信ユニット11hは、他の登録装置11とLAN13を介してデータ通信を行うこともできる。
伝送システム11iは、CPU11a、ROM11b、RAM11c、補助記憶ユニット11d、スキャナ11e、タッチパネル11f、プリンタ11g及び通信ユニット11hの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム11iは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。このような登録装置11のハードウェアとしては、例えば既存のPOS端末を利用することが可能である。
決済装置12は、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、通信ユニット12h、カードリーダ・ライタ12j、自動釣銭機12k及び伝送システム12iを含む。
カードリーダ・ライタ12jは、カードに記録されたデータを読み取る機能と、上記カードへデータを書き込む機能とを有する。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカードなどの決済用カードを含む。自動釣銭機12kは、投入される硬貨及び紙幣を収受する。また自動釣銭機12kは、釣銭としての硬貨及び紙幣を排出する。その他のCPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、通信ユニット12h及び伝送システム12iは、登録装置11のものと同一の機能を有するものである。すなわちCPU12aは、ROM12b、RAM12c及び補助記憶ユニット12dと伝送システム12iを介して接続されて、コンピュータを構成する。そしてCPU12aは、ROM12b及びRAM12cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、決済装置12としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶されるアプリケーションプログラムには、決済装置12で実行される情報処理に関して記述した制御プログラムを含む。このような決済装置12のハードウェアとしては、例えば既存のセルフ方式に対応したPOS端末を利用することが可能である。
かかる構成の登録装置11及び決済装置12を備えたチェックアウトシステム10は、登録装置11の補助記憶ユニット11dにデータ記憶部M11、M12及びM13を形成し、決済装置12の補助記憶ユニット12dにデータ記憶部M21、M22及びM23を形成する。
データ記憶部M11は、登録装置IDを記憶するエリアである。各登録装置11には、それぞれ固有の登録装置IDが設定されており、該登録装置11の登録装置IDがデータ記憶部M11に格納される。以下、データ記憶部M11を登録装置ID記憶部M11と称する。
データ記憶部M12は、レーン番号を格納するための領域である。各登録装置11が配置されるチェックアウトレーンには、それぞれ固有のレーン番号が設定されており、該登録装置11が配置されたチェックアウトレーンのレーン番号がデータ記憶部M12に格納される。以下、データ記憶部M12をレーン番号記憶部M12と称する。
データ記憶部M13は、送信先情報を記憶する。送信先情報は、会計データの送信先となる決済装置12を識別するための情報である。当該登録装置11と同一のチェックアウトレーンに配置され連携状態にある複数台の決済装置12のうちいずれか1台が会計データの送信先となる。各決済装置12には、固有のIDが予め設定されている。このIDを送信先情報として用いることができる。あるいは各決済装置12のIDにそれぞれ関連付けて番号、記号、コード等を割り当て、送信先情報としてもよい。以下、データ記憶部M13を送信先記憶部M13と称する。
データ記憶部M21は、決済装置IDを記憶するエリアである。各決済装置12には、それぞれ固有の決済装置IDが設定されており、該決済装置12の決済装置IDがデータ記憶部M21に格納される。以下、データ記憶部M21を決済装置ID記憶部M21と称する。
データ記憶部M22は、レーン番号を格納するための領域である。各決済装置12が配置されるチェックアウトレーンには、それぞれ固有のレーン番号が設定されており、該決済装置12が配置されたチェックアウトレーンのレーン番号がデータ記憶部M22に格納される。以下、データ記憶部M22をレーン番号記憶部M22と称する。
データ記憶部M23は、転送先情報を記憶する。転送先情報は、会計データの転送先となる他の決済装置12を識別するための情報である。当該決済装置12と同一のチェックアウトレーンに配置される他の決済装置12のうちいずれか1台が会計データの転送先となる。各決済装置12には、固有のIDが予め設定されている。このIDを転送先情報として用いることができる。あるいは各決済装置12のIDにそれぞれ関連付けて番号、記号、コード等を割り当て、転送先情報としてもよい。以下、データ記憶部M23を転送先記憶部M23と称する。
またチェックアウトシステム10は、図3に示すデータメモリ領域31、32、33、34及び35を、登録装置11のRAM11cに形成する。
データメモリ領域31は、販売登録された1つの商品の商品コード、商品名、単価、個数及び金額を一時的に格納するための領域である。商品コードは、各商品を個々に識別するための固有のコードである。各商品には、例えばバーコードによって表された商品コードが付されており、スキャナ11eでバーコードをスキャンすることにより、登録装置11は商品コードを取得できる。商品名及び単価は、対応する商品コードにより識別される商品の名称及び1点当たりの価格である。個数は、同商品の販売個数であり、金額は、その販売個数分の金額(販売金額)である。以下、データメモリ領域31を一時メモリ31と称する。
データメモリ領域31は、販売登録された1つの商品の商品コード、商品名、単価、個数及び金額を一時的に格納するための領域である。商品コードは、各商品を個々に識別するための固有のコードである。各商品には、例えばバーコードによって表された商品コードが付されており、スキャナ11eでバーコードをスキャンすることにより、登録装置11は商品コードを取得できる。商品名及び単価は、対応する商品コードにより識別される商品の名称及び1点当たりの価格である。個数は、同商品の販売個数であり、金額は、その販売個数分の金額(販売金額)である。以下、データメモリ領域31を一時メモリ31と称する。
データメモリ領域32は、1取引として販売登録された全ての商品のデータを格納するための領域である。データは、商品コード、商品名、単価、個数、金額の各項目を含む。以下、データメモリ領域32を取引メモリ32と称する。
データメモリ領域33は、1取引として販売登録された全ての商品の合計個数と合計金額とを格納するための領域である。以下、データメモリ領域33を合計メモリ33と称する。
データメモリ領域34は、“1”から始まる一連の番号に関連付けて決済装置ID、識別名称及びステータス情報をそれぞれ記憶する領域である。番号“1”の行には、該登録装置11と連携状態にある複数台の決済装置12のうち、会計データ転送の優先順位が1位に設定された決済装置12の決済装置ID、識別名及びステータス情報が格納される。同様に、番号“2”の行には、優先順位が2位に設定された決済装置12の決済装置ID、識別名及びステータス情報が格納され、番号“3”の行には、優先順位が3位に設定された決済装置12の決済装置ID、識別名及びステータス情報が格納される。以下、データメモリ領域34を優先順位メモリ34と称する。
優先順位メモリ34の行数は、1台の登録装置11に連携する決済装置12の台数に依存する。以下では、1台の登録装置11に連携する決済装置12の台数を3台として説明を続ける。
登録装置11の送信先記憶部M13に格納された送信先情報で識別される決済装置12が、会計データ転送の優先順位1位となる。そして、この優先順位1位の決済装置12の転送先記憶部M23に格納された転送先情報で識別される決済装置12が優先順位2位となり、この優先順位2位の決済装置12の転送先記憶部M23に格納された転送先情報で識別される決済装置12が優先順位3位となる。優先順位3位の決済装置12の転送先記憶部M23には、優先順位1位の決済装置12を識別するための情報が記憶される。
優先順位をどのように設定するかは任意である。例えば、連携する登録装置11との距離が近い方から順に優先順位を設定してもよい。優先順位は、決済装置12の状態によって変更することができる。
優先順位をどのように設定するかは任意である。例えば、連携する登録装置11との距離が近い方から順に優先順位を設定してもよい。優先順位は、決済装置12の状態によって変更することができる。
決済装置12の状態は、ステータス情報によって表される。状態には、待機中、会計中及びエラー中がある。待機中とは、会計データを待機している状態である。会計中とは、会計データを基に決済処理を実行している状態である。エラー中とは、決済装置12に異常又は警告が発生しており、決済処理ができない状態である。例えば自動釣銭機12kの在高過剰又は在高不足、プリンタ12gのレシート用紙切れ等が発生すると、ステータス情報がエラー中となる。本実施形態では、待機中を表すステータス情報STを“0”、会計中を表すステータス情報STを“1”、エラー中を表すステータス情報STを“2”とする。
データメモリ領域35は、会計データの送信先を他の登録装置11に切り替える場合に、他の登録装置11が設置されているチェックアウトレーンのレーン番号を格納するための領域である。以下、データメモリ領域35を切替先メモリ35と称する。
図4乃至図9は、登録装置11のCPU11aが実行するメイン処理の手順を示す流れ図である。図10は、登録装置11のCPU11aが他の登録装置11から優先順位変更コマンドを受信したときの割込み処理の手順を示す流れ図である。図11は、決済装置12のCPU12aが会計データの受信時に実行する割込み処理の手順を示す流れ図である。図12は、登録装置11のCPU11aが他の登録装置11から転送されてきた会計データの受信時に実行する割込み処理の手順を示す流れ図である。図13乃至図17は、登録装置11のタッチパネル11fに表示される画面の一例を示す模式図である。
以下、図1乃至図17を用いて、レーン番号1のチェックアウトレーンに設置された登録装置11-1を主体に、チェックアウトシステム10の情報処理動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
以下、図1乃至図17を用いて、レーン番号1のチェックアウトレーンに設置された登録装置11-1を主体に、チェックアウトシステム10の情報処理動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
登録装置11-1が、買上商品の登録処理を行うモードで起動されると、CPU11aは、図4乃至図9の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。この処理は、ROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶される制御プログラムに従ったものである。
先ずCPU11aは、Act1としてタッチパネル11fの画面の一部に登録画面SC1(図13を参照)を表示させる。
登録画面SC1は、一時メモリ31、取引メモリ32及び合計メモリ33の内容を表し、登録処理の実施状況を店員21に確認させるものである。登録画面SC1の一例を図13に示す。登録画面SC1は、表示エリアR1、R2を含む。表示エリアR1は、一時メモリ31の内容、すなわち最も新しく買上登録がなされた商品に関する商品名、単価、販売個数及び販売金額と、合計メモリ33の内容、すなわちその商品を登録した後の買上商品の合計個数及び合計金額とを表示する。表示エリアR2は、取引メモリ32の内容、すなわち表示エリアR1に示された商品よりも前に買上登録がなされた商品に関する商品名、単価、販売個数及び販売金額のリストを表示する。
登録画面SC1は、一時メモリ31、取引メモリ32及び合計メモリ33の内容を表し、登録処理の実施状況を店員21に確認させるものである。登録画面SC1の一例を図13に示す。登録画面SC1は、表示エリアR1、R2を含む。表示エリアR1は、一時メモリ31の内容、すなわち最も新しく買上登録がなされた商品に関する商品名、単価、販売個数及び販売金額と、合計メモリ33の内容、すなわちその商品を登録した後の買上商品の合計個数及び合計金額とを表示する。表示エリアR2は、取引メモリ32の内容、すなわち表示エリアR1に示された商品よりも前に買上登録がなされた商品に関する商品名、単価、販売個数及び販売金額のリストを表示する。
なお、図示は省略するが、CPU11aは、タッチパネル11fの画面のうちの登録画面SC1とする領域外に、店員21が商品を指定するための商品ボタンや、小計ボタンなどの各種の機能ボタンを表示する。
店員21は、タッチパネル11fに登録画面SC1が表示されていることを確認したならば、買上商品の販売登録が可能であると認識する。そして買物客22が買上商品を持って作業テーブル23まで来たならば、店員21は、例えばスキャナ11e又は商品ボタンを操作して、買上商品の商品コードを順次入力する。そして、全ての買上商品の商品コードを入力し終えると、店員21は、小計ボタンにタッチする。以上の操作により、一人の買物客が買い上げる商品の販売登録が終了する。
このような販売登録操作に対し、登録装置11-1のCPU11aは、以下の情報処理を実行する。先ずCPU11aは、Act2として商品登録を待ち受ける。スキャナ11e又は商品ボタンを介して商品コードが入力されると(Act2にてYES)、CPU11aは、Act3として商品販売データの登録処理を実行する。すなわちCPU11aは、商品コードに関連付けられて商品データベースに設定されている商品名、単価等の商品情報を取得する。またCPU11aは、この単価に販売個数を乗算して販売個数分の金額、いわゆる販売金額を算出する。販売個数は、商品コードが入力される前にテンキー等によって置数されている場合にはその数値であり、置数されていない場合には“1”である。かくしてCPU11aは、商品コード、商品名、単価、販売個数及び販売金額を含む商品販売データを生成する。そしてCPU11aは、商品販売データを一時メモリ31に格納する。このとき、既に一時メモリ31に直前に販売登録された買上商品の販売データが記憶されていたならば、CPU11aは、その記憶されていた商品販売データを取引メモリ32に移動させてから、新たな商品販売データを一時メモリ31に格納する。またCPU11aは、商品販売データの販売個数と販売金額とをそれぞれ合計メモリ33に加算する。そしてCPU11aは、一時メモリ31、取引メモリ32及び合計メモリ33のデータを基に登録画面SC1を更新する。
CPU11aは、Act4として販売商品の登録終了が宣言されたか否かを確認する。例えば小計ボタンがタッチされると、CPU11aは登録終了が宣言されたと判断する。登録終了が宣言されていない場合(Act4にてNO)、CPU11aは、Act2に戻り、次の商品登録を待ち受ける。登録終了が宣言された場合には(Act4にてYES)、CPU11aは、Act5として一時メモリ31、取引メモリ32及び合計メモリ33のデータを基に会計データを生成する。ここに登録装置11-1は、CPU11aによって実行されるAct2乃至Act5の処理により、入力されたデータである商品販売に係るデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する生成手段を構成する。
会計データを生成すると、CPU11aは、Act6として切替フラグCFを確認する。切替フラグCFは、少なくとも直前の商取引において、会計データの送信先を連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cから他の登録装置11-2に切り替えた場合に“1”にセットされる。会計データの送信先が連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cであった場合には、切替フラグCFは“0”のままである。切替フラグCFとしては、RAM11cに記憶される1ビットデータが使用される。
切替フラグCFが“1”にセットされていた場合(Act6にてYES)、CPU11aは、Act7としてオプションフラグOPを調べる。オプションフラグOPは、会計データの送信先を他の登録装置11-2に切り替えた場合に次の商取引でもその切替を維持するか元へ戻すかを識別するフラグである。本実施形態では、切替を維持する場合の値を“1”、元へ戻す場合の値を“0”とする。オプションフラグOPとしては、補助記憶ユニット11dで記憶される1ビットデータが使用される。オプションフラグOPは、登録処理を行うモードとは別に実施される設定モードにおいて“1”又は“0”に設定可能である。
オプションフラグOPが“0”にリセットされている場合(Act7にてNO)、CPU11aは、Act8として切替フラグCFを“0”にリセットする。そしてCPU11aは、Act9として自レーン情報を取得する。また、切替フラグCFが元々“0”にリセットされていた場合も(Act6にてNO)、CPU11aは、Act9として自レーン情報を取得する。
自レーン情報とは、自らと連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cの決済装置ID、識別名称及びステータス情報である。CPU11aは先ず、送信先記憶部M13で記憶する送信先情報で識別される決済装置、例えば決済装置12-1Aから、決済装置ID、識別名称及びステータス情報を取得する。そしてCPU11aは、この決済装置ID、識別名称及びステータス情報を優先順位メモリ34の番号“1”の行にセットする。次いでCPU11aは、番号“1”の行にセットした決済装置IDの決済装置12-1Aから転送先記憶部M23に記憶されている転送先情報を読み込む。そしてCPU11aは、この転送先情報で識別される決済装置、例えば決済装置12-1Bから決済装置ID、識別名称及びステータス情報を取得して、優先順位メモリ34の番号“2”の行にセットする。次いでCPU11aは、番号“2”の行にセットした決済装置IDの決済装置12-1Bから転送先記憶部M23に記憶されている転送先情報を読み込む。そしてCPU11aは、この転送先情報で識別される決済装置、例えば決済装置12-1Cから決済装置ID、識別名称及びステータス情報を取得して、優先順位メモリ34の番号“3”の行にセットする。
一方、オプションフラグOPが“1”にセットされていた場合には(Act7にてYES)、CPU11aは、Act10として切替レーン情報を取得する。切替レーン情報とは、会計データの送信先として切り替えられた他の登録装置、例えば登録装置11-2と連携する決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの決済装置ID、識別名称及びステータス情報である。CPU11aは、通信ユニット11hに対して、切替先メモリ35に記憶されたレーン番号のチェックアウトレーンにある他の登録装置11-2に対してレーン情報要求コマンドを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、他の登録装置11-2の通信アドレスを送信先アドレスとするレーン情報要求コマンドをLAN13上に送出する。レーン情報要求コマンドの送信元アドレスは、該登録装置11-1の通信アドレスである。レーン情報要求コマンドは、LAN13に接続された複数台の登録装置11のうち、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された1台の登録装置11-2で受信される。
レーン情報要求コマンドを受信した登録装置11-2のCPU11aは、前述したAct9の自レーン情報取得処理と同様な処理を行う。そしてCPU11aは、通信ユニット11hに対して、優先順位メモリ34に記憶したデータをコマンド送信元の登録装置11-1に送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、レーン情報要求コマンドの送信元アドレスを送信先アドレスとするデータ伝文を生成し、LAN13上に送出する。データ伝文には、優先順位メモリ34のデータが含まれる。
レーン情報要求コマンドを送信した登録装置11-1のCPU11aは、コマンド送信先である他の登録装置11-2からのデータ伝文を待機する。そしてデータ伝文を受信すると、そのデータ伝文に含まれるデータを、自らの優先順位メモリ34に上書きする。
Act9の自レーン情報取得処理、又はAct10の切替レーン情報取得処理を終えると、CPU11aは、Act11としてタッチパネル11fの画面の一部に会計確認画面SC2(図14を参照)を表示させる。
会計確認画面SC2の一例を図14に示す。会計確認画面SC2は、表示エリアR3、R4及びボタンB1、B2、B3、B4、B5、B6を含む。表示エリアR3は、合計メモリ33に格納された商品の合計個数、合計金額等を表示する。
会計確認画面SC2の一例を図14に示す。会計確認画面SC2は、表示エリアR3、R4及びボタンB1、B2、B3、B4、B5、B6を含む。表示エリアR3は、合計メモリ33に格納された商品の合計個数、合計金額等を表示する。
表示エリアR4は、優先順位メモリ34のデータを基に、各決済装置12の優先順位と状態とを表示する。すなわち優先順位メモリ34のデータが自レーン情報取得処理によって得られたデータであった場合、表示エリアR4は、当該登録装置11-1と連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cの優先順位と状態とを表す。優先順位メモリ34のデータが切替レーン情報取得処理によって得られたデータであった場合、表示エリアR4は、会計データの送信先となった他の登録装置11-2と連携する決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの優先順位と状態とを表す。
ボタンB1、B2は、合計金額に対して値引又は割引を適用することを店員21が指定するための小計値引ボタンB1、小計割引ボタンB2である。ボタンB3は、タッチパネル11fの画面の一部領域を登録画面SC1に戻すことを店員21が指定するための戻るボタンB3である。ボタンB4は、1つの取引に対する商品の登録が終了し会計への移行を店員21が指定するための会計ボタンB4である。ボタンB5は、決済装置12に対する優先順位の変更を店員21が指定するための優先順位変更ボタンB5である。ボタンB6は、会計データの送信先を該登録装置11-1と連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cでなく他のチェックアウトレーンの登録装置、例えば登録装置11-2に切り替えることを店員21が指定するためのレーン切替ボタンB6である。
したがって、1商取引の商品登録終了時、直前の商取引で会計データが他のチェックアウトレーンの登録装置、例えば登録装置11-2に送信されなかったか、送信されたとしてもオプションフラグOFが“0”に設定されている場合には、登録装置11-1のタッチパネル11fに、該登録装置11-1と連携する複数の決済装置12-1A,12-1B,12-1Cの状態が優先順位の順番に表示される。直前の商取引で会計データが他のチェックアウトレーンの登録装置、例えば登録装置11-2に送信され、かつオプションフラグOFが“1”に設定されている場合には、当該他のチェックアウトレーンの登録装置11-2と連携する複数の決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの状態が優先順位の順番に表示される。ここに登録装置11-1は、CPU11aによって実行されるAct9及びAct11の処理により、タッチパネル11fと協働して第1の表示手段を構成する。また登録装置11-1は、Act10及びAct11の処理により、タッチパネル11fと協働して第2の表示手段を構成する。
会計確認画面SC2を確認した店員21は、表示エリアR4に表示される情報を参考に、決済装置の優先順位を変更した方がよいか、又は会計データの送信先を切り替えた方がよいかを判断する。例えば該登録装置11-1と連携する優先順位1位の決済装置12-1Aの状態が「待機中」であり決済処理が可能であるときには、優先順位の変更も会計データ送信先の切替も必要はない。このような場合、店員21は会計ボタンB4を入力する。
図14に示すように、該登録装置11-1と連携する優先順位1位の決済装置12-1Aの状態が「エラー中」、優先順位2位の決済装置12-1Bの状態が「会計中」、優先順位3位の決済装置12-1Cの状態が「待機中」の場合、決済処理を実行するのは優先順位3位の決済装置12-1Cとなる。このような場合、優先順位を変更した方が効率的であるので、店員21は優先順位変更ボタンB5を入力する。
連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cが全て決済処理不能である場合、あるいは別のチェックアウトレーンで会計したいと買物客22に言われた場合には、会計データの送信先を切替える必要がある。このような場合、店員21はレーン切替ボタンB6を入力する。
会計確認画面SC2を表示させたCPU11aは、Act21として会計ボタンB4が入力されるか、Act22として優先順位変更ボタンB5が入力されるか、Act23としてレーン切替ボタンB6が入力されるのを待ち受ける。なお、その他のボタンB1〜B3が入力された場合には、CPU11aはそのボタンに基づく処理を実行する。
会計ボタンB4が入力された場合には(Act21にてYES)、CPU11aは,Act24として切替フラグCFを調べる。そしてCPU11aは、切替フラグCFが“0”にリセットされていた場合には(Act24にてNO)、図6の流れ図に示す手順の情報処理を実行し、切替フラグCFが“1”にリセットされていた場合には(Act24にてYES)、図7の流れ図に示す手順の情報処理を実行する。これらの情報処理については後で詳述する。
また優先順位変更ボタンB5が入力された場合も(Act22にてYES)、CPU11aは,Act25として切替フラグCFを調べる。そしてCPU11aは、切替フラグCFが“0”にリセットされていた場合には(Act25にてNO)、図8の流れ図に示す手順の情報処理を実行し、切替フラグCFが“1”にリセットされていた場合には(Act25にてYES)、図9の流れ図に示す手順の情報処理を実行する。これらの情報処理についても後で詳述する。
一方、レーン切替ボタンB6がタッチされた場合には(Act23にてYES)、CPU11aは、Act26としてレーン番号が入力されたか否かを確認する。会計データの送信先を切替える場合、店員21は、切替先となるチェックアウトレーンのレーン番号をタッチパネル11fから入力する。なお、各登録装置11にはそれぞれ隣接するチェックアウトレーン(左右に隣接するチェックアウトレーンがある場合にはいずれか一方のチェックアウトレーン)のレーン番号がデフォルトとして設定されている。このため、切替先がデフォルトのチェックアウトレーンで良い場合には、店員21は、レーン番号の入力を省略できる。
レーン番号が入力された場合(Act26にてYES)、CPU11aは、Act27としてそのレーン番号がレーン番号記憶部M12に記憶されるレーン番号と一致するか否かを確認する。一致する場合(Act27にてYES)、入力されたレーン番号は自らのチェックアウトレーンの番号である。この場合、CPU11aは、レーン番号の入力を無効とする。そしてCPU11aは、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
入力されたレーン番号がレーン番号記憶部M12に記憶されるレーン番号と一致しない場合、すなわち他のチェックアウトレーンのレーン番号が入力された場合(Act27にてYES)、CPU11aは、Act28としてその入力レーン番号を切替先メモリ35に格納する。
一方、レーン番号が入力されなかった場合には(Act26にてNO)、CPU11aは、Act29として切替フラグCFを調べる。そして切替フラグCFが“0”にリセットされていた場合(Act29にてNO)、CPU11aは、Act30としてデフォルトのレーン番号を切替先メモリ35に格納する。
Act28又はAct30の処理により、切替先メモリ35にレーン番号が格納されたならば、CPU11aは、Act31として切替フラグCFを“1”にセットする。なお、切替フラグCFが既に“1”にセットされていた場合には、CPU11aは、その状態を維持する。続いてCPU11aは、Act32として切替レーン情報を取得する。この処理は、前述したAct10の処理と同様である。切替レーン情報を取得できたならば、CPU33は、Act33として会計確認画面SC2の表示エリアR4の内容を、Act32の処理により取得した切替レーン情報の内容に更新する。CPU11aはその後、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
このように、店員21がレーン切替ボタンB6を入力して会計データの送信先を他のチェックアウトレーンの登録装置、例えば登録装置11-2に切り替えると、タッチパネル11fには、その切替先に指定された他のチェックアウトレーンの登録装置11-2と連携する複数の決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの状態が優先順位の順番に表示される。
図15は、会計確認画面SC2の表示エリアR4の内容を切替レーン情報の内容に更新した例である。表示エリアR4には、切替先のチェックアウトレーンに設置されている決済装置12-2A,12-2B,12-2Cのステータス情報が優先順位の高い順に表示されている。また、会計ボタンB4を囲う枠上に表示エリアR5が形成され、この表示エリアR5にチェックアウトレーンが切替中であることを報知するガイダンス「レーン切替中」が表示されている。さらに、会計ボタンB4を囲う枠の色も、図14の画面例と比較して変更している。
したがって店員21は、登録装置11-1が設置されたチェックアウトレーンに居ながらにして、会計データの送信先である他の登録装置11-2と連携する決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの状態を把握することができる。ここに登録装置11-1は、CPU11aによって実行されるAct33の処理により、タッチパネル12fと協働して、会計データを他の登録装置に転送することを報知する報知手段を構成する。
一方、会計データの送信先を他の登録装置、例えば登録装置11-2から連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cに戻す場合にも、店員21はレーン切替ボタンB6を入力する。すなわち、切替フラグCFが“1”にセットされた状態でレーン番号の入力無しにレーン切替ボタンB6がタッチされると、Act29の処理において“YES”となる。この場合、CPU11aは、Act34として切替フラグCFを“0”にリセットする。続いてCPU11aは、Act35として自レーン情報を取得する。この処理は、前述したAct9の処理と同様である。自レーン情報を取得できたならば、CPU33は、Act36として会計確認画面SC2の表示エリアR4の内容を、Act35の処理により取得した自レーン情報の内容に更新する。その後、CPU11aは、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
このように、会計データの送信先を他の登録装置から連携する決済装置12に戻す場合には、店員21は、単にレーン切替ボタンB6を入力すればよい。
このように、会計データの送信先を他の登録装置から連携する決済装置12に戻す場合には、店員21は、単にレーン切替ボタンB6を入力すればよい。
図6は、切替フラグCFが“0”にリセットされた状態で会計ボタンB4が入力された場合の情報処理手順を示す。先ずCPU11aは、Act41として送信先記憶部M13に格納されている送信先情報を読み込む。そしてCPU11aは、Act42として、Act5の処理で生成された会計データとAct41の処理で読み込んだ送信先情報とを通信ユニット11hに出力する。そしてCPU11aは、通信ユニット11hに対して、送信先情報で識別される決済装置、例えば決済装置12-1Aを宛先として会計データと送信先情報とを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、送信先情報で識別される決済装置12-1Aの通信アドレスを送信先アドレスとする第1のデータ伝文を生成し、LAN13上に送出する。第1のデータ伝文には、会計データと送信先情報とが含まれる。第1のデータ伝文の送信元アドレスは、当該登録装置11-1の通信アドレスである。第1のデータ伝文は、LAN13に接続された複数台の決済装置12-1A,12-1B,12-1Cのうち、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された1台の決済装置12-1Aで受信される。すなわち決済装置12-1Aの通信ユニット12hは、LAN13上に送出された第1のデータ伝文のうち、送信先アドレスが自らの通信アドレスである第1のデータ伝文を受信する。ここに登録装置11-1は、CPU11aによって実行されるAct41及びAct42の処理により、通信ユニット11hと協働して、会計データを該登録装置-1と連携する決済装置12-1Aに送信する第1の送信手段を構成する。
決済装置12-1AのCPU12aは、通信ユニット12hを介して第1のデータ伝文を受信すると、図11の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。この処理は、ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶される制御プログラムに従ったものである。
先ずCPU12aは、Act111として該決済装置12-1Aに異常又は警告のエラーが発生しているか否かを確認する。エラーが発生していない場合(Act111にてNO)、CPU12aは、Act112としてビジィフラグBFが“0”にリセットされているか否かを判断する。ビジィフラグBFは、決済装置12-1Aが決済処理を実行していない間は“0”にリセットされており、決済処理が開始されると、終了するまで“1”にセットされる1ビットの情報である。ビジィフラグFとしては、RAM12cに記憶された1ビットデータが使用される。
ビジィフラグBFが“0”にリセットされている場合(Act112にてYES)、CPU12aは、Act113としてビジィフラグBFを“1”にセットする。またCPU12aは、Act114として第1のデータ伝文に含まれる会計データをRAM12cの会計バッファに格納する。さらにCPU12aは、Act115として通信ユニット12hに対して、第1のデータ伝文送信元の登録装置11-1を宛先として会計可能の応答コマンドを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット12hは、第1のデータ伝文の送信元アドレスを送信先アドレスとする会計可能の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドの送信元アドレスは、当該決済装置12-1Aの通信アドレスである。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
会計可能の応答コマンドを送信した決済装置12-1AのCPU12aは、Act116として会計バッファに格納された会計データを基に取引の決済処理を実行する。決済処理は、買物客22による操作に応じて会計データに示された取引を決済するための処理であり、既存のセルフPOS端末などで行われている処理と同様なので、詳しい説明は省略する。決済処理が終了すると、CPU12aは、Act117としてビジィフラグBFを“0”にリセットする。
一方、エラーが発生している場合(Act111にてYES)、又はビジィフラグFが“1”にセットされている場合(Act112にてNO)、CPU12aは、Act118として転送先記憶部M23に格納されている転送先情報を読み込む。そしてCPU11aは、Act119としてこの転送先情報で識別される決済装置が、第1のデータ伝文に含まれる送信先情報で識別される決済装置と一致するか否かを確認する。
転送先情報で識別される決済装置が送信先情報で識別される決済装置と一致しない場合(Act119にてNO)、CPU12aは、Act120として第1のデータ伝文に含まれる会計データと送信先情報とを通信ユニット12hに出力する。そしてCPU12aは、通信ユニット12hに対して、転送先情報で識別される他の決済装置、例えば決済装置12-1Bを宛先として第1のデータ伝文を転送するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット12hは、第1のデータ伝文の送信先アドレスを転送先情報で識別される決済装置12-1Bの通信アドレスに変更し、LAN13上に送出する。この第1のデータ伝文は、LAN13に接続された複数台の決済装置12-1A,12-1B,12-1Cのうち、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された1台の決済装置12-1Bで受信される。すなわち決済装置12-1Bの通信ユニット12hは、LAN13上に送出された第1のデータ伝文のうち、送信先アドレスが自らの通信アドレスである第1のデータ伝文を受信する。
優先順位が最下位の決済装置、例えば決済装置12-1Cには、転送先情報として優先順位が1位の決済装置12-1Aを識別するための情報が設定されている。したがって決済装置12-1Cでは、転送先情報で識別される決済装置が送信先情報で識別される決済装置と一致する。一致する場合(Act119にてYES)、CPU12aは、Act121として通信ユニット12hに対して、第1のデータ伝文送信元の登録装置11-1を宛先として会計不可応答のコマンドを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット12hは、第1のデータ伝文の送信元アドレスを送信先アドレスとする会計不可の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドの送信元アドレスは、当該決済装置12の通信アドレスである。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
このように決済装置12は、決済処理が可能な状態のとき、LAN13を介して受信した会計データの決済処理を実行する。しかし、エラーが発生していたり会計中であったりして決済処理が不可能な状態のときには、決済装置12は、他の決済装置にLAN13を介して会計データを転送する。
図6のAct42において会計データを送信した登録装置11-1のCPU11aは、Act43として応答コマンドを待機する。通信ユニット11hを介して会計可能の応答コマンドを受信すると(Act43にてYES)、CPU11aは、Act44として会計確認画面SC2に対して誘導表示を行う。
図16は、誘導表示が行われた会計確認画面SC2の一例を示す。この例は、当該登録装置11-1と同一のチェックアウトレーンに配置された決済装置12-1Cから会計可能の応答コマンドが送信された場合である。誘導表示は、決済処理が可能であることを通知した決済装置12-1Cへと客を案内する表示である。誘導表示は、表示エリアR4にて行われる。店員21は、誘導表示によって報知された同一チェックアウトレーンの決済装置12-1Cで決済を行うように買物客22を誘導する。例えば決済装置12-1Cへと誘導を受けた買物客22は、決済装置12-1Cが設置されている場所まで移動し、決済を行う。
一方、優先順位が最下位の決済装置、例えば決済装置12-1Cから会計不可の応答コマンドを受信した場合には(Act43にてNO)、CPU11aは、Act45として会計確認画面SC2に対して自レーン不可表示を行う。自レーン不可表示は、当該登録装置11-1に連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cでは会計が不可であり、他のチェックアウトレーンで会計することを促す表示である。自レーン不可表示は、表示エリアR4にて行われる。店員21は、自レーン不可表示を確認すると、レーン切替ボタンB6を入力する。
自レーン不可表示を行ったCPU11aは、Act46としてレーン切替ボタンB6が入力されるのを待機する。そしてレーン切替ボタンB6が入力されたならば(Act46にてYES)、CPU11aは、Act26の処理に進む。そしてCPU11aは、前述したAct26乃至Act33の処理を実行する。このとき切替フラグCFは“0”にリセットされているので、Act34乃至Act36の処理が実行されることはない。Act33の処理が終了すると、CPU11aは、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。ここで、会計ボタンB4が入力されると、切替フラグCFは“1”にセットされているので、CPU11aは、図7の流れ図に示す手順の情報処理を実行する。
図7は、切替フラグCFが“1”にセットされた状態で会計ボタンB4が入力された場合の情報処理手順を示す。先ずCPU11aは、Act51として切替先メモリ35に格納されているレーン番号を読み込む。そしてCPU11aは、Act52としてそのレーン番号とAct5の処理で生成した会計データとを通信ユニット11hに出力する。そしてCPU11aは、通信ユニット11hに対して、レーン番号で特定されるチェックアウトレーンに配置されている登録装置、例えば登録装置11-2を宛先として会計データを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、レーン番号で特定されるチェックアウトレーンに配置されている登録装置11-2の通信アドレスを送信先アドレスとする第2のデータ伝文を生成し、LAN13上に送出する。第2のデータ伝文には、会計データが含まれる。第2のデータ伝文の送信元アドレスは、当該登録装置11-1の通信アドレスである。第2のデータ伝文は、LAN13に接続された複数台の登録装置11のうち、送信先アドレスが通信アドレスと一致する登録装置11-2で受信される。すなわち登録装置11-2の通信ユニット11hは、LAN13上に送出された第2のデータ伝文のうち、送信先アドレスが自らの通信アドレスであるデータ伝文を受信する。ここに登録装置11-1は、CPU11aによって実行されるAct51及びAct52の処理により、通信ユニット11hと協働して、会計データを他の登録装置に送信する第2の送信手段を構成する。
他の登録装置11-1から第2のデータ伝文を受信した登録装置11-2のCPU11aは、図12の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。先ずCPU12aは、Act131として送信先記憶部M3に格納されている送信先情報を読み込む。そしてCPU11aは、Act132として、第2のデータ伝文に含まれる会計データとAct131の処理で読み込んだ送信先情報とを通信ユニット11hに出力する。そしてCPU11aは、通信ユニット11hに対して、送信先情報で識別される決済装置、例えば決済装置12-2Aを宛先として会計データと送信先情報とを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、送信先情報で識別される決済装置12-2Aの通信アドレスを送信先アドレスとする第3のデータ伝文を生成し、LAN13上に送出する。第3のデータ伝文には、会計データと送信先情報とが含まれる。会計データは、第2のデータ伝文に含まれていたものである。第3のデータ伝文の送信元アドレスは、第2のデータ伝文の送信元アドレスである。第3のデータ伝文は、LAN13に接続された複数台の決済装置12-2A,12-2B,12-2Cのうち、送信先アドレスである通信アドレスが設定された1台の決済装置12-2Aで受信される。すなわち決済装置12-2Aの通信ユニット12hは、LAN13上に送出された第3のデータ伝文のうち、送信先アドレスが自らの通信アドレスである第3のデータ伝文を受信する。ここに登録装置11-2は、CPU11aによって実行されるAct131及びAct132の処理により、通信ユニット11hと協働して、他の登録装置から送信されてきた会計データを該登録装置と連携する決済装置に送信する第3の送信手段を構成する。
第3のデータ伝文を受信した決済装置12-2AのCPU12aは、前述した図11の流れ図に示す手順と同様の情報処理を行う。すなわち当該決済装置12-2Aにエラーが発生しておらず、かつビジィフラグが“0”にリセットされている場合には、CPU12aは、Act113乃至Act117の処理を実行する。これに対し、当該決済装置12-2Aにエラーが発生しているか、ビジィフラグが“1”にセットされている場合には、CPU12aは、Act118、Act119、Act120の処理、又はAct118、Act119、Act121の処理を実行する。
図12のAct132において会計データを送信した登録装置11-2のCPU11aは、Act133として応答コマンドを待機する。通信ユニット11hを介して会計可能の応答コマンドを受信すると(Act133にてYES)、CPU11aは、Act134としてレーン番号記憶部M12に格納されているレーン番号を読み込む。そしてCPU11aは、Act135としてこのレーン番号とともに会計可能の応答コマンドを、第2のデータ伝文の送信元である他の登録装置11-1に送信するように通信ユニット11hに指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、第2のデータ伝文の送信元アドレスを送信先アドレスとする会計可能の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドには、レーン番号が含まれる。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
一方、通信ユニット11hを介して会計不可の応答コマンドを受信した場合には(Act133にてNO)、登録装置11-2のCPU11aは、Act136としてレーン番号記憶部M12に格納されているレーン番号を読み込む。そしてCPU11aは、Act137としてこのレーン番号とともに会計不可の応答コマンドを、第2のデータ伝文の送信元である他の登録装置11-1に送信するように通信ユニット11hに指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、第2のデータ伝文の送信元アドレスを送信先アドレスとする会計不可の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドには、レーン番号が含まれる。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
図7のAct52において会計データを送信した登録装置11-1のCPU11aは、Act53として応答コマンドを待機する。通信ユニット11hを介して他の登録装置11-2からレーン番号が含まれた会計可能の応答コマンドを受信すると(Act53にてYES)、CPU11aは、Act54として会計確認画面SC2に対して誘導表示を行う。
図17は、レーン番号が含まれた会計可能の応答コマンドを受信したことにより誘導表示がなされた会計確認画面SC2の一例を示す。この例は、当該登録装置11-1とは別のチェックアウトレーンに配置された決済装置12-2Aから会計可能の応答コマンドが送信された場合である。誘導表示は、決済処理が可能であることを通知した決済装置12-2Aへと客を案内する表示である。誘導表示は、表示エリアR4にて行われる。この誘導表示を確認した店員21は、誘導表示によって報知された他のチェックアウトレーンの決済装置12-2Aで決済を行うように買物客22を誘導する。
図17は、レーン番号が含まれた会計可能の応答コマンドを受信したことにより誘導表示がなされた会計確認画面SC2の一例を示す。この例は、当該登録装置11-1とは別のチェックアウトレーンに配置された決済装置12-2Aから会計可能の応答コマンドが送信された場合である。誘導表示は、決済処理が可能であることを通知した決済装置12-2Aへと客を案内する表示である。誘導表示は、表示エリアR4にて行われる。この誘導表示を確認した店員21は、誘導表示によって報知された他のチェックアウトレーンの決済装置12-2Aで決済を行うように買物客22を誘導する。
一方、他の登録装置11-2から受信した応答コマンドが会計不可応答であった場合(Act53にてNO)、CPU11aは、Act55として会計確認画面SC2に対して切替先レーン不可表示を行う。切替先レーン不可表示は、会計データの切替先として選択した他の登録装置11-2と連携する決済装置12-2A,12-2B,12-2Cでは会計が不可であり、自らのチェックアウトレーンで会計することを促す表示である。切替レーン不可表示は、表示エリアR4にて行われる。切替レーン不可表示を確認した店員21は、レーン番号を入力することなくレーン切替ボタンB6を入力する。
切替先レーン不可表示を行ったCPU11aは、Act56としてレーン切替ボタンB6が入力されるのを待機する。そしてレーン切替ボタンB6が入力されたならば(Act56にてYES)、CPU11aは、Act26の処理に進む。そしてCPU11aは、前述したAct34乃至Act36の処理を実行する。このとき、レーン番号の入力が無く、かつ切替フラグCFが“1”にセットされているので、Act27,28,30〜33の処理が実行されることはない。Act36の処理が終了すると、CPU11aは、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。ここで、会計ボタンB4が入力されると、切替フラグCFは“0”にリセットされているので、CPU11aは、前述した図6の流れ図に示す手順の情報処理を実行する。
図14に示す会計確認画面SC2が表示された状態で、店員21が会計ボタンB4を入力した場合を想定する。この場合、当該登録装置11-1で生成された会計データは先ず、優先順位が1位の決済装置12-1Aに送信される。このとき決済装置12-1Aではエラーが発生しているので、会計データは、決済装置12-1Aから優先順位が2位の決済装置12-1Bに転送される。しかし決済装置12-1Bは会計中なので、会計データは、決済装置12-1Bから優先順位が3位の決済装置12-1Cに転送される。決済装置12-1Cは待機中である。したがって会計確認画面SC2には、図16に示すように、決済装置12-1Cへ買物客22を誘導する表示が行われる。その結果、買物客22は、決済装置12-1Cにおいて決済を行うことができる。
次に、決済装置12-1Cも会計中であり、決済処理ができない場合を想定する。その場合、会計確認画面SC2には、自レーン不可表示が行われる。そこで店員21は、レーン切替ボタンB6を入力する。そうすると、図15に示すように会計確認画面SC2の表示エリアR4に、他のチェックアウトレーン例えばレーン番号“2”のチェックアウトレーンにある決済装置12の状態が優先順位の高い順に表示される。ここで、店員21が会計ボタンB4を入力すると、会計データは先ず、他の登録装置11-2に送信される。そしてこの登録装置11-2の作用により、会計データは優先順位が1位の決済装置12-1Aに送信される。決済装置12-2Aは待機中であり、決済処理が可能である。したがって、登録装置11-2から登録装置11-1に対して会計可能の応答コマンドが送信される。この応答コマンドには、他のチェックアウトレーンのレーン番号“2”が含まれる。そして会計確認画面SC2には、図19に示すように、レーン番号“2”の決済装置12-2Aへ買物客22を誘導する表示が行われる。その結果、買物客22は、決済装置12-2Aにて決済を行うことができる。
このように、チェックアウトシステム10によれば、登録装置11-1と連携する自レーンの決済装置12-1A,12-1B,12-1Cだけでなく、他の登録装置11-2と連携する他レーンの決済装置12-2A,12-2B,12-2Cも決済処理の対象機器となる。しかも、いずれのチェックアウトレーンの決済装置12を決済対象機器とする場合でも、登録装置11-1において会計データの送信先となる決済装置12を選択する必要はない。1台でも決済処理が可能な状態の決済装置12が存在すれば、決済処理を実施できる。したがって、登録装置11における買上登録の処理が滞ることが少ないので、買上登録および決済のための処理を効率的に行うことができる。
ところで、図14に示される会計確認画面SC2の表示エリアR4を確認することで、当該登録装置11-1と連携する複数の決済装置12-1A,12-1B,12-1Cの状態を知ることができる。同様に、図15に示される会計確認画面SC2の表示エリアR4を確認することで、会計データの送信先である他のチェックアウトレーンの登録装置11-1と連携する複数の決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの状態を知ることができる。ここで、例えば優先順位が1位の決済装置12-1Aに修復まで時間を要するエラーが発生していた場合、他の決済装置12-1B,12-1Cが優先順位1位となるように優先順位を変更した方が効率的である。そこで優先順位を変更する場合、店員21は優先順位変更ボタンB5を入力する。
図8は、切替フラグCFが“0”にリセットされた状態、すなわち図14に示す会計確認画面SC2が表示された状態で優先順位変更ボタンB5が入力された場合の情報処理手順を示す。なお、ここでは説明の便宜上、変更前の優先順位1位を決済装置12-1Aとし、2位を決済装置12-1Bとし、3位を決済装置12-1Cとする。
CPU11aは先ず、Act61としてカウンタnを“0”にリセットする。カウンタnは、RAM11cに形成されている。次いでCPU11aは、Act62として優先順位メモリ34を検索し、番号“1”に関連付けられたステータス情報ST1がカウンタnと一致するか確認する。この時点では、カウンタnは“0”である。したがって、ステータス情報ST1が“0(待機中)”であれば一致と認定される。ステータス情報ST1がカウンタnと一致する場合(Act62にてYES)、CPU11aは、図5のAct21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
ステータス情報ST1がカウンタnと一致しない場合(Act62にてNO)、決済装置12-1Aは待機中でない。この場合、CPU11aは、Act63として番号“2”に関連付けられたステータス情報ST2がカウンタnと一致するか確認する。そして一致する場合(Act63にてYES)、すなわち決済装置12-1Bが待機中である場合、CPU11aは、Act67として番号“2”に関連付けられた決済装置ID、識別名称及びステータス情報を、番号“1”に関連付けられた決済装置ID、識別名称及びステータス情報と入れ替える。その結果、待機中であった決済装置12-1Bが優先順位1位となり、優先順位1位であった決済装置12-1Aが優先順位2位となる。その後、CPU11aは、Act69として優先順位の更新を行う。
ステータス情報ST2もカウンタnと一致しない場合(Act63にてNO)、決済装置12-1A及び決済装置12-1Bは待機中でない。この場合、CPU11aは、Act64として番号“3”に関連付けられたステータス情報ST3がカウンタnと一致するか確認する。そして一致する場合(Act24にてYES)、すなわち決済装置12-1Cが待機中である場合、CPU11aは、Act68として番号“3”に関連付けられた決済装置ID、識別名称及びステータスを、番号“1”に関連付けられた決済装置ID、識別名称及びステータスと入れ替える。その結果、待機中であった決済装置12-1Cが優先順位1位となり、優先順位1位であった決済装置12-1Aは優先順位3位となる。その後、CPU11aは、Act69として優先順位の更新を行う。
ステータス情報ST3もカウンタnと一致しない場合(Act64にてNO)、決済装置12-1A,決済装置12-1B及び決済装置12-1Cは待機中でない。この場合、CPU11aは、Act65としてカウンタnを“1”だけカウントアップする。そしてCPU11aは、Act66としてカウンタnがステータス情報の最大値“2”を超えたか確認する。カウンタnがステータス情報の最大値“2”を超えていない場合(Act66にてNO)、CPU11aは、Act62の処理に戻る。そしてCPU11aは、それ以降の処理を前述したのと同様に繰り返す。
この繰り返しにより、決済装置12-1B,12-1Cが待機中でなく、決済装置12-1Aが会計中(ステータス情報ST1が“1”)であれば優先順位は変更されない。決済装置12-1Aがエラー中(ステータス情報ST1が“2”)であり、決済装置12-1Bが会計中の場合(ステータス情報ST2が“1”)、決済装置12-1Bが優先順位1位となり、決済装置12-1Aが優先順位2位となる。決済装置12-1A及び決済装置12-1Bがエラー中であり、決済装置12-1Cが会計中の場合(ステータス情報ST3が“1”)、決済装置12-1Cが優先順位1位となり、決済装置12-1Aが優先順位3位となる。
決済装置12-1A、12-1B、12-1Cがいずれもエラー中の場合、カウンタnが“3”になる。カウンタnが“3”になると(Act66にてYES)、CPU11aは、図6のAct45の処理に進み、会計確認画面SC2に対して自レーン不可表示を行う。
Act69では、具体的にはCPU11aは、送信先記憶部M13の送信先情報を、優先順位メモリ34の番号“1”に関連付けられた決済装置IDで識別される決済装置、例えば決済装置12-1Cを識別するための情報とする。またCPU11aは、優先順位メモリ34のデータを、同一チェックアウトレーンに配置されている全ての決済装置12-1A,12-1B,12-1Cに送信する。優先順位メモリ34のデータを受信した決済装置12-1A,12-1B,12-1CのCPU12aは、自らの決済装置IDが番号“1”に関連付けられているとき、転送先記憶部M23に記憶される転送先情報を番号“2”に関連付けられた決済装置、例えば決済装置12-1Bの情報に更新する。自らの決済装置IDが番号“2”に関連付けられているとき、CPU12aは、転送先記憶部M23に記憶される転送先情報を番号“3”に関連付けられた決済装置、例えば決済装置12-1Aの情報に更新する。自らの決済装置IDが番号“3”に関連付けられているとき、CPU12aは、転送先記憶部M23に記憶される転送先情報を番号“1”に関連付けられた決済装置12-1Cの情報に更新する。かくして、Act61乃至Act68の処理により変更された優先順位が、登録装置11-1及び当該登録装置11-1と連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cに設定される。
Act69の処理が終了すると、CPU11aは、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
図9は、切替フラグCFが“1”にリセットされた状態で優先順位変更ボタンB5が入力された場合の情報処理手順を示す。先ずCPU11aは、Act81として切替先メモリ35に記憶されたレーン番号のチェックアウトレーンにある他の登録装置11-2を宛先として優先順位変更コマンドを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、他の登録装置11-2の通信アドレスを送信先アドレスとする優先順位変更コマンドをLAN13上に送出する。優先順位変更コマンドの送信元アドレスは、該登録装置11-1の通信アドレスである。優先順位変更コマンドは、LAN13に接続された複数台の登録装置11のうち、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された1台の登録装置11-2で受信される。
優先順位変更コマンドを受信した登録装置11-2のCPU11aは、図10の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。先ずCPU11aは、Act91として受信コマンドが優先順位変更コマンドであるか否かを確認する。そして優先順位変更コマンドの場合(Act91にてYES)、CPU11aは、Act92乃至Act100として、図8のAct61乃至Act69と同様の処理を実行する。そして、Act100の処理を終了すると、CPU11aは、Act101として優先順位メモリ34のデータとともに会計可能の応答コマンドを、優先順位変更コマンドの送信元である登録装置11-1に送信するように通信ユニット11hに指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、優先順位変更コマンドの送信元アドレスを送信先アドレスとする会計可能の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドには、優先順位メモリ34のデータが含まれる。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
一方、Act97にてカウンタnが“3”に達した場合には(Act97にてYES)、CPU11aは、Act102として会計不可の応答コマンドを、優先順位変更コマンドの送信元である他の登録装置11-1に送信するように通信ユニット11hに指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、優先順位変更コマンドの送信元アドレスを送信先アドレスとする会計不可の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
優先順位変更コマンドを送信した登録装置11のCPU11aは、Act82として応答コマンドを待機する。ここで、会計不可応答を受信した場合(Act82にてNO)、CPU11aは、図7のAct55の処理に進み、会計確認画面SC2に対して切替レーン不可表示を行う。
会計可能応答を受信した場合には(Act82にてYES)、CPU11aは、Act83として切替レーン情報を取得する。この処理は、前述したAct10又はAct32の処理と同様である。切替レーン情報を取得できたならば、CPU33は、Act84として会計確認画面SC2の表示エリアR4の内容を、Act83の処理により取得した切替レーン情報の内容に更新する。CPU11aはその後、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
このように、図14の会計確認画面SC2が表示されている状態で、店員21が優先番号変更ボタンB5を入力することにより、登録装置11-1と連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cの優先順位を、より効率的になるように変更することができる。また、図15の会計確認画面SC2が表示されている状態で、店員21が優先番号変更ボタンB5を入力することにより、会計データを送信する他の登録装置11-2と連携する決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの優先順位を、より効率的になるように変更することができる。
なお、実施形態では、登録装置11-1を主体にチェックアウトシステム10の情報処理動作について説明したが、登録装置11-2を主体とした場合も同一に動作することは言うまでもない。
以下、他の実施形態について説明する。
前記実施形態において、レーン切替ボタンB6は、会計確認画面SC2に表示する。他の実施形態は、図18に示すように、レーン切替ボタンB6を登録画面SC1の領域外に小計ボタンB8等とともに表示する。そして、登録終了が宣言される前にレーン切替ボタンB6が入力されると、CPU11aは、図5のAct26乃至Act36に示す処理を実行する。その後、CPU11aは、Act4の処理に進む。このような実施形態としても、前記実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
すなわち各実施形態によれば、入力されたデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する生成手段を備えた複数の登録装置と、前記登録装置と連携して前記会計データを基に決済処理を実行する複数の決済装置と、を備え、前記登録装置は、会計データの送信先を連携する決済装置から他の登録装置に切り替えることを指示する切替指示手段(レーン切替ボタンB6)を備えたチェックアウトシステムが開示されている。
前記実施形態において、レーン切替ボタンB6は、会計確認画面SC2に表示する。他の実施形態は、図18に示すように、レーン切替ボタンB6を登録画面SC1の領域外に小計ボタンB8等とともに表示する。そして、登録終了が宣言される前にレーン切替ボタンB6が入力されると、CPU11aは、図5のAct26乃至Act36に示す処理を実行する。その後、CPU11aは、Act4の処理に進む。このような実施形態としても、前記実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
すなわち各実施形態によれば、入力されたデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する生成手段を備えた複数の登録装置と、前記登録装置と連携して前記会計データを基に決済処理を実行する複数の決済装置と、を備え、前記登録装置は、会計データの送信先を連携する決済装置から他の登録装置に切り替えることを指示する切替指示手段(レーン切替ボタンB6)を備えたチェックアウトシステムが開示されている。
前記実施形態において、登録装置11のCPU11aは、決済装置12から会計不可の応答コマンドを受信し、会計確認画面SC2に対して自レーン不可表示を行うと、Act46としてレーン切替ボタンB6が入力されるのを待機する。ここで、チェックアウトレーンを変更しない指示がなされた場合、CPU11aは、送信不可処理を実行するようにしてもよい。送信不可処理は、例えば会計データに一意の識別コードを付してサーバ宛に送信するとともに、プリンタ11gを駆動して、当該識別コードを示すバーコードが印刷された会計券を発行する。会計券は買物客に渡される。買物客は、例えばチェックアウトレーンとは別の場所に用意された決済装置12のスキャナ12eで会計券のバーコードを読み取らせる。そうすると、決済装置12のCPU12aは、バーコードから得られる識別コードで付された会計データをサーバから取得する。そしてCPU12aは、この会計データを基に決済処理を実行する。
前記実施形態では、登録装置11は、送信先に指定された1つの決済装置12に会計データを送信する。そして決済装置12において決済処理が不能な場合、決済装置12は、転送先に指定された他の決済装置12に会計データを転送する。そして、決済処理が可能な決済装置12が会計データを基に決済処理を行う。他の実施形態では、登録装置11は、連携する全ての決済装置12に会計データを転送する。各決済装置12は、他の決済装置12の状態を認識して決済処理を行う決済装置12を決定し、その決済装置12が会計データを基に決済処理を行う。このようなチェックアウトシステムにおいても登録装置11が第1乃至第3の送信手段と第1及び第2の表示手段とを備えることによって、買上登録および決済のための処理を効率的に行うことができるようになる。
なお、登録装置11及び決済装置12の譲渡は一般に、制御プログラムがROM11b,12b又は補助記憶ユニット11d,12dに記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、コンピュータ装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、このコンピュータ装置とは個別に譲渡された制御プログラムがユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。制御プログラムの譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…チェックアウトシステム、11…登録装置、12…決済装置、21…店員、22…買物客、31…一時メモリ、32…取引メモリ、33…合計メモリ、34…優先順位メモリ、35…切替先メモリ、B4…会計ボタン、B5…優先順位変更ボタン、B6…レーン切替ボタン、M11…登録装置ID記憶部、M12…レーン番号記憶部、M13…送信先記憶部、M21…決済装置ID記憶部、M22…レーン番号記憶部、M23…転送先記憶部、SC1…登録画面、SC2…会計確認画面。
Claims (5)
- 入力されたデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する生成手段を備えた複数の登録装置と、
前記登録装置と連携して前記会計データを基に決済処理を実行する複数の決済装置と、
を備え、
前記登録装置は、
該登録装置と連携する前記決済装置の状態を示すステータス情報を表示する第1の表示手段と、
前記生成手段により生成された前記会計データを該登録装置と連携する前記決済装置に送信する第1の送信手段と、
前記生成手段により生成された前記会計データを他の登録装置に送信する第2の送信手段と、
他の登録装置から送信されてきた前記会計データを該登録装置と連携する前記決済装置に送信する第3の送信手段と、
前記第2の送信手段による前記会計データの送信先である前記他の登録装置と連携する前記決済装置の状態を示すステータス情報を表示する第2の表示手段と、
を具備するチェックアウトシステム。 - 前記会計データの送信先を連携する決済装置から他の登録装置に切り替えることを指示する切替指示手段、をさらに備え、
前記第2の送信手段は、前記切替指示手段により指示されたことを条件に前記会計データを前記他の登録装置に送信し、
前記第2の表示手段は、前記切替指示手段により指示されたことを条件に前記他の登録装置と連携する前記決済装置の状態を示すステータス情報を表示する、請求項1記載のチェックアウトシステム。 - 前記第2の送信手段により前記会計データを前記他の登録装置に転送することを報知する報知手段、をさらに具備する請求項1または2記載のチェックアウトシステム。
- 前記登録装置と連携する複数の前記決済装置に対して優先順位が定められており、
前記登録装置は、
前記優先順位の変更を指示する変更指示手段と、
前記第2の表示手段により前記ステータス情報が表示されている状態で前記変更指示手段により変更が指示されると、前記第2の送信手段による前記会計データの送信先である前記他の登録装置に対して優先順位の変更を要求する変更要求手段と、
前記第1の表示手段により前記ステータス情報が表示されている状態で前記変更指示手段により変更が指示されたとき、または他の登録装置から前記優先順位の変更要求を受けたときに、該登録装置と連携する前記決済装置に対する優先順位を変更する順位変更手段と、
を具備する請求項1乃至3のうちいずれか1に記載のチェックアウトシステム。 - 入力されたデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する生成手段を備え、前記会計データを基に決済処理を実行する複数の決済装置を連携させてチェックアウトシステムを構成する登録装置であって、
該登録装置と連携する前記決済装置の状態を示すステータス情報を表示する第1の表示手段と、
前記生成手段により生成された前記会計データを該登録装置と連携する前記決済装置に送信する第1の送信手段と、
前記生成手段により生成された前記会計データを他の登録装置に送信する第2の送信手段と、
他の登録装置から送信されてきた前記会計データを該登録装置と連携する前記決済装置に送信する第3の送信手段と、
前記第2の送信手段による前記会計データの送信先である前記他の登録装置と連携する前記決済装置の状態を示すステータス情報を表示する第2の表示手段と、
を具備する登録装置。
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